JP2007196310A - ダストケース付き切断機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダストケース3を有する丸鋸1であって、ダストケース3は、切断機本体2の掛止受部2e3,2e4に掛け止められる掛止部3c1,3c2を有している。ダストケース3には、掛止部3c1,3c2を掛止受部2e3,2e4に掛け止めるためにダストケース3を切断機本体2に対して移動させる動作に連動して、切断機本体2に向けて進出して切断機本体2の受部2mに係合しダストケース3を切断機本体2にロックする連動ロック部4aを備えるロック機構4が設けられている。
【選択図】 図3
Description
特許文献1記載の丸鋸は、切断加工により発生する切断粉(切り粉)を集塵するダストケースを有している。そしてダストケースの前端寄り部には、切断機本体の前端部に引き掛けられる引き掛け部が形成されており、ダストケースの後端寄り部には、切断機本体に取付けられたロックバーの押し回し操作によりロックバーの先端屈曲部が係合される被係合部が設けられている。したがってダストケースは、ねじ止めする形態に比べて、簡単に切断機本体に脱着され得る。
そこで本発明は、切断機本体への取付けが容易なダストケースを有するダストケース付き切断機を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明によると、ダストケースは、切断機本体の掛止受部に掛け止められる掛止部を有している。そしてダストケースまたは切断機本体のいずれかの部材には、掛止部を掛止受部に掛け止めるためにダストケースを切断機本体に対して移動させる動作に連動して、いずれか他の部材に向けて進出して該他の部材の受部に係合しダストケースを切断機本体にロックする連動ロック部を備えるロック機構が設けられている。
したがって連動ロック部は、付勢部材による付勢力によって受部に係合する。そして連動ロック部は、連動ロック部に設けられた操作部の操作によって受部から係合解除される。
また連動ロック部は、ダストケースのスライド方向に対して略垂直方向に進出して受部に係合する。そのためダストケースは、連動ロック部によって安定良く切断機本体に対しロックされ得る。
本形態に係る切断機は、図1,2に示すように携帯型の丸鋸1であって、切断機本体2とベース5とダストケース3を有している。
切断機本体2は、図1,2に示すように本体ハウジング2aと、本体ハウジング2aの一側面に設けられたモータハウジング2bと、本体ハウジング2aの他側面に設けられたブレードカバー2eと円盤状の切断刃(鋸刃)2hを有している。
側面覆い部2e1は、略半円板状であって、切断刃2hの左側面の上側略半分を覆う。周縁部2e2は、切断刃2hの上側略半分の外周縁を径方向外方から覆う。
周縁部2e2の上端部には、図3,6に示すように受部2mが形成されている。受部2mは、ダストケース3側に開口する開口部2m1と、開口部2m1の上側に設けられた傾斜面2m2を有している。そして受部2mには、後述するようにロック機構4の連動ロック部4aが係合される。
ボックス部3aの厚みは、切断刃2hに対応する前側領域において厚みが薄く、切断刃2hを避けた後側領域において厚みが厚くなっている。厚みが厚くなった後領域の後面には、収納室3a2に貯めた切断粉を排出するために排出口3a3と、排出口3a3を開閉するためにボックス部3aに傾動可能に取付けられた蓋3dが設けられている。
掛止部3c1〜3c3は、断面L字状であって、張出し部3bから切断機本体2側(紙面手前側)に向けて張出し、その先端部が切断刃2hの回転中心方向に向けて延出している。そして複数の掛止部3c1〜3c3は、図1に示すようにブレードカバー2eの周縁部2e2に対して上側から掛け止められる。詳しくは複数の掛止部3c1〜3c3が周縁部2e2の一部でもある各掛止受部2e3〜2e5に対して上側から同じ方向に一度に掛け止められる(図1,3,4参照)。
連動ロック部4aは、ダストケース3に対して進退可能に設けられており、切断機本体2側に向けて進出することで、ブレードカバー2eの受部2mに係合する。
付勢部材4cは、コイルスプリングであって、ダストケース3に形成された凹部3eに収納され、連動ロック部4aを進出方向に付勢する。
すなわちダストケース3は、図1に示すように切断機本体2の掛止受部2e3〜2e5に掛け止められる掛止部3c1〜3c3を有している。そしてダストケース3には、掛止部3c1〜3c3を掛止受部2e3〜2e5に掛け止めるためにダストケース3を切断機本体2に対して移動させる動作に連動して、切断機本体2に向けて進出して切断機本体2の受部2mに係合しダストケース3を切断機本体2にロックする連動ロック部4aを備えるロック機構4が設けられている。
したがって連動ロック部4aは、付勢部材4cによる付勢力によって受部2mに係合する。そして連動ロック部4aは、連動ロック部4aに設けられた操作部4bの操作によって受部2mから係合解除される。
また連動ロック部4aは、ダストケース3のスライド方向に対して略垂直方向に進出して受部2mに係合する。そのためダストケース3は、連動ロック部4aによって安定良く切断機本体2に対してロックされ得る。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)すなわち上記の実施の形態は、図5に示すようにダストケース3側にロック機構4を有し、切断機本体2側に受部2mを有していた。しかしダストケース3側に受部を有し、切断機本体2側にロック機構を有する形態であっても良い。
(2)また上記の実施の形態に係る切断機は、携帯用の丸鋸であった。しかし携帯用ではない丸鋸、ベルトサンダ、ミゾキリなどの切断機などであっても良い。
2…切断機本体
2a…本体ハウジング
2e…ブレードカバー
2e3〜2e5…掛止受部
2h…切断刃
2m…受部
2m2…傾斜面
3…ダストケース
4…ロック機構
4a…連動ロック部
4a1…傾斜面
4b…操作部
4c…付勢部材
5…ベース
Claims (3)
- 切断刃を備える切断機本体と、その切断機本体に脱着可能に付設されて切断加工時に発生した切断粉を集塵するダストケースとを有するダストケース付き切断機であって、
前記ダストケースは、前記切断機本体の掛止受部に掛け止められる掛止部を有しており、
前記ダストケースまたは前記切断機本体のいずれかの部材には、前記掛止部を前記掛止受部に掛け止めるために前記ダストケースを前記切断機本体に対して移動させる動作に連動して、いずれか他の部材に向けて進出して該他の部材の受部に係合し前記ダストケースを前記切断機本体にロックする連動ロック部を備えるロック機構が設けられていることを特徴とするダストケース付き切断機。 - 請求項1に記載のダストケース付き切断機であって、
ロック機構は、連動ロック部を進出方向に付勢する付勢部材を有しており、
前記連動ロック部は、掛止部を掛止受部に掛け止めるためにダストケースを切断機本体に対して移動させる動作によって、受部側から力を受けて前記付勢部材に抗して移動し、その後、前記付勢部材の付勢力によって進出して前記受部に係合する構成になっており、
該連動ロック部には、操作部が設けられており、該操作部を操作することで前記連動ロック部が前記付勢部材に抗して移動し前記受部から係合解除される構成になっていることを特徴とするダストケース付き切断機。 - 請求項1または2に記載のダストケース付き切断機であって、
切断機本体は、円盤状の切断刃と、その切断刃の側面を覆うブレードカバーを有しており、
ダストケースは、前記切断機本体に対し同一方向に掛け止められる複数の掛止部を有しており、前記ダストケースを前記ブレードカバーに沿って前記切断刃の面と平行にスライドさせることで、前記ブレードカバーに形成された各掛止受部に前記複数の掛止部が掛け止められる構成になっており、
連動ロック部は、切断刃の回転軸方向と略平行でかつ前記掛止部の掛け止め動作方向と略直交する方向に進出して受部に係合する構成になっていることを特徴とするダストケース付き切断機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP2006016357A JP2007196310A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | ダストケース付き切断機 |
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Family
ID=38451415
Family Applications (1)
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2006
- 2006-01-25 JP JP2006016357A patent/JP2007196310A/ja active Pending
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