JP2015182217A - 電動工具用トリガスイッチ - Google Patents
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Abstract
Description
以下に、本発明に係る電動工具用トリガスイッチを実施するための各種の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施の形態について説明する。図1の平面図は、携帯式マルノコ10を模式的に示すものであり、電源コード29の配設箇所を一部切り欠いて示している。図2の平面図は、図1の携帯式マルノコ10の内部を模式的に示すものである。なお、この携帯式マルノコ10を説明するにあたっては、切断材の切断進行方向に基づいて規定される前後上下左右の方向を利用して説明する。図1および図2に示す携帯式マルノコ10は、本発明に係る電動工具に相当し、電力源としてAC電源が利用されている。この携帯式マルノコ10は、不図示のブレードが鋸刃として取り付けられる。この携帯式マルノコ10は、不図示の切断材の材面上に載置されて材面上を滑らせるようにして切断材を切断する切断機として利用される。この携帯式マルノコ10は、概略、ブレードが取り付けられる工具本体11と、切断材の材面上に載置されるベース27とを備える。工具本体11は、概略、切断機として駆動するための機能を有する駆動部13と、工具使用者が操作するための機能を有するハンドル部21とを備える。
これ以降、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30についての各種の変形例を説明する。なお、これ以降に説明する各種の変形例は、上記した第1の実施の形態の摺接外周面70および摺接内周面80に関しての変形例である。このため、これ以降に説明する各種の変形例については、上記した第1の実施の形態にて参照した図9に相当する図面を参照しながら説明する。なお、摺接外周面70および摺接内周面80以外の箇所については、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様に構成されるものとなっている。このため、これ以降の実施の形態の説明では、第1の実施の形態の説明の際に付した符号を流用して説明を省略するものとする。すなわち、図10の断面図にて示すトリガスイッチ30Aは、第1の実施の形態の変形例となる第2の実施の形態を示している。
図11の断面図にて示すトリガスイッチ30Bは、第1の実施の形態の変形例となる第3の実施の形態を示している。図11に示す第3の実施の形態の右側凸形摺接部72Bおよび左側凸形摺接部76Bの形状は、第1の実施の形態の右側凸形摺接部72および左側凸形摺接部76の形状と比較して、突き出される鋭利さを鋭くしている点で相違する。これら尖った右接触端部73Bと左接触端部77Bとは、平面形状をなす摺接内周面80に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第1の実施の形態の右側凸形摺接部72および左側凸形摺接部76の形状と比較して周囲のクリアランスを大きくすることができる。したがって、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースを拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第3の実施の形態のトリガスイッチ30Bにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図12の断面図にて示すトリガスイッチ30Cは、第2の実施の形態の変形例となる第4の実施の形態を示している。図12に示す第4の実施の形態の右側凸形摺接部82Cおよび左側凸形摺接部86Cの形状は、第2の実施の形態の右側凸形摺接部82Aおよび左側凸形摺接部86Aの形状と比較して、突き出される鋭利さを鋭くしている点で相違する。これら尖った右接触端部83Cと左接触端部87Cとは、平面形状をなす摺接外周面70に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第2の実施の形態の右側凸形摺接部82Aおよび左側凸形摺接部86Aの形状と比較して周囲のクリアランスを大きくすることができる。したがって、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースを拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第4の実施の形態のトリガスイッチ30Cにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図13の断面図にて示すトリガスイッチ30Dは、第1の実施の形態の変形例となる第5の実施の形態を示している。図13に示す第5の実施の形態の右側凸形摺接部72Dおよび左側凸形摺接部76Dの形状は、第1の実施の形態の右側凸形摺接部72および左側凸形摺接部76の形状と比較して、当たり面が円弧形状を有して形成されている点で相違する。これら円弧形状の右接触端部73Dと左接触端部77Dとは、平面形状をなす摺接内周面80に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第1の実施の形態の右側凸形摺接部72および左側凸形摺接部76の形状と比較して当たり面が受ける当接力を円弧方向で分散し易くすることができて、摺接させるための剛性を確保できる点で有利である。このほか、このように構成される第5の実施の形態のトリガスイッチ30Dにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図14の断面図にて示すトリガスイッチ30Eは、第2の実施の形態の変形例となる第6の実施の形態を示している。図14に示す第6の実施の形態の右側凸形摺接部82Eおよび左側凸形摺接部86Eの形状は、第2の実施の形態の右側凸形摺接部82Aおよび左側凸形摺接部86Aの形状と比較して、当たり面が円弧形状を有して形成されている点で相違する。これら円弧形状の右接触端部83Eと左接触端部87Eとは、平面形状をなす摺接外周面70に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第2の実施の形態の右側凸形摺接部82Aおよび左側凸形摺接部86Aの形状と比較して当たり面が受ける当接力を円弧方向で分散し易くすることができて、摺接させるための剛性を確保できる点で有利である。このほか、このように構成される第6の実施の形態のトリガスイッチ30Eにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図15の断面図にて示すトリガスイッチ30Fは、第5の実施の形態の変形例となる第7の実施の形態を示している。図15に示す第7の実施の形態の右側凸形摺接部72Fおよび左側凸形摺接部76Fの形状は、第5の実施の形態の右側凸形摺接部72Dおよび左側凸形摺接部76Dの形状と比較して、当たり面の円弧形状が小さくされている点で相違する。これら小さい円弧形状の右接触端部73Fと左接触端部77Fとは、平面形状をなす摺接内周面80に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第5の実施の形態の右側凸形摺接部72Dおよび左側凸形摺接部76Dの形状と比較して周囲のクリアランスを大きくすることができる。したがって、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースを拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第7の実施の形態のトリガスイッチ30Fにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図16の断面図にて示すトリガスイッチ30Gは、第6の実施の形態の変形例となる第8の実施の形態を示している。図16に示す第8の実施の形態の右側凸形摺接部82Gおよび左側凸形摺接部86Gの形状は、第6の実施の形態の右側凸形摺接部82Eおよび左側凸形摺接部86Eの形状と比較して、当たり面の円弧形状が小さくされている点で相違する。これら小さい円弧形状の右接触端部83Gと左接触端部87Gとは、平面形状をなす摺接外周面70に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第6の実施の形態の右側凸形摺接部82Eおよび左側凸形摺接部86Eの形状と比較して周囲のクリアランスを大きくすることができる。したがって、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースを拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第8の実施の形態のトリガスイッチ30Gにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図17の断面図にて示すトリガスイッチ30Hは、第1の実施の形態の変形例となる第9の実施の形態を示している。図17に示す第9の実施の形態の右側凸形摺接部72Hおよび左側凸形摺接部76Hの形状は、第1の実施の形態の右側凸形摺接部72および左側凸形摺接部76の形状と比較して、上側に偏って傾斜する傾斜面を有している点で相違する。これら傾斜する上端の右接触端部73Hと左接触端部77Hとは、平面形状をなす摺接内周面80に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第1の実施の形態の右側凸形摺接部72および左側凸形摺接部76の形状と比較して周囲の下側のクリアランスを大きくすることができる。したがって、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースを下に溜まらせるように拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第9の実施の形態のトリガスイッチ30Hにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図18の断面図にて示すトリガスイッチ30Iは、第2の実施の形態の変形例となる第10の実施の形態を示している。図18に示す第10の実施の形態の右側凸形摺接部82Iおよび左側凸形摺接部86Iの形状は、第2の実施の形態の右側凸形摺接部82Aおよび左側凸形摺接部86Aの形状と比較して、上側に偏って傾斜する傾斜面を有している点で相違する。これら傾斜する上端の右接触端部83Iと左接触端部87Iとは、平面形状をなす摺接外周面70に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第2の実施の形態の右側凸形摺接部82Aおよび左側凸形摺接部86Aの形状と比較して周囲の下側のクリアランスを大きくすることができる。したがって、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースを下に溜まらせるように拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第10の実施の形態のトリガスイッチ30Iにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図19の断面図にて示すトリガスイッチ30Jは、第9の実施の形態の変形例となる第11の実施の形態を示している。図19に示す第11の実施の形態の右側凸形摺接部72Jおよび左側凸形摺接部76Jの形状は、第9の実施の形態の右側凸形摺接部72Hおよび左側凸形摺接部76Hの形状と比較して、下側のクリアランスを更に大きくしている点で相違する。これら傾斜する上端の右接触端部73Jと左接触端部77Jとは、平面形状をなす摺接内周面80に対して、面で接触するのではなく点で接触して移動軌跡を線状とする。このように構成した場合には、上記した第9の実施の形態の右側凸形摺接部72Hおよび左側凸形摺接部76Hの形状と比較して周囲の下側のクリアランスが更に大きくなっているので、切り粉などの粉塵の抜け出すスペースをより拡大できる点で有利である。このほか、このように構成される第11の実施の形態のトリガスイッチ30Jにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
図20の断面図にて示すトリガスイッチ30Kは、第8の実施の形態の変形例となる第12の実施の形態を示している。図20に示す第12の実施の形態では規制部材61Kの形状が相違する。この規制部材61Kは、リベット部材57に対して右側部分が削除される形状を有する。つまり、この規制部材61Kは、リベット部材57に対して右側部分を空間周縁部54の摺接内周面80に摺接させることなく、リベット部材57に対して左側部分のみを空間周縁部54の摺接内周面80に摺接させるようになっている。このため、第8の実施の形態と比較して右側凸形摺接部82Gは設けられておらず、左側凸形摺接部86Kのみが設けられている。また、左側摺接内周面85に設けられる左側凸形摺接部86Kも、図20に示すように断面視右側に尖った凸をなす左接触端部87Aを有して形成されている。このように構成した場合には、上記した第8の実施の形態の規制部材61と比較して簡素な構成とすることができる点で有利である。このほか、このように構成される第12の実施の形態のトリガスイッチ30Kにあっても、上記した第1の実施の形態のトリガスイッチ30と同様の略作用効果を奏することができる。
11 工具本体
13 駆動部
130 モータハウジング
15 電動モータ
151 フィールド
152 アーマチュア
155 モータ軸
17 減速ギヤユニット
18 出力軸
20 ブレードケース
21 ハンドル部
23 メインハンドル部(本体ハンドル)
230 ハンドルハウジング
231 上側連接部
235 後側連接部
25 サブグリップ部
250 グリップハウジング
27 ベース
29 電源コード
30(30A,30B,30C,30D,30E,30F,30G,30H,30I,30J,30K) トリガスイッチ
31 トリガスイッチ本体
32 スイッチ本体
320 スイッチハウジング
325 貫通部
327 フランジ体
33 引き操作部材
35 操作体
351 指掛かり部
37 架状部
371 上面
40 ロック機構
41 押込み操作部
42 操作体
43 操作軸
45 鉤形部
47 コイルばね
48 キャップカバー
487 内部壁
51 ロック作用部
52 空間構造部
53 切欠き部
531 内部面
54 空間周縁部
540 内周面
55 収容開口部
56 係止端部
57 リベット部材
571 軸部
573 掛止フック部
575 抜け止め鍔部
58 掛止孔
61(61K) 規制部材
610 外周面
63 ガイド長孔
66 段差凸部
661 段差面
69 係止凹部
70 摺接外周面
71 右側摺接外周面
72(72B,72D,72F,72H,72J) 右側凸形摺接部
73(73B,73D,73F,73H,73J) 右接触端部
75 左側摺接外周面
76(76B,76D,76F,76H,76J) 左側凸形摺接部
77(77B,77D,77F,77H,77J) 左接触端部
80 摺接内周面
81 右側摺接内周面
82A,82C,82E,82G,82I 右側凸形摺接部
83A,83C,83E,83G,83I 右接触端部
85 左側摺接内周面
86A,86C,86E,86G,86I,86K 左側凸形摺接部
87A,87C,87E,87G,87I,87K 左接触端部
S 収容空間
Claims (4)
- 電動工具の工具本体に設けられる電動工具用トリガスイッチであって、
引いて動かすことによりスイッチ本体に操作入力する引き操作部材と、該引き操作部材の引き操作を規制あるいは許可するロック機構とを有し、
前記ロック機構は、前記引き操作部材の引き操作を規制する規制状態と該引き操作部材の引き操作を可能とする退避状態とに状態切替えされる規制部材を有し、
前記引き操作部材は、引き操作をした場合に前記退避状態の前記規制部材を収容する空間構造を有し、
前記規制部材のうち前記空間構造の内周面に摺りながら接する箇所を摺接外周面と設定し、
前記空間構造のうち前記規制部材の前記摺接外周面が摺りながら接される箇所を摺接内周面と設定し、
前記摺接外周面と前記摺接内周面とのうちのいずれか一方もしくは両方には、前記摺接内周面に向かって凸をなす形状を有して摺りながら接する範囲を狭小に設定する凸形摺接部が設けられている、ことを特徴とする電動工具用トリガスイッチ。 - 請求項1に記載の電動工具用トリガスイッチにおいて、
前記凸形摺接部は、前記引き操作の方向と交差する方向で突き出される凸をなしている、ことを特徴とする電動工具用トリガスイッチ。 - 請求項1または請求項2に記載の電動工具用トリガスイッチにおいて、
前記規制部材は、金属製である、ことを特徴とする電動工具用トリガスイッチ。 - 請求項3に記載の電動工具用トリガスイッチにおいて、
前記規制部材は、プレス加工により成形される、ことを特徴とする電動工具用トリガスイッチ。
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