JP2021033078A - ホーン - Google Patents

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博之 森
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翔冴 江端
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Abstract

【課題】長期間に亘って音圧が維持されるホーンを実現する。【解決手段】ホーンは、振動板に連結されたシャフト51を往復動させる磁力を発生するソレノイドコイルと、ソレノイドコイルに対する電力供給を制御するスイッチ機構60と、を有する。スイッチ機構60は、第1給電部材61に設けられた固定接点64と、第2給電部材62に設けられた可動接点65と、可動接点65が固定接点64から離間するように第2給電部材62を撓ませる操作リング66と、を備える。第2給電部材62には、操作リング66が接触する第1コンタクト部71及び第2コンタクト部72が設けられる。第1コンタクト部71は、操作リング66に向かって突出する。第2コンタクト部72は、第1コンタクト部71の周囲に設けられ、第1コンタクト部71との接触によって操作リング66が摩耗すると当該操作リング66に接触可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等の車両に装着されるホーンに関するものである。
自動車等の車両に装着される保安用具の1つに警音器がある。警音器は、一般的に「クラクション」又は「ホーン」と呼ばれるが、本明細書では「ホーン」と呼ぶ。
ホーンは、コイル,ポール,シャフト,ダイヤフラム,スイッチ機構などを備えている。スイッチ機構の接点が閉じてコイルに電流が流れると、ポールが磁化され、シャフトがポールに引き寄せられる。ダイヤフラムはシャフトに連結されており、シャフトがポールに引き寄せられると、シャフトを元の位置に戻す力(ばね力)を発生する。その後、スイッチ機構の接点が開いてコイルへの通電が遮断されると、シャフトはダイヤフラムのばね力によって元の位置に復帰する。よって、コイルへの通電とその遮断とが交互に繰り返されると、シャフトが往復動する。
ホーンにおいてコイルへの通電とその遮断とを実現するスイッチ機構は、固定接点及び可動接点を備えており、可動接点は、通常は固定接点に接触している。つまり、通常、スイッチ機構の接点は閉じられている。よって、車両のハンドル等に設けられているホーンボタンが押されると、スイッチ機構の接点を介してコイルに電流が流れてポールが磁化され、シャフトがポールに引き寄せられる。スイッチ機構は、シャフトの動きに連動して接点を開閉させる操作部(「インシュレーター」と呼ばれることもある。)を含んでいる。スイッチ機構の操作部は、シャフトがポールに引き寄せられる過程で可動接点を固定接点から離間させる。すると、コイルへの通電が遮断され、シャフトが元の位置に復帰するとともに、可動接点が再び固定接点と接触する。
上記のように、ホーンが備えるスイッチ機構の接点は、往復動するシャフトに設けられている操作部によって開閉される。具体的には、可動接点は、その一端(基端)が固定され、その他端(先端)が操作部の下方に差し入れられた板ばね上に設けられている。操作部は、シャフトがポールに引き寄せられる際に板ばねの一部に接触して当該板ばねを撓ませ、可動接点を固定接点から離間させる。
特開2010−39295号公報
ホーンには長期間に亘って様々な性能を維持することが求められる。長期間に亘って維持することが求められるホーンの性能の1つに音圧がある。本件発明者らは、長期間に亘って音圧が維持されるホーンを開発すべく鋭意研究を重ねる中で、スイッチ機構を構成している部品の摩耗と音圧低下との関係について次のような知見を得た。
電気的エネルギーの大きさによる電気的摩耗を受ける接点(固定接点および可動接点)は、機械的摩耗のみを受ける操作部に比べて摩耗の進行がばらつく。一方、シャフトと一体的に往復動する操作部の移動量(ストローク)は、当該操作部や接点の摩耗状況に関係して変化する。このため、ホーンの使用回数の増加に伴って接点の摩耗量が操作部の摩耗量よりも大きくなると、接点が閉状態のときにおける操作部と板ばねとの間の隙間(ギャップ)が当初よりも減少する。すると、シャフトがポールに引き寄せられる際、操作部が当初よりも早いタイミングで板ばねに接触することになる。つまり、可動接点が当初よりも早いタイミングで固定接点から離間することになる。一方、シャフトがポールから離間する際には、可動接点が当初よりも遅いタイミングで固定接点に再接触することになる。
以上のように、ホーンの使用回数が増加すると、スイッチ機構の接点の摩耗状態と当該接点を開閉させる操作部の摩耗状態との乖離が大きくなる。すると、接点が所期のタイミングで開閉されなくなり、ダイヤフラムの振動数や振幅が減少し、音圧が低下する。
本発明は上記知見に基づくものであり、その目的は、長期間に亘って音圧が維持される耐久性の高いホーンを実現することである。
本発明のホーンは、振動板を振動させて音を発するホーンであって、前記振動板に連結された可動鉄心,前記可動鉄心と同軸の固定鉄心,前記固定鉄心の周囲に設けられたソレノイドコイルを含み、前記可動鉄心を軸方向に往復動させて前記振動板を振動させる駆動機構と、前記ソレノイドコイルに対する電力供給を制御するスイッチ機構と、を有する。前記スイッチ機構は、第1給電部材および第2給電部材と、前記第2給電部材と対向する前記第1給電部材の下面に設けられた固定接点と、前記第1給電部材と対向する前記第2給電部材の上面に設けられ、前記固定接点に対して接触状態または非接触状態となる可動接点と、前記可動鉄心と共に往復動する過程で前記第2給電部材に接触し、前記可動接点が前記固定接点から離間するように、前記第2給電部材を撓ませる操作部と、を備える。前記第2給電部材の前記上面には、前記操作部が接触する第1コンタクト部および第2コンタクト部が設けられる。前記第1コンタクト部は、前記操作部に向かって突出する。前記第2コンタクト部は、前記第1コンタクト部の周囲に設けられており、かつ、前記第1コンタクト部との接触によって前記操作部が摩耗すると、前記操作部に接触可能となる。
本発明の一態様では、前記第1コンタクト部は半球状に膨出しており、前記第2コンタクト部は平坦である。
本発明の他の一態様では、前記第2給電部材の前記上面に対する前記第1コンタクト部の突出長が0.4mm以上0.5mm以下である。
本発明の他の一態様では、前記第2給電部材は金属製の板ばねであり、前記第1コンタクト部は、前記第2給電部材の一部として当該第2給電部材に一体成形される。
本発明の他の一態様では、前記第1コンタクト部は、前記第2給電部材の先端から当該第2給電部材の長手方向に所定距離だけ離間した位置に設けられる。また、前記第2コンタクト部の少なくとも一部は、前記第2給電部材の長手方向において、前記第2給電部材の前記先端と前記第1コンタクト部との間に設けられる。
本発明によれば、長期間に亘って音圧が維持される耐久性の高いホーンが実現される。
本発明が適用されたホーンの外観を示す斜視図である。 図1に示されるホーンの内部構造を示す断面図である。 図1に示されるホーンの内部構造を示す他の断面図である。 図1に示されるホーンが備えるスイッチ機構を示す説明図である。 (a)は図4に示されるスイッチ機構を構成する第2給電部材の拡大平面図であり、(b)は図4に示されるスイッチ機構を構成する第2給電部材の拡大断面図である。 (a)は第1摩耗期における操作リングを示す説明図であり、(b)は第2摩耗期における操作リングを示す説明図である。
以下、本発明が適用されたホーンの一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係るホーンは、自動車に装着され、自動車のハンドルに設けられているホーンボタンが押されると音を発する電磁式の渦巻ホーンである。
図1に示されるように、本実施形態に係るホーン1は、ホーン本体2と共鳴管3とを備えている。共鳴管3は渦巻状の音道3a(図2)を備えており、一般的に「カーリング」と呼ばれる。共鳴管3は、ホーン本体2の上面に重ねられており、ホーン本体2から発せられる音(空気の振動)を共鳴させて増幅させる。一方、ホーン本体2の下面にはステー4が取り付けられている。ステー4の一端はホーン本体2の下面にナット4aによって固定されており、ステー4の他端は、車両のクロスメンバ等にボルトによって固定される。
図2,図3に示されるように、ホーン本体2は、開口部を備えるケース10と、ケース10の開口部を閉塞する振動板20と、振動板20を覆うカバー部材30と、カバー部材30を覆うベース部材40と、振動板20を振動させる駆動機構50と、駆動機構50に対する電力供給を制御するスイッチ機構60と、を有する。尚、図2,図3では、作図の便宜上の理由により、ホーン本体2の構成要素の一部が省略されている。つまり、図2,図3にはホーン本体2の構成要素の全てが図示されているわけでない。また、図2では、図3に図示されている構成要素の一部が省略されており、図3では、図2に図示されている構成要素の一部が省略されている。
図2に示されるように、振動板20(以下、「ダイヤフラム20」と呼ぶ。)とカバー部材30との間には空気室31が形成されている。空気室31は、カバー部材30及びベース部材40を貫通する発音開口部32を介して共鳴管3の音道3aと連通している。ダイヤフラム20が振動すると、空気室31の内部の空気が振動して音が発生する。ダイヤフラム20の振動に伴って発生した音は、発音開口部32を通じて共鳴管3に伝搬し、共鳴管3内の音道3aによって増幅される。
ダイヤフラム20を振動させる駆動機構50は、可動鉄心51,固定鉄心52及びソレノイドコイル53を含み、可動鉄心51を軸方向(図2の紙面上下方向)に往復動させてダイヤフラム20を振動させる。以下の説明では、可動鉄心51を「シャフト51」、固定鉄心52を「ポール52」、ソレノイドコイル53を「コイル53」と呼ぶ。
図2に示されるように、シャフト51,ポール52及びコイル53は、同軸である。具体的には、コイル53はポール52の周囲に設けられており、シャフト51はポール52の真上に設けられており、ポール52の上端面とシャフト51の下端面とは対向している。
コイル53に電流が流れると、コイル53の内側に設けられているポール52が磁化され、シャフト51がポール52に引き寄せられる。言い換えれば、シャフト51がポール52に近接する方向に移動する。すると、シャフト51が連結されているダイヤフラム20の中央部分がポール52に近接する方向に引っ張られ、ダイヤフラム20が全体としてポール52側に撓む。ポール52側に撓んだダイヤフラム20は、シャフト51を元の位置に戻す力(ばね力)を発生する。言い換えれば、シャフト51をポール52から離間させる方向に作用する力を発生する。
その後、コイル53への通電が遮断され、ポール52の磁化が解かれると、シャフト51はダイヤフラム20のばね力によって元の位置に復帰する。言い換えれば、シャフト51がポール52から離間する方向に移動する。同時に、ダイヤフラム20は元の形状に復帰する。よって、コイル53への通電とその遮断とが交互に繰り返されると、シャフト51がポール52に近接する方向とポール52から離間する方向とに往復動し、ダイヤフラム20が振動する。この結果、ダイヤフラム20とカバー部材30との間の空気室31内の空気が振動して音が発せられる。以下の説明では、ポール52が磁化されたときのシャフト51の移動方向を「下方」と定義し、ポール52の磁化が解かれたときのシャフト51の移動方向を「上方」と定義する。つまり、コイル53への通電とその遮断とが交互に繰り返されると、シャフト51は上下に往復動する。
図3に示されるように、コイル53への通電とその遮断とを実現するスイッチ機構60は、対向する第1給電部材61及び第2給電部材62を備えている。第1給電部材61及び第2給電部材62は、細長い金属製の板ばねである。第1給電部材61の長手方向一端はプラス端子63に接続されており、第1給電部材61の長手方向中央には固定接点64が設けられている。一方、第2給電部材62の長手方向一端(基端/固定端)はコイル53の始端に接続されており、第2給電部材62の長手方向他端(先端/自由端)には可動接点65が設けられている。より具体的には、固定接点64は、第2給電部材62に対向する第1給電部材61の下面61aに設けられており、可動接点65は、第1給電部材61に対向する第2給電部材62の上面62aに設けられている。この結果、第1給電部材61上の固定接点64と第2給電部材62上の可動接点65とは、上下方向において互いに対向している。尚、コイル53の終端はマイナス端子に接続されている。
通常、可動接点65は、第2給電部材62の弾性力によって固定接点64に押し当てられている。つまり、通常、固定接点64と可動接点65とは閉じられている(接触状態)。よって、自動車のハンドルに設けられているホーンボタンが押されると、第1給電部材61(固定接点64)及び第2給電部材62(可動接点65)を介してコイル53に電流が流れる。既述のとおり、コイル53に電流が流れると、ポール52が磁化され、磁化されたポール52にシャフト51が引き寄せられる。つまり、シャフト51が下方に移動する。すると、図2に示されているダイヤフラム20が全体として下向きに撓む。
図2に示されるように、シャフト51には、スイッチ機構60の構成要素の1つである操作部66が設けられている。図4に示されるように、操作部66は、絶縁素材によって形成されており、シャフト51を取り囲むリング状の形状を有する。そこで、以下の説明では、操作部66を「操作リング66」と呼ぶ場合がある。
図4に示される操作リング66はシャフト51に固定されており、シャフト51と一体的に往復動する。つまり、操作リング66は、シャフト51と一緒に上下動する。そして、操作リング66は、シャフト51と共に下方に移動する過程で第2給電部材62に接触し、可動接点65が固定接点64から離間するように、第2給電部材62を撓ませる。言い換えれば、操作リング66は、板ばねである第2給電部材62をその基端(固定端)を支点として撓ませ、可動接点65を固定接点64から離間させる(非接触状態)。この結果、図2に示されているコイル53への通電が遮断され、ポール52の磁化が解かれる。すると、シャフト51及び操作リング66は、ダイヤフラム20のばね力によって上方に向かって移動する。同時に、下向きに撓んでいたダイヤフラム20が元の形状に復帰する。また、図3に示されている第2給電部材62は、自己の弾性力によって元の位置に復帰する。すると、可動接点65が再び固定接点64に接触し、コイル53に電流が流れる。このようにして図2,図3に示されているコイル53への通電とその遮断とが交互に繰り返されることにより、シャフト51が上下動し、ダイヤフラム20が振動する。
図4に示されている操作リング66によって上記のように操作される第2給電部材62には、操作リング66が接触するコンタクト部が設けられている。つまり、下方に向かって移動する過程で第2給電部材62上のコンタクト部に接触した操作リング66がさらに下方に向かって移動を続けることにより第2給電部材62が撓む。
図5(a)に示されるように、2つのコンタクト部(第1コンタクト部71,第2コンタクト部72)が第2給電部材62の上面62aに設けられている。図4から明らかなように、第2給電部材62の上面62aの一部は第1給電部材61の下面61aと対向し、第2給電部材62の上面62aの他の一部は操作リング66の下面66aと対向している。
再び図5(a)を参照する。図示されている可動接点65は、第2給電部材62の上面62aのうち、第1給電部材61の下面61a(図4)と対向する領域に設けられている。一方、図示されている第1コンタクト部71及び第2コンタクト部72は、第2給電部材62の上面62aのうち、操作リング66の下面66a(図4)と対向する領域に設けられている。言い換えれば、第1コンタクト部71及び第2コンタクト部72は、第2給電部材62の上面62aのうち、上下方向において操作リング66と重複する領域に設けられている。
図4及び図5(a),(b)に示されるように、第1コンタクト部71は、操作リング66に向かって突出している。本実施形態における第1コンタクト部71は、半径1.3mmの球体の一部に相当し、第2給電部材62の上面62aから半球状(ドーム状)に膨出している。第1コンタクト部71は、プレス加工によって第2給電部材62に一体成形された当該第2給電部材62の一部である。
図5(a)に示されるように、第1コンタクト部71は、第2給電部材62の先端Pから当該第2給電部材62の長手方向に所定距離だけ離間(後退)した位置に設けられている。第2給電部材62の先端Pから第1コンタクト部71までの距離(D)は数mm程度が好ましく、本実施形態における距離(D)は3.5mmである。また、図5(b)に示されている、第2給電部材62の上面62aに対する第1コンタクト部71の突出長(T)は、0.4mm以上0.5mm以下が好ましく、本実施形態における突出長(T)は0.45mmである。つまり、本実施形態における第1コンタクト部71の高さは0.45mmである。
図5(a)に示されるように、第2給電部材62の平面視において、可動接点65は円形を呈し、第1コンタクト部71は略円形を呈する。そして、第1コンタクト部71は、第2給電部材62の平面視において可動接点65よりも小さい。具体的には、図5(a)に示されている第1コンタクト部71の直径(R1)は、同図に示されている可動接点65の直径(R2)よりも小さい。本実施形態における第1コンタクト部71の直径(R1)は約2.0mmであり、可動接点65の直径(R2)は約4.0mmである。
図4及び図5(a),(b)に示されるように、第1コンタクト部71が操作リング66に向かって突出しているのに対し、第2コンタクト部72は平坦である。言い換えれば、第2コンタクト部72は、凸部である第1コンタクト部71の周囲に設けられた平坦部である。また、図5(a)に示されるように、第2コンタクト部72の少なくとも一部は、第2給電部材62の先端Pと第1コンタクト部71との間の領域に設けられている。言い換えれば、第2給電部材62の上面62aのうち、第1コンタクト部71よりも先端寄りの部分によって第2コンタクト部72の少なくとも一部が形成されている。尚、第1コンタクト部71から第2給電部材62の先端Pまでの距離(D)が3.5mmであることは既述のとおりである。
図6(a)に示されるように、ホーン1の使用開始当初は、操作リング66の下面66aは第1コンタクト部71に接触する。しかし、操作リング下面66aは、第1コンタクト部71との接触を繰り返すうちに次第に摩耗する。具体的には、操作リング下面66aは、第1コンタクト部71との摩擦によって徐々に削られる。そして、操作リング下面66aの摩耗がある程度まで進行すると、つまり、摩耗によって操作リング下面66aに生じた凹部がある程度以上に大きくなると(深くなると)、図6(b)に示されるように、第1コンタクト部71が凹部に吸収されるようになる。すると、同図に示されるように、第1コンタクト部71の周囲に設けられている第2コンタクト部72が操作リング下面66aと接触するようになる。言い換えれば、第2コンタクト部72は、第1コンタクト部71との接触によって操作リング66がある程度まで摩耗した後に操作リング66と接触可能となる。つまり、第1コンタクト部71との接触によって操作リング66がある程度まで摩耗した後に操作リング下面66aと接触し始める第2給電部材62の上面62aの一部が第2コンタクト部72である。
一方、図4等に示されている固定接点64および可動接点65も、操作リング66および第2給電部材62と同様に連続的に衝突を繰り返し、次第に摩耗する。しかも、スパークによる摩耗(電気的摩耗)も受ける固定接点64および可動接点65は、初期における接触面積が小さく、衝突の衝撃が狭い範囲に集中するため摩耗の進行が早い。さらに、固定接点64および可動接点65の摩耗の進行は一定ではなく、ホーン1(図1)の使用回数がある程度に達すると鈍化する。これは、固定接点64および可動接点65に所謂「アタリ」が付くことによって接触面積が大きくなり、衝突の衝撃が初期よりも広い範囲に分散されることに起因していると考えられる。このように、固定接点64および可動接点65の摩耗には、初期において進行が早く、また、途中で進行が鈍化する傾向がある。
ここで、平坦な第2コンタクト部72は、突出している第1コンタクト部71に比べて、操作リング下面66aに対する攻撃性が低い。よって、第1コンタクト部71に代わって第2コンタクト部72が操作リング下面66aに接触するようになると、当該操作リング下面66aの摩耗の進行がそれまでよりも緩やかになる。つまり、操作リング66に向かって突出している第1コンタクト部71と、操作リング66に向かって突出していない(平坦な)第2コンタクト部72とが第2給電部材62に設けられていることにより、操作リング66の摩耗過程中に、相対的に摩耗の進行が早い期間(第1摩耗期)と、相対的に摩耗の進行が遅い期間(第2摩耗期)と、が生じる。言い換えれば、ホーン1の使用開始から操作リング66が第2コンタクト部72と接触し始めるまでの期間が第1摩耗期であり、操作リング66が第2コンタクト部72との接触を開始した後の期間が第2摩耗期である。
以上のように、本実施形態では、異なる2つのコンタクト部(第1コンタクト部71,第2コンタクト部72)を第2給電部材62に設けることにより、操作リング66の摩耗過程中に、相対的に摩耗の進行が早い第1摩耗期と、相対的に摩耗の進行が遅い第2摩耗期と、を意図的に生じさせている。この結果、操作リング66の摩耗傾向が、初期において進行が早く、途中から進行が鈍化する固定接点64および可動接点65の摩耗傾向と近似する。言い換えれば、固定接点64及び可動接点65の摩耗と操作リング66の摩耗とがバランスする。よって、固定接点64及び可動接点65が長期間に亘って所期のタイミングで開閉され、ダイヤフラム20(図2)の振動数や振幅が長期間に亘って安定する。つまり、ホーン1(図1)の音圧が長期間に亘って維持される。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、操作リング66と第2コンタクト部72との意図しない接触(干渉)を避けるべく、第2コンタクト部72の一部を傾斜させてもよい。この場合、第2コンタクト部72は、操作リング66の下面66aに対する傾斜角度が互いに異なる2つの領域を含むことになる。
1 ホーン
2 ホーン本体
3 共鳴管
3a 音道
4 ステー
4a ナット
10 ケース
20 振動板(ダイヤフラム)
30 カバー部材
31 空気室
32 発音開口部
40 ベース部材
50 駆動機構
51 可動鉄心(シャフト)
52 固定鉄心(ポール)
53 ソレノイドコイル(コイル)
60 スイッチ機構
61 第1給電部材
61a 下面
62 第2給電部材
62a 上面
63 プラス端子
64 固定接点
65 可動接点
66 操作部(操作リング)
66a 下面(操作リング下面)
71 第1コンタクト部
72 第2コンタクト部
P 先端

Claims (5)

  1. 振動板を振動させて音を発するホーンであって、
    前記振動板に連結された可動鉄心,前記可動鉄心と同軸の固定鉄心,前記固定鉄心の周囲に設けられたソレノイドコイルを含み、前記可動鉄心を軸方向に往復動させて前記振動板を振動させる駆動機構と、
    前記ソレノイドコイルに対する電力供給を制御するスイッチ機構と、を有し、
    前記スイッチ機構は、
    第1給電部材および第2給電部材と、
    前記第2給電部材と対向する前記第1給電部材の下面に設けられた固定接点と、
    前記第1給電部材と対向する前記第2給電部材の上面に設けられ、前記固定接点に対して接触状態または非接触状態となる可動接点と、
    前記可動鉄心と共に往復動する過程で前記第2給電部材に接触し、前記可動接点が前記固定接点から離間するように、前記第2給電部材を撓ませる操作部と、を備え、
    前記第2給電部材の前記上面には、前記操作部が接触する第1コンタクト部および第2コンタクト部が設けられ、
    前記第1コンタクト部は、前記操作部に向かって突出しており、
    前記第2コンタクト部は、前記第1コンタクト部の周囲に設けられており、かつ、前記第1コンタクト部との接触によって前記操作部が摩耗すると、前記操作部に接触可能となる、
    ホーン。
  2. 前記第1コンタクト部は半球状に膨出しており、前記第2コンタクト部は平坦である、
    請求項1に記載のホーン。
  3. 前記第2給電部材の前記上面に対する前記第1コンタクト部の突出長が0.4mm以上0.5mm以下である、
    請求項1又は請求項2に記載のホーン。
  4. 前記第2給電部材は金属製の板ばねであり、
    前記第1コンタクト部は、前記第2給電部材の一部として当該第2給電部材に一体成形されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のホーン。
  5. 前記第1コンタクト部は、前記第2給電部材の先端から当該第2給電部材の長手方向に所定距離だけ離間した位置に設けられ、
    前記第2コンタクト部の少なくとも一部は、前記第2給電部材の長手方向において、前記第2給電部材の前記先端と前記第1コンタクト部との間に設けられている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のホーン。
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