JP2004188738A - 切断工具 - Google Patents

切断工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2004188738A
JP2004188738A JP2002358546A JP2002358546A JP2004188738A JP 2004188738 A JP2004188738 A JP 2004188738A JP 2002358546 A JP2002358546 A JP 2002358546A JP 2002358546 A JP2002358546 A JP 2002358546A JP 2004188738 A JP2004188738 A JP 2004188738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
sub
cutting tool
cutting
parallel ruler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002358546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4338386B2 (ja
Inventor
Masaki Kondo
雅樹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2002358546A priority Critical patent/JP4338386B2/ja
Priority to EP03028251A priority patent/EP1428636B1/en
Priority to DE60302199T priority patent/DE60302199T2/de
Priority to US10/734,056 priority patent/US7174641B2/en
Publication of JP2004188738A publication Critical patent/JP2004188738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4338386B2 publication Critical patent/JP4338386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

【課題】切断工具に平行ガイド等の補助具を装着する際の使用性向上技術を提供する。
【解決手段】回転駆動されつつ所定の切断方向Aに進むことで被加工材を切断するブレード113が配置された切断工具本体部103と、切断工具本体部103に連接されるとともに被加工材上面に当接するベース151とを有し、切断方向Aと平行な軸線回りに本体部103を傾動することにより、ブレード113がベース側面1521外方へ突出した状態で切断作業可能に構成された切断工具101であって、ブレード113が突出する側のベース側面152に着脱自在に止着可能とされたサブベース201と、ベース151の、サブベース201が止着される側の側面152、またはサブベース201が止着される側の側面152と対向する側面153において、サブベース201とともに、または当該サブベース201が取り外された状態で着脱自在に止着可能とされた平行定規301とを有することを特徴とする切断工具101を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、丸鋸やカッタ等の切断工具に平行ガイド等の補助具を装着する際の使用性向上技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1として、特開2001−315101号公報では、いわゆる際切りに関する丸鋸の使用性向上のための技術が開示されている。具体的には、丸鋸のベースから側方に突出可能な案内腕部を設置するとともに、当該案内腕部の突き出し量を変化させることで丸鋸と壁部との近接距離を適宜可変調整することにより、板厚が異なる切断刃を使用する場合であっても壁部の損傷を効果的に防止することを可能としている。
【0003】
ところで際切りに対応した丸鋸では、上記のように案内腕部によって丸鋸と壁部との距離の調整を図る構成からも理解されるように、ブレード突出側側面へのベースの延在幅を短寸法化することで、当該ベース側面からのブレードの突出幅を確保している。従って際切りを行なわない場合に、かかる短寸法化されたベースを補完するべく、いわゆるサブベースが着脱自在にベースに止着可能に構成される。これにより幅方向に短寸法化されたベースのみならず、サブベースも被加工材に摺接可能とされることで、被加工材の切断作業が安定的に遂行されることになる。一方、際切りに対応した丸鋸では、サブベースによる被加工材への丸鋸の安定的な載置・摺接を可能としつつ、さらにブレードによる被加工材の切断方向を正しく誘導するための工夫を加えることで作業性を向上すべきとの要請がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−315101号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、切断工具にサブベース等の補助具を装着する際の使用性向上技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、切断工具本体部とベースとを有する切断工具が構成される。「切断工具」としては、典型的には、木工切断用の携帯式丸鋸や、石工ないし金工切断用の携帯式カッタ等が該当する。切断工具本体部は、回転駆動されつつ所定の切断方向に進むことで被加工材を切断するブレードが配置される。またベースは、切断工具本体部に連接されるとともに、被加工材上面に当接するよう構成される。本発明に係る切断工具では、切断方向と平行な軸線回りに本体部を傾動することにより、ブレードがベース側面外方へ突出した状態で切断作業が可能となるように構成される。換言すれば、例えば壁際における床材の切断作業といった、いわゆる際切りが可能とされる。
【0007】
本発明では更にサブベースが準備され、当該サブベースは、ブレードが突出する側のベース側面に着脱自在に止着可能とされる。上記のようにベースの側面外方にブレードを突出させて際切りを可能な構成とする場合、際切りの際にベース側面が壁に干渉するといった不都合を回避するべく、ベースの幅方向寸法が比較的短くなり易い。このため丸鋸を際切り以外の通常切断作業に用いる場合に、ベースの横幅が不足するのを補うためにサブベースが用いられる。
【0008】
さらに本発明では、ベース側面のうち、サブベースが止着される側の側面、または当該サブベースが止着される側の側面と対向する側面において、サブベースとともに、または当該サブベースが取り外された状態で着脱自在に止着可能とされた平行定規が構成される。平行定規は、切断工具を被加工材の切断方向に進行させる場合に、当該被加工材の側面にあてがわれることで切断工具の進行をガイドするための補助具として規定される。
【0009】
これにより本発明によれば、際切りを行なわない場合に、サブベースを止着するとともに、サブベース止着側に平行定規を止着する態様、サブベースを止着するとともに、サブベース止着側と反対側に平行定規を止着する態様、平行定規を止着することなくサブベースのみを止着する態様等といった各種の取り付け形態を、作業環境に応じて適宜選択することができ、被加工材切断時の作業性を向上することが可能とされる。
【0010】
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の切断工具におけるサブベースは、摺接面とガイド部材とを有するよう構成される。摺接面は、被加工材の上面に面接触可能とされることでベースの補完作用を奏する。またガイド部材は、摺接面と対向する側に立設されるとともに、サブベースをベースに対し上下反対に止着した場合に、被加工材の側面部を摺接して切断方向をガイドすることが可能に構成される。従ってサブベースが、際切りを行なわない場合のベースの補充効果を奏するのみならず、サブベースの止着を上下反対にして行なうことで、平行定規としての使用をも図ることができ、部材構成の合理化を一層向上することが可能である。
【0011】
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1ないし2に記載の切断工具におけるベースは、サブベース止着孔と平行定規止着孔とを有する。サブベース止着孔にはサブベースの止着部が係脱自在に挿通される。この結果、サブベースがベースに係脱自在に止着される。また平行定規止着孔は、サブベース止着孔の上方または下方に配置されるとともに、平行定規の止着部が係脱自在に挿通される。この結果、サブベースの上方または下方において、平行定規がベースに係脱自在に止着される。
【0012】
本発明では、さらにサブベース止着孔と平行定規止着孔とは、上方側に位置する止着孔の少なくとも前後いずれかの端部が、下方側に位置する止着孔の両端部よりも内側に位置するように配置されている。仮に上方側の止着孔の前後端部が、いずれも下方側の止着孔の両端部よりも内側に位置しない配置関係が採用された場合、下方側の止着孔がベース前後両端部に渡って上方の止着孔に完全に開口してしまう場合が生じ得る。すると、サブベースまたは平行定規のうち下方側の止着孔を用いて止着された部材は、上方側の部材が取付けられていない場合に、上方の止着孔に向かって浮き上がり状に可動状態となる可能性があり、サブベースないし平行定規の止着性の確保に不都合である。具体的には、例えばベースの一方の側部近傍にて上記止着孔を介して当該ベースに止着された平行定規が、ベースの対向側の側部における止着孔を通じながらベース側面外方に延在しつつ被加工材側面に当接して切断方向をガイドするといった作業形態では、止着箇所と平行定規先端とが相当程度離間することになる。この場合、止着箇所と対抗する側のベース側部において上方の止着孔への浮き上がり防止対策が講じられていないと、当該止着孔において平行定規が上方止着孔方向へ浮き上がり、この結果、被加工材へ当接すべき平行定規部分が上方へ更に大きく傾斜状に浮き上がってしまい、平行定規としての機能が確保しにくくなる場合が生じ得る。この点、本発明によれば、このような上方への止着孔の浮き上がりが確実に規制されることとなるため、かかるアタッチメントの浮き上がりに起因する使用性の悪化を確実に防止することが可能となる。
【0013】
よって本発明のように、上方側に位置する止着孔の少なくとも前後いずれかの端部が、下方側に位置する止着孔の両端部よりも内側に位置するように配置されることで、下方側に挿通されたサブベースまたは平行定規が、上方側の止着孔の端部に押さえられることによって上方へ浮き上がるのを規制されることになり、止着性に優れた構成が確保される。
【0014】
なお請求項3に記載の切断工具では、サブベース止着孔と平行定規止着孔のベース前後長を等しくする構成としてもよい。すなわち、
「請求項3に記載の切断工具であって、
前記サブベース止着孔と前記平行定規止着孔とは、前記ベースの前後方向に概ね同一の長さ寸法を有するとともに、当該ベースの前後方向に互いにシフトして配置されることを特徴とする切断工具。」
【0015】
この場合には、サブベース止着孔と平行定規止着孔のうち、上方側に位置する止着孔と下方側に位置する止着孔とが、ベース前後に互いにシフトして配置されるよう構成するのが好ましい。このように構成すれば、上方側の止着孔の前後いずれかの端部が、下方側の止着孔の両端部よりも内側に必ず位置することになるので、下方側に挿通されたサブベースまたは平行定規が、上方側の止着孔の端部に押さえられて、上方に浮き上がるのを規制することが可能である。
【0016】
また請求項3に記載の切断工具では、さらにサブベースと平行定規を同時に装着する場合に、サブベースをサブベース止着孔に挿通するとともに、平行定規を平行定規止着孔に挿通した状態で、一つの止着手段を用いてサブベースと平行定規とをベースに止着するよう構成するのが好ましい。すなわち、
「請求項3に記載の切断工具であって、
前記サブベース止着孔に挿通されたサブベースと、前記平行定規止着孔に挿通された平行定規とは、一つの止着手段によって前記ベースに解除自在に止着されることを特徴とする切断工具。」という態様である。
【0017】
この態様によれば、一つの止着手段によってサブベースと平行定規を一度にベースに止着できるので、部品点数の低減のみならず、止着作業の合理化をも図ることができ、アタッチメントの付設作業効率を向上することが可能となる。
【0018】
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項3に記載の切断工具におけるベースは、その長軸方向に関し、サブベースの止着部が係脱自在に挿通される前側サブベース止着孔および後側サブベース止着孔を有するよう構成される。すなわちサブベースは、少なくともベースの前側および後側の二箇所において当該ベースに止着可能とされる。そして本発明における前側および後側サブベース止着孔は、それぞれ上下にシフトして形成されている。この構成により、サブベースは、ベースの対向する側面に止着することが規制されることとなり、当該サブベースの誤った使用形態を未然に防止することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施の形態では、切断工具の一例として、丸鋸101を用いて説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る丸鋸101は、概括的に見て、丸鋸本体部103およびベース151を主体として構成されるとともに、さらにサブベース201および平行定規301がこれに着脱自在に付設されてなる。丸鋸本体部103は本発明における「切断工具の本体部」に対応する。
【0020】
丸鋸本体部103は、ブレード113を収容したブレードケース115と、駆動モータ117を収容したモータハウジング119と、駆動モータ117の回転出力をブレードに伝達するための機構部を収容したギアハウジング131と、モータハウジング119の上部に一体状に設置されたハンドグリップ141とによってその外郭が構成される。なお特に図示しないものの、ハンドグリップ141には駆動モータ117を通電駆動するためのトリガスイッチが設けられている。
【0021】
ベース151は、軽量化のためアルミニウム合金で形成されるとともに、その前側端部領域154において、上記した丸鋸本体部103が当該ベース151に近接離間する方向(上下方向)および左右方向にそれぞれ傾動可能に連接される。具体的には、丸鋸本体部103にボルト155を介して接続された連接メンバ105が、ベース151に一体状に立設されたアングルプレート157に止着される。そして丸鋸本体部103は、ボルト155を中心としてベース151に対し上下方向に傾動可能とされ、当該傾動角度によって被加工材に対するブレード113の切り込み深さが決定される。またアングルプレート157に形成された長孔状のガイド孔(特に図示しない)内での連接メンバ105の止着位置を適宜調整することにより、丸鋸本体部103はベース151の左右方向(図1および図2における左右方向)に所定量だけ傾動した状態に固定可能とされる。そして丸鋸本体部103は、かかる左右方向への傾動状態を維持しつつ、上述のようにボルト155を中心として縦方向に傾動して切り込み深さを調整可能に構成される。
【0022】
サブベース201は、丸鋸101の長軸方向に延在するとともに、前側ポール203および後側ポール205を介してベース151と並行状に配置される。
また平行定規301は、サブベース201と同様に、丸鋸101の長軸方向に延在するとともに、ポール303を介してベース151と並行状に配置される。
【0023】
ベース151の前側端部領域154には、前側サブベース止着孔161および平行定規止着孔163が当該ベース151を横断するように形成されるとともに、当該止着孔161,163上に前側止着部165が形成されている。前側サブベース止着孔161には、サブベース201の前側ポール203が挿通可能とされる。また平行定規止着孔163には、平行定規301のポール303が挿通可能とされる。一方、ベース151の後側端部領域には、後側サブベース止着孔169が形成されるとともに、当該後側サブベース止着孔169上に後側止着部171が形成されている。後側サブベース止着孔169には、サブベース201の後側ポール205が挿通可能とされる。サブベース201の各ポール203,205および平行定規301のポール303は、それぞれ止着孔161,163および169に挿通された状態で、各止着部165,171に設けられた止着ネジ167,173を介してベース151に解除自在に止着可能とされる。
【0024】
前側サブベース止着孔161と平行定規止着孔163の詳細な構成が、図2におよび図3に示される。図2は、図1におけるB−B線での両止着孔161,163の断面構造を示す。また図3は、両止着孔161,163の開口領域における構造を側面視にて模式状に示す。図2および図3に示すように、サブベース止着孔161と平行定規止着孔163は、前者の上部に後者が配置されるよう構成される。さらに本実施の形態では、丸鋸101の長軸方向Aに関する平行定規止着孔163の一方の端部163aは、サブベース止着孔161の両端部の内側に位置するように構成される。
【0025】
一方、図3に示すように、丸鋸101の長軸方向Aに関するサブベース止着孔161の一方の端部161aは、ベース151に臨む開口領域において、平行定規止着孔163の両端部163a,163bの間、すなわち両端部163a,163bよりも内側に位置するように構成される。
【0026】
この結果、サブベース止着孔161に挿通された前側ポール203は、たとえ上方に平行定規301が装着されていない場合であっても、端部163aが当接することにより、上方への浮き上がりが確実に規制されることとなる。また平行定規止着孔163に挿通された平行定規301のポール303は、たとえ下方にサブベース201が装着されていない場合であっても、端部161aによって支持され、下方へと落下するのを確実に規制されることとなる。なお、本実施の形態では、前側ポール203とポール303(および後側ポール205)は断面が同形とされているため、下方にサブベース201が装着されていない場合には、平行定規301のポール303を下方のサブベース止着孔161に挿通して止着する使用形態を採用するのが好ましい。このようにすれば、下方のサブベース止着孔161に挿通されたポール303につき、当該サブベース止着孔161の底面に面接触状に当接させることが可能となり、平行定規301の安定的な止着が可能となる。しかも上述のごとく端部163aの当接作用を受けることで、上方への浮き上がりの規制を確実に行うことができ合理的である。
【0027】
本実施の形態に係る丸鋸101は以上のように構成される。次に当該丸鋸101の作用について説明する。ハンドグリップ141を把持した作業者が、図示しないトリガスイッチを投入することで、駆動モータ117が通電駆動される。駆動モータ117の回転出力は、ギアハウジング131内に配置された動力伝達機構部を通じて、ブレード113に一体化された回転軸に伝達され、これによってブレード113が回転駆動される。
【0028】
この状態で作業者がハンドグリップ141を前方に押し出すことにより、丸鋸101は、その長軸方向A(図1参照)前方側へと進みながら被加工材を切断していく。すなわち丸鋸101の長軸方向Aは、ブレード113による被加工材の切断方向に合致する。
【0029】
被加工材切断の作業態様の一つとして、例えば壁際の床材を切断するような場合(以下「際切り」と称呼する)には、丸鋸本体部103をベース151に対して直立させたままの状態では、壁部と丸鋸101(特にブレードケース115)とが干渉して作業に支障をきたすことになる。そこでアングルプレート157における連接メンバ105の止着位置を適宜調製し、丸鋸本体部103をベース151の側方に傾動させることで、上記した際切りモードに設定する。図1では、丸鋸本体部103をベース151の右側面153側(図1において左方向側の側面)へと傾動することで際切りモードとすることができる。この状態では、ブレード113の下方領域がベース151の左側面152から外方(図中右方向)に突出した状態が得られるので、丸鋸101と壁部との干渉を回避しつつ、壁際の被加工対象部に切断作業を施すことが可能となる。
【0030】
このときベース151の右側面153の前方に取付けられた平行定規303を被加工材の側面に沿って摺動させることで、ブレード113による当該被加工材の切断方向を確実にガイドすることが可能とされる。なお平行定規を用いたガイド機能自体は周知の事項であり、詳細な説明を省略する。
【0031】
図1において理解されるように、本実施の形態に係る丸鋸101は、際切りに対応するべく、ブレード113がベース151の左側面152の側面外方に突出可能に構成される。従って、ベース151のブレード113側の幅寸法が比較的短く設定されている。このため本実施の形態に係る丸鋸101では、際切りを行なわない場合、すなわちブレード113をベース151の側方に突出させずに被加工材を切断する通常の切断作業時においては、ベース151の幅方向の短寸法状態を補完するべく、ベース151の側面にサブベース201を装着する(図1参照)。ベース151およびサブベース201が協働することで、丸鋸101の両側部に十分な定盤寸法が確保され、ブレード113による切断作業を安定的に支持することが可能となる。
【0032】
本発明の実施の形態では、際切りを行なわない通常切断作業の際には、上述のようにサブベース201および平行定規301という二種類のアタッチメントがベース151に取付けられ得る。通常切断作業時のサブベース201および平行定規301の各種装着態様が図4から図7までに示される。
【0033】
図4および図5では、サブベース201がベース151に取付けられる一方、平行定規301は非装着とされた状態が示される。このうち図4では、サブベース201が、前側ポール203(および図1に示す後側ポール205))を介してベース151から所定距離だけ離間した位置において、摺接部201aが被加工材Wの上面に摺接状に載置されることで、ベース151のブレード113側の側面における幅方向の短寸法を補完し、被加工材W上での切断作業の安定性を確保した状態が示される。
【0034】
一方、図5では、サブベース201を上下反対に止着することにより、サブベース201の立設部201bの内側面が被加工材Wの側面W1に摺接し、ブレード113による切断作業の際に切断方向ガイドの機能を果たすことが可能とされる。すなわち本来は、際切りに対応した丸鋸101におけるベース151の幅方向の短寸法を補完するべく設けられたサブベース201を多機能化し、丸鋸101の構成の合理化を図ることが可能となる。
【0035】
図4および図5のいずれにおいても、前側止着部165において止着ネジ167を用いてサブベース201の前側ポール203を止着する場合、図2および図3に示すように、平行定規止着孔163の端部163aがサブベース201の前側ポール203の上面を抑える構成により、前側ポール203が上方に浮き上がってしまうのを効果的に規制する。
【0036】
また図6および図7では、サブベース201および平行定規301がともにベース151に取付けられた状態が示される。このうち図6では、サブベース201が、前側ポール203(および図1に示す後側ポール205)を介してベース151から所定距離だけ離間した位置において、摺接部201aが被加工材Wの上面に摺接状に載置されることで、ベース151のブレード113側の側面における幅方向の短寸法を補完し、被加工材W上での切断作業の安定性を確保した状態が示される。さらに平行定規301が、ポール303を介して、ベース151におけるサブベース201と対向する側の側面に止着されるとともに、被加工材Wの側面W2に摺接し、ブレード113による切断作業の際に切断方向のガイド機能を果たすことが可能とされる。
【0037】
一方、図7では、平行定規301がサブベース151と同じ側に止着された状態が示される。図7においては、平行定規301が被加工材の側面W1に摺接して、ブレード113による切断方向のガイド機能を果たす状態が示される。
【0038】
本実施の形態では、図6および図7のいずれの場合においても、前側ポール203およびポール303を一つの止着ネジ167を介して前側止着部165に解除自在に固定することで、サブベース201および平行定規301をベース151に止着することが可能とされる。これにより、二つのアタッチメント201,301の取付け作業を合理化することが可能なる。
【0039】
ところでサブベース201の側面構造が図8に示されるが、当該サブベース201をベース151(図1参照)に止着するための前側ポール203および後側ポール205に関し、後側ポール205の方が前側ポール203よりも高位に位置するように配置されている。換言すれば、サブベース201の前側サブベース止着孔161と後側サブベース止着孔169とはそれぞれ上下にシフトして形成され、相互に高さが異なるよう構成された前側ポール203および後側ポール205とが、それぞれの止着孔161,169に挿通可能とされる。これによりサブベース201は、図4および図5に示すように、ベース151のブレード113側の側面(図1におけるベース151の左側面152)においては上下反対にしても止着することができるのに対し、これとは反対の側面(図1におけるベース151の右側面153)側においては、高位に位置する後側ポール205が低位の前側に位置してしまうので、ベース151に止着することができないように構成されている。これにより、サブベース201の誤った使用形態を未然に防止することが可能とされる。なお図8において、前側ポール203の上方には、平行定規301のポール303を挿通するための挿通孔207が穿設されている。
【0040】
また本実施の形態では、サブベース201の前側および後側ポール203,205、および平行定規301のポール303は、いずれも同形の断面構造を有するように構成される。このため各アタッチメント毎に専用のポールを製造する必要がなく、部品製造コストの低減にも寄与することが可能とされている。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、切断工具に平行ガイド等の補助具を装着する際の使用性を向上することが可能な技術が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る丸鋸の全体構成を示す平面図である。
【図2】サブベース止着孔と平行定規止着孔の相互の関係を示す部分的側面図である。
【図3】開口領域におけるサブベース止着孔と平行定規止着孔の相互の関係を示す模式的な側面図である。
【図4】本実施の形態に係るサブベースをベースに取付けた第1の態様を示す部分図である。
【図5】本実施の形態に係るサブベースをベースに取付けた第2の態様を示す部分図である。
【図6】本実施の形態に係るサブベースをベースに取付けるとともに、サブベースとは対向する側面に平行定規を取付けた第3の態様を示す部分図である。
【図7】本実施の形態に係るサブベースをベースに取付けるとともに、サブベースと同じ側の側面に平行定規を取付けた第4の態様を示す部分図である。
【図8】サブベースの特徴を示す側面図である。
【符号の説明】
101 丸鋸
103 丸鋸本体部(本体部)
113 ブレード
115 ブレードケース
117 駆動モータ
119 モータハウジング
131 ギアハウジング
141 ハンドグリップ
151 ベース
152,153 ベース側面
154 丸鋸本体部連接部
155 ボルト(傾動中心)
157 アングルプレート
161 前側サブベース止着孔
163 平行定規止着孔
163a 平行定規止着孔後側端部
165 前側止着部
167 止着ネジ
169 後側サブベース止着孔
171 後側止着部
173 止着ネジ
201 サブベース
201a ガイド部
203 前側ポール
205 後側ポール
207 底上げ部
209 平行定規ポール挿通孔
301 平行定規
303 ポール
A 丸鋸の長軸方向(切断方向)
W 被加工材
W1,W2 被加工材側面

Claims (4)

  1. 回転駆動されつつ所定の切断方向に進むことで被加工材を切断するブレードが配置された切断工具本体部と、前記切断工具本体部に連接されるとともに前記被加工材上面に当接するベースとを有し、前記切断方向と平行な軸線回りに前記切断工具本体部を傾動することにより、前記ブレードが前記ベース側面外方へ突出した状態で切断作業可能に構成された切断工具であって、
    前記ブレードが突出する側のベース側面に着脱自在に止着可能とされたサブベースと、
    前記ベース側面のうち、前記サブベースが止着される側の側面、または当該サブベースが止着される側の側面と対向する側面において、前記サブベースとともに、または当該サブベースが取り外された状態で着脱自在に止着可能とされた平行定規とを有することを特徴とする切断工具。
  2. 請求項1に記載の切断工具であって、
    前記サブベースは、前記被加工材の上面に面接触可能な摺接面と、当該摺接面と対向する側に立設されるとともに、前記サブベースを前記ベースに対し上下反対に止着した場合に、前記被加工材の側面部を摺接して切断方向をガイドすることが可能なガイド部材とを有することを特徴とする切断工具。
  3. 請求項1または2に記載の切断工具であって、
    前記ベースは、前記サブベースの止着部が係脱自在に挿通されるサブベース止着孔と、当該サブベース止着孔の上方または下方に配置されるとともに、前記平行定規の止着部が係脱自在に挿通される平行定規止着孔とを有し、
    さらに前記サブベース止着孔と前記平行定規止着孔とは、上方側に位置する止着孔の少なくとも前後いずれかの端部が、下方側に位置する止着孔の両端部よりも内側に位置するように配置されていることを特徴とする切断工具。
  4. 請求項3に記載の切断工具であって、
    前記ベースは、その長軸方向に関し、前記サブベースの止着部が係脱自在に挿通される前側サブベース止着孔および後側サブベース止着孔を有するとともに、前側および後側サブベース止着孔は、それぞれ上下にシフトして形成されていることを特徴とする切断工具。
JP2002358546A 2002-12-10 2002-12-10 切断工具 Expired - Fee Related JP4338386B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002358546A JP4338386B2 (ja) 2002-12-10 2002-12-10 切断工具
EP03028251A EP1428636B1 (en) 2002-12-10 2003-12-09 Cutting tool
DE60302199T DE60302199T2 (de) 2002-12-10 2003-12-09 Schneidwerkzeug
US10/734,056 US7174641B2 (en) 2002-12-10 2003-12-10 Cutting tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002358546A JP4338386B2 (ja) 2002-12-10 2002-12-10 切断工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004188738A true JP2004188738A (ja) 2004-07-08
JP4338386B2 JP4338386B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=32758236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002358546A Expired - Fee Related JP4338386B2 (ja) 2002-12-10 2002-12-10 切断工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4338386B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008063A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Hitachi Koki Co Ltd ガイド及びこれを備えた携帯用切断工具
JP2010214535A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Hitachi Koki Co Ltd 切断工具
JP2010247270A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Max Co Ltd 携帯用切断機
JP2012101504A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用切断機
JP2012116048A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用切断機
JP2013078864A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用切断機
JP2015066654A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 リョービ株式会社 電動切削工具
JP2018039100A (ja) * 2016-09-01 2018-03-15 株式会社マキタ 携帯用加工機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008063A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Hitachi Koki Co Ltd ガイド及びこれを備えた携帯用切断工具
US7516552B2 (en) 2005-06-30 2009-04-14 Hitachi Koki Co., Ltd. Guide and portable cutting tool provided therewith
JP4600184B2 (ja) * 2005-06-30 2010-12-15 日立工機株式会社 ガイド及びこれを備えた携帯用切断工具
JP2010214535A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Hitachi Koki Co Ltd 切断工具
JP2010247270A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Max Co Ltd 携帯用切断機
JP2012101504A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用切断機
JP2012116048A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用切断機
JP2013078864A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用切断機
JP2015066654A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 リョービ株式会社 電動切削工具
JP2018039100A (ja) * 2016-09-01 2018-03-15 株式会社マキタ 携帯用加工機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4338386B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4466427B2 (ja) 携帯用切断工具
JP5986007B2 (ja) 手持式電動切断機
JP4600184B2 (ja) ガイド及びこれを備えた携帯用切断工具
CA2532003A1 (en) Power tool with a tool storage
US10011009B2 (en) Guide foot for an oscillating power tool
JP2004188738A (ja) 切断工具
EP2591887B1 (en) Electric power tool
US7971512B2 (en) Cutting devices
EP0811450B1 (en) Reciprocating saw with pivoting shoe
JP5352898B2 (ja) 携帯用切断機
JP5252375B2 (ja) 携帯用切断機
JP2006326753A (ja) 携帯工具のフック
CN113649641B (zh) 电圆锯
US7174641B2 (en) Cutting tool
US20180370015A1 (en) Battery-Powered Handheld Machine Tool
JP2001269901A (ja) 携帯用動力切断機
JP2018099742A (ja) 携帯用加工機
JP2007196310A (ja) ダストケース付き切断機
JP6227731B2 (ja) 手持式電動切断機
JP2017213647A (ja) 切断機
US20230241694A1 (en) Sliding cutting machine
JP6133744B2 (ja) 電動切削工具
JP2004188732A (ja) 切断工具
JP3674319B2 (ja) 切断機
JP2021104617A (ja) 切断機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4338386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees