JP2002178219A - 防塵マルノコ - Google Patents

防塵マルノコ

Info

Publication number
JP2002178219A
JP2002178219A JP2000377764A JP2000377764A JP2002178219A JP 2002178219 A JP2002178219 A JP 2002178219A JP 2000377764 A JP2000377764 A JP 2000377764A JP 2000377764 A JP2000377764 A JP 2000377764A JP 2002178219 A JP2002178219 A JP 2002178219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust box
main body
dust
switch
slide pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000377764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4068300B2 (ja
Inventor
Michio Okumura
道男 奥村
Hideki Abe
秀樹 阿部
Koichi Hagiwara
浩一 萩原
Kiyosumi Furukawa
清澄 古河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2000377764A priority Critical patent/JP4068300B2/ja
Publication of JP2002178219A publication Critical patent/JP2002178219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4068300B2 publication Critical patent/JP4068300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストボックスの装着を確実に可能とする。 【解決手段】 本体2内には、プランジャ48の押し込
みによりONして直流モータ4の駆動を可能とするマイ
クロスイッチ47が設けられる一方、プランジャ48の
前方で本体ハウジング7には、ダストボックス24を本
体ハウジング7に装着するツマミネジ31のねじ込みに
よりスライドするスライドピン39が設けられ、ダスト
ボックス24がツマミネジ31によって取り付けられた
場合にのみスライドピン39がプランジャ48を押し込
み可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動する鋸
刃を備えた本体に、粉塵を集塵するダストボックスを着
脱可能に装着した防塵マルノコに関する。
【0002】
【従来の技術】防塵マルノコは、ベース上にモータ駆動
する鋸刃を備えた本体を有し、被切断材上でベースを移
動させることで、ベースの下方から突出した鋸刃が被切
断材を切断可能となっている。又、このとき、被切断材
が例えば石膏ボードであると、細かい粉塵が発生して作
業場に舞い上がり、作業に支障を及ぼすことから、本体
に透明なダストボックスを着脱可能に装着して粉塵をダ
ストボックスへ集塵可能とし、粉塵が一定量貯留する
と、ダストボックスを本体から取り外してまとめて廃棄
できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ダストボックスの
本体への取付は、ナベ小ネジ等では工具が必要となって
着脱に面倒なことから、工具なしで着脱できるツマミネ
ジが採用される場合が多い。しかし、ツマミネジの場
合、着脱が容易となる反面、締付が不十分であったりす
ると、ダストボックスと本体との取付部分に隙間が発生
して(装着時は隙間がなくても防塵マルノコの使用によ
りダストボックスにがたつきが生じて隙間が発生するこ
ともある。)、そこから粉塵が洩れるおそれがある。特
に、発生した隙間が本体からダストボックスへの粉塵の
導入部分に生じると、粉塵が当該部分から大量に流出
し、集塵効果が著しく損なわれて作業にも大きな支障を
及ぼしてしまう。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、ダスト
ボックスの装着を確実に可能として、集塵性能や作業性
に支障を及ぼすことのない防塵マルノコを提供すること
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、本体に、ダストボックス
の装着に連動してON動作するスイッチを設けて、スイ
ッチがONの場合にのみモータの駆動を可能としたこと
を特徴とするものである。請求項2に記載の発明は、請
求項1の目的に加えて、スイッチの連動を簡単且つ合理
的に行うために、ダストボックスを本体に装着する取付
部材が直接又は間接にスイッチに当接してスイッチをO
N動作させる構成としたものである。請求項3に記載の
発明は、請求項2の目的に加えて、ダストボックスが、
本体の装着位置へスライド装着され、取付部材は、前記
装着位置で本体と係止してダストボックスのスライドを
阻止するものにおいて、ダストボックスの着脱とスイッ
チの連動とを簡単に実現可能とするために、取付部材
を、ダストボックスからの突出位置へ付勢され、任意に
前記ダストボックス内へ没入操作可能なスライド部材と
したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 《形態1》図1は防塵マルノコの正面図、図2は平面説
明図、図3はA−A線断面図で、防塵マルノコ1におい
て、2は本体、3はベースで、本体2は、直流モータ4
を内蔵したモータハウジング5と、モータハウジング5
の前方(図2の下側、図3の左側を前方として説明す
る。)に組み付けられる本体ハウジング6,7とからな
り、本体ハウジング6,7から側方にハンドル8が延設
されて、ハンドル8の端部にバッテリーパック9が着脱
可能に装着されている。10は、ハンドル8に内蔵され
たスイッチ、11はスイッチ10をON/OFFさせる
スイッチレバーである。又、本体2は、その左端がピン
12によってベース3と互いに回動可能に連結される一
方、本体2の右側は、ベース3上に立設された円弧状の
ガイドリンク13に沿って摺動可能となって、ガイドリ
ンク13での任意の位置でレバー14によって固定する
ことで、後述する鋸刃21のベース3から下方への突出
量(切込量)を調整可能となっている。
【0007】一方、直流モータ4の出力軸4aの回転
は、中間軸16と大小のギヤ17,17・・とを用いた
周知の減速機構15を介して、本体ハウジング6,7内
でベアリング18,19によって前後方向に軸支される
スピンドル20へ伝達可能となっており、スピンドル2
0の前端には、円盤状の鋸刃21が一体に固着されて、
一部をベース3の下方へ突出させている。22は、ベア
リング19を把持するベアリングボックス23へ回動可
能に装着され、ベース3の下方で鋸刃21を覆う位置に
回転付勢される安全カバーで、切断作業時には、被切断
材と当接して図3の二点鎖線で示す上方位置へ退避す
る。
【0008】そして、本体ハウジング7の前方には、ダ
ストボックス24が装着されている。このダストボック
ス24は、後板25と、後板25の前方に固着されて内
部に集塵室27を形成する前板26とからなり、本体ハ
ウジング7への装着状態で、後板25が鋸刃21の前方
にあって本体ハウジング7との間にブレード室28を形
成する。尚、集塵室27には、左側下方でブレード室2
8と連通する図示しない連通孔が穿設される一方、右側
では任意に開閉可能な図示しない粉塵の排出口が設けら
れている。
【0009】又、ダストボックス24の本体ハウジング
7への取付構造は、ダストボックス24の左右に突設さ
れた突起29,29と、本体ハウジング7の左右へ上下
方向に設けられたコ字状のガイド30,30との嵌合
と、ダストボックスの上方中央へ前後方向に設けられた
取付部材としてのツマミネジ31とによって構成され
る。このツマミネジ31は、図4(A)にも示すように
ダストボックス24の前板26と後板25とを貫通さ
せ、本体ハウジング7に圧入されたナット35に先端の
ネジ部32を螺合させることでダストボックス24の固
定を可能としており、前端側には、ツマミ部33と、前
板26に当接してねじ込み位置を規制するストッパ部3
4とが設けられ、ストッパ部34には、前板26との間
にあってツマミ部33を前方へ付勢するコイルバネ36
が外装されている。
【0010】一方、本体ハウジング7には、ナット35
と同軸で後方への貫通孔37が形成され、貫通孔37内
に、前方を開口させたカップ状のスライドピン39が前
後移動可能に収納されている。このスライドピン39
は、前端に形成した大径のストッパ40が貫通孔37内
に形成された段部38に当接する位置で後退を規制され
るもので、スライドピン39の後端には、本体ハウジン
グ7の内面に凹設されたガイド溝42,42に沿って平
行移動可能ピン41が直交状に挿着されており、このピ
ン41が本体ハウジング7の内面に当接する位置でスラ
イドピン39の前進が規制される。43は、スライドピ
ン39の後端でハンドル8内へ突出するように形成され
た小径のピン部である。更に、スライドピン39内に
は、前端に平板45を固着した頭付ピン44が同じく前
後移動可能に収納されて、平板45とスライドピン39
の底部との間に設けた第1コイルバネ46によって、ス
ライドピン39と頭付ピン44とを互いの離反方向へ付
勢している。尚、頭付ピン39は、平板45がナット3
5に当接する位置で前方への移動を規制される。
【0011】そして、ハンドル8内には、スライドピン
39の後方に図示しない支持部材でマイクロスイッチ4
7が固定されている。このマイクロスイッチ47は、バ
ッテリーパック9内の蓄電池と直流モータ4及びスイッ
チ10とで構成されるモータ回路内で直列に接続され
て、プランジャ48の出没に伴うON/OFF動作でモ
ータ回路を開閉するもので、常態ではプランジャ48を
スライドピン39の同軸上で前方に突出させる(OFF
状態)。但し、スライドピン39の後退位置では、図4
(A)のようにピン部43によってプランジャ48が押
し込まれ、マイクロスイッチ47はONするようになっ
ている。又、スライドピン39とマイクロスイッチ47
との間には、ピン部43に外装される第2コイルバネ4
9が介在されて、スライドピン39を前方へ付勢してい
る。ここで、第2コイルバネ49の付勢力を第1コイル
バネ46の付勢力より小さく設定しているが、ツマミネ
ジ31がない状態(図4(B))では、第1コイルバネ
46はスライドピン39の底部と頭付ピン44の平板4
5との間にあって圧縮されない状態となるため、第2コ
イルバネ49の付勢力のみが働いて、ピン41が本体ハ
ウジング7の内面に当接するまでスライドピン39を前
進させてプランジャ48を突出させ、マイクロスイッチ
47をOFFさせるようになっている。
【0012】以上の如く構成された防塵マルノコ1にお
いては、ダストボックス24を装着する場合、前述のよ
うにダストボックス24の左右の突起29,29を本体
ハウジング7のガイド30,30に上方から嵌め込む。
このとき、ツマミネジ31はコイルバネ36の付勢によ
って前進し、ネジ部32を前板26と後板25内に形成
された有底孔50に没入させるため、ネジ部32が本体
ハウジング7と干渉するおそれはない。こうしてダスト
ボックス24を装着位置へセット後、ツマミネジ31を
押し込んで回転させ、ストッパ部34が前板26に当接
するまでネジ部32をナット35にねじ込む。すると、
貫通孔37内に突出したネジ部32が頭付ピン44を後
退させ、更に第1コイルバネ46の付勢によりスライド
ピン39を後退させる。よって、図3及び図4(A)の
ようにダストボックス24が本体ハウジング7へ装着さ
れると同時に、ピン部43がマイクロスイッチ47のプ
ランジャ48を押し込み、マイクロスイッチ47をON
させる。この状態でハンドル8のスイッチレバー11を
押し込んでスイッチ10をONさせると、直流モータ4
が駆動して鋸刃21を回転させることができる。切断に
より発生した粉塵は、鋸刃21の回転に伴う空気流によ
って鋸刃21に沿ってブレード室28に誘導され、連通
孔からダストボックス24の集塵室27に導かれること
になる。
【0013】そして、ダストボックス24内に粉塵が溜
まると、ツマミネジ31を緩めてネジ部32をナット3
5から脱却させる。すると、ネジ部32はコイルバネ3
6の付勢により有底孔50内に退避する一方、第1コイ
ルバネ46を介したネジ部32による押圧を解かれたス
ライドピン39は、今度は第2コイルバネ49の付勢に
より前進してプランジャ48の押し込みを解除するた
め、図4(B)のようにマイクロスイッチ47をOFF
し、スライドピン39と頭付ピン44も貫通孔37内の
前進位置へ移動する。よって、そのままダストボックス
24を上方へスライドさせれば、突起29,29がガイ
ド30,30から離脱して図5のようにダストボックス
24を本体ハウジング7から取り外し、粉塵を廃棄する
ことができる。
【0014】このように上記形態1によれば、ダストボ
ックス24が装着された場合にのみマイクロスイッチ4
7がONして切断作業が可能となるため、ダストボック
ス24の装着時にツマミネジ31のねじ込みが不十分で
ダストボックス24と本体ハウジング7との間に隙間が
生じたりすると、マイクロスイッチ47がOFFして直
流モータ4が駆動しないことで、作業者はダストボック
ス24が確実に装着されているか否かを確認できる。よ
って、隙間が発生したまま切断作業を行って粉塵を隙間
から漏洩させて集塵効果や作業性を低下させるおそれが
なくなる。特にここでは、ダストボックス24の装着用
のツマミネジ31をマイクロスイッチ47のON/OF
F動作に兼用しているから、構造が簡単且つ合理的とな
ってコスト面でも有利となっている。
【0015】尚、上記形態では、ツマミネジ31のネジ
部32とスライドピン39との間に、頭付ピン44と第
1コイルバネ46を設けている。これは、ツマミネジ3
1の全長にばらつきがあるため、ツマミネジ31によっ
てスライドピン39を直接進退動させる構成とすると、
ダストボックス24の装着が完全でない状態でもプラン
ジャ48を押し込んでそれ以上ねじ込みできなくなるお
それがあるからで、ここでは図4(A)のように、ダス
トボックス24の装着状態でスライドピン39と頭付ピ
ン44とを当接させず、平板45との間に隙間Sが生じ
るようにしたことで、ツマミネジ31の全長にばらつき
があっても第1コイルバネ46にこれを吸収させ、常に
スライドピン39を一定の軌跡で進退動させて、ツマミ
ネジ31のねじ込みとマイクロスイッチ47のON/O
FFとを確実に実行することができる。勿論ツマミネジ
31のねじ込みによってマイクロスイッチ47を確実に
ON/OFF可能であれば、スライドピン39や頭付ピ
ン44等をなくして、ツマミネジでプランジャを直接押
圧する構造としても差し支えない。
【0016】《形態2》次に、他の実施の形態を説明す
る。尚、形態1と同じ符号は同じ構成部を示すため、重
複する説明は省略し、主にダストボックスの取付構造に
ついて説明する。図6は防塵マルノコの正面図、図7は
その平面図、図8はB−B線断面図で、ここでは取付部
材としてツマミネジを用いず、ロックレバー52が用い
られる。即ち、ダストボックス24の上方において前板
26と後板25との間には、前後方向に筒状部51が形
成され、その筒状部51内に軸状のロックレバー52を
スライド可能に収納したものである。このロックレバー
52は、大径部53の後端に小径部54を形成する二段
軸状を呈し、前方へは、前板26の前方から螺合された
ネジ55によって前進位置を規制される一方、後方へ
は、大径部53が後板25に当接する位置で後退位置を
規制され、筒状部51内でロックレバー52の前方に収
納された第1コイルバネ63によって後退位置へ付勢さ
れる。この後退位置では、小径部54が後板25を貫通
して後方へ突出する。又、大径部53には、上方へ操作
片56が突設されて、筒状部51の上方へ前後方向に穿
設された長孔57から突出しており、操作片56によっ
てロックレバー52を第1コイルバネ63の付勢に抗し
て前進させると、小径部54は筒状部51内へ没入可能
となっている。
【0017】一方、本体ハウジング7側では、図9
(A)にも示す如く、ダストボックス24の装着状態で
筒状部51の同軸線上に位置する貫通孔58が穿設さ
れ、その貫通孔58内に、スライドピン60が前後へス
ライド可能に収納されている。このスライドピン60
は、前端に大径のフランジ部61を、後方に形態1と同
様のピン41とピン部43を有し、前方へは、ピン41
が本体ハウジング7に当接する前進位置で、後方へは、
フランジ部61が貫通孔58の段部59に当接する後退
位置で夫々スライドを規制され、マイクロスイッチ47
との間に設けた第2コイルバネ49によって前進位置へ
付勢される。尚、ここでは第1コイルバネ63の付勢力
が第2コイルバネ49の付勢力より大きく設定されてい
る。又、フランジ部61の前面には、円錐状の突起62
が突設される一方、ロックレバー52の小径部54の後
面には、突起62が嵌入可能なすり鉢状の凹部64が凹
設されている。
【0018】以上の如く構成された防塵マルノコ1にお
いては、ダストボックス24を装着する際は、操作片5
6を把持してロックレバー52を前進させ、小径部54
を筒状部51内に没入させた状態で、形態1と同様にダ
ストボックス24左右の突起29,29を本体ハウジン
グ7のガイド30,30に上方から嵌め込むと、ロック
レバー52の軸線上にスライドピン60が位置する。こ
のとき、スライドピン60は前進位置にあって突起62
が突出しているが、円錐形状により、後板25との当接
に従ってスライドピン60を後退させるため、ダストボ
ックス24の下降の妨げにならない。そして、ダストボ
ックス24の装着位置でロックレバー52の操作片56
から手を離すと、第1コイルバネ63の付勢によってロ
ックレバー52が後退位置へ突出し、図8及び図9
(A)のように貫通孔58内に進入した小径部54がス
ライドピン60のフランジ部61と当接してスライドピ
ン60を後退位置へスライドさせるため、ピン部43に
よってマイクロスイッチ47のプランジャ48が押し込
まれてマイクロスイッチ47はONする。このとき、小
径部54の凹部64にフランジ部61の突起62が嵌合
するため、ロックレバー52によるスライドピン60の
押圧はがたつきなくスムーズに行われる。
【0019】一方、ダストボックス24を取り外す際
は、操作片56を把持してロックレバー52を前進させ
れば、小径部54が貫通孔58から離脱して筒状部51
内に没入するため、そのままダストボックス24を上方
へスライドさせて取り外すことができる。同時に、ロッ
クレバー52による押圧が解除されたスライドピン60
が第2コイルバネ49の付勢によって図9(B)及び図
10のように前進位置へ突出するため、プランジャ48
が突出してマイクロスイッチ47をOFFさせる。尚、
このときスライドピン60の前進によって突起62が本
体ハウジング7から突出するが、装着時と同様に突起6
2と後板25との当接によってロックレバー60を一旦
後退させるため、ダストボックス24の上昇の妨げにな
らない。
【0020】このように上記形態2においても、ダスト
ボックス24が装着されない場合にはマイクロスイッチ
47がOFFして切断作業ができない状態となるため、
作業者は作業前にダストボックス24が確実に装着され
ているか否かを確認でき、集塵効果や作業性を低下させ
るおそれがなくなるのに加えて、ダストボックス24の
装着用のロックレバー52の利用により構造の合理化も
図られるという形態1と同様の効果を得ることができ
る。特に形態2では、ダストボックス24から突出する
後退位置へ付勢され、操作片56によって任意にダスト
ボックス24内へ没入操作可能なロックレバー52を採
用しているから、形態1のようにツマミネジ31を回転
操作するのに比べて、ダストボックス24の着脱とマイ
クロスイッチ47の連動とをワンタッチで簡単に実現で
きるという利点がある。
【0021】尚、上記形態2においても、スライドピン
60をなくしてロックレバー52で直接プランジャ48
を押し込んでマイクロスイッチ47をON/OFFさせ
る等の設計変更は可能であるし、軸状のスライドピンや
ロックレバーに代えて帯板状のスライド体等を用いるこ
ともできる。
【0022】そして、上記形態1,2では、バッテリー
パック9を電源とした防塵マルノコで説明しているが、
交流電源で駆動する防塵マルノコであっても本発明は適
用可能である。又、上記形態1,2では、ダストボック
ス24の取付部材であるツマミネジ31又はロックレバ
ー52と直接又は間接的に連動させてマイクロスイッチ
47をON動作させているが、必ずしもこれらの取付部
材を利用する必要はなく、取付部材と別個にダストボッ
クスにピンや突起等を一体に設けると共に、マイクロス
イッチをダストボックス近くに配置して、ダストボック
スの装着に伴ってピンや突起等でマイクロスイッチを直
接ON動作させる構成も本発明は包含するものである。
更に、プランジャ48自身もマイクロスイッチ47内部
にあるスプリングによって突出方向に付勢されているた
め、第2コイルバネ49はなくても良い。勿論この場合
もスプリングの付勢力は第1コイルバネ46,63の方
が大きい設定となる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ダスト
ボックスが装着された場合にのみスイッチがONしてモ
ータが駆動可能となるため、ダストボックスの装着が不
十分でダストボックスと本体との間に隙間が生じたりす
ると、スイッチがOFFしてモータが駆動しないこと
で、作業者はダストボックスが確実に装着されているか
否かを確認できる。よって、隙間が発生したまま切断作
業を行って粉塵を隙間から漏洩させて集塵効果や作業性
を低下させるおそれがなくなる。請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の効果に加えて、ダストボックスを
本体に装着する取付部材が直接又は間接にスイッチに当
接してスイッチをON動作させる構成としたことで、構
造が簡単且つ合理的となってコスト面でも有利となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え
て、ダストボックスが、本体の装着位置へスライド装着
され、取付部材は、前記装着位置で本体と係止してダス
トボックスのスライドを阻止するものにおいて、取付部
材を、ダストボックスからの突出位置へ付勢され、任意
にダストボックス内へ没入操作可能なスライド部材とし
たことで、ダストボックスの着脱とスイッチの連動とを
ワンタッチで簡単に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形態1の防塵マルノコの正面図である。
【図2】形態1の防塵マルノコの平面図である。
【図3】A−A線断面図である。
【図4】(A)ツマミネジ部分の拡大断面図である。 (B)ダストボックスを取り外した状態の拡大断面図で
ある。
【図5】ダストボックスを取り外した防塵マルノコの断
面図である。
【図6】形態2の防塵マルノコの正面図である。
【図7】形態2の防塵マルノコの平面図である。
【図8】B−B線断面図である。
【図9】(A)ロックレバー部分の拡大断面図である。 (B)ダストボックスを取り外した状態の拡大断面図で
ある。
【図10】ダストボックスを取り外した防塵マルノコの
断面図である。
【符号の説明】
1・・防塵マルノコ、2・・本体、3・・ベース、4・
・直流モータ、6,7・・本体ハウジング、21・・鋸
刃、24・・ダストボックス、25・・後板、26・・
前板、31・・ツマミネジ、39,60・・スライドピ
ン、46・・第1コイルバネ、47・・マイクロスイッ
チ、49,63・・第2コイルバネ、52・・ロックレ
バー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B27B 9/00 B27B 9/00 Z B27G 3/00 B27G 3/00 C (72)発明者 萩原 浩一 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 (72)発明者 古河 清澄 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 Fターム(参考) 3C040 AA01 GG19 GG42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動する鋸刃を備えた本体に、粉
    塵を集塵するダストボックスを着脱可能に装着した防塵
    マルノコであって、 前記本体に、前記ダストボックスの装着に連動してON
    動作するスイッチを設けて、前記スイッチがONの場合
    にのみ前記モータの駆動を可能としたことを特徴とする
    防塵マルノコ。
  2. 【請求項2】 ダストボックスを本体に装着する取付部
    材が直接又は間接にスイッチに当接して前記スイッチを
    ON動作させる請求項1に記載の防塵マルノコ。
  3. 【請求項3】 ダストボックスが、本体の装着位置へス
    ライド装着され、取付部材は、前記装着位置で前記本体
    と係止して前記ダストボックスのスライドを阻止するも
    のにおいては、前記取付部材を、前記ダストボックスか
    らの突出位置へ付勢され、任意に前記ダストボックス内
    へ没入操作可能なスライド部材とした請求項2に記載の
    防塵マルノコ。
JP2000377764A 2000-12-12 2000-12-12 防塵マルノコ Expired - Fee Related JP4068300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377764A JP4068300B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 防塵マルノコ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377764A JP4068300B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 防塵マルノコ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002178219A true JP2002178219A (ja) 2002-06-25
JP4068300B2 JP4068300B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=18846438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377764A Expired - Fee Related JP4068300B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 防塵マルノコ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4068300B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2416329B (en) * 2002-10-01 2007-06-20 Milwaukee Electric Tool Corp Saw
JP2007196310A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Makita Corp ダストケース付き切断機
JP2008213100A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Shimizu Seisaku Kk 印刷機のドラム清掃装置における清掃シート切断装置
JP2008221455A (ja) * 2007-02-15 2008-09-25 Hitachi Koki Co Ltd 切粉排出機構を備えた電動工具
JP2011083859A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Ryobi Ltd 切断機
JP2011183463A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Makita Corp 手持ち式切断工具
JP2012135875A (ja) * 2012-04-16 2012-07-19 Makita Corp 手持ち式切断工具
CN111937616A (zh) * 2020-08-27 2020-11-17 湖南山野农产品集团股份有限公司 一种红脆桃剪枝装置及其操作方法
CN112497421A (zh) * 2020-12-07 2021-03-16 贺燕花 一种可自动封边的压合板切割机构

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61136719A (ja) * 1984-12-04 1986-06-24 Amada Co Ltd 鋼帯の飛出し検出装置
JPS637218A (ja) * 1986-06-27 1988-01-13 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用電動工具の集じん機構
JPH0311518U (ja) * 1989-06-17 1991-02-05
JPH03117528U (ja) * 1990-03-15 1991-12-04
JPH0531701A (ja) * 1991-06-27 1993-02-09 Matsushita Electric Works Ltd 電動丸鋸
JPH06190628A (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 Makita Corp 丸鋸機
JPH06339806A (ja) * 1990-11-16 1994-12-13 Samsung Electronics Co Ltd 卓上切断機の駆動安全装置
JPH09180535A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Matsushita Electric Works Ltd 照明器具
JPH09281767A (ja) * 1996-04-18 1997-10-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH10208581A (ja) * 1997-01-28 1998-08-07 Hirose Chierii Precision:Kk スイッチ構造
JPH10217691A (ja) * 1997-02-06 1998-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気鉛筆削り機
JP2000255195A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気鉛筆削り機

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61136719A (ja) * 1984-12-04 1986-06-24 Amada Co Ltd 鋼帯の飛出し検出装置
JPS637218A (ja) * 1986-06-27 1988-01-13 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用電動工具の集じん機構
JPH0311518U (ja) * 1989-06-17 1991-02-05
JPH03117528U (ja) * 1990-03-15 1991-12-04
JPH06339806A (ja) * 1990-11-16 1994-12-13 Samsung Electronics Co Ltd 卓上切断機の駆動安全装置
JPH0531701A (ja) * 1991-06-27 1993-02-09 Matsushita Electric Works Ltd 電動丸鋸
JPH06190628A (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 Makita Corp 丸鋸機
JPH09180535A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Matsushita Electric Works Ltd 照明器具
JPH09281767A (ja) * 1996-04-18 1997-10-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH10208581A (ja) * 1997-01-28 1998-08-07 Hirose Chierii Precision:Kk スイッチ構造
JPH10217691A (ja) * 1997-02-06 1998-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気鉛筆削り機
JP2000255195A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気鉛筆削り機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2416329B (en) * 2002-10-01 2007-06-20 Milwaukee Electric Tool Corp Saw
JP2007196310A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Makita Corp ダストケース付き切断機
JP2008221455A (ja) * 2007-02-15 2008-09-25 Hitachi Koki Co Ltd 切粉排出機構を備えた電動工具
JP2008213100A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Shimizu Seisaku Kk 印刷機のドラム清掃装置における清掃シート切断装置
JP2011083859A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Ryobi Ltd 切断機
JP2011183463A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Makita Corp 手持ち式切断工具
JP2012135875A (ja) * 2012-04-16 2012-07-19 Makita Corp 手持ち式切断工具
CN111937616A (zh) * 2020-08-27 2020-11-17 湖南山野农产品集团股份有限公司 一种红脆桃剪枝装置及其操作方法
CN112497421A (zh) * 2020-12-07 2021-03-16 贺燕花 一种可自动封边的压合板切割机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4068300B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8827004B2 (en) Power tool having off-lock member
US6742601B2 (en) Battery powered tools
US20150296719A1 (en) Power tool with magnetic blade coupling
US7526867B2 (en) Tool with clamping apparatus and an improved scrolling mechanism
JP2001062627A (ja) 往復動ノコギリ用のブレードクランプ
JP2002178219A (ja) 防塵マルノコ
JP2000218571A (ja) 動力工具
CN111113564B (zh) 台式切割机
JP2007030314A (ja) 携帯丸鋸
US20200388451A1 (en) Battery lock out for power tool
JP4541031B2 (ja) 電動工具
JP2017213655A (ja) 卓上切断機
JP2017226063A (ja) 電動工具
TW201801830A (zh) 具有安全裝置的可折收鋸切機及鋸切機的安全收折方法
JP2004505811A (ja) 電動工具
JP2007083610A (ja) 切断機
JP2011011268A (ja) バリ取り工具
JP4523377B2 (ja) 電動工具のスイッチ機構
CN114589349A (zh) 台式切割机
JP2005111776A (ja) 電動鉛筆削り
US9144919B2 (en) Power tool having depth adjustment mechanism
JP4579008B2 (ja) 電動工具の収納ボックス
JP2005169588A (ja) 電動工具
JPH10286786A (ja) 充電式電動工具の遠隔操作用保持具
CN217453808U (zh) 电动工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees