JP2007194244A - ウェハの洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多種多様なブラシを用いなくても多種のウェハの洗浄を確実に行うことができるウェハの洗浄装置及び洗浄方法を提供する。
【解決手段】CMP処理が完了したウェハ21を回転させる。次いで、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bを回転させながらウェハ21の両面に接触させる。表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21に接触させた後には、加圧部1により表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端を加圧することにより、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を変形させる。即ち、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を圧縮し、両端部における直径を大きくする。この結果、ウェハ21が山型に反っていたとしても、ウェハ21の表面の全体が表面洗浄ブラシ3aにほぼ均一に接触することとなる。従って、ウェハ21の外周部の洗浄効率が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置の製造に好適なウェハの洗浄装置及び洗浄方法に関する。
近年、半導体装置の製造過程において、フォトリソグラフィの露光マージンを確保するために、その前にCMP(化学的機械的研磨)処理を行うことにより、それまでに形成した膜等の平坦化を行うことが必須になってきている。ここで、CMP処理による平坦化の方法について、図10を参照しながら説明する。図10は、CMP装置の概要を示す模式図である。
CMP装置には、表面に研磨パッド52が貼られた研磨テーブル51、ウェハ53を保持する研磨ヘッド54、及びスラリー(研磨剤の砥粒を含む懸濁液)56を供給するスラリー供給ノズル55が設けられている。更に、研磨パッド52の目立てを行う目立て装置57が設けられている。研磨テーブル51及び研磨パッド54は自身の軸を中心に回転可能である。
このような構成のCMP装置を用いたCMP処理では、研磨テーブル51を回転させながらスラリー供給ノズル55からスラリー56を研磨パッド52上に供給すると共に、研磨ヘッド54を回転させながらウェハ53を研磨パッド52に押し付ける。この結果、研磨パッド52によりウェハ53が研磨される。また、ウェハ53が押し付けられたために潰れかかった研磨パッド52の部位に対して、回転中に目立て装置57により目立てが行われる。
このようにしてCMP処理が行われるが、CMP処理後にはスラリーに含まれていた砥粒、金属不純物等がウェハ53上に残存している。このため、CMP処理後にはウェハ53の洗浄が必要とされる。ここで、ウェハの従来の洗浄方法について図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、従来の洗浄装置を示す斜視図であり、図12は、従来の洗浄装置を示す正面図である。
従来の洗浄装置には、夫々ウェハ53の表面、裏面に接する筒状の2個のブラシ63が設けられている。ブラシ63は合成樹脂製であり、その表面には複数の突起が形成されている。また、ブラシ63には、シャフト62が挿入されている。そして、この装置を用いた洗浄では、2個のブラシ63をウェハ53の表面及び裏面に接触させながら、ブラシ63及びウェハ53を回転させる。
また、このような洗浄装置を複数設け、洗浄液を変えて洗浄を行うことも行われている。例えば、アンモニア水を供給しながら洗浄を行った後に、フッ酸を供給しながら洗浄を行うこともある。この方法によれば、アンモニア水を用いた洗浄により砥粒が除去され、フッ酸を用いた洗浄により金属不純物が除去される。
これらの方法によれば、直径が200mm以下のウェハでは十分な洗浄が可能であった。しかし、直径が300mm程度のウェハに対して上述の方法によって洗浄を行った場合には、図13に示すように、ウェハ53の外周部に異物58が多く残ってしまう。これは、ウェハ53の中心部と外周部とではブラシ63と接触している時間が異なるためであると考えられている。即ち、外周部では、ブラシ63から離れている時間が比較的長く、洗浄効率が悪くなっているのである。
そこで、外周部における洗浄効率を上げるために、両端の直径が大きなブラシを用いる技術が開示されている(特許文献1)。
しかしながら、両端の直径が大きなブラシを用いることは実用的ではない。これは、ウェハの直径に応じてブラシの直径の変化の具合を調整しなければならないためである。また、既に形成された膜の種類、数及びパターン等に応じてウェハの反りの方向及び量が変動するため、これらにも対応すべく、より多種のブラシを準備しておく必要があるためでもある。
例えば、STI(Shallow Trench Isolation)により素子分離領域を形成するためのCMP処理後等では、図14Aに示すように、ウェハ53は山型に反っている。このため、ウェハ53の表面では、外周部がブラシ63に接しにくくなっている。これに対し、金属配線を形成するためのCMP処理後等では、図14Bに示すように、ウェハ53は椀型に反っている。このため、ウェハ53の表面では、外周部がブラシ63に接しやすくなっているが、裏面では、外周部がブラシ63に接しにくくなっている。従って、同じウェハに対しても、複数種類のブラシを準備しておかなければ、ウェハ53の表面及び裏面の異物を十分に除去することができない。また、反りの方向だけでなく、上述のように反りの量も成膜条件等に応じて変化してしまう。
このように、直径が変化しているブラシを用いるという従来の方法では、多種多様なブラシを準備しておかなければならず、コストが上昇してしまう。
それまでのブラシを用いた場合でも、長時間の洗浄を行えば、異物を除去することは可能であるが、直径が200mm程度のウェハの洗浄に要する時間の3〜4倍程度は少なくとも必要である。このため、スループットが著しく低下してしまう。
特開2003−163196号公報 クリーンテクノロジー VOL.8 NO.5(1998年5月)
本発明は、多種多様なブラシを用いなくても多種のウェハの洗浄を確実に行うことができるウェハの洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的とする。
本願発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明に係るウェハの洗浄装置には、ウェハの表面に接する直線状の表面洗浄ブラシと、前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする加圧手段と、が設けられている。
本発明に係るウェハの洗浄方法では、直線状の表面洗浄ブラシをウェハの表面に接触させ、前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする。
本発明によれば、圧力の印加により表面洗浄ブラシの両端部の直径が大きくなるので、ウェハが反っていてもその表面の全体に表面洗浄ブラシを満遍なく接触させることができる。このため、多種多様なブラシを用いなくても高い洗浄効率を得ることができ、多種のウェハの洗浄を確実に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1Aは、本発明の第1の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す上面図である。図1Bは、本発明の第1の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す正面図である。図1Cは、本発明の第1の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す側面図である。
第1の実施形態には、図1A乃至図1Cに示すように、夫々ウェハ21の表面、裏面に接する筒状の表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bが設けられている。以下、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bを総称してブラシ3ということがある。ブラシ3は、例えばPVA(Poly Vinyl Alcohol)等の合成樹脂製であり、その表面には、図2に示すように、複数の突起が形成されている。突起の直径は、例えば5mm程度である。また、ブラシ3には、シャフト2が挿入されている。各ブラシ3はシャフト2を軸にして回転させることができる。また、ウェハ21を回転させるローラ4が設けられている。更に、ウェハ21の表面に純水を噴出する純水ノズル5a、裏面に純水を噴出する純水ノズル5b、表面に薬液(洗浄剤)を噴出する薬液ノズル6a及び裏面に薬液(洗浄剤)を噴出する薬液ノズル6bが配置されている。なお、これらのノズルを用いずに、ブラシ3の内部に液体の通流経路を設けて、ブラシ3の中から純水及び薬液を供給してもよい。
更にまた、本実施形態には、シャフト2が延びる方向に沿って、ブラシ3に両端から圧力をかける加圧部1が設けられている。加圧部1は、例えばダイヤフラム方式による加圧機構を用いて構成されている。この加圧部1がブラシ3に圧力をかけると、ブラシ3の両端部が圧縮されると共に、その直径が両端部において大きくなる。
そして、第1の実施形態に係る洗浄装置を備えた洗浄システムでは、例えば図3に示すように、各々が洗浄装置を備えた第1ブラシユニット11及び第2ブラシユニット12が設けられ、更に、その後段に洗浄・乾燥ユニット13が設けられている。第1ブラシユニット11では、ノズル5からアルカリ等の砥粒を除去することが可能な洗浄剤が噴出される。一方、第2ブラシユニット12では、ノズル5から酸等の金属不純物を除去することが可能な洗浄剤が噴出される。例えば、第1ブラシユニット11のノズル5からはアンモニア水が噴出され、第2ブラシユニット12のノズル5からはフッ酸が噴出される。また、洗浄・乾燥ユニット13では、ウェハ21を回転させながら純水を供給してウェハ21をすすぎ、高速回転により乾燥を行う。
ここで、このように構成された洗浄システムを用いた洗浄方法について説明する。
先ず、CMP処理が完了したウェハ21を第1ブラシユニット11に搬送し、ウェハ21をローラ4により保持する。次に、ローラ4を回転させることにより、ウェハ21を回転させる。このときの回転速度は特に限定されないが、例えば毎分50回転とする。次いで、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bを回転させながらウェハ21の両面に接触させる。このときの回転速度は特に限定されないが、例えば毎分200回転とする。
なお、ローラ4によりウェハ21を保持してからウェハ21の回転及びブラシ3の回転が開始されるまでの間、ウェハ21が乾燥しないように純水ノズル5a及び5bから純水をウェハ21に供給しておくことが好ましい。
表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21に接触させた後には、加圧部1により表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端を加圧することにより、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を変形させる。即ち、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を圧縮し、図4に示すように、両端部における直径を大きくする。この結果、ウェハ21が山型に反っていたとしても、ウェハ21の表面の全体が表面洗浄ブラシ3aにほぼ均一に接触することとなる。従って、ウェハ21の外周部の洗浄効率が向上する。なお、加圧部1により加える圧力の大きさは特に限定されないが、例えば0.1kg重/cm2程度とする。
また、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21に接触させて回転させている間には、薬液ノズル6a及び6bからアルカリ薬液をウェハ21に供給する。アルカリ薬液の組成は特に限定されないが、例えば0.5重量%程度のアンモニア水を用いる。供給時間も特に限定されないが、例えば30秒間程度とする。
これらの回転、加圧及び薬液の供給により、ウェハ21の表面及び裏面の砥粒等の異物が除去される。
そして、所定時間のブラシ洗浄を行った後、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21から離間させ、回転を止める。その後、ウェハ21に純水ノズル5a及び5bから純水を供給し、ウェハ21の表面及び裏面のリンスを行う。
続いて、ウェハ21を第2ブラシユニット12に搬送し、ウェハ21をローラ4により保持する。次に、ローラ4を回転させることにより、ウェハ21を回転させる。このときの回転速度は特に限定されないが、例えば毎分50回転とする。
次いで、薬液ノズル6a及び6bから酸の薬液をウェハ21に供給する。酸の薬液の組成は特に限定されないが、例えば0.5重量%程度のフッ酸を用いる。供給時間も特に限定されないが、例えば10秒間程度とする。
なお、酸の薬液を用いた洗浄の間、第1ブラシユニット11でのブラシ洗浄と同様に、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bを回転させながらウェハ21の両面に接触させてもよい。このときの回転速度は特に限定されないが、例えば毎分200回転とする。また、ローラ4によりウェハ21を保持してからウェハ21の回転及びブラシ3の回転が開始されるまでの間、ウェハ21が乾燥しないように純水ノズル5a及び5bから純水をウェハ21に供給しておくことが好ましい。
更に、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21に接触させた後には、第1ブラシユニット11でのブラシ洗浄と同様に、加圧部1により表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端を加圧することにより、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を変形させる。即ち、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を圧縮し、図4に示すように、両端部における直径を大きくする。なお、加圧部1により加える圧力の大きさは特に限定されないが、例えば0.1kg重/cm2程度とする。なお、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21に接触させるべく移動させている間に、加圧を開始してもよい。つまり、加圧の開始時期は表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bをウェハ21に接触させた後に限定されない。
そして、所定時間の酸の薬液を用いた洗浄を行った後、ノズル6a及び6bからの酸の供給を止める。その後、ウェハ21に純水ノズル5a及び5bから純水を供給し、ウェハ21の表面及び裏面のリンスを行う。
続いて、ウェハ21を洗浄・乾燥ユニット13に搬送し、ウェハ21を回転可能なステージ上に載置する。そして、ウェハ21を高速で回転させながら純水でしたリンスする。その後、ウェハ21を乾燥する。
このような第1の実施形態に係る洗浄装置を用いた洗浄方法によれば、ブラシ洗浄の際に、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bが圧縮されて変形し、ウェハ21の外周部に接触しやすくなる。このため、高い洗浄効率が得られる。また、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bとしては、従来から存在するものを用いることができるため、コストの上昇を抑えることもできる。
ここで、実際に本願発明者が行った観察の結果について説明する。この観察では、シリコンウェハ上に厚さが500nmの酸化膜を形成した。そして、CMP処理により酸化膜を250nmまで研磨し、ウェハ表面検査装置(株式会社日立ハイテクノロジーズ製のLS6800)を用いてウェハ表面の異物(欠陥)を測定した。表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を加圧した場合の結果を図5に示し、両端部を加圧しなかった場合の結果を図6に示す。
図6に示すように、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を加圧しなかった場合には、ウェハ21の外周部に多数の異物22が存在した。一方、図5に示すように、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bの両端部を加圧した場合、ウェハ21の全面にわたり異物22がほとんど存在しなかった。
なお、表面洗浄ブラシ3a及び裏面洗浄ブラシ3bに加圧部1からかける圧力を互いに異ならせてもよい。例えば、図4に示すように、ウェハ21が山型に反っている場合には、裏面洗浄ブラシ3bにかける圧力を表面洗浄ブラシ3aにかける圧力よりも小さくしてもよく、また、表面洗浄ブラシ3aのみを圧縮してもよい。逆に、ウェハ21が椀型に反っている場合には、表面洗浄ブラシ3aにかける圧力を裏面洗浄ブラシ3bにかける圧力よりも小さくしてもよく、また、裏面洗浄ブラシ3bのみを圧縮してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す正面図である。
第2の実施形態には、図7に示すように、3個の表面洗浄ブラシ片13a−1、13a−2及び13a−3から表面洗浄ブラシ13aが構成されている。また、3個の裏面洗浄ブラシ片13b−1、13b−2及び13b−3から裏面洗浄ブラシ13bが構成されている。これらのブラシ片は、例えばPVA(Poly Vinyl Alcohol)等の合成樹脂製であり、その表面には、複数の突起が形成されている。そして、3個の表面洗浄ブラシ片13a−1、13a−2及び13a−3に1本のシャフト12が挿入され、3個の裏面洗浄ブラシ片13b−1、13b−2及び13b−3に1本のシャフト12が挿入されている。シャフト12の2箇所に、図8A及び図8Bに示すように、切欠き14が形成されている。切欠き14には円盤状のストッパ11が固定されている。ストッパ11の直径は、例えばシャフト12の直径よりも5mm乃至10mm程度大きい。
他の構成は、第1の実施形態と同様である。
このような第2の実施形態では、加圧部1により表面洗浄ブラシ13a及び裏面洗浄ブラシ13bの両端を加圧すると、図9に示すように、両端に位置する表面洗浄ブラシ片13a−1及び13a−3、並びに裏面洗浄ブラシ片13b−1及び13b−3のみが圧縮され、その直径が大きくなる。この結果、ウェハ21が山型に反っていたとしても、ウェハ21の表面の全体が表面洗浄ブラシ13aにほぼ均一に接触することとなる。従って、ウェハ21の外周部の洗浄効率が向上する。また、第1の実施形態と比較して、ウェハ21の外周部に接触する部分に変形が集中するため、洗浄効率がより高くなる。
また、第2の実施形態において、ブラシ片を交換する必要がある場合には、ストッパ11を外せばよい。従って、長さ方向にわたって直径が均一な従来から存在するブラシをブラシ片として用い、これを組み合わせることにより、多種多様なウェハの反り方向及び反り量に容易に対応することができる。
なお、第1及び第2の実施形態では、ウェハ21を水平にした状態で洗浄を行う構成を採用しているが、ウェハ21を立てて洗浄を行う構成を採用してもよい。また、ブラシユニットの前段、又は洗浄・乾燥ユニットの内部に超音波洗浄ユニットを設けてもよい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
ウェハの表面に接する直線状の表面洗浄ブラシと、
前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする第1の加圧手段と、
を有することを特徴とするウェハの洗浄装置。
(付記2)
前記表面洗浄ブラシは、直線上に配置された3個以上の表面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されていることを特徴とする付記1に記載のウェハの洗浄装置。
(付記3)
隣り合う前記表面洗浄ブラシ片間に配置されたストッパを有することを特徴とする付記2に記載のウェハの洗浄装置。
(付記4)
前記第1の加圧手段は、ダイヤフラムを有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のウェハの洗浄装置。
(付記5)
前記ウェハの裏面に接する直線状の裏面洗浄ブラシと、
前記裏面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記裏面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする第2の加圧手段と、
を有することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載のウェハの洗浄装置。
(付記6)
前記表面洗浄ブラシ又は前記裏面洗浄ブラシは、合成樹脂製であることを特徴とする付記5に記載のウェハの洗浄装置。
(付記7)
前記裏面洗浄ブラシは、直線上に配置された3個以上の裏面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されていることを特徴とする付記5又は6に記載のウェハの洗浄装置。
(付記8)
隣り合う前記裏面洗浄ブラシ片間に配置されたストッパを有することを特徴とする付記7に記載のウェハの洗浄装置。
(付記9)
前記第2の加圧手段は、ダイヤフラムを有することを特徴とする付記5乃至8のいずれか1項に記載のウェハの洗浄装置。
(付記10)
前記ウェハの表面にアルカリ性の薬液を供給する薬液供給手段を有することを特徴とする付記1乃至9のいずれか1項に記載のウェハの洗浄装置。
(付記11)
直線状の表面洗浄ブラシをウェハの表面に接触させる工程と、
前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする工程と、
を有することを特徴とするウェハの洗浄方法。
(付記12)
前記表面洗浄ブラシとして、直線上に配置された3個以上の表面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されたものを用いることを特徴とする付記11に記載のウェハの洗浄方法。
(付記13)
前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかける工程において、ダイヤフラムを用いた加圧を行うことを特徴とする付記11又は12に記載のウェハの洗浄方法。
(付記14)
直線状の裏面洗浄ブラシを前記ウェハの裏面に接触させる工程と、
前記裏面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記裏面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする工程と、
を有することを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載のウェハの洗浄方法。
(付記15)
前記表面洗浄ブラシ又は前記裏面洗浄ブラシとして、合成樹脂製のものを用いることを特徴とする付記14に記載のウェハの洗浄方法。
(付記16)
前記裏面洗浄ブラシとして、直線上に配置された3個以上の裏面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されたものを用いることを特徴とする付記14又は15に記載のウェハの洗浄方法。
(付記17)
前記裏面洗浄ブラシに両端から圧力をかける工程において、ダイヤフラムを用いた加圧を行うことを特徴とする付記14乃至16のいずれか1項に記載のウェハの洗浄方法。
(付記18)
前記ウェハの表面にアルカリ性の薬液を供給する工程を有することを特徴とする付記11乃至17のいずれか1項に記載のウェハの洗浄方法。
(付記19)
直線状の表面洗浄ブラシをウェハの表面に接触させる工程と、
前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくしてウェハを洗浄する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明の第1の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す上面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す側面図である。 ブラシ3を示す図である。 ウェハの洗浄システムを示す図である。 本発明の第1の実施形態の作用を示す図である。 実際に行った観察の結果(加圧あり)を示す図である。 実際に行った観察の結果(加圧なし)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るウェハの洗浄装置を示す正面図である。 シャフト12を示す図である。 図8A中のI−I線に沿った断面及びストッパ11を示す図である。 本発明の第2の実施形態の作用を示す図である。 CMP処理による平坦化の方法を示す図である。 従来の洗浄装置を示す斜視図である。 従来の洗浄装置を示す正面図である。 従来の洗浄装置を用いた洗浄の結果を示す図である。 従来の洗浄方法における不具合を示す図である。 同じく、従来の洗浄方法における不具合を示す図である。
符号の説明
1:加圧部
2、12:シャフト
3a、13a:表面洗浄ブラシ
3b、13b:裏面洗浄ブラシ
4:ローラ
5a、5b:純水ノズル
6a、6b:薬液ノズル
11:第1ブラシユニット
12:第2ブラシユニット
13:洗浄・乾燥ユニット
13a−1、13a−2、13a−3:表面洗浄ブラシ片
13b−1、13b−2、13b−3:裏面洗浄ブラシ片
14:切欠き
21:ウェハ
22:異物

Claims (10)

  1. ウェハの表面に接する直線状の表面洗浄ブラシと、
    前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする第1の加圧手段と、
    を有することを特徴とするウェハの洗浄装置。
  2. 前記表面洗浄ブラシは、直線上に配置された3個以上の表面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のウェハの洗浄装置。
  3. 前記ウェハの裏面に接する直線状の裏面洗浄ブラシと、
    前記裏面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記裏面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする第2の加圧手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェハの洗浄装置。
  4. 前記裏面洗浄ブラシは、直線上に配置された3個以上の裏面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項3に記載のウェハの洗浄装置。
  5. 直線状の表面洗浄ブラシをウェハの表面に接触させる工程と、
    前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする工程と、
    を有することを特徴とするウェハの洗浄方法。
  6. 前記表面洗浄ブラシとして、直線上に配置された3個以上の表面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されたものを用いることを特徴とする請求項5に記載のウェハの洗浄方法。
  7. 直線状の裏面洗浄ブラシを前記ウェハの裏面に接触させる工程と、
    前記裏面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記裏面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくする工程と、
    を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のウェハの洗浄方法。
  8. 前記裏面洗浄ブラシとして、直線上に配置された3個以上の裏面洗浄ブラシ片を組み合わせて構成されたものを用いることを特徴とする請求項7に記載のウェハの洗浄方法。
  9. 前記ウェハの表面にアルカリ性の薬液を供給する工程を有することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載のウェハの洗浄方法。
  10. 直線状の表面洗浄ブラシをウェハの表面に接触させる工程と、
    前記表面洗浄ブラシに両端から圧力をかけることにより、前記表面洗浄ブラシの両端部における直径を大きくしてウェハを洗浄する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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