JP2007192428A - 換気レジスター - Google Patents

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Abstract

【課題】外気が身体に直接当たるのを防ぐことができ、部品を外すことなく開口面積の調整が容易にでき、開口位置の再現が容易であり、完全に閉じて冷気の侵入を防止でき、完全に開いて大きな開口面積を得ることができ、壁の汚れを防止することができる換気レジスターを提供する。
【解決手段】外気を導入する壁面の貫通孔に取り付けられるレジスター本体12と、開口を塞ぐ大きさのレジスターキャップ14と、レジスターキャップをレジスター本体に密着させ又は離隔させる連結開閉装置16とを備える。連結開閉装置16は、レジスターキャップに一端が固定された円筒形のネジ軸17と、レジスター本体に固定された中空円筒形の軸受部材18とからなる。ネジ軸17はその周囲に螺旋溝18aを有し、軸受部材18は螺旋溝に嵌合する球体19と、球体を螺旋溝に付勢する付勢手段20を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁を通して外気を室内に導入するための給気孔構造に係わり、更に詳しくはその換気レジスターに関する。
近年、住宅の高気密化・高断熱化が進み、十分な換気を行わないと二酸化炭素濃度が高くなり、特に新築住宅などではホルムアルデヒドや揮発有機化合物(VOC:Vapor Organic Composition)の濃度が高くなりすぎることがある。更に、不十分な換気により湿度が高くなってカビやダニが発生し、アレルギーを引き起こすこともある。
これらの問題を解決するために、本発明の発明者等は、特許文献1の「住宅用換気構造」を創案し出願している。以下、この換気構造を「24時間換気システム」と呼ぶ。
24時間換気システムは、気密性の保たれた住宅(例えばマンション)のほぼ中央部に設置され室内空気を外部に直接排気する中央排気装置と、外気と接する外壁に設けられ外気と室内を連通する連通用給気孔とを備える。中央排気装置は、連通用給気孔から室内を通って外部まで流れるエアサイクルを形成し、かつ騒音が十分低い低風量で連続運転するようになっている。従って、この構成により、低流量の24時間換気により、給気孔からの外気が室内を通って外部まで流れるエアサイクルを形成し、騒音をほとんど発生させることなく、室内汚染物の濃度を低く抑えることができる。
かかる24時間換気システムには、外気と室内を連通する連通用給気孔が不可欠であり、この給気孔の室内側には、給気孔の開口面積を変化させ給気流量を調節するために換気レジスターが取り付けられる。
かかる換気レジスターは、例えば特許文献2〜5に開示されている。
特開平11−287493号公報、「住宅用換気構造」 特開2000−304321号公報、「換気レジスター」 特開2001−263783号公報、「換気レジスタ」 特開2005−16834号公報、「換気レジスタ」 特開2004−233033号公報、「寒冷地用換気レジスター」
しかし、上述した従来の換気レジスターには、以下の問題点があった。
(1)特許文献2〜4の換気レジスターの場合、換気レジスターの正面に開口があるため、壁面の貫通孔から流入した外気が身体の一部(例えば顔)に直接当たる場合がある。そのため、特に寒冷地では冷気が直接当たるのを嫌い、連通用給気孔をガムテープ等で塞いでいることがあり、24時間換気システムの実効が得られないおそれがあった。
(2)この対策としての特許文献5の「寒冷地用換気レジスター」では、冷気が直接当たるのをレジスターカバーで防止できるが、開口面積の調整のためレジスターカバーをその都度外す必要がある。
(3)また、従来の換気レジスターは、開口位置の再現が困難であり、使用者が好みの開口位置を再現するためには、何度も微調整する必要があった。
(4)さらに、従来の換気レジスターは、完全に閉じても隙間があり隙間からの冷気を防止できなかった。
特に、強風時には、外気の圧力が高く、換気レジスターを閉じても空気が流入して風切音(「ピュー」という高温や「ブァー」という低温)が連続的に鳴り続け、その部屋だけでなく全室で響きわたり、不眠やノーローゼの原因となることもある。そのため、完全に閉止して風切音を無くすことが強く要望されていた。
(5)さらに、逆に完全に開いても開口面積は給気孔断面積の半分以下であり、それ以上の開口比率を得るには、特許文献4のように複雑な構造が必要であった。
(6)また、「寒冷地用換気レジスター」では、レジスターカバーの存在により流入空気が壁側に偏向され、壁に汚れが付着することがあった。
本発明は、上述した種々の問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、壁面の貫通孔から流入した外気が身体に直接当たるのを防ぐことができ、部品を外すことなく開口面積の調整が容易にでき、好みの開口位置の再現が容易であり、完全に閉じて隙間からの冷気の侵入を防止でき、完全に開いて給気孔断面積の半分以上の開口面積を容易に得ることができ、流入空気による壁の汚れを防止することができる換気レジスターを提供することにある。
本発明によれば、外気を導入する壁面の貫通孔に取り付けられ中央に開口を有するレジスター本体と、該開口を塞ぐ大きさのレジスターキャップと、該レジスターキャップをレジスター本体に連結しかつレジスターキャップをレジスター本体に密着させ又は離隔させる連結開閉装置とを備え、
該連結開閉装置は、レジスターキャップに一端が固定されレジスター本体側に延びる円筒形のネジ軸と、レジスター本体に固定され前記ネジ軸がその長さ方向に擦動可能に嵌合する中空円筒形の軸受部材とを有し、
前記ネジ軸はその周囲に螺旋溝を有し、前記軸受部材は該螺旋溝に嵌合する球体と、該球体を螺旋溝に付勢する付勢手段とを有する、ことを特徴とする換気レジスターが提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記螺旋溝は、その勾配が全閉側は小さく全開側は大きい不等勾配螺旋溝であり、かつその途中に前記球体がより深く嵌合する複数の深溝部を有している。
また、前記レジスターキャップの内面に取り付けられ前記開口からの外気をその表面に沿って壁面に付着することなく室内に導入する外気導入ガイドを備える、ことが好ましい。
また、前記外気導入ガイドは、レジスターキャップの中央部がレジスター本体側に膨らんだ山形形状である、ことが好ましい。
また、前記外気導入ガイドは、前記レジスターキャップの内面との間に結露防止用の断熱中空部を有する、ことが好ましい。
また、前記外気導入ガイドは、螺旋状又は放射状のフィンを有する、ことが好ましい。
また、前記壁面の貫通孔内に取り付けられる円筒形部とその内面に設けられた周方向の複数のバヨネット突起とを有するバヨネットマウントを備え、
前記レジスター本体は、前記バヨネット突起と着脱可能な連結アームを有し、連結アームの着脱によりレジスター本体をバヨネットマウントに着脱する、ことが好ましい。
また、前記バヨネットマウントの外気側に着脱可能なフィルターを有する、ことが好ましい。
上記本発明の構成によれば、外気を導入するレジスター本体の開口を塞ぐ大きさのレジスターキャップをレジスター本体に連結しかつレジスターキャップをレジスター本体に密着させ又は離隔させる連結開閉装置を備えるので、レジスターキャップにより壁面の貫通孔から流入した外気が身体に直接当たるのを防ぐことができる。
また、連結開閉装置が、レジスターキャップに固定された円筒形のネジ軸と、レジスター本体に固定された中空円筒形の軸受部材とを有し、ネジ軸が螺旋溝を有し、軸受部材が螺旋溝に嵌合する球体と、球体を螺旋溝に付勢する付勢手段とを有するので、レジスターキャップを単に手で回転させるだけで、球体と螺旋溝との螺合によりレジスターキャップをレジスター本体に密着又は離脱する方向に移動させることができ、部品の一部(カバー等)を外すことなく開口面積の調整が容易にできる。
さらに、螺旋溝がその途中に球体がより深く嵌合する複数の深溝部を有している構成により、球体が深溝部とより深く嵌合するクリックストップ位置において、開口位置の再現が容易にできる。
また螺旋溝の全閉側の勾配が小さいので、レジスターキャップを隙間なく完全に閉じて隙間からの冷気の侵入を防止できる。
さらに、螺旋溝の全開側の勾配が大きいので、レジスターキャップの回転角が小さくても(例えば1回転以下でも)レジスター本体との間隔を大きく開くことができ、給気孔断面積の半分以上(後述する実施例では8割以上)の開口面積を容易に得ることができる。
また、レジスターキャップの内面に外気導入ガイドを備えることにより、外気をその表面に沿って壁面に付着することなく室内に導入し、流入空気による壁の汚れを防止することができる。
また、外気導入ガイドが、レジスターキャップの内面との間に結露防止用の断熱中空部を有する構成により、レジスターキャップ表面の結露を防止できる。
また、バヨネット突起を有するバヨネットマウントを備え、レジスター本体の連結アームの着脱によりレジスター本体をバヨネットマウントに着脱する構成により、バヨネットマウントを壁面に接着剤,パッキン,コーキング材等で固定したままで、レジスター本体を少し捩じるだけでその着脱ができ、素人でも簡単に取付け/取外しができ、容易に内部点検や清掃ができる。
また、バヨネットマウントの外気側に着脱可能なフィルターを有する構成により、バヨネットマウントを外して背面から容易にフィルターを交換できる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の換気レジスターの第1実施形態を示す全体斜視図である。この図に示すように、本発明の換気レジスター10は、レジスター本体12、レジスターキャップ14及び連結開閉装置16を備える。
レジスター本体12は、平板状のフランジ部12aと中空円筒形の円筒形部12bとからなる。円筒形部12bは、外気を導入する壁面の貫通孔に取り付けられ、中央にその内部を貫通する開口13(貫通孔)を有する。開口13は、円筒形の貫通孔であるのが好ましい。
レジスターキャップ14は、レジスター本体12の開口13を塞ぐ大きさに形成された蓋部材である、このレジスターキャップ14の形状は、開口13が円形の場合、この例のように円形であるのが好ましい。なおこの例では、円形のレジスターキャップ14をその中心を軸として人の指で回転するように、指がかかる半円弧状の凹み14aが円周部に設けられている。
連結開閉装置16は、レジスターキャップ14をレジスター本体12に連結し、かつレジスターキャップ14をレジスター本体12に密着させ又は離隔させる機能を有する。
図1において、本発明の換気レジスター10は、さらに、バヨネットマウント22とフィルター24を備える。
バヨネットマウント22は、平板状のフランジ部22aと中空円筒形の円筒形部22bとからなる。円筒形部22bは、壁面の貫通孔内に接着剤,パッキン,コーキング材等で取付けられるのがよい。円筒形部22bは、その内面に周方向の複数のバヨネット突起22cを有する。
また、レジスター本体12の円筒形部12bには、バヨネットマウント22のバヨネット突起22cと着脱可能な連結アーム12cを外周部に有しており、連結アーム12cがバヨネット突起22cと係合することによりレジスター本体12をバヨネットマウント22に着脱できるようになっている。
フィルター24は、バヨネットマウント22の外気側に着脱可能に構成されている。このフィルター24は、例えば、花粉フィルター、粉塵フィルター、等からなる。花粉フィルターは、開口寸法が1〜3μmの帯電フィルターからなり花粉(通常10〜100μm)の侵入を防ぐ機能を有する。また、粉塵フィルターは、開口寸法が約0.5mm前後のサランネットからなり、花粉よりは大きい粉塵の侵入を防ぐようになっている。更に、フィルター24は、自然換気での通気ができるように低圧損に設定されている。
また、花粉フィルター、粉塵フィルター、等は、フィルターホルダ25の前後に嵌め込まれ、このフィルターホルダ25をバヨネットマウント22の外気側内部に着脱するようになっている。
図2は、本発明の換気レジスターの分解断面図(A)と組立断面図(B)である。この図に示すように、連結開閉装置16は、円筒形のネジ軸17と、中空円筒形の軸受部材18とを有する。
また、図3は、ネジ軸17の詳細図、図4は軸受部材18の詳細図である。
図2において、円筒形のネジ軸17は、レジスターキャップ14に一端(図で左端)が固定され、レジスター本体側(図で右側)に延びる。またネジ軸17はその周囲に螺旋溝17aを有する。
レジスターキャップ14はほぼ平板状又はわずかに外方(図で左側)に膨らんだ円板部材であり、その中心にネジ軸17の左端が円板部材に直交して固定される。ネジ軸17は、軸受部材18の中心孔に通した状態で、図示しないネジ等で着脱可能にレジスターキャップ14に固定するのが好ましいが、接着剤等で一体化してもよい。
図3において、螺旋溝17aは、その勾配が全閉側(図で左側)は小さく、全開側(図で右側)は大きい不等勾配螺旋溝である。この例では、2条の螺旋溝17aは、ネジ軸17の回りに360度(1回転)の範囲に形成され、その軸方向の全ストロークは、18mmに設定されている。また、その勾配は、全閉側の最初の45度で軸方向のストロークが約2mm、全開側の最後の45度で約7mm、その中間では滑らかに増大するように設定されている。
さらにこの図において、螺旋溝17aの途中に後述する球体19がより深く嵌合する複数の深溝部17bを有している。この深溝部17bは、例えば、ネジ軸17の回りに45度毎に設け、球体19が深溝部17bとより深く嵌合するクリックストップ位置において、本発明の換気レジスター10の開口位置の再現を容易にする役割を有する。
図2、4において、中空円筒形の軸受部材18は、ネジ軸17がその長さ方向に擦動可能に嵌合する中空円筒孔を有し、ネジ軸17が嵌合した状態で図で右端部がレジスター本体12に固定される。この固定は、この例では軸受部材18に設けられた突起部18aの孔と、レジスター本体12の中心円筒部12dに設けられた突起部(図示せず)との嵌合によるが、その他の手段、例えば螺合結合や接着結合であってもよい。
また軸受部材18はネジ軸17の螺旋溝17aに嵌合する球体19と、この球体19を螺旋溝17aに付勢する付勢手段20とを有する。
球体19は、螺旋溝17aの溝(例えば溝幅2.65mm)にその一部が嵌合する直径(例えば3mm)を有し、軸受部材18を半径方向に貫通する貫通孔内に半径方向に移動可能に収納される。また付勢手段20は、この例では、切れ目を有する金属製円環(C形金属リング)である。
金属製円環20は、球体19が収納された貫通孔を囲むリング状の溝に嵌め込まれ、球体19を螺旋溝17aに向けて内側に付勢する。
この構成により、軸受部材18の球体19とネジ軸17の螺旋溝17aとの螺合により、ネジとナットのように、レジスターキャップ14をレジスター本体12に対して回転し、レジスターキャップ14をレジスター本体12に密着させ、或いはレジスター本体12から離脱する方向(離れる方向)に移動させることができる。
図5は、本発明の換気レジスターの使用状態を示す斜視図であり、図6はその断面図である。これらの図において、(A)は全閉状態、(B)は全開状態を示している。
レジスターキャップ14を右回転させると、軸受部材18の球体19とネジ軸17の螺旋溝17aとの螺合により、ネジとナットのように、レジスターキャップ14をレジスター本体12に対して回転し、レジスターキャップ14をレジスター本体12に密着させ、図5(A)の全閉状態にできる。
この状態では、螺旋溝17aはその勾配が最も小さい位置が球体19と螺合しているため、レジスターキャップ14を軽く右回転させるだけで、一種のくさびの効果で、レジスターキャップ14をレジスター本体12に強く押し付けることができる。従ってこの状態で、レジスターキャップ14を隙間なく完全に閉じて隙間からの冷気の侵入を防止できる。なお、レジスターキャップ14とレジスター本体12の一方又は両方に、冷気をシールするパッキン等を取り付けてもよい。
また、図5(A)の全閉状態において、レジスターキャップ14を無理やり右回転させた場合、螺旋溝17aと合している球体19が、付勢手段20(C形金属リング)の付勢力に打ち勝って後退し、ネジ軸17は空回りするので、ネジ軸17や軸受部材18の破損を回避することができる。
図5(A)の全閉状態において、レジスターキャップ14を左回転させると、軸受部材18の球体19とネジ軸17の螺旋溝17aとの螺合により、ネジとナットのように、レジスターキャップ14をレジスター本体12に対して回転し、レジスターキャップ14をレジスター本体12から離して、図5(B)の全開状態にできる。
また、全閉状態と全開状態の中間位置では、レジスターキャップ14に図示して三角形と、レジスター本体12に45度毎に示した線とが一致する位置で、球体19が深溝部17bとより深く嵌合するので、このクリックストップ位置で換気レジスター10の開口位置を容易に再現できる。
なお、この三角形と線は例示であり、その他の記号や図形を用いても良く、或いは全く付けなくてもよい。
また、このクリックストップ位置における軸方向の隙間は、螺旋溝17aの勾配が全閉側(図で左側)は小さく、全開側(図で右側)は大きい不等勾配螺旋溝であるので、全閉側では隙間の変化が小さく、全開側では変化が大きい。従って、全閉側でレジスターキャップ14をレジスター本体12に強く押し付けることができるにもかかわらず、全開側では十分大きく開くことができる。
例えば、上述の例では、最大開口幅bは18mmであり、レジスター本体12の開口径(2r)は86mmである。従って、全開時の開口比率φは、2πrb/πr=2b/r=2×18/43=83.7%であり、給気孔断面積の8割以上の開口面積が得られることがわかる。
また全開状態において、レジスターキャップ14を無理やり左回転させた場合でも、全閉状態と同様に、球体19が、ネジ軸17が空回りするので、ネジ軸17や軸受部材18の破損を回避することができる。
図7は、本発明の換気レジスターの第2実施形態を示す全体断面図であり、この図は、全開状態を示している。
この図において、本発明の換気レジスター10は、さらに外気導入ガイド30を備える。外気導入ガイド30は、レジスターキャップ14の内面(図で右側)に取り付けられ、開口からの外気1をその表面に沿って壁面に付着することなく室内に導入するようになっている。この外気導入ガイド30は、レジスターキャップ14の中央部付近がレジスター本体側に膨らんだ山形形状であるのが好ましい。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
この構成により、外気1をその表面に沿って壁面に付着することなく室内に導入し、流入空気による壁の汚れを防止することができる。
また、外気導入ガイド30は、レジスターキャップ14の内面との間に結露防止用の断熱中空部32を有し、レジスターキャップ表面の結露を防止するようになっている。この断熱中空部32は、空洞のまま、空気の断熱層としてもよく、図示しない断熱材を充填してもよい。
図8は、本発明の換気レジスターの第3実施形態を示す全体断面図であり、この図は、全開状態を示している。
この図において、外気導入ガイド30は、さらに螺旋状又は放射状のフィン34を有する。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
この構成により、外気1を螺旋状又は放射状のフィン34により、旋回させ、或いは放射状に流すことができ、外気導入ガイド30の表面に沿って壁面に付着することなく室内に導入し、かつ流入空気の分散を促進して、壁の汚れを一層防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更できることは勿論である。例えば、上述した実施形態では、壁を通して外気を室内に導入するための換気レジスターについて主として説明したが、室内空気を排気するための換気レジスターにも同様に適用することができる。
本発明の換気レジスターの第1実施形態を示す全体構成図である。 本発明の換気レジスターの分解断面図(A)と組立断面図(B)である。 ネジ軸17の詳細図である。 軸受部材18の詳細図である。 本発明の換気レジスターの使用状態を示す斜視図である。 図5の断面図である。 本発明の換気レジスターの第2実施形態を示す全体断面図である。 本発明の換気レジスターの第3実施形態を示す全体断面図である。
符号の説明
1 外気、10 換気レジスター、12 レジスター本体、
12a フランジ部、12b 円筒形部、12c 連結アーム、13 開口(貫通孔)、
14 レジスターキャップ、14a 凹み、16 連結開閉装置、
17 ネジ軸、17a 螺旋溝、17b 深溝部、
18 軸受部材、18a 突起部、19 球体、
20 付勢手段(C形金属リング)、22 バヨネットマウント、
22a フランジ部、22b 円筒形部、22c バヨネット突起、
24 フィルター、25 フィルターホルダ、
30 外気導入ガイド、32 断熱中空部、
34 フィン、

Claims (8)

  1. 外気を導入する壁面の貫通孔に取り付けられ中央に開口を有するレジスター本体と、該開口を塞ぐ大きさのレジスターキャップと、該レジスターキャップをレジスター本体に連結しかつレジスターキャップをレジスター本体に密着させ又は離隔させる連結開閉装置とを備え、
    該連結開閉装置は、レジスターキャップに一端が固定されレジスター本体側に延びる円筒形のネジ軸と、レジスター本体に固定され前記ネジ軸がその長さ方向に擦動可能に嵌合する中空円筒形の軸受部材とを有し、
    前記ネジ軸はその周囲に螺旋溝を有し、前記軸受部材は該螺旋溝に嵌合する球体と、該球体を螺旋溝に付勢する付勢手段とを有する、ことを特徴とする換気レジスター。
  2. 前記螺旋溝は、その勾配が全閉側は小さく全開側は大きい不等勾配螺旋溝であり、かつその途中に前記球体がより深く嵌合する複数の深溝部を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の換気レジスター。
  3. 前記レジスターキャップの内面に取り付けられ前記開口からの外気をその表面に沿って壁面に付着することなく室内に導入する外気導入ガイドを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の換気レジスター。
  4. 前記外気導入ガイドは、レジスターキャップの中央部がレジスター本体側に膨らんだ山形形状である、ことを特徴とする請求項3に記載の換気レジスター。
  5. 前記外気導入ガイドは、前記レジスターキャップの内面との間に結露防止用の断熱中空部を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の換気レジスター。
  6. 前記外気導入ガイドは、螺旋状又は放射状のフィンを有する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の換気レジスター。
  7. 前記壁面の貫通孔内に取り付けられる円筒形部とその内面に設けられた周方向の複数のバヨネット突起とを有するバヨネットマウントを備え、
    前記レジスター本体は、前記バヨネット突起と着脱可能な連結アームを有し、連結アームの着脱によりレジスター本体をバヨネットマウントに着脱する、ことを特徴とする請求項1に記載の換気レジスター。
  8. 前記バヨネットマウントの外気側に着脱可能なフィルターを有する、ことを特徴とする請求項7に記載の換気レジスター。
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