JP2007190688A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレート上の第1ガイド部材22と第2ガイド部材23とに跨いで摺動自在に支持されたキャリッジ5に接続したインク供給管20と,位置検出のためのテープスケール47とを干渉させない。
【解決手段】インク供給管20は,可撓性を有してその中途部がキャリッジ5の往復移動に伴って第2ガイド部23材上にて湾曲した位置が変化する。第2ガイド部材23の上面には,光学式リニアエンコーダにおけるテープスケール47が,X軸方向に沿い,且つその一部がキャリッジ5の上面のセンサ61cの箇所を通過する。第2ガイド部材23及びキャリッジ5の往復移動領域の上方を覆う上カバー体93の下面に下向きに突出するリブ部94にて,テープスケール47とインク供給管20とを隔離する。
【選択図】図7

Description

本発明は,インクジェット式の記録ヘッドを搭載したキャリッジを被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動させて画像記録する場合のキャリッジの位置及び移動速度を検出するためのリニアエンコーダを備えた画像記録装置の構成に関する。
従来の画像記録装置は,例えば,特許文献1及び2に開示されているように,インクジェット式記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動位置や移動速度を検出するために,光学式リニアエンコーダにおけるリニアスケールが主走査方向に沿って張架されたものが周知である。
ところが,画像記録動作時に記録ヘッドから吐出する微小なインク滴のために,装置本位内に浮遊したインクミスト(霧状の浮遊インク)が上記リニアエンコーダに付着して,スケールの検出精度が大きく低下するという問題があった。
上記の問題を解消するため,特許文献2では,下面側に向かってインク滴を吐出させるキャリッジを主走査方向に沿って往復移動可能に支持するための丸軸状のガイド軸及び往復駆動させる記録ヘッド搬送用ベルトより上方であって,キャリッジの縦方向の側面に設けられた光センサ部を通過するように,帯状のスケール(テープスケール)を張架し,上記搬送用ベルトとテープスケールとの間を仕切るように水平状に長い遮蔽板を配置した構成が開示されている。
他方,特許文献3に示すように,プリンタ装置の本体ハウジングにインクカートリッジが静置され,インクカートリッジとキャリッジをインク供給チューブにて連結しているものが公知である。
特開平5−77514号公報(図1,図3参照) 特開2005−81691号公報(図2,図3及び図4参照) 特開2003−11340号公報(図1,図2及び図3参照)
しかしながら,特許文献2の構成では,記録ヘッドの位置からテープスケール及び光センサ部までの高さ方向の距離が短いため,インクミストがテープスケールや光センサ部に付着し易く,リニアエンコーダの検出精度が悪化しやすいという問題があった。
さらに,特許文献2におけるキャリッジでは下面側に記録ヘッドが備えられ,その上側インクタンクが搭載されていたが,特許文献3に示すような静置されたインクタンクと往復移動するキャリッジとを,湾曲可能な(可撓性を有する)インク供給チューブ(インク供給管)で連結した場合,上述のように,テープスケールと搬送用の無端ベルトとの間に遮蔽板を設けたとしても,インク供給管とテープスケールとの配置が接近していると,インク供給管の湾曲部分がテープスケールの表面に擦れたり,インクが付着しやすいことから,リニアエンコーダの検出精度が悪化または劣化するという問題がある。
本発明は,上記の従来の技術の問題点を解決すべくなされたものであり,テープスケール自体へのインクミストの付着を一層少なくし,且つテープスケールとインク供給チューブとの接触を防止してリニアエンコーダの検出精度の低下を確実に防止できるように構成された画像記録装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため,請求項1に記載の発明の画像記録装置は,被記録媒体上に画像を記録可能な記録ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジと,前記主走査方向と直交する副走査方向の上流側に配置した第1ガイド部材と下流側に配置した第2ガイド部材とを備え,前記キャリッジが前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とに跨がって摺動可能に支持された画像記録装置において,装置本体に設けられたインク供給源から前記記録ヘッドにインクを供給するインク供給管が前記キャリッジに接続され,前記インク供給管は,可撓性を有して前記キャリッジの往復移動に伴って前記第2ガイド部材上にて前記インク供給管の中途部の湾曲した位置が変化するように構成され,前記キャリッジには,光学式リニアエンコーダにおける信号検出手段が備えられ,前記第2ガイド部材には,前記光学式リニアエンコーダにおけるテープスケールが,前記主走査方向に沿い,且つその一部が前記信号検出手段の箇所を通過するように配置され,前記テープスケールと前記インク供給管とを隔離するための隔離壁が前記第2ガイド部材上にて前記主走査方向に沿って配置されているものである。
請求項2に記載の発明は,請求項1に記載の画像記録装置において,前記キャリッジの下面または上面には,前記隔離壁が通過可能な凹部が形成されているものである。
請求項3に記載の発明は,請求項1または2に記載の画像記録装置において,前記信号検出手段は前記キャリッジの上面に備えられ,少なくとも前記第2ガイド部材及び前記キャリッジの往復移動領域の上方を覆う上カバー体には,前記隔離壁としての下向きに突出するリブ部が形成されているものである。
請求項4に記載の発明は,請求項 3に記載の画像記録装置において,前記インク供給管のキャリッジへの管接続部は,前記テープスケールの配置位置よりも前記副走査方向の下流側に配置され,前記上カバー体における前記リブ部の断面形状は,少なくともその下流側の側面が上方に行くに従って前記副走査方向の下流側に向かう傾斜面に形成されているものである。
請求項5に記載の発明は,請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置において,前記第1ガイド部材のほぼ水平な上面に形成された第1摺動面と,前記第2ガイド部材のほぼ水平な上面に形成された第2摺動面とは,それぞれ前記キャリッジを支持し,且つ前記記録ヘッドのノズル面と平行に形成されており,前記第2ガイド部材には,前記第2摺動面に対して実質上直交するように立設した第3摺動面が,前記副走査方向において,前記第1摺動面と前記第2摺動面との間に位置するように備えられ,前記キャリッジには,前記第3摺動面に当接して摺動可能な一方の一対の摺動凸部と,前記一方の一対の摺動凸部と前記第3摺動面を挟んで対向する他方の一対の摺動凸部とを,前記主走査方向に適宜隔てて配置し,前記他方の一対の摺動凸部を前記第3摺動面の方向に弾力付勢するための弾性部材とを備えているものである。
請求項6に記載の発明は,請求項1乃至5のいずれかに記載の画像記録装置において,前記キャリッジは,前記第2ガイド部部材の上面側に前記主走査方向に沿って長く設けられた無端ベルトの一部に連結されて,前記主走査方向に沿って移動可能に構成され,前記無端ベルトとキャリッジとのベルト連結部は,前記副走査方向において,前記第2摺動面部と第3摺動面部との間に位置するものである。
請求項1に記載の発明によれば,水平状の第1ガイド部材の上面の第1摺動面と第2ガイド部材の上面の第2摺動面に対して,キャリッジの自重だけで両ガイド部材に支持された状態で,主走査方向に移動可能である。
そして,キャリッジが主走査方向に沿って移動するときにインク供給管の中途部の湾曲部の半径が大きくなるように変形しても、隔離壁に摺接するだけであるので,インク供給管の円滑な移動を妨げない。そして,テープスケールの表面とインク供給管とが隔離壁に遮られて接触することがなく,テープスケールにインクが付着して、リニアエンコーダの検出精度が悪化(低下)することがないという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば,前記キャリッジの下面または上面には,前記隔離壁が通過可能な凹部が形成されているものであるので,キャリッジの下面または上面の近傍に隔離壁を近接して配置することができ、画像記録装置全体の高さを低くして, コンパクトにできるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば,テープスケールはキャリッジの上面側を通過するので,キャリッジの下面側の記録ヘッドの箇所から上下に大きく離間していることになり,画像記録動作時に発生するインクミストがテープスケールの表面に付着し難くなる結果,リニアエンコーダの検出精度を低下させないように維持できるのであり,また,隔離壁としてのリブ部によりテープスケールがインク供給管と常時接触しないので,テープスケールが接触にて発生する振動を完全に無くして、リニアエンコーダによる検出精度が悪化することもない。
そして,請求項4に記載の発明によれば,前記インク供給管のキャリッジへの管接続部は,前記テープスケールの配置位置よりも前記副走査方向の下流側に配置され,前記上カバー体における前記リブ部の断面形状は,少なくともその下流側の側面が上方に行くに従って前記副走査方向の下流側に向かう傾斜面に形成されているものである。
従って,上記傾斜面に接触したインク供給管の中途部は下向き方向に押されることになるので,テープスケールとの接触を確実に防止できるという効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば,水平状の第1ガイド部材の上面の第1摺動面と第2ガイド部材の上面の第2摺動面に対して,キャリッジが支持された状態で,主走査方向に移動可能である。
そして,前記第2ガイド部材には,前記第2摺動面に対して実質上直交するように立設した第3摺動面が,前記副走査方向において,前記第1摺動面と前記第2摺動面との間に位置するように備えられ,前記キャリッジには,前記第3摺動面に当接して摺動可能な一方の一対の摺動凸部と,前記一方の一対の摺動凸部と前記第3摺動面を挟んで対向する他方の一対の摺動凸部を前記第3摺動面の方向に弾力付勢するための弾性部材とを備えているので,キャリッジの一側部に接続された複数本のインク供給管の湾曲部の広がろうとする鉛直軸回りのモーメントを,キャリッジに設けられた一方の一対の摺動凸部が鉛直方向(Z軸方向)の第3摺動面に当接することで受け止めることができ,上記鉛直軸回りのキャリッジの姿勢変化を無くすことができる。
請求項6に記載の発明によれば,副走査方向に沿ってのキャリッジにおけるベルト連結部の位置が,第2摺動面と第3摺動面の間に位置しているから,特に,キャリッジが主走査方向に移動開始するとき(キャリッジが静止状態から加速度を受けて移動するとき)の無端ベルトによる引張力の作用で,ベルト連結部を通る主走査方向の軸回り及び鉛直軸回りにキャリッジが回転しようとする力を,第2摺動面と第3摺動面の箇所で効率良く受け止めることができる。その結果,上記主走査方向の軸回り及び鉛直軸回りのキャリッジの姿勢変化を少なくし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
次に,本発明を具体化した最良の実施形態について説明する。図1は本発明の画像記録装置の全体斜視図,図2は記録部と給紙カセットの側断面図,図3は画像読取装置を除いた状態の画像記録装置の平面図,図4は記録部の平面図,図5は記録部を示す斜視図,図6は図4のVI−VI線矢視図,図7は上カバー体を被せた状態の記録部の平面図,図8は記録部の一部切欠き拡大斜視図,図9は図7のIX−IX線矢視図,図10は図7のX−X線における側断面図であってキャリッジは側面で示すもの,図11はキャリッジと第1ガイド部材と第2ガイド部材とを示す左側面図,図12はキャリッジの左側面図,図13はキャリッジの平面図,図14はキャリッジの下面図,図15はキャリッジに対する無端ベルト(タイミングベルト)の連結状態を示す説明図,図16はキャリッジを除いた状態の記録部の全体斜視図である。
本実施形態の画像記録装置1は,プリンタ機能,コピー機能,スキャナ機能,ファクシミリ機能を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device )に本発明を適用したものであり,図1に示すように,装置における合成樹脂製の記録装置本体2の底部には,記録装置本体2の前側(図1において左側)の開口部2aから差込み可能な給紙カセット3が配置されている。以下,開口部2aがある側を前側または前方といい,これを基準に装置の前側,左右側,後側という。
本実施形態では,給紙カセット3は,被記録媒体としての例えばA4サイズ,レターサイズ,リーガルサイズ,はがきサイズ等にカットされた用紙Pをその短辺が用紙搬送方向(副走査方向,以下,Y軸方向という)と直交する方向(図1において紙面と直交する方向,主走査方向,X軸方向)に延びるようにして複数枚積層(堆積)されて収納できる形態とする(図1参照)。
なお,給紙カセット3の上部には,前端には,小サイズの用紙(図示せず)を複数枚堆積させて供給する補助カセット3aがY軸方向に移動可能に装着されている。図1では,補助カセット3aが記録装置本体(ハウジング)2から外部に突出しない位置に押し込み配置されている状態を示している。
また,給紙カセット3の奥側(図1及び図2において右側)には,用紙分離用の土手部8が配置されている。また,記録装置本体2側には,上端部が上下方向に回動可能なアーム6aが装着され,このアーム6aの下端に設けられた給紙ローラ6と,傾斜分離板8とにより,給紙カセット3及び補助給紙カセット3aに堆積された被記録媒体である用紙Pを一枚ずつ分離搬送する。分離された用紙Pは上横向きのUターンパス(給送路)9を介して給紙カセット3より後方の上側(高い位置)に設けられた記録部7に給送される。記録部7は,後に詳述するように,プリンタ機能などを実現するためのインクジェット式の記録ヘッド4が搭載された往復動可能なキャリッジ5等からなる。
記録部7にて記録された用紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙部10は,補助給紙カセット3aの上側に形成されており,排紙部10に連通する排紙口10a(開口部2aの上方)が記録装置本体2の前面に向かって開口されている。
記録装置本体2の上部には,コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置12が配置されている。
記録装置本体2の上側には,画像読取装置12の前方に各種操作ボタンや液晶表示部等を備えた操作パネル部14とが設けられており,画像読取装置12と操作パネル部14との平面視投影面積内に,記録部7と排紙部10並びにこの排紙部10の一側に設けられたインク貯蔵部15が位置するように配置されている。
画像読取装置12の上面には,原稿カバー体13を上側に開けて原稿を載置することができる載置用ガラス板(図示せず)が設けられ,その下側に原稿読取り用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor) (図示せず)が図1の紙面と直交する方向(主走査方向,以下,X軸方向といい,主走査方向に延びる軸をX軸という)に往復移動可能に設けられている。
インク貯蔵部15は,記録装置本体2の上方に向かって開放されており,インク貯蔵部15には,フルカラー記録のための4色のインクを各々収容した平面視の面積が小さく,且つ高さ寸法の高いほぼ矩形箱状のインクカートリッジ19(個別の色,即ち,ブラック(BK),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)用インクのカートリッジに対しては符号19a〜19dを付する,図3参照)を,Y軸方向に沿って一列状に収納でき,上方から着脱可能となるように構成されている。
そして,各インクカートリッジ19(個別には符号19a〜19dで示す)からインクジェット式の記録ヘッド4に複数本(実施形態では4本)のインク供給管(インクチューブ)20(個別には符号20a〜20dで示す,図4,5参照)を介してインクを供給するように構成されている。なお,4色よりも多数のインク色を使用する場合(6色〜8色等)には,そのインク色の数に応じたインクカートリッジをインク貯蔵部15に収納可能に構成すれば良いし,インク供給管20もインクカートリッジの数に合わせて増やせばよい。
記録部7は,図3〜図16に示すように,上面開放された枠状のメインフレーム21における左右一対の側板21a,21bにて支持され,X軸方向(主走査方向)に延びる横長の板状(プレート状)の第1ガイド部材22,第2ガイド部材23と,これら両ガイド部材22,23に跨がって摺動自在に支持(搭載)されて往復移動可能に構成されたキャリッジ5と,記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を往復移動させるために第2ガイド部材23の上面にそれと平行状に配置された無端ベルトとしてのタイミングベルト24と,そのタイミングベルト24を駆動するCR(キャリッジ)モータ25(実施形態ではDCモータであるが,ステッピングモータ等他のモータでもよい。)と,記録ヘッド4の下面側にて搬送される用紙Pを支持する板状のプラテン26と,主走査方向に沿って延びるように配置されてキャリッジ5のX軸方向(主走査方向)の位置とその方向の移動速度を検知するための光学式リニアエンコーダの構成部品であるテープスケール47等を備える。なお,プラテン26上で用紙Pが通過する方向での用紙搬送方向(矢印A方向,図3,図4,図9〜図11参照)の上流側に,第1ガイド部材22が配置され,下流側に第2ガイド部材23が配置されることになる。
また,図12及び図13に示し,且つ後述するように,キャリッジ5(ホルダ体61)の下面には,1つの第1摺動凸部55aと左右一対の第2摺動凸部55bとは,第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23に跨がるように三角形の各頂点に配置され,第1摺動凸部55aは第1ガイド部材22における第1摺動面51に当接し,一対の第2摺動凸部55bは第2ガイド部材23における第2摺動面52に当接する。さらに,左右一対の第2摺動凸部55bが,ホルダ体61のX軸方向の中央線OXを挟んで寸法X1だけ隔てて左右対称状に設けられている(図13参照)。したがって,キャリッジ5の平面視(または下面視)において,1つの第1摺動凸部55aと左右一対の第2摺動凸部55bとの各中心部を結ぶ形状が二等辺三角形となる。
他方,主走査方向(X軸方向)に沿って延びる第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23の下面側を,副走査方向(Y軸方向)に延びる一対の側板21a,21bにて連結する。そして,一対の第2摺動凸部55bのX軸方向の間隔(2X1)を大きくしながら,X軸方向の移動可能範囲,ひいては用紙PのX軸方向の記録可能領域をなるべく大きくするために,少なくとも第2ガイド部材23の一側部,好ましくは両側部(実施形態では,図4及び図5に示す左右両左側)は側板21a,21bの上を越えてX軸方向に沿って外側に延設されている。したがって,キャリッジ5が記録部7の左端(後述するインク受け部48)に位置した状態では,キャリッジ5における左側の第2摺動凸部55bが左側板21aの上を越えて第2ガイド部材23の左端部に位置できることになる。
また,プラテン26を挟んで搬送上流側にレジストローラ対27が配置されて用紙Pを記録ヘッド4の下面のノズル面とプラテン26との隙間に送られる。プラテン26の下流側には,用紙Pの上面に接する拍車28bと下面側の駆動する排紙ローラ28aとが配置され記録済みの用紙Pが排紙部10に搬送される。
さらに,上記のように,キャリッジ5のX軸方向の移動可能範囲を大きくしながら,装置本体2の幅寸法をコンパクトにするために,メインフレーム21のX軸方向の一側または両側に配置する部品の位置を工夫している。実施形態では,図4〜図6及び図8に示すように,左側板21aの内面に固定した用紙搬送用の駆動モータ31の駆動軸(図示せず)が左側板21aの外面に突出している。この駆動軸に取付られたピニオンギヤ32aからレジストローラ対27の駆動ローラ27aに同軸状に直結した第1伝動ギヤ32bに動力伝達する。駆動ローラ27aには,大径のロータリエンコーダ検出円盤33が設けられ,ロータリエンコーダ検出円盤33の上部は左側板21aの上面より上側に突出している。第1伝動ギヤ32b噛合う中間ギヤ34と同軸で直結された第1プーリ35aと排紙ローラ28aに取付られた第2プーリ35bとに無端タイミングベルト35cが巻掛けされている。しかも,第2プーリ35bの直径を従来のものに比べて小さくして,左側板21aの外面と第2ガイド部材23の下面側との間の空間に第2プーリ35bが納まり,記録部7全体の左右方向の寸法がコンパクトになるように構成されている。
また,搬送される用紙Pの幅(用紙Pの短辺)より外側には,その一端側(実施形態では図3及び図4で左側の側板21aに近い部位)にインク受け部48が,また,他端側(図3及び図5で右側の側板21aに近い部位)にメンテナンスユニット50がそれぞれ配置されている。これにより,記録ヘッド4はインク受け部48に設けられたフラッシング位置にて記録動作中に定期的にノズルの目詰まり防止のためのインク吐出を行い,インク受け部にてインクを受ける。メンテナンスユニット50部分では,キャリッジ5は待機位置であって,色毎にインクを選択的に吸引したり,記録ヘッド4上の図示しないバッファタンク内の気泡を除去するための回復処理等を行う。また,メンテナンスユニット50には図示しないが,ワイパーが設けられており,キャリッジ5をメンテナンスユニット50部分から画像記録領域方向に移動させるときに記録ヘッド4のノズル面のクリーニングを行う。
用紙搬送方向(矢印A方向)の上流側の第1ガイド部材22及び下流側の第2ガイド部材23はそれぞれほぼ水平状態に配置されている。第1ガイド部材22の側断面は,図9〜図11に示すように,キャリッジ5における用紙搬送方向(矢印A方向)の上流側部位を水平状に摺動可能に支持するための第1摺動面51を有する平板部22aと,キャリッジ5の後述するホルダ体61における用紙搬送方向の上流側部位の係合凹部70に嵌まる側面Z字状の突片22bとが一体的に形成されている。
第2ガイド部材23の側断面は,図4〜図6,図9〜図11及び図15に示すように,上記タイミングベルト24,CR(キャリッジ)モータ25,テープスケール47等の取付けの鉛直方向(Z軸方向)の基準面となる水平広幅片23aと,この水平広幅片23aを挟んでキャリッジ5における用紙搬送方向の下流側部位を水平状に摺動可能に支持するための第2摺動面51を有する平板部23bと,水平広幅片23aを挟んで用紙搬送方向の上流側部位で上向き屈曲させたほぼ鉛直なガイド片23cとを備える。
第1ガイド部材22における第1摺動面51と,第2ガイド部材23における第2摺動面52とは,キャリッジ5における記録ヘッド4の下面(ノズルが形成されたノズル面)と平行になるように,各ガイド部材22,23の上面に形成されている。ガイド片23cには,用紙搬送の下流側に向く第3摺動面54が形成されている(図4及び図5参照)。第1,第2,第3摺動面51,52,54はそれぞれX軸方向に長く直線的に形成されている。
キャリッジ5は,図11〜図13に示すように,平面視でほぼ矩形状の合成樹脂製のホルダ体61からなり,ホルダ体61の用紙搬送上流側部位には記録ヘッド4が下面側に収納される下向き高さ寸法の大きいヘッド収納部61aが形成されている。ホルダ体61の用紙搬送下流側部位には上記複数本のインク供給管20a〜20dの先端部が横向きに接続されて記録ヘッド4にインクを供給するインク流路(図示せず)やフレキシブルフラットケーブル40の先端部を接続するための接続支持部61bや,後に詳述するテープスケール47を通過させて位置及び移動速度を検知するための光透過式のセンサ(ホトカプラ)61cのためのガイド溝85が一体的に設けられている。
キャリッジ5の用紙搬送上流側部位には,その下面側から突出して第1ガイド部材22における第1摺動面51に当接する1つの第1摺動凸部55aが,ホルダ体61のX軸方向の中央部に設けられている(図11〜図13参照)。
キャリッジ5(ホルダ体61)の用紙搬送下流側部位には,その下面側から突出して第2ガイド部材23における第2摺動面52に当接する左右一対の第2摺動凸部55bが,ホルダ体61のX軸方向の中央線OXを挟んで寸法X1だけ隔てて左右対称状に設けられている(図11〜図13,図15参照)。したがって,キャリッジ5の平面視(または下面視)において,1つの第1摺動凸部55aと左右一対の第2摺動凸部55bとの各中心部を結ぶ形状が二等辺三角形となる。この構成により,第1及び第2ガイド部材22,23に対してキャリッジ5が安定して支持される。
第1摺動凸部55aに隣接して設けられた第1補助摺動凸部56aは,キャップのノズル面とプラテン26との隙間(ペーパーギャップ)PGを,上記第1摺動凸部55aで当接する場合より大きくするときに,第1摺動凸部55aの下面よりも選択的に下向きに突出するように構成されている。同様に,一対の第2摺動凸部55bに隣接して設けられた第2補助摺動凸部56bは,キャップのノズル面とプラテン26との隙間(ペーパーギャップ)PGを上記と同様に大きくするときに,第2摺動凸部55bの下面よりも選択的に下向きに突出するように構成されている(図10,図11及び図13参照)。なお,キャリッジ5には,第1補助摺動凸部56a及び第2補助摺動凸部56bを選択的に昇降させる機構(詳細な説明省略する)とその作用片57a,57bがX軸方向に往復移動可能且つ出没可能に設けられている。キャリッジ5がX軸方向に沿って移動したときの一方の移動端と他方端にて,第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23の切り起こし片22b,23d(図に,作用片57a,57bが衝突することにより,第1補助摺動凸部56a及び第2補助摺動凸部56bを選択的に昇降させる構成である(図4,図5,図8,図9,図10,図13等参照)。
キャリッジ5(ホルダ体61)には,第2ガイド部材23における第3摺動面54に当接させる左右一対の第3摺動凸部60a,60b(請求項でいう一方の一対の摺動凸部に該当する)が一体的に形成されている。即ち,左右一対の第3摺動凸部60a,60bは,図13において,X軸方向の中央線OXを挟んで寸法X2だけ隔てて左右対称状に設けられている。
さらに,キャリッジ5(ホルダ体61)には,鉛直方向のガイド片23cを挟んで裏面側に,左右一対の第4摺動凸部65a,65b(請求項でいう他方の一対の摺動凸部に該当する)が配置されるものとし,この一対の第4摺動凸部65a,65bは合成樹脂製の左右長手の弾性部材としての挟持体62(図13において影線が施された部分を参照)の両端部に形成されている。一対の第4摺動凸部65a,65bは,図13において,X軸方向の中央線OXを挟んで寸法X3(<X2<X1)だけ隔てて左右対称状の位置に配置されている。
図13に示すように,挟持体62の左右の中央部がホルダ体61への取付部62aであり,左右両端の膨出部62bとの間はそれ自体で可撓性を有する断面の小さい連設部62cである。各膨出部62b内には,図示しない圧縮コイルバネが配置されており,この圧縮コイルバネの付勢力にて,ガイド片23cを挟持体62と第3摺動凸部60a,60bとで挟み込んで,弾性的に支持させている。なお,挟持体62と第3摺動凸部60a,60bとの間は,主走査方向(X軸方向)及び下方方向(Z軸方向)が開放されている(図10,図11及び図13参照)。
キャリッジ5(ホルダ体61)の下面側には,副走査方向(Y軸方向)において,第2摺動凸部55bと第3摺動凸部60a(60b)との間に,タイミングベルト24の一部が連結されるベルト連結部63が設けられている(図10, 図11及び図13参照)。より詳しく説明すると,ベルト連結部63は,接続支持部61bの下面側に設けられて,キャリッジ5の下面側及び主走査方向の両側に開放されてタイミングベルト24が嵌まる溝部を有する。
タイミングベルト24を巻き掛ける駆動プーリ89と従動プーリ90とを,図3,図4,図5,図14(但し,図4,図5では従動プーリ90のみ示す)に示すように,第2ガイド部材23における水平広巾片23aの上面側の主走査方向の両端部に配置する。このようにすると,第2ガイド部材23はキャリッジ5の摺動支持と,駆動プーリ89とCRモータ25及び従動プーリ90等の移動手段の取付けとの両機能を果たすことができて,コストダウンを図ることができると共に,記録部7ひいては画像記録装置1を小型化できるという効果を奏する。
なお,キャリッジモータ(CRモータ)25の首部25aから突出する駆動軸25bに嵌着した駆動プーリ89の最大直径D1は首部25aの直径D2より小さく形成しておく(図14参照)。そして,予め,駆動軸25bに駆動プーリ89を装着固定した状態で,第2ガイド部材23における水平広巾片23aに穿設されている取付け孔(首部25aの直径D2に等しい)に,下方から駆動プーリ89及び首部25aを差し込む。次いで,水平広巾片23aの上面からねじ(図示せず)にて駆動モータ25を固定する。
このように,駆動プーリ89の最大直径D1を駆動モータ25の首部25aの直径D2より小さく形成し,且つ第2ガイド部材23に首部25aの直径D2とほぼ等しい取付け孔23bを形成しておくと,駆動モータ25を第2ガイド部材23に取付けする前に駆動プーリ89を駆動軸25bに嵌着することができる。また,第2ガイド部材23の水平広巾片23aには,駆動モータ25を取付けするための取付け孔のみを穿設しておけば良いから,第2ガイド部材23の機械的強度を極端に弱めることがない。さらには,首部25aと駆動プーリ89との間に水平広巾片23aが配置されるような取付け構造に比べて,首部25aに対して駆動プーリ89を極めて接近させて配置することができる。駆動プーリ89の円周面にはタイミングベルト24用の歯面(歯型)89aが形成されていると,駆動モータ25の回転とタイミングベルト24の移動との間にスリップ現象が発生しない。また,駆動プーリ89の上端側にはタイミングベルト24の離脱防止用のフランジ部89bが一体的に形成されている。
従動プーリ90はタイミングベルト24が巻回するプーリ部90aと,このプーリ部90aからその回転中心軸線に沿って両方方向に突出する軸部90bと,タイミングベルト24の幅方向の両縁を軸部90b方向に離脱させない大径のフランジ部90cとが,合成樹脂材により一体的に形成されたものである(図14参照)。そして,従動プーリ90が回転可能に支持されたホルダ92を駆動プーリ89から離間する方向に図示しないばねにて弾力付勢する。
駆動プーリ89と従動プーリ90とに巻回した(掛け渡した)タイミングベルト24のうち,キャリッジ5への連結固定された側片の延びる方向が,第2ガイド部材23における垂直方向のガイド片23cとほほ平行状となるように,駆動プーリ89の軸心(回転中心)からガイド片23cまでの最短距離が,従動プーリ90の軸心(回転中心)からガイド片23cまでの最短距離よりも小さく(短く)なるように,駆動プーリ89と従動プーリ90との配置位置を偏倚させると,キャリッジ5が主走査方向(X軸方向)に移動するするとき,ガイド片23cと平行となるように,タイミングベルト24でキャリッジを牽引でき,ガイド片23cにおける第3摺動面54(基準面)に沿って安定して移動でき画像の記録性能を向上させることができる。その場合,大径の従動プーリ90をガイド片23cから離して配置することで,第2ガイド部材23の矢印A方向の幅寸法を小さくでき,コンパクトにできる。
さらに,キャリッジ5を取付けた側のタイミングベルト24による張力の力成分(分力)がキャリッジ5を第2ガイド部材23の平板部23b及び鉛直片であるガイド片23cの双方に押圧する方向に働くように,駆動プーリ89と従動プーリ90と,タイミングベルト24に対するキャリッジ5のベルト連結部63の配置関係を設定するのが好ましい。これにより,後述するように,キャリッジ5の移動が安定するからである。
そのため,キャリッジ5を第2ガイド部材23の垂直片であるガイド片54に対して押圧するため,タイミングベルト24に対するキャリッジ5のベルト連結部63がガイド片23cにおける第3摺動面54に対する最短距離は,駆動プーリ89及び従動プーリ90へのタイミングベルト24の巻回部における最短距離よりも大きく設定するものである。このように構成すると,ベルト連結部63におけるタイミングベルト24に対する張力Fの分力のうち,ガイド片23cの延びるX軸方向と直交するY軸方向の分力により,タイミングベルト24の配置側にあるガイド片23cにおける第3摺動面54に対してキャリッジ5が押しつけられることになり,移動中のキャリッジ5の姿勢が安定し,画像の記録性能が向上するのである。
他方,図15は,キャリッジ5を第2ガイド部材23の水平広巾片23aの上面の第2摺動面52に押圧付勢する実施形態を示す。タイミングベルト24に対するキャリッジ5のベルト連結部63の高さ位置を,駆動プーリ89及び従動プーリ90へのタイミングベルト24の巻回部位の高さ位置より上方に偏倚させるものである。その場合,ベルト連結部63では,ブロック63bの下端両側に突出させた一対の係止爪部63cにより,ブロック63a,63bの間に嵌めて挟持させたタイミングベルト24の下端縁を下向きに脱落不能に係止しており,駆動プーリ89の上端のフランジ部89bによりタイミングベルト24の上端縁を上向きに離脱させないように規制し,さらに,従動プーリ90における上側のフランジ部90cでもタイミングベルト24の上端縁を上向きに離脱させないように規制している。
本実施形態では,キャリッジ5全体の重心位置Gは,X軸方向(キャリッジ5の左右幅方向)に対して,図14に示すX軸方向の中央線OX上にあり,Y軸方向に対しては,図11に示すように,キャリッジ5における収納部61a側にあって,第4摺動凸部65a,65b側からY軸に沿って距離Y1の短い位置にある。また,Z軸方向(鉛直方向)に対するキャリッジ5全体の重心位置Gの高さ位置は,第2摺動凸部55b(第2摺動面52)及び/または上記第4摺動凸部65a,65bと実質上同じ高さ位置である。また,上記重心位置Gの高さ位置はベルト連結部63のZ軸方向(鉛直方向)の高さ位置と実質上同じ高さ位置であり,より詳しくは,タイミングベルト24の幅寸法内に上記重心位置Gの高さ位置に設定したものである(図11及び図12参照)。これらの構成により,キャリッジ5が主走査方向に移動開始するとき(キャリッジ5が加速度の影響を受けるとき)にも,キャリッジ5の重心位置Gを通るY軸回りのモーメントも第2摺動凸部55b(第2摺動面52)側で支持でき,その結果,上記重心位置Gを通るY軸回りのキャリッジ5の回転モーメントに対して主走査方向への安定したキャリッジ5の移動を確保することができる。
また,図4,図13及び図14で示すように,キャリッジ5における1つの第1摺動凸部55aと,左右一対の第2摺動凸部55b,55bとにより,第1ガイド部材22(第1摺動面51)と第2ガイド部材23(第2摺動面52)に対して平面視で三角形状にて支持され,しかも,左右一対の第2摺動凸部55b,55bのX軸方向の配置間隔X1を大きく取っているので,キャリッジ5の重心位置を通るY軸回りのキャリッジの支持姿勢が安定する。特に,キャリッジ5が主走査方向(X軸方向)に移動開始するとき(キャリッジが静止状態から加速度を受けて移動するとき)のタイミングベルト24による上記X軸方向分力F4の作用で,ベルト連結部63を通るY軸回りにキャリッジ5が回転しようとする力を,左右に離れた左右一対の第2摺動凸部55b,55bと,第2摺動面52との箇所で効率良く受け止めることができる。その結果,Y軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
本実施形態では,ベルト連結部63におけるタイミングベルト24に対する張力F1のX軸方向分力F4及びZ軸方向分力F5のうち,Z軸方向の分力F5と,キャリッジ5の自重とが,第1摺動凸部55aと第2摺動凸部55bとを介して上記第1ガイド部材22の第1摺動面51及び第2ガイド部材23の第2摺動面52にZ軸(鉛直)の下向き方向に作用する(図15参照)。そして,図11に示すように,キャリッジ5の重心位置Gから第1摺動凸部55aまでのY軸に沿っての距離Y2と,同じく第2摺動凸部55bまでの距離Y3とが大きいから,キャリッジ5の静止時及び一定速度でのX軸方向(主走査方向)への移動時にも,Y軸に沿って大きく離間した第1摺動凸部55a及び第2摺動凸部55bを介して第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23にてキャリッジ5を安定して支持させることができ,キャリッジ5に搭載した記録ヘッド4の下面とプラテン26上の用紙Pとの隙間寸法(PG)が安定し,これによっても画像の記録性能が向上するのである。
図11〜図14に示すように,第2ガイド部材23における鉛直方向に立設するガイド片23cには,第2摺動面52に対して実質上直交するように立設した第3摺動面54が,Y軸方向において,第1摺動面51と第2摺動面52との間に位置するように備えられている。キャリッジ5には,第3摺動面54に当接して摺動可能な第3摺動凸部60a,60bと,これらの 第3摺動凸部60a,60bと第3摺動面54(ガイド片23c)を挟んで対向する第4摺動凸部65a,65bを第3摺動面54の方向に弾力付勢するための弾性部材である挟持体62とを備えている。ベルト連結部63は,Y軸において,第2摺動凸部55aと第3摺動凸部60a,60bとの間に位置している。このように構成すると,上記タイミングベルト24の張力にてキャリッジ5がベルト連結部63を通るX軸回りに回転しようとする回転モーメントを,キャリッジ5に設けられた第3摺動凸部65a,65bが鉛直方向(Z軸方向)の第3摺動面54に当接することで受け止めることができ,上記X軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向(X軸方向)への安定した移動を確保することができる。
ベルト連結部63の高さ位置が,タイミングベルト24の第2ガイド部材23に対する装着部(駆動プーリ89及び従動プーリ90)より高い位置に設定すれば,特にキャリッジ5が主走査方向に移動開始するとき(キャリッジ5が静止状態から加速度を受けて移動するとき),キャリッジ5におけるベルト連結部63の位置で,キャリッジ5には,タイミングベルト24の張力の鉛直方向の分力F5が作用する。その場合,重心を通るX軸回りにキャリッジ5が回転しようとする回転モーメントを,第2摺動凸部55b(第2摺動面51)の箇所で効率良く受け止めることができる。その結果,重心を通るX軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
図4,図5,図7及び図8に示すように,装置本体2の静止位置に備えたインク貯蔵部15からインクを供給する湾曲可能な複数本のインク供給管20a〜20bが,キャリッジ5におけるX軸方向と対面する一側部(接続支持部61b)に接続されており,インク供給管20a〜20がキャリッジに接続する箇所(管接続部72)は,Y軸方向において,第1摺動凸部55aと第2摺動凸部55bとの間に位置すると,その接続部(接続支持部61b)には,鉛直(Z軸)方向の荷重が掛かる。その荷重によるキャリッジ5の重心位置Gを通るX軸回りのモーメントも第2摺動凸部55b(第2摺動面52)側で支持できる。その結果,上記重心位置Gを通るX軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
また,Y軸方向において,インク供給管20a〜20がキャリッジに接続する箇所(管接続部72)は,第2摺動凸部55bと第3摺動凸部60a,60bとの間に位置するものである。即ち,管接続部72はベルト連結部63に近い第3摺動凸部60a,60bに位置するのであるから,インク供給管20a〜20が接続された場合の荷重によるキャリッジ5の重心位置Gを通るX軸回りのモーメントも第2摺動凸部55b(第2摺動面52)と,第3摺動凸部60a,60b(第3摺動面54)とで支持できる。その結果,上記X軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
Y軸に沿ってのキャリッジ5におけるベルト連結部63の位置も,第1摺動凸部55a(第1摺動面51)と第2摺動凸部55b(第2摺動面52)の間に位置しているから,特に,キャリッジ5が主走査方向(X軸方向)に移動開始するとき(キャリッジが静止状態から加速度を受けて移動するとき)のタイミングベルト24による上記Z軸方向分力F5の作用で,X軸回りにキャリッジ5が回転しようとする力を,第1摺動凸部55a(第1摺動面51)と第2摺動凸部55b(第2摺動面52)の箇所で効率良く受け止めることができる。その結果,X軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
さらに,キャリッジ5における左右一対の第3摺動凸部60a,60bが,第2ガイド部材23における鉛直方向のガイド片23cの第3摺動面54に対して,図14に示すように,キャリッジ5のX軸方向の中央線OXを挟んで大きい間隔X2にて当接する。しかも,挟持体62の両端部に形成された一対の第4摺動凸部65a,65bは,図13において,X軸方向の中央線OXを挟んで寸法X3だけ隔てて左右対称状の位置に配置されて,ガイド片23cの裏面側から弾性的に押圧しているので,キャリッジ5が主走査方向(X軸方向)に移動開始するとき(キャリッジが静止状態から加速度を受けて移動するとき)のタイミングベルト24による上記X軸方向分力F4の作用で,ベルト連結部63を通るZ軸回りにキャリッジ5が回転しようとする力を,左右に離れた左右一対の第3摺動凸部60a,60bと,一対の第4摺動凸部65a,65bと,第3摺動面54との箇所で効率良く受け止めることができる。その結果,Z軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
次に,リニアエンコーダとインク供給管との配置関係及びリニアエンコーダの検出精度の維持のための構成について説明する。本実施形態に係るリニアエンコーダは,光学式であって,静置するテープスケール47とキャリッジ5に備えた光透過式のセンサ(ホトカプラ)61cとからなる。図4,図5,図8〜図13及び図16に示すように,帯状のテープスケール47は,第2ガイド部材23の上面にX軸方向に沿って両端まで長く直線状に張架されているものである。テープスケール47の両端は,第2ガイド部材23の左右両端から立て起こした支持片86に支持されている。この帯状のテープスケール47は検査面(X軸方向に一定間隔で配置されたスリットの形成面,図示せず)が垂直方向に沿うように配置されている。
他方,キャリッジ5におけるホルダ体61の上面を覆う合成樹脂製の上蓋66の上面には,テープスケール47がX軸方向に通過し得る上方開放状で且つX軸方向にも開放されたガイド溝85を有するX軸方向に長手の遮光壁87が一体的に形成されており,そのガイド溝85内の中途部には,テープスケール47の表裏両面を挟んで通過可能とする信号検出手段としてのホトカプラ61cが配置されている(図8〜図10参照)。上記の構成により,キャリッジ5がX軸に沿って往復移動する時の,当該キャリッジ5のホームポジション(実施形態では図4の右端)からの位置及びそのときの移動速度を検出するものである。
ホルダ体61の上面に対して着脱可能な上蓋66は,収納部61aと接続支持部61bとの上面にわたって配置されるものである。上蓋66における収納部61aを覆った箇所には,フレキシブルフラットケーブル40からの信号を受けて,記録ヘッド4に所定の駆動信号を出力するための制御基板(図示せず)が配置されている。上蓋66を着脱するのは制御基板や後述するインク供給管20a〜20dの交換などのメンテナンスのために必要である。
上蓋66には,図8に示すように,上記収納部61aと接続支持部61bとの間(より詳しくは,遮光壁87とインク供給管20a〜20dの管接続部72との間)に,上向き開放された断面が実質上V字状の逃げ溝88が一体的に形成されている。
次に,インク貯蔵部15に収納されている各インクカートリッジ19と記録部7における記録ヘッド4とを常時連結している可撓性を有するインク供給管20の配置構造について詳述する。実施形態では,各インク供給管20a〜20dは互いに独立した可撓性を有する合成樹脂製のチューブ体である。
図3〜図5,図7及び図8に示すように,複数(実施形態では4本)のインク供給管20は,下カバー体29の上面にてその一側端部(図4で右端部)からX軸方向に沿って他端部(図4で左端部)の方向に延設されている。このとき,全てのインク供給管20a〜20dの根元部はほぼ鉛直に沿った縦一列状に並んでいる。
全てのインク供給管20a〜20dの中途部が下カバー体29から第2ガイド部材23の上面側に渡り,その中途部がワイヤ状の可動可能な束ね部材71を介して束ねられている。全てのインク供給管20a〜20dは,その中途部が湾曲され且つ捩じられて,先端部は,連結支持部61bの一側部(図4, 図5で左端部)に設けられた結合部(管接続部72)にほぼ水平状の横一列の配列で接続されている。
本実施形態では,キャリッジ5に搭載された記録ヘッド4のノズルから選択的にインク滴を吐出させる指令信号を記録装置本体2側に設けた図示しない制御部から伝送するためのフレキシブルフラットケーブル40が,キャリッジ5がX軸方向(主走査方向)に往復移動する場合のインク供給管20a〜20dの通過する領域に,インク供給管20の延びる方向とほぼ平行状で,且つフレキシブルフラットケーブル40の広幅面が鉛直方向に並ぶように配置されている(図4,図5参照)。また,フレキシブルフラットケーブル40の湾曲部はインク供給管20a〜20dの湾曲部の半径内側に位置している。
インク供給管20a〜20dに上記の湾曲部があるため,この湾曲部の半径が大きくなろうとするインク供給管20a〜20dの復元力により,管接続部72ひいてはキャリッジ5にはZ軸回りの回転モーメントが作用する。この作用力は,左右に離れた左右一対の第3摺動凸部60a,60bと,一対の第4摺動凸部65a,65bと,第3摺動面54との箇所で効率良く受け止めることができる。その結果,Z軸回りのキャリッジ5の姿勢変化を無くし,主走査方向への安定した移動を確保することができる。
記録部7の上面には,図7に示すように,平面視矩形状で合成樹脂製の上カバー体93が着脱可能に配置されている。この上カバー体93の下面側には,テープスケール47とインク供給管20a〜20dとが干渉しないように(互いに接触しないように)するための隔離壁としてのリブ部94がキャリッジ5の移動範囲の全長にわたって設けられている。このリブ部94は下端側の厚みが薄く,上側に行くに従って厚くなる断面三角形状であり,実施形態では,図9, 図10及び図12に示すように,インク供給管20a〜20dと対面する側面が上方に行くに従って副走査方向の下流側に向かう傾斜面に形成されている。この傾斜面に接触したインク供給管20a〜20dの中途部は下向き方向に押されることになるので,テープスケール47との接触を確実に防止できる。
上記のように構成すると,キャリッジ5がX軸に沿って移動するときにインク供給管20a〜20dの湾曲部の半径が大きくなるように変形しても、リブ部94に摺接するだけであるので,インク供給管20a〜20dの円滑な移動を妨げない。テープスケール47の表面とインク供給管20a〜20dとがリブ部94に遮られて接触することがなく,テープスケール47にインクが付着して、リニアエンコーダの検出精度が悪化(低下)することがない。また,テープスケール47はキャリッジ5の上面側を通過するので,キャリッジ5の下面側の記録ヘッド4の箇所から上下に大きく離間していることになり,画像記録動作時に発生するインクミストがテープスケール47の表面に付着し難くなる結果,リニアエンコーダの検出精度を低下させないように維持できるのであり,また,別のワイパークリーニングにてテープスケール47に付着したインクミストを払拭する必要もなくなる。さらに,リブ部94によりテープスケール47がインク供給管20a〜20dと常時接触しないので,テープスケール47が接触にて発生する振動を完全に無くして、リニアエンコーダによる検出精度が悪化することもない。
そして、キャリッジ5がX軸に沿って移動するとき,リブ部94が通過可能とする逃げ溝88がキャリッジ5に形成されているので,上カバー体93をキャリッジ5の上面から大きく離間させて配置する必要がなく,画像記録装置1の全体の高さ寸法を小さくできて,コンパクトになるという効果を奏する。
上記第1実施形態に代えて,第2ガイド部材23における鉛直方向のガイド片23cを挟むキャリッジ5の下面側における左右一対の第3摺動凸部60a,60b及び第4摺動凸部65a,65bと,給紙ローラにおける管接続部72との間であって,接続支持部61bの下面側に,テープスケール47通過箇所と信号検出手段としてのホトカプラ61c戸を配置した実施形態では,第2ガイド部材23における水平広幅部23aから上向きに突出した平板状等の隔離壁としてのリブ部を,X軸に沿って長く形成することにより,第1実施形態と同様に,テープスケール47とインク供給管20a〜20dとの接触をなくすることができる。この実施形態では水平広幅部23aや上向きのガイド片23cなどを備えた、第2ガイド部材23の全体により,記録ヘッド2からのインク吐出に伴うインクミストがテープスケール47側に向かって浮遊することを防止する隔壁としての機能も有することになる。
本発明の実施形態の画像記録装置の斜視図である。 記録部の一部切欠き側断面図である。 画像読取部を除去した状態の記録装置本体の平面図である。 上カバー体を外した状態の記録部の平面図である。 上カバー体を外した状態の記録部の斜視図である。 図4のVI−VI線矢視図である。 上カバー体を装着した状態の記録部の平面図である。 記録部の一部切欠き拡大斜視図である。 図7のIX−IX線矢視拡大側断面図である。 上カバー体の断面を示すための図7のX−X線矢視拡大側断面図である。 図4のXI−XI線矢視側面図である。 キャリッジの左側面図である。 キャリッジの平面図である。 キャリッジの下面図である。 タイミングベルトの連結状態を示す一部切欠き説明図である。 キャリッジを外した状態の記録部の斜視図である。
符号の説明
2 記録装置本体
4 記録ヘッド
5 キャリッジ
7 記録部
19(19a〜19d) インクカートリッジ
20(20a〜20d) インク供給管
22 第1ガイド部材
23 第2ガイド部材
23a 水平広幅片
23b 平板
23c ガイド片
24 タイミングベルト
40 フレキシブルフラットケーブル
47 テープスケール
51 第1摺動面
52 第2摺動面
54 第3摺動面
55a 第1摺動凸部
55b 第2摺動凸部
60a,60b 第3摺動凸部
61 ホルダ体
61a 収納部
61b 接続支持部
61c センサ部
87 遮蔽壁
88 逃げ溝
93 上カバー体
94 隔離壁としてのリブ部

Claims (6)

  1. 被記録媒体上に画像を記録可能な記録ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジと,前記主走査方向と直交する副走査方向の上流側に配置した第1ガイド部材と下流側に配置した第2ガイド部材とを備え,前記キャリッジが前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とに跨がって摺動可能に支持された画像記録装置において,
    装置本体に設けられたインク供給源から前記記録ヘッドにインクを供給するインク供給管が前記キャリッジに接続され,
    前記インク供給管は,可撓性を有して前記キャリッジの往復移動に伴って前記第2ガイド部材上にて前記インク供給管の中途部の湾曲した位置が変化するように構成され,
    前記キャリッジには,光学式リニアエンコーダにおける信号検出手段が備えられ,
    前記第2ガイド部材には,前記光学式リニアエンコーダにおけるテープスケールが,前記主走査方向に沿い,且つその一部が前記信号検出手段の箇所を通過するように配置され,
    前記テープスケールと前記インク供給管とを隔離するための隔離壁が前記第2ガイド部材上にて前記主走査方向に沿って配置されていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記キャリッジの下面または上面には,前記隔離壁が通過可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記信号検出手段は前記キャリッジの上面に備えられ,
    少なくとも前記第2ガイド部材及び前記キャリッジの往復移動領域の上方を覆う上カバー体には,前記隔離壁としての下向きに突出するリブ部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記インク供給管のキャリッジへの管接続部は,前記テープスケールの配置位置よりも前記副走査方向の下流側に配置され,
    前記上カバー体における前記リブ部の断面形状は,少なくともその下流側の側面が上方に行くに従って前記副走査方向の下流側に向かう傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記第1ガイド部材のほぼ水平な上面に形成された第1摺動面と,前記第2ガイド部材のほぼ水平な上面に形成された第2摺動面とは,それぞれ前記キャリッジを支持し,且つ前記記録ヘッドのノズル面と平行に形成されており,
    前記第2ガイド部材には,前記第2摺動面に対して実質上直交するように立設した第3摺動面が,前記副走査方向において,前記第1摺動面と前記第2摺動面との間に位置するように備えられ,
    前記キャリッジには,前記第3摺動面に当接して摺動可能な一方の一対の摺動凸部と,前記一方の一対の摺動凸部と前記第3摺動面を挟んで対向する他方の一対の摺動凸部とを,前記主走査方向に適宜隔てて配置し,
    前記他方の一対の摺動凸部を前記第3摺動面の方向に弾力付勢するための弾性部材とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記キャリッジは,前記第2ガイド部部材の上面側に前記主走査方向に沿って長く設けられた無端ベルトの一部に連結されて,前記主走査方向に沿って移動可能に構成され,
    前記無端ベルトとキャリッジとのベルト連結部は,前記副走査方向において,前記第2摺動面部と第3摺動面部との間に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像記録装置。
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