JP2007090875A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャリッジを主走査方向に移動させて被記録媒体に画像を形成する装置において、画像形成時のキャリッジの姿勢変化をバネの付勢力を用いることなく抑制する。
【解決手段】 キャリッジ5は、主走査方向に沿って略水平に配置された2つのガイド部材に跨るように配置されている。一方のガイド部材のキャリッジ5側端縁には、略垂直に折り曲げられたガイド片53が形成されており、キャリッジ5には、このガイド片53を挟むように、第2摺動凸部59、60と挟持片62、63が設けられている。またキャリッジ5には、記録ヘッド4のヘッド面の法線軸(Z軸)周りの角速度を検出するジャイロセンサ94が設けられており、ジャイロセンサ94によりキャリッジ5のZ軸周りの回転が検出されると、駆動回路100が圧電アクチュエータ92を駆動して、第3摺動凸部82をガイド片53に当接させることにより、キャリッジ5の姿勢変化を抑制する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させることにより被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関し、詳しくは、画像形成時のキャリッジの姿勢を制御可能な画像形成装置に関する。
従来より、被記録媒体を副走査方向に移動させつつ、記録ヘッドを搭載したキャリッジをガイド部に沿って主走査方向に移動させることにより、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置では、画像形成時に、被記録媒体が斜めに搬送されると、キャリッジの一走査毎に形成される一ライン分の画像が被記録媒体上で傾いてしまうことから、被記録媒体全体に形成される画像は歪んだ画像になってしまう。
そこで、従来より、こうした問題を解決するために、搬送経路上での被記録媒体の傾きを検出し、その検出した傾きに応じて、キャリッジを主走査方向に移動させるためのガイド部の中心軸を、基準となる主走査方向に対して傾けることが提案されている(例えば、特許文献1等参照。)
特開2001−138594号公報
上記提案の画像形成装置は、キャリッジの移動方向を決定するガイド部の中心軸の傾きを調整することで、被記録媒体に対するキャリッジの姿勢を制御するものである。
このため、上記提案の画像形成装置によれば、被記録媒体が斜めに搬送された際に、それに応じてキャリッジの移動方向を変化させて、被記録媒体に所望の画像を形成させることはできるものの、キャリッジがガイド部に沿って移動する際に生じるキャリッジの姿勢変化は抑制することはできない。
つまり、キャリッジにはガイド部に沿って移動するための摺動部が設けられており、この摺動部とガイド部とには隙間が形成されることから、キャリッジの移動時には、この隙間によってキャリッジの姿勢が変化することがあるが、上記提案の画像形成装置では、こうしたキャリッジの姿勢変化は防止できない。
このため、上記提案の画像形成装置では、被記録媒体の搬送方向に対してキャリッジの移動方向を適性に調整することはできるものの、キャリッジの移動時に生じる姿勢変化に伴う記録ヘッドの被記録媒体に対する位置ずれは防止できず、被記録媒体に形成される画像が不鮮明になってしまうことがあった。
一方、キャリッジの移動時に生じる姿勢変化は、キャリッジの摺動部にバネなどの付勢部材を設け、バネの付勢力によりキャリッジ移動時のがたつきを抑えることにより、防止することができる。
しかし、この方法でキャリッジの姿勢変化を防止するには、付勢部材の付勢力を、キャリッジの加速時や減速時に生じるがたつきによる最大荷重に耐え得るように設定する必要がある。
そして、このように付勢部材の付勢力を設定すると、キャリッジが定速走行しているときには、キャリッジのがたつきが少なくなるので、付勢部材の付勢力が不必要に大きくなり、キャリッジの駆動モータには、摺動負荷として大きな負荷が加わることになる。
このため、キャリッジの移動時に生じる姿勢変化を防止するためにバネなどの付勢部材を用いると、キャリッジ駆動モータの必要トルクが大きくなり、キャリッジ駆動モータの大型化を招くといった問題がある。
また、こうした対策では、想定外の外乱に対しては、対応することができないという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させることにより被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、画像形成時に生じるキャリッジの姿勢変化を、バネなどの付勢部材を用いることなく抑制できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像形成装置は、被記録媒体を副走査方向に移動させつつ、記録ヘッドを搭載したキャリッジをガイド部に沿って主走査方向に移動させることにより、被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、キャリッジの姿勢変化を検出する姿勢変化検出手段と、キャリッジのガイド部に対する傾きを補正するためのアクチュエータと、姿勢変化検出手段にて検出されたキャリッジの姿勢変化に応じてアクチュエータを駆動することにより、キャリッジの姿勢変化を抑制する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この画像形成装置によれば、例えば、キャリッジを主走査方向に移動させて被記録媒体に画像を形成しているときに、キャリッジの摺動部とガイド部との間にある隙間によりキャリッジの姿勢が変化し始めると、その姿勢変化が姿勢変化検出手段にて検出され、制御手段が、その検出された姿勢変化を抑制するようにアクチュエータを駆動することになる。
このため、本発明の画像形成装置によれば、被記録媒体に対するキャリッジ(延いては記録ヘッド)の姿勢を安定化させて、被記録媒体に形成される画像の品質を向上することができる。
また、本発明では、キャリッジに姿勢変化があったときにだけ、アクチュエータからその姿勢変化を抑制するための力を発生させることから、バネによる付勢力を利用してキャリッジの姿勢変化を抑制するようにした場合に比べて、キャリッジを移動させる駆動手段(駆動モータ等)に加わる負荷を小さくすることができ、その駆動手段(駆動モータ等)を小型化することができる。
ところで、一般的に、キャリッジは、加速時や減速時に、被記録媒体記録面の法線軸周りの回転モーメントが大きくなる。そして、その回転モーメントにより、キャリッジが主走査方向に対して傾くと、その後被記録媒体に形成される画像も傾いてしまう。
そこで、本発明の画像形成装置においては、請求項2に記載のように、姿勢変化検出手段が、キャリッジの姿勢変化として被記録媒体記録面の法線軸周りの回転を検出し、制御手段は、その検出された法線軸周りの回転を打ち消すようにアクチュエータを駆動するよう構成するとよい。
つまり、画像形成装置をこのように構成すれば、キャリッジの加・減速時に生じる法線軸周りの回転モーメントによる画像品質の低下を防止することができる。
一方、キャリッジには、記録ヘッドを駆動制御するための信号線(フラットケーブル等)や、記録ヘッドへ画像形成用のインクを供給するためのインク供給チューブが接続されることから、キャリッジの移動時には、これらの部材から加わる力によっても姿勢が変化する。
そして、この姿勢変化によって、キャリッジの主走査方向への移動時に、キャリッジが主走査方向に平行な軸周りに回動すると、記録ヘッドと被記録媒体の記録面との間隔が変化することから、画像録媒体記録面に形成される画像に色むらなどが発生する。
そこで、本発明の画像形成装置においては、請求項3に記載のように、姿勢変化検出手段が、キャリッジの姿勢変化として主走査方向に平行な軸周りの回転を検出し、制御手段は、その検出された軸周りの回転を打ち消すようにアクチュエータを駆動するよう構成しても良い。
そして、画像形成装置をこのように構成すれば、キャリッジの移動時に生じる主走査方向の軸周りの回転モーメントによる画像品質の低下を防止することができる。
また次に、本発明の画像形成装置は、請求項4に記載のように、姿勢変化検出手段が、キャリッジの姿勢変化として、被記録媒体記録面の法線軸周りの回転と、主走査方向に平行な軸周りの回転とを各々検出し、制御手段は、その検出された各軸周りの回転を打ち消すようにアクチュエータを駆動するように構成してもよい。
そして、画像形成装置をこのように構成すれば、キャリッジの加・減速時に生じる法線軸周りの回転モーメントによる画像品質の低下、及び、キャリッジの移動時に生じる主走査方向の軸周りの回転モーメントによる画像品質の低下を共に防止し、被記録媒体に鮮明な画像を形成することができるようになる。
また次に、上述した請求項2〜請求項4に記載の画像形成装置のように、姿勢変化検出手段にてキャリッジの所定軸周りの回転を検出するように構成する場合、この姿勢変化検出手段としては、周知のジャイロセンサを用いることができるが、ジャイロセンサは、通常、半導体製造技術を用いて製造される。一方、画像形成装置において、記録ヘッドも、半導体製造法を用いて製造されることが多い。
このため、請求項2〜請求項4に記載の画像形成装置を実現する際には、請求項5に記載のように、姿勢変化検出手段を、ジャイロセンサにて構成して、このジャイロセンサを、半導体製造技術を利用して記録ヘッドと一体化するとよい。
つまり、画像形成装置をこのように構成すれば、画像形成装置の製造コストを低減し、また、記録ヘッドを含むキャリッジ全体の小型化を図ることができる。
また、ピエゾなどの圧電素子からなる圧電アクチュエータは、駆動開始後の反応速度が早く、しかも、単位面積当たりの発生荷重が大きい。
このため、本発明の画像形成装置において、キャリッジの姿勢制御に用いるアクチュエータには、請求項6に記載のように、印加電圧に応じて伸縮する圧電素子からなる圧電アクチュエータを用いるようにするとよい。
そして、このように、圧電アクチュエータを本発明の姿勢制御用のアクチュエータとして利用すれば、画像形成中(換言すれば主走査方向への移動中)にキャリッジに姿勢変化があっても、その姿勢変化を速やかに抑制して、画像品質を向上することができると共に、姿勢制御可能なキャリッジの小型化を図ることもできる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
なお、以下の説明において、図1は本実施形態の画像形成装置の側断面図、図2は画像読取装置を除いた状態の画像形成装置の平面図、図3はキャリッジの支持手段を示す平面図、図4はキャリッジの支持手段を示す斜視図、図5はキャリッジの下面方向からの斜視図、図6は蓋体を外した状態のキャリッジの斜視図、図7はキャリッジの姿勢調節手段の構成を表す説明図、図8は図6に示すB−B線矢視断面図、図9はキャリッジに組み込まれたジャイロセンサ及び圧電アクチュエータと圧電アクチュエータの駆動回路を表す説明図である。また、図7において、(a)は姿勢調節手段の正面図、(b)は姿勢調節手段の裏面図である。
本実施形態の画像形成装置1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device )に本発明を適用したものであり、図1に示すように、装置における合成樹脂製の装置本体2の底部には、装置本体2の前側(図1において左側)の開口部2aから挿抜可能な給紙カセット3が配置されている。
この給紙カセット3は、被記録媒体として例えばA4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、はがきサイズ等にカットされた用紙Pを、その短辺が用紙搬送方向(副走査方向、X軸方向)と直交する主走査方向(図1において紙面と直交する方向であり、図2〜図4に示すY軸方向)となるように、複数枚積層(堆積)して収納できるように構成されている。
また、給紙カセット3の前端には、リーガルサイズ等の長い用紙Pの後端部を支持するための補助支持部材3aが、X軸方向に移動可能に装着されている。なお、図1では、補助支持部材3aが装置本体2から外部に突出する位置に配置されている状態を示しているが、A4サイズ等の給紙カセット3内に納まってしまう(開口部2aから装置本体2の外部へ突出しない)用紙Pを用いる場合、補助支持部材3aは、その用紙Pの給紙の妨げとならないように、収納部3bに収納することができる。
次に、給紙カセット3の奥側(図1において右側)には、用紙分離用の土手部8が配置されている。また、装置本体2側には、上端部が上下方向に回動可能なアーム6aが装着され、このアーム6aの下端に設けられた給紙ローラ6と土手部8とにより、給紙カセット3に積層(堆積)された用紙Pを一枚ずつ分離して搬送できるようにされている。
そして、分離された用紙Pは、上横向きのUターンパス(給送路)9を介して、給紙カセット3より後方の上側(高い位置)に設けられた記録部7に給送される。なお、記録部7は、後述するように、画像形成装置1本来のプリンタ機能を実現するためのインクジェット式の記録ヘッド4や、記録ヘッド4が搭載されて主走査方向(Y軸方向)に往復移動されるキャリッジ5等からなる。
記録部7にて記録された用紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙部10は、給紙カセット3の上側に形成されており、排紙部10に連通する排紙口10aが装置本体2の前面に向かって開口されている。
装置本体2の上部には、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置12が配置されている。そして、この画像読取装置12の底壁11は、後述する上カバー体30の上方に、ほぼ隙間なく重畳されている。また、この画像読取装置12は、図示しない枢軸部を介して装置本体2の一側端に対して上下開閉回動可能に構成され、さらに、画像読取装置12の上面を覆う原稿カバー体13の後端は、画像読取装置12の後端に対して枢軸12aを中心に上下回動可能に装着されている。
また、装置本体2の上側で、画像読取装置12の前方には、各種操作ボタンや液晶表示部等を備えた操作パネル部14が設けられており、画像読取装置12と操作パネル部14との平面視投影面積内には、記録部7及び排紙部10と、この排紙部10の一側に設けられたインク貯蔵部15(図2参照)とが配置されている。そして、補助支持部材3aを収納部3bに収納した状態では、給紙カセット3のX軸方向の長さと、画像読取装置12及び操作パネル部14のX軸方向の長さとがほぼ等しくなっている。従って、本実施形態の画像形成装置1は、平面視略正方形状の略直方体となり、製品として出荷する梱包時に梱包が容易となり、梱包用の箱も小型化できる。
また、画像読取装置12の上面には、原稿カバー体13を上側に開けて原稿を載置することができる載置用ガラス板16が設けられ、その下側に原稿読取り用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor) 17が図1の紙面と直交する主走査方向(Y軸方向)に往復移動可能に設けられている。
次に、インク貯蔵部15は、図2に示すように、装置本体2の上方に向かって開放されており、このインク貯蔵部15には、フルカラー記録のための4色のインクを各々収容した平面視の面積が小さく、且つ高さ寸法の高いほぼ矩形箱状のインクカートリッジ19(個別の色、即ち、ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)用インクのカートリッジに対しては符号19a〜19dを付する)を、X軸線方向に沿って一列に収納でき、しかも、上方から着脱できるようにされている。
そして、各インクカートリッジ19(19a〜19d)から記録ヘッド4には、複数本(実施形態では4本)のインク供給チューブ20を介してインクが供給される。なお、4色よりも多数のインク色を使用する場合(6色〜8色等)には、そのインク色の数に応じたインクカートリッジをインク貯蔵部15に収納可能に構成すれば良いし、インク供給チューブ20もインクカートリッジの数に合わせて増やせばよい。
次に、記録部7は、図2〜図4に示すように、メインフレーム21(図1参照)における左右一対の側板21aにて支持され、Y軸方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1及び第2ガイド部材22、23と、これら両ガイド部材22、23に跨がって摺動自在に支持(搭載)されて往復移動可能に構成されたキャリッジ5と、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を往復移動させるために、用紙搬送方向(矢印A方向)の下流側に配置された第2ガイド部材23の上面にそれと平行に配置されたタイミングベルト24と、そのタイミングベルト24を駆動するCR(キャリッジ)モータ25(図4参照)と、記録ヘッド4の下面側にて搬送される用紙Pを支持する板状のプラテン26と、主走査方向に沿って延びるように配置されてキャリッジ5のY軸方向(主走査方向)位置を検知するためのエンコーダストリップ47等を備える。この帯状のエンコーダストリップ47は検査面(Y軸方向に一定間隔で配置されたスリットの形成面)が垂直方向に沿うように配置されている。
また次に、図1に示すように、プラテン26の搬送上流側には、レジストローラ対27が配置されており、用紙Pはこのレジストローラ対27によりプラテン26の上面と記録ヘッド4の下面との間の空間に送られる。また、プラテン26の下流側には、用紙Pの上面に接する拍車(図示せず)と下面側の排紙ローラ28とが配置されており、プラテン26を通過した記録済みの用紙Pは、この排紙ローラ28により排紙部10に搬送される。
また、搬送される用紙Pの幅(用紙Pの短辺)より外側には、その一端側(実施形態では図2で左側の側板21aに近い部位)にインク受け部(図示せず)が、また、他端側(図2及び図3で右側の側板21aに近い部位)にメンテナンスユニット50(図3参照)がそれぞれ配置されている。
キャリッジ5は、定期的に、インク受け部に設けられたフラッシング位置に移動され、記録ヘッド4は、フラッシング位置にてノズルの目詰まり防止のためのインク吐出を行い、インク受け部にてインクを受ける。また、キャリッジ5は、待機状態では、メンテナンスユニット50部分に移動される。メンテナンスユニット50部分では、記録ヘッド4のノズル面のクリーニングを行い、また、色毎にインクを選択的に吸引したり、記録ヘッド4上の図示しないバッファタンク内の気泡を除去するための回復処理等を行う。
また、装置本体2には、第2ガイド部材23から排紙口10aまでの間で、排紙部10の上方を覆うように、仕切板(下カバー体)29が設けられている。また、この仕切板(下カバー体)29の上方には、キャリッジ5及びその往復移動経路を覆うようにした上カバー体30が配置されている。
次に、図3、図4に示すように、第1及び第2ガイド部材22、23は、ほぼ水平、且つ互いに平行に配置された板状体からなり、これら両ガイド部材22、23の上面における、キャリッジ5の配置に近い側には、キャリッジ5における記録ヘッド4の下面(ノズルが形成されたヘッド面)と平行な第1摺動面51、52が形成されている。
また、下流側の第2ガイド部材23には、用紙搬送方向の上流側を上向きに屈曲させることにより、ほぼ垂直(鉛直)なガイド片53が形成されており、このガイド片53には、用紙搬送の下流側に向く第2摺動面54が形成されている。
一方、図3、図5に示すように、キャリッジ5には、その下面側から突出して両ガイド部材22、23のそれぞれの第1摺動面51、52に当接する第1摺動凸部55a、55bと、第1及び第2ガイド部材22、23を第1摺動凸部55a、55bとそれぞれ協働して挟み込むように配置された複数の抜け防止爪56a、56bとが備えられている。
そして、第1ガイド部材22の第1摺動面51に当接する1つの第1摺動凸部55aは、キャリッジ5の左右(主走査方向)のほぼ中央部に配置されている。また、第2ガイド部材23の第1摺動面52に当接するように左右(主走査方向)に適宜隔てて配置された2つの第1摺動凸部55bと、第1及び第2ガイド部材22、23のそれぞれ下面側に臨む左右2つずつの抜け防止爪56a、56bとは、それぞれ、キャリッジ5の平面視において左右両側片に近い側に設けられている。
3つの第1摺動凸部55a、55b、55bは、キャリッジ5の平面視において、三角形(2等辺三角形が好ましい)の各頂点に配置されている。このため、キャリッジ5は、第1及び第2ガイド部材22、23に対して安定して支持される。また、第1摺動凸部55a、55bの下面(支持面、摺動面)には、両ガイド部材22、23にかかるキャリッジ5の自重でキャリッジ5が軽快に摺動できるようにするために、X軸方向に長い潤滑用のグリース保持用の凹溝58が間隔を空けて複数本形成されている(図5参照)。
また、図3、図4に示すように、第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23には、メンテナンスユニット50付近の所定位置に複数(左右2つずつ)の切欠き部57a、57bが形成されている。左側の切欠き部57a、57bは、距離Y3だけメンテナンスユニット50から偏倚している。
第1ガイド部材22における切欠き部57aは、第1ガイド部材22の下流側縁の2個所を平面視ほぼ矩形状に切り欠いて形成されている。また、第2ガイド部材23における切欠き部57bは、ガイド片53へつながる角部の2個所を側断面L字状になるように切り欠いて形成されている。
また、第1ガイド部材22における2つの切欠き部57a間の距離Y4及び第2ガイド部材23における2つの切欠き部57b間の距離Y4は、それぞれ前記左右2つずつの抜け防止爪56a、56bの配置間隔に等しく設定されている。
このため、キャリッジ5は、左右2つの抜け防止爪56aを第1ガイド部材22における2つの切欠き部57aに通し、左右2つの抜け防止爪56bを第2ガイド部材23における2つの切欠き部57bに通すことで、両ガイド部材22、23に対して着脱することができる。そして、この着脱の作業位置は、キャリッジ5の待機位置に近いことから、着脱時に、キャリッジ5の移動距離を少なくできる。
次に、キャリッジ5には、第2ガイド部材23における第2摺動面54に当接させる2箇所の第2摺動凸部59、60が設けられている。一方の第2摺動凸部59は、キャリッジ5のホルダケース61と一体的に形成されており、垂直なガイド片53を挟持片62との間で挟み込むように配置され、挟持片62と第2摺動凸部59との間は、主走査方向及び下方が開放されている(図5参照)。
第2摺動凸部60及び挟持片63は、第2ガイド部材23の垂直なガイド片53に対するキャリッジ5の装着姿勢を調整する姿勢調整手段64に設けられており、第2摺動凸部60は、キャリッジ5の他方の側面に近い位置(前記一方の第2摺動凸部59から大きく離れた位置)に設けられている。
姿勢調整手段64は、図6〜図8に示すように、第2摺動凸部60及び挟持片63が一体的に備えられた調節体ブロック65を備える。この調節体ブロック65は、ホルダケース61の一側面61aに摺接し、且つホルダケース61の一側面61aの上下部位に突設された上下ガイドブロック66a、66bに支持されてX軸方向に沿って摺動可能に配置されている(図8参照)。また、調節体ブロック65の内径部の空所には、相対向する一対の当接面67a、67bが形成されている(図7参照)。
また、調節体ブロック65には、表面に調節摘み68を有するダイヤル板69が形成されており、その裏面には、調節体ブロック65の内径部の空所に挿通される偏心丸軸70が一体的に形成されている。そして、この偏心丸軸70には、ホルダケース61の一側面61aから突設した丸支軸71が嵌まる軸孔72が形成されている。
ダイヤル板69における偏心丸軸70を丸支軸71に被嵌すると、この偏心丸軸70の外周面(直径部)が一対の当接面67a、67bに常時当接状態となる。ダイヤル板69の表面の外周寄り部位には、円周方向に適宜間隔で目盛兼用の凹溝(ノッチ溝)73が形成されている。このダイヤル板69の表面側は、断面コ字型の板バネ体74にて覆われている。そして、板バネ体74の中央部は切り欠かれて、調節摘み68及び凹溝(ノッチ溝)73が露出可能である。
板バネ体74の一対の弾性片74aの上下中途部には、凹溝(ノッチ溝)73に係脱でき且つ押圧する断面横向きV字状の押圧部75がそれぞれ屈曲形成されている(図6、図8参照)。板バネ体74の上下の取り付け片74bには、ホルダケース61の上下ガイドブロック66a、66bの外面に突設した係合爪76に係合する取付け孔77が貫通形成されている。
このため、調節体ブロック65は、調節摘み68(延いてはダイヤル板69)の回動位置に応じてX軸方向に移動し、ガイド片53に対する第2摺動凸部60の突出量が調整できる。従って、一方の第2摺動凸部59の摺動面がガイド片53に当接している箇所を中心として、平面視でのキャリッジ5の姿勢を調節できる。
なお、調節摘み68の表面に穿設されている孔78(図6参照)は、ダイヤル板69の回動位置ひいては調節体ブロック65のX軸方向の位置が基準位置にあるとき(記録ヘッド4のノズル列が第2ガイド部材23の垂直なガイド片53と直交するように配置されるときを基準位置という)をセットするための治具セット孔である。
また次に、キャリッジ5には、図5に示すように、その位置を検知するための光透過式センサ(ホトカプラ)85が設けられている。キャリッジ5のホルダケース61とインク供給チューブ20への連結片34との付け根部近傍には、エンコーダストリップ47がY軸方向に通過し得る下方開放状のガイド溝86が形成されており、そのガイド溝86に隣接した位置には、ホトカプラ85の1つの発光素子(図示せず)と2つの受光素子(図示せず)とがエンコーダストリップ47を挟んで配置されている(図5参照)。つまり、ホトカプラ85もY軸方向と下方とに開放されている。
また、キャリッジ5におけるホルダケース61と連結片34との付け根部近傍には、タイミングベルト24の一部を連結固定するための取付け部87が設けられている。そして、この取付け部87は、タイミングベルト24の両端の巻回部(プーリ部24a、24b:図2〜図4参照)の高さ位置より若干高いに設けられているため、タイミングベルト24の張力により、キャリッジ5は常時下流側の第2ガイド部材23の上面に対して押圧するような力が作用する。
また、キャリッジ5の上面には、ホルダケース61の上面を塞ぐための蓋カバー体41が着脱可能に装着されている。この蓋カバー体41の下面側には、図2に示すフレキシブルフラットケーブル40からの信号を受けて、記録ヘッド4に所定の駆動信号を出力するための制御基板(図示せず)が配置されている。
蓋カバー体41を着脱するのは制御基板の交換などのメンテナンスのために必要である。蓋カバー体41には、第1ガイド部材22の下面に臨ませるようにする阻止爪39が一体的に下向きに形成されている(図3、図5参照)。この阻止爪39は抜け防止爪56aとほぼ同じ高さに配置され、且つ一方の抜け防止爪56aに対して主走査方向にY5(<Y4、図3参照)だけ偏倚した位置にある。
以上のように、本実施形態では、キャリッジ5には、第2ガイド部材23に形成されたほほ垂直(鉛直)なガイド片53をキャリッジ5のY軸方向両端側で挟み込むために、第2摺動凸部59と挟持片62、及び、第2摺動凸部60と挟持片63、が設けられている。しかも、第2摺動凸部60と挟持片63とのキャリッジ5からの突出量が、姿勢調整手段64によって調整される。つまり、キャリッジ5は、第2摺動凸部59とガイド片53との当接箇所を中心としてキャリッジ5の姿勢を調節できるようにされている。
しかしながら、この姿勢調整手段64による姿勢調整は、キャリッジ5が停止しているときに行われるものであり、用紙Pへの画像形成時にキャリッジ5が主走査方向(Y軸方向)に移動しているときに生じるキャリッジ5の姿勢変化は調整することができない。
そこで、本実施形態のキャリッジ5は、主走査方向(Y軸方向)への移動中にキャリッジ5に姿勢変化が生じたときに、第2ガイド部材23の垂直なガイド片53を一対の第2摺動凸部59、60の摺動面に押圧させて、自身の姿勢変化を自動補正できるようにされている。
つまり、キャリッジ5において、第2摺動凸部59、60と対向し、抜け防止爪56bが形成された壁面には、第2ガイド部材23のガイド片53に当接可能な第3摺動凸部82が突設されている(図3、図5参照)。
この第3摺動凸部82は、図9(a)の説明図に示すように、キャリッジ5内に組み込まれた圧電アクチュエータ92に固定されており、図に点線で示すように、圧電アクチュエータ92への電圧印加によって圧電アクチュエータ92を伸長させると、ガイド片53に当接されて、ガイド片53を第2摺動凸部59、60の摺動面に押圧する。
また、キャリッジ5には、記録ヘッド4の製造時に記録ヘッド4と同じ半導体製造プロセスで同時に形成された角速度検出用のジャイロセンサ94も組み込まれている(図3、図9(a)参照)。このジャイロセンサ94は、記録ヘッド4のヘッド面(換言すれば被記録媒体である用紙Pの記録面)の法線軸(図4に示すZ軸)周りの角速度を検出するものである。
そして、図9(b)に示すように、このジャイロセンサ94からの検出信号(角速度)は、その検出信号を積分処理することによりキャリッジ5のZ軸周りの回転角度を検出する角度検出回路102に入力され、この角度検出回路102からの検出信号は、その検出信号の大きさ(つまりキャリッジ5のZ軸周りの回転角度)に応じた駆動電圧を生成して、圧電アクチュエータ92に印加する電圧発生回路104に入力される。
従って、本実施形態の画像形成装置1によれば、キャリッジ5を主走査方向(Y軸方向)へ移動させて用紙Pに画像を形成しているとき、特に、キャリッジ5の加速時や減速時に、キャリッジ5にZ軸周りの回転モーメントが加わり、キャリッジ5の姿勢が主走査方向に対して傾き始めると、ジャイロセンサ94にてその旨が速やかに検出されて、その姿勢変化を抑制するように、第3摺動凸部82がガイド片53に当接される。
この結果、キャリッジ5の姿勢が変化し始めると、ガイド片53が第2摺動凸部59、60と第3摺動凸部82との間に挟まれ、その姿勢変化が抑制されることになり、用紙Pに形成される画像の品質低下を防止することが可能となる。
また、圧電アクチュエータ92は、キャリッジ5の移動中にジャイロセンサ94によってキャリッジ5の姿勢変化が検出されたときにだけ駆動され、姿勢変化が検出されなければ、第3摺動凸部82をガイド片53に押圧することはないので、バネによる付勢力を利用してキャリッジ5の姿勢変化を抑制するようにした場合に比べて、CRモータ25に加わる付加を小さくして、CRモータ25の小型化を図ることもできる。
また、圧電アクチュエータ92は、駆動開始後の反応速度が早く、しかも、単位面積当たりの発生荷重が大きい。このため、画像形成中(キャリッジ5の主走査方向の移動中)にキャリッジ5に姿勢変化があっても、その姿勢変化を速やかに抑制して、画像品質を向上できる。また、圧電アクチュエータ92の使用は、キャリッジ5の小型化に貢献する。
また、ジャイロセンサ94は、半導体製造プロセスを利用して記録ヘッド4と一体化されているため、画像形成装置1の製造コストを低減でき、また、記録ヘッド4を含むキャリッジ5全体の小型化を図ることができる。
なお、この角度検出回路102と電圧発生回路104とからなる圧電アクチュエータ92の駆動回路100は、キャリッジ5の蓋カバー体41の裏面に設けられた制御基板(図示せず)に形成されており、図2に示すフレキシブルフラットケーブル40からの信号を受けて、記録ヘッド4による画像形成時に動作する。
また、圧電アクチュエータ92の駆動時にガイド片53に当接される第3摺動凸部82の摺動面は、第1摺動凸部55a、55bや第2摺動凸部59、60の摺動面と共に、主走査方向(Y軸方向)に対して凸湾曲状に形成されている。つまり、これらの摺動面は、第1摺動面51、52、第2摺動面54に対してそれぞれ、X軸方向に線接触するようにされている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施形態では、キャリッジ5の主走査方向(Y軸方向)への移動時に生じるキャリッジ5のZ軸周りの回動を抑制するために、圧電アクチュエータ92から押圧力を受けてガイド片53に当接される第3摺動凸部82を設けるものとして説明したが、図10(a)に示すように、第3摺動凸部82は、CRモータ25に加わる負荷を著しく増加させないように設定されたバネ95の付勢力によりガイド片53に常時当接させておき、第2摺動凸部59、60のガイド片53とは反対側に圧電アクチュエータ96、97を設けて、キャリッジ5の主走査方向への移動時に、バネ95の付勢力に抗してキャリッジ5の姿勢が変化した際には、圧電アクチュエータ96、97により第2摺動凸部59、60をガイド片53に押圧するようにしてもよい。
なお、キャリッジ5の左右端部に配置される第2摺動凸部59、60を圧電アクチュエータ96、97にて押圧する場合には、キャリッジ5のZ軸周りの回転方向に応じて伸長させる圧電アクチュエータ96、97を切り換える必要があることから、図10(b)に示すように、これら各圧電アクチュエータ96、97の駆動回路には、各圧電アクチュエータ96、97を駆動するための電圧発生回路106、107と、角度検出回路102にて検出されたキャリッジ5の回転角度の符号を反転した検出信号を生成し、電圧発生回路107に入力する符号反転回路108とを設け、各電圧発生回路106、107を、角度検出回路102側から正の回転角度を示す検出信号を受けたときに、その検出信号の大きさに応じた電圧を発生するように構成するとよい。
つまり、このようにすれば、図10(a)において、キャリッジ5がZ軸周りに右方向に回転したときには、その回転を抑えるために、圧電アクチュエータ97を駆動して、第2摺動凸部60をガイド片53に押圧させ、逆に、キャリッジ5がZ軸周りに左方向に回転したときには、その回転を抑えるために、圧電アクチュエータ96を駆動して、第2摺動凸部59をガイド片53に押圧させる、といったことができるようになる。
また次に、キャリッジ5の主走査方向への移動時には、Z軸周りの回転モーメントが加わるだけでなく、記録ヘッド4を駆動制御するために接続されるフレキシブルフラットケーブル40や、記録ヘッド4にインクを供給するためのインク供給チューブ20から加わる力によって、主走査方向に沿ったY軸周りの回転モーメントが加わることがある。そして、キャリッジ5にY軸周りの回転モーメントが加わると、記録ヘッド4が用紙Pの搬送方向に対して前後に傾斜し、画像に色むらなどが発生する。
そこで、図11(a)に示すように、キャリッジ5には、更に、キャリッジ5に加わったY軸周りの角速度を検出するジャイロセンサ98を設けると共に、第1ガイド部材22の第1摺動面51に当接する第1摺動凸部55aと、第2ガイド部材23の第1摺動面52に当接する一対の第1摺動凸部55bとを、それぞれ、各第1摺動面51、52側に押圧する圧電アクチュエータ99a及び99b(99bは2つ)を設け、ジャイロセンサ98からの検出信号(Y軸周りの角速度)に応じて、各圧電アクチュエータ99a、99bを駆動するようにしてもよい。
なお、この場合、これら各圧電アクチュエータ99a、99bの駆動回路200は、図11(b)に示すように、ジャイロセンサ98からの検出信号(Y軸周りの角速度)を積分処理することによりキャリッジ5のY軸周りの回転角度を検出する角度検出回路202と、この角度検出回路202からの検出信号が正の回転角度を示しているとき(具体的にはキャリッジ5が図11(a)においてY軸周りの左方向に回転しているとき)にその検出信号の大きさに応じた駆動電圧を発生して圧電アクチュエータ99aを駆動する電圧発生回路204aと、角度検出回路202にて得られた回転角度の符号を反転した検出信号を生成する符号反転回路206と、この符号反転回路206からの検出信号が正の回転角度を示すとき(具体的にはキャリッジ5が図11(a)においてY軸周りの右方向に回転しているとき)にその検出信号の大きさに応じた駆動電圧を発生して各圧電アクチュエータ99bを駆動する一対の電圧発生回路204bとから構成すればよい。
また次に、上記実施形態では、キャリッジ5の姿勢変化を、ジャイロセンサを用いて検出するものとして説明したが、ジャイロセンサなどの角速度センサがキャリッジ5の姿勢変化を検出する唯一の手段ではない。例えば、キャリッジ5の中心から離れた位置に加速度センサを設けることによっても検出することができる。
また、上記実施形態では、キャリッジ5の姿勢変化を速やかに抑制できるようにするために、圧電素子からなる圧電アクチュエータを用いるものとして説明したが、例えば、電磁ソレノイド等の電磁式アクチュエータを用いることができる。また、例えば、記録ヘッド4内のインク吐出用のアクチュエータを利用して、液圧によりキャリッジ5の姿勢変化を抑制するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ホトカプラ85は、1つの発光素子と2つの受光素子とを備えていたが、これが唯一の構成ではない。例えば、1つの発光素子と、3つ以上の受光素子とを備えていてもよい。
本発明の実施形態の画像形成装置の側断面図である。 上カバー体を除去した状態の装置本体の平面図である。 キャリッジと一対のガイド部材とを表す平面図である。 キャリッジと一対のガイド部材とを表す斜視図である。 キャリッジの下面側を示す斜視図である。 蓋カバー体を外した状態のキャリッジの斜視図である。 キャリッジの姿勢調節手段の構成を表す説明図である。 図6に示すB−B線矢視断面図である。 ジャイロセンサ及び圧電アクチュエータと圧電アクチュエータの駆動回路を表す説明図である。 圧電アクチュエータにて第2摺動凸部を押圧するようにしたキャリッジの構成例を説明する説明図である。 圧電アクチュエータにて第1摺動凸部を押圧するようにしたキャリッジの構成例を説明する説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…装置本体、3…給紙カセット、4…記録ヘッド、5…キャリッジ、6…給紙ローラ、7…記録部、10…排紙部、12…画像読取装置、20…インク供給チューブ、21…メインフレーム、22…第1ガイド部材、23…第2ガイド部材、24…タイミングベルト、25…CRモータ、26…プラテン、27…レジストローラ対、28…排紙ローラ、34…連結片、40…フレキシブルフラットケーブル、51,52…第1摺動面、53…ガイド片、54…第2摺動面、55a,55b…第1摺動凸部、56a,56b…抜け防止爪、57a,57b…切欠き部、58…凹溝、59,60…第2摺動凸部、61…ホルダケース、62,63…挟持片、64…姿勢調整手段、65…調節体ブロック、68…調節摘み、69…ダイヤル板、70…偏心丸軸、82…第3摺動凸部、85…ホトカプラ、86…ガイド溝、87…取付け部、92,96,97,99a,99b…圧電アクチュエータ、94,98…ジャイロセンサ、95…バネ、100,200…駆動回路、102,202…角度検出回路、104,106,107,204a,204b…電圧発生回路、108,206…符号反転回路、P…用紙。

Claims (6)

  1. 被記録媒体を副走査方向に移動させつつ、記録ヘッドを搭載したキャリッジをガイド部に沿って主走査方向に移動させることにより、被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記キャリッジの姿勢変化を検出する姿勢変化検出手段と、
    前記キャリッジの前記ガイド部に対する傾きを補正するためのアクチュエータと、
    前記姿勢変化検出手段にて検出された前記キャリッジの姿勢変化に応じて前記アクチュエータを駆動することにより、前記キャリッジの姿勢変化を抑制する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記姿勢変化検出手段は、前記キャリッジの姿勢変化として、前記被記録媒体記録面の法線軸周りの回転を検出し、
    前記アクチュエータは、該姿勢変化検出手段にて検出されたキャリッジの回転を打ち消す力を発生するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記姿勢変化検出手段は、前記キャリッジの姿勢変化として、前記主走査方向に平行な軸周りの回転を検出し、
    前記アクチュエータは、該姿勢変化検出手段にて検出されたキャリッジの回転を打ち消す力を発生するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記姿勢変化検出手段は、前記キャリッジの姿勢変化として、前記被記録媒体記録面の法線軸周りの回転と、前記主走査方向に平行な軸周りの回転とを各々検出し、
    前記アクチュエータは、該姿勢変化検出手段にて検出された前記キャリッジの各回転を各々打ち消す力を発生するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記姿勢変化検出手段は、前記キャリッジに搭載される記録ヘッドと一体形成され、前記軸周りの角速度を検出するジャイロセンサからなることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記アクチュエータは、印加電圧に応じて伸縮する圧電素子からなることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
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