JP6759603B2 - 搬送装置及び画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを搬送する搬送装置、及び当該搬送装置を備える画像記録装置に関する。
搬送装置や画像記録装置において、装置内にシートが詰まったとき、当該シートはユーザにより取り除かれる。このシートの取り除き過程において、シートを搬送するためのローラ対に当該シートが挟持されていると、当該シートが破れるおそれがある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、ユーザがトレイを脱抜した後に、移動部材を移動させることによって、ローラ対を構成するローラを互いに離間させることができ、トレイの装着過程においてトレイを移動部材と当接させて移動部材を移動させることによって、ローラ対を構成するローラを互いに当接させることができるシート搬送装置が開示されている。
特許文献1に開示されたシート搬送装置では、トレイの装着過程においてトレイの上部に設けられた当接部が移動部材に当接することによって、移動部材は、ローラ対を構成するローラを互いに当接させるように移動する。その後、トレイが装着位置に位置すると、トレイの下部に設けられたロック爪がシート搬送装置のフレームに設けられたロック部材と係合することによって、トレイは装着位置にロックされる。
特開2014−156324号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシート搬送装置では、以下の問題が生じる。トレイは、当接部と移動部材とが当接した後、当接した状態を維持しながらシート搬送装置へ挿入される。よって、トレイが装着位置に到達して、ロック爪がロック部材と係合するとき、ロック部材からトレイにかかる荷重が、移動部材からトレイにかかる荷重に上乗せされる。これによって、トレイが装着位置にロックされるとき、トレイに過大な荷重がかかってしまう。
また、特許文献1に開示されたシート搬送装置では、移動部材はトレイに支持された排紙トレイの前面に当接し、ロック部材はトレイの底部に係合する。つまり、トレイにおいて、移動部材から荷重がかかる位置と、ロック部材から荷重がかかる位置とが異なる。そのため、移動部材から荷重がかかるときのトレイの位置と、ロック部材から荷重がかかるときのトレイの位置とを、高精度で設定したいときに、当該設定が難しい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、トレイが装置に対して移動される際にトレイに過大な荷重がかかることを防止でき、外部から荷重がかかるときのトレイの位置の設定が容易である搬送装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る搬送装置は、本体と、上記本体に設けられた第1ローラと、上記本体に設けられており、上記第1ローラに対向して配置されて上記第1ローラとの間でシートを挟持可能な第2ローラと、シートを支持可能であり、上下方向と交差する第1方向に沿って上記本体に装着された装着位置及び当該装着位置とは異なる非装着位置へ移動可能であり、上面に係合部及び当接部を有するトレイと、上記本体に設けられており、上記係合部と係合することによって、上記トレイを上記装着位置にロックするロック部と、上記本体に設けられており、上記トレイの上記装着位置及び上記非装着位置の間の移動過程において上記当接部と当接して移動することによって、上記第2ローラを上記第1ローラに対して接離する方向へ移動させる移動部材と、を備える。上記ロック部から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置と異なる。
本構成によれば、トレイの移動過程において、ロック部からトレイにかかる最大荷重と移動部材からトレイにかかる最大荷重とを分散させることができる。そのため、トレイの移動過程においてトレイに過大な荷重がかかることを防止できる。
また、係合部及び当接部がいずれもトレイの上面に設けられている。つまり、ロック部及び移動部材からトレイに係る荷重は、いずれもトレイの上面にかかる。よって、移動部材から荷重がかかるときのトレイの位置と、ロック部から荷重がかかるときのトレイの位置との設定が容易である。
(2) 例えば、上記トレイは、シートを支持する底壁と、上記第1方向と直交し且つ上記底壁のシート支持面に沿った第2方向において、上記底壁の端部から立設された側壁と、を備える。この場合、上記係合部及び上記当接部は、上記側壁の上面に設けられている。
(3) 上記ロック部から上記トレイに荷重がかかった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記移動部材から上記トレイに荷重がかかった状態における上記トレイの上記第1方向の位置と異なる。
本構成によれば、トレイの移動過程において、ロック部からトレイにかかる荷重と移動部材からトレイにかかる荷重とを分散させることができる。そのため、トレイの移動過程においてトレイに過大な荷重がかかることを防止できる。
(4) 上記トレイは、上記第1方向と直交し且つシート支持面に沿った第2方向に移動可能に当該シート支持面によって支持されており、当該シート支持面に支持されたシートの当該第2方向の端部と当接可能なサイドガイドを備える。本発明に係る搬送装置は、上記本体に設けられており、上記シート支持面に支持されたシートを上記本体内へ給送する給送ローラと、上記本体に設けられており、一端部において上記給送ローラを回転可能に支持し、他端部において上記第2方向に沿って延びる回動軸周りに回動可能である給送アームと、を備える。上記サイドガイドの上面の一部は、上記第1方向に対して傾斜した傾斜面である。上記給送アームは、上記トレイの移動過程において上記傾斜面に沿って案内されることによって回動するものである。上記給送アームから上記サイドガイドにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記ロック部から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置、及び上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置の双方と異なる。
本構成によれば、トレイの移動過程において、給送アームからトレイにかかる最大荷重、ロック部からトレイにかかる最大荷重、及び移動部材からトレイにかかる最大荷重を分散させることができる。そのため、トレイの移動過程においてトレイに過大な荷重がかかることを防止できる。
(5) 本発明に係る搬送装置は、上記第2ローラを回転可能に支持しており、上記第2ローラが上記第1ローラに対して接離する方向に沿って移動可能なローラホルダと、上記ローラホルダを上記第1ローラへ向けて付勢する付勢部材と、を備える。上記移動部材は、上記ローラホルダの移動方向と交差する方向に沿って移動可能であり、移動過程において上記ローラホルダと当接して上記ローラホルダを案内する案内面を備える。上記トレイの上記装着位置から上記非装着位置への移動過程において、上記案内面は、上記ローラホルダを上記付勢部材の付勢力に抗する向きへ案内する。上記トレイの上記非装着位置から上記装着位置への移動過程において、上記案内面は、上記ローラホルダを上記付勢部材の付勢力に従う向きへ案内する。
本構成によれば、トレイの装着位置から非装着位置への移動過程において移動部材からトレイにかかる荷重は、トレイの非装着位置から装着位置への移動過程において移動部材からトレイに係る荷重よりも大きくなる。上述したように、トレイの移動過程において、ロック部からトレイにかかる最大荷重と移動部材からトレイにかかる最大荷重とを分散させることができる。この分散による効果は、特に、トレイにかかる荷重が大きくなるトレイの装着位置から非装着位置への移動時において顕著となる。
(6) 本発明は、上記搬送装置と、シートに画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置として捉えることもできる。
本発明によれば、トレイが搬送装置に対して移動される際にトレイに過大な荷重がかかることを防止できる。また、外部から荷重がかかるときのトレイの位置の設定が容易である。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、給送トレイ20の斜視図である。 図4は、移動部材53と支持フレーム51とサイドフレーム55と搬送ローラ対59と排出ローラ62とローラホルダ85とを上から見た斜視図である。 図5は、図4のV−V断面図であり、(A)は移動部材53が第1位置の状態を示し、(B)は移動部材53が第2位置の状態を示す。 図6は、移動部材53とサイドフレーム55と搬送ローラ60とローラホルダ85とを下から見た斜視図である。 図7は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図であり、給送トレイ20が装着位置の状態を示す。 図8は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図であり、当接部94が後方からレバー部材54に当接した状態を示す。 図9は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図であり、第2状態のレバー部材54が当接部94に乗り上げた状態を示す。 図10は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図であり、当接部94が前方からレバー部材54に当接した状態を示す。 図11は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図であり、第1状態のレバー部材54が当接部94に乗り上げた状態を示す。 図12は、変形例における給送トレイ20と移動部材53と摺動部材67とコイルバネ68とを模式的に示した縦断面図である。 図13は、給送トレイ20の縦断面図である。 図14は、給送部16の斜視図である。 図15は、第2トレイ82の位置に対する負荷F1、F2、F3の関係図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として、上下方向7が定義され、開口13が設けられている面を正面(前面)として前後方向8が定義され、複合機10を正面から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は、互いに直交している。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にプリンタ部11(画像記録装置の一例)が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で用紙12(シートの一例、図2参照)の片面に画像を記録する機能を有している。なお、複合機10は、インクジェット方式以外、例えば電子写真方式で画像を記録するものであってもよい。また、複合機10は、用紙12の片面及び両面に画像を記録する機能を有していてもよい。
プリンタ部11は、用紙12を搬送する搬送装置と、用紙12に画像を記録する記録部24とを有している。搬送装置は、筐体14(図1参照)、搬送ローラ対59(図2参照)、給送トレイ20(図1及び図3参照)、ロック部78(図7参照)、移動部材53(図5及び図6参照)、給送部16(図2参照)、ローラホルダ85(図4及び図5参照)、コイルバネ86(図5参照)等を備えている。搬送ローラ対59、ロック部78、移動部材53、給送部16、ローラホルダ85、及びコイルバネ86は、筐体14に設けられている。
[給送トレイ20]
図1に示されるように、プリンタ部11は、前面75に開口13が形成された筐体14(本体の一例)を備えている。給送トレイ20(トレイの一例)が、後方へ移動することによって、開口13を通じて筐体14へ挿入されて装着される。給送トレイ20が筐体14へ装着されているときの位置が装着位置であり、図7に示された給送トレイ20の位置である。また、筐体14内の給送トレイ20は、前方へ移動することによって、開口13を通じて筐体14から脱抜される。給送トレイ20が筐体14から脱抜されているときの位置は、装着位置とは異なり位置であり、非装着位置である。以上より、給送トレイ20は、前後方向8(第1方向の一例)に沿って、装着位置及び非装着位置へ移動可能である。
図3に示されるように、給送トレイ20は、上部が開放された箱形状の部材である。給送トレイ20は、用紙12(図2参照)が積層した状態で支持される底板22(底壁の一例)と、底板22の左右両端部から上方へ立設された一対の側板91(側壁の一例)と、底板22の後端部から上方へ立設された後板84と、底板22に支持された一対のサイドガイド92とを備えている。底板22は、前後方向8及び左右方向9(第2方向の一例)に拡がっており、用紙12が支持されるシート支持面22Aを有している。
一対の側板91の上面91Aには、当接部94と係合部95と傾斜面99とが設けられている。当接部94は、上面91Aから上方へ突出しており、後述するレバー部材54と当接する。当接部94は、側面視において概ね矩形である。係合部95は、当接部94よりも後方であって上面91Aの後端部に設けられている。係合部95は、上面91Aから下方へ凹んでおり、後述するロック部78と係合する。係合部95は、後方へ向かうに従って上方へ向かう傾斜面95Aを有している。傾斜面99は、上面91Aの後端部における係合部95よりも後方に形成されている。傾斜面99は、傾斜面95Aの後端と接続されており、後方へ向かうに従って下方へ向かう面である。
一対のサイドガイド92は、左右方向9に移動可能に底板22によって支持されている。一対のサイドガイド92は、左右方向9に対向して配置されている。各サイドガイド92の側面には、それぞれ底板22により支持された用紙12の左右方向9の端部が当接する。一対のサイドガイド92のうちの一方が右方または左方の一方へ移動すると、他方が連動して右方または左方の他方へ移動する。以上より、本実施形態においては、用紙12は、給送トレイ20の左右方向9の中央を基準として位置決めされる。
図13に示されるように、一対のサイドガイド92の一方(本実施形態では左方のサイドガイド92であるが、右方のサイドガイド92であってもよい。)の上面92Aは、第1傾斜面92B(傾斜面の一例)と、第2傾斜面92Cと、第1水平面92Dと、第2水平面92Eとで構成されている。第1傾斜面92B及び第2傾斜面92Cは、前後方向8に対して傾斜した面である。第1傾斜面92Bは、前方へ向かって下方へ向かうように傾斜している。第2傾斜面92Cは、第1傾斜面92Bの前端と連続しており、前方へ向かって上方へ向かうように傾斜している。第1傾斜面92B及び第2傾斜面92Cによって上面92Aから下方へ凹む凹部93が形成されている。第1水平面92D及び第2水平面92Eは、前後方向8に延びている。第1水平面92Dは、第1傾斜面92Bの後端と繋がっている。第2水平面92Eは、第2傾斜面92Cの前端と繋がっている。
なお、サイドガイド92は、一対でなくてもよい。この場合、用紙12は、給送トレイ20の一対の側板91のいずれかを基準として位置決めされる。
[給送部16]
図2及び図13に示されるように、給送部16は、プリンタ部11に装着された状態の給送トレイ20の底板22よりも上方に設けられている。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、延出部30を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部26A(一端部の一例)において回転可能に支持されている。給送アーム26は、基端部26B(他端部の一例)に設けられた支軸28(回動軸の一例)を中心として、矢印29A、29Bの方向に回動する。給送アーム26は、不図示の付勢部材によって矢印29Aの向き(先端部26Aが下方となる向き)に付勢されている。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20または給送トレイ20に支持された用紙12に対して接離可能である。なお、給送アーム26は、自重によって先端部26Aが下方となる向きに付勢されていてもよい。
給送ローラ25は、複数のギヤ27A(図14参照)を含む駆動伝達機構27によって、搬送用モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。これにより、底板22により支持された用紙12のうち、給送ローラ25と当接している最も上の用紙12が、筐体14内に形成された搬送路65へ給送される。なお、給送ローラ25は、搬送用モータとは別に設けられたモータから駆動力を付与されて回転してもよい。また、駆動伝達機構27は、複数のギヤを含む形態に限らず、例えば支軸28と給送ローラ25の軸とに架け渡されたベルトを含むものであってもよい。
図14に示されるように、支軸28は、左右方向9に沿って延びており、筐体14の一部を構成するフレーム32に回転可能に支持されている。延出部30は、給送アーム26の基端部26Bから左方へ延出されている。延出部30は、一対のサイドガイド92のうちの左方のサイドガイド92の上面92Aに当接可能である。
給送トレイ20が装着位置に位置いるとき、給送アーム26は、不図示の付勢部材によって付勢されることによって図2に示される下方位置に位置している。このとき、延出部30は、図13に破線で示されるように、サイドガイド92に形成された凹部93内に位置しているが、凹部93を区画する第1傾斜面92B及び第2傾斜面92Cから離間している。
給送トレイ20が装着位置から非装着位置へ向けて前方へ移動されると、第1傾斜面92Bが後方から延出部30に当接する。延出部30は、前方へ移動する第1傾斜面92Bに沿って案内される。これにより、給送アーム26は、付勢部材の付勢力に抗して矢印29Bの向き(先端部26Aが上方となる向き)へ回動し、図13に実線で示される上方位置まで持ち上げられる。上方位置において、延出部30は、第1水平面92Dに支持されている。その結果、給送トレイ20は、給送部16によって妨げられることなく前方へ移動可能となり、筐体14から脱抜される。給送トレイ20が筐体14から脱抜された状態において、給送アーム26は、不図示の付勢部材の付勢力によって上方位置から下方位置へ回動する。
給送トレイ20が非装着位置から装着位置へ向けて後方へ移動されると、給送アーム26は給送トレイ20の後板84(図3参照)に後方へ押されることによって、矢印29Bの向きへ回動し、図13に示される上方位置まで持ち上げられる。上方位置において、延出部30は、第1水平面92Dに支持されている。給送トレイ20が更に後方へ移動されると、延出部30は、後方へ移動する第1傾斜面92Bに沿って案内される。これにより、給送アーム26は、付勢部材の付勢力によって矢印29Aの向きへ回動し、図2に示される下方位置に位置する。以上のように、給送アーム26は、給送トレイ20の移動過程において意1傾斜面92Bに沿って案内されることによって回動する。
[搬送路65]
図2に示されるように、プリンタ部11に装着された状態の給送トレイ20の後端部から搬送路65が延出されている。搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、湾曲しつつ延びている。直線部34は、前後方向8に延びている。
湾曲部33は、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材18と第2ガイド部材19とによって構成されている。直線部34は、搬送ローラ対59、所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24とプラテン42、及び排出ローラ対44によって区画されている。
給送トレイ20により支持された用紙12は、給送ローラ25によって湾曲部33を下から上へUターンするように搬送されて搬送ローラ対59に到達する。搬送ローラ対59により挟持された用紙12は、画像記録面を記録部24に向けて直線部34を前方に搬送される。記録部24の直下に到達した用紙12は、記録部24により画像記録面に画像を記録される。画像が記録された用紙12は、直線部34を前方に搬送されて排出トレイ21に排出される。以上のように、用紙12は、図2に一点鎖線の矢印により示される搬送向き15に沿って搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、直線部34の上方に設けられており、キャリッジ40と記録ヘッド38とを備えている。記録部24の下方且つ記録部24と対向する位置には、プラテン42が設けられている。プラテン42は、直線部34を搬送される用紙12を支持する部材である。
キャリッジ40は、前後方向8に間隔を空けて配置された2つのガイドレール56、57によって、左右方向9へ往復移動可能に支持されている。記録ヘッド38は、キャリッジ40に搭載されている。記録ヘッド38には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド38の下面には、複数のノズル39が形成されている。キャリッジ40が移動している状態において、記録ヘッド38は、ノズル39からインク滴をプラテン42に向けて吐出する。これにより、搬送ローラ対59によって搬送され、プラテン42に支持された用紙12に画像が記録される。
[支持フレーム51及びサイドフレーム55]
プラテン42の下方に、図4に示される支持フレーム51が配置されている。支持フレーム51は、金属製であり、且つ前後方向8及び左右方向9に拡がった板状の部材である。なお、図4では、プラテン42の図示が省略されている。
支持フレーム51には、左右方向9に間隔を空けて形成された複数の開口52が形成されている。開口52は、後述するローラホルダ85に対応する位置に形成されている。支持フレーム51における左右方向9の中央部には、前後方向8に延びた長孔70が形成されている。
支持フレーム51の右端部及び左端部には、上方に突出され且つ前後方向8に延設された一対のサイドフレーム55が設けられている。一対のサイドフレーム55は、それぞれ直線部34よりも右方及び左方の位置に設けられている。一対のサイドフレーム55は、金属製である。本実施形態において、一対のサイドフレーム55は、支持フレーム51と一体に成形されている。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対44]
図2に示されるように、直線部34における記録ヘッド38よりも搬送向き15の上流に、搬送ローラ対59が配置されている。直線部34における記録ヘッド38よりも搬送向き15の下流には、排出ローラ対44が配置されている。
搬送ローラ対59は、直線部34の上方に配置された搬送ローラ60(第1ローラの一例)と、直線部34の下方に搬送ローラ60と対向して配置されたピンチローラ61(第2ローラの一例)とを備えている。
図4に示されるように、搬送ローラ60は、左右方向9を軸線方向として回転する円柱状の部材である。搬送ローラ60は、その左右両端部を、一対のサイドフレーム55によって軸受80を介して回転可能に支持されている。
ピンチローラ61は、左右方向9を軸線方向として回転する円柱状の部材である。ピンチローラ61は、左右方向9に間隔を空けて複数(本実施形態では6個)設けられている。各ピンチローラ61は、後述するローラホルダ85によって回転可能に支持されている。
図2に示されるように、排出ローラ対44は、直線部34の下方に配置された排出ローラ62と、直線部34の上方に排出ローラ62と対向して配置された拍車ローラ63とを備えている。拍車ローラ63は、左右方向9に間隔を空けて複数設けられている。排出ローラ62は、左右方向9に延びる軸64と、軸64に取り付けられたローラ部58とを備えている。図4に示されるように、ローラ部58は、左右方向9に間隔を空けて複数設けられており、拍車ローラ63と対向する位置に設けられている。拍車ローラ63は、図示しない弾性部材によってローラ部58に押圧されている。
搬送ローラ60及び排出ローラ62は、上記搬送用モータから駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラ対59に用紙12が挟持されている状態で搬送ローラ60が回転すると、用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送向き15に搬送される。また、排出ローラ対44に用紙12が挟持されている状態で排出ローラ62が回転すると、用紙12は、排出ローラ対44によって搬送向き15に搬送される。
[ローラホルダ85及びコイルバネ86]
各ピンチローラ61は、図4及び図5に示されるローラホルダ85によって回転可能に支持されている。ローラホルダ85は、後述するように支持フレーム51によって支持されている。
図4に示されるように、ローラホルダ85は、各ピンチローラ61に対応して設けられている。各ローラホルダ85は、左右方向9に間隔を空けて配置されている。なお、ローラホルダ85は、各ピンチローラ61に対応して設けられていなくてもよい。例えば、6個のピンチローラ61に対して3個のローラホルダ85が設けられており、各ローラホルダ85が2個のピンチローラ61を支持していてもよい。
図5に示されるように、ローラホルダ85は、その前後方向8における概ね中央部においてピンチローラ61を回転可能に支持する。各ローラホルダ85は、当該中央部から後方に延設された後延設部87と、当該中央部から前方に延設された前延設部88と、前延設部88の前端部から下方に延設された下延設部89と、下延設部89の下端部から左右方向9に突出し、後述する移動部材53と当接可能な当接部90とを備える。
ローラホルダ85の中央部の下方を向く面85Aには、コイルバネ86(付勢部材の一例)の一端が接続されている。コイルバネ86の他端は、支持フレーム51の上面と接続されている。これにより、ローラホルダ85は、コイルバネ86を介して支持フレーム51によって支持されている。
下延設部89は、支持フレーム51に形成された開口52(図4参照)、及び後述する移動部材53に形成された開口73(図6参照)に挿通されている。
ローラホルダ85は、コイルバネ86が伸縮することによって、図5(A)に示される当接位置と、図5(B)に示される離間位置との間を、概ね上下方向7に沿って、つまりピンチローラ61が搬送ローラ60に対して接離する方向に沿って移動可能である。
ローラホルダ85が当接位置に位置するとき、ピンチローラ61は搬送ローラ60と当接した状態であり、コイルバネ86により、ピンチローラ61は、搬送ローラ60に押圧された状態である。つまり、コイルバネ86は、ローラホルダ85を当接位置に向けて、つまりローラホルダ85を搬送ローラ60へ向けて付勢している。
離間位置のローラホルダ85は、当接位置に位置するときよりも下方に位置する。ローラホルダ85が離間位置に位置するとき、ピンチローラ61は搬送ローラ60から離間した状態である。このとき、コイルバネ86は、ローラホルダ85が当接位置に位置するときよりも収縮した状態である。
[移動部材53]
図5に示されるように、移動部材53は、支持フレーム51の下方に設けられている。移動部材53は、不図示のフレームによって、前後方向8に沿って、つまりローラホルダ85の移動方向(上下方向7)と交差する方向に沿って移動可能に支持されている。移動部材53は、下方から支持フレーム51の下面と当接した状態で不図示のフレームによって支持されている。移動部材53は、移動時において支持フレーム51の下面と当接した状態を維持する。
図4に示されるように、移動部材53の上面における左右方向9の中央部には、上方に突出した突起69が形成されている。突起69は、支持フレーム51に形成された長孔70に挿入されている。突起69の左右方向9の長さは、長孔70の短手方向(左右方向9)の長さと略同一である。また、長孔70の長手方向(前後方向8)の長さは、突起69の前後方向8の長さよりも長い。これにより、突起69、つまり移動部材53は、左右方向9に位置決めされた状態で、長孔70に沿って前後方向8に移動可能である。
図5及び図6に示されるように、移動部材53は、左右方向9の長さ及び前後方向8の長さが上下方向7の長さよりも長い本体部71と、本体部71の右端部及び左端部から下方に突出した一対の側壁72とを備えている。
本体部71には、左右方向9に間隔を空けて複数の開口73が形成されている。開口73は、左右方向9において、支持フレーム51に形成された開口52(図4参照)に対応する位置に形成されている。開口52及び開口73は、開口52を上とし且つ開口73を下として平面視において重複している。開口73には、開口52を通じて、ローラホルダ85の下延設部89が挿通される。ここで、開口73の前後方向8の長さは、開口52よりも長い。これにより、移動可能な移動部材53がいずれの位置に位置していても、開口52と開口73とは平面視において重複している。その結果、移動部材53の位置にかかわらず、ローラホルダ85の下延設部89は、開口52及び開口73を挿通した状態となる。
移動部材53の下面には、カム部74が形成されている。カム部74は、開口73の右方及び左方において開口73に隣接して形成されている。換言すると、開口73は、左右方向9において2つのカム部74によって挟まれている。つまり、カム部74は、各ローラホルダ85に対応して2つずつ設けられている。なお、カム部74の数は、各ローラホルダ85に対応して2つに限らない。例えば、カム部74は、各ローラホルダ85に対応して1つずつ設けられていてもよい。
カム部74は、下方を向き且つ前後方向8に延びた面である。開口73よりも右方に形成されたカム部74には、当該開口73を挿通されたローラホルダ85の下延設部89から右方に突出した当接部90が、下方から当接する。一方、開口73よりも左方に形成されたカム部74には、当該開口73を挿通されたローラホルダ85の下延設部89から左方に突出した当接部90が、下方から当接する。
カム部74は、傾斜面81(案内面の一例)及び水平面83を備えている。傾斜面81は、前方へ向かうにしたがって上方へ傾斜した面である。換言すると、第1傾斜面81は、前方へ向かうにしたがってピンチローラ61に近づくように傾斜した面である。水平面83は、傾斜面81の後端と連続した面である。水平面83は、概ね前後方向8に延びている。
一対の側壁72のそれぞれには、2つの突起76、77が形成されている。突起76、77は、一対の側壁72のうちの右の側壁72から右方に突出しており、一対の側壁72のうちの左の側壁72から左方に突出している。突起76、77は、前後方向8に間隔を空けて形成されている。突起76は、突起77よりも前方に形成されている。
移動部材53は、突起76、77が後述するレバー部材54に当接されることによって、前後方向8(ローラホルダ85の移動方向である上下方向7と直交する方向)に沿って、図5(A)に示される第1位置と、図5(B)に示される第2位置に移動可能である。第1位置は、第2位置よりも後方の位置である。なお、移動部材53の移動方向は、前後方向8に限らず。ローラホルダ85の移動方向と交差する方向であればよい。
図5(A)に示されるように、移動部材53が第1位置に位置するとき、カム部74は、ローラホルダ85の当接部90よりも後方に位置しており、ローラホルダ85から離間している。これにより、ローラホルダ85は、コイルバネ86の付勢力によって上方に移動する。その結果、ローラホルダ85は当接位置に位置し、ピンチローラ61は搬送ローラ60と当接する。なお、移動部材53が第1位置のときにローラホルダ85が当接位置に位置することを条件として、第1位置の移動部材53はローラホルダ85と当接していてもよい。
移動部材53が第1位置から第2位置へ移動する過程において、当接部90は傾斜面81に当接して案内される。これにより、ローラホルダ85は、コイルバネ86の付勢力に抗して下方へ移動する。そして、図5(B)に示されるように、移動部材53が第2位置に位置するとき、カム部74の水平面83が上方から当接部90と当接している。このとき、ローラホルダ85は、コイルバネ86の付勢力に抗して当接位置よりも下方へ移動して離間位置に位置し、ピンチローラ61は搬送ローラ60から離間する。
[レバー部材54]
図4〜図6に示されるように、移動部材53の一対の側壁72よりも右方及び左方に、レバー部材54が設けられている。レバー部材54は、前後方向8において突起76、77の間に配置されている。レバー部材54は、上下方向7に延設されている。レバー部材54の上端部は、突起76、77よりも上方に位置している。レバー部材54の下端部は、突起76、77よりも下方に位置している。
図5に示されるように、レバー部材54の上端部は、不図示のフレームによって、左右方向9に延びる回動軸54A周りに回動可能なように支持されている。これにより、レバー部材54は、その上端部を中心として矢印103の向き及び矢印104の向きに回動可能である。
具体的には、レバー部材54は、回動することによって、図11に示される第1状態、図9に示される第2状態、及び図4〜8及び図10に示される第3状態に状態変化可能である。第3状態は、レバー部材54が概ね上下方向7に沿って延びた状態である。第1状態は、第3状態から回動軸54A周りに矢印104(図5参照)の向きへ180°未満の角度だけ回動した状態である。第2状態は、第3状態から回動軸54A周りに矢印103(図5参照)の向きへ180°未満の角度だけ回動した状態である。
レバー部材54は、第3状態から第2状態に状態変化する過程において、後方から突起76に当接して突起76を押す。これにより、移動部材53は、前方に移動する。つまり、突起76は、第3状態のレバー部材54に対して矢印103の向きに配置されており、レバー部材54の回動領域に突出している。また、レバー部材54は、第3状態から第1状態に状態変化する過程において、前方から突起77に当接して突起77を押す。これにより、移動部材53は、後方に移動する。つまり、突起77は、第3状態のレバー部材54に対して矢印104の向きに配置されており、レバー部材54の回動領域に突出している。
レバー部材54の上端部には、不図示のトーションバネが取り付けられている。これにより、レバー部材54は、第3状態に向けて付勢されている。つまり、レバー部材54に外部から力が付与されていない既定状態において、レバー部材54は、トーションバネの付勢力によって第3状態に維持されている。一方、レバー部材54が第1状態及び第2状態に状態変化するためには、トーションバネの付勢力に抗して回動する必要がある。
レバー部材54の下端部は、給送トレイ20の当接部94と当接可能である。レバー部材54は、後述するように、当接部94と当接して押されることによって状態変化する。
[ロック部78]
図7に示されるように、装着位置の給送トレイ20の後端部の上方に、ロック部78が設けられている。詳細には、ロック部78は、装着位置の給送トレイ20の一対の側板91の上面91Aの後端部の上方において上面91Aと対向して設けられている。つまり、本実施形態において、ロック部78は、左右方向9に間隔を空けて一対に設けられている。本実施形態において、一対のロック部78の各々は、円柱部材97と、コイルバネ98とを備えている。
円柱部材97は、その軸に沿った方向が上下方向7となるように、筐体14内に配置されている。詳細には、本実施形態において、円柱部材97は、装着位置の給送トレイ20の後端部の上方に配置されている。円柱部材97は、中空である。円柱部材97の上端は開放されており、円柱部材97の下端は閉塞されている。
コイルバネ98の下部は、円柱部材97の内部空間に配置されている。コイルバネ98の下端は、円柱部材97の内部空間を区画する底面に接続されている。コイルバネ98の上端は、支持フレーム51の下面に接続されている。
図7に示されるように、給送トレイ20が装着位置に位置するとき、円柱部材97の下端は、上面91Aに設けられた係合部95と係合している。このとき、コイルバネ98は、自然長よりも収縮した状態である。つまり、コイルバネ98は、円柱部材97を下方へ、つまり円柱部材97を係合部95と係合する向きへ付勢している。これにより、給送トレイ20は、ロック部78によって装着位置にロックされる。
給送トレイ20に対して前方への力が付与されると、円柱部材97が給送トレイ20に設けられた係合部95の傾斜面95Aによってコイルバネ98の付勢力に抗して上方へ押されることにより、円柱部材97と係合部95との係合が解除される。これにより、給送トレイ20は、ロック部78に妨げられることなく、装着位置から非装着位置へ移動される。
給送トレイ20が非装着位置から装着位置へ向けて後方へ移動されると、円柱部材97は、上面91Aに形成された傾斜面99に当接して傾斜面99に沿って案内される。これにより、円柱部材97は、コイルバネ98の付勢力に抗して上方へ移動する。給送トレイ20が更に後方へ移動されると、円柱部材97は、係合部95の上方に位置する。このとき、円柱部材97は、コイルバネ98の付勢力によって下方へ移動し、係合部95と係合する。このときの給送トレイ20は装着位置であり、装着位置の給送トレイ20はロック部78によってロックされる。
[移動部材53、レバー部材54、及びローラホルダ85の移動]
以下、移動部材53、レバー部材54、及びローラホルダ85の移動について説明する。給送トレイ20が筐体14に装着されている状態、つまり給送トレイ20が装着位置に位置する状態において、円柱部材97と係合部95とは係合されている。つまり、装着位置の給送トレイ20は、ロック部78によってロックされている。また、給送トレイ20が装着位置に位置する状態において、移動部材53は、図5(A)に示されるように第1位置に位置している。
また、レバー部材54は、第3状態である。第3状態のレバー部材54は、第1位置の移動部材53の突起76に後方から当接している。
また、給送トレイ20の当接部94(図7参照)は、レバー部材54よりも後方に位置している。つまり、レバー部材54は、装着位置の給送トレイ20と当接していない。また、当接部94は、移動部材53の当接部96よりも前方に位置している。つまり、当接部94は、前後方向8において、当接部96とレバー部材54との間に位置している。
また、第1位置の移動部材53のカム部74は、ローラホルダ85の当接部90よりも後方に位置しており、当接部90から離間している。
また、ローラホルダ85は、コイルバネ86の付勢力によって当接位置に位置している。このとき、ピンチローラ61は、搬送ローラ60と当接している。
なお、レバー部材54は、突起76に当接していなくてもよい。また、当接部94は、装着位置の給送トレイ20と当接していてもよい。また、カム部74は、当接部90と当接していてもよい。
図5(A)に示される状態において、給送トレイ20に前方への力が付与されると、ロック部78によるロックが解除される。給送トレイ20が筐体14からの脱抜のために前方へ移動されると、つまり給送トレイ20が装着位置から非装着位置へ向けて移動されると、図8に示されるように、給送トレイ20の当接部94が後方からレバー部材54と当接する。図8に示される状態から、給送トレイ20が更に前方へ移動されると、レバー部材54は、当接部94に押されつつ当接部94に乗り上げる。これにより、レバー部材54は、図9に示されるように、トーションバネの付勢力に抗して回動して第3状態から第2状態に状態変化する。
レバー部材54は、第3状態から第2状態への状態変化過程において、突起76と当接して押す。これにより、移動部材53は、第1位置から第2位置へ向けて前方へ移動する。すると、カム部74の傾斜面81が後方且つ上方から当接部90と当接する。これにより、当接部90は、傾斜面81に沿って水平面83へ向けて下方へ案内される。その結果、ローラホルダ85は、コイルバネ86の付勢力に抗して下方に移動する。つまりローラホルダ85は、当接位置から離間位置へ向けて移動する。以上より、給送トレイ20の装着位置から非装着位置への移動過程において、傾斜面81は、ローラホルダ85をコイルバネ86の付勢力に抗する向きへ案内する。
図9に示される状態において、給送トレイ20が更に前方に移動すると、つまり当接部94がレバー部材54の下端部よりも前方に位置すると、レバー部材54は、図5(B)に示されるように、トーションバネの付勢力によって回動して第2状態から第3状態に回動する。このとき、レバー部材54は、第2位置の移動部材53の突起77に前方から当接している。なお、レバー部材54は、突起77に当接していなくてもよい。
図5(B)に示される状態において、レバー部材54は第3状態である。また、移動部材53は第2位置に位置している。また、ローラホルダ85は、離間位置に位置しており、ピンチローラ61は搬送ローラ60から離間している。その後、給送トレイ20は、更に前方に移動されることによって、筐体14から脱抜される。
図5(B)に示される状態において、給送トレイ20が筐体14に装着されるために後方へ移動されると、つまり給送トレイ20が非装着位置から装着位置へ向けて移動されると、図10に示されるように、当接部94が前方からレバー部材54と当接する。図10に示される状態から、給送トレイ20が更に後方へ移動されると、レバー部材54は、当接部94に押されつつ当接部94に乗り上げる。これにより、レバー部材54は、図11に示されるように、トーションバネの付勢力に抗して回動して第3状態から第1状態に状態変化する。
レバー部材54は、第3状態から第1状態への状態変化過程において、突起77と当接して押す。これにより、移動部材53は、第2位置から第1位置へ向けて後方へ移動する。すると、当接部90は、カム部74の水平面83に沿って案内された後、水平面83から離間して傾斜面81と当接し、傾斜面81に沿って案内される。ローラホルダ85は、当接部90が傾斜面81に沿って案内される過程において、コイルバネ86の付勢力によって上方に移動する。つまり、ローラホルダ85は、離間位置から当接位置へ向けて移動する。以上より、給送トレイ20の非装着位置から装着位置への移動過程において、傾斜面81は、ローラホルダ85をコイルバネ86の付勢力に従う向きへ案内する。
図11に示される状態において、給送トレイ20が更に後方に移動して、当接部94がレバー部材54の下端部よりも後方に位置すると、レバー部材54は、図5(A)に示されるように、トーションバネの付勢力によって回動して第1状態から第3状態に状態変化する。このとき、レバー部材54は、第1位置の移動部材53の突起76に後方から当接している。なお、レバー部材54は、突起76に当接していなくてもよい。
図5(A)に示される状態において、レバー部材54は第1状態である。また、移動部材53は第1位置に位置している。また、ローラホルダ85は当接位置に位置しており、ピンチローラ61は搬送ローラ60と当接している。その後、給送トレイ20は、更に後方へ移動されることによって、筐体14へ装着される。つまり、給送トレイ20は、装着位置に位置する。
給送トレイ20が装着位置に位置すると、円柱部材97が係合部95と係合される。これにより、装着位置の給送トレイ20は、ロック部78によってロックされた状態となる。
[給送トレイ20の移動過程における給送トレイ20にかかる荷重]
以下、給送トレイ20が装着位置及び非装着位置の間を移動する過程において、ロック部78、移動部材53、及び給送アーム26から給送トレイ20にかかる荷重について、図15(A)が参照されつつ説明される。
なお、図15(A)及び後述される図15(B)において、F1はロック部78から給送トレイ20にかかる荷重であり、F2は移動部材53から給送トレイ20にかかる荷重であり、F3は給送アーム26から給送トレイ20にかかる荷重である。また、P1は装着位置であり、P2は非装着位置である。
給送トレイ20が装着位置P1に位置しているとき、円柱部材97がコイルバネ98の付勢力に抗して係合部95と係合していることにより、ロック部78から給送トレイ20へF1Bの荷重がかかっている。
給送トレイ20が装着位置P1から非装着位置P2へ向けて前方へ移動されると、円柱部材97が傾斜面95Aに沿って案内される。これにより、コイルバネ98は、給送トレイ20が装着位置P1のときよりも収縮される。その結果、ロック部78から給送トレイ20にかかる荷重が大きくなり、最大値のF1Aとなる。給送トレイ20が更に前方へ移動されると、円柱部材97が傾斜面95Aから離間して傾斜面99に沿って案内される。これにより、コイルバネ98は伸長される。その結果、ロック部78から給送トレイ20にかかる荷重が小さくなる。円柱部材97が傾斜面99から離間されると、コイルバネ98は自然長となり、給送トレイ20が位置PDのときに、ロック部78から給送トレイ20にかかる荷重はゼロとなる。
円柱部材97が傾斜面99と当接しているとき、つまり給送トレイ20が位置PDよりも後方の位置PCのとき、給送トレイ20の当接部94がレバー部材54を押す。これにより、レバー部材54が移動部材53の突起76を押すため、移動部材53が第1位置から第2位置の方へ移動を開始する。移動部材53の移動過程において、移動部材53の傾斜面81が当接部90と当接してローラホルダ85の当接部90を案内する。このとき、ローラホルダ85から、移動部材53及びレバー部材54を介して、給送トレイ20へ荷重がかかる。当該荷重は、当接部90が傾斜面81に案内される間に増加する。また、当該荷重は、当接部90が水平面83と当接している間、最大値のF2Aとなる。また、当該荷重は、当接部94がレバー部材54から離間すると減少してゼロとなる。当該荷重がゼロとなったときの給送トレイ20は、位置PHである。
ここで、F2が最大値のF2Aとなっているときの給送トレイ20の位置(PE〜PFの区間)は、F1が最大値F1Aとなっているときの給送トレイ20の位置(PA〜PBの区間)よりも前方である。
当接部94がレバー部材54と当接しているとき、つまり給送トレイ20が位置PHよりも後方の位置PGのとき、給送部16の延出部30が、サイドガイド92の第1傾斜面92Bに当接して案内される。これにより、給送アーム26は矢印29Bの向きに回動する。その結果、給送アーム26から給送トレイ20のサイドガイド92へ荷重がかかる。当該荷重は、延出部30が第1傾斜面92Bに案内される間に増加する。また、当該荷重は、延出部30が第1水平面92Dに支持されている間、最大値のF3Aとなる。また、当該荷重は、延出部30がサイドガイド92から離間すると減少してゼロとなる。当該荷重がゼロとなったときの給送トレイ20は、位置PKである。
ここで、F3が最大値のF3Aとなっているときの給送トレイ20の位置(PI〜PJの区間)は、F2が最大値F2Aとなっているときの給送トレイ20の位置(PE〜PFの区間)よりも前方である。
その後、給送トレイ20は、位置PKから非装着位置P2へ向けて前方へ移動される。
給送トレイ20が非装着位置P2から装着位置P1へ移動する過程では、上述とは逆の順序、つまり給送アーム26、移動部材53、及びロック部78の順序で、給送トレイ20へ荷重がかかる。
なお、図15(A)及び後述される図15(B)では、F1A、F2A、F3Aは同じ大きさであるが、F1A、F2A、F3Aの大小関係は、互いに異なっていてもよい。また、図15(A)及び後述される図15(B)では、給送アーム26から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置は、移動部材53から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置よりも前方であるが、給送アーム26から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置は、移動部材53から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置よりも後方であってもよい。
以上より、ロック部78から給送トレイ20にかかる荷重が最大となった状態における給送トレイ20の前後方向8の位置(PA〜PBの区間)、移動部材53から給送トレイ20にかかる荷重が最大となった状態における給送トレイ20の前後方向8の位置(PE〜PFの区間)、及び給送アーム26からサイドガイド92にかかる荷重が最大となった状態における給送トレイ20の前後方向8の位置(PI〜PJの区間)は、互いに異なる位置である。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、給送トレイ20の移動過程において、ロック部78から給送トレイ20にかかる最大荷重、移動部材53から給送トレイ20にかかる最大荷重、及び給送アーム26から給送トレイ20にかかる最大荷重を分散させることができる。そのため、給送トレイ20の移動過程において給送トレイ20に過大な荷重がかかることを防止できる。
また、係合部95及び当接部94がいずれも給送トレイ20の上面91Aに設けられている。つまり、ロック部78及び移動部材53から給送トレイ20に係る荷重は、いずれも給送トレイ20の上面91Aにかかる。よって、移動部材53から荷重がかかるときの給送トレイ20の位置と、ロック部78から荷重がかかるときの給送トレイ20の位置との設定が容易である。
また、本実施形態によれば、給送トレイ20の装着位置から非装着位置への移動過程において移動部材53から給送トレイ20にかかる荷重は、給送トレイ20の非装着位置から装着位置への移動過程において移動部材53から給送トレイ20に係る荷重よりも大きくなる。上述したように、給送トレイ20の移動過程において、ロック部78から給送トレイ20にかかる最大荷重と移動部材53から給送トレイ20にかかる最大荷重とを分散させることができる。この分散による効果は、特に、給送トレイ20にかかる荷重が大きくなるトレイの装着位置から非装着位置への移動時において顕著となる。
[変形例]
上記実施形態では、レバー部材54の回動による状態変化に連動して、移動部材53を第1位置と第2位置とに移動させた。しかし、移動部材53を移動させる手段は、レバー部材54によるものに限らない。例えば、図12に示されるように、摺動部材67の前後方向8への移動に連動して、移動部材53を第1位置と第2位置とに移動させてもよい。
摺動部材67は、不図示のフレームによって、前後方向8に沿って移動可能に支持されている。具体的には、摺動部材67は、図12(A)に示される後方位置と、図12(B)に示される前方位置とに移動可能である。
摺動部材67は移動部材53に連結されている。これにより、移動部材53は、摺動部材67の後方位置から前方位置への移動に連動して、第1位置から第2位置へ移動し、摺動部材67の前方位置から後方位置への移動に連動して、第2位置から第1位置へ移動する。
また、摺動部材67は、不図示のフレームによって、上下方向7に移動可能に支持されている。摺動部材67は、既定状態において、コイルバネ68によって下方へ付勢されている(図12(A)参照)。
以下、給送トレイ20が図12(A)に示される装着位置から図12(D)に示される非装着位置へ移動する場合における摺動部材67及び移動部材53の動作が説明される。図12(A)に示される状態において、移動部材53は第1位置に位置している。また、給送トレイ20は、ロック部78によってロックされている。
給送トレイ20に前方への力が付与されると、ロック部78による給送トレイ20のロックが解除される。給送トレイ20が装着位置から前方へ移動すると、給送トレイ20の面20Aが後方から摺動部材67の面67Aに当接して押す。これにより、図12(B)に示されるように、摺動部材67は後方位置から前方位置へ移動し、移動部材53は摺動部材67の移動に連動して第1位置から第2位置へ移動する。その結果、ローラホルダ85(図12では図示が省略されている。)は、当接位置から離間位置へ移動する。
第2位置の移動部材53の第2位置よりも前方への移動は、不図示の規制機構によって規制されている。よって、移動部材53と連結された摺動部材67の前方への移動も規制されている。したがって、給送トレイ20が図12(B)に示される状態から更に前方へ移動すると、摺動部材67は、面20Aに沿って案内され、コイルバネ68の付勢力に抗して上方へ移動する。その結果、図12(C)に示されるように、摺動部材67は、給送トレイ20に支持された状態となる。
給送トレイ20が図12(C)に示される状態から更に前方へ移動して筐体14から脱抜されると、つまり給送トレイ20が非装着位置に到達すると、図12(D)に示されるように、摺動部材67は、コイルバネ68の付勢力によって下方へ移動する。
次に、給送トレイ20が図12(D)に示される非装着位置から図12(A)に示される装着位置へ移動する場合における摺動部材67及び移動部材53の動作が説明される。
給送トレイ20が非装着位置から後方へ移動すると、給送トレイ20の面20Bが前方から摺動部材67の面67Bに当接して押す。これにより、図12(E)に示されるように、摺動部材67は前方位置から後方位置へ移動し、移動部材53は摺動部材67の移動に連動して第2位置から第1位置へ移動する。その結果、ローラホルダ85(図12では図示が省略されている。)は、離間位置から当接位置へ移動する。
第1位置の移動部材53の第1位置よりも後方への移動は、不図示の規制機構によって規制されている。よって、移動部材53と連結された摺動部材67の後方への移動も規制されている。したがって、給送トレイ20が図12(E)に示される状態から更に後方へ移動すると、摺動部材67は、面20Bに沿って案内され、コイルバネ68の付勢力に抗して上方へ移動する。その結果、図12(F)に示されるように、摺動部材67は、給送トレイ20に支持された状態となる。
給送トレイ20が図12(F)に示される状態から更に後方へ移動して筐体14に装着されると、つまり給送トレイ20が装着位置に到達すると、図12(A)に示されるように、摺動部材67は、コイルバネ68の付勢力によって下方へ移動する。
[その他の変形例]
また、上記実施形態では、図15(A)に示されるように、ロック部78から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置と、移動部材53から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置とは、前後方向8においてPC〜PDの区間で一部重複していた。また、移動部材53から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置と、給送アーム26から給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置とは、前後方向8においてPG〜PHの区間で一部重複していた。しかし、ロック部78、移動部材53、及び給送アーム26のそれぞれから給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の各位置は、例えば図15(B)に示されるように、前後方向8において重複していなくてもよい。
また、ロック部78、移動部材53、及び給送アーム26のうちの2つから給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の各位置が一部重複する一方で、ロック部78、移動部材53、及び給送アーム26のうちの残り1つから給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置と、他の2つから給送トレイ20へ荷重がかかるときの給送トレイ20の位置とが、前後方向8において重複していなくてもよい。
また、上記実施形態では、当接部94及び係合部95は、一対の側板91の上面91Aに設けられていたが、上面91A以外に設けられていてもよい。例えば、給送トレイ20が、一対の側板91に支持されており且つ底板22の少なくとも一部を上方から覆う蓋板(不図示)を備えている場合、当接部94及び係合部95が当該蓋板の上面に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、当接部94及び係合部95は、一対の側板91の各々に設けられていたが、一対の側板91の一方のみに設けられていてもよい。この場合、ロック部78も、一対の側板91の一方の上方のみに設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、搬送ローラ対59において、搬送ローラ60がピンチローラ61よりも上方に配置されていたが、ピンチローラ61が搬送ローラ60よりも上方に配置されていてもよい。この場合、ローラホルダ85や移動部材53などの配置が、ピンチローラ61に合わせて変更されることは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、レバー部材54はトーションバネにより第3状態に付勢されているが、自重により第3状態に位置されてもよい。
上記実施形態においては、搬送装置は、画像記録装置としてのプリンタ部11に備えられていた。しかし、搬送装置は、画像記録装置への使用に限定されるものではなく、シートを搬送する機能を有する他の機器(例えばスキャナ)に使用可能である。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部(画像記録装置)
12・・・用紙(シート)
14・・・筐体14(本体)
20・・・給送トレイ(トレイ)
53・・・移動部材
60・・・搬送ローラ(第1ローラ)
61・・・ピンチローラ(第2ローラ)
78・・・ロック部

Claims (8)

  1. 本体と、
    上記本体に設けられた第1ローラと、
    上記本体に設けられており、上記第1ローラに対向して配置されて上記第1ローラとの間でシートを挟持可能な第2ローラと、
    シートを支持可能であり、上下方向と交差する第1方向に沿って上記本体に装着された装着位置及び当該装着位置とは異なる非装着位置へ移動可能であり、上面に係合部及び当接部を有するトレイと、
    上記本体に設けられており、上記係合部と係合することによって、上記トレイを上記装着位置にロックするロック部と、
    上記本体に設けられており、上記トレイが上記装着位置から上記非装着位置へ移動する過程、及び上記トレイが上記非装着位置から上記装着位置へ移動する過程それぞれにおいて、上記当接部と当接して移動することによって、上記第2ローラを上記第1ローラに対して接離する方向へ移動させる移動部材と、を備え、
    上記トレイが上記装着位置から上記非装着位置へ移動する過程、及び上記トレイが上記非装着位置から上記装着位置へ移動する過程それぞれにおいて、上記ロック部から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置と異なる搬送装置。
  2. 上記第1ローラ及び上記第2ローラは、それぞれ上記第1方向と交差する方向に沿った軸線周りに回転するものであり、
    上記移動部材は、上記第1方向に移動するものである請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上記トレイが上記装着位置から上記非装着位置へ移動する過程において、上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となる上記トレイの上記第1方向の位置の範囲と、上記トレイが上記非装着位置から上記装着位置へ移動する過程において、上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となる上記トレイの上記第1方向の位置の範囲と、は完全には重複しない請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 上記トレイは、
    シートを支持する底壁と、
    上記第1方向と直交し且つ上記底壁のシート支持面に沿った第2方向において、上記底壁の端部から立設された側壁と、を備え、
    上記係合部及び上記当接部は、上記側壁の上面に設けられている請求項1から3のいずれかに記載の搬送装置。
  5. 上記ロック部から上記トレイに荷重がかかった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記移動部材から上記トレイに荷重がかかった状態における上記トレイの上記第1方向の位置と異なる請求項1から4のいずれかに記載の搬送装置。
  6. 本体と、
    上記本体に設けられた第1ローラと、
    上記本体に設けられており、上記第1ローラに対向して配置されて上記第1ローラとの間でシートを挟持可能な第2ローラと、
    シートを支持可能であり、上下方向と交差する第1方向に沿って上記本体に装着された装着位置及び当該装着位置とは異なる非装着位置へ移動可能であり、上面に係合部及び当接部を有するトレイと、
    上記本体に設けられており、上記係合部と係合することによって、上記トレイを上記装着位置にロックするロック部と、
    上記本体に設けられており、上記トレイの上記装着位置及び上記非装着位置の間の移動過程において上記当接部と当接して移動することによって、上記第2ローラを上記第1ローラに対して接離する方向へ移動させる移動部材と、
    上記本体に設けられており、シート支持面に支持されたシートを上記本体内へ給送する給送ローラと、
    上記本体に設けられており、一端部において上記給送ローラを回転可能に支持し、他端部において上記第1方向と直交し且つ上記シート支持面に沿った第2方向に沿って延びる回動軸周りに回動可能である給送アームと、を備え、
    上記トレイは、上記第2方向に移動可能に上記シート支持面によって支持されており、上記シート支持面に支持されたシートの上記第2方向の端部と当接可能なサイドガイドを備え、
    上記サイドガイドの上面の一部は、上記第1方向に対して傾斜した傾斜面であり、
    上記給送アームは、上記トレイの移動過程において上記傾斜面に沿って案内されることによって回動するものであり、
    上記ロック部から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置と異なり、
    上記給送アームから上記サイドガイドにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記ロック部から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置、及び上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置の双方と異なる搬送装置。
  7. 本体と、
    上記本体に設けられた第1ローラと、
    上記本体に設けられており、上記第1ローラに対向して配置されて上記第1ローラとの間でシートを挟持可能な第2ローラと、
    シートを支持可能であり、上下方向と交差する第1方向に沿って上記本体に装着された装着位置及び当該装着位置とは異なる非装着位置へ移動可能であり、上面に係合部及び当接部を有するトレイと、
    上記本体に設けられており、上記係合部と係合することによって、上記トレイを上記装着位置にロックするロック部と、
    上記本体に設けられており、上記トレイの上記装着位置及び上記非装着位置の間の移動過程において上記当接部と当接して移動することによって、上記第2ローラを上記第1ローラに対して接離する方向へ移動させる移動部材と、
    上記第2ローラを回転可能に支持しており、上記第2ローラが上記第1ローラに対して接離する方向に沿って移動可能なローラホルダと、
    上記ローラホルダを上記第1ローラへ向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    上記移動部材は、上記ローラホルダの移動方向と交差する方向に沿って移動可能であり、移動過程において上記ローラホルダと当接して上記ローラホルダを案内する案内面を備え、
    上記トレイの上記装着位置から上記非装着位置への移動過程において、上記案内面は、上記ローラホルダを上記付勢部材の付勢力に抗する向きへ案内し、
    上記トレイの上記非装着位置から上記装着位置への移動過程において、上記案内面は、上記ローラホルダを上記付勢部材の付勢力に従う向きへ案内し、
    上記ロック部から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置は、上記移動部材から上記トレイにかかる荷重が最大となった状態における上記トレイの上記第1方向の位置と異なる搬送装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の搬送装置と、
    シートに画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置。
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