JP4584091B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関し、特に搬送ベルトを用いて被記録媒体を搬送する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば記録液の液滴を吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、インク記録ヘッドから用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に記録液としてのインクを吐出して画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものである。
このようインクジェット記録方式の画像形成装置において、被記録媒体を高い平面性で搬送するために、搬送ベルトに用紙を静電吸着して搬送するものが知られている。しかしながら、搬送ベルトによって高い平面性で用紙を搬送するようした場合、特に、搬送ベルトを駆動する駆動ローラの構成材料としてゴムローラなどの温度による変化が金属より大きい材料を用いた場合、温度変化によって駆動ローラのローラ径が変動してその回転量が一定でも、搬送ベルトの移動量(送り量)が変化したり、また、温度が変化しないでも装置間での駆動ローラの径にバラツキが生じて、インク滴の着弾位置精度が低下して画像品質が低下する。
そこで、特許文献1に記載されているように、搬送手段を駆動する駆動ローラの温度又は駆動ローラの温度に相関する温度(以下ではいずれも含む意味で「駆動ローラの温度」という。)の検出結果に基づいて駆動ローラの回転量を補正する手段を備え、搬送手段を駆動する駆動ローラをゴムローラで構成した場合に温度変化によって駆動ローラ径が変化して送り量が変動し、画質が低下することを防止するものがある。
特開2004−249579号公報
なお、その他本件に関する先行特許文献としては、例えば次のようなものがある。
特開2002−067295号公報 特許3408787号公報 特開2002−283553号公報 特開2002−292823号公報 特開2003−054116号公報 特開2003−053958号公報 特開2004−161477号公報 特許3031927号公報 特許2908518号公報 特許2868840号公報 特許3115657号公報 特許3311097号公報 特開2000−127359号公報 特開2000−190468号公報 特許第3202726号公報 特開2000−326502号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の画像形成装置のように温度を検出して駆動ローラの回転量を補正するようにしても、駆動ローラの温度を正確に測定できなければ、正しい補正を行うことができず、画像品質の改善を十分得られなくなる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、搬送ベルトに送り量制御における温度補正の正確性を高めた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
駆動ローラと従動ローラとの間に掛け回した搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを案内するガイド部材と、
前記駆動ローラの温度を検出する温度センサと、
前記温度センサで検出した前記駆動ローラの温度に基づいて前記駆動ローラの回転量を補正する手段と、を備え
前記駆動ローラはアルミ中空管である三ツ矢管の外周面にゴム層をコーティングしてなり、
前記ガイド部材は前記搬送ベルトに接触する側がメッシュ構造に形成され、
前記ガイド部材のメッシュ構造部分内に前記温度センサが配置されて、前記温度センサで前記駆動ローラに近い部位の温度を検出する
構成とした。
ここで、前記駆動ローラにはこの駆動ローラとは異なる材料で形成された軸が取付けられている構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、駆動ローラと従動ローラとの間に掛け回した搬送ベルトと、前記搬送ベルトを案内するガイド部材と、前記駆動ローラの温度を検出する温度センサと、前記温度センサで検出した前記駆動ローラの温度に基づいて前記駆動ローラの回転量を補正する手段と、を備え、前記駆動ローラはアルミ中空管である三ツ矢管の外周面にゴム層をコーティングしてなり、前記ガイド部材は前記搬送ベルトに接触する側がメッシュ構造に形成され、前記ガイド部材のメッシュ構造部分内に前記温度センサが配置されて、前記温度センサで前記駆動ローラに近い部位の温度を検出する構成としたので、搬送ベルトの移動に伴う気流の影響を受けにくくなり、駆動ローラの温度検出精度を高めることができ、かつ、環境温度の温度変化に対する駆動ローラの温度の追従性が向上して、駆動ローラの温度検出精度をより高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例の概要について図1ないし図5を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図、図3は同じく側面説明図、図4は同装置のエンジン部の斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1の内部(筺体内)に、用紙を搬送しながら画像を形成するための画像形成部(手段)2及び用紙を搬送するための副走査搬送部(手段)3等を有し、装置本体1の底部に設けた給紙カセットを含む給紙部(手段)4から用紙5を1枚ずつ給紙して、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、片面印刷の場合には排紙搬送部(手段)7を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ8上に用紙5を排紙する。
また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ8の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読み取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、ガイドロッド21及びガイドレール22(図5参照)でキャリッジ23を片持ちで主走査方向に移動可能に保持し、主走査モータ27で駆動プーリ28Aと従動プーリ28B間に架け渡したタイミングベルト29を介して主走査方向に移動走査する。
そして、このキャリッジ23上に、それぞれの色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド24を搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行なうシャトル型としている。なお、ライン型ヘッドを用いることもできる。
記録ヘッド24は、それぞれブラック(Bk)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッド24k1、24k2と、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッド24c、24m、24yの計5個の液滴吐出ヘッド(以下、色を区別しないときは「記録ヘッド24」という。)で構成され、キャリッジ23に搭載した各サブタンク25からそれぞれ各色のインクが供給される。
一方、図1に示すように、装置本体1の前面からカートリッジ装着部に、ブラック(Bk)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した記録液カートリッジである各色のインクカートリッジ26を着脱自在に装着でき、各色のインクカートリッジ26から各色のサブタンク25にインクを供給する。なお、ブラックインクは1つのインクカートリッジ26から2つのサブタンク25に供給する構成としている。
なお、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、図2に示すように、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復装置121を配置している。この維持回復装置121は、5個の記録ヘッド24の各ノズル面をキャピングするための吸引用及び保湿用を兼ねたキャップ122aと、保湿用キャップ122122b〜122eと、記録ヘッド24のノズル面をワイピングするためのワイパーブレード124と、記録(画像形成)に寄与しない液滴の吐出(空吐出)を行なうための空吐出受け部材125などを備えている。
さらに、キャリッジ23の走査方向他方側の非印字領域には、図2に示すように、5個の記録ヘッド24から記録(画像形成)に寄与しない液滴の吐出(空吐出)を行なうための空吐出受け部材126を備えている。この空吐出受け部材126には、記録ヘッド24に対応して5個の開口127a〜127e(区別しないときは「開口127」という。)を形成している。
副走査搬送部3は、図3にも示すように、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるためにACバイアス供給部から交番電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける2個の押さえコロ(加圧コロ)36と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5の上面側を押えるガイド板37と、画像が形成された用紙5を搬送ベルト31から分離するための分離爪38とを備えている。
この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、DCブラシレスモータを用いた副走査モータ131によって、タイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。
また、従動ローラ33と帯電ローラ34との間に、搬送ベルト31の表面に付着した紙粉等を除去するためのクリーニング手段(ここではマイラを用いている。)135と、搬送ベルト31表面の電荷を除去するための除電ブラシ136とを備えている。
さらに、搬送ローラ32の軸32aには高分解能のコードホール137を取り付け、このコードホイール137に形成したスリット137aを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ138を設けて、これらのコードホイール137とエンコーダセンサ138によってロータリエンコーダを構成している。
なお、搬送ベルト31の裏面側の表面にリニアスケールを形成し、このリニアスケールを読み取るための反射型フォトセンサを設けてリニアエンコーダを構成することもできる。
そして、ガイド部材35は、図4にも示すように、搬送ベルト31に接触する側をメッシュ構造にして、その中に、搬送ローラ32の温度を検出するサーミスタなどからなる温度センサ(検出手段)234を配置している。具体的には、これらの搬送モータ、従動モータ、搬送ベルト31、ガイド部材35などは搬送ベルトユニット100としてユニット化し、この搬送ベルトユニット100内に搬送ローラ32の温度を検出する温度センサ234を配置する。なお、温度センサ234としては接触型温度センサを用いることもできる。
このように、駆動ローラである搬送ローラ32の温度を検出する温度センサを搬送ベルト31の間に配置されて搬送ベルト31の裏面側を案内するガイド部材35に設けることによって、搬送ベルト31の周回移動に伴う気流の影響を受けにくくなり、また、搬送ローラ32にも近いことから、より正確な環境温度を検出することができる。
つまり、搬送ローラ32は画像形成装置本体の環境温度が変化しても直ちに変化しない(温度に対する追従性が小さい)ため、画像形成装置本体内の温度変化を検出したのでは搬送ローラ32の温度を早期に正しく検出することができず、その結果、検出温度に基づいて搬送ローラ32の回転量の補正を行っても補正結果が実際の温度変化と乖離するおそれがある。これに対して、本実施形態のように、搬送ベルト31を案内し、外気の出入りが少ないガイド部材35のメッシュ構造部位に配置することで、搬送ベルト31の周回移動による気流の影響を受けずに搬送ローラ32に近い部位での温度を検出することができ、温度補正も正確なものとなる。
ここで、搬送ローラ32の構成について図6及び図7をも参照して説明する。なお、図6は同搬送ローラ32の断面説明図、図7は同搬送ローラの側面説明図である。
この搬送ローラ32は、アルミ中空管である三ツ矢管32Aの外周面にゴム層32Bをコーティングで形成したものである。そして、搬送ローラ32の両側の軸32a(長い側を32a1で、短い側を23a2としている。)は、搬送ローラ32とは異なる材料、例えば、SUS材(あるいはSUS材にメッキを施して)から形成している。
このように、搬送ローラをアルミ中空管の表面にゴム層を形成した構成とすることで、ゴム層の環境温度に対する追従性を向上することができる。つまり、ゴム層が厚いと外気の温度変化に対しゴムの温度変化に遅れが生じ、しかも、内部まで均一温度になるのに長時間を有する。この期間は、ゴムの近傍、表面接触での温度を計測しても、ゴム層の温度ばらつきのため、正確な外径変化を推定することができない。そこで、熱伝導率の高いアルミ中空管を使用してゴム層を薄くすることによって、ゴム層の温度変化を環境温度の変化に追従させることができて、温度検出による補正制御の精度を向上することができる。
また、搬送ローラをアルミ中空管の表面にゴム層を形成した構成とすることにより、附属効果として、搬送ローラの捩れ剛性、曲げ剛性が高くなり、重量が軽くなる。更に、ゴム層が薄い(例えば2mm〜4mm程度でよい。)ことで、加工精度が高くなり、搬送時のゴム層の変形を低減することができる。
この場合、ゴム層はコーティングにより薄膜形成することにより、温度変化に対する追従性が極めてよくなり、温度補正精度も更に向上する。また、アルミの中空管として三ツ矢管を使用することで、三つ矢管両端への軸加工が容易になり、アルミ中空管での両端部を塞ぐことが無いため、空気の流れがあり、外気との温度変化を少なくし、温度センサによる検出温度と搬送ローラの温度差を減らし、温度補正精度を向上することができる。
さらに、搬送ローラの両端の軸の材質として異種材料を使用することにより、軸材料のコストダウン、搬送ローラの低コスト化を図れる。軸の材質としてSUS材を用いることで、アルミ三ツ矢管に圧入した後での加工ができ、搬送ローラ軸の振れ精度を高めることができる。また、軸の材質としてSUM材を用いて、これにメッキを施すことで、軸材料としてのコストが安く、搬送ローラのコストダウンを図れる。
給紙部4は、装置本体1の前面側から抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43と、給紙された用紙5をレジストするレジストローラ44を備えている。また、この給紙部4は、多数枚の用紙5を積載して収容するための手差しトレイ46及び手差しトレイ46から1枚ずつ用紙5を給紙するための手差しコロ47と、装置本体1の下側にオプションで装着される給紙カセットや後述する両面ユニット10から給紙される用紙5を搬送するための搬送コロ48を備えている。給紙コロ42、レジストローラ44、手差しコロ47、搬送コロ48などの副走査搬送部3へ用紙5を給送するための部材は図示しない電磁クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動手段)49によって回転駆動される。
排紙搬送部7は、副走査搬送部3の分離爪38で分離された用紙5を搬送する3個の搬送ローラ71a、71b、71c(区別しないときは「搬送ローラ71」という。)及びこれに対向する拍車72a、72b、72c(同じく「拍車72」という。)と、排紙ローラ71及び拍車72間で搬送される用紙5をガイドする下ガイド部73及び上ガイド部74と、下ガイド部73及び上ガイド部74の間から送り出される用紙5を、第1の搬送経路である反転排紙経路81を通じて反転してフェイスダウンで排紙トレイ8へ送り出すための反転ローラ対77及び反転排紙ローラ対78とを備えている。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図7のブロック図を参照して説明する。
この制御部300は、CPU301と、CPU301が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM302と、画像データ等を一時格納するRAM303と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)304と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC305とを含む、この装置全体の制御を司る主制御部310を備えている。
また、この制御部300は、ホスト側と主制御部310との間に介在して、データ、信号の送受を行なうための外部I/F311と、記録ヘッド24を駆動制御するためのヘッドドライバを含むヘッド駆動制御部312と、キャリッジ23を移動走査する主走査モータ27を駆動するための主走査駆動部(モータドライバ)313と、副走査モータ131を駆動するための副走査駆動部314と、給紙モータ49を駆動するための給紙駆動部315と、排紙搬送部7の各ローラを駆動する排紙モータ79を駆動するための排紙駆動部316と、維持回復機構121を駆動する維持回復モータ129を駆動するための回復系駆動部318と、帯電ベルト34にACバイアスを供給するACバイアス供給部319とを備えている。
さらに、制御部300は、各種のソレノイド(SOL)類321を駆動するソレノイド類駆動部(ドライバ)322と、給紙関係の電磁クラック類323などを駆動するクラッチ駆動部324と、画像読取部11を制御するスキャナ制御部325とを備えている。
また、主制御部に310は、前述した搬送ローラ32の温度を検出する温度センサ234の検出信号を入力する。なお、主制御部310には、その他の図示しない各種センサの検出信号も入力されるが図示を省略している。また、主制御部310は、装置本体1に設けたテンキー、プリントスタートキーなどの各種キー及び各種表示器を含む操作/表示部327との間で必要なキー入力の取り込み、表示情報の出力を行なう。
さらに、この主制御部310は、キャリッジ23の移動量及び移動速度を検出するためのリニアエンコーダ401からの出力信号が入力され、このリニアエンコーダ401からの出力信号に基づいて主走査駆動部313を介して主走査モータ27を駆動制御することによってキャリッジ23の移動制御を行なう。
また、搬送ベルト31の移動量及び移動速度を検出するための前述したコードホイール137とフォトセンサ(エンコーダセンサ)138によって構成されるロータリエンコーダ402からの出力信号が入力され、このロータリエンコーダ402からの出力信号に基づいて副走査駆動部314を介して副走査モータ131を駆動制御することによって搬送ローラ32を介して搬送ベルト31の移動制御を行なう。このとき、前述した温度センサ234の検出結果に基づいて搬送ローラ32の回転量を補正することによって、温度に基づいて搬送ベルト31の移動量を補正する。
このように構成した画像形成装置における画像形成動作について簡単に説明すると、ACバイアス供給部319から帯電ローラ34に交番電圧である正負極の矩形波の高電圧を印加することによって、帯電ローラ34は搬送ベルト31の絶縁層(表層)に当接しているので、搬送ベルト31の表層には、正と負の電荷が搬送ベルト31の搬送方向に対して交互に帯状に印加され、搬送ベルト31上に所定の帯電幅で帯電が行われて不平等電界が生成される。
そこで、給紙部4から用紙5が給紙されて搬送ローラ32と押えコロ36との間の、正負極の電荷が形成されることによって不平等電界が発生している搬送ベルト31上へと送り込まれると、用紙5は電界の向きにならって瞬時に分極し、静電吸着力で搬送ベルト31上に吸着され、搬送ベルト31の移動に伴って搬送される。
そして、この搬送ベルト31で用紙5を間歇的に搬送しながら、用紙5上に印刷データに応じて記録ヘッド24から記録液の液滴を吐出して画像を形成(印刷)し、画像形成が行なわれた用紙5の先端側を分離爪38で搬送ベルト31から分離して排紙搬送部7によって搬送して排紙トレイ8に排紙する。
そこで、この画像形成装置における副走査モータの駆動制御について図8をも参照して説明する。なお、図8は主制御部310における副走査の駆動制御及び補正処理に係わる部分を機能的に説明するブロック説明図である。
まず、搬送ローラ32の軸32aに設けたコードホイール137とエンコーダセンサ138で構成されるロータリエンコーダ402の出力信号(出力パルス)は、エンコーダ信号処理部403に与えられ、このエンコーダ信号処理部403で速度及び位置情報に変換される。そして、得られた速度及び位置情報をASICなどでも構成できる信号処理合成部404にて合成処理した後、比較演算部405に与える。
一方、この比較演算部405には速度・位置プロファイル格納部406に格納されている速度・位置プロファイルの情報が与えられており、比較演算部405はこれらの信号処理合成部404から与えられる速度及び位置情報(の合成情報)と速度・位置プロファイル格納部406に格納されている速度・位置プロファイルの情報とを比較して、目標位置と現在位置との偏差を演算する。
そして、この比較演算部405で得られた偏差に基づいてPID制御演算部407はPID演算を行ってPWM信号を生成する。つまり、PID制御演算部407は、比較演算部405からの偏差に対してPID(比例、積分、微分)制御を行って制御値を演算する。ここでは、副走査モータ131をPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御で駆動するものとして、PID制御演算部407は偏差に対してPID制御を行ってPWMのデューティ比を求め、このPWMのデューティ比をモータドライバ(副走査駆動部)314に与えてPWM制御で副走査モータ131を駆動させることにより、搬送ベルト31を目標とする速度で目標とする移動量だけ移動させて目標とする位置に駆動するようにしている。
一方、補正量演算部411は、温度センサ234からの検出信号に基づいて搬送ローラ32の温度変化に伴う径の変動量に基づいて搬送ベルト31の移動量の補正量を演算し、この補正量を比較演算部405に与える。比較演算部405は、上述したように信号処理合成部404から与えられる速度及び位置情報(の合成情報)と速度・位置プロファイル格納部406に格納されている速度・位置プロファイルの情報とを比較して偏差を演算するとき、補正量演算部411から与えられる補正量に応じた補正を行い、補正された偏差がPID制御演算部407に与えられ、温度によって補正された移動量で搬送ベルト31が移動されるので、正確な用紙の送り制御を行なうことができ、滴着弾位置ズレを低減することができる。
なお、上記実施形態においては、本発明をマルチファンクション(MFP)の画像形成装置に適用した例で説明したが、プリンタやファクシミリ装置などの他の画像形成装置にも同様に適用することができる。また、インク以外の記録液を使用する画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。 同じく側面説明図である。 同じくエンジンユニット部の斜視説明図である。 同装置の搬送ローラの断面説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく制御部の概要を説明するブロック図である。 同制御部における副走査モータの駆動制御に係わる部分を機能的に説明するブロック説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…画像形成部
3…副走査搬送部
4…給紙部
5…用紙(被記録媒体)
7…排紙搬送部
8…排紙トレイ
11…画像読取部
23…キャリッジ
24…記録ヘッド
31…搬送ベルト
32…搬送ローラ(駆動ローラ)
41…給紙コロ
44…レジストローラ
49…給紙モータ
131…副走査モータ
234…温度センサ
411…補正量演算部

Claims (2)

  1. 駆動ローラと従動ローラとの間に掛け回した搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトを案内するガイド部材と、
    前記駆動ローラの温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサで検出した前記駆動ローラの温度に基づいて前記駆動ローラの回転量を補正する手段と、を備え
    前記駆動ローラはアルミ中空管である三ツ矢管の外周面にゴム層をコーティングしてなり、
    前記ガイド部材は前記搬送ベルトに接触する側がメッシュ構造に形成され、
    前記ガイド部材のメッシュ構造部分内に前記温度センサが配置されて、前記温度センサで前記駆動ローラに近い部位の温度を検出する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項に記載の画像形成装置において、前記駆動ローラにはこの駆動ローラとは異なる材料で形成された軸が取付けられていることを特徴とする画像形成装置。
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