JP2000044083A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000044083A
JP2000044083A JP11175379A JP17537999A JP2000044083A JP 2000044083 A JP2000044083 A JP 2000044083A JP 11175379 A JP11175379 A JP 11175379A JP 17537999 A JP17537999 A JP 17537999A JP 2000044083 A JP2000044083 A JP 2000044083A
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image forming
image
forming apparatus
temperature
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JP11175379A
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English (en)
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Yoshinori Mochida
喜徳 持田
Takeshi Fujita
岳 藤田
Jiro Ishizuka
二郎 石塚
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ベルト体の搬送手段の上に
複数の画像ステーションを有して多重画像を得る画像形
成装置において、画像形成装置内の昇温及び環境温度の
変化が生じた場合でもトップマージンずれを起こすこと
のない画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】 転写材を担持する回転可能な転写材担持
体と、上記転写材担持体を支持する複数のローラと、上
記複数のローラのうち少なくとも一つを回転駆動して上
記転写材担持体を回転させる駆動手段と、上記転写材担
持体に担持された転写材に像を形成する像形成手段とを
有する画像形成装置において、上記ローラ211の温度
を検知する検知手段221と上記検知手段による検知結
果に基づいて上記ローラの回転速度を制御する制御手段
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト体搬送手段
により転写材を画像ステーションに搬送し、画像を形成
する電子写真方式あるいはインクジェット方式等の複写
機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベルト体の転写材搬送手段を
備えた種々の形式のカラー画像形成装置が提案されてい
るが、その一つに、各々の色の現像剤毎に画像ステーシ
ョンを設け、各画像ステーションにおいて感光ドラムに
周知の画像形成プロセスにて、各色毎の顕画像を形成
し、これら顕画像を外部から供給される転写材に順次転
写し、一括定着してカラー画像を得る電子写真方式のカ
ラー画像形成装置がある。この場合、転写材は、搬送性
の点から搬送方向下流に位置する駆動ローラと、その他
の従動ローラに架張された薄肉のベルト体たる搬送ベル
ト上に載置されて各画像ステーションへ順次搬送され、
各感光ドラム上に形成された顕画像がこの転写材に順次
転写される。
【0003】このように、複数の画像ステーションが並
置される画像形成装置では、同一の転写材の同一面上に
順次転写するので、各画像ステーションにおける転写画
像位置が理想位置からずれると、色味の違い、即ち、色
ずれとなり、画像品位を低下させるという問題があり、
従来より、色ずれを改善する提案がなされている。しか
し、この色ずれに対しては、さまざまな要因があり、す
べてを解決するには至っていない。
【0004】色ずれの形態の一つとして、図3に示した
ような色ずれが発生する。図3において、矢印Z方向が
転写材206の搬送方向であり、画像の先端から矢印の
Z方向に全面で一様なずれが生じている(以後、これを
トップマージンずれと称する)。この原因としては、以
下の点が挙げられる。 「各ステーションの露光位置から転写位置までの感光
ドラム周表面長さの精度(不一致) 各ステーション間隔の精度(不一致) 各感光ドラム回転の角速度の不一致 搬送ベルトの移動速度の精度 この対策としては、それぞれの精度アップ及びにおい
ては、同一の駆動源により、すべての感光ドラムを駆動
する等の提案がなされ、さらに、ディジタル方式の露光
手段(例えばレーザビーム)を用いて、その露光タイミ
ングを装置毎に可変とし、調整することによってトップ
マージンずれをなくすことも実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したようなトップマージンずれの発生する従来例にお
いては、以下のような問題点があった。それは、温度の
問題であり、先に述べた原因の他に、装置内の昇温及び
装置の設置された周りの環境温度の変化により、トップ
マージンずれが発生することがある。
【0006】先に述べた搬送ベルトの駆動ローラとして
は、摩擦力により搬送ベルトを駆動するため、摩擦係数
が大きく、また、搬送ベルトに傷をつけない構成とする
ため、通常、ゴムローラを用いる。しかしながら、ゴム
の線膨張係数は、装置を構成する金属材料の線膨張係数
に比べて非常に大きい(鉄に比べて20倍程度)。
【0007】そのために、装置内昇温や環境温度変化が
あると、駆動ローラ径は他の要素に比べて大きく変化
し、したがって、記録材の搬送速度が変化する。これに
より、転写材の各画像ステーションの到達所要時間が温
度によって異なることとなり、その結果として色ずれが
発生する。明らかに、上記現象は、駆動ローラの材質と
して、感光ドラムの支持部等の金属材料と同じ材質、例
えば、鉄を用いれば解決できるのであるが、表面をサン
ドブラスト処理しなければ、十分な摩擦力を得ることが
できず、また、それによってベルトの裏側に細かな傷を
発生させてしまうという問題があった。
【0008】本発明の目的は、ベルト体の搬送手段の上
に複数の画像ステーションを有して多重画像を得る画像
形成装置において、画像形成装置内の昇温及び環境温度
の変化が生じた場合でもトップマージンずれを起こすこ
とのない画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明によれば、上記
目的は、転写材を担持する回転可能な転写材担持体と、
上記転写材担持体を支持する複数のローラと、上記複数
のローラのうち少なくとも一つを回転駆動して上記転写
材担持体を回転させる駆動手段と、上記転写材担持体に
担持された転写材に像を形成する像形成手段とを有する
画像形成装置において、上記駆動手段により回転駆動さ
れる駆動ローラの温度を検知する検知手段と、上記検知
手段による検知結果に基づいて上記駆動ローラの回転速
度を制御する制御手段とを有することにより達成され
る。
【0010】また、本願発明によれば、上記目的は、転
写材を担持する回転可能な転写材担持体と、上記転写材
担持体を支持する複数のローラのうち少なくとも一つを
回転駆動して上記転写材担持体を回転させる駆動手段
と、上記転写材担持体に担持された転写材に像を形成す
る像形成手段とを有する画像形成装置において、上記駆
動手段により回転駆動される駆動ローラの温度を検知す
る検知手段と、上記検知手段による検知結果に基づいて
上記駆動ローラの温度を制御する制御手段とを有するこ
とによっても達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例1及び実施例2を
図面に基づいて説明する。
【0012】〈実施例1〉次に、本発明の実施例1を図
1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明を電子
写真方式のカラープリンタに適用した装置の概略断面図
である。本実施例では、プリンタ本体210内に第一,
第二,第三及び第四の四個の画像ステーションPa,P
b,Pc及びPdが設けられているが、これに限られ
ず、一つ或はそれ以上の任意数の画像ステーションを含
む画像形成装置に本発明は適用できるものである。
【0013】図1に示す本体210内の一方の右側に
は、給紙機構213が設けられており、反対側、即ち図
1の左側には転写材排出口214が設けられている。ま
た、この排出口214に隣接した内側には、定置装置2
07が配設されている。さらに、本体210内の上記給
紙機構213から上記定着装置207に至る経路の下側
には、上記給紙機構213に近接して従動側ローラ手
段、即ちアイドラローラ212が、また上記定着装置2
07に近接して駆動側ローラ手段、即ち駆動ローラ21
1がそれぞれ設けられており、これらローラ211,2
12間に搬送ベルト208が架張されている。なお、上
記駆動ローラ211の下方には、上記搬送ベルト208
の内周側からこの搬送ベルト208と当接して搬送ベル
ト208の引張力を自在に調節する調節ローラ276が
設けられている。一方、上記アイドラローラ212から
駆動ローラ211に至る経路の上側には上記搬送ベルト
208に近接して上記給紙機構213側から順に上述の
第一,第二,第三及び第四の画像ステーションPa,P
b,Pc及びPdが並設されている。
【0014】搬送ベルト208は、駆動ローラ211に
よって、図1に矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、上記
給紙機構213を通じて送給される転写材206を担持
し、上述した各画像形成ステーションPa,Pb,Pc
及びPdへと順次搬送する。
【0015】給紙機構213は、本体210に対して着
脱自在な給紙カセット251,本体210の給紙カセッ
ト251を取付ける取付け部に設けられた回転自在な給
紙ローラ252,この給紙ローラ252によって本体2
10内に送り込まれた転写材206を案内する給紙ガイ
ド253,この給紙ガイド253によって案内されてき
た転写材206を受けてこれを所定のタイミングでアイ
ドラローラ212側へと送り込むレジストローラ対28
0,給紙ガイド253内を移動する転写材206の先端
部を検知したときに所定の信号を出力するセンサ(図示
せず)等から構成されている。この給紙機構213は、
転写材206をアイドラローラ212側から搬送ベルト
208上に載置する機能を遂行する。
【0016】定着装置207は駆動ローラ211側から
送給された転写材206を受けて各画像ステーションP
a,Pb,Pc及びPdにおいて転写材206に重ねて
転写された顕画像を一括して定着し、永久像を形成する
ものである。そして、該永久像を担持した転写材206
は、転写材排出口214において複写機本体210に対
して着脱自在に装着された排紙トレイ271上に排出さ
れる。
【0017】各画像ステーションPa,Pb,Pc及び
Pdは実質的に同一の構成を有し、図1に示す矢印F方
向に回転駆動される感光ドラム201a,201b,2
01c及び201dを含み、各感光ドラムの周辺には、
感光ドラムを一様に帯電する帯電器215a,215
b,215c及び215d,感光ドラム上に形成された
静電潜像を現像する現像装置203a,203b,20
3c及び203d、現像された顕画像を転写材206へ
転写する転写材用放電器204a,204b,204c
及び204d、感光ドラム上に残存するトナーを除去す
るクリーニング手段205a,205b,205c及び
205dがドラム回転方向に順次配設されている。ま
た、各感光ドラム201a,201b,201c及び2
01dの上方には結像レンズ217a,217b,21
7c及び217d並びにレーザビームスキャナ216
a,216b,216c及び216dがそれぞれ設けら
れている。
【0018】上記現像装置203aにはマゼンタ色のト
ナーが、現像装置203bには、シアン色のトナーが、
現像装置203cにはイエロー色のトナーが、現像装置
203dには黒色のトナーがそれぞれ収容されている。
上記レーザビームスキャナ216a,216b,216
c及び216dは、半導体レーザ,ポリゴンミラー,f
θレンズ等からなり、電気ディジタル画素信号の入力を
受けてこの信号に対応して変調されたレーザビームをそ
れぞれ上記結像レンズ217a,217b,217c及
び217dを介して上記帯電器215a,215b,2
15c及び215dと現像装置203a,203b,2
03c及び203dとの間で、ドラム母線方向に走査し
てドラム面を露光するようになっている。レーザビーム
スキャナ216aにはカラー画像のマゼンタ成分像に対
応する画素信号が、レーザビームスキャナ216bには
シアン成分像に対応する画素信号が、レーザビームスキ
ャナ216cにはイエロー成分像に対応する画素信号
が、そしてレーザビームスキャナ216dには黒成分像
に対応する画素信号がそれぞれ入力される。また、第一
の画像形成ステーションPaと給紙機構213との間に
は吸着用帯電器(図示せず)が設けられており、この吸
着用帯電器は給紙機構213から供給される転写材20
6を上記搬送ベルト208に確実に吸着させるためにコ
ロナ放電を行う。一方、第四の画像ステーションPdと
定着装置207との間で駆動ローラ211のほぼ直上部
には除電器(図示せず)が設けられており、この除電器
には搬送ベルト208に吸着されている転写材206を
分離するために交流電流が印加される。
【0019】上記構成のカラープリンタにおいて、図1
に示すように転写材206としてカットシート状のもの
が使用され、この転写材206が給紙カセット251か
ら送り出されて給紙機構213の給紙ガイド253内を
移動すると、その先端部が上記センサ(図示せず)にて
検知され、このセンサから出力される検知信号によって
各画像ステーションPa,Pb,Pc及びPdの感光ド
ラム201a,201b,201c及び201dが回転
を開始する。駆動ローラ211もこれと同時に駆動さ
れ、搬送ベルト208が図1の矢印Z方向に駆動され
る。転写材206が給紙ガイド253によって案内され
て搬送ベルト208上に載置されると、上記吸着帯電器
(図示せず)からのコロナ放電を受けて搬送ベルト20
8上に確実に吸着される。
【0020】また、レジストローラ対280の駆動タイ
ミングを基点として所定のタイミングで、感光ドラム2
01a,201b,201c及び201dに対する画像
形成プロセスが順次開始される。即ち、第一の画像ステ
ーションPaの感光ドラム201aにはマゼンタ画像
が、第二の画像ステーションPbの感光ドラム201b
にはシアン画像が、第三の画像ステーションPcの感光
ドラム201cにはイエロー画像が、そして、第四の画
像ステーションPdの感光ドラム201dには黒画像が
それぞれ分担されて形成される。これら画像ステーショ
ンPa,Pb,Pc及びPdにおける画像形成の原理
は、カールソンプロセスとして既によく知られているか
ら、その説明は省略する。
【0021】搬送ベルト208の移動によって転写材2
06は第一から第四の画像形成ステーションPa〜Pd
の感光ドラム201a〜201dの下部を順次に通過し
て定着装置207の方向へと搬送され、各画像ステーシ
ョンの転写用放電器204a,204b,204c及び
204dにより転写材206上に、各画像形成部にて形
成された各色の顕画像が順次に重ねて転写されてカラー
画像が合成される。転写材206は、第四の画像形成ス
テーションPdを通過した後、交流電圧が印加された上
記除電器(図示せず)により除電され、搬送ベルト20
8から分離される。搬送ベルト208から分離された転
写材206は、定着装置207に送られ、この定着装置
207内で転写された顕画像が定着された後、転写材排
出口214から排紙トレイ271へ排出され、かくして
一つの画像形成サイクルが終了する。
【0022】次に、駆動ローラ部の詳細を説明する。図
2において、駆動ローラ211の周面には、温度の検知
手段としてサーミスタ221が配置されている。図2は
その縦断面を示したものである。駆動ローラ211は中
空なローラ基材211bと、その周りに一体成型された
ゴム材211aからなり、軸受223a,bを介して側
板224a,224bに架橋されており、その一端には
駆動を伝達されるべく歯車225が一体的に取り付けら
れている。さらに、歯車225は、ステッピングモータ
227の出力軸に一体的に取り付けられた歯車226に
係合しており、ステッピングモータ227が回転すると
駆動ローラ211が回転し、搬送ベルト208が移動す
ることとなる。
【0023】また、サーミスタ221は、駆動ローラ2
11のほぼ中央にバネ221aにより一定圧で付勢され
ている。
【0024】以上の構成で、ステッピングモータ227
の制御方法について説明する。ステッピングモータはモ
ータにパルス入力を与えると所定の角度のみ回転するモ
ータであり、印加するパルス列の周波数を変えると容易
にスピードを正確に可変コントロールできる。
【0025】歯車のギア比は、常温TH℃(例えば20
℃)でfppsのパルス入力を与える(本実施例では3
000pps)と所定の搬送速度で搬送ベルトが移動す
るように設定する。ここで、各ステーション間隔L1
200mm,駆動ローラの直径D1を称呼で40mm、
材質をゴム(線膨張係数CG=20×10-5/℃)と
し、感光ドラムの支持部を鉄(線膨張係数CS=1×1
-5/℃)とすると従来例では、上述の温度が常温20
℃から35℃まで15deg変化したときの第一画像ス
テーションPaのマゼンタと第四画像ステーションPd
の黒の色ずれ量ΔLは、 ΔL=L1×3×{(D2/D1)−(1+CS×15de
g)} D2=D1×{1+CG×15deg}……(1) 上記の数値を代入すると、色ずれ量としては非常に大き
く ΔL=1.71mmである。 ここで、また、CS≪CGであるので(1)式は、 ΔL≒L1×3×D2/D12=D1{1+CG×15deg}……(2) これは、駆動ローラ径が温度によりD1→D2まで大きく
なり、回転角が一定なので搬送ベルトの速度が速くなっ
たために発生した色ずれと考えられる。
【0026】本実施例では、この変化分を駆動ローラの
回転角を制御して補正する。補正後のパルスモータ21
7に印加するパルス列入力をf2ppsとすると、f2
次式で表される。
【0027】f2pps=f×D1/D2……(3) f=3000ppsとして上記の数値を代入すると、 f2=3000×40/{40×(1+20×10-5×
15)}=2991pps 温度が15deg上昇したときパルスモータに印加する
パルス入力を3000pps→2991ppsに変更す
る。これにより、色ずれ量はほぼ0になる。
【0028】つまり、サーミスタ221の出力により温
度変化を測定する。その測定値を基に(3)式(誤差を
少なくするには(1)式を変形する)でパルスモータに
印加するパルス列の周波数を決定し、パルスモータに所
定のパルス列を印加する。
【0029】これら一連の動作は、図2の速度制御回路
が分担し、この制御により従来の色ずれ(トップマージ
ンずれ)が防止されることとなる。
【0030】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
4及び図5に基づいて説明する。なお、実施例1との共
通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0031】本実施例は、駆動ローラ部の構成が実施例
1と異なるものであり、実施例1と同様に図1に示すよ
うな画像形成装置に用いられる。
【0032】図4は本実施例の駆動ローラ部の概略構成
を示す。図4に示すように、駆動ローラ211の内部に
は、温度調整手段たるヒータ220が配置され、周面に
は温度検知手段たるサーミスタ221が配置されてい
る。駆動ローラ211は、実施例3と同様に中空なロー
ラ基材211bとその周りに一体成型されたゴム材21
1aからなり、軸受223a,bを介して側板224
a,224bに架橋されており、その一端には駆動を伝
達されるべく歯車225が一体的に取り付けられてい
る。
【0033】ヒータ220は、駆動ローラ211の中空
部に挿入された棒状ヒータであり、回転することなく、
両端より給電部222a,222aにより給電されて発
熱するようになっている。
【0034】また、サーミスタ221は、駆動ローラ2
11のほぼ中央にバネ221aにより一定圧で付勢され
ている。
【0035】以上の構成で、図5に示す如く、サーミス
タ221でローラ温度を検出し、設定温度T1に満たな
い場合は、ヒータ220に通電し、駆動ローラ211を
加熱する。また、設定温度以上のときは、通電を停止す
る。このように、本実施例においては、いわゆるON/
OFF制御により駆動ローラ211の温度をほぼ一定温
度に制御している。周知の如く、この種の温度制御につ
いては、オーバーシュート、遅れ等を考慮した予想制御
等によりその精度アップが図られるが、ここでは、説明
を省略する。
【0036】上記のように、駆動ローラ表面の温度を一
定に保つと駆動ローラ211の直径は、装置内の昇温及
び装置の設置環境によって従来のように大きく変化する
ことがない。
【0037】したがって、例えば、各ステーション間隔
1を200mm、駆動ローラの直径D1を称呼で40m
m、材質をゴム(線膨張係数CG=20×10-5/℃)
とし、感光ドラムの支持部を鉄(線膨張係数CS=1×
10-5/℃)とすると、従来例では、上述の温度が常温
30℃〜45℃まで15deg変化したときの第一画像
ステーションPaのマゼンタと第四画像ステーションP
dの黒の色ずれ量ΔLは次のようになる。
【0038】例えば、30℃のとき、ΔL=0となるよ
うに設定すると、45℃のときは、次式で表されるだけ
トップマージンずれが発生する。
【0039】ΔL=L1×3×{(D2/D1)−(1+
S×15deg)} D2=D1×{1+CG×15deg} 上記の数値を代入すると、色ずれ量としては非常に大き
く ΔL=1.71mmである。
【0040】ところが、本実施例によれば、駆動ローラ
は、一定温度に保たれるので、駆動ローラの径変化によ
るトップマージンずれはなく、各ステーション間隔が温
度で変化することでの色ずれとなり同様に計算すると、 ΔL=L1×3(1×10-5×15)=0.09 であり、色ずれを十分小さく抑えることが可能となる。
【0041】また、本実施例では、加熱制御を示した
が、駆動ローラの温度を一定に保つ方法として冷風等に
よる冷却制御であっても同様に色ずれを抑えることがで
きることは言うまでもない。
【0042】さらに、本発明の性質上、駆動ローラの温
度が設定値より大きく違うときは、装置のプリンタ動作
を禁ずることが望ましい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、転写材を担持する回転可能な転写材担持体と、上記
転写材担持体を支持する複数のローラと、上記複数のロ
ーラのうち少なくとも一つを回転駆動して上記転写材担
持体を回転させる駆動手段と、上記転写材担持体に担持
された転写材に像を形成する像形成手段とを有する画像
形成装置において、上記駆動手段により回転駆動される
駆動ローラの温度を検知する検知手段と、上記検知手段
による検知結果に基づいて上記駆動ローラの回転速度を
制御する制御手段とを有することとしたので、像形成手
段から転写材担持体に担持された転写材に転写される像
のずれを防止することができる。像形成手段が複数色の
像をそれぞれ担持する複数の像担持体を備える場合には
色ずれを防止することができる。
【0044】また、本願発明によれば、転写材を担持す
る回転可能な転写材担持体と、上記転写材担持体を支持
する複数のローラのうち少なくとも一つを回転駆動して
上記転写材担持体を回転させる駆動手段と、上記転写材
担持体に担持された転写材に像を形成する像形成手段と
を有する画像形成装置において、上記駆動手段により回
転駆動される駆動ローラの温度を検知する検知手段と、
上記検知手段による検知結果に基づいて上記駆動ローラ
の温度を制御する制御手段とを有することとしたので、
像形成手段から転写材担持体に担持された転写材に転写
される像のずれを防止することができる。像形成手段が
複数色の像をそれぞれ担持する複数の像担持体を備える
場合には色ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1装置の概略構成を示す断面図
である。
【図2】図1装置の駆動ローラの概略構成を示す断面図
である。
【図3】実施例1及び実施例2に対応する従来例におけ
る「色ずれ」を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例2の駆動ローラの概略構成を示
す断面図である。
【図5】図4装置の駆動ローラの温度制御の手法を示す
図である。
【符号の説明】
206 転写材 208 搬送ベルト(転写材搬送手段) 211 駆動ローラ(ローラ) 221 サーミスタ(温度検知手段) 227 ステッピングモータ(駆動手段) Pa,Pb,Pc,Pd 画像ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 109 H04N 1/29 J 21/00 B41J 3/00 D H04N 1/29 G03G 21/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材を担持する回転可能な転写材担持
    体と、上記転写材担持体を支持する複数のローラと、上
    記複数のローラのうち少なくとも一つを回転駆動して上
    記転写材担持体を回転させる駆動手段と、上記転写材担
    持体に担持された転写材に像を形成する像形成手段とを
    有する画像形成装置において、上記駆動手段により回転
    駆動される駆動ローラの温度を検知する検知手段と、上
    記検知手段による検知結果に基づいて上記駆動ローラの
    回転速度を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記検知手段はサーミスタを備え、上記
    サーミスタは上記駆動ローラの周面に設けられることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動ローラは表面にゴムを備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 上記像形成手段は複数色の像をそれぞれ
    担持する複数の像担持体を備え、上記複数の像担持体上
    の複数色の像は上記転写材担持体に担持された転写材に
    順次重ねて転写されることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 転写材を担持する回転可能な転写材担持
    体と、上記転写材担持体を支持する複数のローラのうち
    少なくとも一つを回転駆動して上記転写材担持体を回転
    させる駆動手段と、上記転写材担持体に担持された転写
    材に像を形成する像形成手段とを有する画像形成装置に
    おいて、上記駆動手段により回転駆動される駆動ローラ
    の温度を検知する検知手段と、上記検知手段による検知
    結果に基づいて上記駆動ローラの温度を制御する制御手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記画像形成装置は上記駆動ローラを加
    熱する発熱体を有し、上記制御手段は上記発熱体への通
    電を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 上記検知手段はサーミスタを備え、上記
    サーミスタは上記駆動ローラの周面に設けられることを
    特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 上記駆動ローラは表面にゴムを備えるこ
    とを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記像形成手段は複数色の像をそれぞれ
    担持する複数の像担持体を備え、上記複数の像担持体上
    の複数色の像は上記転写材担持体に担持された転写材に
    順次重ねて転写されることを特徴とする請求項5ないし
    請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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