JP2001315389A - 記録/読み取り装置の搬送補正方法 - Google Patents

記録/読み取り装置の搬送補正方法

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JP2001315389A
JP2001315389A JP2000133339A JP2000133339A JP2001315389A JP 2001315389 A JP2001315389 A JP 2001315389A JP 2000133339 A JP2000133339 A JP 2000133339A JP 2000133339 A JP2000133339 A JP 2000133339A JP 2001315389 A JP2001315389 A JP 2001315389A
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Takashi Nojima
隆司 野島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読み取りヘッド50を記録ヘッド18に
交換可能なインクジェット方式の記録/読み取り装置に
おいて、記録媒体の厚さや、腰の強さ、表面の摩擦係数
等により紙送り量の誤差や、通紙による紙送りローラ1
3の磨耗等による変化による用紙搬送誤差を補正し得る
手段を提供する。 【解決手段】 このため、前記読み取りヘッド50によ
り、用紙搬送手段の搬送量を読み取り、搬送手段の搬送
量を補正を行うことによって、前記各要因の変化を補正
し得る搬送補正方法を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読み取り手段
を積載可能な記録装置の記録位置及び読み取り位置補正
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、プリンタ、複写機、ファクシミ
リ等の記録装置は、転送されてくる画像情報に基づい
て、記録ヘッドのエネルギー発生体を駆動することによ
り、紙やプラスチック薄板等の記録シートに、ドットパ
ターンから成る画像を記録していくように構成されてい
る。
【0003】前記記録装置には、記録方式により、イン
クジェット方式、ワイヤドット方式、サーマル方式、レ
ーザビーム方式等がある。
【0004】また記録機構の構成により、フルマルチ型
とシリアル型とに分類されており、前者のフルマルチ型
は、記録幅全域に亘る記録手段を有し、記録用紙(シー
ト)を副走査方向に移動させて記録を行い、一方、後者
のシリアル型は、主走査を行うキャリッジに搭載された
記録手段を主走査し、記録用紙を副走査方向に移動させ
て記録を行う。
【0005】特にシリアル型の記録装置は、幅広の記録
手段が必要でなく、装置が安価になるため、現在広く普
及している。
【0006】各記録方式のなかでも、インクジェット方
式は、記録手段から被記録材にインクを吐出させて記録
を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であ
り、高精細な画像を高速で記録することができ、しかも
ランニングコストが安く、ノンインパクト式であるため
騒音が少なく、しかも多色のインクを利用してカラー画
像を記録するのが容易である等の利点を有している。
【0007】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット方式の記録手段は、エッチング、
蒸着、スパッタリング等の半導体プロセスを経て、基板
上に製膜された電気熱変換体、電極、液路壁、天板等を
成形することにより、高密度の液路配置を有するものを
容易に製造することができ、一層のコンパクト化が可能
である。
【0008】記録手段の記録装置への取り付け形態は、
ユーザが着脱不可能に固定された型式とユーザによる着
脱が可能な型式とがある。着脱可能な型式は、記録目的
に応じて記録手段を交換できるため、記録目的に応じて
最適化された記録手段を使用することが可能である。
【0009】また、記録手段が記録装置からユーザによ
る着脱が可能な型式では、記録手段を取り外し、画像を
読み取り可能な読み取り手段を装着することにより、読
み取り装置として使用する形態も実用化されている。
【0010】このような記録/読み取り装置は、記録手
段と読み取り手段以外のシート給紙部、シート搬送部、
主走査を行うキャリッジ等を兼用しているため、ユーザ
は、記録装置、読み取り装置を別々に用意するより安価
に、かつ省スペースで双方の機能を使用することができ
る。
【0011】一般に、シリアル型の記録装置において
は、記録ヘッドを主走査するためのキャリッジを駆動す
るキャリッジ駆動モータとして、ステップモータを用い
る場合が多い。キャリッジ駆動モータの駆動伝達は、複
数のプーリ間に懸架されたエンドレスの歯付きタイミン
グベルトによりキャリッジに駆動を伝える。
【0012】また、キャリッジの移動方向と直角の方向
に用紙を紙送りするためのシート搬送用駆動モータとし
ても、ステップモータを用いる場合が多い。シート搬送
用駆動モータの駆動は、歯車やベルトにより紙送りロー
ラに駆動伝達する。
【0013】紙送りローラには、用紙通路を挟んで紙送
りローラ方向にばね等の付勢手段により付勢された回転
自在なピンチローラを有し、紙送りローラと共に用紙を
挟持し、用紙と紙送りローラとの摩擦により搬送する。
【0014】このため、紙送りローラは、ゴム等の比較
的高摩擦の材質で用紙搬送面が構成されている。これら
摩擦の高い表面性を実現する手段として、他にウレタン
等の塗装皮膜や、金属表面に数ミクロンの凹凸を設ける
いわゆるブラスト処理による方法等もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の記録装置の紙送り動作においては、紙送り
のためのステッピングモータの停止位置の誤差や、モー
タの駆動力を伝達するための駆動系におけるギア同士の
噛み合いの誤差、ギアのバックラッシュ、紙送り用のロ
ーラの直径の誤差、ピンチローラや紙が搬送される経路
(紙パス)の負荷によって発生する用紙と紙送りローラ
とのと滑り、あるいは用紙表面と紙送りローラとの摩擦
係数が用紙の種類に応じて異なる、等の要因によって用
紙の搬送量に誤差が生ずるという問題点があった。
【0016】また、紙の搬送によって紙送り用のローラ
が摩耗してローラ径に変化が生じたり、ローラの摩耗に
よってローラと用紙との摩擦係数が経時変化するという
ことが要因となって、用紙の搬送量に誤差が生じるとい
う問題があった。
【0017】以上のような用紙の搬送量の誤差を補正す
るための技術として、特開平5−96796号公報に
は、試験用のパターンを記録した後に光学的に読取り、
記録媒体の搬送量の補正値を算出して補正を行う構成が
開示されている。この先行技術によれば、記録したパタ
ーンを記録媒体の送り方向に沿って読取ることにより、
搬送量のズレ量を検出する構成が開示されている。
【0018】しかしながら、上記先行技術に開示される
構成を、記録手段と読み取り手段とを交換可能にした記
録/読取り装置に適用しようとした場合、試験用のパタ
ーンを記録する際に用紙の搬送量に誤差が生じるのと同
様に、パターンを読み取り際においても、搬送量に誤差
が生じるため、搬送量の誤差を正確に検出することが困
難である。
【0019】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、上記問題点を解決し、記録媒体として
用いられる用紙の搬送量の誤差を正確に検出するととも
に、搬送量の誤差を的確に補正することができる記録装
置、および方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の各項(1)〜(6)のいずれか記載の記録
/読み取り装置の搬送補正方法を提供することにより、
前記目的を達成しようとするものである。
【0021】(1)シート材を搬送する搬送手段と、搬
送された前記シート材に記録を行う記録手段及び搬送さ
れた前記シート材を読み取る読み取り手段とを備え、前
記記録手段で記録したシート材を前記読み取り手段によ
り読み取った情報を元に、前記搬送手段の搬送制御の補
正を行う補正手段とを備えた記録/読み取り装置におい
て、前記記録手段での記録時の搬送パターンと、前記読
み取り時の搬送パターンとを異ならせることを特徴とす
る記録/読み取り装置の搬送補正方法。
【0022】(2)前記読み取り時の搬送パターンは、
前記記録時の搬送パターンの搬送位置が読み取れる搬送
パータンにしたことを特徴とする請求項1記載の記録/
読み取り装置の搬送補正方法。
【0023】(3)シート材を搬送する搬送手段と、搬
送された前記シート材に記録を行う記録手段及び搬送さ
れた前記シート材を読み取る読み取り手段とを交換可能
に備え、前記記録手段で記録したシート材を前記読み取
り手段により読み取った情報を元に、前記搬送手段の搬
送制御の補正を行う補正手段とを備えた記録/読み取り
装置において、前記記録手段での記録時の搬送パターン
と、前記読み取り時の搬送パータンとを異ならせること
を特徴とする搬送補正方法。
【0024】(4)前記読み取り時の搬送パターンは、
前記記録時の搬送パターンの搬送位置が読み取れる搬送
パターンにしたことを特徴とする前項(3)記載の記録
/読み取り装置の搬送補正方法。
【0025】(5)前記搬送制御の補正手段の補正方法
は、搬送速度を異ならせることを特徴とする前項(1)
ないし(4)のいずれか記載の記録/読み取り装置の搬
送補正方法。
【0026】(6)前記搬送制御の補正手段の補正方法
は、前記搬送手段の下限速曲線を異ならせることを特徴
とする前項(1)ないし(4)のいずれか記載の記録/
読み取り装置の搬送補正方法。
【0027】
【作用】以上のような本発明構成に従って、読み取り手
段により読み取った結果に基づいて搬送手段の搬送量の
誤差を判断して、搬送量の補正を行うことにより、記録
媒体の厚さや、腰の強さ、記録媒体表面の摩擦係数等が
要因となって発生する紙送り量の誤差や、紙送りローラ
の磨耗や紙送りローラの表面摩擦係数の変化等によって
生ずる紙送り量の経時変化を正確に補正し得る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、複
数の実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
【実施例】(実施例1) 〈全体構成〉図1に、本発明実施例の記録/読み取り装
置の全体斜視図、図2にその概略断面図を示す。
【0030】図1において、1は、装置のカバーであ
り、本実施例の装置では、記録媒体として用いる用紙を
積載しておくためのペーパートレイを兼ねている。カバ
ー1は回転軸を中心として回動可能に構成され、装置の
使用時に図示のような形態となる。
【0031】図1に示す状態のカバー1に単数または複
数積載した記録媒体及び読み取り原稿を、先端を給紙口
7に挿入した状態でセットし、本体内の自動給紙装置
(ASF)によって一枚ずつ給紙する。2はペーパガイ
ドであり、一定の摩擦力を有して左右にスライド可能と
なっており、ペーパトレー1に積載された記録媒体及び
読み取り原稿の端部に沿わせるようにして使用し、記録
媒体及び読み取り原稿の積載整列性を維持するために用
いる。
【0032】給紙口7より1枚ずつ給紙された記録媒体
及び読み取り原稿は、記録/読み取り部を経て排紙部よ
り記録/読み取り装置外に排出される。
【0033】3は、記録/読み取り装置の操作を行うた
めのキートップ類であり電源のオン/オフや給紙/排紙
等の操作を行うためのタクトスイッチである。また、記
録媒体及び読み取り原稿の動作状況や設定状況、エラー
モードは表示部4に表示される。
【0034】5は、記録ヘッド及び読み取りヘッド交換
蓋である。交換蓋5は、キャリッジの走査範囲の一部に
設けられており、不図示の回転中心で回動し、ユーザが
交換動作を行うのに十分な開口部を覆っている。
【0035】〈給紙部〉図1の概略断面図を示す図2に
おいて、給紙口7より挿入された記録媒体及び読み取り
原稿は、圧板10上に積載される。圧板10は、圧板ば
ね9により、図中上方に押されている。給紙状態では、
ピックアップローラ8に最上位の記録媒体及び原稿を押
し付け、ピックアップローラ8の回転により摩擦力を発
生させるが、現在は不図示のカム機構により離反するよ
うにロックされている。
【0036】積載された記録媒体及び読み取り原稿の最
上位の記録媒体及び読み取り原稿に対向してピックアッ
プローラ8が設けられている。ピックアップローラ8
は、円弧の1部が切り欠かれた扇型をしており、記録媒
体及び読み取り原稿のセット性を向上させている。
【0037】圧板10には、最下の記録媒体及び読み取
り原稿に接触するように摩擦係数の管理された分離パッ
ド11が接着されている。分離パッド11と記録媒体及
び読み取り原稿との摩擦係数を基準とすると、記録媒体
及び読み取り原稿同士の摩擦係数は、分離パッド11と
記録媒体及び読み取り原稿との摩擦係数より低く、ピッ
クアップローラ8と記録媒体及び読み取り原稿との摩擦
係数は、分離パッド11と記録媒体及び読み取り原稿の
摩擦係数より大きく設定されている。
【0038】記録媒体及び読み取り原稿の先端には弾性
体で構成された可動土手21があり、最上位の記録媒体
及び読み取り原稿紙に推進力が加わると弾性的に倒れ分
離が行われる。
【0039】〈パネルボード部〉給紙部と紙送り部との
間にはパネルボード23が、記録/読み取り装置本体を
構成する面のうち一番大きな面と平行に、かつ操作面近
傍に設置されている。
【0040】前記図1のキートップ3の直下には、パネ
ルボード23があり、キートップ3に加わる力は不図示
の検知器によりパネルボード23上で電気信号に変換さ
れる。
【0041】ペーパセンサ12は、前記パネルボード2
3に取り付けられている。分離が行われた記録媒体及び
読み取り原稿は、紙パス上に突出したペーパセンサ12
のレバーを回動させる。ペーパセンサ12で検知後、所
定回転数ピックアップローラ8を回転させることによ
り、記録媒体及び読み取り原稿先端が、ラインフィード
もしくはペーパフィードローラ(以下、略してLFロー
ラ)13に到達する。
【0042】この時、LFローラ13を停止あるいは反
時計回りに回転させているところに、記録媒体及び読み
取り原稿を突き当て斜行を除去する所謂レジ取り動作を
行うことも可能である。
【0043】記録媒体及び読み取り原稿によっては、ピ
ックアップローラ8とのスリップが発生し、給紙開始か
らのピックアップローラ8の回転量だけでこのレジ取り
動作を行おうとすると、LFローラ13に届かないで十
分な斜行取りが行われなかったり、逆に押し込み過ぎ
て、記録媒体及び読み取り原稿に皺等が発生する場合が
あった。このような場合において、給紙部と紙送り部と
の間に設けたペーパセンサ12で検知後、所定回転数ピ
ックアップローラ8を回転させる方法は有効である。
【0044】キャリッジ19の位置決めをするためのH
Pセンサユニット28は、シャーシ24のキャリア走行
部に取り付けられている。前記HPセンサは透過型のフ
ォトインタラプタであり、キャリッジ19の遮光板が通
過するのを検知してキャリッジ19の位置を検出してい
る。
【0045】〈送紙部〉LFローラ13は、不図示のL
Fモータにより駆動伝達される。また、排紙ローラ20
も前記LFモータを駆動源として駆動される。
【0046】給紙部7から分離されて送られてきた記録
媒体及び読み取り原稿は、LFローラ13とピンチロー
ラ14とによって印字部に送られる。さらに下流では、
排紙ローラ20と排紙ピンチローラ16とを有し搬送さ
れる。
【0047】記録媒体及び読み取り原稿は、前記LFロ
ーラ13と排紙ローラ20との位置を基準に、ピンチロ
ーラ14と排紙ピンチローラ16とで押し上げる構造と
なっており、記録媒体及び読み取り原稿の印字面と記録
ヘッド18との間隔は記録媒体及び読み取り原稿の厚さ
に関係なく一定となる。
【0048】〈キャリッジ部〉シャーシ24の長手方向
に固定されたガイド軸31に摺動自在に軸支されたキャ
リッジ19は、記録または読み取り信号に応じて不図示
のキャリッジモータとキャリッジベルトとによって駆動
される。キャリッジ19には、キャリアフレキ32が接
続され、コントロールボード22と電気的に接続されて
いる。
【0049】キャリッジ19は、上面が解放された箱状
の形状をしており、箱状の内壁には電気信号用接点、記
録ヘッド/読み取りヘッド固定部材及び位置決め手段、
等が設けられている。
【0050】キャリッジ19には、記録を行う記録ヘッ
ド18または読み取りヘッドが搭載されコントロールボ
ード22の信号に応じて記録または読み取りを行う。
【0051】次に、本実施例1の記録ヘッド取り付け方
法を示す図3(a),(b)によって、キャリッジ19
へ記録ヘッド18を取り付ける方法について説明する:
ユーザは、取り付けを行うに当り、キートップ3の操作
を行う。記録/読み取り装置は交換命令を受け、キャリ
ッジ19を装置の略中央に移動する。ユーザは、交換蓋
5を不図示の回転中心で回動させキャリッジ19の上面
が解放された箱状の形状の部分に図3(a)に示す矢印
の方向に記録ヘッド18を挿入する。その後図3(b)
に矢印の方向に押し込むことにより、電気信号用接点、
記録ヘッド/読み取りヘッド固定部材及び位置決め手段
が記録ヘッド18,キャリッジ19の双方で結合する。
【0052】その後は、交換蓋5を不図示の回転中心で
回動させて閉め、キートップ3の操作交換終了操作によ
り装着動作は終了する。
【0053】記録ヘッド18の取り外し操作は、この逆
の手順で行えば良い。
【0054】記録ヘッド18の構成を図4によって説明
する。記録ヘッド18は、図4に示すように、カートリ
ッジ183とカートリッジ183に着脱可能なインクタ
ンク182で構成されている。
【0055】カートリッジ183は、上面が解放された
箱状の形状をしており、内壁にはインクタンク182と
の不図示の掛止部と、インクタンク182からインクを
供給されるインク口184とを有する。外壁にはキャリ
ッジ19に設けられた電気信号用接点と電気的に接続す
る接点181、キャリッジ19と掛止する不図示の掛止
部が設けられている。
【0056】インクタンク192内には、記録に必要な
インクが蓄えられている。インクタンク192内部に
は、多孔質部材またはインク袋等のインク保持手段が設
けられている。
【0057】次に、本実施例1の読み取りヘッド装着の
様子を図5(a),(b)によって説明する。ユーザ、
取り付けを行うに当り、キートップ3の操作を行う。記
録/読み取り装置は交換命令を受け、キャリッジ19を
装置の略中央に移動する。ユーザは、交換蓋5を不図示
の回転中心で回動させキャリッジ19の上面が解放され
た箱状の形状の部分に図5(a)に示す矢印の方向に読
み取りヘッド50を挿入する。その後図5(b)に矢印
の方向に押し込むことにより電気信号用接点、記録ヘッ
ド/読み取りヘッド固定部材及び位置決め手段が、読み
取りヘッド50,キャリッジ19の双方で結合する。
【0058】その後は、交換蓋5を不図示の回転中心で
回動させて閉め、キートップ3の操作交換終了操作によ
り装着動作は終了する。
【0059】読み取りヘッド50の取り外し操作はこの
逆の手順で行えば良い。
【0060】読み取りヘッド50の構成を図6(a),
(b)により説明する。(b)図は(a)図の上/下反
転図である。読み取りヘッド50は図のように、記録ヘ
ッド18と略同型状をしている。キャリッジ19との接
合部分、位置決め部分等については、記録ヘッド18と
同一になっており外壁には、キャリッジ19に設けられ
た電気信号用接点と電気的に接続する接点51とがあ
る。
【0061】読み取り窓52は、キャリッジ19に取り
付けた時に、読み取り媒体に対抗する位置に設けられて
おり、内部に光源、CCD素子、レンズ等の公知の読み
取り手段の構成要素が組み込まれている。読み取り幅
は、記録ヘッド18と同一の幅を有し、階調は16段階
に限定されている。
【0062】〈位置補正動作〉上記構成において本発明
実施例の位置補正動作について説明する:記録媒体の厚
さや、腰の強さ、表面の摩擦係数等により、紙送り量に
誤差が発生する場合がある。
【0063】また紙送り量に誤差が発生する要因とし
て、通紙によるLFローラ13(図2)の磨耗やLFロ
ーラ13の表面摩擦係数の変化等がある。
【0064】記録/読み取り装置の紙送り位置補正を行
いたい場合、記録ヘッド18(図4)を記録/読み取り
装置に装着し、最適補正したい記録媒体を給紙トレーに
載せてキートップ3の操作により図7に示すようなテス
トパターンを記録する。
【0065】図7の記録1、記録2、……で示す部分
が、キャリッジ19の1走査当りの記録幅を示す。すな
わち記録1、記録2、……で示す部分の境目は紙送りが
行われた部分である。
【0066】次に読み取りヘッド50(図6)を記録/
読み取り装置に装着し、前記記録を行った記録媒体を再
び給紙トレーに載せて、キートップ3の操作により前記
テストパターンの読み取りを行う。
【0067】テストパターンの読み取りを行う際は、記
録時の改行位置とは異なる部分で改行を行う。つまり、
記録時の改行位置のつながり状態を読み取れるように、
図7の読み取り1、読み取り2……で示す部分を読み取
るように改行を行う。このように、記録時の改行位置を
読み取るように、読み取りを行う際の改行位置を制御す
ることにより、記録時の搬送量の誤差によって各走査の
記録が正確につながっているか、ずれているかを確実に
読み取ることが可能となる。
【0068】このズレ量をコントロールボード22(図
2)に設けられた図8に示すような回路により補正を行
う。
【0069】図8に、本発明実施例1の記録/読み取り
装置の回路構成を示すブロック図であり、本発明の説明
に直接必要ない部分は省略して示す。
【0070】61はMPUであり、ROM63に格納さ
れたプログラムにより本記録/読み取り動作をコントロ
ールしている。
【0071】64は、外部機器とのI/F部であり通常
パソコン65等の機器が接続される。70は、キャリッ
ジ19の制御を行うキャリッジ駆動部であり、69は、
LFモータの制御を行うLF駆動部である。
【0072】66は、記録/読み取り切り替え部であ
り、取り付けられた記録ヘッド、読み取りヘッドに応じ
て記録ヘッド駆動部68、読み取りヘッド駆動部67を
適宜切り替える。操作パネル62の操作は、操作パネル
部62によりMPU61に伝達される。
【0073】前記ズレ量は、MPU61により演算し、
ROM63に格納する。補正は、MPU61はROM6
3からのデータに基づき、LF制御信号に変換しLF駆
動部69に送られる。
【0074】前記補正方法により、LFローラ13(図
2)の製造上の誤差や、その他の伝達系の誤差による誤
差も補正できることは言うまでもない。
【0075】(実施例2)図9により、本発明の第2の
実施例について説明する。前記実施例1と同一の部分に
ついては、重複説明は省略する。
【0076】〈位置補正動作〉実施例1と同様の操作で
図9に示すテストパターンを出力する。記録パターンは
1走査毎に図示のように階段状に出力する。実施例1の
テストパターン図7の記録1、記録2、……で示す相当
部分がキャリッジ19の1走査当りの記録幅を示す。す
なわち記録1、記録2、……で示す部分の境目は紙送り
が行われた部分である。この時に読み取り走査のパター
ンは、図7の読み取り1、読み取り2……で示す。すな
わち記録時改行位置と読み取り時の改行位置が異ならせ
てある。
【0077】このため、記録時の改行部のズレを読み取
り、ヘッドの読み取り幅内で読み取れる。本パターンに
よれば、改行位置が短い場合においても、記録パターン
が重なり合うことがないため、改行が極端に短くなる改
行誤差についても補正が可能である。
【0078】〔実施例3〕図10により、本発明の第3
の実施例について説明する。前記実施例1と同一の部分
については、重複説明は省略する。
【0079】〈位置補正動作〉紙送り量に誤差が発生す
る要因として、通紙によるLFローラ13の磨耗やLF
ローラ13の表面摩擦係数の変化のみ考慮する補正であ
れば、図10に示すようなプレプリントされたテストチ
ャートを用いて読み取り操作のみ行う。すなわち、読み
取りヘッド50を記録/読み取り装置に装着し、前記記
録を行った記録媒体を再び給紙トレーに載せて、キート
ップ3の操作により前記テストパターンの読み取りを行
う。
【0080】また、本実施例3では、記録ヘッド18と
読み取りヘッド50とが着脱交換可能であるが、記録ヘ
ッド18と読み取りヘッド50が同一の紙パスに設けら
れていても良い。
【0081】〔実施例4〕本第4の実施例においても、
前記実施例1と同一の部分については、重複説明は省略
する。
【0082】〈位置補正動作〉前記実施例では補正の手
段としてLFローラ13の磨耗量や表面摩擦係数の変化
等を補正しているが、シート材の慣性力や動摩擦係数に
起因するズレの場合、LFの速度を遅くする。あるいは
加減速カーブを変化させる等のLF制御を補正しても良
い。
【0083】図11に本発明の紙送り(LF)の速度の
線図を示す。図11中の横軸は時間(t)であり、縦軸
はLFの速度(v)を表している。つまり、LFローラ
の回転の軸に対する速度を表している。
【0084】図11において、線図1101は直線的に
加速を行うと共に高速に紙送りを行う際の例を示し、線
図1102は3次カーブで加速し、1101で表すもの
より低速で紙送りを行う際の例を示している。また、1
103は直線的に加速を行うと共に、1102で表すも
のよりさらに低速で紙送りを行う際の例を示している。
【0085】上記複数のLF速度線図によりLF制御を
予め決められた順に混在させたテストパターンのデータ
を予めROM63に用意し、このテストパターンを記録
して読み取りヘッドで読み取り、読み取った結果に基づ
いて、紙送りのズレの少ないLF速度線図によるLF制
御を選択するように制御することで、紙送りのズレをな
くして精度の良い紙送りが可能となり、結果として記録
ヘッドの各走査のつなぎのすじを低減することができ
る。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材を搬送する搬送手段と、搬送された前記シート
材に記録を行う記録手段及び搬送された前記シート材を
読み取る読み取り手段とを備えた記録/読み取り装置に
おいて、前記読み取り手段により前記搬送手段の搬送量
を読み取り、前記搬送手段の搬送量を補正を行うことに
より、記録媒体の厚さや、腰の強さ、表面の摩擦係数等
により紙送り量に誤差や、紙送り量に誤差が発生する要
因として通紙によるラインフィードローラの磨耗やLF
ローラの表面摩擦係数の変化等を補正できるため、多種
多様の記録シートに適した搬送ができ、より高精細な記
録/読み取りが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の記録/読み取り装置の全体斜
視図
【図2】 図1装置の概略断面図
【図3】(a),(b) 実施例1の記録ヘッド取り付
け説明図
【図4】 実施例1の記録ヘッド説明図
【図5】(a),(b) 実施例1の読み取りヘッド取
り付け説明図
【図6】 実施例1の読み取りヘッド説明図
【図7】 実施例1のテストパターン説明図
【図8】 実施例1の記録/読み取り装置の構成ブロッ
ク図
【図9】 実施例2のテストパターン説明図
【図10】 実施例3のテストパターン説明図
【図11】 紙送り(LF)制御を異ならせた複数のL
F速度線を示す図
【符号の説明】
1 ペーパトレー 3 キートップ 4 表示部 5 交換蓋 7 給紙部 8 ピックアップローラ 11 分離パッド 12 ペーパセンサ 13 LFローラ 18 記録ヘッド 19 キャリッジ 20 排紙ローラ 24 シャーシ 28 HPセンサユニット 50 読み取りヘッド 52 読み取り窓 182 インクタンク 183 カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EB27 EB36 EC12 EC34 HA58 2C058 AB12 AB15 AB17 AB22 AC07 AC11 AC17 AD01 AD03 AE02 AE09 AF04 AF10 AF15 AF17 AF20 AF23 AF63 GB04 GB05 GB15 GB33 GB40 GB47 GB51 GD03 GE03 GE07 GE17 GE29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を搬送する搬送手段と、搬送さ
    れた前記シート材に記録を行う記録手段及び搬送された
    前記シート材を読み取る読み取り手段とを備え、前記記
    録手段で記録したシート材を前記読み取り手段により読
    み取った情報を元に、前記搬送手段の搬送制御の補正を
    行う補正手段とを備えた記録/読み取り装置において、 前記記録手段での記録時の搬送パターンと、前記読み取
    り時の搬送パターンとを異ならせることを特徴とする記
    録/読み取り装置の搬送補正方法。
  2. 【請求項2】 前記読み取り時の搬送パターンは、前記
    記録時の搬送パターンの搬送位置が読み取れる搬送パー
    タンにしたことを特徴とする請求項1記載の記録/読み
    取り装置の搬送補正方法。
  3. 【請求項3】 シート材を搬送する搬送手段と、搬送さ
    れた前記シート材に記録を行う記録手段及び搬送された
    前記シート材を読み取る読み取り手段とを交換可能に備
    え、前記記録手段で記録したシート材を前記読み取り手
    段により読み取った情報を元に、前記搬送手段の搬送制
    御の補正を行う補正手段とを備えた記録/読み取り装置
    において、 前記記録手段での記録時の搬送パターンと、前記読み取
    り時の搬送パータンとを異ならせることを特徴とする搬
    送補正方法。
  4. 【請求項4】 前記読み取り時の搬送パターンは、前記
    記録時の搬送パターンの搬送位置が読み取れる搬送パタ
    ーンにしたことを特徴とする請求項3記載の記録/読み
    取り装置の搬送補正方法。
  5. 【請求項5】 前記搬送制御の補正手段の補正方法は、
    搬送速度を異ならせることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか記載の記録/読み取り装置の搬送補正方
    法。
  6. 【請求項6】 前記搬送制御の補正手段の補正方法は、
    前記搬送手段の下限速曲線を異ならせることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれか記載の記録/読み取り装
    置の搬送補正方法。
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