JP2003011340A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2003011340A JP2003011340A JP2001198178A JP2001198178A JP2003011340A JP 2003011340 A JP2003011340 A JP 2003011340A JP 2001198178 A JP2001198178 A JP 2001198178A JP 2001198178 A JP2001198178 A JP 2001198178A JP 2003011340 A JP2003011340 A JP 2003011340A
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- Japan
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- carriage
- electric wiring
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェット記録装置において、キャリッ
ジの往復移動における電気配線の形状変化をより狭い空
間で行わせることを目的とする。 【解決手段】 主走査方向と平行に往復動可能に設けら
れたキャリッジと、キャリッジに搭載され、複数のノズ
ルからインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドから
吐出されたインクが付着して画像が形成される記録媒体
6を主走査方向と直交する副走査方向に搬送する搬送ロ
ーラと、装置本体から湾曲して記録ヘッドへ取り付けら
れ、キャリッジの移動に伴って湾曲した位置を変化させ
ながら記録ヘッドに印字信号を送る屈撓自在なフラット
ケーブル5と、キャリッジの往復動におけるフラットケ
ーブル5の振れを規制するガイド部材であるキャリッジ
シャフト3、ガイドレール4、位置検出盤ガイド17、
制振部材27a、膨張規制部材27bとを有する構成と
する。
ジの往復移動における電気配線の形状変化をより狭い空
間で行わせることを目的とする。 【解決手段】 主走査方向と平行に往復動可能に設けら
れたキャリッジと、キャリッジに搭載され、複数のノズ
ルからインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドから
吐出されたインクが付着して画像が形成される記録媒体
6を主走査方向と直交する副走査方向に搬送する搬送ロ
ーラと、装置本体から湾曲して記録ヘッドへ取り付けら
れ、キャリッジの移動に伴って湾曲した位置を変化させ
ながら記録ヘッドに印字信号を送る屈撓自在なフラット
ケーブル5と、キャリッジの往復動におけるフラットケ
ーブル5の振れを規制するガイド部材であるキャリッジ
シャフト3、ガイドレール4、位置検出盤ガイド17、
制振部材27a、膨張規制部材27bとを有する構成と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
を吐出させてこれを記録媒体に付着させることにより記
録を行うインクジェット記録装置に関する。
を吐出させてこれを記録媒体に付着させることにより記
録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は安価で高い画
質と高速での印字を達成する技術として、オフィスオー
トメーション用やパーソナル用の情報記録装置として、
複写機、ファクシミリ、プリンタ、ワードプロセッサな
どに広く用いられている。
質と高速での印字を達成する技術として、オフィスオー
トメーション用やパーソナル用の情報記録装置として、
複写機、ファクシミリ、プリンタ、ワードプロセッサな
どに広く用いられている。
【0003】このようなインクジェット記録装置につい
ては、これまでにも様々な技術が提案されており、現在
もなお、高速記録化、高解像度化、フルカラー化に適し
た技術が鋭意研究されている。
ては、これまでにも様々な技術が提案されており、現在
もなお、高速記録化、高解像度化、フルカラー化に適し
た技術が鋭意研究されている。
【0004】インクジェットの記録原理には、色材を飛
翔させるためのエネルギー発生手段として、電気熱変換
素子などの発熱抵抗体を用いたもの、電気機械変換素子
などのピエゾ素子を用いたもの、さらに電気エネルギー
をそのまま用いる静電式のものなどがある。
翔させるためのエネルギー発生手段として、電気熱変換
素子などの発熱抵抗体を用いたもの、電気機械変換素子
などのピエゾ素子を用いたもの、さらに電気エネルギー
をそのまま用いる静電式のものなどがある。
【0005】図4は従来のインクジェット記録装置を概
略的に示す斜視図、図5は図4のインクジェット記録装
置の側面断面図である。
略的に示す斜視図、図5は図4のインクジェット記録装
置の側面断面図である。
【0006】図4および図5に示すように、記録ヘッド
1が搭載されたキャリッジ2が、キャリッジシャフト3
とガイドレール4に摺動自在に支持されて、X方向(主
走査方向)に往復移動する。そして、キャリッジ2が摺
動する際に、電気配線5より送られた信号により記録ヘ
ッド1から吐出された色材が記録媒体6上に付着する。
1が搭載されたキャリッジ2が、キャリッジシャフト3
とガイドレール4に摺動自在に支持されて、X方向(主
走査方向)に往復移動する。そして、キャリッジ2が摺
動する際に、電気配線5より送られた信号により記録ヘ
ッド1から吐出された色材が記録媒体6上に付着する。
【0007】そして、搬送ローラ7、複数のピンチロー
ラ8、排紙ローラ9および複数の拍車10により記録媒
体6をY方向(副走査方向)に移動させながらシリアル
走査を行い、インクジェット記録を行っていく。
ラ8、排紙ローラ9および複数の拍車10により記録媒
体6をY方向(副走査方向)に移動させながらシリアル
走査を行い、インクジェット記録を行っていく。
【0008】このとき、キャリッジ2とコントロール基
板(図示せず)とを結ぶ電気配線5は、キャリッジ2の
移動によって形状が変化する。そのため、キャリッジ2
の往復移動により電気配線5が振れて記録媒体6を毀損
したり周辺の部材とぶつかることのないよう、電気配線
5に対しては形状変化のための十分な空間をとることが
必要になる。
板(図示せず)とを結ぶ電気配線5は、キャリッジ2の
移動によって形状が変化する。そのため、キャリッジ2
の往復移動により電気配線5が振れて記録媒体6を毀損
したり周辺の部材とぶつかることのないよう、電気配線
5に対しては形状変化のための十分な空間をとることが
必要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ッジの往復移動における電気配線の形状変化対策として
十分な空間をとると、その空間はキャリッジ移動空間よ
りはるかに広くなって装置の小型化が困難となる。
ッジの往復移動における電気配線の形状変化対策として
十分な空間をとると、その空間はキャリッジ移動空間よ
りはるかに広くなって装置の小型化が困難となる。
【0010】そして、このような広い空間のために、キ
ャリッジが移動すると電気配線が大きな形状変化を起こ
すので、この形状変化がキャリッジの移動動作を不安定
にしてしまう。
ャリッジが移動すると電気配線が大きな形状変化を起こ
すので、この形状変化がキャリッジの移動動作を不安定
にしてしまう。
【0011】そこで、本発明は、キャリッジの往復移動
における電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせる
ことができ、且つ狭い空間に電気配線を配置した際に発
生するインク吐出直後の記録面と電気配線との接触を抑
制できるインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。
における電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせる
ことができ、且つ狭い空間に電気配線を配置した際に発
生するインク吐出直後の記録面と電気配線との接触を抑
制できるインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のインクジェット記録装置は、主走査方向と
平行に往復動可能に設けられたキャリッジと、キャリッ
ジに搭載され、複数のノズルからインクを吐出する記録
ヘッドと、記録ヘッドから吐出されたインクが付着して
画像が形成される記録媒体を主走査方向と直交する副走
査方向に搬送する搬送手段と、装置本体から湾曲して記
録ヘッドへ取り付けられ、キャリッジの移動に伴って湾
曲した位置を変化させながら記録ヘッドに印字信号を送
る屈撓自在な電気配線と、キャリッジの往復動における
電気配線の振れを規制するガイド部材とを有する構成と
したものである。
に、本発明のインクジェット記録装置は、主走査方向と
平行に往復動可能に設けられたキャリッジと、キャリッ
ジに搭載され、複数のノズルからインクを吐出する記録
ヘッドと、記録ヘッドから吐出されたインクが付着して
画像が形成される記録媒体を主走査方向と直交する副走
査方向に搬送する搬送手段と、装置本体から湾曲して記
録ヘッドへ取り付けられ、キャリッジの移動に伴って湾
曲した位置を変化させながら記録ヘッドに印字信号を送
る屈撓自在な電気配線と、キャリッジの往復動における
電気配線の振れを規制するガイド部材とを有する構成と
したものである。
【0013】これにより、キャリッジの往復移動時にお
ける電気配線の振れがガイド部材により規制されるの
で、キャリッジの往復移動における電気配線の形状変化
をより狭い空間で行わせることが可能になる。
ける電気配線の振れがガイド部材により規制されるの
で、キャリッジの往復移動における電気配線の形状変化
をより狭い空間で行わせることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、主走査方向と平行に往復動可能に設けられたキャリ
ッジと、キャリッジに搭載され、複数のノズルからイン
クを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドから吐出された
インクが付着して画像が形成される記録媒体を主走査方
向と直交する副走査方向に搬送する搬送手段と、装置本
体から湾曲して記録ヘッドへ取り付けられ、キャリッジ
の移動に伴って湾曲した位置を変化させながら記録ヘッ
ドに印字信号を送る屈撓自在な電気配線と、キャリッジ
の往復動における電気配線の振れを規制するガイド部材
とインクジェット記録装置であり、キャリッジの往復移
動における電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせ
ることが可能になるという作用を有する。
は、主走査方向と平行に往復動可能に設けられたキャリ
ッジと、キャリッジに搭載され、複数のノズルからイン
クを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドから吐出された
インクが付着して画像が形成される記録媒体を主走査方
向と直交する副走査方向に搬送する搬送手段と、装置本
体から湾曲して記録ヘッドへ取り付けられ、キャリッジ
の移動に伴って湾曲した位置を変化させながら記録ヘッ
ドに印字信号を送る屈撓自在な電気配線と、キャリッジ
の往復動における電気配線の振れを規制するガイド部材
とインクジェット記録装置であり、キャリッジの往復移
動における電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせ
ることが可能になるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、ガイド部材は、電気配線と記録
媒体との間においてキャリッジの移動方向と平行に配置
されてキャリッジを保持する第1のキャリッジ保持部材
であるインクジェット記録装置であり、キャリッジの往
復移動における電気配線の形状変化をより狭い空間で行
わせることが可能になるという作用を有する。
1記載の発明において、ガイド部材は、電気配線と記録
媒体との間においてキャリッジの移動方向と平行に配置
されてキャリッジを保持する第1のキャリッジ保持部材
であるインクジェット記録装置であり、キャリッジの往
復移動における電気配線の形状変化をより狭い空間で行
わせることが可能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガイド部材は、電気配線の上
方にキャリッジの移動方向と平行に配置されてキャリッ
ジを保持する第2のキャリッジ保持部材であるインクジ
ェット記録装置であり、キャリッジの往復移動における
電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせることが可
能になるという作用を有する。
1に記載の発明において、ガイド部材は、電気配線の上
方にキャリッジの移動方向と平行に配置されてキャリッ
ジを保持する第2のキャリッジ保持部材であるインクジ
ェット記録装置であり、キャリッジの往復移動における
電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせることが可
能になるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明において、ガイド部材
は、キャリッジの移動方向と平行に配置され、キャリッ
ジ移動時における電気配線の膨らみを規制する膨張規制
部材であるインクジェット記録装置であり、キャリッジ
の往復移動における電気配線の形状変化をより狭い空間
で行わせることが可能になるという作用を有する。
1〜3の何れか一項に記載の発明において、ガイド部材
は、キャリッジの移動方向と平行に配置され、キャリッ
ジ移動時における電気配線の膨らみを規制する膨張規制
部材であるインクジェット記録装置であり、キャリッジ
の往復移動における電気配線の形状変化をより狭い空間
で行わせることが可能になるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4の何れか一項に記載の発明において、ガイド部材
は、第1のキャリッジ保持部材とキャリッジをはさんで
反対側の電気配線と記録媒体との間においてキャリッジ
移動方向と平行に配置され、電気配線の湾曲面と直交す
る方向への電気配線の振れを抑制する制振部材であるイ
ンクジェット記録装置であり、安定したインクジェット
記録を行うことが可能になるという作用を有する。
1〜4の何れか一項に記載の発明において、ガイド部材
は、第1のキャリッジ保持部材とキャリッジをはさんで
反対側の電気配線と記録媒体との間においてキャリッジ
移動方向と平行に配置され、電気配線の湾曲面と直交す
る方向への電気配線の振れを抑制する制振部材であるイ
ンクジェット記録装置であり、安定したインクジェット
記録を行うことが可能になるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1〜5の何れか一項に記載の発明において、ガイド部材
は、キャリッジの移動方向における位置検出を行うため
の位置検出盤が取り付けられた位置検出盤ガイドである
インクジェット記録装置であり、キャリッジの往復移動
における電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせる
ことが可能になるという作用を有する。
1〜5の何れか一項に記載の発明において、ガイド部材
は、キャリッジの移動方向における位置検出を行うため
の位置検出盤が取り付けられた位置検出盤ガイドである
インクジェット記録装置であり、キャリッジの往復移動
における電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせる
ことが可能になるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、第1のキャ
リッジ保持部材、第2のキャリッジ保持部材、位置検出
盤ガイド、膨張規制部材および制振部材の少なくとも何
れかの部材の電気配線との接触部位には、これらの部材
よりも低い摩擦係数を有するシート材が設けられている
インクジェット記録装置であり、キャリッジの往復移動
における電気配線の形状変化がスムーズになってキャリ
ッジの移動時における負荷を低減し、安定した画像記録
を行うことが可能になるという作用を有する。
1〜6の何れか一項に記載の発明において、第1のキャ
リッジ保持部材、第2のキャリッジ保持部材、位置検出
盤ガイド、膨張規制部材および制振部材の少なくとも何
れかの部材の電気配線との接触部位には、これらの部材
よりも低い摩擦係数を有するシート材が設けられている
インクジェット記録装置であり、キャリッジの往復移動
における電気配線の形状変化がスムーズになってキャリ
ッジの移動時における負荷を低減し、安定した画像記録
を行うことが可能になるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1〜7の何れか一項に記載の発明において、第1のキャ
リッジ保持部材、第2のキャリッジ保持部材、位置検出
盤ガイド、膨張規制部材および制振部材は金属製である
インクジェット記録装置であり、電気配線が磁気シール
ドされて不要輻射が低減され、安定した画像記録を行う
ことが可能になるという作用を有する。
1〜7の何れか一項に記載の発明において、第1のキャ
リッジ保持部材、第2のキャリッジ保持部材、位置検出
盤ガイド、膨張規制部材および制振部材は金属製である
インクジェット記録装置であり、電気配線が磁気シール
ドされて不要輻射が低減され、安定した画像記録を行う
ことが可能になるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1〜8の何れか一項に記載の発明において、電気配線の
湾曲した位置がキャリッジの移動空間もしくはその周辺
に存在するインクジェット記録装置であり、印字された
ばかりでインクが乾いていない記録面に電気配線が接触
することが大幅に抑制され、記録面の汚れが殆どない優
れた品質の画像記録が可能になるという作用を有する。
1〜8の何れか一項に記載の発明において、電気配線の
湾曲した位置がキャリッジの移動空間もしくはその周辺
に存在するインクジェット記録装置であり、印字された
ばかりでインクが乾いていない記録面に電気配線が接触
することが大幅に抑制され、記録面の汚れが殆どない優
れた品質の画像記録が可能になるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項2〜9の何れか一項に記載の発明において、第1のキ
ャリッジ保持部材は、キャリッジが摺動自在に貫通する
キャリッジシャフトであるインクジェット記録装置であ
り、キャリッジの往復移動における電気配線の形状変化
をより狭い空間で行わせることが可能になるという作用
を有する。
項2〜9の何れか一項に記載の発明において、第1のキ
ャリッジ保持部材は、キャリッジが摺動自在に貫通する
キャリッジシャフトであるインクジェット記録装置であ
り、キャリッジの往復移動における電気配線の形状変化
をより狭い空間で行わせることが可能になるという作用
を有する。
【0024】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項2〜10の何れか一項に記載の発明において、第2の
キャリッジ保持部材はガイドレールであるインクジェッ
ト記録装置であり、キャリッジの往復移動における電気
配線の形状変化をより狭い空間で行わせることが可能に
なるという作用を有する。
項2〜10の何れか一項に記載の発明において、第2の
キャリッジ保持部材はガイドレールであるインクジェッ
ト記録装置であり、キャリッジの往復移動における電気
配線の形状変化をより狭い空間で行わせることが可能に
なるという作用を有する。
【0025】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項1〜11の何れか一項に記載の発明において、ガイド
部材が前記電気配線の少なくとも下端に接触するように
構成されているインクジェット記録装置であり、印字さ
れたばかりでインクが乾いていない記録面に電気配線が
接触することが大幅に抑制され、記録面の汚れが殆どな
い優れた品質の画像記録が可能になるという作用を有す
る。
項1〜11の何れか一項に記載の発明において、ガイド
部材が前記電気配線の少なくとも下端に接触するように
構成されているインクジェット記録装置であり、印字さ
れたばかりでインクが乾いていない記録面に電気配線が
接触することが大幅に抑制され、記録面の汚れが殆どな
い優れた品質の画像記録が可能になるという作用を有す
る。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
から図3を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0027】図1は本発明の一実施の形態であるインク
ジェット記録装置を概略的に示す斜視図、図2は図1の
インクジェット記録装置の平面図、図3は図2のインク
ジェット記録装置のA−A断面図である。
ジェット記録装置を概略的に示す斜視図、図2は図1の
インクジェット記録装置の平面図、図3は図2のインク
ジェット記録装置のA−A断面図である。
【0028】図1〜図3に示すように、本実施の形態の
インクジェット記録装置は、複数色のインクを吐出する
記録ヘッド1を備えている。この記録ヘッド1は、ブラ
ックインクを吐出するブラック記録ヘッドと、イエロー
インクを吐出するイエロー記録ヘッドと、マゼンタイン
クを吐出するマゼンタ記録ヘッドと、シアンインクを吐
出するシアン記録ヘッドとから構成され、各記録ヘッド
にはインクが吐出される複数のノズル(図示せず)が形
成されている。これらの記録ヘッドの上部には、ブラッ
クインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンイ
ンクがそれぞれ貯留されて各記録ヘッドにインクを供給
するサブタンク11が配置されている。そして、記録ヘ
ッド1およびサブタンク11はキャリッジ2に、このキ
ャリッジ2の移動方向に並んで設けられている。
インクジェット記録装置は、複数色のインクを吐出する
記録ヘッド1を備えている。この記録ヘッド1は、ブラ
ックインクを吐出するブラック記録ヘッドと、イエロー
インクを吐出するイエロー記録ヘッドと、マゼンタイン
クを吐出するマゼンタ記録ヘッドと、シアンインクを吐
出するシアン記録ヘッドとから構成され、各記録ヘッド
にはインクが吐出される複数のノズル(図示せず)が形
成されている。これらの記録ヘッドの上部には、ブラッ
クインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンイ
ンクがそれぞれ貯留されて各記録ヘッドにインクを供給
するサブタンク11が配置されている。そして、記録ヘ
ッド1およびサブタンク11はキャリッジ2に、このキ
ャリッジ2の移動方向に並んで設けられている。
【0029】なお、各記録ヘッドはそれぞれ独立に存在
するものでもよいし、一体化されたものでもよい。ま
た、色数は、本実施の形態では前述の4色であるが、こ
れに限定されるものではなく、4色以上であれば5色で
も6色でもよい。その場合、色数に応じて記録ヘッド
1、インクタンク(図示せず)、サブタンク11、供給
チューブ12などが増減することになる。さらに、サブ
タンク11を設けることなく、メインタンクをキャリッ
ジ2に搭載してもよい。
するものでもよいし、一体化されたものでもよい。ま
た、色数は、本実施の形態では前述の4色であるが、こ
れに限定されるものではなく、4色以上であれば5色で
も6色でもよい。その場合、色数に応じて記録ヘッド
1、インクタンク(図示せず)、サブタンク11、供給
チューブ12などが増減することになる。さらに、サブ
タンク11を設けることなく、メインタンクをキャリッ
ジ2に搭載してもよい。
【0030】記録ヘッド1のノズルに対応した位置に
は、インクが充填される圧力室と、圧電素子を有すると
ともにこの圧電素子に電圧をパルス状に印加することで
圧力室の容積を減少させるように変形する圧電アクチュ
エータとが設けられ(何れも図示せず)、圧電アクチュ
エータがキャリッジ2に設置された駆動回路13により
作動することで、圧力室内のインクがノズルから下方に
位置する記録紙(記録媒体)6に向けて吐出される。な
お、記録紙6は図1におけるY方向に搬送される。ま
た、本実施の形態ではアクチュエータとして圧電素子が
用いられているが、サーマル方式や静電方式など、従来
から知られたものを用いてもよい。
は、インクが充填される圧力室と、圧電素子を有すると
ともにこの圧電素子に電圧をパルス状に印加することで
圧力室の容積を減少させるように変形する圧電アクチュ
エータとが設けられ(何れも図示せず)、圧電アクチュ
エータがキャリッジ2に設置された駆動回路13により
作動することで、圧力室内のインクがノズルから下方に
位置する記録紙(記録媒体)6に向けて吐出される。な
お、記録紙6は図1におけるY方向に搬送される。ま
た、本実施の形態ではアクチュエータとして圧電素子が
用いられているが、サーマル方式や静電方式など、従来
から知られたものを用いてもよい。
【0031】記録ヘッド1は、記録紙6に対して相対移
動可能なキャリッジ2に固定されている。キャリッジ2
は、記録紙6の搬送方向(図1におけるY方向)と直交
して記録紙6の記録面と平行な方向(図1におけるX方
向)の一方側に設けられてキャリッジを駆動する駆動モ
ータ14により回転する駆動プーリ15とこの駆動プー
リ15の反対側に設けられた従動プーリ(図示せず)と
の間に掛け渡されて正転または逆転の2方向に周回動す
る無端状のキャリッジを駆動する駆動ベルト16の下側
もしくは上側スパンに固定されており、図1におけるX
方向に延びて装置本体に取り付けられた第1のキャリッ
ジ保持部材であるキャリッジシャフト(ガイド部材)3
に摺動自在に貫通し、さらにキャリッジ2をはさんでキ
ャリッジシャフト3の上部側においてこのキャリッジシ
ャフト3と平行に配置された第2のキャリッジ保持部材
であるガイドレール(ガイド部材)4に摺動自在に支持
されている。
動可能なキャリッジ2に固定されている。キャリッジ2
は、記録紙6の搬送方向(図1におけるY方向)と直交
して記録紙6の記録面と平行な方向(図1におけるX方
向)の一方側に設けられてキャリッジを駆動する駆動モ
ータ14により回転する駆動プーリ15とこの駆動プー
リ15の反対側に設けられた従動プーリ(図示せず)と
の間に掛け渡されて正転または逆転の2方向に周回動す
る無端状のキャリッジを駆動する駆動ベルト16の下側
もしくは上側スパンに固定されており、図1におけるX
方向に延びて装置本体に取り付けられた第1のキャリッ
ジ保持部材であるキャリッジシャフト(ガイド部材)3
に摺動自在に貫通し、さらにキャリッジ2をはさんでキ
ャリッジシャフト3の上部側においてこのキャリッジシ
ャフト3と平行に配置された第2のキャリッジ保持部材
であるガイドレール(ガイド部材)4に摺動自在に支持
されている。
【0032】したがって、駆動モータ14の回転により
駆動ベルト16が駆動プーリ15および従動プーリによ
り周回動されると、この駆動ベルト16に固定されたキ
ャリッジ2はキャリッジシャフト3とガイドレール4と
に保持されながら、X方向である走査方向に往復移動す
る。
駆動ベルト16が駆動プーリ15および従動プーリによ
り周回動されると、この駆動ベルト16に固定されたキ
ャリッジ2はキャリッジシャフト3とガイドレール4と
に保持されながら、X方向である走査方向に往復移動す
る。
【0033】なお、位置検出盤ガイド(ガイド部材)1
7に取り付けられた位置検出盤18と駆動回路13上に
搭載された検出センサ19とによりキャリッジ移動量
(つまり、記録ヘッド1のX方向位置)が検出されるよ
うになっており、位置検出盤ガイド17により、後述す
るフラットケーブル5は膨張規制を受ける。
7に取り付けられた位置検出盤18と駆動回路13上に
搭載された検出センサ19とによりキャリッジ移動量
(つまり、記録ヘッド1のX方向位置)が検出されるよ
うになっており、位置検出盤ガイド17により、後述す
るフラットケーブル5は膨張規制を受ける。
【0034】記録紙6は、記録紙6の下側においてX方
向に延びて配置された搬送ローラ(搬送手段)7と、記
録紙6の上側において記録紙6を搬送ローラ7に押圧す
るピンチローラ8とに挟まれている。ピンチローラ8に
おける記録紙6の搬送方向後方にはDCモータ(直流電
動機)からなる搬送モータ(駆動手段)20が配置され
ており、搬送モータ20と搬送ローラ7との間には、搬
送モータ20の駆動力を搬送ローラ7に伝達する伝達ギ
ヤ列(駆動力伝達手段)21が設けられている。これに
より、搬送ローラ7は搬送モータ20により駆動され、
記録紙6をY方向に搬送する。そして、このときピンチ
ローラ8は搬送される記録紙6によって従動回転され
る。
向に延びて配置された搬送ローラ(搬送手段)7と、記
録紙6の上側において記録紙6を搬送ローラ7に押圧す
るピンチローラ8とに挟まれている。ピンチローラ8に
おける記録紙6の搬送方向後方にはDCモータ(直流電
動機)からなる搬送モータ(駆動手段)20が配置され
ており、搬送モータ20と搬送ローラ7との間には、搬
送モータ20の駆動力を搬送ローラ7に伝達する伝達ギ
ヤ列(駆動力伝達手段)21が設けられている。これに
より、搬送ローラ7は搬送モータ20により駆動され、
記録紙6をY方向に搬送する。そして、このときピンチ
ローラ8は搬送される記録紙6によって従動回転され
る。
【0035】なお、本実施の形態においては、動作の高
速化や動作音の静穏化に配慮して、搬送モータ20には
DCモータが用いられているが、ステッピングモータを
用いてもよい。
速化や動作音の静穏化に配慮して、搬送モータ20には
DCモータが用いられているが、ステッピングモータを
用いてもよい。
【0036】また、本実施の形態において、駆動力伝達
手段は複数のギヤにより構成された伝達ギヤ列21から
なり、搬送モータ20の駆動力はこのような伝達ギヤ列
21により伝達されるようになっているが、駆動力伝達
手段には、プーリとベルト、あるいはギヤとシャフト、
さらにはこれらの併用など、搬送モータ20の駆動力を
搬送ローラ7に伝達することができる種々の手段によっ
て実現することができ、本実施の形態に限定されるもの
ではない。
手段は複数のギヤにより構成された伝達ギヤ列21から
なり、搬送モータ20の駆動力はこのような伝達ギヤ列
21により伝達されるようになっているが、駆動力伝達
手段には、プーリとベルト、あるいはギヤとシャフト、
さらにはこれらの併用など、搬送モータ20の駆動力を
搬送ローラ7に伝達することができる種々の手段によっ
て実現することができ、本実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0037】搬送ローラ7の一方側には、伝達ギヤ列2
1を構成する最終ギヤ(図示せず)が搬送ローラ7の回
転軸と同軸上に取り付けられている。さらに、最終ギヤ
の外側には回転検出盤22が搬送ローラ7の回転軸と同
軸上に取り付けられている。
1を構成する最終ギヤ(図示せず)が搬送ローラ7の回
転軸と同軸上に取り付けられている。さらに、最終ギヤ
の外側には回転検出盤22が搬送ローラ7の回転軸と同
軸上に取り付けられている。
【0038】回転検出盤22の外周部には、径方向に延
びるスリットが全周にわたって等間隔で複数形成されて
いる。このような回転検出盤22の所定位置には、スリ
ットの位置を検出する検出センサ23が設置されてい
る。検出センサ23は、回転検出盤22に向かって検出
光を照射する発光部と、回転検出盤22をはさんで発光
部の反対側に配置され、発光部から照射された検出光を
受光する受光部とから構成されている。そして、回転検
出盤22が搬送ローラ7を介して最終ギヤにより回転さ
れたときのスリットの移動による検出光の遮光、透光を
受光部で認識することにより回転検出盤22の回転角が
検出され、これによって搬送モータ20の回転量、すな
わち記録紙6の送り量が検出される。
びるスリットが全周にわたって等間隔で複数形成されて
いる。このような回転検出盤22の所定位置には、スリ
ットの位置を検出する検出センサ23が設置されてい
る。検出センサ23は、回転検出盤22に向かって検出
光を照射する発光部と、回転検出盤22をはさんで発光
部の反対側に配置され、発光部から照射された検出光を
受光する受光部とから構成されている。そして、回転検
出盤22が搬送ローラ7を介して最終ギヤにより回転さ
れたときのスリットの移動による検出光の遮光、透光を
受光部で認識することにより回転検出盤22の回転角が
検出され、これによって搬送モータ20の回転量、すな
わち記録紙6の送り量が検出される。
【0039】なお、検出センサ23には、回転検出盤2
2をはさんで発光部と受光部とを配置して透過光を検出
する透過型ではなく、回転検出盤22の一方側に発光部
と受光部とを配置して反射光を検出する反射型を用いる
こともできる。
2をはさんで発光部と受光部とを配置して透過光を検出
する透過型ではなく、回転検出盤22の一方側に発光部
と受光部とを配置して反射光を検出する反射型を用いる
こともできる。
【0040】搬送ローラ7よりも記録紙6の搬送方向前
方には、搬送ローラ7と同期回転して、搬送された記録
紙6を挟持搬送して機外に排出する一対の排紙ローラ9
と拍車10が設置されている。
方には、搬送ローラ7と同期回転して、搬送された記録
紙6を挟持搬送して機外に排出する一対の排紙ローラ9
と拍車10が設置されている。
【0041】メインタンク(図示せず)とサブタンク1
1とは、メインタンク内のインクをサブタンク11内に
供給する4本の屈撓自在な供給チューブ12により連通
されている。これら4本の供給チューブ12は、図示す
るように、キャリッジ2がX方向に移動可能なようにX
方向に平行に引き回され、湾曲してキャリッジ2上のサ
ブタンク11と結合している。
1とは、メインタンク内のインクをサブタンク11内に
供給する4本の屈撓自在な供給チューブ12により連通
されている。これら4本の供給チューブ12は、図示す
るように、キャリッジ2がX方向に移動可能なようにX
方向に平行に引き回され、湾曲してキャリッジ2上のサ
ブタンク11と結合している。
【0042】そして、キャリッジ2のX方向への移動と
ともに各供給チューブ12の湾曲部の位置が変化し、こ
れによりキャリッジ2の移動がスムーズに行われるよう
になっている。
ともに各供給チューブ12の湾曲部の位置が変化し、こ
れによりキャリッジ2の移動がスムーズに行われるよう
になっている。
【0043】ここで、サブタンク11内には、たとえば
A4サイズの記録紙6の数枚分相当のインクが貯留され
ている。そして、印字中にはサブタンク11内のインク
を吐出させ、次の記録紙6が導入される時間を利用して
メインタンクからサブタンク11へ供給チューブ12を
通してインクが補充されるようになっている。
A4サイズの記録紙6の数枚分相当のインクが貯留され
ている。そして、印字中にはサブタンク11内のインク
を吐出させ、次の記録紙6が導入される時間を利用して
メインタンクからサブタンク11へ供給チューブ12を
通してインクが補充されるようになっている。
【0044】このようにキャリッジ2にサブタンク11
を設けてインク供給速度の高速化とインク切れの防止を
図るとともに、サブタンク11という小型のタンクでキ
ャリッジ2の総質量を軽くすることにより、キャリッジ
2の移動速度の高速化とキャリッジ2の移動空間の狭小
化による装置の小型化が図られている。
を設けてインク供給速度の高速化とインク切れの防止を
図るとともに、サブタンク11という小型のタンクでキ
ャリッジ2の総質量を軽くすることにより、キャリッジ
2の移動速度の高速化とキャリッジ2の移動空間の狭小
化による装置の小型化が図られている。
【0045】キャリッジ2の側面には、このような供給
チューブ12の他に、記録ヘッド1からインクを吐出さ
せるための印字信号を図示しない印字信号生成部から駆
動回路13に送信する屈撓自在なフラットケーブル(電
気配線)5が取り付けられている。そして、フラットケ
ーブル5を介して送信された印字信号により前述した圧
電素子が駆動され、記録ヘッド1のノズルからインクが
吐出される。
チューブ12の他に、記録ヘッド1からインクを吐出さ
せるための印字信号を図示しない印字信号生成部から駆
動回路13に送信する屈撓自在なフラットケーブル(電
気配線)5が取り付けられている。そして、フラットケ
ーブル5を介して送信された印字信号により前述した圧
電素子が駆動され、記録ヘッド1のノズルからインクが
吐出される。
【0046】なお、本実施の形態においては、電気配線
はフラットケーブル5で構成されているが、必ずしもこ
のような平坦なケーブルである必要はなく、屈撓自在で
あれば径方向の断面が円形の電線、あるいはこれらの集
合体であってもよい。
はフラットケーブル5で構成されているが、必ずしもこ
のような平坦なケーブルである必要はなく、屈撓自在で
あれば径方向の断面が円形の電線、あるいはこれらの集
合体であってもよい。
【0047】駆動モータ14側であるキャリッジ2のホ
ームポジションの位置には、記録ヘッド1のノズルに付
着したインクを吸引してノズルをクリーニングする吸引
手段であるパージユニット24が配置されている。
ームポジションの位置には、記録ヘッド1のノズルに付
着したインクを吸引してノズルをクリーニングする吸引
手段であるパージユニット24が配置されている。
【0048】このパージユニット24は、X、Y方向に
垂直なZ方向に移動して記録ヘッド1の全てのノズルの
外側開口を覆うように記録ヘッド1に密着するキャップ
24aと、このキャップ24aが記録ヘッド1に密着す
ることによって形成される密閉空間とメインタンクに隣
接配置された廃インク容器25とを連通するインクを排
出する排出チューブ26と、排出チューブ26上に設け
られてノズルに付着したインクを吸引してこれを廃イン
ク容器25に排出する吸引ポンプ(図示せず)とを備え
ている。
垂直なZ方向に移動して記録ヘッド1の全てのノズルの
外側開口を覆うように記録ヘッド1に密着するキャップ
24aと、このキャップ24aが記録ヘッド1に密着す
ることによって形成される密閉空間とメインタンクに隣
接配置された廃インク容器25とを連通するインクを排
出する排出チューブ26と、排出チューブ26上に設け
られてノズルに付着したインクを吸引してこれを廃イン
ク容器25に排出する吸引ポンプ(図示せず)とを備え
ている。
【0049】キャップ24aに隣接して、記録ヘッド1
のノズル面を払拭するゴム製のワイパ24bが設けられ
ている。このワイパ24bはキャップ24aとは独立し
てZ方向に移動可能に設けられており、記録ヘッド1の
ノズル面に対して圧着した圧着位置と記録ヘッド1から
退避した退避位置とに相互に位置変更可能になってい
る。そして、ワイパ24bを記録ヘッド1のノズル面に
圧接させた状態でキャリッジ2を走査方向に移動させる
ことによってノズル面に対してワイパ24bが相対移動
し、このノズル面に付着したインクなどが払拭される。
のノズル面を払拭するゴム製のワイパ24bが設けられ
ている。このワイパ24bはキャップ24aとは独立し
てZ方向に移動可能に設けられており、記録ヘッド1の
ノズル面に対して圧着した圧着位置と記録ヘッド1から
退避した退避位置とに相互に位置変更可能になってい
る。そして、ワイパ24bを記録ヘッド1のノズル面に
圧接させた状態でキャリッジ2を走査方向に移動させる
ことによってノズル面に対してワイパ24bが相対移動
し、このノズル面に付着したインクなどが払拭される。
【0050】ここで、キャリッジシャフト3はフラット
ケーブル5と記録紙6との間に配置されており、その頂
部がフラットケーブル5の最下部とほぼ等しい高さとさ
れている。これによりフラットケーブル5とキャリッジ
シャフト3とのクリアランスが狭小になってフラットケ
ーブル5がキャリッジシャフト3に当接するようにな
る。
ケーブル5と記録紙6との間に配置されており、その頂
部がフラットケーブル5の最下部とほぼ等しい高さとさ
れている。これによりフラットケーブル5とキャリッジ
シャフト3とのクリアランスが狭小になってフラットケ
ーブル5がキャリッジシャフト3に当接するようにな
る。
【0051】したがって、キャリッジ2の往復移動時に
おけるフラットケーブル5の振れがキャリッジシャフト
3により規制されることになり、キャリッジ2の往復移
動におけるフラットケーブル5の形状変化をより狭い空
間で行わせることができる。
おけるフラットケーブル5の振れがキャリッジシャフト
3により規制されることになり、キャリッジ2の往復移
動におけるフラットケーブル5の形状変化をより狭い空
間で行わせることができる。
【0052】また、ガイドレール4もフラットケーブル
5の高さ内に配置されており、キャリッジ2の往復移動
時においてガイドレール4のガイド面がフラットケーブ
ル5と当接することにより、フラットケーブル5の膨張
が規制される。
5の高さ内に配置されており、キャリッジ2の往復移動
時においてガイドレール4のガイド面がフラットケーブ
ル5と当接することにより、フラットケーブル5の膨張
が規制される。
【0053】さらに、フラットケーブル5をはさんでガ
イドレール4と平行な位置には、ガイドレール4とキャ
リッジ2をはさんで反対方向へのフラットケーブル5の
振れを抑制する制振部材(ガイド部材)27aが設けら
れている。また、キャリッジ2の移動方向と平行に、フ
ラットケーブル5の膨らみ部分が当接する膨張規制部材
(ガイド部材)27bが制振部材27aと一体的に設け
られている。なお、制振部材27aと膨張規制部材27
bは別体となっていてもよい。
イドレール4と平行な位置には、ガイドレール4とキャ
リッジ2をはさんで反対方向へのフラットケーブル5の
振れを抑制する制振部材(ガイド部材)27aが設けら
れている。また、キャリッジ2の移動方向と平行に、フ
ラットケーブル5の膨らみ部分が当接する膨張規制部材
(ガイド部材)27bが制振部材27aと一体的に設け
られている。なお、制振部材27aと膨張規制部材27
bは別体となっていてもよい。
【0054】このような制振部材27aおよび膨張規制
部材27bによってもキャリッジ2の往復移動時におけ
るフラットケーブル5の振れがガイドレール4により規
制され、キャリッジ2の往復移動におけるフラットケー
ブル5の形状変化をより狭い空間で行わせることができ
る。
部材27bによってもキャリッジ2の往復移動時におけ
るフラットケーブル5の振れがガイドレール4により規
制され、キャリッジ2の往復移動におけるフラットケー
ブル5の形状変化をより狭い空間で行わせることができ
る。
【0055】このようにキャリッジ2の往復移動におけ
るフラットケーブル5の形状変化をより狭い空間で行わ
せることができるようになることから、装置の小型化を
図ることが可能になる。
るフラットケーブル5の形状変化をより狭い空間で行わ
せることができるようになることから、装置の小型化を
図ることが可能になる。
【0056】また、キャリッジ2が移動してもフラット
ケーブル5が大きな形状変化を起こさないので、キャリ
ッジ2の移動動作を安定して行うことが可能になる。こ
れにより、キャリッジ2が移動してもフラットケーブル
5が大きな形状変化を起こすことがなくなるので、キャ
リッジ2の移動時における負荷が低減されてキャリッジ
2の移動速度を速くすることができ、高速印字を行うこ
とが可能になる。
ケーブル5が大きな形状変化を起こさないので、キャリ
ッジ2の移動動作を安定して行うことが可能になる。こ
れにより、キャリッジ2が移動してもフラットケーブル
5が大きな形状変化を起こすことがなくなるので、キャ
リッジ2の移動時における負荷が低減されてキャリッジ
2の移動速度を速くすることができ、高速印字を行うこ
とが可能になる。
【0057】そして、キャリッジ2が移動してもフラッ
トケーブル5が大きな形状変化を起こさないので、キャ
リッジ2の往復移動によりフラットケーブル5が振れて
記録紙6を毀損することがなくなる。
トケーブル5が大きな形状変化を起こさないので、キャ
リッジ2の往復移動によりフラットケーブル5が振れて
記録紙6を毀損することがなくなる。
【0058】特に、記録紙6の排出側のガイド部材であ
る制振部材27aがフラットケーブル5の下端と接する
ことにより、印字されたばかりでインクが乾いていない
記録面にフラットケーブル5が接触することが大幅に抑
制され、記録面の汚れが殆どない優れた品質の画像記録
が可能になる。
る制振部材27aがフラットケーブル5の下端と接する
ことにより、印字されたばかりでインクが乾いていない
記録面にフラットケーブル5が接触することが大幅に抑
制され、記録面の汚れが殆どない優れた品質の画像記録
が可能になる。
【0059】なお、キャリッジシャフト3、ガイドレー
ル4、位置検出盤ガイド17、制振部材27aおよび膨
張規制部材27bの少なくとも何れかの部材のフラット
ケーブル5との接触部位には、これらの部材よりも低い
摩擦係数を有するシート材を設けることができる。
ル4、位置検出盤ガイド17、制振部材27aおよび膨
張規制部材27bの少なくとも何れかの部材のフラット
ケーブル5との接触部位には、これらの部材よりも低い
摩擦係数を有するシート材を設けることができる。
【0060】これにより、フラットケーブル5の形状変
化がスムーズになってキャリッジ2の移動時における負
荷をより低減することができる。
化がスムーズになってキャリッジ2の移動時における負
荷をより低減することができる。
【0061】ここで、キャリッジシャフト3、ガイドレ
ール4、位置検出盤ガイド17、制振部材27aおよび
膨張規制部材27bを金属製にすれば、これらがフラッ
トケーブル5の磁気シールドになって不要輻射を低減す
ることができる。
ール4、位置検出盤ガイド17、制振部材27aおよび
膨張規制部材27bを金属製にすれば、これらがフラッ
トケーブル5の磁気シールドになって不要輻射を低減す
ることができる。
【0062】なお、本実施の形態においては、ガイド部
材としては、キャリッジシャフト3、ガイドレール4、
位置検出盤ガイド17、制振部材27aおよび膨張規制
部材27bが設けられているが、これらの少なくとも何
れか1つの部材がガイド部材として用いられていればよ
い。したがって、キャリッジシャフト3およびガイドレ
ール4は必ずしもキャリッジ2の往復移動時におけるフ
ラットケーブル5の振れを規制しなくてもよく、制振部
材27aおよび膨張規制部材27bは必ずしも設けられ
ていなくてもよい。
材としては、キャリッジシャフト3、ガイドレール4、
位置検出盤ガイド17、制振部材27aおよび膨張規制
部材27bが設けられているが、これらの少なくとも何
れか1つの部材がガイド部材として用いられていればよ
い。したがって、キャリッジシャフト3およびガイドレ
ール4は必ずしもキャリッジ2の往復移動時におけるフ
ラットケーブル5の振れを規制しなくてもよく、制振部
材27aおよび膨張規制部材27bは必ずしも設けられ
ていなくてもよい。
【0063】また、以上説明した構成は、解像度600
dpi以上、動作周波数20kHz以上、キャリッジ2
の移動スピード80cm/sec以上の高速高解像印字
が可能な装置において、特に有効である。
dpi以上、動作周波数20kHz以上、キャリッジ2
の移動スピード80cm/sec以上の高速高解像印字
が可能な装置において、特に有効である。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、キャリ
ッジの往復移動時における電気配線の振れがガイド部材
により規制されるので、キャリッジの往復移動における
電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせることが可
能になるという有効な効果が得られる。
ッジの往復移動時における電気配線の振れがガイド部材
により規制されるので、キャリッジの往復移動における
電気配線の形状変化をより狭い空間で行わせることが可
能になるという有効な効果が得られる。
【0065】このようにキャリッジの往復移動における
電気配線の形状変化を狭い空間で行わせることができる
ことから、装置の小型化を図ることが可能になるという
有効な効果が得られる。
電気配線の形状変化を狭い空間で行わせることができる
ことから、装置の小型化を図ることが可能になるという
有効な効果が得られる。
【0066】キャリッジが移動しても電気配線が大きな
形状変化を起こすことがなくなるので、キャリッジ移動
時における負荷が低減されるという有効な効果が得られ
る。
形状変化を起こすことがなくなるので、キャリッジ移動
時における負荷が低減されるという有効な効果が得られ
る。
【0067】キャリッジ移動時における負荷が低減され
ることから、キャリッジの移動速度を速くすることがで
き、高速印字を行うことが可能になるという有効な効果
が得られる。
ることから、キャリッジの移動速度を速くすることがで
き、高速印字を行うことが可能になるという有効な効果
が得られる。
【0068】キャリッジが移動しても電気配線が大きな
形状変化を起こすことがなくなるので、キャリッジの往
復移動により電気配線が振れて記録媒体を毀損すること
がなくなるという有効な効果が得られる。
形状変化を起こすことがなくなるので、キャリッジの往
復移動により電気配線が振れて記録媒体を毀損すること
がなくなるという有効な効果が得られる。
【0069】キャリッジシャフト、ガイドレール、位置
検出盤ガイド、制振部材および膨張規制部材の電気配線
との接触部位に、これらの部材よりも低い摩擦係数を有
するシート材を設ければ、電気配線の形状変化がスムー
ズになってキャリッジの移動時における負荷をより低減
することが可能になるという有効な効果が得られる。
検出盤ガイド、制振部材および膨張規制部材の電気配線
との接触部位に、これらの部材よりも低い摩擦係数を有
するシート材を設ければ、電気配線の形状変化がスムー
ズになってキャリッジの移動時における負荷をより低減
することが可能になるという有効な効果が得られる。
【0070】ガイド部材であるキャリッジシャフト、ガ
イドレール、位置検出盤ガイド、制振部材および膨張規
制部材を金属製にすれば、これらのガイド部材が電気配
線の磁気シールドになって不要輻射を低減することが可
能になるという有効な効果が得られる。
イドレール、位置検出盤ガイド、制振部材および膨張規
制部材を金属製にすれば、これらのガイド部材が電気配
線の磁気シールドになって不要輻射を低減することが可
能になるという有効な効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態であるインクジェット記
録装置を概略的に示す斜視図
録装置を概略的に示す斜視図
【図2】図1のインクジェット記録装置の平面図
【図3】図2のインクジェット記録装置のA−A断面図
【図4】従来のインクジェット記録装置を概略的に示す
斜視図
斜視図
【図5】図4のインクジェット記録装置の側面断面図
1 記録ヘッド
2 キャリッジ
3 キャリッジシャフト(ガイド部材)
4 ガイドレール(ガイド部材)
5 フラットケーブル(電気配線)
6 記録紙(記録媒体)
7 搬送ローラ(搬送手段)
8 ピンチローラ(搬送手段)
9 排紙ローラ(搬送手段)
10 拍車(搬送手段)
11 サブタンク
12 供給チューブ
13 駆動回路
14 駆動モータ
15 駆動プーリ
16 駆動ベルト
17 位置検出盤ガイド(ガイド部材)
18 位置検出盤
19 検出センサ
20 搬送モータ
21 伝達ギア列
22 回転検出盤
23 検出センサ
24 パージユニット
24a キャップ
24b ワイパ
25 廃インク容器
26 排出チューブ
27a 制振部材(ガイド部材)
27b 膨張規制部材(ガイド部材)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田中 正治
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 2C056 EA23 EB11 EB12 EB36 FA04
FA10 HA37 HA38 HA52 HA60
KB37
2C061 AQ05 CG03 CG06 CG08
Claims (12)
- 【請求項1】主走査方向と平行に往復動可能に設けられ
たキャリッジと、 前記キャリッジに搭載され、複数のノズルからインクを
吐出する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドから吐出されたインクが付着して画像が
形成される記録媒体を前記主走査方向と直交する副走査
方向に搬送する搬送手段と、 装置本体から湾曲して前記記録ヘッドへ取り付けられ、
前記キャリッジの移動に伴って湾曲した位置を変化させ
ながら前記記録ヘッドに印字信号を送る屈撓自在な電気
配線と、 前記キャリッジの往復動における前記電気配線の振れを
規制するガイド部材とを有することを特徴とするインク
ジェット記録装置。 - 【請求項2】前記ガイド部材は、前記電気配線と前記記
録媒体との間において前記キャリッジの移動方向と平行
に配置されて前記キャリッジを保持する第1のキャリッ
ジ保持部材であることを特徴とする請求項1記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項3】前記ガイド部材は、前記電気配線の上方に
おいて前記キャリッジの移動方向と平行に配置されて前
記キャリッジを保持する第2のキャリッジ保持部材であ
ることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
装置。 - 【請求項4】前記ガイド部材は、前記キャリッジの移動
方向と平行に配置され、前記キャリッジ移動時における
前記電気配線の膨らみを規制する膨張規制部材であるこ
とを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項5】前記ガイド部材は、前記第1のキャリッジ
保持部材と前記キャリッジをはさんで反対側の前記電気
配線と前記記録媒体との間において前記キャリッジ移動
方向と平行に配置され、前記電気配線の湾曲面と直交す
る方向への前記電気配線の振れを抑制する制振部材であ
ることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項6】前記ガイド部材は、前記キャリッジの移動
方向における位置検出を行うための位置検出盤が取り付
けられた位置検出盤ガイドであることを特徴とする請求
項1〜5の何れか一項に記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項7】前記第1のキャリッジ保持部材、前記第2
のキャリッジ保持部材、前記位置検出盤ガイド、前記膨
張規制部材および前記制振部材の少なくとも何れかの部
材の前記電気配線との接触部位には、これらの部材より
も低い摩擦係数を有するシート材が設けられていること
を特徴とする請求項1〜6記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項8】前記第1のキャリッジ保持部材、前記第2
のキャリッジ保持部材、前記位置検出盤ガイド、前記膨
張規制部材および前記制振部材は金属製であることを特
徴とする請求項1〜7記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項9】前記電気配線の湾曲した位置が前記キャリ
ッジの移動空間もしくはその周辺に存在することを特徴
とする請求項1〜8の何れか一項に記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項10】前記第1のキャリッジ保持部材は、前記
キャリッジが摺動自在に貫通するキャリッジシャフトで
あることを特徴とする請求項2〜9の何れか一項に記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項11】前記第2のキャリッジ保持部材はガイド
レールであることを特徴とする請求項2〜10の何れか
一項に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項12】前記ガイド部材が前記電気配線の少なく
とも下端に接触するように構成されていることを特徴と
する請求項1〜11の何れか一項に記載のインクジェッ
ト記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001198178A JP2003011340A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001198178A JP2003011340A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | インクジェット記録装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003011340A true JP2003011340A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19035668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001198178A Withdrawn JP2003011340A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003011340A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1803578A2 (en) | 2005-12-28 | 2007-07-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
EP1864816A1 (en) | 2006-06-08 | 2007-12-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
US7753481B2 (en) | 2006-01-06 | 2010-07-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
US7789479B2 (en) | 2006-01-17 | 2010-09-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
US7909441B2 (en) | 2006-04-28 | 2011-03-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
JP2014030947A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001198178A patent/JP2003011340A/ja not_active Withdrawn
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JP2014030947A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
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