JP2007186128A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP2007186128A
JP2007186128A JP2006006552A JP2006006552A JP2007186128A JP 2007186128 A JP2007186128 A JP 2007186128A JP 2006006552 A JP2006006552 A JP 2006006552A JP 2006006552 A JP2006006552 A JP 2006006552A JP 2007186128 A JP2007186128 A JP 2007186128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowling
headlight
vehicle
vehicle body
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006006552A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinji Asamura
欣司 浅村
Takayuki Oishi
貴之 大石
Akira Onoda
朗 小野田
Kuniyuki Takahashi
邦之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2006006552A priority Critical patent/JP2007186128A/ja
Priority to BRPI0700025 priority patent/BRPI0700025A/pt
Priority to CN2007100023751A priority patent/CN101100205B/zh
Publication of JP2007186128A publication Critical patent/JP2007186128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】フロントカウリングへの荷重を軽減できる自動二輪車を提供する。
【解決手段】車体に取り付けられたヘッドライトと、別体として成形された複数のカウリング片を有し、前記ヘッドライトに取り付けられることによって前記車体に固定されたフロントカウリングと、を備えた自動二輪車とする。
【選択図】図22

Description

本発明は、自動二輪車に関し、特に、そのフロントカウリングに関する。
自動二輪車の車体前部に備えられ、樹脂等から成形されるフロントカウリングには、ヘッドライトが取り付けられるものがある。例えば、特許文献1に記載のフロントカウリングにおいては、別々に成型された左右一対の分割カウリングにヘッドライトが取り付けられる。
従来、このようなフロントカウリングの車体への固定は、当該フロントカウリングに取り付けたステーを車体に固定することにより行われていた。
実開昭62−70076号公報
しかしながら、上記従来技術においては、重いヘッドライトを樹脂製のフロントカウリングが支持することとなるため、剛性の低い当該フロントカウリングに大きな荷重がかかっていた。
また、上記特許文献1に記載のように、フロントカウリングが左右一対の分割カウリングから構成される場合には、当該フロントカウリングの剛性は比較的低いものとなるため、ヘッドライトの荷重によって当該フロントカウリングに撓みが生じやすかった。したがって、この場合、例えば、フロントカウリングを介してヘッドライトを車体に強固に固定することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、フロントカウリングへの荷重を軽減できる自動二輪車を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る自動二輪車は、車体に取り付けられたヘッドライトと、別体として成形された複数のカウリング片を有し、前記ヘッドライトに取り付けられることによって前記車体に固定されたフロントカウリングと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、フロントカウリングへの荷重を軽減できる自動二輪車を提供することができる。このため、複数のカウリング片を含んで構成されるフロントカウリングの撓みを効果的に防止できる。
また、本発明の一態様では、前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、その一部が前記ヘッドライトの前記フロントカウリングとの取り付け部分とは異なる部分に取り付けられるとともに、他の一部が前記車体に取り付けられるライトステーを備えたこととしてもよい。こうすれば、ヘッドライトの車体への取り付けは、フロントカウリングへの取り付けとは別個独立に行われるため、当該フロントカウリングへの荷重をより軽減できる。
また、本発明の一態様では、前記ヘッドライトは、車両後方側に膨らんで、その車両前方側の面にリフレクタが設けられたボディ部を有し、前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、その一部が前記ボディ部の車両後方側の面に取り付けられるとともに、他の一部が前記車体に取り付けられるライトステーを備えたこととしてもよい。こうすれば、ヘッドライトの車体への取り付けは、当該ヘッドライトのうち剛性の高いボディ部に取り付けられたステーを介して行われるため、当該ヘッドライトを車体に強固に固定できる。したがって、フロントカウリングへの荷重をより軽減できる。
また、本発明の一態様では、前記ヘッドライトは、前記車体の前部のうち、ハンドルによって操舵可能な部分に取り付けられていることとしてもよい。こうすれば、ヘッドライトがハンドル操作に伴って車体前部と一体的に動く自動二輪車において、フロントカウリングへの荷重を軽減できる。
また、本発明の一態様では、前記フロントカウリングは軸支部を有し、前記軸支部を通り車幅方向に延びる軸線を中心として回動可能に車体に軸支されることとしてもよい。こうすれば、ヘッドライトの大きさや重量に拘らず、当該ヘッドライト及びフロントカウリングを含むアセンブリを、当該ヘッドライトから遠方の位置で軸支できるので、当該ヘッドライトの光軸の微調整を容易に行うことができる。また、フロントカウリングへの荷重を軽減できるため、当該フロントカウリングを回動させることによるヘッドライトの光軸調整を確実に行うことができる。また、フロントカウリングに衝撃が加えられた場合には、当該フロントカウリングが軸支部を中心に適度に回動することにより、当該フロントカウリングの損傷を効果的に防止することもできる。
また、この場合、前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、前記フロントカウリングの回動に伴って前記ヘッドライトと前記車体との距離を変更可能に、前記ヘッドライトを前記軸支部より車両下方で支持するライトステーをさらに備えたこととしてもよい。こうすれば、フロントカウリングの回動に伴い、ヘッドライトと車体との距離を変更することができるため、当該ヘッドライトの光軸を調整する際に、当該ヘッドライトの位置決めを簡便且つ確実に行うことができる。
また、前記フロントカウリングは、その周囲に少なくとも2本の稜線を有する面を有し、前記軸支部は、その少なくとも一部が前記面に連なるよう設けられていることとしてもよい。こうすれば、フロントカウリングのうち立体的に形成された剛性の高い部分に軸支部を設けることとなるため、ヘッドライトの光軸調整をより確実に行うことができる。
また、前記フロントカウリングは、車幅方向外側に向けて車両後方に延びる前面部と、前記前面部の車両後方で車幅方向内側に向けて延びる折り返し面部と、を有し、前記その周囲に少なくとも2本の稜線を有する面は、前記折り返し面部であることとしてもよい。こうすれば、軸支部を車両の走行に伴う汚れの付着や衝撃等から効果的に保護できるとともに、フロントカウリングのデザイン性を向上させることもできる。
また、前記フロントカウリングは、前記少なくとも2本の稜線のうち1本を介して前記面に連なる他の面を有し、前記軸支部は、前記その周囲に少なくとも2本の稜線を有する面と、前記他の面と、に跨って設けられていることとしてもよい。こうすれば、フロントカウリングのうち立体的に形成された剛性の高い部分に軸支部を設けることとなるため、ヘッドライトの光軸調整をより確実に行うことができる。
また、前記フロントカウリングと一体的に回動可能な、ナンバープレートを支持するためのプレートステーをさらに備えたこととしてもよい。こうすれば、プレートステーはフロントカウリングの回動に追従して動くため、ヘッドライトの光軸調整の際に、当該プレートステーに取り付けられたナンバープレートと当該フロントカウリングとの干渉を避けることもできる。また、この場合、前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、前記フロントカウリングの回動に伴って前記ヘッドライトと前記車体との距離を変更可能に、前記ヘッドライトを前記軸支部より車両下方で支持するライトステーをさらに備え、前記プレートステーは、前記ライトステーに取り付けられていることとしてもよい。こうすれば、プレートステーはライトステーと一体的に動くため、ヘッドライトの光軸調整の際に、ナンバープレートとフロントカウリングとの干渉を効果的に回避できる。
また、本発明の一態様では、前記フロントカウリングが有する複数のカウリング片は、一対の左カウリング及び右カウリングであって、前記左カウリング及び前記右カウリングは、型抜き方向が車幅方向である金型によってそれぞれ成形されていることとしてもよい。こうすれば、車幅方向に凹凸を有する左カウリング及び右カウリングを容易に成形することができるため、当該左カウリング及び右カウリングの剛性を高めるとともに、そのデザインの自由度を高めることもできる。
また、本発明の一態様では、前記フロントカウリングが有する複数のカウリング片は、一対の左カウリング及び右カウリングであって、前記フロントカウリングにおいて、互いに対向する前記左カウリングの一部と前記右カウリングの一部との間に、弾性材料からなる緩衝部材を備えたこととしてもよい。こうすれば、左カウリング及び右カウリングへの衝撃を効果的に吸収することもできる。また、左カウリングと右カウリングとのきしみ音を効果的に防止することもできる。
以下に、本発明の一実施形態に係る自動二輪車について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る自動二輪車1の側面図である。なお、以下では、車両前方(図1に示す矢印Fの指す方向)、車両後方、車両上方、及び車両下方をそれぞれ単に「前方」、「後方」、「上方」、「下方」ということとする。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体の骨格をなす車体フレーム2、車体に回転可能に軸支された前輪3及び後輪4、ライダーが着座するシート5、燃料を収容する燃料タンク6、後輪4を駆動するための動力を発生させるエンジン7、を備えている。車体フレーム2は、前方に傾斜しつつ下方に延びるヘッドパイプ2aを有している。このヘッドパイプ2aには、その長軸方向が当該ヘッドパイプ2aの長軸方向と一致するステアリング軸11が回動可能に挿通されている。このステアリング軸11の上方端と下方端とには、それぞれハンドルクラウン12とアンダーブラケット13とが取り付けられている。ハンドルクラウン12には左右一対のハンドル14が取り付けられている。
また、ステアリング軸11の前方には、左右一対のフロントフォーク15の上方部分が、ハンドルクラウン12とアンダーブラケット13とに取り付けられている。したがって、ハンドル14、ステアリング軸11、ハンドルクラウン12、アンダーブラケット13、フロントフォーク15、及び当該フロントフォーク15の下方端に軸支されている前輪3は、車体の前方部分のうち、当該ハンドル14によって一体的に操舵可能な部分となっている。
また、自動二輪車1は、前輪3の上方において、ハンドル14及びヘッドパイプ2aの前方を覆うように設けられたフロントカウリングアセンブリ20(以下、単に「アセンブリ20」という)を備えている。このアセンブリ20は、前方を照らすヘッドライト22と、当該ヘッドライト22に取り付けられたフロントカウリング21(以下、単に「カウリング21」という)と、を有している。カウリング21は、ハンドルクラウン12の前方部分に取り付けられたメータ17等の機器類を、前方から車幅方向外側にかけて覆うよう設けられている。
ヘッドライト22には、当該ヘッドライト22を車体に取り付けるためのライトステー30が取り付けられている。一方、車体の前方部分には、ハンドルクラウン12及びアンダーブラケット13にフロントブラケット40が取り付けられている。そして、ライトステー30とフロントブラケット40とが連結されることにより、ヘッドライト22は、ライトステー30とフロントブラケット40とを介して、ステアリング軸11に取り付けられている。したがって、カウリング21は、このヘッドライト22を介してステアリング軸11に取り付けられていることとなる。このため、カウリング21とヘッドライト22とを一体的に有するアセンブリ20は、ハンドル14によって操舵可能となっている。すなわち、このアセンブリ20は、ハンドル14の操作に伴って、ステアリング軸11の長軸を中心に、当該ステアリング軸11と一体的に、左右に首を振るように揺動可能である。また、ナンバープレート16は、ライトステー30のうち前方に延びる部分に取り付けられている。すなわち、このナンバープレート16は、アセンブリ20に一体的に取り付けられている。
エンジン7は、単気筒4サイクルエンジンであって、ピストンのクランク軸(図示せず)が収納されるクランクケース7aと、当該クランクケース7aから前方に傾斜しつつ上方に延びて当該ピストンを収納するシリンダヘッド7bと、を有している。このシリンダヘッド7bには、燃料タンク6内の燃料を当該シリンダヘッド7b内に供給するためのインジェクタ(図示せず)と、エアクリーナ(図示せず)から吸入された空気を当該シリンダヘッド7b内に供給するためのスロットルバルブ(図示せず)と、が連結されている。このエンジン7は、インジェクタ及びスロットルバルブから供給された燃料と空気との混合気をシリンダヘッド7b内の燃料室で燃焼させることによって動力を発生させる。また、シリンダヘッド7bには排気管(図示せず)の一端が連結され、当該排気管の他端には、車両後方に延びるマフラー(図示せず)が連結されている。シリンダヘッド7b内の排気ガスは排気管及びマフラーを通って外気中に排出される。また、このエンジン7は、燃料タンク6の下方において、車体フレーム2の一部であって、ヘッドパイプ2aの下方端から後方に向けて、下方に傾斜しつつ延びるダウンチューブ2bに取り付けられている。
また、エンジン7のクランクケース7bの後方においては、前後方向に延びるリヤアーム8の前方端が、車体フレーム2の一部に固定されたピボット軸9に回動可能に軸支されている。後輪4は、このリヤアーム8の後方端に軸支されるとともに、上下方向に延びるリヤクッション10の下端に連結されている。したがって、後輪4は、ピボット軸9を中心に上下方向に揺動可能となっている。
図2は、カウリング21に含まれる各部材を左前方向から見た斜視図である。図3は、カウリング21に含まれる左カウリング50aの側面図である。図4は、図3に示すIV−IV線で切断した左カウリング50aの断面図である。図5及び図6は、カウリング21と、当該カウリング21に取り付けられるヘッドライト22と、をそれぞれ左前方向及び右後方向から見た斜視図である。図7は、アセンブリ20の正面図である。図8は、図7に示すVIII−VIII線で切断したアセンブリ20の断面図である。図9及び図10は、それぞれ介在部材90の左側面図及び背面図である。図11は、図9に示すXXI−XXI線で切断した介在部材の断面図である。
図2に示すように、カウリング21は、互いに別体として成形された一対の左カウリング50a及び右カウリング50bと、シート5(図1参照)に着座したライダーに対する風よけ等の役割を果たすスクリーン58と、当該左カウリング50aと右カウリング50bとの間に設けられる介在部材90と、を有している。
まず、左カウリング50a及び右カウリング50bのうち、左カウリング50aについて説明する。図2及び図3に示すように、左カウリング50aは、前方から車幅方向外側に向けて後方に湾曲しつつ延びて、前方から視認可能な前面部60aを有している。また、前面部60aの車幅方向内側の一部には開口部51aが形成されている。この開口部51aの中には、ヘッドライト22(図1参照)の左半分が左カウリング50aの後方側から前方に向けて露出するよう設けられることとなる。
また、この前面部60aには、開口部51aの後方において、上方に向けて傾斜しつつ後方に延びる第一稜線R1aが形成されている。そして、前面部60aは、第一稜線R1aより上方部分であって、第一稜線R1aから車幅方向内側に傾斜しつつ上方に延びる上前面部62aと、第一稜線R1aより下方部分であって、第一稜線R1aから車幅方向内側に傾斜しつつ下方に延びる下前面部63aと、を有している。
また、左カウリング50aは、前面部60aの後方で、車幅方向内側に向けて延びて、前方から視認されない折返し面部61aを有している。この折返し面部61aは、上前面部62aの後方端から車幅方向内側に折り返されて形成される第一折返し面部64aと、下前面部63aの車両後方端から車幅方向内側に折り返されて形成される第二折返し面部65aと、を有している。
第一折返し面部64aと上前面部62aとの境界部分には、第一稜線R1aの後方端から上方に傾斜しつつさらに後方に延びる第二稜線R2aが形成されている。また、第一折返し面部64aと第二折返し面部65aとの境界部分には、第二稜線R2aの下方において、第一稜線R1aの後方端から僅かに下方に傾斜しつつさらに後方に延びる第三稜線R3aが形成されている。そして、前面部60aのうち、第一稜線R1aの後方端と、第二稜線R2aの前方端と、第三稜線R3aの前方端と、が互いに交わる頂点部分Taは、左カウリング50aのうち車幅方向に最も張り出した部分となっている。
また、第一折返し面部64aは、その上方部分であって、第二稜線R2aから車幅方向内側に屈曲して下方に延びる上第一折返し面部66aを有している。また、この第一折返し面部64aは、その下方部分であって、第三稜線R3aから車幅方向内側に屈曲して上方に延びる下第一折返し面部67aを有している。この上第一折返し面部66aの下端と下第一折返し面部67aの上端とは連なっている。すなわち、下第一折返し面部67aは、上第一折返し面部66aの下方端から車幅方向外側に傾斜しつつ、第三稜線R3aまで下方に延びている。
このため、第一折返し面部64aは、その周囲に、第一稜線R1の後方端からそれぞれ上方と下方とに分岐しつつ後方に延びる第二稜線R2aと第三稜線R3aとを有している。そして、この第一折返し面部64aは、前面部60aのうち、第二稜線R2aと第三稜線R3aとから、上第一折返し面部66aと下第一折返し面部67aとの境界部分に向けて車幅方向内側に窪んだ、車幅方向に立体的な部分となっている。
また、前面部60aのうち、第一折返し面部64aの下方端と第二折返し面部65aの上方端との境界部分、すなわち第三稜線R3aが形成されている部分は、車幅方向外側に張り出した、車幅方向に立体的な部分となっている。
また、図3及び図4に示すように、左カウリング50aは、下第一折返し面部67aの下方端部分に、車幅方向に延びる軸支部70aを有している。この軸支部70aは、下第一折返し面部67aから、第三稜線R3aを介して当該下第一折返し面部67aの下方に連なる第二折返し面部65aに跨るように、当該下第一折返し面部67aと当該第二折返し面部65aとの境界部分から車幅方向内側に向けて延びている。この軸支部70aは、有底の円筒形状であって、その車幅方向内側の端面である底部71aには、当該底部71aを車幅方向に貫通する軸孔72aが形成されている。また、下前面部63aの下方部分には、車幅方向外側に延びるサイドランプ59a(図17参照)を取り付けるための孔P3aが形成されている。
なお、ここでは左カウリング50aについて説明したが、左カウリング50aと右カウリング50bとは、前面部60a,60b、折返し面部61a,61b、軸支部70a,70b等を左右対称に一対有しているため、右カウリング50bの当該各部については詳細な説明を省略する。
また、左カウリング50a及び右カウリング50bは樹脂製であり、それぞれ型抜き方向が車幅方向である金型を用いて成形されている。このため、左カウリング50a及び右カウリング50bには、その周囲に複数の稜線を有する面を含む、車幅方向に立体的な部分を容易に設けることができる。この結果、その左カウリング50a及び右カウリング50bのデザイン性の自由度を高めることもできる。なお、自動二輪車1の車体の前方部分には、カウリング21の前面部60a,60bによってその前方及び車幅方向外側を覆われる配線等(図示せず)が設けられているが、折返し面部61a,61bは、当該配線等の後方をも覆うよう車幅方向に延びている。このため、折返し面部61a,61bは、この配線等を、シート5に着座したライダーから視認されないよう隠すことができる。
次に、カウリング21の組み立てについて説明する。図2に示すように、左カウリング50a及び右カウリング50bは、前面部60a,60bの一部であって、互いに対向するよう車幅方向内側に延びる左連結部52a及び右連結部52bをそれぞれ有している。この左連結部52a及び右連結部52bは、前面部60a,60bのうち開口部51a,51bを囲む窓枠部分の一部であり、当該開口部51a,51bから上方に延びている。
また、左連結部52a及び右連結部52bは、それぞれの車幅方向内側端の一部であって、互いに重なり合うようさらに車幅方向内側に突出した左延設部53a及び右延設部53bを有している。また、左連結部52a及び右連結部52bは、それぞれの上方端から屈曲して後方に延びる左台部54a及び右台部54b(図6参照)を有している。
そして、左延設部53aと右延設部53bとが互いに重なるよう位置合わせされるとともに、当該左延設部53aに形成された孔P1aと、当該右延設部53bに形成された孔P1bと、を貫通するボルト部材B1によって、当該左延設部53aと右延設部53bとが共締めされることにより、左カウリング50aと右カウリング50bとは直接連結される。
さらに、この互いに連結された左カウリング50a及び右カウリング50bのうち、開口部51a,51bより上方部分(連結部52a,52bを含む)の前方側を覆うように、当該左カウリング50aと右カウリング50bとに跨ってスクリーン58が取り付けられる。このとき、スクリーン58の左方端及び右方端にそれぞれ形成された複数の孔P3a,P3bと、左カウリング50aの前面部60a及び右カウリング50bの前面部60bにそれぞれ形成された複数の孔P2a,P2bと、を貫通する複数のボルト部材B2及びウェルナットB3によって、当該スクリーン58と当該前面部60a,60bとは共締めされる。
次に、カウリング21とヘッドライト22との取り付けによるアセンブリ20の組み立てについて説明する。図5及び図6に示すように、ヘッドライト22は、その前方を覆うレンズ部80と、当該レンズ部80の後方で、さらに後方側に膨らんだボディ部81と、当該レンズ部80の周囲を囲む枠部82と、当該ボディ部81の後方側の面からさらに後方に延びるソケット部83と、を有している。
ボディ部81の後方側の面は、後方側に凸となるよう湾曲したドーム形状となっている。また、ボディ部81の前方側の面(図示せず)は、後方に窪んだ凹形状となっている。このボディ部81の前方側の面には、リフレクタ(図示せず)が設けられている。
ソケット部83は、ボディ部81のうち、後方に最も張り出した部分に設けられている。このソケット部83はボディ部81の後方端から後方に延びる円筒形状であって、その円筒内からは、自動二輪車1に備えられた発電機(図示せず)からヘッドライト22に電力を供給するための配線等(図示せず)が後方に延び出している。
また、ヘッドライト22は、枠部82の左上端と右上端とからそれぞれ上方に延びる左右一対の上カウリング取付部84a,84bと、ボディ部81の後方側の面の下方端からさらに下方に延びる左右一対の下カウリング取付部85a,85bと、を有している。この一対の上カウリング取付部84a,84bには、孔P6a,P6bがそれぞれ形成されている。また、一対の下カウリング取付部85a,85bの下方端面には、孔P7a,P7bがそれぞれ形成されている。
これに対し、カウリング21は、前面部60a,60bの後方側の面のうち、開口部51a,51bの上方であって、左台部54aの左下端と右台部54bの右下端にそれぞれに設けられ、後方に延びる左右一対の上ライト取付部57a,57bを有している。またこのカウリング21は、開口部51a,51bの下方において後方に延びる底面部55a,55bに、上方に僅かに突出して設けられた左右一対の下ライト取付部56a,56bを有している。この一対の上ライト取付部57a,57bの後方端面には、孔P5a,P5bがそれぞれ形成され、一対の下ライト取付部56a,56bの上方端面には、孔P4a,P4bがそれぞれ形成されている。
そして、ヘッドライト22の上カウリング取付部84a,84bと、カウリング21の上ライト取付部57a,57bと、を位置合わせするとともに、互いに重ねあわされた当該上カウリング取付部84a,84bの一対の孔P6a,P6bと、当該上ライト取付部57a,57bの一対の孔P5a,P5bと、をそれぞれ貫通するよう前後方向に延びるボルト部材B4によって、当該上カウリング取付部84a,84bと当該上ライト取付部57a,57bの後方端面とは共締めされる。また、ヘッドライト22の下カウリング取付部85a,85bと、カウリング21の下ライト取付部56a,56bと、を位置合わせするとともに、当該下カウリング取付部85a,85bの一対の孔P7a,P7bと、当該下ライト取付部56a,56bの一対の孔PP4a,P4bと、をそれぞれ貫通するよう上下方向に延びるボルト部材B5によって、当該下カウリング取付部85a,85bの下方端面と当該下ライト取付部56a,56bの上方端面とは共締めされる(図16参照)。このように、左カウリング50aと右カウリング50bとの連結は、ヘッドライト22を介しても行われる。
また、組み立てられたアセンブリ20において、互いに対向する左カウリング50aの一部と右カウリング50bの一部との間には、僅かな隙間が形成され、当該隙間には、ゴム製の介在部材90の一部が設けられている。この介在部材90は、図9〜図11に示すように、上下方向に延びる前帯部91と、当該前帯部91の上方端から後方に延びる後帯部92と、を有している。前帯部91の後方面には、上下方向に互いに離間して後方に突出する2つの第一緩衝部93,94が設けられている。この2つの第一緩衝部93,94は、互いに対向する左連結部52aの車幅方向内側端と右連結部52bの車幅方向内側端との間に挿入される。また、後帯部92の下方面の後方部分には、下方に突出する1つの第二緩衝部95が設けられている。この第二緩衝部95は、互いに対向する左台部54aの車幅方向内側端と右台部54bの車幅方向内側端との間に挿入される。
そして、左連結部52a及び右連結部52bは第一緩衝部に93,94に当接可能となっており、左台部54a及び右台部54bは第二緩衝部95に当接可能となっている。このため、例えば、アセンブリ20に対して、左カウリング50aと右カウリング50bとを車幅方向内側に押圧するような衝撃が加わった場合には、第一緩衝部93,94及び第二緩衝部95が当該左カウリング50aと右カウリング50bとの間で押圧されて弾性変形することにより、当該衝撃を吸収できる。
また、例えば、この第一緩衝部93,94及び第二緩衝部95によって、左カウリング50aと右カウリング50bとが直接接触することによるきしみ音の発生を効果的に防止することもできる。また、図8に示すように、介在部材90の前帯部91は、互いに重ねあわされた左延設部53aと右延設部53bとを共締めするボルト部材B1の頭部の前方側を覆うように、左連結部52aと右連結部52bとの境界に沿って配置されるため、カウリング20のデザイン性を向上させることもできる。
また、図11に示すように、第二緩衝部95は、車幅方向両外側に突出する突起部95aを有している。そして、左台部54aの車幅方向右方端及び右台部54bの車幅方向左方端は、当該突起部95aと後帯部92との間に嵌め込まれる。そして、後帯部92は、左台部54aと右台部54bとの境界に沿って後方に延びるよう配置される。
次に、アセンブリ20と、当該アセンブリ20のヘッドライト22を車体に取り付けるためのライトステー30と、の組み立てについて説明する。図12及び図13は、アセンブリ20とライトステー30とをそれぞれ車両左前方向及び車両右後方向から見た斜視図である。図14及び図15は、それぞれライトステー30が取り付けられたアセンブリ20の正面図及び左側面図である。図16は、図14に示すXVI−XVI線で切断したアセンブリ20の断面図である。
図13に示すように、ヘッドライト22は、そのカウリング21への取付部分である上カウリング取付部84a,84b及び下カウリング取付部85a,85bとは異なる部分に、別個独立に左右一対のライトステー取付部86a,86bを有している。すなわち、この一対のライトステー取付部86a,86bは、ヘッドライト22のボディ部81の後方面のうち、最も後方に張り出した部分より下方であって、一対の下カウリング取付部85a,85bのそれぞれの上方に隣接した部分からさらに後方に延び出している。
この一対のライトステー取付部86a,86bの後方端面には孔P8a,P8bが形成されている。なお、この一対のライトステー取付部86a,86bに設けられた一対の孔P8a,P8b間の距離は、上カウリング取付部84a,84bの孔P6a,P6b間の距離より小さく、下カウリング取付部85a,85bの一対の孔P7a,P7b間の距離と略等しくなっている。
これに対し、ライトステー30は、その左上端及び右上端であって、それぞれ上方に延びる左右一対のライト取付面部31a,31bと、当該ライト取付面部31a,31bの下方端を繋ぐとともに、当該下方端から後方に傾斜しつさらに下方に延びる第一基部32と、当該第一基部32の下方端から当該ライト取付面部31a,31bと略平行にさらに下方に延びる第二基部33と、当該第二基部33の下方端から前方に延びて、その前方端が下方に屈曲しているプレートステー部34と、当該第二基部の下方端から後方に延びる舌部35と、を有している。
一対のライト取付面部31a,31bには一対の孔P9a,P9bがそれぞれ形成されている。プレートステー部34の下方に延びる前方端には一対の孔P10a,P10bが形成されている。このプレートステー部34の前方端にはナンバープレート16が取り付けられる(図1参照)。また、舌部35には、その長軸方向が前後方向である楕円形状の長孔P11が形成されている。
そして、ライトステー30のライト取付面部31a,31bと、ヘッドライト22のライトステー取付部86a,86bの後方端面と、を位置合わせするとともに、互いに重なった当該ライト取付面部31a,31bの一対の孔P8a,P8bと、当該ライトステー取付部86a,86bの一対の孔P9a,P9bと、をそれぞれ貫通するよう前後方向に延びる一対のボルト部材B6によって、当該ライト取付面部31a,31bと当該ライトステー取付部86a,86bの後方端面とは共締めされる(図16参照)。
次に、アセンブリ20の車体への取り付けについて説明する。図17は、アセンブリ20と、当該アセンブリ20が取り付けられる自動二輪車1の車体前部と、を左前方向から見た斜視図である。なお、アセンブリ20には、左右一対のサイドランプ59a,59bがカウリング21の左右一対の孔P3a,P3b(図6参照)にそれぞれ挿入されることにより取り付けられている。図18は、自動二輪車1の車体前部に取り付けられたアセンブリ20を左前方向から見た斜視図である。図19及び図20は、それぞれフロントブラケット40の正面図及び側面図である。図21は、図19に示すXXI−XXI線で切断したフロントブラケット40の断面図である。図22は、自動二輪車1の車体前部に取り付けられたアセンブリ22の側面図である。図23は、図22に示すXXIII−XXIII線で切断したアセンブリ20の断面図である。
図19及び図20に示すように、フロントブラケット40は、上下方向に延びる左右一対の柱部41a,41bを含むU字部41と、当該一対の柱部41a,41bの中途部分の間に架け渡される架橋部42と、当該一対の柱部41a,41bからそれぞれ車幅方向外側に延びる左右一対の腕部43a,43bと、当該一対の腕部43a,43bの車幅方向外側端からそれぞれ僅かに後方に傾斜しつつ上方に延びる左右一対の手部44a,44bと、当該U字部41の下方端から前方に延びる支持部47と、当該U字部の下方端からさらに下方に延びる基部48と、を有している。
一対の手部44a,44bは、その上方部分が車幅方向外側に屈曲してさらに上方に延びており、その先端部45a,45bには当該先端部45a,45bを車幅方向に貫通する軸受部46a,46bが設けられている。この軸受部46a,46bは、当該軸受部46a,46bを車幅方向に貫通する孔P12a,P12bが形成された、車幅方向に延びる円筒形状である(図21参照)。
また、支持部47は、その前方部分であって僅かに下方に傾斜しつつ前方に延びる平板状の天井部47aと、当該天井部47aの車幅方向両端から下方に延びる左右一対の側壁部47b,47cと、を有している。この支持部47の天井部47aには、当該支持部47にライトステー30を取り付けるためのボルト部材B7が、当該天井部47aを上下方向に貫通するよう設けられている。なお、一対の側壁部47b,47cの上下方向長さは互いに異なり、左側の側壁部47bの方が右側の側壁部47cより短くなっている。
このフロントブラケット40は、そのU字部41の一対の柱部41a,41bの上方端がそれぞれハンドルクラウン12に固定されるとともに、その基部48がアンダーブラケット13の前方面に固定されることによって、車体前部に取り付けられている。
そして、このフロントブラケット40の支持部47の一対の側壁部47b,47c間に、ライトステー30の舌部35を前方から挿入するとともに、当該舌部35を天井部47aに沿うように当該天井部47aの下方面に当接させる。この互いに重ねあわされたフロントブラケット40の天井部47aからライトステー30の舌部35の長孔P11を上下方向に貫通するボルト部材B7によって、支持部47と舌部35とが共締めされることにより、当該ライトステー30は当該フロントブラケット40に取り付けられる。
こうして、アセンブリ20は、そのヘッドライト22に取り付けられたライトステー30を介して車体に固定される。このように、ライトステー30は、ヘッドライト22を車体に取り付けるために専用に設けられた支持部材であるとともに、当該ヘッドライト22のみならず、当該ヘッドライト22に取り付けられたカウリング21をも含むアセンブリ20全体を支持する部材である。ただし、アセンブリ20のうち、このライトステー30に取り付けられているのは、ヘッドライト22のボディ部81のみである。
また、アセンブリ20のカウリング21は、その左右一対の軸支部70a,70bの底部71a,71bの中心同士を結ぶよう、車幅方向に延びる軸線を中心として回動可能に車体に軸支されている。すなわち、図23に示すように、フロントブラケット40の左右一対の軸受部46a,46bは、カウリング21の軸支部70a,70bの底部71a,71bに形成された左右一対の軸孔72a,72b(図4参照)にそれぞれ嵌合されている。さらに、この嵌合部分には、軸受部46a,46bの一対の孔P12a,P12bと、軸支部70a,70bの一対の軸孔72a,72bと、をそれぞれ貫通するよう車幅方向に延びる左右一対の軸部材49a,49bが設けられている。そして、カウリング21は、この左右一対の軸部材49a,49bの中心同士を結ぶよう、車幅方向に延びる軸線を中心に回動可能となっている。
このようなカウリング21の回動機構は、当該カウリング21に一体的に取り付けられたヘッドライト22の光軸を調整する際に利用できる。すなわち、ボルト部材B7によるライトステー30とフロントブラケット40との固定が解除された状態で、カウリング21の左右一対の軸支部70a,70bを結ぶ軸線を中心にアセンブリ20全体を回動させることにより、当該アセンブリ20のヘッドライト22の光軸を調整することができる。
このとき、カウリング21の回動に伴って、ヘッドライト22と車体との距離を変更できる。すなわち、ライトステー30の舌部35には、カウリング21の回動軸と直行する方向に延びる長孔P11(図13参照)が形成されており、当該ライトステー30とフロントブラケット40とは、当該長穴P11の前方端から後方端までの範囲内でボルト部材B7によって固定することができる。このため、カウリング21の回動に伴って、前後方向におけるヘッドライト22と車体との距離を、ライトステー30の長孔P11の範囲内で任意に調整できる。
そして、カウリング21の回動によってヘッドライト22の光軸が適切に調整されたら、当該ヘッドライト22が車体に対して回動後の位置で固定されるように、ライトステー30とフロントブラケット40とをボルト部材B7によって締め付け固定する。こうして、カウリング21はヘッドライト22を介して再び車体に固定される。
また、図22に示すように、ライトステー30は、その前方且つ上方の端部であるライト取付面部31a,31bがヘッドライト22に取り付けられるとともに、その後方且つ下方の端部である舌部35がフロントブラケット40に取り付けられる。すなわち、ライトステー30の車体への取り付け位置は、ヘッドライト22への取り付け位置から、当該ヘッドライト22の光軸から離れる方向に延びた位置となっている。一方、カウリング21の軸支部70a,70bは、ライトステー30の車体への取り付け位置から、ヘッドライト22を挟んだ上方且つ後方に設けられている。すなわち、軸支部70a,70bは、上下方向において、ヘッドライト22に対して、当該ヘッドライトとライトステー30との取り付け位置及び当該ライトステー30の車体への取り付け位置とは反対側に設けられている。このように、カウリング21の軸支部70a,70bが、ヘッドライト22の上方且つ後方において、当該ヘッドライト22から比較的遠方に設けられているため、当該ヘッドライト22の光軸の微調整を容易に行うことができる。
また、図22に示すように、ライトステー30のプレートステー部34の前方端には、前方に傾斜しつ下方に延びるナンバープレート16が取り付けられる。すなわち、ナンバープレート16は、ライトステー30を介してアセンブリ20に取り付けられている。このため、ヘッドライト22の光軸を調整する場合には、このナンバープレート16は、当該ヘッドライト22及びカウリング21と一体的に回動することとなる。したがって、光軸を調整する際にカウリング21やヘッドライト22とナンバープレート16とが衝突する等の不都合は生じない。
なお、本発明に係る自動二輪車は、上述の例に限られない。例えば、フロントカウリングの軸支部が形成される面は、上述の例に限られない。すなわち、例えば、軸支部は、第二折返し面部65a,65bの上方端部分に設けられることとしてもよい。図24は、この場合の左カウリングの側面図である。また、図25は、図24に示すXXV−XXV線で切断した左カウリングの断面図である。図24及び図25に示すように、この軸支部75aは、第二折返し面部65aから、第二稜線R2aを介してその上方に連なる下第一折返し面部67aに跨るように、当該第二折返し面部65aと下第一折返し面部67aとの境界部分から車幅方向内側に向けて延びている。この軸支部75aは、有底の円筒形状であって、その車幅方向内側の端面である底部76aには、当該底部76aを車幅方向に貫通する軸孔77aが形成される。
また、軸支部は、例えば、フロントカウリングのうち、その周囲に3つ以上の稜線を有する面に設けられてもよい。すなわち、例えば、フロントカウリングの一部に、車幅方向外側に張り出し、又は車幅方向内側に窪んだ、車幅方向に立体的な部分が設けられている場合には、当該立体的な部分に含まれる面であって、その周囲に3つ以上の稜線を有する面に軸支部を設けることができる。また、フロントカウリングの一部に、2つ又は3つ以上の稜線の一端が互いに集合した頂点部分が形成されている場合には、当該頂点部分から互いに異なる方向に延びる複数の稜線のうち少なくとも2つをその周囲に有する面に軸支部を設けることができる。
また、ヘッドライトが取り付けられる車体前部は、上述の例に限られず、ハンドルによって、当該ヘッドライトが当該車体前部と一体的に操舵可能となるよう取り付けられればよい。また、フロントカウリングは、例えば、3つ以上のカウリング片を含むものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングに含まれる各部材を車両左前方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る左カウリングの側面図である。 図3に示すIV−IV線で切断した左カウリングの断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングとヘッドライトとを車両左前方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングとヘッドライトとを車両右後方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングアセンブリの正面図である。 図7に示すVIII−VIII線で切断したフロントカウリングアセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態に係る介在部材の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る介在部材の背面図である。 図9に示すXXI−XXI線で切断した介在部材の断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングアセンブリとライトステーとを車両左前方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングアセンブリとライトステーとを車両右後方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るライトステーが取り付けられたフロントカウリングアセンブリの正面図である。 本発明の一実施形態に係るライトステーが取り付けられたフロントカウリングアセンブリの左側面図である。 図14に示すXVI−XVI線で切断したフロントカウリングアセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウリングアセンブリと自動二輪車の車体前部とを車両左前方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車の車体前部に取り付けられたフロントカウリングアセンブリを車両左前方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロントブラケットの正面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントブラケットの左側面図である。 図19に示すXXI−XXI線で切断したフロントブラケットの断面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車の車体前部に取り付けられたフロントカウリングアセンブリの側面図である。 図22に示すXXIII−XXIII線で切断したフロントカウリングアセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態の他の例に係る左カウリングの側面図である。 図24に示すIV−IV線で切断した左カウリングの断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車、2 車体フレーム、3 前輪、4 後輪、5 シート、6 燃料タンク、7 エンジン、8 リヤアーム、9 ピボット軸、10 リヤクッション、11 ステアリング軸、12 ハンドルクラウン、13 アンダーブラケット、14 ハンドル、15 フロントフォーク、16 ナンバープレート、17 メータ、20 フロントカウリングアセンブリ、21 フロントカウリング、22 ヘッドライト、30 ライトステー、31a,31b ライト取付面部、32 第一基部、33 第二基部、34 プレートステー部、35 舌部、40 フロントブラケット、41 U字部、41a,41b 柱部、42 架橋部、43a,43b 腕部、44a,44b 手部、45a,45b 先端部、46a,46b 軸受部、47 支持部、47a 天井部、47b,47c 側壁部、48 基部、49a,49b 軸部材、50a 左カウリング、50b 右カウリング、51a,51b 開口部、52a,52b 連結部、53a,53b 延設部、54a,54b 台部、55a,55b 底面部、56a,56b 下ライト取付部、57a,57b 上ライト取付部、58 スクリーン、59a,59b サイドランプ、60a,60b 前面部、61a,61b 折返し面部、62a,62b 上前面部、63a,63b 下前面部、64a,64b 第一折返し面部、65a,65b 第二折返し面部、66a,66b 上第一折返し面部、67a,67b 下第一折返し面部、70a,70b,75a 軸支部、71a,71b,76a 底部、72a,72b,77a 軸孔、80 レンズ部、81 ボディ部、82 枠部、83 ソケット部、84a,84b 上カウリング取付部、85a,85b 下カウリング取付部、86a,86b ライトステー取付部、90 介在部材、91 前帯部、92 後帯部、93,94 第一緩衝部、95 第二緩衝部。

Claims (13)

  1. 車体に取り付けられたヘッドライトと、
    別体として成形された複数のカウリング片を有し、前記ヘッドライトに取り付けられることによって前記車体に固定されたフロントカウリングと、
    を備えた
    ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、その一部が前記ヘッドライトの前記フロントカウリングとの取り付け部分とは異なる部分に取り付けられるとともに、他の一部が前記車体に取り付けられるライトステーを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記ヘッドライトは、車両後方側に膨らんで、その車両前方側の面にリフレクタが設けられたボディ部を有し、
    前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、その一部が前記ボディ部の車両後方側の面に取り付けられるとともに、他の一部が前記車体に取り付けられるライトステーを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記ヘッドライトは、前記車体の前部のうち、ハンドルによって操舵可能な部分に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記フロントカウリングは軸支部を有し、前記軸支部を通り車幅方向に延びる軸線を中心として回動可能に車体に軸支される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  6. 前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、前記フロントカウリングの回動に伴って前記ヘッドライトと前記車体との距離を変更可能に、前記ヘッドライトを前記軸支部より車両下方で支持するライトステーを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車。
  7. 前記フロントカウリングは、その周囲に少なくとも2本の稜線を有する面を有し、
    前記軸支部は、その少なくとも一部が前記面に連なるよう設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車。
  8. 前記フロントカウリングは、車幅方向外側に向けて車両後方に延びる前面部と、前記前面部の車両後方で車幅方向内側に向けて延びる折り返し面部と、を有し、
    前記その周囲に少なくとも2本の稜線を有する面は、前記折り返し面部である
    ことを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車。
  9. 前記フロントカウリングは、前記少なくとも2本の稜線のうち1本を介して前記面に連なる他の面を有し、
    前記軸支部は、前記その周囲に少なくとも2本の稜線を有する面と、前記他の面と、に跨って設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車。
  10. 前記フロントカウリングと一体的に回動可能な、ナンバープレートを支持するためのプレートステーを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車。
  11. 前記ヘッドライトを前記車体に取り付けるためのライトステーであって、前記フロントカウリングの回動に伴って前記ヘッドライトと前記車体との距離を変更可能に、前記ヘッドライトを前記軸支部より車両下方で支持するライトステーを備え、
    前記プレートステーは、前記ライトステーに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項10に記載の自動二輪車。
  12. 前記フロントカウリングが有する複数のカウリング片は、一対の左カウリング及び右カウリングであって、
    前記左カウリング及び前記右カウリングは、型抜き方向が車幅方向である金型によってそれぞれ成形されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  13. 前記フロントカウリングが有する複数のカウリング片は、一対の左カウリング及び右カウリングであって、
    前記フロントカウリングにおいて、互いに対向する前記左カウリングの一部と前記右カウリングの一部との間に、弾性材料からなる緩衝部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
JP2006006552A 2006-01-13 2006-01-13 自動二輪車 Pending JP2007186128A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006552A JP2007186128A (ja) 2006-01-13 2006-01-13 自動二輪車
BRPI0700025 BRPI0700025A (pt) 2006-01-13 2007-01-10 motocicleta
CN2007100023751A CN101100205B (zh) 2006-01-13 2007-01-15 自动二轮车

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006552A JP2007186128A (ja) 2006-01-13 2006-01-13 自動二輪車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007186128A true JP2007186128A (ja) 2007-07-26

Family

ID=38341583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006006552A Pending JP2007186128A (ja) 2006-01-13 2006-01-13 自動二輪車

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2007186128A (ja)
CN (1) CN101100205B (ja)
BR (1) BRPI0700025A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013065A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体カバー構造
JP2010228533A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のフロントカバー構造
JP2010228553A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
WO2010143198A3 (en) * 2009-05-25 2011-01-27 Tvs Motor Company Limited Front cover head assembly
JP2011178243A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両のカウル構造
CN102205820A (zh) * 2010-03-29 2011-10-05 铃木株式会社 摩托车
JP2011201495A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の前部構造
JP2011235881A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のヘッドライト装置
EP2390170A1 (en) 2010-05-24 2011-11-30 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha (Yamaha Motor Co., Ltd.) Motorcycle
JP2012001202A (ja) * 2010-06-13 2012-01-05 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両用灯火器支持装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101927806B (zh) * 2010-09-26 2012-05-30 重庆隆鑫机车有限公司 摩托车前导流罩支架及其摩托车
JP6759313B2 (ja) * 2017-12-27 2020-09-23 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のフロントカウル構造
JP6839152B2 (ja) * 2018-09-28 2021-03-03 本田技研工業株式会社 車両の前部構造
JP6916227B2 (ja) * 2019-02-25 2021-08-11 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3481014B2 (ja) * 1995-07-19 2003-12-22 本田技研工業株式会社 自動二輪車におけるヘッドライト光軸調整装置
JP3480724B2 (ja) * 2001-03-14 2003-12-22 本田技研工業株式会社 自動二輪車用前照灯
JP4052842B2 (ja) * 2002-01-25 2008-02-27 本田技研工業株式会社 自動二輪車におけるランプ取付け構造
JP2005035526A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
EP1644240A2 (en) * 2003-07-10 2006-04-12 Rick Michael Salisbury Modular and detachable fairing for a motorcycle
JP4385851B2 (ja) * 2004-05-14 2009-12-16 スズキ株式会社 自動二輪車のヘッドランプおよび計器盤の取付構造

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013065A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体カバー構造
JP2010228533A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のフロントカバー構造
JP2010228553A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
WO2010143198A3 (en) * 2009-05-25 2011-01-27 Tvs Motor Company Limited Front cover head assembly
JP2011178243A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両のカウル構造
JP2011201495A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の前部構造
CN102205820A (zh) * 2010-03-29 2011-10-05 铃木株式会社 摩托车
JP2011235881A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のヘッドライト装置
EP2390170A1 (en) 2010-05-24 2011-11-30 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha (Yamaha Motor Co., Ltd.) Motorcycle
JP2012001202A (ja) * 2010-06-13 2012-01-05 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両用灯火器支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101100205B (zh) 2010-12-01
CN101100205A (zh) 2008-01-09
BRPI0700025A (pt) 2007-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007186128A (ja) 自動二輪車
US8398280B2 (en) Lighting system
US7740100B2 (en) Cover structure for buggy vehicle
JP5307288B2 (ja) 自動二輪車の後部構造
JP5727874B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP5289883B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5335760B2 (ja) 自動二輪車の灯火装置
CA2676617C (en) Horn guard device for motorcycle
JP2009113557A (ja) 自動二輪車のシートレール
JP5211020B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部灯火器構造
JP2009073286A (ja) 鞍乗り型車両のウインカ一体型バックミラー
JP4052842B2 (ja) 自動二輪車におけるランプ取付け構造
JP2003320979A (ja) 自動二輪車の後部照明装置
JP2009056950A (ja) リフレクタ支持構造
JP2011178243A (ja) 鞍乗型車両のカウル構造
JP5748530B2 (ja) 鞍乗型車両のポジションライト、前照灯構造及びカウル構造
JP2007030526A (ja) 自動二輪車
JP5611559B2 (ja) 鞍乗り型車両におけるフロント構造
JP4609950B2 (ja) ヘッドライト装置
JP4815628B2 (ja) ヘッドライト構造
EP1526068A2 (en) Scooter type vehicle
JP2010042706A (ja) 車両のカウルステー構造
JP3583840B2 (ja) 自動2輪車のカウリングステー
JP2017109672A (ja) 鞍乗り型車両のヘッドライト装置
JP5383518B2 (ja) 鞍乗型車両のバックミラー装置