JP2007182412A - 毛髪矯正剤 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明の毛髪矯正剤は、3−メルカプトプロピオン酸2−メトキシエチルエステル、2−メルカプト−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−ブチロラクタムなどの特定のメルカプト化合物の少なくとも1種を含有することを特徴としている。
【効果】本発明の毛髪矯正剤によれば、弱酸性から弱アルカリ性までの広いpH領域において、優れた毛髪変形矯正効果を達成できる。とくに、弱酸性から中性のpH領域において、より一層優れた毛髪変形矯正能を発揮するため、本発明の毛髪矯正剤によれば、毛髪や皮膚へのダメージを大幅に低減すると共に、くせ毛直しやカール伸ばし、カール形成などを確実に行うことが可能である。
【選択図】なし

Description

本発明は、弱酸性から中性領域で使用可能で、くせ毛直しやカール伸ばし、カール形成など、毛髪の変形矯正に最適な毛髪矯正剤に関する。
従来、くせ毛直しやカール伸ばし、カール形成などの毛髪の変形矯正に関して、亜硫酸塩や亜硫酸水素塩などを用いた毛髪処理剤が広く使用されてきた。これら亜硫酸塩や亜硫酸水素塩は、パーマネントウエーブ剤にも使用されるが、上記変形矯正用の毛髪処理剤では、パーマネントウエーブを目的とした場合と比べて処理剤中の亜硫酸塩や亜硫酸水素塩の濃度が低く、さらに極めて緩和な条件で使用するために毛髪の変形矯正の効果が不充分であった。
また、亜硫酸塩が酸性側で分解されやすいことから、亜硫酸塩を含む毛髪処理剤は通常、アルカリ性側に調整されており、そのアルカリ性のために毛髪の痛みや肌荒れなどの障害が生じるという問題もあった。
このような問題を改善するための技術としては、例えば、亜硫酸塩や亜硫酸水素塩に加えてイミダゾリジンジオンを配合した毛髪処理用組成物(特許文献1)、亜硫酸塩や亜硫酸水素塩に加えて尿素およびアルコール類を配合した毛髪処理用組成物(特許文献2)などが提案されている。
しかしながら、前者のイミダゾリジンジオンを配合する方法では、酢酸緩衝液の使用により酸性側での使用が明記されているものの、毛髪の変形矯正効果の向上はさして大きくない。また、後者の尿素およびアルコール類を添加する方法では、亜硫酸塩や亜硫酸水素塩の分解を抑制するために、アルカリ性での使用が記載されておりアルカリによる毛髪損傷の問題が依然として残される。
特開昭58−170710号公報 特開2000−229819号公報
本発明は、皮膚や毛髪への刺激が少ない弱酸性から中性領域で使用可能な毛髪矯正剤、より詳しくは、くせ毛直しやカール伸ばし、カール形成など、毛髪の変形矯正に最適な毛髪矯正剤を提供することを目的としている。
本発明者らは上記実情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定のメルカプト化合物を含有する薬剤では、従来では充分な効果がみられなかったpH領域で、毛髪の変形矯正効果を有効に発揮することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[23]の事項を含むものである。
[1]本発明の毛髪矯正剤は、下記式(1)または(2)で示されるメルカプト化合物の少なくとも1種を含有することを特徴としている;
Figure 2007182412
(式(1)中、Rは分岐を有していてもよい総炭素数1〜6のアルキレン基を表し、R2
は総炭素数3〜15のアルコキシアルキル基を表す。ただし、R2のアルキレン部分には
エーテル結合が含まれていてもよい。)
Figure 2007182412
(式(2)中、Xは単結合、−O−、−S−、−NH−、−NR4−のいずれかの構造を
表し、R4は炭素数1〜6のアルキル基を表す。Yは酸素原子または硫黄原子を表し、R3は少なくとも1つのメルカプト基を有する二価の有機残基を表す。)。
[2]前記式(1)で示されるメルカプト化合物が、下記式(1a)で示される化合物であることを特徴とする上記[1]に記載の毛髪矯正剤;
Figure 2007182412
(式(1a)中、R1は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表し、R2は式(1)中のR2と同じ意味を表す。)。
[3]前記式(1a)のR1が、水素原子またはメチル基であることを特徴とする上記[2]に記載の毛髪矯正剤。
[4]前記式(1a)のR2が、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−メ
トキシプロピル基、2−エトキシプロピル基、1−メトキシプロパン−2−イル基、1−エトキシプロパン−2−イル基、5−メトキシ−3−オキサペンチル基または5−エトキシ−3−オキサペンチル基のいずれかであることを特徴とする上記[2]または[3]に記載の毛髪矯正剤。
[5]前記式(1a)で示されるメルカプト化合物が、チオグリコール酸2−メトキシエチルエステル、チオグリコール酸2−エトキシエチルエステル、チオ乳酸2−メトキシエチルエステルまたはチオ乳酸2−エトキシエチルエステルのいずれかであることを特徴とする上記[2]に記載の毛髪矯正剤。
[6]前記式(1)で示されるメルカプト化合物が、下記式(1b)で示される化合物で
あることを特徴とする上記[1]に記載の毛髪矯正剤;
Figure 2007182412
(式(1b)中、R2は式(1)のR2と同じ意味を表す)。
[7]前記式(1b)のR2が、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−メ
トキシプロピル基、2−エトキシプロピル基、1−メトキシプロパン−2−イル基、1−エトキシプロパン−2−イル基、5−メトキシ−3−オキサペンチル基または5−エトキシ−3−オキサペンチル基のいずれかであることを特徴とする上記[6]に記載の毛髪矯正剤。
[8]前記式(1b)で示されるメルカプト化合物が、3−メルカプトプロピオン酸2−メトキシエチルエステルまたは3−メルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステルのいずれかであることを特徴とする上記[6]に記載の毛髪矯正剤。
[9]前記式(2)のXが、−O−、−NH−、−S−、または−N(CH3)−のいず
れかであることを特徴とする上記[1]に記載の毛髪矯正剤。
[10]前記式(2)のXが、単結合であることを特徴とする上記[1]に記載の毛髪矯正剤。
[11]前記式(2)のYが、酸素原子であることを特徴とする上記[1]、[9]、[10]のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
[12]前記式(2)のR3が、少なくとも1つのメルカプト基を有するアルキレン基で
あることを特徴とする上記[1]および[9]〜[11]のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
[13]前記式(2)のYが酸素原子であり、R3が少なくとも1つのメルカプト基を有
するアルキレン基であるときに、前記R3のメルカプト基がカルボニル基のα位に結合し
ていることを特徴とする上記[1]、[9]、[10]のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
[14]前記式(2)で示されるメルカプト化合物が、2−メルカプト−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−ブチロラクタム、N−メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−5−バレロラクタム、N―メチル−2−メルカプト−5−バレロラクタムまたは2−メルカプト−6−ヘキサノラクタムのいずれかであることを特徴とする上記[1]に記載の毛髪矯正剤。
[15]前記式(2)で示されるメルカプト化合物が、2−メルカプトシクロペンタノンまたは2−メルカプトシクロヘキサノンのいずれかであることを特徴とする上記[1]に記載の毛髪矯正剤。
[16]前記メルカプト化合物を0.1〜10質量%の量で含有することを特徴とする上記[1]〜[15]のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
[17]pHが4.0〜7.5であることを特徴とする上記[1]〜[16]のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
[18]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするシャンプー。
[19]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするリンス。
[20]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするコンディショナー。
[21]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするヘアトリートメント。
[22]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするヘアウオーター。
[23]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするヘアムース。
本発明の毛髪矯正剤によれば、弱酸性から弱アルカリ性までの広いpH領域において、優れた毛髪変形矯正効果を達成できる。とくに、弱酸性から中性のpH領域において、より一層優れた毛髪変形矯正能を発揮するため、本発明の毛髪矯正剤によれば、毛髪や皮膚へのダメージを大幅に低減すると共に、くせ毛直しやカール伸ばし、カール形成などを確実に行うことが可能である。従って、本発明の毛髪矯正剤は、くせ毛やカールなどの毛髪を変形させて矯正する、毛髪の変形矯正に極めて有用である。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明の毛髪矯正剤は、下記式(1)または(2)
Figure 2007182412
(式(1)中、Rは分岐を有していてもよい総炭素数1〜6のアルキレン基を表し、R2
は総炭素数3〜15のアルコキシアルキル基を表す。ただし、R2のアルキレン部分には
エーテル結合が含まれていてもよい。)
Figure 2007182412
(式(2)中、Xは単結合、−O−、−S−、−NH−、−NR4−のいずれかの構造を
表し、R4は炭素数1〜6のアルキル基を表す。Yは酸素原子または硫黄原子を表し、R3は少なくとも1つのメルカプト基を有する二価の有機残基を表す。)
で示されるメルカプト化合物の少なくとも1種を含有することを特徴としている。
まず、これらのメルカプト化合物について説明する。
本発明の毛髪矯正剤に用いることのできるメルカプト化合物は、上記式(1)で示される化合物および/または式(2)で示される化合物である。
式(1)において、Rは、分岐を有していてもよい総炭素数1〜6のアルキレン基を表す。具体的には、例えば、メチレン基、エチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基、エチルメチレン基、プロピルメチレン基、ブチルメチレン基、メチルエチレン基、ジメチルエチレン基、1,2−ジメチルエチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などが挙げられる。
また、R2は、総炭素数3〜15のアルコキシアルキル基を表す。ただし、R2のアルキレン部分にはエーテル結合が含まれていてもよい。R2の総炭素数は3〜10が好ましく
、さらには3〜8が工業的な原料入手の容易さから好ましい。R2に含まれる上記アルコ
キシ基部分の炭素数は1〜4が好ましく、アルキレン基部分の炭素数は1〜8が好ましい。具体的には、例えば、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−イソプロポキシエチル、2−ブトキシエチル、2−イソブトキシエチル、2−tert−ブトキシエチル、1−メトキシプロパン−2−イル、1−エトキシプロパン−2−イル、1−プロポキシプロパン−2−イル、1−イソプロポキシプロパン−2−イル、1−ブトキシプロパン−2−イル、1−イソブトキシプロパン−2−イル、1−tert−ブトキシプロパン−2−イル、2−メトキシプロピル、2−エトキシプロピル、2−プロポキシプロピル、2−イソプロポキシプロピル、2−ブトキシプロピル、2−イソブトキシプロピル、2−tert−ブトキシプロピル、5−メトキシ−3−オキサペンチル、5−エトキシ−3−オキサペンチル、5−プロポキシ−3−オキサペンチル、5−イソプロポキシ−3−オキサペンチル、5−ブトキシ−3−オキサペンチル、5−イソブトキシ−3−オキサペンチル、5−tert−ブトキシ−3−オキサペンチル、8−メトキシ−3,6−ジオキサオクチル、8−エトキシ−3,6−ジオキサオクチル、8−プロポキシ−3,6−ジオキサオクチル、8−イソプロポキシ−3,6−ジオキサオクチル、8−ブトキシ−3,6−ジオキサオクチル、8−イソブトキシ−3,6−ジオキサオクチル、8−tert−ブトキシ−3,6−ジオキサオクチルなどが挙げられる。
式(1)で示される化合物として、より具体的には、下記式(1a)、(1b)で示される化合物が好ましく挙げられる。
Figure 2007182412
(式(1a)中、R1は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表し、R2は式(1)中のR2と同じ意味を表す。)
Figure 2007182412
(式(1b)中、R2は式(1)のR2と同じ意味を表す。)。
上記式(1a)においてR1は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表し、好ま
しくは水素原子、またはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの炭素数1〜4のアルキル基である。これらの中では、工業的な原料入手の容易さから、水素原子、メチル基およびエチル基がより好ましく、水素原子およびメチル基がさらに好ましい。
2は、上記式(1)と同じである。R2の具体例としては、式(1)において上述したものと同じものが挙げられるが、その中でも工業的な原料入手の容易さの点から、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−メトキシ−1−メチルエチル、2−エトキシ−1−メチルエチル、2−メトキシプロピル、2−エトキシプロピル、5−メトキシ−3−オキサペンチル、5−エトキシ−3−オキサペンチルが好ましく、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−メトキシプロピル、2−エトキシプロピル、1−メトキシプロパン−2−イル、1−エトキシプロパン−2−イル、5−メトキシ−3−オキサペンチル、5−エトキシ−3−オキサペンチルがより好ましい。
式(1a)で示されるメルカプト化合物の具体例としては、例えば、チオグリコール酸2−メトキシエチルエステル、チオグリコール酸2−エトキシエチルエステル、チオグリコール酸2−メトキシプロピルエステル、チオグリコール酸2−エトキシプロピルエステル、チオ乳酸2−メトキシエチルエステル、チオ乳酸2−エトキシエチルエステル、チオ乳酸2−メトキシプロピルエステル、チオ乳酸2−エトキシプロピルエステルなどが挙げられる。
これらの中でも、チオグリコール酸2−メトキシエチルエステル、チオグリコール酸2−エトキシエチルエステル、チオ乳酸2−メトキシエチルエステル、チオ乳酸2−エトキシエチルエステルが毛髪矯正性能及び工業的な製造の容易さの点で好ましい。
式(1b)においてR2は上記式(1)のR2と同じである。
式(1b)で示されるメルカプト化合物の具体例としては、3−メルカプトプロピオン酸2−メトキシエチルエステル、3−メルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステル、3−メルカプトプロピオン酸2−メトキシプロピルエステル、3−メルカプトプロピオン酸2−エトキシプロピルエステルなどが挙げられる。
これらの中でも、3−メルカプトプロピオン酸2−メトキシエチルエステル、3−メルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステルが毛髪矯正性能及び工業的な製造の容易さの点で好ましい。
このような式(1)で示されるメルカプト化合物、より具体的には式(1a)、式(1b)で示されるメルカプトカルボン酸アルコキシアルキルエステルは、市販のチオカルボン酸エステル、あるいは、より入手容易なチオカルボン酸を原料として鉱酸や有機酸などの酸触媒存在下にモノアルコキシアルキルアルコールと混合加熱することにより合成することができる。
一方、式(2)において、Xは単結合、−O−、−S−、−NH−、−NR4−のいず
れかの構造を表し、R4は炭素数1〜6のアルキル基を表す。R4としては、毛髪への浸透性向上の点でメチル基、エチル基が好ましく、特に工業的な原料入手の容易さの点でメチル基が好ましい。なお、水あるいは水溶液への溶解度が比較的高く、剤の調製が容易である点からは、Xとしては、−O−、−NH−、−NR4−が好ましい。
Yは、酸素原子または硫黄原子を表すが、工業的な原料入手の容易さの点で酸素原子が好ましい。
3は少なくとも1つのメルカプト基(−SH)を有する二価の有機残基を表す。R3は少なくとも1つのメルカプト基を有する二価の有機残基であれば特に限定されないが、少なくとも1つのメルカプト基を有するアルキレン基が好ましい。少なくとも1つのメルカプト基を有するアルキレン基としては、少なくとも1つのメルカプト基を有し、分岐を有していてもよく、主鎖の炭素数が2〜6のアルキレン基が好ましく挙げられる。Xが−O−、−S−、−NH−、−NR4−のいずれかである場合には、原料入手の容易さの点か
ら、さらに好ましいR3として、少なくとも1つのメルカプト基を有するエチレン基及び
プロピレン基が挙げられる。
二価の有機残基が有するメルカプト基の数は、工業的製造の容易さおよび毛髪矯正剤調製時の取り扱い性の点から1〜3が好ましく、更に好ましくは1〜2である。
また、二価の有機残基が有するメルカプト基の位置は限定されず、メルカプト基は直接二価の有機残基に結合していてもよく、さらにアルキレン基などを介して結合していてもよい(例えばメルカプトエチル基)が、Yが酸素原子である場合には、−CY−で表されるカルボニル基のα位にある炭素原子(該炭素原子は前記二価の有機残基を構成する炭素原子である)にメルカプト基が結合していることが、工業的製造の容易さおよび毛髪変形矯正性能の点から好ましい。
式(2)において、Xが−O−、−S−、−NH−、−NR4−のいずれかである場合
のメルカプト化合物の具体例としては、3−メルカプト−4−ブタノリド、2,3−ジメルカプト−4−ブタノリド、2,4−ジメルカプト−4−ブタノリド、3,4−ジメルカプト−4−ブタノリド、3−メルカプト−4−ブチロチオラクトン、3−メルカプト−4−ブチロラクタム、2,3−ジメルカプト−4−ブチロラクタム、2,4−ジメルカプト−4−ブチロラクタム、3,4−ジメルカプト−4−ブチロラクタム、3−メルカプト−5−ペンタノリド、4−メルカプト−5−ペンタノリド、2,3−ジメルカプト−5−ペンタノリド、2,4−ジメルカプト−5−ペンタノリド、2,5−ジメルカプト−5−ペンタノリド、3,4−ジメルカプト−5−ペンタノリド、3−メルカプト−5−バレロチオラクトン、3−メルカプト−5−バレロラクタム、4−メルカプト−5−バレロラクタム、2,3−ジメルカプト−5−バレロラクタム、2,4−ジメルカプト−5−バレロラクタム、2,5−ジメルカプト−5−バレロラクタム、
3−メルカプト−6−ヘキサノリド、4−メルカプト−6−ヘキサノリド、5−メルカプト−6−ヘキサノリド、2,3−ジメルカプト−6−ヘキサノリド、2,4−ジメルカプト−6−ヘキサノリド、2,5−ジメルカプト−6−ヘキサノリド、3−メルカプト−6−ヘキサノラクタム、4−メルカプト−6−ヘキサノラクタム、5−メルカプト−6−ヘキサノラクタム、2,3−ジメルカプト−6−ヘキサノラクタム、2,4−ジメルカプト−6−ヘキサノラクタム、2,5−ジメルカプト−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−3−プロピオラクトン、2−メルカプト−2−メチル−3−プロピオラクトン、2−メルカプト−3−メチル−3−プロピオラクトン、2−メルカプト−3−エチル−3−プロピオラクトン、2−メルカプト−2,3−ジメチル−3−プロピオラクトン、2−メルカプト−3−プロピオラクタム、2−メルカプト−2−メチル−3−プロピオラクタム、2−メルカプト−3−メチル−3−プロピオラクタム、2−メルカプト−3−エチル−3−プロピオラクタム、2−メルカプト−2,3−ジメチル−3−プロピオラクタム、
2−メルカプト−3−プロピオチオラクトン、2−メルカプト−2−メチル−3−プロピオチオラクトン、2−メルカプト−3−メチル−3−プロピオチオラクトン、2−メルカプト−3−エチル−3−プロピオチオラクトン、2−メルカプト−2,3−ジメチル−3−プロピオチオラクトン、2−メルカプト−4−ブタノリド、2−メルカプト―2−メチル−4,4−ジメチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−3−(2−プロペニル)−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−2−メ
チル−4−ブタノリド、2−メルカプト−3−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−3,4−ジメチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−2−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−3−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−2−メチル−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−3−メチル−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−4−メチル−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−3,4−ジメチル−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−2−エチル−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−3−エチル−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−4−エチル−4−ブチロチオラクトン、
2−メルカプト−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−2−メチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−3−メチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−4−メチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−3,4−ジメチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−2−エチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−3−エチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−4−エチル−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−5−ペンタノリド、2−メルカプト−2−メチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−3−メチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−4−メチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−5−メチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−2−エチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−3−エチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−4−エチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−5−エチル−5−ペンタノリド、2−メルカプト−5−バレロラクタム、2−メルカプト−2−メチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−3−メチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−4−メチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−5−メチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−2−エチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−3−エチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−4−エチル−5−バレロラクタム、2−メルカプト−5−エチル−5−バレロラクタム、
2−メルカプト−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−2−メチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−3−メチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−4−メチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−5−メチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−2−エチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−3−エチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−4−エチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−5−エチル−5−バレロチオラクトン、2−メルカプト−6−ヘキサノリド、2−メルカプト−2−メチル−6−ヘキサノリド、2−メルカプト−3−メチル−6−ヘキサノリド、2−メルカプト−4−メチル−6−ヘキサノリド、2−メルカプト−5−メチル−6−ヘキサノリド、2−メルカプト−6−メチル−6−ヘキサノリド、2−メルカプト−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−2−メチル−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−3−メチル−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−4−メチル−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−5−メチル−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−6−メチル−6−ヘキサノラクタム、2−メルカプト−6−ヘキサノチオラクトン、2−メルカプト−2−メチル−6−ヘキサノチオラクトン、2−メルカプト−3−メチル−6−ヘキサノチオラクトン、2−メルカプト−4−メチル−6−ヘキサノチオラクトン、2−メルカプト−5−メチル−6−ヘキサノチオラクトン、2−メルカプト−6−メチル−6−ヘキサノチオラクトンおよび、これらラクタム類のN−メチルあるいはN−エチル誘導体などが挙げられる。
これらの中でも、2−メルカプト−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−4−ブチロラクタム、N―メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−4−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−5−ペンタノリド、2−メルカプト−5−バレロラクタム、N−メチル−2−メルカプト−5−バレロラクタム、2−メルカプト−6−
ヘキサノラクタム、3−メルカプト−4−ブタノリド、2,3−ジメルカプト−4−ブタノリド、2,4−ジメルカプト−4−ブタノリド、3−メルカプト−4−ブチロラクタム、2,3−ジメルカプト−4−ブチロラクタム、2,4−ジメルカプト−4−ブチロラクタム、2,3−ジメルカプト−5−ペンタノリド、2,4−ジメルカプト−5−ペンタノリド、2,5−ジメルカプト−5−ペンタノリド、3−メルカプト−5−バレロラクタム、4−メルカプト−5−バレロラクタム、2,3−ジメルカプト−5−バレロラクタム、2,4−ジメルカプト−5−バレロラクタム、2,5−ジメルカプト−5−バレロラクタムが好ましい。さらには2−メルカプト−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−ブチロラクタム、N−メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−5−バレロラクタム、N―メチル−2−メルカプト−5−バレロラクタム及び2−メルカプト−6−ヘキサノラクタムが毛髪矯正性能及び工業的な原料入手の容易さから特に好ましい。
これら式(2)で示されるメルカプト化合物は、既知の方法に準じて製造可能である。例えば、ラクトン化合物、ラクタム化合物をハロゲン化化合物としたのちにメルカプト基を導入することで合成できる。
具体的には、メルカプトラクトン及びメルカプトチオラクトンの合成では、まず、市販のラクトンあるいはチオラクトンを使用して、J.Am.Chem.Soc.1945,.67.2218−2220に記載された方法によりハロゲン体を合成する。合成したハロゲン体あるいは市販で入手可能なハロゲン体をAnn.1960,639.146−56に記載された方法に準じて反応させることでラクトン誘導体が合成できる。
メルカプトラクタム類は、J.Am.Chem.Soc.1958.80.6233−6237に記載された方法に準じて合成して得られるハロゲン化合物をラクトン類と同様にAnn.1960,639.146−56に記載された方法に準じて反応させることによりラクタム誘導体として合成できる。
また、上記式(2)で示されるメルカプト化合物として、原料入手の容易さの点からは、Xが単結合である態様も好ましい。なお、Xが単結合である場合には、式(2)で示される化合物は、下記式(2a)で示される化合物となる。
Figure 2007182412
式(2a)において、YおよびR3は、式(2)と同じである。Xが単結合である場合
の好ましいR3の例としては、少なくとも1つのメルカプト基を有するブチレン基及びペ
ンチレン基が挙げられる。メルカプト基の数は、取り扱いや製造の容易さの点から1〜2が好ましい。
式(2a)で示されるメルカプト化合物の具体例としては、2−メルカプトシクロペンタノン、3−メルカプトシクロペンタノン、2−メルカプトシクロヘキサノン、3−メルカプトシクロヘキサノン、2−メルカプトシクロヘプタノン、3−メルカプトシクロヘプ
タノン、2−メルカプトシクロオクタノン、3−メルカプトシクロオクタノン、2−メルカプト−テトラヒドロピラン−4−オン、3−メルカプト−テトラヒドロピラン−4−オン、2−メルカプト−テトラヒドロチオピラン−4−オン、3−メルカプト−テトラヒドロチオピラン−4−オン、4−メルカプト−テトラヒドロチオフェン−3−オン、5−メルカプト−3−ピロリドン、5−メルカプト−N−メチル−3−ピロリドン、4−メルカプト−テトラヒドロピラン−3−オン、5−メルカプト−テトラヒドロピラン−3−オン、3−メルカプト−テトラヒドロピラン−4−オン、4−メルカプト−3−ピペリドン、5−メルカプト−3−ピペリドン、3−メルカプト−4−ピペリドン、4−メルカプト−N−メチル−3−ピペリドン、5−メルカプト−N−メチル−3−ピペリドン、3−メルカプト−N−メチル−4−ピペリドンが挙げられる。これらの中でも2−メルカプトシクロペンタノン及び2−メルカプトシクロヘキサノンが好ましい。
これらのメルカプト化合物も、市販のハロゲン化物からAnn.1960,639.146−56に記載された方法に準じて合成できる。
次に、本発明の毛髪矯正剤について説明する。
本発明の毛髪矯正剤は、上述した式(1)または式(2)で示されるメルカプト化合物を少なくとも1種含んでいることを特徴とする。上記メルカプト化合物は、単独で使用することも可能であるが、2種類以上組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪矯正剤は、上記メルカプト化合物を通常0.01〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは1〜5質量%の量で含有する。上記メルカプト化合物の含有量がこの範囲にあれば、期待される毛髪矯正効果を充分に発揮することができる。
その一方、メルカプト化合物の含有量が上記下限値未満では本発明の効果がほとんど発揮されない場合があり、上記上限値を超えると臭気が強くなるので実用的でない場合がある。
本発明の毛髪矯正剤は、予め調製した毛髪矯正剤として使用してもよく、使用する直前に各薬剤を混合する用事調製の態様で使用してもよい。用事調製の場合には、上記式(1)または式(2)で表されるメルカプト化合物以外を含む薬剤に当該メルカプト化合物を原液あるいは結晶のまま添加する方式でもよく、当該メルカプト化合物を膨潤剤や浸透促進剤などの添加剤などで溶解した希釈液の状態で混合する方式でもよい。
また、水を主成分とする毛髪矯正剤を調製する場合には、式(1)または式(2)で示されるメルカプト化合物の、水に対する溶解性を向上し、溶解時間の短縮、油層の生成を防ぐために、溶解補助剤としてプロピレングリコール、N−メチルピロリドン、エトキシエタノールなどの、通常、化粧品に使用される添加剤を使用し、その配合量を増やすことで溶解速度を速めることができる。なお、このような添加剤の増加により、本来必要とされる性能に低下がみられる場合には、2相分離の状態にて調製して、使用の度に混合する態様で使用してもよい。また、界面活性剤を添加して乳化状態にして使用してもよい。
本発明の毛髪矯正剤は、主として、毛髪のくせ毛直し、カール伸ばし、いわゆる寝ぐせの改善のほか、カール形成などにも好適に使用される薬剤であり、パーマネントウエーブ用薬剤の分野で一般に行われる臭素酸塩や過酸化水素による酸化処理を必要としない。
本発明の毛髪矯正剤は、用途には特に制限はなく、例えば、シャンプー、リンス、コンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアウオーター、ヘアワックス、ヘアムース、頭髪用ジェルなどとして用いられる。
これらの中では、シャンプー、リンス、コンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアウオーター、またはヘアムースからなる群より選ばれるいずれかの毛髪化粧料として好ましく用いられる。
また、剤の形態としては、例えば、液状、泡状、ゲル状、クリーム状、ペースト状にして使用可能であり、その形態によって液タイプ、スプレータイプ、エアゾールタイプ、クリームタイプ、ゲルタイプのいずれかのタイプの薬剤として使用できる。
本発明の毛髪矯正剤は、毛髪への塗布後、櫛による整髪あるいは洗髪までの比較的短い時間で、くせ毛やカールの矯正ができる。
該毛髪矯正剤は、アルカリ性側で使用できることは言うまでもないが、亜硫酸塩を含む公知の毛髪処理剤で使用されているpHよりも低い、弱酸性から中性領域で使用可能であり、むしろ該pH領域でより一層優れた毛髪変形矯正効果を示す。使用するpHについては特に制限はないが、好ましくはpH2.5〜9.0、更に好ましくはpH3.5〜8.0、特に好ましくはpH4.0〜7.5である。pHが上記範囲にあると皮膚刺激性も少なく、毛髪の損傷などを引き起こす原因となりにくい。なお、pHの測定温度は23℃である。
さらに、本発明の毛髪矯正剤によれば、毛髪のソフト感が向上する。その理由は、定かではないが、上記式(1)または式(2)で示されるメルカプト化合物を使用することによって、剤の親油性が増し、毛髪への浸透性が向上するために短時間で効果が現れると推定され、さらには、弱酸性から中性領域で使用されるために毛髪の損傷などがなくソフト感が得られるものと考えられる。
また、本発明の毛髪矯正剤によれば、亜硫酸塩や亜硫酸水素塩などを含まなくとも充分に毛髪の矯正効果が得られるが、本発明の効果を損なわない範囲で、従来から知られている亜硫酸塩や亜硫酸水素塩、あるいは、チオグリコール酸、システインなどを本発明の毛髪矯正剤にさらに使用することも可能である。
さらに、本発明の毛髪矯正剤には、毛髪の加工性能および使用感を向上させる目的で公知慣用の添加剤を配合してもよい。添加剤としては、界面活性剤、起泡洗浄助剤、過脂肪剤、増粘剤、粘度調整剤、不透明化剤、キレート剤、紫外線吸収剤、防腐剤、抗フケ剤、殺菌防腐剤、毛髪保護剤、湿潤剤、乳化剤、浸透促進剤、緩衝剤、香料、染料、安定化剤、臭気マスキング剤、パール剤等が挙げられる。また、必要に応じて、美容成分、その他、化粧料において汎用の他の成分を配合してもよい。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤として、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム;両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、イミダゾリン系活性剤、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン;カチオン界面活性剤としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム;非イオン性界面活性剤としては、アルキルアルカノールアミドなどが挙げられる。
増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸塩、ペクチン、トラガントガム、ポリビニルピロリドンなどの高分子化合物;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール;カオリン;ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ウンデシル酸、イソステアリン酸などの脂肪酸;ワセリンなどが挙げられる。
湿潤剤あるいは乳化剤としては、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、植物抽出エキス、ビタミン類、ヒアルロン酸塩、コンドロイチン硫酸塩、上述したカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤や、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルエーテルなどのエーテル型非イオン界面活性剤;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイルなどのシリコーン誘導体などが挙げられる。
浸透促進剤としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリン、エチルカルビトール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、尿素、2−メチルピロリドンなどが挙げられる。
緩衝剤としては、無機緩衝剤のほか、アルギニン、リジンなどの塩基性アミノ酸を含む緩衝剤、クエン酸塩などの有機酸類が挙げられる。
pH調整剤としては、塩酸、リン酸などの無機酸、あるいはリン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等の無機酸塩;クエン酸、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、シュウ酸などの有機酸、あるいはそのナトリウム塩;アンモニア、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ剤が挙げられる。
香料としては、(A)炭化水素類、(B)アルコール類、(C)フェノール類、(D)アルデヒド類及び/又はアセタール類、(E)ケトン類及び/又はケタール類、(F)エーテル類、(G)合成ムスク類、(H)酸類、(I)ラクトン類、(J)エステル類、(K)含窒素及び/又は含硫及び/又は含ハロゲン化合物、(L)天然香料等を使用することができる。具体的には、特開2003−137758号公報に開示されたものが例示される。
(A)炭化水素類は、炭素と水素で構成された揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族炭化水素類、脂環式炭化水素類、テルペン系炭化水素類、芳香族炭化水素類などが例示される。
(B)アルコール類は、水酸基を持つ揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族アルコール類、脂環式アルコール類、テルペン系アルコール類、芳香族アルコール類などが例示される。
(C)フェノール類は、フェノール性の化合物及びその誘導体であって香りを有する有機化合物であれば特に限定されることはなく、例えば1価、2価、3価のフェノール性化合物、ポリフェノール類、又はこれらの化合物のエーテル誘導体などが例示される。
(D)アルデヒド類又はアセタール類は、アルデヒド基又はアセタール基を分子内にもつ揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族アルデヒドやアセタール、テルペン系アルデヒドやアセタール、芳香族アルデヒドやアセタールなどが例示される。
(E)ケトン類又はケタール類は、ケトン基又はケタール基を分子内にもつ揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族ケトンやケタール、テルペン系ケトン
やケタール、芳香族ケトンやケタールなどが例示される。
(F)エーテル類は、分子内にエーテル基を有する揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族エーテル、テルペン系エーテル、芳香族エーテルなどが例示される。
(G)合成ムスク類は、ムスク香或いはムスク類似香を有する有機化合物であれば特に限定されることはない。
(H)酸類は、分子内にカルボキシル基を有する有機化合物であれば特に限定されることはない。
(I)ラクトン類は、分子内にラクトン基を有する揮発性有機化合物であれば特に限定されることはない。
(J)エステル類は、分子内にエステル基を有する揮発性有機化合物であれば特に限定されることはない。
(K)含窒素及び/又は含硫黄及び/又は含ハロゲン化合物は、窒素、硫黄、ハロゲンを分子中に含有する有香性有機化合物であれば特に限定されることはない。
(L)天然香料も特に限定はない。
これら香料の具体例を以下に例示する。たとえば、
2,6,10−トリメチル−9−ウンデカナール、n−デセナール、n−オクタナール、アミルグリコール酸アリル、ヘキサン酸アリル、α-アミルシンナミルアルデヒド、アネ
ソール、p−メトキシベンズアルデヒド、6,7−デヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、シンナミルアルコール、cis−3−ヘキセン−1−
イル酢酸エステル、cis−6−ノネノール、シトラール、シトラールジエチルアセタール
、シトロネラール、シトロネロール、シトロネリルニトリル、酢酸トリシクロデセン、プロピオン酸トリシクロデセン、酢酸シクロヘキシルオキシ−2−プロペニルエステル、δ−ダマスコン、ジヒロドジャスモン、ジフェニルエーテル、アセトアルデヒドエチルフェニルアセタール、アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール、エストラゴール、エチル2−メチルブチレート、エチルマルトール、エチルブチレート、エチルデヒドロシクロゲラネート、エチルバニリン、オイゲノール、p−エチル−α,α−ジメチルジヒドロシンナムアルデヒド、2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−ジオキサン、エチルオクタヒドロ−4,7−メタノ[3aH]-3a-カルボキシレート、2−エチル−4−ヒドロキ
シ−5−メチル−3−(2H)フラノン、α−メチルフェニルアセトアルデヒド、インドール、
α−イオノン、サリチル酸イソアミル、イソブチルキノリン、α−イソメチルイオノン、フェニルアセトアルデヒド、6−(3−フェニル)テトラヒドロ[2H]ピラン−2−オン、2−(2,4−ジメチル−3−シクロヘキシル)−5−メチル−5−(1−メチルプロピル)−1,3−ジオキサン、cis−3−ヘキセノール、ゲラニルニトリル、cis−3−ヘキセニルメチルカルボネート、テトラヒドロリナノール、リナロール、cis−3−ドデセナ
ール、エチル 2−メチルペンタン酸エステル、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、メチル アントラニル酸エステル、安息香酸メチル、サリチル酸メチル、3−メチルシクロペンタデカノリド、ネロール、p−クレゾール、p−メチルアニソール、フェニル酢酸、β−フェネチルアルコール、フェネチルホルメート、フェネチルイソアミルエーテル、4−(p−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン、テトラヒドロ−4−メチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−(2H)ピラン、5−メチル−3−ヘプタノンオキシム、trans−2−ヘキセン−1−オール、2−トリデセノニトリル、3−シクロヘキセン−1
−カルボキサアルデヒドジメチルアセタール、バニリン、o−tert−ブチルシクロヘキシ
ル酢酸エステル、アセチルセドレン、ベチベリル酢酸エステル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、ロジノールなどである。
その他の添加剤としては、パラフィン、流動パラフィン、ミツロウ、スクワラン、ホホ
バ油、オリーブ油、エステル油、トリグリセリド、ワセリン、ラノリンなどの油剤;コラーゲンやケラチンなどの加水分解物およびその誘導体などの毛髪保護成分が挙げられる。
以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下の例中において、とくに言及しない限り、「%」および「部」は質量基準である。
[合成例1]
チオグリコール酸2−メトキシエチルエステルの合成
温度計、冷却管付きの1000mLの4つ口フラスコにチオグリコール酸メチル300g(2.83mol、東京化成株式会社製)と2−メトキシエタノール320g(4.21mol、東京化成株式会社製)、95%硫酸3.6g(純正化学株式会社製)を入れ、80℃にて5時間撹拌した。反応中は、冷却管上部からアスピレーターを使用して微減圧とすることで反応の進行によって生成するメタノールを留去した。反応後の液を直接濃縮、減圧下で蒸留精製し、沸点:65℃/0.6kPaにてチオグリコール酸2−メトキシエチルエステルを123g(0.82mol、収率29%)取得した。
[合成例2]
チオグリコール酸2−エトキシエチルエステルの合成
チオグリコール酸メチル300g(2.83mol、東京化成株式会社製)と2−エトキシエタノール379g(4.21mol、東京化成株式会社製)を使用した以外は、合成例1と同様にして、沸点:99〜103℃/2.0kPaにてチオグリコール酸2−エトキシエチルエステル144g(0.88mol、収率31%)を取得した。
[合成例3]
チオ乳酸2−エトキシエチルエステルの合成
チオ乳酸300g(2.83mol)と2−エトキシエタノール379g(4.21mol、東京化成株式会社製)を使用した以外は、合成例1と同様にして、沸点:102℃/2.6kPaにてチオ乳酸2−エトキシエチルエステル175g(0.98mol、収率35%)を取得した。
[合成例4]
メルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステルの合成
メルカプトプロピオン酸300g(2.83mol)と2−エトキシエタノール379g(4.21mol、東京化成株式会社製)を使用した以外は、合成例1と同様にして、沸点:101℃/2.0kPaにてメルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステル166g(0.93mol、収率33%)を取得した。
[合成例5]
2−メルカプト−4−ブタノリド(別名:2−メルカプト−4−ブチロラクトン)の合成
70%水硫化ナトリウム(49g、0.6mmol、純正化学株式会社製)をメチルアルコール(500g、純正化学社製、特級)と精製水(蒸留後にイオン交換フィルターを通した水、500g)に溶解した。溶解した液を撹拌しながら氷冷し10℃以下まで冷却した。冷却した溶液に2−ブロモ−4−ブタノリド(100g、0.6mol、東京化成株式会社製)を約30分かけて滴下した。滴下完了後の液を10分間撹拌した後に、反応液を減圧下で約半量となるまで濃縮した。濃縮した液に、酢酸エチル(500mL、純正化学社製、特級)を加えて抽出した。得られた水相を酢酸エチル(500mL)で再抽出した。これらの抽出した有機相を合わせて、減圧下に濃縮、蒸留精製し、沸点:94℃/0.3kPaにて2−メルカプト−4−ブタノリド(23g、収率32%)を得た。
[合成例6]
2−メルカプトシクロペンタノンの合成
ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(44g;ナトリウムメトキシドとして濃度28%、0.22mol、純正化学株式会社製)に氷冷下、約10℃以下を保ちながら硫化水素ガス(住友精化株式会社製ボンベ充填硫化水素ガス)を10g吹き込んだ。10℃以下を保つ様にして、2−ブロモシクロペンタノン23.7g(0.2mol、東京化成株式会社製)を滴下した。滴下後の液を30分間、5℃以下を保ちながら撹拌した。反応後の液を真空ポンプで徐々に減圧して、約35gとなるまでメタノールを留去した。留去後の液に10℃以下を保ちながら、10%塩酸をpH3となるまで滴下した。滴下後の液にジエチルエーテル100gを加えて抽出し、得られた水相をジエチルエーテル100gで2回再抽出した。抽出したジエチルエーテル相を混ぜて、エバポレーターを使用して濃縮した。濃縮後の油状成分を減圧下に蒸留精製し、沸点:51℃/0.9kPaにて2−メルカプトシクロペンタノン7.4g(0.064mol、収率32%)を得た。
[合成例7]
2、4−ジブロモ酪酸ブロミドの合成
A.Kamalらの方法(Tetrahedron:Asymmetry 2003, 14, 2587)に準じて、4−ブタノリ
ドより合成した。
4−ブタノリド(20g、0.23mol、東京化成株式会社)に三臭化リン(2.5g、0.43g atom、東京化成株式会社)を加えた。
上記の溶液に、10℃以下を保ちながら臭素(40.4g、0.25mol、和光純薬株式会社)を撹拌下、約2hrかけて滴下した。滴下完了後、70℃に昇温して、臭素(40.4g、0.25mol、和光純薬株式会社)を約30分間かけて滴下した。滴下完了後の液を80℃に昇温した後に、80℃で3時間撹拌した。
反応終了後の反応液の下部にガラス管を挿入し、ガラス管より窒素を吹き込む事で、未反応の臭素と反応により生成する臭化水素を除去した。この反応液を減圧下に蒸留することで、2,4−ジブロモ酪酸ブロミド(38g、0.12mol、bp.87−88℃/0.7kPa、収率53%)を得た。
[合成例8]
N−メチル−2−ブロモ−4−ブチロラクタムの合成
40%メチルアミン水溶液(7.9g、0.10mol、純正化学株式会社)と水3.3gの混合溶液を10℃以下に冷却した溶液に、10℃以下を保つようにして2,4−ジブロモ酪酸ブロミド(38g、0.12mol)を15分間で滴下した。滴下完了後に30℃に昇温して、30分間撹拌した。反応液にクロロホルム50gを加えて、有機層を抽出した。分離した有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥した。硫酸マグネシウムをろ過により除去して得られた有機層を濃縮して得られる濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することでN−メチル−2,4−ジブロモ酪酸アミド(23.1g、0.090mol、収率74%)を得た。
得られたN−メチル−2,4−ジブロモ酪酸アミドをTHF(200mL)に溶解した。溶解した溶液を氷冷下10℃以下としてから60%NaH in mineral oil(6.6g、0.166mol、純正化学株式会社)を約15分で少しずつ加えた。添加後に室温まで昇温して、2時間撹拌した。反応後の反応液を約1/3重量となるまで濃縮した後に、濃縮残渣を氷水(100g)に入れた。クロロホルム100gで抽出した。得られたクロロホルム層を濃縮して得られる濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することでN−メチル−2−ブロモ−4−ブチロラクタム(10.2g、0.057mol、収率69%)を取得した。
[合成例9]
N−メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタムの合成
70%水硫化ナトリウム(6.1g、0.077mmol、純正化学株式会社製)をメチルアルコール(100g、純正化学社製、特級)と精製水(蒸留後にイオン交換フィルターを通した水、100g)に溶解した。溶解した液を撹拌しながら氷冷し10℃以下まで冷却した。冷却した溶液にN−メチル−2−ブロモ−4−ブチロラクタム(11.4g、0.064mol、収率77%)のメチルアルコール(50g)の混合液を約30分かけて滴下した。滴下完了後の液を60分間撹拌した後に、反応液を減圧下で約1/3量となるまで濃縮した。濃縮した液に、酢酸エチル(500mL、純正化学社製、特級)を加えて抽出した。残った水相はさらに酢酸エチル(500mL)で再抽出した。これらの抽出した有機相(酢酸エチル相)を合わせて、減圧下で濃縮した。濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することでN−メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタム(5.4g、0.041mol、収率64%)を取得した。
[合成例10]
2−ブロモ−4−ブチロラクタムの合成
合成例7で記載したと同様の方法により得られた2,4−ジブロモ酪酸ブロミドを使用して、40%メチルアミン水溶液の代わりにアンモニア水を使用した以外は、合成例8に従って2,4−ジブロモ酪酸アミド(12.4g、0.076mol、mp.79℃、収率63%)を得た。さらに、N−メチル−2,4−ジブロモ酪酸アミドの代わりに、この2,4−ジブロモ酪酸アミドを使用した以外は、合成例8と同様の方法により2−ブロモ−4−ブチロラクタム(3.4g、0.021mol、収率27%)を取得した。
[合成例11]
2−メルカプト−4−ブチロラクタムの合成
N−メチル−2−ブロモ−4−ブチロラクタムの代わりに、2−ブロモ−4−ブチロラクタム(3.4g、0.021mol)を使用した以外は、合成例9に従って2−メルカプト−4−ブチロラクタム(1.7g、0.014mol、収率69%)を合成した。
[くせ毛サンプル]
20代日本人女性の化学的処理を行っていないくせ毛10本を1単位として根本の部分を接着し、長さ20cmの毛束となるようにして、くせ毛サンプルを作成した。
この毛束をシャンプー、リンス、ヘアウオーター評価に用いた。
実施例1〜3
[シャンプー液の調製]
シャンプーに使用する成分比率は、表1に示す割合で以下の手順に従って調製した。
精製水25gを70℃に加温し、70℃となった精製水にラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルトリエタノールアミン塩水溶液、ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルソーダ塩水溶液、ラウロイルジエタノールアミド、ポリエチレングリコール400の順に撹拌しながら加えた。均一になったところで放冷し、クエン酸、リン酸水素二ナトリウムを撹拌しながら加えpHを調整した。調整後の液に、合成例1で得られたチオグリコール酸2−メトキシエチルエステルを加えて再び撹拌した。充分に撹拌した後に、pHを再度調整した。pH調整後のシャンプー液が100gとなるように精製水を加え、再び均一となるようにガラス棒にて撹拌した。
[処理前のくせ毛度測定]
くせ毛サンプルを0.5%ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社製 エマール2Fペーストを使用)水溶液に温度40℃で30分間浸漬し、その後、約25℃の水中ですすぎ洗いを2回行い、水分を軽く拭き取った後に、毛束の接着部分が上になるように吊して約
25℃で風乾した。
乾燥後のくせ毛10本を吊した状態にて上端から下端までのそれぞれの長さを測定した(L1cm)。次にこの毛髪を引っ張り、まっすぐな状態での毛髪の長さを測定した(L0cm)。
次の式により処理前くせ毛度を計算した。
処理前くせ毛度=L1cm/L0cm
なお、くせ毛度は、1に近くなる程まっすぐであることを意味する。
[くせ毛直し処理]
くせ毛サンプルをガラス板上に乗せ、調製したシャンプー液1gを毛髪にパスツールピペットにて約1cm間隔で滴下した。滴下後のシャンプー液が均一に毛髪に広がるようにガラス棒でなじませ、充分になじませた後に、櫛でまっすぐになるように伸ばした。のばした毛髪にポリ塩化ビニリデン製の包装用ラップフィルム(製品名:サランラップ(R)、旭化成株式会社製)を掛けた。処理をした毛髪をガラス板ごと35℃の恒温オーブンに20分間放置した。その後、ガラス板から外した毛束を約25℃の水中ですすぎ洗いを2回行い、水分を軽く拭き取った後に、毛束の接着部分が上になるように吊して約25℃で風乾した。
風乾後、乾燥後のくせ毛10本を吊した状態にて上端から下端までの長さを測定した(L3cm)。次にこの毛髪を引っ張り、まっすぐな状態での毛髪の長さを測定した(L2cm)。
次の式により処理後くせ毛度を計算した。
処理後くせ毛度=L3cm/L2cm
くせ毛度改善率は、以下の式により計算した。計算には、処理前後の測定値の10本の平均値を使用して計算した。
くせ毛改善率(%)=
[(処理後くせ毛度−処理前くせ毛度)÷処理前くせ毛度]×100
[毛髪破断テスト]
[処理前毛髪の破断テスト]
市販のテンションゲージ(大場計器製作所製 丸型(棒)ゲージ O−BT)が動かないようにテーブル面に水平となるように固定した。テンションゲージのL字金具部分に1本の毛髪をU字型に引っかけた。毛髪の両端を手に持ち、毛髪が切れるまでゆっくりと引っ張った。切れた際に、テンションゲージの動きがとまり、この数値を記録した。
処理前の毛髪を50本測定し、その平均値を処理前の毛髪強度(W0)とした。
[処理後毛髪の破断テスト]
シャンプー液による毛髪の処理を10回繰り返して行い、毛髪破断テストサンプルとした。処理後の乾燥したくせ毛10本をテンションゲージを使用し、処理前毛髪の破断テストと同様の測定を行った。得られた測定値の平均値を処理後の毛髪強度(W1)とした。
破断強度低下率は以下の式により算出した。
破断強度低下率(%)=[(W0−W1)÷W0]×100
以上の結果を表1に示す。
実施例4〜6
メルカプト化合物を合成例2で得られたチオグリコール酸2−エトキシエチルエステルに替え、表1に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を
表1に示す。
実施例7〜9
メルカプト化合物を合成例3で得られたチオ乳酸2−エトキシエチルエステルに替え、表1に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表1に示す。
実施例10〜12
メルカプト化合物を合成例4で得られた3−メルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステルに替え、表2に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表2に示す。
実施例13〜15
メルカプト化合物を合成例5で得られた2−メルカプト−4−ブタノリドに替え、表2に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表2に示す。実施例16〜18
メルカプト化合物を合成例6で得られた2−メルカプトシクロペンタノンに替え、表2に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表2に示す。
実施例19〜21
メルカプト化合物を合成例9で得られたN−メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタムに替え、表3に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表3に示す。
実施例22〜24
メルカプト化合物を合成例11で得られた2−メルカプト−4−ブチロラクタムに替え、表3に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表3に示す。
比較例1〜3
メルカプト化合物の代わりに亜硫酸ナトリウム(純正化学株式会社製)を使用し、表3に示す成分比率に従った以外は、実施例1〜3に準じて行った。その結果を表3に示す。
Figure 2007182412
Figure 2007182412
Figure 2007182412
実施例25
[リンス液の調製]
リンス液に使用する成分比率は、表4に示す割合で以下の手順に従って調製した。
精製水60gにグリセリンを加え70℃に加温して、70℃のまま保温して水相液とした。別の容器に、セチルアルコール、シリコン油、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリドを混合して、加熱融解して70℃とした(油相)。激しく撹拌しながら油相に水相を加えた。
その後、冷却しながら更に混合した。冷却した液に、クエン酸、リン酸水素二ナトリウムを撹拌しながら加えpHを調整した。調整後の液に、合成例2で得られたチオグリコール酸2−エトキシエチルエステルを加えて再び撹拌した。充分に撹拌した後に、pHを再度調整した。pH調整後のリンス液が100gとなるように精製水を加え、再び均一となるようにガラス棒で撹拌した。
[くせ毛直し効果の測定]
くせ毛サンプルをガラス板上に乗せ、調製したリンス液1gを毛髪にパスツールピペットにて約1cm間隔で滴下した。滴下後のリンス液が均一に毛髪に広がるようにガラス棒でなじませ、充分になじませた後に、櫛でまっすぐになるように伸ばした。
のばした毛髪にポリ塩化ビニリデン製の包装用ラップフィルム(製品名:サランラップ(R)、旭化成株式会社製)を掛けた。処理をした毛髪をガラス板ごと35℃の恒温オーブンに20分間放置した。その後、ガラス板から外した毛束を約25℃の水中ですすぎ洗いを1回行い、水分を軽く拭き取った後に、毛束の接着部分が上になるように吊して約25℃で風乾した。
風乾後、乾燥後のくせ毛をシャンプー処理評価の場合と同様に、処理後くせ毛度の測定およびリンス処理を10回繰り返した後の毛髪破断テストを行った。その結果を表4に示す。
実施例26
メルカプト化合物を合成例3で得られたチオ乳酸2−エトキシエチルエステルに替え、表4に示す成分比率に従った以外は、実施例25に準じて行った。その結果を表4に示す。
実施例27
メルカプト化合物を合成例5で得られた2−メルカプト−4−ブタノリドに替え、表4に示す成分比率に従った以外は、実施例25に準じて行った。その結果を表4に示す。
実施例28
メルカプト化合物を合成例6で得られた2−メルカプトシクロペンタノンに替え、表4に示す成分比率に従った以外は、実施例25に準じて行った。その結果を表4に示す。
実施例29
メルカプト化合物を合成例11で得られた2−メルカプト−4−ブチロラクタムに替え、表4に示す成分比率に従った以外は、実施例25に準じて行った。その結果を表4に示す。
比較例4、5
メルカプト化合物の代わりに亜硫酸ナトリウムを使用し、表4に示す成分比率に従った以外は、実施例25に準じて行った。その結果を表4に示す。
Figure 2007182412
実施例30
[ヘアウオーター液の調製]
ヘアウオーター液に使用する成分比率は、表5に示す割合で以下の手順に従って調製した。
エチルアルコールにプロピレングリコール、ポリオキシエチレンステアリルエーテルを加えて溶解した。これにポリビニルピロリドンを加え湿潤させ、かき混ぜながら精製水65gを徐々に加えた。水を加えた液にリン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム
を撹拌しながら加えpHを調整した。調整後の液に、合成例2で得られたチオグリコール酸2−エトキシエチルエステルを加えて再び撹拌した。充分に撹拌した後に、pHを再度調整した。pH調整後のヘアウオーター液が100gとなるように精製水を加え、撹拌した。
[くせ毛直し効果の測定]
くせ毛サンプルの一端をクリップで挟み、保持台に括りつけて吊した。吊した毛髪にハンドスプレーを用いて、ヘアウオーターを均一にぬれる様に噴霧した。吊した毛髪の一端に約5gの重りを付けて10分間、30℃で放置した後に重りを外し、風乾した。
風乾後、乾燥後のくせ毛をシャンプー処理評価の場合と同様に、処理後くせ毛度の測定およびヘアウオーター処理を10回繰り返した後の毛髪破断テストを行った。
以上の結果を表5に示す。
実施例31
メルカプト化合物を合成例3で得られたチオ乳酸2−エトキシエチルエステルに替え、表5に示す成分比率に従った以外は、実施例30に準じて行った。その結果を表5に示す。
実施例32
メルカプト化合物を合成例5で得られた2−メルカプト−4−ブタノリドに替え、表5に示す成分比率に従った以外は、実施例30に準じて行った。その結果を表5に示す。
比較例6、7
メルカプト化合物の代わりに亜硫酸ナトリウムを使用し、表5に示す成分比率に従った以外は、実施例30に準じて行った。その結果を表5に示す。
Figure 2007182412
以上の結果から、本発明のメルカプト化合物を含有する毛髪矯正剤は、弱酸性から弱アルカリ性までの広いpH領域において、毛髪の変形矯正効果が高いことが分かる。さらに、弱酸性から中性のpH領域においては、毛髪の変形矯正効果がより一層高い上に、毛髪の損傷が少ないことが明らかである。

Claims (23)

  1. 下記式(1)または(2)で示されるメルカプト化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とする毛髪矯正剤;
    Figure 2007182412
    (式(1)中、Rは分岐を有していてもよい総炭素数1〜6のアルキレン基を表し、R2
    は総炭素数3〜15のアルコキシアルキル基を表す。ただし、R2のアルキレン部分には
    エーテル結合が含まれていてもよい。)
    Figure 2007182412
    (式(2)中、Xは単結合、−O−、−S−、−NH−、−NR4−のいずれかの構造を
    表し、R4は炭素数1〜6のアルキル基を表す。Yは酸素原子または硫黄原子を表し、R3は少なくとも1つのメルカプト基を有する二価の有機残基を表す。)。
  2. 前記式(1)で示されるメルカプト化合物が、下記式(1a)で示される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪矯正剤;
    Figure 2007182412
    (式(1a)中、R1は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表し、R2は式(1)中のR2と同じ意味を表す。)。
  3. 前記式(1a)のR1が、水素原子またはメチル基であることを特徴とする請求項2に
    記載の毛髪矯正剤。
  4. 前記式(1a)のR2が、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−メトキ
    シプロピル基、2−エトキシプロピル基、1−メトキシプロパン−2−イル基、1−エトキシプロパン−2−イル基、5−メトキシ−3−オキサペンチル基または5−エトキシ−3−オキサペンチル基のいずれかであることを特徴とする請求項2または3に記載の毛髪矯正剤。
  5. 前記式(1a)で示されるメルカプト化合物が、チオグリコール酸2−メトキシエチルエステル、チオグリコール酸2−エトキシエチルエステル、チオ乳酸2−メトキシエチルエステルまたはチオ乳酸2−エトキシエチルエステルのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の毛髪矯正剤。
  6. 前記式(1)で示されるメルカプト化合物が、下記式(1b)で示される化合物である
    ことを特徴とする請求項1に記載の毛髪矯正剤;
    Figure 2007182412
    (式(1b)中、R2は式(1)のR2と同じ意味を表す。)。
  7. 前記式(1b)のR2が、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−メトキ
    シプロピル基、2−エトキシプロピル基、1−メトキシプロパン−2−イル基、1−エトキシプロパン−2−イル基、5−メトキシ−3−オキサペンチル基または5−エトキシ−3−オキサペンチル基のいずれかであることを特徴とする請求項6に記載の毛髪矯正剤。
  8. 前記式(1b)で示されるメルカプト化合物が、3−メルカプトプロピオン酸2−メトキシエチルエステルまたは3−メルカプトプロピオン酸2−エトキシエチルエステルのいずれかであることを特徴とする請求項6に記載の毛髪矯正剤。
  9. 前記式(2)のXが、−O−、−NH−、−S−、または−N(CH3)−のいずれか
    であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪矯正剤。
  10. 前記式(2)のXが、単結合であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪矯正剤。
  11. 前記式(2)のYが、酸素原子であることを特徴とする請求項1、9、10のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
  12. 前記式(2)のR3が、少なくとも1つのメルカプト基を有するアルキレン基であるこ
    とを特徴とする請求項1および9〜11のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
  13. 前記式(2)のYが酸素原子であり、R3が少なくとも1つのメルカプト基を有するア
    ルキレン基であるときに、前記R3のメルカプト基がカルボニル基のα位に結合している
    ことを特徴とする請求項1、9、10のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
  14. 前記式(2)で示されるメルカプト化合物が、2−メルカプト−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−メチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−エチル−4−ブタノリド、2−メルカプト−4−ブチロラクタム、N−メチル−2−メルカプト−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−5−バレロラクタム、N―メチル−2−メルカプト−5−バレロラクタムまたは2−メルカプト−6−ヘキサノラクタムのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪矯正剤。
  15. 前記式(2)で示されるメルカプト化合物が、2−メルカプトシクロペンタノンまたは2−メルカプトシクロヘキサノンのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪矯正剤。
  16. 前記メルカプト化合物を0.1〜10質量%の量で含有することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
  17. pHが4.0〜7.5であることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の毛髪矯正剤。
  18. 請求項1〜17のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするシャンプー。
  19. 請求項1〜17のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするリンス。
  20. 請求項1〜17のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするコンディショナー。
  21. 請求項1〜17のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするヘアトリートメント。
  22. 請求項1〜17のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするヘアウオーター。
  23. 請求項1〜17のいずれかに記載の毛髪矯正剤を含有することを特徴とするヘアムース。
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