JP2007181957A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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貴 河野
Shinichi Kobayashi
紳一 小林
Kiminori Takada
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正彦 桜場
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Abstract

【課題】装置情報は個々に存在はしはいたが一元化し、1日単位や1週間単位、1ヶ月単位などの単位時間では管理する。また単位時間のインク使用量や補力液の使用量などを計測する。これらの装置情報を1つの装置情報として他の情報機器で管理保管できるようにする。
【解決手段】時間情報を得るための時刻通知手段であるカレンダーICと装置情報を記憶する記憶媒体とソフトウェアとインクの使用量および補力液の使用量を計算するためのソフトウェアとDOSフォーマットされたCFに装置情報を転送するためのドライバと装置情報を表示する表示パネルを用いることで解決できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置の稼動情報に関するものである。
インクジェット記録装置(以下、IJPという)において、稼動状況を知る上で必要とする情報(以下、装置情報という)には印字回数や運転時間など個々に存在はしていたが一元化したデータ構造でなく、1日単位や1週間単位、1ヶ月単位などの単位時間では管理されていなかった。また単位時間のインク使用量や補力液の使用量などを計測し管理する機能はなかった。また、これらの装置情報を1つの装置情報としてパーソナルコンピュータなどの情報機器上で使用することが可能な形式フォーマット(以下、DOSフォーマットという)されたコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどに代表される持ち運びが容易な記憶媒体(以下、CFという)機能はなかった。
特開昭62−174164号公報
本発明にて解決する課題は、装置情報を一元のデータとして管理することや単位時間ごとに管理することでユーザーおよび保守作業者に装置の稼動状況を容易に把握させることである。また、インクの使用量や補力液の使用量を単位時間で集計し表示することでユーザーの消耗品在庫管理を手助けする機能を備えることにある。また、これらの装置情報を元にIJPをレンタルし使用するような場合のレンタル料の算出に一役買うことが可能となる。
本発明の課題は、時間情報を得るための時刻通知手段であるカレンダーICと装置情報を記憶する記憶媒体とソフトウェア、インクの使用量および補力液の使用量を計算するためのソフトウェアとDOSフォーマットされたCFに装置情報を転送するためのドライバと装置情報を表示する表示パネルを用いることで解決できる。
本発明によれば装置の稼動状況を容易に把握させることができ保守作業における情報管理の向上が図れる。また、インクの使用量や補力液の使用量を単位時間で集計することで消耗品の在庫管理が容易となる。
以下、本発明の実施例を図1〜5にて説明する。
まずIJPの動作原理について述べる。図4において、1はノズル、2は作成されたインク粒子を帯電させる帯電電極、3は帯電したインク粒子を偏向する偏向電極、4は印字に使用しないインク粒子や洗浄時の補力液を回収するガター、5はインク、補力液の供給および回収を行うためのポンプ、6はメインインクタンク、7はサブインクタンク、8は補力液タンク、9はインクをノズルに供給するインク供給経路、10は印字に使用しなかったインク粒子、洗浄時の補力液をガターから回収する回収経路、11はインクをザブインクタンクからメインインクタンクに補充するインク補給経路、12は補力液を補力液からメインインクタンクに補充する補力液補給経路、13は洗浄経路、14は電磁弁である。まず、IJPの印字動作概要について述べる。ノズル1より噴出されたインクは、帯電電極2内にて粒子化され階段波状の文字信号に比例した電荷を受け、偏向電極3により偏向され被印字物へインクが飛行、付着して印字される。印字に使用されなかった無帯電インク粒子はガター4よりポンプ5にてメインインクタンク6に回収され、ポンプ5により再びノズル1へインクを供給される。また、インクは一定時間ごとに補給されメインインクタンク7からポンプ5によりメインインクタンク6へ補給される。インク補給と同時に揮散したインク内の補力液成分を補給するため補力液タンク8からポンプ5によりメインインクタンク6へ補力液が補給される。インク停止時は補力液タンクからポンプ5によってノズルへ供給されガターにより回収されてメインインクタンクに戻る。
次に、全体構成について述べる。
図1において、1はIJPを制御するMPU(マイクロプロセッシングユニット)、2はIJPのプログラムが格納されているフラッシュメモリ、3はIJPで一時的にデータを記憶しておくRAM(ランダムアクセスメモリー)、4はパネルインターフェース回路、5はパネル、6は被印字物検知回路、7はセンサ、8は印字内容を文字信号にする文字信号発生回路、9はポンプ、電磁弁を制御する循環制御回路、10はCFインターフェース回路、11はCFメモリ、12はデータ等を送るバスライン、13は時刻を得るためのカレンダーICである。
次に、本発明の概要を説明する。
図2は、装置情報を表示する初期画面でありオペレーターは集計単位を1日、1週間、1ヶ月単位のいずれかを選択する。集計ボタンを入力すると、画面上部に表示された日時を起点にして選択された集計単位に従い集計する。全体表示ボタンをおすと本発明における装置情報全体表示画面に移行する。また、集計情報ボタンを押すと集計情報表示画面に移行する。
次に、装置情報の全体情報についで述べる。
図3は、全体情報を表示する画面である。全体情報には、装置の現在時刻、情報取得日時、装置の電源投入時間、運転開始時間、IJPが印字可能状態になった時間、製品A1について印字開始した時間、印字した回数、インク使用量、補力液使用量、製品B2、製品C5について同情報、警報発生時刻と発生した警報内容、警報解除時刻、インク停止時刻が表示されている。これらの情報から、オペレーターは希望する日時の装置稼動状況が容易に確認できる。前ページ、次ページボタンを押すと、装置情報を表示する画面がインクリント、デクリメントされる。印字内容の詳細情報は詳細ボタンを押すこと図5の画面に切替わり詳細情報が取得できる。戻るボタンを押すと、装置情報初期画面に戻る。
次に、集計情報画面について説明する。集計情報画面には、装置の現在時刻、集計単位および集計期間、集計期間内の運転時間、総印字回数、インク使用量、補力液使用量が表示されている。戻るボタンを押すと、装置情報初期画面に戻る。
次に、本発明の全体情報の計測動作について述べる。
図1において、IJPの装置電源が投入されるとMPU1はカレンダーIC13より現在時刻データを取得しRAM3に記憶する。操作パネル5より運転開始指示が入力されるとMPU1は現在時刻をカレンダーIC13より取得しRAM3に記憶する。インクがポンプによってノズルに供給され印字が可能となるとMPU1は現在時刻データを取得しRAM3に記憶する。印字する内容が操作パネル5より入力されるとMPU1は印字すべきデータをRAM3に格納する。センサより被印字物検知がMPU1に到達すると印字開始時刻をMCPU1はカレンダーICより取得しRAM3に記憶する。また印字すべきデータをすべて文字信号にし終えるとMPU1は印字回数を1つ加算しRAM3に記憶する。インク補給のタイミング周期はプログラムで規定され一定周期ごとに印字で使用した分のインク量が補給される。この時、MPU1は補給したインク量をRAM3に記憶する。また同時に補力液の補給も行われるため補給した補力液量もRAM3に記憶する。インク使用量を計算する上で基準となる印字内容のドット数および文字サイズおよび段数情報を図5に示す。使用インクの計算には、印字する段数および文字サイズから1回に印字される総ドット数が算出され、IJPのノズルから作成されるインク粒子の体積と総印字回数の乗算にて計算する。補力液の使用量は補力液経路の流量から算出する。IJPの装置稼動に関する警報や異常が発生した場合、MPU1は発生した時刻をカレンダーIC13より取得しRAM3に記憶する。インク停止の指示がパネル5より入力されるとMPU1はポンプ5を停止しノズルにインクの供給を停止し、洗浄工程後に時刻をカレンダーIC13より取得しRAM3に記憶する。また、MPU1は運転開始からインク停止までの時間を運転時間としてRAM3に記憶する。その後、MPU1はRAM3に記憶した情報を電源が切断されても揮発しないフラッシュメモリ2に格納する。
次に、本発明における集計情報の算出について述べる。図1のパネル5から集計単位を選択し集計の指示がなされるとMPU1は現在時刻をカレンダーIC13より取得する。現在時刻より集計単位時間遡り、運転時間、印字回数、インク使用量、補力液使用量それぞれの累計を算出しRAM3に記憶すると共にフラッシュメモリ2に記憶する。記憶された集計情報は集計情報画面で確認可能である。
次に全体情報と集計情報をCFに書きこむ動作について述べる。DOSフォーマットされたCFをIJP本体に差込み、パネル5より装置情報取得の指示がなされると、MPU1はフラッシュメモリ2に記憶されている装置情報をCFインターフェース回路経由でCFに書き込む。CFはDOSフォーマットされているためパーソナルコンピュータなどの情報機器上で管理することが可能である。
本発明の全体構成図である。 本発明の概要を示す図である。 本発明の概要を示す図である。 IJPの原理を示す図である。 本発明の概要を示す図である。
符号の説明
1…MPU、2…フラッシュメモリ、3…RAM、4…パネルインターフェース回路、5…パネル、6…被印字物検知回路、7…センサ、8…文字信号発生回路、9…循環制御回路、10…CFインターフェース回路、11…CF、12…バスライン、13…カレンダーIC。

Claims (2)

  1. 加圧インクをノズルより噴出し、該ノズルを一定周期で振動させることにより、インクを一定周期で粒子化せしめ、この粒子化の周期に同期した階段波状の帯電信号を帯電電極に与えることにより、前記インク粒子に電荷を付与し該荷電粒子を偏向電界中に飛行させ垂直偏向し、被印字物をインク粒子の垂直偏向とほぼ直角に相対移動させることにより文字を形成するインクジェット記録装置においてインクジェット記録装置の主電源が投入された時間や印字した内容および印字した回数や使用したインク量および補力液量などインクジェット記録装置の稼動状況を知る上で必要とする情報を操作パネルなどの入力および各種情報が表示可能な手段に表示し、また印字した内容および印字した回数や使用したインク量および補力液量などを1日単位や1週間単位、1ヶ月単位と任意の時間単位毎に集計し表示するインクジェット記録装置。
  2. 請求項1のインクジェット記録装置の稼動状況を知る上で必要とする情報をインクジェット記録装置内の不揮発性の記録媒体に記憶し、パーソナルコンピュータなどの情報機器上で使用することが可能な形式にフォーマットされたコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどに代表される持ち運びが容易な記憶媒体に転送することで、記憶したインクジェット記録装置の稼動状況を知る上で必要とする情報を外部の情報機器で管理可能とするインクジェット記録装置。

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