JP2007176409A - シートベルトアンカーのロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シートベルトアンカー10に、回動により開閉自由なエンジンカバー6を挟んで前端部8aを連結したアーム部材8と、前記アーム部材8の後端部に車幅方向両側に突出して設けられる突出部18と、前記エンジンカバー6の後方に位置する高強度車体部材4に固定され、前記アーム部材8後端部の両側にそれぞれ間隙を有し、かつ、前記突出部18の両端より車幅方向内側に位置する一対の側壁26を有したフック部材20と、前記フック部材20の一対の側壁26に、常時は、前記エンジンカバー6の開閉動作を許容するように前記突出部18と非係合状態であり、前記シートベルトアンカー10が過大な外力を受けて前記高強度車体部材4に対し車両前方に相対移動したときに、前記アーム部材8後端部から両側に突出する突出部18に、それぞれ係合するように形成された係合溝26aと、を備えて構成した。
【選択図】図1
Description
そして、突出部のアーム部材後端部から左(右)へ突出した部分と、左(右)の係合溝と、が係合し、その後、瞬時に、ロッドのアーム部材後端部から右(左)へ突出した部分と、右(左)の係合溝と、が係合する。
本実施形態はキャブオーバー型トラックのキャブに適用した形態であり、図1には、本実施形態の縦断面図を示す。図1おいて、車室1の背部のリアクロスメンバー2には、ボルト3とナット3aとにより、フロアパネル4が固定されている。フロアパネル4には、エンジン(図示せず)を点検できるように、エンジンカバー6が、その車両前後方向後端部に設けられたヒンジ7を中心として矢印Aに示すように回動自由に取り付けられている。リアクロスメンバー2およびフロアパネル4は、夫々、補強材のレインフォース2a,4aを含んで構成され、エンジンカバー6に比べて高強度である。
また、エンジンカバー6の該フランジ部8aが取り付けられた箇所に対向する上面には、シートベルト9と連結したシートベルトアンカー10が、エンジンカバー6とフランジ部8aとに一体に固定されている。なお、該一体固定では、車両上方から、シートベルトアンカー10と、エンジンカバー6と、フランジ部8a(ボルト孔8c)と、を貫通させて、ボルト12をナット14に対して締結しているが、該締結に代えて溶接で固定してもよい。
フック部材20は、図2に示すように、車幅方向に対向して該対向間隔が車両後方へ向けて末広がるように配置された一対の平板状の側壁26と、一対の側壁26の前端縁相互を連結する平板状の前端壁24と、を有している。そして、前端壁24および側壁26夫々の上端縁は、例えば溶接によりフロアパネル4下面(レインフォース4a)に固定され、以てフック部材20は高強度のフロアパネル4に固定されている。
一対の側壁26には、これらの下端縁後方部分の一部を切り欠いて、ロッド18を受け入れて係合させる鉤状の係合溝26aが、夫々同一形状,位置に設けられている。
なお、ロッド18は、車両衝突時等にのみ係合溝26aと係合するものであり、常時(車両衝突時等以外)は係合溝26aの車両後方に位置し、係合溝26aと係合していない。そして、エンジン点検のため、エンジンカバー6を、ヒンジ7を中心として回動させると、ロッド18は、係合溝26aと係合しないよう、ヒンジ7を中心として係合溝26aより外方の軌跡を移動する。
まず、基本的な作用を説明すると、車両の衝突等により、シートベルトアンカー10(シートベルトアンカー10の取付け点)に車両前方向(上方向を含む)の一定以上の過大な引張荷重Bが入力されると、まず、エンジンカバー6が変形し、車室1後方のリアクロスメンバー2(高強度部材)に対して車両前方へ相対移動する。
該係合により、アーム部材8には、左突出部18aの被係合部位を通って略車両上下方向に延びる軸まわりに、アーム部材8の姿勢を矯正する方向のモーメントMが作用する。これにより、左突出部18aの係合後、瞬時に、図5(c)に示すように、ロッド18のアーム部材8後端部から右へ突出した部分(右突出部18b)と、右の係合溝26aと、が係合し、アーム部材8の姿勢が、前記車幅方向荷重が入力されない場合におけるロック状態の姿勢と同じ安定した姿勢に矯正される。
ここで、シートベルトアンカー10に対する荷重入力開始から、アーム部材8とフック部材20とのロック完了まで、アーム部材8後端部付近のロッド18より車両前方部分が、ガイド孔24aに案内されるため、アーム部材8の車幅方向への移動範囲が規制されることから、ロッド18を左右の係合溝26aと確実に係合させることができる。
また、ロッド18をフック部材20の2点(左の係合溝26aおよび右の係合溝26a)でロックするため、ロッド18のせん断面の断面係数が、従来の1点でロックする場合の2倍になり、安定状態で強いロック力をシートベルトアンカー10からリアクロスメンバー2へ伝えることができる。
4 フロアパネル(高強度車体部材)
6 エンジンカバー
8 アーム部材
8a フランジ部(アーム部材前端部)
8b 孔
10 シートベルトアンカー
12 ボルト
18 ロッド(突出部)
18a 左突出部
18b 右突出部
20 フック部材
24 前端壁
24a ガイド孔
26 側壁
26a 係合溝
Claims (7)
- シートベルトアンカーに、回動により開閉自由なエンジンカバーを挟んで前端部を連結したアーム部材と、
前記アーム部材の後端部に車幅方向両側に突出して設けられる突出部と、
前記エンジンカバーの後方に位置する高強度車体部材に固定され、前記アーム部材後端部の両側にそれぞれ間隙を有し、かつ、前記突出部の両端より車幅方向内側に位置する一対の側壁を有したフック部材と、
前記フック部材の一対の側壁に、常時は、前記エンジンカバーの開閉動作を許容するように前記突出部と非係合状態であり、前記シートベルトアンカーが過大な外力を受けて前記高強度車体部材に対し車両前方に相対移動したときに、前記アーム部材後端部から両側に突出する突出部に、それぞれ係合するように形成された係合溝と、
を備えて構成したことを特徴とするシートベルトアンカーのロック装置。 - 前記フック部材は、前記一対の側壁の前端相互を連結する前端壁を有し、該前端壁に前記アーム部材後端部の突出部より前方部分を通しつつ該アーム部材の移動範囲を規制するガイド孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトアンカーのロック装置。
- 前記突出部は、前記アーム部材後端部に形成した孔に貫通し溶接によって固定した丸棒状のロッドで形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートベルトアンカーのロック装置。
- 前記アーム部材は、板材を加工して形成され、該板材の肉厚が車幅方向となるように取り付けられると共に、前端部が前記板材を屈曲して形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシートベルトアンカーのロック装置。
- 前記高強度車体部材は、車室の背部に車幅方向に伸びるクロスメンバーまたは、該クロスメンバーに連結されたフロアパネルであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のシートベルトアンカーのロック装置。
- 前記シートベルトアンカーと前記アーム部材前端部は、エンジンカバーを貫通するボルトによって締結されていることを特徴とする請求項1〜請求項5に記載のシートベルトアンカーのロック装置。
- 前記シートベルトアンカーと前記アーム部材前端部は、エンジンカバーに溶接で固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項5に記載のシートベルトアンカーのロック装置。
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