JP6583128B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図4を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の後部側座席として構成されており、左右に2人掛け可能ないわゆるベンチシートとして構成されている。詳しくは、上記シート1は、図示しない右サイド席との間で3人掛け可能な座席を構成する、左サイド席1A及びセンタ席1Bを備えた2人掛け可能な構成とされている。上記左サイド席1A、センタ席1B、及び図示しない右サイド席のシート幅方向の寸法割合は、4:2:4となっている。すなわち、本シート1は、図示しない右サイド席との間で6:4分割された幅広側のベンチシートとして構成されている。
上述したミドルフレーム10は、図2〜図3に示すように、上述した右側のスライドレール5の上部に設置されており、同スライドレール5により下側から支えられた状態として設けられている。上記ミドルフレーム10は、前後方向に長尺状に延びる形状とされており、その横断面形状が、高さ方向に真っ直ぐ長尺状に延びる立板状のウェブ11と、同ウェブ11の上端からシート幅方向の両側に張り出す横板状のアッパ側フランジ12と、ウェブ11の下端からシート幅方向の両側に張り出す横板状のロア側フランジ13と、を有する略I形の横断面形状を持つ形に形成されている。ここで、上述したミドルフレーム10が本発明の「シートフレーム」に相当する。
先ず、スライドレール5の構成について説明する。図2〜図3に示すように、スライドレール5は、フロアF上に取り付けられたロアレール5Aと、ロアレール5Aに対して前後方向にスライド可能な状態に組み付けられてミドルフレーム10(クッションフレーム3F)の下部に取り付けられたアッパレール5Bと、これら両レール5A,5B間のスライドをロックする不図示のロック機構と、を有した構成とされている。上述したロアレール5Aは、車両の前後方向に長尺な1枚の鋼板材が短手方向に略U形に折り曲げられて形成されている。より詳しくは、上記ロアレール5Aは、フロアF上に上方側に面を向けて配設される底面部5A1と、底面部5A1の左右両側部から上方側に延びて互いに内向する側に逆U形に曲げ返されて延びる左右一対のロア側ひれ部5A2と、を有する横断面形状に形成されている。ここで、上述したロアレール5Aが本発明の「固定側レール」に相当し、アッパレール5Bが本発明の「可動側レール」に相当する。
次に、補強構造20の構成について説明する。補強構造20は、上述したロアレール5Aの後端部領域に取り付けられたロア側Jフック21と、ミドルフレーム10の後端部領域に取り付けられたアッパ側Jフック22と、によって構成されている。上述したロア側Jフック21とアッパ側Jフック22とは、それぞれ、鋼板材が互いに短手方向に掛かり合うことができる形に折り曲げられて、前後方向に略一様な横断面形状となって延びる形に形成されている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成とされている。すなわち、シートポジションを調節可能なスライドレール(スライドレール5)と、スライドレールの乗物本体(フロアF)に対する剥離を防止する補強構造(補強構造20)と、を有する乗物用シート(シート1)である。スライドレールは、乗物本体に取り付けられる固定側レール(ロアレール5A)と、固定側レールにスライド可能な状態に組み付けられる可動側レール(アッパレール5B)と、を有する。可動側レールは、乗物本体に対する剥離方向(高さ方向)に形状を延ばす立壁部位(ウェブ11)と、立壁部位から可動側レールのスライド方向とは垂直な横幅方向に形状を張り出させる張出部位(右側のフランジ片13B)と、を一体的な状態として有する構成とされている。補強構造は、固定側レールに取り付けられる固定側係合部(ロア側Jフック21)と、可動側レールと一体的な状態に取り付けられる可動側係合部(アッパ側Jフック22)と、を有し、両係合部が互いに可動側レールのスライドを許容しつつ両レール間に剥離方向の大荷重が入力される作用により互いに当接して剥離方向の移動を規制する形に係合する構成とされている。可動側係合部が、張出部位によって剥離方向の裏側から当てられて下支えされた状態として設けられている。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートの構成は、自動車の後部側座席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、本発明の構成は、複数人掛け用のベンチシートの他、一人掛け用のセパレートシートにも適用することができるものである。
1A 左サイド席
1B センタ席
2 シートバック
2G ベルトガイド
3 シートクッション
3A 天板メイン面
3B バックル
3F クッションフレーム
4 ヘッドレスト
5 スライドレール
5A ロアレール(固定側レール)
5A1 底面部
5A2 ロア側ひれ部
5B アッパレール(可動側レール)
5B1 天板部
5B2 アッパ側ひれ部
10 ミドルフレーム(シートフレーム)
11 ウェブ(立壁部位)
11A 左側面
11B 右側面
12 アッパ側フランジ
12A フランジ片
12B フランジ片
13 ロア側フランジ
13A フランジ片
13B フランジ片(張出部位)
20 補強構造
21 ロア側Jフック(固定側係合部)
21A 横板部
21B フック部
22 アッパ側Jフック(可動側係合部)
22A 囲い部
22A1 右側板部
22A2 天板部
22A3 左側板部(取付部位)
22A4 底板部(下支え部位)
22B フック部(当接部位)
22C 締結ボルト
22D ナット(締結構造の一部)
W 張出幅
We 溶接部
F フロア(乗物本体)
P1,P2 板材
Claims (8)
- シートポジションを調節可能なスライドレールと、該スライドレールの乗物本体に対する剥離を防止する補強構造と、を有する乗物用シートであって、
前記スライドレールは、前記乗物本体に取り付けられる固定側レールと、該固定側レールにスライド可能な状態に組み付けられる可動側レールと、を有し、
前記可動側レールは、前記乗物本体に対する剥離方向に形状を延ばす立壁部位と、該立壁部位から前記可動側レールのスライド方向とは垂直な横幅方向に形状を張り出させる張出部位と、を一体的な状態として有する構成とされ、
前記補強構造は、前記固定側レールに取り付けられる固定側係合部と、前記可動側レールと一体的な状態に取り付けられる可動側係合部と、を有し、当該両係合部が互いに前記可動側レールのスライドを許容しつつ前記両レール間に前記剥離方向の大荷重が入力される作用により互いに当接して前記剥離方向の移動を規制する形に係合する構成とされ、
前記可動側係合部が、前記張出部位によって前記剥離方向の裏側から当てられて下支えされた状態として設けられている乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記可動側係合部が、前記固定側係合部と当接する当接部位と、該当接部位と一体に構成されて前記立壁部位に取り付けられる取付部位と、前記張出部位上に当てられて一体的に下支えされた状態として設けられる下支え部位と、を有し、前記当接部位が前記張出部位よりも前記横幅方向に張り出した位置で前記固定側係合部と当接する構成とされて前記下支え部位により前記剥離方向の裏側から下支えされる構成とされている乗物用シート。 - 請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記可動側係合部の前記取付部位と前記下支え部位とが、前記当接部位と前記立壁部位との間で閉じた横断面形状を成す囲い部を形成した構成とされている乗物用シート。 - 請求項3に記載の乗物用シートであって、
前記囲い部の内部に、前記取付部位を前記立壁部位に締結するための差込み式の締結構造の一部が入れ込まれている乗物用シート。 - 請求項4に記載の乗物用シートであって、
前記可動側係合部と前記立壁部位とが互いに異なる材料から成る乗物用シート。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記立壁部位及び前記張出部位が前記可動側レール上に一体的に組み付けられる強度部材としてのシートフレームに形成されている乗物用シート。 - 請求項6に記載の乗物用シートであって、
前記シートフレームが、前記剥離方向に延びる先端側と末端側とにフランジを持つI形の横断面形状とされており、前記張出部位が末端側の前記フランジにより形成され、前記立壁部位が前記各フランジ同士を繋ぐウェブにより構成されている乗物用シート。 - 請求項6又は請求項7に記載の乗物用シートであって、
前記シートフレームの前記張出部位が、前記可動側レールによって前記剥離方向の裏側から当てられて下支えされた状態として設けられている乗物用シート。
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