JP7167682B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7167682B2
JP7167682B2 JP2018231734A JP2018231734A JP7167682B2 JP 7167682 B2 JP7167682 B2 JP 7167682B2 JP 2018231734 A JP2018231734 A JP 2018231734A JP 2018231734 A JP2018231734 A JP 2018231734A JP 7167682 B2 JP7167682 B2 JP 7167682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
floor panel
vehicle
retainer
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018231734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020093616A (ja
Inventor
大介 横井
祐介 浅田
義幸 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2018231734A priority Critical patent/JP7167682B2/ja
Publication of JP2020093616A publication Critical patent/JP2020093616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7167682B2 publication Critical patent/JP7167682B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両の下部車体構造、特に乗員室のフロアの構造に関する。
車両の乗員室のフロアには、乗員が座るシートが固定されている。下記特許文献1には、フロアパネル(41)の、シートが固定される部分に重ねて配置され、この部分を補強する補強板(78)が示されている。重ねられたフロアパネル(41)と補強板(78)に、フロントシートの前脚部(77)がボルト(46)とナット(115)によって固定されている。補強板(78)は、車幅方向において外側に向けて水平に、サイドシル(28)まで延びている。なお、上記の( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
特開2011-183827号公報
側面衝突時において、衝突荷重の方向が、重なったフロアパネルと補強用部材の延びる方向と一致するため、フロアパネルの変形量が少なく、衝突のエネルギを十分に吸収できない場合がある。
本発明は、重ねられたフロアパネルと補強用部材の変形量を大きくして衝突のエネルギの吸収量を増やすことを目的とする。
本発明に係る車両の下部車体構造は、車両の下部車体構造の左右の側縁を前後方向に延びるロッカーに渡され、乗員室のフロアを規定するフロアパネルと、ロッカーに近い側のシート脚部が固定されるフロアパネルの部分を補強するシートリテーナとを備える。シートリテーナの、フロアパネルと重ねて配置された部分に、フロアパネルと共に締結部品によってロッカーに近い側のシート脚部が締結される。フロアパネルおよびシートリテーナは、シート脚部が固定された位置より車幅方向外側において、互いに重ね合わされて車幅方向外側に向けて下向きに傾斜する部分を有する。また,シートリテーナは、ロッカーから離れている。
フロアパネルとシートリテーナの傾斜した部分の延びる方向と、側面衝突時の衝突荷重の方向とが一致しないようにでき、フロアパネルおよびシートリテーナの変形量を大きくして衝突エネルギの吸収量を増やすことができる。
車両の乗客室内部、特に2列目の座席周囲を示す図である。 シートの脚部、特にロワレールが固定されるフロアパネルの部分の構造を示す断面図である。 シートの脚部、特にロワレールが固定されるフロアパネルの部分の構造を示す、図2と異なる位置の断面図である。 シートの脚部、特にロワレールが固定されるフロアパネルの部分の構造を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。以下の説明において、特段の断りがない限り、前後左右上下等の方向および向きを表す語句は、車両に関する方向および向きを表す。また、車両の左右方向を車幅方向と記し、車幅方向において、車両の前後方向に延びる中心線に近い側を車幅方向内側、遠い側を車幅方向外側と記す。各図において、矢印FRの向きが前方、矢印UPの向きが上方、矢印LHの向きが左方、矢印OUTの向きが車幅方向外側である。
図1は、車両の乗員室、特にスライド可能な2列目シート周囲の乗員室内を示す模式図である。2列目のシートは、左シート10Lおよび右シート10Rと、右シート10Rに搭載された中央シート12を含む。左右のシート10L,10Rを区別する必要がないときにはシート10と記す。シート10は、当該シート10に座る乗員の臀部および大腿を支持するシートクッション14と、乗員の上体を後方から支持するシートバック16を含む。シート10は、さらに当該シート10を乗客室のフロア18にスライド可能に設置するための左右1対のシート脚部20を含む。各シート脚部20は、シート10をスライド可能とするためのシートトラック22を有する。シートトラック22は、シートクッション14に固定されたアッパーレール24と、アッパーレール24と相対的にスライド可能であり、フロア18に固定されたロワレール26を含む。ロワレール26は、フロア18上に前後方向に延びて設置され、ロワレール26の延びる方向に沿ってシート10はスライドする。また、左シート10Lと右シート10Rは、互いに独立してスライド可能であり、中央シート12は、右シート10Rと一体となってスライドする。
図2~4は、シートトラック22のロワレール26と、ロワレール26が固定される部分周囲の車両の下部車体構造、特に、フロアパネル28の構造を示す図である。図2は図4に示すA-A線による断面図、図3は図4に示すB-B線による断面図である。図示するロワレール26は、1つのシート10に対応する2つのロワレール26のうち、車幅方向外側に位置するロワレールである。フロアパネル28は、下部車体構造の左右の側縁を前後方向に延びるロッカー30に渡され、車両のフロアを規定している。図2および図3では、右側のロッカー30のみが示されている。フロアパネル28上には床材(不図示)が配置され、この床材の上面とロアレール26の上面は面一となっている。フロアパネル28の下面には、前後方向に延びるエクステンションメンバ32が配置されている。エクステンションメンバ32は、ハット形の断面形状を有し、ハット形状の開放側がフロアパネル28に溶接等の手法により接合されて、フロアパネル28と共に閉断面構造を形成する。エクステンションメンバ32と、エクステンションメンバ32と共に閉断面構造を形成するフロアパネル28の部分は、車両前後方向に延びる骨格部材として機能する。フロアパネル28およびエクステンションメンバ32は板金製であってよい。また、ロッカー30は、板金製の部材を接合して閉断面構造に形成してよい。
エクステンションメンバ32の断面形状は、略コの字形の部分と、コの字形の両端に設けられたフランジ32a,32bとで、前述のようにハット形に形成されている。車幅方向外側のフランジ32aを外側フランジ32a、内側のフランジ32bを内側フランジ32bと記す。外側および内側のフランジ32a,32bと、フロアパネル28が接合される。図2によく示されるように、ロワレール26は、エクステンションメンバの外側フランジ32aに対応するフロアパネル28の部分にボルト34とナット36等の締結部品によって締結される。フロアパネル28は、ロワレール26の位置よりも車幅方向外側において、外側に向けて下向きに傾斜して、ロッカー30の上面に達し、ここで溶接等の手法により接合されている。
フロアパネル28のロワレール26が固定される部分を補強するために、シートリテーナ38がエクステンションメンバ32に隣接して配置されている。シートリテーナ38は、板金製であってよい。シートリテーナ38は、エクステンションメンバ32の車幅方向外側の側面32sに沿うように隣接する縦片38aと、フロアパネル28に沿うように隣接する横片38bを有し、略L字形の断面形状を有する。シートリテーナの縦片38aは、エクステンションメンバの側面32sに溶接等の手法により接合され、横片38bは、エクステンションメンバの外側フランジ32aとフロアパネル28に溶接等の手法により接合されている。
図2は、ロワレール26を固定するボルト34とナット36を通る断面を示す図である。この位置では、フロアパネル28の下側に、エクステンションメンバの外側フランジ32aとシートリテーナの横片38bがフロアパネル28と共に重ねられている。ロワレール26および積層された3つの部材に形成された貫通孔40(図4参照)を上方からボルト34が貫通し、下側に配置されるナット36とねじ結合してロワレール26が固定される。
図3によく示されるように、シートリテーナの横片38bは、エスステンションメンバの外側フランジ32aの端縁を越えて車幅方向外側に向けて延び、この外側に延びる部分は、傾斜するフロアパネル28に沿って下方に傾斜している。また、シートリテーナの横片38bは、ロッカー30には達していない。
側面衝突時、側方からロッカー30に加わる衝突荷重は、フロアパネル28を介してシートリテーナ38に伝わる。この衝突荷重によってシートリテーナ38、特にその横片38bは変形し、衝突荷重のより内側への伝達を低減する。シートリテーナの横片38bが傾斜している部分を有するため、横片38b全体が水平に配置されている場合よりもシートリテーナ38が変形しやすく、衝突エネルギがより吸収される。
左右のシートが一体となったシート、いわゆるベンチシートの場合、ロワレール26は2本であり、この2本のロワレール26を固定する部分のシートリテーナについても、上述の車幅方向外側に向けて傾斜したシートリテーナを採用することができる。また、2列目以外のシートを固定するためのシートリテーナについても、車幅方向外側に向けて傾斜したシートリテーナを採用することができる。さらに、スライドしないシートの固定についても、シートの脚部をフロアパネルに固定するためにシートリテーナが用いられる場合があり、このシートリテーナについても車幅方向外側に向けて傾斜したものを採用することができる。また、ロワレール等のシート脚部を固定する締結部品は、ボルト、ナットに限らず、例えばリベットであってもよい。
10 シート、12 中央シート、14 シートクッション、16 シートバック、18 フロア、20 シート脚部、22 シートトラック、24 アッパーレール、26 ロワレール、28 フロアパネル、30 ロッカー、32 エクステンションメンバ、32a エクステンションメンバの外側フランジ、32b エクステンションメンバの内側フランジ、34 ボルト(締結部品)、36 ナット(締結部品)、38 シートリテーナ、38a シートリテーナの縦片、38b シートリテーナの横片、40 貫通孔。

Claims (1)

  1. 車両の下部車体構造の左右の側縁を前後方向に延びるロッカーに渡され、乗員室のフロアを規定するフロアパネルと、
    前記ロッカーに近い側のシート脚部が固定される前記フロアパネルの部分を補強するシートリテーナであって、前記フロアパネルと重ねて配置された部分に、前記フロアパネルと共に締結部品によって前記シート脚部が締結されるシートリテーナと、
    を備え、
    前記フロアパネルおよび前記シートリテーナは、前記シート脚部が固定された位置より車幅方向外側において、互いに重ね合わされて車幅方向外側に向けて下向きに傾斜する部分を有前記シートリテーナは前記ロッカーから離れている、
    車両の下部車体構造。
JP2018231734A 2018-12-11 2018-12-11 車両の下部車体構造 Active JP7167682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018231734A JP7167682B2 (ja) 2018-12-11 2018-12-11 車両の下部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018231734A JP7167682B2 (ja) 2018-12-11 2018-12-11 車両の下部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020093616A JP2020093616A (ja) 2020-06-18
JP7167682B2 true JP7167682B2 (ja) 2022-11-09

Family

ID=71086320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018231734A Active JP7167682B2 (ja) 2018-12-11 2018-12-11 車両の下部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7167682B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020124643A (ja) * 2020-05-28 2020-08-20 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020124644A (ja) * 2020-05-28 2020-08-20 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290579A (ja) 2006-04-26 2007-11-08 Nissan Motor Co Ltd 車体構造および荷重伝達方法
JP2020019398A (ja) 2018-08-01 2020-02-06 トヨタ自動車株式会社 車両用シートレール取り付け構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56118179U (ja) * 1980-02-12 1981-09-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290579A (ja) 2006-04-26 2007-11-08 Nissan Motor Co Ltd 車体構造および荷重伝達方法
JP2020019398A (ja) 2018-08-01 2020-02-06 トヨタ自動車株式会社 車両用シートレール取り付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020093616A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7434871B2 (en) Lower vehicle body structure of vehicle
JP6787233B2 (ja) 車両下部構造
US10029583B2 (en) Vehicle seat
US8100462B2 (en) Floor underframe of vehicles
US20200231221A1 (en) Rear vehicle-body structure of vehicle
JP2006335287A (ja) 自動車用シートの取付構造
US9004582B2 (en) Floor structure of vehicle body center section
US7717487B2 (en) Seat holding portion structure
JP2009154691A (ja) 車両用シート
JP7167682B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP2019127054A (ja) 車両下部構造
JP6252160B2 (ja) キャブオーバー型車両の構造
JP6077289B2 (ja) 車両のリヤシート構造
JP7300107B2 (ja) 車両のフロア構造
JP6583128B2 (ja) 乗物用シート
JP2006015798A (ja) 車体構造
JP3329098B2 (ja) 自動車の車体フロア構造
JP2010264961A (ja) 車両用シートのスライドレール変形防止構造
JP2020055325A (ja) 車両のフロアパネルの補強構造
JP7182081B2 (ja) 車両のキャブ構造
JP6172111B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP3638829B2 (ja) 自動車のシート支持装置
JP4563251B2 (ja) 自動車用シートの取り付け構造
JP6898158B2 (ja) 車両用シート
JP3697940B2 (ja) フロア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210729

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221010

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7167682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151