JP2007175043A - 貯蔵米の製造方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄し20〜120分間水浸漬した後水切りした米を0.25〜1.5kg/cm2の蒸気で蒸して米澱粉の一部をアルファー化し、その蒸し米を熱い状態のまま予備ほぐしを行い、計量して袋10に入れ、開封のまま容器11に入れて密封し、容器11内で690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持して蒸し米を常温にしたあと、容器11内に無菌エアーを送り大気圧としてから袋10をシールし、その後容器11を開いて袋入り蒸し米を取り出し常温にて24〜48時間放置して熟成させ、袋入り蒸し米に本ほぐしを行い、単粒化した状態のアルファー化処理米を得る。
【選択図】図1
Description
すなわち、本発明によれば、洗った米を水に20分間〜120分間浸漬してから水切りをし、その米を0.25kg/cm2〜1.5kg/cm2の蒸気で蒸して少なくとも米澱粉の一部をアルファー化し、その蒸し米を熱い状態のまま直ちに予備ほぐしを行うと共に計量して袋に入れ、該袋を開封状態のまま容器内に入れて容器を密封し、該容器内で690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持出来るようにして蒸し米を常温にしたあと、前記容器内に無菌エアーを送り大気圧としてから容器内で袋をシールし、そのあと前記容器を開いて袋入り蒸し米を取り出し常温にて24時間〜48時間放置しアルファー化した米澱粉を熟成させ、さらにこの袋入り蒸し米をそのまま本ほぐしを行い、前記米を単粒化した状態のアルファー化処理米としたことを特徴とする貯蔵米の製造方法が提供される。
図1は本発明の貯蔵米の製造方法を具体化した製造装置のフロシート図、図2は貯蔵米の製造装置を構成する蒸し機の一部を切欠した斜視図である。図において、1は貯蔵米の製造装置を示し、この製造装置1は、貯留タンク2から米を受け入れ洗う洗米部3と、洗米後の米を貯留し常温の水にて20分間〜120分間浸漬すると共に水切りする浸漬水切部4と、浸漬水切後の米を一定量貯留するタンク5の底板5a及び側板5bの多数の孔6より0.25kg/cm2〜1.5kg/cm2の蒸気を吹き込んで蒸しかつ内部に米を一定量排出する定量フィーダー7を有してなる蒸し機8と、蒸し米を受け入れ予備ほぐしを行うと共にその所定量を計量する計量機9と、計量された蒸し米を袋10にて受け入れ開封のまま容器である容器11内に入れて該容器11を閉じ690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持するようにしたあと容器11内に無菌エアーを入れ大気圧とし袋10を密封して容器11内から袋入り蒸し米を取り出す真空冷却包装機12と、アルファー化した米澱粉を熟成させたあと袋入り蒸し米を本ほぐしを行って単粒化した状態のアルファー化処理米とする熟成ほぐし部13と、を具備してなるものである。
生米が貯留されているいずれかの貯留タンク2の真下に供給タンク21を移動させ、下部にあるバルブ(不図示)を開いて供給タンク21内に米を供給する。供給タンク21内に米を供給し終わったら、供給タンク21を洗米機20の上に移動させ、洗米機20に米を投入し洗米する。洗米し終わったら配管25中の一方のバルブ26を開き洗米した米を水と共にポンプ22にて一方の浸漬タンク23に送り、一方の浸漬タンク23が満杯になったら、一方のバルブ26を閉じ、他方のバルブ26を開き洗米した米を他方の浸漬タンク23に送る。
〈実施例1〉
本発明方法によりアルファー化処理米を作製する。すなわち、日本産もち米を20℃の水に60分間浸漬してから水切りし、1.0kg/cm2の蒸気で10分間蒸して米澱粉をアルファー化し、その蒸し米を熱い状態のまま直ちに予備ほぐしを行ってから1Kgに計量して袋に入れ、その袋を開封状態のまま容器内に入れて容器を密封し、容器内で690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持出来るようにして、蒸し米を常温にしたあと、容器内に無菌エアーを送り大気圧としてから容器内で袋をシールし、そのあと容器を開いて袋入り蒸し米を取り出し常温にて24時間放置して熟成させ、さらにこの袋入り蒸し米をそのまま本ほぐしを行った。得られたアルファー化処理米について以下の計測をする。(1)1Kg入り袋の重量(袋を除く)を実測する。(2)多数の1Kg入り袋から5検体をランダムに選び、各検体ごとに、塊が0.5g未満、0.5g以上〜1.0g未満、1.0g以上〜1.5g未満、1.5g以上〜2.0g未満、2.0g以上〜2.5g未満、2.5g以上〜3.0g未満、3.0g以上の7区分とし、それぞれの分布数をカウントする。
従来の特許文献3による貯蔵米の製造方法にてアルファー化処理米を作製する。すなわち、日本産もち米を20℃の水に60分間浸漬してから水切りし、1.0kg/cm2の蒸気で10分間蒸して米澱粉をアルファー化し、その蒸し米を熱い状態のまま直ちに予備ほぐしを行わずに、1Kgあて計量して袋に入れ、その袋を開封状態のまま容器内に入れて容器を密封し、容器内で690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持出来るようにして、蒸し米を常温にしたあと、容器内に無菌エアーを送り大気圧としてから容器内で袋をシールし、そのあと容器を開いて袋入り蒸し米を取り出し常温にて24時間放置して熟成させ、さらにこの袋入り蒸し米をそのままほぐしを行った。得られたアルファー化処理米について実施例1と同様に(1)1Kg入り袋の重量(袋を除く)を実測する。(2)多数の1Kg入り袋から5体をランダムに選び、各体ごとに上記と同じ7区分とし、それぞれの分布数をカウントする。
以上の計測結果を表1及び表2に示す。
2 貯蔵タンク
3 洗米部
4 浸漬水切部
5 タンク
5a 底板
5b 側板
6 孔
7 定量フィーダー
7a モーター
8 蒸し機
9 計量機
10 袋
11 容器
12 真空冷却包装機
13 熟成ほぐし部
14 熟成ヤード
15 本ほぐし機
16 製品ヤード
20 洗米機
21 供給タンク
22 ポンプ
23 浸漬タンク
24 コンベアー
25 パイプ
26、45 バルブ
27 切替弁
30 排出管
31 曲管
32 直管
33 蒸気室
34 蒸気吹出管
35 ボイラー
40 ホッパー
41 予備ほぐし機
41a パドル
41b ほぐしドラム
42 計量部
43 脱酸素剤供給機
44 脱酸素剤
50 第1の工程
51 第2の工程
52 真空発生機
53 第3の工程
54 無菌エアー発生機
55 第4の工程
56 搬送コンベアー
57 上部コンベアー
57a、58a ローラ
58 下部コンベアー
59 製品
Claims (2)
- 洗った米を水に20分間〜120分間浸漬してから水切りをし、その米を0.25kg/cm2〜1.5kg/cm2の蒸気で蒸して少なくとも米澱粉の一部をアルファー化し、その蒸し米を熱い状態のまま直ちに予備ほぐしを行うと共に計量して袋に入れ、該袋を開封状態のまま容器内に入れて容器を密封し、該容器内で690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持出来るようにして蒸し米を常温にしたあと、前記容器内に無菌エアーを送り大気圧としてから容器内で袋をシールし、そのあと前記容器を開いて袋入り蒸し米を取り出し常温にて24時間〜48時間放置しアルファー化した米澱粉を熟成させ、さらにこの袋入り蒸し米をそのまま本ほぐしを行い、前記米を単粒化した状態のアルファー化処理米としたことを特徴とする貯蔵米の製造方法。
- 米貯留タンクから米を受け入れて洗う洗米部と、洗米後の米を貯留し常温の水にて20分間〜120分間浸漬すると共に水切りする浸漬水切部と、浸漬水切後の米を一定量貯留するタンクの底板及び側板の多数の孔より0.25kg/cm2〜1.5kg/cm2の蒸気を吹き込んで蒸しかつ内部に米を一定量排出する定量フィーダーを有してなる蒸し機と、蒸し米を受け入れ予備ほぐしを行うと共にその所定量を計量する計量機と、計量された蒸し米を袋にて受け入れ開封のまま容器内に入れて該容器を閉じ690mmHg以上の真空状態を10秒間〜30秒間保持するようにしたあと前記容器内に無菌エアーを入れ大気圧とし袋を密封して前記容器内から袋入り蒸し米を取り出す真空冷却包装機と、アルファー化した米澱粉を熟成させたあと袋入り蒸し米を本ほぐしを行って単粒化した状態のアルファー化処理米とする熟成ほぐし部と、を具備してなることを特徴とする貯蔵米の製造装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005381363A JP2007175043A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 貯蔵米の製造方法及びその装置 |
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JP2007175043A true JP2007175043A (ja) | 2007-07-12 |
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JP2005381363A Pending JP2007175043A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 貯蔵米の製造方法及びその装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5214300B2 (ja) * | 1973-03-16 | 1977-04-20 | ||
JPH0731391A (ja) * | 1993-07-20 | 1995-02-03 | Yukinori Asano | 貯蔵飯の製造方法及びその装置 |
JPH0870800A (ja) * | 1994-09-08 | 1996-03-19 | Showa Sangyo Co Ltd | 早炊き用の米の調製方法 |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005381363A patent/JP2007175043A/ja active Pending
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