JP2007172275A - 医療情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療情報を必要とするユーザが、今現在、真に必要とする医療情報を過不足なく自動的に提供するとともに、不要な情報を送受信することによる通信コストやトラフィックの負荷を削減することのできる医療情報提供システムの提供を目的とする。
【解決手段】ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムにおいて、医療情報を記憶する記憶手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、入力手段が入力を受け付けたときに、日時を取得する日時取得手段と、入力手段により受け付けられた入力と、日時取得手段により取得された日時と、を検索条件に用いて記憶手段を検索して、検索条件を満たす医療情報を抽出する検索手段と、検索手段により抽出された医療情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムにおいて、医療情報を記憶する記憶手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、入力手段が入力を受け付けたときに、日時を取得する日時取得手段と、入力手段により受け付けられた入力と、日時取得手段により取得された日時と、を検索条件に用いて記憶手段を検索して、検索条件を満たす医療情報を抽出する検索手段と、検索手段により抽出された医療情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムに関し、特に、ユーザが検索を行う日付・曜日・時間に応じて適切な医療情報を提供するための情報提供技術に関する。
従来、インターネットのWebサイト等では、各種のデータベースを利用して様々な情報が提供されている。例えば、ユーザの入力したキーワード等に基づいて、Webサイトで管理しているデータベースを検索し、検索結果をユーザに提供するものなどがある。このような情報提供サイトとして、病気、病院、その他の医療情報を提供するサイトも、以下に示すようにいくつか知られている。
例えば、病気の病名と当該病気の解説をユーザに提示するタイプの病名情報提供サイトが知られている。このタイプは、例えば、ユーザ端末装置に表示されたメニュー画面に従ってユーザが症状を入力していくと、入力された症状から想定される病気をデータベースから検索し、検索結果として病名とその病気の解説をユーザ端末装置に表示するものなどがある。具体的には、「鼻がつまる」という症状をユーザが選択入力すると、鼻炎一般の説明や、風邪症候群、スギ花粉症など、「鼻がつまる」という症状に関連する病気の解説が個別具体的に表示される。
また、病院や診療所などの医療機関に関する情報を検索閲覧するタイプの医療機関検索サイトも知られている。このタイプは、例えば、ユーザ端末装置に表示されたメニュー画面に従って、検索地域と受診したい診療科目とを選択入力すると、当該検索地域内にある医療機関の中から、前記診療科目を専門とする医療機関を検索し、ユーザ端末装置に検索結果を一覧表示するものなどがある。具体的には、検索地域として「東京都港区」を選択入力し、受診したい診療科目として「内科」を選択入力すると、データベースに蓄積された情報の中から、東京都港区にあり、かつ内科を受診可能な医療機関を検索抽出して、検索結果の一覧をユーザ端末装置に表示する。
さらに、特許文献1には、病院で診察を受ける前に患者の病状をある程度把握でき、病状に合わせて診察の予約を行うことのできる病院予約支援装置および病院予約支援システムが開示されている。これは、 病院側の通信端末装置と患者側の通信端末装置とを通信回線を介してシステム全体を管理するシステム用サーバに接続してネットワークを構成し、システム用サーバは患者側の通信端末装置から入力された患者の健康情報に基づいて、病名、診察を受けるべき診察科目、疾患の程度を判定するとともに、診察可能な病院を検索して予約日時を決定するようにしたものである。
特開2002−99615号公報
ところで、病気の中には、季節要因に左右されるものも多く存在する。例えば、スギ花粉症は、スギ花粉の飛散する2月から4月にかけて症状が出るが、それ以外の季節では基本的に症状が現れることはない。また、食あたりは一年を通して発生するものであるが、O157は夏場に多く発生する。一方、従来の病名情報提供サイトでは、病名及び病気の解説をユーザに提供するにあたり、季節要因を加味してはいなかった。つまり、一年を通して同じ情報を提供していたため、データベースの内容を変えない限り、時宜に応じた病名情報の提供をすることが困難であった。例えば、「鼻がつまる」という症状を入力すると、従来の病名情報提供サイトでは、鼻炎一般の説明や、風邪症候群、スギ花粉症などの解説が一年を通して表示されていた。ユーザが3月に「鼻がつまる」という症状により検索をしていれば、スギ花粉症の可能性があるので、スギ花粉症の解説を表示することは有用である。しかしながら、ユーザが9月に検索をしていれば、スギ花粉症の症状が現れている可能性は低いため、スギ花粉症の解説を表示しても、ユーザにとって価値の低い情報を提供しているにすぎないものである。ユーザは表示された解説等を参照して、病気が季節要因を有するかどうかを自ら判断し、季節要因を有する場合、現時点において、その病気になる可能性がどの程度あるかを自ら判断しなければならなかった。
また、医療機関検索サイトでは、検索地域と受診したい診療科目に合致する医療機関を一覧表示していたが、検索結果は受診の可否とは無関係に表示されるものであった。そのため、ユーザは検索結果を参照して、医療機関が休診日かどうか、また、今現在、診察時間内にあるかどうかを自ら判断しなければならなかった。特に、夜間や祝祭日は受診可能な医療機関が限られているため、検索結果一覧の中から、夜間や祝祭日に診てもらえる医療機関を探すことは手間のかかるものであった。検索結果に基づいて医療機関に電話をしても、休診日で電話がつながらないとか、専門の医師がいないということも多く、受診可能な医療機関を見つけるまでに、いくつかの医療機関を手当たり次第に電話して受診の可否を確認するというのが実情であった。
特許文献1に記載されたものも、基本的には上記従来技術と同様である。特許文献1には、入力された患者の健康情報に基づいて、病名、診察を受けるべき診察科目等を判定することは記載されているものの、季節要因を加味して病名等を判定することは記載されていない。また、診察科目を有する病院を検索して将来の予約を行うことや、単に救急病院を検索することは記載されているものの、検索日時に応じて、今現在、実際に急患で診てもらえる病院を検索することは記載されていない。
本発明は、かかる実情に鑑み、医療情報を必要とするユーザが、今現在、真に必要とする医療情報を過不足なく自動的に提供するとともに、不要な情報を送受信することによる通信コストやトラフィックの負荷を削減することのできる医療情報提供システムを提供しようとするものである。
上記課題を解決するための本発明は、ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムにおいて、医療情報を記憶する記憶手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、入力手段が入力を受け付けたときに、日付または日時(以下、単に「日時」という)を取得する日時取得手段と、入力手段により受け付けられた入力と、日時取得手段により取得された日時と、を検索条件に用いて記憶手段を検索して、検索条件を満たす医療情報を抽出する検索手段と、検索手段により抽出された医療情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
好適には、上記医療情報提供システムにおいて、記憶手段に記憶される医療情報は、属性と検索対象期間とを含んで構成され、検索手段は、入力手段により受け付けられた入力を検索キーとして記憶手段の属性を検索し、かつ、日時取得手段により取得された日時を検索キーとして記憶手段の検索対象期間を検索し、入力および日時をともに満たす属性および検索対象期間を有する医療情報を抽出する、ことを特徴とする。
また好適には、上記医療情報提供システムにおいて、医療情報は病気に関する情報であり、属性および検索対象期間は、それぞれ、病気の症状および当該病気に罹りやすい時期である、ことを特徴とする。
さらに好適には、上記医療情報提供システムにおいて、医療情報は医療機関に関する情報であり、属性は診療科目を含み、検索対象期間は当該診療科目の受診可能日時である、ことを特徴とする。
また、本発明は、ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムにおいて、第1の医療情報を記憶する第1の記憶手段と、第2の医療情報を記憶する第2の記憶手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、入力手段が入力を受け付けたときに、日時を取得する日時取得手段と、入力手段により受け付けられた入力と、日時取得手段により取得された日時と、を第1の検索条件に用いて第1の記憶手段を検索して、第1の検索条件を満たす第1の医療情報を抽出する第1の検索手段と、第1の検索手段により抽出された第1の医療情報に含まれる情報に基づいて、第2の検索を要するか否かを判断する判断手段と、判断手段が第2の検索を要すると判断した場合、第1の検索手段により抽出された第1の医療情報の一部と、日時取得手段により取得された日時と、を第2の検索条件に用いて第2の記憶手段を検索して、第2の検索条件を満たす第2の医療情報を抽出する第2の検索手段と、判断手段が第2の検索を要すると判断した場合、第2の検索手段により抽出された第2の医療情報を出力し、判断手段が第2の検索を要しないと判断した場合、第1の検索手段により抽出された第1の医療情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
好適には、上記医療情報提供システムにおいて、第1の記憶手段に記憶される第1の医療情報は、第1の属性と第1の検索対象期間と第2の検索を要するか否かを示すフラグとを含み、第2の記憶手段に記憶される第2の医療情報は、第2の属性と第2の検索対象期間とを含んで構成され、第1の検索手段は、入力手段により受け付けられた入力を検索キーとして第1の記憶手段の第1の属性を検索し、かつ、日時取得手段により取得された日時を検索キーとして第1の記憶手段の第1の検索対象期間を検索し、入力および日時をともに満たす第1の属性および第1の検索対象期間を有する第1の医療情報を抽出するものであり、判断手段は、抽出された第1の医療情報に含まれるフラグに基づいて、第2の検索を要するか否かを判断し、第2の検索手段は、判断手段が第2の検索を要すると判断した場合、第1の検索手段により抽出された第1の医療情報の一部を検索キーとして第2の記憶手段の第2の属性を検索し、かつ、日時取得手段により取得された日時と検索キーとして第2の記憶手段の第2の検索対象期間を検索し、第1の医療情報の一部および日時をともに満たす第2の医療情報を抽出する、ことを特徴とする。
また好適には、上記医療情報提供システムにおいて、第1の医療情報および第1の医療情報の一部とは、それぞれ、病気に関する情報および当該病気の診療科目を示す情報であり、第1の属性、第1の検索対象期間、および第2の検索を要するか否かを示すフラグは、それぞれ、病気の症状、当該病気に罹りやすい時期、および当該病気が緊急に受診を要するか否かの緊急度を示す情報であり、第2の医療情報は医療機関に関する情報であり、第2の属性は診療科目であり、第2の検索対象期間は当該診療科目の受診可能日時である、ことを特徴とする。
また、本発明は、医療情報を記憶する記憶手段とシステムの動作を制御する制御手段とを備える医療情報提供システムがユーザに医療情報を提供するための医療情報提供方法であって、制御手段が、ユーザからの入力を受け付ける入力ステップと、制御手段が、入力ステップにより入力を受け付けたときに、日時を取得する日時取得ステップと、制御手段が、入力ステップにより受け付けられた入力と、日時取得ステップにより取得された日時と、を検索条件に用いて記憶手段を検索して、検索条件を満たす医療情報を抽出するする検索ステップと、制御手段が、検索ステップにより抽出された医療情報を出力する出力ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、本発明の医療情報提供方法の各工程をコンピュータ上で実行させることを特徴とする。この場合のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。また、コンピュータプログラムが、PCカード等に記録されて流通する場合も含む。
なお、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明によれば、医療情報を必要とするユーザが医療情報を検索している現時点において、真に必要とする医療情報を過不足なく自動的に提供するとともに、不要な情報を送受信することによる通信コストやトラフィックの負荷を削減することが可能となる。
また、病気の季節要因や、待機医師の専門や勤務予定等の情報に基づいて、検索日時に応じた医療情報を提供することが可能となるため、特に、夜間や祝祭日の救急患者へ病気の季節要因を加味しつつ適切な対応が可能であるという点で優れた効果を奏し得る。
以下、本医療情報提供システムの実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、病名に関する情報及び医療機関に関する情報を提供する医療情報提供システムの概要を表した図である。図1に示すように、本医療情報提供システムは、各種の医療情報を提供する情報提供サーバ10と、情報提供サーバ10にアクセスしてユーザが各種の医療情報を検索・閲覧するためのユーザ端末装置20とを備え、これらがインターネット等のネットワーク30を介して相互に接続されることにより構成される。
図2は情報提供サーバ10の機能構成図を示すブロック図である。情報提供サーバ10は、図2に示すようなCPU101、ROMやRAM等のメモリ102、外部記憶装置103、入力インタフェース104、出力インタフェース105、通信インタフェース106及びこれらを結ぶバス107を備える汎用のコンピュータを適用することができる。なお、情報提供サーバ10は、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成されるものであってもよい。情報提供サーバ10は、CPUが、ROM、RAM、外部記憶装置などに記憶された所定のプログラム(本発明にかかる医療情報提供を規定したプログラム)を実行することにより、各種機能実現手段として情報提供サーバ10を機能させる。
ユーザ端末装置20は、情報提供サーバ10との間で通信を行って、各種の医療情報を検索・閲覧するための装置である。ユーザ端末装置20は、いわゆるパーソナルコンピュータ等、汎用のコンピュータを適用することができるが、情報提供サーバ10との間で通信を行って情報を送受信できるものであればよい。ユーザ端末装置20は、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成されるものであってもよい。また、好適には、Webページをブラウジングする機能を備えている。
ネットワーク30は、情報提供サーバ10とユーザ端末装置20の間で情報を送受信するための通信回線である。例えば、LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、電話、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線、無線の両方を含むものである。
次に、上記のように構成される医療情報提供システムの動作の概要について、病名及び医療機関の検索閲覧を例に説明する。
図3は、病名及び医療機関の検索閲覧処理の流れを示すフローチャートである。まず、ユーザがユーザ端末装置20を用いて情報提供サーバ10にアクセスすると、ユーザ端末装置20の表示手段には、症状入力インタフェース画面が提示される。ユーザは当該インタフェース画面を使用して、症状に関する情報を入力する(STEP310)。情報提供サーバ10は、ユーザ端末装置20から症状に関する情報が入力されると、当該入力された情報と、情報が入力された日付とをキーにして、データベースを検索する(STEP320)。日付を自動的に取得して検索キーとして使用するため、季節や流行を考慮して、病名を検索することができる。検索の結果、入力した症状と検索日に応じた病名が検索され、ユーザ端末装置20に出力、表示される(STEP330)。ここで、病名と共に、病気の概要、症状、治療法、アドバイス、適切な医療機関、診療科、及び医療機関で緊急に受診すべきかどうかの程度を示す緊急度を表示してもよい。
ユーザ端末装置20に表示された病名及びその緊急度に応じて、さらに医療機関の検索を行うかどうかを判断する(STEP340)。情報提供サーバ10は、この判断をするにあたり、ユーザ端末装置20から所定の情報が入力されるかによって判断してもよいし、情報提供サーバ10が所定の判断基準に基づいて判断してもよい。医療機関の検索を行わない場合は、処理を終了する。一方、医療機関の検索を行う場合、ユーザは、診療科目、希望地域等の診察条件を入力する(STEP350)。情報提供サーバ10は、入力された診察条件と、現在の日時とをキーにして、データベースを検索する(STEP360)。検索の結果、ユーザの希望する診察条件と現在日時に応じた医療機関が検索され、ユーザ端末装置20に出力、表示される(STEP370)。医療機関の検索を行う際に、診療科目のみならず、自動的に取得した現在日時を検索キーとして使用するため、当日が休みの医療機関や、その病気を診療できる医師が出勤していないような医療機関は、検索結果から排除される。そのため、現時点において、確実に病気を診療することができる医療機関のみが検索結果として出力される。
なお、本発明において、日時とは、日付、曜日、時間、又はこれらの任意の組み合わせを含むものである。
以下、本医療情報提供システムの機能や動作を実施例に基づいて詳細に説明する。
図4は、本実施例の情報提供サーバ10の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、情報提供サーバ10は、本実施例における主な構成として、情報提供サーバ10の動作全体を制御する制御部120と、病名や医療機関の情報を提供するために必要な情報を記憶するための記憶部130と、ネットワーク30と接続され、ユーザ端末装置20との間でデータ通信を行うための通信手段110とを備える。制御部120は、ユーザの入力した症状に関する情報に基づいて当該症状から想定される病名を検索する病名検索手段122と、ユーザの指定した診察条件に基づいて適切な医療機関を検索出力する医療機関検索手段124と、病名検索手段122及び医療機関検索手段124において検索を行う際の検索キーとして使用する日にち、曜日、現在時刻をコンピュータの内部タイマ等から取得するための日時取得手段126と、病名検索手段122による検索結果に基づいて、緊急受診の必要性の有無を判断する緊急度判断手段128とをさらに備える。記憶部130は、少なくとも症状と検索対象期間とを病名と対応付けて記憶する病名データベース(病名DB)132と、医療機関に関する各種情報を診療可能日時と対応付けて記憶する医療機関データベース(医療機関DB)134とをさらに備える。
次に、情報提供サーバ10の記憶部130が備える各データベースのデータ構成について、図5及び図6を用いて説明する。
病名データベース132は、ユーザの入力する症状から病名を診断する際に参照されるものであり、例えば、病名判定テーブルにより構成される。図5は、病名判定テーブルの構成を示した概略図である。本実施例では一例として、病名判定テーブルは、病名レコード510と、症状レコード520と、検索対象期間レコード530と、緊急度レコード540、診療科目レコード550とを含んで構成され、各病気ごとに、病名と、症状と、検索対象期間と、緊急度と、診療科目とが対応付けられて病名判定テーブルに格納される。ここで、病名とは、病気の名称を示すものであり、検索結果を表示するとき、当該レコードに格納されている病名がユーザ端末装置20に表示される。症状とは、その病気に罹った場合に典型的に見られる各種の症状を示す属性情報である。1つの病名に対して、1以上の症状が格納されている。症状は階層構造を有する形で管理してもよい。検索対象期間とは、季節要因や病気の流行を加味して設定されるものである。緊急度とは、緊急に医者の診療を要する病気かどうかを表す情報である。本実施例では、緊急度を3段階に分けて、1は直ちに受診が必要、2は早めの受診が望ましい、3はしばらく様子を見ればよい、との意味を持たせておく。診療科目とは、その病気に罹った場合に受診すべき診療科を示すものである。さらに、病名判定テーブルは、病名に対応付けて、その病気の概要、治療法、アドバイス等を格納してもよい。
医療機関データベース134は、診療科目から当該診療科目を専門とする医療機関を抽出する際に参照されるものであり、例えば、医師判定テーブルにより構成される。図6は、医師判定テーブルの構成を示した概略図である。本実施例では一例として、医師判定テーブルは一例として、医療機関名レコード610と、連絡先レコード620と、交通機関レコード630と、医師名レコード640と、性別レコード650と、年齢レコード660と、専門分野レコード670と、勤務日時レコード680とを含んで構成される。各医療機関ごとに、医療機関名と、連絡先と、交通機関と、所属する医師とが対応付けられ、かつ、各医師ごとに、医師名と、性別と、年齢と、専門分野と、勤務日時とが対応付けられて医師判定テーブルに格納される。ここで、医療機関名とは、病院、診療所、その他の医療機関の名称を示すものであり、検索結果を表示するときに、当該レコードに格納されている医療機関名がユーザ端末装置20に表示される。連絡先とは、住所や電話番号など、医療機関の連絡先を示すものであり、検索結果を表示するときに、当該レコードに格納されている連絡先が、医療機関名とともに表示される。交通機関とは、医療機関の最寄駅や路線などを示すものである。医師名とは、医療機関で診療する医師の名前を示すものである。1つの医療機関に対して複数名の医師を対応付けて登録することができる。性別、年齢、専門分野は、医師の属性情報を示すものである。勤務時間は各医師の勤務時間を示すものである。当直の予定や、出勤・欠勤の予定を日にちや曜日ごとに時間単位で記憶する。各医療機関で管理するシフト表を転用してもよい。
なお、ここでは、テーブル形式でデータを管理する例を示したが、これに限定されるものではない。XML形式でデータを管理しても良いし、オブジェクト形式で管理してもよい。
次に、本発明における病名情報及び医療機関情報を提供する医療情報提供システムの一実施例について、詳細な処理の流れを図7乃至図12を用いて説明する。
(病名診断)
まず、ユーザの入力する症状から病名を診断する処理について説明する。
(病名診断)
まず、ユーザの入力する症状から病名を診断する処理について説明する。
ユーザはユーザ端末装置20の備えるWebブラウザからURLを指定して、情報提供サーバ10にアクセスする。情報提供サーバ10は、ユーザ端末装置20からのリクエストに基づいて症状診断の初期画面情報を記憶部130のデータベース(図示しない)から取り出して、ユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、受信した初期画面情報に基づいて、症状診断の初期画面を表示して、ユーザからの入力を待つ。図7は、ユーザ端末装置20に表示される症状診断の初期画面の例である。ユーザは自己の自覚症状や他人の症状に基づいて、前記初期画面を用いて症状を入力する。このとき、キーワードを入力しても良いし、よくある症状として列挙されているクリック可能な形式の選択ボタンのなかから調べたい症状に当てはまるものを選択しても良い。また、人体モデル図を使って、症状の出ている部位を指定しても良い。ユーザがユーザ端末装置20に入力した情報は、情報提供サーバ10に送信され、情報提供サーバ10は、当該受信した入力情報に応じて所定の処理を行う。
キーワードを入力して検索する場合、情報提供サーバ10は、ユーザの入力したキーワードを検索キーとして病名データベース132を検索し、前記キーワードに該当する病名を抽出する。検索処理の詳細は後述する。
よくある症状として列挙されている中から症状を選択する場合、情報提供サーバ10は、ユーザの選択に応じて、追加の質問があるかどうかを判断し、追加の質問がある場合は追加の質問をユーザ端末装置20に送信する。例えば、情報提供サーバ10の記憶部130のデータベースに質問項目を階層構造で格納しておき、ユーザの選択した項目がさらに下層の質問項目を有する場合は追加の質問があると判断して、当該下層の質問項目を追加の質問として抽出し、ユーザ端末装置20に出力する。図8は、追加の質問がある場合にユーザ端末装置20に表示される画面の例である。
人体モデル図を使って、症状の出ている部位、例えばユーザが痛みを感じる部位を指定する場合、情報提供サーバ10は、ユーザの指定した座標に基づいて、症状の出ている部位を特定する。そして、前記質問項目を格納したデータベースに基づいて、特定した部位に関する質問をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は受信した質問を表示して、ユーザの回答を待つ。ユーザの回答に応じて追加の質問がある場合は、上述と同様の処理を行う。
次に、ユーザにより入力された情報に基づいて、病名データベース132を検索する処理について説明する。
ユーザがユーザ端末装置20に表示されたメニュー画面を用いて症状を入力すると、情報提供サーバ10は当該入力された症状を受信し、病名検索手段122が、入力された症状に基づいて病名データベース132の病名判定テーブルを検索し、検索結果をユーザ端末装置20に出力する。ここで、病名判定テーブルを検索するとき、入力された症状を検索キーとして病名判定テーブルの症状レコードを検索する。さらに、日時取得手段126から、検索当日の日付を取得して、当該日付情報を検索キーとして病名判定テーブルの検索対象期間レコードを検索する。そして、症状と検索日付をともに満たす病気を抽出して、病名、緊急度、診療科目等を検索結果として出力する。ここで、症状の検索に関しては、病名判定テーブルの症状レコードには複数の症状が記憶されていたり、階層構造により症状が記憶されていたりすることもあるので、部分一致による検索でよい。その後、情報提供サーバ10は当該検索結果をユーザ端末装置20に送信し、ユーザ端末装置20は当該検索結果を表示する。図9は、検索結果の表示画面の例である。図9に図示されているように、検索の結果、複数の病気が検索結果として抽出された場合は、複数の病名を並べて表示する。このとき、表示の順序は、症状の一致度と緊急度に応じて決定してもよい。また、図10は、病名検索の結果、受診の緊急度の高い病気が検索された場合の表示画面の例である。
ここで、図5に示されている病名判定テーブルの例に基づいて、病名診断を具体的に説明する。例えば、ユーザが7月8日に「頭痛」の症状を診断しようとしたものとする。このとき、ユーザはユーザ端末装置20から「頭痛」という症状を入力する。情報提供サーバ10の病名検索手段122は入力された「頭痛」という症状に基づいて、病名判定テーブルの症状レコードを検索する。これにより、図5の例では、「風邪症候群」と「インフルエンザ」とが抽出される。さらに、日時取得手段126から検索当日の日付、すなわち「7月8日」を受け取って、当該検索日付に基づいて、検索対象期間レコードを検索する。図5の例では、「インフルエンザ」は検索対象期間外であるため、検索結果から除外される。したがって、「かぜ症候群」が最終的な検索結果として抽出され、ユーザ端末装置に20に出力、表示されることになる。
日付情報を検索キーとして使用することによって、通年に発生する一般的な病気のみならず、ある時期にのみ発生しやすい季節要因を有する病気(例えば、スギ花粉症など)や、流行性の病気(例えば、インフルエンザなど)についても、適切に診断することが可能となる。また、本実施例では日付を検索キーとして使用したが、日付に限らず、曜日や時間に関する情報を検索キーとして使用してもよい。例えば、日付および時間を検索キーとして使用すれば、夏場の昼のみに、熱中症を検索対象とすることができる。
日付情報は情報提供サーバ10の日時取得手段126から取得するものとしたが、ユーザ端末装置20やネットワークに接続されるその他のサーバ装置等に日時を計測するタイマを備え、当該タイマにより日付情報を取得するものとしてもよい。また、ユーザが検索したい日時を指定してもよい。
(医療機関検索)
次に、診療科目に基づいて、当該診療科目を専門としていて、今、診てもらえる医療機関を検索する処理について説明する。
(医療機関検索)
次に、診療科目に基づいて、当該診療科目を専門としていて、今、診てもらえる医療機関を検索する処理について説明する。
ユーザはユーザ端末装置20より、情報提供サーバ10にアクセスする。情報提供サーバ10は医療機関検索の初期画面情報をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は受診した初期画面情報に基づいて、医療機関を検索するための初期メニュー画面を表示して、ユーザからの入力を待つ。図11はユーザ端末装置20に表示される医療機関検索初期メニュー画面の例である。ユーザは、初期メニュー画面を使用して、診療科目や受診を希望する地域を入力する。図11の例では、診療科目を大括りした「内科」若しくは「外科」等のボタン、または女性若しくは子供に特有の診療科目をまとめた「女性」若しくは「子供」等のボタンが、クリック可能な形式のツールとして提供されている。これらのボタンを選択すると、選択したボタンに対応する診療科目の一覧が表示されるので、ユーザは診療科目一覧の中から所望の診療科目を選択すれば良い。ユーザは複数の診療科目を選択してもよい。なお、診療科目をユーザが選択することに換えて、キー入力するものとしてもよい。
ユーザがユーザ端末装置20に表示されたメニュー画面を用いて診療科目等の条件を入力すると、情報提供サーバ10は当該入力された診療科目等の条件を受信し、医療機関検索手段124が、入力された診療科目に基づいて医療機関データベース134の医師判定テーブルを検索し、検索結果をユーザ端末装置20に出力する。ここで、医師判定テーブルを検索するとき、入力された診療科目を検索キーとして医師判定テーブルの専門分野レコードを検索する。さらに、医療機関検索手段124は、日時取得手段126から、検索時点における日時を取得して、当該日時情報を検索キーとして医師判定テーブルの勤務日時レコードを検索する。そして、診療科目と勤務日時をともに満たす医師を抽出して、当該医師の所属する医療機関名、連絡先、交通機関等を検索結果として出力する。ここで、診療科目の検索に関しては、医師判定テーブルの専門分野レコードには、専門の診療科目が複数記憶されていたり、階層構造により診療科目が記憶されていたりすることもあるので、部分一致による検索でよい。その後、情報提供サーバ10は当該検索結果をユーザ端末装置20に送信し、ユーザ端末装置20は当該検索結果を表示する。図12は、医療機関検索結果の表示画面の例である。なお、図12には、希望地域も検索条件として加えた場合の検索結果を示している。ユーザは必要に応じて、医師の年齢、性別、専門、医療機関の最寄駅等の条件で、さらなる絞り込みを行ってもよい。
ここで、図6に示されている医師判定テーブルの例に基づいて、医療機関検索を具体的に説明する。例えば、ユーザが7月8日(金)の23時にお腹が痛くなり、救急で「内科」の受診が可能な医療機関を探そうとしているものとする。このとき、ユーザはユーザ端末装置20から「内科」という診療科目を入力する。情報提供サーバ10の医療機関検索手段124は入力された「内科」という診療科目に基づいて、医師判定テーブルの専門分野レコードを検索する。これにより、内科を専門とする医師とその所蔵する医療機関が抽出され、図6の例では、「A大学病院」の「A田Z子」と、「B総合病院」の「B山X太」とが抽出される。さらに、日時取得手段126から検索時点の日時、すなわち「7月8日(金)23時」を受け取って、当該検索日時に基づいて、勤務日時レコードを検索する。図6の例では、「A田Z子」は勤務時間外であるため検索結果から除外されるのに対し、「B山X太」は夜勤のため検索条件を満たしている。したがって、「B山X太」の所属する「B総合病院」が最終的な検索結果として抽出され、ユーザ端末装置に20に出力、表示されることになる。
日時に関する情報を検索キーとして使用して、各医師の勤務日・勤務時間を検索対象とすることにより、ユーザが検索を行った現時点において、入力した診療科目を専門とする医師が出勤していて、当該専門の医師に診てもらえる医療機関のみを検索結果として出力するというように、木目細かな情報をユーザに提供することが可能となる。そして、ユーザは、検索結果として表示されている医療機関に電話をすれば、休診日で電話がつながらないとか、専門の医師が不在で診てもらえないということがなくなり、専門の医師のいる医療機関に素早く連絡を取ることが可能となる。これにより、脳梗塞などのように、特に緊急度の高い病気の疑いがある場合に、すばやく専門の医師のいる医療機関に連絡を取ることができるという格別の効果を奏する。
また、本実施例では、検索結果の医療機関を一覧表示する例を示したが、抽出された医療機関の中から1つの医療機関を任意に選択して、当該医療機関に直接電話をダイヤルするものとしてもよい。これは、特に緊急度の高い場合に有効である。
また、本実施例では、医師の勤務時間に関する情報を情報提供サーバ10の医療機関データベース134で蓄積管理するものとしたが、各医療機関が自前で有するサーバ装置等のコンピュータに、当該医療機関に所属する医師の勤務日時の一覧表を蓄積管理しておき、医療機関検索の際、情報提供サーバ10は医療機関のコンピュータに蓄積管理された前記一覧表を参照して検索を行うものとしてもよい。
(病名検索と医療機関検索の連携)
次に、前述の病名検索と医療機関検索の連携機能について説明する。
(病名検索と医療機関検索の連携)
次に、前述の病名検索と医療機関検索の連携機能について説明する。
図11に示した例では、診療科目をユーザが選択入力する例を示したが、病名検索手段122の検索結果を渡すものとすることができる。すなわち、情報提供サーバ10は、病名検索手段122により病気情報を検索・抽出した後、病名判定テーブルの診療科目レコードから当該病気の診療科目を受け取り、当該診療科目を医療機関検索手段124に渡し、当該診療科目に基づいて医療機関の検索をする。医療機関検索において検索キーとして使用する日時は、日時取得手段126から再度取得してもよいし、病名検索手段122による病名検索時に使用した日時を医療機関検索手段124に渡してもよい。これにより、ユーザは症状を入力するだけで、当該症状に対応する診療科目を専門とする医師が今出勤している医療機関を検索することが可能となる。
さらに、病名検索手段122による病名検索の後、緊急度判断手段128が受診の緊急度を判断して、緊急度に応じて処理を切り替えるものとすることができる。なお、緊急度の判断は、緊急度判断手段128が、病名検索手段122により病気情報を検索・抽出した後、病名判定テーブルの緊急度レコードから当該病気の緊急度を受け取り、これにより緊急度の高低を判断する。
例えば、病名検索の結果、緊急度が高い場合には、病名検索手段122から医療機関検索手段124に診療科目を渡すものとするが、緊急度が低い場合には、渡さないものとすることもできる。これによれば、緊急度が高い場合には、ユーザは診療科目を入力することなく受診可能な医療機関をユーザに提示するのに対し、緊急度が低い場合は、まず病気の解説をユーザに提示して、診療科目の入力を待つことになる。
また、緊急度が高い場合には、医療機関検索手段124において、診療科目と検索日時により検索するものとするが、緊急度が低い場合には、医療機関検索手段124において、検索日時による検索を行わないものとすることもできる。これによれば、医療機関検索において、緊急度が高い場合には、今、診てもらえる医療機関のみをユーザに提示するのに対し、緊急度が低い場合には、医療機関の休診日や医師の勤務時間とは関係なく、診療科目を専門とする医療機関をユーザに提示することが可能となる。
他にも、緊急度の高い場合には、医療機関検索の結果から、任意の医療機関を選択して、直接電話をダイヤルするものとしてもよい。
これによれば、緊急度の高低によって、ユーザに木目細かな情報を提供することができる。さらに、例えば、緊急度の高い場合に限って、症状を入力するだけで現時点において受診可能な医療機関に直接ダイヤルをすることも可能となるので、脳梗塞などのように、特に緊急度の高い病気の疑いがある場合には、一刻も早く専門の医師のいる医療機関に連絡を取ることができるという格別の効果を奏する。そのため、本発明によれば、特に緊急度の高い病気の場合には、患者が一命を取り留める可能性が高くなることが期待できる。
なお、本発明の医療情報提供システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るものである。本実施例においては、医療情報として、病名および医療機関の検索を行う例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、動物病院の紹介等にも適用できる。
10 情報提供サーバ
20 ユーザ端末装置
30 ネットワーク
20 ユーザ端末装置
30 ネットワーク
Claims (9)
- ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムにおいて、
医療情報を記憶する記憶手段と、
ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段が入力を受け付けたときに、日時(日付、曜日、時間、又はこれらの組み合わせ)を取得する日時取得手段と、
前記入力手段により受け付けられた入力と、前記日時取得手段により取得された日時と、を検索条件に用いて前記記憶手段を検索して、前記検索条件を満たす医療情報を抽出する検索手段と、
前記検索手段により抽出された医療情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする医療情報提供システム。 - 請求項1に記載の医療情報提供システムにおいて、
前記記憶手段に記憶される医療情報は、属性と検索対象期間とを含んで構成され、
前記検索手段は、前記入力手段により受け付けられた入力を検索キーとして前記記憶手段の属性を検索し、かつ、前記日時取得手段により取得された日時を検索キーとして前記記憶手段の検索対象期間を検索し、前記入力および前記日時をともに満たす属性および検索対象期間を有する医療情報を抽出する、
ことを特徴とする医療情報提供システム。 - 請求項2に記載の医療情報提供システムにおいて、
前記医療情報は病気に関する情報であり、
前記属性および検索対象期間は、それぞれ、病気の症状および当該病気に罹りやすい時期である、
ことを特徴とする医療情報提供システム。 - 請求項2に記載の医療情報提供システムにおいて、
前記医療情報は医療機関に関する情報であり、
前記属性は診療科目を含み、前記検索対象期間は当該診療科目の受診可能日時である、
ことを特徴とする医療情報提供システム。 - ユーザに医療情報を提供するための医療情報提供システムにおいて、
第1の医療情報を記憶する第1の記憶手段と、
第2の医療情報を記憶する第2の記憶手段と、
ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段が入力を受け付けたときに、日時を取得する日時取得手段と、
前記入力手段により受け付けられた入力と、前記日時取得手段により取得された日時と、を第1の検索条件に用いて前記第1の記憶手段を検索して、前記第1の検索条件を満たす第1の医療情報を抽出する第1の検索手段と、
前記第1の検索手段により抽出された第1の医療情報に含まれる情報に基づいて、第2の検索を要するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が第2の検索を要すると判断した場合、前記第1の検索手段により抽出された第1の医療情報の一部と、前記日時取得手段により取得された日時と、を第2の検索条件に用いて第2の記憶手段を検索して、前記第2の検索条件を満たす第2の医療情報を抽出する第2の検索手段と、
前記判断手段が第2の検索を要すると判断した場合、前記第2の検索手段により抽出された第2の医療情報を出力し、前記判断手段が第2の検索を要しないと判断した場合、前記第1の検索手段により抽出された第1の医療情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする医療情報提供システム。 - 請求項5記載の医療情報提供システムにおいて、
前記第1の記憶手段に記憶される第1の医療情報は、第1の属性と第1の検索対象期間と第2の検索を要するか否かを示すフラグとを含み、
前記第2の記憶手段に記憶される第2の医療情報は、第2の属性と第2の検索対象期間とを含んで構成され、
前記第1の検索手段は、前記入力手段により受け付けられた入力を検索キーとして前記第1の記憶手段の第1の属性を検索し、かつ、前記日時取得手段により取得された日時を検索キーとして前記第1の記憶手段の第1の検索対象期間を検索し、前記入力および前記日時をともに満たす第1の属性および第1の検索対象期間を有する第1の医療情報を抽出するものであり、
前記判断手段は、前記抽出された第1の医療情報に含まれるフラグに基づいて、第2の検索を要するか否かを判断し、
前記第2の検索手段は、前記判断手段が第2の検索を要すると判断した場合、前記第1の検索手段により抽出された第1の医療情報の一部を検索キーとして前記第2の記憶手段の第2の属性を検索し、かつ、前記日時取得手段により取得された日時と検索キーとして前記第2の記憶手段の第2の検索対象期間を検索し、前記第1の医療情報の一部および日時をともに満たす第2の医療情報を抽出する、
ことを特徴とする医療情報提供システム。 - 請求項6記載の医療情報提供システムにおいて、
前記第1の医療情報および第1の医療情報の一部とは、それぞれ、病気に関する情報および当該病気の診療科目を示す情報であり、
前記第1の属性、第1の検索対象期間、および第2の検索を要するか否かを示すフラグは、それぞれ、病気の症状、当該病気に罹りやすい時期、および当該病気が緊急に受診を要するか否かの緊急度を示す情報であり、
前記第2の医療情報は医療機関に関する情報であり、
前記第2の属性は診療科目を含み、前記第2の検索対象期間は当該診療科目の受診可能日時である、
ことを特徴とする医療情報提供システム。 - 医療情報を記憶する記憶手段とシステムの動作を制御する制御手段とを備える医療情報提供システムがユーザに医療情報を提供するための医療情報提供方法であって、
前記制御手段が、ユーザからの入力を受け付ける入力ステップと、
前記制御手段が、前記入力ステップにより入力を受け付けたときに、日時を取得する日時取得ステップと、
前記制御手段が、前記入力ステップにより受け付けられた入力と、前記日時取得ステップにより取得された日時と、を検索条件に用いて前記記憶手段を検索して、前記検索条件を満たす医療情報を抽出するする検索ステップと、
前記制御手段が、前記検索ステップにより抽出された医療情報を出力する出力ステップと、
を備えることを特徴とする医療情報提供方法。 - 請求項8に記載の医療情報提供方法をコンピュータで実行させるための医療情報提供プログラム。
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