JP2019101930A - 問診支援プログラム、疾病推定プログラム、問診支援方法、疾病推定方法および情報処理装置 - Google Patents

問診支援プログラム、疾病推定プログラム、問診支援方法、疾病推定方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】疾病の流行に応じて症状の入力を支援できる問診支援プログラム等を提供する。【解決手段】問診支援プログラムは、情報処理端末から予め定められた問診に対する回答結果を受信する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、受信した回答結果に基づいて、疾病候補を特定する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、特定した疾病候補が複数ある場合には、疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、決定した範囲で診察実績を検索して、疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、特定した追加の問診情報を情報処理端末へ送信する処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、問診支援プログラム、疾病推定プログラム、問診支援方法、疾病推定方法および情報処理装置に関する。
従来、病院を受診する際には、初診や科初診等の場合に、病院の受付において問診票の記入を求められる。ところが、問診票の記入では、質問内容が漠然としていて伝えたいことを書けなかったり、看護師や医師の質問に対しても適切に答えることが出来なかったりすることがある。これに対し、特定の問診項目が患者の識別情報に紐付けられている場合、カルテ情報を表示する前に、特定の問診項目に対応付けられた追加の質問や、薬剤に関する情報等である面接支援情報を表示することが提案されている。
特開2015−001876号公報
しかしながら、特定の問診項目に対する追加の質問や、薬剤に関する情報を表示しても、患者が訴えたいこととは異なる場合がある。このため、看護師や医師は、診察の際に、例えば、流行中の疾病があるという病院内の診察等の情報に応じて、臨機応変に質問内容を変えることで、患者が訴えたいことを聞き出すようにしている。ところが、問診票では、この様な流行中の疾病に応じた質問をすることが困難である。
一つの側面では、疾病の流行に応じて症状の入力を支援できる問診支援プログラム、疾病推定プログラム、問診支援方法、疾病推定方法および情報処理装置を提供することにある。
一つの態様では、問診支援プログラムは、情報処理端末から予め定められた問診に対する回答結果を受信する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、受信した前記回答結果に基づいて、疾病候補を特定する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、特定した前記疾病候補が複数ある場合には、前記疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、決定した前記範囲で診察実績を検索して、前記疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する処理をコンピュータに実行させる。問診支援プログラムは、特定した追加の前記問診情報を前記情報処理端末へ送信する処理をコンピュータに実行させる。
疾病の流行に応じて症状の入力を支援できる。
図1は、実施例の問診支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、症状DBの一例を示す図である。 図3は、第1診察実績DBの一例を示す図である。 図4は、第2診察実績DBの一例を示す図である。 図5は、第3診察実績DBの一例を示す図である。 図6は、点数記憶部の一例を示す図である。 図7は、疾病予測テーブルの一例を示す図である。 図8は、問診票記憶部の一例を示す図である。 図9は、問診画面の一例を示す図である。 図10は、問診画面の他の一例を示す図である。 図11は、問診画面の他の一例を示す図である。 図12は、実施例の問診支援処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する問診支援プログラム、疾病推定プログラム、問診支援方法、疾病推定方法および情報処理装置の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の問診支援システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す問診支援システム1は、携帯端末10と、情報処理装置100とを有する。なお、問診支援システム1では、携帯端末10の数は限定されず、任意の数の携帯端末10を有するようにしてもよい。携帯端末10と情報処理装置100との間は、ネットワークNを介して、相互に通信可能に接続される。
かかるネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネットを始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。また、ネットワークNを介する携帯端末10と情報処理装置100との通信は、例えば、TLS(Transport Layer Security)/SSL(Secure Sockets Layer)等によって暗号化されている。
問診支援システム1は、携帯端末10において、予め問診票の記入を行うシステムの一例である。携帯端末10は、例えば、スマートフォン等の移動体通信端末等や可搬型のパーソナルコンピュータ等の各種端末であり、例えば、自宅等の病院外にいる患者が問診票の記入を行う情報処理端末である。
携帯端末10は、例えば、患者の操作によって予約用のアプリが起動し、診察の予約や問診票の入力を受け付ける。携帯端末10は、問診票の入力では、患者の識別情報の入力を受け付けるとともに、患者が受診する診察科の選択を受け付ける。携帯端末10は、受け付けた患者の識別情報、および、選択した診察科を示す診察科情報を情報処理装置100に送信する。携帯端末10は、患者の識別情報および診察科情報に応じた患者の電子カルテ情報および問診票情報を情報処理装置100から受信する。携帯端末10は、患者の電子カルテ情報および問診票情報に基づいて、患者に問診票を提示して入力を促す。携帯端末10は、問診票の入力項目のうち主訴が入力されると、入力された主訴を主訴情報として情報処理装置100に送信する。
また、携帯端末10は、主訴情報の送信後に、情報処理装置100から問診情報を受信する。携帯端末10は、受信した問診情報に基づく質問を患者に対して行い、質問の回答を新たな主訴情報として、情報処理装置100に送信する。携帯端末10は、情報処理装置100から入力完了情報を受信すると、問診票の入力が完了したと判定し、問診票の入力内容を記憶する。携帯端末10は、例えば、病院に設置されたビーコンの受信や、GPS(Global Positioning System)受信機等で測位した位置情報に基づいて、病院への到着を検出すると、記憶した問診票の入力内容を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、情報処理端末である携帯端末10から予め定められた問診に対する回答結果を受信する。情報処理装置100は、受信した回答結果に基づいて、疾病候補を特定する。情報処理装置100は、特定した疾病候補が複数ある場合には、疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定する。情報処理装置100は、決定した範囲で診察実績を検索して、疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する。情報処理装置100は、特定した追加の問診情報を携帯端末10へ送信する。これにより、情報処理装置100は、疾病の流行に応じて症状の入力を支援できる。
次に、情報処理装置100の構成について説明する。図1に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNを介して携帯端末10と有線または無線で接続され、携帯端末10との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、携帯端末10から受信した患者の識別情報、診察科情報および主訴情報を制御部130に出力する。また、通信部110は、制御部130から入力された患者の電子カルテ情報、問診票情報、問診情報および入力完了情報を携帯端末10に送信する。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、症状データベース121と、診察実績データベース122と、点数記憶部123と、疾病予測テーブル124と、問診票記憶部125とを有する。なお、以下の説明では、データベースをDBと表現する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
症状DB121は、疾病名と症状等とを対応付けて記憶する。図2は、症状DBの一例を示す図である。図2に示すように、症状DB121は、「疾病名」、「発症年齢」、「性別」、「症状」といった項目を有する。症状DB121は、例えば、疾病名ごとに1レコードとして記憶する。
「疾病名」は、疾病の名称を示す情報である。「発症年齢」は、当該疾病に罹患する可能性が高い年齢を示す情報である。「性別」は、当該疾病に罹患する可能性がある性別を示す情報である。「症状」は、当該疾病における症状を示す情報である。「症状」は、複数の症状がある場合は、各症状を順番に並べる。なお、図2において網掛けとなっているマスは、後述する具体例において主訴情報と合致するものを示す。
図1の説明に戻って、診察実績DB122は、患者の電子カルテを記憶するとともに、用途に合わせた各種の診察実績DBを記憶する。診察実績DB122は、各種の診察実績DBとして、例えば、第1診察実績DB122aと、第2診察実績DB122bと、第3診察実績DB122cとを有する。
第1診察実績DB122aは、例えば、所定の期間内における患者数が多い疾病について、患者数と症状DB121の内容とを結合したものである。図3は、第1診察実績DBの一例を示す図である。図3に示すように、第1診察実績DB122aは、「疾病名」、「患者数」、「発症年齢」、「性別」、「症状」といった項目を有する。第1診察実績DB122aは、例えば、疾病名ごとに1レコードとして記憶する。
「疾病名」は、疾病の名称を示す情報である。「患者数」は、所定の期間内において診察した患者数を示す情報である。なお、所定の期間は、例えば、3ヶ月、半年、1年といった期間が挙げられるが、これに限定されない。「発症年齢」は、当該疾病に罹患する可能性が高い年齢を示す情報である。「性別」は、当該疾病に罹患する可能性がある性別を示す情報である。「症状」は、当該疾病における症状を示す情報である。「症状」は、複数の症状がある場合は、各症状を順番に並べる。なお、図3において網掛けとなっているマスは、後述する具体例において主訴情報と合致するものを示す。
第2診察実績DB122bは、患者数が多い疾病について、月別の患者数を表したものである。図4は、第2診察実績DBの一例を示す図である。図4に示すように、第2診察実績DB122bは、「疾病名」、「種別」、「当月」、「−1月」から「−11月」、「計」といった項目を有する。
「疾病名」は、疾病の名称を示す情報である。「種別」は、患者数であるか割合(%)であるかを示す情報である。割合(%)は、例えば、その月における全患者数に占める割合を百分率で表したものである。「当月」は、当月における患者数または割合(%)を示す情報である。「−1月」から「−11月」は、それぞれ1ヶ月前から11ヶ月前までの各月における患者数または割合(%)を示す情報である。「計」は、当月から11ヶ月前までの患者数の合計を示す情報である。
第3診察実績DB122cは、疾病の流行開始月以降の患者データを電子カルテから抽出したものである。図5は、第3診察実績DBの一例を示す図である。図5に示すように、第3診察実績DB122cは、「疾病名」、「受診日」、「性別」、「年齢」、「症状」といった項目を有する。第3診察実績DB122cは、1回の受診に対応する患者データを1レコードとして記憶する。
「疾病名」は、疾病の名称を示す情報である。「受診日」は、当該疾病と診断された患者の受診日を示す情報である。「性別」は、当該疾病と診断された患者の性別を示す情報である。「年齢」は、当該疾病と診断された患者の年齢を示す情報である。「症状」は、当該疾病と診断された患者が訴えた症状を示す情報である。なお、図5において症状20a,20bは、後述する具体例において症状DB121にない症状であることを示す。
図1の説明に戻って、点数記憶部123は、疾病候補を特定するための点数を算出するための点数表を記憶する。図6は、点数記憶部の一例を示す図である。図6に示すように、点数記憶部123は、症状DB121に対応する点数表123aと、第1診察実績DB122aに対応する点数表123bとを有する。点数表123aおよび点数表123bは、「症状合致数」、「係数」、「年齢」、「性別」、「点数」といった項目を有する。
「症状合致数」は、主訴情報と合致する症状の数を示す情報である。「係数」は、症状DB121と、第1診察実績DB122aとについて、重み付けを行うための係数である。図6の例では、症状DB121に対応する点数表123aでは、係数「1」とし、第1診察実績DB122aに対応する点数表123bでは、係数「3」としており、第1診察実績DB122aを優先することを示す。「年齢」は、患者の年齢に応じた点数である。「年齢」は、例えば、患者の年齢が症状DB121または第1診察実績DB122aの発症年齢と合致する場合は「1.0」とし、合致しない場合は「0.1」とする。「性別」は、患者の性別に応じた点数である。「性別」は、例えば、患者の性別が症状DB121または第1診察実績DB122aの性別と合致する場合は「1」とし、合致しない場合は「0」とする。「点数」は、「症状合致数」、「係数」、「年齢」および「性別」の数値を乗算した点数を示す情報である。
図1の説明に戻って、疾病予測テーブル124は、疾病候補の点数と、疾病候補の症状と、症状DB121になく第3診察実績DB122cにある症状とを対応付けて記憶する。図7は、疾病予測テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、疾病予測テーブル124は、「疾病名」、「点数」、「症状」、「第3診察実績DBにある症状」といった項目を有する。疾病予測テーブル124は、例えば、疾病名ごとに1レコードとして記憶する。
「疾病名」は、疾病候補の疾病の名称を示す情報である。「点数」は、疾病候補の点数を示す情報である。疾病候補の点数は、点数表123aおよび点数表123bの項目「点数」を、疾病ごとに足し合わせた点数である。「症状」は、疾病候補の疾病における症状を示す情報である。なお、ここでの「症状」は、症状DB121の「症状」に対応する。「第3診察実績DBにある症状」は、症状DB121の「症状」欄にはないが、第3診察実績DB122cの「症状」欄にはある症状を示す情報である。
図1の説明に戻って、問診票記憶部125は、患者の問診票の入力内容を記憶する。図8は、問診票記憶部の一例を示す図である。図8に示すように、問診票記憶部125は、「患者ID(Identifier)」、「問診入力日」、「体重」、「年齢」、「性別」、「患者主訴」といった項目を有する。問診票記憶部125は、例えば、患者の1回の来院ごとに1レコードとして記憶する。なお、問診票記憶部125の各項目は、例えば、電子カルテや過去の問診入力情報から流用可能な項目については流用するようにしてもよい。また、問診票記憶部125の各項目は、問診票の項目を示す問診票情報に対応する。なお、問診票記憶部125への問診票の入力内容の記憶は、携帯端末10が病院への到着を検出した際に、情報処理装置100が携帯端末10から問診票の入力内容を受信して記憶することで行われる。
「患者ID」は、患者を識別する識別子である。「問診入力日」は、今回の問診票の入力日を示す情報である。なお、「問診入力日」は、時刻を含んでもよい。「体重」は、患者の体重を示す情報である。「年齢」は、患者の年齢を示す情報である。「性別」は、患者の性別を示す情報である。「患者主訴」は、患者が今回の来院で訴えている症状等を示す情報である。
図1の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、受付部131と、第1特定部132と、第2特定部133と、生成部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
受付部131は、ネットワークNおよび通信部110を介して、携帯端末10から患者の識別情報および診察科情報を受信する。受付部131は、電子カルテを記憶する診察実績DB122から、受信した患者の識別情報に基づいて、患者の電子カルテ情報を取得する。受付部131は、患者の電子カルテ情報、および、受信した診察科情報に対応する問診票情報を、通信部110およびネットワークNを介して、携帯端末10に送信する。なお、携帯端末10では、予めアレルギーや手術歴、薬歴、既往歴等のデータを記憶しておき、患者が問診票を記入する際に、予めこれらのデータを入力済みとするようにしてもよい。また、以下の説明の具体例では、受診日が2017年2月5日、25歳の男性が患者であるとする。
受付部131は、ネットワークNおよび通信部110を介して、携帯端末10から主訴情報を受信する。受付部131は、受信した主訴情報および患者の電子カルテ情報を第1特定部132に出力する。すなわち、受付部131は、情報処理端末である携帯端末10から予め定められた問診に対する回答結果である主訴情報を受信する受信部の一例である。また、受付部131は、1または複数の症状を特定する情報である主訴情報の入力を受け付ける。
第1特定部132は、受付部131から主訴情報および患者の電子カルテ情報が入力されると、症状DB121を参照し、入力された主訴情報に基づいて、疾病候補の点数を算出する。第1特定部132は、例えば、主訴情報が「頭が痛い」および「熱がある」であった場合、これらに対応する「頭痛」および「発熱」と症状が合致する数を、症状DB121の疾病名、つまり症状候補ごとに算出する。また、第1特定部132は、患者の電子カルテ情報に基づいて、患者の年齢および性別に対応する点数を算出する。第1特定部132は、症状合致数、係数、年齢および性別の各点数を乗算して、疾病候補の点数を算出する。第1特定部132は、算出した疾病候補の点数を点数記憶部123の点数表123aに記憶する。第1特定部132は、疾病候補の点数を点数表123aに記憶すると、主訴情報および患者の電子カルテ情報を第2特定部133に出力する。
例えば、第1特定部132は、図2に示す症状DB121の1行目の疾病名「慢性XX炎」の場合、症状DB121であるので係数は「1」、発症年齢が「全年齢」であるので年齢の点数は「1.0」、性別が「男女」であるので性別の点数は「1」と算出する。また、第1特定部132は、図2の網掛けで示すように、症状「発熱」および「頭痛」が主訴情報の「発熱」および「頭痛」と合致するので、症状合致数を「2」と算出する。第1特定部132は、これらの点数および係数を乗算し、疾病候補「慢性XX炎」の点数を「2.0」と算出する。
言い換えると、第1特定部132は、受信した回答結果である主訴情報に基づいて、疾病候補を特定する。また、第1特定部132は、疾病と症状群とを対応付けた記憶部である症状DB121を参照して、疾病候補を特定する。また、第1特定部132は、疾病と症状群との対応関係を記憶する第1の記憶部である症状DB121を参照し、入力された情報(主訴情報)により特定される1または複数の症状と最も相関のある症状群に対応付けられた疾病を特定する。
第2特定部133は、第1特定部132から主訴情報および患者の電子カルテ情報が入力されると、第1診察実績DB122aを参照し、入力された主訴情報に基づいて、患者数が上位の疾病候補の点数を算出する。第2特定部133は、例えば、主訴情報が「頭が痛い」および「熱がある」であった場合、「頭痛」および「発熱」と症状が合致する数を、第1診察実績DB122aの疾病名、つまり症状候補ごとに算出する。また、第2特定部133は、患者の電子カルテ情報に基づいて、患者の年齢および性別に対応する点数を算出する。第2特定部133は、症状合致数、係数、年齢および性別の各点数を乗算して、疾病候補の点数を算出する。第2特定部133は、算出した疾病候補の点数を点数記憶部123の点数表123bに記憶する。
第2特定部133は、疾病候補の点数を点数表123bに記憶すると、点数表123aと点数表123bとを参照し、それぞれ算出した疾病候補の点数を統合して疾病予測テーブル124に記憶する。第2特定部133は、疾病予測テーブル124を点数の降順でソートする。図7の例では、点数が8点である「ウイルス性○○○」から降順に、「慢性XX炎」(8点)、「ウイルス性△△△」(0.6点)とソートされている。なお、点数が同点である場合には、第2特定部133は、例えば、第1診察実績DB122aを参照し、患者数が多い疾病候補を上位とする。また、第2特定部133は、症状DB121から各疾病候補の症状を抽出して疾病予測テーブル124に記憶する。
第2特定部133は、疾病予測テーブル124を点数の降順でソートすると、第2診察実績DB122bを参照し、疾病の流行性を判定する。第2特定部133は、例えば、直近の月(−1月)における割合が所定値、例えば15%以上である場合、当該疾病が流行性であると判定する。また、第2特定部133は、直近の月から遡って、割合が所定値、例えば10%以上の月以降の患者データを、疾病の流行開始月以降の患者データとする。第2特定部133は、診察実績DB122の電子カルテに基づいて、疾病の流行開始月以降の患者データを第3診察実績DB122cとして抽出する。
第2特定部133は、症状DB121と第3診察実績DB122cとを比較して、症状DB121にない症状を第3診察実績DB122cから抽出する。図2および図5の例では、疾病名「ウイルス性○○○」の症状20a,20bで示す症状「足のむくみ」が症状DB121にない症状である。第2特定部133は、抽出した症状を、疾病予測テーブル124の「第3診察実績DBにある症状」欄に記憶する。すなわち、「第3診察実績DBにある症状」欄の症状は、追加で問診する問診情報に対応する。第2特定部133は、抽出した症状を疾病予測テーブル124に記憶すると、生成指示を生成部134に出力する。
言い換えると、第2特定部133は、特定した疾病候補が複数ある場合には、疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定する。また、第2特定部133は、決定した範囲で診察実績を検索して、疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する。つまり、第2特定部133は、検索した診察実績に対応する疾病に基づいて疾病候補を特定し、回答結果に基づき疾病と症状群とを対応付けた記憶部を参照して特定した疾病候補と、検索した診察実績に対応する疾病に基づいて特定した疾病候補とを統合する。第2特定部133は、統合した疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する。すなわち、第2特定部133は、入力に近い時期において特定した疾病について登録された症状を記憶する診断データに基づいて、第1の記憶部(症状DB121)に記憶された特定した疾病に対応付けられた症状群に含まれない症状を特定する。
ここで、診察実績に対応する疾病は、診察実績の件数が多い順に並べた疾病のうち、上位から所定の範囲に含まれる疾病である。また、問診情報は、統合した疾病候補のそれぞれを特定の疾病とした場合、疾病と症状群とを対応付けた記憶部(症状DB121)に記憶された特定の疾病に対応付けられた症状群に含まれず、診察実績を記録した記憶部(第3診察実績DB122c)に記憶された特定の疾病の診察実績の症状群に含まれる症状があるかどうかを問診する問診情報である。
生成部134は、第2特定部133から生成指示が入力されると、疾病予測テーブル124を参照し、疾病候補が所定数以下であるか否かを判定する。なお、所定数は、例えば2つとすることができるが、これに限定されず、1つや3つ以上等のように任意の数であってもよい。生成部134は、疾病候補が所定数以下であると判定した場合、通信部110およびネットワークNを介して、入力完了情報を携帯端末10に送信する。
一方、生成部134は、疾病候補が所定数以下でないと判定した場合、疾病予測テーブル124の上位の疾病候補から順に、主訴情報にない症状の問診情報を生成する。図7の例では、ウイルス性○○○の症状「腹痛」および「足のむくみ」に関する問診情報を生成する。生成部134は、この場合、例えば、症状「腹痛」に対して、「お腹は痛くありませんか?」、「お腹のどの辺りが痛いですか?」といった問診情報を生成する。また、生成部134は、例えば、症状「足のむくみ」に対して、「足のむくみはありませんか?」といった問診情報を生成する。生成部134は、通信部110およびネットワークNを介して、生成した問診情報を携帯端末10に送信する。
言い換えると、生成部134は、特定した追加の問診情報を情報処理端末である携帯端末10へ送信する送信部の一例である。つまり、生成部134は、特定した症状があるかどうかについての問いを生成し、問いに対する回答を要求する。すなわち、生成部134は、生成部および要求部の一例である。
ここで、図9から図11を用いて問診画面について説明する。図9は、問診画面の一例を示す図である。図9に示す問診画面は、携帯端末10において主訴情報の入力を受け付ける問診画面の一例である。携帯端末10は、患者に対してメッセージ21に示すように、主訴の入力を促す。患者は、例えば、携帯端末10を操作してメッセージ22に示すような主訴を入力する。なお、メッセージの表示および入力の受け付けは、タッチパネル付きの表示部で行ってもよいし、音声による入出力としてもよい。
図10は、問診画面の他の一例を示す図である。図10に示す問診画面は、当初の主訴情報に含まれていなかった「腹痛」に関する症状について「お腹は痛くありませんか?」という質問を行い、患者が「痛い」という入力を行った後の問診画面の一例である。携帯端末10は、患者に対して身体23およびメッセージ24を表示して、痛む場所の入力を促す。患者は、例えば、携帯端末10を操作して場所25に示すような痛む場所を入力する。この場合、主訴情報は、例えば「左下腹部痛」といった情報を含むことになる。
図11は、問診画面の他の一例を示す図である。図11に示す問診画面は、図10に示す問診画面において「腹痛」がある旨の主訴が入力された後、2つ目の当初の主訴情報に含まれていなかった症状である「足のむくみ」に関する問診画面の一例である。携帯端末10は、患者に対してメッセージ26を表示して、足のむくみの有無についての入力を促す。患者は、例えば、携帯端末10を操作して「ある」と入力する。この場合、主訴情報は、例えば「足のむくみ」といった情報を含むことになる。なお、図10の問診画面において、患者が、お腹が痛くない旨の入力を行うと、生成部134は、例えば、疾病予測テーブル124の2行目の「慢性XX炎」の症状欄を参照し、当初の主訴情報に含まれない「嘔吐」の有無についての質問を行う問診情報を送信する。この場合、「ウイルス性○○○」は、疾病候補から外れることになる。または、「ウイルス性○○○」は、疾病予測テーブル124の下位側に移動することになる。
次に、実施例の情報処理装置100の動作について説明する。図12は、実施例の問診支援処理の一例を示すフローチャートである。
受付部131は、携帯端末10から患者の識別情報および診察科情報を受信する(ステップS1)。受付部131は、電子カルテを記憶する診察実績DB122から、受信した患者の識別情報に基づいて、患者の電子カルテ情報を取得する。受付部131は、患者の電子カルテ情報、および、受信した診察科情報に対応する問診票情報を携帯端末10に送信する(ステップS2)。
受付部131は、携帯端末10から主訴情報を受信する(ステップS3)。受付部131は、受信した主訴情報および患者の電子カルテ情報を第1特定部132に出力する。
第1特定部132は、受付部131から主訴情報および患者の電子カルテ情報が入力されると、症状DB121を参照し、主訴情報に基づいて、疾病候補の点数を算出する(ステップS4)。つまり、第1特定部132は、症状合致数、係数、年齢および性別の各点数を乗算して、疾病候補の点数を算出する。第1特定部132は、算出した疾病候補の点数を点数記憶部123の点数表123aに記憶する。第1特定部132は、疾病候補の点数を点数表123aに記憶すると、主訴情報および患者の電子カルテ情報を第2特定部133に出力する。
第2特定部133は、第1特定部132から主訴情報および患者の電子カルテ情報が入力されると、第1診察実績DB122aを参照し、主訴情報に基づいて、患者数が上位の疾病候補の点数を算出する(ステップS5)。つまり、第2特定部133は、症状合致数、係数、年齢および性別の各点数を乗算して、疾病候補の点数を算出する。第2特定部133は、算出した疾病候補の点数を点数記憶部123の点数表123bに記憶する。
第2特定部133は、点数表123aと点数表123bとを参照し、それぞれ算出した疾病候補の点数を統合して疾病予測テーブル124に記憶し、点数の降順でソートする(ステップS6)。
第2特定部133は、疾病予測テーブル124を点数の降順でソートすると、第2診察実績DB122bを参照し、疾病の流行性を判定する(ステップS7)。第2特定部133は、診察実績DB122の電子カルテに基づいて、疾病の流行開始月以降の患者データを第3診察実績DB122cとして抽出する(ステップS8)。
第2特定部133は、症状DB121と第3診察実績DB122cとを比較して、症状DB121にない症状を第3診察実績DB122cから抽出する。第2特定部133は、抽出した症状を、疾病予測テーブル124の「第3診察実績DBにある症状」欄に記憶する(ステップS9)。第2特定部133は、抽出した症状を疾病予測テーブル124に記憶すると、生成指示を生成部134に出力する。
生成部134は、第2特定部133から生成指示が入力されると、疾病予測テーブル124を参照し、疾病候補が所定数以下であるか否かを判定する(ステップS10)。生成部134は、疾病候補が所定数以下でないと判定した場合(ステップS10:否定)、疾病予測テーブル124の上位の疾病候補から順に、主訴情報にない症状の問診情報を生成する(ステップS11)。生成部134は、生成した問診情報を携帯端末10に送信し(ステップS12)、ステップS3に戻る。
生成部134は、疾病候補が所定数以下であると判定した場合(ステップS10:肯定)、入力完了情報を携帯端末10に送信し(ステップS13)、問診支援処理を終了する。これにより、情報処理装置100は、疾病の流行に応じて症状の入力を支援できる。また、情報処理装置100は、問診票の記入漏れを抑制し、精度の高い診察に資することができる。また、情報処理装置100は、特定の地域や季節においてのみ生じる症状の有無を確認できるので、より精度の高い問診を行うことができる。
このように、情報処理装置100は、情報処理端末である携帯端末10から予め定められた問診に対する回答結果を受信する。また、情報処理装置100は、受信した回答結果に基づいて、疾病候補を特定する。また、情報処理装置100は、特定した疾病候補が複数ある場合には、疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定する。また、情報処理装置100は、決定した範囲で診察実績を検索して、疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する。また、情報処理装置100は、特定した追加の問診情報を情報処理端末である携帯端末10へ送信する。その結果、情報処理装置100は、疾病の流行に応じて症状の入力を支援できる。
また、情報処理装置100は、疾病と症状群とを対応付けた記憶部を参照して、疾病候補を特定する。また、情報処理装置100は、検索した診察実績に対応する疾病に基づいて疾病候補を特定する。また、情報処理装置100は、回答結果に基づき疾病と症状群とを対応付けた記憶部を参照して特定した疾病候補と、検索した診察実績に対応する疾病に基づいて特定した疾病候補とを統合する。また、情報処理装置100は、統合した疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する。その結果、情報処理装置100は、診察実績を反映して症状の入力を支援できる。
また、情報処理装置100では、診察実績に対応する疾病は、診察実績の件数が多い順に並べた疾病のうち、上位から所定の範囲に含まれる疾病である。その結果、情報処理装置100は、診察実績を反映して症状の入力を支援できる。
また、情報処理装置100では、問診情報は、統合した疾病候補のそれぞれを特定の疾病とした場合、疾病と症状群とを対応付けた記憶部に記憶された特定の疾病に対応付けられた症状群に含まれず、診察実績を記録した記憶部に記憶された特定の疾病の診察実績の症状群に含まれる症状があるかどうかを問診する問診情報である。その結果、情報処理装置100は、特定の地域や季節においてのみ生じる症状の有無を確認できるので、より精度の高い問診を行うことができる。
また、情報処理装置100は、1または複数の症状を特定する情報の入力を受け付ける。また、情報処理装置100は、疾病と症状群との対応関係を記憶する第1の記憶部を参照し、入力された情報により特定される1または複数の症状と最も相関のある症状群に対応付けられた疾病を特定する。また、情報処理装置100は、入力に近い時期において特定した疾病について登録された症状を記憶する診断データに基づいて、第1の記憶部に記憶された特定した疾病に対応付けられた症状群に含まれない症状を特定する。また、情報処理装置100は、特定した症状があるかどうかについての問いを生成する。また、情報処理装置100は、問いに対する回答を要求する。その結果、情報処理装置100は、疾病の流行に応じて疾病を推定できる。
なお、上記実施例では、点数記憶部123の係数は、点数表123a内および点数表123b内において、同一の係数としたが、これに限定されない。例えば、点数表123a内および点数表123b内において、疾病ごとに異なる係数としてもよい。例えば、ある地域では、疾病「ウイルス性○○○」が流行している場合、疾病「ウイルス性○○○」の係数を他の疾病の係数よりも大きくしてもよい。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、第2特定部133と生成部134とを統合してもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものでなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の各実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図13は、問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図13に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、ハードディスク装置208とを有する。また、各装置201〜208は、バス209に接続される。
ハードディスク装置208には、図1に示した受付部131、第1特定部132、第2特定部133および生成部134の各処理部と同様の機能を有する問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置208には、症状DB121、診察実績DB122、点数記憶部123、疾病予測テーブル124、問診票記憶部125、および、問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置202は、例えば、コンピュータ200の管理者から操作情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、コンピュータ200の管理者に対して出力画面等の各種画面を表示する。インタフェース装置205は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置206は、例えば、図1に示した通信部110と同様の機能を有しネットワークNと接続され、携帯端末10と各種情報をやりとりする。
CPU201は、ハードディスク装置208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した受付部131、第1特定部132、第2特定部133および生成部134として機能させることができる。
なお、上記の問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムは、必ずしもハードディスク装置208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから問診支援プログラムまたは疾病推定プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1 問診支援システム
10 携帯端末
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 症状DB
122 診察実績DB
122a 第1診察実績DB
122b 第2診察実績DB
122c 第3診察実績DB
123 点数記憶部
124 疾病予測テーブル
125 問診票記憶部
130 制御部
131 受付部
132 第1特定部
133 第2特定部
134 生成部
N ネットワーク

Claims (9)

  1. 情報処理端末から予め定められた問診に対する回答結果を受信し、
    受信した前記回答結果に基づいて、疾病候補を特定し、
    特定した前記疾病候補が複数ある場合には、前記疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定して、決定した前記範囲で診察実績を検索して、前記疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定し、
    特定した追加の前記問診情報を前記情報処理端末へ送信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする問診支援プログラム。
  2. 前記疾病候補を特定する処理は、疾病と症状群とを対応付けた記憶部を参照して、前記疾病候補を特定し、
    前記問診情報を特定する処理は、検索した前記診察実績に対応する疾病に基づいて疾病候補を特定し、前記回答結果に基づき前記疾病と症状群とを対応付けた記憶部を参照して特定した疾病候補と、前記検索した前記診察実績に対応する疾病に基づいて特定した疾病候補とを統合し、統合した前記疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の問診支援プログラム。
  3. 前記診察実績に対応する疾病は、前記診察実績の件数が多い順に並べた疾病のうち、上位から所定の範囲に含まれる疾病である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の問診支援プログラム。
  4. 前記問診情報は、統合した前記疾病候補のそれぞれを特定の疾病とした場合、前記疾病と症状群とを対応付けた記憶部に記憶された前記特定の疾病に対応付けられた症状群に含まれず、前記診察実績を記録した記憶部に記憶された前記特定の疾病の診察実績の症状群に含まれる症状があるかどうかを問診する問診情報である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の問診支援プログラム。
  5. 1または複数の症状を特定する情報の入力を受け付け、
    疾病と症状群との対応関係を記憶する第1の記憶部を参照し、入力された前記情報により特定される前記1または複数の症状と最も相関のある症状群に対応付けられた疾病を特定し、
    前記入力に近い時期において特定した前記疾病について登録された症状を記憶する診断データに基づいて、前記第1の記憶部に記憶された特定した前記疾病に対応付けられた症状群に含まれない症状を特定し、
    特定した前記症状があるかどうかについての問いを生成し、
    前記問いに対する回答を要求する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする疾病推定プログラム。
  6. 情報処理端末から予め定められた問診に対する回答結果を受信し、
    受信した前記回答結果に基づいて、疾病候補を特定し、
    特定した前記疾病候補が複数ある場合には、前記疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定して、決定した前記範囲で診察実績を検索して、前記疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定し、
    特定した追加の前記問診情報を前記情報処理端末へ送信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする問診支援方法。
  7. 1または複数の症状を特定する情報の入力を受け付け、
    疾病と症状群との対応関係を記憶する第1の記憶部を参照し、入力された前記情報により特定される前記1または複数の症状と最も相関のある症状群に対応付けられた疾病を特定し、
    前記入力に近い時期において特定した前記疾病について登録された症状を記憶する診断データに基づいて、前記第1の記憶部に記憶された特定した前記疾病に対応付けられた症状群に含まれない症状を特定し、
    特定した前記症状があるかどうかについての問いを生成し、
    前記問いに対する回答を要求する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする疾病推定方法。
  8. 情報処理端末から予め定められた問診に対する回答結果を受信する受信部と、
    受信した前記回答結果に基づいて、疾病候補を特定する第1特定部と、
    特定した前記疾病候補が複数ある場合には、前記疾病候補の流行度合に応じて、診察実績を記録した記憶部のうち検索する範囲を決定して、決定した前記範囲で診察実績を検索して、前記疾病候補の中からさらに疾病を絞りこむことが可能な追加で問診する問診情報を特定する第2特定部と、
    特定した追加の前記問診情報を前記情報処理端末へ送信する送信部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 1または複数の症状を特定する情報の入力を受け付ける受付部と、
    疾病と症状群との対応関係を記憶する第1の記憶部を参照し、入力された前記情報により特定される前記1または複数の症状と最も相関のある症状群に対応付けられた疾病を特定する第1特定部と、
    前記入力に近い時期において特定された前記疾病について登録された症状を記憶する診断データに基づいて、前記第1の記憶部に記憶された特定された前記疾病に対応付けられた症状群に含まれない症状を特定する第2特定部と、
    特定した前記症状があるかどうかについての問いを生成する生成部と、
    前記問いに対する回答を要求する要求部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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