JP2007161953A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
光硬化性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007161953A JP2007161953A JP2005363244A JP2005363244A JP2007161953A JP 2007161953 A JP2007161953 A JP 2007161953A JP 2005363244 A JP2005363244 A JP 2005363244A JP 2005363244 A JP2005363244 A JP 2005363244A JP 2007161953 A JP2007161953 A JP 2007161953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylate
- group
- resin composition
- photocurable resin
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 CCC(C)(C*)C*OC(N(*)*C(C)(C)NC(O***C(*)=C)=O)=O Chemical compound CCC(C)(C*)C*OC(N(*)*C(C)(C)NC(O***C(*)=C)=O)=O 0.000 description 3
Images
Landscapes
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
【解決手段】 下記一般式(I)で表されるウレタン化アクリル化合物(I)、単官能アクリレート、他の(メタ)アクリレート化合物及び光ラジカル重合開始剤を含有する光硬化性樹脂組成物。
{式中、R1はH又はメチル基、dは1又は2で、dが2のときは一方又は両方のR1がメチル基、Aはジオール又はトリオール残基、Dは2価又は3価の非置換又は置換された炭化水素基、Gは式:−(CH2CH2O)g−(式中gは1〜4)で表される基、式:−[(CH2CH(CH3)O]h−(式中hは1〜4)で表される基又は式:−(CH2CH2O)j[(CH2CH(CH3)O]k−(式中jとkは1〜3でjとkの合計が2〜4)で表される基、R2はH又はアルキル基、eは1又は2、fは3又は4}
【選択図】 なし
Description
光学的立体造形法の代表的な例としては、容器に入れた液状光硬化性樹脂の液面に所望のパターンが得られるようにコンピューターで制御された紫外線レーザーを選択的に照射して所定厚みを硬化させ、ついで該硬化層の上に1層分の液状樹脂を供給し、同様に紫外線レーザーで前記と同様に照射硬化させ、連続した硬化層を得る積層操作を繰り返すことによって最終的に立体造形物を得る方法を挙げることができる。この光学的立体造形方法は、形状のかなり複雑な造形物をも容易に且つ比較的短時間に得ることが出来る。
しかしながら、この特許文献2に記載されているジエタノールアミン等の硬化促進剤を含む光硬化性樹脂組成物は、短期間のうちに粘度の上昇やゲル化を生じ易く、保存安定性および取り扱い性に劣っており、光造形用として必ずしも適していない。
しかし、この特許文献2の光硬化性樹脂組成物はガスケット用であって、光学的立体造形とは硬化時に用いられる光エネルギーレベルが大きく異なる。しかも、この特許文献3の光硬化性樹脂組成物において、アミノ基含有アクリレート光増感剤としてジメチルアミノエチルアクリレートを添加した光硬化性樹脂組成物を使用して本発明者らが光学的立体造形を試みたところ、その光硬化性樹脂組成物は保存安定性が不十分で、保存しておくと、にごりやゲル化が生じ易く、光学的立体造形には適さないことが判明した。また、にごりやゲル化が生ずる前の光硬化性樹脂組成物を用いて本発明者らが光学的立体造形を行ったところ、それにより得られた立体造形物は引張強度、引張伸度などに代表される力学的強度が低く、しかも焦げ茶色に着色し、外観が不良であった。また、この特許文献3の光硬化性樹脂組成物において、アミノ基含有アクリレート光増感剤として特許文献3の実施例で用いられている「EB−7100」(ダイセルサイデック社製)を添加したものを用いて本発明者らが光学的立体造形を行ったところ、それにより得られた立体造形物は、力学的強度が低いものであった。
さらに、本発明の目的は、前記した低収縮率という特性と併せて、低粘度で取り扱い性に優れ、長期間保存しても粘度の大幅な上昇やゲル化が生じず、光造形などに好適な低い粘度を維持することができ、しかも活性エネルギー線による硬化感度が高くて、短縮された活性エネルギー線照射時間で立体造形物などの光硬化物を生産性良く製造することができ、更に力学的特性に優れる光学的立体造形物などの光硬化物を製造することのできる光硬化性樹脂組成物を提供することである。
さらに、本発明の目的は、当該光硬化性樹脂組成物を用いて光学的立体造形を行って立体造形物を製造する方法を提供することである。
さらに、本発明者らは、当該光硬化性樹脂組成物は、光硬化時の収縮率が一層低減しているだけでなく、光学的立体造形に適する低い粘度を有し、長期間放置しておいても粘度の大幅な増加やゲル化が生じず、長期保存安定性、取り扱い性に優れ、光学的立体造形に有効に用い得ること、当該光硬化性樹脂組成物から得られる立体造形物などの光硬化物は、力学的特性などの諸特性に優れることを見出した。
また、本発明者らは、当該光硬化性樹脂組成物において、他のアクリレート化合物の一部として、3級アミノ基を有する特定のアクリレート化合物を用いると、硬化感度が向上して、より短時間で光硬化して立体造形物を生産性良く製造できることを見出し、それらの種々の知見に基づいて本発明を完成した。
(1)(i) 下記の一般式(I);
{式中、R1は水素原子またはメチル基、dは1または2であって、dが2のときは一方または両方のR1がメチル基であり、Aはジオールまたはトリオール残基、Dは2価または3価の非置換または置換された炭化水素基、Gは式:−(CH2CH2O)g−(式中gは1〜4の整数を示す)で表される(ポリ)エチレンオキサイド基、式:−[(CH2CH(CH3)O]h−(式中hは1〜4の整数を示す)で表される(ポリ)プロピレンオキサイド基または式:−(CH2CH2O)j[(CH2CH(CH3)O]k−(式中jおよびkはそれぞれ1〜3の整数であってjとkの合計が2〜4である)で表される(ポリ)エチレンオキサイドプロピレンオキサイド基、R2は水素原子またはアルキル基、eは1または2、そしてfは3または4を示す。}
で表されるウレタン化アクリル化合物(I)の少なくとも1種;
(ii) 下記の一般式(II);
(式中、R3は炭素数5〜20の1価の炭化水素基を示す。)
で表される単官能アクリレート(II);
(iii) 上記ウレタン化アクリル化合物(I)および単官能アクリレート(II)以外の他の(メタ)アクリレート化合物;および、
(iv) 活性エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤;
を含有することを特徴とする光硬化性樹脂組成物である。
なお、本明細書でいう「活性エネルギー線」とは、紫外線、電子線、X線、放射線、高周波などのような光硬化性樹脂組成物を硬化させ得るエネルギー線をいう。
(2) 光硬化性樹脂組成物の全質量に基づいて、ウレタン化アクリル化合物(I)を20〜55質量%、単官能アクリレート(II)を20〜55質量%、前記2者以外の他の(メタ)アクリレート化合物を20〜55質量%および活性エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤を1〜10質量%の割合で含有する前記(1)の光硬化性樹脂組成物;
(3) ウレタン化アクリル化合物(I)および単官能アクリレート(II)以外の他の(メタ)アクリレート化合物の一部として、下記の一般式(III);
[式中、R4およびR5は互いに同じか又は異なるアルキル基またはアラルキル基を示し、R6は(m+n)価のアクリレート残基を示し、mおよびnはそれぞれ独立して1〜5の整数であり、m+nは2〜6である。]
で表される3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)を含有する前記(1)または(2)の光硬化性樹脂組成物;
(4) 3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)の含有量が、光硬化性樹脂組成物の全質量に基づいて、0.1〜10質量%である前記(3)の光硬化性樹脂組成物;
(5) 光学的立体造形用である前記(1)〜(4)のいずれかの光硬化性樹脂組成物;
である。
さらに、本発明は、
(6) 前記(1)〜(5)のいずれかの光硬化性樹脂組成物を用いて光学的立体造形を行なって立体造形物を製造する方法である。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、光造形などに適した低い粘度を有し、しかも長期間保存しても、粘度の大幅な上昇やゲル化が生じず、保存安定性および取り扱い性に優れており、光学的立体造形などに有効に用いることができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物、そのうちでも他のアクリレート化合物として上記した3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)を含有する本発明の光硬化性樹脂組成物は、活性エネルギー線による硬化感度が高く、短縮された光照射時間で光硬化するため、寸法精度に一層優れる高品質の立体造形物などの光硬化物を短い造形時間で生産性よく製造することができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物を用いることによって、力学的特性、耐熱性などの特性に優れる立体造形物を円滑に製造することができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、下記の一般式(I);
{式中、R1は水素原子またはメチル基、dは1または2であって、dが2のときは一方または両方のR1がメチル基であり、Aはジオールまたはトリオール残基、Dは2価または3価の非置換または置換された炭化水素基、Gは式:−(CH2CH2O)g−(式中gは1〜4の整数を示す)で表される(ポリ)エチレンオキサイド基、式:−[(CH2CH(CH3)O]h−(式中hは1〜4の整数を示す)で表される(ポリ)プロピレンオキサイド基または式:−(CH2CH2O)j[(CH2CH(CH3)O]k−(式中jおよびkはそれぞれ1〜3の整数であってjとkの合計が2〜4である)で表される(ポリ)エチレンオキサイドプロピレンオキサイド基、R2は水素原子またはアルキル基、eは1または2、そしてfは3または4を示す。}
で表されるウレタン化アクリル化合物(I)の少なくとも1種を含有する。
ウレタン化アクリル化合物(I)は、(メタ)アクリル酸エステルとポリイソシアネート化合物を用いて好ましく製造することができ、かかる点から、基Dはウレタン化アクリル化合物(I)を製造するのに用いたポリイソシアネート化合物、すなわちジイソシアネート化合物またはトリイソシアネート化合物のイソシアネート基を除いた2価または3価の残基であるのが好ましい。より具体的には、ウレタン化アクリル化合物(I)における基Dの好ましい例としては、イソホロン基、トリレン基、4,4’−ジフェニルメタン基、ナフチレン基、キシリレン基、フェニレン基、3,3’−ジクロロ−4,4’−フェニルメタン基、トルイレン基、ヘキサメチレン基、4,4’−ジシクロヘキシルメタン基、水添化キシリレン基、水添化ジフェニルメタン基、トリフェニレンメタン基、テトラメチルキシレン基などを挙げることができる。そのうちでも、基Dがイソホロン基および/またはトリレン基であるのがより好ましく、その場合にはウレタン化アクリル化合物(I)を含む本発明の光硬化性樹脂組成物から得られる立体造形物や成形品などの光硬化物の硬化時の収縮率と耐熱性のバランスがとり易くなる。
また、前記の式で表される(ポリ)エチレンオキサイドプロピレンオキサイド基では、jとkの合計が2または3であるのが好ましく、2であるのがより好ましい。特に、ウレタン化アクリル化合物(I)における基Gが式:−[(CH2CH(CH3)O]h−(式中hは好ましくは1〜3、より好ましくは1〜2)で表される(ポリ)プロピレンオキサイド基である場合は、熱変形温度がより高くて耐熱性がより優れており、硬化時の体積収縮がより小さく、しかも比較的低粘度の光硬化性樹脂組成物を得ることができるので好ましい。
一方、gまたはhが0のとき、すなわちウレタン化アクリル化合物(I)がエチレンオキサイド基またはプロピレンオキサイド基を持たない場合は、耐熱性の向上は認められるものの、光硬化時の体積収縮が大きくて目的とする成形品や立体造形物などを高い寸法精度で製造することができず、しかもウレタン化アクリル化合物を合成する際にゲル化が生じやすくなり、また得られるウレタン化アクリル化合物の粘度が異常に高くなって、本発明の光硬化性樹脂組成物に用いることができなくなる。
(1) 上記の一般式(I)においてdが1、R1が水素原子またはメチル基、eが1、Dが2価の非置換または置換された芳香族、脂肪族、脂環族炭化水素基、fが4のウレタン化アクリル化合物(I)であって、1個の炭素原を中心としてその炭素原子に対して式:CH2=C(R1)COO−A−OOC−NH−D−NH−COO−G−CH2−で表されるウレタンアクリレート基が4個結合しているウレタン化アクリル化合物。
R3の例としては、炭素数5〜20の1価のアルキル基、脂環式炭化水素基、脂環を有するアルキル基、ビシクロ環、トリシクロ環などを有する橋架け環式炭化水素基、アラルキル基などを挙げることができる。
R3が炭素数5〜20のアルキル基である場合の具体例としては、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デカニル基、ウンデカニル基、ドデカニル基(ラウリル基)、トリデカニル基、テトラデカニル基、ペンタデカニル基、ヘキサデカニル基、ヘプタデカニル基(ステアリル基)、オクタデキニル基、ノナデカニル基などを挙げることができる。
そのうちでも、R3は、炭素数が6〜14のアルキル基であることが、光硬化時の収縮率の低減、粘度が低いなどの点から好ましく、特に炭素数8〜12のアルキル基であることが好ましい。
またR3が炭素数5〜20の橋架け環式炭化水素基である場合の例としては、ビシクロペンタニル基、トリシクロデカニルメチル基、イソボルニル基、ビシクロヘプチル基、ビシクロオクチル基、トリシクロウンデカニル基などを挙げることができる。
そのうちでも、R3が橋架け環式炭化水素基である場合は、ビシクロ環炭化水素基、トリシクロ環炭化水素基であることが、光硬化時の収縮率が小さくなる点から好ましい。
また、R3がアラルキル基である場合の具体例としては、ベンジル基、フェネチル基などを挙げることができる。
他の(メタ)アクリレート化合物としては、活性エネルギー線重合開始剤の存在下に重合し得る、ウレタン化アクリル化合物(I)および単官能アクリレート(II)以外の(メタ)アクリレート化合物であればいずれでもよい。他の(メタ)アクリレート化合物は、(メタ)アクリロイル基を1個有する単官能(メタ)アクリレート化合物であってもよいし、(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレート化合物であってもよいし、それらの併用であってもよい。
具体的には、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートやその他のジペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、シクロヘキサンジメタノールジアクリレート、前記したジオール、トリオール、テトラオール、ヘキサオールなどの多価アルコールのアルキレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレート、プロピレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレートなどを挙げることができる。
さらに、他の(メタ)アクリレート化合物として用い得る上記したポリエーテル(メタ)アクリレートとしては、水酸基含有ポリエーテルとアクリル酸との反応により得られるポリエーテルアクリレートを挙げることができる。
[式中、R4およびR5は互いに同じか又は異なるアルキル基またはアラルキル基を示し、R6は(m+n)価のアクリレート残基を示し、mおよびnはそれぞれ独立して1〜5の整数であり、m+nは2〜6である。]
で表される3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)を含有することができ、3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)を含有することによって光硬化性樹脂組成物の光硬化感度の向上、収縮率の低減などを図ることができる。
R4および/またはR5がアルキル基である場合は、炭素数1〜5のアルキル基であることが材料の入手容易性などの点から好ましい。R4および/またはR5がアルキル基である場合の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピス基、n−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基などを挙げることができる。
また、R4および/またはR5がアラルキル基である場合の具体例としては、ベンジル基、フェニルエチル基などを挙げることができる。
そのうちでも、R4およびR5は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、ベンジル基であることが、反応性の点から好ましい。
そのうちでも、R6は、炭素数2〜12の鎖状または分岐したアルキレン基、脂環を有する炭化水素基、橋架け環を有する炭化水素基であることが、合成上および反応性の点から好ましい。
R6の具体例としては、下記の式で表される基などを挙げることができる。
そのうちでも、3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)は、下記の一般式(IV)で表される多官能アクリレート化合物(IV)に、下記の一般式(V)で表される2級アミン(V)をマイケル付加反応せることによって円滑に製造することができる。
3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)を得るためのマイケル付加反応は、一般に溶媒および触媒を用いずに、温度50〜60℃で、大気圧下に多官能アクリレート化合物(IV)と2級アミン(V)を反応させるのがよく、それによって3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)を簡単に且つ高収率で円滑に製造することができる。
ホスフィンオキシド系化合物としては、BAPOと呼ばれているビスアシルホスフィンオキシドや、MAPOと呼ばれているモノアシルホスフィンオキシドがあり、具体的には、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、2,4,6−(トリメチルベンゾイル)−ジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシドなどを挙げることができる。
フェニルケトン系化合物としては、例えば、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトンなどを挙げることができる。
また、アセトフェノン系化合物としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシメチル−1−フェニルプロパン−1−オン、4′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、p−アジドベンザルアセトフェノンなどを挙げることができる。
また、ベンゾフェノン系化合物としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、ミヒラースケトン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェノンなどを挙げることができる。
そして、チオキサントン系化合物としては、例えば、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントンなどを挙げることができる。
そのうちでも、本発明ではラジカル重合開始剤として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンが、反応性、得られる硬化物の色相などの点から好ましく用いられる。
各成分の割合が前記の範囲から外れると、硬化時の収縮率の低下の達成が困難になったり、光硬化性樹脂の粘度が高くなり過ぎて光造形などに用いるのに適さなくなったり、硬化感度の低下、得られる光学的立体造形物などの光硬化物の物性の低下などを生じ易くなる。
3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)の含有量を前記範囲にすることによって、光硬化時の収縮率の低下を図りながら、硬化感度の一層の向上を達成することができる。
例えば、(i)予め製造されているウレタン化アクリル化合物(I)、単官能アクリレート(II)およびその他の(メタ)アクリレート系化合物を所定の割合で混合した後に、これにラジカル重合開始剤を混合することによって光硬化性樹脂組成物を調製する方法、(ii)単官能アクリレート(II)およびその他の(メタ)アクリレート系化合物の全部を希釈剤として用いて、該希釈剤の存在下でウレタン化アクリル化合物(I)を合成した後にラジカル重合開始剤を混合することによって光硬化性樹脂組成物を調製する方法、(iii)単官能アクリレート(II)および/またはその他の(メタ)アクリレート系化合物の一部を希釈剤として用いて、該希釈剤の存在下でウレタン化アクリル化合物(I)を合成した後に、残りの単官能アクリレート(II)および/またはその他の(メタ)アクリレート系化合物並びにラジカル重合開始剤を混合することによって光硬化性樹脂組成物を調製する方法、などを採用することができる。
その際の活性エネルギー線としては、上述のように、紫外線、電子線、X線、放射線、高周波などを挙げることができる。そのうちでも、300〜400nmの波長を有する紫外線が経済的な観点から好ましく用いられ、その際の光源としては、紫外線レーザー(例えば半導体励起固体レーザー、Arレーザー、He−Cdレーザーなど)、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、水銀ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、紫外線LED(発光ダイオード)、蛍光灯などを使用することができる。
そのうちでも、本発明の光硬化性樹脂組成物は、硬化時の収縮率が小さく、しかも硬化感度が高いので、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプなどのような、レーザー光に比べてエネルギー強度の小さい光源を用いて面状描画マスクを介して造形面に光を照射する光学的立体造形方法に好適に用いられる。
さらに、必要に応じて、本発明の光硬化性樹脂組成物は、光学的立体造形以外に用途、例えば、光ファイバーコーティング、光ディスクのコーティングなどにも用いることができる。
また、以下の例中、光硬化性樹脂組成物の粘度、硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)および作業硬化エネルギー(E10)の測定、安定性の評価、並びに光造形して得られた光造形物の力学的特性[引張り特性(破断強度、破断伸度、引張弾性率)、降伏強度、曲げ特性(曲げ強度、曲げ弾性率)]および収縮率の測定または算出は、次のようにして行なった。
光硬化性樹脂組成物を25℃の恒温槽に入れて、光硬化性樹脂組成物の温度を25℃に調節した後、B型粘度計(株式会社東京計器製)を使用して測定した。
非特許文献1に記載されている理論にしたがって測定した。具体的には、光硬化性樹脂組成物よりなる造形面(液面)に、超高圧水銀ランプ(波長域340〜380nmの紫外光、エネルギー強度2mW/cm2)からの光を照射して1層分の光硬化膜を形成させた。この操作を、硬化膜の形成時の光照射時間を1〜5秒の間で、例えば、1秒、2秒、3秒、4秒よび5秒と5段階に変化させることによって造形面への照射エネルギー量を変え、各照射エネルギー量により生成した光硬化膜を光硬化性樹脂組成物液から取り出して、未硬化樹脂を取り除き、各硬化膜の厚さを定圧ノギスで測定し、光硬化膜の厚さをY軸、照射エネルギー量をX軸としてプロットし、プロットして得られた直線の傾きから硬化深度を求めると共にX軸の切片を臨界硬化エネルギー[Ec(mJ/cm2)]とし、0.25mmの厚さに硬化させるのに必要な露光エネルギー量を作業硬化エネルギー(E10/mJ/cm2)とした。
光硬化性樹脂組成物を空気雰囲気下に暗所にて、温度80℃の恒温槽に入れて28日間保存し、その間に1日毎にその状態を目視にて観察し、にごりの有無およびゲル化の有無を調べた。
以下の実施例または比較例で作製した光造形物(JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片)を用いて、JIS K−7113にしたがって、試験片の破断強度(引張強度)、破断伸度(引張伸度)および引張弾性率を測定した。
上記(4)の引張り特性の試験において、光造形物が弾性から塑性に移る点における強度を降伏強度とした。
以下の実施例または比較例で作製した光造形物(JIS K−7171に準拠したバー形状の試験片)を用いて、JIS K−7171にしたがって、試験片の曲げ強度および曲げ弾性率を測定した。
光硬化させる前の光硬化性樹脂組成物(液体)の比重(d0)と、光硬化して得られた光硬化物の比重(d1)から、下記の数式により収縮率を求めた。
収縮率(%)={(d1−d0)/d1}×100
この合成例1では、以下の化学式を有する3級アミノ基含有アクリレート化合物[以下「3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)」という]を合成した。
これにより得られた3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)の赤外吸収スペクトル(IRスペクトル)を、赤外線分析装置(株式会社島津製作所製「FTIR−8100M型スペクトロメーター」)により、NaClを用いて測定したところ、図1に示すとおりであった。
(1)(i) アクリル酸ダイマー(東亞合成株式会社製「アロニックスM−5600」)187.2g(1.3モル)およびグリシジルメタクリレート142gを四つ口フラスコに入れ、触媒としてトリエチルアミン33g、重合禁止剤としてメチルヒドロキノン0.28gを添加して、80〜85℃で撹拌しながら5時間反応させた。次いで、トルエン420gを加えた後、15%水酸化ナトリウム水溶液88gで洗浄し、その後水100mlで更に洗浄した。次に、1N 塩酸300mlで洗浄し、その後1回の洗浄に水100mlを用いて、中性になるまで洗浄を繰り返した。次に、前記洗浄処理を行なった後のトルエン溶液を硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、減圧下でトルエンを除去して、下記の化学式で表されるグリセリンの(メタ)アクリレート化合物を得た。
(iii) 上記(i)で得られたグリセリンの(メタ)アクリレート化合物288.8gにメチルヒドロキノン0.48gを均一に混合溶解させた液を予め50℃に保温しておいた側管付きの滴下ロートに仕込み、この滴下ロート内の液を、上記(ii)の内容物に、窒素雰囲気下でフラスコ内容物の温度を80〜90℃に保ちながら撹拌下に滴下混合して、同温度で2時間撹拌した。
(iv) 次いで、フラスコ内容物の温度を60℃に下げた後、別の滴下ロートに仕込んだペンタエリスリトールのプロピレンオキサイド4モル付加物(ペンタエリスリトールの4個の水酸基にプロピレンオキサイドをそれぞれ1モル付加したもの)73.2gを素早く滴下して加え、フラスコ内容物の温度を80〜90℃に保って4時間反応させて、ウレタン化アクリル化合物(Ia)およびラジカル重合性化合物(モルホリノアクリルアミド)を含有する反応生成物を製造し、得られた反応生成物を温かいうちにフラスコから取り出した。
(v) その結果得られた反応生成物は、無色で常温(25℃)で粘稠な液状を呈していた。ここでで得られた反応生成物中に含まれるウレタン化アクリル化合物(Ia)は、上記の一般式(I)において、d=2、2個のR1=水素原子およびメチル基、A=グリセンリン残基、e=1、D=イソホロン基、G=プロピレンオキサイド基(h=1)、f=4であるウレタン化アクリル化合物である。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表1に示すとおりであった。
(1) 実施例1の(1)と同様の操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを、前者:後者=35:15の質量比で含有する反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを含む反応生成物500g、イソボルニルアクリレート300gおよびトリシクロデカンジメタノールジアクリレート200gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、実施例1の(2)で使用したのと同じラジカル重合開始剤50gを添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度566mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ia):イソボルニルアクリレート[単官能アクリレート(II)]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:モルホリノアクリルアミド:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:30:20:15:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表1に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表1に示す。
(1) 実施例1の(1)と同様の操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを、前者:後者=35:15の質量比で含む反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを含む反応生成物500g、ジシクロペンタニルアクリレート300gおよびトリシクロデカンジメタノールジアクリレート200gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、実施例1の(2)で使用したのと同じラジカル重合開始剤50gを添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度762mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ia):ジシクロペンタニルアクリレート[単官能アクリレート(II)]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:モルホリノアクリルアミド:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:30:20:15:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表1に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表1に示す。
(1) 実施例1の(1)と同様の操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを、前者:後者=35:15の質量比で含む反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを含む反応生成物500g、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート200gおよびモルホリノアクリルアミド300gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、実施例1の(2)で使用したのと同じラジカル重合開始剤50gを添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度570mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ia):モルホリノアクリルアミド(他のラジカル重合性化合物):トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:45:20:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表1に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表1に示す。
(1) 実施例1の(1)と同様の操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを、前者:後者=35:15の質量比で含む反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ia)とモルホリノアクリルアミドを含む反応生成物500g、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート200gおよび1,9−ノナンジオールジアクリレート300gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、実施例1の(2)で使用したのと同じラジカル重合開始剤50gを添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度290mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ia):1,9−ノナンジオールジアクリレート[2官能アクリレート、その他の(メタ)アクリレート系化合物]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[2官能アクリレート、その他の(メタ)アクリレート系化合物]:モルホリノアクリルアミド:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:30:20:15:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表1に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表1に示す。
(1)(i) 攪拌機、温度調節器、温度計および凝縮器を備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート177.6g、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート147.3gおよびジブチル錫ジラウレート0.34gを仕込んでオイルバスで内温が70〜80℃になるように加熱した。
(ii) 2−ヒドロキシエチルアクリレート42.8gにメチルヒドロキノン0.34gを均一に混合溶解させた液を予め50℃に保温しておいた側管付きの滴下ロートに仕込み、この滴下ロート内の液を、上記(1)のフラスコ中の内容物に、窒素雰囲気下でフラスコ内容物の温度を80〜90℃に保ちながら撹拌下に滴下混合して、同温度で2時間撹拌して反応させた。
(iii) 次いで、フラスコ内容物の温度を60℃に下げた後、別の滴下ロートに仕込んだペンタエリスリトールのプロピレンオキサイド4モル付加物(ペンタエリスリトールの4個の水酸基にプロピレンオキサイドをそれぞれ1モル付加したもの)73.2gを素早く滴下して加え、フラスコ内容物の温度を80〜90℃に保って4時間反応させて、ウレタン化アクリル化合物(Ib)およびトリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物;希釈剤兼用]を35:20の質量部の割合で含有する反応生成物を製造し、得られた反応生成物を温かいうちにフラスコから取り出した。
(iv) その結果得られた反応生成物は、無色で常温(25℃)で粘稠な液状を呈していた。ここでで得られた反応生成物中に含まれるウレタン化アクリル化合物(Ib)は、上記の一般式(I)において、d=1、1個のR1=水素原子、A=エチレン基、e=1、D=イソホロン基、G=プロピレンオキサイド基(h=1)、f=4であるウレタン化アクリル化合物である。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表2に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表2に示す。
(1) 実施例4の(1)と同じ操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ib)とトリシクロデカンジメタノールジアクリレートを、前者:後者=35:20の質量比で含有する反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ib)とトリシクロデカンジメタノールジアクリレートを含む反応生成物550g、イソボルニルアクリレート450gおよび合成例1で製造した3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)10gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、実施例1の(2)で使用したのと同じラジカル重合開始剤50gを添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度774mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ib):イソボルニルアクリレート[単官能アクリレート(II)]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:45:20:1:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表2に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表2に示す。
(1) 実施例5において、ラジカル重合開始剤として、イルガキュアー651を g使用する代わりに、イルガキュアー651を30gおよび2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルホルフィンオキサイド(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製「タロキュア TPO」)20gを用いた以外は実施例5の(1)および(5)と同様の操作を行なって、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度778mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ib):イソボルニルアクリレート[単官能アクリレート(II)]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:イルガキュアー651:タロキュア TPOの質量比が、35:45:20:1:3:2であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表2に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表2に示す。
(1) 実施例4の(1)と同じ操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ib)とトリシクロデカンジメタノールジアクリレートを、前者:後者=35:20の質量比で含有する反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ib)とトリシクロデカンジメタノールジアクリレートを含む反応生成物550g、トリシクロデカンメタノールアクリレート(新中村化学工業株式会社製「A−TCM」)450gおよび合成例1で製造した3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)10gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、実施例1の(2)で使用したのと同じラジカル重合開始剤(イルガキュア651)を30gおよびタロキュア TPOを20g添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度1062mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ib):トリシクロデカンメタノールアクリレート[単官能アクリレート(II)]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:45:20:1:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表2に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表2に示す。
(1) 実施例4の(1)と同じ操作を行って、ウレタン化アクリル化合物(Ib)とトリシクロデカンジメタノールジアクリレートを、前者:後者=35:20の質量比で含有する反応生成物を調製した。
(2) 攪拌機、冷却管および側管付き滴下ロートを備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、上記(1)で得られたウレタン化アクリル化合物(Ib)とトリシクロデカンジメタノールジアクリレートを含む反応生成物550g、ジシクロペンタニルアクリレート(日立化成工業株式会社製「FA−513A」)450gおよび合成例1で製造した3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)30gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。次いで、紫外線を遮断した環境下に、イルガキュア651を30gおよびタロキュア TPOを20g添加し、完全に溶解するまで温度25℃で混合攪拌して(混合撹拌時間約6時間)、無色透明な粘稠液体である光硬化性樹脂組成物[粘度1056mPa・s(25℃)]を得た。これにより得られた光硬化性樹脂組成物の組成は、ウレタン化アクリル化合物(Ib):ジシクロペンタニルアクリレート[単官能アクリレート(II)]:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:3級アミノ基含有アクリレート化合物(IIIa)[その他の(メタ)アクリレート系化合物]:ラジカル重合開始剤の質量比が、35:45:20:1:5であった。
(3) 上記(2)で得られた光硬化性樹脂組成物の硬化深度(Dp)、臨界硬化エネルギー(Ec)、作業硬化エネルギー(E10)および安定性を上記した方法で測定または評価したところ、下記の表2に示すとおりであった。
(4) 上記(2)で得られたそれぞれの光硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1の(4)と同様にして光学的立体造形を行なって、JIS K−7113に準拠したダンベル形状の試験片とJIS K−7171に準拠したバー形状の試験片を作製し、その物性を上記した方法で測定した。その結果を下記の表2に示す。
Claims (6)
- (i) 下記の一般式(I);
{式中、R1は水素原子またはメチル基、dは1または2であって、dが2のときは一方または両方のR1がメチル基であり、Aはジオールまたはトリオール残基、Dは2価または3価の非置換または置換された炭化水素基、Gは式:−(CH2CH2O)g−(式中gは1〜4の整数を示す)で表される(ポリ)エチレンオキサイド基、式:−[(CH2CH(CH3)O]h−(式中hは1〜4の整数を示す)で表される(ポリ)プロピレンオキサイド基または式:−(CH2CH2O)j[(CH2CH(CH3)O]k−(式中jおよびkはそれぞれ1〜3の整数であってjとkの合計が2〜4である)で表される(ポリ)エチレンオキサイドプロピレンオキサイド基、R2は水素原子またはアルキル基、eは1または2、そしてfは3または4を示す。}
で表されるウレタン化アクリル化合物(I)の少なくとも1種;
(ii) 下記の一般式(II);
(式中、R3は炭素数5〜20の1価の炭化水素基を示す。)
で表される単官能アクリレート(II);
(iii) 上記ウレタン化アクリル化合物(I)および単官能アクリレート(II)以外の他の(メタ)アクリレート化合物;および、
(iv) 活性エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤;
を含有することを特徴とする光硬化性樹脂組成物。 - 光硬化性樹脂組成物の全質量に基づいて、ウレタン化アクリル化合物(I)を20〜55質量%、単官能アクリレート(II)を20〜55質量%、前記2者以外の他の(メタ)アクリレート化合物を20〜55質量%および活性エネルギー線感受性ラジカル重合開始剤を1〜10質量%の割合で含有する請求項1に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 3級アミノ基含有アクリレート化合物(III)の含有量が、光硬化性樹脂組成物の全質量に基づいて、0.1〜10質量%である請求項3に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 光学的立体造形用である請求項1〜4のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項の光硬化性樹脂組成物を用いて光学的立体造形を行なって立体造形物を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005363244A JP4906336B2 (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 光硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005363244A JP4906336B2 (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 光硬化性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007161953A true JP2007161953A (ja) | 2007-06-28 |
JP4906336B2 JP4906336B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=38245224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005363244A Expired - Fee Related JP4906336B2 (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 光硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4906336B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007204736A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-08-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂成形体、樹脂成形体の製造方法、及びその用途 |
JP2011173982A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Taiyo Holdings Co Ltd | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物と硬化物 |
JP2015232056A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | コニカミノルタ株式会社 | 3d造形用モデル材組成物、3d造形用インクセットおよび3d造形物の製造方法 |
JP2016020474A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-02-04 | 株式会社キーエンス | インクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材及び光造形品の製造方法 |
WO2017018525A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-02 | 株式会社カネカ | 光硬化型3次元立体造形物の製造方法 |
JP2017165104A (ja) * | 2010-11-01 | 2017-09-21 | 株式会社キーエンス | インクジェット光造形装置を用いた三次元造形方法に適用されるサポート材及びモデル材とサポート材の組み合わせ |
KR20180029029A (ko) * | 2015-07-10 | 2018-03-19 | 아르끄마 프랑스 | 단관능성 아크릴레이트를 포함하는 경화성 조성물 |
WO2021182509A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | マクセルホールディングス株式会社 | モデル材クリア組成物、モデル材組成物セットおよび光造形用組成物セット |
JP2022524852A (ja) * | 2019-03-11 | 2022-05-10 | クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ラピッドプロトタイピングプロセスまたはラピッドマニュファクチャリングプロセスで使用するための放射線硬化性組成物 |
JP2022525857A (ja) * | 2019-03-11 | 2022-05-20 | クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ラピッドプロトタイピングプロセスまたはラピッドマニュファクチャリングプロセスで使用するための放射線硬化性組成物 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236832A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 密着性に優れた塗料組成物 |
JPH07149849A (ja) * | 1993-11-29 | 1995-06-13 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 放射線硬化樹脂用希釈剤 |
JPH0841147A (ja) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 光学的立体造形用樹脂組成物 |
JPH09227640A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-09-02 | Teijin Seiki Co Ltd | 耐熱性に優れる光硬化性樹脂組成物 |
JPH10330626A (ja) * | 1997-06-03 | 1998-12-15 | Teijin Seiki Co Ltd | 光造形用樹脂組成物 |
JPH11302329A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-02 | Jsr Corp | 液状硬化性樹脂組成物、およびその硬化物 |
JP2007161740A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Cmet Inc | 光硬化性樹脂組成物 |
-
2005
- 2005-12-16 JP JP2005363244A patent/JP4906336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236832A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 密着性に優れた塗料組成物 |
JPH07149849A (ja) * | 1993-11-29 | 1995-06-13 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 放射線硬化樹脂用希釈剤 |
JPH0841147A (ja) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 光学的立体造形用樹脂組成物 |
JPH09227640A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-09-02 | Teijin Seiki Co Ltd | 耐熱性に優れる光硬化性樹脂組成物 |
JPH10330626A (ja) * | 1997-06-03 | 1998-12-15 | Teijin Seiki Co Ltd | 光造形用樹脂組成物 |
JPH11302329A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-02 | Jsr Corp | 液状硬化性樹脂組成物、およびその硬化物 |
JP2007161740A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Cmet Inc | 光硬化性樹脂組成物 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007204736A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-08-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂成形体、樹脂成形体の製造方法、及びその用途 |
JP2011173982A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Taiyo Holdings Co Ltd | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物と硬化物 |
JP2017165104A (ja) * | 2010-11-01 | 2017-09-21 | 株式会社キーエンス | インクジェット光造形装置を用いた三次元造形方法に適用されるサポート材及びモデル材とサポート材の組み合わせ |
JP2015232056A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | コニカミノルタ株式会社 | 3d造形用モデル材組成物、3d造形用インクセットおよび3d造形物の製造方法 |
JP2016020474A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-02-04 | 株式会社キーエンス | インクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材及び光造形品の製造方法 |
KR102543778B1 (ko) | 2015-07-10 | 2023-06-14 | 아르끄마 프랑스 | 단관능성 아크릴레이트를 포함하는 경화성 조성물 |
KR20180029029A (ko) * | 2015-07-10 | 2018-03-19 | 아르끄마 프랑스 | 단관능성 아크릴레이트를 포함하는 경화성 조성물 |
CN113121739B (zh) * | 2015-07-10 | 2023-09-22 | 阿科玛法国公司 | 包括单官能的丙烯酸酯的可固化的组合物 |
JP2018529789A (ja) * | 2015-07-10 | 2018-10-11 | アルケマ フランス | 単官能性アクリレートを含む硬化性組成物 |
JP2021080458A (ja) * | 2015-07-10 | 2021-05-27 | アルケマ フランス | 単官能性アクリレートを含む硬化性組成物 |
US11028204B2 (en) | 2015-07-10 | 2021-06-08 | Arkema France | Curable compositions comprising mono-functional acrylates |
CN113121739A (zh) * | 2015-07-10 | 2021-07-16 | 阿科玛法国公司 | 包括单官能的丙烯酸酯的可固化的组合物 |
WO2017018525A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-02 | 株式会社カネカ | 光硬化型3次元立体造形物の製造方法 |
JPWO2017018525A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2018-05-24 | 株式会社カネカ | 光硬化型3次元立体造形物の製造方法 |
JP2022524852A (ja) * | 2019-03-11 | 2022-05-10 | クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ラピッドプロトタイピングプロセスまたはラピッドマニュファクチャリングプロセスで使用するための放射線硬化性組成物 |
JP2022525857A (ja) * | 2019-03-11 | 2022-05-20 | クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ラピッドプロトタイピングプロセスまたはラピッドマニュファクチャリングプロセスで使用するための放射線硬化性組成物 |
WO2021182509A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | マクセルホールディングス株式会社 | モデル材クリア組成物、モデル材組成物セットおよび光造形用組成物セット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4906336B2 (ja) | 2012-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4906336B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP5111880B2 (ja) | 面露光による光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JP4906334B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP5235056B2 (ja) | 面露光による光学的立体造形用樹脂組成物 | |
US6200732B1 (en) | Photocurable resin composition | |
JP4282873B2 (ja) | 光造形用硬化性組成物および成形品 | |
KR101341081B1 (ko) | 광학적 입체 조형용 수지 조성물 | |
JP4969137B2 (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JP5280615B2 (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JP5210645B2 (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JPWO2018105463A1 (ja) | 光学的立体造形用光硬化性樹脂組成物 | |
JP5317503B2 (ja) | 光学的立体造形用光硬化性樹脂組成物及び立体造形物 | |
JP5111774B2 (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JP5012462B2 (ja) | 光造形用光硬化性組成物、炭化造形物、及びその製造方法 | |
JP3705511B2 (ja) | 光学的立体造形用の光硬化性樹脂組成物 | |
JP4021347B2 (ja) | 耐熱性に優れる光硬化性樹脂組成物 | |
JP2004059601A (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物、及び立体造形物 | |
JPWO2008123358A1 (ja) | 注型重合用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及び硬化物 | |
JP4315507B2 (ja) | 耐熱性に優れる光硬化性樹脂組成物 | |
JP2009203306A (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JP6970673B2 (ja) | 光造形製造用光硬化性樹脂組成物、該組成物を用いて作製される三次元物品、及び関連する製造方法 | |
JP2007238828A (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
JP3705508B2 (ja) | 耐熱性に優れる光硬化性樹脂組成物 | |
JP4007704B2 (ja) | 光学的立体造形用の光硬化性樹脂組成物 | |
JP7230395B2 (ja) | 硬化物及び立体造形物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20081203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4906336 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |