JP2016020474A - インクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材及び光造形品の製造方法 - Google Patents

インクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材及び光造形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐熱性及び機械物性に優れた光造形品を形成するモデル材及び生産性に優れた光造形品の製造方法を提供する。【解決手段】 そのホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)、そのホモポリマーのガラス転移温度が200℃以上であり、ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)、ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)及び光重合開始剤(D)を含有するインクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材。【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材、インクジェット光造形用の二液型光硬化性組成物、前記組成物を光硬化させてなる光造形品及び前記組成物を用いた光造形品の製造方法に関する。
液状の光硬化性樹脂にレーザー光や紫外線等の光を照射して、一定のパターンに硬化させ、立体状のデザインモデルやワーキングモデルを作製する方法は幅広く知られており、液状の光硬化性樹脂としては種々のものが提案されている(例えば特許文献1〜6参照)。
近年、インクジェット方式による光造形法が提案され、従来法に比べ、インクジェットノズルから吐出した液状の光硬化性樹脂を硬化させ、積層して光造形することが可能となり、従来のように大型の樹脂液槽や暗室の設置が不要となる等の利点がある。光造形機がコンパクトで小型化できる他、CAD(Computer Aided Design)システムを用いることにより、自由に立体モデルを作製できる3DCADとして注目されている(例えば特許文献7参照)。
また、インクジェット方式による光造形法に限らず、複雑な形状の光造形品を作製するために、光造形品を形成するモデル材と光造形時に光造形品の形状を支えるサポート材を使用して光造形する方法も知られている(例えば特許文献8及び9参照)。
更に、インクジェット方式を用いた光造形において、特定のモデル材とサポート材を使用して、光造形品を作製する方法も提示されている(例えば特許文献10〜12参照)。
特開平1−204915号公報 特開平8−59760号公報 特開平9−169827号公報 特開平9−316111号公報 特開2001−310918号公報 特開2004−59601号公報 特開2002−67174号公報 特開2002−178412号公報 特開2004−255839号公報 EP1274551B1 EP1741545A2 特開2010−155926号公報
しかしながら、レーザー光や紫外線等を照射して光造形する方法は、一般的には、液状の光硬化性樹脂の液面を上下させながら、液面の上方側又は下方側からレーザー光や紫外線等を照射して光造形品を作製するが、外部からの光等によっても液状の光硬化性樹脂が硬化してしまうため、専用の暗室を設ける必要があったり、また液状の光硬化性樹脂の一部しか光造形品の作製には使用できなかったり、更に光造形のために種々の付帯設備が必要なため設備費が非常に高価になる等の問題があるため、一般的にはあまり普及しておらず、設置台数も限定的なものであった。
また、インクジェット方式に関しても、上記問題は軽減できるものの、複雑な形状を作製する場合にはやはり問題がある。即ち、本方式ではモデル材とサポート材を併用することが必要であるが、例えば特許文献10〜12等に開示されている方法では、モデル材やサポート材の粘度、表面張力及び物性は考慮されているものの、モデル材を硬化させた光造形品は耐熱性が低く、熱で簡単に変形してしまうという問題があった。
その他一般的に耐熱性をアップさせる手法としてはモデル材の架橋度を向上させる手法が取られるが、硬化収縮が発生し、非常に反りが大きくなるという不具合が発生する問題があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、極力硬化収縮を抑制することで造形物の反りを抑え、耐熱性及び機械物性に優れた光造形品を形成するモデル材及び生産性に優れた光造形品の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち、本発明は、そのホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)、そのホモポリマーのガラス転移温度が200℃以上であり、ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)、ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)及び光重合開始剤(D)を含有するインクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材;インクジェット光造形法で光造形品を形成するモデル材と、前記光造形品の光造形時の形状を支えるサポート材を組み合わせてなる二液型光硬化性組成物において、前記モデル材が前記光造形品形成用モデル材であるインクジェット光造形用の二液型光硬化性組成物;インクジェット光造形法により前記組成物を光硬化させてなる光造形品;インクジェット光造形法による光造形品の製造方法において、前記組成物を光硬化させてなる光造形品を三次元造形システムを用いて製造することを特徴とするインクジェット光造形法による光造形品の製造方法である。
本発明のモデル材を用いてなる光造形品は、耐熱性及び機械物性に優れ、本発明の製造方法は生産性に優れる。
インクジェット方式の三次元造形システムの概略図 三次元造形装置の構成を示す概略図の側面図 三次元造形装置の構成を示す概略図の平面図 各プリンタヘッドのひとつを下方から見た概略図 各プリンタヘッドに対するモデル材及びサポート材を供給する材料供給システムの概略図 三次元造形装置を作動させ、三次元の造形物の作製途中を示す概略図 (イ)は造形が完了したサポート材を含むモデルを示す概略図、(ロ)は造形が完了したサポート材を含むモデルからサポート材を除去したモデルを示す概略図
本発明の光造形品形成用モデル材は、そのホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)、そのホモポリマーのガラス転移温度が200℃以上であり、ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)、ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)及び光重合開始剤(D)を含有する。
[そのホモポリマーのTgが80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)]
ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)は、エチレン性不飽和基[(メタ)アクリロイル基及びビニル基等]を1個有する化合物であり、そのホモポリマーのTgが80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体である。
本発明のモデル材は、そのホモポリマーのTgが80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)を必須成分として含有する。
単官能エチレン性不飽和単量体(A)は、光硬化物の耐熱性の観点から、そのホモポリマーのTgは80℃以上であり、好ましくは85〜190℃、更に好ましくは90〜185℃である。
(A)としては、炭素数4〜30の直鎖又は分岐のアルキル(メタ)アクリレートの内、そのホモポリマーのTgが80℃以上の化合物[メチル(メタ)アクリレート及びtert−ブチル(メタ)アクリレート等]、炭素数6〜20の脂環式骨格を有する(メタ)アクリレートの内、そのホモポリマーのTgが80℃以上の化合物[シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−t−シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート及びアダマンチル(メタ)アクリレート等]及び複素環式骨格を有する(メタ)アクリレートの内、そのホモポリマーのTgが80℃以上の化合物[4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−シクロヘキシル−1,3−ジオキソラン等]等が挙げられる。
(A)の内、モデル材の硬化時の造形温度(50〜90℃)に耐え、光硬化物の造形精度及び耐熱性の観点から好ましいのは脂環式骨格を有する(メタ)アクリレートであり、更に好ましいのはイソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート及びアダマンチル(メタ)アクリレートである。
本発明における数平均分子量(以下、Mnと略記)は、例えばゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)装置としてHLC−8320GPC(東ソー(株)製)を使用し、テトラヒドロフラン溶媒で、TSK標準ポリスチレン[東ソー(株)製]を基準物質として、測定温度:40℃、カラム:Alliance(ウォーターズ製)で、解析ソフトとしてGPCワークステーションEcoSEC−WS[東ソー(株)製]を使用して測定される。
(A)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
[そのホモポリマーのTgが200℃以上であり、ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)]
ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)は、ウレタン基を有さず、2個又はそれ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物であり、そのホモポリマーのTgが200℃以上であり、ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)である。
ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)のホモポリマーのTgは、光硬化物の耐熱性の観点から、200℃以上であり、好ましくは205〜230℃、更に好ましくは210〜220℃である。
(B)としては、炭素数5〜30の直鎖又は分岐のアルキレングリコールジ、トリ又はテトラ(メタ)アクリレートの内、そのホモポリマーのTgが200℃以上の化合物;
[ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等]
炭素数10〜30の脂環式骨格を有するジ(メタ)アクリレートの内、そのホモポリマーのTgが200℃以上の化合物;[ジメチロール−トリシクロデカンジメタクリレート等]及び炭素数10〜40の芳香環を有するジ(メタ)アクリレートの内、そのホモポリマーのTgが200℃以上の化合物[ビスフェノキシフルオレンジ(メタ)アクリレート等]等が挙げられる。
(B)の内、モデル材の硬化時の造形温度(50〜90℃)に耐え、光硬化物の耐熱性の観点から好ましいのは、脂環式骨格を有するジ(メタ)アクリレート及び/又は芳香環を有するジ(メタ)アクリレートであり、更に好ましいのはジメチロール−トリシクロデカンジメタクリレート及び/又はビスフェノキシフルオレンジ(メタ)アクリレートである。
(B)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また(B)としてかさ高いメタクリル基を含有させると硬化収縮を抑えた上で、Tgを上げることが可能なことから、造形物の反りを抑えた上で、高い耐熱性を発現することができる。そのことから(B)のうち特に好ましいのはメタクリル基を分子内に有する多官能エチレン性不飽和単量体である。
その中でも高い耐熱性の観点から特に好ましいのはジメチロール−トリシクロデカンジメタクリレート及びビスフェノキシフルオレンジメタクリレートである。
また、(B)を、上述した脂環式骨格及び/又は芳香環を有する構成にすることによって、更に、造形物の反りを抑えた上で、高い耐熱性を発現するという効果がある。
[ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)]
ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)は、1個又はそれ以上のエチレン性不飽和基を有し、ウレタン基を有する単量体である。本発明のモデル材に(C)を含有させることにより、光硬化物の耐熱性を更に向上させることができる。
ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)としては、ウレタン基を有する多官能エチレン性不飽和単量体(C1)及びウレタン基を有する単官能エチレン性不飽和単量体(C2)等が挙げられる。(C)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
ウレタン基を有する多官能エチレン性不飽和単量体(C1)は、ポリオール(α)、有機ポリイソシアネート(β)及び水酸基を有する(メタ)アクリレート(γ)から形成されてなるもの、又は有機ポリイソシアネート(β)及び水酸基を有する(メタ)アクリレート(γ)から形成されてなるもの等が挙げられる。
ポリオール(α)としては、脂肪族多価アルコールの炭素数2〜12のアルキレンオキサイド(以下、「アルキレンオキサイド」を「AO」と略記)付加物(α1)及び2価フェノール化合物の炭素数2〜6のAO付加物(α2)等が挙げられる。
(α1)に用いられる脂肪族多価アルコールとしては、炭素数2〜12の直鎖又は分岐の脂肪族2価アルコール[エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール及び1,10−ドデカンジオール等の直鎖アルコール;1,2−、1,3−又は2,3−ブタンジオール、2−メチル−1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール及び3−メチル−1,5−ペンタンジオール等の分岐アルコール等];炭素数6〜20の脂環式2価アルコール[1,4−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1,4−シクロヘプタンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン及び2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン等];炭素数3〜20の3価アルコール[脂肪族トリオール(グリセリン及びトリメチロールプロパン等)等];炭素数5〜20の4〜8価アルコール[脂肪族ポリオール(ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン及びジペンタエリスリトール等);糖類(ショ糖、グルコース、マンノース、フルクトース、メチルグルコシド及びその誘導体)];等が挙げられる。
(α2)に用いられる2価フェノール化合物としては、単環フェノール(カテコール、レゾルシノール及びハイドロキノン等)、縮合多環フェノール(ジヒドロキシナフタレン等)及びビスフェノール化合物(ビスフェノールA、ビスフェノールF及びビスフェノールS等)等が挙げられる。
(α1)及び(α2)に用いられる炭素数2〜12のAOとしては、エチレンオキサイド(以下、EOと略記)、プロピレンオキサイド(以下、POと略記)、1,2−、2,3−又は1,3−ブチレンオキサイド、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン、α−オレフィンオキサイド及びスチレンオキサイド等が挙げられ、AOの炭素数は、耐熱性の観点から、2〜4であることが好ましい。
(α1)及び(α2)におけるAOの付加モル数は、耐熱性の観点から、水酸基1個当たり1〜20が好ましい。
(α1)の具体例としては、1,4−ブタンジオールのEO5モル付加物、1,6−ヘキサンジオールのPO5モル付加物、ネオペンチルグリコールのブチレンオキサイド5モル付加物、PEG、PPG及びポリオキシテトラメチレングリコール(以下、PTMGと略記)等が挙げられる。
(α2)の具体例としては、レゾルシノールのEO4モル付加物、ジヒドロキシナフタレンのPO4モル付加物及びビスフェノールA、ビスフェノールF又はビスフェノールSのEO2モル付加物等が挙げられる。
ポリオール(α)の内、光硬化物の靭性の観点から好ましいのは(α1)であり、更に好ましいのはPEG、PPG及びPTMG、特に好ましいのはPPGである。
有機ポリイソシアネート(β)としては、炭素数8〜18の脂環式ポリイソシアネート(β1)、炭素数8〜26の芳香族ポリイソシアネート(β2)、炭素数4〜22の脂肪族ポリイソシアネート(β3)及び炭素数10〜18の芳香脂肪族ポリイソシアネート(β4)等が挙げられる。(β)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
炭素数8〜18の脂環式ポリイソシアネート(β1)としては、イソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと略記)、2,4−又は2,6−メチルシクロヘキサンジイソシアネート(以下、水添TDIと略記)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(以下、水添MDIと略記)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキシレン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−又は2,6−ノルボルナンジイソシアネート及びダイマー酸ジイソシアネート等が挙げられる。
炭素数8〜26の芳香族ポリイソシアネート(β2)としては、1,3−又は1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート(以下、TDIと略記)、4, 4’−又は2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDIと略記)、m−又はp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート及びm−又はp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート等が挙げられる。
炭素数4〜22の脂肪族ポリイソシアネート(β3)としては、エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HDIと略記)、ヘプタメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−又は2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート、2,6−ジイソシアナトエチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート及びトリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(以下、TMDIと略記)等が挙げられる。
炭素数10〜18の芳香脂肪族ポリイソシアネート(β4)としては、m−又はp−キシリレンジイソシアネート(以下、XDIと略記)及びα,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(以下、TMXDIと略記)等が挙げられる。
これらの有機ポリイソシアネート(β)の内、光硬化物の靭性の観点から好ましいのは炭素数8〜18の脂環式ポリイソシアネート(β1)であり、更に好ましいのはIPDI及び水添MDIであり、特に好ましいのは水添MDIである。
水酸基を有する(メタ)アクリレート(γ)としては、炭素数5〜20の(ポリ)オキシアルキレン(メタ)アクリレート(γ1)、(γ1)のε−カプロラクトン付加物(化学式量又はMnが230〜5,000)(γ2)、(メタ)アクリル酸とジオール(Mn300〜5,000)との反応生成物(γ3)、(メタ)アクリル酸とエポキシドとの反応生成物(炭素数8〜30)(γ4)及び(メタ)アクリル酸と3官能以上のポリオール(化学式量又はMnが92〜5,000)との反応生成物(γ5)等が挙げられる。(γ)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用して使用してもよい。
炭素数5〜20の(ポリ)オキシアルキレン(メタ)アクリレート(γ1)としては、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル〔2−ヒドロキシエチルアクリレートともいう〕、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシブチル及びこれらのAO付加物等が挙げられる。
(γ1)のε−カプロラクトン付加物(化学式量又はMnが230〜5,000)(γ2)としては、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル−ε−カプロラクトン2モル付加物等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸とジオール(Mn300〜5,000)との反応生成物(γ3)としては、ジオール[Mn300〜5,000、例えばポリカーボネートジオール、PEG及びポリエステルジオール]のモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸とエポキシドとの反応生成物(炭素数8〜30)(γ4)としては、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及び3−ビフェノキシ−2−ヒドロキシプロプル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸と3官能以上のポリオール(化学式量又はMnが92〜5,000)との反応生成物(γ5)としては、グリセリンモノ−又はジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ−又はジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ−、ジ−又はトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンモノ−、ジ−又はトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノ−、ジ−、トリ−、テトラ−又はペンタ(メタ)アクリレート及びこれらのAO付加物(水酸基1個あたりAO付加数1〜100)等が挙げられる。
これらの水酸基を有する(メタ)アクリレート(γ)の内、光硬化物の靭性の観点からから好ましいのは、(γ1)及び(γ2)であり、更に好ましいのは(γ1)である。
ウレタン基を有する単官能エチレン性不飽和単量体(C2)としては、水酸基を有する(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート及び1、4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート等]と単官能イソシアネート(エチルイソシアネート、ブチルイソシアネート及びヘキシルイソシアネート等の脂肪族モノイソシアネート;シクロヘキシルイソシアネート等の脂環式モノイソシアネート;フェニルイソシアネート及びトリルイソシアネート等の芳香族モノイソシアネート等)の反応により得られる単官能ウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられ、単官能ウレタン(メタ)アクリレートの市販品としては、Genomer1122(RAHN社製)等が挙げられる。
(C)の内、耐熱性の観点から、好ましいのはウレタン基を有する多官能エチレン性不飽和単量体(C1)であり、更に好ましいのはウレタン基を有する2官能エチレン性不飽和単量体である。
ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)のウレタン基濃度は、光硬化物の耐熱性の観点から2.5mmol/g以上であることが好ましく、更に好ましくは2.7〜5.0mmol/g、特に好ましくは2.9〜4.8mmol/gである。
(C)のMnは、光硬化物の耐衝撃性及び造形精度並びに組成物の取り扱い性の観点から、好ましくは500〜5,000、更に好ましくは700〜2,000である。
本発明におけるウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)は、水酸基を有する(メタ)アクリレート(γ)と、ポリオール(α)及び有機ポリイソシアネート(β)の反応で得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(δ)と、又は、有機ポリイソシアネート(β)とを反応させることにより得られる。反応温度は、好ましくは50〜140℃、更に好ましくは60〜120℃である。
反応においては反応を促進させるため、必要により通常のウレタン化反応に使用されるウレタン化触媒を用いてもよい。ウレタン化触媒としては、金属化合物(有機ビスマス化合物、有機スズ化合物及び有機チタン化合物等)、3級アミン、アミジン化合物及び4級アンモニウム塩等が挙げられる。
ウレタン化触媒の使用量は、反応性及び(C)の透明性の観点から、(C)の重量に基づいて、好ましくは1重量%以下、更に好ましくは0.001〜0.5重量%、特に好ましくは、0.05〜0.2重量%である。
[光重合開始剤(D)]
光重合開始剤(D)としては、
ベンゾイン化合物[炭素数14〜18の化合物、例えばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル及びベンゾインイソブチルエーテル];
アセトフェノン化合物〔炭素数8〜18の化合物、例えばアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−フェニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及び2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン〕;
アントラキノン化合物[炭素数14〜19の化合物、例えば2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、2−クロロアントラキノン及び2−アミルアントラキノン];
チオキサントン化合物[炭素数13〜17の化合物、例えば2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン及び2−クロロチオキサントン];
ケタール化合物[炭素数16〜17の化合物、例えばアセトフェノンジメチルケタール及びベンジルジメチルケタール];
ベンゾフェノン化合物[炭素数13〜21の化合物、例えばベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド及び4,4’−ビスメチルアミノベンゾフェノン];
ホスフィンオキシド[炭素数22〜28の化合物、例えば1,3,5−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス−(2、6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド及びビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド];
及びこれらの混合物等が挙げられる。
これらの(D)は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記(D)の内、光硬化物が黄変しにくいという耐光性の観点から好ましいのは、アセトフェノン化合物及びホスフィンオキシド、更に好ましいのは、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、1,3,5−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド及びビス−(2、6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、特に好ましいのは、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、1,3,5−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド及び2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドである。
モデル材中の(A)、(B)、(C)及び(D)の各含有量は、モデル材の重量に基づいて、(A)は光硬化物のTgの向上及び耐脆性の観点から好ましくは50〜90重量%、更に好ましくは55〜85重量%;(B)は光硬化物の機械強度及び耐熱性の観点から好ましくは3〜25重量%、更に好ましくは4〜20重量%;(C)は光硬化物の靭性及び反り低減の観点から好ましくは5〜35重量%、更に好ましくは8〜30重量%;(D)は光硬化速度及び光硬化物の機械物性の観点から好ましくは0.1〜10重量%、更に好ましくは0.3〜8重量%である。
[添加剤(E)]
モデル材には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要により添加剤(E)を含有させることができる。
(E)には、重合禁止剤、界面活性剤、着色剤、酸化防止剤、連鎖移動剤及び充填剤等が含まれ、目的に応じて種々選択することができ、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
後述する本発明のインクジェット光造形法による光造形品の製造方法においては、インクジェット方式によっても異なるが、多くの場合造形温度は50〜90℃程度であり、機器内での暴走重合の回避や単量体の安定性向上の観点から、重合禁止剤を加えることが好ましい。
重合禁止剤としては、フェノール化合物[ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,2−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)及び1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等]、硫黄化合物[ジラウリルチオジプロピオネート等]、リン化合物[トリフェニルフォスファイト等]及びアミン化合物[フェノチアジン等]等が挙げられる。
重合禁止剤の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常5重量%以下、単量体の安定性及び重合速度の観点から好ましくは0.05〜3重量%である。
界面活性剤としては、化学式量又はMnが264〜5,000のもの、PEG型非イオン界面活性剤[ノニルフェノールのEO1〜40モル付加物及びステアリン酸EO1〜40モル付加物等]、多価アルコール型非イオン界面活性剤(ソルビタンパルミチン酸モノエステル、ソルビタンステアリン酸モノエステル及びソルビタンステアリン酸トリエステル等)、フッ素含有界面活性剤(パーフルオロアルキルEO1〜50モル付加物、パーフルオロアルキルカルボン酸塩及びパーフルオロアルキルベタイン等)及び変性シリコーンオイル[ポリエーテル変性シリコーンオイル(例えば、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン等)及び(メタ)アクリレート変性シリコーンオイル等]等が挙げられる。
界面活性剤の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常3重量%以下、添加効果及び光硬化物の物性の観点から好ましくは0.05〜2重量%である。
着色剤としては、顔料及び/又は染料が挙げられる。顔料には有機及び無機顔料が含まれ、例えば下記のものを例示することができる。
(1)アゾ顔料
不溶性モノアゾ顔料(トルイジンレッド、パーマネントカーミンFB及びファストイエローG等)、不溶性ジスアゾ顔料(ジスアゾイエローAAA及びジスアゾオレンジPMP等)、アゾレーキ(溶性アゾ顔料)(レーキレッドC及びブリリアントカーミン6B等)、縮合アゾ顔料及びキレートアゾ顔料等;
(2)多環式顔料
フタロシアニンブルー、インダントロンブルー、キナクリドンレッド及びジオキサジンバイオレット等;
(3)染つけレーキ
塩基性染料(ビクトリアピュアブルーBOレーキ等)及び酸性染料(アルカリブルートーナー等)等;
(4)その他
アジン顔料(アニリンブラック等)、昼光蛍光顔料、ニトロソ顔料、ニトロ顔料及び天然顔料等。
無機顔料としては、金属酸化物(酸化鉄、酸化クロム及び酸化チタン等)及びカーボンブラック等が挙げられる。
着色剤の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常2重量%以下、着色効果及び光硬化物の物性の観点から好ましくは0.05〜1重量%である。
酸化防止剤としては、フェノール化合物〔単環フェノール(2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等)、ビスフェノール[2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等]及び多環フェノール[1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン等]等〕、硫黄化合物(ジラウリル3,3’−チオジプロピオネート等)、リン化合物(トリフェニルホスファイト等)及びアミン化合物(オクチル化ジフェニルアミン等)等が挙げられる。
酸化防止剤の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常3重量%以下、酸化防止効果及び光硬化物の物性の観点から好ましくは0.1〜2重量%である。
連鎖移動剤としては、炭化水素[炭素数6〜24の化合物、例えば芳香族炭化水素(トルエン及びキシレン等)及び不飽和脂肪族炭化水素(1−ブテン及び1−ノネン等)];ハロゲン化炭化水素(炭素数1〜24の化合物、例えばジクロロメタン及び四塩化炭素);アルコール(炭素数1〜24の化合物、例えばメタノール及び1−ブタノール);チオール(炭素数1〜24の化合物、例えばエチルチオール及び1−オクチルチオール);ケトン(炭素数3〜24の化合物、例えばアセトン及びメチルエチルケトン);アルデヒド(炭素数2〜18の化合物、例えば2−メチル−2−プロピルアルデヒド及び1−ペンチルアルデヒド);フェノール(炭素数6〜36の化合物、例えばフェノール及びm−、p−又はo−クレゾール);キノン(炭素数6〜24の化合物、例えばヒドロキノン);アミン(炭素数3〜24の化合物、例えばジエチルメチルアミン及びジフェニルアミン);及びジスルフィド(炭素数2〜24の化合物、例えばジエチルジスルフィド及びジ−1−オクチルジスルフィド)等が挙げられる。
連鎖移動剤の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常10重量%以下、単量体の重合性及び単量体と連鎖移動剤との相溶性の観点から好ましくは0.05〜5重量%である。
充填剤としては、金属粉(アルミニウム粉及び銅粉等)、金属酸化物(アルミナ、シリカ、タルク、マイカ及びクレー等)、金属水酸化物(水酸化アルミニウム等)、金属塩(炭酸カルシウム及びケイ酸カルシウム等)、繊維[無機繊維(炭素繊維、ガラス繊維及びアスベスト等)、有機繊維(コットン、ナイロン、アクリル及びレーヨン繊維等)等]、マイクロバルーン(ガラス、シラス及びフェノール樹脂等)、炭素類(カーボンブラック、石墨及び石炭粉等)、金属硫化物(二硫化モリブデン等)及び有機粉(木粉等)等が挙げられる。
充填剤の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常30重量%以下、充填効果及びインクジェット吐出可能粘度及び光硬化物の物性の観点から好ましくは3〜20重量%である。
(E)の合計の使用量は、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づいて、通常30重量%以下、添加効果及び光硬化物の物性の観点から好ましくは0.05〜20重量%である。
モデル材の光硬化物のTgは、光硬化物の耐熱性及び光硬化物の反り低減の観点から好ましくは91〜200℃、更に好ましくは95〜190℃、特に好ましくは100〜180℃である。光硬化物のTgは、モデル材を構成する(A)、(B)、(C)及び(D)の各成分の種類、含有量を選択することにより、上記範囲に調整することができる。
本発明における光硬化物のTgは、以下の方法で測定することができる。
(1)試験片の作製方法
ガラス板[商品名「GLASS PLATE」、アズワン(株)製、200mm×200mm×厚さ5mm]の上面四辺に厚さ1mmのスペーサーを配し、10cm×10cmの正方形に仕切る。正方形内にモデル材を注型した後、同様の別のガラス板を重ねて載せる。紫外線照射装置[型番「ECS301G1」、アイグラフィックス(株)製]により、紫外線を1000mJ/cm照射した後、光硬化物をガラス板から離型し、カッターで幅5mm、長さ40mmの形状に切り出して試験片を得る。
(2)Tgの測定方法
(1)で得られた試験片を使用し、動的粘弾性測定(DMA)装置[型番「Rheogel−E4000」、(株)ユービーエム製]を用いて、DMA法により、引張モード、10Hzで測定する。
本発明のモデル材は、インクジェット光造形法で光造形品を形成するモデル材と、前記光造形品の光造形時の形状を支えるサポート材を組み合わせてなる二液型光硬化性組成物におけるモデル材として用いられる。二液型光硬化性組成物において、併用されるサポート材としては公知のサポート材が使用できるが、光造形後の除去の容易さ及び光造形品の造形精度の観点から、以下のサポート材を使用することが好ましい。
[サポート材]
本発明において好ましく用いられるサポート材は、水溶性単官能エチレン性不飽和単量体(F)、オキシプロピレン基を含むAO付加物及び/又は水(G)、並びに光重合開始剤(H)を含有してなる。
[水溶性単官能エチレン性不飽和単量体(F)]
水溶性単官能エチレン性不飽和単量体(F)は、光造形後にサポート材の硬化物をすばやく水に溶解させるために、サポート材の構成成分として用いられる。
(F)としては、炭素数5〜15の水酸基を有する(メタ)アクリレート[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及び4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等];Mn200〜1,000の水酸基を有する(メタ)アクリレート[PEGモノ(メタ)アクリレート、モノアルコキシ(炭素数1〜4)ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、PPGモノ(メタ)アクリレート、モノアルコキシ(炭素数1〜4)ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート及びPEG−PPGブロックポリマーのモノ(メタ)アクリレート等];炭素数3〜15の(メタ)アクリルアミド誘導体[(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド及びN−ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド等];(メタ)アクリロイルモルフォリン等が挙げられる。(F)は1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
(F)のうち、光反応性の観点から好ましいのは炭素数5〜15の水酸基を有するアクリレート、炭素数3〜15のアクリルアミド誘導体及び(メタ)アクリロイルモルフォリン、更に好ましいのはヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート及び4−ヒドロキシブチルアクリレート、アクリルアミド、アクリロイルモルフォリン、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N,N’−ジメチルアクリルアミド、N,N’−ジエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシプロピルアクリルアミド及びN−ヒドロキシブチルアクリルアミドであり、また、人体への皮膚低刺激性の観点から好ましいのはアクリロイルモルフォリン及びN−ヒドロキシエチルアクリルアミドである。
[オキシプロピレン基を含むAO付加物及び/又は水(G)]
(G)におけるオキシプロピレン基を含むAO付加物としては、活性水素化合物に少なくともPOを単独又はPOとその他のAOを付加したものである。これらのうち好ましいのは活性水素化合物にPOを単独で付加した物(例えば、PPG)である。活性水素化合物としては、1〜4価のアルコール、アミン化合物及び水等が挙げられ、これらのうち好ましいのは2価アルコール及び水である。
(G)としては、サポート材の硬化物のサポート力と水への溶解性の両立の観点から硬化前の(F)と相溶し、かつ(F)の光硬化物と相溶しないMnが100〜5,000のPPG及び/又は水が好ましい。PPGのMnは好ましくは200〜3,000、更に好ましくは400〜2,000である。
一方、硬化前のモデル材とサポート材の相溶防止あるいは混合防止の観点から好ましいのは水である。(G)が水の場合は、硬化前のモデル材とサポート材が相溶、あるいは混合しあうことはなくなるため、硬化前のモデル材とサポート材の相溶、混合の問題に起因するモデル材とサポート材の各硬化物の混合部分の諸物性低下の問題や膨潤変形の問題を完全に解消することができる。
[光重合開始剤(H)]
サポート材に用いる光重合開始剤は、基本的にモデル材における光重合開始剤(D)と同じものを使用するが、(G)が水の場合は、水溶性の光重合開始剤が使用される。
(H)のうちの水溶性光重合開始剤としては、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチル−1−プロパン−1−オン等が挙げられるが、水溶性のものであれば特に限定されることはない。
サポート材中の(F)、(G)、(H)の各含有割合は、(F)はサポート材の光硬化物を固体状としてサポート力を発揮させる観点及び光硬化物の水への溶解性の観点から、好ましくは3〜45重量%、更に好ましくは3〜43重量%、特に好ましくは4〜40重量%;(G)は光硬化物の水への溶解性及びサポート力の観点から好ましくは50〜95重量%、更に好ましくは53〜93重量%、特に好ましくは55〜90重量%;(H)はサポート材の光硬化性及び光硬化物の水への溶解性の観点から好ましくは0.1〜10重量%、更に好ましくは0.3〜8重量%、特に好ましくは0.5〜6重量%である。
[添加剤(E)]
サポート材には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要により添加剤(E)を含有させることができる。
サポート材にもモデル材における添加剤(E)と同様のものが使用できる。
(E)には、重合禁止剤、界面活性剤、着色剤、酸化防止剤、連鎖移動剤、充填剤等が含まれ、目的に応じて種々選択することができ、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(F)、(G)及び(H)の合計重量に基づく各(E)の使用量(重量%)は、モデル材における、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づく各(E)の使用量(重量%)と同様であり、また(F)、(G)及び(H)の合計重量に基づく(E)の合計の使用量(重量%)についても、前記(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に基づく(E)の合計の使用量(重量%)と同様である。
[光造形品の製造方法]
本発明の光造形品は、後述する光造形装置を用いて通常以下の手順で製造される。
(1)モデル材及びサポート材の製造
(1−1)モデル材の製造
(A)、(B)、(C)及び(D)並びに必要により加えられる添加剤(E)を、混合撹拌装置等を用いて均一混合し、モデル材を製造する。
(1−2)サポート材の製造
(F)、(G)及び(H)並びに必要により加えられる添加剤(E)を、混合撹拌装置等を用いて均一混合し、サポート材を製造する。
(2)三次元造形システムを用いた光造形品の製造
図1は、インクジェット方式の三次元造形システムの概略図である。図1に示すように、このシステムは、パーソナルコンピュータ(パソコン)1と、このパソコン1と接続される三次元造形装置2とから構成されている。パソコン1は、造形すべき物体の三次元CADデータの入力を受け付け、この入力されたCADデータを三次元造形用のデータとして、例えばSTL(Stereo Lithographyの略)データに変換し、更に、この三次元STLデータから、Z方向にスライスした各レイヤ(層)のデータを生成する。
詳細には、造形するワークに対応するモデル材のデータに加え、造形時にモデル材を支持するためのサポート材のデータも生成する。一般的には、例えばZ方向において、下方位置のモデル材の幅より、上方位置のモデル材の幅が大きく、いわゆるオーバーハングしている部分がある場合、1にインストールされているソフトウエアにより、下方位置のモデル材のX、Y方向の周囲にサポート材を配置することにより、このオーバーハング部分を下方より支持するように自動的にサポート材が設けられるようになっている。
更に、1では、三次元造形装置2の保有する造形空間内における、造形用の三次元データのX、Y及びZ方向における位置決めならびに姿勢の決定を、STLデータを用いて行う機能も有している。より具体的には、1の画面上に、三次元造形装置2の保有する造形テーブル上の造形空間を三次元的に表現した仮想三次元空間を表示するとともに、この空間の初期設定位置に、造形すべき物体の三次元のSTLデータを表示し、この画面上において、マウスやカーソルなどのポインティングデバイスを用いて、造形すべき物体の三次元のSTLデータを、三次元造形装置2の保有する造形空間に対して、所望の位置並びに姿勢を決定することができる。
三次元造形装置2は、上述したZ方向にスライスした各レイヤ(層)のデータを1から一括又は各レイヤ単位で受け取り、各レイヤのデータに基づいて、三次元造形装置2の有する、後述する二次元プリンタヘッドを主走査方向(X方向)及び副走査方向(Y方向)に走査させるとともに、モデル材吐出用のプリンタヘッドからモデル材とサポート材吐出用のプリンタヘッドからサポート材を吐出することにより、各層の形成を行うものである。
図2及び図3は、三次元造形装置2の構成を示す概略図であり、図2は側面図、図3は、平面図である。
図2及び図3に示すように、三次元造形装置2は、Z方向に移動可能な造形テーブル21と、この造形テーブル上にモデル材を吐出するためのモデル材用のプリンタヘッド22と、この造形テーブル上にサポート材を吐出するためのサポート材用のプリンタヘッド23と、プリンタヘッド22及び23から吐出され、造形テーブル21上に形成された層の上面を平滑にするために、余分なモデル材及びサポート材を除去するためのローラ24と、塗布された少なくともモデル材を光硬化させるためのUV光源25とを有する。
上述したプリンタヘッド22、23と、平滑化のためのローラ24と、UV光源25は、プリンタヘッドモジュール26に位置決めされて搭載され、図示しない駆動手段によって、造形テーブル21の上方において、主走査方向(X方向)及び副走査方向(Y方向)に一体的に駆動される。
図4は、各プリンタヘッド22及び23のひとつを下方から見た概略図である。図4に示すように、各プリンタヘッド22及び23は、造形テーブルに対向する面に、副走査方向(Y方向)に所定の間隔を持って設けられる、モデル材やサポート材を吐出するための複数のオリフィスを有している。
図2において、左側から右側に移動する主走査方向(往路)において少なくともプリンタヘッド22及び23からモデル材とサポート材を造形テーブル上に吐出する場合、ローラ24は、上述した主走査方向の右端部から左方向に移動する復路において作用するようになっており、その際のローラの回転方向は、図2に示す矢印方向、つまり時計回りに回転する。
言い換えれば、ローラ24が作用する時点のプリンタヘッドモジュール26が走査する方向と、ローラ24の下部が回転する方向(図2に示す矢印方向)とが同じ向きに回転するように制御されることが好ましい。
UV光源25は、副走査方向に沿って伸びており、その長さは少なくとも、各プリンタヘッドに設けられるすべてのオリフィスを含む長さを有することが望ましい。
また、UV光源25としては、光硬化型の樹脂を硬化させるために一般的によく用いられるUVランプ又はLEDを用いることが好ましい。
また、造形テーブル21は、図示しない駆動手段によって、各レイヤ(層)に対応する各スライスデータに基づいて各レイヤ(層)を形成する毎に、次のレイヤの形成に先だって、各レイヤの厚み分だけ、下方(Z方向)に移動する。
図5は、各プリンタヘッド22及び23に対するモデル材ならびにサポート材を供給する材料供給システムの概略図である。
各プリンタヘッド22及び23に対しては、モデル材及びサポート材のカートリッジ27及び28が各々接続され、その接続経路途中に各々供給用ポンプ29及び30が設けられている。各カートリッジ27及び28は、内部のモデル材又はサポート材がなくなると、交換可能となっている。
次に、上述したインクジェット方式の三次元造形システムを用いた三次元造形方法について述べる。
三次元造形のためのCADデータが1に入力されると、STLデータに変換されるとともに、上述した画面上にて、三次元造形装置2の保有する造形空間内における三次元的なデータ(モデル)の姿勢を決定した後、1からZ方向の各スライスデータが三次元造形装置2に送られる。
三次元造形装置2は、プリンタヘッドモジュール26を主走査方向に往復動作させるとともに、その往復動作中に、受け取った各スライスデータに基づき適切な位置にモデル材とサポート材とを各プリンタヘッド22及び23から吐出制御させることにより、各スライスデータに対応する各層を造形テーブル上に積層していく。
各層には少なくともモデル材がプリンタヘッド22から適切な位置に吐出され、必要に応じて、サポート材もプリンタヘッド23から適切な位置に吐出され各層が造形されることになる。
更に、例えば、図2の左から右方向(往路)にプリンタヘッドモジュール26が移動する過程において、各プリンタヘッド22及び23からモデル材とサポート材が吐出される場合、その復路(図2の右から左方向)の過程において、ローラ24が既に造形テーブル21上に塗布されているモデル材とサポート材から形成される表面の平滑化を図るために、余分な材料を取り除くため、モデル材とサポート材の表面に対して接触しつつ、上述した回転方向に回転しつづける。
そして、このローラ24によって平滑化された表面に対して、プリンタヘッドモジュール26に載置されるUV光源25から紫外線を照射することによって、造形テーブル21上に形成されている最上面に位置する層の硬化を行わせる。なお、各層は、少なくともモデル材によって形成され、必要に応じてサポート材を加えて形成されることは言うまでもない。
従って、各層の形成は、各プリンタヘッド22及び23からモデル材とサポート材の吐出により、造形テーブル21上の最上面に位置する層の形成、その層の表面をローラ24による平滑化、平滑化された、造形テーブル21上の最上面に位置する層に対する紫外線の照射による層の硬化によって行われ、これらの工程を繰り返すことにより、三次元のモデルを造形することになる。
図6は、三次元造形装置2を作動させ、三次元の造形物の作製途中を示す概略図である。図6に示すMの部分がモデル材によって各層が積層されている部分であり、Sの部分がサポート材によって各層が積層されている部分である。
上述したように、Mの部分のモデル材がZ方向の下方から上方に略Sの字状になっているため、図6に示すモデル材の左右の湾曲している部分を支持するために、Sの部分にサポート材が設けられるように造形させている。
図7の(イ)は、このようにして造形が完了したサポート材を含むモデルを示す概略図であり、図7の(ロ)は、造形が完了したサポート材を含むモデルからサポート材を除去したモデルを示す概略図である。
図7の(イ)に示すように、三次元造形装置2により、三次元のモデルの造形が完了した時点では、このモデルには、造形中のモデル材の支持のためのサポート材が一体的に形成されている。このため、このサポート材は、水溶解性の材料からなっているため、例えば水に浸けることにより、図7の(ロ)に示すようなモデル材のみからなるモデル(光造形品)を得ることができる。このようにして、本発明の光造形品を得ることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、特記しない限り、部は重量部を、%は重量%を意味する。
製造例1
反応容器に、2−ヒドロキシエチルアクリレート[商品名「ライトエステルHOA」、共栄社化学(株)製]232部、IPDI222部及びウレタン化触媒[ビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50重量%溶液)以下同じ。]0.3部を仕込み、80℃で12時間反応させ、ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C−1)を得た。ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C−1)のウレタン基濃度は4.4mmol/g、Mnは686であった。
製造例2
反応容器にPPG[商品名「PPG−400」、三洋化成工業(株)製、Mn=400]400部、水添MDI524部及びウレタン化触媒0.5部を仕込み、80℃で4時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート232部を加え、80℃で8時間反応させてウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C−2)を得た。得られたウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C−2)のウレタン基濃度は3.4mmol/g、Mnは1,388であった。
製造例3
反応容器にPTMG[商品名「PTMG−1000」、三菱化学(株)製、Mn1,000]1,000部、IPDI333部及びウレタン化触媒0.5部を仕込み、80℃で4時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート116部を加え(イソシアネート基/水酸基当量比=1/1)、80℃で8時間反応させてウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C−3)を得た。得られたウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C−3)のウレタン基濃度は2.1mmol/g、Mnは2,898であった。
実施例1〜8及び比較例1〜5
表1に示す配合組成(部)で均一混合して、実施例及び比較例の各モデル材を得た後、以下の測定方法で各モデル材の光硬化物のTg、荷重たわみ温度、破断強度及び保管時の変形を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016020474
尚、表1における記号が示す内容は以下のとおりである。
(A−1):イソボルニルアクリレート[商品名「ライトアクリレートIBXA」、共栄社化学(株)製、官能基数=1]
(A−2):イソボルニルメタクリレート[商品名「ライトエステルIB−X」、共栄社化学(株)製、官能基数=1]
(A−3):メチルメタクリレート「商品名「ライトエステルM」、共栄社化学(株)製、官能基数=1]
(A−4):tert−ブチルメタクリレート「商品名「ライトエステルTB」、共栄社化学(株)製、官能基数=1]
(A’−1):n−ステアリルメタクリレート「商品名「ライトエステルS」、共栄社化学(株)製、官能基数=1]
(A’−2):フェノキシエチルアクリレート「商品名「ライトアクリレートPO−A」、共栄社化学(株)製、官能基数=1]
(B−1):ジメチロール−トリシクロデカンジメタクリレート[商品名「ライトエステルDCP−M」、共栄社化学(株)製、官能基数=2]
(B−2):ビスフェノキシフルオレンジアクリレート[商品名「A−BPEF」、新中村化学(株)製、官能基数=2]
(B−3):ビスフェノキシフルオレンジメタクリレート[商品名「BPEF−MA」、新中村化学(株)製、官能基数=2]
(B’−1):ジメチロール−トリシクロデカンジアクリレート[商品名「ライトアクリレートDCP−A」、共栄社化学(株)製、官能基数=2]
(B’−2):PEG(Mn200)ジアクリレート[商品名「ライトアクリレート4EG−A」、共栄社化学(株)製、官能基数=2]
(D−1):1,3,5−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド[商品名「ルシリンTPO」、BASF(株)製]
(D−2):1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[商品名「イルガキュア184」、チバスペシャルティケミカルズ(株)製]
(D−3):2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン[商品名「イルガキュア907」、チバスペシャルティケミカルズ(株)製]
(E−1):ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン[商品名「BYK307」、ビックケミージャパン(株)製](界面活性剤)
(E−2):ヒドロキノンモノメチルエーテル[和光純薬工業(株)製](重合禁止剤)
(E−3):カーボンブラック[商品名「MHIブラック#220」、御国色素(株)製](着色剤)
<モデル材の光硬化物のTgの測定方法>
(1)試験片の作製
ガラス板[商品名「GLASS PLATE」、アズワン(株)製、200mm×200mm×厚さ5mm]の上面四辺に厚さ1mmのスペーサーを配し、10cm×10cmの正方形に仕切る。正方形内にモデル材を注型した後、同様の別のガラス板を重ねて載せる。紫外線照射装置[型番「ECS301G1」、アイグラフィックス(株)製]により、紫外線を1000mJ/cm照射した後、光硬化物をガラス板から離型し、カッターで幅5mm、長さ40mmの形状に切り出して試験片を得た。
(2)Tgの測定
(1)で得られた試験片を使用し、動的粘弾性測定(DMA)装置[型番「Rheogel−E4000」、(株)ユービーエム製]を用いて、DMA法により、引張モード、10HzでTgを測定した。
<モデル材の光硬化物の荷重たわみ温度、破断強度及び保管時の変形の測定方法>
紫外線を300mJ/cm照射し、試験片の長さを50mmにする以外はモデル材の光硬化物のTgの試験片の作製方法と同様にして得た試験片について、下記の(1)〜(3)の方法で測定を行った。測定結果は試験片5枚の平均値とした。
(1)荷重たわみ温度
荷重たわみ温度測定装置型番「148−HDPC−3」、安田精機(株)製]を用いて、JIS−K7191に準じて荷重たわみ温度を測定した。荷重は高荷重(1.8MPa)とした。
(2)破断強度(N/mm
オートグラフ[(株)島津製作所製]を用いて、試験速度50mm/分で引張り、JIS−K7113に準じて引張破断強度を測定し、破断強度とした。
(3)保管時の変形(mm)
試験片の長さ方向の片端をチャックで掴み(掴み距離5mm)、試験片を水平固定した状態で恒温恒湿器(40℃、10%RH)中で24時間静置後、重力による変形で垂れ下がった試験片の固定端部とは反対側の片端の当初の水平面からの距離を測定し、保管時の変形(mm)とした。
表1の結果から、本発明のモデル材(実施例1〜8)を硬化させてなる光硬化物は、比較用のモデル材(比較例1〜5)を硬化させてなる光硬化物に比べて、光硬化物の荷重たわみ温度が高く、耐熱性に優れたものであることがわかる。同時に破断強度も高いことから、光造形物としての強度も十分に持ち合わせたものであることが分かる。
本発明のモデル材を用いた光造形品は、高い耐熱性及び優れた機械物性を有することから、本発明のモデル材は、インクジェット光造形法における光造形品形成用のモデル材として極めて有用である。
1 パーソナルコンピュータ(パソコン)
2 三次元造形装置
21 Z方向に移動可能な造形テーブル
22 モデル材用のプリンタヘッド
23 サポート材用のプリンタヘッド
24 ローラ
25 UV光源
26 プリンタヘッドモジュール
27 モデル材のカートリッジ
28 サポート材のカートリッジ
29 供給用ポンプ
30 供給用ポンプ

Claims (10)

  1. そのホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上であり、ウレタン基を有しない単官能エチレン性不飽和単量体(A)、そのホモポリマーのガラス転移温度が200℃以上であり、ウレタン基を有しない多官能エチレン性不飽和単量体(B)、ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)及び光重合開始剤(D)を含有するインクジェット光造形法における光造形品形成用モデル材。
  2. 前記単官能エチレン性不飽和単量体(A)が、脂環式骨格を有する請求項1に記載のモデル材。
  3. 前記多官能エチレン性不飽和単量体(B)が、脂環式骨格又は芳香環を有する請求項1又は2に記載のモデル材。
  4. 前記ウレタン基を有するエチレン性不飽和単量体(C)が、ウレタン基濃度が2.5mmol/g以上であり、多官能エチレン性不飽和単量体(C1)である請求項1〜3のいずれか1項に記載のモデル材。
  5. モデル材の重量に基づいて、前記(A)の含有量が50〜90重量%、前記(B)の含有量が3〜25重量%、前記(C)の含有量が5〜35重量%、前記(D)の含有量が0.1〜10重量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載のモデル材。
  6. モデル材の光硬化物のガラス転移温度が、91〜200℃である請求項1〜5のいずれか1項に記載のモデル材。
  7. インクジェット光造形法において光造形品を形成するための光造形品形成用モデル材と、前記光造形品の光造形時の形状を支えるサポート材を組み合わせてなる二液型光硬化性組成物において、前記モデル材が請求項1〜6のいずれか1項に記載のモデル材であるインクジェット光造形用の二液型光硬化性組成物。
  8. インクジェット光造形法により請求項7に記載の組成物を光硬化させてなる光造形品。
  9. インクジェット光造形法による光造形品の製造方法において、請求項8に記載の光造形品を三次元造形システムを用いて製造することを特徴とするインクジェット光造形法による光造形品の製造方法。
  10. 三次元造形システムが、パーソナルコンピュータと、前記パーソナルコンピュータと接続される三次元造形装置から構成される請求項9に記載の製造方法。
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