JP2007159296A - モータ駆動回路、方法およびそれを用いた冷却装置 - Google Patents

モータ駆動回路、方法およびそれを用いた冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータ駆動回路におけるモータの停止時の逆起電圧の発生を抑制する。
【解決手段】駆動信号生成回路10は、トルクの目標値に応じて、Hブリッジ回路110のトランジスタのオンオフを制御する駆動信号SDH、SDLを生成する。ドライバ回路20は、駆動信号生成回路10から出力される駆動信号SDH、SDLにもとづき、Hブリッジ回路110のハイサイドトランジスタMHおよびローサイドトランジスタMLを交互にオンオフする。ドライバ回路20は、モータの停止が指示されると、ハイサイドトランジスタMH1、MH2を直ちにオフするとともに、ローサイドトランジスタML1、ML2を、所定の遅延時間τd経過後にオフする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動技術に関する。
近年のパーソナルコンピュータやワークステーションの高速化にともない、CPU(Central Processor Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などの演算処理用LSI(Large Scale Integrated circuit)の動作速度は上昇の一途をたどっている。
このようなLSIは、その動作速度、すなわちクロック周波数が高くなるにつれて発熱量も大きくなる。LSIからの発熱は、そのLSI自体を熱暴走に導いたり、あるいは周囲の回路に対して影響を及ぼすという問題がある。したがって、LSIの適切な熱冷却はきわめて重要な技術となっている。
LSIを冷却するための技術の一例として、冷却ファンによる空冷式の冷却方法がある。この方法においては、たとえば、LSIの表面に対向して冷却ファンを設置し、冷たい空気を冷却ファンによりLSI表面に吹き付ける。このような冷却ファンによるLSIの冷却に際して、LSI付近の温度をモニタし、その温度に応じてファンの回転を変化させることにより冷却の程度を調整することが行われている(特許文献1、2)。また、特許文献3には、ファンモータが予め定められた最低の回転数以上で回転するように、パルス幅変調された信号のデューティ比を制限する技術が開示されている。
特開平7−31190号公報 特開2001−284868号公報 特開2004−153955号公報 特開平6−98574号公報
回転しているモータを停止すると、コイルに回生電流が流れ、この回生電流が、電源に向かって流れるという問題があった。この際に発生する逆起電圧は、トランジスタ素子などの耐圧を超える場合も想定される。かかる問題は、ファンモータの駆動のみでなく、その他のモータ駆動の際にも発生する。
特許文献4には、サイリスタを駆動対象のモータと並列に設け、回生制御を行う技術が開示されている。しかしながら、特許文献4に記載される技術は、複数のトランジスタによってブリッジ回路を構成し、複数のトランジスタを交互にオンオフして駆動する際(たとえば特許文献3のHブリッジ回路など)には、利用することができない。
Hブリッジ回路などを利用したモータ駆動回路では、モータの停止時に生ずる逆起電圧から回路を保護するために、電源電圧端子と接地間に、キャパシタを設けたり、ツェナーダイオードを設け、回生電流の逃げ道を形成し、逆起電圧をクランプする手法がとられていた。しかしながら、キャパシタやツェナーダイオードの追加は、回路面積やコストの上昇につながるという問題があった。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブリッジ構成によりモータを駆動するモータ駆動回路におけるモータの停止時の逆起電圧の発生の抑制にある。
本発明のある態様は、電源電圧端子と接地端子間に直列に接続されたハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを含むトランジスタ対を少なくとも2対含む出力段に対して駆動信号を供給し、駆動対象のモータのコイルに、スイッチング電圧を供給するモータ駆動回路に関する。このモータ駆動回路は、モータのトルクの目標値に応じて、出力段のトランジスタのオンオフを制御する駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、駆動信号生成回路から出力される駆動信号にもとづき、出力段のハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを交互にオンオフするドライバ回路と、を備える。ドライバ回路は、モータの停止が指示されると、トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか一方を直ちにオフするとともに、トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、所定の遅延時間経過後にオフする。
この態様によると、遅延時間の間、ハイサイドトランジスタで構成されるループ、あるいはローサイドトランジスタで構成されるループに回生電流を流すことができるため、逆起電圧の発生を抑制することができる。
ドライバ回路は、遅延時間の間、ハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、駆動信号にもとづき制御してもよい。
この場合、遅延時間の間、回生電流は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)のボディダイオードあるいは別に設けられたフライホイールダイオードを介して流れる。
ドライバ回路は、遅延時間の間、ハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、強制的にオンしてもよい。
この場合、遅延時間の間、ハイサイドトランジスタあるいはローサイドトランジスタがオンするため、回生電流がトランジスタの抵抗値の低いチャンネルを流れることになり、回路の消費電力を低減することができる。
ドライバ回路は、モータの停止を指示する停止信号を受け、遅延時間だけシフトした異なるタイミングで、所定レベルとなる第1タイミング信号および第2タイミング信号を出力するタイミング信号生成回路と、駆動信号生成回路からハイサイドトランジスタに供給されるハイサイド駆動信号の経路上に設けられ、ハイサイド駆動信号を第1タイミング信号と論理合成し、第1タイミング信号が所定レベルの期間、ハイサイドトランジスタを強制的にオフする第1合成回路と、駆動信号生成回路からローサイドトランジスタに供給されるローサイド駆動信号の経路上に設けられ、ローサイド駆動信号を第2タイミング信号と論理合成し、第2タイミング信号が所定レベルの期間、ローサイドトランジスタを強制的にオフする第2合成回路と、を含んでもよい。
タイミング信号生成回路は、第1タイミング信号を所定レベルとしてから、遅延時間経過後に第2タイミング信号を所定レベルとし、第2合成回路は、遅延時間の間、ローサイドトランジスタを、ローサイド駆動信号にもとづき駆動してもよい。
タイミング信号生成回路は、第2タイミング信号を所定レベルとしてから、遅延時間経過後に第1タイミング信号を所定レベルとし、第1合成回路は、遅延時間の間、ハイサイドトランジスタを、ハイサイド駆動信号にもとづき駆動してもよい。
タイミング信号生成回路は、第1タイミング信号を所定レベルとしてから、遅延時間経過後に第2タイミング信号を所定レベルとし、第2合成回路は、遅延時間の間、ローサイドトランジスタを、強制的にオンしてもよい。
タイミング信号生成回路は、第2タイミング信号を所定レベルとしてから、遅延時間経過後に第1タイミング信号を所定レベルとし、第1合成回路は、遅延時間の間、ハイサイドトランジスタを、強制的にオンしてもよい。
モータの状態をモニタし、所定の条件を満たすとき所定レベルとなり、モータの停止を指示する停止信号を生成する停止信号生成回路をさらに備えてもよい。
停止信号生成回路は、モータの温度をモニタし、所定の温度範囲から逸脱したときに、停止信号を所定レベルとしてもよい。停止信号生成回路は、モータの回転状態をモニタし、回転不能のときに、停止信号を所定レベルとしてもよい。停止信号生成回路は、モータのコイルに流れる電流を検出し、検出した電流が所定値を超えたときに、停止信号を所定レベルとしてもよい。
モータ駆動回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。モータ駆動回路を、1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、冷却装置である。この冷却装置は、ファンモータと、ファンモータを駆動する上述のモータ駆動回路と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、上述の冷却装置を備える。この態様によると、電子機器の内部の冷却対象を、温度に応じて好適に冷却することができる。
本発明のさらに別の態様は、電源電圧端子と接地端子間に直列に接続されたハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを含むトランジスタ対を少なくとも2対含む出力段に対して駆動信号を供給し、駆動対象のモータのコイルに、スイッチング電圧を供給するモータ駆動方法である。このモータ駆動方法は、モータのトルクの目標値に応じて、出力段のトランジスタのオンオフを制御する駆動信号を生成するステップと、生成した駆動信号にもとづき、出力段のハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを交互にオンオフするステップと、モータの停止を指示する停止信号を生成するステップと、モータの停止が指示されると、トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか一方を直ちにオフするとともに、トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、所定の遅延時間経過後にオフするステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ブリッジ構成によりモータを駆動するモータ駆動回路において、モータの停止時の逆起電圧の発生を抑制することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の実施の形態は、デスクトップ型あるいはノート型のパーソナルコンピュータやワークステーションなどの電子計算機、あるいは冷蔵庫などの電子機器を冷却するための冷却装置に使用されるモータ駆動回路に関する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る冷却装置200の構成を示す回路図である。冷却装置200は、モータ駆動回路100、Hブリッジ回路110、ファンモータ120を含む。
ファンモータ120は、本実施の形態において単相全波モータであって、図示しない冷却対象物に対向して配置される。このファンモータ120は、モータ駆動回路100およびHブリッジ回路110によって生成されるスイッチング信号Vsw1、Vsw2によりコイル電流、すなわち通電状態が制御されて回転が制御される。
Hブリッジ回路110は、第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2、電流検出抵抗Rdetを含む。このHブリッジ回路110は、ファンモータ120を駆動するための出力段である。第1ハイサイドトランジスタMH1、第1ローサイドトランジスタML1は、電源電圧端子112と接地端子GND間に直列に接続され、トランジスタ対(以下、第1トランジスタ対という)を構成する。同様に、第2ハイサイドトランジスタMH2、第2ローサイドトランジスタML2も、トランジスタ対(以下第2トランジスタ対という)を構成する。本実施の形態において、第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2は、PチャンネルMOSFETである。また、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2は、NチャンネルMOSFETである。
第1トランジスタ対を構成する第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2は、交互に相補的にオンオフする。第1ハイサイドトランジスタMH1、第1ローサイドトランジスタML1のオンオフは、各トランジスタのゲートに印加される、第1ハイサイド駆動信号SDH1、第1ローサイド駆動信号SDL1によって制御される。
第1ハイサイドトランジスタMH1、第1ローサイドトランジスタML1の接続点の電圧が、第1スイッチング信号Vsw1として、ファンモータ120のコイルの一端に印加される。第1ハイサイドトランジスタMH1がオンのとき、第1スイッチング信号Vsw1は電源電圧Vddとなり、第1ローサイドトランジスタML1がオンのとき、第1スイッチング信号Vsw1は接地電位(0V)となる。
第2トランジスタ対を構成する第2ハイサイドトランジスタMH2、第2ローサイドトランジスタML2のオンオフは、各トランジスタのゲートに印加される第2ハイサイド駆動信号SDH2、第2ローサイド駆動信号SDL2によって制御される。2つのトランジスタの接続点の電圧は、第2スイッチング信号Vsw2として、ファンモータ120のコイルの他端に印加される。第2スイッチング信号Vsw2は、第1スイッチング信号Vsw1と逆相となるように制御される。
共通に接続された第1ローサイドトランジスタML1および第2ローサイドトランジスタML2のソースと、接地端子GND間には、電流検出抵抗Rdetが設けられる。この電流検出抵抗Rdetは、ファンモータ120のコイルに流れる電流を電圧(検出電圧Vdetという)に変換する。検出電圧Vdetは、モータ駆動回路100に帰還される。
なお、Hブリッジ回路110を構成する4つのトランジスタは、モータ駆動回路100に一体集積化されてもよい。また、第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2のソースと、電源電圧Vddを出力する電源(図示せず)には、逆接防止用のダイオードを設けてもよい。
モータ駆動回路100は、出力段であるHブリッジ回路110に対して、駆動信号SDH1、SHL1、SDH2、SDL2を供給する。Hブリッジ回路110の駆動方法としては、リニア駆動と、パルス駆動があるが、本実施の形態はいずれの方式にも対応することができるものである。
モータ駆動回路100は、駆動信号生成回路10、ドライバ回路20、停止信号生成回路30を備え、ひとつの半導体基板上に一体集積化された機能ICである。
駆動信号生成回路10は、ファンモータ120のトルクの目標値およびロータの相遷移に応じて、Hブリッジ回路110のトランジスタMH1、MH2、ML1、ML2のオンオフを制御する駆動信号SDH1、SDH2、SDL1、SDL2を生成する。駆動信号生成回路10は、たとえば、図示しないホール素子から出力されるホール信号にもとづいて、駆動信号(以下、必要に応じてSDと総称する)を生成してもよい。さらに、トルクの目標値に応じて、デューティ比が設定されるパルス幅変調信号を生成し、このパルス幅変調信号と、ホール信号を合成することにより、駆動信号SDを生成してもよい。
ドライバ回路20は、駆動信号生成回路10から出力される駆動信号SDにもとづき、Hブリッジ回路110のハイサイドトランジスタMH1、MH2およびローサイドトランジスタML1、ML2を相補的に、交互にオンオフする。
ドライバ回路20は、モータの停止が指示されると、トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか一方を直ちにオフする。本実施の形態においてドライバ回路20は、第1、第2トランジスタ対それぞれの第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2を直ちにオフするものとする。
さらに、ドライバ回路20は、トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、所定の遅延時間τd経過後にオフする。本実施の形態においてドライバ回路20は、第1、第2トランジスタ対それぞれの第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2を遅延時間τd経過後にオフする。
次に、ドライバ回路20の構成例について、図1のブロック図をもとに説明する。本実施の形態において、ドライバ回路20は、タイミング信号生成回路22、第1合成回路24、第2合成回路26、プリドライバ28を含む。
タイミング信号生成回路22は、ファンモータ120の停止を指示する停止信号Sstopを受け、遅延時間τdだけシフトした異なるタイミングで、ハイレベルとなる第1タイミング信号ST1、第2タイミング信号ST2を出力する。本実施の形態において、タイミング信号生成回路22は、第1タイミング信号ST1をハイレベルとしてから、遅延時間τd経過後に第2タイミング信号ST2をハイレベルとする。
第1合成回路24は、駆動信号生成回路10から第1ハイサイドトランジスタMH1および第2ハイサイドトランジスタMH2に供給される、第1ハイサイド駆動信号SDH1、第2ハイサイド駆動信号SDH2の経路上に設けられる。第1合成回路24は、ハイサイド駆動信号SDH1、SDH2を、第1タイミング信号ST1と論理合成し、第1タイミング信号ST1がハイレベルの期間、ハイサイドトランジスタMH1、MH2を強制的にオフする。第1合成回路24は、第1タイミング信号ST1がハイレベルの期間、ハイサイド駆動信号SDH1、SDH2の信号レベルを、ハイサイドトランジスタMH1、MH2がオフする論理値に固定する。第1合成回路24は、ANDゲートやORゲートなどを用いて容易に構成することができる。
第2合成回路26は、駆動信号生成回路10から第1ローサイドトランジスタML1および第2ローサイドトランジスタML2に供給される、第1ローサイド駆動信号SDL1および第2ローサイド駆動信号SDL2の経路上に設けられる。第2合成回路26は、ローサイド駆動信号SDL1、SDL2を第2タイミング信号ST2と論理合成し、第2タイミング信号ST2がハイレベルの期間、ローサイドトランジスタML1、ML2を強制的にオフする。第2合成回路26は、第2タイミング信号ST2がハイレベルの期間、ローサイド駆動信号SDL1、SDL2の信号レベルを、ローサイドトランジスタML1、ML2がオフする論理値に固定する。
また、本実施の形態において、第2合成回路26は、遅延時間τdの間、ローサイドトランジスタML1、ML2のオンオフを、ローサイド駆動信号SDL1、SDL2にもとづき設定する。
第1合成回路24および第2合成回路26から出力されるハイサイド駆動信号SDH1’、SDH2’、およびローサイド駆動信号SDL1’、SDL2’は、プリドライバ28へと入力される。プリドライバ28は、Hブリッジ回路110を構成するトランジスタを駆動するのに十分な駆動能力を有する。プリドライバ28は、駆動信号SDH1’、SDH2’、SDL1’、SDL2’にもとづいて、トランジスタMH1、MH2、ML1、MH2のオンオフを切り換える。
停止信号生成回路30は、ファンモータ12の状態をモニタし、所定の条件を満たすときハイレベルとなってファンモータ120の停止を指示する停止信号Sstopを生成する。本実施の形態において、停止信号生成回路30にはファンモータ120のコイルに流れる電流に対応した検出電圧Vdetが入力されている。停止信号生成回路30は、検出電圧Vdetが所定のしきい値電圧を超えたとき、すなわち、コイル電流が所定値を超えたときに、停止信号Sstopをハイレベルとして、ファンモータ120の停止を指示する。
停止信号生成回路30は、ファンモータ120のコイル電流の他、ファンモータ120の温度をモニタし、温度が所定の温度範囲を逸脱したときに、停止信号Sstopをハイレベルとしてもよい。また、停止信号生成回路30は、ファンモータ120の回転状態をモニタし、異物などによって回転不能のときに、停止信号Sstopをハイレベルとしてもよい。停止信号生成回路30は、複数の情報をモニタし、複合的に解析して停止信号Sstopを生成してもよい。停止信号生成回路30は、回路の異常を検出する回路と把握してもよい。また、タイミング信号生成回路22に入力される停止信号Sstopは、モータ駆動回路100の外部から与えられてもよい。
以上のように構成されたモータ駆動回路100の動作について説明する。図2(a)〜(e)は、本実施の形態に係るモータ駆動回路100の、モータ停止時における動作状態を示すタイムチャートである。図2(a)は、停止信号Sstopを、同図(b)は、第1タイミング信号ST1を、同図(c)は、第2タイミング信号ST2を、同図(d)は、第1合成回路24から出力されるハイサイド駆動信号SDH’を、同図(e)は、第2合成回路26から出力されるローサイド駆動信号SDL’を示す。
時刻t0〜t1の期間、モータ駆動回路100は、ファンモータ120を所定の回転数で回転させている。時刻t1に、停止信号生成回路30によって回路の異常が検出されると、停止信号Sstopがハイレベルとなる。停止信号Sstopがハイレベルとなると、タイミング信号生成回路22は、直ちに第1タイミング信号ST1をハイレベルとする。
時刻t1に、第1タイミング信号ST1がハイレベルとなると、第1合成回路24は、ハイサイド駆動信号SDHの論理値を固定し、第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2をオフする。
時刻t1から遅延時間τd経過後の時刻t2に、タイミング信号生成回路22は、第2タイミング信号ST2をハイレベルとする。第2タイミング信号ST2がハイレベルとなると、第2合成回路26は、ローサイド駆動信号SDLの論理値を固定し、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2をオフする。
時刻t1〜t2の遅延時間τdの期間、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2は、駆動信号生成回路10により生成される駆動信号SDL1、SDL2によってオンオフが制御されている。上述のように、第1ローサイド駆動信号SDL1、第2ローサイド駆動信号SDL2は、排他的にオンオフが制御されるため、時刻t1〜t2においても、ファンモータ120のロータの位置に応じて、一方がオン、他方がオフの状態となっている。
図3(a)〜(c)は、モータ停止時のHブリッジ回路110の状態を示す図である。図3(a)は、停止信号Sstopがハイレベルに遷移した時刻t1の直前における状態を、同図(b)は、時刻t1〜t2の遅延時間τdの期間の状態を、同図(c)は、時刻t2以降の状態を示している。図3(a)〜(c)において、Hブリッジ回路110を構成するトランジスタは、スイッチとして示される。
図3(a)に示すように、停止信号Sstopがハイレベルとなる時刻t1の直前において、第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ローサイドトランジスタML2がオンの状態であったとする。このとき、ファンモータ120のコイルLには、電源電圧端子112から第1ハイサイドトランジスタMH1、コイルL、第2ローサイドトランジスタML2の経路でコイル電流Icoilが流れている。
時刻t1に、第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2が強制的にオフすると、コイルLに蓄えられていたエネルギによって、逆起電力が発生し、同図(a)に流れていたコイル電流Icoilを流し続けようとする。その結果、第1ローサイドトランジスタML1のバックゲートとドレイン間に存在するボディダイオードD1を介して、コイル電流Icoilが供給される。
図3(b)に示す状態が遅延時間τdの間、保持されると、コイルLに蓄えられたエネルギが消散し、コイル電流Icoilは0となる。逆に言えば、遅延時間τdは、回生によりエネルギが消散するのに要する時間よりも長く設定することが望ましい。この時間は、コイルのインダクタンス等によって定めるべき値であり、ファンモータなどに使用されるモータであれば、たとえば、サブmsから数十msの範囲に設定するのが望ましい。
時刻t2に、第2タイミング信号ST2がハイレベルとなると、図3(c)に示すように、すべてのトランジスタ(スイッチ)がオフする。
このように、本実施の形態に係るモータ駆動回路100によれば、モータの停止が指示されてから、ローサイドトランジスタをオフするまでに遅延をもたせることにより、2つのローサイドトランジスタを含むループによって回生経路を形成することができ、回生電流を消散することができる。その結果、コイルLに流れる回生電流が、電源電圧端子112を介して、外部に接続される電源に流れ込まないため、逆起電圧によって、電源電圧端子112の電位が瞬時的に跳ね上がるのを防止することができる。
また、この態様によれば、電源に電流が流れ込まないために、電源電圧端子112と接地端子間にツェナーダイオードを設けたり、キャパシタを設ける必要がなくなるため、回路を簡素化し、また低コスト化を図ることもできる。
次に、第1の実施の形態の変形例について説明する。上述の実施の形態においては、停止信号Sstopがハイレベルとなってから、ハイサイドトランジスタをオフし、その後、遅延時間τdが経過するまでの期間、ローサイドトランジスタをオフしていた。変形例では、停止信号Sstopの遷移を受けて、ローサイドトランジスタを直ちにオフし、その後、遅延時間の経過後に、ハイサイドトランジスタをオフしてもよい。
かかる変形例は、たとえば、タイミング信号生成回路22において、第1タイミング信号ST1と第2タイミング信号ST2のレベル遷移のタイミングを入れ替えることによって容易に実現できる。
図4(a)〜(c)は、この変形例におけるモータ停止時のHブリッジ回路110の状態を示す図である。図4(a)、(c)は、図3(a)、(c)と同様である。本変形例では、時刻t1〜t2の遅延時間τdの期間、回生電流が、第1ハイサイドトランジスタMH1および第2ハイサイドトランジスタMH2のボディダイオードで形成されるループに流れる。その結果、電源電圧端子112を介して電源(図示せず)に回生電流が流れ込まず、電源電圧端子112の電位が瞬時的に跳ね上がるのを防止することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、停止信号Sstopがハイレベルとなってから、遅延時間τdが経過するまでの期間、ローサイドトランジスタ(変形例においては、ハイサイドトランジスタ)のオンオフを、駆動信号生成回路10から出力される駆動信号にもとづいて設定した。これに対して、第2の実施の形態では、停止信号Sstopがハイレベルとなってから、遅延時間τdが経過するまでの期間、2つのローサイドトランジスタを強制的にオンする。
第2の実施の形態に係るモータ駆動回路100も、基本的には図1と同様に構成すればよい。たとえば、第2合成回路26に第2タイミング信号ST2に加えて、第1タイミング信号ST1を入力し、2つのタイミング信号を論理演算することにより、第1タイミング信号ST1のみがハイレベルの期間を検出する。第2合成回路26は、第1タイミング信号ST1のみがハイレベルの期間、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2がいずれもオンとなるように、第1ローサイド駆動信号SDL1’、第2ローサイド駆動信号SDL2’の論理値を制御する。
図5(a)〜(e)は、第2の実施の形態に係るモータ駆動回路100の、モータ停止時における動作状態を示すタイムチャートである。また、図6(a)〜(c)は、本実施の形態に係るモータ停止時のHブリッジ回路110の状態を示す図である。
第2の実施の形態に係るモータ駆動回路100と、第1の実施の形態に係るモータ駆動回路100は、時刻t1〜t2の遅延時間τdの期間のみ、その動作を異にする。図5(e)に示すように、時刻t1〜t2の期間、第2合成回路26から出力される駆動信号SDL’は、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2がいずれもオンとなる論理値に設定される。
図6(a)は、停止信号Sstopがハイレベルに遷移した時刻t1の直前における状態を、同図(b)は、時刻t1〜t2の遅延時間τdの期間の状態を、同図(c)は、時刻t2以降の状態を示している。
図6(b)に示すように、本実施の形態では、遅延時間τdの間、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2がオン状態とされる。その結果、第1の実施の形態では、第1ローサイドトランジスタML1のボディダイオードを介して流れていた回生電流が、第1ローサイドトランジスタML1のチャンネル内を流れることになり、第1ローサイドトランジスタML1および第2ローサイドトランジスタML2のチャンネルによってループが形成され、コイルに蓄えられたエネルギが消散される。
第1の実施の形態のように、トランジスタのボディダイオードに電流が流れると、順方向電圧Vf分の電圧降下が発生する。一方、本実施の形態においては、回生電流が、第1ローサイドトランジスタML1のチャンネルに流れるため、電圧降下は、ドレインソース間電圧Vdsとなる。ドレインソース間電圧Vdsは、順方向電圧Vfに比べて小さいため、消費電力を抑えることができる。
本実施の形態についても、第1の実施の形態と同様の変形例が考えられる。すなわち、変形例では、停止信号Sstopの遷移を受けて、ローサイドトランジスタを直ちにオフし、その後、遅延時間の間、2つのハイサイドトランジスタをオンし、その後、ハイサイドトランジスタをオフしてもよい。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、モータ駆動回路100がひとつのLSIに一体集積化される場合について説明したが、これには限定されず、一部の構成要素がLSIの外部にディスクリート素子あるいはチップ部品として設けられ、あるいは複数のLSIにより構成されてもよい。たとえば、Hブリッジ回路36は、ディスクリートのパワートランジスタを用いて構成してもよいし、モータ駆動回路100に内蔵されてもよい。
また、実施の形態において使用されるトランジスタは、バイポーラトランジスタとFETを相互に置換してもよいし、Pチャンネル、Nチャンネルトランジスタを置換して構成してもよい。
実施の形態においては、単相モータを駆動する場合について説明したが、本発明はこれには限定されない。すなわち、3相モータなどを駆動するモータ駆動回路などにおいても、モータの停止時に、ハイサイド側をオフするタイミングと、ローサイド側のトランジスタをオフするタイミングを、遅延時間だけシフトすることにより、回生電流が電源に向かって流れるのを防止することができる。
実施の形態において、モータ駆動回路100は、ファンモータを駆動する場合について説明したが、本発明に係るモータ駆動回路の駆動対象となるモータは、ファンモータに限定されるものではなく、その他の単相、多相モータに幅広く適用することができる。
実施の形態で説明した回路において、信号のハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
第1の実施の形態に係る冷却装置の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係るモータ駆動回路のモータ停止時における動作状態を示すタイムチャートである。 第1の実施の形態におけるHブリッジ回路のモータ停止時の状態を示す図である。 第1の実施の形態の変形例におけるHブリッジ回路のモータ停止時の状態を示す図である。 第2の実施の形態に係るモータ駆動回路のモータ停止時における動作状態を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態におけるHブリッジ回路のモータ停止時の状態を示す図である。
符号の説明
100 モータ駆動回路、 110 Hブリッジ回路、 112 電源電圧端子、 120 ファンモータ、 200 冷却装置、 10 駆動信号生成回路、 20 ドライバ回路、 22 タイミング信号生成回路、 24 第1合成回路、 26 第2合成回路、 28 プリドライバ、 30 停止信号生成回路、 ST1 第1タイミング信号、 ST2 第2タイミング信号、 SDH1 第1ハイサイド駆動信号、 SDH2 第2ハイサイド駆動信号、 SDL1 第1ローサイド駆動信号、 SDL2 第2ローサイド駆動信号、 MH1 第1ハイサイドトランジスタ、 ML1 第1ローサイドトランジスタ、 MH2 第2ハイサイドトランジスタ、 ML2 第2ローサイドトランジスタ、 Vsw1 第1スイッチング信号、 Vsw2 第2スイッチング信号。

Claims (15)

  1. 電源電圧端子と接地端子間に直列に接続されたハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを含むトランジスタ対を少なくとも2対含む出力段に対して駆動信号を供給し、駆動対象のモータのコイルに、スイッチング電圧を供給するモータ駆動回路であって、
    前記モータのトルクの目標値に応じて、前記出力段のトランジスタのオンオフを制御する駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、
    前記駆動信号生成回路から出力される前記駆動信号にもとづき、前記出力段の前記ハイサイドトランジスタおよび前記ローサイドトランジスタを交互にオンオフするドライバ回路と、
    を備え、
    前記ドライバ回路は、前記モータの停止が指示されると、前記トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか一方を直ちにオフするとともに、前記トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、所定の遅延時間経過後にオフすることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記ドライバ回路は、前記遅延時間の間、前記ハイサイドトランジスタまたは前記ローサイドトランジスタのいずれか他方を、前記駆動信号にもとづき制御することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記ドライバ回路は、前記遅延時間の間、前記ハイサイドトランジスタまたは前記ローサイドトランジスタのいずれか他方を、強制的にオンすることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記ドライバ回路は、
    前記モータの停止を指示する停止信号を受け、前記遅延時間だけシフトした異なるタイミングで、所定レベルとなる第1タイミング信号および第2タイミング信号を出力するタイミング信号生成回路と、
    前記駆動信号生成回路から前記ハイサイドトランジスタに供給されるハイサイド駆動信号の経路上に設けられ、前記ハイサイド駆動信号を前記第1タイミング信号と論理合成し、前記第1タイミング信号が所定レベルの期間、前記ハイサイドトランジスタを強制的にオフする第1合成回路と、
    前記駆動信号生成回路から前記ローサイドトランジスタに供給されるローサイド駆動信号の経路上に設けられ、前記ローサイド駆動信号を前記第2タイミング信号と論理合成し、前記第2タイミング信号が所定レベルの期間、前記ローサイドトランジスタを強制的にオフする第2合成回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記タイミング信号生成回路は、前記第1タイミング信号を所定レベルとしてから、前記遅延時間経過後に前記第2タイミング信号を所定レベルとし、
    前記第2合成回路は、前記遅延時間の間、前記ローサイドトランジスタのオンオフを、前記ローサイド駆動信号にもとづき設定することを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動回路。
  6. 前記タイミング信号生成回路は、前記第2タイミング信号を所定レベルとしてから、前記遅延時間経過後に前記第1タイミング信号を所定レベルとし、
    前記第1合成回路は、前記遅延時間の間、前記ハイサイドトランジスタのオンオフを、前記ハイサイド駆動信号にもとづき設定することを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動回路。
  7. 前記タイミング信号生成回路は、前記第1タイミング信号を所定レベルとしてから、前記遅延時間経過後に前記第2タイミング信号を所定レベルとし、
    前記第2合成回路は、前記遅延時間の間、前記ローサイドトランジスタを、強制的にオンすることを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動回路。
  8. 前記タイミング信号生成回路は、前記第2タイミング信号を所定レベルとしてから、前記遅延時間経過後に前記第1タイミング信号を所定レベルとし、
    前記第1合成回路は、前記遅延時間の間、前記ハイサイドトランジスタを、強制的にオンすることを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動回路。
  9. 前記モータの状態をモニタし、所定の条件を満たすとき所定レベルとなり、前記モータの停止を指示する停止信号を生成する停止信号生成回路をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  10. 前記停止信号生成回路は、前記モータの温度をモニタし、所定の温度範囲から逸脱したときに、前記停止信号を所定レベルとすることを特徴とする請求項9に記載のモータ駆動回路。
  11. 前記停止信号生成回路は、前記モータの回転状態をモニタし、回転不能のときに、前記停止信号を所定レベルとすることを特徴とする請求項9に記載のモータ駆動回路。
  12. 前記停止信号生成回路は、前記モータのコイルに流れる電流を検出し、検出した電流が所定値を超えたときに、前記停止信号を所定レベルとすることを特徴とする請求項9に記載のモータ駆動回路。
  13. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  14. ファンモータと、
    前記ファンモータを駆動する請求項1から13のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とする冷却装置。
  15. 電源電圧端子と接地端子間に直列に接続されたハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを含むトランジスタ対を少なくとも2対含む出力段に対して駆動信号を供給し、駆動対象のモータのコイルに、スイッチング電圧を供給するモータ駆動方法であって、
    前記モータのトルクの目標値に応じて、前記出力段のトランジスタのオンオフを制御する駆動信号を生成するステップと、
    生成された駆動信号にもとづき、前記出力段のハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを交互にオンオフするステップと、
    前記モータの停止を指示する停止信号を生成するステップと、
    前記モータの停止が指示されると、前記トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか一方を直ちにオフするとともに、前記トランジスタ対のハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタのいずれか他方を、所定の遅延時間経過後にオフするステップと、
    を備えることを特徴とするモータ駆動方法。
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