JP4689432B2 - モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置 - Google Patents

モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4689432B2
JP4689432B2 JP2005302581A JP2005302581A JP4689432B2 JP 4689432 B2 JP4689432 B2 JP 4689432B2 JP 2005302581 A JP2005302581 A JP 2005302581A JP 2005302581 A JP2005302581 A JP 2005302581A JP 4689432 B2 JP4689432 B2 JP 4689432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan motor
motor
signal
lock protection
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005302581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007116764A (ja
Inventor
英吾 西上
征博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2005302581A priority Critical patent/JP4689432B2/ja
Publication of JP2007116764A publication Critical patent/JP2007116764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4689432B2 publication Critical patent/JP4689432B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、モータの駆動技術に関し、特に、ロック保護機能を備えるモータ駆動装置およびそれを用いた冷却装置、ならびにロック保護方法に関する。
近年のパーソナルコンピュータやワークステーションの高速化にともない、CPU(Central Processor Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などの演算処理用LSI(Large Scale Integrated circuit)の動作速度は上昇の一途をたどっている。
このようなLSIは、その動作速度、すなわちクロック周波数が高くなるにつれて発熱量も大きくなる。LSIからの発熱は、そのLSI自体を熱暴走に導いたり、あるいは周囲の回路に対して影響を及ぼすという問題がある。したがって、LSIの適切な熱冷却はきわめて重要な技術となっている。
LSIを冷却するための技術の一例として、冷却ファンによる空冷式の冷却方法がある。この方法においては、たとえば、LSIの表面に対向して冷却ファンを設置し、冷たい空気を冷却ファンによりLSI表面に吹き付ける。
冷却ファンを駆動するモータにおいて、異物がファンに挟まるなどによりモータがロックした場合、コイルや半導体素子に過大な電流が流れるなどしてデバイスとしての信頼性を損ねるおそれがある。こうした問題に対処するために、モータの停止時にモータコイルへの通電を停止するロック保護回路が用いられる。
特開2005−6405号公報 特開平10−234130号公報
特許文献1に記載の技術は、モータの回転状態を検出する回転センサの出力をもとにモータの回転が停止したことが検出されると、モータが回転状態に復帰するまでの間、自動復帰信号Eが発生される。自動復帰信号Eは、たとえば、約0.5秒のオンと約3秒のオフとを順に繰り返す信号である。すなわち、モータの回転が停止したことが検出されると、約3秒間の休止期間を挟んで約0.5秒間のモータ起動が繰り返し試行される。
ところで、特許文献1に記載の技術では、モータがロックした場合だけでなく、制御信号からの指示によりモータが停止した場合にもロック保護機能が動作する。このため、ロック保護機能の動作後に外部からモータを回転させる信号が入力された場合、その入力がされた後、自動復帰信号Eがオンになるまでの間はモータを回転させることができない。すなわち、制御信号からの指示によりモータが停止した後に、冷却対象のデバイスの温度上昇を検知してモータが回転を再開する際、回転の開始までにタイムラグが発生し、温度管理をする上で問題となる。
本発明者はこうした状況を認識して本発明をなしたものであり、その目的は制御信号からの指示によりモータが停止した後、ただちにモータの回転を再開できるモータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のモータ駆動装置は、駆動対象のモータの回転を指示する制御信号にもとづき、モータへの通電を制御する駆動部と、モータが停止した場合に、モータへの通電を停止するロック保護回路と、制御信号がモータの停止を所定時間以上継続して指示した場合に、ロック保護回路を非アクティブとするロック制御部と、を備える。
この態様によると、ロック制御部は、制御信号がモータの停止を所定時間以上継続して指示した場合に、ロック保護回路を非アクティブとするので、制御信号からの指示によりモータが停止した後の再駆動を迅速化できる。制御信号は、パルス幅変調信号であってもよい。そのパルス幅変調信号のデューティ比を調節する信号を制御信号としてもよい。
ロック制御部は、制御信号がモータの停止を指示してからの経過時間を計測するカウンタ回路を備えてもよい。この場合、所定時間を正確に計測できる。
所定時間として、ロック保護回路においてモータが停止したことを確認するために必要な検証期間よりも短い時間を設定してもよい。この場合、制御信号からの指示によりモータが停止した後、ロック保護機能が動作する前にロック保護回路を非アクティブとするので、制御信号によるモータの停止後にモータを再駆動する場合、ただちにモータの回転を再開できる。
上記のモータ駆動装置は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。モータ駆動装置を1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、冷却装置である。この装置は、ファンモータと、ファンモータを駆動対象のモータとして駆動する上記のモータ駆動装置と、を備える。
この態様によると、上記のモータ駆動装置のロック制御部は、制御信号がモータの停止を所定時間以上継続して指示した場合に、ロック保護回路を非アクティブとするので、制御信号からの指示によりモータが停止した後、ただちにモータの回転を再開でき、冷却対象のデバイスの温度を適切に管理できる。
本発明のさらに別の態様は、ロック保護方法である。この方法は、駆動対象のモータが停止した場合に、モータへの通電を停止するロック保護方法であって、モータの回転を指示する制御信号をモニタし、制御信号がモータの停止を継続して指示する期間を計時するステップと、計時した期間が、所定時間を上回った場合に、ロック保護を解除するステップと、を備える。
この態様によると、制御信号が所定時間を超えてモータの停止を指示した場合にロック保護が解除されるので、制御信号がモータの停止を指示した後、ただちにモータの回転を再開できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、制御信号からの指示によりモータが停止した後の再駆動を迅速化できるできる。
実施の形態は、たとえばLSIなどの冷却対象に対してファンにより冷たい空気を吹き付ける冷却装置に関する。
図1は、実施の形態にかかる冷却装置200の構成を示す。
冷却装置200は、モータ駆動装置100と、ファンモータ112と、ホール素子114と、を備える。
ファンモータ112は、単相全波モータであって、図示しない冷却対象物に対向して配置される。このファンモータ112は、モータ駆動装置100から出力される駆動電圧によりコイル電流、すなわち通電状態が制御されて回転が制御される。
ホール素子114は、抵抗R10を介して電源電圧Vccが印加される電源ラインと接続され、抵抗R11を介して接地される。抵抗R10および抵抗R11によって、ホール素子114から出力される信号の大きさが調節される。したがって、後述するヒステリシスコンパレータ22の同相入力範囲によっては、抵抗R10あるいは抵抗R11のいずれか一方あるいは両方が短絡されてもよい。
ホール素子114は、ファンモータ112のロータの位置に応じた第1ホール信号VH1、第2ホール信号VH2を出力する。ファンモータ112が回転している場合、第1ホール信号VH1と第2ホール信号VH2は互いに逆相であって周期がファンモータ112の回転数に応じて変化する正弦波である。
モータ駆動装置100は、第1ホール信号VH1、第2ホール信号VH2および制御信号Vcntをもとに、ファンモータ112を駆動する。モータ駆動装置100は、後述する制御信号Vcntによりファンモータ112の停止が所定時間以上指示された場合、ファンモータ112への通電を停止するロック保護機能をキャンセルする機能を備える。モータ駆動装置100は、ひとつの半導体基板上に一体集積化された機能ICである。
モータ駆動装置100は、信号の入出力用の端子として、第1入力端子102と、第2入力端子104と、制御入力端子106と、第1出力端子108と、第2出力端子110と、を有する。
第1入力端子102および第2入力端子104には、ホール素子114にて出力した第1ホール信号VH1および第2ホール信号VH2がそれぞれ入力される。
制御入力端子106には、外部からファンモータ112の回転を指示する制御信号Vcntが入力される。
第1出力端子108および第2出力端子110からは、ファンモータ112を駆動する第1駆動電圧Vdr1および第2駆動電圧Vdr2がそれぞれ出力される。
モータ駆動装置100は、駆動部10と、保護回路12と、PWM(Pulse Width Modulation)回路14と、を含む。
PWM回路14は、制御信号VcntをもとにPWM信号Vpwmを生成する。生成されたPWM信号Vpwmは、後述するプリドライブ回路24に入力される。PWM回路14は、発振器52と、比較器54とを含む。
発振器52は、たとえば三角波やのこぎり波などを生成する。発振周波数は、ファンモータ112の回転数より十分大きいとよい。比較器54は、発振器52の出力電圧Voscと制御信号Vcntとを比較し、Vcnt>Voscのときハイレベル、Vcnt<VoscのときローレベルとなるPWM信号Vpwmを出力する。ファンモータ112の回転数を上げる場合は、制御信号Vcntを大きくしてPWM信号Vpwmのデューティ比を大きくすればよい。ファンモータ112の回転数を下げる場合は、制御信号Vcntを小さくしてPWM信号Vpwmのデューティ比を小さくすればよい。ファンモータ112を停止させる場合、制御信号Vcntをさらに小さくしてPWM信号Vpwmのオンデューティをなくせばよい。
駆動部10は、第1ホール信号VH1、第2ホール信号VH2および後述するPWM信号Vpwmをもとに、ファンモータ112を駆動する。
駆動部10は、ヒステリシスコンパレータ22と、プリドライブ回路24と、Hブリッジ26と、を含む。
ヒステリシスコンパレータ22は、ホール素子114から出力される第1ホール信号VH1と第2ホール信号VH2とを比較し、VH1>VH2のときハイレベル、VH1<VH2のときローレベルとなる方形波信号Vrctを出力する。
プリドライブ回路24は、ヒステリシスコンパレータ22から出力される方形波信号VrctおよびPWM回路14から出力されるPWM信号Vpwmをもとに、Hブリッジ26を構成する各スイッチのオンオフを制御する。
Hブリッジ26は、プリドライブ回路24による制御により第1駆動電圧Vdr1および第2駆動電圧Vdr2をファンモータ112に供給する。Hブリッジ26は、第1ハイサイドスイッチMH1、第2ハイサイドスイッチMH2、第1ローサイドスイッチML1、第2ローサイドスイッチML2を含む。
第1ハイサイドスイッチMH1、第2ハイサイドスイッチMH2は、PチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、第1ローサイドスイッチML1、第2ローサイドスイッチML2は、NチャンネルMOSFETである。
第1ハイサイドスイッチMH1および第1ローサイドスイッチML1は電源電圧Vddが印加される電源ラインと接地間に直列に接続される。第1ハイサイドスイッチMH1、第1ローサイドスイッチML1の接続点の電圧は、第1出力端子108を介し、第1駆動電圧Vdr1としてファンモータ112の一端に印加される。
第1ハイサイドスイッチMH1、第1ローサイドスイッチML1のオンオフ状態は、各ゲートに入力されるゲート制御信号SH1、SL1により制御される。すなわち、第1ハイサイドスイッチMH1は、ゲート制御信号SH1がローレベルのときオン、ハイレベルのときオフする。また、第1ローサイドスイッチML1は、ゲート制御信号SL1がハイレベルのときオン、ローレベルのときオフする。
ファンモータ112に印加される第1駆動電圧Vdr1は、第1ハイサイドスイッチMH1がオン、第1ローサイドスイッチML1がオフのとき電源電圧Vddとなり、第1ハイサイドスイッチMH1がオフ、第1ローサイドスイッチML1がオンのとき接地電位0Vとなる。
同様に、第2ハイサイドスイッチMH2および第2ローサイドスイッチML2も電源ラインと接地間に直列に接続される。第2ハイサイドスイッチMH2および第2ローサイドスイッチML2の接続点の電圧は、第2出力端子110を介し、第2駆動電圧Vdr2としてファンモータ112の他端に印加される。
保護回路12は、ヒステリシスコンパレータ22から出力される方形波信号VrctおよびPWM回路14から出力されるPWM信号Vpwmをもとに、プリドライブ回路24によるHブリッジ26の各スイッチのオンオフを制御する。
保護回路12の動作は、以下の2つのケースに分けられる。
ひとつは、PWM信号Vpwmがハイレベルとローレベルを繰り返しているにもかかわらず方形波信号Vrctが変動しなくなくなったケース、すなわち、異物が挟まるなどの不可抗力によりファンモータ112がロックしたケースである。この場合、保護回路12は、プリドライブ回路24に対してファンモータ112への通電停止を指示する。これにより、モータコイルへの過電流などが防止される。
もうひとつは、PWM信号Vpwmが所定時間以上ローレベルを示したケース、すなわち、ファンモータ112を作為的に停止させたケースである。この場合、保護回路12は、上述した場合と異なり、方形波信号Vrctが変動しなくてもファンモータ112への通電停止を指示しない。これにより、作為的にファンモータ112を停止した後の再起動動作がスムーズになる。
保護回路12は、ロック保護回路32と、ロック制御部34とを含む。また、TSD(Thermal Shut Down)回路などをさらに含んでもよい。
ロック保護回路32は、後述するアクティブ信号Vactがハイレベルである場合はアクティブとされ、ローレベルである場合は非アクティブとされる。
アクティブである場合、ロック保護回路32は、たとえばヒステリシスコンパレータ22から出力される方形波信号Vrctをモニタするなどしてファンモータ112が停止したことを検出する。ロック保護回路32は、ファンモータ112のロックを検出すると、プリドライブ回路24に出力する停止信号Vstopをローレベルからハイレベルに切り替える。停止信号Vstopがハイレベルに切り替わると、プリドライブ回路24は、Hブリッジ26を構成するスイッチをすべてオフさせる。これにより、ファンモータ112のロック時に過電流が流入することが防止される。なお、ファンモータ112が停止してからロック保護回路32にてその停止が確認されるまでには検証期間が設定されている。検証期間は、たとえば0.5s程度であり、ロック保護回路32の内部構成により適宜決められる。
一方、非アクティブである場合、ロック保護回路32は、一貫してローレベルの停止信号Vstopをプリドライブ回路24に出力する。
ロック制御部34は、PWM回路14にて生成したPWM信号Vpwmが所定時間を超えてローレベルを示した場合、ロック保護回路32を非アクティブとする。所定時間は、PWM信号Vpwmの周期より十分に長くてもよく、ロック保護回路32にてファンモータ112のロックが確認されるまでの検証期間より短くてもよい。所定時間は、実施の形態においては60msに設定される。この60msは、想定されるPWM信号Vpwmの下限周波数におけるオフデューティの期間をもとに設定した時間である。
ロック制御部34は、カウンタ36と、クロック生成器38とを含む。
クロック生成器38は、所定の周波数のクロックを生成する。所定の周波数は、上記の設定された所定時間に合わせて適宜決められる。カウンタ36は、比較器54から出力されたPWM信号Vpwmがローレベルを示す間、クロック生成器38にて生成したクロックの数をカウントする。すなわち、カウンタ36は、PWM信号Vpwmの立ち下がりエッジにてカウント値がリセットされてカウントを開始し、再度PWM信号Vpwmの立ち下がりエッジによりリセットされるまでクロックをカウントする。カウントしてPWM信号Vpwmが上記の所定時間を超えてローレベルを示したことを検知した場合、カウンタ36は、アクティブ信号Vactをハイレベルからローレベルに切り替え、ロック保護回路32に出力する。
ロック保護回路32は、アクティブ信号Vactがローレベルに切り替わると非アクティブとなり、プリドライブ回路24に出力される停止信号Vstopはローレベルに保持される。このとき、PWM信号Vpwmはローレベルを示しているから、プリドライブ回路24は、停止信号VstopがローレベルであってもHブリッジ26を構成する各スイッチをオフに制御しているため、ファンモータ112は通電されない。
また、アクティブ信号Vactがローレベルに切り替わったことにより非アクティブとされたロック保護回路32は、その後PWM信号Vpwmがハイレベルになったときに再度アクティブとなる。
図2は、図1の冷却装置200におけるファンモータの駆動再開動作を示すタイミングチャートである。図2のタイミングチャートは、上から順に、第2ホール信号VH2、PWM信号Vpwm、アクティブ信号Vact、および停止信号Vstopの時間波形を示す。また、同図において、縦軸および横軸は適宜拡大、縮小して示している。また、第2ホール信号VH2、アクティブ信号Vactおよび停止信号Vstopにおいて、破線はロック制御部34の機能を設けない場合の時間波形を示す。
時刻T0からT1までの間、PWM回路14は、制御信号Vcntの大きさに対応したデューティ比のPWM信号Vpwmを出力する。この間、ファンモータ112は、PWM信号Vpwmのデューティ比に対応した速度にて回転し、第2ホール信号VH2は、ファンモータ112の回転数に対応した周波数の正弦波を示す。また、この間、PWM信号Vpwmが短時間でハイレベルとローレベルを繰り返しているので、アクティブ信号Vactはハイレベルを示す。したがって、ロック保護回路32はアクティブである。また、ファンモータ112が停止していないので、ロック保護回路32からプリドライブ回路24に出力される停止信号Vstopはローレベルである。したがって、プリドライブ回路24は、Hブリッジ26の各スイッチをオンオフ制御することによりファンモータ112に第1駆動電圧Vdr1および第2駆動電圧Vdr2を供給する。
時刻T1において、ファンモータ112の駆動を停止するために制御信号Vcntが下げられると、PWM信号Vpwmのデューティ比は0になる。時刻T1以降、PWM信号Vpwmは、時刻T4においてファンモータ112の駆動を再開するために制御信号Vcntが上げられるまでの間、ローレベルとなる。
カウンタ36は、PWM信号Vpwmのデューティ比が0となった時刻T1からクロック生成器38にて生成したクロックの数をカウントしおり、60ms経過した時刻T2において、アクティブ信号Vactをハイレベルからローレベルに切り替える。これによりロック保護回路32は非アクティブとされる。
時刻T1からT3に至る時間は、ロック保護回路32が時刻T1においてファンモータ112が停止したことを確認するのに要する検証期間である。つまり、ロック保護回路32は、アクティブであれば、時刻T3においてプリドライブ回路24に出力する停止信号Vstopをハイレベルに切り替える。ところが、時刻T2においてアクティブ信号Vactがローレベルに切り替えられているため、時刻T3においてロック保護回路32は非アクティブである。したがって、ロック保護回路32は、時刻T3においても、プリドライブ回路24に出力する停止信号Vstopをハイレベルに切り替えることなくローレベルに保つ。
時刻T4において、ファンモータ112の再駆動のため、制御信号Vcntが上げられる。すると、PWM回路14は、制御信号Vcntの大きさに対応したデューティ比のPWM信号Vpwmの出力を再開する。このとき、上述のようにローレベルのアクティブ信号Vactによりロック保護回路32が非アクティブとなっているため、ロック保護回路32は停止信号Vstopをローレベルに保っている。したがって、時刻T4にて制御信号Vcntがあげられると、ただちにファンモータ112の駆動が再開され、第2ホール信号VH2は正弦波を示す。
以上のように、本実施の形態の冷却装置200によれば、ロック制御部34は、PWM回路14にて生成したPWM信号Vpwmが所定時間を超えてローレベルを示した場合、ロック保護回路32を非アクティブとするので、PWM信号Vpwmによるモータの停止と不可抗力によるモータのロックとを区別できる。したがって、モータ駆動装置100は、PWM信号Vpwmによりファンモータ112の回転を停止した後、その回転を迅速に再開でき、たとえばファンモータ112の停止中にデバイスを急激に冷却する必要が生じた場合などにすばやい冷却効果を得られる。
次に、本実施の形態に係る冷却装置200の効果をより明確にするため、ロック制御部34の機能を設けない場合の第2ホール信号VH2、アクティブ信号Vactおよび停止信号Vstopの時間波形を破線で示す。この場合、ロック保護回路32は、時刻T1においてPWM信号Vpwmのデューティ比が0となったことによるファンモータ112の停止を、0.5s経過後の時刻T3においてファンモータ112のロックとして検出する。検出すると、ロック保護回路32は、停止信号Vstopをハイレベルに切り替えてプリドライブ回路24に出力する。
上記の点において、ロック制御部34の機能を設けない場合は、上述したロック制御部34の機能が設けられている場合と相違する。つまり、ロック制御部34の機能が設けられている場合、時刻T3においても停止信号Vstopがローレベルに保たれるが、その機能を設けない場合、時刻T3において停止信号Vstopはハイレベルに切り替えられる。したがって、ロック制御部34の機能が設けられていない場合、時刻T4にてファンモータ112の駆動を再開するために制御信号Vcntがあげられ、対応したデューティ比のPWM信号Vpwmの入力を受けても、プリドライブ回路24は、Hブリッジ26の各スイッチをオフしつづける。このため、ファンモータ112は通電されず、迅速な駆動の再開ができない。よって、冷却対象のデバイスの温度を適切に管理できない。
本実施の形態にかかる冷却装置200によれば、こうした問題を好適に解決できる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態において、駆動部10は、ヒステリシスコンパレータ22と、プリドライブ回路24と、Hブリッジ26とにより構成されたが、本発明はこれに限定されない。
図3は、変形例にかかる駆動部60の構成を示す。駆動部60は、第1演算増幅器62と、第2演算増幅器64とを含む。
第1演算増幅器62が出力する第1駆動電圧Vdr1は、抵抗R16により第1演算増幅器62の反転入力端子および第2演算増幅器64の非反転入力端子に帰還される。第2演算増幅器64が出力する第2駆動電圧Vdr2は、抵抗R26により第1演算増幅器62の非反転入力端子および第2演算増幅器64の反転入力端子に帰還される。
第1演算増幅器62および第2演算増幅器64は、出力段に、電源と接地間に直列接続された2つのトランジスタが設けられており、それらの接続点から出力電圧が取り出される構成である。第1演算増幅器62および第2演算増幅器64の出力段にそれぞれ設けられた2つのトランジスタは、図1のHブリッジ26における各スイッチに対応する。第1駆動電圧Vdr1および第2駆動電圧Vdr2は、第1ホール信号VH1と第2ホール信号VH2との差分を増幅した電圧となる。また、図1のロック保護回路32がファンモータ112のロックを検出し、停止信号Vstopをローレベルからハイレベルに切り替えた場合、第1演算増幅器62および第2演算増幅器64はオフされ、ファンモータ112の通電は停止される。
また、実施の形態において、モータ駆動装置100は、ファンモータ112をPWM駆動する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。モータ駆動装置100は、ファンモータ112をリニア駆動してもよい。
また、実施の形態において、ファンモータ112が単相モータである場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。ファンモータ112は、多相モータであってもよい。
また、実施の形態において、ファンモータ112の回転をホール素子114により検出したが、本発明はこれに限定されない。ファンモータ112の回転は、ファンモータ112のコイルに発生する誘起電圧をモニタすることにより検出してもよい。
また、実施の形態において、ロック制御部34は、クロック生成器38にて生成したクロックをカウンタ36にて数えることによりPWM信号Vpwmがローレベルを示す時間をモニタしたが、本発明はこれに限定されない。PWM信号Vpwmがローレベルを示す時間は、キャパシタと抵抗を用いた時定数回路により、PWM信号Vpwmに遅延をもたせることにより、モニタしてもよい。
実施の形態において、ロック保護回路32は、方形波信号Vrctをモニタしたが、本発明はこれに限定されない。ロック保護回路32は、第1ホール信号VH1または第2ホール信号VH2をモニタしてもよく、ファンモータ112のコイルに発生する誘起電圧をモニタしてもよい。
実施の形態において、モータ駆動装置100がひとつのLSIに一体集積化される場合について説明したが、本発明はこれには限定されず、一部の構成要素がLSIの外部にディスクリート素子あるいはチップ部品として設けられ、あるいは複数のLSIにより構成されてもよい。たとえば、駆動回路30のHブリッジ26は、ディスクリートのパワートランジスタを用いて構成されてもよい。また、クロック生成器38は外部に設けられていてもよく、カウンタ36は外部から入力されるクロックを数えてもよい。
実施の形態にかかる冷却装置の構成を示す回路図である。 図1の冷却装置におけるファンモータの駆動再開動作を示すタイミングチャートである。 変形例にかかる駆動部の構成を示す回路図である。
符号の説明
10 駆動部、 12 保護回路、 14 PWM回路、 22 ヒステリシスコンパレータ、 24 プリドライブ回路、 26 Hブリッジ、 32 ロック保護回路、 34 ロック制御部、 36 カウンタ、 38 クロック生成器、 52 発振器、 54 比較器、 100 モータ駆動装置、 112 ファンモータ、 114 ホール素子、 200 冷却装置、 MH1 第1ハイサイドスイッチ、 MH2 第2ハイサイドスイッチ、 ML1 第1ローサイドスイッチ、 ML2 第2ローサイドスイッチ、 VH1 第1ホール信号、 VH2 第2ホール信号、 Vcnt 制御信号、 Vact アクティブ信号、 Vdr1 第1駆動電圧、 Vdr2 第2駆動電圧、 Vpwm PWM信号、 Vrct 方形波信号、 Vstop 停止信号。

Claims (8)

  1. 駆動対象のファンモータの回転を指示する制御信号を受ける制御入力端子と、
    所定の発振周波数を有し、三角波またはのこぎり波の周期信号を生成する発振器と、
    前記周期信号と前記制御信号を比較し、前記ファンモータの目標の回転数に応じてパルス幅変調されたパルス幅変調信号を生成する比較器と、
    前記パルス幅変調信号にもとづき、前記ファンモータへの通電を制御する駆動部と、
    前記ファンモータが停止した場合に、前記ファンモータへの通電を停止するロック保護回路と、
    前記パルス幅変調信号所定時間以上継続して、前記ファンモータの停止を指示するレベルをとる場合に、前記ロック保護回路を非アクティブとするロック制御部と、
    を備え、
    前記所定時間は、前記パルス幅変調信号が下限周波数をとるときの当該パルス幅変調信号の周期より長く、かつ前記ロック保護回路において前記ファンモータが停止したことを確認するために必要な検証期間よりも短いことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記ロック制御部は、前記パルス幅変調信号が前記ファンモータの停止を指示するレベルに遷移してからの経過時間を計測するカウンタ回路を備えることを特徴とする請求項に記載のモータ駆動装置。
  3. 駆動対象のファンモータの回転を指示する制御信号であって、目標の回転数に応じてパルス幅変調された制御信号のデューティ比にもとづき、前記ファンモータへの通電を制御する駆動部と、
    前記ファンモータが停止した場合に、前記ファンモータへの通電を停止するロック保護回路と、
    前記制御信号が所定時間以上継続して、前記ファンモータの停止を指示するレベルをとる場合に、前記ロック保護回路を非アクティブとするロック制御部と、
    を備え、
    前記所定時間は、前記制御信号が下限周波数をとるときのその周期より長く、かつ前記ロック保護回路において前記ファンモータが停止したことを確認するために必要な検証期間よりも短いことを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 前記ロック制御部は、前記制御信号が前記ファンモータの停止を指示するレベルに遷移してからの経過時間を計測するカウンタ回路を備えることを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動装置。
  6. ファンモータと、該ファンモータを前記駆動対象のモータとして駆動する請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動装置と、を備えることを特徴とする冷却装置。
  7. 駆動対象のファンモータが停止した場合に、前記ファンモータへの通電を停止するロック保護方法であって、
    前記ファンモータの回転を指示する制御信号を、所定の発振周波数の三角波またはのこぎり波の周期信号と比較することにより、前記ファンモータの目標の回転数に応じてパルス幅変調されたパルス幅変調信号を生成するステップと、
    前記パルス幅変調信号、前記ファンモータの停止を指示するレベルを継続してとる期間を計時するステップと、
    前記計時した期間が、所定時間を上回った場合に、ロック保護を解除するステップと、
    を備え、
    前記所定時間は、前記パルス幅変調信号が下限周波数をとるときの当該パルス幅変調信号の周期より長く、かつ前記ロック保護に際して前記ファンモータが停止したことを確認するために必要な検証期間よりも短いことを特徴とするロック保護方法。
  8. 駆動対象のファンモータが停止した場合に、前記ファンモータへの通電を停止するロック保護方法であって、
    前記ファンモータの回転を指示する制御信号であって目標の回転数に応じてパルス幅変調された制御信号が、前記ファンモータの停止を指示するレベルを継続してとる期間を計時するステップと、
    前記計時した期間が、所定時間を上回った場合に、ロック保護を解除するステップと、
    を備え、
    前記所定時間は、前記制御信号が下限周波数をとるときの当該制御信号の周期より長く、かつ前記ロック保護に際して前記ファンモータが停止したことを確認するために必要な検証期間よりも短いことを特徴とするロック保護方法。
JP2005302581A 2005-10-18 2005-10-18 モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置 Active JP4689432B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005302581A JP4689432B2 (ja) 2005-10-18 2005-10-18 モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005302581A JP4689432B2 (ja) 2005-10-18 2005-10-18 モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007116764A JP2007116764A (ja) 2007-05-10
JP4689432B2 true JP4689432B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=38098443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005302581A Active JP4689432B2 (ja) 2005-10-18 2005-10-18 モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4689432B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054134A1 (ja) 2007-10-23 2009-04-30 Rohm Co., Ltd. モータ駆動回路、方法およびそれを用いた冷却装置
JP5091618B2 (ja) * 2007-10-23 2012-12-05 ローム株式会社 モータ駆動回路、方法およびそれを用いた冷却装置
JP5297634B2 (ja) * 2007-11-21 2013-09-25 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー モータ駆動回路、ファンモータ、電子機器、及びノート型パーソナルコンピュータ
JP6461551B2 (ja) * 2014-10-17 2019-01-30 ローム株式会社 ファンモータ駆動装置、駆動方法ならびにそれを用いた冷却装置および電子機器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066998A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Mitsubishi Electric Corp ブラシレスモータ駆動用icとそれによる駆動回路
JP2002078372A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Calsonic Kansei Corp ブラシレスモータの制御装置
JP2002238282A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Sanyo Electric Co Ltd ブラシレスモータのロック保護回路
JP2004129421A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066998A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Mitsubishi Electric Corp ブラシレスモータ駆動用icとそれによる駆動回路
JP2002078372A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Calsonic Kansei Corp ブラシレスモータの制御装置
JP2002238282A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Sanyo Electric Co Ltd ブラシレスモータのロック保護回路
JP2004129421A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007116764A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4445978B2 (ja) モータ駆動装置、モータの制御方法およびそれを用いた冷却装置
JP5731753B2 (ja) モータの駆動回路および駆動方法ならびに冷却装置
JP4885549B2 (ja) モータ駆動回路、駆動方法およびそれを用いた冷却装置
US7064510B2 (en) Controller arrangement with automatic power down
US7915843B2 (en) Motor drive device, method, and cooling device using the same
JP2004282920A (ja) モータ制御装置
JP2008141828A (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
US11114961B2 (en) Motor driving control device and motor driving control method
TWI661674B (zh) 負載之驅動電路、及使用其之系統
JP4809046B2 (ja) モータ駆動回路およびそれを用いた冷却装置
JP4689432B2 (ja) モータ駆動装置、ロック保護方法およびそれを用いた冷却装置
US7030584B1 (en) Controller arrangement
JP2009055723A (ja) モータ駆動装置およびそれを用いた冷却装置
JP5307997B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置
JP7249740B2 (ja) モータ駆動装置、モータシステム、ファンモータ及びモータ駆動方法
JP2002354874A (ja) ブラシレス直流電動機の異常状態検出方法及び保護方法
JP2001078484A (ja) ブラシレスモータの制御回路
JP2010130782A (ja) モータ制御回路及びモータ制御方法
JP2019022249A (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4689432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250