JP2007153647A - 光学素子の成型装置及び成型方法 - Google Patents

光学素子の成型装置及び成型方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構造且つ工程によって、金型を正確な位置に搬送できる光学素子の成型装置及び成型方法を提供する。
【解決手段】 搬送路2上に加熱部12、加圧成型部13及び冷却部14を備え、搬送路2上を、搬送方向に連続する複数の金型5が同時に摺動して搬送され、各金型5の搬送方向後側を押圧して金型5を前方に移動させる搬送アーム6を備え、搬送アーム6は、その前側部分61で金型5後面を押圧してこれを所定距離だけ移送する成型装置1において、搬送アーム6の後側部分63に、金型5を所定距離移動後に搬送アーム6を後進させて後続の金型5の位置を矯正するための位置決め用凹部64を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学機器に使用される高精度なガラスレンズ等の光学素子を加圧成型する成型装置及びその成型装置を用いた成型方法に関するものである。
従来より、加熱して軟化させたガラス素材を加圧成型し、ガラスレンズからなる光学素子を製造する成型方法が、広く実施されている。すなわち、例えば球状に予備成型したガラス素材を、上型、下型、胴型で構成された金型内にセットし、加熱工程により500〜700℃程度に加熱してガラス素材を軟化させた後、加圧してレンズ製品に成型し、冷却して製品を取り出す。これらの各工程は、殊に加熱した金型の酸化を防ぐために、酸素が入らない非酸化性雰囲気内で行われ、金型内のガラス素材を、一直線状又は円環状の搬送路上に配置された加熱、加圧成型、冷却の各工程に順次搬送する。
このような成型装置において、金型を搬送する方法として、従来、以下のような搬送方法が提案されている。
図9は、櫛歯状の棹9によって金型5が搬送される従来例を示し、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。このような成型装置は、例えば特許文献1に開示されている。
このように、櫛歯状の棹9を用いて金型5を押し込んで摺動させる場合、棹9が金型5と接触する際に、加熱された金型5から熱が伝わり、棹9が変形することがある。
図10は、棹9が変形した場合の金型5の摺動方向を示す平面図である。二点鎖線で示すように棹9が変形した場合、金型5と棹9との接触面が傾き、本来の搬送方向dからずれた方向eに金型5が押される。搬送方向がずれると、金型5を搬送路に設置した後、加熱、加圧成型、冷却工程の各工程部へ順次搬送を繰り返すうちに、金型5の位置ずれが大きくなり、搬送路からはみ出してしまう場合がある。組立誤差により棹9が変形している場合にも、同様に金型5の位置ずれが起こる。
このような位置ずれをなくすために、特許文献2では、正確な搬送方向に金型が移動するようにガイドする溝型部材を用いた成型装置が開示されている。すなわち、金型の幅寸法に合わせた溝型部材の中に金型をはめ込み、回動型押しアームを備えた棹で金型を押して搬送する。
これによると、溝型部材が搬送方向をガイドするため、搬送方向がずれるのを防ぐことはできるが、金型搬送後、金型の中心と加熱又は冷却部材等の中心を合わせる手段がないため、中心がずれて金型の温度分布に偏りが生じることがある。そのため、金型を介してガラス素材に伝わる温度分布が非対称となり、対称な形状及び特性のレンズに対して十分な精度で成型できない場合がある。
さらに、金型の外径寸法に合わせた溝型部材を用いるため、外径寸法が異なる金型を搬送する際には、溝型部材を交換しなければならず、手間や溝型部材のコストを要する。
上記の問題を解決するためには、搬送後に金型を正確に位置決めする手段が必要である。ところが、位置決め装置を取り付けると、成型装置全体が大型化するうえ、コストが嵩む。また、成型装置内は高温になるため、位置決め装置の耐久性を高めることが困難である。
また、搬送機構とは別の位置決め装置を設けた場合、搬送機構と位置決め装置との干渉を避けるため、搬送機構が退避した後に位置決め装置を動作させる必要があり、全体の成型時間が長くなってしまう。
特許文献3では、同時に複数の金型を搬送する場合に、各金型が正しい位置に搬送されるように、金型の位置決めのための凹部を有する搬送治具を用いて、その凹部に複数の金型をはめ込んで搬送する装置が開示されている。これによると、搬送治具が位置決め手段を兼用するため、別途位置決め装置を設けることなく、正しい位置に金型を搬送できる。
ところが、金型は加熱時に熱膨張するので、金型の外側を凹部にはめ込むことにより位置決めするためには、熱膨張における金型の外形寸法を正確に統一する必要があり、厳密な寸法管理が必要となる。
また、加熱した金型に搬送治具をはめ込んで搬送する際、金型と搬送治具との間に温度差を有しているため、金型の温度分布に偏りが生じる。搬送治具が常時金型に接触している場合には、温度差は生じないが、加熱および冷却工程において、金型および搬送治具の両方が被加熱(または冷却)体となるため、熱容量が増大し、不必要な加熱および冷却を要して無駄な熱量を消費する。
特公平8−13687号公報 特公平3−55417号公報 特許第2785683号公報
本発明は、上記従来技術を考慮してなされたものであり、簡単な構造且つ工程によって、金型を正確な位置に搬送できる光学素子の成型装置及び成型方法の提供を目的とする。
請求項1の発明は、搬送路上に加熱部、加圧成型部及び冷却部を備え、該搬送路上を、搬送方向に連続する複数の金型が同時に摺動して搬送され、各金型の搬送方向後側を押圧して該金型を前方に移動させる搬送アームを備え、該搬送アームは、その前側部分で金型後面を押圧してこれを所定距離だけ移送する成型装置において、前記搬送アームで金型を前記所定距離移動後に、後続の金型の位置を矯正するための位置決め用凹部を設けた位置決め手段を備えたことを特徴とする光学素子の成型装置を提供する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記位置決め手段として、前記搬送アームの後側部分に、該搬送アームと一体的に前記凹部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記位置決め手段として、前記搬送アームと別体の位置決め用アームを備え、該位置決め用アームに前記凹部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記搬送アームの前側部分と後側部分は、熱的に分離されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、前記凹部は、対向するテーパ又は円弧からなることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、複数本の搬送アームの端部同士を連結したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、各搬送アームの前側部分で複数の金型を押圧することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかの成型装置を用いた光学素子の成型方法であって、上型、下型及び胴型からなる金型に対し、搬送方向に沿って複数の金型を同時に搬送路上を摺動させて所定距離だけ移送し、移送後に該搬送路上で加熱、加圧成型及び冷却工程が順次施される光学素子の成型方法において、金型移送後に前記凹部により金型の位置を矯正して位置決めする請求項1〜7のいずれかに記載の成型装置を用いた光学素子の成型方法を提供する。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記搬送アームは、金型の位置決め動作終了後直ちに金型から離間することを特徴とする。
請求項1の発明によると、金型を移送する搬送アームの後側に搬送アームと一体又は別体で後続の金型の位置を矯正するための位置決め用凹部を設けたことにより、搬送後にこの凹部を後退させて、金型の位置ずれを矯正して正しい位置に配置させることができる。それにより、各工程を正確な位置で正確な温度分布条件の下で行うことができ、形状的な寸法及び光学特性の点で高精度なプレス成型製品が得られる。
請求項2の発明によると、金型を移送する搬送アームの後側部分に後続の金型の位置を矯正するための位置決め用凹部を設けたことにより、搬送後に金型の位置ずれを矯正して正しい位置に配置させることができる。それにより、各工程を正確な位置で正確な温度分布条件の下で行うことができ、形状的な寸法及び光学特性の点で高精度なプレス成型製品が得られる。また、搬送機構以外に別途位置決め装置を設ける必要がなく、簡単な構成であるため、成型装置が大型化したりコストが嵩むことがない。さらに、既設の成型装置の搬送アームのみを交換すれば、既設装置をそのまま使用できる。
請求項3の発明によると、既設の成型装置の搬送アームをそのまま用いて、これに別体の位置決め用アームを付加することにより、簡単な機構であるいは単なる連結により搬送アームと連動させて、大掛かりな設備変更を伴わずに位置決め機構が実現できる。
請求項4の発明によると、搬送アームの前側部分と後側部分とを熱的に分離することにより、金型を押圧する前側部分が熱変形しても、位置決め用の後側部分に影響を与えず、正確に後続の金型の位置決めを行うことができる。
請求項5の発明によると、位置決め用凹部が、対向するテーパ又は円弧であることにより、簡単な形状で、金型の大きさに関係なく、位置決めをすることができる。
請求項6の発明によると、複数本の搬送アームの端部同士を連結することにより、共通の動力源で同時に複数の金型の搬送及び位置矯正が行える。
請求項7の発明によると、1つの工程を同時に複数の金型に対して行う場合、これらの複数の金型の搬送及び位置矯正を効率よく行える。
請求項8の発明によると、上記各発明の効果を十分に発揮させて効率よく金型を搬送でき、金型の位置決めに多くの時間を要することがない。また、金型の搬送後に位置矯正を行うので、一連の位置決め動作が連続して円滑に実施でき、正確な位置に金型を配置させて各工程を行うことができる。
請求項9の発明によると、搬送アームが、金型の位置決め動作終了後直ちに金型から離間することにより、金型と搬送アームとの熱の授受を最小限に抑えることができる、従って、金型に熱的不均一が生じるのを防ぎ、各工程を最適な温度分布状態の下で正確に行うことができる。また、搬送アームが金型の熱により変形するのを防ぎ、正確な位置決めができるとともに、搬送アームの耐久性が高まる。
図1は本発明の実施例であり、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
成型装置1は、非酸化性雰囲気、例えば窒素雰囲気に保たれたチャンバ内に収容され、図の右から左へ矢印の方向に金型が搬送される一直線状の搬送路2が設けられる。
搬送路2には、図の右側から順に、素材をセットした金型の投入部11、加熱部12、加圧成型部13、冷却部14、製品の取出部15が設けられる。加熱部12、加圧成型部13、冷却部14には、それぞれ加熱プレート22、成型プレート23、冷却プレート24が、互いに熱的影響を受けないように間隔をあけて設けられる。なお、上側にも図示しない加熱、成型、冷却の各プレートが設けてあり、これらのプレートを上下させて加熱、加圧成型、冷却の各工程が行われる。
金型5は、筒状の胴型53と、その胴型53内に嵌め込まれる下型52と、胴型53内部を摺動可能な上型51とからなる。上型51の下面および下型52の上面が成型面であり、その間に素材3を配置して加圧成型し、光学素子の成型品4を形成する。
搬送アーム6は、搬送方向と直角方向に伸びる棒状の前側部分61と、前側部分61の基端部に連結され前側部分61とは溝62を挟んで対向する後側部分63とからなる。後側部分63の先端部には、二股に分かれたV字状のテーパ形状を有した凹部64が形成されている。前側部分61により、進行方向前方の金型5を押圧して搬送し、搬送後に後側部分63の凹部64により、後方の金型5の位置を矯正する。
溝62は、前側部分61と後側部分63とを熱的に分離するために設けられる。前側部分61は、搬送の間ずっと金型5に接触しているので、金型5の熱により変形しやすい。前側部分61が熱変形しても、後側部分63との間に溝62を設けることにより、後側部分63の凹部64の位置及び方向を正しく保つことができる。なお、前側部分61と後側部分63を熱的に分離する手段は、溝62の形成に限らず、例えば前側部分61と後側部分63との間に断熱材を配置してもよい。
図2及び図3は、金型5の搬送及び位置決めの手順を示す説明図である。
図2(A)は、図の右から順に投入部11、加熱部12、加圧成型部13、冷却部14にそれぞれ金型5a,5b,5c,5dが載置された状態である。投入部11の金型5a内に、ガラス玉からなる素材がセットされる。加熱部12の金型5bには、素材が軟化して加圧による成型が可能な温度まで金型5bを加熱する加熱工程が行われる。加圧成型部13の金型5cには、加圧成型して所定寸法の成型品を成型する成型工程が行われる。冷却部14の金型5dには、成型品の品質が安定する適温まで冷却する冷却工程が行われる。
これらの工程が行われている間、搬送アーム6は、(A)に示すように金型から離れた位置で待機している。それぞれの工程が終了すると、図2(B)に示すように、搬送アーム6が図の下方向に移動し、金型位置の中心と凹部64の中心とが搬送方向の同一線上に並ぶようにする。
次に、図2(C)に示すように、搬送アーム6が図の左方向へ移動し、搬送アーム6の前側部分61の前面を各金型5a,5b,5c,5dの後面に接触させて押圧し、左方向へ1区画ずつ移動させる。
各金型5a,5b,5c,5dが次の工程の位置、すなわち、それぞれ、加熱部12、加圧成型部13、冷却部14、取出部15へ搬送されると、直ちに、図2(D)に示すように、搬送アーム6が図の右方向に移動し、後側部分63の凹部64を、搬送方向から見て後方側の金型5a,5b,5cの前面に接触させる。凹部64がテーパを有しているため、円柱状の各金型5a,5b,5cが凹部64に係合し、テーパにガイドされて各金型5a,5b,5cの位置が合わされる。こうして、金型5a,5b,5cが正確な位置に載置され、加熱部12及び冷却部14では対称に熱を受け、加圧成型部13では対称且つ均等にプレスされて、精密な成型品が成型される。なお、取出部15に搬送された金型5dは、その後処理工程が行われないので、位置を矯正する必要がない。
図3(A)は、図2(D)と同じ状態であり、金型5a,5b,5c,5dは、それぞれ、加熱部12、加圧成型部13、冷却部14、取出部15に配置され、金型5a,5b,5cが、搬送アーム6の凹部64により位置決めされている。
金型5a,5b,5cが位置決めされると、直ちに、搬送アーム6は、図3(B)に示すように、金型と接触しない位置まで図の左方向に少し移動し、さらに、図3(C)に示すように、金型から離れた位置まで、図の上方向へ移動する。その後、図3(D)に示すように、搬送アーム6が図の右方向へ移動し、図2(A)と同じ位置に戻る。位置決め後、搬送アーム6を直ちに金型から離し、凹部64が金型に接触する時間をなるべく短くすることにより、金型内の熱的非対称を最小限にするとともに、凹部64の熱変形を防ぐ。
この状態で、加熱部12の金型5aには加熱工程、加圧成型部13の金型5bには成型工程、冷却部14の金型5cには冷却工程が行われ、取出部15の金型5dは、上型を取り外し、一連の製造工程を終えて完成した成型品を取り出す。また、投入部11には、新たに素材をセットした金型が配置されて、図2(A)の状態になる。このようにして、図2および図3の工程が繰り返される。
図4は本発明の異なる実施例であり、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。この例は、搬送アーム後側の位置矯正用凹部の形状をV字形状から円弧形状に変えたものである。
搬送アーム6aは、図1の実施例と同様に、搬送方向と直角方向に伸びる棒状の前側部分61aと、前側部分61aの基端部に連結され前側部分61aとは溝62aを挟んで対向する後側部分63aとからなる。後側部分63aの先端部に、円弧状の凹部64aが形成されている。この搬送アーム6aによる搬送及び位置矯正手順は、前述の実施例と同様である。
図5は、本発明のさらに異なる実施例であり、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
搬送アーム6bは、前側部分と後側部分とが分離されずに一体に形成され、搬送方向に対して後側にV字状にテーパを有する凹部64bが形成されている。搬送時及び位置決め時に搬送アーム6bが金型5に接触する時間を極めて短くすることにより、搬送アーム6bの熱変形が起こりにくくなり、本実施例を用いることができる。この搬送アーム6bによる搬送及び位置矯正手順は、図2及び図3と同様である。
図6は、本発明のさらに異なる実施例であり、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
搬送方向と直角に図1と同様の搬送アーム6が並び、それらの搬送アーム6の端部同士を連結材7により連結して搬送治具8を構成している。この搬送治具8を用いると、共通の動力源で、同時に複数の搬送アーム6を移動させることができる。なお、各搬送アームの形状は、図4又は図5に示した搬送アーム6a,6bでも構わない。
図7は、本発明のさらに異なる実施例を示す平面図である。
金型5が、搬送方向に対して直角に2個ずつ、全体で連続的に2列に配置され、加熱、加圧成型、冷却の各工程を2個ずつの金型に対して同時に行う場合に用いられる。搬送アーム6cは、前側部分61cが、2列に並列する金型5,5の両方の後面を押圧できる長さを有し、各工程毎の金型を2個ずつ同時に搬送する。後側部分63cには、2列の金型5,5のそれぞれの中心位置に合わせて凹部64c,64cが設けられ、これにより後方の2列の金型の位置を同時に矯正する。
金型が3列以上に並列する場合でも、搬送アームの長さを伸ばし、並列する金型の中心位置に合わせた凹部を設けることにより、同様に実施可能である。このように、金型を押圧する搬送アームの前側部分が長くなる場合には、わずかに熱変形しても先端部の変位が大きくなるので、前側部分61cと後側部分63cとの間に溝62cを設け、両部分61c,63cを熱的に分離することが好ましい。
図8は、本発明の別の実施例の構成図である。(A)は平面図、(B)は正面図である。
この例は、金型5を移動させる搬送アーム6とは別体で、各搬送アーム6の後側に位置決め用のアーム70を設け、各アーム70に位置決め用凹部71を設けたものである。搬送アーム5同士及び位置決め用アーム70同士は、それぞれ連結されている。位置決め用アーム70は、搬送アーム6の駆動装置(不図示)に連結することができる。あるいは、位置決め用アーム70を搬送アーム6に連結固定してもよい。位置決め用アーム70の凹部71による後続の金型の位置決め動作は、前述の実施例と同様である。
なお、上記の実施例は、一直線状の搬送路2を有し、1区画ごとに異なる工程を行う成型装置としたが、例えば往路と復路からなる搬送路を有する装置等、上記の例と異なる場合にも実施可能である。
本発明は、加熱、成型、冷却の各工程を有する成型製品を製造する装置に適用できる。
本発明の実施例を示す図。 図1の実施例による実施手順を示す説明図。 図2に続く実施手順を示す説明図。 本発明の異なる実施例を示す図。 本発明のさらに異なる実施例を示す図。 本発明のさらに異なる実施例を示す図。 本発明のさらに異なる実施例を示す平面図。 本発明の別の実施例の構成図。 従来例を示す図。 図9の例による問題点を示す説明図。
符号の説明
1:成型装置、2:搬送路、3:素材、4:成型品、5,5a,5b,5c,5d:金型、6,6a,6b,6c:搬送アーム、7:連結材、8:搬送治具、9:棹、11:投入部、12:加熱部、13:加圧成型部、14:冷却部、15:取出部、22:加熱プレート、23:成型プレート、24:冷却プレート、51:上型、52:下型、53:胴型、61,61a,61c:前側部分、62,62a,62c:溝、63,63a,63c:後側部分、64,64a,64b,64c:凹部、70:位置決め用アーム、71:凹部

Claims (9)

  1. 搬送路上に加熱部、加圧成型部及び冷却部を備え、該搬送路上を、搬送方向に連続する複数の金型が同時に摺動して搬送され、各金型の搬送方向後側を押圧して該金型を前方に移動させる搬送アームを備え、該搬送アームは、その前側部分で金型後面を押圧してこれを所定距離だけ移送する成型装置において、
    前記搬送アームで金型を前記所定距離移動後に、後続の金型の位置を矯正するための位置決め用凹部を設けた位置決め手段を備えたことを特徴とする光学素子の成型装置。
  2. 前記位置決め手段として、前記搬送アームの後側部分に、該搬送アームと一体的に前記凹部を設けた請求項1に記載の光学素子の成型装置。
  3. 前記位置決め手段として、前記搬送アームと別体の位置決め用アームを備え、該位置決め用アームに前記凹部を設けた請求項1に記載の光学素子の成型装置。
  4. 前記搬送アームの前側部分と後側部分は、熱的に分離されている請求項2に記載の光学素子の成型装置。
  5. 前記凹部は、対向するテーパ又は円弧からなる請求項1〜4のいずれかに記載の光学素子の成型装置。
  6. 複数本の搬送アームの端部同士を連結した請求項1〜5のいずれかに記載の光学素子の成型装置。
  7. 各搬送アームの前側部分で複数の金型を押圧する請求項1〜6のいずれかに記載の光学素子の成型装置。
  8. 上型、下型及び胴型からなる金型に対し、搬送方向に沿って複数の金型を同時に搬送路上を摺動させて所定距離だけ移送し、移送後に該搬送路上で加熱、加圧成型及び冷却工程が順次施される光学素子の成型方法において、
    金型移送後に前記凹部により金型の位置を矯正して位置決めする請求項1〜7のいずれかに記載の成型装置を用いた光学素子の成型方法。
  9. 前記搬送アームは、金型の位置決め動作終了後直ちに金型から離間する請求項8に記載の光学素子の成型方法。
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