JPH0517166A - 光学素子の成形装置 - Google Patents

光学素子の成形装置

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JPH0517166A
JPH0517166A JP3192487A JP19248791A JPH0517166A JP H0517166 A JPH0517166 A JP H0517166A JP 3192487 A JP3192487 A JP 3192487A JP 19248791 A JP19248791 A JP 19248791A JP H0517166 A JPH0517166 A JP H0517166A
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furnace
carrier
transport
optical element
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Takashi Kobayashi
高志 小林
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B35/00Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B25/00Annealing glass products
    • C03B25/04Annealing glass products in a continuous way
    • C03B25/06Annealing glass products in a continuous way with horizontal displacement of the glass products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B29/00Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins
    • C03B29/04Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way
    • C03B29/06Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way with horizontal displacement of the products

Abstract

(57)【要約】 [目的] 炉内搬送部材を用いることにより、光学素子
やキャリアの形状変更に伴う段取りが炉内搬送部材の取
り替えだけで可能である。また、移送機構を単純化して
装置の信頼性の向上を図る。さらに、プレスレンズの急
激な温度降下に起因するレンズ面の割れを防止する。 [構成] プレス装置1を中心として加熱炉2と徐冷炉
3とが対向して設置されている。徐冷炉3の右側部には
搬送部材温調炉6が連設されている。輪帯状の搬送レー
ル7は前記各炉2,3,6内を貫通している。加熱炉2
と徐冷炉3との間の搬送レール7上には光学素子プレス
レンズ給排装置8が設けられている。加熱炉2の近傍に
は加熱炉2と最終加熱ヒータ部4とプレス装置1内との
間を移動自在なキャリア供給運搬アーム9が設置されて
いる。徐冷炉3の近傍には徐冷炉3と徐冷開始ヒータ部
5とプレス装置1内との間を移動自在なキャリア排出運
搬アーム10が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子の成形装置に
おける光学素材およびプレスレンズの搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素材をキャリアに保持し、か
つ同キャリアを炉内搬送部材に載置した状態で加熱炉内
にて加熱軟化させた光学素材をキャリアとともに搬送
し、同軸上に対向配設した上型および下型からなる成形
用型によりプレス成形する光学素子の成形装置の搬送装
置に関しては、先に本出願人より提案した特開昭62−
191430号公報記載の発明があり、以下にその説明
を行なう。
【0003】図11および図12は上記発明を示し、図
11は平面図、図12は図11のC−C′線断面図であ
る。
【0004】71は同軸上に対向配設された上型72と
下型73とを内設する成形装置で、この成形装置71は
ベース74に固設されている。
【0005】ベース74上には、成形装置71を中心と
して加熱炉75,最終加熱ヒーター部76,成形装置7
1,徐冷開始ヒーター部77および徐冷炉78が順次連
設されている。
【0006】加熱炉75および徐冷炉78内には、キャ
リア79を等間隔に載置し、駆動歯車80により間欠的
に駆動される搬送用キャタピラ81a,bが設けられて
いる。
【0007】加熱炉75近傍には、キャリア79を搬送
するキャリア運搬用アーム82aの先端部分が加熱炉7
5,最終加熱ヒーター部76および成形装置71内を移
動自在となる様に設けられている。
【0008】同様に、徐冷炉78近傍にはキャリア79
を搬送するキャリア運搬用アーム82bの先端部分が成
形装置71,徐冷開始ヒーター部77および徐冷炉78
内を移動自在となる用に設けられている。
【0009】以上の構成から成る装置は、まずキャリア
79の載置用孔79aにプレス用光学素材83を保持し
たキャリア79を搬送用キャタピラ81a上に等間隔に
積載する。搬送用キャタピラ81a上のキャリア79は
間欠的に成形装置71方向へ加熱されつつ搬送される。
【0010】キャリア79に保持されたプレス用光学素
材83は、加熱炉75の出口に達した時点において成形
可能温度に対し20℃〜60℃低い温度で飽和状態とな
る。
【0011】次に、キャリア79はキャリア運搬用アー
ム82aに乗せ換えられ、間欠搬送方向とは直角の方向
に位置する最終加熱ヒーター部76に運搬され、成形可
能温度まで最終加熱される。
【0012】加熱終了後、加熱軟化されたプレス用光学
素材83を保持したキャリア79は、キャリア運搬用ア
ーム82aで成形装置71内の上下型72,73間に移
送され、下型73の上昇により押圧成形される。
【0013】押圧成形後、上記キャリア運搬用アーム8
2aは逆行し初期の位置に戻る。
【0014】一方、前記キャリア運搬用アーム82bが
プレスレンズ84の成形終了に同調して移動し、プレス
レンズ84を載置したキャリア79を把持する。そし
て、キャリア運搬用アーム82bはキャリア79を徐冷
開始ヒーター部77に運搬し、さらに搬送用キャタピラ
81bの搬送端部上に運搬して載置する。この後、キャ
リア運搬用アーム82bは初期位置に復帰する。
【0015】プレスレンズ84は、徐冷開始ヒーター部
77を通過中に徐々に冷却され、搬送用キャタピラ81
bに移送された後、搬送用キャタピラ81bの間欠的な
移動により徐冷炉78内を搬送されて更に冷却される。
そして、プレスレンズ84は、徐冷炉78の出口にて搬
送用キャタピラ81b上のキャリア79から取り出され
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術には以下の様な問題がある。
【0017】すなわち、キャリア79に設けられたプレ
ス用光学素材83を保持する載置用孔79aの大きさが
固定されているため、キャリア79の形状が限定されて
しまい、積載されるプレス用光学素材83の大きさに制
約を生じる。
【0018】また、徐冷炉78のヒーターは上面にのみ
設置されていることで、徐冷炉78に内設された回転す
る搬送用キャタピラ81bが裏側(下側)に位置する時
点では、搬送用キャタピラ81bの表面温度が下がる。
【0019】そして、キャリア79の受け渡しに回転し
て表側(上側)となった搬送用キャタピラ81bの温度
は適正温度(型温度よりも100℃程低い温度)よりも
低くなってしまう。
【0020】これにより、プレスレンズ84を保持した
キャリア79が搬送用キャタピラ81b上に積載された
瞬間、キャリア79および保持されているプレスレンズ
84の熱が急激に奪われてしまい、プレスレンズ84に
ヒビ割れが発生する問題があった。
【0021】さらに、高温(700℃)に保たれる電気
炉内に搬送用キャタピラ81a,bおよびその駆動機構
を構成しなければならないため、材料の酸化等による部
品の劣化や熱膨張による搬送用キャタピラ81a,bの
伸びが原因し、搬送の精度および信頼性を著しく低下さ
せる要因となっている。
【0022】因って、本発明は上記問題点に鑑みて開発
されたもので、高温炉内にて安定かつ高精度に光学素材
およびプレスレンズを搬送できる光学素子の成形装置の
提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、光
学素材を保持するキャリアを載置した炉内搬送部材と、
該炉内搬送部材を加熱する加熱炉と、前記炉内搬送部材
を徐冷する徐冷炉と、前記炉内搬送部材の温度調整を行
なう搬送部材温調炉と、前記加熱炉,徐冷炉および搬送
部材温調炉内を貫通してプレス装置の回りに配置された
搬送レールと、該搬送レール上に積載された前記炉内搬
送部材の搬送機構と、前記キャリアを前記炉内搬送部材
より分離してキャリアをプレス装置に移送する移送機構
と、成形されたプレスレンズを保持するキャリアを再び
炉内搬送部材に載置する移送機構とを具備したものであ
る。
【0024】図1および図2は本発明に係る光学素子の
成形装置を示し、図1は概念図、図2は分解断面図であ
る。
【0025】1はプレス装置で、このプレス装置1を中
心として加熱炉2と徐冷炉3とが対向して設置されてい
る。
【0026】加熱炉2とプレス装置1との間には最終加
熱ヒータ部4が設置され、徐冷炉3とプレス装置1との
間には徐冷開始ヒータ部5が設置されている。
【0027】徐冷炉3の右側部には搬送部材温調炉6が
連設されている。
【0028】7は輪帯状の搬送レールで、この搬送レー
ル7は加熱炉2,徐冷炉3および搬送部材温調炉6内を
貫通するように設置されている。加熱炉2と徐冷炉3と
の間の搬送レール7上には光学素子プレスレンズ給排装
置8が設けられている。
【0029】加熱炉2の近傍には加熱炉2内と最終加熱
ヒータ部4内とプレス装置1内との間を移動自在に構成
されたキャリア供給運搬アーム9が設置されている。ま
た、徐冷炉3の近傍には徐冷炉3内と徐冷開始ヒータ部
5内とプレス装置1内との間を移動自在に構成されたキ
ャリア排出運搬アーム10が設置されている。
【0030】以上の構成から成る光学素子の成形装置
は、まず光学素子プレスレンズ給排装置8により光学素
子11をキャリア12に収納し、該キャリア12を炉内
搬送部材13へ着脱自在に載置する。
【0031】さらに、光学素子プレスレンズ給排装置8
により上記炉内搬送部材13を加熱炉2,搬送部材温調
炉6および徐冷炉3内で移送可能とする搬送レール7上
に搭載する。
【0032】搬送レール7上に搭載された炉内搬送部材
13は駆動機構(図示省略)により反時計回り方向へ移
送され、加熱炉2内に移送される。
【0033】加熱炉2内を移送された光学素子11,キ
ャリア12および炉内搬送部材13は適正温度(成形可
能温度よりも20℃〜60℃低い温度)に加熱された
後、加熱炉2内のキャリア受け渡し位置14にて受け渡
し機構(図示省略)により光学素子11を保持したキャ
リア12と炉内搬送部材13とが分離され、光学素子1
1を保持したキャリア12はキャリア供給運搬アーム9
に受け渡される。
【0034】キャリア供給運搬アーム9に受け渡された
光学素子11およびキャリア12は今迄の搬送方向とは
直角の方向に移送され、最終加熱ヒータ部4に移送され
て適正プレス温度に加熱される。
【0035】次に、光学素子11およびキャリア12は
プレス装置1内のプレス位置15に搬送され、プレス機
構(図示省略)によりプレス成形される。
【0036】この間、キャリア受け渡し位置14にてキ
ャリア供給運搬アーム9に光学素子11を保持したキャ
リア12を受け渡した後の炉内搬送部材13は搬送レー
ル7上を移送されて搬送部材温調炉6で適正温度(型温
より100℃低い温度)に温調され、キャリア受け渡し
位置16で待機する。
【0037】プレス成形されたプレスレンズ17を保持
したキャリア12はキャリア搬出運搬アーム10により
徐冷開始ヒータ部5を通り、徐冷炉3内のキャリア受け
渡し位置16で待機する前記炉内搬送部材13に再び載
置される。
【0038】プレスレンズ17はキャリア12に保持さ
れ炉内搬送部材13に載置された状態で徐冷炉3内の搬
送レール7上を移送され、常温近くまで徐冷される。
【0039】徐冷されたプレスレンズ17は光学素子プ
レスレンズ給排装置8により取り出され、炉内搬送部材
13には新たな光学素子11が供給される。
【0040】
【実施例1】図3〜図7は本実施例を示し、図3は平面
図、図4は図3のA−A′線断面図、図5は光学素子お
よびキャリアの載置状態を示す断面図、図6および図7
は図5の変形例を示す断面図である。
【0041】本実施例では、前記図1の概念図における
構成部分と同一構成部分には同一番号を付してその説明
を省略する。
【0042】21および22は、対向する断面がL字形
状をした2本のレールから構成される搬送レールであ
る。搬送レール21は加熱炉2内を貫通し、搬送レール
22は徐冷炉3と搬送部材温調炉6とを貫通している。
【0043】搬送レール21および22の両端には、搬
送レール21と搬送レール22とを連結する形状に搬送
コンベア23および24が配設され、搬送コンベア23
および24は設けられたモータ25,26によりそれぞ
れ矢印a・矢印bの方向へ回転している。
【0044】加熱炉2側の搬送レール21の入口近傍に
は搬送される炉内搬送部材27を搬送コンベア24より
矢印c方向(加熱炉2方向)に一定量送り出す送りシリ
ンダ28が設置されている。また、搬送部材温調炉6側
の搬送レール22の入口近傍にも搬送される炉内搬送部
材27を搬送コンベア23より矢印d方向(搬送部材温
調炉6方向)に一定量送り出す送りシリンダ29が設置
されている。これにより、炉内搬送部材27を反時計回
りに循環移送できる様に構成されている。
【0045】加熱炉2の近傍には加熱炉2内と最終加熱
ヒータ部4内とプレス装置1の上下成形型30,31間
との間を移動自在に構成されたキャリア供給運搬アーム
9が設置されている。
【0046】キャリア供給運搬アーム9は先端にキャリ
ア保持部9aが形成されており、直進ガイド32により
保持され、ボールネジ33を介してサーボモータ34で
自在に駆動・位置決めが行なえる様に構成されている。
【0047】一方、徐冷炉3の近傍には徐冷炉3内と徐
冷開始ヒータ部5とプレス装置1の上下成形型30,3
1間との間を移動自在に構成されたキャリア排出運搬ア
ーム10が設置されており、キャリア排出運搬アーム1
0は前記キャリア供給運搬アーム9と同様に先端にキャ
リア保持部10aが形成されるとともに、直進ガイド3
2,ボールネジ33およびサーボモータ34で駆動・位
置決め自在に保持されている。
【0048】加熱炉2および徐冷炉3の上下面にはそれ
ぞれヒータ35が設けられている。キャリア供給運搬ア
ーム9が前進した際、加熱炉2内の搬送レール21と交
差するアーム受け渡し位置36の下方には突き上げシリ
ンダ37が設置されている。突き上げシリンダ37には
突き上げ棒38が上下動自在に設けられている。
【0049】同様に、キャリア排出運搬アーム10と搬
送レール22とが交差するアーム受け渡し位置39の下
方にも突き上げ棒38を上下動自在に保持する突き上げ
シリンダ37が設置されている。
【0050】搬送コンベア24の中間には光学素子11
とプレスレンズ17との入れ替えを行なう不図示のレン
ズハンドリング機構40が設置されており、レンズハン
ドリング機構40の下方にはレンズハンドリング機構4
0に対して炉内搬送部材27の位置決めを行なう位置決
め機構41が設置されている。
【0051】以上の構成から成る光学素子の成形装置
は、不図示のレンズハンドリング機構40により位置決
め機構41で位置決めされた円筒形状の炉内搬送部材2
7に載置されたキャリア12内へ光学素子11を供給す
る(図5参照)。キャリア12内に供給された光学素子
11は搬送コンベア24により加熱炉2側の搬送レール
21の入り口へ移送される。
【0052】移送された前記炉内搬送部材27はシリン
ダ28により矢印c方向に押されることにより搬送レー
ル21上に連続的に並べられた炉内搬送部材27を一定
量移送する。この動作を間欠的に実施することにより前
記炉内搬送部材27に積載されている光学素子11およ
びキャリア12は加熱炉2内で徐々に適正温度まで加熱
される。
【0053】キャリア12はアーム受け渡し位置36で
同キャリア12の下方に設置された突き上げシリンダ3
7に設けられた突き上げ棒38により上方に突き上げら
れ炉内搬送部材21から分離される。
【0054】その後、キャリア供給運搬アーム9がボー
ルネジ33を介しサーボモータ34により前記キャリア
12の下方に移動し、突き上げ棒38が下降することに
より炉内搬送部材27より分離された前記キャリア12
をキャリア供給運搬アーム9のキャリア保持部9aに移
載する。
【0055】移載された光学素子11を保持したキャリ
ア12はキャリア供給運搬アーム9により最終加熱ヒー
タ部4を通り、プレス装置1のプレス位置15に運搬さ
れて不図示の駆動装置により上下成形型30,31間で
プレス成形される。
【0056】成形終了後、キャリア供給運搬アーム9は
初期の位置に後退するとともに、キャリア排出運搬アー
ム10がプレス位置15に移動して型と離型されたプレ
スレンズ17を保持したキャリア27を受け取り、アー
ム受け渡し位置39まで後退する。
【0057】前記アーム受け渡し位置36でキャリア1
2が取り除かれた炉内搬送部材27はその後の間欠送り
により順次加熱炉2外に移動する。移動された前記炉内
搬送部材27は搬送コンベア23により矢印a方向に移
送され徐冷炉3を貫通している搬送レール22の入り口
に達した後、送りシリンダ29により矢印d方向に送り
出される。この動作により搬送レール22上に連続的に
並べられた炉内搬送部材27を一定量移送する。
【0058】前記工程により間欠的に搬送レール22上
を移送される前記炉内搬送部材27は搬送部材温調炉6
により型温より100℃低い温度に加熱された後、アー
ム受け渡し位置39でプレスレンズ17が積載されたキ
ャリア12を保持して待機しているキャリア排出運搬ア
ーム10より、炉内搬送部材27からキャリア供給運搬
アーム9へキャリア12を受け渡す工程の逆の工程を行
なうことにより、炉内搬送部材27へキャリア12を移
し換える。
【0059】炉内搬送部材27に移載されたプレスレン
ズ17およびキャリア12は徐冷炉3内を間欠送りされ
ながら常温まで冷却された後、搬送コンベア24で矢印
b方向に搬送される。
【0060】搬送コンベア24上を搬送される炉内搬送
部材27は位置決め機構41で位置決めされるととも
に、不図示のレンズハンドリング機構40によりキャリ
ア12内に保持されるプレスレンズ17を取り出し、新
たな光学素子11をキャリア12に供給する。
【0061】本実施例によれば、加熱炉2内を貫通した
対向する2本のL型形状の搬送レール21上に連続的に
積載された炉内搬送部材27を炉外の送りシリンダ28
により一定量押し出して間欠送りする単純な搬送機構を
とることにより、搬送の信頼性の向上を図るとともに、
炉内搬送部材27に積載されているキャリア12および
光学素子11の上下面に加熱ヒータ35を設置する構成
をとることで光学素子11を上下から均一に加熱でき安
定した高品質のプレスレンズを成形することができる。
【0062】また、炉内搬送部材27上にプレスレンズ
17が載置される直前で、該炉内搬送部材27が搬送部
材温調炉6にて加熱されているので、プレスレンズ17
が急激に温度低下を起こさず、ヒビ割れ等の発生を防止
できる。
【0063】尚、キャリア12および炉内搬送部材27
の形状は本実施例で用いたキャリア12および炉内搬送
部材27に限定するものではなく、キャリア12は光学
素子11を載置でき、炉内搬送部材27はキャリア12
を着脱自在に載置できる形状であればよい(図6,図7
参照)。
【0064】
【実施例2】図8は本実施例を示す平面図である。
【0065】本実施例は、前記実施例1の搬送レール2
1,22に代わり輪帯状の搬送レールを設けるととも
に、炉内搬送部材27の送り機構を設けて構成した点が
異なり、他の構成は同一の構成部分から成るもので、同
一構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
【0066】51は搬送レールで、この搬送レール51
は加熱炉2,徐冷炉3および搬送部材温調炉6内を貫通
し、炉内搬送部材27が循環可能なように設けられてい
る。この搬送レール51の内外縁には、炉内搬送部材2
7が循環する際にガイドの役目を果たす凸部51a,5
1bが設けられ、搬送レール51の断面形状は凹形状に
形成されている。
【0067】搬送レール51の内縁凸部51aは切り欠
かれており、この切り欠きの部分には炉内搬送部材27
を反時計方向に送るための送り機構52が設けられてい
る。
【0068】送り機構52は回転自在な歯車53と不図
示のモータに接続した駆動用歯車54と各歯車53,5
4に張架されたチェーン55とから構成されている。チ
ェーン55の外周には送り爪56が設けられている。
【0069】以上の構成から成る光学素子の成形装置
は、まず不図示のレンズハンドリング機構40により光
学素子11は炉内搬送部材27に載置されているキャリ
ア12内に供給される。
【0070】その後、不図示のモータにより駆動用歯車
54が回転し、チェーン55を反時計方向(図中矢印e
方向)に駆動する。この時、チェーン55に設置された
送り爪56で炉内搬送部材27の側面が押され、搬送レ
ール51に沿って炉内搬送部材27を間欠送りする。
【0071】この動作を間欠的に実施することにより、
炉内搬送部材27に載置されている光学素子11および
キャリア12は、加熱炉2内で徐々に適正温度まで加熱
される。キャリア12はアーム受け渡し位置36で該キ
ャリア12の下方に設けられた突き上げ棒(図4、番号
38参照)により上方に突き上げられ、炉内搬送部材2
7から分離される。
【0072】その後、キャリア供給運搬アーム9がアー
ム受け渡し位置36に移動し、前記突き上げ棒が下降す
ることにより炉内搬送部材27より分離されたキャリア
12をキャリア供給運搬アーム9のキャリア保持部9a
に載置させる。
【0073】光学素子11を保持したキャリア12は、
キャリア供給運搬アーム9により最終加熱ヒータ4を介
しプレス装置1のプレス位置15に運搬され、不図示の
上下成形型間で加圧成形される。
【0074】成形終了後、キャリア供給運搬アーム9は
初期位置に後退するとともに、キャリア排出運搬アーム
10の先端がプレス位置15に移動し、離型されたプレ
スレンズ17をキャリア12ごと受け取り、アーム受け
渡し位置39まで後退する。
【0075】アーム受け渡し位置36でキャリア12が
除かれた炉内搬送部材27はその後の間欠送りにより順
次搬送部材温調炉6に送られる。ここで炉内搬送部材2
7は型温より約100℃低い温度まで加熱され、徐冷炉
3に送られる。
【0076】そして炉内搬送部材27はアーム受け渡し
位置39にてキャリア排出運搬アーム10より、プレス
レンズ17を保持するキャリア12を受け取り、徐冷炉
3を通過して常温まで冷却され、不図示のレンズハンド
リング機構40によりプレスレンズ17が取り出され、
新たな光学素子11が供給される。
【0077】本実施例によれば、炉内搬送部材27を駆
動する駆動機構が単純な構成となり、信頼性の向上が図
れる。
【0078】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る光学素
子の成形装置によれば、炉内搬送部材を利用することに
より光学素子またはキャリアの形状変更に伴う段取りの
際、炉内搬送部材の取り替えだけで対応が可能であり、
大がかりな段取り作業や改造が不要となり汎用性の面で
大きな効果が得られる。
【0079】また、高温炉内の搬送を円筒形状の炉内搬
送の押し出し方法を採用することで、移送機構の単純化
が可能となり装置の信頼性の向上が図れる。
【0080】さらに、成形されたプレスレンズを保持し
たキャリアを炉内搬送部材に載置する前、該炉内搬送部
材を適正温度に加熱温調することにより、プレスレンズ
の急激な温度降下に起因するレンズ面の割れを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】本発明の要部を示す分解断面図である。
【図3】実施例1を示す平面図である。
【図4】図3のA−A′線断面図である。
【図5】キャリアの炉内搬送部材への載置状態を示す断
面図である。
【図6】図5の変形例を示す断面図である。
【図7】図5の変形例を示す断面図である。
【図8】実施例2を示す平面図である。
【図9】従来例を示す平面図である。
【図10】図9のB−B′線断面図である。
【符号の説明】
1 プレス装置 2 加熱炉 3 徐冷炉 4 最終加熱ヒータ部 5 徐冷開始ヒータ部 6 搬送部材温調炉 7 搬送レール 8 光学素子プレスレンズ給排装置 9 キャリア供給運搬アーム 10 キャリア排出運搬アーム 11 光学素子 12 キャリア 13 炉内搬送部材 17 プレスレンズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光学素材を保持するキャリアを載置した
    炉内搬送部材と、該炉内搬送部材を加熱する加熱炉と、
    前記炉内搬送部材を徐冷する徐冷炉と、前記炉内搬送部
    材の温度調整を行なう搬送部材温調炉と、前記加熱炉,
    徐冷炉および搬送部材温調炉内を貫通してプレス装置の
    回りに配置された搬送レールと、該搬送レール上に積載
    された前記炉内搬送部材の搬送機構と、前記キャリアを
    前記炉内搬送部材より分離してキャリアをプレス装置に
    移送する移送機構と、成形されたプレスレンズを保持す
    るキャリアを再び炉内搬送部材に載置する移送機構とを
    具備したことを特徴とする光学素子の成形装置。
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