JP3204347B2 - 光学素子の成形装置 - Google Patents

光学素子の成形装置

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱軟化されたガラス
素材を上下型部材によってプレス成形することにより、
非球面レンズなどの高精度な光学素子を製造するため
の、光学素子の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラスレンズなどの光学素子を加
工する方法として、研削、研磨による方法に代って、加
熱軟化したガラス素材を上下型部材よりなる成形用型に
よりプレス成形する方法が注目されている。また、これ
は、生産効率向上のために、複数対の上下型部材を同一
胴型に装備し、プレスゾーンにおいて、同時成形する方
法に発展してきている。この中でも、特公平4−271
75号公報に見られるような、胴型において同一円周上
に複数対の上下型部材を配列した成形用型を用いて、プ
レス成形を行なう光学素子の成形装置が既に提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、成形後
の成形型を250℃まで急冷して、密閉容器外に取り出
し、成形品の取り出し及びガラス素材の投入は、別工程
で行われている。この成形用型の構造及びその配列で
は、密閉容器内で成形品の取り出し及びガラス素材の投
入を自動で行うのが非常に困難である。つまり、上記の
ような配列では、胴型における各対の上下型部材の芯出
しを保証すると共に使用プレス圧に耐える強度で支柱を
構成するために、各対の上下型部材に対応する自動供給
用の開口部を胴型にそれぞれ設けることができないので
ある。
【0004】このように、密閉容器内で成形品の取り出
し及びガラス素材の投入を自動で行えない場合には、次
の問題点がある。即ち、成形ショット毎に成形用型を冷
却して密閉容器外に持ち出すために、連続作業において
必要とする成形用型の数が増え、また、成形サイクルが
長くなり、更に、成形用型を急冷するための設備が必要
となる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上述した課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ガラス素材を
複数個、同時成形する型構造においても、ガラス素材の
供給及び成形品の自動取り出しが容易に行えると共に、
そのための複数対の上下型部材を、急速に、また、均一
に加熱することが、効果的に行なえる光学素子の成形装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明では、加熱されることによ
り軟化状態となっているガラス素材をプレスして、該ガ
ラス素材の表面に所望の形状を転写するための複数対の
上型部材及び下型部材と、上記複数対の上型部材及び下
型部材を案内する胴型とを備えた成形用型をプレス成形
する位置の加熱ゾーンに搬入し、かつ、該加熱ゾーンか
ら上記胴型を介しての熱伝導により、該上型部材及び下
型部材を、同時に加熱するように構成した光学素子の成
形装置において、上記上型部材及び下型部材は、上記加
熱ゾーンへの導入方向に対して左右に並ぶ2列で、少な
くとも6対が、同一胴型内に直列かつ等間隔に配列され
ており、かつ、上記胴型は、上記加熱ゾーンの左右にあ
る加熱源に対向してプレス圧に耐える強度を持つ支柱を
有し、該支柱を介して、内部への熱伝導をなし、また、
上記加熱ゾーンへの導入方向の端部に、ガラス素材自動
供給用および成形品取り出し用の開口部を備えて、上記
加熱ゾーンにおいて、各対への、吸着ハンドによるガラ
ス素材の同時供給および成形品の同時取り出しを行うこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】従って、複数対の上下型部材を備えた型構造に
おいて、加熱ゾーンへの導入方向に位置して、胴型に、
共用できるガラス素材自動供給用および成形品取り出し
用の開口部が設けられることにより、密閉容器内で、そ
の自動供給、取り出しが可能となり、かつ、複数対の上
下型部材が加熱源に対して平行に等間隔に配列されてい
るため、型の急速加熱、均一加熱が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、添付図面を
参照して、詳細に説明する。図1には、加熱ゾーン(後
述)に載置された、10個の光学素子を同時に成形する
ための成形用型30の構造が示されている。図中、符号
1、2は、それぞれ、上型部材、下型部材であり、4
は、その上下型部材を案内する胴型である。また、符号
5、6は成形品の厚みを調整するスペーサ、7は支持基
盤、8は加熱源、9は胴型4に設けられた開口部であ
る。この開口部9は、後述する真空吸着ハンドを胴型4
内部に挿入することができる大きさの空隙になってい
る。
【0009】符号3はガラス素材であり、符号10は、
胴型においてプレス圧に耐えるための支柱である。上型
部材1及び下型部材2は、胴型4に対して2列に並ん
だ、等間隔の直列配置であり、かつ、胴型外に設けた加
熱源8に対して、平行に配列されている。
【0010】図2には、上記成形型30を用いた光学レ
ンズの生産装置の一部が、上から見た状態で、概略的に
示されている。この装置は、窒素ガスなどの雰囲気に調
整された密閉空間内で、作業工程の順に従って、成形用
型を移動しながら、光学素子の成形を行なうタイプであ
る。図中、符号20は加熱ゾーン、21はガラス素材供
給用の真空吸着ハンドである。真空吸着ハンド21に
は、胴型内に配列された複数対の上下型部材と同配列
に、ガラス素材を吸着するための真空吸着孔が設けられ
ていて、矢印41で示すように、前後進動作が可能な駆
動源(図示せず)を密閉容器外に具備している。また、
真空吸着ハンドの後退位置の下部には、ガラス素材置き
台(図示せず)が設けられており、上記吸着ハンドの働
きで、密閉容器外から同容器内にガラス素材を順次導入
するために用意されている。
【0011】成形用型30は、矢印40にて示す流れ
で、適当な供給手段(図示せず)により、加熱ゾーン2
0に載置され、位置決め装置(図示せず)で位置決めさ
れる。この際、特願平04−175069号明細書(特
開平5− 号公報参照)に記載されたような
機能を有するユニットによって、成形用型30の上型部
材10個を一括で加熱ゾーン上部のプレス軸に連結させ
ることができる。
【0012】この状態から、以後の一連の工程を述べ
る。加熱ゾーンに載置された成形用型の上型部材は、プ
レス軸の上昇に伴って引き上げられる。次に、ガラス素
材10個を吸着保持した真空吸着ハンド21が前進し、
胴型の開口部から、その胴型内に挿入され、位置決め治
具(図示せず)により、胴型と吸着ハンドとが位置決め
される。そして、下型部材上に、そのガラス素材を供給
した後、真空吸着ハンドは、元の位置に後退して、次の
ガラス素材の供給に備える。つまり、密閉容器内で10
個のガラス素材の自動供給が一動作で、容易に行える。
次に、ガラス素材は、所望の温度まで加熱され、プレス
される。
【0013】ここで、胴型の支柱10は、プレス圧に耐
え得る強度を持つような、水平断面積を確保するように
設定しており、この実施例では、1対の上下型部材当た
り、約1,500Nで、合計で15,000Nほど掛る
が、上下型部材の軸線の傾きで、角度10秒以内に留止
まるように、その設計値が抑えられている。また、図1
の胴型の幅Wは、真空吸着ハンドが開口部に対して自在
に搬入および搬出が可能な最低限の幅(開口部の幅)
と、上記プレス強度に耐え得る最低限の幅(支柱の断面
積)とを確保した寸法に設定し、胴型の熱容量を可能な
限り低減させている。更に、加熱源に対して上下型部材
が平行に配列されていることで、それぞれ、各対の上下
型部材が急速にかつ均一に加熱できるようにしてある。
【0014】この実施例では、必要な加熱時間を、約1
分30秒にすることができた。ガラス素材のプレス成形
が完了した時点で、成形用型は、次工程の冷却ゾーン
(図示せず)に搬送され、所望の温度まで冷却される。
そして、ガラス素材供給用の真空吸着ハンド及び周辺装
置と同様な仕様で構成された成形品取り出し装置によっ
て、成形用型内から成形品を取り出すのである。なお、
空の成形用型は、再び、加熱ゾーンに戻され、上述の工
程を繰り返す。
【0015】なお、この実施例では、コンベア・ライン
などを用いた順送式の装置を示したが、搬送方式とし
て、ターンテーブルなどを用いたロータリー式の装置と
しても良い。また、ガラス素材供給用の真空吸着ハンド
を、成形品の取り出し用に、兼用しても、何等、問題は
ない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学素子
の成形装置によれば、複数対の上型部材及び下型部材を
胴型に対して、直列かつ等間隔に配列し、かつ、これら
が加熱源に対して平行になるように、配列することで、
胴型を、プレス圧に耐える構造でありながら、ガラス素
材の供給及び成形品の取り出しを行うための開口部を備
える構造にすることができ、密閉容器内のみに限らず、
必要とされる何処においても、その自動化が可能とな
り、必要な成形用型の数も低減でき、成形サイクルの短
縮が図れ、毎ショットに成形用型を密閉容器外に取り出
す必要がなくなる。また、成形用型を取り出すための冷
却設備も必要なくなる。更に、成形用型の加熱時間も短
縮され、生産効率の高い成形装置となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な横断平面およ
び縦断正面図である。
【図2】本発明の実施態様を説明するための概略的な平
面図である。
【符号の説明】
1 上型部材 2 下型部材 3 ガラス素材 4 胴型 5、6 スペーサ 7 支持基盤 8 加熱源 9 開口部 10 支柱 30 成形用型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−227929(JP,A) 特開 平1−172233(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 9/00 - 17/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱されることにより軟化状態となって
    いるガラス素材をプレスして、該ガラス素材の表面に所
    望の形状を転写するための複数対の上型部材及び下型部
    材と、上記複数対の上型部材及び下型部材を案内する胴
    型とを備えた成形用型をプレス成形する位置の加熱ゾー
    ンに搬入し、かつ、該加熱ゾーンから上記胴型を介して
    熱伝導により、該上型部材及び下型部材を、同時に加
    熱するように構成した光学素子の成形装置において、 上記上型部材及び下型部材は、上記加熱ゾーンへの導入
    方向に対して左右に並ぶ2列で、少なくとも6対が、同
    一胴型内に直列かつ等間隔に配列されており、かつ、上
    記胴型は、上記加熱ゾーンの左右にある加熱源に対向し
    てプレス圧に耐える強度を持つ等厚の支柱を有し、該支
    柱を介して、内部への熱伝導をなし、また、上記加熱ゾ
    ーンへの導入方向の端部に、ガラス素材自動供給用およ
    び成形品取り出し用の開口部を備えて、上記加熱ゾーン
    において、各対への、吸着ハンドによるガラス素材の同
    時供給および成形品の同時取り出しを行うことを特徴と
    する光学素子の成形装置
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