JP2007150909A - 原稿給送装置、画像読取装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】作業効率を低下させずに、折れ曲がった原稿や綴じられた原稿の破損や皺の発生等を防止可能とした原稿送り装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、リーダ部200、プリンタ部300を有する複写機本体1と、原稿トレイ4、搬送機構、原稿状態識別フラグ55、加速度センサ56、CPU501を有するADF2とを備える。CPU501は、原稿トレイ4上の原稿束から原稿を順次分離し搬送する際に、原稿状態識別フラグ55への原稿の衝突に伴う加速度センサ56の検出加速度に基づき、原稿状態を識別する。CPU501は、搬送が困難な原稿(折れ曲がりが大きい原稿、ステイプルされた原稿)と判断した場合は、原稿の分離及び搬送を中止し、折れ曲がりが軽微な原稿と判断した場合は、固定読み方式に切り替え、原稿の搬送速度を減速し原稿読み取りを継続する。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置は、リーダ部200、プリンタ部300を有する複写機本体1と、原稿トレイ4、搬送機構、原稿状態識別フラグ55、加速度センサ56、CPU501を有するADF2とを備える。CPU501は、原稿トレイ4上の原稿束から原稿を順次分離し搬送する際に、原稿状態識別フラグ55への原稿の衝突に伴う加速度センサ56の検出加速度に基づき、原稿状態を識別する。CPU501は、搬送が困難な原稿(折れ曲がりが大きい原稿、ステイプルされた原稿)と判断した場合は、原稿の分離及び搬送を中止し、折れ曲がりが軽微な原稿と判断した場合は、固定読み方式に切り替え、原稿の搬送速度を減速し原稿読み取りを継続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し読取位置に搬送する原稿給送装置、画像読取装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、原稿の自動搬送を行う自動原稿送り装置として、固定読み方式及び流し読み方式の2種類の原稿読み取り方式を有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。固定読み方式は、複写機本体のプラテンガラス(以下プラテンと表記)上にセットされた原稿を読取部で読み終わると、ユーザが次の原稿をプラテン上にセットし、読み取り済み原稿を搬送機構によりプラテン上から排紙部へ排出する方式である。流し読み方式は、読取部を所定の読取位置に固定し、複数枚の原稿を順次分離して読取位置へ搬送しながら原稿を読み取る方式である。
ところで、上述した自動原稿送り装置では、ステイプルされた(針で綴じられた)原稿や折れ曲がった原稿を正常に分離して搬送することができず、場合によっては原稿が破れたり原稿に皴がよったりすることがある。
上記のステイプルされた原稿や折れ曲がった原稿に対応可能な自動原稿送り装置に関する提案として、ステイプルされた原稿を検知する技術(例えば、特許文献2参照)、折れ曲がった原稿を検知する技術(例えば、特許文献3参照)が提案されている。いすれの提案でも、ステイプルされた原稿または折れ曲がった原稿を検知した場合、原稿の搬送及び原稿の読み取り動作を停止することで原稿の破損を防止している。
特開2003−3109号公報
特開平5−170376号公報
特公平4−62978号公報
しかしながら、上記従来の特許文献2及び3で提案されている自動原稿送り装置の場合、不必要な原稿読み取り動作の停止は、多数枚の原稿を順次分離して搬送し読み取る業務の生産性の低下を招くことがある。多数枚の原稿を読み取る場合、全部の原稿の読み取りに時間を要するため、原稿の読み取り開始後にユーザが自動原稿送り装置から離れることがある。この場合、途中で原稿の搬送を停止すると、ユーザが近くにいないため自動原稿送り装置のダウンタイムが長くなり、ユーザの業務生産性の低下につながるという問題が発生する。
本発明の目的は、作業効率を低下させずに、折れ曲がった原稿や綴じられた原稿の破損や皺の発生等を防止可能とした原稿給送装置、画像読取装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の原稿給送装置は、原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿台から搬送される原稿に接触可能に配設された接触部材と、原稿搬送中の前記接触部材の振動を検知する振動検知手段と、前記振動検知手段の検知結果に基づいて原稿状態を識別する原稿状態識別手段と、前記原稿状態識別手段の識別結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の制御方法は、原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿台から搬送される原稿に接触可能に配設された接触部材とを備えた原稿給送装置の制御方法であって、原稿搬送中の前記接触部材の振動を検知する振動検知ステップと、前記振動検知ステップの検知結果に基づいて原稿状態を識別する原稿状態識別ステップと、前記原稿状態識別ステップの識別結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御ステップと、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明のプログラムは、原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿台から搬送される原稿に接触可能に配設された接触部材とを備えた原稿給送装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、原稿搬送中の前記接触部材の振動を検知する振動検知モジュールと、前記振動検知モジュールの検知結果に基づいて原稿状態を識別する原稿状態識別モジュールと、前記原稿状態識別モジュールの識別結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御モジュールと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、原稿搬送中の接触部材の振動の検知結果から原稿状態を識別し、原稿に折れ曲がりがある場合や原稿が綴じられている場合は、原稿の搬送を停止する。これにより、折れ曲がった原稿や綴じられた原稿の破損や皺の発生等の防止が可能となる。また、原稿面から頂点までの原稿折れ曲がり距離が所定範囲内の場合は、原稿の搬送速度を減速する。これにより、ユーザの作業効率を低下させることなく、安定した原稿搬送が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る原稿給送装置としての自動原稿送り装置及び画像形成装置の主要部の構成を示す構成図、図2は、画像出力部の構成を示す構成図である。
図1及び図2において、画像形成装置は、画像形成装置本体1と、画像形成装置本体上部に設置された自動原稿送り装置(以下ADFと表記)2とを備えており、原稿から読み取った画像を用紙に複写する複写機として構成されている。画像形成装置本体(複写機本体)1は、画像入力部(以下リーダ部と表記)200及び画像出力部(以下プリンタ部と表記)300を備えている。尚、以下では本発明の主旨と直接関係無い部分の説明は簡略化または省略する。
先ず、リーダ部200の概略構成について説明する。
リーダ部200は、プラテンガラス3、ランプ202及びミラー203を有するスキャナユニット204、ミラー205、ミラー206、レンズ207、イメージセンサ208等を備えている。リーダ部200は、プラテン3上の読取位置に載置された原稿Pの画像をスキャナユニット204により光学的に読み取り、原稿Pの光学像をイメージセンサ208により電気信号に光電変換して画像データとして入力する。
次に、プリンタ部300の概略構成について説明する。
プリンタ部300は、感光ドラム301、現像器302、搬送ベルト303、定着器304、反転給送路305、手差しトレイ306、給紙カセット307、308、給紙デッキ309、ソータ機構310等を備えている。プリンタ部300は、リーダ部200により原稿Pから読み取った画像を感光ドラム301を介して用紙に転写し定着器304により定着する画像形成処理を行う。
次に、ADF2の構成について説明する。
図3は、ADF2の駆動系統の構成を示す構成図、図4は、ADF2の原稿パス部の構成を示す構成図、図5は、ADF2の分離給紙部の構成を示す構成図、図6及び図7は、ADF2の原稿読取位置を示す構成図である。
図3乃至図7において、ADF2は、原稿トレイ4、幅広ベルト7、排紙トレイ10、各種ローラ等を備えている。ADF2は、原稿トレイ4上に載置された原稿束から順次その最上部の原稿Pを分離し、複写機本体1の読取位置であるプラテン3まで搬送する。原稿トレイ4の下方には、駆動ローラ36及びターンローラ37に巻回された幅広ベルト7が配置されている。幅広ベルト7は、プラテン3の上面に当接しており、原稿トレイ4から搬送されてきた原稿Pをプラテン3上の所定の読取位置に送る。ここで、原稿Pは上から順に表側の1ページ(裏側の2ページ)、表側の3ページ(裏側の4ページ)・・・といった順番で原稿トレイ4に載置される。ADF2の詳細構成については後述する。
本実施の形態では、ADF2は固定読み方式による原稿読み取りと、流し読み方式による原稿読み取りが可能に構成されている。固定読み方式による原稿読み取り時は、スキャナユニット204を走査することによりプラテン上の原稿Pを読み取る。流し読み方式による原稿読み取り時は、スキャナユニット204を固定し、原稿Pを搬送しながら読み取る。読み取り済みの原稿Pは幅広ベルト7を介して排紙トレイ10に排出される。
次に、ADF2の構成を各部(原稿トレイ及びその周辺の構成、搬送機構)ごとに詳細に説明する。
1.原稿トレイ及びその周辺の構成
1.1 原稿トレイ(図3参照)
原稿トレイ4には、1対の幅方向規制板が原稿Pの幅方向(原稿Pの搬送方向に直交する方向)にスライド自在に配置されている。この幅方向規制板により、原稿トレイ4に載置される原稿Pの幅方向を規制することで、原稿給送時の安定性を確保している。原稿トレイ4の搬送方向下流側端部には、回動可能に構成されたストッパ21が配設されている。ストッパ21を必要に応じて所定の角度位置にまで回動させておくことで、原稿トレイ4に載置された原稿Pが不用意に下流側に進出するのを阻止できるようになっている。
1.1 原稿トレイ(図3参照)
原稿トレイ4には、1対の幅方向規制板が原稿Pの幅方向(原稿Pの搬送方向に直交する方向)にスライド自在に配置されている。この幅方向規制板により、原稿トレイ4に載置される原稿Pの幅方向を規制することで、原稿給送時の安定性を確保している。原稿トレイ4の搬送方向下流側端部には、回動可能に構成されたストッパ21が配設されている。ストッパ21を必要に応じて所定の角度位置にまで回動させておくことで、原稿トレイ4に載置された原稿Pが不用意に下流側に進出するのを阻止できるようになっている。
1.2 原稿トレイ上のセンサ(図3参照)
ストッパ21の上流側近傍には、原稿トレイ4に原稿束が載置されたことを検知する原稿セット検知センサ40a、40bが配設されている。本実施の形態では、原稿セット検知センサ40a、40bとして透過型の光センサを用いている。以下の説明では、原稿セット検知センサ40a、40bを原稿セット検知センサ40と表記する。
ストッパ21の上流側近傍には、原稿トレイ4に原稿束が載置されたことを検知する原稿セット検知センサ40a、40bが配設されている。本実施の形態では、原稿セット検知センサ40a、40bとして透過型の光センサを用いている。以下の説明では、原稿セット検知センサ40a、40bを原稿セット検知センサ40と表記する。
更に、原稿トレイ4の搬送方向中央部には、原稿トレイ4に載置された原稿Pのサイズがハーフサイズであるか否かを検知する原稿後端検知センサ41が配設されている。原稿後端検知センサ41は、ストッパ21から所定距離(例えば225mm)離間した箇所に配置されており、原稿トレイ4に搬送方向寸法が長い長手原稿(例えばA3、B4)が載置された場合にはその検知状態が“オン”となるようになっている。本実施の形態では、原稿後端検知センサ41として反射型の光センサを用いている。
原稿セット検知センサ40と原稿後端検知センサ41との中間には、最終原稿検知センサ43が配設されている。最終原稿検知センサ43の検知結果は、搬送中の原稿Pが最終原稿であるか否かの判定に用いられる。本実施の形態では、最終原稿検知センサ43として反射型の光センサを用いている。
更に、原稿後端検知センサ41と最終原稿検知センサ43との間には、原稿トレイ4に載置された原稿束の幅方向(搬送方向に直交する方向)の長さを検知する紙幅検知センサ44が配設されている。但し、本実施の形態では、紙幅検知センサ44は実際には幅方向規制板の位置を検知するようになっている。
上記の原稿後端検知センサ41及び紙幅検知センサ44により、原稿トレイ4に載置された原稿Pのサイズを予め検知する第1の原稿サイズ検知部を構成している。
更に、原稿トレイ4には、折れ曲がった原稿やステイプルされた原稿を原稿搬送中に検知する原稿状態識別部が配設されている。原稿状態識別部は、原稿状態識別フラグ55と加速度センサ56(図10参照)から構成されている。
原稿状態識別部では、ステイプルされた原稿Pを搬送する時に発生するループ部分や折れ曲がった原稿Pの突出部分が原稿状態識別フラグ55に接触或いは衝突した時の振動を、原稿状態識別フラグ55に付設された加速度センサ56により加速度として検知する。これにより、ADF2の制御を司る後述のCPU501(図12参照)が、加速度センサ56により検知された加速度に基づいて原稿状態を識別する。原稿状態識別フラグ55及び加速度センサ56の詳細構成については後述する(図10参照)。
2.搬送機構
2.1 搬送パス(図1、図3、図4、図5参照)
図4に示すように、原稿トレイ4からプラテン3にかけては、原稿トレイ4上に載置された原稿P(図5参照)をプラテン3上に誘導するための原稿給送路(イ)、(ロ)、(ハ)が構成されている。原稿給送路(イ)、(ロ)、(ハ)は、屈曲(下方に湾曲)してプラテン3上の原稿搬送路(ニ)に接続されている。
2.1 搬送パス(図1、図3、図4、図5参照)
図4に示すように、原稿トレイ4からプラテン3にかけては、原稿トレイ4上に載置された原稿P(図5参照)をプラテン3上に誘導するための原稿給送路(イ)、(ロ)、(ハ)が構成されている。原稿給送路(イ)、(ロ)、(ハ)は、屈曲(下方に湾曲)してプラテン3上の原稿搬送路(ニ)に接続されている。
原稿搬送路(イ)は、分離部(分離ベルト6、分離搬送ローラ8)で分離された原稿Pを分離搬送ローラ8により下流方向に搬送する搬送路である。原稿給送路(ロ)からは反転給送路(チ)、(へ)、(リ)が延びている。反転給送路(チ)、(へ)、(リ)は、原稿Pをプラテン3上に搬送する前に原稿Pを表裏反転するのに用いられる。反転給送路(チ)、(へ)、(リ)を介して表裏反転された原稿Pは、スイッチバックして原稿給排路(ホ)を通り、プラテン3上に搬送され載置される。
更に、反転給送路(ヘ)からは原稿反転路(ト)が分岐され、原稿給送路(ロ)と合流できるように構成されている。原稿給排路(ホ)、反転給送路(ヘ)、原稿反転路(ト)、原稿給送路(ハ)を利用すれば、プラテン3上にある原稿Pをスイッチバックさせて表裏反転し、再びプラテン3上に戻すことができる。
プラテン3上の原稿Pは、リーダ部200による画像読み取りが終了した後、プラテン上の原稿搬送路(ニ)、原稿排紙路(ヌ)(図1、図3参照)を介して排紙トレイ10に排出される。
また、図1及び図3に示すように、ADF2の右側には、原稿Pを1枚ずつ手差しするための開閉式の手差し原稿トレイ14が配設されている。手差し原稿トレイ14にセットされた原稿Pは、手差し搬送路(ル)を介してプラテン3上に給送できるようになっている。
2.2 ローラ(図1、図3、図4、図5参照)
原稿給送路(イ)と原稿給送路(ロ)との間には、第1給送ローラ16が配設されている。第1給送ローラ16は、分離部(分離ベルト6、分離搬送ローラ8)から送られてくる原稿Pを拘束し、斜行を防止している。また、分離搬送ローラ8には、ワンウェー機構が装備されている。これにより、第1給送ローラ16により原稿Pが分離部から引き抜かれる時の搬送負荷を軽減している。
原稿給送路(イ)と原稿給送路(ロ)との間には、第1給送ローラ16が配設されている。第1給送ローラ16は、分離部(分離ベルト6、分離搬送ローラ8)から送られてくる原稿Pを拘束し、斜行を防止している。また、分離搬送ローラ8には、ワンウェー機構が装備されている。これにより、第1給送ローラ16により原稿Pが分離部から引き抜かれる時の搬送負荷を軽減している。
上記の原稿搬送路(イ)、(ロ)、(ハ)と原稿反転路(ト)との合流部には、第2給送ローラ9が配設されている。第2給送ローラ9は、合流部に到達した原稿Pにループを形成することで原稿Pの斜行を防止する。また、反転給送路(チ)、(ヘ)、(リ)には、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18が配設されている。第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18は、原稿Pをループ状の反転給送路に沿って搬送する。
ADF2の右側の端部には、手差し給紙ローラ13が配設されている。手差し給紙ローラ13は、手差し原稿トレイ14にセットされた原稿Pを図1の右側から左側の方向に給紙する。手差し給紙ローラ13とプラテン3の間には、手差しレジストローラ11が配設されている。手差しレジストローラ11は、手差し給紙された原稿Pにループを形成することで斜行を防止する。更に、手差しレジストローラ11は、プラテン3上からの原稿排出の中継を行っている。原稿排紙路(ヌ)には、プラテン3上から排出されてきた原稿Pを排紙トレイ10に排出する排紙ローラ12が配設されている。
2.3 フラッパ(図3、図4、図5参照)
図3乃至図5に搬送路上のフラッパの位置を示す。尚、各給送路については図4に示した通りである。第2給送ローラ9の搬送方向下流側には、反転給紙フラッパ22が配設されている。反転給紙フラッパ22は、原稿給送路(ハ)と反転給送路(チ)とを切り替えるためのものである。反転給送路(チ)、(へ)、(リ)へ原稿Pを搬送する場合には、反転給紙フラッパ22は図5の実線で示す状態となる。一方、原稿給送路(ハ)、原稿搬送路(ニ)へ原稿Pを搬送する場合には、反転給紙フラッパ22は揺動することで図5の破線で示す状態となる。
図3乃至図5に搬送路上のフラッパの位置を示す。尚、各給送路については図4に示した通りである。第2給送ローラ9の搬送方向下流側には、反転給紙フラッパ22が配設されている。反転給紙フラッパ22は、原稿給送路(ハ)と反転給送路(チ)とを切り替えるためのものである。反転給送路(チ)、(へ)、(リ)へ原稿Pを搬送する場合には、反転給紙フラッパ22は図5の実線で示す状態となる。一方、原稿給送路(ハ)、原稿搬送路(ニ)へ原稿Pを搬送する場合には、反転給紙フラッパ22は揺動することで図5の破線で示す状態となる。
第2反転ローラ18の搬送方向下流側には、反転フラッパ23が配設されている。反転フラッパ23は、反転給送路(リ)と原稿反転路(ト)とを切り替えるためのものである。反転フラッパ23は、原稿給送路(ロ)、反転給送路(チ)から搬送されてくる原稿Pを表裏反転する場合には、図5の実線で示す状態となる。一方、反転フラッパ23は、プラテン3上からの原稿Pを原稿給排路(ホ)、反転給送路(へ)、原稿反転路(ト)を介して反転させる場合には、揺動することで図5の破線で示す状態となる。
第1反転ローラ17の上流側近傍にある反転給送路(チ)と原稿給排路(ホ)との合流部には、一方向フラッパ24(マイラー等が貼付されている)が配設されている。一方向フラッパ24は、原稿Pを反転給送路(チ)から反転給送路(へ)へ搬送する際のガイドの役割を果たしている。また、一方向フラッパ24は、原稿Pを原稿反転路(ト)、反転給送路(へ)から原稿給排路(ホ)を介してプラテン3上に搬送する場合には、原稿Pが反転給送路(チ)へ逆進入することを防止する役割を果たしている。
原稿給排路(ホ)のプラテン3側には、反転給紙フラッパ22と連動して動作する給排フラッパ25が配設されている。給排フラッパ25は、原稿給排路(ホ)からプラテン3上に原稿Pを搬送する場合には、図5の実線で示す状態となり、プラテン3上に進入する原稿Pの先端がプラテン3の端部と衝突することを防止している。また、給排フラッパ25は、プラテン3上から原稿給排路(ホ)に原稿Pを搬送する場合には、揺動することで図5の破線で示す状態となり、プラテン3上からの原稿Pをすくい取るようになっている。
プラテン3の右端部と手差しレジストローラ11との間には、排紙フラッパ26が配設されている(図3)。排紙フラッパ26は、手差し搬送路(ル)からプラテン3上に原稿Pを搬送する場合には、図3に示す状態となり、プラテン3上に進入する原稿Pの先端がプラテン3の端部と衝突することを防止している。一方、排紙フラッパ26は、プラテン3上から原稿排紙路(ヌ)に原稿Pを排出する場合には、揺動することでプラテン3からの原稿Pをすくい取るようになっている。
原稿排紙路(ヌ)と手差し搬送路(ル)との合流部には、一方向の手差しフラッパ27が配設されている(図3)。手差しフラッパ27は、プラテン3上から原稿Pを排出する際に、手差し搬送路(ル)に原稿Pが入り込むことを防止している。
手差し給紙ローラ13の搬送方向下流側近傍には、手差しシャッタ28が配設されている(図3)。手差しシャッタ28は、複写が終了した原稿Pの排出中に、手差し原稿トレイ14にセットされた手差し原稿Pが手差しレジストローラ11に進入することを防止する。この場合、手差し給紙ローラ13と原稿Pがスリップするように、その搬送力は低く設定されている。
2.4 搬送パス上のセンサ(図3、図4、図5参照)
分離搬送ローラ8と第1給送ローラ16の間には、分離センサ30が配設されている。分離センサ30は、分離搬送ローラ8で搬送されてきた原稿Pを検知する。また、分離センサ30と搬送方向における同位置且つスラスト方向に所定距離離れた位置には、斜行検知センサ31が併設されている。斜行検知センサ31及び分離センサ30の検知結果は、給送されてきた原稿Pの斜行量を検出するのに用いられる。本実施の形態では、分離センサ30及び斜行検知センサ31として透過型の光センサを用いている。
分離搬送ローラ8と第1給送ローラ16の間には、分離センサ30が配設されている。分離センサ30は、分離搬送ローラ8で搬送されてきた原稿Pを検知する。また、分離センサ30と搬送方向における同位置且つスラスト方向に所定距離離れた位置には、斜行検知センサ31が併設されている。斜行検知センサ31及び分離センサ30の検知結果は、給送されてきた原稿Pの斜行量を検出するのに用いられる。本実施の形態では、分離センサ30及び斜行検知センサ31として透過型の光センサを用いている。
第1給送ローラ16の下流側近傍には、混載検知センサ32が配設されている。混載検知センサ32は、フラグの移動により原稿Pを検知する。ADF2のCPU501(図12参照)は、混載検知センサ32の検知結果と原稿トレイ4上の各種センサの検知結果とを併せて判断することで、原稿トレイ4にサイズの異なる原稿Pがセットされていることを、原稿搬送中に検出するようになっている。
第2給送ローラ9の上流側近傍には、給紙センサ35が配設されている。給紙センサ35は、原稿給送路(イ)、(ロ)、(ハ)及び原稿反転路(ト)のいずれかの搬送路を通過した原稿Pの前端及び後端を検知する。本実施の形態では、給紙センサ35として透過型の光センサを用いている。
給送ローラ9の下流側には、レジストセンサ39が配設されている。レジストセンサ39は、原稿Pの後端を検知する。その検知結果は、原稿Pの停止位置の制御に用いられる。本実施の形態では、レジストセンサ39として透過型の光センサを用いている。
反転搬送路(ホ)には、反転センサ50が配設されている。反転センサ50は、プラテン3上から排出された原稿Pまたはプラテン3上に進入する原稿Pを検知する。本実施の形態では、反転センサ50として透過型の光センサを用いている。
反転給送路(リ)には、反転検知センサ33が配設されている。反転検知センサ33は、原稿Pが反転給送路(リ)に導かれたことを検知する。本実施の形態では、反転検知センサ33としてフラグ移動により原稿Pを検知するタイプのものを用いている。
手差しレジストローラ11の排紙方向下流側近傍には、手差しレジストセンサ34が配設されている。手差しレジストセンサ34は、手差し搬送路(ル)からの原稿Pを検知すると共に、プラテン3上から原稿排紙路(ヌ)へ排出される原稿Pを検出する。本実施の形態では、手差しレジストセンサ34として透過型の光センサを用いている。
手差し給紙ローラ13の手差し原稿トレイ14側には、手差し原稿検知センサ60が配設されている。手差し原稿検知センサ60は、手差し原稿トレイ14に原稿Pがセットされたことを検知する。本実施の形態では、手差し原稿検知センサ60としてフラグ移動により原稿Pを検知するタイプのものを用いている。
2.5 駆動系統(図3、図5参照)
図3は、上記各種の搬送ローラ及びフラッパを駆動するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系統図を示している。分離モータ100は、分離部(分離搬送ローラ8、分離ベルト6)を原稿の搬送方向/戻し方向にそれぞれ駆動する。分離モータ100の駆動力は、分離クラッチ106を介して給紙ローラ5へも伝達されて該給紙ローラ5を駆動する。本実施の形態では、分離モータ100としてPLL(Phase Lock Loop)制御されたDCブラシモータを用いている。
図3は、上記各種の搬送ローラ及びフラッパを駆動するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系統図を示している。分離モータ100は、分離部(分離搬送ローラ8、分離ベルト6)を原稿の搬送方向/戻し方向にそれぞれ駆動する。分離モータ100の駆動力は、分離クラッチ106を介して給紙ローラ5へも伝達されて該給紙ローラ5を駆動する。本実施の形態では、分離モータ100としてPLL(Phase Lock Loop)制御されたDCブラシモータを用いている。
分離モータ100には、分離モータ100の回転時における回転数に比例したクロックパルス(分離クロック)を発生する機構が取り付けられている。該機構は、分離モータ100のモータ軸に取り付けられた複数のスリットを備えたクロック板100aと、透過型の光センサである分離クロックセンサ100bとから構成されている。
搬送モータ101は、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17、第2反転ローラ18を駆動する。本実施の形態では、搬送モータ101として正逆回転可能なステッピングモータを用いている。
搬送モータ101には、搬送モータ101の回転時における回転数に比例したクロックパルスを発生する機構が装備されている。該機構は、第2給送ローラ9の従動ローラ軸に取り付けられた複数のスリットを備えたクロック板101aと、透過型の光センサである反転クロックセンサ101bとから構成されている。該機構が発生するクロックパルス数と、搬送モータ101の駆動クロック数とに基づいて、第2給送ローラ9で原稿Pを搬送している際のスリップ量を計測することができる。
上記のクロックパルス発生機構101a、101bは、原稿トレイ4から給送された原稿Pの真のサイズを検知する第2の原稿サイズ検知部を構成している。
ベルトモータ102は、幅広ベルト7及び手差しレジストローラ11を駆動する。ベルトモータ102の駆動力は、駆動ローラ36を介して幅広ベルト7に伝達される。この後、該駆動力は、幅広ベルト7及びターンローラ37を介して手差しレジストローラ11に伝達される。この場合、プラテン3上の原稿Pの搬送速度と手差しレジストローラ11による原稿Pの搬送速度とは、等しくなるように設定されている。本実施の形態では、ベルトモータ102として正逆回転可能なステッピングモータを用いている。
揺動モータ103は、給紙ローラ5の昇降アームを駆動する。本実施の形態では、揺動モータ103として正逆回転可能なステッピングモータを用いている。
排紙モータ104は、排紙ローラ12及び手差し給紙ローラ13を駆動する。本実施の形態では、排紙モータ104としてFGサーボ制御式のDCモータを用いている。
排紙モータ104には、その回転数に比例したクロックパルスを発生する機構が取り付けられている。該機構は、排紙モータ104のモータ軸に取り付けられた複数のスリットを備えたクロック板104aと、透過型の光センサである排紙クロックセンサ104bとから構成されている。
ストッパソレノイド105は、原稿トレイ4の給紙端にあるストッパ21を駆動する。ストッパソレノイド105がオフになっている時は、ストッパ21は図3に示す状態にある。一方、ストッパソレノイド105がオンになっている時は、ストッパ21は揺動する。
分離クラッチ106は、給紙ローラ5、分離ベルト6及び分離搬送ローラ8に対する、分離モータ100の駆動力の伝達/遮断を制御する。
パス切り替えソレノイド107は、反転給紙フラッパ22、給排フラッパ25を駆動する。パス切り替えソレノイド107がオフになっている時は、反転給紙フラッパ22及び給排フラッパ25はそれぞれ図3に示す状態にある。一方、パス切り替えソレノイド107がオンになっている時は、反転給紙フラッパ22及び給排フラッパ25は揺動する。
反転フラッパソレノイド108は、反転フラッパ23を駆動する。反転フラッパソレノイド108がオフになっている時は、反転フラッパ23は図3に示す状態にある。一方、反転フラッパソレノイド108がオンになっている時は、反転フラッパ23は揺動する。
排紙フラッパソレノイド109は、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ28を駆動する。排紙フラッパソレノイド109がオフになっている時は、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ28は図3に示す状態にある。一方、排紙フラッパソレノイド109がオンになっている時は、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ28は揺動する。
2.6 原稿の読取位置(図6、図7参照)
本実施の形態では、プラテン3上における原稿の読取位置は、例えば3箇所(読取位置R1、読取位置R2、読取位置R3)に設定されている。画像形成装置の操作部(不図示)から、原稿搬送モード(搬送する原稿の両面を読み取る両面原稿モード、搬送する原稿の片面を読み取る片面原稿モード)及び搬送する原稿のサイズに応じて、3箇所の読取位置のうち何れかの読取位置を選択することが可能である。
本実施の形態では、プラテン3上における原稿の読取位置は、例えば3箇所(読取位置R1、読取位置R2、読取位置R3)に設定されている。画像形成装置の操作部(不図示)から、原稿搬送モード(搬送する原稿の両面を読み取る両面原稿モード、搬送する原稿の片面を読み取る片面原稿モード)及び搬送する原稿のサイズに応じて、3箇所の読取位置のうち何れかの読取位置を選択することが可能である。
読取位置R1は、両面原稿モードにおいて使用される。この場合、原稿画像の読み取りは、原稿Pをその原稿端を読取位置R1に合わせて載置した状態で、複写機本体1のスキャナユニット204を走査させることで行われる(固定読み方式)。
読取位置R2は、片面原稿モードにおいてハーフサイズ原稿(例えばA4,B5)を読み取る場合に使用される。この場合、原稿画像の読み取りは、スキャナユニット204を読取位置R2に固定しておき、原稿Pを搬送しながら行われる(流し読み方式)。
読取位置R3は、片面原稿モードにおいてラージサイズ原稿(例えばA3,B4)を読み取る場合や、ハーフサイズ原稿が縦送りされた場合に使用される。この場合、原稿画像の読み取りは、スキャナユニット204を読取位置R3に固定しておき、原稿Pを搬送しながら行われる(流し読み方式)。
図6に示すL1は、第2給送ローラ9のニップ点から読取位置R1までの距離である。L2は、第2給送ローラ9のニップ点から読取位置R2までの距離である。L3は、第2給送ローラ9のニップ点から読取位置R3までの距離である。
図7に示すL4は、読取位置R1からプラテン3の左側に載置されたハーフサイズ原稿の待機のための停止位置までの距離である。L5は、待機位置に停止した原稿Pnの先端から読取位置R2までの距離である。L6は、先行する原稿Pn−1の後端から後続の原稿Pnの先端までの距離(以下“紙間距離”という)の設定値である。搬送中は、紙間距離がL6となるように制御されている。L7は、読取位置R1から手差しレジローラ11までの距離である。
ハーフサイズ原稿の搬送方向の長さをLphとしたとき、ADF2のCPU501(図12参照)により、下記の関係式が成立するようにハーフサイズ原稿の停止位置が制御される。
L7<[L4+2×L6+Lph]
L2>[L3−Lph]
その結果、図7に示すように、プラテン3上に原稿Pn、原稿Pn−1が停止しているときでも、先行する原稿Pn−2の後端は、手差しレジストローラ11のニップを抜ける。また、画像形成のため待機している原稿Pnの後端は、第2給送ローラ9のニップを抜ける。
L2>[L3−Lph]
その結果、図7に示すように、プラテン3上に原稿Pn、原稿Pn−1が停止しているときでも、先行する原稿Pn−2の後端は、手差しレジストローラ11のニップを抜ける。また、画像形成のため待機している原稿Pnの後端は、第2給送ローラ9のニップを抜ける。
次に、上記原稿状態識別部(原稿状態識別フラグ55、加速度センサ56)について図8乃至図11を参照しながら説明する。原稿状態識別部は、上述したように折れ曲がった原稿やステイプルされた原稿を原稿搬送中に検知する。
図8(a)は、折れ曲がりが軽微な原稿を搬送した時の原稿の状態と加速度センサの出力波形を示す図、図8(b)は、折れ曲がりが大きな原稿を搬送した時の原稿の状態と加速度センサの出力波形を示す図である。図9(a)は、搬送方向下流側端部がステイプルされた原稿を搬送した時の原稿の状態と加速度センサの出力波形を示す図、図9(b)は、搬送方向上流側端部がステイプルされた原稿を搬送した時の原稿の状態と加速度センサの出力波形を示す図である。図10は、原稿状態識別フラグ及び加速度センサを拡大した構成を示す図である。図11は、図9(a)の原稿搬送路を上方から見た場合の構成を示す図である。
図8乃至図11において、図10に示すように、原稿状態識別フラグ55は、原稿トレイ4の原稿載置面下流側の上方で、且つ、原稿トレイ4上の原稿の搬送中に折れ曲がった原稿やループが発生した原稿の突出部分に接触可能な位置に配設されている。原稿状態識別フラグ55は、複数の接触片55−1、55−2、55−3と、支持軸55−4とから構成されている。原稿状態識別フラグ55の接触片55−1〜55−3は、支持軸55−4に回動可能に支持されている。支持軸55−4の両端は、原稿トレイ4の原稿載置面下流側の基部に固定されている。
原稿状態識別フラグ55の接触片55−1〜55−3には、それぞれ加速度センサ56が付設されている。加速度センサ56は、原稿トレイ4上の原稿の搬送時に原稿状態識別フラグ55の接触片55−1〜55−3に原稿が衝突した時の振動を加速度として検出する。加速度センサ56は、検出した加速度に対応した検出信号をADF2のCPU501(図12参照)に出力する。尚、原稿状態識別フラグ55を構成する接触片は、図示の個数に限定されるものではなく任意の個数とすることができる。
先ず、図8(a)に示すように、折れ曲がりが軽微な原稿Pの搬送時には以下のような制御が行われる。折れ曲がりが軽微な原稿Pの突出部分により原稿状態識別フラグ55が押し上げられる結果、原稿状態識別フラグ55に付設された加速度センサ56から加速度が検出される。
検出された加速度が所定値以上の場合は、ADF2のCPU501は、分離速度及び搬送速度を通常よりも遅い速度にする(減速する)。本実施の形態では、例えば0.5[G]以上の加速度が検出された場合に、分離モータ100の回転速度(分離速度)を減速し、給紙ローラ5、分離搬送ローラ8、分離ベルト6の搬送速度を減速する。これにより、折れ曲がりが軽微な原稿Pの分離性能を向上させる。
更に、ADF2のCPU501は、分離後の原稿の搬送性を考慮し、搬送モータ101、ベルトモータ102の搬送速度も減速する。しかし、流し読み方式で搬送速度を減速した場合は、副走査方向の倍率が狂ってしまう。そのため、流し読み方式において折れ曲がりが軽微な原稿Pを検知した場合(正常時の原稿面から原稿折れ曲がりにより突出した頂点までの距離が所定範囲内である場合)は、ADF2のCPU501は、固定読み方式に切り換え、原稿の搬送速度を減速する。即ち、原稿の読み取りを継続することで、画像形成装置のダウンタイムを減らすことが可能となる。
また、図8(b)に示すように、折れ曲がりが大きな原稿Pの搬送時には以下のような制御が行われる。折れ曲がりが大きな原稿Pの突出部分により原稿状態識別フラグ55が押し上げられる結果、加速度センサ56から加速度が検出される。
検出された加速度が所定値以上の場合は、ADF2のCPU501は、搬送が困難な原稿(ここでは折れ曲がりが大きい原稿)と判断し、原稿の搬送を中止する。本実施の形態では、例えば0.9[G]以上の加速度が検出された場合は、原稿の分離及び搬送を中止する。
また、図9(a)に示すように、搬送方向下流側端部がステイプルされた原稿Pの搬送時には以下のような制御が行われる。搬送方向下流側端部がステイプルされた原稿Pを搬送しようとした場合、原稿Pにループが発生する(図9(a)及び図11参照)。原稿Pのループにより、原稿状態識別フラグ55が押し上げられる結果、加速度センサ56から加速度が検出される。
検出された加速度が所定値以上の場合は、ADF2のCPU501は、搬送が困難な原稿(ここではステイプルされた原稿)と判断し、原稿の搬送を中止する。本実施の形態では、例えば0.9[G]以上の加速度が検出された場合は、原稿の分離及び搬送を中止する。
また、図9(b)に示すように、搬送方向上流側端部がステイプルされた原稿Pの搬送時には以下のような制御が行われる。搬送方向上流側端部がステイプルされた原稿Pを搬送した場合、ステイプルされた箇所が押し上げられる。これに伴い、原稿状態識別フラグ55が押し上げられる結果、加速度センサ56から加速度が検出される。搬送方向上流側端部がステイプルされた原稿Pは原稿状態識別フラグ55の押し上げ量が少ないため、加速度センサ56から出力される加速度が小さい。
しかし、加速度センサ56からは、軽微な折れ曲がり原稿Pを検知した場合(図8(a)参照)より長い時間加速度が検出される。そのため、所定値以上の加速度をt1[ms]以上検出した場合に、ADF2のCPU501は、搬送が困難な原稿(ここではステイプルされた原稿)と判断し、原稿の搬送を中止する。本実施の形態では、例えば0.5[G]以上の加速度をt1[ms]以上検出した場合は、原稿の分離及び搬送を中止する。
次に、ADF2の制御系の構成について図12を参照しながら説明する。
図12は、ADF2の制御部500を中心とした構成を示すブロック図である。
図12において、ADF2の制御部500は、マイクロプロセッサ(CPU)501、電池によりバックアップされるRAM、制御プログラムが格納されたROM(以上不図示)、複写機本体1とのデータ通信を制御する通信用IC502を備えている。CPU501の入出力ポートには、各種負荷のドライバ503〜513、コントローラ503a、コントローラ507a、各種センサが接続されている。CPU501は、ROMに格納された上記制御プログラムに基づいて、図13及び図14のフローチャートに示す処理を実行する。通信用IC502と複写機本体1との間には、信号線120〜122が接続されている。
CPU501は、原稿トレイ4上の原稿の搬送時に、原稿状態識別フラグ55に付設された加速度センサ56により検出した加速度に基づいて原稿状態を識別し、原稿の分離及び搬送を制御する。原稿状態の判別とは、原稿に折れ曲がりが発生しているか否か、原稿がステイプルされているか否か、原稿が折れ曲がっていない正常時の原稿面から原稿折れ曲がりにより突出した頂点までの原稿折れ曲がり距離を判別することである。
CPU501は、当該原稿が搬送困難な原稿(折れ曲がりが大きい原稿、ステイプルされた原稿)と識別した場合は、原稿の分離及び搬送を中止する。また、CPU501は、流し読み方式による原稿読み取り時に、当該原稿の原稿折れ曲がり距離が所定範囲内であると識別した場合は、固定読み方式に切り替え、原稿の搬送速度を減速し原稿の読み取りを継続する。
分離モータ(DCブラシモータ)100は、ドライバ503及びコントローラ503aにより駆動制御される。コントローラ503aには、CPU501からモータ回転数の基準となる基準クロック、オン/オフ信号等が入力される。本実施の形態では、搬送モータ101(ステッピングモータ)は、ステッピングモータドライバ504により駆動される。同様に、ベルトモータ102も、ステッピングモータドライバ505により定電流駆動される。各々のドライバには、CPU501から相励磁信号とモータ電流制御信号が入力される。
揺動モータ103(ステッピングモータ)は、ドライバ506により定電圧駆動される。排紙モータ104(DCブラシモータ)は、ドライバ507及びFGサーボ用のコントローラ507aにより駆動制御される。これらのモータ100〜104には、当該モータの回転速度を検出する機構として、それぞれ、各々クロック板100a〜104a及びクロックセンサ100b〜104bが取り付けられている(図3参照)。
更に、ストッパソレノイド105は、ドライバ508により駆動される。同様に、分離クラッチ106は、ドライバ509により、パス切り替えソレノイド107は、ドライバ510により、反転フラッパソレノイド108は、ドライバ511により各々駆動される。同様に、排紙フラッパソレノイド109は、ドライバ512により、スキャナユニット204を駆動するスキャナモータ110は、ドライバ513により各々駆動される。ドライバ503〜513は、すべて、CPU501の入出力ポートに接続された信号により、その動作を制御される。
更に、各種センサは、CPU501の入力ポートに接続されており、ADF2内における原稿の挙動及び可動負荷の挙動をモニタするために用いられる。各種センサは、分離センサ30、斜行検知センサ31、混載検知センサ32、反転検知センサ33、手差しレジストセンサ34、給紙センサ35、反転センサ50、手差し原稿検知センサ60を含む。また、各種センサは、レジストセンサ39、原稿セット検知センサ40、原稿後端検知センサ41、最終原稿検知センサ43、紙幅検知センサ44、給紙ローラホームセンサ45、加速度センサ56を含む。
また、上記CPU501は、読取位置選択部47、原稿搬送可否判断部48、読取位置変更部49を備えている。読取位置選択部47は、原稿トレイ4上に載置された原稿のサイズを予め検知して、スキャナユニット204の読取位置(流し読み位置)を上述した読取位置R1、R2、R3の中から選択する。
原稿搬送可否判断部48は、読取位置選択部47が選択した読取位置と、クロックパルス発生機構101a、101bで検知した実際の原稿サイズとが最適な組み合わせでない場合、該読取位置での適正な原稿読み取りを行いながら原稿搬送が可能か否か、を判断する。
読取位置変更部49は、不適正な読取位置では原稿の適正な読み取りが不可能であると原稿搬送可否判断部48が判断した場合、スキャナユニット204を他の流し読みを行う読取位置に変更する。
次に、ADF2の原稿読み取り処理及び原稿状態識別処理について図13及び図14のフローチャートを参照しながら説明する。
図13は、ADF2の原稿読み取り処理(メイン処理)を示すフローチャートである。
先ず、ADF2の制御部500のCPU501は、画像形成装置の操作部に装備されたコピースタートキーがユーザによりON操作されたか否かを判別する(ステップS101)。コピースタートがON操作されたと判別した場合は、CPU501は、ADF2の搬送機構により原稿トレイ4上に載置された原稿束の最上面の原稿の搬送を開始する(ステップS102)。一方、コピースタートキーがON操作されていないと判別した場合は、CPU501は、コピースタートキーがON操作されるまで、ステップS101の処理を繰り返す。
次に、CPU501は、原稿状態識別処理(図14)を実行し、搬送中の原稿の状態を識別する(ステップS103)。次に、CPU501は、分離搬送ローラ8により搬送されてくる原稿を検知する分離センサ30がONしたか否かを判別する(ステップS104)。分離センサ30がONしていない場合は、CPU501は、再び原稿状態識別処理を実行する(ステップS103)。一方、分離センサがONした場合は、CPU501は、ADF2の搬送機構により原稿をプラテン3上に搬送し、通信用IC502を介して複写機本体1と通信を行い、スキャナユニット204により原稿の読み取りを行う(ステップS105)。
上記ステップS105の原稿読み取りは、通常時は流し読み方式で行い、原稿状態識別部の識別結果に基づき固定読み方式が設定されている時は固定読み方式で行う。また、上記ステップS105の原稿読み取りは、メイン処理と並列に行われる処理であり、メイン処理においては原稿読み取りを開始した後、すぐに次の処理に移行する。
次に、CPU501は、上記ステップS105で読み取りを行った原稿が最終原稿であるか否かを判別する(ステップS106)。最終原稿であると判別した場合は、ステップS101の処理に戻り、最終原稿でないと判別した場合は、CPU501は、ADF2の搬送機構により次の原稿の搬送を開始する(ステップS102)。
図14は、ADF2の原稿読み取り処理(メイン処理)のステップS103で実行される原稿状態識別処理を示すフローチャートである。
図14において、先ず、CPU501は、加速度センサ56で検出される加速度が0.5[G]以上であるか否かを判別する(ステップS201)。加速度が0.5[G]未満であると判別した場合は、CPU501は、原稿読み取り処理(メイン処理)に復帰する。一方、加速度が0.5[G]以上であると判別した場合は、CPU501は、加速度が0.9[G]以上であるか否かを判別する(ステップS202)。
加速度が09[G]以上であると判別した場合は、CPU501は、当該原稿は搬送が困難な原稿(ステイプルされた原稿または折り曲がり大きい原稿)であると判断し、原稿の搬送を中止する(ステップS203)。一方、加速度が0.9[G]未満であると判別した場合は、CPU501は、原稿の分離性能を向上させるため、分離モータ100、搬送モータ101、ベルトモータ102を搬送速度がV2[mm/s]になるように減速する(ステップS204)。尚、通常時は、搬送速度はV2[mm/s]より速いV1[mm/s]に設定されている。
次に、CPU501は、原稿の読み取り方式を流し読み方式から固定読み方式に変更(設定)する(ステップS205)。尚、上述したように通常時は流し読み方式に設定されている。次に、CPU501は、t1[ms]経過するのを待ち(ステップS206)、t1[ms]経過した後、加速度センサ56で検出される加速度が0.5[G]以上であるか否かを判別する(ステップS207)。
加速度が0.5[G]未満であると判別した場合は、CPU501は、原稿読み取り処理(メイン処理)に復帰する。一方、加速度が0.5[G]以上であると判別した場合は、CPU501は、当該原稿は搬送が困難な原稿(ステイプルされた原稿)であると判断し、原稿の搬送を中止する(ステップS203)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ADF2において、原稿トレイ4上の原稿束から原稿を順次分離し搬送する際に、原稿状態識別フラグ55への原稿の衝突に伴う加速度センサ56の検出加速度に基づき、原稿状態を識別する。搬送が困難な原稿(ステイプルされた原稿、折れ曲がりが大きい原稿)と判断した場合は、原稿の分離及び搬送を中止する。これにより、ステイプルされた原稿や折れ曲がった原稿の破損・皺の発生等を防止することが可能となる。
また、流し読み方式による原稿搬送時に折れ曲がりが軽微な原稿と判断した場合は、固定読み方式に切り替え、原稿の搬送速度を減速し原稿読み取りを継続する。即ち、原稿折れ曲がりの程度(折れ曲がりが軽微か否か)に応じて、原稿の搬送速度を遅くする。これにより、ユーザの作業効率を低下させることなく、安定した原稿搬送を行うことが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、複写機本体1のリーダ部200とADF2とを別構成としたが、リーダ部200とADF2とを一体化した画像読取装置として構成し、画像読取装置を複写機本体1のプリンタ部300に付設する構成としてもよい。また、複写機本体1にADF2を一体化する構成としてもよい。
上記実施の形態では、複写機本体1のリーダ部200とADF2とを別構成としたが、リーダ部200とADF2とを一体化した画像読取装置として構成し、画像読取装置を複写機本体1のプリンタ部300に付設する構成としてもよい。また、複写機本体1にADF2を一体化する構成としてもよい。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
1 画像形成装置
2 自動原稿送り装置
4 原稿トレイ(原稿台)
5 給紙ローラ(搬送手段)
6 分離ベルト(搬送手段)
8 分離搬送ローラ(搬送手段)
55 原稿状態識別フラグ(原稿状態識別手段)
56 加速度センサ(原稿状態識別手段、振動検知手段)
200 リーダ部(画像読取手段)
300 プリンタ部(画像形成手段)
501 CPU(原稿状態識別手段、制御手段)
R1、R2、R3 読取位置
2 自動原稿送り装置
4 原稿トレイ(原稿台)
5 給紙ローラ(搬送手段)
6 分離ベルト(搬送手段)
8 分離搬送ローラ(搬送手段)
55 原稿状態識別フラグ(原稿状態識別手段)
56 加速度センサ(原稿状態識別手段、振動検知手段)
200 リーダ部(画像読取手段)
300 プリンタ部(画像形成手段)
501 CPU(原稿状態識別手段、制御手段)
R1、R2、R3 読取位置
Claims (13)
- 原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、
前記原稿台から搬送される原稿に接触可能に配設された接触部材と、
原稿搬送中の前記接触部材の振動を検知する振動検知手段と、
前記振動検知手段の検知結果に基づいて原稿状態を識別する原稿状態識別手段と、
前記原稿状態識別手段の識別結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする原稿給送装置。 - 前記原稿状態識別手段は、前記原稿状態として、原稿に折れ曲がりがあるか否かを識別することを特徴とする請求項1記載の原稿給送装置。
- 前記制御手段は、前記原稿状態識別手段により原稿に折れ曲がりがあると識別された場合、前記搬送手段による原稿の搬送を停止することを特徴とする請求項1又は2記載の原稿給送装置。
- 前記原稿状態識別手段は、前記原稿状態として、原稿が綴じられているか否かを識別することを特徴とする請求項1記載の原稿給送装置。
- 前記制御手段は、前記原稿状態識別手段により原稿が綴じられていると識別された場合、前記搬送手段による原稿の搬送を停止することを特徴とする請求項1又は4記載の原稿給送装置。
- 前記原稿状態識別手段は、前記原稿状態として、正常時の原稿面から原稿折れ曲がりにより突出した頂点までの距離を識別することを特徴とする請求項1記載の原稿給送装置。
- 前記制御手段は、原稿を搬送しながら原稿画像を読み取る流し読み方式による原稿搬送時に、前記原稿状態識別手段により前記距離が所定範囲内であると識別された場合、原稿を固定して原稿画像を読み取る固定読み方式に切り替え、前記搬送手段による原稿の搬送速度を減速することを特徴とする請求項1又は6記載の原稿給送装置。
- 前記請求項1乃至7の何れかに記載の原稿給送装置と、
前記原稿給送装置により原稿読取位置に搬送された原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記請求項1乃至7の何れかに記載の原稿給送装置と、
前記原稿給送装置により原稿読取位置に搬送された原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により原稿から読み取られた画像を用紙に形成する画像形成手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿台から搬送される原稿に接触可能に配設された接触部材とを備えた原稿給送装置の制御方法であって、
原稿搬送中の前記接触部材の振動を検知する振動検知ステップと、
前記振動検知ステップの検知結果に基づいて原稿状態を識別する原稿状態識別ステップ
と、
前記原稿状態識別ステップの識別結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御ステップと、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿台から搬送される原稿に接触可能に配設された接触部材とを備えた原稿給送装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
原稿搬送中の前記接触部材の振動を検知する振動検知モジュールと、
前記振動検知モジュールの検知結果に基づいて原稿状態を識別する原稿状態識別モジュールと、
前記原稿状態識別モジュールの識別結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御モジュールと、
を備えることを特徴とするプログラム。 - 原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿の折れ曲がり具合を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて前記原稿の折れ曲がり具合が所定量以上と検知すると原稿搬送を中止するよう前記搬送手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする原稿給送装置。 - 原稿台に載置された原稿束から原稿を順次分離し原稿読取位置に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿が綴じられていることを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記原原稿が綴じられていることが検知されると原稿搬送を中止するよう前記搬送手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする原稿給送装置。
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