JPH11263463A - シート搬送装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこれを備える画像形成装置

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JPH11263463A
JPH11263463A JP10069035A JP6903598A JPH11263463A JP H11263463 A JPH11263463 A JP H11263463A JP 10069035 A JP10069035 A JP 10069035A JP 6903598 A JP6903598 A JP 6903598A JP H11263463 A JPH11263463 A JP H11263463A
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sheet
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separation
tray
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JP10069035A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sekiya
武 関谷
Satoru Chiyouhou
哲 長宝
Tsutomu Sato
力 佐藤
Shigeru Sugita
茂 杉田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下分離のエアー分離手段を有するシート搬送
装置において、装置の省電力化及び静音化を図る。 【解決手段】 原稿トレイ4に載置したシート束に、分
離ファン31によりエアーを吹き付けて捌き、最下位の
シートを吸引ファン19により吸着ベルト14に吸引さ
せて引き抜く。搬送されるシートは、シート枚数計数手
段により計数され、原稿トレイ上のシート枚数は、シー
ト枚数検知手段により検知される。原稿トレイ上のシー
ト枚数が、1枚以下の場合には、分離ファン31の動作
が停止され、装置の省電力化及び静音化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザービ
ームプリンター等の画像形成装置に備えられ、画像読取
部の所定位置にシート材を搬送、載置するシート材搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ADFなどの原稿搬送装置(シー
ト搬送装置)は、原稿を画像形成装置のプラテン上に載
置する場合、原稿トレイ上にセットされた原稿を1枚づ
つ分離しする分離部と、分離された原稿の斜行補正を行
った後、分離部から原稿を引き抜く給送部、給送部に隣
接して配置され、給送部からの原稿を画像形成装置の所
定位置に搬送する搬送部、画像形成後、搬送部から排出
された原稿を排紙トレイに排紙する排紙部等から構成さ
れれいる。また、原稿トレイと排紙トレイを同一なもの
にして原稿の再循環が可能な構成をとる循環式のADF
も画像形成装置に組み込まれている。さらに循環式のA
DFには、通常2つのタイプがあり、第1のタイプは、
原稿トレイより原稿が画像形成装置のプラテンの一端よ
り画像読み取り位置に搬送され、任意の位置に原稿が載
置後、画像形成装置の画像読み取り部が移動して画像を
読み取り、読み取り終了後、原稿はプラテンの同一端面
より排紙され、トレイに再積載される(スイッチ・バッ
ク型)ものである。
【0003】第2のタイプは、原稿のサイズにより、第
1のタイプと同様に原稿をプラテンのある1端側から画
像読み取り位置に搬送、載置し、画像読み取り終了後、
同一端側よりトレイに排出するシートパスと、画像読み
取り終了後、原稿をプラテンガラスのもう一方の端側よ
りトレイ上に搬送、排出させるシートパス(閉ループ
型)を有するものである。
【0004】更に、第1のタイプと第2のタイプの両方
を有する原稿搬送装置も提案されている。原稿サイズ、
画像読み取り条件等により、どちらの搬送経路を使用す
る場合が適しているかを判別して、搬送経路を決定する
ような制御が行われる。
【0005】また、分離方式の一つとして、ローラを使
用して摩擦分離を行う方式が広く知られているが、別の
分離方式として、ファンによるエアーの流れを利用して
原稿束から原稿を1枚ずつ分離する、エアー分離方式も
提案されており、第1のタイプに摩擦分離方式を、第2
のタイプにエアー分離方式を採用する系も考案されてい
る。エアー分離方式は、ローラを使用して分離を行う摩
擦分離方式に比べて、原稿へのダメージが少ないのが利
点である。
【0006】また、原稿トレイに載置された原稿の最上
紙から分離する上分離方式と、最下紙から分離する下分
離方式にも分類される。
【0007】下分離によるエアー分離方式は、通常2個
のファンを使用し、一方のファンからエアーを原稿束に
吹き付けて原稿を浮上させ、他方のファンにより原稿束
の最下紙の1枚のみをベルトに吸着させて搬送するとい
った方法で分離を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例のような下分離のエアー分離方式を採用した原
稿搬送装置においては、以下の様な欠点があった。
【0009】下分離のエアー分離手段を有するシート搬
送装置としての原稿搬送装置において、エアー分離には
通常ファンを使用して大きなエアーの流れを生じさせ、
それを利用して原稿束を浮上させる。したがって、原稿
搬送装置の動作中は原稿束を浮上させるために常に分離
用ファンを駆動させる。ところが、原稿トレイ上の原稿
枚数が1枚以下である場合には、原稿を浮上させる必要
はない為、無駄な電力を消費していることになる。ま
た、ファンを駆動音も大きいため、必要時以外は駆動さ
せない方が望ましい。
【0010】そこで、本発明の目的は、下分離のエアー
分離手段を有するシート搬送装置において、原稿トレイ
上に残っている原稿枚数が1枚以下の場合に分離ファン
を停止することによって、装置の省電力化、静音化を図
ったシート搬送装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
シート束を載置可能なシート載置手段と、前記シート束
の一端部にエアーを吹き付けて前記シート載置手段から
シート束を浮上させるシート浮上手段と、該シート浮上
手段により浮上したシート束の最下位の1枚を前記シー
ト載置手段上に吸着させるシート吸着手段と、前記シー
ト吸着手段により前記シート載置手段に吸着されたシー
トを、シート搬送方向に搬送するシート引き抜き手段
と、前記シート載置手段から搬送されるシート枚数を計
数するシート枚数計数手段と、前記シート載置手段上の
シート枚数を検知するシート枚数検知手段と、前記シー
ト枚数検知手段の検知結果から前記シート載置手段上の
シートが1枚以下かどうかを判断する判断手段と、該判
断手段によって前記シート載置手段上のシート枚数が1
枚以下であると判断された場合、前記シート浮上手段の
動作を停止させる制御手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0012】請求項2に係る発明は、前記シート搬送装
置が、複数のシート搬送路を有し、シートの再循環が可
能な循環式シート搬送装置であって、前記シート載置手
段上のシートを、前記シート引き抜き手段によるシート
搬送方向と反対側から分離・給送する摩擦分離手段を備
えたことを特徴とする。
【0013】請求項3に係る発明は、前記シート載置手
段上の最終のシートを検知する仕切りセンサを備え、前
記シート枚数検知手段は、前記仕切りセンサが動作した
ときの前記シート枚数計数手段がカウントした枚数を、
前記シート載置手段上のシート枚数として検知すること
を特徴とする。
【0014】[作用]以上構成に基づき、シート載置手
段上に載置されたシート束は、シート浮上手段により浮
上されれ捌かれ、最下位のシートはシート吸着手段によ
り吸着された状態でシート引き抜き手段により搬送方向
に引き抜かれて分離・給送される。
【0015】上記シート載置手段上のシート枚数が1枚
以下である場合には、シート浮上手段の動作が停止され
る。これにより、装置の省電力化及び静音化が図られ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】最初に、本発明に係るシート搬送
装置(循環式原稿搬送装置)が適用可能な画像形成装置
本体(複写機本体)の一例を図32に基づいて説明す
る。
【0017】画像形成装置本体1には、原稿載置台とし
てのプラテンガラス3、光源907、レンズ系908、
給紙部909、画像形成部902,シート原稿Pをプラ
テンガラス3に給送する循環式原稿搬送装置(シート搬
送装置)2、複写機本体1から排出される画像形成済み
のシートを仕分け収納するシート処理装置等が備えられ
ている。
【0018】給紙部909は、記録用のシートSを収納
して装置本体900に着脱自在なカセット910,91
1、及びペディスタル912に配置されたデッキ913
を有している。画像形成部(画像形成手段)902に
は、円筒状の感光ドラム914とその回りの現像器91
5、転写用帯電器916、分離帯電器917、クリーナ
918、一次帯電器919等がそれぞれ備えられてい
る。画像形成部902の下流側には、搬送装置920、
定着装置904、排出ローラ対905等が配設されてい
る。
【0019】この画像形成装置本体1の動作を説明す
る。
【0020】装置本体1側に設けられている制御装置
(制御手段)930から給紙信号が出力されると、カセ
ット910,911またはデッキ913からシートSが
給送される。一方、プラテンガラス3に載置されている
原稿Pに、光源907から当てられて反射した光は、レ
ンズ系908を介して感光ドラム914に照射される。
感光ドラム914は、あらかじめ一次帯電器919によ
り帯電されていて、光が照射されることによって静電潜
像が形成され、次いで現像器915により静電潜像を現
像してトナー像が形成される。
【0021】給紙部909から給送されたシートSは、
レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタイミ
ングが合わされて画像形成部902へ送られる。画像形
成部902では、感光ドラム914のトナー像が、送ら
れてきたシートSに転写用帯電器916によって転写さ
れ、トナー像が転写されたシートSは、分離帯電器91
7によって転写用帯電器916と逆極性に帯電されて、
感光ドラム914から分離される。
【0022】そして、分離されたシートSは、搬送装置
920により定着装置904に搬送されて、定着装置9
04によりシートSに転写画像が永久定着される。画像
が定着されたシートSは、排出ローラ対905により装
置本体1から排出される。
【0023】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシートSには、画像が形成されて装置本体1から排
出される。
【0024】次に、本発明の実施の形態を、図面に沿っ
て説明する。
【0025】〈図1、図2の説明〉図1、図2におい
て、シート搬送装置であるRDF(本発明の循環式原稿
搬送装置)2は、上方に原稿トレイ(シート載置手段)
4を有し、その下方には駆動ローラ36及びターンロー
ラ37に巻回された幅広ベルト7が配置されている。こ
の幅広ベルト7は、複写機本体1のプラテン3上に当接
していて、上記原稿トレイ4上に載置したシート原稿
(シート)Pを搬送して、プラテン3の上の所定位置に
載置したり、プラテン3上のシート原稿Pを上記原稿ト
レイ4上に搬出する。
【0026】また、原稿トレイ4には、1対の幅方向規
制板33が、シート原稿Pの幅方向にスライド自在に配
置されていて、原稿トレイ4に載置されるシート原稿P
の幅方向を規制して、シート原稿Pの給送時の安定性
と、原稿トレイ4上への搬出の際の整合性が確保されて
いる。上記幅方向規制板33には、後述するジョッギン
グ機構が内蔵されていて、原稿トレイ4上に搬出されて
くるシート原稿Pを、1枚毎、原稿基準ガイド33に押
し付け、整合性をさらに高めている。さらに、後述する
原稿トレイ昇降機構により、揺動中心40を中心とし
て、図1、図2との間を揺動可能にしている。
【0027】原稿トレイ4に隣接して、半月状の給紙ロ
ーラ5、及びストッパソレノイド108(図5参照)に
より上下に移動するストッパ21が配設されており、原
稿トレイ4上にセットされた際のシート原稿Pは、突出
した上記ストッパ21により規制されて、下流に進出で
きないようになっている。そして、複写機の操作部で複
写条件が入力され、スタートキーが押されると、上記ス
トッパ21が沈みこんでシート原稿Pの進路が解放さ
れ、シート原稿Pは、給紙ローラ5の給送を受けて下流
部へ進出する。この際、原稿トレイ4部上の原稿基準ガ
イド33内に内蔵された仕切り部材モータ105(図5
参照)に連結された仕切り部材22が、最上位のシート
原稿Pに回転して乗り上げ、未処理原稿と処理済原稿と
の区別をする。
【0028】上記ストッパ21の下流には、摩擦分離手
段としての第1の分離部(第1の分離手段)を構成する
搬送ローラ38及び分離ベルト6が配設されていて、そ
れぞれ矢印方向に回転して、原稿トレイ4から進出して
きたシート原稿Pを、1枚毎に分離してさらに下流部に
搬送する。
【0029】また、前記ストッパ21の上方には、ウエ
イト20が設けられており、原稿トレイ4上のシート原
稿Pが少なく給紙ローラ5の給送力だけではシート原稿
Pが分離部6、38に進出できない場合にウエイトソレ
ノイド109(図5参照)により下方に移動して、シー
ト原稿Pを給紙ローラ5との間に挟んで給紙ローラ5の
給送力を向上させている。
【0030】〈図4の説明〉上記分離部6、38から、
上記プラテン3にかけて、第1の搬送路としての原稿給
送路(イ)(ロ)(ハ)が構成されており(図4参
照)、この原稿給送路(イ)(ロ)(ハ)は、屈曲して
プラテン3上の搬送路に接続し、シート原稿Pをプラテ
ン3上に誘導する。また、給紙ローラ5近傍には、原稿
トレイ4上に載置されたシート原稿Pの有無を検知する
ための、透過型の光センサである入り口センサ(シート
有無検知手段)23a、23bが配置されている。
【0031】このRDF2の本体左方には、大ローラ1
0が配設されており、上記プラテン3から大ローラ10
の外周を回って、上記原稿トレイ4上方に伸びる原稿排
紙路(ホ)(へ)が構成されている(図4参照)。さら
に、上記の原稿排紙路(ホ)(へ)の大ローラ10の上
方から分岐して、両面原稿の表裏を反転させるための原
稿反転路(オ)が、構成されていて(図4参照)、この
原稿反転路(オ)の下流部が、上記原稿搬送路(ロ)と
合流するようになっている。原稿排紙路(ヘ)の下流側
には、中継ローラ44、排紙ローラ11が設けられてお
り、上記原稿排紙路(ホ)(ヘ)を搬送されてきたシー
ト原稿Pを、原稿トレイ4上の原稿束Pの最上部に搬出
する。
【0032】プラテン3の上方に配設された前記幅広ベ
ルト7は、シート原稿Pをプラテン3上の所定位置に搬
送・載置され、画像読取り後にプラテン3から搬出され
る。
【0033】上記第1の原稿搬送路(イ)(ロ)(ハ)
と、原稿反転路(オ)の合流部には、給送ローラ9が配
設されており、この給送ローラ9は、到達したシート原
稿Pにループを形成して、シート原稿Pの斜行を防止し
ている。上記給送ローラ9の上流近傍には、シート原稿
Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである給
紙センサ25a、25bが配設されていて、原稿給送路
(イ)(ロ)(ハ)及び原稿反転路(オ)のいずれの搬
送路を通過したシート原稿Pも検知できる。また、給送
ローラ9の下流には、シート原稿Pの位置を検知する透
過型の光センサであるレジストセンサ39a、39bが
配設されている。
【0034】原稿排紙路(ホ)(ヘ)の大ローラ10の
下方には、プラテン3から搬出されたシート原稿Pを検
知する透過型の光センサである反転センサ26a、26
bが配設され、さらに大ローラ10と排紙ローラ11と
の間の原稿排紙路(ヘ)中には、原稿排紙路(ヘ)を通
過し、原稿トレイ4上に搬出されるシート原稿Pの通過
を検知する透過型の光センサである排紙センサ27a、
27bが配設されている。
【0035】原稿排紙路(ホ)(ヘ)から原稿反転路
(オ)に分岐される部分には、パスを切り換えるための
反転フラッパ34が配設されていて、反転フラッパソレ
ノイド110(図5参照)のON・OFFにより、図中
実線位置及び鎖線位置間を揺動することにより、パスの
切り換えを行っている。
【0036】〈CP分離の説明〉更に、RDF2の本体
右方には、プラテン3上の画像読み取り部へ、プラテン
ガラスの右端よりシート原稿を搬送する第2の原稿分離
手段と、第2の搬送路としての第2の原稿給送路(チ)
(リ)(ヌ)(図4参照)が構成されている。
【0037】後述する原稿トレイ4の上下揺動動作に連
動して、原稿トレイ4は、図1、図2に示した位置を上
限・下限位置として揺動するようになっている。図2の
ように、原稿トレイ4が下限位置にある場合、これに隣
接して第2の分離部を構成する吸着ベルト14および分
離ファン(エアー吹き付け手段)31、及び吸引ファン
(シート吸着手段)19、及び、搬送ローラ15がそれ
ぞれ配設されている。分離ファン31から吸着ベルト
(引き抜き手段)14に向けてエアーを送り、原稿トレ
イ4に載置されている原稿束を浮上させる。吸着ベルト
14には多数の穴が開いており、吸引ファン19を回転
させることによって、浮上している原稿束の最下紙のみ
を吸着ベルトに吸着させる。吸着ベルト14は、ローラ
8が矢印方向に回転することにより、シート原稿を1枚
毎に搬送し、搬送ローラ15によって更に下流側に搬送
する。
【0038】上記の吸着ベルト14、吸引ファン19、
分離ファン31等により、シートをエアー分離するエア
ー分離手段(第2の分離手段)が構成されている。ま
た、上記第2の分離手段14,19,31と、上記搬送
ローラ15,16,17、分離ファン31とにより、シ
ートを第2の搬送路(チ)(リ)(ル)を搬送する第2
の搬送手段が構成されている。
【0039】原稿トレイ4は、トレイ上に載置された原
稿サイズ及び、画像形成装置の入力条件により、上限、
あるいは下限位置をとる構成となっている。トレイ4が
下限位置に達すると、トレイ4の前述したストッパ21
が、トレイ4上に載置されているシート原稿Pを、第2
の分離手段側ヘある一定距離、束搬送される。トレイ4
に第配設されているガイド60、61(図6参照)内
を、ストッパースライド台41がリンク42を介して、
偏心カム43の回転によりコロ46を介し移動する(図
2、図3参照)。偏心カム43には、ホームポジション
位置を検知するための、フラッグ53及び透過型センサ
ー45が配設されている。前記、原稿トレイ4が下限位
置に達すると、上記束搬送手段により束搬送されたシー
ト原稿Pは、必ず原稿トレイ4の先端近傍に配設された
シート原稿の有無を検知する透過型の光センサー68
a、68bで、紙有を検知する位置まで搬送される(図
3参照)。
【0040】束搬送が終了すると、第2の原稿分離手段
により、シート原稿Pの分離を開始する。第2の分離手
段の下流側には、第2の給送ローラ16が配設されてお
り、この第2の給送ローラ16は、到達したシート原稿
Pにループを形成して、シート原稿Pの斜行を防止して
いる。上記、第2の給送ローラ16の上流近傍には、シ
ート原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサ
ーである第2の給紙センサ30a、30bが配設されて
いる。更に、下流側には、中継ローラ17があり、第2
の給送路(ヌ)中には、シート原稿Pの先端位置を検知
する透過型の光センサー(画先センサ)18a、18b
が配設されている。この画先センサー18a、18bに
より、画像形成装置内の画像が形成される転写シートの
給送タイミング制御を行う。
【0041】n循環終了時には、原稿トレイ4は上方に
移動し、上限位置で停止する。
【0042】次に、本発明のRDFの駆動系について、
図5を用いて説明する。
【0043】〈図5の説明〉図5は、各搬送ローラ及び
フラッパを駆動するための、モータ及びソレノイド類を
示す駆動系統図を示している。
【0044】図5において、符号100は、第1の分離
モータを示しており、この分離モータ100は、第1の
分離部である搬送ローラ38と分離ベルト6を図中矢印
方向に駆動する。ベルトモータ102は、ステッピング
モータであり、幅広ベルト7を駆動する駆動ローラ36
を駆動しており、さらに駆動ローラ36の回転を、幅広
ベルト7によってターンローラ37に伝える。
【0045】反転モータ101は、大ローラ10及び排
紙ローラ11を駆動するものであり、周知のPLL制御
が行われており、該ベルトモータとの同期制御も可能と
している。なお、該ベルトモータと該反転モータが同期
制御される場合は、幅広ベルト7の周速と大ローラ10
の周速は一致するようになる。
【0046】上記分離モータ100,反転モータ101
により、第1の搬送手段5,6,10,38を駆動する
第1の駆動手段が構成されている。
【0047】符号103は、第2の分離モータを示して
おり、この分離モータ103は、第2の分離部である吸
着ベルト14と、搬送ローラ15を、図中矢印方向に駆
動する。符号104は第2の給送ローラ16、中継ロー
ラ17を駆動する搬送モータであり、ベルトモータ10
2、第2の分離モータ103、と同期制御が可能な構成
となっている。なお、本発明では、搬送モータ104
は、ステッピングモータとしているが、PLL制御され
たDCモータでも実現可能である。
【0048】上記分離モータ103,搬送モータ104
により、第2の搬送手段14,15,16,17を駆動
する第2の駆動手段が構成されている。
【0049】それぞれのモータの軸上には、複数のスリ
ットを形成したクロック円板100a、10la、10
2a、103a、104aが設けられ、それぞれのスリ
ットを透過型の光センサで認識することにより、パルス
を発生するクロックセンサ100b、101b、102
b、103b、104b等が、それぞれ設けられてい
る。各モータの回転を、クロックセンサ100b、10
lb、102b、103b、104bにより、クロック
カウントすることにより、各搬送ローラの回転量が測定
でき、シート原稿Pの移動量の検出や、ステッピングモ
ータの脱調検出ができるようになっている。
【0050】符号110は、反転フラッパ34を揺動さ
せるための反転フラッパソレノイドを示していて、OF
F時には反転フラッパ34は図中実線位置にあって、原
稿排紙路(ホ)(ヘ)を通過したシート原稿Pを原稿ト
レイ4上に搬出し、ON時には、原稿排紙路(ホ)
(ヘ)を通るシート原稿Pを原稿反転路(オ)へと誘導
する。
【0051】ストッパソレノイド108は、ストッパ2
1を上下動させるように駆動させ、OFF時には図中の
位置にあって、原稿トレイ4上の原稿束Pの下流側ヘ進
出を防止し、ON時には、ストッパ21が沈み込んで、
シート原稿Pの進路を解放する(図6)。
【0052】符号109は、ウェイトソレノイドを示し
ていて、ウェイト20を上下に揺動させるものであり、
OFF時には図示の位置にあって、ON時は、ウェイト
20を下方に下げて、給紙ローラ5上にシート原稿Pを
押圧することにより、給紙ローラ5による搬送力を高め
ている。
【0053】上記給紙ローラ5、第1の分離手段として
の分離ベルト6,搬送ローラ38及び大ローラ10によ
り、シートを第1の搬送路に搬送する第1の搬送手段が
構成されている。
【0054】次に、原稿トレイ4の揺動動作について説
明する。
【0055】符号107は、トレイ揺動モータを示し、
そのモータ出力軸は、トレイ揺動アーム48に接続され
ている。原稿トレイ4の下面には、トレイ揺動軸47が
係合している。トレイ揺動軸47は、トレイ揺動アーム
48の先端と係合し、トレイ揺動アーム48の反対側
は、トレイ揺動アーム軸67に固定されていて、トレイ
揺動アーム軸67が回転することにより、トレイ揺動ア
ーム48は、図1、図2の間を揺動し、原稿トレイ4を
揺動中心40の回りに揺動する。
【0056】符号51は、原稿トレイ4が上方位置に到
達したことを検知する上部リミットスイッチを、符号5
2は、原稿トレイ4が下方位置に到達したことを検知す
る下部リミットスイッチを、それぞれ示しており、トレ
イ揺動モータ107は、上部、下部リミットスイッチ5
1、52の検知により回転を制御される。
【0057】次に、原稿トレイ4上の束搬送手段につい
て説明する。符号106は、ストッパー21を図2にお
いて矢印A方向に移動するための、ストッパースライド
モータである。ストッパ21は、図3に示したように、
シート原稿Pを第2の分離部まで搬送し、搬送後、初期
の位置まで戻る構成となっている。また、シート原稿
が、排紙ローラ11から原稿トレイ4上に排出される毎
に、シート原稿の後端をストッパー21が第2の分離部
側ヘ押し込み、原稿トレイ4上のシート原稿Pの搬送方
向の整合性を向上させる。次に、図7を用いて、原稿ト
レイ4の仕切り部材について説明する。図7は、仕切り
部材の構成の詳細を示す図である。
【0058】図7において、仕切り部材モータ105の
出力軸117上には、回転方向でフリーに支持された仕
切りフラグ119と、上記出力軸117に固定されてい
れ仕切りフラグ119を回転駆動する仕切りレバー12
0が、同軸上に配置されている。仕切りフラグ119
は、図示のように、円周の一部がカットされており、ま
た、円周上には、ポリエステルフィルム、板ばね等の可
撓性材料で作られた仕切り部材22が固定されていて、
仕切りフラグ119と一体的に出力軸117上を回転す
る。また、仕切りフラグ119は、その重心位置が仕切
り部材22側にあるので、仕切りレバー120の駆動が
加わらない時は、その自重により仕切り部材22が真下
の位置にくるところで停止する。符号121は、仕切り
センサを示していて、仕切りフラグ119を検知するこ
とにより、仕切り部材7の位置を判別している。
【0059】図7において、原稿トレイ4上にシート原
稿Pを満載した場合、シート原稿Pの端面と、仕切り部
材22の取り付け部までの距離が短くて、仕切り部材2
2の腰が強いので、仕切り部材22は変形せず、図示の
ようにシート原稿Pに沿ってフラットな状態になってい
る。
【0060】図7において、原稿トレイ4上に積載され
たシート原稿Pの枚数が少ない場合、従来のような剛性
をもった仕切り部材であると、部材先端がシート原稿P
表面に接触した状態で停止するので、原稿端部位置で
は、仕切り部材が原稿表面に対して隙間が生じて浮き上
がってしまう。そして、仕切り部材の上方にシート原稿
Pが再積載される際に、原稿先端が仕切り部材に衝突し
て、原稿トレイ4上に安定して積載できなかったが、図
7のように、仕切り部材22は可撓性を有しているの
で、仕切りレバー120の駆動力により、原稿束P表面
の状態に仕切り部材7がなじんで、満載時と同ように原
稿面に沿ってフラットな状態となる。
【0061】従って、仕切り部材22は、原稿トレイ4
上にシート原稿Pが多い場合であっても少ない場合であ
っても、必ず原稿束P表面に密着した状態となるので、
仕切り部材22上にシート原稿Pが再積載されても、仕
切り部材22に衝突することはないので、シート原稿P
の搬出に支障をきたすことなく、安定してシート原稿P
を積載できる。
【0062】次に、図7を用いてシート束の幅方向を整
合するジョッギング機構について説明する。
【0063】図7は原稿トレイ4の上視図である。
【0064】図中、符号122は、幅方向規制板33a
の一部を形成するジョッギングガイドであって、幅方向
規制板33aに出没自在に支持されている。
【0065】ジョッギングガイド122の原稿両側と反
対側には、2か所のジョッギングリンク123、125
の一方側と係合するリンクピン126、127が設けら
れている。ジョッギングリンク123、125の他端側
は、ジョッギングレバー129とレバーピン130、1
31で係合している。
【0066】また、ジョッギングレバー129は、ジョ
ッギングソレノイド132に係合している。従って、ジ
ョッギングソレノイド132がONすると、ジョッギン
グガイド122は、シート原稿Pを原稿基準ガイド33
に押し付けるように動作して、ジョッギングソレノイド
132がOFFすると、戻しばね133によりジョッギ
ングガイド122は原稿端面から離隔するように動作す
る。すなわち、シート原稿Pが、原稿トレイ4上に1枚
づつ再積載される毎に、ジョッギングソレノイド132
がON・OFFを繰り返すことにより、シート原稿Pを
確実に原稿基準ガイド33に押し付けて、原稿トレイ上
のシート原稿Pの整合性を向上させている。
【0067】また、幅方向規制板33aに係合して不図
示のスライドボリュームが付いており、幅方向規制板3
3aの移動により、原稿トレイ4上に載置されているシ
ートの幅方向のサイズ情報を得ることが可能になってい
る。
【0068】また、原稿トレイ4後端部には、図1に示
したようにシートの長さ検知センサー68が付いてお
り、このシートの長さ検知センサー(例えば反射型セン
サー)は、例えば、シートがLTRサイズ(216m
m)以上か以下かを判定するものである。
【0069】このシート長さ検知センサー68により、
LTRサイズ以上と判断された時、原稿トレイ4上に載
置されたシートは、第1の分離手段側より給紙される。
シート長さ検知センサー68によりLTRサイズ以下と
判断された場合、次に幅方向規制板33aに連動して動
くスライドボリュームより、シートの幅方向サイズの情
報を得て、例えばA4、LTRサイズか否かを判断し、
A4、LTRサイズなら原稿トレイを下降させ、第2の
分離手段14,19,31側より給紙を行える条件を満
たす。更に、画像形成装置に入力される画像形成モード
等により、更に、第1の分離手段側か第2の分離手段側
から給紙するかを判定する。
【0070】A4、LTRサイズ以外なら第1の分離手
段側よりシートを給紙する。
【0071】尚、上記シートのサイズに対しての基準
は、あくまでも本発明における一実施の形態であり、サ
イズの基準値は任意に選ぶことは可能である。
【0072】・RDF制御装置・・・図8図8は、本実
施の形態の循環式型原稿搬送装置の制御装置の回路構成
を示すブロック図であり、制御回路はROM、RAM等
を内蔵したワンチップマイクロコンピュータ(CPU)
201を中心に構成されており、該マイコン201の入
力ポートには各種センサの信号が入力される。また、制
御回路はバックアップ電池によってバックアップされた
RAMも備えている。
【0073】原稿の厚みは以下の方法によって検出して
いる。
【0074】厚み検知は発光部と受光部で構成される透
過型の光学式センサを用いる方法で、発光部と受光部の
間に置かれた原稿の透過率が厚みによって変わる事を利
用して厚みを検出する。この光学式厚み検出センサ30
は、図2の30a、30bに示すように、第2の分離手
段の下流方向の近傍に配置されており、原稿束Pから原
稿が1枚ずつ分離されたところで行う。
【0075】〈光学式厚み検知の実施の形態〉図9は、
光学式厚み検出器のブロック図を示したものである。
【0076】スタンバイ状態で原稿がない場合は、マイ
コン201のアナログ/デジタル変換入力(以後A/D
入力とする)=分離センサ信号出力レベル(420)の
値が一定値になるように、マイコン201は、発光側セ
ンサ(24b)の発光光量をD/Aコンバータによって
変化させている。このD/Aコンバータの出力値を補正
電圧(421)と呼ぶことにする。
【0077】原稿搬送動作が開始されると、マイコン2
01はD/Aコンバータの出力値を開始直前の補正値に
固定する。
【0078】この状態で、分離手段によって1枚ずつに
分離された原稿が、分離センサ(24)にかかると、原
稿の透過率によって分離センサ信号レベルが変化する
為、原稿がセンサにさしかかった事がわかる。この状態
で原稿が比較的薄い場合は、前記分離センサ信号出力が
飽和しないため、薄い原稿であると判断できる。
【0079】原稿がある程度の厚みを持つ場合は、厚み
検知センサ信号出力(420)が飽和してしまい、どの
程度の厚さであるか判断できない。マイコン201は、
センサ出力が飽和していると判断した場合は、光量切り
換え信号(423)を出力して、光量切り換えトランジ
スタ(424)をオフさせる。これによって、分離セン
サ発光素子(24b)からの光量がアップするので、こ
の状態でA/D入力値をチェックする。この時の厚み検
知センサ信号レベル(420)の値が、飽和しないレベ
ルであれば、マイコン201は普通の厚みの原稿と判断
する。
【0080】また、前述のように光量アップ回路を起動
させても、センサ出力が飽和状態を保つならば、マイコ
ン201は厚い原稿であると判断する。
【0081】図10は、原稿の厚みに対する厚み検知セ
ンサ信号出力(420)特性で、横軸に原稿坪量、縦軸
にセンサ出力電圧をとってある。同図において、実線は
D/Aコンバータによる補正値がスタンバイ状態の補正
値に固定されているときのセンサ出力であり、この場
合、光量は通常の光量である(薄紙検出モードとす
る)。
【0082】また、同図の破線は、光量をアップした場
合の特性である(厚紙検出モード)。
【0083】また、一点鎖線の矢印は、薄紙検出モード
時の薄原稿判定範囲を示し、薄紙検出モード時にセンサ
出力がこの範囲にあれは、薄原稿と判定する。2点鎖線
の矢印は、厚手原稿判定範囲を示し、厚紙検出モード時
にセンサ出力がこの範囲にあれば厚手原稿と判定する。
【0084】本実施の形態の場合、一連の原稿厚み検出
が終了したならばマイコン201はセンサ回路の設定を
原稿搬送開始直前のスタンバイ状態の設定に戻し、次に
搬送されてくる原稿の厚み検出ができるようにする。
【0085】〈通信〉通信IC202(図8)を介して
複写機本体との間で制御データの授受を行っており、受
信データとしては、複写機本体からの流し読み速度デー
タ(v)、片面/両面/流し読み等の原稿搬送モードデ
ータ、原稿給紙トリガー、原稿交換トリガー、原稿排紙
トリガーがあり、更に送信データとしては、原稿給紙/
交換/排紙の各動作完了信号、検知した原稿サイズデー
タ、原稿束の区切れを知らせる最終原稿信号、流し読み
モード時の画先信号がある。
【0086】また、マイコン201の内蔵ROMには、
図11以降に示すような制御手(制御プログラム)があ
らかじめ格納されており、その制御手順に従って各入出
力を制御する。
【0087】(メインフロー)次に図11に示すメイン
フローチャートに基づいて本実施の形態の動作説明を行
う。
【0088】原稿がセットされたかを第1入口センサ2
3で検出し、図示しない複写機本体の操作部にあるコピ
ーキーを押下する事で動作開始となる。この時、シート
長検知センサ68がオフしているかどうかを判別し(m
ain1)、肯定判定であれば、本体から送信されてき
た複写モードを判別し(main2)、流し読み複写モ
ードで有れば、(main3)に進んで後述する流し読
みモードにて一連の複写処理を実行して動作を終了す
る。(main2)において、否定判定であった場合に
は、(main4)に進んで、プラテン上に原稿を2枚
以上載置して複写処理を行う高速連送モードが可能なモ
ードで有るかを判別して(本実施の形態では、片面原稿
複写モードが高速連送可能モードである)、肯定判定で
有れば(main5)に進んで後述する高速連送モード
にて一連の複写処理を実行して動作を終了する。(ma
in1)において否定判定であった場合は(main
6)に進んで後述するノーマルスイッチバックモードに
て一連の複写処理を実行して動作を終了する。
【0089】ここで、原稿サイズによるモード選択は、
本制御例では、シート長検知センサ68のオン/オフに
よる送り方向のみで選択を規制しているが、前述した通
り、図示しない原稿トレイ下部に備え付けられたスライ
ドボリュームによる原稿幅検知手段との組み合わせによ
って原稿サイズによるモード選択の規制を行ってもよ
い。
【0090】[流し読みモード]次に、図12に基づい
て流し読みモードについて説明する。
【0091】原稿トレイを下限位置に移動すべく後述の
トレイダウン処理を行い(draftmd1)、更に、
原稿束Pを右側に移動すべく後述する原稿束搬送処理を
行い(draftmd2)、その後は、最下部の原稿を
1枚だけ分離すべく後述の右側分離処理を行う(dra
ftmd3)。その後、原稿画像の読みとりを複写機本
体の光学系を所定の位置に固定したまま行う原稿流し読
み処理を起動し(draftmd5)、その後、画先セ
ンサ18によって原稿の後端が検知されるのを待って
(draftmd6)、原稿仕切センサ121によっ
て、原稿束の区切れを検知して(draftmd7)、
最終原稿でなければ、原稿を原稿トレイ上に戻すべく後
述する連続排紙処理を起動おいて(draftmd
8)、(draftmd3)に戻って処理を繰り返す。
また、(draftmd7)において、最終原稿であっ
た場合は、連続排紙処理を行って(draftmd
9)、その後、後述のトレイアップ処理を行って原稿ト
レイを上限位置に戻して(draftmd10)、一連
の処理を終了する。
【0092】この時、図示しない複写機本体の光学系
は、図4の(D’’)に示した様に原稿の送り方向の長
さを1(mm)とした場合、中継ローラ17から1(m
m)以上、時計回りにおける下流に位置している。ま
た、この本体光学系の位置制御は、周知のステッピング
モータ制御によるものでもよいし、その他メカ式ストッ
パー構成によるものでもかまわない。
【0093】[高速連送モード]次に、図13に基づい
て高速連送モードについて説明する。
【0094】原稿トレイを下限位置に移動すべく後述の
トレイダウン処理を行い(doublemd1)、更
に、原稿束Pを右側に移動すべく後述する原稿束搬送処
理を行い(doublemd2)、その後は、最下部の
原稿を1枚だけ分離すべく後述の右側分離処理を行い
(doublemd3)、原稿をプラテン上の右端に載
置すべく右側給紙処理を行う(doublemd4)。
その後、原稿仕切センサ121によって、原稿束の区切
れを検知して(doublemd6)、最終原稿でなけ
れば、再度右側分離処理(doublemd7)、右側
給紙処理(doublemd8)を行った後、プラテン
上の原稿を左側に移動すると同時に、待機している次原
稿をプラテン右端に載置すべく後述の原稿移動処理を行
う(doublemd9)。その後、原稿画像の読みと
りを複写機本体の光学系を移動しながら行う光学系移動
原稿読みとり処理を行って(doublemd10)、
完了したら、原稿を原稿トレイ上に戻すべく間欠排紙処
理を起動すると同時に(doublemd6)に戻って
処理を繰り返す。また、(doublemd6)におい
て、最終原稿であった場合は、移動処理を行った後は
(doublemd12)、光学系移動原稿読みとり処
理を行って(doublemd13)、その後、連送間
欠排紙処理を行い(doublemd14)、後述のト
レイアップ処理を行って原稿トレイを上限位置に戻して
は(doublemd15)、一連の処理を終了する。
【0095】[ノーマルスイッチバックモード]次に、
図14に基づいてノーマルスイッチバックモードについ
て説明する。
【0096】原稿トレイ上の原稿束Pに対して最下部の
原稿を1枚だけ分離すべく後述の左側左側分離処理を行
い(swmd1)、完了したら原稿をプラテン上に載置
すべく後述の左側給紙処理を行う(swmd2)。その
後、図示しない複写機本体の光学系を移動させながら原
稿を走査する事によって原稿画像の読みとる光学系移動
原稿読みとり処理を行い(swmd3)、その後、原稿
仕切センサ121によって、原稿束の区切れを検知して
(swmd4)、最終原稿でなければ、原稿を原稿トレ
イ上に戻すベく後述する間欠排紙処理を起動して(sw
md5)、(swmd1)に戻って処理を繰り返す。ま
た、(swmd4)において、最終原稿であった場合
は、間欠排紙処理を行って(swmd6)、一連の処理
を終了する。
【0097】(トレイUP処理)前記RDFによるトレ
イUP処理を図15に基づいて説明を行う。
【0098】原稿トレイを図1の位置まで上昇させるべ
く、上部リミット51がオンするまでトレイ揺動モータ
107を駆動し上部リミット51がオンしたら、前記ト
レイ揺動モニタ107を駆動をやめる。
【0099】(トレイDOWN処理)前記RDFによる
トレイDOWN処理の説明を図16に基づいて行う。
【0100】原稿トレイを図2の位置まで下降させるべ
く、下部リミット52がオンするまでトレイ揺動モータ
107を駆動し下部リミッ52卜がオンしたら、前記ト
レイ揺動モータ107を駆動をやめる。
【0101】(束搬送処理)束搬送処理について図17
に基づいて説明する。
【0102】束搬送処理においては、原稿トレイ上の原
稿束を第1の給紙口側から第2の給紙口側に搬送すべ
く、ストッパスライドモータ106をオンする(org
sfeed1)。その後、シート材長さ検知センサのオ
フ/オンを検知する(orgsfeed2)事で前述し
た通りにストッパユニットにより原稿束搬送が行われ
る。そして、ストッパスライドモータ106をオフして
処理を終了する(orgsfeed3)。
【0103】(右側分離処理)右側分離処理について図
18に基づいて説明する。
【0104】右側分離処理において、原稿が1枚目であ
れば(rsepa1)、原稿束Pの区切りを検知するた
めの仕切り部材を動作させるために仕切り部材モータ1
05をオンし(rsepa2)、原稿束Pの幅方向の整
合を行うべく後述するジョギング処理を行う(rsep
a3)。さらに、原稿束Pのさばきを行うべく、分離フ
ァン31をオンして分離エアーを吹き出して原稿束Pを
浮上させた後(rsepa4)、吸引ファン19をオン
して原稿束の最下位の原稿1枚のみを吸着ベルト14に
吸着させ、第2分離モータ103をオンして(rsep
a5)分離する。しかる後、分離された原稿束の最下位
の原稿1枚は、シートパス(図4のチ)内を進み、第2
給紙センサ30が原稿先端を検知したら(rsepa
6)第2分離モータ103を低速駆動にするための速度
制御を開始すると共に、分離ループタイマーをスタート
し(rsepa7)、この設定時間終了後(rsepa
8)、第2分離モータ103をオフする事で(rsep
a9)、原稿は低速で給送ローラ対のニップ部に先端を
突き当てられるので、原稿の先端損傷防止と共に衝突音
を軽減させる事ができ、更に所定量のループが形成され
た状態で停止する。これにより、分離時に斜行が発生し
た場合でもこれを矯正する作用をなす。
【0105】(右側給紙処理)右側給紙処理について図
19に基づいて説明する。
【0106】右側給紙処理においては、給送ローラ対1
6、及び17を駆動し、原稿をシートパス(チ)からシ
ートパス(リ)に搬送させるべく、搬送モータ104を
オンし、同時に搬送クロック104から入力するクロッ
ク信号によってカウントするサイズチェックカウンタ2
をスタートさせる(rent1)。そして、原稿が搬送
されてその後端が第2給紙センサ30を通過した(re
nt2)と同時に上記サイズチェックカウンタ2をスト
ップし(rent3)、そのデータに基づいて原稿サイ
ズを判別しておく。更に、処理を続け画先センサ18に
より、原稿先端が検知されたら(rent4)、原稿を
シートパス(ル)に載置するべくベルトモータ112を
逆転オンし(rent5)、更に画先センサ18により
原稿の後端が検知されたら(rent6)、搬送モータ
104オフし、原稿をプラテン上の所定の位置(原稿後
端が図4のD’の位置)に停止するベくベルト励磁クロ
ックによってカウントされるレジストカウンタ2をスタ
ートさせる(rent7)。上記スタートしたレジスト
カウン2が終了した時点で(rent8)ベルトモータ
を停止させる(rent9)。
【0107】(原稿移動処理)原稿移動処理について図
20に基づいて説明する。
【0108】原稿移動処理においては、幅広ベルト7を
駆動し、原稿をシートパス(ル)(ニ)内で移動させる
べく、ベルトモータ112を逆転オンし、原稿をプラテ
ン上の所定の位置に停止するべくベルト励磁クロックに
よってカウントされる移動カウンタをスタートさせる
(mv1)。この際、プラテンガラス上に先行する原稿
があるか否かによって、後述のベルトモータ速度立ち上
げ制御を行う。上記スタートした移動カウンタが終了し
た時点で(mv2)、ベルトモータをオフし原稿を精度
よく停止させる(mv3)。ベルトモータを停止させる
際には周知のスローダウン制御も行う。
【0109】この時、移動カウンタは、原稿の送り方向
の長さをl(mm)、図4に示す高速連送載置基準
(D’)と画先センサ18との距離をlgap(m
m)、同じく図4に示す原稿固定載置基準(D)と前記
(D’)との距離をL(mm)とすると以下の式で表さ
れる事になる。
【0110】移動カウンタ=L−(2×l+1gap) (連送間欠排紙処理)連送間欠排紙処理について図21
に基づいて説明する。
【0111】連送間欠排紙処理においては、プラテン上
の原稿を排紙すべく、ベルトモータ112を逆転オン、
反転モータをオンし(dlejct1)、原稿がシート
パス(ニ)からシートパス(ヘ)へと搬送されて原稿後
端を排紙センサ27によって検知したら(dlejct
2)、ベルトモータをオフし、排紙整合のために反転モ
ータ101の速度制御を行いながら、原稿を原稿トレイ
上に排紙するための距離を決定する排紙カウンタをスタ
ートさせる(dlejct3)。排紙カウンタが終了し
たら(dlejct4)、反転モータ101をオフし
(dlejct5)原稿が原稿トレイ上に落下するまで
インターバルをとる排紙落下タイマを起動し(dlej
ct6)、終了後(dlejct7)、排紙原稿の整合
を行うベく閉ループ排紙ジョギング処理を行って(dl
ejct8)、連送間欠排紙処理を終了する。
【0112】(原稿流し読み処理)原稿流し読み処理に
ついて図22に基づいて説明する。
【0113】原稿流し読み処理においては、原稿の画像
を固定した複写機本体光学系にて読みとるべく、搬送モ
ータ104を流し読みするベルトモータ102の速度と
同期(等速)してオンし、同時にベルトモータ102も
前述したPLL回路へ複写機本体から受信した流し読み
速度データ(v)に基づいて基準信号を出力する事で定
速制御を開始する(draftsq1)。その後、画先
センサ18によって原稿先端が検知されると同時に(d
raftsq2)、画先信号を複写機本体に送信して処
理を終了する(draftsq3)。複写機本体は、こ
の画先信号を受信した後、前述した流し読み時の光学系
固定位置に原稿先端が到達するまでの時間を演算制御し
て実際の画像読みとりを行う事になる。
【0114】また、前記流し読み速度データ(v)は、
光学系移動時の読みとり速度(v1)と等しくてもよい
し、異なってもよい。特に、v>v1のと設定されたと
きには通常の光学系移動読みとりよりも短時間で原稿画
像の読みとりが完了するので、本発明の原稿搬送装置を
使用した事により複写速度が向上する事になる。
【0115】(連続排紙処理)連続排紙処理について図
23に基づいて説明する。
【0116】連統排紙処理においては、プラテン上の原
稿を排紙すべく、反転モータ101を流し読みしている
ベルトモータ102の速度と同期(等速)してオンし
(rejct1)、次に、反転センサ26によって原稿
後端が検知されたら(rejct2)、次原稿との紙間
を確保するために反転モータ101を最高速まで速度ア
ップし(rejct3)、原稿がシートパス(ニ)から
シートパス(ヘ)へと搬送されて原稿後端を排紙センサ
27によって検知したら(rejct4)、排紙整合の
ために反転モータ101の速度制御を行いながら、原稿
を原稿トレイ上に排紙するための距離を決定する排紙カ
ウンタをスタートさせる(rejct5)。排紙カウン
タが終了したら(rejct6)、反転モータ101を
オフし(dlejct5)、原稿が原稿トレイ上に落下
するまでインターバルをとる排紙落下タイマを起動し
(rejct8)、終了後(rejct9)、排紙原稿
の整合を行うべく閉ループ排紙ジョギング処理を行って
(rejct10)、連送間欠排紙処理を終了する。
【0117】(原稿枚数検知&分離ファン停止制御処
理)次に、装置の省電力、静音化のためのシート浮上手
段としての分離ファン31の停止制御処理について、図
24に基づいて説明する。
【0118】シートの給紙を開始させると、原稿トレイ
4上の原稿が右側分離であるか否かが判断され(fcn
t1)、この判別結果により、右側分離(エアー分離)
によるシートの分離・給送動作が行われる場合、搬送パ
ス中に配置されているセンサ(第2の分離後センサ2
9、画先センサ18、排紙センサ27)のうち1個のセ
ンサで、原稿の通過する回数をカウントする(fcnt
2)。この原稿の通過回数をカウントするセンサをシー
ト枚数計数手段210とする。
【0119】原稿トレイ4上の最終原稿が給紙された場
合、仕切り部材22(図7)は軸117を中心に自由落
下し、仕切りセンサ121の出力が変化するため、その
原稿が最終原稿であると認識でき、最終原稿でない場合
はfcnt2に戻って原稿の通過回数を計測する(fc
nt3)。
【0120】最終原稿がパス中のセンサを通過した時点
でのカウント数が、原稿の総枚数である。その結果、2
循環目からは、原稿トレイ4上に残っている原稿の枚数
がわかる。原稿トレイ上の原稿枚数が1枚以下である場
合には(fcnt4)、分離エアーによって原稿を浮上
させる必要はないため、分離ファン31を停止する(f
cnt5)。上記fcnt4において、原稿枚数が1枚
以下であることを判断する手段を判断手段211とす
る。上記のように、原稿枚数が1枚以下の時に、分離フ
ァン31を停止させることで、装置の省電力化及び静音
化を図ることができる。
【0121】(左側分離処理)左側分離処理について図
25に基づいて説明する。
【0122】左側分離処理において、原稿が1枚目であ
れば(lsepa1)、原稿束Pの区切りを検知するた
めの仕切り部材を動作させるために仕切り部材モータ1
05をオンすると同時に、原稿束Pのさばきを行うべく
第1分離モータ100をオンする(lsepa2)。さ
らに、原稿束Pの幅方向の整合を行うべく後述するジョ
ギング処理を行う(lsepa3)。しかる後、ジョギ
ング処理が終了したら、原稿束の最下位の原稿を1枚の
み分離させるように給紙ストッパを下降させるためにス
トッパソレノイド108をオンし(lsepa4)、シ
ートパス(イ)内を進み、第1給紙センサ25が原稿先
端を検知したら(lsepa5)、第1分離モータ10
0を低速駆動にするための速度制御を開始すると共に、
分離ループタイマーをスタートし(lsepa6)、こ
の設定時間終了後(lsepa7)、第1分離モータ1
00をオフする事で(lsepa8)、原稿は低速で給
送ローラ対のニップ部に先端を突き当てられるので、原
稿の先端損傷防止と共に衝突音を軽減させる事ができ、
更に所定量のループが形成された状態で停止する。これ
により、分離時に斜行が発生した場合でもこれを矯正す
る作用をなす。
【0123】(左側給紙処理)左側給紙処理について図
26に基づいて説明する。
【0124】左側給紙処理においては、給送ローラ対、
及び全面送ベルトを駆動し、原稿をシートパス(イ)か
らシートパス(ハ)に搬送させるべく、ベルトモータ1
02を正転オン、反転モータオンし、同時に反転クロッ
ク101から入力するクロック信号によってカウントす
るサイズチェックカウンタをスタートさせる(lent
1)。そして、原稿が搬送されてその後端が第1給紙セ
ンサ25を通過した(lent2)と同時に上記サイズ
チェックカウンタをストップし(lent3)、そのデ
ータに基づいて、サイズチェック処理(図示略)にて原
稿サイズを判別しておき、更に、原稿をプラテン上の所
定位置(原稿後端が図4Dの位置)に停止するべくベル
トクロック102a,102bによってカウントされる
レジストカウンタをスタートさせる(lent3)。上
記スタートしたレジストカウンタが終了した時点で(l
ent4)、ベルトモータをオフし、かつ、ブレーキを
オンする事で原稿を精度よく停止させる(lent
5)。
【0125】(間欠排紙処理)間欠排紙処理について図
27に基づいて説明する。
【0126】間欠排紙処理においては、プラテン上の原
稿を排紙すべく、ベルトモータ112を逆転オン、反転
モータをオンし(lejct1)、原稿がシートパス
(ニ)からシートパス(ヘ)へと搬送されて原稿後端を
排紙センサ27によって検知したら(lejct2)、
ベルトモータをオフし、排紙整合のために反転モータ1
01の速度制御を行いながら、原稿を原稿トレイ上に排
紙するための距離を決定する排紙カウンタをスタートさ
せる(lejct3)。排紙カウンタが終了したら(l
ejct4)、反転モータ101をオフし(lejct
5)、原稿が原稿トレイ上に落下するまでインターバル
をとる排紙落下タイマを起動し(lejct6)、終了
後(lejct7)、排紙原稿の整合を行うべく排紙ジ
ョギング処理を行って(lejct8)、間欠排紙処理
を終了する。
【0127】(ジョギング処理)前記ジョギング処理の
流れを図28に示すフローチャートに従って説明する。
【0128】ジョギング処理は、始めにジョギングを行
う回数を決定するJOG_CNを初期化して(jog
1)、幅規制部材のジョギングガイドを押し出すための
ジョギングソレノイド132をオンすると同時に任意に
設定できるタイマーJOG_TMをスタートさせ(jo
g2)、タイマーJOG_TMが設定時間を終了したら
(jog3)、ジョギングガイドを初期の状態に戻すべ
くジョギングソレノイド132をオフし、上記と同様に
タイマーJOG_TMをスタートさせ(jog4)、タ
イマーの設定時間が終了したら、ジョギングを行う回数
を増加して(jog5)、ジョギングガイドの往復道が
3回終了するまで(jog6)、(jog2)に戻って
処理を繰り返す。これによって、原稿束Pは幅方向に整
合され、斜行、横レジ等を防止する事ができる。
【0129】(排紙ジョギング処理)前記排紙ジョギン
グ処理の流れを図29に示すフローチャートに従って説
明する。
【0130】排紙ジョギング処理は、幅規制部材のジョ
ギングガイドを押し出すためのジョギングソレノイド1
32をオンすると同時に任意に設定できるタイマーEJ
CT_JOG_TMをスタートさせ(ejog1)、タ
イマーEJCT_JOG_TMが設定時間を終了したら
(ejog2)、ジョギングガイドを初期の状態に戻す
べくジョギングソレノイド132をオフする(ejog
3)。これによって、原稿束Pは幅方向に整合され、斜
行、横レジ等を防止する事ができる。
【0131】(閉ループ排紙ジョギング処理)前記閉ル
ープ排紙ジョギング処理の流れを図30に示すフローチ
ャートに従って説明する。
【0132】閉ループ排紙ジョギング処理は、幅規制部
材のジョギングガイドを押し出すためのジョギングソレ
ノイド132をオンし、かつ、送り方向の整合を向上さ
せる為、ストッパスライドモータ106をオンし、同時
に任意に設定できるタイマーDEJCT_JOG_TM
をスタートさせ(dejog1)、タイマーDEJCT
_JOG_TMの終了を待つ間束搬送HPセンサ45を
監視してホームポジションに戻ってきたらストッパスラ
イドモータ132をオフしておく(dejog2,3,
4)。設定時間を終了したら(dejog5)、ジョギ
ングガイドを初期の状態に戻すべくジョギングソレノイ
ド132をオフする(dejog6)。これによって、
原稿束Pは幅方向に整合され、斜行、横レジ等を防止す
る事ができる。また、このDEJCT_JOG_TM
は、ストッパユニットが1回転するのに充分な時間に設
定されている。
【0133】(分離手段の選択処理)図31に分離手段
の選択処理の流れを示す。まず、使用者によって分離手
段の選択がなされるかどうかを監視する(sel1)。
このステップ(sel1)を、分離手段の選択手段とす
る。分離手段の選択がされた場合、エアー分離(右側分
離)であるか摩擦分離(左側分離)を調べ(sel
2)、エアー分離であった場合には、原稿サイズがエア
ー分離可能であるかを調べ(sel3)、原稿が適して
いる場合にはエアー分離(右側分離)を行う(sel
4)。sel2において摩擦分離が選択されたり、se
l3において原稿サイズがエアー分離不可能と判断され
た場合には、摩擦分離(左側分離)を行う(sel
4’)。また、sel1において、分離手段が選択され
なかった場合には、原稿サイズ、画像読み取り条件等か
ら最適な分離手段を自動選択し(sel5)、それに応
じた分離手段で分離を行う(sel6)。
【0134】(異常発生時の処理例)例として、分離フ
ァン31に異常が生じた場合の処理について説明する。
【0135】分離ファン31に何らかの異常が生じ、正
常な回転がされない場合、図8に示すように分離ファン
回転信号31bからCPU201に入力されている信号
が変化し、CPU201は分離ファンに異常が生じてい
ることを検出する。その結果から、CPU201は右側
分離が不可能と判断し、原稿サイズが流し読みモード
(右側分離)に適しているとしても、流し読みモードを
禁止する。さらに、その内容を画像形成装置の表示部に
表示して使用者にアナウンスしたり、もしくはスイッチ
バックモードにて原稿を搬送する。
【0136】また、左側分離部において異常が生じた場
合(第1の分離モータ100の故障等)、スイッチバッ
クモードを禁止し、その内容を画像形成装置の表示部に
表示して使用者にアナウンスしたり、もしくは、右側給
紙にて搬送可能な用紙サイズの場合には、右側給紙にて
原稿を搬送する。
【0137】上記のように、複数の分離手段を備えるこ
とで、一方の分離手段に異常を生じた場合には、他方の
分離手段によりシートの分離・給送をすることで、異常
による装置の停止をなくし、装置の稼働率低下を防止す
ることができる。また、分離手段によるシートの分離・
給送が、シートサイズにおいて不適切であった場合に
は、シートの分離・給送を禁止することで、分離手段に
よるシートの破損を防止することができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート載置手段上のシートにシート浮上手段によりエア
ーを吹き付けてシートを捌き、シート吸着手段によりシ
ートを吸着してシート引き抜き手段によりシートを搬送
することによりシートを分離・給送する際、シート載置
手段上のシートが1枚以下の場合に、シート浮上手段の
動作を停止させることで、装置の省電力化及び静音化を
実現することができる。
【0139】また、シート載置手段上のシート束を分離
・給送するための複数の分離手段を備えることで、一方
の分離手段に何らかの以上が生じた場合には、他方の分
離手段でのシートの分離・給送動作ができて、装置の稼
働率低下を防止することができる。
【0140】また、動作可能な分離手段が、シートのサ
イズにおいて不適切であった場合には、シート載置手段
からのシート搬送動作を禁止させることで、分離手段に
よるシートの破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のに係るシート搬送装置の縦断正面図。
【図2】同じく、シート搬送装置の動作図。
【図3】同じく、シート搬送装置の動作図。
【図4】同じく、シート搬送装置の紙パス図。
【図5】同じく、シート搬送装置の駆動系を示す図。
【図6】同じく、原稿トレイ部の詳細を示す側面図。
【図7】同じく、リサイクルレバー部の上視図。
【図8】同じく、シート搬送装置の制御に係るブロック
図。
【図9】同じく、光学式原稿厚み検出部のブロック図。
【図10】同じく、原稿坪量に対するセンサ出力特性
図。
【図11】同じく、シート搬送装置のメインフローチャ
ート。
【図12】同じく、シート搬送装置の流し読みモードの
フローチャート。
【図13】同じく、シート搬送装置の高速連送モードの
フローチャート。
【図14】同じく、シート搬送装置のノーマルスイッチ
バックモードのフローチャート。
【図15】同じく、シート搬送装置のトレイアップ処理
のフローチャート。
【図16】同じく、シート搬送装置のトレイダウン処理
のフローチャート。
【図17】同じく、シート搬送装置の束搬送処理のフロ
ーチャート。
【図18】同じく、シート搬送装置の右側分離処理のフ
ローチャート。
【図19】同じく、シート搬送装置の右側給紙処理のフ
ローチャート。
【図20】同じく、シート搬送装置の原稿移動処理のフ
ローチャート。
【図21】同じく、シート搬送装置の連送間欠排紙処理
のフローチャート。
【図22】同じく、シート搬送装置の原稿流し読み処理
のフローチャート。
【図23】同じく、シート搬送装置の連続排紙処理のフ
ローチャート。
【図24】同じく、分離ファン停止制御処理のフローチ
ャート。
【図25】同じく、シート搬送装置の左側分離処理のフ
ローチャート。
【図26】同じく、シート搬送装置の左側給紙処理のフ
ローチャート。
【図27】同じく、シート搬送装置の間欠排紙処理のフ
ローチャート。
【図28】同じく、シート搬送装置のジョギング処理の
フローチャート。
【図29】同じく、シート搬送装置の排紙ジョギング処
理のフローチャート。
【図30】同じく、シート搬送装置の閉ループ排紙ジョ
ギング処理のフローチャート。
【図31】同じく、分離手段の選択処理のフローチャー
ト。
【図32】本発明のシート搬送装置が適用可能な画像形
成装置本体の一例を示す縦断正面。
【符号の説明】
P シート 1 画像形成装置本体 2 シート搬送装置 4 シート原稿トレイ(シート載置手
段) 6 分離ベルト 6,38 第1の分離手段 14 吸着ベルト(シート引き抜き手段) 15 搬送ローラ 18 画先センサ 19 吸引ファン(シート吸着手段) 14,19,31 エアー分離手段(第2の分離手段) 27 排紙センサ 29 第2の分離後センサ 31 分離ファン(シート浮上手段) 38 搬送ローラ 68 シート長さ検知センサ 100 分離モータ 101 反転モータ 100,101 第1の駆動手段 103 分離モータ 104 搬送モータ 103,104 第2の駆動手段 121 仕切りセンサ 121,120 シート枚数検知手段 201 CUP(判別手段) 201A シート搬送装置の制御装置(制御手
段) 210 シート枚数計数手段 211 シート枚数が1枚以下であることの
判断手段 902 画像形成部(画像形成手段) 907 画像形成装置本体の読取部 930 画像形成装置本体の制御装置 201A シート搬送装置の制御装置(制御手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート束を載置可能なシート載置手段
    と、 前記シート束の一端部にエアーを吹き付けて前記シート
    載置手段からシート束を浮上させるシート浮上手段と、 該シート浮上手段により浮上したシート束の最下位の1
    枚を前記シート載置手段上に吸着させるシート吸着手段
    と、 前記シート吸着手段により前記シート載置手段に吸着さ
    れたシートを、シート搬送方向に搬送するシート引き抜
    き手段と、 前記シート載置手段から搬送されるシート枚数を計数す
    るシート枚数計数手段と、 前記シート載置手段上のシート枚数を検知するシート枚
    数検知手段と、 前記シート枚数検知手段の検知結果から前記シート載置
    手段上のシートが1枚以下かどうかを判断する判断手段
    と、 該判断手段によって前記シート載置手段上のシート枚数
    が1枚以下であると判断された場合、前記シート浮上手
    段の動作を停止させる制御手段と、 を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート搬送装置が、複数のシート搬
    送路を有し、シートの再循環が可能な循環式シート搬送
    装置であって、 前記シート載置手段上のシートを、前記シート引き抜き
    手段によるシート搬送方向と反対側から分離・給送する
    摩擦分離手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    シート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート載置手段上の最終のシートを
    検知する仕切りセンサを備え、 前記シート枚数検知手段は、前記仕切りセンサが動作し
    たときの前記シート枚数計数手段がカウントした枚数
    を、前記シート載置手段上のシート枚数として検知する
    ことを特徴とする請求項1記載又は2に記載のシート搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れか1項記載のシ
    ート搬送装置と、該シートの画像に基づいて搬送される
    記録用のシートに画像を形成する画像形成手段と、該画
    像形成手段により画像形成されたシートを前記シート搬
    送装置に排出する排出手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
JP10069035A 1998-03-18 1998-03-18 シート搬送装置及びこれを備える画像形成装置 Pending JPH11263463A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239312A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 給紙装置及び画像形成装置
JP2015218007A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート供給装置、画像形成装置、シート供給装置の制御方法
US9975718B2 (en) 2014-05-14 2018-05-22 Kyocera Document Solutions Inc. Sheet feed device, image forming apparatus, and method for controlling sheet feed device

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JP2008239312A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 給紙装置及び画像形成装置
JP2015218007A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート供給装置、画像形成装置、シート供給装置の制御方法
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