JP3919325B2 - 画像読み取り装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置を有する画像読み取り装置、及び画像形成装置、詳細には、外部装置にシートを搬送、あるいは所定の位置にシートを載置するシート搬送装置を有して、シートに形成された画像を読み取る画像読み取り装置、及び複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート搬送装置の一例として、自動原稿搬送装置(以下、「ADF」と略称する)がある。このADFは、原稿を画像形成装置のプラテン上に載置する場合、原稿トレイ上にセットされた原稿を1枚ずつ分離する分離部と、分離された原稿の斜行補正を行った後、分離部から原稿を引き抜く給送部、給送部に隣接して配置され、給送部からの原稿を画像形成装置の所定位置に搬送する搬送部、画像形成後、搬送部から排出された原稿を原稿排出トレイに排出する原稿排出部等から構成されている。
【0003】
また、原稿トレイと原稿排出トレイを同一なものにして原稿の再循環が可能な構成をとる循環式の自動原稿搬送装置も画像形成装置に組み込まれている。
【0004】
さらに、循環式の自動原稿搬送装置には、通常2つのタイプがあり、第1のタイプは、原稿トレイより原稿が画像形成装置のプラテンの一端より画像読み取り位置に搬送され、任意の位置に原稿が載置された後、画像形成装置の画像読み取り部が移動して画像を読み取り、読み取り終了後、原稿はプラテンの同一端面より排紙され、トレイに再積載される(スイッチ・バック型)ものである。
【0005】
第2のタイプは、原稿のサイズにより、第1のタイプと同様に原稿をプラテンのある一端側から画像読み取り位置に搬送、載置し、画像読み取り終了後、同一端側よりトレイに排出するシートパスと、画像読み取り終了後、原稿をプラテンガラスのもう一方の端側よりトレイ上に搬送、排出させるシートパス(閉ループ型)を有するものである。
【0006】
更に、第1のタイプと第2のタイプの両方を有する原稿搬送装置も提案されている。
【0007】
原稿サイズ、画像読み取り条件等により、どちらの搬送経路を使用する場合が適しているかを判別して、搬送経路を決定するような制御も行われている。
【0008】
また、分離方式の一つとして、ローラを使用して摩擦分離を行う方式が広く知られているが、別の分離方式として、ファンによるエアの流れを利用して原稿束から原稿を1枚ずつ分離する(原稿を捌く)、エア分離方式も提案されており、第1のタイプに摩擦分離方式を、第2のタイプにエア分離方式を採用する系も考案されている。エア分離方式は、ローラを使用して分離を行う摩擦分離方式に比べて、原稿に損傷を与えることが少ないという利点がある。
【0009】
また、原稿トレイに載置された原稿の最上紙から分離する上分離方式と、最下紙から分離する下分離方式にも分類される。
【0010】
下分離によるエア分離方式は、通常2個のファンを使用し、一方のファンからエアを原稿束に吹き付けて原稿を浮上させ、他方のファンにより原稿束の最下紙の1枚のみをベルトに吸着させて搬送するといった方法で分離を行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のような、下分離のエア分離方式を採用した原稿搬送装置においては、以下の様な問題がある。
【0012】
下分離のエア分離手段を有する原稿搬送装置は、エア分離に、通常、ファンを使用して大きなエアの流れを生じさせ、それを利用して原稿束を浮上させるようになっている。原稿トレイと排紙トレイを同一なものにして原稿の再循環が可能な構成をとる循環式の場合、排紙される原稿が再び原稿トレイの上に載ることになるため、分離エアの影響を受ける可能性がある。特に、排出される原稿が薄紙であった場合、分離エアにあおられて、装置から落下する恐れがある。
【0013】
なお、上記原稿搬送装置で、画像が形成されていない、例えば白紙の用紙を搬送する場合も同様な問題が生じる。
【0014】
また、上記の原稿搬送装置を備えた画像読み取り装置は、原稿が円滑に送られてこないことがあるため、画像を正確に読むことができないという問題がある。
【0015】
さらに、上記の画像読み取り装置を備えた画像形成装置は、画像読み取り装置が画像を正確に読むことができないことがあるため、画像を正確に形成することができないという問題がある。
【0016】
なお、本発明におけるシートは、原稿、白紙の紙、紙の代わりに使用される樹脂製のシートを含むものとする。
【0017】
(目的)
本発明は、下分離のエア分離手段を有して、搬送されるシートの厚みを検出し、その結果から分離エアの風量を制御することによって、排出時にシートが分離エアにあおられたり、装置から落下したりするのを防止するシート搬送装置を備えた画像読み取り装置、この画像読み取り装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、次の画像読み取り装置によって解決される。
【0019】
複数枚のシートが載置されるシートトレイ上のシートにエアを吹き付けてシート同士を捌き、最下位のシートを前記シートトレイから搬出するシート分離搬送手段と、前記シート分離搬送手段により搬出されたシートに形成されている画像を読み取るための画像読み取り部と、前記画像読み取り部で画像が読み取られたシートを前記シートトレイ上に載置されているシートの上面に排出するための排紙路と、前記シート分離搬送手段により搬出されたシートを搬送する搬送路に設けられ、前記搬出されたシートの厚みを検知する厚み検知手段と、前記厚み検知手段によるシートの厚みの検知に基づいて、前記シート分離搬送手段によるエアの吐出量を制御するエア吐出量制御手段と、を備えている。
【0020】
また、前記シート分離搬送手段が、エアを吹き付けることによって前記シートトレイに載置されているシート束を浮上させるシート浮上手段と、前記シート束の内、最下位のシートを吸着して搬送するための吸着ベルトと、を備えている。
【0022】
また、前記厚み検知手段が、前記シートの厚み方向の両側に対向して配置された発光部と受光部とを有する透過型センサである。
【0023】
また、前記エア吐出量制御手段は、前記厚み検知手段により検知さた前記シートの厚みが薄くなるほどエア突出量を少なくする。
【0024】
また、前記シートトレイ上の前記シートの長さを検知するシート長さ検知手段と、前記シートトレイを間にして前記シート分離搬送手段と反対側に配設され、前記シート長さ検知手段によって検知された前記シートを前記シートトレイから1枚ずつ排出する摩擦分離搬送手段と、を備えている。
【0027】
上記課題は、次の画像形成装置によって解決される。
【0028】
上記いずれか1つの画像読み取り装置と、該画像読み取り装置で読み取った画像を画像形成用シートに形成する画像形成段と、を備えている。
【0029】
(作用)
シートトレイにシート(原稿を含む)が複数枚積載されると、シート分離搬送手段がそのシートをエアによって捌き、1枚ずつシートトレイから排出する。エアの吐出量は、シート判別手段によって検知されたシートの種類に応じてエア吐出量制御手段によって調節される。従って、シート分離搬送手段を有する画像読み取り装置は、シートを確実に分離することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(図1、図2の説明)
図1、図2において原稿搬送装置である循環式原稿搬送装置(以下、「RDF」と称する。)2は、上方に原稿トレイ4を有し、その下方には駆動ローラ36及びターンローラ37に巻回された幅広ベルト7が配置されている。この幅広ベルト7は、複写機本体1のプラテン3上に当接していて、上記原稿トレイ4上に載置したシート状の原稿Pを搬送してプラテン3の上の所定位置に載置したり、プラテン3上の原稿Pを上記原稿トレイ4上に搬出するようになっている。
【0031】
また、原稿トレイ4には、原稿基準ガイド33と、原稿Pの幅方向にスライド自在な幅方向規制板33aとが配設されていて、原稿トレイに載置される原稿Pの幅方向が規制されて、原稿Pの搬送時の安定性と、原稿トレイ4上への搬出の際の整合性が碓保されている。上記幅方向規制板33には、後述するジョギング機構が内蔵されていて、このジョギング機構によって原稿トレイ4上に搬出されてくる原稿Pが1枚毎、幅方向規制板33aに押し付けられ、整合性がさらに高められている。さらに、原稿トレイ4は、後述する原稿トレイ昇降機構により、揺動中心40を中心として、図1に示す状態と、図2に示す状態とをとるようになっている。
【0032】
原稿トレイ4に隣接して、半月状の給紙ローラ5及びストッパソレノイド108(図5参照)により上下に移動するストッパ21が配設されており、原稿トレイ4上にセットされた原稿Pは、突出した上記ストッパ21に規制されて下流に進出できないようになっている。そして、複写機の操作部で複写条件が入力され、スタートキーが押されると、上記ストッパ21が沈みこんで原稿Pの進路が解放され、原稿Pは給紙ローラ5の給送を受けて下流部へ進出する。このとき、原稿トレイ4上の原稿基準ガイド33内に内蔵された仕切り部材モータ105(図5参照)に連結された仕切り部材22が、最上位の原稿Pに回転して乗り上げ、未処理原稿と処理済原稿との区別をする。
【0033】
上記ストッパ21(図1参照)の下流には、第1の原稿分離手段を構成する搬送ローラ38及び分離ベルト6が配設されていて、それぞれが矢印方向に回転することによって原稿トレイ4から進出してきた原稿Pを1枚ずつ分離してさらに下流部に搬送するようになっている。
【0034】
また、前記ストッパ21の上方には、ウエイト20が設けられている。ウエイト20は、原稿トレイ4上の原稿Pが少なく給紙ローラ5の給送力だけでは原稿Pが第1の原稿分離手段6,38に進入できない場合にウエイトソレノイド109(図5参照)により下方に移動して、原稿Pを給紙ローラ5との間に挟んで給紙ローラ5の給送力を向上させている。
(図2、図4の説明)
第1の原稿分離手段6,38から上記プラテン3にかけて原稿搬送路(イ)(ロ)(ハ)が構成されている。この原稿搬送路(イ)(ロ)(ハ)は、屈曲してプラテン3上の搬送路に接続し、原稿Pをプラテン3上に誘導するようになっている。また給紙ローラ5近傍には、原稿トレイ4上に載置された原稿Pの有無を検知する透過型の光センサである入り口センサ23a,23bが配置されている。
【0035】
このRDF2の本体左方には、大ローラ10が配設されており、上記プラテン3から大ローラ10の外周を回って上記原稿トレイ4上方に伸びる原稿排紙路(ホ)(へ)が構成されている。さらに、上記の原稿排紙路(ホ)(へ)の大ローラ10の上方から分岐して原稿の表裏を反転させる原稿反転路(オ)が、構成されている。この原稿反転路(オ)の下流部が上記原稿搬送路(ロ)と合流するようになっている。原稿排紙路(へ)の下流側には、中枢ローラ44、排紙ローラ11が設けられている。このローラ44,11は、上記原稿排紙路(ホ)(へ)を搬送されてきた原稿Pを原稿トレイ4上の原稿束Pの最上部に搬出するようになっている。
【0036】
プラテン3の上方に配設された前記幅広ベルト7は、原稿Pをプラテン3上の所定位置に搬送・載置し、画像読み取り後にプラテン3から搬出するようになっている。
【0037】
上記原稿搬送路(イ)(ロ)(ハ)と原稿反転路(オ)の合流部には給送ローラ9が配設されている。この給送ローラ9は、到達した原稿Pにループを形成して、原稿Pの斜行を防止している。上記給送ローラ9の上流近傍には、原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである給紙センサ25a,25bが配設されている。この給紙センサ25a,25bは、原稿搬送路(イ)(ロ)(ハ)及び原稿反転路(オ)のいずれの搬送路を原稿Pが通過しても検知できる。又、給送ローラ9の下流には、原稿Pの位置を検知する透過型の光センサであるレジストセンサ39a,39bが配設されている。
【0038】
原稿排紙路(ホ)(へ)の大ローラ10の下方には、プラテン3から搬出された原稿Pを検知する透過型の光センサである反転センサ26a,26bが配設され、さらに大ローラ10と排紙ローラ11との間の原稿排紙路(へ)中には、原稿排紙路(へ)を通過し、原稿トレイ4上に搬出される原稿Pの通過を検知する透過型の光センサである排紙センサ27a,27bが配設されている。
【0039】
原稿排紙路(ホ)(へ)から原稿反転路(オ)に分岐される部分には、パスを切り換えるための反転フラッパ34(図1参照)が配設されている。反転フラッパ34は、分岐される部分で反転フラッパソレノイド110(図5参照)のON・OFFにより、図中実線の位置と鎖線の位置との間を揺動することによりパスの切り換えを行うようになっている。
(CP分離の説明)
更に、RDF2の本体右方には、プラテン3上の画像読み取り部へ、プラテンガラスの右端より原稿を搬送する第2の原稿分離手段と第2の原稿搬送路(チ)(リ)(ヌ)(図4参照)が構成されている。
【0040】
後述する原稿トレイ4は、図1、図2に示すように上限・下限位置間を揺動する様になっている。図2の様に原稿トレイ4が下限位置にある場合、これに隣接して第2の原稿分離手段を構成する吸着ベルト14及び分離ファン31及び吸引ファン19及び、搬送ローラ15が配設されている。分離ファン31から吸着ベルト14に向けてエアを送り、原稿トレイ4に載置されている原稿束を浮上させる。吸着ベルト14には多数の穴が開いており、吸引ファン19を回転させると、浮上している原稿束の最下位の原稿のみを吸着ベルトに吸着される。吸着ベルト14は、ローラ8が矢印方向に回転することにより原稿を1枚ずつ、搬送ローラ15に送り込む。
【0041】
原稿トレイ4は、トレイ上に載置された原稿サイズ、及び、画像形成装置である複写機の入力条件により、上限、あるいは下限位置をとる構成となっている。図2に示すように、トレイ4が下限位置に達するとトレイ4の前述したストッパ21が、トレイ4上に載置されている原稿Pを第2の原稿分離手段側へある一定距離、束搬送させる。トレイ4に配設されているガイド60,61(図6参照)内をストッパースライド台41がリンク42を介して、偏心カム43の回転によりコロ46を介し移動する(図2,3参照)。偏心カム43にはホームポジション位置を検知する為のフラッグ53(図1参照)及び透過型センサ45が配設されている。原稿トレイ4が下限位置に達すると、後述する束搬送手段により束搬送された原稿Pは、必ず原稿トレイ4の先端近傍に配設された原稿の有無を検知する透過型の光センサ68a、68b(図3参照)で原稿有を検知する位置まで搬送される。束搬送が終了すると、第2の原稿分離手段により、原稿Pの分離を開始する。第2の原稿分離手段の下流側には、第2の給送ローラ16が配設されており、この第2の給送ローラ16は到達した原稿Pにループを形成して、原稿Pの斜行を防止している。第2の給送ローラ16の上流近傍には原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである第2の給紙センサ29a,29bが配設されている。更に下流側には、中継ローラ17があり、第2の搬送路(ヌ)中には原稿Pの先端位置を検知する透過型の光センサである画先センサ18a,18bが配設されている。この画先センサ18a,18bにより、画像形成装置内の画像が形成される転写シート材の給送タイミング制御が行われる。
【0042】
n循環終了時には、原稿トレイ4は上方に移動し、上限位置で停止する。
【0043】
次に、本発明のRDFの駆動系を図5に基づいて説明する。
(図5の説明)
図5は、各搬送ローラ及びフラッパを駆動するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系統図を示している。
【0044】
第1の分離モータ100は、第1の原稿分離手段である搬送ローラ38と分離ベルト6を図中矢印方向に駆動するモータである。ベルトモータ102は、ステッピングモータであり、駆動ローラ36を駆動して幅広ベルト7とターンローラ37とを作動させている。
【0045】
反転モータ10lは、大ローラ10及び排紙ローラ11を駆動するものであり、周知のPLL制御が行われており、該ベルトモータ102と同期回転するようになっている。なお、該ベルトモータ102と該反転モータ101が同期制御される場合は、幅広ベルト7の周速と大ローラ10の周速は一致する様になる。
【0046】
第2の分離モータ103は、第2の原稿分離手段である吸着ベルト14と搬送ローラ15を図中矢印方向に駆動する。
【0047】
搬送モータ104は、第2の給送ローラ16と中継ローラ17とを駆動するモータであり、このモータは、ベルトモータ102と、第2の分離モータ103と同期制御が可能な構成となっている。なお、本発明では搬送モータ104はステッピングモータとしているが、PLL制御されたDCモータでも実現可能である。
【0048】
それぞれのモータの軸上には、複数のスリットを形成したクロック円板100a,101a,102a,103a,104aが設けられている。それぞれのモータのフレームには、スリットを透過型の光センサで認識することによりパルスを発生するクロックセンサ100b,101b,102b,103b,104bが設けられている。各モータの回転を、クロックセンサ100b,101b,102b,103b,104bによりクロックカウントすることにより、各搬送ローラの回転数量が測定でき、原稿Pの移動量の検出や、ステッピングモータの脱調検出をすることができるようになっている。
【0049】
符号110は、反転フラッパ34を揺動させるための反転フラッパソレノイドを示している。このソレノイド110がOFF時には、反転フラッパ34は図中実線位置にあって、原稿排紙路(ホ)(へ)(図4参照)を通過した原稿Pを原稿トレイ4上に搬出し、ON時には、原稿排紙路(ホ)(へ)を通る原稿Pを原稿反転路(オ)へと誘導する。
【0050】
ストッパソレノイド108は、ストッパ21を上下動させるように駆動させる。OFF時には、図6中の実線位置にあり、原稿トレイ上の原稿束Pの下流側へ進出を防止し、ON時には、ストッパ21が仮想線の位置に沈み込んで原稿Pの進路を解放する。
【0051】
図5に戻ってソレノイド109は、ウエイト20(図1参照)を上下に揺動させるものであり、OFF時には図5の位置にあって、ON時には、ウエイト20を下方に下げて給紙ローラ5上に原稿Pを押圧し、給紙ローラ5(図1参照)の搬送力を高めている。
【0052】
次に、原稿トレイ4の揺動動作について説明する。
【0053】
トレイ揺動モータ107(図5参照)の出力軸は、トレイ揺動アーム48(図1参照)に接続されている。原稿トレイ4の下面にはトレイ揺動軸47が係合している。トレイ揺動軸47は、トレイ揺動アーム48の先端と係合している。トレイ揺動アーム48の反対側はトレイ揺動アーム軸67に遊嵌している。トレイ揺動アーム軸67が回転することによりトレイ揺動アーム48は、図1、図2に示す状態になり、原稿トレイ4を揺動中心40を中心に揺動させる。
【0054】
符号51(図1参照)は、原稿トレイ4が上方位置に到達したことを検知する上部リミットスイッチを、符号52は、原稿トレイ4が下方位置に到達したことを検知する下部リミットスイッチを示している。トレイ揺動モータ107(図5参照)は上部、下部リミットスイッチ51,52の検知により回転を制御される。
【0055】
次に、原稿トレイ4上の束搬送手段について説明する。符号106は、ストッパー21を図2のA方向へ移動させるストッパースライドモータを示している。ストッパー21はモータ106によって図3に示す様に原稿Pを第2の原稿分離手段まで搬送し、搬送後初期の位置まで戻るようになっている。又、ストッパー21は、原稿が排紙ローラ11から原稿トレイ4上に排出される度に原稿の後端を第2の原稿分離手段側へ押し込み原稿トレイ4上の原稿Pの搬送方向の整合性を向上させる。
【0056】
次に図7に基づいて、原稿トレイ4の仕切り部材22について説明する。図7は、仕切り部材22の構成の詳細を示す図である。
【0057】
図7において、仕切り部材モータ105の出力軸171には、回転方向でフリーに支持された仕切りフラグ119と、上記出力軸117に固定されている仕切りフラグ119を回転駆動する仕切りレバー120が同軸上に配置されている。仕切りフラグ119は図示のように、円周の一部がカットされており、また、円周上にはポリエステルフィルム、板ばね等の可撓性材料で作られた仕切り部材22が固定されていて、仕切りフラグ119と一体的に出力軸117上を回転する。また、仕切りフラグ119は、その重心位置が仕切り部材22側にあるので、仕切りレバー120の駆動が加わらない時は、その自重により仕切り部材22が真下の位置にくるところで停止する。符号121は仕切りセンサを示していて、仕切りフラグ119を検知することにより、仕切り部材22の位置を判別している。
【0058】
図7において、原稿トレイ4上に原稿Pを満載した場合、原稿P端面と仕切り部材22の取り付け部までの距離が短くて仕切り部材22の腰が強いので、仕切り部材22は変形せず図示のように原稿Pに沿ってフラットな状態になっている。
【0059】
図7において、原稿トレイ4上に積載された原稿Pの枚数が少ない場合、従来のような剛性をもった仕切り部材であると、部材先端が原稿P表面に接触した状態で停止するので、原稿端部位置では仕切り部材22が原稿表面に対して隙間が生じて浮き上がってしまう。そして、仕切り部材22の上方に原稿Pが再積載される際に、原稿先端が仕切り部材に衝突して、原稿トレイ4上に安定して積載できなかったが、図7のように、仕切り部材22は可撓性を有しているので、仕切りレバー120の駆動力により原稿束P表面の状態に仕切り部材7がなじんで、満載時と同様に原稿面に沿ってフラットな状態となる。
【0060】
従って、仕切り部材22は、原稿トレイ4上に原稿Pが多い場合であっても少ない場合であっても、必ず原稿束P表面に密着した状態となるので、仕切り部材22上に原稿Pが再積載されても、仕切り部材22に衝突することはないので、原稿Pの搬出に支障をきたすことなく、安定して原稿Pを積載できる。
【0061】
次に、図7に基づいてジョギング機構について説明する。
【0062】
図7は原稿トレイ4の平面図である。
【0063】
図中符号122は幅方向規制板33aの一部を形成するジョギングガイドを示している。このガイド122は、幅方向規制板33aに出没自在に支持されている。
【0064】
ジョギングガイド122の原稿と反対側には、2個のジョギングリンク123,125の一方の端部に係合するリンクピン126,127が設けられている。ジョギングリンク123,125の他方の端部は、ジョギングレバー129とレバーピン130,131で係合している。また、ジョギングレバー129は、ジョギングソレノイド132に係合している。
【0065】
従って、ジョギングソレノイド132がONすると、ジョギングガイド122は原稿Pを原稿基準ガイド33に押し付けるように動作する。ジョギングソレノイド132がOFFすると、戻しばね133によりジョギングガイド122は原稿端面から離隔するように動作する。すなわち、原稿Pが原稿トレイ1上に1枚ずつ再積載される毎に、ジョギングソレノイド132のON・OFFを繰り返すことにより、原稿Pを確実に原稿基準ガイド33に押し付けて、原稿トレイ上の原稿Pの整合性を向上させている。
【0066】
又、巾方向規制板33aに係合してスライドボリューム80(図8参照)が付いており、幅方向規制板33aの移動により、原稿トレイ4上に載置されている原稿の幅方向のサイズ情報を得ることが可能になっている。
【0067】
さらに、原稿トレイ4後端部には図1に示した様に原稿の長さ検知センサ68が付いており、この原稿の長さ検知センサ(例えば、反射型センサ)は、例えば、原稿がLTRサイズ(216mm)以上か以下かを判定するものである。
【0068】
この原稿長さ検知センサ68によりLTRサイズ以上と判断された時、原稿トレイ4上に載置された原稿分離手段側6,38より給紙される。原稿長さ検知センサ68によりLTRサイズ以下と判断された場合、次に、巾方向規制板33aと連動して動く不図示のスライドボリュームより原稿の幅方向サイズの情報を得て、例えばA4,LTRサイズか否かを判断し、A4,LTRサイズなら原稿トレイ4を下降させ、第2の原稿分離手段14,19,31側から給紙を行える条件を満たす。更に、画像形成装置に入力される画像形成モード等により、第1の原稿分離手段側から原稿を供給するか、第2の原稿分離手段側から原稿を供給するかを判定する。シート A4,LTRサイズ以外なら第1の原稿分離手段側から原稿を供給する。
【0069】
上記原稿のサイズに対しての基準はあくまでも本発明における一実施形態でありサイズの基準値は任意に選ぶことは可能である。
【0070】
次に図8に基づいて、RDFの制御装置を説明する。
【0071】
第8図は、RDFの制御装置の回路構成を示すブロック図である。制御回路はROM、RAM等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータ(CPU)201を中心に構成されており、該マイコン201の入力ポートには各種センサの信号が入力される。また、制御回路はバックアップ電池によってバックアップされたRAMも備えている。
(光学式厚み検知)
厚み検知手段は発光部と受光部で構成される透過型の光学式センサ30a,30bを有し、発光部と受光部の間に置かれた原稿の透過率が厚みによって変わることを利用して厚みを確実に検出する。この光学式厚み検出センサ30a,30b(図2参照)は、第2の原稿分離手段の下流方向の近傍に配置されており、原稿束Pから原稿が1枚ずつ分離されたところで行う。
【0072】
図9は、光学式厚み検知器の回路図を示す。
【0073】
スタンバイ状態で原稿がない場合はマイコン201のアナログ/デジタル変換入力(以後A/D入力とする)=厚み検知センサ信号出力レベル(420)の値が一定値になるように、マイコン201は、発光側センサ(30b)の発光光量をD/Aコンバータによって変化させている。このD/Aコンバータの出力値を補正電圧(421)と呼ぶ事にする。
【0074】
原稿搬送動作が開始されるとマイコン201はD/Aコンバータの出力値を開始直前の補正値に固定する。
【0075】
この状態で、分離手段によって1枚ずつに分離された原稿が分離センサ29a,29b(図1、2参照)にかかると原稿の透過率によって分離センサ信号レベルが変化する為、原稿がセンサ29a,29bにさしかかった事がわかる。そのため、一定時間後には原稿が厚み検知センサ30a,30bにさしかかることがわかる。このとき、原稿が比較的薄い場合は、前記厚み検知センサ信号出力が飽和しないため薄い原稿であると判断できる。
【0076】
原稿がある程度の厚みを持つ場合は、厚み検知センサ信号出力レベル(420)が飽和してしまい、どの程度の厚さであるか判断できない。マイコン201はセンサ出力が飽和していると判断した場合は、光量切り換え信号(423)を出力して光量切り換えトランジスタ(424)をオフさせる。これによって分離センサ発光素子(30b)からの光量がアップするので、この状態でA/D入力値をチェックする。この時の分離センサ信号レベル(420)の値が飽和しないレベルであればマイコン201は普通の厚みの原稿と判断する。
【0077】
また、前述のように光量アップ回路を起動させてもセンサ出力が飽和状態を保つならばマイコン201は厚い原稿であると判断する。
【0078】
図10は原稿の厚みに対する厚み検知センサ信号出力(420)特性で、横軸に原稿坪量、縦軸にセンサ出力電圧をとってある。同図において、実線はD/Aコンバータによる補正値がスタンバイ状態の補正値に固定されているときのセンサ出力であり、この場合、光量は通常の光量である(薄紙検出モードとする)。
【0079】
また、同図の破線は、光量をアップした場合の特性である(厚紙検出モード)。
【0080】
また、一点鎖線の矢印は、薄紙検出モード時の薄原稿判定範囲を示し、薄紙検出モード時にセンサ出力がこの範囲にあれば、薄原稿と判定する。2点鎖線の矢印は、厚手原稿判定範囲を示し、厚紙検出モード時にセンサ出力がこの範囲にあれば厚手原稿と判定する。
【0081】
一連の原稿厚み検出が終了したならばマイコン201はセンサ回路の設定を原稿搬送開始直前のスタンバイ状態の設定に戻し、次に搬送されてくる原稿の厚み検出ができるようにする。
(通信)
RDFは、通信IC202(図8)を介して複写機本体との間で制御データの授受を行っている。受信データとしては、複写機本体からの流し読み速度データ(v)、片画/両面/流し読み等の原稿搬送モードデータ、原稿給紙トリガー、原稿交換トリガー、原稿排紙トリガーがあり、更に送信データとしては、原稿給紙/交換/排紙の各動作完了信号、検知した原稿サイズデータ、原稿束の区切れを知らせる最終原稿信号、流し読みモード時の画先信号がある。
【0082】
また、マイコン201の内蔵ROMには、第11図以降に示すような制御手順(制御プログラム)があらかじめ記憶されており、その制御手順に従って各入出力を制御する。
(メインフロー)
次に、図11に示すメインフローチャートに基づいて動作説明を行う。
【0083】
原稿がセットされたか否かを第1入口センサ23で検出し、図示しない複写機本体の操作部にあるコピーキーを押す事で動作開始となる(main1)。この時、原稿長検知センサ68がオフしているかどうかを判別し(main2)、肯定判定であれば、本体から送信されてきた複写モードを判別し(main3)、流し読み複写モードで有れば(main4)と、後述する流し読みモード(main5)とにて一連の複写処理を実行して動作を終了する。(main4)において、否定判定であった場合には、(main6)に進んで、プラテン上に原稿を2枚以上載置して複写処理を行う高速連送モードが可能なモードであるかを判別して(本実施例では、片面原稿複写モードが高速連送可能モードである)、肯定判定で有れば(main7)に進んで後述する高速連送モードにて一連の複写処理を実行して動作を終了する。
【0084】
(main6)において否定判定であった場合は(main8)に進んで後述するノーマルスイッチバックモードにて一連の複写処理を実行して動作を終了する。
【0085】
ここで、原稿サイズによるモード選択は、本制御例では、原稿長検知センサ68のオン/オフによる送り方向のみで選択を規制しているが、前述した通りに、巾方向規制板33aと連動する、原稿トレイ下部に備え付けられた不図示のスライドボリュームによる原稿幅検知手段との組み合わせによって原稿サイズによるモード選択の規制を行ってもよい。
(流し読みモード)
次に、図12に基づいて流し読みモードについて説明する。
【0086】
原稿トレイを下限位置に移動すべく後述するトレイダウン処理を行い(draftmd1)、更に、原稿束Pを右側に移動すべく後述する原稿束搬送処理を行い(draftmd2)、その後は、最下部の原稿を1枚だけ分離すべく後述の右側分離処理を行う(draftmd3)。その後、原稿画像の読み取りを複写機本体の光学系を所定の位置に固定したまま行う原稿流し読み処理を起動し(draftmd5)、その後、画先センサ18によって原稿の後端が検知されるのを待って(draftmd6)、図7の原稿仕切センサ121によって、原稿束の区切れを検知して(draftmd7)、最終原稿でなければ、原稿を原稿トレイ上に戻すべく後述する連続排紙処理起動を経て(draftmd8)、(draftmd3)に戻って処理を繰り返す。また、(draftmd7)において、最終原稿であった場合は、連続排紙処理を行って(draftmd9)、その後、後述のトレイアップ処理を行って原稿トレイを上限位置に戻して(draftmd10)、一連の処埋を終了する。
【0087】
この時、図示しない複写機本体の光学系は、図4において符号D”で示した様に原稿の送り方向の長さをL’(mm)とした場合、中継ローラ17からL’(mm)以上、時計回りにおける下流に位置している。また、この本体光学系の位置制御は、周知のステッピングモータ制御によるものでもよいし、その他メカ式ストッパー構成によるものでもよい。
(高速連送モード)
次に、図13に基づいて高速連送モードについて説明する。
【0088】
原稿トレイを下限位置に移動すべく後述のトレイダウン処理を行い(doublemd1)、更に、原稿束Pを右側に移動すべく後述する原稿束搬送処埋を行い(doublemd2)、その後は、最下部の原稿を1枚だけ分離すべく後述の右側分離処理を行い(doublemd3)、原稿をプラテン上の右端に載置すべく右側給紙処理を行う(doublemd4)。その後、原稿仕切センサ121によって、原稿束の区切れを検知して(doublemd6)、最終原稿でなければ、再度右側分離処理(doublemd7)、右側給紙処理(doublemd8)を行った後、プラテン上の原稿を左側に移動すると同時に、待機している次原稿をプラテン右端に載置すべく後述の原稿移動処理を行う(doublemd9)。その後、原稿画像の読み取りを複写機本体の光学系を移動しながら行う光学系移動原稿読み取り処理を行って(doublemd10)、完了したら、原稿を原稿トレイ上に戻すべく間欠排紙処理を起動すると同時に、(doub1emd6)に戻って処理を繰り返す。また、(doub1emd6)において、最終原稿であった場合は、移動処理を行った後(doub1emd12)、光学系移動原稿読み取り処理を行って(doub1emd13)、その後、連送間欠排紙処理を行い(doub1emd14)、後述のトレイアップ処理を行って原稿トレイを上限位置に戻して(doub1emd15)、一連の処理を終了する。
(ノーマルスイッチバックモード)
次に、図14に基づいてノーマルスイッチバックモードについて説明する。
【0089】
原稿トレイ上の原稿束Pに対して最下部の原稿を1枚だけ分離すべく、後述の左側分離処埋を行い(swmd1)、完了したら原稿をプラテン上に載置すべく後述の左側給紙処理を行う(swmd2)。その後、図示しない複写機本体の光学系を移動させながら原稿を走査する事によって原稿画像の読み取る光学系移動原稿読み取り処理を行い(swmd3)、そして、原稿仕切センサ121によって、原稿束の区切れを検知して(swmd4)、最終原稿でなければ、原稿を原稿トレイ上に戻すべく後述する間欠排紙処理を起動して(swmd5)、(swmd1)に戻って処理を繰り返す。また、(swmd4)において、最終原稿であった場合は、間欠排紙処理を行って(swmd6)、一連の処理を終了する。
(トレイUP処埋)
前記RDFによるトレイ上昇処埋を図15、図1、図5に基づいて説明する。
【0090】
原稿トレイを図1の位置まで上昇させるべく、上部リミットスイッチ51がオンするまで図5のトレイ揺動モータ107を駆動し上部リミットスイッチ51がオンしたら、前記トレイ揺動モータ107を停止する。
(トレイDOWN処理)
前記RDFによるトレイ下降処理を図16、図1、図5に基づいて説明する。
【0091】
原稿トレイを図2の位置まで下降させるべく、下部リミットスイッチ52がオンするまでトレイ揺動モータ107を駆動し下部リミットスイッチ52がオンしたら、トレイ揺動モータ107を停止する。
(束搬送処理)
束搬送処理について図17に基づいて説明する。
【0092】
束搬送処理においては、原稿トレイ上の原稿束を第1の給紙口側から第2の給紙口側に搬送すべく、ストッパスライドモータ106をオンする(orgsfeed1)。その後、原稿長さ検知センサ68のオフ/オンを検知する(orgsfeed2)事で前述した通りにストッパユニットにより原稿束搬送が行われる。そして、ストッパスライドモータ106をオフして処理を終了する(orgsfeed3)。
(右側分離処理)
右側分離処理について図18、図1、図5に基づいて説明する。
【0093】
右側分離処理において、原稿が1枚目であれば(rsepa1)、原稿束Pの区切りを検知するための仕切り部材を動作させるために仕切り部材モータ105をオンし(rsepa2)、原稿束Pの幅方向の整合を行うべく後述するジョギング処理を行う(rsepa3)。さらに、原稿束Pのさばきを行うべく、分離ファン31をオンして分離エアを吹き出して原稿束Pを浮上させた後(rsepa4)、吸引ファン19をオンして原稿束の最下位の原稿1枚のみを吸着ベルト14に吸着させ、第2分離モータ103をオンして(rsepa5)分離する。しかる後、分離された原稿束の最下位の原稿1枚は、シートパス(図4のチ)内を進み、第2給紙センサ30が原稿先端を検知したら(rsepa6)、第2分離モータ103を低速駆動にするための速度制御を開始すると共に、分離ループタイマーをスタートし(rsepa7)、この設定時間終了後(rsepa8)、第2分離モータ103をオフする事で(rsepa9)、原稿は低速で第2の給送ローラ対16,16のニップ部に先端を突き当てられるので、原稿の先端損傷防止と共に衝突音を軽減させる事ができ、更に所定量のループが形成された状態で停止する。これにより、分離時に斜行が発生した場合でもこれを矯正する作用をなす。
(右側給紙処理)
右側給紙処理について図19、図1、図4、図5に基づいて説明する。
【0094】
右側給紙処理においては、給送ローラ対16、及び17を駆動し、原稿をシートパス(チ)からシートパス(リ)に搬送させるべく、搬送モータ104をオンし、同時に搬送クロック104a,104bから入力するクロック信号によってカウントするサイズチェックカウンタ104cをスタートさせる(rent1)。そして、原稿が搬送されてその後端が第2給紙センサ30を通過する(rent2)と同時に上記サイズチェックカウンタ104cをストップし(rent3)、そのデータに基づいて原稿サイズを判別しておく。更に、処理を続けて図2の画先センサ18により、原稿先端が検知されたら(rent4)、原稿をシートパス(ル)に載置するべくベルトモータ102を逆転オンし(rent5)、更に画先センサ18により原稿の後端が検知されたら(rent6)、搬送モータ104をオフし、原稿をプラテン上の所定の位置(原稿後端が図4のD’の位置)に停止させるべくベルト励磁クロックによってカウントされるレジストカウンタ104cをスタートさせる(rent7)。上記スタートしたレジストカウンタ104cが所定数カウントした時点で(rent8)、ベルトモータ102を停止させる(rent9)。
(原稿移動処理)
原稿移動処理を図20、図4に基づいて説明する。
【0095】
原稿移動処理においては、図4の幅広ベルト7を駆動し、原稿をシートパス(ル)(ニ)内で移動させるべく、図5のベルトモータ102を逆転オンし、さらに、原稿をプラテン上の所定の位置に停止させるべくベルト励磁クロック102a,102bによってカウントされる移動カウンタ102cをスタートさせる(mv1)。この際、プラテンガラス上に先行する原稿があるか否かによって、後述のベルトモータ速度立ち上げ制御を行う。上記スタートした移動カウンタ102cが所定数カウントした時点で(mv2)、ベルトモータ102をオフし原稿を精度よく停止させる(mv3)。ベルトモータ102を停止させる際には周知のスローダウン制御も行う。
【0096】
この時、移動カウンタは、原稿の送り方向の長さをL’(mm)、図4に示す高速連送載置基準(D’)と画先センサ18との距離をL’gap(mm)、同じく図4に示す原稿固定載置基準(D)と前記(D’)との距離をL(mm)とすると以下の式で表される。
【0097】
移動カウンタによる移動量Δ=L−(2×L’+L’gap)
(連送間欠排紙処理)
連送間欠排紙処理について図21、図2、図5に基づいて説明する。
【0098】
連送間欠排紙処理においては、プラテン上の原稿を排紙すべく、ベルトモータ102を逆転オン、反転モータ101をオンし(dlejct1)、原稿がシートパス(ニ)からシートパス(ヘ)へと搬送されて原稿後端を排紙センサ27によって検知すると(dlejct2)、ベルトモータ102をオフし、排紙整合のために反転モータ101の速度制御を行いながら、原稿を原稿トレイ上に排紙するための距離を決定する排紙カウンタ101cをスタートさせる(dlejct3)。排紙カウンタ101cが所定数カウントしたら(dlejct4)、反転モータl01をオフし(dlejct5)、原稿が原稿トレイ上に落下するまでインターバルをとる排紙落下タイマを起動し(dlejct6)、終了後(dlejct7)、排紙原稿の整合を行うべく閉ループ排紙ジョギング処理を行って(dlejct8)、連送間欠排紙処理を終了する。
(原稿流し読み処理)
原稿流し読み処理について図22に基づいて説明する。
【0099】
原稿流し読み処埋においては、原稿の画像を、固定した複写機本体光学系にて読み取るべく、搬送モータl04の速度と、流し読みするベルトモータ102の速度とを同期(等速)させてオンする。同時にベルトモータ102も前述したPLL回路へ複写機本体から受信した流し読み速度データ(v)に基づいて基準信号を出力する事で定速制御を開始する(draftsq1)。その後、画先センサ18によって原稿先端が検知されると同時に(draftsq2)、画先信号を複写機本体に送信して処理を終了する(draftsq3)。複写機本体は、この画先信号を受信した後、前述した流し読み時の光学系固定位置に原稿先端が到達するまでの時間を演算制御して実際の画像読み取りを行う事になる。
【0100】
また、前記流し読み速度データ(v)は、光学系移動時の読み取り速度(v1)と等しくてもよいし、異なってもよい。特に、v>v1と設定されたときには通常の光学系移動読み取りよりも短時間で原稿画像の読み取りが完了するので、本発明の原稿搬送装置を使用した事により複写速度が向上する事になる。
(連続排紙処理)
連続排紙処理を図23、図2、図3、図5に基づいて説明する。
【0101】
連続排紙処埋においては、プラテン上の原稿を排紙すべく、反転モータ101の回転速度と、流し読みしているベルトモータ102の回転速度とを同期(等速)してオンし(rejct1)、次に、反転センサ26によって原稿後端が検知されると(rejct2)、次原稿との間隔を確保するために反転モータ101を最高速まで速度アップし(rejct3)、原稿がシートパス(ニ)からシートパス(ヘ)へと搬送されて原稿後端を排紙センサ27によって検知されると(rejct4)、排紙整合のために反転モータ101の速度制御を行いながら、原稿を原稿トレイ上に排出するための距離を決定する排紙カウンタをスタートさせる(rejct5)。排紙カウンタが終了したら(rejct6)、反転モータ101をオフし(rejct5)、原稿が原稿トレイ上に落下するまでインターバルをとる排紙落下タイマを起動し(rejct8)、終了後(rejct9)、排紙原稿の整合を行うべく閉ループ排紙ジョギング処理を行って(rejct10)、連送間欠排紙処理を終了する。
(厚み検知及び分離エア吐出量制御処理)
厚み検知及び分離エア吐出量制御処理を図2、図24に基づいて説明する。
【0102】
右側分離、右側給紙によって搬送する場合、トレイに排出する原稿が分離エアによってあおられないように、分離エアの風量を制御する必要がある。分離された原稿が搬送パスに設けた透過型センサ(30a、30b)通過する際、そのセンサによって原稿の厚みを検出する(chk1)。原稿が薄紙であると判断した場合(chk2)、その原稿がトレイに排出される時点での分離ファンから発生している分離エアの風量を、排出される原稿があおられず、且つ分離を行うのに十分な風量になるように最適に制御する(chk3)。
(左側分離処理)
左側分離処理を図25、図1、図5に基づいて説明する。
【0103】
左側分離処理において、原稿が1枚目であれば(lsepa1)、原稿束Pの区切りを検知するための仕切り部材22を動作させるために仕切り部材モータ105をオンすると同時に、原稿束Pのさばきを行うべく第1分離モータ100をオンする(lsepa2)。さらに、原稿束Pの幅方向の整合を行うべく後述するジョギング処理を行う(lsepa3)。しかる後に、ジョギング処理が終了したら、原稿束の最下位の原稿を1枚のみ分離させるように、給紙ストッパ21を下降させて、ストッパソレノイド108をオンにする(lsepa4)。原稿はシートパス(イ)内を進む。第1給紙センサ25によって原稿先端が検知されたら(lsepa5)、第1分離モータ100を低速回転駆動するための速度制御を開始する。同時に、分離ループタイマーをスタートさせる(lsepa6)。この設定時間終了後(lsepa7)、第1分離モータ100をオフする事で(lsepa8)、原稿は低速で給送ローラ対のニップ部に先端を突き当てられる。したがって、原稿の先端損傷防止と共に衝突音を軽減させる事ができる。更に、原稿は、所定量のループが形成された状態で停止される。これにより、分離時に斜行が発生した場合でもこれを矯正する作用をなす。
(左側給紙処理)
左側給紙処理を図26、図1、図4、図5に基づいて説明する。
【0104】
左側給紙処理においては、給送ローラ対、及び全面送ベルトを駆動し、原稿をシートパス(イ)からシートパス(ハ)に搬送させるべく、ベルトモータ102を正転オン、反転モータ101をオンし、同時に反転クロック101a,101bから入力するクロック信号によってカウントするサイズチェックカウンタ101dをスタートさせる(lent1)。
【0105】
そして、原稿が搬送されてその後端が第1給紙センサ25を通過する(lent2)と同時に、上記サイズチェックカウンタ101dをストップし(lent3)、そのデータに基づいて、サイズチェック処理にて原稿サイズを判別しておき、更に、原稿をプラテン上の所定位置(原稿後端が図4Dの位置)に停止するべくベルトクロック102a,102bによってカウントされるレジストカウンタ102dをスタートさせる(lent3)。上記スタートしたレジストカウンタ101dが所定数カウントを終了した時点で(lent4)、ベルトモータをオフし、かつ、ブレーキ112をオンすることで原稿が精度よく停止する(lent5)。
(間欠排紙処理)
間欠排紙処理について図27、図5に基づいて説明する。
【0106】
間欠排紙処理においては、プラテン上の原稿を排紙すべく、ベルトモータ102を逆転オン、反転モータをオンし(lejct1)、原稿がシートパス(ニ)からシートパス(ヘ)へと搬送されて原稿後端が排紙センサ27によって検知されると(lejct2)、ベルトモータ102をオフし、排紙整合のために反転モータ101の速度制御を行いながら、原稿を原稿トレイ上に排紙するための距離を決定する排紙カウンタをスタートさせる(lejct3)。排紙カウンタが所定数カウントを終了すると(lejct4)、反転モータ101をオフし(lejct5)、原稿が原稿トレイ上に落下するまでインターバルをとる排紙落下タイマを起動し(lejct6)、終了後(lejct7)、排紙原稿の整合を行うべく排紙ジョギング処理を行って(lejct8)、間欠排紙処理を終了する。
(ジョギング処理)
前記ジョギング処理を図28、図7に基づいて説明する。
【0107】
ジョギング処理は、始めにジョギングを行う回数を決定するジョギングカウンタJOG−CN(134、図7参照)を初期化して(jog1)、幅規制部材のジョギングガイド122を押し出すためのジョギングソレノイド132をオンすると同時に任意に設定できるタイマーJOG−TM(135、図7参照)をスタートさせ(jog2)。タイマーJOG−TMが設定時間経過すると(jog3)、ジョギングガイド122を初期の状態に戻すべくジョギングソレノイド132をオフし、上記と同様にタイマーJOG−TM(135)をスタートさせる(jog4)。タイマーの設定時間が終了したら、ジョギングを行う回数を増加して(jog5)、ジョギングガイドの往復道が3回終了するまで(jog6)、(jog2)に戻って処理を繰り返す。これによって、原稿束Pは幅方向に整合され、斜行、横レジ等を防止する事ができる。
(排紙ジョギング処理)
排紙ジョギング処理を図29、図7に基づいて説明する。
【0108】
幅規制部材のジョギングガイド122を押し出すためのジョギングソレノイド132をオンすると同時に任意に設定できるタイマーEJCT−JOG−TMをスタートさせる(ejog1)。タイマーEJCT−JOG−TMが設定時間経過すると(ejog2)、ジョギングガイドを初期の状態に戻すべくジョギングソレノイド132をオフする(ejog3)。これによって、原稿束Pは幅方向に整合され、斜行、横レジ等を防止する事ができる。
(閉ループ排紙ジョギング処理)
閉ループ排紙ジョギング処理を図30、図1、図7に基づいて説明する。
【0109】
幅規制部材のジョギングガイド122を押し出すためのジョギングソレノイド132をオンし、送り方向の整合性を向上させる為、ストッパスライドモータ106をオンし、かつ、同時に任意に設定できるタイマーDEJCT−JOG−TMをスタートさせる(dejog1)。タイマーDEJCT−JOG−TMの終了を待つ間、センサ45を監視し、ホームポジションに戻ってきたらストッパスライドモータ132をオフする(dejog2,3,4)。設定時間を終了したら(dejog5)、ジョギングガイドを初期の状態に戻すべくジョギングソレノイド132をオフする(dejog6)。これによって、原稿束Pは幅方向に整合され、斜行、横レジ等を防止する事ができる。また、このDEJCT−JOG−TMは、ストッパユニットが1回転するのに充分な時間に設定されている。(分離手段の選択処理、及び異常発生時の処理)
分離手段の選択処理、及び異常発生時の処理を図31に基づいて説明する。
【0110】
まず、使用者によって分離手段の選択がなされるかどうかを監視する(sel1)。分離手段の選択がされた場合、エア分離(右側分離)であるか摩擦分離(左側分離)を調べ(sel2)、エア分離であった場合には、原稿サイズがエア分離可能であるかを調べ(sel3)、原稿がエア分離に適している場合には、エア分離(右側分離)を行う(sel4)。(sel2)において摩擦分離が選択されたり、(sel3)において原稿サイズがエア分離不可能と判断された場合には、摩擦分離(左側分離)を行う(sel4’)。また、(sel1)において、分離手段が選択されなかった場合には、原稿サイズ、画像読み取り条件等から最適な分離手段を自動選択し(sel5)、それに応じた分離手段で分離を行う(sel6)。
(異常発生時の処理例)
分離ファン31に何らかの異常が生じ、正常な回転がされない場合、図8に示す分離ファン回転信号31bからCPU201に入力されている信号が変化し、CPU201は分離ファンに異常が生じていることを検出する。その結果、CPU201は、右側分離が不可能と判断し、原稿サイズが流し読みモード(右側分離)に適しているとしても、流し読みモードを禁止する。さらに、その内容を画像形成装置の表示部に表示し、且つ使用者にアナウンスし、あるいはスイッチバックモードにて原稿を搬送する。
【0111】
また、左側分離部において異常が生じた場合(第1の分離モータ100の故障等)、スイッチバックモードを禁止し、その内容を画像形成装置の表示部に表示して使用者にアナウンスしたり、もしくは右側給紙にて搬送可能な用紙サイズの場合には、右側給紙にて原稿を搬送する。
【0112】
次に、本発明の原稿搬送装置2が組み込まれる画像形成装置の1例である複写機を、図32に基づいて説明する。
【0113】
複写機本体900には、原稿搬送装置2、原稿載置台としてのプラテンガラス、光源907、レンズ系908、シート供給部909、画像形成部902等が備えられている。
【0114】
シート供給部909は、記録用のシートを収納して装置本体900に着脱自在なカセット910,911、ペディスタル912に配置されたデッキ913、及びシートを画像形成部902へ送り込むピックアップローラ940を有している。画像形成部902には、円筒状の感光ドラム914と、その回りに配設された現像器915、転写用帯電器916、分離帯電器917、クリーナ918、及び1次帯電器919等を備えている。画像形成部902の下流側には、搬送装置920、定着装置904、及び排出ローラ対905等が配設されている。
【0115】
複写機本体900の動作を説明する。
【0116】
複写機本体900に設けられている制御装置930からシート供給信号が出力されると、カセット910,911又はデッキ913からシートSが供給される。一方、原稿搬送装置2から給送され、原稿載置台206に載置されている原稿Pに、光源907から当てられて反射した光は、レンズ系908を介して感光ドラム914に照射される。感光ドラム914は、あらかじめ、1次帯電器919により帯電されていて、光が照射されることによって静電潜像が形成され、次いで現像器915により静電潜像を現像してトナー像が形成される。
【0117】
シート供給部909から給送されたシートSは、レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタイミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画像形成部902では、感光ドラム914のトナー像が、送られてきたシートSに転写用帯電器916によって転写される。トナー像が転写されたシートSは、分離帯電器917によって転写用帯電器916と逆極性に帯電されて、感光ドラム914から分離される。
【0118】
そして、分離されたシートSは、搬送装置920により定着装置904に搬送されて、定着装置904によりシートSに転写画像が永久定着される。画像が定着されたシートSは、排出ローラ対905により画像形成装置本体900から排出される。このようにして、シート供給部909から給送されたシートSには、画像が形成されて排出する。
【0119】
【発明の効果】
本発明は、下分離のシート分離搬送手段を有するシート搬送装置を備えた画像読み取り装置において、搬送されるシートの厚みを検出し、その結果から分離エアの風量を最適に制御することによって、排出時にシートが分離エアにあおられたり、シートトレイから落下するのを防止することが、可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のシート搬送装置を備えた画像読み取り装置の縦断面図である。
【図2】図1のシート搬送装置において束搬送状態を示す縦断面図である。
【図3】同じく図1のシート搬送装置において束搬送状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の紙パス図である。
【図5】本発明の実施の形態の駆動配置図である。
【図6】トレイ部詳細図である。
【図7】原稿トレイの部分平面図である。
【図8】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図9】光学式原稿厚み検出部の詳細ブロック図である。
【図10】原稿坪量に対するセンサ出力特性図である。
【図11】本発明の実施の形態の原稿搬送装置全体の概略動作を示すメインフローチャート図である。
【図12】図11における、流し読みモードのフローチャート図である。
【図13】図11における、高速連送モードのフローチャート図である。
【図14】図11における、ノーマルモード(ノーマルスイッチバックモード)のフローチャート図である。
【図15】トレイ上昇処理のフローチャート図である。
【図16】トレイ下降処理のフローチャート図である。
【図17】束搬送処理のフローチャート図である。
【図18】右側分離処理のフローチャート図である。
【図19】右側給紙処理のフローチャート図である。
【図20】原稿移動処理のフローチャート図である。
【図21】連送間欠排紙処理のフローチャート図である。
【図22】原稿流し読み処理のフローチャート図である。
【図23】連続排紙処理のフローチャート図である。
【図24】厚み検知及び分離風量制御処理のフローチャート図である。
【図25】左側分離処理のフローチャート図である。
【図26】左側給紙処理のフローチャート図である。
【図27】間欠排紙処理のフローチャート図である。
【図28】ジョギング処理のフローチャート図である。
【図29】排紙ジョギング処理のフローチャート図である。
【図30】閉ループ排紙ジョギング処理のフローチャート図である。
【図31】分離手段の選択処理及び異常発生時の処理例のフローチャート図である。
【図32】本発明の原稿搬送装置が組み込まれる画像形成装置の1例である複写機の正面断面図である。
【符号の説明】
P 原稿(シート)
1 画像形成装置
2 自動原稿搬送装置(シート搬送装置、原稿搬送装置)
3 プラテンガラス
4 原稿トレイ(シートトレイ)
6,38 原稿分離搬送手段(シート分離搬送手段)
7 搬送ベルト
11 排紙ローラ
14 原稿引き抜き手段(シート搬送手段)
14,19,31 摩擦分離搬送手段
14,19 原稿吸着手段(シート吸着手段)
21 ストッパー
31 原稿浮上手段(シート浮上手段)
68 原稿長さ検知手段
30a,30b,424 厚み検知手段(シート判別手段、原稿判別手段)
イ、ロ、ハ 第1原稿搬送路
チ、リ、ヌ 第2原稿搬送路
201 エア吐出量制御手段、厚み判別手段(シート判別手段、原稿判別手段)
902 画像形成部(画像形成手段)
907 光源(画像読み取り部)
908 レンズ系(画像読み取り部)

Claims (6)

  1. 複数枚のシートが載置されるシートトレイ上のシートにエアを吹き付けてシート同士を捌き、最下位のシートを前記シートトレイから搬出するシート分離搬送手段と、
    前記シート分離搬送手段により搬出されたシートに形成されている画像を読み取るための画像読み取り部と、
    前記画像読み取り部で画像が読み取られたシートを前記シートトレイ上に載置されているシートの上面に排出するための排紙路と、
    前記シート分離搬送手段により搬出されたシートを搬送する搬送路に設けられ、前記搬出されたシートの厚みを検知する厚み検知手段と、
    前記厚み検知手段によるシートの厚みの検知に基づいて、前記シート分離搬送手段によるエアの吐出量を制御するエア吐出量制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記シート分離搬送手段が、
    エアを吹き付けることによって前記シートトレイに載置されているシート束を浮上させるシート浮上手段と、
    前記シート束の内、最下位のシートを吸着して搬送するための吸着ベルトと、
    を備えた請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記厚み検知手段が、
    前記シートの厚み方向の両側に対向して配置された発光部と受光部とを有する透過型センサである請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記エア吐出量制御手段は、前記厚み検知手段により検知された前記シートの厚みが薄くなるほどエアの突出量を少なくする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記シートトレイ上の前記シートの長さを検知するシート長さ検知手段と、
    前記シートトレイを間にして前記シート分離搬送手段と反対側に配設され、前記シート長さ検知手段によって検知された前記シートを前記シートトレイから1枚ずつ排出する摩擦分離搬送手段と、
    を備えた請求項に記載の画像読み取り装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置と、
    該画像読み取り装置で読み取った画像を画像形成用シートに形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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