JP2007150024A - 電子基板、その製造方法および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本の巻き線141,241を備えたインダクタ素子40を、簡単に製造することが可能な、電子基板を提供する。
【解決手段】基体10上に形成された複数の第1配線12と、複数の第1配線12の中央部を覆うように連続形成された磁性層31と、磁性層31の表面を横断するように形成された複数の第2配線22とを備え、第2配線122は、一の第1配線113の端部と、その一の第1配線113に隣接しない他の第1配線114の端部とを、順に連結するように配置され、インダクタ素子40は、第1配線12および第2配線22からなる複数本の巻き線141,241を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子基板、その製造方法および電子機器に関するものである。
携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器には、電子回路が形成された電子基板(半導体チップ)が搭載されている。この電子基板は、抵抗やインダクタ素子、キャパシタ等の受動素子とともに利用される場合がある。特許文献1および特許文献2には、電子基板上にスパイラルインダクタ素子を形成する技術が提案されている。スパイラルインダクタ素子は、コアとなる台座の表面に渦巻き状の巻き線が形成されたものである。また非特許文献1には、電子基板上にトロイダルインダクタ素子を形成する技術が提案されている。トロイダルインダクタ素子は、リング状のコアの周りに、らせん状の巻き線が形成されたものである。
特開2002−164468号公報 特開2003−347410号公報 Ermolov et al,「Microreplicated RF Toroidal Inductor」,IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques,Vol.52,No.1,January 2004,p29-36
しかしながら、インダクタ素子で発生する磁束と電子基板を構成するシリコンとの干渉により漏れ電流が発生するので、インダクタ素子のQ値(インダクタンスと抵抗値との比)の向上に限界があるという問題がある。
近時では、電子基板や半導体チップ上に形成されたインダクタ素子をチョークコイルや変圧器等電源回路の一部として機能させることが検討されている。この場合には、インダクタ素子のインダクタンス値の向上が不可欠である。しかしながら、インダクタ素子のインダクタンス値の向上には、コイルの多巻き化が伴い、多くの電流を流すために発熱も伴うことになる。そのため、電子基板の大型化の抑制および温度上昇の抑制が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、電気的特性を向上させることが可能であり、また放熱特性を向上させることが可能な電子基板、その製造方法および電子機器の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子基板は、基体上にインダクタ素子を備えた電子基板であって、前記基体上に形成された複数の第1配線と、前記複数の第1配線の中央部を覆うように連続形成された絶縁部材と、前記絶縁部材の表面を横断するように形成された複数の第2配線とを備え、前記第2配線は、一の前記第1配線の端部と、前記一の第1配線に隣接しない他の前記第1配線の端部とを、順に連結するように配置され、前記インダクタ素子は、前記第1配線および前記第2配線からなる複数本の巻き線を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、複数本の巻き線を交互に配置することが可能になり、また巻き密度を向上させることが可能になる。これにより、磁束密度を増加させることが可能になり、インダクタ素子のインダクタンス値およびQ値を向上させることができる。したがって、電子基板の電気的特性を向上させることができる。
また前記インダクタ素子を外部に接続する電極を備え、前記複数本の巻き線が、それぞれ異なる前記電極に連結されていてもよい。
この構成によれば、複数本の巻き線を備えたインダクタ素子により変圧器を構成することが可能になる。
また前記インダクタ素子を外部に接続する電極を備え、前記複数本の巻き線が、共通の前記電極に連結されていてもよい。
この構成によれば、高効率のインダクタ素子を備え、電気的特性に優れた電子基板を提供することができる。
また前記絶縁部材は、磁性体材料で構成されていることが望ましい。
この構成によれば、磁束密度を増加させることが可能になり、電子基板の電気的特性を向上させることができる。
また前記基体の周囲の全部または一部が、前記基体より熱伝導率の高い材料からなる放熱部材で覆われていることが望ましい。
この構成によれば、電子基板で発生した熱を迅速に外部に放出することが可能になる。したがって、電子基板の温度上昇を抑制することができる。
また前記放熱部材は、金属微粒子を分散させた接着剤を介して、前記基体に固着されていることが望ましい。
金属微粒子を分散させることにより、接着剤の熱伝導率が高くなるので、電子基板で発生した熱を迅速に外部に放出することが可能になる。したがって、電子基板の温度上昇を抑制することができる。
一方、本発明に係る電子基板の製造方法は、基体上にインダクタ素子を備えた電子基板の製造方法であって、前記基体上に複数の第1配線を形成する工程と、前記複数の第1配線の中央部を覆うように絶縁部材を連続形成する工程と、前記絶縁部材の表面を横断するように複数の第2配線を形成する工程とを備え、前記第2配線を形成する工程では、一の前記第1配線の端部と、前記一の第1配線に隣接しない他の前記第1配線の端部とを、順に連結するように第2配線を配置することにより、前記第1配線および前記第2配線からなる複数本の巻き線を備えた前記インダクタ素子を形成することを特徴とする。
この構成によれば、複数本の巻き線を備えたインダクタ素子を簡単に形成することができる。
また前記第2配線の形成工程では、前記インダクタ素子を外部に接続する電極と、前記第1配線または前記第2配線との連結配線を形成することが望ましい。
この構成によれば、連結配線を連結すべき第1配線または第2配線を変更することにより、巻き線の巻き数の変更を行うことが可能になり、インダクタ素子の特性変更を低コストで行うことができる。これにより、変圧器の変圧率の変更等を簡単に行うことができる。
一方、本発明に係る電子機器は、上述した電子基板を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電気的特性に優れた低コストの電子基板を備えているので、電気的特性に優れた低コストの電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は電子基板の説明図であり、図1(a)は平面図であり、図1(b)は図1(a)のB−B線における側面断面図である。なお図1(a)では、後述するソルダーレジストおよび放熱部材の記載を省略している。図1(a)に示すように、本実施形態に係る電子基板1は、例えばICやLSI等の集積回路のベアチップであり、基体10の表面上にインダクタ素子40を備えている。
図1(b)に示すように、電子基板1は、シリコンやガラス、石英、水晶等からなる基体10を備えている。その基体10の表面には、電子回路(不図示)が形成されている。その電子回路は、少なくとも配線パターンが形成されており、複数のパッシブコンポーネント(部品)や複数のトランジスタ、複数の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)等の半導体素子や、それらを相互に接続する配線等によって構成されている。その電子回路を保護するため、基体10の表面には、SiN等の電気絶縁性材料からなるパッシベーション膜8が形成されている。一方、基体10の表面周縁部や中央部には、電子回路を外部に電気的接続するための電極62が形成されている。その電極62の表面には、パッシベーション膜8の開口部が形成されている。
(インダクタ素子)
図2はインダクタ素子の説明図であり、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2(a)のC−C線における側面断面図である。なお図2(a)では、後述するソルダーレジストおよび放熱部材の記載を省略している。また図2(a)では、紙面上側を+Y方向とし、紙面右側を+X方向としている。図2(a)に示すように、インダクタ素子40は、ライン状の磁性層(絶縁部材)31と、磁性層31の裏面を横断するように配置された複数の第1配線12と、磁性層31の表面を横断するように配置された複数の第2配線22とを備え、第1配線12および第2配線22によりらせん状の巻き線41が形成されている。そして、一次側の巻き線141および二次側の巻き線241を、磁性層31からなるコア42の周囲に配置して、一次、二次を有するインダクタが形成されている。これは、高周波入力段、I/F段(中間周波数段)のコイルや変圧器(トランス)として機能させることができる。高周波用として用いるインダクタの場合は、必ずしも磁性層は必要でなく、磁性層の代わりに樹脂層を用いても良い。それらは、後述する応力緩和層用の樹脂でも良い。このことは、後述するすべての実施形態で同様である。
図2(b)に示すように、パッシベーション膜8の表面に第1配線12が形成されている。この第1配線12は、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)等の導電性材料で形成されている。なおインダクタ素子40の巻き線として必要な抵抗レンジや耐許容電流値等の特性に応じて、第1配線12の構成材料を適宜選択することができる。なお電解メッキ法により第1配線12を形成する場合には、第1配線12は下地層の表面に形成されるが、図2(b)では下地層の記載を省略している。
図2(a)に示すように、第1配線12は略平行四辺形状にパターニングされ、複数の第1配線12が略平行に配置されている。なお隣接する第1配線12間のスペースは、フォトリソグラフィの解像限界付近の一定幅に形成することが望ましい。これにより、第1配線12のL/S(Line and Space)の比率が大きくなり、配線抵抗を低減することができる。そして複数の第1配線12のうち、+Y側の端部に配置された第1配線118が、連結配線111aを介して一次側電極111に連結され、その隣に配置された第1配線218が、連結配線211aを介して二次側電極211に連結されている。
複数の第1配線12の中央部を覆うように、ライン状の磁性層31が形成されている。
図2(b)に示すように、磁性層31の延在方向に垂直な断面は、略半円形状とされている。この磁性層31を構成する磁性体材料としてフェライトを採用することにより、磁性体材料を低コストで導入することができる。フェライトは、Fe2O3を主成分とし、2価の金属酸化物との複合酸化物の総称であり、電気絶縁性を有する。後述するようにフェライトは、第1金属であるFeと、第2金属であるMnやCo、Ni等とを、酸化することによって得ることができる。なおスピネル型フェライト(MFe2O4)は軟質磁性材料として、マグネトプランバイト型フェライト(MFe12O19)は永久磁石として、ガーネット型フェライト(MFe5O12;M=Y,Sm、Gd,Dy,Ho,Er,Yb)はマイクロ波用材料としてサーキュレータ、アイソレータ等に用いられる。フェライトは、酸化物であるため表面が絶縁状態であるから、後述するコイルパターンをその直上に形成することができる。鉄などの磁性金属層で磁性層31を形成する場合は、その表面を酸化したり、絶縁性の樹脂を被着させる等の絶縁処理を施すことが好ましい。また、磁性層はFe系などに代表される透磁率の高いアモルファス金属層でも良い。
図2(a)に示すように、磁性層31の表面を横断するように第2配線22が形成されている。この第2配線22も、第1配線12と同様の導電性材料で形成されている。また第2配線22も略平行四辺形状にパターニングされ、複数の第2配線22が略平行に配置されている。なお隣接する第2配線22間のスペースも、フォトリソグラフィの解像限界付近の一定幅に形成することが望ましい。そして複数の第2配線22のうち、−Y側の端部に配置された第2配線128が、連結配線121aを介して一次側電極121に連結され、その隣に配置された第2配線228が、連結配線221aを介して二次側電極221に連結されている。
複数の第2配線22は、一次側の第2配線122と、二次側の第2配線222とで構成されている。
一次側の第2配線122は、一の第1配線113の+X側の端部と、その一の第1配線113に隣接しない他の第1配線114の−X側の端部とを、順に連結するように配置されている。これらの第2配線122および第1配線113,114により、一次側の巻き線141が形成されている。この一次側の巻き線141は、一次側の電極111,121に接続されている。
また二次側の第2配線222は、前記一の第1配線113に隣接する一の第1配線213の+X側の端部と、その一の第1配線213に隣接しない他の第1配線214の−X側の端部とを、順に連結するように配置されている。これらの第2配線222および第1配線213,214により、二次側の巻き線241が形成されている。この二次側の巻き線241は、二次側の電極211,221に接続されている。
このように、一次側の巻き線141および二次側の巻き線241を、磁性層31のコアの周囲に配置して、変圧器(トランス)が形成されている。これにより、本実施形態の電子基板は、電源回路用のICチップとして利用しうるようになっている。本実施例では、電極間にインダクタ素子40が挿入されている例について述べたが、挿入される場所は、電極と外部端子間や、外部端子と外部端子間、その他電子基板上に内蔵されたパッシブコンポーネント同士間等、接続先に関しては様々な変形が可能である。このことは、後述されるすべての実施形態で同様である。
上述したように、本実施形態では、一の第1配線の端部と、その一の第1配線に隣接しない他の第1配線の端部とを順に連結するように第2配線が配置され、第1配線および第2配線からなる複数本の巻き線を備えたインダクタ素子が形成されている構成とした。この構成によれば、複数本の巻き線を交互に配置することが可能になり、また巻き密度を向上させることが可能になる。これにより、磁束密度を増加させることが可能になり、電子基板の電気的特性を向上させることができる。
そしてインダクタ素子40のコア42を磁性体材料で構成することにより、磁束密度を増加させることが可能になり、インダクタ素子40のL値(インダクタ素子ンス)およびQ値を著しく向上させることができる。
図3は、電子基板の変形例の説明図であり、図2(a)のC−C線に相当する部分における側面断面図である。図3に示す変形例では、パッシベーション膜8の裏側の略全面に導電層(電気的シールド層)7が形成されている。この導電層7は、電子回路の形成プロセスを利用して、AlやCu等の導電性材料により形成することが可能である。この導電層7を接地または一定電位に保持すれば、電磁シールド効果により、インダクタ素子40の磁界が基体10の能動素子を含む電子回路に及ぼす影響(カップリング)を低減することができる。なお導電層7は、インダクタ素子40と電子回路との間であれば、いかなる位置に形成してもよい。また導電層7は、電子基板の略全面に形成されていなくても、少なくともインダクタ素子40の形成領域に形成されていればよい。また、導電層のかわりに前述した磁性材料(フェライトやアモルファス金属層等)で磁気シールド層を形成してもよく、この方が磁気シールド特性は高く、インダクタ特性が向上する。また、図示しないが、インダクタの側面や上面にも、以下に説明するプロセスと同様のプロセスで電気もしくは磁気シールド層を形成しても良い。こうすることで、電気、磁気シールド特性は更に向上する。
(再配置配線等)
図1(b)に示すように、本実施形態に係る電子基板1は、相手側部材との接続に使用される接続端子63と、基体10と相手側部材との応力差を緩和する応力緩和層30とを備えている。また、基体10の周囲が高熱伝導率の放熱部材72で覆われている。
図1(a)に示すように、電子基板1の周縁部に沿って、複数の電極62が整列配置されている。近年の電子基板1の小型化により、隣接する電極62間のピッチは非常に狭くなっている。この電子基板1を相手側部材に実装すると、隣接する電極62間に短絡が発生するおそれがある。そこで電極62間のピッチを広げるため、電極62の再配置配線64が形成されている。
具体的には、電子基板1の表面中央部に、接続端子63を構成する複数のパッドが形成されている。その接続端子63に対して、電極62から引き出された再配置配線64が連結されている。これにより、狭ピッチの電極62が中央部に引き出されて広ピッチ化されている。このような電子基板1の形成には、ウエハの状態において一括して再配置配線や樹脂封止等を行なってから個々の電子基板1に分離する、W−CSP(Wafer level Chip Scale Package)技術が利用されている。
図1(b)に示すように、接続端子63の表面には、バンプ78が形成されている。このバンプ78は、例えばハンダバンプであり、印刷法等によって形成されている。このバンプ78が、相手側部材の接続端子に対して実装されるようになっている。
そのバンプ78の周囲には、ソルダーレジスト66が形成されている。このソルダーレジスト66は、バンプ78を相手側部材に実装する際にバンプ78の隔壁となるものであり、樹脂等の電気絶縁性材料によって構成されている。このソルダーレジスト66により、インダクタ素子を含む基体10の表面全体が覆われている。
ところで、電子基板1を相手側部材に実装すると、電子基板1の基体10と相手側部材との熱膨張係数の差により、両者間に熱応力が発生する。この熱応力を緩和するため、接続端子63と基体10との間に応力緩和層30が形成されている。この応力緩和層30は、感光性ポリイミドやBCB(ベンゾシクロブテン)、フェノールノボラック樹脂等の樹脂材料により、所定の厚さに形成されている。
図1(a)に示すように、本実施形態の電子基板1では、インダクタ素子40の形成領域以外の領域に応力緩和層30が形成されている。なお応力緩和層30の表面にインダクタ素子を形成すれば、インダクタ素子40とシリコン等からなる基体10との距離を確保することが可能になり、シリコンとの磁束の干渉によって発生する漏れ電流を抑制することができる。これにより、インダクタ素子のQ値を向上させることが可能になり、インダクタ素子40の電気的特性を向上させることができる。
図1(b)に戻り、基体10の裏面および側面を覆うように、放熱部材72が配置されている。この放熱部材72は、基体10の構成材料より熱伝導率の高い材料によって構成されている。例えば、基体10を構成するシリコンより熱伝導率が高いCuの薄板をプレス成型することにより、放熱部材72を形成することが可能である。
この放熱部材72は、基体10の裏面に配置された接着剤71を介して基体10に固定されている。その接着剤71として、主成分となる樹脂ペーストに、熱伝導率の高い金属微粒子を分散させたものを採用することが望ましい。具体的には、Agの微粒子を分散させたAgペーストを採用することが可能である。接着剤71の塗布は、ディスペンサ等から吐出して行うことが可能である。
上述したように、本実施形態の電子基板1を電源回路に使用すると、インダクタ素子に大きな電流が流れて電子基板1が発熱する。本実施形態では、電子基板1の周囲を放熱部材72で覆うとともに、その放熱部材72を高熱伝導率の接着剤で基体10に固定したので、電子基板1で発生した熱を迅速に外部に放出することが可能になる。これにより、電子基板1の温度上昇を抑制することが可能になり、電子基板の信頼性を向上させることができる。その結果、本実施形態の電子基板を電源回路に使用することが可能になる。
(実装構造)
図4は、第1実施形態に係る電子基板の実装構造の説明図であり、図1のB−B線に相当する部分における断面図である。図4に示すように、本実施形態に係る電子基板1は、相手側部材90に実装して使用する。この相手側部材90の表面には、配線パターン(不図示)およびランド92,94が形成されている。そのランド92,94の表面には、ハンダボール93,95が形成されている。本実施例では、はんだ接合方法についての説明を述べたが、ハンダボール93,95の代わりに、例えば銀ペーストなどの接着接合工法など、他の公知の実装方法を用いても良い。
そして、電子基板1のハンダバンプ78と相手側部材90のハンダボール93とを結合させることにより、電子基板1の接続端子63と相手側部材90のランド92とが電気的接続されている。また電子基板1の放熱部材72が、ハンダボール95を介して、相手側部材90のランド94に接続されている。これらの接続は、リフローやFCB(Flip Chip Bonding)等を用いて一括して行うことが可能である。
このように、放熱部材72を相手側部材90に接続することにより、電子基板1の放熱効率を向上させることができる。また、相手側部材90を介して放熱部材72を接地することが可能になり、電子基板1を外部から電気的に隔離することができる。これらにより、電子基板の信頼性を向上させることができる。
(電子基板の製造方法)
次に、第1実施形態に係る電子基板の製造方法について説明する。
図5は、第1実施形態に係る電子基板の製造方法の工程図であり、インダクタ素子の形成領域における平面図である。なお電子基板の製造には、W−CSP技術を利用する。すなわち、ウエハに対し一括して以下の各工程を行い、最後にダイシング等を用いて個々の電子基板に分離する。
まず図5(a)に示すように、複数の第1配線12および連結配線111a,211a(以下「第1配線12等」という。)を形成する。なお第1配線12は、下地膜(不図示)の表面に形成する。この下地膜は、下層のバリア層と上層のシード層とで構成される。初めに、バリア層は、Al等からなる電極へのCuの拡散を防止するものであり、TiWやTiN等により厚さ100nm程度に形成する。シード層は、第1配線12等を電解メッキ法で形成する際の電極として機能するものであり、Cu等により厚さ数100nm程度に続けて形成する。それらはスパッタ法、CVD法、無電解メッキ法などで形成されることが多い。次に、第1配線12等の形成領域に開口部を有するマスクを形成する。次に、下地膜のシード層を電極として電解Cuメッキを行い、マスクの開口部にCuを埋め込んで第1配線12等を形成する。これは、無電解メッキ法などで形成しても良い。マスクを除去した後に、第1配線12等をマスクとして下地膜をエッチングする。
次に図5(b)に示すように、複数の第1配線12の中央部を覆うように、ライン状の磁性層31を形成する。ここでは、フェライトからなる磁性層31の形成方法を例にして説明する。
まず、ウエハの表面全体に金属膜を形成する。この金属膜は、第1金属であるFeと、第2金属であるMnやCo、Ni等で構成する。金属膜の形成は、電解めっき法または無電解めっき法等を用いて行うことが可能である。第1金属および第2金属を同時に析出させれば、両者が混合された金属膜を形成することが可能であり、第1金属および第2金属を交互に析出させれば、第1金属および第2金属が交互に積層された金属膜を形成することが可能である。第1金属と第2金属との割合は、例えば1:1とすればよい。なお第2金属として、MnやCo、Ni等のうち1種類の金属のみを採用するのではなく、2種類以上の金属を採用してもよい。
次に、金属膜を酸化する。金属膜の酸化は、酸素ガス等の雰囲気にウエハを保持しつつ加熱することによって行うことが可能であり、また重クロム酸カリ等の酸化剤の液体に基体を浸漬することによって行うことも可能である。これらの処理により、金属膜を構成する第1金属および第2金属がともに酸化されて、フェライトが形成される。これらのプロセスを繰り返せば、任意の厚さのフェライトが形成される。
なお、フェライトの形成方法として、近時開発されたフェライトめっき法を採用することも可能である。フェライトめっき法は、室温〜90℃程度の水溶液中で、強磁性フェライト膜を直接形成する方法である。具体的には、まず基体の表面に、金属イオンの吸着席となるOH基を形成する。次にその基体を、Fe2+やその他の金属イオン(Co2+やNi2+、Mn2+、Zn2+等)を含む溶液(FeCl2水溶液等)に浸漬する。すると、基体表面のOH基に金属イオンが吸着する。次に、亜硝酸イオン(NO2−)や空気などの酸化剤を導入することにより、2価のFe2+の一部を3価のFe3+に酸化する。さらに、そのFe3+に金属イオンを吸着させることにより、スピネル型フェライトを生成することができる。
次に、磁性層31をライン状にパターニングする。磁性層31のパターニングは、ウエットエッチングを用いて行うことが可能である。具体的には、まず磁性層31の表面全体にレジスト膜を形成し、露光および現像することにより、磁性層31を残すべき領域にマスクを形成する。次に、塩化第二鉄やチオ硫酸ナトリウムなどのエッチャント水溶液に、ウエハを浸漬する。なおエッチャント水溶液の濃度は、Fe層をエッチングする場合の濃度と同程度であればよく、磁性層の厚さに鑑みて適宜調整する。またウエハの浸漬時間も、エッチャント水溶液の濃度および磁性層の厚さに鑑みて適宜調整する。なお磁性層31のパターニングは、ドライエッチングを用いて行うことも可能である。
なお磁性層31は、液滴吐出法や印刷法等により直接描画形成することも可能である。以上により、所定パターンの磁性層31が形成される。もちろん、磁性層31は前述したフェライト以外の物質で形成しても良い。
次に図5(c)に示すように、磁性層31の表面を横断するように、複数の第2配線22および連結配線121a,221a(以下「第2配線22等」という。)を形成する。その具体的な方法は、上述した第1配線12等の形成方法と同様である。第2配線22等は、上述した再配置配線および接続端子(以下「再配置配線等」という。)の形成工程において、再配置配線等と同時に形成することが望ましい。このように、再配置配線等と同時に第2配線22等を形成することにより、製造工程を簡略化して製造コストを低減することができる。また、メッキやフォトリソグラフィ等を利用して正確に第2配線22等を形成することが可能になり、所望の特性を備えたインダクタ素子を形成することができる。
この第2配線等の形成工程では、一の第1配線113と、その一の第1配線113に隣接しない他の第1配線114とを、第2配線122により順に連結して、一次側の巻き線141を形成する。また一の第1配線213と、その一の第1配線213に隣接しない他の第1配線214とを、第2配線222により順に連結して、二次側の巻き線241を形成する。この構成によれば、1本の巻き線を有するインダクタ素子を形成する場合と同じ工程数により、複数本の巻き線を有するインダクタ素子を簡単に形成することができる。なお磁性層31の表面に形成された第2配線22をレーザ等でトリミングすることにより、インダクタ素子特性のチューニングを行うことも可能である。
ところで、第2配線等の形成工程では、第2配線22を形成するとともに、第2配線22と電極121,221とを連結する連結配線121a,221aを形成する。具体的には、複数の第2配線22のうち、最も外側の第2配線128を一次側電極121に連結する連結配線121aと、その内側に隣接する第2配線228を二次側電極221に連結する連結配線221aとを形成する。
これに対して、他の第2配線を二次側電極221に連結する連結配線を形成することも可能である。
図6は、電子基板の製造方法の変形例の説明図である。この変形例では、上述した第2配線228とは異なる他の第2配線227を二次側電極221に連結する連結配線227aを形成する。このような連結配線の変更は、電解めっき用のマスクを変更することによって簡単に行うことが可能である。
このように、連結配線を連結すべき第2配線を変更することにより、二次側巻き線の巻き数を簡単に変更することができる。これにより、一次側巻き線141の巻き数と、二次側巻き線241の巻き数との比率を変更することが可能になり、変圧器の変圧率を変更することができる。なお変圧率を変更する場合として、ユーザ仕様に応じて行う場合や、電子基板における他素子の特性との関係で行う場合等が考えられる。
以上に詳述したように、本実施形態に係る電子基板の製造方法では、第2配線の形成工程において、第2配線と電極との連結配線を形成する構成とした。この構成によれば、第1配線および磁性層を共用化しつつ、第2配線の形成工程において連結配線の形状のみを変更することにより、インダクタ素子の巻き線の巻き数を変更することが可能になる。これにより、インダクタ素子の特性変更を低コストで行うことができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る電子基板の平面図である。なお図7では、紙面上側を+Y方向とし、紙面右側を+X方向としている。第2実施形態に係る電子基板は、磁性層31の周囲に複数の巻き線141,241,341が形成され、各巻き線が共通の電極11,21に連結されているものである。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、基体10の表面上に、複数の第1配線12が略平行に形成されている。また、複数の第1配線12の中央部を覆うように、直線状の磁性層31が形成されている。さらに、その磁性層31の表面を横断するように、複数の第2配線22が略並行に形成されている。
ここで、一の第1配線113の+X側の端部と、その一の第1配線113に隣接しない他の第1配線114の−X側の端部とが、第2配線122により順に連結されて、第1の巻き線141が形成されている。また、一の第1配線113に隣接する一の第1配線213の+X側の端部と、その一の第1配線213に隣接しない他の第1配線214の−X側の端部とが、第2配線222により順に連結されて、第2の巻き線241が形成されている。また、一の第1配線213に隣接する一の第1配線313の+X側の端部と、その一の第1配線313に隣接しない他の第1配線314の−X側の端部とが、第2配線322により順に連結されて、第3の巻き線341が形成されている。これにより、磁性層31の周囲に3本の巻き線141,241,341が形成されている。
そして、複数の第1配線12のうち、+Y側の端部に配置された3本の第1配線118,218,318が、連結配線11aを介して共通の電極11に連結されている。また、複数の第2配線22のうち、−Y側の端部に配置された3本の第2配線128,228,328が、連結配線21aを介して共通の電極21に連結されている。これにより、3本の巻き線141,241,341が、共通の電極11,21に連結されている。
このように、第2実施形態に係る電子基板では、磁性層31の周囲に複数の巻き線141,241,341が形成され、各巻き線が共通の電極11,21に連結されている構成とした。このように、インダクタ素子の巻き線を三つ編み構造とすることにより、巻き線の巻き密度を増加させることが可能になり、磁束密度を向上させることができる。これにより、インダクタ素子40のL値(インダクタ素子ンス)およびQ値を著しく向上させることが可能になり、電子基板の電気的特性を向上させることができる。
なお第2実施形態では、直線状のコア42の周囲にらせん状の巻き線を配置して、直線状のインダクタ素子40を形成したが、これ以外の形状のインダクタ素子を形成することも可能である。
図8は、インダクタ素子の変形例の平面図である。なお図8では、巻き線等の記載を省略して、インダクタ素子の概略形状のみを示している。図8(a)に示すように、略円形状のトロイダルインダクタ素子を形成すれば、磁束が閉ループを構成するため、高効率のインダクタ素子を提供することができる。また図8(b)に示す略矩形状や、図8(c)に示す多角形状とすれば、設計が容易であり、所望の特性を有するインダクタ素子を形成することができる。
また図8(e)に示す渦巻き状のインダクタ素子を形成してもよい。この構成によれば、狭い領域内に多くの巻き線を配置することが可能になり、磁束密度を向上させることができる。なお渦巻きの中央部に空間を設けることにより、磁束密度をさらに向上させることが可能になる。また図8(e)に示すように、内側から外側に向かって徐々に太くなる渦巻き状のインダクタ素子を形成してもよい。その際、内側から外側に向かって第1配線および第2配線の断面積を増加させることが望ましい。この構成によれば、インダクタ素子の配線抵抗の減少と、形成領域の縮小とを両立させることが可能になり、高効率のインダクタ素子を形成することができる。
(電子機器)
次に、上述した電子基板(電子基板)を備えた電子機器の例について説明する。
図9は、携帯電話の斜視図である。上述した電子基板は、携帯電話300の筐体内部に配置されている。この構成によれば、電気的特性に優れた低コストの電子基板を備えているので、電気的特性に優れた低コストの携帯電話を提供することができる。
なお、上述した半導体装置は、携帯電話以外にも種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)およびエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置などの電子機器に適用することが可能である。いずれの場合でも、電気的特性に優れた低コストの電子機器を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では電子基板の表面にインダクタ素子を形成したが、電子基板の裏面にインダクタ素子を形成して、貫通電極により表面との導通を確保してもよい。また上記実施形態では、電子回路が形成された電子基板にインダクタ素子を形成したが、電気絶縁性材料からなる電子基板にインダクタ素子を形成してもよい。また上記実施形態では、電解メッキ法により第1配線および第2配線を形成したが、スパッタ法や蒸着法等の他の成膜方法を採用してもよい。
以上説明してきた例では、再配置配線型のウエハレベルパッケージ構造とインダクタ構造の混在構造について述べてきたが、ウエハレベルパッケージ構造はこれに限ることはなく、外部端子部にCuポスト構造を有するウエハレベルパッケージ構造など、その他の公知のウエハレベルパッケージ構造とインダクタ構造の混在構造にしても構わない。どちらでも、信頼性やインダクタ特性の双方に優れた構造を提供することができる。
第1実施形態に係る電子基板の説明図である。 インダクタ素子の説明図である。 電子基板の変形例の説明図である。 第1実施形態に係る電子基板の実装構造の説明図である。 第1実施形態に係る電子基板の製造方法の工程図である。 電子基板の製造方法の変形例の説明図である。 第2実施形態に係る電子基板の平面図である。 インダクタ素子の変形例の説明図である。 携帯電話の斜視図である。
符号の説明
1…電子基板 10…基体 11,21…電極 12…第1配線 22…第2配線 31…磁性層(絶縁部材) 40…インダクタ素子 41…巻き線 71…接着剤 72…放熱部材 113,114…第1配線 122…第2配線 121a,221a…連結配線 141,241…巻き線

Claims (9)

  1. 基体上にインダクタ素子を備えた電子基板であって、
    前記基体上に形成された複数の第1配線と、
    前記複数の第1配線の中央部を覆うように連続形成された絶縁部材と、
    前記絶縁部材の表面を横断するように形成された複数の第2配線とを備え、
    前記第2配線は、一の前記第1配線の端部と、前記一の第1配線に隣接しない他の前記第1配線の端部とを、順に連結するように配置され、
    前記インダクタ素子は、前記第1配線および前記第2配線からなる複数本の巻き線を備えていることを特徴とする電子基板。
  2. 前記インダクタ素子を外部に接続する電極を備え、
    前記複数本の巻き線が、それぞれ異なる前記電極に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電子基板。
  3. 前記インダクタ素子を外部に接続する電極を備え、
    前記複数本の巻き線が、共通の前記電極に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電子基板。
  4. 前記絶縁部材は、磁性体材料で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電子基板。
  5. 前記基体の周囲の全部または一部が、前記基体より熱伝導率の高い材料からなる放熱部材で覆われていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子基板。
  6. 前記放熱部材は、金属微粒子を分散させた接着剤を介して、前記基体に固着されていることを特徴とする請求項5に記載の電子基板。
  7. 基体上にインダクタ素子を備えた電子基板の製造方法であって、
    前記基体上に複数の第1配線を形成する工程と、
    前記複数の第1配線の中央部を覆うように絶縁部材を連続形成する工程と、
    前記絶縁部材の表面を横断するように複数の第2配線を形成する工程とを備え、
    前記第2配線を形成する工程では、一の前記第1配線の端部と、前記一の第1配線に隣接しない他の前記第1配線の端部とを、順に連結するように第2配線を配置することにより、
    前記第1配線および前記第2配線からなる複数本の巻き線を備えた前記インダクタ素子を形成することを特徴とする電子基板の製造方法。
  8. 前記第2配線の形成工程では、前記インダクタ素子を外部に接続する電極と、前記第1配線または前記第2配線との連結配線を形成することを特徴とする請求項7に記載の電子基板の製造方法。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電子基板を備えたことを特徴とする電子機器。
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