JP2007148296A - 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007148296A
JP2007148296A JP2005346258A JP2005346258A JP2007148296A JP 2007148296 A JP2007148296 A JP 2007148296A JP 2005346258 A JP2005346258 A JP 2005346258A JP 2005346258 A JP2005346258 A JP 2005346258A JP 2007148296 A JP2007148296 A JP 2007148296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
misregistration
color
unit
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005346258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4849878B2 (ja
Inventor
Nobukane Kaima
信謙 貝間
Shinji Kobayashi
真治 小林
Yuichiro Shukutani
祐一郎 宿谷
Takao Watanabe
崇雄 渡辺
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Yoshiaki Kawai
義昭 川合
Kazuyuki Sato
和幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005346258A priority Critical patent/JP4849878B2/ja
Publication of JP2007148296A publication Critical patent/JP2007148296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4849878B2 publication Critical patent/JP4849878B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】絶対倍率がずれず、精度良く色ずれ補正を行うことができるようにする。
【解決手段】トナー(M)パターンは、各色前のFGATEのネゲート基準に出力され、Mパターン作像前の(1)のタイミングで基準色K以外の色の前記簡易2点間計測補正値(PD値)をゼロクリアする。次にMパターンが作像され、図示しないセンサによって(2)のタイミングでMパターンを検出し、基準色に対して各種色ずれを補正する。K以外の倍率はPLLにて補正される。次に(3)のタイミングでK以外の色について2点間計測を行い、基準カウント値を取得し、(4)のタイミングで基準色(K)の簡易2点間計測補正値PD値をゼロクリアし、2点同期計測を行って工場出荷時に取得した基準値に対してPLL周波数による倍率補正を行い、次の印刷を開始する。
【選択図】図4

Description

本発明はカラー画像形成装置における位置ずれ補正方法、及びこの位置ずれ補正方法を適用したカラー画像形成装置に関する。
例えばタンデム式の画像形成装置おける位置ずれ補正に関する技術として特許文献1に開示された発明が公知である。この発明は、位置ずれを画像形成効率の向上を図りつつ適切に補正するカラー画像形成装置を提供することを目的として行われたもので、この発明におけるカラー画像形成装置は、連続印刷において、搬送ベルトに沿って複数配設された各色の画像形成部でそれぞれ画像データに基づいて異なる色のトナー画像を作成して、搬送ベルト上を感光体の1周長よりも短い用紙間隔で搬送されてくる記録紙上に順次転写してカラー画像を形成するが、連続印刷枚数が予め設定された位置合わせ実行枚数を越えると、位置検出パターンの形成タイミングの間だけ、記録紙の搬送間隔を感光体の1周長よりも長い用紙間隔に変更して、当該変更された用紙間隔の記録紙と記録紙との間で各画像形成部において位置検出パターンを搬送ベルト上に形成して位置ずれ補正処理を行うようにしたものである。
ところで、前記複数枚の連続印刷時における各記録紙と記録紙との間、いわゆる紙間における色ずれ補正では2種類の補正方法がある。その1つは、簡易的な2点同期計測を行ってクロック周期の1/nパルスを挿入し、倍率補正する方法である。他の1つは、トナーパターンを形成し、検出したトナーパターンのずれ量に基づいて各種色ずれを補正する方法である。そして、両者を組み合わせて色ずれ補正を行っている。
特開2001−290327号公報
ところで、前者の紙間で簡易的な2点同期補正を行う方法では、2点同期補正を行い続けると補正値が有限であるため、補正しきれなくなってしまう。そのためあるタイミングでPLLによる補正を行い、簡易的な補正値(クロック位相パルス挿入個数)をクリアする必要がある。しかし、基準色をクリアし倍率を変化させてしまうと、後者のトナーパターンによる補正においては基準色に対して補正するため絶対倍率がずれてしまう。また、簡易的な補正値をクリアしPLLにて倍率を補正すると、PLLの周波数がある期間本来の周波数と異なることから、同期検知信号を正規のタイミングで検出することができず、同期検出用にLD(半導体レーザ)を強制点灯することになる。このようにLDを強制点灯すると、主走査方向に露光してしまうことから横筋を引いてしまい、トナーパターンに影響して精度良く検出することができない。さらに、FAGTEのネゲート基準にてトナーパターンを作成するシステムでは、同期検知信号を正規のタイミングにて検出できず、副走査時間の管理がうまく行うことが難しく、トナーパターンを正規のタイミングで作像できない場合が出てくる。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、絶対倍率がずれず、精度良く色ずれ補正を行うことができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置における位置ずれ補正方法であって、複数枚の連続印刷時における1つの用紙間において、基準色以外の色の補正値をクリアし、トナーパターンを形成し、形成されたトナーパターン検出結果に基づいて位置ずれを補正する第1の位置ずれ補正処理を実行し、次いで、前記基準色の補正値をクリアし、光書き込み開始時と終了時の2点間の時間計測に基づいて書き込み倍率補正処理を実行することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記第1の位置ずれ補正処理における前記の補正値がクロック位相パルス挿入個数を設定した簡易的な補正値であることを特徴とする。
第3の手段は、複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置であって、第1の補正間隔毎に第1の位置ずれ補正を行う第1の位置ずれ補正手段1と第2の補正間隔毎に第2の位置ずれ補正を行う第2の位置ずれ補正手段とを有し、第2の位置ずれ補正手段は前記第1の位置ずれ補正手段の補正値を基準色以外の色のみクリアして第2の位置ずれ検出を行い、第1の位置ずれ補正手段は前記第2の位置ずれ補正手段の検出結果に基づき、次の印刷前に前記第1の前記位置ずれ補正手段によって補正された前回の基準値をクリアし、第1の位置ずれ補正を行うことを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記第2の補正間隔が前記第1の補正間隔よりも長いことを特徴とする。
第5の手段は、第3又は第4の手段において、前記第1及び第2の補正間隔が複数枚の連続印刷時における1つの用紙間に設けられていることを特徴とする。
第6の手段は、第3ないし第5のいずれかの手段において、画像データに応じて点灯制御される発光源が発する光ビームにより像担持体面をライン走査し、画像の書き込みを行う書き込み手段と、有効画像領域の主走査方向の上流下流にそれぞれ光ビームを検出する光ビーム検出手段と、書き込み倍率を補正する書き込み倍率補正手段と、像担持体上又は中間転写ベルトに形成されたトナーパターンを検出するトナーパターン検出手段とを備え、前記第1の位置ずれ補正手段は前記光ビーム検出手段によって前記2点間の検知時間差を計測する2点間計測を行い、この計測結果に基づき前記書き込み倍率補正手段による倍率補正を行い、前記第2の位置ずれ補正手段は、前記トナーパターン検出手段によってトナーパターンを検出し、その検出結果に基づき位置ずれ補正を行うことを特徴とする。
第7の手段は、前記書き込み倍率補正手段が、PLLに供給する点灯制御用クロック(以下画素クロック)周波数を変更する点灯制御用クロック周波数変更手段と、発光源の点灯制御用クロック(以下画素クロック)の位相を点灯制御用クロックの1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所又は複数箇所で変更するクロック位相制御手段と、を備え、前記書き込み倍率補正を前記クロック位相制御手段により実行し、前記第2の位置ずれ補正手段は、前記基準色のクロック位相補正値をクリアせずにトナーパターン形成して基準色以外はパターンに基づいて基準色との位置ずれを補正し、前記第1の位置ずれ補正手段は、前記基準色はパターン形成後にクロック位相補正値をクリアして2点間計測を行い、前記書き込み倍率補正をPLLによって補正することを特徴とする。
本発明によれば、複数枚の連続印刷時における1つの用紙間において、基準色以外の色の補正値をクリアし、トナーパターンを形成し、形成されたトナーパターン検出結果に基づいて位置ずれを補正する第1の位置ずれ補正処理を実行し、次いで、前記基準色の補正値をクリアし、光書き込み開始時と終了時の2点間の時間計測に基づいて書き込み倍率補正処理を実行するので、絶対倍率がずれず、精度良く色ずれ補正を行うことができる。
以下、図面を参照し、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の光書き込み装置の概略構成を示す図である。本実施形態に係る光書き込み装置は、書き込み光学系と書き込み制御系とからなる。書き込み光学系100は、光源としての半導体レーザ(以下、LDと称する)101、LD101の点灯制御を行うLD制御部107、走査手段としてのポリゴンミラー102、走査速度変換手段としてのFθレンズ103、図示しない感光体への書き込み走査範囲外に設けられた第1及び第2の反射ミラー105a,105b、第1及び第2の反射ミラー105a,105bによって反射された走査光が入力される第1及び第2の同期検知板106a,106b、作像部との境界に設けられ、作像部側への塵埃類の侵入を防止する防塵ガラス104から主に構成されている。
書き込み制御系は書き込み制御部(GAVD)121からなり、この書き込み制御部(GAVD)121は、前記第1及び第2の同期検知板106a,106bからの位置検知信号が入力されるドット位置ずれ検出、制御部112、このドット位置ずれ検出・制御部112からの制御出力が入力され、画素クロック(点灯制御用クロック−以下、同様)を生成する画素クロック生成部111、この画素クロック生成部111で生成された画素クロックが入力される画像処理部113、前記画素クロック生成部からの画素クロック、第1の同期検知板106aからの同期検知信号、及び画像処理部113から画像書き込みのための画像データが入力されLD駆動データを生成するLD駆動データ生成部110、及びポリゴンミラー102を回転駆動するポリゴンモータの駆動を制御するポリゴン制御部108から主に構成されている。また、作像タイミングはタイミング制御部120で生成され、LD駆動データ生成部110で生成されたLD駆動データはLD制御部107に入力される。
前述のように概略構成された光書き込み装置では、LD101からのレーザ光は、ポリゴンミラー102により主走査方向にスキャンされ、Fθレンズ103で等角速度偏向から等速度偏向に変換され、防塵ガラス104から作像部側に出射される。ポリゴン制御部108ではポリゴンミラー102の回転制御が行われ、この走査レーザ光の有効書き込み開始位置及び終了位置は第1及び第2の同期検知板106a,106bによりそれぞれ検出される。検出された位置検知情報はドット位置ずれ検出・制御部112に入力される。ドット位置ずれ検出・制御部112では、第1及び第2の同期検知板106a,106b間をレーザ光が走査する時間を測定し、理想的な走査が行われた場合における走査時間と比較するなどして走査時間のずれ量を求め、そのずれ量を補正する位相データを生成して画素クロック生成部111へ出力する。
画素クロック生成部111では、クロックを生成するPLL、位相データに基づいてPLLにより生成したクロックの位相を変える位相シフトを行う。PLLの詳細な説明は省略するが、
F=CLKref×[N設定値]/[M設定値]
の算出式の[N設定値]と[M設定値]によりクロックは設定できる。PLLの基準周波数CLKrefは水晶発振器により入力される。
なお、画素クロック生成部111が位相データ記憶回路を備えていない場合には、ドット位置ずれ検出・制御部112ではライン毎に位相データを画素クロック生成部へ出力するが、位相データ記憶回路を具備している場合には、前もって位相データを求めるなどして、予め画素クロック生成部111へ与えておくようにする。また、ドット位置ずれ検出・制御部112では走査レンズの特性により生ずる走査ムラを補正するようなライン毎に常に同じ補正をするための位相データ(第1位相データ)だけでなく、ポリゴンミラー102の回転ムラのようなライン毎に変化する補正にも対応するための位相データ(第2位相データ)も生成し、画素クロック生成部111が位相データ合成回路を備えている場合には、その位相データも画素クロック生成部111へ出力するようにする。
画素クロック生成部111では、ドット位置ずれ検出・制御部112からの位相データに基づいて画素クロックを生成し、画像処理部113とLD駆動データ生成部110に与える。画像処理部113は、画素クロックを基準に画像データを生成し、LD駆動データ生成部110は、この画像データを入力して、同様に画素クロックを基準にレーザ駆動データ(変調データ)を生成し、レーザ駆動部107を介して半導体レーザ101を駆動する。レーザ駆動部107では、主走査方向におけるあるエリア毎の光量を変化させる機能(以下、シェーディングと称す)を持つ。
画素クロックPCLKに同期して位相データを与えることにより、画素クロックPCLKの位相を+1/8PCLK、−1/8PCLKシフトさせることが可能である。すなわち、画像データの基準クロックとなる画像クロックの位相をシフトすることにより、ポリゴンスキャナ等の偏向器により発生する走査速度ムラや、マルチビーム光学系における発光源同士の発信波長差により生じる露光ずれなどによる主走査方向のドット位置ずれを、位相シフト(例えば1/8PCLK)の精度で補正することが可能となる。この位相シフトがクロック位相制御に相当する。この位相シフトやドット位置を任意の位置に変える方法は、例えば特開2003−279873号公報に開示されており、公知の事項なので、ここでは概略を述べるだけで詳細な説明は割愛する。
図2はドット位置ずれの補正動作を示す説明図である。図2における「理想状態」は前記のような走査速度ムラや露光ずれが全く発生しない理想状態でのドット位置を示しており、1200dpi(ドット径約21.2μm)のとき連続した6ドットを走査した結果である。図2における「補正前」は最初の1 ドット目のドット位置精度は一致しているが、前記走査速度ムラや露光ずれによるドット位置ずれが生じた状態であり、6ドット目には理想状態に対して1200dpiの1/2ドット相当である10.6μmのドット位置ずれが生じている。本状態において1 ドット書き込みに要する時間は1画素クロック相当=1PCLKであるので、位相シフトの分解能が1/8PCLKの場合は、すなわちドット位置を1/8ドット精度で補正できるのと同義である。
図2における「補正後」は位相シフトの分解能が1/8ドットすなわち1/8PCLKのとき、理想状態から1/2ドット位置ずれを生じた補正前の状態から−1/8PCLKの位相シフトをデータ領域内で4回行うことにより、理論上は6ドット目のドット位置を−1/8PCLK×4=−1/2PCLKシフトすることができ、理想状態に対して1/8PCLKの精度でドット位置を補正することができる。
ドット位置ずれ検出、制御部112では、レーザ光が走査される時間差を計測するが、この計測方法は、例えば特開平9−58053号公報に開示されているように、第1の同期検知板106a及び第2の同期検知板106bがレーザ光を受光すると、それぞれ検出信号DETP1、DETP2がドット位置ずれ検出、制御部112に入力され、ドット位置ずれ検出、制御部112は、検出信号DETP1、DETP2に基づいて、第1の検知板106aがレーザ光を検出してから第2の検知板106bがレーザ光を検出するまでの間の、所定のクロックのカウント数を計測する。計測されたカウント数から時間差が求められる。
基準色の2点間計測を行う際に基準となる基準カウント値N0は、工場出荷時に絶対倍率調整後に1回だけ計測し取得され、その他の色はトナーパターンによる補正後に基準カウント値N0を2点同期計測により取得する。トナーパターンによる補正後の2点間計測による倍率補正(PLLによる周波数補正)を行う場合には、下記算出式
F′=N0/N′*f
N0:基準カウント値
N′:現在の画素クロックfにてカウントされたカウント値
f :2点間計測を行った現在の画素クロック周波数
F′:補正後の画素クロック周波数(理想値)
により理想の画素クロック周波数F′を求め、この画素クロック周波数F′にクロック周波数を変更することによって倍率補正を行う。
紙間に行う簡易2点間計測による補正値は、
PN′=PN+(N′―N0)
N0 :基準カウント値
N′ :現在の画素クロックfにてカウントされたカウント値
PN :2点間計測を行った現在の位相データ挿入個数
PN′:補正後の2点間計測を行った現在の位相データ挿入個数(理想値)
により求められ、求められた理想の移動データ挿入個数PN′を画素クロックに挿入する。すなわち、挿入分の位相がシフトされる。
図3は簡易紙間2点同期のタイミングを示すタイミングチャートである。同図から分かるように印刷開始信号STTRIGがGAVD121に入力され、STTRIG基準にてY,M,C,K各色のFGATE信号が生成される。STTRIGは図示しないCPUのポートから出力される。そして、Y,C,M,K各色の画像領域を示すFAGTEのネゲートをトリガに各色Y,C,M,Kの2点間計測を行う。タイミングチャートには記載していないが、全色成功したら次のY,C,M,K各色のFAGTEのネゲートで画素クロックに位相データPN′(前述の例では1/8PCLKの個数)を挿入して簡易補正を行う。なおシステムによっては各種独立で、同一の紙間で計測と補正を行うこともできる。
図4は紙間にトナーパターンを形成し、そのトナーパターンを読んで補正するときのタイミングを示すタイミングチャートである。トナーパターンを形成して補正することについては前記特許文献1にも記載されているように周知公用の技術なので、ここでは説明は省略する。図4に示すようにトナーパターン(以下、「M」パタンと称す)は、各色前のFGATEのネゲート基準に出力される。そして、Mパターン作像前の(1)のタイミングで基準色K以外の色の前記簡易2点間計測補正値(PD値)をゼロクリアする。次にMパターンが作像され、図示しないセンサによって(2)のタイミングでMパターンを検出し、基準色に対して各種色ずれを補正する。なおここでK以外の倍率はPLLにて補正される。次に(3)のタイミングでK以外の色について、2点間計測を行い、基準値N0(基準カウント値)を取得し、(4)のタイミングで基準色(K)の簡易2点間計測補正値PD値をゼロクリアし、2点同期計測を行って工場出荷時に取得した基準値に対してPLL周波数による倍率補正を行う。その後、次の印刷が開始される。
本実施形態では、トナーパターンによる補正は、例えば画像形成枚数200枚に1回の間隔(第3の手段における第2の間隔)で実行され、2点同期による簡易補正は、例えば画像形成枚数3枚に1回の間隔(第3の手段における第1の間隔)で実行される。なお、各間隔は任意に設定可能である。このように位置ずれ補正間隔を設定すると、用紙間隔(紙間)を広げることなく実行可能な2点同期による簡易補正の頻度を多くすることによって生産性を落とさずに位置ずれを少なくすることができるとともに、トナーパターンを用いた補正による高精度の位置ずれ補正も適切なタイミングで行うことができる。
図5は図1に示した光書き込み装置を備えたタンデム式のカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。この実施形態では、前述の光書き込み装置がYMCBkの色毎に設けられ、各色の感光体に光書き込みを行い、前述の補正が実行される。以下、詳述する。
図5において、カラー画像形成装置の作像部1は、本体筐体内に、給紙部10、搬送ベルト機構部20、搬送ベルト機構部20に沿って配設されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bk、定着部40及び画像位置検知部50等を備えており、これらの他に、図示しないが、カラー画像形成装置1の各部を制御する制御部やモータ及びモータにより駆動される各部に駆動源を伝達する駆動機構部等を備えている。給紙部10は、給紙カセット11内の記録紙(転写紙)12を、例えば、図示しない給紙コロと分離部材により1枚ずつ分離して図示しないレジストローラ対に送り出し、レジストローラ対が、給紙カセット11から送られてきた記録紙12のタイミング調整を行って、記録紙12を所定のタイミングで搬送ベルト機構部20に送り出す。
搬送ベルト機構部20は、搬送ベルト21、駆動ローラ22及び従動ローラ23等を備えており、搬送ベルト21は、駆動ローラ22と従動ローラ23に張り渡されている。駆動ローラ22が、後述するシステムコントローラ71(図5参照)の制御下で図外のモータ等の駆動機構により回転駆動されることにより、図5中反時計方向に回転駆動され、搬送ベルト21は、給紙部10から送り出されてきた記録紙12を、各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkに順次搬送して、搬送される記録紙12に各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで、それぞれイエロートナー画像、マゼンタトナー画像、シアントナー画像及びブラックトナー画像が順次記録紙12に形成される。
各色の画像形成部(画像形成手段)30Y、30M、30C、30Bkは、感光体31Y〜31Bkが搬送ベルト21の搬送方向に沿って所定間隔で配設されており、図5に示すように、それぞれ感光体31Y〜31Bkの周囲に、帯電部32Y〜32Bk、露光部33Y〜33Bk、現像部34Y〜34Bk、転写部35Y〜35Bk、クリーニング部36Y〜36Bk及び図示しない除電部等が配設されている。
各画像形成部30Y〜30Bkは、図外の駆動機構により図5中時計方向に回転駆動される感光体31Y〜31Bkを、帯電部32Y〜32Bkで一様に帯電させて、露光部33Y〜33Bkにより、画像データで変調されたレーザが感光体31Y〜31Bkに照射されて静電潜像が形成されると、当該静電潜像の形成された感光体31Y〜31Bkに、現像部34Y〜34Bkで、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナーを付着させて、各色のトナー像を形成する。そして、画像形成部30Y〜30Bkは、搬送ベルト21と感光体31Y〜31Bkとの間に上記記録紙12が搬送されると、搬送ベルト21の背面に配設された転写部35Y〜35Bkが、転写電位を付与して、感光体31Y〜31Bk上のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像を順次記録紙12に重ねて転写させる。トナー画像の転写の完了した感光体31Y〜31Bkは、クリーニング部36Y〜36Bkで残留トナーがクリーニングされ、除電部で除電された後、再度、帯電部32Y〜32Bkで帯電されて、次の画像形成動作を行う。
前述のようにしてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像が転写されて各色の画像の形成された記録紙12は、静電的に搬送ベルト21に吸着された状態で、搬送ベルト21によりさらに搬送されて、搬送ベルト21から分離されて、定着部40に搬送される。定着部40は、定着ローラ41、加圧ローラ42及び図示しない排紙ローラ対等を備えている。定着ローラ41と加圧ローラ42は、所定の押圧力で押圧されて、一方が回転駆動されることにより、他方が連れ回りし、定着ローラ41は、内蔵の加熱ヒーターにより所定の定着温度に加熱制御される。定着部40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像が転写されて、搬送ベルト21により搬送されてきた記録紙12を定着ローラ41と加圧ローラ42で加熱・加圧することにより、各色のトナーを記録紙12に定着させ、排紙ローラ対により図示しない排紙トレイ上に排出し、カラー画像読み取り装置で読み取った画像が顕像として出力される。
なお、前記Mパターンは紙間で色毎に線状のパターンが書き込まれ、反射式光センサからなる画像位置検知部50によって読み取られ、位置ずれが補正される。このパターンや位置ずれ補正の方法は前述の特許文献1に記載されており公知であるので、ここでの説明は省略する。
このように本実施形態によれば、基準色のみ簡易的な補正値(クロック位相パルス挿入個数)をクリアせずに、トナーパターンによる補正を行い、その後基準色の簡易的な補正値(クロック位相パルス挿入個数)をクリアし、同期はずれが影響ない期間にてPLL補正するので、絶対倍率がずれず、精度良く色ずれ補正を行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の光書き込み装置の概略構成を示す図である。 ドット位置ずれの補正動作を示す説明図である。 簡易紙間2点同期のタイミングを示すタイミングチャートである。 紙間にトナーパターンを形成し、そのトナーパターンを読んで補正するときのタイミングを示すタイミングチャートである。 図1に示した光書き込み装置を備えたタンデム式のカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
21 搬送ベルト
30Y,30M,30C,30Bk 画像形成部
31Y,31M,31C,31Bk 感光体
50 画像位置検知部
101 LD
102 ポリゴンミラー
103 Fθレンズ
105a,105b 反射ミラー
106a、106b 同期検知板
107 LD制御部
108 ポリゴン制御部
110 LD駆動データ生成部
111 画素クロック生成部
112 ドット位置ずれ検出、制御部
113 画像処理部

Claims (7)

  1. 複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置における位置ずれ補正方法であって、
    複数枚の連続印刷時における1つの用紙間において、基準色以外の色の補正値をクリアし、トナーパターンを形成し、形成されたトナーパターン検出結果に基づいて位置ずれを補正する位置ずれ補正処理を実行し、次いで、前記基準色の補正値をクリアし、光書き込み開始時と終了時の2点間の時間計測に基づいて書き込み倍率補正処理を実行することを特徴とする位置ずれ補正方法。
  2. 前記補正値がクロック位相パルス挿入個数を設定した簡易的な補正値であることを特徴とする請求項1記載の位置ずれ補正方法。
  3. 複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置であって、
    第1の補正間隔毎に第1の位置ずれ補正を行う第1の位置ずれ補正手段と第2の補正間隔毎に第2の位置ずれ補正を行う第2の位置ずれ補正手段とを有し、
    第2の位置ずれ補正手段は前記第1の位置ずれ補正手段の補正値を基準色以外の色のみクリアして第2の位置ずれ検出を行い、
    第1の位置ずれ補正手段は前記第2の位置ずれ補正手段の検出結果に基づき、次の印刷前に前記第1の前記位置ずれ補正手段によって補正された前回の基準値をクリアし、第1の位置ずれ補正を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 前記第2の補正間隔が前記第1の補正間隔よりも長いことを特徴とする請求項3記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記第1及び第2の補正間隔が複数枚の連続印刷時における1つの用紙間に設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載のカラー画像形成装置。
  6. 画像データに応じて点灯制御される発光源が発する光ビームにより像担持体面をライン走査し、画像の書き込みを行う書き込み手段と、
    有効画像領域の主走査方向の上流下流にそれぞれ光ビームを検出する光ビーム検出手段と、
    書き込み倍率を補正する書き込み倍率補正手段と、
    像担持体上又は中間転写ベルトに形成されたトナーパターンを検出するトナーパターン検出手段と、
    を備え、前記第1の位置ずれ補正手段は前記光ビーム検出手段によって前記2点間の検知時間差を計測する2点間計測を行い、この計測結果に基づき前記書き込み倍率補正手段による倍率補正を行い、
    前記第2の位置ずれ補正手段は、前記トナーパターン検出手段によってトナーパターンを検出し、その検出結果に基づき位置ずれ補正を行うことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記書き込み倍率補正手段が、
    PLLに供給する点灯制御用クロック周波数を変更する点灯制御用クロック周波数変更手段と、
    発光源の点灯制御用クロックの位相を点灯制御用クロックの1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所又は複数箇所で変更するクロック位相制御手段と、
    を備え、
    前記書き込み倍率補正を前記クロック位相制御手段により実行し、
    前記第2の位置ずれ補正手段は、前記基準色のクロック位相補正値をクリアせずにトナーパターン形成して基準色以外はパターンに基づいて基準色との位置ずれを補正し、
    前記第1の位置ずれ補正手段は、前記基準色はパターン形成後にクロック位相補正値をクリアして2点間計測を行い、前記書き込み倍率補正をPLLによって補正することを特徴とする請求項6記載のカラー画像形成装置。
JP2005346258A 2005-11-30 2005-11-30 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置 Expired - Fee Related JP4849878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005346258A JP4849878B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005346258A JP4849878B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007148296A true JP2007148296A (ja) 2007-06-14
JP4849878B2 JP4849878B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=38209731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005346258A Expired - Fee Related JP4849878B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4849878B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012232A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Canon Inc 光学走査装置、光量制御方法及び画像形成装置
JP2009220490A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置、位置ずれ補正方法、位置ずれ補正プログラム、及び記録媒体
US8902463B2 (en) 2011-10-31 2014-12-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus which calculates and corrects skew error

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11143171A (ja) * 1997-09-03 1999-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 黒画像濃度検出方法、画像位置ずれと画像濃度の検出方法、及びカラー画像形成装置
JP2001309135A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Canon Inc 信号処理装置、および、信号処理方法
JP2002160398A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004181833A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Ricoh Co Ltd 高周波クロックを発生する手段を共通化した画素クロック生成部およびこれを用いた画像形成装置
JP2005289035A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、補正制御装置
JP2005297536A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11143171A (ja) * 1997-09-03 1999-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 黒画像濃度検出方法、画像位置ずれと画像濃度の検出方法、及びカラー画像形成装置
JP2001309135A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Canon Inc 信号処理装置、および、信号処理方法
JP2002160398A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004181833A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Ricoh Co Ltd 高周波クロックを発生する手段を共通化した画素クロック生成部およびこれを用いた画像形成装置
JP2005289035A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、補正制御装置
JP2005297536A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012232A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Canon Inc 光学走査装置、光量制御方法及び画像形成装置
JP2009220490A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置、位置ずれ補正方法、位置ずれ補正プログラム、及び記録媒体
US8902463B2 (en) 2011-10-31 2014-12-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus which calculates and corrects skew error

Also Published As

Publication number Publication date
JP4849878B2 (ja) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7576763B2 (en) Hybrid imager printer using reflex writing to color register an image
US7382390B2 (en) Image forming apparatus and control method thereof having main scan length correcting feature
JP5439877B2 (ja) 画像検出装置および画像形成装置
US20140037343A1 (en) Color image forming apparatus
JP2006035725A (ja) カラー画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5801553B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2007121907A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2002096502A (ja) 画像形成装置
JP4139135B2 (ja) 画像形成装置
JP2004004510A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4849878B2 (ja) 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置
JP2006349907A (ja) カラー画像形成装置
JP2001290327A (ja) カラー画像形成装置
JP2008241757A (ja) カラー画像形成装置及び画像形成方法
JP4032655B2 (ja) 画像形成装置
JP2001228672A (ja) 画像形成装置
JP6403814B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2006297767A (ja) 画像形成装置
JP4492344B2 (ja) 画像形成装置
JP2004226660A (ja) 画像形成装置
JP4227847B2 (ja) 画像形成装置及び位置ずれ補正方法
JP2023074686A (ja) 画像形成装置
JPH0679917A (ja) フルカラー画像記録装置
JPH10293479A (ja) 画像形成装置
JP2023062673A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111018

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4849878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees