JP2007146515A - 機械式駐車装置のパレットロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータスライド式駐車装置でパレットをトラバーサから駐車室へ移載する場合に、駐車室へトラバーサを位置決する操作に連動して駐車室のパレットのロックを操作を行う構造が簡単で、かつ動作が確実なパレットロック装置を提供する。
【解決手段】トラバーサと駐車室の横行規制レールと横行従動レールを位置決めするトラバーサ上に設けたトラバーサロック装置のシフトロッドを駐車室側に突出して、駐車室側に取り付けたガイド受けに係合させる。ガイド受はパレットロック装置を構成する部材で、駐車室にパレットをロックするフックの揺動動作にリンクを介して連動する摺動ロッドを支承する。該摺動ロッドはフックを常態でロック位置にコイルバネで附勢する。前記シフトロッドの突出動作でパレットロック装置の摺動ロッドをコイルバネの附勢力に抗して押して起立してロック位置にあるフックを傾倒してパレットのロックを解除する。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車を搭載したパレットをトラバーサで所定の駐車室横に搬送した後、トラバーサ上に設けた横行装置でパレットと共に自動車を駐車室へ格納する形式の機械式駐車装置に関するものである。
複数の自動車を格納するための機械式駐車装置の中で、入出庫室から自動車を搭載したパレットを所定の駐車室横へトラバーサが自走して搬送後、トラバーサ上に設けた横行装置でパレットと共に自動車を駐車室に格納するスライド式駐車装置に関する。トラバーサは自動車の進行方向に移動し、移動方向の両側に駐車室を縦列に配置した形式である。トラバーサは所定の駐車室に向けて縦行移動して、駐車室に横付けする。トラバーサおよび各駐車室にはパレットが横行するためのレールが敷設されている。さらに、トラバーサにはパレットを横行移動させるための旋回アーム式の横行駆動装置を装備する。パレットは旋回アームの先端部に摺動可能に係合して、トラバーサと駐車室との間で互いのレール上を横行移動することで、トラバーサと駐車室の間でパレットの搬入、搬出動作が行われる。
パレットがトラバーサと駐車室との間で互いのレール上を横行移動させるためには、駐車室に敷設した横行レールと、トラバーサに敷設した横行レールの互いの位置を正確に一致させ、パレットが走行途中でレールから脱線しなようにするためには互いのレールの位置決め手段が必要となる。また、駐車室にはレール上に格納栽置したパレットをトラバーサの移動通路側へ逸走することを防止するためのパレット固定手段が必要となる。
しかし、パレット(トレー)を横行移動させるに当り、かかるパレット(トレー)ロック手段によるパレットのロック動作を一時的に解除しなければならない。従来の駐車室でパレット(トレー)をロックするパレット(トレー)ロック手段を解除するための構造ないし構成は、トラバーサ(搬送台車)側にパレットロック装置を解放するための専用のシリンダ等のアクチェータを配備してパレット(トレー)ロック手段の解放動作を行わせている。しかし、水平方向に移動するトラバーサを駐車室へ位置決め動作すると共に、かかる位置決め動作と連動してパレットのロック手段を一時的に解除するための簡易で保守性に優れたパレットロック装置は提供されていない。
特開平10−227143号公報
本発明の課題は上記した水平に縦行するトラバーサを駐車室に対してロックするためのトラバーサロック装置のロック動作に連動して、駐車室に格納したパレットのロック装置を解除するための構造が簡単で動作が確実で、かつ保守性に優れた機械式駐車装置のパレットロック装置を提供することにある。
自動車を載置したパレットをトラバーサで水平方向に搬送して、該トラバーサの搬送方向の両側に縦列に設けた複数の駐車室へ自動車をパレットと共に格納する形式の機械式駐車装置において、パレットがトラバーサと駐車室間を水平移動可能にするための、駐車室側へ出没するトラバーサに設けたトラバーサロック装置と、駐車室側に具えたトラバーサロック装置が係合するガイド受けと、該ガイド受けには前記トラバーサロック装置の出没動作で押圧されて摺動するバネで附勢して支承された摺動ロッドと、該摺動ロッドに連結されて揺動自在に起伏して駐車室に載置されたパレットに係脱するフックとを設けてなり、前記トラバーサロック装置の駐車室への出没動作を前記摺動ロッドを介してフックを連動して起伏させることで、駐車室のパレットをロックまたはロック解除可能とする。
トラバーサに設けたトラバーサロック装置のシフトロッドは、モータを連結した駆動スプロケット車と対向して配置した従動スプロケット車間にチェーンを巻き掛けて両端部をシフトロッドに係止して、モータで駆動スプロケットを正逆回転させてチェーンの移動と共に駐車室への出没動作させるようにする。
本発明の機械式駐車装置のパレットロック装置は、トラバーサでパレットを所定の駐車室へ縦行した後、トラバーサに設けた横行装置で、該駐車室へパレットを横行走行させて自動車を格納する形式の機械式駐車装置に関する。各々の駐車室には格納したパレットが駐車室からパレットの移送通路側に飛び出さないいようにパレットロック装置が具えられている。また、前記でトラバーサと駐車室との間でパレットを横行させる際にはトラバーサを駐車室にロックしてパレットが横行途中にレールから外れないようするためのトラバーサのロック装置が必要になる。本発明の各駐車室に取り付けたパレットロック装置はトラバーサに設けたトラバーサロック装置で駐車室に対するロック動作、ロック解除動作に連動して、パレットロック装置をパレットのロック動作、ロック解除動作を行うので、パレットロック装置を動作するための専用のアクチェータが不要になり、構造が簡単で経済性および保守の容易性の向上に優れた効果がある。
駐車室設けたパレットロック装置は、パレットに係脱するフックを揺動自在に駐車室側のレール近傍に枢設して、さらに、該フックを水平に摺動する摺動ロッドと連結する。摺動ロッドは摺動方向にコイルバネで附勢し、該附勢力を前記フックに作用させることで、駐車室に格納したパレットをレール上で固定する。エレベータ架台から駐車室へ向けてパレットを搬送するトラバーサには、該パレットを駐車室に架設したレールと、トラバーサに敷設したレール間をパレットが脱線することなく走行させるために、相互のレールを連続するように位置決めするためのトラバーサロック装置を構成する。かかるトラバーサロック装置はモータ等で駐車室へ向けて水平方向に出没させるシフトロッドを具える。該シフトロッドが駐車室側に向けて突出して、相互のレールを連続するように位置決めする動作と連動して、シフトロッドが摺動ロッドをコイルバネの附勢力に抗して駐車室側へ向けて押圧して連結したフックを傾倒させてパレットからフックを外すことでパレットロック装置のロック動作を解除する。
その後、トラバーサ上に構成した旋回アーム式の横行装置によりパレットがトラバーサから駐車室に向けて互いの横行規制レールと横行従動レールを走行して所定の位置に至り駐車が完了すると、次の自動車の入出庫のためにトラバーサロック装置の駐車室に突出していたシフトロッドをトラバーサ側に引き込み、トラバーサの縦行を可能にする。かかるシフトロッドの引き込み動作に連動して、駐車室に向けて圧縮状態にあったコイルバネが伸張して摺動ロッドがトラバーサ側に摺動し、該摺動ロッドとリンクを介して連結されたフックが揺動起立してロック位置になる。
図1は本発明の機械式駐車装置1の正面図。図2は図1の側面図を示す。図示するように、本発明の機械式駐車装置1の概略構成は地上部に自動車の入出庫室2を設け、その下部にには4層のトラバーサ20の移動経路の両横に縦列に並べた前側駐車室3a,3aと奥側駐車室3b,3bとが設けられ、入出庫室2側に積層した駐車室3a,3aの真ん中にはエレベータシャフト71が設けられている。トラバーサ20はエレベータ架台72に搭載されて、上部に設けられた昇降装置70で地上部に設けられた入出庫室2と、その階下の駐車室3a,3a,…および駐車室3b、3bが設けられた各階層の間を上下に矢印75あるいは矢印76の方向に昇降して所定の階層で停止する。さらに、図4に示すように入出庫室2にはターンテーブル80を具えて利用者が自動車を入出庫する際の利便性と入出庫時間の短縮を計るようにする。
図5は、各階に配置した前側駐車室3a,3a、あるいは奥側駐車室3b,3bを縦行するトラバーサ20の構造と動作あるいは作用を説明した平面図。図6は本発明のトラバーサロック装置30を示す平面図および図7は図6の断面図。図8はパレットロック装置7のフック17がパレット55に係脱する状況を示した部分拡大図。図9と図10はパレット55の横行動作と本発明のパレットロック装置4の関係を説明した正面図。図11は旋回アーム52の先端に枢着した横行移動用ローラ53がパレット55のローラガイド部55aと係合した常態を示す部分拡大図。また、図12、図13はトラバーサ20の構成を説明した側面図である。
図5、図11、図12によりトラバーサ20の構成を説明すると、トラバーサ20(本体)は外形が自動車5の平面視の投影面積とほぼ等しい大きさに型鋼等で矩形に形成されている。平面視で自動車5の進行方向前後には図示で、180度に反転して対象となるような構成で、各々2組の軸25,25が左右の外側面に軸受け26,26および軸受け26,26で回転可能に枢軸され、軸端部には走行ローラ27,27及び走行ローラ27,27が挿着されている。また、各軸25,25の中間部にはスプロケット24およびスプロケット24が各々装着されている。近傍には軸端部にスプロケット22を装着した走行駆動モータ21を取り付けて、該走行駆動モータ21のスプロケット22と一方の軸25に装着したスプロケット24の間に無端状のチェーン23を巻き掛け、さらに2組の軸25,25に挿着したスプロケット24,24の間にも同様にしてチェーン23を巻き掛けて、走行駆動モータ21の駆動力を走行ローラ27,27及び走行ローラ27,27へ伝達する。また、四角に配置した各々2輪の走行ローラ27,27の近傍にはブラケット28により2輪を1組にした走行ガイドローラ29、29が水平に回転可能に設けられている。
続いて、図2および図3で示すようにエレベータ架台72上にはH型鋼で形成した1組のガイドレール4a,4aを平面視で平行に架設する。続いて、各階の奥側駐車室3b,3b,…にも所定の停止位置で前記エレベータ架台72上のガイドレール4a,4aに連続するように同様にしてガイドレール4b,4bを平面視で平行にして各々架設する。
こうして、図5および図10に示すように、トラバーサ20の平面視で四角に配備した2輪1組の走行ローラ27,27が前記エレベータ架台72上のガイドレール4a,4aと各階の奥側駐車室3b,3b間に架設したガイドレール4b,4b上を転走する。この時、2輪1組の走行ローラ27,27の近傍に配備した2輪1組にして水平に回転する走行ガイドローラ29,29の各々がH型鋼で形成されたエレベータ架台72上のガイドレール4a,4aおよび駐車室3b,3b間のガイドレール4b,4bのウエブに当接して転動する。こうして、トラバーサ20はエレベータ架台72上のガイドレール4a,4aと各階の奥側駐車室3b,3b間に架設したガイドレール4b,4bを前記四組の各走行ガイドローラ29,29で案内されながら走行する。
次に、平面視で長方形枠状に形成されたトラバーサ本体20の略中央には横行装置50が構成されている。該横行装置50は軸を上下に向けて横行ギヤードモータ51を取り付け、該横行ギヤードモータ51の軸端部には長尺状の旋回アーム52の基端側を嵌着しする。該旋回アーム52の先端側には横行移動用ローラ53を上方に突出して回転可能に枢着する。該横行移動用ローラ53は図11に示すように、パレット55の底面より下方に固着延出したローラガイド部55aと嵌り込ようにする。
つづいて、図5に示すように、各駐車室3(3a,3a,…、3b,3b,…)およびトラバーサ20上には自動車5の幅方向に向けて、横行規制レール44と横行従動レール45を平面視で平行並列にして各々敷設する。図12に示すように、トラバーサ20の進行方向前側に位置する横行規制レール44は頂部の断面が山型に形成し、トラバーサ20の進行方向後側に位置する横行従動レール45は頂部が角型に形成する。パレット55の下面には、かかる横行規制レール44の断面が山型の頂部と適合する形状にした2輪の規制走行輪56,56と、横行従動レール45の断面が角型の頂部に適合する形状にした従動走行輪57,57を回転可能に枢着する。パレット55は規制走行輪56,56が横行規制レール44に係合して転動して移動方向を規制するよにしている。これに対して従動走行輪57,57は横行従動レール45上を転動して、移動方向は横行規制レール44に従動させて、重量だけを支持させるようにする。
つづいて、図5〜8でトラバーサ20に設けたトラバーサロック装置30の構造と動作について説明する。C型鋼で形成した支持フレーム31,31を背中合わせにして、中間には互いの支持フレーム31,31からは各々支持ローラ32,32を対向突出させ垂直の向きに回転可能に枢着する。さらに、接続プレート31a,31,…を両端と中間部2カ所の形4カ所で支持フレーム31,31を固定して間隔を維持する。かかる構成の支持フレーム31,31間の幅に適合して摺動するシフトロッド33は長尺のH型鋼で形成し上面および下面にはガイドローラ34,34を幅方向に並べた2組を水平に回転可能に枢着して突出する。こうして、シフトロッド33は支持フレーム31,31の間を支持ローラ32,32で移動可能に支承され、ガイドローラ34,34が支持フレーム31,31の背面に当接転動して移動可能な構造にする。さらに、シフトロッド33の両端部には上面側にプレート35,35を固着して延出し、各々に係合ローラ36,36を水平に回転可能に枢着する。
上記構成の支持フレーム31,31の下方には図7,9で示すように軸端部に駆動スプロケット38を嵌着したトラバーサロックモータ37と、従動スプロケット39を枢着した軸受けブロック40とを対向させて配備して、駆動スプロケット38と従動スプロケット39間にはチェーン41を巻き掛けて、端部41a,41aをそれぞれ、シフトロッド33の下面から固着延出した係止部33a,33aに引き留める。こうして、トラバーサロックモータ37を正逆回転するとチェーン41も正逆循環移動することでシフトロッド33は矢印42または矢印43方向に移動する。図5で示すようにトラバーサ20には上記の如く構成したトラバーサロック装置30,30が前側の横行規制レール44と後側の横行従動レール45の近傍に並列にして配備する。
つぎに、各駐車室3(3a,3a,…および3b,3b,…)側に設けた本発明に係わるパレットロック装置7,7について説明する。図5で示すように、トラバーサ20と同様にして駐車室3にもパレット55が走行するための横行規制レール44と横行従動レール45を架設する。さらに、前記トラバーサロック装置30,30の係合ローラ36が嵌り込む断面がH型鋼で形成した長尺のガイド受け8,8を横行規制レール44と横行従動レール45と並列に架設する。2組のパレットロック装置7,7は同一の構成であるので一方のパレットロック装置7について説明する。
パレットロック装置7は図5および図8に示すように、前記ガイド受け8の凹型溝に3カ所に支持ブロック9,9,9を固着して摺動ロッド10を貫通させて、直動自在に支承し、さらに摺動ロッド10には中間にフランジ部11を設けて、該フランジ部11と中間に位置する支持ブロック9との間に摺動ロッド10の外周に巻き付けるようにして挿入して圧縮した状態でコイルばね18を取り付ける。また、摺動ロッド10の図示右側の先端部にはプレート12を貼着し、図示左側の先端部はリンク13の一端部ヒンジピン14で連結する。また、前記ガイド受け8の駐車室3の奥側端部にはブラケット19を上方に固着延出し、フック17の上端部をヒンジピン16で矢印64あるいは矢印65の上下に揺動自在に枢着し、下端部はヒンジピン15で前記リンク13の他端部と連結する。即ち、ブラケット19にヒンジピン16で枢着されたフック17はリンク13を介して摺動ロッド10に連結し、該摺動ロッド10の直動に連動してフック17は矢印64あるいは矢印65方向に起伏動作する。常態では前記のように摺動ロッド10はコイルばね18の復元力で図示で右側のトラバーサ20側に向けて附勢されており、この作用でフック17が起立した状態でパレット55の低面から下方に固着延出した断面が中空角型形状の係止部材55bの側面と当接する。他方のパレットロック装置7についても同様にしてパレット55の低面から下方に固着延出した係止部材55bの側面と当接する。
以下、本発明のパレットロック装置7を具えた機械式駐車装置1で自動車5を入出庫する動作について説明する。自動車5が入出庫室2のターンテーブル80にあるパレット55へ乗り入れて運転車が降車すると、自動車5の向きが90度方向転換されて、自動車5と共にパレット55がエレベータ架台72上にあるトラバーサ20へ移乗する。その後、自動車5を搭載したパレット55がトラバーサ20上に乗せた状態でエレベータ架台72が昇降装置70でエレベータシャフト71を格納する駐車室3のある階層へ向けて矢印75方向へ降下する。
本発明のパレットロック装置7の動作ないし作用をより明確にするために、上記で格納する駐車室3が図2、図3で示すエレベータシャフト71の図示で右側の奥側駐車室3bに格納する場合について説明する。図2で示すように、例えば、今エレベータ架台72が矢印75方向に降下して最下層の該エレベータ架台72上のガイドレール4a,4aと奥側駐車室3b,3bの間に設けられたガイドレール4b,4bとの高さが一致するように停止する。
つづいて、図5に示す様に、トラバーサ20の前後に各々配置した走行モータ21,21を起動して自動車5を積載したパレット55をトラバーサ20でガイドレール4a,4aおよびガイドレール4b,4bを走行する。トラバーサ20の2組の走行駆動部は同一構成であるので、一方の組で詳細を説明すると、走行モータ21を起動回転し、回転駆動力をスプロケット22およびスプロケット24間をチェーン23で伝達して一方の軸25へ伝達し、さらに、該一方の軸25のスプロケット24および他方の軸25のスプロケット24間をチェーン23で伝達し、一方の軸25の両端に嵌着した走行ローラ27,27と他方の軸25の両端に嵌着した走行ローラ27,27を回転駆動する。他方の組についても走行モータ21を起動して走行ローラ27,27および走行ローラ27,27を回転させる。即ち、8輪の走行ローラ27,27,…がエレベータ架台72上のガイドレール4a,4aおよび奥側駐車室3b,3bの間のガイドレール4b,4b上を転動する。
同時に、走行ローラ27,27の近傍にはブラケット28を介して2輪1組の水平に回転する走行ガイドローラ29、29が4組が具えられており、H型鋼で形成されたガイドレール4a,4aあるいはガイドレール4b,4bの側面に当接して回転する。こうして、自動車5を搭載したパレット55をトラバーサ20で矢印77方向の奥側駐車室3b,3bへ向けて移送する。
つづいて、図3および図5で示すようにトラバーサ20を格納すべき奥側駐車室3bまで走行させて所定の位置で停止させる。即ち、所定の位置とはトラバーサ20側のパレット55が横行する横行規定レール44aおよび横行従動レール45aと駐車室3側の横行規定レール44bと横行従動レール45bが一致する位置である。
つづいて、図5、図6および図9に示すようにトラバーサロックモータ37を起動して該トラバーサロックモータ37に挿着された駆動スプロケット38を回転し、該駆動スプロケット38と従動スプロケット39に巻き掛けたチェーン41を循環移動させる。かかるチェーン41の端部41a,41aはシフトロッド33の底面から固着延出された係止部33a,33aに引き留められており、チェーン41の循環移動によりシフトロッド34は支持フレーム33,33に枢着した支持ローラ32,32,…で支承され、かつ、シフトロッド34側に枢着したガイドローラ33,33,…が支持フレーム33,33の側面に当接回転してガイドされて、駐車室3に対して出没動作する。
シフトロッド33の両端部からはプレート35,35をシフト方向へ固着延出して、該プレート35,35には下方に向けて水平に回転可能に係合ローラ36,36を枢着する。図6〜図8に示すように、前記構成の2組のトラバーサロック装置30,30のトラバーサロックモータ37,37を起動してシフトロッド33,33を駐車室3側へ突出させてトラバーサロック位置36aおよび36aにすると、該駐車室3の横行規制レール44bと横行従動レール45bの近傍に並列に取り付けたH型鋼で形成したガイド受け8,8の溝に進入することで奥側駐車室3bに対してトラバーサ20がガイドレール4b,4bを移動しないようにロックする。即ち、トラバーサ20に取り付けた横行規制レール44aと駐車室3に取り付けた横行規制レール44bを一直線上に並び、同様にしてトラバーサ20に取り付けた横行従動レール45aと駐車室3に取り付けた横行従動レール45bも一直線上に並べた状態でトラバーサ20をロックする。
シフトロッド33をトラバーサロック位置36aから、さらに図6で示すパレット解放位置36bまで突出させる。かかる動作でシフトロッド33は摺動ロッド10の先端部に固着されたプレート8bに当接して支持ブロック9とフランジ部11aの間に装着されたコイルバネ18の復元力に抗して駐車室3b側へ押圧する。
上記のよにトラバーサ20側に設けたトラバーサロック装置30のシフトロッド33で駐車室側のパレットロック装置7の摺動ロッド10を駐車室3側に押圧移動させると、該摺動ロッド10にリンク13を介して連結したフック17がブラケット19のヒンジピン6を中心に回動して傾倒し、パレット55の底面に取り付けられた係止部材55bから外れる。こうしてパレットロック装置7のパレットロック動作が解除される。
続いて、図5に示すようにトラバーサ20に装備された横行装置50の横行ギヤードモータ51を起動して旋回アーム52を水平に旋回させると、該旋回アーム52の先端に枢着された横行移動用ローラ53はパレット55の側底面より固着延出されたローラガイド55aの溝に係合しており、クランク作用でパレット55の規制走行輪56,56がトラバーサ20の横行規制レール44aと駐車室3の横行規制レール44bを転動し、従動走行輪57,57がトラバーサ20の横行従動レール45aと駐車室3の横行従動レール45bを転動してパレット55はトラバーサ20と駐車室3の間で横行移送される。こうして、トラバーサ20で駐車室3bに対してパレット55を搬入あるいは搬出する。
トラバーサ20の横行装置50によるパレット55の搬入あるいは搬出が終了すると、トラバーサロック装置30,30を再び起動してシフトロッド33,33をパレット解放位置36bからトラバーサロック位置36aに反転移動させる。シフトロッド33,33を反転移動すると、該シフトロッド33,33で押圧されていた駐車室3b側のパレットロック装置7の摺動ロッド10,10は、支持ブロック9,9とフランジ部11a,11aの間に装着されたコイルバネ18,18の復元作用でトラバーサ20側に戻る。摺動ロッド33,33にリンク13,13を介して連結されたフック17,17は、シフトロッド33,33反転移動により傾倒した状態から起立した状態になりパレット55に対してロック作用をする。
続けて、シフトロッド33,33をトラバーサロック位置36a,36aから、さらに、トラバーサ20側に引き戻すと、駐車室3のガイド受け8,8からシフトロッド33,33の先端部に枢着した係合ローラ36,36が外れる。こうして、トラバーサロック装置30の駐車室3bに対するロック動作が解除されて、トラバーサ20はエレベータ架台73に架設されたガイドレール4a,4aと奥側駐車室3b,3bの間に架設されたガイドレール4b,4bを縦行可能になる。従って、トラバーサ20はエレベータ架台72へ縦行移動し、さらに昇降装置70でトラバーサ20が移載されたエレベータ架台72を矢印76方向に昇行させて、入出庫室2へ戻して次の自動車5の入庫に備えるようにする。
上記は奥側駐車室3bにパレット55を介して自動車を格納する場合について説明したが、前側駐車室3aにパレット55を格納する場合にはトラバーサ20は走行せず、そエレベータ架台72が所定の駐車室3aに停止すると、つづいて、トラバーサロック装置30,30を起動して、駐車室3aに対してトラバーサ20をロックすると同時に、連動して駐車室3aに設けた2組のパレットロック装置7,7を解除する。その後、トラバーサ20の横行走置50を駆動して旋回アーム52を回転させて、クランク動作によりパレット55をトラバーサ20から駐車室3aに向けて、横行規制レール44a,44bと横行従動レール45a,45b上を走行させてパレット55を格納する。その後の動作については、上記奥側駐車室3bへパレット55を格納する場合と同様であり、説明を省略する。
上記したように、本発明は縦列に配置した駐車室をトラバーサで所定の駐車室へ縦行移動した後、トラバーサに設けた横行装置で、駐車室へパレットを搬入あるいは搬出して自動車を格納する形式の機械式駐車装置に関する。各々の駐車室には格納したパレットが駐車室からパレットの移送通路側に突出しないようにパレットロック装置が具えられている。また、前記でトラバーサと駐車室との間でパレットを横行させるに際してはトラバーサを駐車室にロックしてパレットが横行途中にガイドレールから外れなうようするためのトラバーサのロック装置が必要になる。本発明の各駐車室に取り付けたパレットロック装置はトラバーサに設けたトラバーサロック装置で駐車室に対するロック動作、ロック解除動作に連動して、パレットロック装置をパレットのロック動作、ロック解除動作を行えるので、パレットロック装置を動作するための専用のアクチェータが不要となるため構造が簡単で経済性および保守性に優れている。
搬送装置には搬送装置をある対象にたして位置決めするためのロック装置けて、ロック、あるいはロック解除操作を行わせると共に、該ロック、あるいはロック解除操作に連動して、他の装置のロック操作・ロック解除操作を行わせることで、それぞれのロック装置に専用のアクチェータが不要になりロック装置の構造が簡単になる。このように、複数のロック装置がある自動倉庫や格納装置にも適用できる。
本発明の機械式駐車装置の正面図。 図1の側面図。 図2の矢印A−A視のトラバーサと駐車室との関係を示す平面図。 ターンテーブルを設けた入出庫室の平面図。 駐車室とトラバーサの構成および関連を説明した平面図。 トラバーサロック装置の平面図 トラバーサロック装置の側面図 パレットロック装置の作用を説明した部分拡大図 トラバーサから駐車室へパレットを横行移送を説明した図5の正面図 図5に示したパレットを搭載したトラバーサの正面図。 横行装置の旋回アームとパレットの係止部材の関係をしめす部分拡大図。 パレットを搭載したトラバーサの側面図。 トラバーサの走行装置を示す側面図。
符号の説明
1 機械式駐車装置(エレベータスライド式駐車装置)
2 入出庫室
3 駐車室
3a,3a 駐車室(前側駐車室)
3b,3b 駐車室(奥側駐車室)
4a,4a ガイドレール
4b,4b ガイドレール
5 自動車
7 パレットロック装置
8 ガイド受け
9,9,… 支持ブロック
10 摺動ロッド
11a フランジ部
11b プレート
12 リンク
13,14,15 ヒンジピン
16 フック
17 コイルばね
18 ブラケット
20 トラバーサ
21,21 走行駆動モータ
22,22 スプロケット
23,23 チェーン
24,24,… スプロケット
25,25,… 軸
26,26,… 軸受け
27,27,… 走行ローラ
28,28,… ブラケット
29,29,… 走行ガイドローラ
30,30 トラバーサロック装置
31,31,… 支持フレーム
31a,31a,… 接続プレート
32,32,… 支持ローラ
33,33 … シフトロッド
33a,33a 係止部
34,34,… ガイドローラ
35,35 プレート
36,36 係合ローラ
36a トラバーサロック位置
36b パレット解放位置
37 トラバーサロックモータ
38 駆動スプロケット
39 従動スプロケット
40 軸受けブロック
41 チェーン
41a,41a 端部
42,43 矢印
44a,44b 横行規制レール
45a,45b 横行従動レール
50 横行装置
51 横行ギヤードモータ
52 旋回アーム
53 横行移動用ローラ
55 パレット(パレット本体)
55a ローラガイド部
55b 係止部材
56,56 規制走行輪
57,57 従動走行輪
60,61 矢印
62,63 矢印
64,65 矢印
70 昇降装置
71 エレベータシャフト
72 エレベータ架台
73 ロープ
74 カウンタウエイト
75,76 矢印
77,78 矢印
80 ターンテーブル
A,A 矢印

Claims (2)

  1. 自動車を載置したパレットをトラバーサで水平方向に搬送して、該トラバーサの搬送方向の両側に縦列に設けた複数の駐車室へ自動車をパレットと共に格納する形式の機械式駐車装置において、パレットがトラバーサと駐車室間を水平移動可能にするための、駐車室側へ出没するトラバーサに設けたトラバーサロック装置と、駐車室側に具えたトラバーサロック装置が係合するガイド受けと、該ガイド受けには前記トラバーサロック装置の出没動作で押圧されて摺動するバネで附勢して支承された摺動ロッドと、該摺動ロッドに連結されて揺動自在に起伏して駐車室に載置されたパレットに係脱するフックとを設けてなり、前記トラバーサロック装置の駐車室への出没動作を前記摺動ロッドを介してフックを連動して起伏させることで、駐車室のパレットをロックまたはロック解除可能としたことを特徴とする機械式駐車装置のパレットロック装置。
  2. 前記トラバーサに設けたトラバーサロック装置のシフトロッドは、モータを連結した駆動スプロケット車と対向して配置した従動スプロケット車間にチェーンを巻き掛けて両端部をシフトロッドに係止して、モータで駆動スプロケットを正逆回転させてチェーンの移動と共に駐車室への出没動作させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置のパレットロック装置。
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