JP2007142919A - デジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置 - Google Patents

デジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】動作パラメータを変更する制御を行った際に受信信号に発生する誤りが時間的に集中しにくく、復調した信号から取得される情報の信頼性が高い。
【解決手段】復調装置に含まれる回路部品群に係る動作パラメータが変更される場合に、受信信号Siに誤りが発生する場合がある(誤り81a、82a、81b、82b)。2つの回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングを、これらの変更によって誤りが発生する範囲がデインターリーブ処理後の受信信号Sdにおいて重ならないように(曲線92b)決定する。これによって、誤りが発生する範囲が重なる(期間P0)場合と比べて誤りが時間的に集中するのが回避される。
【選択図】図6

Description

本発明は、インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理及び復調処理を施すデジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置に関する。
変調信号を復調するデジタル復調装置は、変調信号に対して選局処理を施すチューナと復調処理を施す復調器とを有している。そして、デジタル復調装置の制御部は、チューナや復調器を構成する回路部品群に対して、その動作パラメータを変更する様々な制御を行う。例えば、特定の回路部品群の消費電力を低下させるため、その回路部品群に対して電力供給をOFFにしたりONにしたりする制御がなされる。
しかし、上記のような制御により、デジタル復調装置が扱う信号に誤りが生じることがある。特許文献1のデジタル復調装置は、ガードインターバル期間中に電源をON又はOFFにすることにより電源制御の影響が受信信号に及びにくくするという構成を有している。
特開2001−251275号公報
しかし、特許文献1のデジタル復調装置による制御はガードインターバル期間中にしか行えない。ガードインターバル期間外に制御を行った場合には復調された信号から画像や音声等の情報を取得する際に情報の信頼性が確保され得ないという問題が生じ得る。特に、受信信号に発生する誤りが時間的に集中すると、信号から取得される情報が不正確になる。
本発明の目的は、動作パラメータを変更する制御を行った際に受信信号に発生する誤りが時間的に集中しにくく、復調した信号から取得される情報の信頼性が高いデジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のデジタル復調装置は、インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理を施すチューナと、前記チューナからの受信信号に復調処理を施す復調器とを構成する複数の回路部品群と、インターリーブ処理が施された前記チューナからの受信信号にデインターリーブ処理を施すデインターリーブ手段と、前記複数の回路部品群のうちの少なくともいずれか1つの動作パラメータを変更する動作パラメータ変更手段と、前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第1及び第2の回路部品群、前記第1及び第2の回路部品群に係る第1及び第2の動作パラメータの変更量並びに前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する第1の変更決定手段と、前記第1の変更決定手段が決定した前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1の変更決定手段が決定した前記第1及び第2の動作パラメータの変更量だけ前記第1の変更決定手段が決定した前記第1及び第2の回路部品群の動作パラメータをそれぞれ変更するように、前記動作パラメータ変更手段を制御するパラメータ変更制御手段とを備えている。
また、本発明のデジタル復調装置の制御方法は、インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理を施すチューナ及び前記チューナからの受信信号に復調処理を施す復調器を構成する複数の回路部品群と、インターリーブ処理が施された前記チューナからの受信信号にデインターリーブ処理を施すデインターリーブ手段と、前記複数の回路部品群のうちの少なくともいずれか1つの動作パラメータを変更する動作パラメータ変更手段とを有するデジタル復調装置の制御方法であって、前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第1及び第2の回路部品群、前記第1及び第2の回路部品群に係る第1及び第2の動作パラメータの変更量並びに前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する変更決定ステップと、前記変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更量だけ前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の回路部品群の動作パラメータをそれぞれ変更するように、前記動作パラメータ変更手段を制御するパラメータ変更制御ステップとを備えている。
また、本発明のデジタル復調装置用プログラムは、インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理を施すチューナ及び前記チューナからの受信信号に復調処理を施す復調器を構成する複数の回路部品群と、インターリーブ処理が施された前記チューナからの受信信号にデインターリーブ処理を施すデインターリーブ手段と、前記複数の回路部品群のうちの少なくともいずれか1つの動作パラメータを変更する動作パラメータ変更手段とを有するデジタル復調装置に用いられるプログラムであって、前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第1及び第2の回路部品群、前記第1及び第2の回路部品群に係る第1及び第2の動作パラメータの変更量並びに前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する変更決定ステップと、前記変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更量だけ前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の回路部品群の動作パラメータをそれぞれ変更するように、前記動作パラメータ変更手段を制御するパラメータ変更制御ステップとをデジタル復調装置に実行させる。
本発明のデジタル復調装置、デジタル復調装置の制御方法及びデジタル復調装置用プログラムによると以下のような効果が奏される。つまり、動作パラメータの変更によって誤りが発生する場合にその誤りがデインターリーブ処理後の受信信号において占める範囲が重なり合わないため、時間的に誤りが集中しにくい。したがって、復調された受信信号から取得される情報の信頼性が向上する。
また、本発明においては、前記デインターリーブ手段が施すデインターリーブ処理が時間デインターリーブ処理であり場合には、前記第1の変更決定手段が、前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更してから時間インターリーブ長以上の時間が経過した後で前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更するように、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。時間デインターリーブ処理によって1つのシンボルに含まれる誤りは時間インターリーブ長の範囲に分散されるため、この構成によると第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更で発生した誤りが時間デインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合いにくくなる。これによって、誤りが受信信号に時間的に集中しにくくなる。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が前記チューナ内に構築されており、前記チューナが、有効シンボル長に係る情報を含む時間インターリーブ長に係る情報を前記復調器から受け取ることが好ましい。この構成によると、変更決定手段がチューナ内に構築されているため、チューナに係る動作パラメータの変更がなされる場合に都合が良い。また、この場合に復調器が取得した時間インターリーブ長に係る情報がチューナに送られるため、変更決定手段がチューナ内に構築されている場合においても変更決定手段が時間インターリーブ長を確実に導出できる。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が、前記第1の動作パラメータの変更タイミングよりも前記第2の動作パラメータの変更タイミングが時間的に前となり、且つ、前記第1の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に含まれることになる誤りの総量が前記第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって減少するように、前記第1及び第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。この構成によると、第1の回路部品群に係る動作パラメータが変更される前に第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更がなされることで誤りの総量が減少されるため、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって誤りが生じる場合においても、受信信号に誤りが時間的に集中することが回避され得る。
また、本発明においては、前記デインターリーブ手段がデインターリーブ処理を施した受信信号に含まれる誤りを訂正する誤り訂正手段をさらに備えており、前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって前記誤り訂正手段の誤り訂正能力が向上するように、前記第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。この構成によると、誤り訂正能力を向上させることにより、受信信号に含まれる誤りが確実に減少する。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が、受信信号の信頼性に応じて前記誤り訂正手段の誤り訂正性能が変更されるように前記第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。動作パラメータの変更等により受信信号の信頼性が低下した場合には、このような状況に応じて誤り訂正を行う方がより誤りが訂正されやすい。したがって、上記の構成によると、誤り訂正能力がより確実に向上する。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更した後における前記第1の回路部品群の消費電力が、前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更する前と比べて低下するように、前記第1の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。この構成によると、デジタル復調装置の消費電力が減少する。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が、前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって発生する誤りが受信信号に占める範囲が、前記デインターリーブ手段が施すデインターリーブ処理前において受信信号に含まれる1つのシンボル内に収まるように、前記第1の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。この構成によると、動作パラメータの変更によって発生する誤りが例えば時間デインターリーブ処理後に占める範囲が時間インターリーブ長以内となるため、誤りが重なり合いにくくなる。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が、受信信号に含まれるシンボルの先端で前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記動作パラメータ変更手段が変更するように前記第1の動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。この構成によると、動作パラメータの変更によって発生する誤りが影響を及ぼすシンボルの数が最小限に抑えられる。これによって、例えばシンボル内の情報の信頼性が極端に悪くなるようなシンボルの数が最小限となる。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が前記チューナ内に構築されており、前記復調器が、受信信号に含まれるシンボルの同期を取得するシンボル同期取得手段を有しており、前記チューナが、前記シンボル同期取得手段が取得したシンボルの同期に係る情報を前記復調器から受け取ることが好ましい。この構成によると、変更決定手段がチューナ内に構築されているため、チューナに係る動作パラメータの変更がなされる場合に都合が良い。また、変更決定手段がチューナ内に構築されている場合においても、シンボルに基づいて動作パラメータの変更量や変更タイミングを決定する際に必要な情報が変更決定手段に提供され得る。
また、本発明においては、前記チューナが、回路部品群から構成されるRFアンプ、ミキサ、フィルタ、IFアンプ及びVCO・PLLを有しており、前記第1の変更決定手段が決定する前記第1又は第2の回路部品群が、RFアンプ、ミキサ、フィルタ、IFアンプ及びVCO・PLLのうちのいずれかを構成する回路部品群であることが好ましい。この構成によると、チューナ等を構成する回路部品群のうち具体的な機能を有する単位で動作パラメータの変更が行われる。したがって、動作パラメータの変更による効果や受信信号に与える影響が明確であり、変更量や変更タイミングが適切に決定され得る。
また、本発明においては、前記第1の変更決定手段が決定する前記第1の回路部品群に含まれる回路部品の数が、前記第1の変更決定手段が決定する前記第2の回路部品群に含まれる回路部品の数と異なることが好ましい。この構成によると、適切な単位の回路部品群が決定され得る。
また、本発明においては、前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第3の回路部品群、前記第3の回路部品群に係る第3の動作パラメータの変更量及び前記第3の回路部品群に係る第3の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第3の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第3の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わず、且つ、前記第2及び第3の動作パラメータの変更タイミングで前記第2及び第3の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する第2の変更決定手段をさらに備えていることが好ましい。この構成によると、第1〜第3の3つの回路部品群において動作パラメータの変更を行う場合でも、これによって発生する誤りが時間的に集中しにくくなり、受信信号に含まれる情報の信頼性が向上する。
また、本発明においては、前記デインターリーブ手段が施すデインターリーブ処理が時間デインターリーブ処理であり場合に、前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更してから時間インターリーブ長以上の時間が経過した後で前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更するように、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを決定し、前記第2の変更決定手段が、前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更してから時間インターリーブ長以上の時間が経過した後で前記第3の回路部品群の動作パラメータを前記第3の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更するように、前記第3の動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。この構成によると、第1〜第3の3つの回路部品群において動作パラメータの変更を行う場合でも、時間デインターリーブ処理後の受信信号においてこれらの変更によって発生する誤りが時間的に集中しにくくなる。
また、本発明においては、前記第1及び第2の変更決定手段が、(a)前記第1〜第3の動作パラメータの変更タイミングが第2、第1、第3の順に時間的に並び、(b)前記第1の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に受信信号に含まれることになる誤りの総量が前記第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって減少し、且つ、(c)前記第3の動作パラメータの変更量だけ前記第3の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって、前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記第1の回路部品群に係る動作パラメータを前記動作パラメータ変更手段が変更する前の動作パラメータに前記第1の回路部品群の動作パラメータが戻るように、前記第1〜第3の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することが好ましい。第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって発生する誤りの影響を抑えるために例えば誤り訂正の能力が向上されるような場合にはデジタル復調装置の消費電力が大きくなる場合がある。上記の構成によると、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって発生する誤りの影響を抑えるために第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更を行った場合においても、第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって第2の回路部品群に係る動作パラメータが元に戻される。このため、消費電力が元の状態に戻されるため、無駄に電力を消費するのが防止される。
なお、上記の本発明のデジタル復調装置用プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)ディスク、フレキシブルディスク(FD)、MO(Magneto Optical)ディスクなどのリムーバブル型記録媒体や、ハードディスクなどの固定型記録媒体のようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。また、これらのプログラムは、デジタル復調装置専用のものでなくてもよく、選局処理やデジタル復調処理に係るプログラムと組み合わせて使用されることにより汎用型のプロセッサをデジタル復調装置として機能させるプログラムであってもよい。
また、本明細書において「回路部品」とはチューナを構成する回路部品又は復調器を構成する回路部品のことであり、「回路部品群」とは複数の回路部品の集合である。具体的には、例えば図2に示されているチューナ2が有する各部を構成する回路、及び、図6に示されている復調器3が有する復調部を構成する回路や、これらの回路を構成する1個のトランジスタに等価な部品等、あらゆる単位の部品が回路部品に相当し得る。そして、例えば、回路部品がRFアンプを構成するトランジスタに等価な1つの回路であるとすると、RFアンプはこれらの回路部品が複数集まった回路部品群から構成されることになる。なお、回路部品群に含まれる回路部品の数とは、このような例においてはトランジスタに等価な回路の数に相当する。そして、回路部品の数が比較される際には同程度の回路を単位としてその数が評価されるものとする。
以下は、本発明の好適な一実施形態であるデジタル復調装置についての説明である。図1は本デジタル復調装置1の全体の概略構成を示している。
本発明のデジタル復調装置1は携帯電話201(デジタル受信装置)に設けられている。携帯電話201がアンテナから受信した信号Srはデジタル復調装置1によって復調される。そして、デジタル復調装置1から出力された復調信号から文字や画像や音声やプログラムなどのデータに係る情報が取り出され、これらの文字や画像や音声やプログラムなどのデータが再現されて、携帯電話201に設けられた図示されていないディスプレイやスピーカなどを通じて電話の使用者に提供される。なお、デジタル復調装置1が、携帯電話の他、デジタルTV、無線LAN装置、無線LANを搭載したPC等(以上、デジタル受信装置)に採用されてもよい。
デジタル復調装置1はチューナ2、復調器3を有している。チューナ2は復調器3と電気的に接続されている。また、チューナ2はアンテナ等と電気的に接続されており、このアンテナ等を用いて信号を受信する。そしてチューナ2は受信した信号Srの増幅等を行い、信号SrをIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換して復調器3へと送信する。復調器3はチューナ2から送信されるIF信号を受信し、IF信号から復調信号、例えばTS(Transport Stream)信号を形成して出力する。
<チューナ>
以下は、チューナ2についての説明である。図2はチューナ2の構成を示す図である。
チューナ2はRFアンプ部21、ミキサ部22、VCO・PLL部23、フィルタ部24及びIFアンプ部25を有している。チューナ2が受信した信号Srは、RFアンプ部21によって増幅されて、ミキサ部22に送られる。一方、VCO・PLL部23は、特定のチャンネルに相当する周波数に基づくミキシング信号を形成する(選局処理)。VCO・PLL部23が形成したミキシング信号はミキサ部22に送られる。そして、ミキサ部22は、RFアンプ部21から送られた信号Srと、VCO・PLL部23から送られたミキシング信号とを混合し、IF周波数に応じたIF信号を形成する。
ミキサ部22が形成したIF信号はフィルタ部24に送られる。フィルタ部24はミキサ部22から送られたIF信号から不要な信号成分を除去する。不要な信号成分が除去されたIF信号SiはIFアンプ部25に送られ、IFアンプ部25によって増幅されて復調器3へと送信される。
また、チューナ2にはチューナ制御部4が構築されており、チューナ制御部4は後述のようにRFアンプ部21等のチューナ2の各部を制御する。
<受信信号>
以下は、チューナ2が受信する信号Srについての説明である。本実施形態の一例としては、信号Srの伝送において日本の地上波デジタル放送に係る伝送方式が採用された場合が示される。この場合、チューナ2が受け取る信号Srは、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)方式に係るものである。ISDB−T方式の伝送方式には、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が採用されている。
なお、本実施形態に係るデジタル復調装置の受信信号は、上記のISDB−T方式の他、欧州のDAB(Digital Audio Broadcasting)、DVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial),DVB−H(-Handheld)方式、韓国のDMB(Digital Multimedia Broadcasting)方式、無線LANに用いられるIEEE802.11a/b/g/n方式が採用されたものでもよい。さらに、OFDM方式が採用された信号を受信するアンテナの無いケーブルTV等に適用されてもよい。
OFDM方式とは以下のような伝送方式である。まず、この方式はデータの搬送に複数の異なる周波数の搬送波が用いられるマルチキャリア方式である。そして、OFDM方式で用いられる搬送波は相互に直交する波形を有している。ここで、「2つの波形が直交する」とは、時間に対する波の振幅を表すそれぞれの関数同士を掛け合わせ、一周期に相当する積分範囲で時間積分したもの(内積)がゼロになることをいう。
データ送信の際には、送信されるデータの各値に応じて変調された複数の搬送波が重ね合わされた変調信号が形成される。つまり、送信されるデータに含まれる複数のデータ値の配列順に従って各データ値が異なる搬送波に振り分けられる。そして、振り分けられたデータ値に応じて搬送波が変調され、変調された複数の搬送波が重ね合わされることによりOFDM信号が形成される。OFDM方式においてこのようにOFDM信号を形成することは、逆フーリエ変換を行うことと同等である。なお、以下の説明において、有効シンボル長とはOFDM方式で用いられる搬送波の周波数間隔の逆数をいう。
次に、直接波以外の遅延波の影響を削減するため、上記のように変調された複数の搬送波が重ね合わされた変調信号にはさらにガードインターバルが挿入される。ガードインターバルは、上記の変調信号において有効シンボル長あたりの信号(主信号に対応)ごとに、この信号の一端部における一部が複写され、他端部に挿入されたものである。このようにガードインターバルが挿入された変調信号が、OFDM信号として送信される。
有効シンボル長の信号とガードインターバルの長さとからなる信号は、1シンボルと呼ばれる。OFDM信号はこのような複数のシンボルが連なって構成される。OFDM信号と時間的に遅延して受信側に到達する遅延波とが重ね合わされた信号が受信された場合には、異なるシンボルに含まれる信号が重なり合った部分が受信信号に含まれる。ガードインターバルは、このように異なるシンボルに含まれる信号が重なり合っていない部分を取り出すために用いられている。
また、地上波デジタル放送においては、OFDM信号によって伝送されるデータに対して、伝送経路上で発生する雑音や干渉波によって発生する誤りを訂正するための符号化が行われる。符号化にはリードソロモン符号(RS符号)とビタビ符号とが用いられる。地上波デジタル放送で用いられるRS符号においては、伝送される204バイトのデータのうち、後ろ16バイト分がチェックビットであり、204バイト中最大8バイトの誤りが訂正可能である。
また、ビタビ符号においては、符号化後の伝送されるnビットに対して、符号化前のデータがkビットのときの符号化率をk/nとして、1/2から7/8が規格化されている。これらRS符号化及びビタビ符号化されたデータを元に戻すために、受信側ではRS復号及びビタビ復号が行われる。
ところで、伝送経路の状態によっては、伝送信号に対して時間的又は周波数的に誤りが集中するバースト誤りが発生する場合がある。また、ビタビ符号化された信号を元に戻すビタビ復号後において誤り訂正できない場合には、一般的にバースト誤りが起こることが多い。RS復号を用いた誤り訂正によって上記のようなある長さの信号に発生する誤りを訂正する場合、この長さの信号あたりにおける訂正可能な誤り数には限界がある。したがって、上記のようなバースト誤りが発生すると、誤りの訂正が不可能となる場合がある。
地上波デジタル放送においては、このように伝送信号にバースト誤りが発生した場合にも誤り訂正が可能となるように、伝送信号によって伝送されるデータに対して種々のインターリーブ処理が施される。インターリーブには、ビットインターリーブ、バイトインターリーブ及び時間インターリーブや周波数インターリーブがある。これらは、伝送信号に含まれる信号に対応するデータを時間や周波数的に並べ替えるものである。特に、時間的に連続する複数の信号を時間的に並べ替える目的のため、時間的インターリーブがある。また、周波数的に連続する複数の搬送波を周波数的にランダムに並べ替えるために周波数インターリーブがある。例えば、時間インターリーブ及び時間インターリーブが行われたデータを元に戻す時間デインターリーブは以下のように行われる。
図3は、時間インターリーブ及び時間デインターリーブの一例を示す模式図である。図3においては、インターリーブ及びデインターリーブ処理が施される前後の3つの信号Siが示されている。これらの3つの信号は、図3に示されているように、時間的に連続する複数のシンボルSbからなる。
変調された複数の搬送波からなるOFDM信号Siは、時間インターリーブにより、シンボルSbの長さに対応するデータごとに、あらかじめ決められた順序に従って、図3のように並べ替えられる。このように並べ替えられたデータに対応する信号が送信されると、伝送経路の状態によって、信号の一部にバースト誤り101が発生する。そして、この信号が受信されると、受信側で時間デインターリーブが行われる。時間インターリーブによりいったん並べ替えられたデータが、時間デインターリーブにより再び元の順序に戻される。ここで、伝送経路において複数のシンボルに跨って発生したバースト誤り101は、時間デインターリーブによりシンボルごとの誤り102のように分散される。
図3に示されているように、時間インターリーブによって各シンボルは時間インターリーブ前の時間的な位置よりも後ろの位置に移動するように並べ替えが行われる。また、各シンボルにおける周波数の異なる搬送波に含まれる信号は、並べ替え後の信号におけるそれぞれ別の時間的な位置に含まれることとなる。
このように、時間的に誤りが集中するバースト誤りが発生した場合でも、時間デインターリーブ後には誤りが分散されるため、誤り訂正が可能となる。
バイトインターリーブにおいては204バイトのRS符号化の単位でデータが分散されるように、バイト単位の信号の並べ替えが行われる。また、ビットインターリーブにおいてはビット単位で信号の並べ替えが行われる。さらに、周波数インターリーブにおいては、OFDM信号Srに含まれる各搬送波を跨いでシンボルの並べ替えが行われる。
地上波デジタル放送においては、このほか、データの偏りによる伝送信号のエネルギーの偏りを防ぐため、エネルギー拡散が行われる。エネルギー拡散は、擬似ランダムデータと伝送信号に係るデータとのビット単位の排他的論理和をとって、データをランダム化することにより行われる。
<復調器>
以下は、復調器3についての説明である。図4(a)は復調器3の構成を示すブロック図である。図4(a)に示されているように、復調器3は、下記に示されるADC部31等の複数の部品から構成されている。なお、下記の各部品は、それぞれの機能を果たすように特化された回路を有する部品であってもよいし、汎用のCPU、RAM等と下記の各機能を果たすようにCPUを機能させるプログラムとからなるものでもよい。後者の場合には、CPU等のハードウェア及びプログラムが組み合わされることによって、以下に説明するFFT部33等が構築される。
復調器3は、ADC部31、AFC・シンボル同期部32、FFT部33、フレーム同期部34、検波部35、波形等化部37及び誤り訂正部36を有している。復調器3は、IF信号に復調処理及び誤り訂正処理を施す。
チューナ2から送信されたIF信号はADC部31に入力される。ADC部31は、アナログ信号である入力されたIF信号をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号をAFC・シンボル同期部32へと送る。AFC・シンボル同期部32は、ADC部から送られたデジタル信号に対してフィルタ処理などの補正処理等を行う。そして、AFC・シンボル同期部32は、後述のFFT部33によるフーリエ変換の開始点、つまり、シンボル同期点を決定する(シンボル同期取得手段)。そして、同期が取られたデジタル信号をFFT部33へと送る。これと共に、AFC・シンボル同期部32はチューナ制御部4へと、シンボル同期点に係る情報を送る。さらに、AFC・シンボル同期部32は、有効シンボル長を示すモードに係る情報を導出し、その情報をチューナ制御部4へと送る。有効シンボル長を示すモードには、モード1(有効シンボル長252μs)、モード2(有効シンボル長504μs)及びモード3(有効シンボル長1008μs)がある。
なお、シンボル同期点の決定においては、遅延して到達する遅延波等の影響が最も少ない最適な受信が可能な点が同期点として設定される。このような同期点の決定方法として、信号の相関を参照する方法や、パイロット信号を用いて位相のずれを補正する方法等が用いられる。
FFT(Fast Fourier Transform)部33は、AFC・シンボル同期部32から送られたデジタル信号をフーリエ(時間−周波数)変換する。このフーリエ変換には、いわゆる高速フーリエ変換(FFT)が一般的に用いられる。つまり、このデジタル信号はOFDM信号なので、逆フーリエ変換された波形、すなわち、データ値に応じて変調された複数の搬送波が重ね合わされた波形を有している。FFT部33は、このように重ね合わされた波形から、データ値に従って変調された複数の搬送波をフーリエ変換によって取り出す。そして、FFT部33は、各搬送波に振り分けられた各データ値に対応するデジタル信号を、データの元の配列順で時間的に並ぶように並べ替えて、OFDM信号形成前のデータに対応するデジタル信号を再形成する。そして、FFT部33はこのデジタル信号をフレーム同期部34へと送る。
フレーム同期部34は、FFT部33から送られたデジタル信号におけるフレーム単位での同期をとる。1フレームは例えば204のシンボルからなり、1フレームの信号から1まとまりのTMCC情報が取得される。フレーム同期部34によって同期が取られたデジタル信号は波形等化部37へと送られると同時に、検波部35へも送られる。
波形等化部37は、デジタル信号に含まれるスキャッタードパイロット信号等に基づき、フレーム同期部34によって同期が取られたデジタル信号に対して波形等化を行う。そして、波形等化によって信号補正を施した後、データ値に相当する復調信号に復調し、復調した復調信号を誤り訂正部36へと送る。また、波形等化部37は、デジタル信号に含まれるスキャッタードパイロット信号等に基づき波形等化が施された各搬送波のコンスタレーションと規定値との差を導出する。
一方、検波部35はデジタル信号に含まれるTMCC情報を取り出す。そして、TMCCに係る情報とをチューナ制御部4へと送る。TMCC情報には、64QAM、16QAM、QPSK等のキャリア変調方式、畳み込み符号化率(1/2、2/3、3/4、5/6、7/8)等の伝送方式に係る情報が含まれる。また、ガードインターバル長として、有効シンボルの1/4,1/8,1/16及び1/32の長さが採用される。
誤り訂正部36は、図4(a)に示されているように、デインターリーブ部41、復号部42及びエネルギー逆拡散部43を有している。デインターリーブ部41は波形等化部37から送られた復調信号にデインターリーブ処理を施す。デインターリーブ部41は、図4(b)に示されているように、周波数デインターリーブ部51、時間デインターリーブ部52、ビットデインターリーブ部53及バイトデインターリーブ部54を有している。これらのデインターリーブ部51〜54は、それぞれ上述のような種々のインターリーブに対応する、周波数デインターリーブ、時間デインターリーブ、ビットデインターリーブ、及び、バイトデインターリーブを行う。種々のインターリーブ処理が施された復調信号が、これらのデインターリーブ処理によりインターリーブ前の復調信号に戻される。
復号部42は、波形等化部37から送られた復調信号を復号する。復号部42は、図4(c)に示されているように、ビタビ復号部61及びRS復号部62を有している。これらの復号部61及び62は、それぞれ上記のようなビタビ復号及びRS復号を行う。これらの復号によって、ビタビ符号化及びRS符号化が施された復調信号が符号化前の復調信号に戻される。
エネルギー逆拡散部43は、検波部35から送られた復調信号をエネルギー拡散される前の復調信号に戻す。
これら種々のデインターリーブ、復号及びエネルギー逆拡散は、送信側で行われた種々のインターリーブ、符号化及びエネルギー拡散の順番に対応する順番で行われる。ISDB−Tの復調の場合には、周波数デインターリーブ、時間デインターリーブ、ビットデインターリーブ、ビタビ復号、バイトデインターリーブ、エネルギー逆拡散及びRS復号の順に行われる。
また、復調器3には復調器制御部5が構築されている。復調器制御部5は、後述のように、復調器3が有する各部における動作パラメータの変更を行う。
<チューナ制御部による動作パラメータの変更>
以下は、チューナ制御部4によるチューナ2の動作パラメータの変更についての説明である。なお、以下では、チューナ制御部4によるチューナ2の動作パラメータの変更について、第1、第2及び第3の順に第1〜第3の3つの実施形態が説明される。
[第1の実施形態]
図5(a)に示されているように、チューナ制御部4は変更決定部401及び動作パラメータ変更部402を有している。変更決定部401及び動作パラメータ変更部402は、チューナ2における種々の動作パラメータを変更する制御を行う。例えば、VCO・PLL部23等の消費電力が低下するようにVCO・PLL部23の消費電力に係る動作パラメータを変更する。
一方、チューナには、電波経路上の様々な要因による誤りが付加された信号Srが入力される。さらに、チューナに入力された信号Srには、チューナ内部の種々な要因による誤りが付加されて、信号Siがチューナから出力される。図6(a)の曲線91aは信号Siに含まれるこのような誤りの量を示している。上記のように例えばVCO・PLL部23の消費電力を変更した場合等、チューナ2の動作パラメータを変更した場合にも信号Siに誤りが発生する。曲線91aには、信号Siにおけるシンボル71a及び72aに相当する位置に、このような動作パラメータの変更によって誤り81a及び82aが発生した様子が示されている。なお、図6においては、誤りの影響が1つのシンボル内に収まる場合が想定されている。
このような信号Siに含まれる誤りは、上記の通り、デインターリーブ部41のデインターリーブによって分散される。曲線92aは、例えば、時間デインターリーブによって分散された信号Sdに含まれる信号の誤り量を示している。誤り81a及び82aのそれぞれは時間インターリーブ長Liの長さの範囲に亘って分散されている。しかし、図6(a)に示されているように、誤り81a及び82aが分散された範囲は重なっており、このように重なった期間P0においては分散された範囲が重なっていない位置と比べてより多くの誤りが信号Sdに含まれることになる。このように、デインターリーブ後の信号Sdにおいて時間的に誤りが集中した範囲が存在すると、誤り訂正部36によって誤りを訂正する処理が行われた後でも、誤りが完全に訂正されてないことがあり得る。信号Sd中の誤りが十分に訂正されないと、誤り訂正後の信号に含まれる情報の信頼性が低いものとなる。したがって、信号Siに含まれる情報の信頼性を向上させるためには、デインターリーブ処理後の信号Sdにおいて誤りが分散された範囲が重ならないようにしなければならない。
上記のように時間デインターリーブ後に分散された誤りの範囲が重なり合うのは、誤り81a及び82aが時間的に互いに接近しているためである。時間デインターリーブにおいては図6に示されているように時間インターリーブ長の範囲で後方に(時間的に後に)誤りが分散される。このため、分散された範囲が重ならないようにするためには、図6(b)に示されているように、誤り81b及び82bが時間インターリーブ長以上時間的に離隔されればよい。曲線91bは時間デインターリーブ前の信号Siに含まれる誤りの量を示し、曲線92bは時間デインターリーブ後の信号Sdに含まれる誤りの量を示している。
このため、チューナ制御部4の変更決定部401は、まず、動作パラメータを変更する第1及び第2の回路部品群を決定する。具体的には、第1及び第2の回路部品群はRFアンプ部21、ミキサ部22、VCO・PLL部23、フィルタ部24及びIFアンプ部25からそれぞれ1つずつ選択される。次に、選択した2つの回路部品群における動作パラメータを変更する際の変更量を決定する。例えば、RFアンプ部21及びVCO・PLL部23の全体の消費電力を変更前と比べて10%低下させる等と決定する。
さらに、変更決定部401は、選択した2つの回路部品群における動作パラメータを変更するタイミングを互いに時間インターリーブ長以上時間的に離隔するように決定する。例えば、これらの2つの回路部品群における動作パラメータの変更タイミングを、シンボル71bに誤り81bを発生させるような一方の回路部品群における変更のタイミングT1と、シンボル72bに誤り82bを発生させるような他方の回路部品群における変更のタイミングT2とに決定する。図6(b)に示されているように、タイミングT1及びT2は互いに時間インターリーブ長Li以上時間的に離隔している。
なお、タイミングT1及びT2のそれぞれは、シンボル71b及びシンボル72bの先端に位置するように設定されている。つまり、変更決定部401は、動作パラメータの変更タイミングがシンボルの先端となるようにタイミングを決定する。これによって、動作パラメータの変更によって発生する誤りが影響を及ぼすシンボルの数が最小限に抑えられる。
そして、チューナ制御部4の動作パラメータ変更部402は、変更決定部401が決定した2つの回路部品群における動作パラメータを、変更決定部401が決定したタイミングで、変更決定部401が決定した変更量だけ変更する。例えば、上記のように、RFアンプ部21及びVCO・PLL部23の消費電力をそれぞれタイミングT1及びT2で10%だけ低下させる。なお、時間インターリーブ長は、復調器3から送られるTMCC情報とモード情報から導出される。つまり、TMCC情報には、時間インターリーブ長の信号が有するシンボル数及びガードインターバル長に関する情報が含まれており、さらにモード情報から有効シンボル長が取得される。そして、これらシンボル数及び有効シンボル長、ガードインターバル長から時間インターリーブ長が導出される。
これによって、デインターリーブ処理後の信号Sdにおいて誤りが分散された範囲が重ならないようになり、誤りが時間的に集中せず、信号Siに含まれる情報の信頼性が向上する。
なお、RFアンプ部21、ミキサ部22、VCO・PLL部23、フィルタ部24及びIFアンプ部25はトランジスタに等価な回路等を含む複数の回路部品、つまり回路部品群から構成されている。変更決定部401が決定する動作パラメータの変更の対象はRFアンプ部21等を構成する各回路部品群全体を単位とする場合もあるし、回路部品群のうちの一部の回路部品を対象とする場合もある。例えば、RFアンプ部21における動作パラメータの変更はRFアンプ部21全体に供給される電力を低下させる一方で、VCO・PLL部23における動作パラメータの変更はVCO・PLL部23に含まれる一部の回路からなる周波数発生回路を対象とする等の場合などである。このように、変更決定部401が決定する動作パラメータの2つの回路部品群において回路部品群に含まれる回路部品の数が異なる場合もある。
また、上記においては動作パラメータの変更によって信号Siに誤りが発生する場合が想定されている。しかし、変更決定部401による上記のような動作パラメータの変更タイミング等の決定は、動作パラメータの変更によって誤りが発生するか否かを問わず行われる。これによって、誤りが発生するか否かの判断を要さず、常に誤りが時間的に集中しにくいように動作パラメータの変更がなされる。
[第2の実施形態]
以下は、チューナ制御部4による動作パラメータの変更に係る第2の実施形態についての説明である。図7は、第2の実施形態に係る動作パラメータの変更によって信号Siに発生する誤り等を示している。なお、図7においては、動作パラメータの変更によって発生する誤り83は1つのシンボル73内に収まっている。
変更決定部401は、動作パラメータを変更する対象となる第1〜第3の回路部品群を決定する。これらの回路部品群はチューナ2が有するRFアンプ部21、ミキサ部22、VCO・PLL部23、フィルタ部24及びIFアンプ部25、並びに、復調器3が有する各部(図4参照)から選択される。そして、変更決定部401は第1〜第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更量を決定する。例えば、第1の回路部品群としてRFアンプ部21、動作パラメータの変更量として消費電力の10%低下等である。
ところで、上記の通り、動作パラメータの変更によって信号Siに誤りが発生する場合がある。図7の曲線93aは、動作パラメータの変更によってデインターリーブ前の信号Siに含まれることになる誤りの量を示しており、動作パラメータの変更によって発生した誤り83を含んでいる。このような誤りによって信号Siに含まれる情報の信頼性が低下するのを防ぐため、本実施形態においては以下のように第1〜第3の回路部品群及び変更タイミングが決定される。
まず、変更決定部401は第1の回路部品群を決定する。そして、第2の回路部品群として、動作パラメータを変更することにより信号Siに含まれる誤りが減少するような回路部品群及び動作パラメータの変更量を決定する。例えば、チューナ2のRFアンプ部21が第2の回路部品群として選択され、RFアンプ部21やIFアンプ25のゲインが増すように第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更量が決定される。これによって信号Siの電力が増加するため、第1の回路部品群に係る動作パラメータを変更することにより信号Siに発生するノイズの電力が、信号全体の電力に対して減少する。したがって、このようなノイズによって信号Sdに含まれることになる誤りが相対的に減少する。
あるいは、第2の回路部品群としてVCO・PLL部23を構成する回路部品群が選択され、VCO・PLL部23によるミキシング信号の周波数がより安定するように第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更量が決定される。これによって、VCO・PLL部23によるミキシング信号の周波数が本来の周波数からずれることによりチューナ2においてIF信号が形成される際に生じる誤りの量が減少する。したがって、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって信号Siに含まれることになる誤りの総量が小さくなる。
一方、上記のようにRFアンプ部21のゲインが増すような動作パラメータの変更やVCO・PLL部23によるミキシング信号の周波数が安定するような動作パラメータの変更は、これらの動作パラメータの変更に係る回路部品群の消費電力を増加させるものである。
一般に、回路部品に供給する電力(電流や電圧)を増すことによりゲインが増加するなどして、回路内部で発生するノイズが減少したり、より大きな入力の信号を歪ませずに出力することが可能になる。このため第2の回路部品群として、RFアンプ部21、ミキサ部22、フィルタ部24、IFアンプ部25及びVCO・PLL部23のいずれかが選択され、動作パラメータとして供給電流あるいは供給電圧などの供給電力の変更量が決定される。これによって選択されたRFアンプ部21、ミキサ部22、フィルタ部24、IFアンプ部25及びVCO・PLL部23の回路部品自体に発生するノイズが軽減され、チューナ2においてIF信号が形成される際に生じる誤りの量が減少する。あるいは、選択されたRFアンプ部21、ミキサ部22、フィルタ部24、IFアンプ部25及びVCO・PLL部23の回路部品自体のチューナ2における出力信号に対する入力信号の線形性が向上し、チューナ2においてIF信号Siが形成される際に生じる誤りの量が減少する。したがって、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって信号Sdに含まれることになる誤りが小さくなる。
さらには、回路部品に供給する電力(電流や電圧)を増すこと以外の方法によって、例えば、ノイズ特性や直線性の異なるRFアンプ部21やミキサ部22などの同じ機能を持つ複数の回路部品群を用意しておき、それらの回路部品群を切り替えて使う、などの構成により歪み特性やノイズ特性を切り替えることにより、チューナ2においてIF信号が形成される際に生じる誤りの量を減少させても良い。この回路群の切り替えにより、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって信号Sdに含まれることになる誤りが小さくなる。
そこで、第3の回路部品群及びその動作パラメータの変更量が、第2の回路部品群の動作パラメータが変更前に戻るように決定される。例えば、第3の回路部品群としてRFアンプ部21が選択され、ゲインが増すような動作パラメータの変更が行われる前の状態にRFアンプ部21の状態が戻るように第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更量が決定される。これによって、消費電力が増加した状態から増加する以前の状態へと第3の回路部品群の状態が戻るので、消費電力の増加量が最小限に抑えられる。
次に、変更決定部401は、第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングを、第1の回路部品群における変更タイミングより第2の回路部品群における変更タイミングが時間インターリーブ長以上時間的に前になるように決定する。そして、第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングを、第1の回路部品群における変更タイミングより時間インターリーブ長以上時間的に後に決定する。
ところで、本実施形態においては、第1〜第3の回路部品群の中に復調器3における回路部品群が含まれている。復調器3の回路部品群を制御するため、図5(b)に示されているように復調器3には復調器制御部5が構築されている。上記のように変更決定部401が決定した第1〜第3の回路部品群、動作パラメータの変更量及び変更タイミングに基づいてチューナ制御部4及び復調器制御部5が第1〜第3の回路部品群の動作パラメータを変更する。
曲線93bは、チューナ制御部4及び復調器制御部5が第1〜第3の回路部品群の動作パラメータを変更することによって時間インターリーブ前の信号Siに含まれることになる誤りの量を示している。信号Siには、デジタル復調装置1を構成する回路部品群で発生した誤りが含まれている。このような誤りが、第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更84により一旦減少する。そして、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更83の後に第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更85が行われ、信号Siに含まれる誤りの量が第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更前の状態に戻る。
一方で、上記のような一連の動作パラメータの変更によって、時間デインターリーブ後の信号Sdに含まれる誤りは以下のようになる。曲線94はこのような時間デインターリーブ後の誤りの量を示している。まず、タイミングT4において、第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更84がなされる。これによって信号Siに含まれる誤りが上記の通り減少する。ところで、信号Siにおいて誤りが減少している範囲の信号は時間デインターリーブによって分散される。このため、信号Sdに含まれることになる誤りは、曲線94に示されているように時間インターリーブ長Liの期間P2に亘って徐々に減少する。
次に、タイミングT4から時間インターリーブ長Li以上時間的に後のタイミングT3において、第1の回路部品群に係る動作パラメータが変更される。これによって信号Siに誤り83が発生するが、時間デインターリーブ後の信号Sdにおいては時間インターリーブ長Liの期間P1に亘って誤り83が分散される。ところが、タイミングT3より時間インターリーブ長Li以上時間的に前の動作パラメータの変更84により、タイミングT3においては信号Sdにおける誤りが十分に減少している。これによって、変更84がなされない場合と比べて期間P1における誤りの総量が小さくなっている。
次に、タイミングT3から時間インターリーブ長Li以上時間的に後のタイミングT5において、第3の回路部品に係る動作パラメータの変更85がなされる。これによって信号Siに含まれる誤りの量が、第2の回路部品に係る動作パラメータの変更84以前に戻る。したがって、上記と同様、誤りの量が増加する影響は分散されるため、信号Sdにおける誤りの量は期間P3に亘って徐々に増加する。
以上のように、第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更により、このような変更を行わない場合と比べて、第1の回路部品に係る動作パラメータの変更によって信号Si及びSdに含まれる誤りの総量が小さくなるように、第2の回路部品群、その動作パラメータの変更量及び変更タイミングが決定される。
また、第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングが互いに時間インターリーブ長以上時間的に離隔するようにこれらの変更タイミングが決定される。これによって、第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更による誤りの減少の効果が信号Sdにおいて十分表れた後で、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更がなされることになる。
第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって第2の回路部品群に係る動作パラメータが変更前の状態に戻される。例えば、VCO・PLL部23によるミキシング信号の周波数が安定化されている場合には安定化前と比べて回路部品群の消費電力が大きいが、第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって変更前の状態に戻されることにより消費電力も元の状態に戻される。
また、第1及び第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングが互いに時間インターリーブ長以上時間的に離隔するようにこれらの変更タイミングが決定される。これによって、信号Sdにおいて、第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって誤りが増加する期間と第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって発生する誤りが占める期間とが重なり合わない。つまり、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって発生する誤りの影響がなくなってから第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって誤りが増加する。
なお、本実施形態においても、変更決定部401は、動作パラメータの変更タイミングがシンボルの先端となるようにタイミングを決定する。これによって、動作パラメータの変更によって発生する誤りが影響を及ぼすシンボルの数が最小限に抑えられる。
[第3の実施形態]
以下は、チューナ制御部4による動作パラメータの変更に係る第3の実施形態についての説明である。図8は、第3の実施形態に係る動作パラメータの変更によって信号Siに発生する誤り等を示している。図8においては、動作パラメータの変更によって発生する誤り181が、2つのシンボル171及び172に跨っている。また、図8において曲線191及び193は時間デインターリーブ前の信号Siに含まれる誤りを示し、曲線192及び曲線194は時間デインターリーブ後の信号Sdに含まれる誤りを示している。なお、本実施形態の構成は上記2つの実施形態と類似しているので、下記においては上記2つの実施形態との相違点のみが説明される。
図8の誤り181のように複数のシンボルに跨って誤りが発生している場合には、時間デインターリーブ後には時間インターリーブ長Liを超えて誤りが分散される。誤り181は2つのシンボルに跨って発生しており、この場合には、時間インターリーブ長より1シンボル分長い期間P4に亘って誤りが分散される。このため、上記の第1の実施形態のように2つの回路部品群に係る動作パラメータの変更が行われる場合には、図8(a)に示されているように、第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングT6及びT7は互いに時間インターリーブ長より1シンボル分以上長く時間的に離隔するように決定される。
また、上記の第2の実施形態のように前もって誤りを減少させるような動作パラメータの変更が行われる場合には、図8(b)に示されているように変更タイミングT8、T9及びT10が決定される。つまり、誤りを減少させるような第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更184のタイミングT9と第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングT8との間隔が時間インターリーブ長より1シンボル分以上長くなるように、T8及びT9が決定される。そして、第1の回路部品群に係る動作パラメータの変更タイミングT8と第2の回路部品群の動作パラメータを元に戻すような第3の回路部品群に係る動作パラメータの変更185のT10との間隔が時間インターリーブ長より1シンボル分以上長くなるように、変更タイミングT8及びT10が決定される。
なお、動作パラメータの変更によって発生する誤りが3つ以上のシンボルに跨る場合には、時間デインターリーブによってこのような誤りが分散される範囲に応じて動作パラメータの変更タイミングが決定される。動作パラメータの変更によっていくつのシンボルに跨る誤りが発生するかをチューナ制御部4が判断し、誤りが跨るシンボル数に応じて動作パラメータの変更タイミングを決定するような構成をデジタル復調装置1が有していてもよい。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上記の実施形態においては時間デインターリーブによって誤りが分散される場合が考察されていたが、ブロックデインターリーブによって誤りが分散される場合に本発明が適用されてもよい。このような場合においても、ブロックデインターリーブによって誤りが分散される範囲が互いに重なり合わないように動作パラメータの各変更タイミングが決定されるような構成をデジタル復調装置1が有していればよい。ブロックデインターリーブにおいては、時間デインターリーブとは異なり、信号Srを仕切る複数の固定領域が設定されており、これらの固定領域に含まれるシンボルの誤りはその固定領域内に分散される。したがって、動作パラメータの変更が各固定領域に1回以下であれば各動作パラメータの変更による誤りが重なり合うことがない。
また、上記の実施形態において復調器制御部5は復調器3内に構築されていたが、チューナ2及び復調器3以外の部分に構築されていてもよい。または、チューナ2及び復調器3以外の部分にチューナ制御部4及び復調器制御部5の両方の機能を有する制御部が構築されており、このような制御部がチューナ2や復調器3の両方の制御を行ってもよい。
本発明の一実施形態であるデジタル復調装置の全体の概略構成を示すブロック図及びデジタル復調装置を有する携帯情報端末の概略図である。 図1に示されるチューナの構成を示すブロック図である。 図1に示されるチューナが受信する信号に施されるインターリーブ及びデインターリーブを示す図である。 図1に示される復調器の構成を示すブロック図である。 図1に示されるチューナ及び復調器が有するチューナ制御部及び復調器制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る図1のチューナ及び復調器に含まれる2つの回路部品群における動作パラメータの変更が行われた場合に信号Siあるいは信号Sdが含む誤りを示す図である。 本発明の別の実施形態に係る図1のチューナ及び復調器に含まれる3つの回路部品群における動作パラメータの変更が行われた場合に信号Siあるいは信号Sdが含む誤りを示す図である。 図6及び図7に示されたチューナ及び復調器に含まれる回路部品群における動作パラメータの変更とは別の実施形態に係る動作パラメータの変更が行われた場合に信号Siあるいは信号Sdが含む誤りを示す図である。
符号の説明
Li 時間インターリーブ長
Sb シンボル
Sr、Si、Sd 信号
1 デジタル復調装置
2 チューナ
3 復調器
4 チューナ制御部
5 復調器制御部
21 RFアンプ部
22 ミキサ部
23 VCO・PLL部
24 フィルタ部
25 IFアンプ部
32 AFC・シンボル同期部
36 誤り訂正部
41 デインターリーブ部
52 時間デインターリーブ部
401 変更決定部
402 動作パラメータ変更部

Claims (22)

  1. インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理を施すチューナと、前記チューナからの受信信号に復調処理を施す復調器とを構成する複数の回路部品群と、
    インターリーブ処理が施された前記チューナからの受信信号にデインターリーブ処理を施すデインターリーブ手段と、
    前記複数の回路部品群のうちの少なくともいずれか1つの動作パラメータを変更する動作パラメータ変更手段と、
    前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第1及び第2の回路部品群、前記第1及び第2の回路部品群に係る第1及び第2の動作パラメータの変更量並びに前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する第1の変更決定手段と、
    前記第1の変更決定手段が決定した前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1の変更決定手段が決定した前記第1及び第2の動作パラメータの変更量だけ前記第1の変更決定手段が決定した前記第1及び第2の回路部品群の動作パラメータをそれぞれ変更するように、前記動作パラメータ変更手段を制御するパラメータ変更制御手段とを備えていることを特徴とするデジタル復調装置。
  2. 前記デインターリーブ手段が施すデインターリーブ処理が時間デインターリーブ処理であり、
    前記第1の変更決定手段が、
    前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更してから時間インターリーブ長以上の時間が経過した後で前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更するように、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載のデジタル復調装置。
  3. 前記第1の変更決定手段が前記チューナ内に構築されており、
    前記チューナが、有効シンボル長に係る情報を含む時間インターリーブ長に係る情報を前記復調器から受け取ることを特徴とする請求項2に記載のデジタル復調装置。
  4. 前記第1の変更決定手段が、
    前記第1の動作パラメータの変更タイミングよりも前記第2の動作パラメータの変更タイミングが時間的に前となり、且つ、前記第1の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に含まれることになる誤りの総量が前記第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって減少するように、前記第1及び第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  5. 前記第1の変更決定手段が、
    前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更した後における前記第1の回路部品群の消費電力が、前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更する前と比べて低下するように、前記第1の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  6. 前記第1の変更決定手段が、
    前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって発生する誤りが受信信号に占める範囲が、前記デインターリーブ手段が施すデインターリーブ処理前において受信信号に含まれる1つのシンボル内に収まるように、前記第1の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  7. 前記第1の変更決定手段が、受信信号に含まれるシンボルの先端で前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記動作パラメータ変更手段が変更するように前記第1の動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  8. 前記第1の変更決定手段が前記チューナ内に構築されており、
    前記復調器が、受信信号に含まれるシンボルの同期を取得するシンボル同期取得手段を有しており、
    前記チューナが、前記シンボル同期取得手段が取得したシンボルの同期に係る情報を前記復調器から受け取ることを特徴とする請求項6又は7に記載のデジタル復調装置。
  9. 前記チューナが、回路部品群から構成されるRFアンプ、ミキサ、フィルタ、IFアンプ及びVCO・PLLを有しており、
    前記第1の変更決定手段が決定する前記第1又は第2の回路部品群が、RFアンプ、ミキサ、フィルタ、IFアンプ及びVCO・PLLのうちのいずれかを構成する回路部品群であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  10. 前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって前記RFアンプ、ミキサ、フィルタ、IFアンプ及びVCO・PLLのいずれかの歪特性が向上するように、前記第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項9に記載のデジタル復調装置。
  11. 前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって前記RFアンプ、ミキサ、フィルタ、IFアンプ及びVCO・PLLのいずれかの回路部品群のノイズ発生が減少するように、前記第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項9に記載のデジタル復調装置。
  12. 前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって前記RFアンプ及びIFアンプのいずれかのゲインが増すように、前記第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項9に記載のデジタル復調装置。
  13. 前記第1の変更決定手段が、前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更することによって前記VCO・PLLが形成するミキシング信号の周波数が安定するように、前記第2の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項9に記載のデジタル復調装置。
  14. 前記第2の回路部品群の動作パラメータが、前記第2の回路部品群に供給される電力であることを特徴とする請求項10乃至13に記載のデジタル復調装置。
  15. 前記第1の変更決定手段が決定する前記第1の回路部品群に含まれる回路部品の数が、前記第1の変更決定手段が決定する前記第2の回路部品群に含まれる回路部品の数と異なることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  16. 前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第3の回路部品群、前記第3の回路部品群に係る第3の動作パラメータの変更量及び前記第3の回路部品群に係る第3の動作パラメータの変更タイミングを、
    前記第1及び第3の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第3の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わず、且つ、
    前記第2及び第3の動作パラメータの変更タイミングで前記第2及び第3の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する第2の変更決定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のデジタル復調装置。
  17. 前記デインターリーブ手段が施すデインターリーブ処理が時間デインターリーブ処理であり、
    前記第1の変更決定手段が、
    前記第2の回路部品群の動作パラメータを前記第2の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更してから時間インターリーブ長以上の時間が経過した後で前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更するように、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを決定し、
    前記第2の変更決定手段が、
    前記第1の回路部品群の動作パラメータを前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更してから時間インターリーブ長以上の時間が経過した後で前記第3の回路部品群の動作パラメータを前記第3の動作パラメータの変更量だけ前記動作パラメータ変更手段が変更するように、前記第3の動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項16に記載のデジタル復調装置。
  18. 前記第1及び第2の変更決定手段が、
    (a)前記第1〜第3の動作パラメータの変更タイミングが第2、第1、第3の順に時間的に並び、
    (b)前記第1の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に受信信号に含まれることになる誤りの総量が前記第2の回路部品群に係る動作パラメータの変更によって減少し、且つ、
    (c)前記第3の動作パラメータの変更量だけ前記第3の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって、前記第1の動作パラメータの変更量だけ前記第1の回路部品群に係る動作パラメータを前記動作パラメータ変更手段が変更する前の動作パラメータに前記第1の回路部品群の動作パラメータが戻るように、
    前記第1〜第3の回路部品群、動作パラメータの変更量及び動作パラメータの変更タイミングを決定することを特徴とする請求項16又は17に記載のデジタル復調装置。
  19. インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理を施すチューナ及び前記チューナからの受信信号に復調処理を施す復調器を構成する複数の回路部品群と、インターリーブ処理が施された前記チューナからの受信信号にデインターリーブ処理を施すデインターリーブ手段と、前記複数の回路部品群のうちの少なくともいずれか1つの動作パラメータを変更する動作パラメータ変更手段とを有するデジタル復調装置の制御方法であって、
    前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第1及び第2の回路部品群、前記第1及び第2の回路部品群に係る第1及び第2の動作パラメータの変更量並びに前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する変更決定ステップと、
    前記変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更量だけ前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の回路部品群の動作パラメータをそれぞれ変更するように、前記動作パラメータ変更手段を制御するパラメータ変更制御ステップとを備えていることを特徴とするデジタル復調装置の制御方法。
  20. インターリーブ処理が施された受信信号に選局処理を施すチューナ及び前記チューナからの受信信号に復調処理を施す復調器を構成する複数の回路部品群と、インターリーブ処理が施された前記チューナからの受信信号にデインターリーブ処理を施すデインターリーブ手段と、前記複数の回路部品群のうちの少なくともいずれか1つの動作パラメータを変更する動作パラメータ変更手段とを有するデジタル復調装置に用いられるプログラムであって、
    前記複数の回路部品群のうち前記動作パラメータ変更手段によって動作パラメータが変更される第1及び第2の回路部品群、前記第1及び第2の回路部品群に係る第1及び第2の動作パラメータの変更量並びに前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータの第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングを、前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1及び第2の回路部品群に係る動作パラメータを変更することによって受信信号に誤りが発生した場合に当該誤りが占めることになるそれぞれの範囲が前記デインターリーブ手段によるデインターリーブ処理後の受信信号において互いに重なり合わないように決定する変更決定ステップと、
    前記変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更タイミングで前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の動作パラメータの変更量だけ前記第1の変更決定ステップにおいて決定された前記第1及び第2の回路部品群の動作パラメータをそれぞれ変更するように、前記動作パラメータ変更手段を制御するパラメータ変更制御ステップとをデジタル復調装置に実行させることを特徴とするデジタル復調装置用プログラム。
  21. 請求項20のデジタル復調装置用プログラムが記録された記録媒体。
  22. 請求項1〜18のいずれか1項に記載のデジタル復調装置を備えており、
    前記デジタル復調装置が復調した受信信号に基づいて、文字、画像、音声及びデータの少なくともいずれか1つの再現処理を行うことを特徴とするデジタル受信装置。
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