JP4291848B2 - デジタル復調装置及びその制御方法 - Google Patents

デジタル復調装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明はデジタル復調装置及びその制御方法に関する。
変調されたデジタル信号を受信して復調する装置において、正確な復調信号を取得するためには回路部品への供給電力をある程度の大きさに確保しなければならない。必要な供給電力の大きさは信号の受信状況に応じて異なる。例えばある回路部品において、受信状況が良好でない場合には供給電力を大きくしなければならないが、受信状況が良好な場合には供給電力をそれほど大きくする必要はない。そこで、消費電力を低減するために、信号の受信状況に応じて回路部品への供給電力を調整することが考えられる。
特許文献1の装置は、TV放送を受信し、その受信信号を復調して音声や映像を再生するものである。この装置は受信状況に応じて回路部品への供給電力を調整する。具体的には、信号の受信レベルが閾値以下になったときには信号の受信部への電力供給を停止し、受信レベルが閾値を超えたときには電力供給を再開する。これによると、受信レベルが極端に悪いときには電力供給が停止されるので、消費電力が削減される。
特開2005−33671号公報
しかし、特許文献1は、受信レベルが閾値以下になるとすぐに電力供給を停止したり、受信レベルが閾値を超えるとすぐに電力供給を開始したりする。このような構成によると、受信状況の単なる一時的な変化に応じて電力供給を停止又は開始するおそれがある。例えば、閾値以下の状態から受信レベルが一時的に上昇して閾値を超え、その後すぐに閾値以下に戻る場合に、受信レベルの一時的な上昇に応じて電力供給を再開してしまい、その後受信レベルが閾値以下に戻って受信状況が悪化しても依然として電力が供給されている、という事態が生じ得る。したがって、特許文献1のように受信状況が変化するとすぐに供給する電力を変更する構成によると、受信状況の変化に応じた電力供給の制御が適切になされない。
本発明の目的は、一時的な変化を含む受信状況の変化に応じて適切に電力を供給することが可能なデジタル復調装置及びその制御方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のデジタル復調装置は、受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、前記回路部品に電力を供給する供給手段と、前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正手段と、前記補正手段が誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出手段と、前記算出手段が前記補正ノイズの量を示す値を算出した後の信号に誤り訂正処理を施す誤り訂正手段と、前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出手段が算出した算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定手段と、前記受信状況が良好であると前記判定手段が判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減手段とを備えており、前記補正手段が、前記受信信号列に含まれる各単位信号に波形等化処理を施す波形等化手段を有しており、前記算出手段が、前記補正ノイズの量を示す値として、前記波形等化手段が施した波形等化処理に関するMER(Modulation Error Ratio)を算出する
また、本発明のデジタル復調装置の制御方法は、受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、前記回路部品に電力を供給する供給手段とを有するデジタル復調装置の制御方法であって、前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正ステップと、前記補正ステップで誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出ステップと、前記算出ステップで前記補正ノイズの量を示す値を算出した後の信号に誤り訂正処理を施す誤り訂正ステップと、前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出ステップの算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを、当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出ステップで繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定ステップと、前記受信状況が良好であると前記判定ステップで判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減ステップとを備えており、前記補正ステップにおいて、前記受信信号列に含まれる各単位信号に波形等化処理を施し、前記算出ステップにおいて、前記補正ノイズの量を示す値として、前記波形等化ステップで施した波形等化処理に関するMER(Modulation Error Ratio)を算出する
本発明のデジタル復調装置及びその制御方法によると、補正ノイズの量が基準量以下になったと算出値が示しても、その後に所定の期間に亘って補正ノイズの量を示す値を複数回算出し、その算出値に基づいて受信状況が良好か否かを判定する。したがって、一時的に受信状況が改善しただけでは受信状況が良好であると判定されないので、より適切に供給電力を低減させることが可能である。また、受信状況が良好であると判定されると供給電力が低減されるので、装置全体の消費電力が抑制される。また、波形等化がなされる場合にはMERが簡易に算出されるので、算出手段が簡易な構成によって実現される。
また、本発明においては、前記受信信号が、所定の長さを有する複数の単位信号が連なった信号列からなり、前記補正手段が、前記信号列の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を前記単位信号ごとに補正し、前記算出手段が、複数の前記単位信号に関して、前期受信信号を前記補正手段によって補正した信号に含まれる当該複数の単位信号に関する前記補正ノイズの量を示す値の平均値を算出し、前記判定手段が、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを前記算出手段が算出した前記平均値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを当該平均値が示した後の所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記平均値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定することが好ましい。単位信号の長さに比べて短期間に受信状況が変化する場合には、そのような短期間の変化に応じて供給電力を制御すると、頻繁に電力が変更されたり、状況の変化に制御が追随できなかったりするため、適切な制御がなされない。上記の構成によると、単位信号ごとに補正される場合に、複数の単位信号に関して補正ノイズの大きさを示す値の平均値が算出され、その平均値に基づいて供給電力の制御がなされる。したがって、ある程度長期間に亘る受信状況の変化に応じて供給電力が制御されるため、適切に供給電力が制御される。なお、ここで平均値は、単位信号あたりの平均であってもよいし、単位時間当たりの平均であってもよい。
また、本発明においては、前記判定手段が、前記所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記平均値がいずれも前記補正ノイズが前記所定の基準量以下であることを示した場合に、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好であると判定することが好ましい。この構成によると、一時的に受信状況が変化した場合には供給電力が変更されず、補正ノイズの量が基準量以下であることを一定期間平均値が示して初めて供給電力が変更される。したがって、より確実に適切な電力供給の制御がなされる。
また、本発明の別の観点においては、受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、前記回路部品に電力を供給する供給手段と、前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正手段と、前記補正手段が誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出手段と、前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出手段が算出した算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定手段と、前記受信状況が良好であると前記判定手段が判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減手段とを備えており、前記判定手段が、前記所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記算出値全体の分散と前記補正ノイズが前記所定の基準量以下であることを示す値との関係に基づいて、前記受信状況が良好であるか否かを判定する。この構成によると、複数の算出値がどのように分布しているかに基づいて適切に供給電力の制御がなされる。また、上記別の観点において、本発明のデジタル復調装置の制御方法は、受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、前記回路部品に電力を供給する供給手段とを有するデジタル復調装置の制御方法であって、前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正ステップと、前記補正ステップで誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出ステップと、前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出ステップの算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを、当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出ステップで繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定ステップと、前記受信状況が良好であると前記判定ステップで判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減ステップとを備えており、前記判定ステップにおいて、前記所定の期間内に前記算出ステップで繰り返し算出した前記算出値全体の分散と前記補正ノイズが前記所定の基準量以下であることを示す値との関係に基づいて、前記受信状況が良好であるか否かを判定する。
また、上記別の観点においては、前記補正手段が、前記受信信号列に含まれる各単位信号に波形等化処理を施す波形等化手段を有しており、前記算出手段が、前記補正ノイズの量を示す値として、前記波形等化手段が施した波形等化処理に関するMER(Modulation Error Ratio)を算出することが好ましい。波形等化がなされる場合にはMERが簡易に算出されるので、算出手段が簡易な構成によって実現される。
[第1の実施形態]
以下は、本発明の好適な実施形態の一例である第1の実施形態についての説明である。図1は、第1の実施形態に係る携帯通話装置1000及び携帯通話装置1000に設けられたデジタル復調装置1の全体の概略構成を示している。
本実施形態の携帯通話装置1000はデジタル復調装置1を有している。携帯通話装置1000がアンテナから受信した信号Srはデジタル復調装置1によって復調される。そして、デジタル復調装置1から出力された復調信号から文字や画像や音声やプログラムなどのデータに係る情報が取り出され、これらの文字や画像や音声やプログラムなどのデータが再現される。これらの文字、画像等は、携帯通話装置1000に設けられた図示されていないディスプレイやスピーカなどを通じて携帯通話装置1000の使用者に提供される。なお、デジタル復調装置1は、携帯通話装置の他、デジタルTV(Television)、無線LAN(Local Area Network)装置、無線LANを搭載したPC(Personal Computer)等に採用されてもよい。
デジタル復調装置1はチューナ100、復調器200及び制御部300を有している。チューナ100は復調器200と電気的に接続されている。また、チューナ100は、アンテナと電気的に接続されており、アンテナからの信号Srに選局処理を施す。つまり、アンテナからの信号Srに含まれる複数のチャンネルから1つのチャンネルを選択的に受信する。そして、選択的に受信したチャンネルに係る信号をIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換し、復調器200へと送信する。復調器200はチューナ100から送信されるIF信号を受信し、IF信号から復調信号、例えばいわゆるTS(Transport Stream)信号を生成して出力する。
なお、デジタル復調装置1は複数の回路部品から構成されている。下記において特に断りがない限り、各回路部品は、それぞれ独立した機能を果たすように特化された回路素子の集合であってもよいし、汎用のプロセッサ回路等と下記の各機能を果たすようにプロセッサ回路などのハードウェアを機能させるプログラムとからなるものでもよい。後者の場合には、ハードウェア及びプログラムが組み合わされることによって回路部品が構築される。
<信号列>
以下は、携帯通話装置1000が受信する信号列についての説明である。携帯通話装置1000が受信する信号列は、複数の搬送波によって搬送されたものである。以下においては、本実施形態の一例として、携帯通話装置1000が受信する信号列の伝送方式にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が採用されているものが示されている。
OFDM方式による信号は、規定の長さを有する多数のシンボルが連なった信号列からなり、1つのシンボルには複数の単位信号が重なり合って含まれている。これらの単位信号は、互いに異なる周波数の搬送波が所定のデータ長のデータに応じて変調されたものである。また、各シンボルには、データが含まれている有効な部分以外に、ガードインターバルが含まれている。ガードインターバルは、有効部分の後端の一部分と全く同じ信号の成分を有しており、シンボルの先端に挿入されている。ガードインターバルは、信号列を送信する送信局から携帯通話装置1000までの伝送経路に発生する複数のマルチパス波の影響を受信信号から取り除くために用いられる。なお、1つのシンボルに含まれる有効部分の長さは有効シンボル長と呼ばれる。
さらに、OFDM方式による信号には、複数のスキャッタードパイロット信号が含まれている。OFDM方式による信号に含まれるスキャッタードパイロット信号は、信号列に含まれる単位信号を時間方向及び周波数方向からなる平面に配置した場合に、周波数方向及び時間方向のそれぞれに関して等間隔に配列される。また、スキャッタードパイロット信号は、規定の符号法などで表される数列が所定の配置順で信号列内に挿入されたものである。つまり、スキャッタードパイロット信号は、信号列内の所定の配置順にスキャッタードパイロット信号が示す数値を取っていくと規定の符号法で表される数列が再現されるように、信号列内に配置されている。
この他、本実施形態において想定される信号列には、信号列に発生する誤りを訂正する誤り訂正処理を施すためのインターリーブや各種の符号化が施されている。例えば、符号化には、リードソロモン符号(以下、「RS符号」と呼称)やビタビ符号が用いられる。また、インターリーブには、ビットインターリーブ、バイトインターリーブ及び時間インターリーブや周波数インターリーブがある。これらは、伝送信号に含まれる信号に対応するデータを時間的に並べ替えたり周波数的に並べ替えたりするものである。各種の符号化やインターリーブが施された信号列に、携帯通話装置1000において後述の復号処理やデインターリーブ処理が施されると、信号列に含まれる誤りが訂正され得る。
なお、本実施形態において想定されている信号列は、例えば、日本の地上デジタル放送に適用され得るものである。日本の地上デジタル放送に係る信号の伝送方式には、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)方式が採用されている。
<チューナ>
図2は、チューナ100の構成を示すブロック図である。チューナ100はRFアンプ部101、ミキサ部102、VCO・PLL部103、フィルタ部104及びIFアンプ部105を有している。チューナ100に入力された信号Srは、RFアンプ部101によって増幅されて、ミキサ部102へと出力される。一方、VCO・PLL部103は、特定のチャンネルに相当する周波数に基づくミキシング信号を生成する(選局処理)。VCO・PLL部103が生成したミキシング信号はミキサ部102へと出力される。そして、ミキサ部102は、RFアンプ部101からの出力信号SrとVCO・PLL部103からのミキシング信号とから、IF周波数に応じたIF信号Siを生成する。
ミキサ部102が生成したIF信号Siはフィルタ部104へと出力される。フィルタ部104はミキサ部102からの出力信号Siから不要な信号成分を除去する。不要な信号成分が除去された信号SiはIFアンプ部105へと主力される。IFアンプ部105はフィルタ部104からの出力信号Siを増幅すると共に、増幅した信号Siを復調器200へと出力する。
チューナ100はさらに、電力供給部110を有している。電力供給部110は、RFアンプ部101、ミキサ部102、フィルタ部104及びIFアンプ部105のそれぞれに電力を供給する(供給手段)。RFアンプ部101等は、電力供給部110からの供給電力によって動作する。電力供給部110は、RFアンプ部101等に供給する電力の大きさを示す下記の表1のデータを記憶している。
表1には、RFアンプ部101〜IFアンプ部105に対応する複数の電流値を1セットとする、nセットの電流値が含まれている。ここで、表1に含まれているIr1〜Irn及びIm1〜Imn等の各電流値は、Ir1≧Ir2≧Ir3≧…≧Irn(<Ir1)、Im1≧Im2≧Im3≧…≧Imn(<Im1)、…を満たすように設定されている。つまり、表1の上の行から下の行に含まれている数値ほど段階的に小さくなるように各電流値が設定されている。
電力供給部110は、現在のセット番号を示す1〜nのいずれかの数値を記憶している。そして、表1を参照して、現在のセット番号に対応するセットの電流値の電流を、その電流値に対応するRFアンプ部101〜IFアンプ部105の回路部品へと供給する。例えば、現在のセット番号が3である場合には、RFアンプ部101にはIr3の大きさの電流が、ミキサ部102にはIm3の大きさの電流がそれぞれ供給される。また、電力供給部110には、制御部300から、現在のセット番号を新たなセット番号に更新するよう指示する信号が送信される。かかる信号が送信されると、電力供給部110は、現在のセット番号を制御部300からの信号が示す新たなセット番号に更新する。
Figure 0004291848
<復調器>
以下は、復調器200についての説明である。図3は復調器200の構成を示すブロック図である。図3に示されているように、復調器200は、下記に示されるADC部201等の複数の回路部品から構成されている。
復調器200は、ADC部201、AFC・シンボル同期部202、FFT部203、フレーム同期部204、波形等化部205(補正手段)及び誤り訂正部206(誤り訂正手段)を有している。チューナ100から出力されたIF信号SiはADC部201に入力される。ADC部201は、アナログ信号である入力された信号Siをデジタル信号に変換する共に、変換したデジタル信号をAFC・シンボル同期部202へと出力する。
AFC・シンボル同期部202は、ADC部201からのデジタル信号に対してフィルタ処理などを行う。そして、AFC・シンボル同期部202は、後述のFFT部203によるフーリエ変換の開始点、つまり、シンボル同期点を決定してシンボル同期を取ると共に、デジタル信号をFFT部203へと出力する。なお、AFC・シンボル同期部202がシンボル同期点に係る情報を制御部300へと送信したり、AFC・シンボル同期部202が、有効シンボル長を示すモードに係る情報を導出し、その情報を制御部300へと送信してもよい。
なお、ISDB−T方式において、有効シンボル長を示すモードには、モード1(有効シンボル長252μs)、モード2(有効シンボル長504μs)及びモード3(有効シンボル長1008μs)がある。シンボル同期点の決定においては、マルチパス波の影響が最も少ない最適な受信が可能な点が同期点として設定される。このような同期点の決定方法として、信号の相関を参照する方法や、スキャッタードパイロット信号などのパイロット信号を用いて位相のずれを補正する方法等が用いられる。
FFT(Fast Fourier Transform)部203は、AFC・シンボル同期部202からのデジタル信号をフーリエ(時間−周波数)変換する。このフーリエ変換には、いわゆる高速フーリエ変換(FFT)が一般的に用いられる。FFT部203は、フーリエ変換を施したデジタル信号をフレーム同期部204へと順次出力する。
フレーム同期部204は、FFT部203から送られたデジタル信号におけるフレーム単位での同期をとる。1フレームは例えば204のシンボルからなり、1フレームの信号から1まとまりのTMCC情報が取得される。フレーム同期部204によって同期が取られたデジタル信号は波形等化部205へと出力する。
波形等化部205は、デジタル信号に含まれるスキャッタードパイロット信号に基づき、フレーム同期部204によって同期が取られたデジタル信号に波形等化処理を施す(波形等化手段)。波形等化処理は、単位信号に生じたコンスタレーションの基準値からのずれを補正する、信号の補正処理の一種である。このようなコンスタレーションの基準値からのずれは主に、信号の伝送経路上で発生するノイズに起因して発生する。
波形等化処理は以下のような手順でなされる。まず、波形等化部205は、フレーム同期部204からの信号列からスキャッタードパイロット信号を抽出する。一方で、波形等化部205は、スキャッタードパイロット信号に用いられている規定の符号法に基づく数列を示す信号を、基準信号として順に生成する。そして、生成した基準信号で抽出したスキャッタードパイロット信号を除算する。
次に、波形等化部205は、上記の除算結果を時間方向及び周波数方向の両方向に関して補間する。かかる補間には、線形補間や最尤法などが用いられる。そして、波形等化部205は、フレーム同期部204からの信号列に含まれる各単位信号を、補間した数値で除算する。これによって、信号列に波形等化処理が施される。波形等化処理が施された単位信号は、所定のデータ長を有する各データにデマップされる。デマップされた結果は、誤り訂正部206へと出力される。
一方で、波形等化部205は、信号列をデマップした際に、波形等化処理が施された信号列のコンスタレーションとコンスタレーションの基準値との差、つまり、MER(Modulation Error Ratio)を、単位信号ごとに計測する。MERは受信信号のコンスタレーションに関する誤差を示している。なお、本実施形態においてMERは、その値が大きいほど受信信号の強度に対してノイズの量が小さいことを示すように算出されている。波形等化部205が計測した単位信号ごとのMER計測値は、波形等化処理が施された順に制御部300へと出力される。
誤り訂正部206は波形等化部205からの信号に誤り訂正処理を施す。誤り訂正処理は、送信元において信号に施されたインターリーブ及び符号化に対応するデインターリーブ処理及び復号処理からなる。種々のインターリーブが施されたデジタル信号が、デインターリーブ処理によりインターリーブ前のデジタル信号に戻されると共に、符号化が施されたデジタル信号が、復号処理により符号化前のデジタル信号に戻される。これによって、伝送経路において信号に含まれることとなった各種の誤りが訂正される。また、誤り訂正部206は、デジタル信号に誤り訂正処理を施した際の誤りの訂正量を計測し、BER(Bit Error Rate;ビット誤り率)を算出してもよい。そして、算出されたBERが、制御部300へと出力されてもよい。
以上のように復調器200によって復調処理が施されたデジタル信号がTS信号として復調器200から出力される。
<制御部>
図4は、制御部300の構成を示すブロック図である。制御部300は、プロセッサ回路や記憶装置などのハードウェアと、セット番号記憶部301、平均値算出部302、受信状況判定部303及びセット番号設定部304としてそのハードウェアを機能させる、プログラム及び各種データを含むソフトウェアとを有している。
セット番号記憶部301は、1〜nのいずれかの自然数を示すデータを記憶している。かかる自然数は、上記表1の電流値のセットのうち、現在のセット番号に対応している。平均値算出部302は、復調器200から送信されたMER計測値を示すデータに基づいて、MERの平均値を算出する(算出手段)。平均値は、所定の数の単位信号に波形等化処理を施したときに計測される複数のMER計測値の単位信号当たりの平均値である。受信状況判定部303は、平均値算出部302が算出した平均値に基づいて、現在の信号の受信状況が良好か否かを判定する(判定手段)。セット番号設定部は、受信状況判定部303の判定結果に基づいてセット番号を決定し、そのセット番号を示すデータをチューナ100へと送信すると共に、セット番号記憶部301にセット番号を示すデータを記憶させる。
図5は、制御部300の各機能部が実行する処理を示すフローチャートである。図5の処理は、制御部300による電力供給制御を実行させるための条件が満たされた場合に実行される。例えば、携帯通話装置1000によって特定の放送の受信が開始されたタイミングで実行される。
まず、制御部300は、セット番号記憶部301にデフォルトのセット番号をセットすると共に、チューナ100へとセット番号を1に設定するよう指示する信号を送信する(S1)。デフォルトのセット番号は1である。つまり、表1に示されるセットのうち、最も電流値が大きいセットがデフォルトである。
次に、制御部300は、一定時間待機する(S2)。そして、平均値算出部302がMERの平均値を算出する(S3)。平均値は、例えば復調器200から連続して送信される所定の数のMER計測値を足し合わせ、その数で割ることにより算出される。
次に、受信状況判定部303は、平均値算出部302がS3において算出したMER平均値が所定の減少閾値以上であるか否かを判定する(S4)。ここで、MER平均値が減少閾値に達していることは、受信信号に含まれるノイズの量が受信信号の強度に対してある基準量に達していることを示している。そしてこの基準量は、復調器200において受信信号を正確に復調するためのノイズの量の限界より十分に小さく設定されていることが好ましい。なんとなれば、このように基準量が設定されているということは、MER平均値が減少閾値を超えている場合には、正確な復調が不可能となる限界量よりもノイズが十分に小さく、チューナ100において供給電力をより小さいものに変更しても復調に問題が生じないこととなるからである。
MER平均値が減少閾値以上であると判定した場合(S4、YES)には、受信状況判定部303は、MER平均値が減少閾値以上になるのが所定の回数だけ、例えば5回連続したか否かを判定する(S9)。MER平均値が減少閾値以上になるのが所定の回数だけ連続していないと受信状況判定部303が判定した場合(S9、NO)には、制御部300は、S2からの処理を実行する。MER平均値が減少閾値以上になるのが所定の回数だけ連続したと受信状況判定部303が判定した場合(S9、YES)には、制御部300は、電流値減少処理を実行し(S10)、その後S7の処理を実行する。
つまり受信状況判定部303は、S2〜S4及びS9の一連の処理においてMER平均値が所定の減少閾値以上になったと判定した場合に、すぐには受信状況が良好になったと判定せずに、MER平均値を複数回に亘って算出する。そして、算出したMER平均値が減少閾値以上になるのが所定の回数だけ連続した場合に初めて受信状況が良好になったものと判定し、電流減少処理が実行される。つまり、一旦MER平均値が減少閾値以上になった後、所定の期間内で良好な受信状況が安定して持続した場合にのみ、受信状況が良好になったものと判定される。
S4においてMER平均値が減少閾値未満であると判定した場合(S4、NO)には、受信状況判定部303は、MER平均値が減少閾値より小さい所定のリセット閾値以下であるか否かを判定する(S5)。MER平均値がリセット閾値以下であると受信状況判定部303が判定した場合(S5、YES)には、制御部300は、電流値リセット処理を実行し(S11)、その後S7の処理を実行する。MER平均値がリセット閾値を超えていると判定した場合(S5、NO)には、受信状況判定部303は、MER平均値がリセット値より大きく減少閾値未満の所定の増加閾値以下であるか否かを判定する(S6)。MER平均値が増加閾値以下であると受信状況判定部303が判定した場合(S6、YES)には、制御部300は、電流増加処理を実行し(S12)、その後S7の処理を実行する。MER平均値が増加閾値を超えていると受信状況判定部303が判定した場合(S6、NO)には、制御部300はS7の処理を実行する。
S7において制御部300は、一連の供給電力制御を終了するべきか否かを判定する(S7)。例えば特定の放送を受信するのを終了した場合など、一連の供給電力制御を終了する条件が満たされたと判定した場合(S7、YES)には、制御部300は、電流セット番号をデフォルト値である1に設定してセット番号記憶部301に記憶させると共に、チューナ100へとセット番号を1に設定するよう指示する信号を送信する(S8)。そして、一連の処理を終了する。S7において一連の供給電力制御を継続するべきと判定した場合(S8、NO)には、制御部300は、S2からの処理を実行する。
図6(a)〜図6(c)は、図5の処理において実行される、電流値減少処理、電流値リセット処理及び電流値増加処理のフローチャートをそれぞれ示している。電流値減少処理が実行されると、セット番号設定部304は、まずセット番号記憶部301が記憶している現在のセット番号がn未満であるか否かを判定する(S20)。セット番号がn以上であるとセット番号設定部304が判定した場合(S20、NO)には、電流値減少処理が終了する。セット番号がn未満であると判定した場合(S20、YES)には、セット番号設定部304は、セット番号記憶部301にセット番号を1増加して記憶させると共に、かかる1増加したセット番号に現在のセット番号を更新するように指示する信号をチューナ100へと送信する(S21)。これによって、チューナ100において供給される全体の電力が低減される。そして、電流値減少処理が終了する。
電流値リセット処理が実行されると、セット番号設定部304は、まずセット番号記憶部301が記憶している現在のセット番号が1を超えているか否かを判定する(S25)。セット番号が1を超えていないとセット番号設定部304が判定した場合(S25、NO)には、電流値リセット処理が終了する。セット番号が1を超えていると判定した場合(S25、YES)には、セット番号設定部304は、セット番号記憶部301にデフォルト値1を記憶させると共に、セット番号を1に更新するように指示する信号をチューナ100へと送信する(S26)。そして、電流値リセット処理が終了する。
電流値増加処理が実行されると、セット番号設定部304は、まずセット番号記憶部301が記憶している現在のセット番号が1を超えているか否かを判定する(S30)。セット番号が1を超えていないとセット番号設定部304が判定した場合(S30、NO)には、電流値増加処理が終了する。セット番号が1を超えていると判定した場合(S30、YES)には、セット番号設定部304は、セット番号記憶部301にセット番号を1減少して記憶させると共に、かかる1減少したセット番号に現在のセット番号を更新するように指示する信号をチューナ100へと送信する(S31)。これによって、チューナ100において供給される全体の電力が増加される。そして、電流値増加処理が終了する。
<本実施形態の効果>
以上のように本実施形態によると、MER平均値が1回だけ減少閾値以上になってもすぐには受信状況が良好になったとは判定せず、MER平均値が所定の回数だけ減少閾値以上になったことをもって初めて受信状況が良好になったものとして、供給電力を低減する。つまり、所定の期間内でMER平均値が安定して持続したと判定された場合に初めて受信状況が良好になったものと判定される。したがって、一時的にMER平均値が減少閾値以上になっただけの場合であってもすぐには供給電力を変更しないので、電力供給が安定になされると共に、受信状況が良好になった場合には供給電力が低減されるので、携帯通話装置1000全体の消費電力が抑制される。
また、MER平均値が減少閾値より小さい増加閾値以下になった場合には供給電力を増加する処理が実行される。したがって、一旦低減された供給電力が受信状況の悪化に伴って増加されるので、受信信号の正確な復調が確保される。さらに、MER平均値が増加閾値より小さいリセット閾値以下になると、最も大きい電流値のセットであるデフォルトのセット値1に供給電流の大きさが設定される。したがって、受信状況が急激に悪化した場合に適切に対応した供給電力の制御がなされる。
[第2の実施形態]
以下は第2の実施形態に係る説明である。第2の実施形態において第1の実施形態と異なるのは、受信状況判定部303が受信状況を良好と判定する際の判定方法である。図7は、第2の実施形態において制御部300が実行する処理を示す、第1の実施形態の図5に対応するフローチャートである。図7において、図5の処理と同じ内容の処理には同じステップ番号(「S1」など)が付されている。また下記において、第1の実施形態と同じ構成や処理に係る説明は省略されている。
図7において図5と異なるのは、S101〜S103である。S4においてMER平均値が減少閾値以上であると受信状況判定部303が判定する(S4、YES)と、平均値算出部302は復調器200から送信されるMERの値を1つずつ記憶する(S101)。そして、所定の個数だけMER値を記憶したと判定するまで、MER値の蓄積を繰り返す(S102、NO及びS101)。所定の個数だけMER値を蓄積する(S102、YES)と、平均値算出部302は、蓄積したMER値の平均を算出すると共に、その分散を算出する。そして、受信状況判定部303は、平均値算出部302が算出したMER値の分散に基づいて、受信状況が良好か否かを判定する(S103)。
具体的には、受信状況判定部303は、MER値の分散を算出すると共に、その分散に基づいてMERの分布を推定する。例えばMER値の分布が正規分布であると推定し、その正規分布のうち減少閾値を超える部分が全体の分布に対してどのくらいの割合になるかを、平均値算出部302が算出した分散に基づいて算出する。そして、その割合が所定の割合以上である場合には受信状況が良好であると判定し(S103、YES)、所定の割合未満である場合には受信状況が良好でないと判定する(S103、NO)。受信状況が良好と受信状況判定部303が判定した場合には、制御部300はS10の電流減少処理を実行し、受信状況が良好でないと受信状況判定部303が判定した場合には、制御部300はS2からの処理を実行する。
つまり、第2の実施形態においては、MER平均値が減少閾値以上になったことが確認されると、その後の所定の期間内で複数個(例えば500個)のMER値が蓄積される。そして、そのMER値の分散からMER値の分布を推定し、その分布のうち減少閾値以上の部分の割合が所定の割合以上であるか否かに応じて、受信状況が良好か否かを判定する。例えば、統計的に正規分布を仮定した場合、平均値μ、分散σの時、MER値の分布の内、95.4%がμ±2σの範囲に入ることから、μ±2σを閾値として受信状態の良否を判定する。したがって、MER値がどのように分布しているかに基づいて、受信状況が良好か否かが適切に把握され得る。
<その他の変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された内容の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態においては、チューナ100の各回路部品に供給される電流が制御されているが、電圧が制御されてもよい。
また、図5のS9において、所定の回数だけMER平均値を算出した後に、減少閾値を超えるMER平均値が所定の割合を超えた場合に受信状況が良好であると判定されてもよい。
あるいは、図5のS9において、時間的に幾つかの区間を設定し、所定の回数だけMER平均値と分散を算出した後に、全ての区間において、μ±2σの値が所定の値を超えた場合に受信状況が良好であると判定されてもよい。あるいは、図7のS103において、蓄積されたMER値のうち減少閾値以上のものの全体の個数に対する割合が所定の割合を超えた場合に受信状況が良好であると判定されてもよい。
また、上述の実施形態においては、波形等化部205において測定されるMERに基づいて受信状況が良好か否かが判定されている。しかし、誤り訂正部206において誤り訂正処理が実行された際にBERが算出され、かかるBERに基づいて受信状況が良好か否かが判定されてもよい。誤り訂正処理も、波形等化処理と同様に、受信信号を正確に復調するためになされる補正処理の一つである。
なお、本実施形態は、文字、画像、プログラムなどのデータ、及び音声の少なくとも1つの再現処理を行うデジタルテレビジョン等の様々なデジタル受信装置に採用され得る。このようなデジタル受信装置は、復調処理が施された信号列から文字、画像、プログラムなどのデータ、音声等に係る情報を取得し、これらの文字等の再現処理を行う。この構成によると、適切に復調処理が施された信号列から文字等の再現処理がなされるため、再現処理の精度が向上する。
本発明の一実施形態である第1の実施形態に係る携帯通話装置の外観を示す概略図及びその概略構成を示すブロック図である。 図1のチューナの構成を示すブロック図である。 図1の復調器の構成を示すブロック図である。 図1の制御部の構成を示すブロック図である。 図4の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図5の処理において呼び出されるサブルーチンのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル復調装置
100 チューナ
110 電力供給部
200 復調器
205 波形等化部
300 制御部
301 セット番号記憶部
302 平均値算出部
303 受信状況判定部
304 セット番号設定部
1000 携帯通話装置

Claims (7)

  1. 受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、
    前記回路部品に電力を供給する供給手段と、
    前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正手段と、
    前記補正手段が誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出手段と、
    前記算出手段が前記補正ノイズの量を示す値を算出した後の信号に誤り訂正処理を施す誤り訂正手段と、
    前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出手段が算出した算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定手段と、
    前記受信状況が良好であると前記判定手段が判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減手段とを備えており、
    前記補正手段が、前記受信信号列に含まれる各単位信号に波形等化処理を施す波形等化手段を有しており、
    前記算出手段が、前記補正ノイズの量を示す値として、前記波形等化手段が施した波形等化処理に関するMER(Modulation Error Ratio)を算出することを特徴とするデジタル復調装置。
  2. 前記受信信号が、所定の長さを有する複数の単位信号が連なった信号列からなり、
    前記補正手段が、前記信号列の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を前記単位信号ごとに補正し、
    前記算出手段が、複数の前記単位信号に関して前記補正手段が補正した補正量に基づいて、当該複数の単位信号に関する前記補正ノイズの量を示す値の平均値を算出し、
    前記判定手段が、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを前記算出手段が算出した前記平均値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを当該平均値が示した後の所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記平均値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のデジタル復調装置。
  3. 前記判定手段が、
    前記所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記平均値がいずれも前記補正ノイズが前記所定の基準量以下であることを示した場合に、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好であると判定することを特徴とする請求項2に記載のデジタル復調装置。
  4. 受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、
    前記回路部品に電力を供給する供給手段と、
    前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正手段と、
    前記補正手段が誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出手段と、
    前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出手段が算出した算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定手段と、
    前記受信状況が良好であると前記判定手段が判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減手段とを備えており、
    前記判定手段が、
    前記所定の期間内に前記算出手段が繰り返し算出した前記算出値全体の分散と前記補正ノイズが前記所定の基準量以下であることを示す値との関係に基づいて、前記受信状況が良好であるか否かを判定することを特徴とするデジタル復調装置。
  5. 前記補正手段が、前記受信信号列に含まれる各単位信号に波形等化処理を施す波形等化手段を有しており、
    前記算出手段が、前記補正ノイズの量を示す値として、前記波形等化手段が施した波形等化処理に関するMER(Modulation Error Ratio)を算出することを特徴とする請求項4に記載のデジタル復調装置。
  6. 受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、前記回路部品に電力を供給する供給手段とを有するデジタル復調装置の制御方法であって、
    前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正ステップと、
    前記補正ステップで誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで前記補正ノイズの量を示す値を算出した後の信号に誤り訂正処理を施す誤り訂正ステップと、
    前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出ステップの算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを、当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出ステップで繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定ステップと、
    前記受信状況が良好であると前記判定ステップで判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減ステップとを備えており、
    前記補正ステップにおいて、前記受信信号列に含まれる各単位信号に波形等化処理を施し、
    前記算出ステップにおいて、前記補正ノイズの量を示す値として、前記波形等化ステップで施した波形等化処理に関するMER(Modulation Error Ratio)を算出することを特徴とするデジタル復調装置の制御方法。
  7. 受信手段、及び、前記受信手段が受信した受信信号に復調処理を施す復調手段を構成する複数の回路部品と、前記回路部品に電力を供給する供給手段とを有するデジタル復調装置の制御方法であって、
    前記受信信号の伝送経路上で発生したノイズによる誤差を補正する補正ステップと、
    前記補正ステップで誤差を補正した後の信号に含まれる補正ノイズの量を示す値を算出する算出ステップと、
    前記補正ノイズが所定の基準量以下になったことを前記算出ステップの算出値が示した場合に、前記補正ノイズが前記所定の基準量以下になったことを、当該算出値が示した後の所定の期間内に前記算出ステップで繰り返し算出した前記算出値に基づいて、当該所定の期間における前記受信信号の受信状況が良好か否かを判定する判定ステップと、
    前記受信状況が良好であると前記判定ステップで判定した場合に、前記供給手段が前記回路部品に供給する電力を低減する低減ステップとを備えており、
    前記判定ステップにおいて、
    前記所定の期間内に前記算出ステップで繰り返し算出した前記算出値全体の分散と前記補正ノイズが前記所定の基準量以下であることを示す値との関係に基づいて、前記受信状況が良好であるか否かを判定することを特徴とするデジタル復調装置。
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