JP4321207B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送とアナログ放送が混在する状況下などの受信性能が劣化する環境下で、デジタル放送波に対するアナログ放送波の隣接チャンネル妨害を抑え、デジタル放送波受信性能を改善する技術を含むデジタル放送受信機に関するものである。
国内の地上デジタル放送のチャンネル周波数帯域は従来のアナログテレビ放送に割り当てられているものと同じ帯域を使用することが決まっており、デジタル放送は従来のアナログ放送で使用されていないチャンネルで放送されることになっている。放送波のデジタル化への移行期において、このようなOFDM方式によるデジタル放送波は従来のアナログ放送波と同時に放送されるため地上波としてはデジタル、アナログの両放送波が混在した状態となる。
デジタル放送波とアナログ放送波が混在した状態、たとえばデジタル放送波が送られるべきチャンネルに隣接してアナログ放送波が存在する場合では、デジタル放送波がアナログ放送波に対して妨害はとなる可能性があり、こうした状況を防ぐため、デジタル放送波はアナログ放送波よりも小さなレベルで送信されることになっている。またデジタル放送受信機には、広いレベル範囲の信号を受信できることが求められている。
前記のようなデジタル放送波とアナログ放送波が混在する状況において、アナログからデジタルへの混信を軽減する従来の技術として下記に示すようなものがある。
図7は上記従来のデジタルテレビ放送受信機の構成を示すブロック図である。入力する信号のレベルをRFAGC制御信号130により最適にするRFAGCアンプ部103と、RF信号101から希望のチャンネルの周波数帯をIF信号へ変換する周波数変換部104と、IF信号のレベルをIFAGC制御信号131により適正に制御するIFアンプ部105と、AD変換された時間軸の直交変調された信号をI軸とQ軸の信号へ分離する直交検波部114と、I軸とQ軸信号をビット系列のデジタルデータへ戻す復調部115と、デジタルデータに誤り訂正をかけてトランスポートストリームを出力する誤り訂正部116から構成される信号系と、IFAGCアンプ部105の出力信号により信号の強度を検出する信号レベル検出部120と誤り訂正部116からビットエラーレートなどの信号品質情報を算出する誤り率検出部122と、これら信号レベル検出部と誤り訂正検出部の情報をもとにRFAGC制御信号130とIFAGC制御信号131を生成するAGCディレイポイント制御部123から構成される制御系からなるデジタル受信機である。
所定のAGCディレイポイントの設定値を高くすると、雑音特性の上で有利であるが、信号レベルの高い隣接妨害波が存在するとき、著しい性能の劣化を生じる。したがって、隣接妨害波の存在するときのみ、所定のAGCディレイポイントの設定値を下げれば、低雑音特性を保ちつつ、隣接妨害波の存在するときでも性能劣化はしないと言える。隣接妨害の存在の有無は、復調状態を監視することで確認できる。すなわち、隣接妨害の存在しないときは、正常に復調できるが、隣接妨害波が存在する場合は、正常に復調できないため、誤り率検出などの復調状態を監視することで間接的に隣接妨害波の存在を推定することができる。すなわち、隣接妨害波が存在する場合、存在しない場合に比べて復調信号の誤り率が悪化する。このため所定のAGCディレイポイント設定を誤り率が最も低くなる値に設定することにより、隣接妨害波の影響を最小限に抑えることができ、隣接妨害の有無に関わらず低雑音特性と高隣接妨害抑圧特性と併せ持ち、かつ調整の必要がなくなる(例えば特許文献1を参照)。
特開2000−312235号公報
本方式は、AGCディレイポイントの再設定により受信性能が良好になるチャンネルでの使用は効果的である。しかし、正常受信するには受信レベルが十分でない隣接エリアの放送波や、受信機の受信性能の実力をはるかに上回るほど大きい隣接妨害がある受信環境など、AGCディレイポイントの再設定では性能改善できない場合には、効果がない以外に制御に費やす時間が長くなる。特に、放送サービスのチャンネルすべてを選局し、その地域での受信可能なチャンネル情報を検出する機能であるチャンネルサーチ時に従来の方法を利用すると、チャンネルサーチ時間が増大するという問題になる。
本発明では、前記の問題を解決するべくなされたもので、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮できるデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信装置は、1チャンネル以上で構成されるデジタル放送波の入力信号から所望のチャンネル帯域信号を選択し、必要に応じて信号レベル調整を行うチューナー部と、所定の伝送路符号化によりデジタル変調されたアナログ信号からトランスポートストリーム形式のビットデータ系列信号へ戻すデジタル復調部で構成され、チャンネル選局時、受信環境に対して、第一の受信特性情報により受信特性変化に影響するパラメータを最適設定されるように制御し、一方で前記制御の発動を第二の受信特性情報と、前記受信特性情報に対する閾値との関係により判定することを特徴としたものである。
以上のように、本発明のデジタル受信装置によれば、チャンネル選局時、受信環境に対して、受信特性変化に影響するパラメータを最適設定されるように制御し、一方でその制御の発動を別の受信特性情報に対する閾値により判定することで、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮できるデジタル放送受信機を提供することができる。
本発明の請求項1に記載のデジタル放送受信装置は、1チャンネル以上で構成されるデジタル放送波の入力信号から所望のチャンネル帯域信号を選択し、必要に応じて信号レベル調整を行うチューナー部と、所定の伝送路符号化によりデジタル変調されたアナログ信号からトランスポートストリーム形式のビットデータ系列信号へ戻すデジタル復調部で構成され、チャンネル選局時、受信環境に対して、第一の受信特性情報により受信特性変化に影響するパラメータを最適設定されるように制御し、一方で前記制御の発動を第二の受信特性情報と、前記受信特性情報に対する閾値との関係により判定することを特徴とし、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮できるデジタル放送受信機を提供することができる。
本請求項2に記載のデジタル放送受信装置は、前記請求項1に記載のデジタル放送受信装置において、第一の利得制御信号により入力信号の利得を調整する第一の利得制御部(以下、RFAGC部と呼ぶ)と、前記利得制御された信号から所望のチャンネル帯域信号を選択し第一中間周波数信号へ周波数変換する周波数変換部と、第二の利得制御信号により前記第一の中間周波数信号の利得調整する第二の利得制御部(以下、IFAGC部と呼ぶ)を具備するチューナー部と、前記第二の利得制御部の出力信号を入力信号とし、アナログからデジタルへの変換の後、同期補足および復調しトランスポートストリーム形式のビットデータ系列信号を出力するデジタル復調部と、前記デジタル復調部から受信信号に対する電力、ビットエラーレートおよびC/N比を求める電力換算部、BER換算部およびC/N換算部と、前記電力換算部、BER換算部およびC/N換算部の情報をもとにRFAGC部とIFAGC部への出力信号を制御する利得制御信号発生部で構成され、第一の受信特性情報はビットエラーレートであり、受信特性変化に影響するパラメータはRFAGC部からIFAGC部への制御対象ブロックの切り替えポイント設定値(以下、AGCディレイポイント設定値と呼ぶ)であり、第二の受信特性情報はC/N比情報であることを特徴とし、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮できるデジタル放送受信機を提供することができる。
本請求項3に記載のデジタル放送受信装置は、前記請求項1に記載のデジタル放送受信装置において、第一の利得制御信号により入力信号の利得を調整する第一の利得制御部(以下、RFAGC部と呼ぶ)と、前記利得制御された信号から所望のチャンネル帯域信号を選択し第一中間周波数信号へ周波数変換する周波数変換部と、第二の利得制御信号により前記第一の中間周波数信号の利得調整する第二の利得制御部(以下、IFAGC部と呼ぶ)を具備するチューナー部と、前記第二の利得制御部の出力信号を入力信号とし、アナログからデジタルへの変換の後、同期補足および復調しトランスポートストリーム形式のビットデータ系列信号を出力するデジタル復調部と、前記デジタル復調部から受信信号に対する電力、ビットエラーレートおよびC/N比を求める電力換算部、BER換算部およびC/N換算部と、前記電力換算部、BER換算部およびC/N換算部の情報をもとにRFAGC部とIFAGC部への出力信号を制御する利得制御信号発生部を具備し、更に前記デジタル復調部から伝送方式を判定する伝送方式判定部を具備し、第一の受信特性情報はビットエラーレートであり、受信特性変化に影響するパラメータはRF/IFAGC切り替えポイント設定値であり、第二の受信特性情報はC/N比情報であり、受信特性情報に対する閾値は伝送方式毎設定され、前記閾値は伝送情報の判定結果により決定されることを特徴とし、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮できるデジタル放送受信機を提供することができる。
本請求項4に記載のデジタル放送受信装置は、請求項1〜3に記載のデジタル放送受信装置において、受信環境に対して、受信特性変化に影響するパラメータを最適設定することで受信特性が正常復帰可能な第二の受信特性情報の値を、第二の受信特性情報に対する閾値とすることを特徴とし、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮できるデジタル放送受信機を提供することができる。
(実施の形態1)
以下に、本発明の請求項1、請求項2、および請求項4に記載された発明の実施形態について、図1、図3、図5を用いて説明する。
図1は本請求項のデジタル放送受信装置の構成図である。RF信号はチューナー102とデジタル復調部110を通して、TS信号へ戻される。チューナー部102はRFAGC部103と周波数変換部104とIFAGC部105から構成される。RFAGC部103はRFAGC制御信号130により、入力されるRF信号101の利得を制御し、周波数変換部104は周波数制御信号132により所望のチャンネル周波数帯域の信号をIF周波数帯へ周波数変換し、IFAGC部105はIFAGC制御信号131により入力されるIF帯の信号の利得を調整する。またデジタル復調部110は、AD変換部113と直交検波部114と復調部115と誤り訂正部116から構成される。AD変換部113はアナログ信号を量子化して、直交変調されている信号からI軸信号とQ軸信号とに分離する直交検波部114と信号レベルを検出する信号レベル検出部120へ接続される。直交検波部114は復調部へ接続され、デジタル変調された信号からビット系列のデジタルデータへ戻し、さらに誤り訂正部116で誤り訂正を行うことによりTS信号を出力する。C/N比検出部121は復調部115のデータによりC/N比を検出し、誤り率検出部122は誤り訂正部116の信号を利用している。AGCディレイポイント123は信号レベル検出部120の信号と、C/N比検出部121の信号と、誤り訂正部116の信号により決定される。
チャンネル選局時のフローを、図を用いて説明する。チャンネル選局ステップS100は物理チャンネル設定をチューナーへ周波数制御信号として送り、選局動作を開始する。次にBER判定S101として、たとえば映像が正常に表示される2e−4の値で判定する。BERが2e−4以下であれば良好な受信であるとして選局終了S108)する。大きなレベルの隣接妨害などが存在する環境など、BERが2e−4より大きければ次のC/N比判S102へ移る。C/N比の設定値は、伝送方式により異なるが送られてくる変調方式の所要C/N比の1/2程度が適当である。例えば変調方式の所要C/N比が20dBであるとこの設定値は10dBとすることができる。C/N比判定S102では設定値以下では受信不能であるとして選局終了S108し、設定値より大きければAGCディレイポイント設定の制御ステートへ移る。AGCディレイポイント制御部123にてAGCディレイポイント設定を小さい方向へ数dBずつステップさせ、その都度BER判定S106を行い、2e−4以下であれば選局終了(S108)し、2e−4より大きければ、更にAGCディレイポイント設定を変更S104する。そしてこのフローをM回(ここでは4回と設定)行い、受信性能の改善を図る。ここで、AGCディレイポイント設定の変更に関して、図を用いて説明する。図5はAGCディレイポイントが異なる場合の、チューナー入力レベルとRFAGC減量およびIFAGC減量についての関係を示す。チューナー入力レベルが小さいときはIFAGCにより減衰し、ある入力レベル(このレベルをAGCディレイポイントと呼んでいる)以上ではRFAGCによる減衰が始まる。選局開始時は低雑音重視の設定としてAGCディレイポイントを設定しているが、AGCディレイポイント設定変更S104では図では左の方向へずらしていくことにより、高隣接妨害重視の設定にる。このようにAGCディレイポイントを小さくする程、RFAGCアンプの利得を下げ、飽和による歪特性を発生させない方向に働くため、低雑音重視の設定から高隣接妨害重視の設定に移行する。
具体的な受信環境を想定して図3の動作を説明する。図6は測定に用いるチューナーの性能を示すものであって、チューナーへの入力信号についての、AGCディレイポイントに対する、受信可能な所要C/N比と受信可能な隣接妨害比(即ち、希望波レベル/隣接妨害波レベル)を示すものである。AGCディレイポイントのデフォルト値は−60dBmで、この場合の低雑音特性を示す受信可能な所要C/N比は20dB以上である。一方、受信可能な隣接妨害比は−40dB以上であり、これより小さい場合は歪特性に対して悪い特性となる。AGCディレイポイントを低くする(即ち、図6において下欄に移る。)
低雑音特性が劣化するが(即ち、図6において受信可能な所要C/N比が大きくなる。)、歪特性は良化する(即ち、図6において受信可能な隣接妨害比が小さくなる。)傾向を示す。図7は、AGCディレイポイントをデフォルト値(−60dBm)に固定した状態で予め既知の種々の隣接妨害比を有するチューナーへの入力信号を与えた場合のC/N比検出部121におけるC/N比の実測値を示す。図7を用いることにより受信機においてAGCディレイポイントをデフォルト値(−60dBm)に固定した状態で、直接測定することができない隣接妨害比に代えてC/N比の実測値を測定することにより、入力信号の隣接妨害比を等価的に測定することができる。図3のC/N比判定S102)の設定は、図7に基いて決定する。即ち、測定に用いる受信機では、受信可能な隣接妨害比の下限は図6によればAGCディレイポイントを−80dBmに設定した場合の−48dBである。図7によれば、この受信可能な隣接妨害比の下限(−48dB)におけるAGCディレイポイントがデフォルト値(−60dBm)の場合のC/N比の実測値は12dBである。そこで、C/N比判定S102)の設定値としてこの12dBを採用する。このように設定すると、例えば受信環境の入力信号の隣接妨害比が−46dBの場合には、AGCディレイポイントがデフォルト値(−60dBm)の場合のC/N比の実測値が14dBであり、受信可能な隣接妨害比の下限に相当するC/N比判定(S102)の設定値12dBより大きい。即ち、AGCディレイポイント設定を小さい方向に変更させることにより性能改善できることがわかる。そこで、図3においてS102→S103に移動する。次に、AGCディレイポイント設定変更(S104)が行われ、この制御により性能改善が達成できる。一方、隣接妨害比が受信可能な隣接妨害比の下限(−48dB)より小さい−50dBの受信環境においては、AGCディレイポイントをデフォルト値(−60dBm)に固定した状態でC/N比の実測値が10dBとなりC/N比判定(S102)での設定値(12dB)より小さい。この場合はAGCディレイポイントを変更しても性能改善できないと分かっているため、AGCディレイポイント変更の制御を行うことなく選局終了(S108)する。
なお、C/N比の設定値は、伝送方式により異なり、送られてくる変調方式の所要C/N比の1/2程度が適当であるとしたが、これはあくまでも参考値であり最大の効果をだすには実機検証により値を選定することが望ましい。
なお、上記は1チャンネルの選局について取り上げているが、多数のチャンネルを連続に選局しながら各チャンネルの受信状況をチェックするチャンネルサーチ動作にも適応でき、選局の結果選択された設定値は内部メモリーに記憶することにより、次回の選局に使用することも可能である。
なお、上記は隣接妨害に対応する場合の、AGCディレイポイント値の変更による最適設定値を決定することを中心とした説明としたが、他の受信環境による性能劣化に対して変更することにより性能改善が見込めるパラメータにも適応することが可能である。例えば、OFDM方式を利用した地上デジタル放送の場合では、長い遅延波が存在する環境において、FFT窓位置に関連するパラメータを最適化することにより性能改善が図れ、上記請求項の適応が可能である。
なお、上記AGCディレイポイントの変更と前記FFT窓位置の変更など複数の調整項目がある場合にも適応可能である。
(実施の形態2)
以下に、本発明の請求項1、請求項3、および請求項4に記載された発明の実施形態について、図2、図4、図6を用いて説明する。
図2は本請求項のデジタル放送受信装置の構成図である。図1に対して、TMCC検出部124が追加されたのみであるので、詳細説明は省略する。TMCCとは放送信号の変調情報などが多重された情報信号で、たとえば国内地上デジタル放送で採用されているISDB−T方式では、変調方式とその符号化レートなどである。
選局時のフローが図4に示しているが、図3をベースにしたフローで、変調パラメータ判定S110とC/N比閾値設定S111が追加されているだけである。C/N比閾値設定S111は前ステップの変調パラメータにより決定され、例えば図8のようなテーブルを事前に作成しておく必要がある。
また、各変調方式に対するC/N比の設定値は、送られてくる変調方式の所要C/N比の1/2程度が適当であるとしたが、これはあくまでも参考値であり最大の効果をだすには実機検証により値を選定することが望ましい。
本発明のデジタル放送受信装置は、チャンネル選局時、受信環境に対して、受信特性変化に影響するパラメータを最適設定されるように制御し、一方でその制御の発動を別の受信特性情報に対する閾値により判定することで、各チャンネルでの不要なAGC制御をなくし、チャンネルサーチ時間を短縮でき、デジタル放送受信機の選局やチャンネルサーチなどとして有用である。
本発明の実施の形態1における構成図 本発明の実施形態2における構成図 本発明の実施形態1におけるデジタル受信装置の制御フローチャート 本発明の実施形態2におけるデジタル受信装置の制御フローチャート AGCディレイポイントの説明図 本発明の実施形態1における受信特性の一例を示す図 本発明の実施形態1における受信特性の一例を示す図 変調パラメータに対する閾値の参考図 従来技術の一例を示す構成図
符号の説明
101 RF信号
102 チューナー部
103 RFAGC部
104 周波数変換部
105 IFAGC部
110 デジタル復調部
112 TS信号
113 AD変換部
114 直交検波部
115 復調部
116 誤り訂正部
120 信号レベル検出部
121 C/N検出部
122 誤り率検出部
123 AGCディレイポイント
124 TMCC検出部
130 RFAGC制御信号
131 IFAGC制御信号
132 周波数制御信号

Claims (2)

  1. 後述するRFAGC制御信号によりデジタル放送波のRF信号の利得を調整するRFAGC部と、
    前記RFAGC部の出力である利得制御されたRF信号から所望のチャンネル帯域信号を選択しIF信号へ周波数変換する周波数変換部と、
    後述するIFAGC制御信号により前記IF信号の利得調整するIFAGC部を具備するチューナー部と、
    前記IFAGC部の出力信号をAD変換するAD変換部と、
    前記AD変換部の出力に基いて受信信号の電力を検出する信号レベル検出部と、
    前記AD変換部の出力に基いて受信信号のC/N比を検出するC/N比検出部と、
    前記AD変換部の出力に基いて受信信号のビットエラーレートを検出する誤り率検出部と、
    前記誤り率検出部の出力であるビットエラーレートが第1の所定値より大きく前記C/N比検出部の出力であるC/N比が第2の所定値より大きい場合は前記ビットエラーレートが第1の所定値以下になるまでAGCディレイポイント設定を小さい方向に変更し、前記ビットエラーレートが前記第1の所定値以下または前記C/N比が前記第2の所定値以下の場合はAGCディレイポイント設定を変更しないRFAGC制御信号およびIFAGC制御信号を出力するAGCディレイポイント制御部と、
    を有するデジタル放送受信装置。
  2. 前記AD変換部の出力に基いて伝送方式を判定する伝送方式判定部を更に有し、
    AGCディレイポイント制御部は前記誤り率検出部の出力であるビットエラーレートが第1の所定値より大きく前記C/N比検出部の出力であるC/N比が前記伝送方式判定部の出力に基いて決定される第2の所定値より大きい場合は前記ビットエラーレートが第1の所定値以下になるまでAGCディレイポイント設定を小さい方向に変更し、前記ビットエラーレートが前記第1の所定値以下または前記C/N比が前記第2の所定値以下の場合はAGCディレイポイント設定を変更しないRFAGC制御信号およびIFAGC制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
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