JP2006527962A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Abstract

チューナ部はデュアルAGC機能を有し、入力信号をIF信号に周波数変換する。直交検波部はIF信号から複素信号を算出する。復調部は複素信号からデジタル信号を復号する。誤り訂正部はデジタル信号の誤り訂正を行う。信号レベル検出部がIF信号からレベル判定信号を算出する。復調レベル検出部が復調部の出力信号から所望帯域の復調信号の信号レベルを検出する。復調レベル判定部が復調信号から隣接妨害波による所望帯域の信号への影響を示す判定信号を生成すると、制御信号発生部は判定信号に応じて利得制御信号をチューナ部へフィードバックする。

Description

本発明は、デジタル放送波に対する隣接波からの隣接妨害の影響を抑え、デジタル放送波の受信性能を改善する技術を含む自動利得制御装置を中心とするデジタル放送受信機に関するものである。
近年の通信技術のデジタル化は放送分野にも進展している。デジタルテレビジョン放送サービスや音声放送サービスも実用化の段階に入っている。日本においては既に放送衛星による放送サービスが開始され、地上波放送に関しても実用化に向けた各種実験を終え、新たな放送サービスが開始されている。
地上デジタル放送はサービス開始後しばらくの間、現行のアナログ放送波と混在して放送される。サイマル放送、即ちデジタル放送波とアナログ放送波が混在した状態においては、デジタル放送波に隣接してアナログ放送波が存在する場合では、デジタル放送波がアナログ放送波に対して妨害波となる可能性がある。こうした状況を防ぐため、現在のデジタル放送波はアナログ放送波よりも小さなレベルで送信されている。
前記のようなデジタル放送波とアナログ放送波が混在する状況において、アナログからデジタルへの混信を軽減する従来の技術として、特開2000−312235号公報に示されるものがある。
図1は自動利得制御装置を中心とする従来のデジタル放送受信機の構成図である。デジタル放送受信機は、チューナ部101、直交検波部(O.P.)102、復調部(DEM.)103、誤り訂正部(ERR.C.)104、誤り検出/判定部114、信号(S.G.)レベル検出部105、制御信号(C.SG.)発生部106を含む。
この場合の自動利得制御装置は、チューナ部101の出力信号と、誤り訂正部104の誤り訂正結果とに基づいて自動利時制御信号を生成し、チューナ部101にフィードバックする回路をいう。この従来例では、自動利得制御装置は、誤り検出/判定部114、信号レベル検出部105、制御信号発生部106により構成される。
図2はチューナ部101の構成図である。このチューナ部101はデュアルAGC機能を有するもので、その信号処理の流れについて以下に説明する。
バンドパスフィルタ(以下、BPFという)201は、入力信号を帯域制限した後、RF−AGCアンプ202に出力する。RF−AGCアンプ202は、制御信号発生部106からのRF帯域の利得制御信号(以下、RF−AGC制御信号という)c1によりBPF201の出力信号を利得制御する。さらにBPF203はRF−AGCアンプ202の出力を帯域制限する。この後、第1の周波数変換器204は選局信号c3に基づいてBPF203の出力を中間周波数に周波数変換する。SAWフィルタ(SAW)205は、第1の周波数変換器204の出力を帯域制限した後、第1次中間周波増幅回路206に出力する。第1次中間周波増幅回路206はSAW205からの信号を増幅した後、出力をSAWフィルタ209へ出力する。SAWフィルタ209は第1次中間周波増幅回路206の出力を帯域制限した後、IF−AGCアンプ210に出力する。
IF−AGCアンプ210は、制御信号発生部106からのIF帯域の利得制御信号(以下、IF―AGC制御信号という)c2によりSAWフィルタ209の出力信号を利得制御し、第2の周波数変換器211に出力する。第2の周波数変換器211は、IF−AGCアンプ210で利得制御された信号をIF周波数に周波数変換する。第2次中間周波増幅回路212はIF周波数に変換した信号をレベル調整し、チューナ部101の出力信号として図1の直交検波部102へ出力する。
直交検波部102は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)等のデジタル変調されたデジタル信号を直交検波し、複素信号であるI、Q信号を復調部103に出力する。復調部103は、I、Q信号からデジタル信号を復調し、誤り訂正部104に出力する。
誤り訂正部104は、デジタル信号に誤り訂正処理を施し、誤り率検出/判定部114及び図示しないデータ処理部に出力する。誤り率検出/判定部114は、誤り訂正処理を施されたデジタル信号の誤り率を検出すると共に、誤り率に対する最適なディレイポイント情報を制御信号発生部106へ出力する。
信号レベル検出部105は、チューナ部101から出力されたIF信号d1の信号レベルを検出し、レベル判定信号a1として制御信号発生部106へ出力する。制御信号発生部106は、信号レベル検出部105から与えられたレベル判定信号a1を基に利得制御信号c1,c2を算出し、チューナ部101へフィードバックする。
図3は信号レベル検出部105の構成図である。信号レベル検出部105は、レベル算出ブロック105a、誤差算出ブロック105b、ループフィルタ105cから構成される。レベル算出ブロック105aは、チューナ部101から出力されたIF信号d1のレベルを算出し、算出結果をパワー情報pwとして誤差算出ブロック105bに出力する。誤差算出ブロック105bは、レベル算出ブロック105aから出力されたパワー情報pwと所望のレベルとの誤差を算出し、算出結果を誤差情報としてループフィルタ105cへ出力する。ループフィルタ105cは、誤差算出ブロック105bから出力された誤差情報を積分してレベル判定信号a1を生成し、図1の制御信号発生部106へ出力する。
次に自動利得制御装置の動作及びディレイポイントの機能について説明する。自動利得制御装置は、入力される放送波の電界強度に応じて、復調信号の信号レベルを一定にするようにRF段とIF段の2系統で利得制御を行う。復調状態に応じてRF−AGC制御信号c1の値と、IF−AGC制御信号c2の値とを変化させる切り替えポイントをディレイポイントという。ディレイポイント値dpは整数値で表現される。ディレイポイントの機能の詳細については後述する。
通常、ある入力信号の信号レベルに対しての利得制御は、RF帯域の利得制御(以下、RF−AGCという)、又はIF帯域の利得制御(以下、IF−AGCという)のどちらかを用いて行われる。どちらを用いて制御するかは、ディレイポイント値dpによって決定される。
図4は、制御信号発生部106の利得制御特性を示す説明図である。横軸はレベル判定信号a1の大きさを表し、縦軸はAGCアンプの利得gを表す。図4(a)は隣接チャンネルが存在しない場合のAGCアンプの利得制御方法を表わす。図4(b)は隣接チャンネルが存在する場合のAGCアンプの利得制御方法を表わす。
信号レベル検出部105から与えられるレベル判定信号a1が小さな場合は、制御信号発生部106の出力信号であるRF−AGCアンプ202へのRF−AGC制御信号c1を大きく保つ。こうして、制御信号発生部106のもう一つの出力信号であるIF−AGCアンプ210へのIF−AGC制御信号c2によって利得を制御した方が、NF(Noise Figure)の面で有利となる。
しかし図4(b)に示すように、入力信号に隣接妨害波が含まれ、かつRF−AGC制御信号c1が大きい場合、RF−AGCアンプ202において信号の歪みを生み、図5のような非線形な増幅特性を示すことがある。非線形な領域での信号処理を行うと、復調信号の周波数軸での波形が図6のように所望の帯域Biの隣接帯域にノイズ成分を含んだものとなる。NFと信号の歪みの抑制はトレードオフの関係にある。ディレイポイント変化量信号Δdp(以下、ステップ信号という)とは、ディレイポイント値dpを増加又は減少させる数値である。いずれにしても、両者の関係が良好になる境界をディレイポイントとして設定する必要がある。
制御信号発生部106は、図4(a)に示すように、隣接妨害波が存在しない場合、第1の閾値Wth1よりも小さいレベル判定信号a1に対してRF−AGCアンプ202の利得を所定値g1に保ち、第1の閾値Wth1よりも大きなレベル判定信号a1に対しては、このレベル判定信号a1が大きくなるに従い、RF−AGCアンプ202の利得を下げる。
図4(b)に示すように、隣接妨害波が存在する場合は、第2の閾値Wth2よりも小さいレベル判定信号a1に対してRF−AGCアンプ202の利得を所定値g2に保ち、第2の閾値Wth2よりも大きなレベル判定信号a1に対してはレベル判定信号a1が大きくなるに従い、RF−AGCアンプ202の利得を下げる。第2の閾値Wth2は第1の閾値Wth1をよりも小さく設定して、RF−AGCアンプ202による信号の歪みを抑えた方がよい。
ディレイポイント値を固定にする利得制御特性では、隣接妨害波が無しと見なしてディレイポイントを設定すると、隣接帯域に信号レベルの高い妨害波がある場合にRF−AGCアンプ202に歪みを生む。隣接妨害波が有りと見なしてディレイポイント値を設定すると、隣接帯域に妨害波がない場合は常にNFが悪い受信性能となる。従来は、受信機の後段において受信状態の劣化を示す誤り率を監視し、誤り率情報を基に誤りの少ない利得制御特性になるようディレイポイントを変更していた。
しかしながら誤り率の検出は、信号の誤り訂正処理を行った後であり、図1に示すような構成のデジタル放送受信機では、デインターリーヴ処理を伴う場合、自動利得制御装置へのディレイポイント変更の指示が著しく遅れてしまうという問題があった。
また誤り訂正処理に関して、階層伝送された信号に対しては階層毎に行う必要があり、それに伴う誤り率検出処理も階層毎に行う必要があった。さらに異なる階層のどの誤り率を用いてディレイポイントの変更指示を出すかも決める必要があった。
本発明ではこのような問題を解決するためになされたものである。高隣接妨害波が存在する場合に誤り訂正処理以前に隣接妨害波を検知し、階層伝送の有無に関わらずに受信性能の劣化を抑え、良好な受信状態となるように自動的にディレイポイントを変化させる機能を有するデジタル放送受信機を実現することを目的とする。
本発明のデジタル放送受信機は、入力信号を増幅して所望帯域のRF信号を選択し、RF信号を増幅してIF信号に周波数変換するチューナ部を備える。直交検波部はチューナ部のIF信号からI、Qの複素信号を算出する。復調部は直交検波部のI、Qの複素信号からデジタル信号を復調する。このとき自動利得制御装置内の信号レベル検出部はチューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する。また復調レベル検出部は復調部の復調出力から所望帯域の復調信号の復調レベル信号を検出する。次に復調レベル判定部は復調レベル検出部の復調レベル信号から、隣接妨害波による所望帯域の復調信号への影響を示す復調レベル判定信号を生成する。制御信号発生部は、復調レベル判定信号に応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を生成し、チューナ部へフィードバックする。
又、本発明のデジタル放送受信機は、第1のデジタル放送受信機と同様にチューナ部と直交検波部と復調部とを備える。自動利得制御装置内の状態監視部は復調部の復調出力から復調状態を検出し、復調状態信号を生成する。保持部は状態監視部から出力された復調状態信号を一定時間保持する。比較部は状態監視部から出力された復調状態信号と、保持部によって保持された復調状態信号とを比較し、一定時間経過後の復調状態の変化具合を示す比較信号を出力する。切替部は、チューナ部におけるRF帯域の利得制御とIF帯域の利得制御との切替点をディレイポイントとするとき、比較部による比較信号と状態監視部から得られる復調状態信号とに基づいて、ディレイポイントの変化量を決定する。ディレイポイント決定部は、切替部で決定されたディレイポイントの変化量から、ディレイポイント値を更新する。一方、信号レベル検出部はチューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する。制御信号発生部はディレイポイント決定部のディレイポイント値と信号レベル検出部の信号レベルとから、RF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を生成し、チューナ部に出力する。
このような発明によれば、高隣接妨害波が存在する場合に誤り訂正処理以前に隣接妨害波を検知することが可能となり、階層伝送の有無に関わらずに受信性能の劣化を抑え、良好な受信状態となるように自動的にディレイポイントを変化させることができる。このため、サイマル放送の環境下において、デュアルAGC機能を有するチューナ部の選局機能を更に向上させることができる。また多数のデジタル放送チャンネルが互いに隣接する場合においても、チューナ部の選局機能を更に向上させることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信機について、図7を用いて説明する。図7は実施の形態1における自動利得制御装置を中心とするデジタル放送受信機の構成図である。
図7に示したデジタル放送受信機は、自動利得制御装置100A、チューナ部101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104を含んで構成される。チューナ部101は入力信号を増幅して所望の帯域のRF信号を選択し、RF信号を増幅してIF信号に周波数変換するものである。直交検波部102はチューナ部101のIF信号からI、Q複素信号を算出するものである。復調部103は、FFTブロック103aとイコライザ103bにより構成され、直交検波部102のI、Q複素信号からデジタル信号を復調するものである。
自動利得制御装置100Aは、チューナ部101のIF信号から受信信号の信号レベルを検出すると共に、復調部103における復調状態を検出する。自動利得制御装置100Aは更に隣接妨害波による所望帯域の復調信号への影響度合いを判定し、影響度合いと受信信号レベルとに応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を生成し、チューナ部101へフィードバックするものである。
実施の形態1の自動利得制御装置100Aは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、復調レベル検出部107、復調レベル判定部108を含む。
信号レベル検出部105はチューナ部101のIF信号から受信信号の信号レベルを検出するものである。復調レベル検出部107は復調部103の復調出力から所望帯域の復調信号の復調レベル信号を検出するものである。復調レベル判定部108は、復調レベル検出部107の復調レベル信号から、隣接妨害波による所望帯域の復調信号への影響を示す復調レベル判定信号を生成するものである。制御信号発生部106は、復調レベル判定部108の復調レベル判定信号と信号レベル検出部105の信号レベルとに応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を生成し、チューナ部101へフィードバックするものである。
ここで自動利得制御装置100Aの構成要素について詳細に説明する。復調レベル検出部107は、図8に示すように、復調帯域抽出ブロック107aと復調レベル算出ブロック107bと復調レベル記憶ブロック107cとから構成される。復調帯域抽出ブロック107aは、図7のFFTブロック103aの出力信号が与えられると、所望帯域の信号を抽出し、その出力を復調レベル算出ブロック107bへ出力する。復調レベル算出ブロック107bは、復調帯域抽出ブロック107aから与えられた信号のレベルを算出し、その出力を復調記憶ブロック107cと復調レベル判定部108とに出力する。復調レベル記憶ブロック107cは、復調レベル算出ブロック107bから与えられた復調レベル信号b1を記憶し、その出力を復調レベル判定部108へ出力する。復調レベル判定部108は、復調レベル算出ブロック107bからの復調レベル信号b1と、復調レベル記憶ブロックからの記憶された復調レベル信号b2とが与えられると、復調レベル判定信号a2を生成し、制御信号発生部106に出力する。
図7及び図8を用いて実施の形態1のディレイポイント制御について説明する。ある受信環境において隣接妨害波が存在する場合、チューナ部101から直交検波部102へ与えられるIF信号d1は、所望帯域の信号に隣接帯域の信号が加えられたものとなる。このとき、所望帯域の信号と隣接波が混合したIF信号d1は分離されることなく直交検波処理及びFFT処理される。利得制御された後の信号の信号レベルは、予め設定する信号レベルで一定となるよう制御されている。このため、隣接妨害波が存在する場合は、所望帯域の信号レベルは隣接妨害波の分だけ小さな値を示す。そこで所望帯域の復調された信号のレベルの変化を調べて、所望帯域への隣接妨害波の影響の度合いを判断することができる。
復調レベル検出部107は、FFTブロック103aのFFT出力信号d2から所望帯域の信号を周波数軸上で抽出し、抽出した信号のレベルを復調レベル記憶ブロック107cに記憶する。この状態でディレイポイントを変化させる。レベル判定信号a1が同じ値であっても、ディレイポイントが変化すると、RF−AGC制御信号c1が変化するため、RF−AGCアンプ202の入出力特性が変化する。入出力特性の変化によって、RF−AGCアンプ202の出力が飽和する入力レベル範囲が変化するため、復調レベル算出ブロック107bにおいて算出される所望帯域の信号レベルも変化する。ディレイポイントの変化前後における所望帯域の信号レベル(復調レベル信号)を比較する。具体的には復調レベル判定部108において、復調レベル記憶ブロック107cから出力されたディレイポイントの変化前の復調レベル信号b2と、復調レベル算出ブロック107bから出力されたディレイポイントの変化後の復調レベル信号b1とを比較する。ディレイポイントの変化後に算出された復調レベル信号b1が、ディレイポイントの変化前に記憶された復調レベル信号b2より大きい場合は、ディレイポイントの変化によってRF−AGCアンプ202の出力が飽和する領域での信号処理が少なくなったことを意味する。
逆にディレイポイント変化後に算出された復調レベル信号b1が、ディレイポイント変化前の復調レベル信号b2より小さい場合は、ディレイポイントの変化によってRF−AGCアンプ202の出力が飽和する領域での信号処理が多くなったことを意味する。それゆえ、RF−AGCアンプ202の出力が飽和する領域での信号処理を減らすようにディレイポイントを変更すればよい。
またRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理が行われない場合、すなわち復調レベル信号b1と記憶された復調レベル信号b2とに差がない場合は、隣接妨害波が存在しないと見なす。この場合はディレイポイントの変更を行う必要はない。
なお、ディレイポイントの更新は随時行う必要はない。ある周期間隔で復調レベル信号b1の信号レベルを平均し、この平均値を用いて信号レベルの比較を行ってもよい。
また隣接妨害波がNTSCのアナログ信号である場合に、RF−AGCアンプ202の出力が飽和すると、所望帯域内の特定周波数上に3次歪成分が現れる。具体的には図9(A)に示すように、所望のOFDM信号に上隣接するNTSC信号が存在する場合に、NTSCの映像搬送波周波数f1と色副搬送波f2及び音声搬送波f3による3次歪成分が2f1−f2、2f1−f3に現れる。同様に図9(B)に示すように、所望のOFDM信号に下隣接するNTSC信号が存在する場合には、3次歪成分が2f2−f1、2f3−f1に現れる。
そこで復調帯域抽出ブロック107aで抽出する信号を、NTSC信号による3次歪が現れる特定周波数のみとし、復調レベル算出ブロック107bにおいて上記特定周波数の信号のみのレベル算出を行うことで、回路規模の縮小化を図ることができる。なお、復調帯域抽出ブロック107aで抽出する信号は、NTSC信号による3次歪が現れる特定周波数の前後に幅を持たせて、周波数ずれに対応できるようにしてもよい。なお、隣接波がNTSC信号の場合を例として説明したが、NTSC信号以外の信号でも実現可能である。
上記の実施の形態では、復調レベル検出部107で算出される所望帯域の信号レベルからRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域で自動利得制御装置100Aが信号処理していた。しかし、チューナ部101からRF−AGCアンプ202の出力の飽和した領域での信号処理をしたことを知らせる信号を制御信号発生部106に出力し、上記信号を合図としてRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理を減らすようにディレイポイントの変更処理を開始するようにしてもよい。
さらに、上記の実施の形態では、制御信号発生部106へ入力されるレベル判定信号a1はチューナ部101のIF信号d1からレベル判定信号a1を算出していた。しかし、直交検波部102以降のベースバンド信号からレベル判定信号a1を算出するようにしてもよい。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2におけるデジタル放送受信機について、図10を用いて説明する。図10は実施の形態2における自動利得制御装置を中心とするデジタル放送受信機の構成図である。
実施の形態2のデジタル放送受信機は、図7に示したデジタル放送受信機において、直交検波部102と復調部103との間に時間軸フィルタ109を設け、自動利得制御装置100Aと異なる自動利得制御装置100Bを設けたことである。
本実施の形態の自動利得制御装置100Bは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、検波レベル算出部110、信号レベル判定部111を有する。
時間軸フィルタ109はデジタルフィルタで構成される。時間軸フィルタ109は直交検波部102の出力信号が与えられると、所望帯域の信号成分を抽出し、復調部103及び検波レベル算出部110へ信号e2を出力する。
信号レベル検出部105は直交検波部102から、サンプリングにより発生するイメージング成分を除去した出力信号が与えられると、レベル判定信号a1を生成し、制御信号発生部106へ出力する。検波レベル算出部110は時間軸フィルタ109から与えられた信号e2のレベルを算出し、算出結果を検波レベル信号a3として信号レベル判定部111へ出力する。信号レベル判定部111は検波レベル算出部110から検波レベル信号a3が与えられ、信号レベル検出部105のレベル算出ブロック105aからサンプリングによるイメージング成分を除去する前のパワー情報pwが与えられると、信号レベル判定信号a4を制御信号発生部106に出力する。
図10及び図11を用いて実施の形態2のディレイポイント制御について説明する。ある受信環境において隣接妨害波が存在する場合、所望帯域の信号に所望帯域以外の信号を加えた信号がチューナ部101から出力される。このとき、時間軸フィルタ109は所望帯域内の信号e2のみを抽出する。信号レベル判定部111は、抽出された信号e2のレベルである検波レベル信号a3と、レベル算出ブロック105aで算出されたパワー情報pwとを比較する。検波レベル信号a3の方がパワー情報pwよりも信号レベルが小さければ、隣接妨害波が存在していることを示す。それ故制御信号発生部106はディレイポイントを変化させる。
レベル判定信号a1が同一値のとき、ディレイポイントの変化によって制御信号発生部106からRF−AGCアンプ202へフィードバックされるRF−AGC制御信号c1は変化する。このため、RF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域で信号処理する量が変化する。ディレイポイントは上記領域での信号処理を減らすように変更されればよい。
またRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理がない場合、すなわち検波レベル信号a3とパワー情報pwとに差がない場合は、隣接妨害波が存在しないと見なす。この場合、制御信号発生部106はディレイポイントの変更を行わない。
なお、信号レベル判定部111での信号レベルの比較によって、ディレイポイントの更新は随時行う必要はなく、ある周期間隔で平均した検波レベル信号a3及びパワー情報pwを用いて比較を行ってもよい。
上記の実施の形態ではレベル算出ブロック105aと検波レベル算出部110で算出される信号レベルを比較することで、RF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理の有無を検知していた。しかし、チューナ部101からRF−AGCアンプ202の出力の飽和した領域で信号処理が行われていることを直接知らせる信号を、制御信号発生部106へ出力し、上記信号を合図としてRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理を減らすように、ディレイポイントの変更処理を開始するようにしてもよい。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3におけるデジタル放送受信機について、図12を用いて説明する。図12は実施の形態3における自動利得制御装置を中心とするデジタル放送受信機の構成図である。
本実施の形態のデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様の直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1、2と異なる構成のチューナ部101Cと自動利得制御装置100Cとを設けたことである。自動利得制御装置100Cは信号レベル検出部105と制御信号発生部106とを有する。この実施の形態では、チューナ部101Cは隣接妨害波の存在を検知して隣接判定信号h1を制御信号発生部106に出力し、ディレイポイントを制御する。
図12及び図13を用いて実施の形態3のディレイポイント制御について説明する。図13に示すように、チューナ部101Cは図2のチューナ部に対して第1のレベル検出ブロック215、第2のレベル検出ブロック216、隣接判定(A.J.)ブロック217を追加したものである。第1のレベル検出ブロック215は第1の中間周波数(IF)信号d3を入力して、信号レベルを検出して第1の中間周波数信号レベルa5を隣接判定ブロック217へ出力する。第2のレベル検出ブロック216は第2の中間周波数信号d4を入力し、信号レベルを検出して第2の中間周波数信号レベルa6を隣接判定ブロック217へ出力する。隣接判定ブロック217は第1の中間周波数信号レベルa5と第2の中間周波数信号レベルa6とから、隣接妨害波の妨害具合を判断して隣接判定信号h1を制御信号発生部106に出力する。
隣接妨害波が存在した場合、チューナ部101のSAWフィルタ209の入力信号には、所望帯域以外の信号が含まれるが、SAWフィルタ209の出力信号では所望帯域外の成分は取り除かれる。そこでSAWフィルタ209の入力部及び出力部での信号レベルを比較して隣接妨害波の存在を検知し、ディレイポイントを変化させる。
レベル判定信号a1が同一値のとき、ディレイポイントを変化させると、RF−AGCアンプ202へフィードバックされるRF−AGC制御信号c1は変化する。この場合RF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理量が変化するので、ディレイポイントは上記領域での信号処理量を減らすように変更すればよい。
またRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理が行われない場合、すなわち第1の中間周波数信号レベルa5と第2の中間周波数信号レベルa6に差がない場合は、隣接妨害波が存在しないと見なし、ディレイポイントの変更を行わない。
なお、隣接判定ブロック217での信号レベルの比較によるディレイポイントの更新は随時行う必要はない。これに代えて第1の中間周波数信号d3及び第2の中間周波数信号d4の信号レベルをある周期間隔で平均し、この平均値を用いて比較を行ってもよい。
さらに、この実施の形態では、制御信号発生部106へ入力されるレベル判定信号a1は、チューナ部101のIF信号d1から算出していた。しかし、直交検波部102以降のベースバンド信号からレベル判定信号a1を算出してもよい。
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4におけるデジタル放送受信機について、図14を用いて説明する。図14は本発明の実施の形態4における自動利得制御装置を中心とするデジタル放送受信機の構成図である。
本実施の形態のデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ部101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜3と異なる構成の自動利得制御装置100Dを設けたことである。自動利得制御装置100Dは信号レベル検出部105、制御信号発生部106、C/N検出部112、C/N判定部113を有する。
C/N検出部112は、図15に示すようにC/N算出ブロック112aとC/N記憶ブロック112bとから構成される。C/N算出ブロック112aは、復調部103から与えられた復調信号jを基にキャリア電力と雑音電力を算出した後、キャリア対雑音比(C/N)情報を算出してC/N記憶ブロック112bとC/N判定部113へC/N情報i1を出力する。C/N記憶ブロック112bは、C/N算出ブロック112aから与えられたC/N情報i1を記憶し、C/N判定部113へ出力する。C/N判定部113はC/N算出ブロック112aから入力されたC/N情報i1と、C/N記憶ブロック112bから入力されたC/N情報i2とを用いてC/N判定信号h2を生成し、制御信号発生部106へ出力する。
図14及び図15を用いて実施の形態4のディレイポイント制御について説明する。ある受信環境において隣接妨害波が存在する場合、チューナ部101から直交検波部102に与えられたIF信号d1は、所望帯域の信号に隣接帯域の信号が加えられたものとなっている。このため所望帯域の信号と隣接波が混合したIF信号d1は分離されることなく、直交検波処理及び復調処理される。
C/N検出部112は、復調部103からの信号を基にキャリア電力と雑音電力を算出し、算出した信号のC/N情報i1をC/N記憶ブロック112bに記憶させる。そしてその状態でディレイポイントを変化させる。ディレイポイントの変化によって、チューナ部101のRF−AGCアンプ202へフィードバックされるRF−AGC制御信号c1が変化する。このため、RF−AGCアンプ202の出力が飽和せずに変化する入力レベルの範囲が変化し、C/N算出ブロック112aで算出されるC/N情報i1が変化する。そこでディレイポイントの変化に応じて算出されたC/N情報i1と、ディレイポイントを変化させる前に算出し、C/N記憶ブロック112bに記憶されたC/N情報i2とをC/N判定部113に与え、C/N判定部113がこれらの情報を比較する。
ディレイポイントを変化させた後に算出されたC/N情報i1の方が、変化させる前のC/N情報i2に比べて大きいときは、ディレイポイントの変化によってRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域(非線形領域)での信号処理が少なくなったことを意味する。逆にディレイポイントを変化させる前に算出されたC/N情報i2の方が、変化させた後のC/N情報i1に比べ小さいときは、ディレイポイントの変化によってRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理が多くなったことを意味する。そこで、常にRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理を減らすようにディレイポイントを変更すればよい。
またRF−AGCアンプ202の出力が飽和した領域での信号処理が行われない場合、すなわちC/N情報i1と記憶されたC/N情報i2に差がない場合は、隣接妨害波が存在しないと見なし、ディレイポイントの変更を行わない。
なお、ディレイポイントの更新は随時行う必要はない。ある周期間隔で復調レベル信号b1の信号レベルを平均し、この平均値を用いて信号レベルの比較を行ってもよい。
さらに、上記説明では現在のC/N情報i1と記憶されたC/N情報i2とを比較した。これに代えて、予め受信性能が著しく劣化するC/N情報i2をメモリに蓄えておき、メモリから読み出したC/N情報i2と現在のC/N情報i1とを比較することで、ディレイポイントを制御することもできる。
さらに、この実施の形態では、制御信号発生部106へ入力されるレベル判定信号a1はチューナ部101のIF信d1から算出していた。レベル判定信号a1は直交検波部102以降のベースバンド信号から算出してもよい。
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5におけるデジタル放送受信機について、図16〜図18を参照しながら説明する。図16は本発明の実施の形態5におけるデジタル放送受信機の要部構成図である。このデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜4の自動利得制御装置と異なる構成の自動利得制御装置100Eを有している。
自動利得制御装置100Eは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、状態監視部120、保持部121、比較部(COMP.)122、切替部123、ディレイポイント決定部(OP.DET.)124により構成される。
復調部103は、直交検波部102から出力され、I,Q信号から構成される複素信号をアナログ/デジタル変換した後、同期処理を含む復調処理を行い、復調信号jを誤り訂正部104及び状態監視部120に出力する。状態監視部120は復調部103より与えられた復調信号jから復調状態を示す復調状態信号sを生成し、保持部121、比較部122の第1の入力端、切替部123へ出力する。保持部121は状態監視部120より与えられた復調状態信号sを一定時間保持し、比較部122の第2の入力端へ供給する。
比較部122は、状態監視部120から出力された現在の復調状態信号siと、保持部121より出力される所定時間前の復調状態信号sjとを比較し、比較結果を切替部123に出力する。
切替部123は図17に示すように状態判定ブロック123aと選択ブロック123bとを有している。状態判定ブロック123aは図16の状態監視部120から供給された復調状態信号sを用いて復調状態の良し悪しの判定を行い、その判定結果を選択ブロック123bに出力する。選択ブロック123bは状態判定ブロック123aから与えられた判定結果、及び比較部122から与えられた比較信号kを基に、ディレイポイントの変化幅Δdpを決めるステップ信号を決定し、ディレイポイント決定部124に出力する。ここでディレイポイント決定部124は、ディレイポイントの変化量からディレイポイント値を更新し決定するもので、カウンタを用いて構成される。
ディレイポイント決定部124は切替部123より与えられたステップ信号に応じてディレイポイントの値を増減させ、ディレイポイント値dpの信号として制御信号発生部106へ出力する。信号レベル検出部105はチューナ部101より与えられたIF信号の信号レベルを検出し、受信レベル信号として制御信号発生部106へ出力する。
制御信号発生部106はディレイポイント決定部124より与えられたディレイポイント値dpによって制御関数を決定し、信号レベル検出部105より与えられた受信レベル信号に応じて、チューナ部101の内部のRF−AGCアンプ202にRF−AGC制御信号c1を出力すると共に、IF−AGCアンプ210にIF−AGC制御信号c2を出力する。
図17及び図18を用いて本実施の形態におけるディレイポイントの制御方法について説明する。ここでは一例として、誤り率やノイズ量などの隣接妨害チャネルからの影響が大きいほど大きな値をとる復調状態信号sを設定する。そしてこの復調状態信号sを用いた制御方法について述べる。復調状態信号sの第1の閾値をs1とし、隣接妨害チャネルからの影響が小さく、復調状態が比較的良好な場合(s≦s1)を考える。これは図18の領域Bに相当する。このような場合には、状態監視部120から与えられた復調状態信号sを基に、状態判定ブロック123aは復調状態が良好と判定する。比較部122から与えられた比較信号を基に、選択ブロック123bは変化幅の小さなステップ幅1を選択し、この値をステップ信号として図16のディレイポイント決定部124に出力する。こうして例えば図18のディレイポイント値dp1から最適なディレイポイント値dp2へ収束させることができる。
一方、図中の領域Aで示すように隣接妨害チャネルからの影響が大きく、復調状態が著しく劣化した場合(s>s1)には、ステップ幅1の変化幅では、復調状態に明確な差を生むことができない。そこで、状態監視部120から与えられた復調状態信号sを基に、状態判定ブロック123aは復調状態が劣化していると判定し、選択ブロック123bは比較部122から与えられた比較信号に関わらず、ステップ幅1より変化幅の大きな正のステップ幅2のステップ信号をディレイポイント決定部124に出力する。変化幅の大きなステップ幅2のステップ信号を用いることによって、図18のs>s1の領域からs≦s1の領域に受信状態を遷移させる。こうしてディレイポイント遷移前後の復調状態に明確な違いを生じさせ、比較部122からの比較信号を基にしたディレイポイント制御を有効に機能させることができる。なお、復調状態の悪いs>s1場合においては、比較制御が可能となる状態に復調状態信号sを変化させることが目的であるため、ディレイポイントの最適点を見つける必要はなく、ディレイポイントは増加させるだけの一方向のみの制御でよい。
この状態より更にディレイポイントを大きくし過ぎると、図18の領域Cに示すようにNFによる受信特性の劣化が起こり得る。このため復調状態信号を、NFによる受信特性の劣化が起こらない値とするため、上記の動作に加えてディレイポイントがある大きさ以上にならないように予めディレイポイント決定部124に閾値を設ける。そしてこの閾値で復調状態信号sの値をクリップすることも受信特性を改善する上で有効である。こうして制御信号発生部106は、ディレイポイント値と受信信号の信号レベルとからRF信号の利得及びIF信号の利得を制御する。
(実施の形態6)
次に本発明の実施の形態6におけるデジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。図19は実施の形態6におけるデジタル放送受信機の要部構成図である。このデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜4の自動利得制御装置と異なる構成の自動利得制御装置100Fを有している。
自動利得制御装置100Fは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、状態監視部120、保持部121、比較部122、切替部125、ディレイポイント決定部124により構成される。
切替部125は図20に示すように状態判定ブロック125aと選択ブロック125bとを有している。状態判定ブロック125aは図19の状態監視部120から与えられた復調状態信号と、ディレイポイント決定部124から出力されたディレイポイント値dpとを用いて、復調状態の良し悪しを判定し、その判定結果を選択ブロック125bに出力する。
選択ブロック125bは、状態判定ブロック125aから与えられた判定結果及び比較部122から与えられた比較信号kを基に、ディレイポイント値dpの変化幅Δdpを決め、これをステップ信号として図19のディレイポイント決定部124に出力する。ディレイポイント決定部124は切替部125より与えられたステップ信号に応じてディレイポイント値を増減させ、ディレイポイント値dpを生成し、制御信号発生部106、切替部125内部の状態判定ブロック125aに出力する。
図19〜図21を用いて本実施の形態のディレイポイント制御方法について説明する。一例として隣接妨害チャネルからの影響が大きい場合、即ち図18の領域A,Bで示すように復調状態信号sが大きな値をとる場合の制御方法については、実施の形態5での制御方法と同一である。ディレイポイントがdp2より大きいゾーンでは、NFによる受信特性の劣化を防ぐために、図20に示すように切替部125内部の選択ブロック125bにおいて、ステップ幅1より変化幅の大きな負のステップ幅3を設ける。
ディレイポイント値dpが大きく、かつ復調状態信号sが大きな場合には、ステップ幅1より大きな変化幅でディレイポイント値dpを小さくするようなステップ信号をディレイポイント決定部124に出力する。変化幅の大きな負のステップ信号を用いるということは、ディレイポイント値dpが大きくなり過ぎて、NFによる受信性能の劣化が起こる場合の性能改善に有効である。ステップ幅1、ステップ幅2、ステップ幅3のように、3選択式の選択ブロック125bを用いることによって、隣接妨害に対する高い抑圧特性と低雑音特性を併せ持つことができる。復調状態信号s及びディレイポイント値dpに応じたステップ信号は図21のようになる。
(実施の形態7)
次に本発明の実施の形態7におけるデジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。図22は実施の形態7におけるデジタル放送受信機の要部構成図である。
このデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜6の自動利得制御装置と異なる構成の自動利得制御装置100Gを有している。
自動利得制御装置100Gは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、状態監視部120、保持部121、比較部122、切替部123、ディレイポイント決定部124、最良ディレイポイント(O.DP.)保持部126、タイミング制御部127により構成される。
最良ディレイポイント保持部(以下、最良DP保持部という)126は、ディレイポイント決定部124から出力されたディレイポイント値dpの信号を保持し、状態監視部120から出力された復調状態信号sを保持する。最良DP保持部126は、タイミング制御部127からタイミング信号が与えられると、制御信号発生部106に最適のディレイポイント値dpを選択して出力するものである。他の部分の構成は図16に示した構成と同一であり、同一部分の説明は省略する。
最良DP保持部126及びタイミング制御部127の機能について図23を用いて説明する。復調状態信号sの更新間隔は、切替部123から出力されるステップ信号の更新間隔と同じであり、ディレイポイント決定部124から最良DP保持部126に与えられるディレイポイント値の更新間隔とも同じである。復調状態信号及びディレイポイント値の信号は、実施の形態5におけるデジタル放送受信機と同様に上記の更新周期毎で変化する。しかし、移動体受信のように、デジタル放送受信機のおかれた環境が時間によって変化する場合には、ディレイポイント値dpが一定値に落ち着かないことがある。
そこで上記のディレイポイントの更新間隔のn倍(nは整数)の時間を周期Tとして、周期T毎に最適なディレイポイントを求め、求めたディレイポイントを次周期のディレイポイント変化の開始点として自動利得制御装置を動作させる。具体的には、図23に示すように、時刻t=0〜Tの区間において復調状態信号sの最小点の値をNmin1とする。最良DP保持部126はこの最小点の値Nmin1をとるときのディレイポイント値dpm1を求めて記憶・保持する。そして、次周期Tの区間、即ちt=T〜2Tにおけるディレイポイントの変化の開始点dpm1として、実施の形態5で述べたようなディレイポイントの制御を行う。
同様にt=2T〜3Tにおいても、復調状態信号sの最小点の値Nmin2をとったときのディレイポイント値をdpm2として求めて記憶・保持する。これをt=3T〜4Tにおけるディレイポイントの変化の開始点とする。このような動作を繰り返すことによって、復調状態信号sはその受信環境において最小(最良)の値をとるように収束していき、その変化と同様にディレイポイントも収束していく。
(実施の形態8)
次に本発明の実施の形態8におけるデジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。図24は実施の形態8におけるデジタル放送受信機の要部構成図である。
このデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜6の自動利得制御装置と異なる構成の自動利得制御装置100Hを有している。
自動利得制御装置100Hは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、状態監視部120、保持部121、比較部122、切替部125、ディレイポイント決定部124、最良ディレイポイント保持部126、タイミング制御部127により構成される。
最良ディレイポイント保持部(以下、最良DP保持部という)126はディレイポイント決定部124から与えられたディレイポイント値dpの信号を保持し、状態監視部120から出力された復調状態信号sを保持すると共に、タイミング制御部127からタイミング信号を与えられると、制御信号発生部106にディレイポイント値dpを出力するものである。
本実施の形態におけるデジタル放送受信機は、ディレイポイント決定部124から出力されるディレイポイント値dpを切替部125に出力する。そして図20に示す選択ブロック125bで選択されたステップ信号をディレイポイント決定部124に出力することで、隣接チャネル信号による信号の歪みを抑圧することが可能となり、また、これに加えてNFの増加による受信特性の劣化を防ぐことが可能となる。
(実施の形態9)
次に本発明の実施の形態9におけるデジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。図25は実施の形態9におけるデジタル放送受信機の要部構成図である。
このデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜6の自動利得制御装置と異なる構成の自動利得制御装置100Iを有している。
自動利得制御装置100Iは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、状態監視部120、保持部121、比較部122、ディレイポイント(DP)決定部124、同期状態監視部128、切替部129により構成される。
同期状態監視部128は、復調部103における同期処理の結果として同期状態を監視し、所定の同期状態に達した時点でディレイポイントの制御を開始するように、制御開始フラグFを切替部129へ出力する。なお、同期状態監視部128は、所定の同期状態に達した時点から更に一定の時間が経過した時点でディレイポイントの制御を開始するように、制御開始フラグFを切替部129に出力するようにしてもよい。
切替部129は、図26に示すように制御カウンタ129aと状態判定ブロック129bと選択ブロック129cとを有している。制御カウンタ129aは同期状態監視部128から供給された制御開始フラグFによりリセットされる。そして以降は切替部129より出力されるステップ信号が更新される度にカウントアップすることで制御回数Nを計数する。制御カウンタ129aは計数した制御回数Nを状態判定ブロック129bに出力する。状態判定ブロック129bは図19の状態監視部120から与えられた復調状態信号sと、ディレイポイント決定部124から与えられたディレイポイント値dpと、制御カウンタ129aから与えられた制御回数Nとを用いて、復調状態の良し悪しを判定し、その判定結果を選択ブロック129cに出力する。
選択ブロック129cは、状態判定ブロック129bから与えられた判定結果及び比較部122から与えられた比較信号kを基に、ディレイポイント値dpの変化幅Δdpを決めるステップ信号を決定し、その値を図25のディレイポイント決定部124に出力する。ディレイポイント決定部124は切替部129より与えられたステップ信号に応じてディレイポイント値を増減させ、ディレイポイント値dpを制御信号発生部106、切替部129内部の状態判定ブロック129bに出力する。
図27を用いて本実施の形態のディレイポイント制御方法について説明する。まず制御回数Nが0、すなわち制御開始直後で、かつ復調状態信号sが小さな場合には、ステップ幅1をステップ信号としてディレイポイント決定部124に出力する。さらにこれ以降、制御回数Nが1以上の場合に、常にステップ幅1をステップ信号としてディレイポイント決定部124に出力する。これは、隣接妨害チャネルがない場合に、不必要にディレイポイント値を大きな値に変化させることにより、NFの劣化を引き起こすことを避けるためである。
また制御回数Nが0で、かつ復調状態信号sが大きな場合には、隣接妨害チャネルが存在する可能性があるものとする。ステップ幅1より変化幅の大きな正のステップ幅2をステップ信号としてディレイポイント決定部124に出力する。
さらに制御回数Nが1で、ディレイポイント値dpが大きく、比較信号として復調状態が同等もしくは劣化した場合には、ディレイポイント値dpの変化による性能改善がないものとして、ステップ幅1より変化幅の大きな負のステップ幅3をステップ信号としてディレイポイント決定部124に出力する。
また制御回数が1で、ディレイポイント値dpが大きく、比較信号として復調状態が良化した場合には、隣接妨害チャネルが存在するものとして、ステップ幅1をステップ信号としてディレイポイント決定部124に出力する。
そして制御回数Nが2以上の場合、常にステップ幅1をステップ信号としてディレイポイント決定部124に出力する。
上記のようにディレイポイント値が小さい場合と大きい場合とで復調状態を比較することで、隣接妨害チャネルの存在の有無を素早く判定し、最適なディレイポイント値への収束を早めることができる。
(実施の形態10)
次に本発明の実施の形態10におけるデジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。図28は実施の形態10におけるデジタル放送受信機の要部構成図である。
このデジタル放送受信機は、実施の形態1と同様のチューナ101、直交検波部102、復調部103、誤り訂正部104に加え、実施の形態1〜6の自動利得制御装置と異なる構成の自動利得制御装置100Jを有している。
自動利得制御装置100Jは、信号レベル検出部105、制御信号発生部106、状態監視部120、保持部121、比較部122、ディレイポイント決定部124、最良DP保持部126、タイミング制御部127、同期状態監視部128、切替部129により構成される。
最良DP保持部126はディレイポイント決定部124から与えられたディレイポイント値dpの信号を保持し、状態監視部120から出力された復調状態信号sを保持すると共に、更にタイミング制御部127からタイミング信号が与えられると、制御信号発生部106にディレイポイント値dpを出力する。他の部分の構成につては図25に示したものと同一であり、同一部分の説明は省略する。
最良DP保持部126及びタイミング制御部127の機能は、実施の形態7におけるデジタル放送受信機と同一である。本実施の形態におけるデジタル放送受信機は、ディレイポイント決定部124から出力されるディレイポイント値dpの信号を切替部129に出力する。そして図26の選択ブロック129cで選択されたステップ信号をディレイポイント決定部124に出力することで、隣接チャネル信号による信号の歪みを抑圧することが可能となる。また、これに加えてNFの増加による受信特性の劣化を防ぐことが可能となる。
以上のように各実施の形態では、デジタル放送受信機の自動利得制御装置の機能を中心に説明したが、これに限定されるものでない。本発明はこれ以外のOFDM伝送方式を用いた無線伝送受信機の自動利得制御装置にも適用可能である。
前述した実施の形態2、3、4は、OFDM伝送方式を用いたデジタル放送受信機の自動利得制御装置に限定されるものではなく、無線伝送受信機の自動利得制御装置にも適用可能である。
さらに固定受信に加え、移動受信も可能とするデジタル放送受信機においては、ディレイポイントの更新間隔を固定受信時に比べて移動受信時に短くすることで、より安定した受信性能を得ることができる。
また実施の形態7、8、10のデジタル放送受信機において、タイミング制御部127から出力されるタイミング信号の値は固定値である必要はなく、デジタル放送受信機の使用環境、受信環境に応じて変化させてもよい。
また実施の形態5〜10のデジタル放送受信機において、ディレイポイント制御は正負に小さく変化するステップ幅と異なるものとして、大きなステップ幅を設けた。しかし大きなステップ幅の変化量を1つだけ設ける必要はなく、異なる変化量の複数個のステップ幅を設けて、より細かい条件でステップ信号を選択するようにしても良い。こうすれば、最適なディレイポイント値への収束を速めることも可能となる。
また実施の形態5〜10のデジタル放送受信機において、ディレイポイント制御に用いるステップ幅は常に固定値を用いるのではなく、制御開始からの時間経過や制御回数に依存して変化するものとしてもよい。また、実施の形態5〜10のデジタル放送受信機は、制御開始からの時間経過や制御回数に依存して、ディレイポイント制御に用いるステップ幅を徐々に小さくするものとしてもよい。これにより、ディレイポイント値の急激な変動による性能劣化を避けることができる。
更に実施の形態5〜10のデジタル放送受信機におけるディレイポイント制御は、NFによる劣化を抑えるため、予めディレイポイント値を小さな値に設定し、受信環境に応じて値を大きくするようにステップ信号を切り替えた。しかしこれとは逆に、予めディレイポイント値を大きな値に設定して、受信環境に応じて値が小さくなるようにステップ信号を切り替えて、最適のディレイポイント値を探すようにしてもよい。
なお実施の形態5〜10のデジタル放送受信機において、ディレイポイント制御は復調状態信号が受信状態の劣化と共に大きくなるものとして説明したが、CNR(Carrier to Noise Ratio)のように受信状態の劣化と共に値が小さくなるものを復調状態信号としてもよい。
また実施の形態5〜10のデジタル放送受信機において、ディレイポイント制御は復調前の信号レベルを基にした自動利得制御について説明したが、復調後の信号レベルに応じた自動利得制御についても適用できる。
実施の形態5〜10のデジタル放送受信機において、自動利得制御装置のディレイポイント制御は必ずしも常に行う必要はない。消費電力削減のために一定時間経過後にディレイポイント制御を停止させることも考えられる。更に実施の形態1〜6で述べたデジタル放送受信機の自動利得制御装置は、一定時間経過後に一旦ディレイポイント制御を停止させ、更に一定時間経過後にディレイポイント制御を再開させるものとしてもよい。
また実施の形態5〜10のデジタル放送受信機において、一定時間経過後に一旦ディレイポイント制御を停止させ、復調状態が劣化した時点でディレイポイント制御を再開させてもよい。これにより、受信環境の変化への対応、及び消費電力の削減の両方を達成することが可能である。
本発明のデジタル放送受信機は、低雑音特性と隣接チャネルによる妨害抑圧特性を併せ持つ自動利得制御装置を内蔵しているので、デジタルTV放送、デジタルラジオ放送などの受信装置として有用である。特にサイマル放送の環境下において、デュアルAGC機能を有するチューナ部の選局機能を更に向上させることができる。またサイマル放送の環境下のみならず、多数のデジタル放送チャンネルが互いに隣接する場合においても、好適に利用できる。
従来のデジタル受信機の構成図である。 各実施の形態におけるチューナ部の内部構成を示すブロック図である。 信号レベル検出部の内部構成を示すブロック図である。 (a)及び(b)は制御信号発生部における利得の分配方法を示す説明図である。 RF−AGCアンプの入出力特性図である。 FFT出力の周波数特性図である。 本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信機の構成図である。 復調レベル検出部の内部構成を示すブロック図である。 (A)及び(B)は隣接するNTSC信号のOFDM信号への影響を示す説明図である。 本発明の実施の形態2におけるデジタル放送受信機の構成図である。 実施の形態2における信号レベル判定ブロックの構成図である。 本発明の実施の形態3におけるデジタル放送受信機の構成図である。 本発明の実施の形態3におけるチューナ部の構成図である。 本発明の実施の形態4におけるデジタル放送受信機の構成図である。 実施の形態4におけるC/N検出部に関わるブロック図である。 本発明の実施の形態5におけるデジタル放送受信機の構成図である。 実施の形態5のデジタル放送受信機に用いられる切替部の内部構成図である。 デジタル放送受信機における復調状態とディレイポイントとの関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態6におけるデジタル放送受信機の構成図である。 実施の形態6のデジタル放送受信機に用いられる切替部の内部構成図である。 実施の形態6のデジタル放送受信機において、復調状態信号、ディレイポイント、ステップ信号の対応関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態7におけるデジタル放送受信機の構成図である。 実施の形態7のデジタル放送受信機において、復調状態信号とディレイポイントの時間変化を示す状態図である。 本発明の実施の形態8におけるデジタル放送受信機の構成図である。 本発明の実施の形態9におけるデジタル放送受信機の構成図である。 実施の形態9のデジタル放送受信機に用いられる切替部の内部構成図である。 実施の形態9における切替部の動作条件を示す状態図である。 本発明の実施の形態10におけるデジタル放送受信機の構成図である。

Claims (33)

  1. 入力信号を増幅して所望の帯域のRF信号を選択し、前記RF信号を増幅してIF信号に周波数変換するチューナ部と、
    前記チューナ部のIF信号からI、Q複素信号を算出する直交検波部と、
    前記直交検波部のI、Q複素信号からデジタル信号を復調する復調部と、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出すると共に、前記復調部における復調状態を検出し、隣接妨害波による所望帯域の復調信号への影響度合いを判定し、前記影響度合いと前記受信信号レベルとに応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を生成し、前記チューナ部へフィードバックする自動利得制御装置と、を具備することを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記自動利得制御装置は、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記復調部の復調出力から所望帯域の復調信号の復調レベル信号を検出する復調レベル検出部と、
    前記復調レベル検出部の復調レベル信号から、隣接妨害波による前記所望帯域の復調信号への影響を示す復調レベル判定信号を生成する復調レベル判定部と、
    前記復調レベル判定部の復調レベル判定信号と前記信号レベル検出部の信号レベルとに応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を生成し、前記チューナ部へフィードバックする制御信号発生部と、を有し、
    前記チューナ部は、
    前記RF帯域の利得制御信号に基づき前記RF信号のレベル制御を行うRF−AGCアンプと、
    前記IF帯域の利得制御信号に基づき前記IF信号のレベル制御を行うIF−AGCアンプとを有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記復調レベル検出部は、
    前記復調部でフーリエ変換された周波数信号から所望帯域の信号を抽出する復調帯域抽出ブロックと、
    前記復調帯域抽出ブロックで得られた所望帯域の信号レベルを算出する復調レベル算出ブロックと、
    前記チューナ部におけるRF帯域の利得制御と前記IF帯域の利得制御との切替点をディレイポイントとするとき、前記ディレイポイントを変化させる前の所望帯域の信号レベルを保持する復調レベル記憶ブロックと、を備え、
    前記ディレイポイントを変化させる前の所望帯域の信号レベルと前記ディレイポイントを変化させた後の所望帯域の信号レベルとを比較し、隣接妨害波の所望帯域への影響度を判定することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記復調帯域抽出ブロックは、
    所望帯域以外の信号による3次歪が現れる周波数のみを抽出することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記復調帯域抽出ブロックは、
    NTSC信号による3次歪が現れる周波数のみを抽出することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送受信機。
  6. 前記直交検波部と前記復調部との間に、前記復調部のI、Q複素信号から所望帯域の信号を抽出する時間軸フィルタを設け、
    前記自動利得制御装置は、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記時間軸フィルタの出力信号から所望帯域の信号レベルを算出する検波レベル算出部と、
    前記検波レベル算出部で得られたの所望帯域の信号レベルと前記信号レベル検出部で得られた信号レベルとから、隣接妨害波の所望帯域の信号への影響を示す信号レベル判定信号を生成する信号レベル判定部と、
    前記信号レベル判定部の信号レベル判定信号と前記信号レベル検出部の信号レベルとに応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を前記チューナ部へフィードバックする制御信号発生部と、を有し、
    前記チューナ部は、
    前記RF帯域の利得制御信号に基づき前記RF信号のレベル制御を行うRF−AGCアンプと、
    前記IF帯域の利得制御信号に基づき前記IF信号のレベル制御を行うIF−AGCアンプとを有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  7. 前記チューナ部は、
    前記RF帯域の利得制御信号に基づき前記RF信号のレベル制御を行うRF−AGCアンプと、前記IF帯域の利得制御信号に基づき前記IF信号のレベル制御を行うIF−AGCアンプとを有し、入力信号を増幅して所望の帯域のRF信号を選択し、前記RF信号を増幅してIF信号に周波数変換すると共に、隣接妨害波の所望帯域の信号への影響を示す隣接判定信号を生成するものであり、
    前記自動利得制御装置は、
    前記チューナ部の隣接判定信号と前記信号レベル検出部の信号レベルとに応じてRF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を前記チューナ部へフィードバックする制御信号発生部を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  8. 前記チューナ部は、
    前記RF−AGCアンプと前記RF−AGCアンプに加えて、中間周波数に周波数変換された第1の中間周波数信号の信号レベルを算出する第1のレベル検出ブロックと、
    前記第1の中間周波数信号を帯域制限し、第2の中間周波数信号に変換する帯域制限フィルタと、
    前記第2の中間周波数信号の信号レベルを算出する第2のレベル検出ブロックと、
    前記第1の中間周波数信号の信号レベルと前記第2の中間周波数信号の信号レベルとを比較し、隣接妨害波の所望帯域への影響を判定する隣接判定ブロックと、を有することを特徴とする請求項7記載のデジタル放送受信機。
  9. 前記自動利得制御装置は、
    前記復調部の復調信号からC/Nを算出するC/N検出部と、
    前記C/N検出部のC/N情報から隣接妨害波による所望帯域の信号への影響を示すC/N判定信号を生成するC/N判定部と、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記信号レベル検出部の信号レベルと前記C/N判定部のC/N判定信号とから、RF帯域の利得制御信号及びIF帯域の利得制御信号を前記チューナ部へフィードバックする制御信号発生部と、を有し、
    前記チューナ部は、
    前記RF帯域の利得制御信号に基づき前記RF信号のレベル制御を行うRF−AGCアンプと、
    前記IF帯域の利得制御信号に基づき前記IF信号のレベル制御を行うIF−AGCアンプとを有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  10. 前記C/N検出部は、
    前記復調部の復調信号からC/N情報を算出するC/N算出手段と、
    前記C/N算出手段のC/N情報を記憶するC/N記憶手段と、を備え、
    前記チューナ部におけるRF帯域の利得制御と前記IF帯域の利得制御との切替点をディレイポイントとするとき、ディレイポイントを変化させる前の前記C/N情報とディレイポイントを変化させた後の前記C/N情報を比較して隣接妨害波の所望帯域への影響を判定することを特徴とする請求項9記載のデジタル放送受信機。
  11. 前記C/N情報の比較を、前記C/N算出手段で算出したC/N情報と予めメモリに記憶した固定のC/N情報とで行うことを特徴とする請求項10記載のデジタル放送受信機。
  12. 前記自動利得制御装置は、
    前記復調部の復調出力から復調状態を検出し、復調状態信号を生成する状態監視部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号を一定時間保持する保持部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号と前記保持部によって保持された復調状態信号とを比較し、一定時間経過後の復調状態の変化具合を示す比較信号を出力する比較部と、
    前記チューナ部におけるRF帯域の利得制御と前記IF帯域の利得制御の切替点をディレイポイントとするとき、前記比較部による比較信号と前記状態監視部から得られる復調状態信号とに基づいて復調状態が良いときに変化幅の小さいステップ幅を選択し、復調状態が悪いときに変化幅の大きいステップ幅を選択するように前記ディレイポイントの変化量を決定する切替部と、
    前記切替部で決定されたディレイポイントの変化量から、前記ディレイポイント値を更新するディレイポイント決定部と、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記ディレイポイント決定部のディレイポイント値と前記信号レベル検出部の信号レベルとから、前記RF帯域の利得制御信号及び前記IF帯域の利得制御信号を生成する制御信号発生部と、を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  13. 前記切替部は、
    前記復調状態信号から受信状態を判定する受信状態判定ブロックと、
    前記比較部の比較結果と前記受信状態判定ブロックの判定結果とからディレイポイント変化量を決定する選択ブロックと、を有することを特徴とする請求項12記載のデジタル放送受信機。
  14. 前記切替部は、
    前記復調状態信号と前記ディレイポイント値とから受信状態を判定する受信状態判定ブロックと、
    前記比較部の比較結果と前記受信状態判定ブロックの判定結果とからディレイポイント変化量を決定する選択ブロックと、を有することを特徴とする請求項12記載のデジタル放送受信機。
  15. 前記選択ブロックは、
    異なる複数個のディレイポイント変化量から、特定のディレイポイント変化量を選択して決定することを特徴とする請求項13記載のデジタル放送受信機。
  16. 前記選択ブロックで選択する前記ディレイポイント変化量は、複数個の変化量のうち少なくともその1つが他の変化量と大きく異なる値を持つことを特徴とする請求項15記載のデジタル放送受信機。
  17. 前記自動利得制御装置は、
    前記復調部の復調出力から復調状態を検出し、復調状態信号を生成する状態監視部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号を一定時間保持する保持部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号と前記保持部によって保持された復調状態信号とを比較し、復調状態の時間経過を示す比較信号を出力する比較部と、
    前記チューナ部におけるRF帯域の利得制御と前記IF帯域の利得制御の切替点をディレイポイントとするとき、前記比較部による比較信号と前記状態監視部から得られる復調状態信号とに基づいて前記ディレイポイントの変化量を決定する切替部と、
    前記切替部で決定されたディレイポイントの変化量から、前記ディレイポイント値を更新するディレイポイント決定部と、
    前記ディレイポイント決定部でディレイポイントを更新する期間の数倍の期間毎に前記ディレイポイントの最適値を見直すためのタイミング制御信号を発生させるタイミング制御部と、
    前記ディレイポイント決定部のディレイポイント値と前記状態監視部の復調状態信号と前記タイミング制御部のタイミング制御信号とから、前記時間内の最良のディレイポイントを検出し、受信状態の変化に対応するために最良のディレイポイント値に切り替えて出力する最良ディレイポイント保持部と、
    前記チューナのIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記最良ディレイポイント保持部で保持された最良ディレイポイント値と前記信号レベル検出部の受信信号の信号レベルとから、前記RF信号及び前記IF信号の利得を制御する利得制御信号を生成する制御信号発生部と、を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  18. 前記最良ディレイポイント保持部は、
    前記タイミング制御部で制御された時間内における最良の復調状態とそのときの最良ディレイポイント値を記憶保持することを特徴とする請求項17記載のデジタル放送受信機。
  19. 前記最良ディレイポイント保持部は、
    前記タイミング制御部で制御された時間毎に記憶保持した最良ディレイポイント値を更新することを特徴とする請求項17記載のデジタル放送受信機。
  20. 前記切替部は、
    前記復調状態信号から受信状態を判定する受信状態判定ブロックと、
    前記比較部の比較結果と前記受信状態判定ブロックの判定結果とから前記ディレイポイント変化量を決定する選択ブロックと、を有することを特徴とする請求項17記載のデジタル放送受信機。
  21. 前記切替部は、
    前記復調状態信号と前記ディレイポイント値とから受信状態を判定する受信状態判定ブロックと、
    前記比較部の比較結果と前記受信状態判定ブロックの判定結果とから前記ディレイポイント変化量を決定する選択ブロックと、を有することを特徴とする請求項17記載のデジタル放送受信機。
  22. 前記選択ブロックは、
    異なる複数個のディレイポイント変化量から、特定のディレイポイント変化量を選択し決定することを特徴とする請求項20記載のデジタル放送受信機。
  23. 前記選択ブロックで選択する前記ディレイポイントの変化量は、複数個の変化量のうち少なくともその1つが他の変化量と大きく異なる値を持つことを特徴とする請求項22記載のデジタル放送受信機。
  24. 前記自動利得制御装置は、
    前記復調部の復調出力から復調状態を検出し、復調状態信号を生成する状態監視部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号を一定時間保持する保持部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号と前記保持部によって保持された復調状態信号とを比較し、復調状態の時間経過を示す比較信号を出力する比較部と、
    前記復調部の出力から同期状態を検出し、制御開始フラグを生成する同期状態監視部と、
    前記チューナ部におけるRF帯域の利得制御と前記IF帯域の利得制御の切替点をディレイポイントとするとき、前記比較部による比較信号と前記状態監視部から得られる復調状態信号と前記同期状態監視部から得られる制御開始フラグとに基づいて前記ディレイポイントの変化量を決める切替部と、
    前記切替部で決定されたディレイポイントの変化量から、前記ディレイポイント値を更新するディレイポイント決定部と、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記ディレイポイント決定部のディレイポイント値と前記信号レベル検出部の信号レベルとから、前記RF帯域の利得制御信号及び前記IF帯域の利得制御信号を生成する制御信号発生部と、を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  25. 前記切替部は、
    前記同期状態監視部から得られる制御開始フラグによりリセットされ、以降前記切替部より出力されるディレイポイント変化量が更新される度にカウントアップすることで制御回数を計数する制御カウンタと、
    前記復調状態信号と前記ディレイポイント値と前記制御回数とから受信状態を判定する状態判定ブロックと、
    前記比較部の比較結果と前記状態判定ブロックの判定結果とからディレイポイント変化量を決定する選択ブロックと、を有することを特徴とする請求項24記載のデジタル放送受信機。
  26. 前記選択ブロックは、
    異なる複数個のディレイポイント変化量から、特定のディレイポイント変化量を選択して決定することを特徴とする請求項25記載のデジタル放送受信機。
  27. 前記選択ブロックで選択する前記ディレイポイント変化量は、複数個の変化量のうち少なくともその1つが他の変化量と大きく異なる値を持つことを特徴とする請求項26記載のデジタル放送受信機。
  28. 前記自動利得制御装置は、
    前記復調部の復調出力から復調状態を検出し、復調状態信号を生成する状態監視部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号を一定時間保持する保持部と、
    前記状態監視部から出力された復調状態信号と前記保持部によって保持された復調状態信号とを比較し、復調状態の時間経過を示す比較信号を出力する比較部と、
    前記復調部の出力から同期状態を検出し、制御開始フラグを生成する同期状態監視部と、
    前記チューナ部におけるRF帯域の利得制御と前記IF帯域の利得制御の切替点をディレイポイントとするとき、前記比較部による比較信号と前記状態監視部から得られる復調状態信号と前記同期状態監視部から得られる制御開始フラグとに基づいて前記ディレイポイントの変化量を決める切替部と、
    前記切替部から出力されたディレイポイントの変化量から、前記ディレイポイント値を更新するディレイポイント決定部と、
    一定周期毎に前記ディレイポイントの最適値を見直すためのタイミング制御信号を発生させるタイミング制御部と、
    前記ディレイポイント決定部のディレイポイント値と前記状態監視部の復調状態信号と前記タイミング制御部のタイミング制御信号とから、一定時間内の最良のディレイポイントを検出し、最良のディレイポイント値に切り替えて出力する最良ディレイポイント保持部と、
    前記チューナ部のIF信号から受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部と、
    前記最良ディレイポイント保持部で保持された最良ディレイポイント値と前記信号レベル検出部の信号レベルとから、前記RF帯域の利得制御信号及び前記IF帯域の利得制御信号を生成する制御信号発生部と、を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  29. 前記最良ディレイポイント保持部は、
    前記タイミング制御部で制御された時間内における最良の復調状態とそのときの最良ディレイポイント値を記憶保持することを特徴とする請求項28記載のデジタル放送受信機。
  30. 前記最良ディレイポイント保持部は、
    前記タイミング制御部で制御された時間毎に記憶保持した最良ディレイポイント値を更新することを特徴とする請求項28記載のデジタル放送受信機。
  31. 前記切替部は、
    前記同期状態監視部から得られる制御開始フラグによりリセットされ、以降前記切替部より出力されるディレイポイント変化量が更新される度にカウントアップすることで制御回数を計数する制御カウンタと、
    前記復調状態信号と前記ディレイポイント値と前記制御回数とから受信状態を判定する受信状態判定ブロックと、
    前記比較部の比較結果と前記受信状態判定ブロックの判定結果とからディレイポイント変化量を決定する選択ブロックと、を有することを特徴とする請求項28記載のデジタル放送受信機。
  32. 前記選択ブロックは、
    異なる複数個のディレイポイント変化量から、特定のディレイポイント変化量を選択し決定することを特徴とする請求項31記載のデジタル放送受信機。
  33. 前記選択ブロックで選択する前記ディレイポイントの変化量は、複数個の変化量のうち少なくともその1つが他の変化量と大きく異なる値を持つことを特徴とする請求項32記載のデジタル放送受信機。
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