JP2006042025A - Ofdm信号復調回路及びofdm信号復調方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 受信したOFDM方式の受信信号の増幅に伴うC/N値の劣化が受信装置の受信性能に与える影響を抑止させ、受信性能を向上させるOFDM信号復調回路及びOFDM信号復調方法を提供すること。
【解決手段】 伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から出力されるキャリア信号を波形等価する際に、チューナー部100から出力された受信信号の利得に対応する補正係数を補正係数テーブル82から抽出し、この抽出された補正係数に基づく位相補正を位相補正回路84で行った信号に基づいて波形等価処理を行う。
【選択図】図1
【解決手段】 伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から出力されるキャリア信号を波形等価する際に、チューナー部100から出力された受信信号の利得に対応する補正係数を補正係数テーブル82から抽出し、この抽出された補正係数に基づく位相補正を位相補正回路84で行った信号に基づいて波形等価処理を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、チューナーによって受信された直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal FrequencyDivision Multiplex)信号を復調するOFDM信号復調回路及びOFDM復調方法に関する。
日本の地上波デジタルテレビ放送には、変調方式として複数のキャリア(搬送波)を多重化して送受信することが可能なOFDM方式(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)が利用されている。
地上波デジタルテレビ放送で利用する放送電波の周波数帯域は、470MHzから770MHzまでの300MHzで、この周波数帯域幅が13〜62chの50チャネルに分割されて、各放送局に割り当てられている。図9は、地上波デジタルテレビ放送で利用するOFDM信号を受信するためのOFDM信号復調回路が組み込まれた従来のOFDM信号受信装置5のブロック図である。以下、図9を用いて従来のOFDM信号受信装置5の機能構成を簡単に説明する。同図によれば、OFDM信号受信装置5は、外部アンテナANT30と、チューナー部700と、復調部800と、復号部900とを備えて構成される。
OFDM信号受信装置5は、チューナー部700で受信したOFDM方式の受信信号の中から、ユーザに選択された放送局のチャネル帯域の受信信号をOFDM復調部800に出力する。そして、OFDM復調部800は、入力された受信信号を復調してTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)と呼ばれる伝送に適した信号形式のデータを抽出し、復号部900に出力する。復号部900は、入力されたTSに復号処理を施し、OFDM信号受信装置1を内蔵する装置によってテレビ放送として表示出力及び音声出力される。ここで、従来のチューナー部700及び復調部800について、説明する。
まず、チューナー部700は、RF−AGC(Radio Frequency-Auto Gain Control)10と、RF−BPF(Radio Frequency-Band Pass Filter)12と、RFミキサ14と、IF−BPF(Intermediate Frequency-Band Pass Filter)16と、IF−AGC18と、IFミキサ20と、LPF(Low Pass Filter)22と、RF−AGC制御回路24とを備え、外部アンテナANT30がRF−AGC10に接続されて構成されている。
複数のキャリア(搬送波)に情報が分割され直交変調が成された直交周波数分割多重信号(OFDM信号)が外部アンテナANT30で受信される。
RF−AGC10は、外部アンテナANT30で受信された受信信号を増幅する回路である。RF−AGC10は、増幅した受信信号をRF−BPF12に出力する。
RF−AGC10は、外部アンテナANT30で受信された受信信号を増幅する回路である。RF−AGC10は、増幅した受信信号をRF−BPF12に出力する。
RF−BPF12は、RF−AGC10から入力された受信信号のうち、ユーザに選択された放送局のチャネルに相当する周波数帯域の受信信号を抽出し、RFミキサ14に出力する回路である。また、RF−BPF12は、抽出したOFDM方式の受信信号をRF−AGC制御回路24に出力する。
RF−AGC制御回路24は、入力された受信信号の入力信号レベルに基づいて、RF−AGC10が増幅する利得を検出(算出)し、この検出された利得に基づいて制御信号SをRF−AGC10に出力する。
また、RF−AGC10は、RF−AGC制御回路24から入力された制御信号sに基づいて、外部アンテナANT30で受信された受信信号を増幅し、RF−BPF12に出力する。
RFミキサ14は、RF−BPF12から入力された受信信号と、第1局部発信回路(不図示)から入力された局部発信信号とを混合することにより、第1中間周波数の信号に変換する。そして、変換した第1中間周波数の信号を、IF−BPF16に出力する。
IF−BPF16は、RFミキサ14から入力された第1中間周波数の信号から、ユーザに選択された放送局のチャネルの信号を抽出し、IF−AGC18に出力する。さらに、IF−AGC18は、IF−BPF16から入力された第1中間周波数の信号を増幅し、IFミキサ20に出力する。
IFミキサ20は、IF−AGC18から入力された信号と、第2局部発信回路(不図示)から入力された局部発信信号とを混合することにより、第2中間周波数の信号に変換する。そして、変換した信号を、LPF22に出力する。LPF22は、IFミキサ20から出力された信号をフィルタ処理し、復調部800のADC回路50に出力する。
続いて、復調部800について説明する。復調部800は、ADC(Analog Digital Converter)回路50と、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理回路54と、伝送路等価回路56と、復調回路58と、誤り訂正回路60と、IF−AGC制御回路70と、DAC回路72とを備えて構成される。
ADC回路50は、チューナー部700のLPF22から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、出力する回路である。ADC回路50は、変換後のデジタル信号をFFT処理回路54及びIF−AGC制御回路70に出力する。
ここで、IF−AGC制御回路70は、ADC回路50から入力された信号に基づいて、IF−AGC18を制御する信号を生成する回路である。例えば、ADC回路50から出力されたデジタル信号の信号レベルが所定の信号レベルより低い(高い)場合には、IF−AGC18から出力される信号を適切なレベルに増幅(減縮)させるための制御信号を生成する。そして、DAC回路72でアナログ信号に変換し、IF−AGC18に出力する。
FFT処理回路54は、ADC回路50によってデジタル信号に変換された時間領域の信号に対しFFT演算を行い、このFFT演算処理により周波数領域の信号に変換されたキャリア(搬送波)を伝送路等価回路56に出力する回路である。
また、このFFT演算処理により実軸成分(Iデータ信号)と虚軸成分(Qデータ信号)とからなる複素信号((I、Q)データ信号)を抽出し、この複素信号を周波数領域の信号として伝送路等価回路56に出力する。
また、このFFT演算処理により実軸成分(Iデータ信号)と虚軸成分(Qデータ信号)とからなる複素信号((I、Q)データ信号)を抽出し、この複素信号を周波数領域の信号として伝送路等価回路56に出力する。
伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から入力された周波数領域の信号に含まれる同期信号(SP信号=スキャッターパイロット信号)を利用して、振幅や位相に関する波形等価処理を行う回路である。そして、波形等価処理がなされた周波数領域の信号を、復調回路58に出力する。
ここで、同期信号とは、受信側で波形等価を行うために、既知の電力と位相を持つキャリア信号(搬送波信号)であり、周波数領域の信号の中に所定の割合にて挿入されている信号である。
復調回路58は、伝送路等価回路56から入力された周波数領域の信号に基づいてデータを復調する回路である。例えば、入力された信号を、16QAM方式に従って復調することにより、データが復調される。そして、復調されたデータは、誤り訂正回路60に出力する。
誤り訂正回路60は、復調回路58から入力されたデータに対して誤り訂正を行う。誤り訂正の方法としては、例えば、畳み符号や、リードソロモン符号(RS符号)等を利用することにより実現される。そして、誤り訂正回路60は、誤り訂正された信号を、TSとして復号部900に出力する。
ここで、上述した伝送路等価回路56に関する技術は種々のものが知られているが、その一例として、FFT演算回路から出力された周波数領域の信号から同期信号(SP信号)を抽出し、この抽出された同期信号を時間軸方向にフィルタリングすることによって補間処理を行い伝送路特性を推定する。そして更に、この時間軸方向にフィルタリングされた同期信号を周波数軸方向に補間して、すべてのキャリアに対する振幅及び位相の周波数特性を推定する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−344410
ところで、チューナー部が受信する電波は微弱であるため、例えば、RF−AGC10や、IF−AGC18のようなAGC回路等で信号を増幅する必要がある。
しかし、チューナー部において信号の増幅は、チューナー部を構成する各種アナログ素子の過渡現象等による非線形歪みの発生を伴う。そして、この発生した非線形歪みが信号に重畳してしまい、チューナー部の出力信号のC/N値が劣化してしまった。また、復調部には、C/N値が劣化した信号が入力されてしまうことから、復調部に置いてエラーとなる割合が増加してしまい、受信性能に影響が生じていた。
また、AGC(可変利得増幅器)による増幅度が大きくなると、チューナーにおいて発生する非線形歪みの程度が大きくなると共に、入力信号に対して位相が変化する位相歪が発生するため、チューナー部の出力信号のC/N値が更に劣化してしまい、受信性能に影響が生じていた。
上記課題に鑑み、本発明は、受信したOFDM方式の受信信号の増幅に伴うC/N値の劣化が受信装置の受信性能に与える影響を抑止させ、受信性能を向上させるOFDM復調回路及びOFDM復調方法を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載された発明のOFDM信号復調回路は、複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成された直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal FrequencyDivision Multiplex)信号をチューナーによって受信し、この受信された受信信号を復調するOFDM信号復調回路(例えば、図1のアンテナANT30、チューナー部100、復調部200)において、
前記チューナーによって受信された受信信号の利得を取得する利得取得回路(例えば、図1の利得取得回路80)と、
前記受信信号をFFT演算処理することによって周波数領域の信号に変換されたキャリアを出力するFFT処理回路(例えば、図1のFFT処理回路54)と、
このFFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正するための位相補正係数を予め前記利得に対応して記憶する記憶回路(例えば、図1の補正係数テーブル82)と、
前記利得取得回路によって取得された受信信号の利得に基づいて前記記憶回路から位相補正係数を抽出し、この抽出された前記位相補正係数に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正する位相補正回路(例えば、図1、図2、図7の位相補正回路84)と、
前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを前記位相補正回路によって補正されたキャリアに基づいて演算処理することによって前記FFT処理回路によって出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う伝送路等価回路(例えば、図1、図2、図7の伝送路等価回路56)と、
を備えることを特徴とする。
前記チューナーによって受信された受信信号の利得を取得する利得取得回路(例えば、図1の利得取得回路80)と、
前記受信信号をFFT演算処理することによって周波数領域の信号に変換されたキャリアを出力するFFT処理回路(例えば、図1のFFT処理回路54)と、
このFFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正するための位相補正係数を予め前記利得に対応して記憶する記憶回路(例えば、図1の補正係数テーブル82)と、
前記利得取得回路によって取得された受信信号の利得に基づいて前記記憶回路から位相補正係数を抽出し、この抽出された前記位相補正係数に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正する位相補正回路(例えば、図1、図2、図7の位相補正回路84)と、
前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを前記位相補正回路によって補正されたキャリアに基づいて演算処理することによって前記FFT処理回路によって出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う伝送路等価回路(例えば、図1、図2、図7の伝送路等価回路56)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明のOFDM復調方法は、複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成された直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal FrequencyDivision Multiplex)信号をチューナーによって受信し、この受信された受信信号を復調するOFDM信号復調方法において、
前記チューナーによって受信された受信信号の利得を取得する利得取得工程(例えば、図1の利得取得回路80)と、
前記受信信号をFFT演算処理することによって周波数領域の信号に変換されたキャリアを出力するFFT処理工程(例えば、図1のFFT処理回路54)と、
このFFT処理工程によって出力されたキャリアの位相を補正するための位相補正係数を予め前記利得に対応して記憶する記憶工程(例えば、図1の補正係数テーブル82)と、
前記FFT処理工程によって出力されたキャリアの位相を補正するために前記利得取得工程によって取得された受信信号の利得に基づき前期記憶工程から位相補正係数を抽出し、この抽出された前記位相補正係数に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正する位相補正工程(例えば、図1、図2、図7の位相補正回路84)と、
前記FFT処理工程によって出力されたキャリアを前記位相補正工程によって補正されたキャリアに基づいて演算処理することによって前記FFT処理工程によって出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う伝送路等価工程(例えば、図1、図2、図7の伝送路等価回路56)と、
を備えることを特徴とする。
前記チューナーによって受信された受信信号の利得を取得する利得取得工程(例えば、図1の利得取得回路80)と、
前記受信信号をFFT演算処理することによって周波数領域の信号に変換されたキャリアを出力するFFT処理工程(例えば、図1のFFT処理回路54)と、
このFFT処理工程によって出力されたキャリアの位相を補正するための位相補正係数を予め前記利得に対応して記憶する記憶工程(例えば、図1の補正係数テーブル82)と、
前記FFT処理工程によって出力されたキャリアの位相を補正するために前記利得取得工程によって取得された受信信号の利得に基づき前期記憶工程から位相補正係数を抽出し、この抽出された前記位相補正係数に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正する位相補正工程(例えば、図1、図2、図7の位相補正回路84)と、
前記FFT処理工程によって出力されたキャリアを前記位相補正工程によって補正されたキャリアに基づいて演算処理することによって前記FFT処理工程によって出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う伝送路等価工程(例えば、図1、図2、図7の伝送路等価回路56)と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のOFDM復調装置において、
前記伝送路等価回路(例えば、図1、図2の伝送路等価回路56)は、
前記FFT処理回路によって抽出されたキャリアから既知の電力と位相を有する同期信号を抽出する同期信号抽出回路(例えば、図2のSP信号抽出回路56d)と、
この同期信号抽出回路によって抽出された同期信号に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を前記位相補正回路に出力するシンボルフィルタ回路(例えば、図2のシンボルフィルタ回路56b)と、
前記位相補正回路から出力されたシンボルフィルタ係数を周波数軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたキャリアフィルタ係数を出力するキャリアフィルタ回路(例えば、図2のキャリアフィルタ回路56c)と、
前記FFT処理回路から出力されたキャリアを前記キャリアフィルタ回路から出力されたキャリアフィルタ係数で除算することによって、前記FFT処理回路から出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う除算回路(例えば、図2の除算回路56a)と、
を備えることを特徴とする。
前記伝送路等価回路(例えば、図1、図2の伝送路等価回路56)は、
前記FFT処理回路によって抽出されたキャリアから既知の電力と位相を有する同期信号を抽出する同期信号抽出回路(例えば、図2のSP信号抽出回路56d)と、
この同期信号抽出回路によって抽出された同期信号に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を前記位相補正回路に出力するシンボルフィルタ回路(例えば、図2のシンボルフィルタ回路56b)と、
前記位相補正回路から出力されたシンボルフィルタ係数を周波数軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたキャリアフィルタ係数を出力するキャリアフィルタ回路(例えば、図2のキャリアフィルタ回路56c)と、
前記FFT処理回路から出力されたキャリアを前記キャリアフィルタ回路から出力されたキャリアフィルタ係数で除算することによって、前記FFT処理回路から出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う除算回路(例えば、図2の除算回路56a)と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載のOFDM復調装置において、
前記伝送路等価回路(例えば、図1、図7の伝送路等価回路56)は、
前記FFT処理回路によって抽出されたキャリアから既知の電力と位相を有する同期信号を抽出して前記位相補正回路に出力する同期信号抽出回路(例えば、図7のSP信号抽出回路56d)と、
前記位相補正回路からの同期信号に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を出力するシンボルフィルタ回路(例えば、図7のシンボルフィルタ回路56b)と、
このシンボルフィルタ回路から出力されたシンボルフィルタ係数を周波数軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたキャリアフィルタ係数を出力するキャリアフィルタ回路(例えば、図7のキャリアフィルタ回路56c)と、
前記FFT処理回路から出力されたキャリアを前記キャリアフィルタ回路から出力されたキャリアフィルタ係数で除算することによって、前記FFT処理回路から出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う除算回路(例えば、図7の除算回路56a)と、
を備えることを特徴とする。
前記伝送路等価回路(例えば、図1、図7の伝送路等価回路56)は、
前記FFT処理回路によって抽出されたキャリアから既知の電力と位相を有する同期信号を抽出して前記位相補正回路に出力する同期信号抽出回路(例えば、図7のSP信号抽出回路56d)と、
前記位相補正回路からの同期信号に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を出力するシンボルフィルタ回路(例えば、図7のシンボルフィルタ回路56b)と、
このシンボルフィルタ回路から出力されたシンボルフィルタ係数を周波数軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたキャリアフィルタ係数を出力するキャリアフィルタ回路(例えば、図7のキャリアフィルタ回路56c)と、
前記FFT処理回路から出力されたキャリアを前記キャリアフィルタ回路から出力されたキャリアフィルタ係数で除算することによって、前記FFT処理回路から出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う除算回路(例えば、図7の除算回路56a)と、
を備えることを特徴とする。
請求項1又は4に記載された発明によれば、OFDM信号の復調において、予め、記憶回路に、チューナー部で発生する位相変化(非線形歪)と受信信号の利得との関係を補正係数として記憶しておき、FFT処理回路によってFFT処理されたキャリア信号を波形等価する際に、チューナー部から出力された受信信号の利得に対応する補正係数を記憶回路からキャリア信号毎に抽出し、この抽出された補正係数に基づいて位相補正を行ってから伝送路等価回路によって波形等価処理を行うことができる。従って、受信信号を大きく増幅することによりチューナー部で発生する位相変化によってC/N値が劣化するような場合であっても、伝送路等価回路における波形等価処理の際に、利得に対応する補正係数に基づいてキャリア毎に位相補正を行うことができるので、受信信号の利得の変化が装置の受信性能に与える影響を抑止し、C/N値の劣化を防ぐことができる。
また、予め、チューナー毎に位相変化と利得との関係を補正係数として補正係数テーブル82に記憶することができるので、装置毎に最良の受信性能を得ることが可能となり、受信された信号を正確に復調することができる。
また、予め、チューナー毎に位相変化と利得との関係を補正係数として補正係数テーブル82に記憶することができるので、装置毎に最良の受信性能を得ることが可能となり、受信された信号を正確に復調することができる。
請求項2に記載された発明によれば、シンボルフィルタ回路において同期信号に基づいてキャリアの時間軸方向の補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を位相補正回路に対して出力し、キャリアフィルタ回路によって位相補正回路から出力されたシンボルフィルタ係数に対して周波数軸方向の補正を行い除算回路で波形等価処理を行う。
これにより、従来の回路に対して大きな回路変更を伴わずに、受信信号を大きく増幅することによりチューナー部で発生する位相変化に対する補正を行うことができるので、回路規模、コストの削減、及び低消費電力における実現を可能とする。
これにより、従来の回路に対して大きな回路変更を伴わずに、受信信号を大きく増幅することによりチューナー部で発生する位相変化に対する補正を行うことができるので、回路規模、コストの削減、及び低消費電力における実現を可能とする。
請求項3に記載された発明によれば、位相補正回路で位相補正を行った同期信号に基づいてシンボルフィルタ回路でキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数をキャリアフィルタ回路に出力し、キャリアフィルタ回路によってシンボルフィルタ回路から出力されたシンボルフィルタ係数に対して周波数軸方向の補正を行い除算回路で波形等価処理を行う。
これにより、従来の回路に対して大きな回路変更を伴わずに、受信信号を大きく増幅することによりチューナー部で発生する位相変化に対する補正を行うことができるので、回路規模、コストの削減、及び低消費電力における実現を可能とする。
これにより、従来の回路に対して大きな回路変更を伴わずに、受信信号を大きく増幅することによりチューナー部で発生する位相変化に対する補正を行うことができるので、回路規模、コストの削減、及び低消費電力における実現を可能とする。
次に、図1を参照して、本発明のOFDM信号復調装置を利用した地上波デジタルテレビ放送の受信装置について説明するが、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。
[1.概要]
OFDM信号受信装置1は、アンテナANT30と、チューナー部100と、復調部200と、復号部300とを備えて構成されている。アンテナANT30により受信された、複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成されたOFDM方式の受信信号から、チューナー部100によって、選択された放送局のチャネル帯域の信号が抽出される。そして、この抽出された信号が復調部200に入力され、復調部200は前記抽出された信号からTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)と呼ばれる伝送に適した信号形式のデータを抽出し、復号部300に出力する。そして、復号部300は、TSから音声信号と映像信号とデータ信号とを分離して復号し、TV受像器に出力する。以下、チューナー部100及び復調部200について説明する。尚、図9で説明した従来のOFDM信号受信装置5と同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
OFDM信号受信装置1は、アンテナANT30と、チューナー部100と、復調部200と、復号部300とを備えて構成されている。アンテナANT30により受信された、複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成されたOFDM方式の受信信号から、チューナー部100によって、選択された放送局のチャネル帯域の信号が抽出される。そして、この抽出された信号が復調部200に入力され、復調部200は前記抽出された信号からTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)と呼ばれる伝送に適した信号形式のデータを抽出し、復号部300に出力する。そして、復号部300は、TSから音声信号と映像信号とデータ信号とを分離して復号し、TV受像器に出力する。以下、チューナー部100及び復調部200について説明する。尚、図9で説明した従来のOFDM信号受信装置5と同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
[2.チューナー部]
チューナー部100は、RF−AGC10と、RF−BPF12と、RFミキサ14と、IF−BPF16と、IF−AGC18と、IFミキサ20と、LPF22と、RF−AGC制御回路24とを備え、外部アンテナANT30がRF−AGC10に接続されて構成されている。
チューナー部100は、RF−AGC10と、RF−BPF12と、RFミキサ14と、IF−BPF16と、IF−AGC18と、IFミキサ20と、LPF22と、RF−AGC制御回路24とを備え、外部アンテナANT30がRF−AGC10に接続されて構成されている。
まず、複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成された直交周波数分割多重信号(OFDM信号)が外部アンテナANT30で受信される。
外部アンテナANT30によって受信された受信信号は、RF−AGC10で増幅される。そして、ユーザにより選択された放送局のチャネルに相当する周波数帯域の受信信号がRF−BPF12により抽出される。この抽出された受信信号はRFミキサ14により中間周波信号(IF信号)に変換される。そして、この中間周波信号から、ユーザにより選択された放送局のチャネルの信号がIF−BPF16により抽出され、IF−AGC18により増幅される。さらに、IF−AGC18により増幅された中間周波信号は、IFミキサ20により低域周波数の第2中間周波信号に変換され、LPF22によりフィルタ処理された後、復調部200へ出力される。また、RF−AGC制御回路24に入力された信号はRF−AGC制御回路24内部のADC回路26によってデジタル信号に変換され、復調部200の利得取得回路80に出力される。
外部アンテナANT30によって受信された受信信号は、RF−AGC10で増幅される。そして、ユーザにより選択された放送局のチャネルに相当する周波数帯域の受信信号がRF−BPF12により抽出される。この抽出された受信信号はRFミキサ14により中間周波信号(IF信号)に変換される。そして、この中間周波信号から、ユーザにより選択された放送局のチャネルの信号がIF−BPF16により抽出され、IF−AGC18により増幅される。さらに、IF−AGC18により増幅された中間周波信号は、IFミキサ20により低域周波数の第2中間周波信号に変換され、LPF22によりフィルタ処理された後、復調部200へ出力される。また、RF−AGC制御回路24に入力された信号はRF−AGC制御回路24内部のADC回路26によってデジタル信号に変換され、復調部200の利得取得回路80に出力される。
[3.復調部]
[3.1 復調]
復調部200は、ADC回路50と、FFT処理回路54と、伝送路等価回路56と、復調回路58と、誤り訂正回路60と、IF−AGC制御回路70と、DAC回路72と、利得取得回路80と、補正係数テーブル82と、位相補正回路84とを備えて構成されている。
[3.1 復調]
復調部200は、ADC回路50と、FFT処理回路54と、伝送路等価回路56と、復調回路58と、誤り訂正回路60と、IF−AGC制御回路70と、DAC回路72と、利得取得回路80と、補正係数テーブル82と、位相補正回路84とを備えて構成されている。
また、伝送路等価回路56は図2に示すように、除算回路56aと、シンボルフィルタ回路56bと、キャリアフィルタ回路56cと、SP信号抽出回路56dとを備えて構成されている。そして、シンボルフィルタ回路56bの出力(信号d)と、キャリアフィルタ回路56cの入力(信号e)との間に、位相補正回路84が介在するように接続されている。
チューナー部100から出力された信号は、ADC回路50によりデジタル信号に変換される。このADC回路50によって変換されたデジタル信号は、IF−AGC制御回路70と、FFT処理回路54とに出力される。
FFT処理回路54は、ADC回路50によってデジタル信号に変換された時間領域の信号に対しFFT演算を行い、このFFT演算処理により周波数領域の信号に変換されたキャリア(搬送波)を伝送路等価回路56に出力する回路である。
また、このFFT演算処理により実軸成分(Iデータ信号)と虚軸成分(Qデータ信号)とからなる複素信号((I、Q)データ信号)を抽出し、この複素信号を周波数領域の信号として伝送路等価回路56に出力する。
FFT処理回路54は、ADC回路50によってデジタル信号に変換された時間領域の信号に対しFFT演算を行い、このFFT演算処理により周波数領域の信号に変換されたキャリア(搬送波)を伝送路等価回路56に出力する回路である。
また、このFFT演算処理により実軸成分(Iデータ信号)と虚軸成分(Qデータ信号)とからなる複素信号((I、Q)データ信号)を抽出し、この複素信号を周波数領域の信号として伝送路等価回路56に出力する。
FFT処理回路54から出力されたキャリア信号は、伝送路等価回路56により波形等価(振幅等価及び位相等価)処理が為される。ここで、波形等価処理は、位相補正回路84により位相補正が成された同期信号、または同期信号を含むキャリア信号に基づいて波形等価処理を行う。そして、伝送路等価回路56により処理は成された周波数領域の信号は、復調回路58に入力されて復調処理が施された後、誤り訂正回路60による誤り訂正処理が施されてTSが抽出される。
ここで、伝送路等価回路56における波形等価処理について説明する。
図2に伝送路等価回路56の内部構成と位相補正回路84を示す。伝送路等価回路56は、入力されたキャリア信号からSP信号抽出回路56dにより同期信号(SP信号)を抽出し、シンボルフィルタ回路56bに出力する。シンボルフィルタ回路56bは、SP信号抽出回路56dから同期信号を入力し、この同期信号を時間軸方向にフィルタリングして補間処理を行い、キャリア信号に対して時間軸方向に伝送路特性を推定する処理を行う回路である。そして、時間軸方向に補間処理された同期信号を含むキャリアを位相補正回路84に出力する(信号d)。
図2に伝送路等価回路56の内部構成と位相補正回路84を示す。伝送路等価回路56は、入力されたキャリア信号からSP信号抽出回路56dにより同期信号(SP信号)を抽出し、シンボルフィルタ回路56bに出力する。シンボルフィルタ回路56bは、SP信号抽出回路56dから同期信号を入力し、この同期信号を時間軸方向にフィルタリングして補間処理を行い、キャリア信号に対して時間軸方向に伝送路特性を推定する処理を行う回路である。そして、時間軸方向に補間処理された同期信号を含むキャリアを位相補正回路84に出力する(信号d)。
位相補正回路84は、入力された同期信号を含むキャリアの位相補正を補正係数テーブル82に記憶されている補正係数を用いて行い、この位相補正後の同期信号を含むキャリアを伝送路等価回路56内部のキャリアフィルタ回路56cに出力する(信号e)。
ここで、チューナー部100のRF−AGC10、IF−AGC18は、アンテナANT30で受信された信号のレベルに応じて増幅度を調整する。この場合、調整される増幅度によって、発生する位相変化(位相歪)の変化量が異なるので、位相補正回路84によってこの位相変化を補正する。
ここで、チューナー部100のRF−AGC10、IF−AGC18は、アンテナANT30で受信された信号のレベルに応じて増幅度を調整する。この場合、調整される増幅度によって、発生する位相変化(位相歪)の変化量が異なるので、位相補正回路84によってこの位相変化を補正する。
キャリアフィルタ回路56cは、入力された位相補正後の同期信号を含むキャリアを周波数軸方向にフィルタリングすることによって補間処理を行い、全てのキャリアの周波数軸方向に対する振幅及び位相の周波数特性を推定し、除算回路56aに出力することにより、伝送路の周波数特性を推定する処理を行う回路である。
除算回路56aは、FFT処理回路54から入力される周波数領域の信号と、キャリアフィルタ回路56cから入力される信号とに対して除算処理を行うことによって、FFT処理回路54から入力される周波数領域の信号に対して波形等価処理を行う。
次に、伝送路等価回路56における位相補正について説明する。
次に、伝送路等価回路56における位相補正について説明する。
[3.2 位相補正]
まず、利得取得回路80は、チューナー部100のRF−AGC制御回路24に入力された信号の内、RF−AGC制御回路24内部のADC回路26によってデジタル信号に変換された信号を入力して、受信信号の利得を取得する。そして、取得した受信信号の利得を、補正係数テーブル82に出力する。補正係数テーブル82は、入力された利得に対応する補正係数を補正係数テーブル82内部に有するメモリから抽出し、位相補正回路84に出力する(信号c)。
位相補正回路84は、入力された補正係数に基づいて伝送路等価回路56より入力されたシンボルフィルタ係数(信号d)に対して位相補正を行う。ここで、補正係数テーブル82と、位相補正回路84について以下詳細に説明する。
まず、利得取得回路80は、チューナー部100のRF−AGC制御回路24に入力された信号の内、RF−AGC制御回路24内部のADC回路26によってデジタル信号に変換された信号を入力して、受信信号の利得を取得する。そして、取得した受信信号の利得を、補正係数テーブル82に出力する。補正係数テーブル82は、入力された利得に対応する補正係数を補正係数テーブル82内部に有するメモリから抽出し、位相補正回路84に出力する(信号c)。
位相補正回路84は、入力された補正係数に基づいて伝送路等価回路56より入力されたシンボルフィルタ係数(信号d)に対して位相補正を行う。ここで、補正係数テーブル82と、位相補正回路84について以下詳細に説明する。
まず、補正係数テーブル82について説明する。補正係数テーブル82は、チューナー部100が受信した受信信号の利得と補正係数(位相補正角度)とを対応づけて補正係数テーブル82内部のメモリに記憶しており、利得に対応する補正係数を位相補正回路84に出力する回路である。ここで、補正係数テーブル82に記憶する補正係数を決める方法としては、例えば、チューナーの位相変化特性(入力信号と位相変化の関係)をチューナー毎に測定し、この測定された各入力信号に対する位相変化値から補正係数を決定する。そして、工場出荷時に予め補正係数テーブル82に記憶させる。これにより、個々のチューナーに適した補正係数を補正係数テーブル82に記憶することが可能となるので、OFDM受信装置1毎に、最適な補正処理を行うことができる。
図3は、チューナーの位相変化特性の一例を図示したものである。図3のグラフは、縦軸をチューナーの出力位相(度)、横軸を周波数(Hz)とし、チューナーの入力信号レベルに対応する受信信号の最低周波数、中心周波数、及び、最高周波数の各々における位相を示したグラフである。ここでチューナーの出力位相は、本来の位置を「0」度とした場合に何度ずれているかを示すものである。例えば、チューナーに入力されたOFDM方式の受信信号の入力レベルが「−80dBm」である場合には、最低周波数では「+6度」、中心周波数では「+7度」、最大周波数では「+8度」本来の位置からずれていることが解る。ここで、本実施形態における周波数は、中心周波数を利用することとして説明する。
入力信号のレベルが「−80dBm」である場合には、中心周波数で「+7度」位相がずれるため、補正係数テーブル82は位相補正角度(補正係数)として「−80dBm」と対応づけて「−7度」を記憶している。同様に、入力信号のレベルが「−60dBm」である場合には中心周波数で「−2.5」度位相がずれるため、位相補正角度として「−60dBm」と対応づけて「+2.5度」を記憶する。また、入力信号レベルが「−40dBm」の場合には位相のずれがない(「0度」)ため、位相補正角度として「0度」(補正無し)を「−40dBm」と対応づけて記憶する。
この結果、例えば、利得取得回路80が取得した入力信号レベルが「−80dBm」の場合、補正係数テーブル82は、内部のメモリから位相補正角度を「−7度」と読み出し、位相補正回路84に出力する。
さらに、周波数領域の信号は複数のキャリア(搬送波)が含まれている。例えば、ISDB−T方式(MODE3)のOFDM信号の1セグメントには、432本のキャリアが含まれている。
FFT処理回路54から出力される周波数領域の信号は、キャリア毎に伝送路等価回路56に入力される。一例として、伝送路等価回路56に入力される周波数領域の信号は、低い周波数のキャリア(キャリア番号「0」番)から高い周波数のキャリア(キャリア番号「431」番)まで順次入力されるものとする。
図4は、補正係数テーブル82に記憶される補正係数として、位相補正角度を記憶した場合のデータ構成の一例を示した図である。入力信号のレベルに対応する利得と補正係数としての位相補正角度とを、OFDM方式の受信信号のキャリア毎に対応づけて記憶している。例えば、入力信号レベルが「−60dBm」の場合、「+3」度を読み出す。
このように、キャリア毎に補正係数を記憶し、記憶された補正係数に基づいて位相補正の処理を施すことにより、各キャリアに応じたより細かな位相補正を行うことができる。また、補正係数テーブルは、チューナー部100ごとに最適な補正係数を補正係数テーブル82に記憶することができるので、OFDM信号復調装置1の性能をよりいっそう向上させることが可能となる。
続いて、位相補正回路84の動作原理について説明する。位相補正回路84は、伝送路等価回路56内部のシンボルフィルタ回路56bにより抽出されるシンボルフィルタ係数に対して位相補正を行う回路である。具体的には、位相補正回路84に入力されるシンボルフィルタ係数(信号d)は複素信号であり、この複素信号の内、実数部としてのIデータ信号をIaデータ信号に、また、複素信号の内、虚数部としてのQデータ信号をQaデータ信号に位相補正する。図5に、位相補正回路84における処理動作を図で示す。
図5によれば、Iデータ信号に係数Aを乗算した値とQデータ信号に係数Bを乗算した値との減算結果をIaデータ信号とする。また、Iデータ信号に係数Bを乗算した値とQデータ信号に係数Aを乗算した値との加算結果をQaデータ信号とする。
この位相補正回路84の動作は、式(1)の演算式で表される。
ここで、係数A及び係数Bは、補正係数テーブル82から抽出された位相補正角度によって算出される所定の係数である。例えば、一例として、位相角度がαのときに、係数Aをcosαと、係数Bをsinαとして算出することができる。
式(2)を乗算回路、加算回路、減算回路の回路素子で実現した場合も図5と同様の回路となる。まず、角度αから、係数A及び係数Bが位相補正回路84により算出される。ここで、Iデータ信号と係数Aとを乗算した信号と、Qデータ信号と係数Bとを乗算した信号との減算を行い、Iaデータ信号として出力される。また、Iデータ信号と係数Bとを乗算した信号に、Qデータ信号と係数Aとを乗算した信号を加算し、Qaデータ信号として出力される。このようにして、(I、Q)データ信号に対して位相角度αの補正を行って(Ia、Qa)データ信号を得る場合のイメージを図6に示す。
この位相補正回路84の動作は、式(1)の演算式で表される。
[3.3 伝送路等価回路]
続いて、伝送路等価回路56の動作について、図1及び図2を用いて説明する。
図2に示されるように、伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から入力されるキャリア信号の中から、SP信号抽出回路56dによって同期信号(SP信号)を抽出しシンボルフィルタ回路56bに出力する(信号f)。
続いて、伝送路等価回路56の動作について、図1及び図2を用いて説明する。
図2に示されるように、伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から入力されるキャリア信号の中から、SP信号抽出回路56dによって同期信号(SP信号)を抽出しシンボルフィルタ回路56bに出力する(信号f)。
シンボルフィルタ回路56bは、SP信号抽出回路56dにより抽出された同期信号を時間軸方向にフィルタリングすることによって補間処理を行い、同期信号に対する時間軸方向の補正量を抽出(算出)する。更に、この補正後の同期信号の伝送路特性に基づいて、時間軸方向における同期信号以外のキャリアに対する時間軸方向の補正量も抽出(算出)する。そして、この伝送路特性が補正された同期信号を含むキャリアの補正量をシンボルフィルタ係数として位相補正回路84に出力する(信号d)。
位相補正回路84は、伝送路等価回路56より入力されるシンボルフィルタ係数に対して、実数部としてのIデータ信号をIaデータ信号に、虚数部としてのQデータ信号をQaデータ信号に変換することによって位相補正を行う。このときの処理動作は前述したように、図5に示す回路に基づき、補正係数テーブル82から、予めキャリア毎に対応させて記憶された補正係数を入力し、この入力された補正係数に基づいて位相補正処理を行う。
つまり、補正係数テーブル82から入力された位相補正角度から係数A、係数Bを算出する。例えば、位相角度をαとした場合、係数A=cosα、係数B=sinαとして係数A、及び、係数Bを算出することができる。そして、Iデータ信号と係数Aとを乗算した信号と、Qデータ信号と係数Bとを乗算した信号との減算によってIaデータ信号を算出する。また、Iデータ信号と係数Bとを乗算した信号に、Qデータ信号と係数Aとを乗算した信号を加算してQaデータ信号が算出される。
位相補正が成されたシンボルフィルタ係数は、キャリアフィルタ回路56cに出力される(信号e)。
位相補正が成されたシンボルフィルタ係数は、キャリアフィルタ回路56cに出力される(信号e)。
キャリアフィルタ回路56cは、位相補正回路84より入力される位相補正後のシンボルフィルタ係数を周波数軸方向にフィルタリングすることによって補間処理を行い、全てのキャリアの伝送路特性に対する周波数軸方向の補正量を抽出(算出)し、この抽出された補正量をキャリアフィルタ係数として除算回路56aに出力する(信号g)。
除算回路56aは、FFT処理回路54から入力されたキャリア信号(信号a)をキャリアフィルタ回路56cから入力されるキャリアフィルタ係数(信号g)で除算することによって波形等価処理を行う回路である。これにより、FFT処理回路54から入力されたキャリアに対して、受信信号の利得に応じて変化した位相を補正する位相補正を行うことができる。
伝送路等価回路56は、この位相補正を含む波形等価処理が成された信号を、復調回路58に出力する。
伝送路等価回路56は、この位相補正を含む波形等価処理が成された信号を、復調回路58に出力する。
ここで、伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から、周波数領域の複素信号がキャリア番号順に所定の間隔で直列に入力される。
補正係数テーブル82は、利得取得回路80によって取得された利得に対応する補正係数を補正係数テーブル82内部のメモリより読み出し、位相補正回路84に出力する。この時、伝送路等価回路56と、位相補正回路84との同期が取られることにより、補正係数テーブル82は、位相補正回路84にキャリア番号「0」番から補正係数を順次出力することができる。
補正係数テーブル82は、利得取得回路80によって取得された利得に対応する補正係数を補正係数テーブル82内部のメモリより読み出し、位相補正回路84に出力する。この時、伝送路等価回路56と、位相補正回路84との同期が取られることにより、補正係数テーブル82は、位相補正回路84にキャリア番号「0」番から補正係数を順次出力することができる。
本発明によれば、OFDM信号の復調において、予め、補正係数テーブル82に、チューナー部100で発生する位相変化(非線形歪)と受信信号の利得との関係を補正係数として補正係数テーブル82に記憶しておき、FFT処理回路72によってFFT処理されたキャリア信号を波形等価する際に、チューナー部100から出力された受信信号の利得に対応する補正係数を前記補正係数テーブル82からキャリア信号毎に抽出し、この抽出された補正係数に基づいて位相補正を行うと共に、時間軸方向の補正と周波数軸方向の補正も行なってから伝送路等価回路56によって波形等価処理を行うことができる。従って、受信信号を大きく増幅することによりチューナー部100で発生する位相変化によってC/N値が劣化するような場合であっても、伝送路等価回路56における波形等価処理の際に、利得に対応する補正係数に基づいてキャリア毎に位相補正を行うことができるので、受信信号の利得の変化が装置の受信性能に与える影響を抑止し、C/N値の劣化を防ぐことができる。
また、予め、チューナー部100毎に位相変化と利得との関係を補正係数として補正係数テーブル82に記憶することができるので、装置毎に最良の受信性能を得ることが可能となり、受信された信号を正確に復調することができる。
また、予め、チューナー部100毎に位相変化と利得との関係を補正係数として補正係数テーブル82に記憶することができるので、装置毎に最良の受信性能を得ることが可能となり、受信された信号を正確に復調することができる。
[4.変形例]
上述した実施形態におけるOFDM受信装置1の構成は、本発明を説明するための一例であり限定されるものではないことは勿論である。例えば、位相補正回路84を、シンボルフィルタ回路56bと、キャリアフィルタ回路56cとの間に介在するように接続されることとして説明したが、SP信号抽出回路56dと、シンボルフィルタ回路56bとの間に介在するように接続されることとしても良い。
上述した実施形態におけるOFDM受信装置1の構成は、本発明を説明するための一例であり限定されるものではないことは勿論である。例えば、位相補正回路84を、シンボルフィルタ回路56bと、キャリアフィルタ回路56cとの間に介在するように接続されることとして説明したが、SP信号抽出回路56dと、シンボルフィルタ回路56bとの間に介在するように接続されることとしても良い。
この場合における伝送路等価回路56と位相補正回路84とのブロック図を図7に示す。図7によれば、SP信号抽出回路56dの出力(信号d)と、シンボルフィルタ回路56bの入力(信号e)との間に、位相補正回路84が介在するように接続されている。
ここで、伝送路等価回路56内部の各ブロックと位相補正回路84の動作について述べる。
図7に示されるように、伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から入力されるキャリア信号の中から、SP信号抽出回路56dによって同期信号(SP信号)を抽出し位相補正回路84に出力する(信号d)。
ここで、伝送路等価回路56内部の各ブロックと位相補正回路84の動作について述べる。
図7に示されるように、伝送路等価回路56は、FFT処理回路54から入力されるキャリア信号の中から、SP信号抽出回路56dによって同期信号(SP信号)を抽出し位相補正回路84に出力する(信号d)。
位相補正回路84は、伝送路等価回路56より入力された同期信号に対して、実数部としてのIデータ信号をIaデータ信号に、虚数部としてのQデータ信号をQaデータ信号に位相補正を行う。このときの位相補正処理は、図2に示す伝送路等価回路で説明したように、補正係数テーブル82から入力される補正係数に基づいて行う。そして、位相補正後の同期信号は、シンボルフィルタ回路56bに出力される(信号e)。
シンボルフィルタ回路56bは、位相補正回路84により入力された同期信号を時間軸方向にフィルタリングすることによって各キャリアに対する補間処理を行い、同期信号に対する時間軸方向の補正量を抽出(算出)する。更に、この補正後の同期信号の伝送路特性に基づいて、時間軸方向における同期信号以外のキャリア信号に対する時間軸方向の補正量も抽出(算出)する。そして、この伝送路特性が補正された同期信号と同期信号以外のキャリアの補正量をシンボルフィルタ係数としてキャリアフィルタ回路56cに出力する(信号h)。
キャリアフィルタ回路56cは、シンボルフィルタ回路56bより入力されるシンボルフィルタ係数を周波数軸方向にフィルタリングすることによって補間処理を行い、全てのキャリアの伝送路特性に対する周波数軸方向の補正量を抽出(算出)し、この抽出された補正量をキャリアフィルタ係数として除算回路56aに出力する(信号g)。
除算回路56aは、FFT処理回路54から入力されたキャリア信号(信号a)をキャリアフィルタ回路56cから入力されるキャリアフィルタ係数(信号g)で除算することによって波形等価処理を行う。これにより、FFT処理回路54から入力されたキャリアに対して、受信信号の利得に応じて変化した位相を補正することができる。そして、この位相補正を含む波形等価処理が成された信号が復調回路58に出力される。
従って、位相補正回路84は、キャリアフィルタ回路56cの前であれば、図7に示した位置に接続されることとしても良いことは、勿論である。
従って、位相補正回路84は、キャリアフィルタ回路56cの前であれば、図7に示した位置に接続されることとしても良いことは、勿論である。
なお、補正係数テーブル82には、補正係数として位相補正角度が記憶されることとして説明したが、上述した係数A及び係数Bを記憶することとしてもよい。
図8は、補正係数テーブル82に記憶される補正係数として、位相補正回路84で周波数領域の信号の位相変化を補正する際に用いられる係数A、及び、係数Bを記憶した場合のデータ構成の一例を示した図である。入力信号のレベルに対応する利得と補正係数としての係数A、及び、係数Bとを、OFDM方式の受信信号のキャリア毎に対応づけて記憶している。この場合、角度から係数A、及び、係数Bを演算することなく、直接係数A、及び、係数Bに基づいて位相補正を行うことが出来る。従って、角度からその都度係数A、及び、係数Bを演算する必要が無く、高速に動作させることが可能となる。
図8は、補正係数テーブル82に記憶される補正係数として、位相補正回路84で周波数領域の信号の位相変化を補正する際に用いられる係数A、及び、係数Bを記憶した場合のデータ構成の一例を示した図である。入力信号のレベルに対応する利得と補正係数としての係数A、及び、係数Bとを、OFDM方式の受信信号のキャリア毎に対応づけて記憶している。この場合、角度から係数A、及び、係数Bを演算することなく、直接係数A、及び、係数Bに基づいて位相補正を行うことが出来る。従って、角度からその都度係数A、及び、係数Bを演算する必要が無く、高速に動作させることが可能となる。
1 OFDM信号受信装置
100 チューナー部
10 RF−AGC
12 RF−BPF
14 RFミキサ
16 IF−BPF
18 IF−AGC
20 IFミキサ
22 LPF
24 RF−AGC制御回路
26 ADC回路
200 復調部
50 ADC回路
54 FFT処理回路
56 伝送路等価回路
56a 除算回路
56b 時間軸補正フィルタ回路
56c 周波数軸補正フィルタ回路
56d SP信号抽出回路
58 復調回路
60 誤り訂正回路
70 IF−AGC制御回路
72 DAC回路
80 利得取得回路
82 補正係数テーブル
84 位相補正回路
300 復号部
100 チューナー部
10 RF−AGC
12 RF−BPF
14 RFミキサ
16 IF−BPF
18 IF−AGC
20 IFミキサ
22 LPF
24 RF−AGC制御回路
26 ADC回路
200 復調部
50 ADC回路
54 FFT処理回路
56 伝送路等価回路
56a 除算回路
56b 時間軸補正フィルタ回路
56c 周波数軸補正フィルタ回路
56d SP信号抽出回路
58 復調回路
60 誤り訂正回路
70 IF−AGC制御回路
72 DAC回路
80 利得取得回路
82 補正係数テーブル
84 位相補正回路
300 復号部
Claims (4)
- 複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成された直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal FrequencyDivision Multiplex)信号をチューナーによって受信し、この受信された受信信号を復調するOFDM信号復調回路において、
前記チューナーによって受信された受信信号の利得を取得する利得取得回路と、
前記受信信号をFFT演算処理することによって周波数領域の信号に変換されたキャリアを出力するFFT処理回路と、
このFFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正するための位相補正係数を予め前記利得に対応して記憶する記憶回路と、
前記利得取得回路によって取得された受信信号の利得に基づいて前記記憶回路から位相補正係数を抽出し、この抽出された前記位相補正係数に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正する位相補正回路と、
前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを前記位相補正回路によって補正されたキャリアに基づいて演算処理することによって前記FFT処理回路によって出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う伝送路等価回路と、
を備えることを特徴とするOFDM信号復調回路。 - 前記伝送路等価回路は、
前記FFT処理回路によって抽出されたキャリアから既知の電力と位相を有する同期信号を抽出する同期信号抽出回路と、
この同期信号抽出回路によって抽出された同期信号に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を前記位相補正回路に出力するシンボルフィルタ回路と、
前記位相補正回路から出力されたシンボルフィルタ係数を周波数軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたキャリアフィルタ係数を出力するキャリアフィルタ回路と、
前記FFT処理回路から出力されたキャリアを前記キャリアフィルタ回路から出力されたキャリアフィルタ係数で除算することによって、前記FFT処理回路から出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う除算回路と、
を備えることを特徴とする請求項1記載のOFDM信号復調回路。 - 前記伝送路等価回路は、
前記FFT処理回路によって抽出されたキャリアから既知の電力と位相を有する同期信号を抽出して前記位相補正回路に出力する同期信号抽出回路と、
前記位相補正回路からの同期信号に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアを時間軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたシンボルフィルタ係数を出力するシンボルフィルタ回路と、
このシンボルフィルタ回路から出力されたシンボルフィルタ係数を周波数軸方向に補正する補正量を算出することにより得られたキャリアフィルタ係数を出力するキャリアフィルタ回路と、
前記FFT処理回路から出力されたキャリアを前記キャリアフィルタ回路から出力されたキャリアフィルタ係数で除算することによって、前記FFT処理回路から出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う除算回路と、
を備えることを特徴とする請求項1記載のOFDM信号復調回路。 - 複数のキャリアに情報が分割され直交変調が成された直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal FrequencyDivision Multiplex)信号をチューナーによって受信し、この受信された受信信号を復調するOFDM信号復調方法において、
前記チューナーによって受信された受信信号の利得を取得する利得取得工程と、
前記受信信号をFFT演算処理することによって周波数領域の信号に変換されたキャリアを出力するFFT処理工程と、
このFFT処理工程によって出力されたキャリアの位相を補正するための位相補正係数を予め前記利得に対応して記憶する記憶工程と、
前記FFT処理工程によって出力されたキャリアの位相を補正するために前記利得取得工程によって取得された受信信号の利得に基づき前期記憶工程から位相補正係数を抽出し、この抽出された前記位相補正係数に基づいて前記FFT処理回路によって出力されたキャリアの位相を補正する位相補正工程と、
前記FFT処理工程によって出力されたキャリアを前記位相補正工程によって補正されたキャリアに基づいて演算処理することによって前記FFT処理工程によって出力されたキャリアに対して波形等価処理を行う伝送路等価工程と、
を備えることを特徴とするOFDM信号復調方法。
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