JP2004135120A - ダイバーシティ受信装置及びダイバーシティ受信方法 - Google Patents

ダイバーシティ受信装置及びダイバーシティ受信方法 Download PDF

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Tadao Mizoguchi
溝口 督生
Akira Kisoda
木曽田 晃
Tomohiko Taniguchi
谷口 友彦
Tetsuya Yagi
八木 鉄也
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】OFDM復調のキャリア毎の空間ダイバーシティにおいて、AGCによる電力嵩上げの結果、実際の受信電力を反映しない信頼性値算出が行われ、C/Nの悪いキャリアの選択や合成により却って特性が悪化する問題があった。
【解決手段】チューナ105、106のゲインをコントロールするAGC部107、108とが備わる受信装置において、高速フーリエ変換部113、114の出力信号を等化する等化部115、116と、信頼性算出部125、126とを設け、パイロット信号から各キャリアの信頼性を算出する。そして信頼性値補正部609、620でAGC部107、108の出力情報により信頼性値を補正する。キャリア選択・合成部127は補正された信頼性値に従ってブランチのキャリアを選択又は重み付け合成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OFDMの信号又は周波数分割多重の信号を2つ以上のブランチを用いて受信するOFDMダイバーシティ受信装置及びOFDMダイバーシティ受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2003年のサービス開始が予定されているデジタル地上波テレビ(ISDB−T)の規格においては、変調方式としてOFDM(直交周波数分割多重)が採用されている。OFDMは、伝送するデジタルデータで互いに直交する多数のキャリアを変調し、それらの変調波を多重して伝送する方式である。OFDM伝送信号には、送信波形の1部をコピーしたガード期間が設けられており、ガード期間以下のマルチパスによる受信品質の劣化を防止するという特徴を有している。
【0003】
しかしながら現状のOFDM受信装置では、移動受信の際に生じるドップラーシフトや、時間フェージングの影響による受信特性の劣化には完全に対応できない。一般に、劣悪な多重電波伝搬環境や移動受信環境下での受信特性の改善方法として、ダイバーシティ受信方法がある。
【0004】
ダイバーシティ受信方法として、従来のアナログテレビ放送においては、複数の受信アンテナで受信するRF(無線周波数)信号の中から、電力が最大となる受信アンテナを選択して信号を復調するというアンテナ切り替えダイバーシティ受信が主流であった。
【0005】
これに対して、OFDM伝送方式を用いたデジタルテレビ放送では、従来のアンテナ切り替えダイバーシティに加えて、OFDM信号のキャリア単位での選択や重み付け合成を行うキャリアダイバーシティが可能である。キャリアダイバーシティは、複数のアンテナを設け、各々のブランチで個別にキャリアを復調するものである。そして個別に復調されたキャリアに関して、その電力などを基準として選択や重み付け合成等を実行する。このようなキャリアダイバーシティは、アンテナ切り替えダイバーシティよりも大きな効果を発揮することが知られている。このような例が特許文献1に開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−156738号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のキャリア毎のダイバーシティを行う場合、受信状態によっては、キャリアダイバーシティを用いる方が、キャリアダイバーシティを用いない場合よりも受信特性が悪化する場合がある。例えば、2つのアンテナからなるキャリアダイバーシティでの受信中に、一方のアンテナでの受信状態が非常に悪化し、他方の受信状態が良好な場合に、受信状態が良好なアンテナのみでの受信よりも、キャリアダイバーシティを行った受信の方が受信特性が劣化する場合がある。また2つのアンテナ間での受信状態に一定以上の差異が生じた際に、キャリアダイバーシティを行う方が受信特性が劣化する場合がある。
【0008】
これは主に次のことが原因として考えられる。キャリア毎のダイバーシティでは、FFT後のキャリア電力などからその信頼性値を算出し、信頼性値に従って信号の選択や重み付け合成を行う。しかし、例えば2つのブランチのチューナA,Bにおいて、チューナBに低い受信電力が続く場合には、AGC(オート・ゲイン・コントロール)により電力の嵩上げが行われてしまう。このため、このブランチでは本来低い信頼性値が算出されるべきところが、高い信頼性値が算出されてしまう。
【0009】
このため、一方のチューナAでは受信電力が高くて、問題なく受信できていても、他方のチューナBでは本来は受信電力の低いキャリア、即ち信頼性値の低いキャリアであるため、選択や重み付け合成によるキャリアダイバーシティにより、却って受信特性を悪化させてしまうと考えられる。
【0010】
そこで上記の問題点について、従来のOFDMダイバーシティ受信装置のブロック図を参照しながら具体的に検討する。図17はキャリア毎のダイバーシティを行う従来のOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。このOFDMダイバーシティ受信装置は、2つのアンテナ系列(ブランチ)でOFDM信号を個別に受信し、復調されたキャリアに関してダイバーシティを行うものである。
【0011】
OFDM信号101、102は、夫々アンテナ103、104に到達する信号である。チューナ105、106は選局を行う。AGC(オート・ゲイン・コントロール)107、108は、出力振幅を制御するために夫々直交検波部(DET)111、112の出力に基づいてチューナ105、106の利得を制御する。AGC107、108は、受信電力が低い場合にはチューナの利得を増加させて、逆に受信電力が高い場合にはチューナの利得を低下させる。
【0012】
チューナ105、106の出力は夫々ADC(アナログ・デジタル・コンバーター)109、110に与えられ、アナログ信号からデジタル信号に変換される。ADC109、110の出力は、夫々直交検波部111、112に与えられ、直交復調が実行されて複素信号に変換される。
【0013】
FFT(フーリエ変換)113、114は、アンテナ103、104を介して受信した夫々のOFDM信号を時間軸から周波数軸に変換する。FFT後のキャリアには、通常のデータを含むデータキャリアと、一定間隔毎に挿入された分散パイロット信号(以下、SPという)とが混在している。
【0014】
等化部115、116は、SPを用いて夫々のブランチの伝送路特性を推定する。等化部115の構成図を図2(a)に、等化部116の構成図を図2(b)に示す。SPはその振幅と位相が既知の信号である。このため受信側では図2の複素除算部115a、116aが受信したSPを既知のSPと複素除算することにより、SP信号位置の伝送路特性を求める。補間部115b,116bはこれを時間軸方向及び周波数軸方向に補間することにより、全キャリアの伝送路特性を求める。複素除算部115c、116cは、補間部115b,116bで求められた伝送路特性を用いてデータキャリアを複素除算することによりキャリアの等化を行う。
【0015】
図17の等化部115、116からは、等化されたキャリアと、算出された伝送路特性とが出力される。アンテナ103の系列(ブランチ1)における伝送路特性117とキャリア119は等化部115より出力される。アンテナ104の系列(ブランチ2)における伝送路特性118とキャリア120は等化部116より出力される。
【0016】
電力算出部(P算出)121、122は、等化部115、116から夫々出力された伝送路特性を用いてキャリア毎の伝送路特性の電力を算出する。次いで平均電力算出部(Pa算出)123、124は、当該算出された伝送路特性の電力を基に累積平均をとり、平均電力を算出する。この平均電力は個々のキャリアの信頼性値を算出する基準となる。
【0017】
信頼性算出部(R算出)125、126はキャリア毎の信頼性値として、キャリア毎の伝送路特性の電力を平均電力で除算して求める。または信頼性算出部125、126は、平均電力を基準として任意の閾値を設定し、キャリア毎の伝送路特性の電力を閾値と比較して信頼性値を算出する。
【0018】
図18は、上述した閾値とキャリア毎の伝送路特性の電力とを比較することによる信頼性値Rの算出方法を示す説明図である。この図において、202は閾値の基準となる平均電力であり、203、204、205は平均電力に基づき設定された閾値である。図18では、閾値1未満は信頼性値Rが1で、閾値1以上2未満は信頼性値Rが2、閾値2以上3未満は信頼性値Rが3、閾値3以上は信頼性値Rが4である。ここでは電力が高いほうが信頼性値が大きいとしている。
【0019】
図18において206、207、208、209は、個々のキャリア毎の伝送路特性電力を示している。これらは個々の電力と閾値とを比較し、信頼性値Rが算出されたものである。例えばキャリア206は信頼性値Rが4と算出され、以下キャリア207,208,209は夫々信頼性値Rが3、2、1と算出される。図17の信頼性算出部125、126では、上述したように信頼性値が算出され、等化部115、116より出力されるキャリアと共に、キャリア選択・合成部(C選択合成)127に出力される。
【0020】
キャリア選択・合成部127は、入力したブランチ1とブランチ2のキャリアに対して、その信頼性値を基に信頼性値の高いキャリアを選択し、若しくは信頼性値に従って重み付け合成を行う。これらの処理が行われたキャリアは誤り訂正部128に出力され、誤り訂正が行われる。
【0021】
図19は上記従来例において生じる問題について説明した図である。図19に示す各ブロックには、図17と同一の機能を有するブロックと同じ番号を付ける。OFDM信号の受信においては、受信電力は種々の要因で変動する。あるときにはブランチ1での受信は良好であるが、ブランチ2での受信が悪化している場合もある。またこの逆の状態もある。
【0022】
301はブランチ1での受信電力のスペクトルを示しており、この場合十分な電力を有している。一方、ブランチ2での受信電力は302に示す通り受信電力が低い。しかし、受信電力が低い場合であっても、AGCの追従範囲であれば電力の嵩上げがなされるため、信頼性値を算出する時点では電力が高いと判断される。303、304に示すスペクトルではこの条件に当てはまる。このため、本来の受信電力が低いにも関らず信頼性値が高いと算出され、実際の受信電力を反映しない信頼性算出が行われるという問題がある。
【0023】
図20及び図21は上述の信頼性値算出時の問題を示す説明図である。図20の401はブランチ1での受信時と復調処理時を示している。図21の402はブランチ2での受信時と復調処理時を示している。図20の403はブランチ1でのアンテナでの受信状態を表しており、キャリア406〜409に示すように受信電力は高い。受信時電力が高いため、404に示すようにAGCでの嵩上げは無く、信頼性算出部125での信頼性値算出結果414〜417は、アンテナでの受信電力を反映させたものとなっている。
【0024】
一方、図21の402はブランチ2の状態を表している。418はブランチ2でのアンテナでの受信電力を表しており、受信電力420は低い。しかし、419のキャリア429、430、431、432に示すように、上述の通りAGCによる電力の嵩上げがされ、高い信頼性値が算出される。これによりブランチ1よりも受信電力の非常に低いブランチ2のキャリアにおいて、ブランチ1と同じ信頼性値が算出されるという問題が生じる。
【0025】
このような処理による信頼性値に従えば、同じ信頼性値を有するものとして、ブランチ1のキャリアとブランチ2のキャリアが同等の比率で合成され、ダイバーシティにより特性が却って悪化する問題が生じる。
【0026】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、OFDM復調のキャリア毎の空間ダイバーシティにおいて、AGCによる電力嵩上げの結果、実際の受信電力を反映しない信頼性値算出が行われることを抑止し、C/Nの悪い状態においても信頼性の高いキャリアの選択や合成を行えるようにすることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入された直交周波数分割多重(以下、OFDM)信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部が出力するパイロット信号及び前記AGC部が出力するAGC値から各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記信頼性値算出部の信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0028】
本願の請求項2の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入された直交周波数分割多重(以下、OFDM)信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部が出力するパイロット信号から各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記AGC部のAGC値により、前記信頼性値算出部で算出された信頼性値を補正する信頼性値補正部と、前記信頼性値補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0029】
本願の請求項3の発明は、請求項2のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記ブランチ毎に前記AGC部のAGC値及び前記信頼性値算出部の信頼性値を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに基づいて前記信頼性値を補正することを特徴とするものである。
【0030】
本願の請求項4の発明は、請求項2又は3のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記AGC部のAGC値から判断される受信電力が所定の基準値より低いブランチのキャリアに対しては、当該キャリアの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とするものである。
【0031】
本願の請求項5の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部が出力するパイロット信号から前記各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記AGC部のAGC値から受信電力が所定の基準値より低いと判断されるブランチのキャリアを除外し、前記受信電力が所定の基準値以上の場合はキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0032】
本願の請求項6の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、ブランチ毎の前記AGC値を比較し、AGC値の差分値を出力する比較部と、前記等化部が出力するパイロット信号、及び前記比較部の出力するAGC値の差分値に基づいて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記信頼性値算出部の信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0033】
本願の請求項7の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記ブランチ毎のAGC値を比較し、前記AGC値の差分値が所定の閾値以上であるか否かを比較して比較結果を出力する比較部と、前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出する信頼性値算出部と、前記比較部の比較結果に基づいて前記AGC差分値で前記信頼性値算出部の信頼性値を補正する信頼性値補正部と、前記信頼性補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0034】
本願の請求項8の発明は、請求項7のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記比較部から出力された前記AGC値の差分値及び前記信頼性値算出部の出力を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに基づいて前記信頼性値を補正することを特徴とするものである。
【0035】
本願の請求項9の発明は、請求項7又は8のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記比較部から出力された前記AGC値の差分値が所定の閾値以上の場合に、相対的に受信電力の低いブランチの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とするものである。
【0036】
本願の請求項10の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記ブランチ毎のAGC値を比較し、AGC値の差分値が所定の閾値以上であるか否かを比較し、比較結果を出力する比較部と、前記等化部が出力するパイロット信号から前記各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記比較部で出力された前記AGC値の差分値が所定の閾値以上と判定された場合に、相対的に受信電力の低いブランチのキャリアを除外し、前記差分値が所定の閾値未満の場合には、前記信頼性値算出部の信頼性値を用いてキャリアの選択又は重み付け合成を行うキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0037】
本願の請求項11の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、前記等化部の出力するパイロット信号、及び前記C/N算出部の出力するC/N値を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記信頼性値算出部の信頼性値に従ってキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0038】
本願の請求項12の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入された直交周波数分割多重(以下、OFDM)信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記C/N算出部のC/N値に基づいて前記信頼性値算出部の信頼性値を補正する信頼性値補正部と、前記信頼性値補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0039】
本願の請求項13の発明は、請求項12のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記C/N算出部のC/N値、及び前記信頼性値算出部の信頼性値を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに従って前記信頼性値を補正することを特徴とするものである。
【0040】
本願の請求項14の発明は、請求項12又は13のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記C/N値が所定の基準値より低いブランチの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とするものである。
【0041】
本願の請求項15の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記C/N算出部で算出されたC/N値が所定の基準値より低いブランチのキャリアを除外し、前記C/N値が所定の基準値より高い場合には、前記信頼性値算出部の信頼性値に従ってキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0042】
本願の請求項16の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、ブランチ毎の前記C/N値を比較し、C/N値の差分値を出力する比較部と、前記等化部が出力するパイロット信号、及び前記比較部の出力するC/N値の差分値に基づいて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記信頼性値算出部の信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0043】
本願の請求項17の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、前記C/N算出部の出力を用いてブランチ毎のC/N値を比較する比較部と、前記等化部の出力するパイロット信号を用いて前記各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記比較部によりC/N差分値が閾値を越えると判定された場合には、前記信頼性値算出部により算出された前記信頼性値を前記C/N差分値を用いて補正する信頼性値補正部と、前記信頼性値補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0044】
本願の請求項18の発明は、請求項16のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記C/N算出部で得られたC/N差分値及び前記信頼性値算出部の出力を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに従って前記信頼性値を補正することを特徴とするものである。
【0045】
本願の請求項19の発明は、請求項17又は18のダイバーシティ受信装置において、前記信頼性値補正部は、前記C/N値が相対的に悪いブランチの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とするものである。
【0046】
本願の請求項20の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、前記C/N算出部の出力からブランチ毎のC/N値を比較する比較部と、前記比較部により前記C/N差分値が閾値以上と判定された場合には、所定の基準値より相対的にC/N値の悪いブランチのキャリアを除外し、前記C/N差分値が閾値未満の場合には、前記信頼性値算出部の信頼性値に従ってキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0047】
本願の請求項21の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、前記OFDM信号を受信するチューナのゲインをコントロールするAGC信号をブランチ毎に出力し、前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、前記AGC信号に基づいてブランチ毎に前記信頼性値を補正し、前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするものである。
【0048】
本願の請求項22の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、前記OFDM信号を受信するチューナのゲインをコントロールするAGC信号をブランチ毎に出力し、前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、前記AGC信号を比較し、比較結果が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記比較結果が閾値以上の場合に前記信頼性値を前記AGC信号に基づいてブランチ毎に補正し、前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするものである。
【0049】
本願の請求項23の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、前記等化出力からC/N値をブランチ毎に算出し、前記C/N値で前記信頼性値をブランチ毎に補正し、前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするものである。
【0050】
本願の請求項24の発明は、複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、前記等化出力からC/N値をブランチ毎に算出し、各ブランチの前記C/N値を比較し、前記比較結果が所定の閾値を超えるか否かを判定すると共に、前記閾値を越える場合に前記信頼性値を前記比較結果によりブランチ毎に補正し、前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするものである。
【0051】
本願の請求項25の発明は、周波数分割多重信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置において、前記周波数分割多重信号を増幅するブランチ毎の増幅部と、前記増幅部の周波数分割多重信号に含まれる複数のキャリアを抽出するブランチ毎の変換部と、前記変換部の出力を検波するブランチ毎の復調部と、前記復調部の出力と前記増幅部の出力から前記キャリア毎の信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記信頼性値算出部で算出された信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0052】
本願の請求項26の発明は、周波数分割多重信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置において、前記周波数分割多重信号を選局して増幅するブランチ毎のアンプ部と、前記アンプ部のRF信号を中間周波数信号(以下、IF信号)に変換するブランチ毎のミキサ部と、前記ミキサ部の出力するIF信号を直交検波し、複素信号に変換するブランチ毎の検波部と、前記検波部の時間軸信号を周波数軸信号に変換することにより各キャリアを出力するブランチ毎の時間周波数変換部と、前記周波数軸変換部のキャリアに対して位相及び振幅を補正するブランチ毎の等化部と、前記等化部の出力と前記アンプ部の出力から前記キャリア毎の信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、前記信頼性値算出部で算出された信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするものである。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態におけるOFDMダイバーシティ受信装置及びOFDMダイバーシティ受信方法について説明する。
【0054】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図であり、図17に示すものと同一ブロックは同一の符号を付けて説明する。また等化部115、116は図2に示すものと同一である。以下では、AGC107、108の出力であるAGC値が大きいほうが、受信電力が高いとして説明する。実施の形態1では、前述した問題を解決するために、AGC107、108の出力に基づいて信頼性算出部(R算出)125A、126Aにおける算出結果を補正する。
【0055】
信号501はブランチ1のAGC107の出力するAGC値であり、信号502はブランチ2のAGC108の出力するAGC値である。夫々のAGCの出力は遅延部503、504を経由して信頼性算出部125A、126Aに入力される。遅延部503、504はAGC制御から信頼性算出部までの遅延時間を補うための回路である。遅延後のAGC値は、信頼性算出部125A、126Aに入力されて信頼性値の補正処理が行われる。
【0056】
図3にAGC出力を用いた信頼性値補正処理の一例を示す。信頼性算出部125Aは、除算部603、1次信頼性判定部604、AGC値判定部607、補正テーブル609を有し、ブランチ1におけるキャリア毎の信頼性値を算出し、キャリア選択・合成部(C選択合成)127に出力する。ここで除算部603と1次信頼性判定部604を信頼性値算出部605と呼び、AGC値判定部607と補正テーブル609を信頼性値補正部611と呼ぶ。
【0057】
また信頼性算出部126Aは、除算部614、1次信頼性判定部615、AGC値判定部618、補正テーブル620を有し、ブランチ2におけるキャリア毎の信頼性値を算出し、キャリア選択・合成部127に出力する。ここでも除算部614と1次信頼性判定部615を信頼性値算出部616と呼び、AGC値判定部618と補正テーブル620を信頼性値補正部622と呼ぶ。図4(a)は補正テーブル609の内容を示し、図4(b)は補正テーブル620の内容を示す。
【0058】
ここではブランチ1では受信電力が低く、ブランチ2で受信電力が高いとして説明する。信頼性算出部125Aには各キャリア毎の伝送路特性の電力値601と、その伝送路特性の平均電力602が入力される。除算部603は各キャリア毎の伝送路特性の電力値601を平均電力602で除算し、その結果を1次信頼性値判定部604に出力する。1次信頼性値判定部604は、便宜的に信頼性値が1〜4の4段階の値を有するものとして、この例ではあるキャリアに関して信頼性値を「4」と算出する。
【0059】
一方、この信頼性算出部125AにはAGC値606が入力されており、AGC値判定部607において、受信電力の良否を段階的に判断する。便宜的にAGC値が低い場合を「1」、高い場合を「2」とする。このように2段階で判定し、AGC値606は低く、判定値608に示すように「1」と判定されている。図4(a)に示す補正テーブル609では、行方向がAGC値判定部607のAGC値判定結果であり、列方向が1次信頼性値判定部604での1次信頼性判定結果であり、1次信頼性判定結果が補正されている。この補正テーブル609では1次信頼性判定結果が「4」であり、AGC値判定結果が「1」であるので、矢印610で示すとおり、信頼性値は「2」に補正され、この値が補正信頼性値として出力される。ここではAGC値が低く、受信状態が悪いため、信頼性値を低減させるように補正される。補正信頼性値はキャリア選択・合成部127に出力される。
【0060】
他方のブランチでも同様の処理を行う。図3において信頼性算出部126Aを有するブランチ2での受信電力は良好で、AGC値判定部618で「2」と判定されるものとする。信頼性値として1次信頼性判定結果がブランチ1と同じく「4」であり、AGC判定結果が「2」であるため、図4(b)に示す補正テーブル620に従い、補正後の信頼性値は矢印621で示すように「4」とされる。この補正信頼性値はキャリア選択・合成部127に出力される。
【0061】
このように、AGCでの嵩上げの結果、いずれのブランチでも一旦「4」と信頼性値は算出されていたが、AGC値の補正により受信状態を反映した信頼性値を算出できる。尚、上記で示した補正テーブルと異なる補正テーブルを用いてもよい。また、所定の基準値と比較して、著しく受信電力が低いと判断されるキャリアの信頼性値を0にして消失させる方式も考えられる。この方法でも同様の効果を得ることが可能である。上記のような補正により、実際の受信状態を反映させた信頼性値算出ができ、ダイバーシティ効果を向上することができる。
【0062】
尚、前記の補正テーブルを用いる以外に、1次信頼性判定結果をAGC値で除算又は乗算する補正によっても同様の効果が得られる。尚、一旦算出された信頼性値を補正するのではなく、平均電力602とキャリア毎の伝送路特性電力601とから信頼性を算出する際に、AGC値を用いて受信状態を反映した信頼性値を算出することでも同様の効果が得られる。
【0063】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2におけるOFDMダイバーシティ受信装置について説明する。図5は実施の形態2のOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。ここでも実施の形態1と同一の機能を有するブロックは図1と同一の符号を付けて説明する。
【0064】
本実施の形態のOFDMダイバーシティ受信装置は、各ブランチのAGC値を用いて各ブランチの信頼性値算出の補正を行うことを特徴とする。ダイバーシティでの特性劣化は、一方のブランチでの受信電力が著しく低下した場合だけでなく、2つのブランチ間での受信電力の相対的差分が著しく大きい場合にも生じる。この様な場合にも、相対的に受信レベルの低いブランチのキャリアの寄与度を低下又は消滅させるべきである。
【0065】
従って本実施の形態では、上記ブランチ間での受信電力の差分が著しく大きい場合にも対応できるように比較部701を設け、比較結果をブランチ1の信頼性算出部125Bとブランチ2の信頼性算出部126Bとに与える。図5の比較部701は2つのブランチのAGC値を比較し、AGC値の差分値(AGC差分値)を算出する。そして比較部701は両ブランチのAGC値の差分値と所定の閾値とを比較する。比較の結果、信頼性算出部(R算出)125B、126Bは差分値が所定の閾値以上であれば信頼性値を補正し、閾値未満であれば信頼性値を補正しない。
【0066】
図6は比較部701及び信頼性算出部125B、126Bの信頼性値の補正に関する機能ブロック図である。比較部701は差分検出部802、判定部803を有している。また信頼性算出部125Bは、信頼性値算出部として除算部804を有し、信頼性値補正部として補正部806を有している。同様に信頼性算出部126Bは信頼性値算出部として除算部808を有し、信頼性値補正部として補正部810を有している。比較部701は両方のブランチからAGC値を入力し、差分検出部802が両ブランチのAGC値の差分値を算出する。判定部803は差分値と閾値801とを比較判定する。両ブランチのAGC値の差分値が所定の閾値801未満の場合、判定部803は信頼性値の補正が不要との情報702、703を出力する。
【0067】
差分値が所定の閾値801以上の場合、判定部803は補正必要の旨と、その差分値、AGC値が大きいブランチを示す情報702、703を夫々信頼性算出部125B、126Bに出力する。信頼性算出部125B、126Bでは、当該伝達される情報で信頼性値を補正する。この補正では、相対的にAGC値の低いブランチの信頼性値をAGC値の差分量に応じて低下させ、相対的にAGC値の高いブランチはそのままとすることで、AGC値の差異を信頼性値に反映させる。
【0068】
図7は補正部806、810の動作を示す機能ブロック図である。補正部806には図6の除算部804により算出された補正前信頼性値805と、比較部701から与えられたAGC値の差分値と、ブランチ間での相対的なAGC値の高低に関する情報702が入力される。同様に補正部810には図6の除算部808により算出された補正前信頼性値809と、比較部701から与えられたAGC値の差分値と、ブランチ間での相対的なAGC値の高低に関する情報703が入力される。このAGC差分値は補正部内の補正テーブル806a、810aで用いられ、ブランチ間の高低情報は補正部内のMUX(マルチプレクサ)806d、810dで用いられる。
【0069】
補正テーブル806a、810aは、AGC値の差分量に応じて、一旦算出された信頼性値を補正するのに用いられる。図に示すように、列方向にAGC値の差分値が配置され、行方向に補正前信頼性値が配置されている。そして比較部701から与えられたAGC差分値で信頼性値を補正する。ここでは、差分値がその大きさに応じて「0」、「1」、「2」と段階づけされており、差分値が「2」の時には補正前信頼性値が「1、2、3、4」のいずれをとる場合であっても、最小の「1」に補正される。このテーブルは他の値を持ったテーブルに変更することも可能である。
【0070】
MUX806dは補正テーブル806aにより補正された信頼性値806bと補正前の信頼性値806cの何れかを選択する。またMUX810dは補正テーブル810aにより補正された信頼性値810bと補正前の信頼性値810cの何れかを選択する。
【0071】
ブランチ間のAGC値の高低に関する情報702,703に従い、相対的にAGC値の低いブランチでは補正信頼性値806b、810bが選択され、AGC値の相対的に高いブランチは補正前信頼性値806c、810cが選択される。選択後の信頼性値806e、810eは図5のキャリア選択・合成部(C選択合成)127に出力される。
【0072】
以上の構成により、相対的にAGC値の低いブランチを、その差分量に応じて補正することで、実際の受信状態を反映した信頼性値を算出して、キャリア毎のダイバーシティで用いることができる。また、差分値が著しく大きい場合には、相対的にAGC値の低いブランチの信頼性値を0に消失させる方法で補正してもよい。こうすることにより、キャリアダイバーシティにおいて、受信状態の著しく悪いブランチのキャリアの悪影響を排除することができる。
【0073】
尚、前記の補正テーブルを用いる以外に、1次信頼性判定結果をAGC値で除算又は乗算する補正によっても同様の効果が得られる。尚、一旦算出された信頼性値を補正するのではなく、平均電力602とキャリア毎の伝送路特性電力601とから信頼性を算出する際に、AGC差分値を用いて、受信状態を反映した信頼性値を算出することでも同様の効果が得られる。
【0074】
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3におけるOFDMダイバーシティ受信装置について説明する。図8は本実施の形態3(その1)に関るOFDMダイバーシティ装置の構成を示すブロック図である。また図9は本実施の形態3(その2)に関るOFDMダイバーシティ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態のOFDMダイバーシティ受信装置は、AGC値で信頼性値を補正する方式ではなく、キャリア選択、合成を行う際にAGC値を用いることを特徴とするものである。
【0075】
まず、図8の構成を有するOFDMダイバーシティ受信装置について説明する。なお、実施の形態1,2と同一部分は同一の符号を付けて説明を省略する。信号901は、AGC107から遅延部503を介してキャリア選択・合成部(C選択合成)127Cに入力されるAGC値である。同様に信号902は、AGC108から遅延部504を介してキャリア選択・合成部127Cに入力されるAGC値である。
【0076】
キャリア選択・合成部127Cでは、信頼性値に従ってキャリアの選択、合成を実行するが、入力されたAGC値から受信電力が著しく低いと判断されるブランチのキャリアについては、その信頼性値に関らず使用しない。なお、キャリア選択・合成部127Cは、ブランチが3以上あるときに、1つのブランチの受信電力が著しく低下しているとき、該当するブランチのキャリアのみを捨てて、他ブランチのキャリアでダイバーシティを実行するようにしてもよい。この場合、更なる効果を得ることができる。
【0077】
図9は2つのブランチのAGC値を比較して、差分が著しく大きい場合に、受信電力の低いブランチのキャリアを、ダイバーシティに使用しないようにしたOFDMダイバーシティ受信装置のブロック図である。比較部1001は両ブランチのAGC値を比較するものであり、図6の比較部701と同様に両ブランチのAGC値の差分値が所定の閾値を越えるか否かを判断する。比較部1001は差分値が所定の閾値以上の場合、そのことをキャリア選択・合成部(C選択合成)127Dに通知する。キャリア選択・合成部127Dはこのような通知を受けると、相対的に受信電力の低いブランチのキャリアを選択、合成で使用しないようにする。
【0078】
以下に、キャリア選択・合成部127Dでのキャリアの除外方法について説明する。例えば通常の処理では、2つのブランチからなるOFDMダイバーシティ受信装置では、ある対応するキャリアについて、ブランチ1の信頼性値とブランチ2の信頼性値を用いて、両方のブランチのキャリアの重み付け合成を行う。しかし、例えばブランチ1の受信電力が所定の基準値より低いと判断される場合や、相対的な差分が所定以上の場合には、2つのキャリアを合成せず、ブランチ2のキャリアのみを誤り訂正部128に出力する。このような処理により、受信電力の低いブランチのキャリアの寄与度を消失させることができる。
【0079】
あるいは、キャリア毎の選択においては、受信電力の低いブランチのキャリアを選択候補の対象から除外して、他方のブランチのキャリアをそのまま誤り訂正部に出力するようにしてもよい。更に、3以上のブランチからなるOFDMダイバーシティ受信装置の場合は、1つのブランチの受信電力が所定値未満のときには、当該ブランチ以外のキャリアを用いて合成することで、更なる効果を得ることができる。以上の処理により、相対的に著しく受信電力の低いブランチのキャリアによるキャリアダイバーシティでの悪影響を回避することができる。
【0080】
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4におけるOFDMダイバーシティ受信装置について説明する。図10は本実施の形態におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その1)の構成を示すブロック図である。図12は本実施の形態におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その2)の構成を示すブロック図である。図13は本実施の形態におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その3)の構成を示すブロック図である。図14は本実施の形態におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その4)の構成を示すブロック図である。
【0081】
これらのOFDMダイバーシティ受信装置では、いずれの受信装置であってもC/N値を用いて、信頼性値の補正を行ったり、受信状態の悪いブランチの排除を行う。これまで説明した実施の形態1〜3では、AGC値により受信状態変動を判断して信頼性値の補正を行ったが、実施の形態4ではこのC/N値で受信状態を判断することを特徴とする。
【0082】
前記いずれのOFDMダイバーシティ受信装置にも、C/N算出部(C/N算出)1101、1102が設けられる。C/N算出部1101、1102は、FFT後、SPを用いて等化されたキャリアの平均電力の算出によりC/N算出を行う。平均は例えば、1OFDMシンボル分などの平均が考えられ、この場合には受信変動に対してリアルタイム性の高い信頼性値の補正が可能になる。あるいは数OFDMシンボル分の平均を用いることもできる。
【0083】
図11にC/N算出の概念図を示している。1111は受信した信号の平均電力を示している。受信した信号は、キャリア成分1112とノイズ成分1113を含んでいる。受信した信号の平均電力はこのキャリア成分とノイズ成分の加算値であり、1117で表される電力になる。ここで、上述の様にキャリアのみの電力1116は既知であり、算出した平均電力1117と既知のキャリア電力1116との差分1114が結局本来のノイズ成分1115と同等である。平均電力1117と差分1114の比率計算からC/Nを算出することができる。尚、分散パイロット信号の変動からC/Nを算出することも可能である。
【0084】
図10に示すOFDMダイバーシティ受信装置(その1)において、比較部1103は両ブランチでのC/N値を比較するものであり、C/N値の差分値(C/N差分値)と所定の閾値とを比較する。比較部1103は比較の結果、所定の閾値を越える場合、補正必要を示す情報、差分値、C/N値の悪いブランチを指定する信号等を含む情報1104を信頼性算出部125、126に伝達する。
【0085】
尚、C/N算出時と信頼性値の補正時の遅延差を補うために、適当な遅延器を挿入して遅延を調整する。但し、遅延器がない場合ても、受信変動が穏やかであれば、同様の効果を得ることができる。
【0086】
信頼性算出部125、126は、信頼性値の補正が必要な場合、相対的にC/N値の悪いブランチの信頼性値に対して差分値によりその値を低減させる補正を行う。この場合、実施の形態2で説明した図7の補正部と同等の補正テーブルを用いて、C/N値の差分値に応じて補正を実行する。即ち信頼性算出部125、126は、C/N値の差分量と補正前の信頼性値のマトリックスとからなる補正テーブルを用いて補正を行う。また信頼性算出部125、126は、差分値が著しく大きい場合は信頼性値を0に消失させるようにしてもよい。これによりC/Nの著しく悪いキャリアの悪影響を排除できる。
【0087】
尚、C/Nの差分値で除算又は乗算することで、信頼性値を補正することでも同様の効果が得られる。尚、一旦算出された信頼性値を補正するのではなく、平均電力とキャリア毎の伝送路特性電力とから信頼性を算出する際に、C/N値の差分値(C/N差分値)を用いて、受信状態を反映した信頼性値を算出する。この方法でも同様の効果が得られる。
【0088】
図12に示すOFDMダイバーシティ受信装置(その2)は、実施の形態3と同じく、C/N値の差分値が所定の閾値を越える場合、相対的にC/Nの悪いブランチのキャリアをダイバーシティで使用しないようにするものである。比較部1103から出力される信号1201は、両ブランチのC/N比較結果をキャリア選択・合成部(C選択合成)127Eに通知する情報である。キャリア選択・合成部127Eは、C/N値の差分値が閾値以上である通知を受けた場合、相対的にC/Nの悪いブランチのキャリアを使用しない処理を行う。キャリアを除外する処理は、実施の形態3で説明した通り、C/N値が所定の基準より悪いブランチのキャリアを重み付けに用いず、他方のブランチのキャリアをそのまま誤り訂正部に出力することである。尚、キャリア選択において、その選択候補から除外して、他方のブランチのキャリアをそのまま誤り訂正部に出力するようにしてもよい。
【0089】
更に、3つ以上のブランチを有する場合には、相対的にC/N値が最も悪いブランチ以外のキャリアでダイバーシティを実行するようにしてもよい。この場合は更なる効果を得ることができる。
【0090】
図13に示すOFDMダイバーシティ受信装置(その3)は、各々のブランチで算出したC/N値の結果から、個別のブランチ毎に信頼性値補正を行うものである。実施の形態1と同じく、算出される信頼性値に実際の受信状態を反映させるため、信頼性算出部(R算出)125F、126Fは受信状態の指標となるC/N値により信頼性値を補正する。
【0091】
信頼性算出部125F、126Fでの補正は、実施の形態1で説明した図4の補正テーブルと同等の補正テーブルを用いてC/N値の大きさに応じて実行する。即ち、C/N値を所定のレベル毎にある値に割り当て、この値と補正前信頼性値のマトリックスからなる補正テーブルで補正する。
【0092】
また、C/N値の著しく悪いキャリアの信頼性値を0に消失させるようにしてもよい。これにより、C/Nの悪いキャリアの悪影響を排除できる。更に、C/N値を任意の段階値で表し、この段階値で信頼性値を除算又は乗算することで補正することもできる。この場合でも、同様の効果を得ることができる。
【0093】
尚、一旦算出された信頼性値を補正するのではなく、平均電力とキャリア毎の伝送路特性電力とから信頼性を算出する際に、C/N値を用いて、受信状態を反映した信頼性値を算出することでも同様の効果が得られる。
【0094】
図14に示すOFDMダイバーシティ受信装置(その4)は、各々のブランチで算出したC/N値を、信頼性値の補正ではなく、キャリアダイバーシティで用いるようにしたものである。キャリア選択・合成部(C選択合成)127Gは、C/N値が所定の基準より悪いブランチについては、上記で説明した処理により、当該ブランチのキャリアを除外してダイバーシティを実行する。
【0095】
以上のような処理によれば、受信状態の指標であるC/N値を用いて、実際の受信状態を反映した信頼性値を算出し、その結果をキャリア毎のダイバーシティで用いることができる。
【0096】
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5におけるOFDMダイバーシティ受信装置について説明する。図15は実施の形態5におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。ここでは2つのブランチを有している。信号1501、1502は夫々アンテナ1503、1504で受信され、周波数分割多重されたRF信号である。
【0097】
増幅部1505、1506は受信した信号を増幅する。変換部1507、1508は、増幅された信号を入力し、直交検波により複素信号に復調し、更に直交関数を用いて時間軸から周波数軸への変換を行う。こうして変換部1507、1508は周波数軸上で多重化された複数のキャリアを抽出する。
【0098】
復調部1509、1510は、変換部1507、1508で夫々抽出されたキャリアについて、必要に応じてその位相や振幅などを補正することにより等化を行う。信頼性算出部1511、1512は、復調部1509、1510より夫々出力される等化キャリア毎に、その電力などを基準として信頼性値を算出する。
【0099】
ここで、増幅部1505、1506により受信信号は増幅されるため、実際の受信時よりも電力が増幅されている。このため、変換部1507、1508内の検波部より出力されたキャリアの電力から、信頼性値を直接算出した場合には、その信頼性値は実際の受信電力を反映していない場合がある。このため、信頼性算出部1511、1512に対して増幅部1505、1506の増幅度の情報1513、1514を与える。信頼性算出部1511、1512はこの情報1513、1514を用いて信頼性値を補正する。
【0100】
信頼性算出部1511、1512は、情報1513、1514に含まれる増幅度と、一旦算出された信頼性値をパラメータとした補正テーブルを用いて信頼性値を補正する。ここで用いられる補正テーブルは、図3、図4を用いて実施の形態1で説明したものと同様である。補正された信頼性値は、キャリア選択・合成部1515に出力され、当該信頼性値の大きいキャリアが選択されたり、信頼性値に従ってキャリア毎の重み付け合成がなされる。
【0101】
キャリア選択・合成部1515の出力は、誤り訂正部1516に入力され、必要な誤り訂正を施される。なお、増幅部1505、1506にはチューナやLNAなどのアンプが使われることも考えられる。また変換部1507、1508では、時間領域から周波数領域への変換を行うフーリエ変換や、シンセサイザーを用いた変換により、周波数軸上に存在する複数のキャリアを抽出することも考えられる。また変換部1507、1508では、必要に応じて周波数変換が行われ、IF帯域やベースバンド帯域に変換することが行われる。
【0102】
信頼性算出部1511、1512では増幅部1505、1506の出力のみならず、受信した信号のC/Nを算出することで、このC/N値をパラメーターとした補正テーブルで信頼性値を補正することも考えられる。
【0103】
(実施の形態6)
次に本発明の実施の形態6におけるOFDMダイバーシティ受信装置について説明する。図16は実施の形態6におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。信号1601、1602は、夫々アンテナ1603、1604で受信される周波数分割多重信号である。アンプ1605、1606は夫々のアンテナ1603、1604で受信した信号を増幅するものであり、低ノイズのアンプであるLNAなどが用いられることが多い。
【0104】
ミキサ1607、1608は、受信した信号の周波数をRF帯域からIF帯域に変換する。フィルタ1609、1610は、夫々ミキサ1607、1608の出力信号から余分な高周波成分を除去してノイズを低減させる。検波部1611、1612は、受信した信号を直交復調により複素信号に復調し、ベースバンド帯域に周波数変換を行う。
【0105】
時間周波数変換部(T/F変換部)1613、1614は、受信した信号が時間軸から周波数軸に変換することで、周波数軸上で多重化されている複数のキャリアを抽出する。ここでは例えば高速フーリエ変換等が用いられる。等化部1615、1616は、復調されたキャリアについてその位相や振幅を補正する。
【0106】
信頼性算出部(R算出)1617、1618は、キャリア毎の電力などを基準に、その信頼性値を算出する。このとき、アンプ1605、1606により電力が増幅された後の信号であるため、その電力は実際の受信状態を反映しない場合がある。このため算出される信頼性値も実際の受信状態を反映しない場合が生じ得る。このため、アンプ1605、1606の出力情報1619、1620を夫々信頼性算出部1617、1618に与え、信頼性値を補正する。
【0107】
ここでの補正も、実施の形態1で図3及び図4を用いて説明したように、アンプの出力をパラメーターとした補正テーブルを用いて実現される。これにより、算出される信頼性値は受信状態をより反映することができる。信頼性算出部1617、1618で補正された信頼性値はキャリア選択・合成部(C選択合成)1621に出力される。キャリア選択・合成部1621では、信頼性値の大きいキャリアを選択したり、信頼性値に従ってキャリアの重み付け合成を実行する。キャリア選択・合成部1621の出力は、誤り訂正部1622に入力され、必要な誤り訂正が施される。
【0108】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、AGC出力を基に信頼性値を補正することで、実際の受信電力を反映した信頼性値を算出することが可能となる。そして当該補正後の信頼性値を用いたキャリア毎の選択・合成を行うことで、受信状態の悪いキャリアの悪影響を排除したキャリア毎のダイバーシティを実行することができる。
【0109】
また本発明によれば、複数のブランチ間での受信電力の相対的差分が著しく大きくなった場合でも、相対的に受信電力の低いブランチの信頼性値を補正することにより、実際の受信電力差を反映した信頼性値を算出することが可能となる。そして当該補正後の信頼性値を用いたキャリア毎の選択・合成を行うことで、相対的に受信状態の悪いブランチのキャリアの悪影響を排除した、キャリア毎のダイバーシティを実行することができる。
【0110】
また本発明によれば、受信電力の著しく低下したブランチ、若しくは相対的に著しく受信電力の低いブランチのキャリアを排除してキャリア毎の選択・合成を行うことが可能となる。そして受信電力の悪いキャリアの悪影響を排除したキャリア毎のダイバーシティを実行することができる。
【0111】
また本発明によれば、C/N状態に応じた信頼性値の補正により、実際の受信状態を反映した信頼性値を算出することが可能となり、当該補正後の信頼性値を用いたキャリア毎の選択・合成を行うこと、又はC/Nの悪いブランチのキャリアを排除したキャリア毎の選択・合成を行うことで、C/Nの悪いキャリアの悪影響を排除したダイバーシティを実行することができる。
【0112】
また本発明によれば、OFDM信号のみでなく周波数分割多重信号を受信する受信装置において、受信状態を反映させた信頼性値を算出して、キャリア毎のダイバーシティを行うことが可能となる。以上の実施の形態から、ダイバーシティの効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】各実施の形態のOFDMダイバーシティ受信装置に用いられる等化部の構成図である。
【図3】実施の形態1での信頼性値補正の動作を示す機能ブロック図である。
【図4】実施の形態1での信頼性値補正に用いられる補正テーブルである。
【図5】本発明の実施の形態2におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態2での信頼性値補正の動作を示す機能ブロック図である。
【図7】実施の形態2での信頼性値補正部の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態3におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その1)の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態3におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その2)の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態4におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その1)の構成を示すブロック図である。
【図11】実施の形態4のOFDMダイバーシティ受信装置において、C/N算出の方式を表す模式図である。
【図12】実施の形態4におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その2)の構成を示すブロック図である。
【図13】実施の形態4におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その3)の構成を示すブロック図である。
【図14】実施の形態4におけるOFDMダイバーシティ受信装置(その4)の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態5におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態6におけるOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図17】従来例のOFDMダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図18】従来例のOFDMダイバーシティ受信装置において、信頼性値算出を表す模式図である。
【図19】従来例のOFDMダイバーシティ受信装置において、AGCでの電力嵩上げの問題点を表すブロック図である。
【図20】従来例のOFDMダイバーシティ受信装置において、AGCでの電力嵩上げにより生じる信頼性値算出の問題点を表す模式図(その1)である。
【図21】従来例のOFDMダイバーシティ受信装置において、AGCでの電力嵩上げにより生じる信頼性値算出の問題点を表す模式図(その2)である。
【符号の説明】
101,102 到達電波(OFDM信号)
103,104,1503,1504,1603,1604 アンテナ
105,106 チューナ
107,108 AGC(オート・ゲイン・コントロール)
109,110 ADC(アナログ・デジタル・コンバータ)
111,112 直交検波部
113,114 FFT(フーリエ変換)
115,116,1615,1616 等化部
115a,116a,115c,116c 複素除算部
115b,116b 補間部
117,118 伝送路特性
119,120 キャリア
121,122 電力算出部
123,124 平均電力算出部
125,126,125B,126B,125F,126F,1511,1512,1617,1618 信頼性算出部
127,1515,1621 キャリア選択・合成部
128 1516,1622 誤り訂正部
203,204,205,411,412,413,426,427,428,801 閾値
616 1次信頼性値
602,613 平均電力
501,502 AGCの情報
503,504 遅延部
601,612 キャリア電力
603,614,804,808 除算部
604,615 1次信頼性判定部
605,616 信頼性値算出部
606,617 AGC値出力
607,618 AGC値判定部
608,619 AGC段階値
609,620,806a,810a 補正テーブル
611,622 信頼性値補正部
701,1001,1103 比較部
702,703,1002,1104 比較結果通知
802 差分検出部
806,810 補正部
805,809 補正前信頼性値
803 判定部
806d,810d MUX
807,811 補正信頼性値
901,902 AGC値入力
1101,1102 C/N算出部
1111 キャリアとノイズ成分の合算電力
1112 キャリア成分電力
1113,1114 ノイズ成分電力
1115 ノイズ電力
1116 既知の電力値
1201,1301,1302,1401,1402  比較結果通知
1501,1502,1601,1602 周波数分割多重信号
1505,1506 増幅部
1507,1508 変換部
1509,1510 復調部
1513,1514 増幅度の情報
1605,1606 アンプ部
1607,1608 ミキサ
1609,1610 フィルタ
1611,1612 検波部
1613,1614 時間周波数変換部
1619,1620 アンプの出力情報

Claims (26)

  1. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入された直交周波数分割多重(以下、OFDM)信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、
    前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部が出力するパイロット信号及び前記AGC部が出力するAGC値から各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記信頼性値算出部の信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  2. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入された直交周波数分割多重(以下、OFDM)信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、
    前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部が出力するパイロット信号から各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記AGC部のAGC値により、前記信頼性値算出部で算出された信頼性値を補正する信頼性値補正部と、
    前記信頼性値補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  3. 前記信頼性値補正部は、
    前記ブランチ毎に前記AGC部のAGC値及び前記信頼性値算出部の信頼性値を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに基づいて前記信頼性値を補正することを特徴とする請求項2記載のダイバーシティ受信装置。
  4. 前記信頼性値補正部は、
    前記AGC部のAGC値から判断される受信電力が所定の基準値より低いブランチのキャリアに対しては、当該キャリアの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とする請求項2又は3記載のダイバーシティ受信装置。
  5. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、
    前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部が出力するパイロット信号から前記各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記AGC部のAGC値から受信電力が所定の基準値より低いと判断されるブランチのキャリアを除外し、前記受信電力が所定の基準値以上の場合はキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  6. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、
    前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    ブランチ毎の前記AGC値を比較し、AGC値の差分値を出力する比較部と、
    前記等化部が出力するパイロット信号、及び前記比較部の出力するAGC値の差分値に基づいて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記信頼性値算出部の信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  7. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、
    前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記ブランチ毎のAGC値を比較し、前記AGC値の差分値が所定の閾値以上であるか否かを比較して比較結果を出力する比較部と、
    前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出する信頼性値算出部と、
    前記比較部の比較結果に基づいて前記AGC差分値で前記信頼性値算出部の信頼性値を補正する信頼性値補正部と、
    前記信頼性補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  8. 前記信頼性値補正部は、
    前記比較部から出力された前記AGC値の差分値及び前記信頼性値算出部の出力を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに基づいて前記信頼性値を補正することを特徴とする請求項7記載のダイバーシティ受信装置。
  9. 前記信頼性値補正部は、
    前記比較部から出力された前記AGC値の差分値が所定の閾値以上の場合に、相対的に受信電力の低いブランチの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とする請求項7又は8記載のダイバーシティ受信装置。
  10. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナの利得を制御すると共に、利得制御におけるAGC値を出力するブランチ毎のAGC部と、
    前記チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記ブランチ毎のAGC値を比較し、AGC値の差分値が所定の閾値以上であるか否かを比較し、比較結果を出力する比較部と、
    前記等化部が出力するパイロット信号から前記各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記比較部で出力された前記AGC値の差分値が所定の閾値以上と判定された場合に、相対的に受信電力の低いブランチのキャリアを除外し、前記差分値が所定の閾値未満の場合には、前記信頼性値算出部の信頼性値を用いてキャリアの選択又は重み付け合成を行うキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  11. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、
    前記等化部の出力するパイロット信号、及び前記C/N算出部の出力するC/N値を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記信頼性値算出部の信頼性値に従ってキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  12. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入された直交周波数分割多重(以下、OFDM)信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、
    前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記C/N算出部のC/N値に基づいて前記信頼性値算出部の信頼性値を補正する信頼性値補正部と、
    前記信頼性値補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  13. 前記信頼性値補正部は、
    前記C/N算出部のC/N値、及び前記信頼性値算出部の信頼性値を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに従って前記信頼性値を補正することを特徴とする請求項12記載のダイバーシティ受信装置。
  14. 前記信頼性値補正部は、
    前記C/N値が所定の基準値より低いブランチの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とする請求項12又は13記載のダイバーシティ受信装置。
  15. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、
    前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記C/N算出部で算出されたC/N値が所定の基準値より低いブランチのキャリアを除外し、前記C/N値が所定の基準値より高い場合には、前記信頼性値算出部の信頼性値に従ってキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  16. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対してパイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、
    ブランチ毎の前記C/N値を比較し、C/N値の差分値を出力する比較部と、前記等化部が出力するパイロット信号、及び前記比較部の出力するC/N値の差分値に基づいて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記信頼性値算出部の信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  17. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、
    前記C/N算出部の出力を用いてブランチ毎のC/N値を比較する比較部と、
    前記等化部の出力するパイロット信号を用いて前記各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記比較部によりC/N差分値が閾値を越えると判定された場合には、前記信頼性値算出部により算出された前記信頼性値を前記C/N差分値を用いて補正する信頼性値補正部と、
    前記信頼性値補正部の補正信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  18. 前記信頼性値補正部は、
    前記C/N算出部で得られたC/N差分値及び前記信頼性値算出部の出力を所定の補正テーブルに入力し、前記補正テーブルに従って前記信頼性値を補正することを特徴とする請求項16記載のダイバーシティ受信装置。
  19. 前記信頼性値補正部は、
    前記C/N値が相対的に悪いブランチの信頼性値を0に消失させる補正を行うことを特徴とする請求項17又は18記載のダイバーシティ受信装置。
  20. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置であって、
    チューナで得られたOFDM信号を直交検波するブランチ毎の直交検波部と、
    前記直交検波部で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換により、時間領域から周波数領域へ変換することでパイロット信号を含む各キャリアを出力するブランチ毎の高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換部で得られた各キャリアに対して前記パイロット信号を用いて等化すると共に、キャリアの伝送路特性を推定するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力するパイロット信号を用いて各キャリアの信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記等化部の出力するキャリアを用いてC/N値を算出するブランチ毎のC/N算出部と、
    前記C/N算出部の出力からブランチ毎のC/N値を比較する比較部と、
    前記比較部により前記C/N差分値が閾値以上と判定された場合には、所定の基準値より相対的にC/N値の悪いブランチのキャリアを除外し、前記C/N差分値が閾値未満の場合には、前記信頼性値算出部の信頼性値に従ってキャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成をするキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  21. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナのゲインをコントロールするAGC信号をブランチ毎に出力し、
    前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、
    前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、
    前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、
    前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、
    前記AGC信号に基づいてブランチ毎に前記信頼性値を補正し、
    前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするダイバーシティ受信方法。
  22. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、
    前記OFDM信号を受信するチューナのゲインをコントロールするAGC信号をブランチ毎に出力し、
    前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、
    前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、
    前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、
    前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、
    前記AGC信号を比較し、比較結果が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記比較結果が閾値以上の場合に前記信頼性値を前記AGC信号に基づいてブランチ毎に補正し、
    前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするダイバーシティ受信方法。
  23. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、
    前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、
    前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、
    前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、
    前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、
    前記等化出力からC/N値をブランチ毎に算出し、
    前記C/N値で前記信頼性値をブランチ毎に補正し、
    前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするダイバーシティ受信方法。
  24. 複数のキャリアに周期的にパイロット信号が挿入されたOFDM信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信方法であって、
    前記OFDM信号をブランチ毎に直交検波し、
    前記直交検波出力を高速フーリエ変換によりブランチ毎に時間領域から周波数領域へ変換し、
    前記高速フーリエ変換により得られたパイロット信号を含むキャリアをブランチ毎に等化し、
    前記パイロット信号からブランチ毎に各キャリアの信頼性値を算出し、
    前記等化出力からC/N値をブランチ毎に算出し、
    各ブランチの前記C/N値を比較し、
    前記比較結果が所定の閾値を超えるか否かを判定すると共に、前記閾値を越える場合に前記信頼性値を前記比較結果によりブランチ毎に補正し、
    前記補正された信頼性値に従ってキャリアを選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成を行うことを特徴とするダイバーシティ受信方法。
  25. 周波数分割多重信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置において、
    前記周波数分割多重信号を増幅するブランチ毎の増幅部と、
    前記増幅部の周波数分割多重信号に含まれる複数のキャリアを抽出するブランチ毎の変換部と、
    前記変換部の出力を検波するブランチ毎の復調部と、
    前記復調部の出力と前記増幅部の出力から前記キャリア毎の信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記信頼性値算出部で算出された信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  26. 周波数分割多重信号を受信する2以上のブランチからなるダイバーシティ受信装置において、
    前記周波数分割多重信号を選局して増幅するブランチ毎のアンプ部と、
    前記アンプ部のRF信号を中間周波数信号(以下、IF信号)に変換するブランチ毎のミキサ部と、
    前記ミキサ部の出力するIF信号を直交検波し、複素信号に変換するブランチ毎の検波部と、
    前記検波部の時間軸信号を周波数軸信号に変換することにより各キャリアを出力するブランチ毎の時間周波数変換部と、
    前記周波数軸変換部のキャリアに対して位相及び振幅を補正するブランチ毎の等化部と、
    前記等化部の出力と前記アンプ部の出力から前記キャリア毎の信頼性値を算出するブランチ毎の信頼性値算出部と、
    前記信頼性値算出部で算出された信頼性値に従って、キャリア毎にキャリアの選択又は重み付け合成するキャリア選択・合成部と、を具備することを特徴とするダイバーシティ受信装置。
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