JP4351783B2 - ディジタル復調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信したマルチキャリア信号を復調するディジタル復調装置に関し、さらに詳述すると電力制御機能を有するディジタル復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル受信機に用いられるディジタル復調装置は低消費電力化に向けて、各機能LSIの低電圧化や電源回路の高効率化などが進められている。チューナ部、復調部、および誤り訂正部から構成されるフロントエンド部においても、同様の取組が行われているが、アナログ部においてはコストの問題もあり低消費電力に最適なデバイスを使用できない。
図10に、従来のディジタル復調装置を示す。ディジタル復調装置AMDcは、チューナ10、復調器11、誤り訂正器12、スイッチ13、およびマイコン14を有する。チューナ10、復調器11、および誤り訂正器12によってフロントエンド部FEが構成される。
フロントエンド部FEは、スイッチ13を介してマイコン14によって電力制御される。ディジタル復調装置AMDcにおいては、フロントエンド部FEは電源が常時ON状態であり、利用者がディジタル受信機を使用しない時には、ディジタル復調器AMDcのチューナ10は通電されないことを前提として構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者がディジタル受信機を使用するときには、ディジタル復調装置AMDcにおいては、フロントエンド部FEを構成するチューナ10、復調器11、および誤り訂正器12の全てが機能状態(通電されて正常に動作している状態)である。つまり、ディジタル復調装置AMDcにおいては、通常の視聴時においては低消費電力化が実現されていない。
本発明は上記の課題を解決するために成されたもので、通常の視聴時にフロントエンド部が機能状態であっても、低消費電力化を実現できる電力制御機能を有するディジタル復調機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
信号の有効期間である有効シンボルと、当該有効期間期間の一部を複写して当該有効シンボルの時間的に前にガードインターバルとして付加したものを1シンボルとするマルチキャリア信号を復調するディジタル復調装置であって、
前記1シンボル中において電力制御に最適な期間を特定する期間特定器と、
特定された最適な期間に受信装置を構成する機能ブロックの動作を制御する電力制御器とを備えることを特徴とする。
【0005】
上述のように、第1の発明においては、通常視聴時でフロントエンド部が機能状態であっても低消費電力化を実現しうるものである。
【0006】
第2の発明は、第1の発明において、最適な期間は、DVB−T方式およびISDB−T方式の何れかによって規定されているガードインターバル期間内にあることを特徴とする。
【0007】
第3の発明は、第2の発明において、最適な期間は、DVB−T方式およびISDB−T方式の何れかによって規定されているシンボル長の任意の整数倍毎に位置することを特徴とする。
【0008】
第4の発明は、第1、第2、第3、および第4の発明の何れかの発明において、期間特定器は、受信されたマルチキャリア信号の受信状態を監視して受信状態を示す受信状態信号を生成する受信状態監視器を備えると共に、
受信状態信号に基づいて、前記最適な期間が前記受信状態の悪化に従い短なるように決定することを特徴とする。
【0009】
第5の発明は、第4の発明において、受信状態監視器は、受信されたマルチキャリア信号の誤り率を計測することを特徴とする。
【0010】
第6の発明は、第4の発明において、受信状態監視器は、受信されたマルチキャリア信号のCN比を算出とすることを特徴とする。
【0011】
第7の発明は、第1〜第6の発明の何れかの発明において、機能ブロック(FE)は、
受信されたマルチキャリア信号に同期してベースバンド信号を生成するチューナと、
ベースバンド信号を復調してビット系列データを生成する復調器と、
ビット系列データに誤り訂正を施す誤り訂正器とで構成されることを特徴とする。
【0012】
第8の発明は、第7の発明において、電力制御器はチューナの少なくとも一部を停止させることを特徴とする。
【0013】
第9の発明は、第7発明において、電力制御器は復調器の少なくとも一部を停止させることを特徴とする。
【0014】
第10の発明は、第7の発明において、電力制御器はチューナおよび復調器の少なくとも一部を停止させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下に、図1を参照して本発明の第1の実施形態にかかるディジタル復調装置について説明する。ディジタル復調装置AMDp1は、チューナ10、復調器11、誤り訂正器12、スイッチ13、およびマイコン14P1を有する。チューナ10、復調器11、および誤り訂正器12によってフロントエンド部FEが構成される。フロントエンド部FEは、スイッチ13を介してマイコン14P1によって電力制御される。
【0016】
テレビ番組などを視聴する場合、受信されたマルチキャリア信号Sr(以降、「受信信号Sr」と略称する)はチューナ10で増幅、選局されてベースバンド信号Sbに変換される。復調器11は、ベースバンド信号Sbに復調処理を施してビット系列のデータStに変換する。誤り訂正器12は、ビット系列データStの誤り部を正しいデータに変換して訂正済みビット系列データStcを生成する。マイコン14P1は、フロントエンド部FEの電力制御期間を特定して、スイッチ13を駆動するスイッチ駆動信号Sw1を生成する。
【0017】
スイッチ13は好ましくはトランジスタで構成され、スイッチ駆動信号Sw1に基づいてマイコン14によって事前に設定されたタイミングでフロントエンド部FEをON/OFFするように駆動される。このように、本発明において、スイッチ13はフロントエンド部FE(チューナ10、復調器11、誤り訂正12)に対する電力制御手段として、マイコン14はディジタル復調装置AMDp1のフロントエンド部FEの駆動期間を特定する電力制御手段として設けられている。つまり、スイッチ13によて、フロントエンド部FEを構成するチューナ10、復調器11、および誤り訂正12のそれぞれの駆動を制御できる。
【0018】
図2を参照して、チューナ10の詳細な構成について説明する。チューナ10は、アンプ18、周波数変換器(ミキサ)19、選局器20、およびフィルタ21を含む。つまり、上述のスイッチ13はチューナ10を構成するアンプ18、周波数変換器19、選局器20、フィルタ21のそれぞれの駆動を制御する。
【0019】
さらに、図3を参照して、復調器11の構成について詳しく説明する。復調器11は、直交検波器22、FFT処理器23、キャリア復調器24、および同期再生器25を含む。上述のスイッチ13は、復調器11を構成する直交検波器22、FFT処理器23、キャリア復調器24、および同期再生器25のそれぞれの駆動を制する。
【0020】
次に、図4に示すタイミングチャートを参照して、ディジタル復調装置AMDp1におけるマイコン14P1による電力制御方法について説明する。同図に示すように、受信信号Srは複数の搬送波に分割して送信されるマルチキャリア(多重搬送波)伝送信号であり、当該信号有効期間である有効シンボル長Tuと、当該信号期間の時間的に後ろの無効期間部分Tgを有する。この無効期間部分Tgには、有効期間Tuの情報を誤りなく再生するための情報が付加されており、何らかの原因により受信状態が悪化した場合には、無効期間部分Tgと有効機関部部分Tuから有効期間Tuの情報を復調するように利用されるものとする。
本実施形態においては、有効期間Tuに後続する無効期間Tgに有効期間Tuの一部を複写して、有効シンボルTuの時間的に前にガードインターバルTgとして付加して無効期間Tg+有効期間Tuを1シンボルとする信号を受信するものとする。
【0021】
そこで、スイッチ駆動信号Sw1は、1シンボル毎に存在するガードインターバルTgに続く所定の期間をフロントエンド部FEを駆動しない電力制御期間TC1として設定している。電力制御期間TC1は0より大きく無効期間Tg以下の時間である。また、電力制御期間TC1は、1シンボル毎に1つの電力制御期間TC1が設定設定されるので、受信信号Sr全体に関しても、電力制御期間TC1は0より大きく無効期間Tg以下の時間である関係が保たれる。このようにディジタル復調装置AMDp1は、マイコン14P1により設定されたタイミングによってフロントエンド部FEの駆動が制御されて、テレビ視聴のために必要最低限の電力で動作できる。
【0022】
このように、1シンボル毎に1つの電力制御期間TC1を設ける代わりに、N(1以上の任意の正数)個のシンボル毎に1つの電力制御期間TCNを設けるようにしても良い。この関係を図4において、スイッチ駆動信号Sw1’として示す。なお、同図においては、N=2の例が示されている。この電力制御期間TCNは、DVB−T(Digital Video Broadcast;ディジタルビデオ放送)方式あるいはISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting;統合ディジタル放送)方式で規定されている数種類のガードインターバルに後続して設けられる。結果、通常視聴時でフロントエンド部FEが機能状態であっても低消費電力化を実現できるものである。また、電力制御期間TCNは、Nシンボル毎に1つの電力制御期間TCNが設定設定されるので、受信信号Sr全体に関しは、電力制御期間TCNは0より大きく無効期間Tg/N以下の時間である関係が保たれる。
【0023】
(第2の実施形態)
図5を参照して、本発明の第2の実施形態にかかるディジタル復調装置について説明する。本例にかかるディジタル復調装置AMDp2は、図1に示したディジタル復調装置AMDp1のマイコン14P1がマイコン14P2に交換されると共ともに、同マイコン14P2とフロントエンド部FEとの間に信号処理器15が新たに設けられている。なお、ディジタル復調装置AMDp2において受信される信号は、上述の第1の実施形態にかかるディジタル復調装置AMDp1において受信されるものと同じである。また、本例においては、誤り訂正器12は、復調器11によって復調された有効期間Tuと無効期間Tgの復調された部分から誤り訂正が施された訂正済みビット系列データStcを出力する。
【0024】
信号処理15は、フロントエンド部FEにおける受信信号Srの受信状態を監視する。つまり、信号処理15は、誤り訂正器12の誤り訂正動作に基づいて、受信信号Srの確からしさを判定して、受信状態を表す監視信号Srcを生成する。
【0025】
マイコン14P2は、監視信号Srcに基づいてフロントエンド部FEの電力制御期間を特定して、スイッチ13を駆動するスイッチ駆動信号Sw2を生成する。つまり、マイコン14P2は監視信号Srcに基づいて、信号処理15における判定が所定の確からしさを保つ様に事前に設定されたタイミングに従い、スイッチ13を駆動する信号スイッチ駆動信号Sw2を生成する。
例えば、受信状態の悪化によって、フロントエンド部FEから出力される訂正済みビット系列データStcの誤り率が高くなった場合は、マイコン14P2はスイッチ13に対して電力制御期間TC2を短くするためのスイッチ駆動信号Sw2を生成して出力する。無効期間Tgの電力制御期間TC2が短くなるので、無効期間Tg中の情報を多く復調器11に渡すことができる。けっか、誤り訂正率が向上する。
【0026】
スイッチ13は、スイッチ駆動信号Sw2に基づいてフロントエンド部FEを構成するチューナ10、復調器11、および誤り訂正器12のそれぞれをON/OFFする。
【0027】
なお、スイッチ駆動信号Sw2によるフロントエンド部FEの駆動制御タイミングは、図4を参照して説明した電力制御期間TC1およびTCNと基本的に同じである。ただし、電力制御期間TC1あるいはTCNの出現タイミングが監視された受信信号Srの受信状態が許容範囲内になるように決定することが、スイッチ駆動信号Sw1の場合と異なる。
【0028】
(第3の実施形態)
次に、図6および7を参照して、本発明の第3の実施形態にかかるディジタル復調装置について説明する。本例にかかるディジタル復調装置AMDp3は、図5に示したディジタル復調装置AMDp2の信号処理15が誤り率計測器16に交換されていると共にマイコン14P2がマイコン14P3に交換されている。
【0029】
誤り率計測16は、フロントエンド部FEにおける受信信号Srの受信状態を監視する。つまり、誤り率計測器16は、誤り訂正器12の誤り訂正動作にもとづいて、受信信号Srの確からしさ(BER)を判定して、確度信号Srpを生成する。
【0030】
マイコン14P3は確度信号Srpに基づいて、誤り率計測器16において判定された確からしさ(BER)を基準にしたタイミングでスイッチ13を駆動する信号スイッチ駆動信号Sw3を生成する。
【0031】
スイッチ13は、スイッチ駆動信号Sw3に基づいてフロントエンド部FEを構成するチューナ10、復調器11、および誤り訂正器12のそれぞれをON/OFFする。
【0032】
次に図7を参照して、マイコン14P3がスイッチ駆動信号Sw3によって規定するフロントエンド部FEの駆動制御タイミングについて説明する。図7(a)において、縦軸Tgcntは無効期間Tgにおける制御時間(図4におけるTC2に対応)を示し、横軸BERは誤り率計測器16によって検出された受信信号Srの確からしさを示す。図7(b)において、縦軸1/Nは制御期間Tgcntの出現頻度を示す。
【0033】
図7(a)に示すように、確度信号Srpが示す確からしさBERの値に応じて、時間軸の受信信号Srに対しガードインターバルTg以降の期間である電力制御期間Tgcntを定める。すなわち、BERの値が高いときは受信状態が悪化しており、無効期間Tgの情報をより多く復調に利用するために、制御期間Tgcntを短く設定する。またBERの値が低いときは、受信状態は良いと判断して制御期間Tgcntを長く設定して、より省電力効果を高めることができる。かかる構成によれば、マイコン14の設定により、テレビ視聴のために必要最低限の電力でディジタル復調器を動作させることができる。
【0034】
なお、上記マイコン14のタイミングがNシンボル毎の場合(電力制御期間TCN)には、当該動作の頻度は図7(b)に示すとおりで上記と同様の作用を示すものである。
【0035】
なお、スイッチ駆動信号Sw3によるフロントエンド部FEの駆動制御タイミングは、図4を参照して説明した電力制御期間TC1およびTCNと基本的に同じである。ただし、電力制御期間TC1あるいはTCNの出現タイミングおよび個々の制御時間TCが、受信信号Srを復調したデータの誤り率の計測値に基づいて決定されるスイッチ駆動信号Sw1の場合と異なる。
【0036】
(第4の実施形態)
図8および図9を参照して、本発明の第4の実施形態にかかるディジタル復調装置について説明する。本実施形態にかかるディジタル復調装置AMDp4は、図8に示すように、図6に示したディジタル復調装置AMDp3の誤り率計測器16がCN算出器17に交換されていると共にマイコン14P3がマイコン14P4に交換されている。
【0037】
CN算出器17は、誤り率計測器16と同様にフロントエンド部FEにおける受信信号Srの受信状態を監視するが、ただし誤り訂正器12にではなく復調器11に接続されている。つまり、CN算出器17は、前記復調器11の動作に基づいて受信信号Srの純度(CN比)を検出してCN比信号Srnを生成する。マイコン14P4は、CN比信号Scnに基づいて、受信信号Srの純度(C/N)を基準にしたタイミングで、スイッチ13を駆動させるスイッチ駆動信号Sw4を生成する。
【0038】
次に図9を参照して、マイコン14P4がスイッチ駆動信号Sw4によって規定するフロントエンド部FEの駆動制御タイミングについて説明する。図9(a)において、縦軸Tgcntは無効期間Tgの制御時間(図4におけるTCに対応)を示し、横軸CNはCN算出器17によって検出された受信信号Srの純度(C/N)を示す。図9(b)において、縦軸1/Nは制御期間Tgcntの出現頻度を示す。
【0039】
図9(a)に示すように、CN比信号Scnが示す受信信号Srの純度CNの値に従って、時間軸の受信信号に対しガードインターバルTg以降の期間の電力制御期間を決定する。すなわち、CN比が高い場合は、受信状態は良好であると見なし、制御期間Tgcntを長く設定して省電力効果を高めても有効期間Tuの情報を正しく復調できる。しかしながら、CN比が低い場合には、無効期間Tgの情報を復調に用いてフロントエンド部FEの出力である訂正済みビット系列データStcの誤り率を下げる必要がある。かかる構成によれば、マイコン14の設定により、テレビ視聴のための必要最低限の電力でディジタル復調器を動作させることができる。
【0040】
なお、上記マイコン14P4によるタイミングがNシンボル毎の場合にも、当該動作の頻度は図9(b)に示すとおりで上記と同様の作用を示すものである。以上のように、本発明によれば、通常視聴時でフロントエンド部が機能状態であってもフロントエンド部FEの構成要素の全て或いは一部を停止されることによって、ディジタル復調装置の低消費電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるディジタル復調装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したチューナの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示した復調器の構成を示すブロック図である。
【図4】図1にディジタル復調装置におけるフロントエンド部の電力制御タイミングの説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかるディジタル復調装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態にかかるディジタル復調装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示したディジタル復調装置におけるフロントエンド部の電力制御タイミングの説明図である。
【図8】本発明の第4の実施形態にかかるディジタル復調装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示したディジタル復調装置におけるフロントエンド部の電力制御タイミングの説明図である。
【図10】従来のディジタル復調装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
AMDp1〜AMDp4、AMDc ディジタル復調装置
FE フロントエンド部
10 チューナ
11 復調器
12 誤り訂正器
13 スイッチ器
14、14P1〜14P4 マイコン
15 信号処理器
16 誤り率計測器
17 CN算出器
18 アンプ
19 ミキサ
20 選局器
21 フィルタ
22 直交検波器
23 FFT処理器
24 キャリア復調器
25 同期再生器

Claims (2)

  1. 信号の有効期間である有効シンボルと、前記有効期間の一部を複写して前記有効シンボルの前にガードインターバルとして付加したものを1シンボルとするマルチキャリア信号を復調するディジタル復調装置であって、
    前記受信されたマルチキャリア信号に同期してベースバンド信号を生成し、後述する電源オフ期間駆動信号に基いて電源をオフするチューナと、
    前記チューナの出力である前記ベースバンド信号を復調してビット系列データを生成し、後述する電源オフ期間駆動信号に基いて電源をオフする復調器と、
    前記復調器の出力である前記ビット系列データに誤り訂正を施し、後述する電源オフ期間駆動信号に基いて電源をオフする誤り訂正器と、
    前記誤り訂正器の誤り訂正動作に基いて受信信号の確からしさを判定してBERを生成する誤り率計測器と、
    前記チューナ、前記復調器、前記誤り訂正器の少なくとも何れかの電源をオフさせる期間であり0より大きく前記ガードインターバルの期間以下である電源オフ期間について、前記誤り率計測器の出力であるBERが高い場合は前記電源オフ期間を短くさせBERが低い場合は前記電源オフ期間を長くさせる旨の電源オフ期間制御信号を生成する制御器と、
    前記制御器の出力である電源オフ期間制御信号に基づいて前記チューナ、前記復調器、前記誤り訂正器の少なくとも何れかの電源をオフさせる電源オフ期間駆動信号を生成するスイッチと、を有するディジタル復調装置。
  2. 信号の有効期間である有効シンボルと、前記有効期間の一部を複写して前記有効シンボルの前にガードインターバルとして付加したものを1シンボルとするマルチキャリア信号を復調するディジタル復調装置であって、
    前記受信されたマルチキャリア信号に同期してベースバンド信号を生成し、後述する電源オフ期間駆動信号に基いて電源をオフするチューナと、
    前記チューナの出力である前記ベースバンド信号を復調してビット系列データを生成し、後述する電源オフ期間駆動信号に基いて電源をオフする復調器と、
    前記復調器の出力である前記ビット系列データに誤り訂正を施し、後述する電源オフ期間駆動信号に基いて電源をオフする誤り訂正器と、
    前記復調器の動作に基いて受信信号のCN比を検出するCN算出器と、
    前記チューナ、前記復調器、前記誤り訂正器の少なくとも何れかの電源をオフさせる期間であり0より大きく前記ガードインターバルの期間以下である電源オフ期間について、前記CN算出器の出力であるCN比が低い場合は前記電源オフ期間を短くさせCN比が高い場合は前記電源オフ期間を長くさせる旨の電源オフ期間制御信号を生成する制御器と、
    前記制御器の出力である電源オフ期間制御信号に基づいて前記チューナ、前記復調器、前記誤り訂正器の少なくとも何れかの電源をオフさせる電源オフ期間駆動信号を生成するスイッチと、を有するディジタル復調装置。
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