JP2007142027A - 表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007142027A
JP2007142027A JP2005331606A JP2005331606A JP2007142027A JP 2007142027 A JP2007142027 A JP 2007142027A JP 2005331606 A JP2005331606 A JP 2005331606A JP 2005331606 A JP2005331606 A JP 2005331606A JP 2007142027 A JP2007142027 A JP 2007142027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
silicon
display device
manufacturing
cap layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005331606A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Noda
剛史 野田
Naohiro Kamo
尚広 賀茂
Toshihiko Itoga
敏彦 糸賀
Mutsuko Hatano
睦子 波多野
Mitsuharu Tai
光春 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Displays Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Displays Ltd filed Critical Hitachi Displays Ltd
Priority to JP2005331606A priority Critical patent/JP2007142027A/ja
Publication of JP2007142027A publication Critical patent/JP2007142027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

【課題】 連続発振レーザを用いた高品質多結晶シリコン(帯状結晶)層の形成における凝集の発生を抑制して得られた高品質で均質な高品質多結晶シリコン(帯状結晶)層に薄膜トランジスタ等を作り込むことで歩留まりを向上した表示装置を提供する。
【解決手段】 ガラス基板101の上に窒化シリコン膜102と酸化シリコン膜103からなる下地膜上に成膜した非晶質または多結晶の半導体膜(シリコン基膜)104の表面に、膜厚が1.6nm以上のキャップ層301を形成するキャップ層形成工程と、キャップ層301を介して前記半導体膜104に連続発振レーザ105を照射しながら走査することにより、半導体膜104に帯状結晶を形成する帯状結晶形成工程とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁基板上に形成された半導体薄膜にレーザ光を照射して結晶化することで高品質の薄膜トランジスタ等からなる駆動回路や画素回路、其の他の各種回路を有する表示装置の製造方法に好適なものである。
マトリクス配列された画素の駆動素子として薄膜トランジスタ等のアクティブ素子を用いたアクティブ・マトリクス方式の表示装置(または、アクティブ・マトリクス型駆動方式の表示装置)が広く使用されている。この種の表示装置の多くは、半導体膜としてシリコン膜を用いて形成された薄膜トランジスタ(TFT)等のアクティブ素子で構成された多数の画素回路とこの画素回路に表示のための信号を供給する駆動回路とをガラス等の絶縁基板上に配置することで良質の画像を表示するものである。ここでは、上記アクティブ素子として、その典型例である薄膜トランジスタを例として説明する。
半導体膜としてこれまで一般的に用いられてきた非晶質シリコン半導体膜(アモルファスシリコン半導体膜、a-Si)を用いた薄膜トランジスタでは、そのキャリア(電子またはホール)移動度に代表される薄膜トランジスタの性能に限界があるために、高速、高機能が要求される回路を構成することは困難であった。より優れた画像品質を提供するのに必要な高移動度の薄膜トランジスタの実現には、アモルファスシリコン膜をあらかじめポリシリコン膜(p-Si、多結晶シリコン膜とも称する)に改質(ここでは、粒状結晶化)し、このポリシリコン膜を用いて薄膜トランジスタを形成するのが有効である。この改質のためにはエキシマレーザ光等のレーザ光(以下、単にレーザとも称する)を照射してアモルファスシリコン膜をアニールする手法(エキシマ・レーザ・アニーリング、ELA)が用いられている。
ELAは、絶縁基板上に下地膜(SiN、SiO2等)を介して堆積したアモルファスシリコン膜に、幅が数百μm乃至数mm程度の線状のエキシマレーザ光を照射し、一方向に沿って1乃至数パルス毎に照射位置を移動する走査を行うことにより該アモルファスシリコン膜をアニールし、絶縁基板に成膜されているアモルファスシリコン膜をポリシリコン膜に改質する方法である。この方法で改質したポリシリコン膜に、エッチング、配線形成、イオン打ち込み等の種々の処理を施して、表示装置を構成する画素部あるいは駆動部等に薄膜トランジスタ等のアクティブ素子を有する回路を形成する。
こうして得られた絶縁基板を用いて液晶表示装置や有機EL表示装置等のアクティブ・マトリクス方式の画像表示装置を製造する。従来のエキシマレーザを用いたシリコン膜の改質では、レーザ照射部には0.05μm乃至0.5μm程度の結晶化した多数のシリコン粒子(ポリシリコン)がランダムに成長する。このようなポリシリコン膜からなるTFTの電界効果移動度としてはおよそ200cm2/Vs以下、平均的には120cm2/Vs程度である。
さらに、高品質な半導体薄膜を得る方法として、特許文献1に示すように連続発振レーザ(CWレーザ)を一方向に走査しながら半導体薄膜に照射することで、走査方向に連続した結晶を成長させ、その方向に長く伸びた帯状結晶(以下、ラテラル結晶とも称する)を形成する技術がある。さらに、あらかじめ島状又は線状に加工した半導体薄膜にCWレーザを照射しながら基板を走査する、あるいはレーザアニール時に熱勾配をつける、などの方法により、平坦で結晶粒が一方向に大きく成長した帯状結晶を得ることができる。このような半導体薄膜を用いたTFTの電界効果移動度は、およそ300cm2/Vs以上と高性能な特性が得られる。
図14は、連続発振レーザを用いた半導体薄膜の結晶化の様子を示す模式図である。絶縁基板としてのガラス基板101上には、ガラスからのナトリウム(Na)不純物の浮き上がりを防止するために、シリコンナイトライド(SiN)膜102及びシリコン酸化膜(SiO2)膜103からなる下地膜が形成されている。この下地膜の上にシリコン基膜(プリカーサとも称する)104を形成する。シリコン基膜104はCVDで成膜したアモルファスシリコン膜やポリシリコン膜、又はアモルファスシリコン膜をELAで結晶化した膜でよい。
このシリコン基膜104に連続発振レーザ105を照射し、該レーザの走査方向Sに沿って長く平坦な高品質多結晶シリコン層(帯状結晶)106を得る。このとき、ガラス基板のシリコン基膜104上の1点でのレーザの滞在時間はおよそ数μsから数百μsとなる。シリコン基膜104の溶融時間も同程度の長時間と考えられ、パルスレーザを使用したELAによる結晶化よりもはるかに溶融時間が長い。このため、溶融したシリコンに凝集が生じ、この凝集と、凝集により剥離した部分とが発生する。
図15は、連続発振レーザにより発生する凝集と剥離の概念図である。図15(a)は平面図、図15(b)は図15(a)のA−B線に沿う断面図である。図14と同一符号は同一部分に対応する。前記したレーザ照射において、前記の下地膜を用いた場合、シリコンが凝集した部分201とシリコンの剥離部分202とが生じる。剥離部分202ではシリコン層が存在しないので、この部分に薄膜トランジスタを作り込んでも動作せず、パネル全体が不良品となる。この凝集の発生頻度は約1.4個/cm2である。
多結晶化に関しては、アモルファスシリコン膜を脱水素し、自然酸化膜を除去して1〜10nmの酸化シリコン膜をキャップ層として形成してからELAで多結晶化する特許文献1に開示の技術が知られている。しかし、特許文献1に開示の技術は連続発振レーザにより発生する凝集と剥離については何も考慮されていない。また、連続発振レーザを用いた帯状結晶の生成に関する従来技術は、特許文献2、特許文献3、あるいは特許文献4に開示がある。また、基板の下地膜とシリコンの凝集に関連する先行技術としては、シリコン酸化膜に対し分極率の小さい膜を下地膜として、下地膜に対する濡れ性を向上し、表面張力の影響を小さくすることで凝集の発生を抑制する技術を開示する本出願人の出願(特許文献5)がある。
特開2003−158135号公報 特開2002−222959号公報 特開2003−124136号公報 特開2003−86505号公報 特願2004−195150号
高品質多結晶シリコン層(帯状結晶)を得るための結晶化方法の一つとして、連続発振レーザを用い、結晶成長を連続かつ成長方向制御する方法がある(特許文献2〜3参照)。しかし、この方法では、シリコン(図14のシリコン基膜104)の溶融時間が長いため、前記したように約1.4個/cm2頻度で溶融シリコンが凝集することがある。シリコンが凝集する一方で、下地膜からシリコンが剥離した部分が生じる。剥離部分にはシリコン層が存在しないので、この部分に薄膜トランジスタを作り込んでも動作せず、パネル全体が不良品となる。
本発明の目的は、連続発振レーザを用いた高品質多結晶シリコン(帯状結晶)層の形成における凝集の発生を抑制して得られた高品質で均質な高品質多結晶シリコン(帯状結晶)層に薄膜トランジスタ等を作り込むことで歩留まりを向上した表示装置の製造方法を提供することにある。
レーザ光の照射で帯状の多結晶シリコンを形成する際の溶融シリコンの凝集を回避するためには、表面張力の影響を小さくする必要がある。溶融シリコンの表面張力を小さくする方法として、シリコン基膜の表面にキャップ層を設ける方法がある。このキャップ層としてシリコン酸化膜を用いた場合、その膜厚が1.6nm以上であれば凝集の発生頻度が減少し、2.3nm以上であれば凝集は全く発生しない。しかし、シリコン酸化膜の膜厚が2.3nm以上ではトランジスタの移動度が大きく低下する。したがって、移動度を維持し、凝集発生頻度を減少させるためには、シリコン酸化膜の膜厚は1.6nm〜2.3nmとすることが必要である。
以上の事実に基づいて、本発明は、以下に記述する方法としたことを特徴とする。すなわち、本発明による表示装置の製造方法の構成は、
(1)非晶質または多結晶の半導体膜の表面に、膜厚が1.6nm以上のキャップ層を形成するキャップ層形成工程と、前記キャップ層を介して前記半導体膜に連続発振レーザを照射しながら走査することにより、前記半導体膜に帯状結晶を形成する帯状結晶形成工程とを備える。
(2)上記キャップ層の膜厚を1.6nm以上、2.3nm以下とし、上記半導体膜はシリコンを含み、上記キャップ層として酸化膜を用いる。
(3)上記キャップ層を、オゾンを含む溶液(例えばオゾン水)による処理、オゾン雰囲気にさらす処理、オゾン雰囲気での紫外線照射、酸素雰囲気でのプラズマ処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での熱処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での加圧処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での紫外線照射のうちの何れかによって形成する。
(4)上記キャップ層をシリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜とする。上記キャップ層として、窒素が添加されたシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコンカーバイド(SiC)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)の何れかを用いる。
(5)上記帯状結晶形成工程よりも後に、上記のキャップ層を除去するキャップ層除去工程を備える。あるいは、上記帯状結晶形成工程よりも後に、上記キャップ層の表面に薄膜トランジスタのゲート絶縁膜として用いられるゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程を備える。
(6)上記連続発振レーザの走査は、該連続発振レーザのスポット光または上記半導体膜を有する基板のうち少なくとも一方を移動させることにより行う。上記の連続発振レーザをパルスに変調しながら上記半導体膜に照射する。
(7)上記半導体膜は、絶縁性基板の表面に形成した複数層の下地膜の最表面にシリコン酸化膜を有する下地層の上に形成され、該シリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜である。シリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜は、酸素サイトのうちの複数のサイトが酸素より電気陰性度が小さい元素で置換された膜で、例えば、シリコン窒化膜、シリコンシリコンカーバイド、ダイヤモンドライクカーボンの何れかである。
なお、本発明は、上記の構成および後述する本発明の詳細な説明に記載の構成に限定されるものではなく本願の特許請求の範囲に記載された発明の技術思想を逸脱することなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
基板に設ける下地膜の濡れ性が向上し、表面張力の影響が小さくなるため、凝集の発生が抑制され、剥れを低減した高品質で均質な帯状結晶の半導体薄膜が得られる。この半導体薄膜を液晶表示装置や有機EL表示装置等のアクティブ・マトリクス基板に形成する駆動回路、あるいは画素回路等に適用することで、高速駆動で動作特性の均一性に優れた半導体薄膜トランジスタで構成した表示装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは半導体薄膜としては、主にシリコン(Si)を用いることを想定しているが、Ge,SiGe,化合物半導体、カルコゲナイドなどの薄膜材料を用いても同様の効果がある。以下に示す実施の形態においては、一般的であるシリコンで説明する。また、本発明は、画像表示装置のためのガラス等の絶縁基板に形成された非晶質半導体膜あるいは多結晶半導体膜の改質に限るものではなく、他の基板例えばプラスチック基板やシリコンウエハ上に形成された同様の半導体膜の改質等にも同様に適用できる。
さらに、ここでは、使用するレーザビームとして、連続発振(CW)でLD(レーザダイオード)励起Nd:YVO4レーザの第二高調波固体レーザ(波長λ=532nm)を用いることを想定しているが、アモルファスあるいはポリシリコンの半導体薄膜に対して吸収のある波長、200nmから700nmの領域の波長を有するレーザが望ましい。より具体的には、Nd:YAGレーザ、Nd:YVO4レーザ、Nd:YLFレーザの第
二高調波、第三高調波、第四高調波、などが適用可能であるが、出力の大きさ及び安定性を考慮すると、LD励起Nd:YAGレーザの第二高調波(波長λ=532nm)あるいはNd:YVO4レーザの第二高調波が最も望ましい。またエキシマレーザ、Arレーザ、半導体レーザ、固体パルスレーザ、などを用いても同様の効果が得られる。
図1は、本発明の実施例1を説明するための高品質多結晶シリコン半導体薄膜の結晶化の様子を示す模式図である。図14と同一符号は同一部分に対応する。図1において、ガラス基板101上には、ガラスからのナトリウム(Na)不純物の浮き上がりを防止するために、シリコンナイトライド(SiN)膜102及びシリコン酸化膜(SiO2)膜103からなる下地膜が形成されている。この下地膜の上にシリコン基膜104を形成する。シリコン基膜104はCVDで成膜したアモルファスシリコン膜やポリシリコン膜、又はアモルファスシリコン膜をELAで結晶化した膜でよい。ここまでは図14と同様である。
実施例1では、シリコン基膜104の上にキャップ層301を形成した後、この上に連続発振レーザを走査方向Sに沿って走査しながら照射する。このとき、キャップ層301はシリコン基膜104の表面張力の影響を小さくし、凝集を抑制する効果をもたらす。このレーザ照射で帯状結晶からなる高品質多結晶シリコン半導体薄膜106が得られる。符号302は結晶粒界を示す。なお、シリコン基材膜104の表面には1.0nm以下の厚さの自然酸化膜が形成されているが、自然酸化膜は膜厚が薄く、シリコンリッチなため、結晶化中では自然酸化膜は存在していないと見なすことができる。
凝集を抑制するには、シリコンリッチではなく、SiO2構造に近い膜をキャップ層として形成させる必要がある。キャップ層は、オゾンを含む溶液(例えばオゾン水)による処理、オゾン雰囲気にさらす処理、オゾン雰囲気での紫外線照射、酸素雰囲気でのプラズマ処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での熱処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での加圧処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での紫外線照射のうちの何れかによって形成する。
図2は、プラズマ酸化の時間とX線光電子分光による酸化膜の膜厚関係を説明する図である。図2の横軸はプラズマ酸化時間Tp(s:秒)、縦軸はX線光電子分光による酸化膜の膜厚Fn(nm)である。図2において、上記したようにシリコン基膜104の表面には、プラズマ酸化なしでも1.0nm厚以下の酸化膜がある。これに、プラズマ酸化を2秒、4秒、10秒、30秒、・・と処理することで、酸化膜の膜厚は、それぞれ1.4nm、1.6nm、2.3nm、2.9nm、・・と厚くなる。
図3は、酸化膜の膜厚と凝集発生頻度の関係を説明する図である。図3の横軸は酸化膜の膜厚Fn(nm)、縦軸は1平方センチメートル当たりの凝集発生頻度(密度)Dc(N/cm2)である。図3に示されたように、酸化膜の膜厚Fnの増加に伴い、凝集発生頻度Dcが減少し、酸化膜の膜厚Fnが2.3nm以上では全く凝集が発生しないことが分かる。
図4は、凝集発生のメカニズムを説明する模式図である。図4中、符号104はシリコン基膜、106は高品質多結晶シリコン半導体薄膜(帯状結晶)、601は微小な穴、602は溶融シリコン、603は剥離部分の広がり角(凝集が発生する部分の広がり角)を示す。図4(a)に示した如く、シリコン基膜104に連続発振レーザを照射することで照射部分のシリコン基膜104が溶融して溶融シリコン602となる。このレーザを走査方向Sに走査してシリコン基膜104を溶融して溶融シリコン602とする過程で、当該シリコン基膜104に例えば微小な穴601があると、この穴はレーザの走査につれて図4(b)のように、溶融シリコンの表面張力で広がって剥離部分を形成していく。剥離した溶融シリコンは、図4(c)のようにレーザの走査方向Sに沿って凝集605となる。
このとき、剥離部分の広がり角603は、溶融シリコンの表面張力の影響が小さくなると小さくなる。すなわち、溶融シリコンの表面張力が小さいと剥離部分が溶融シリコンの全域に広がるまでの時間が長くなる。その結果、剥離部分の広がり角603は小さくなる。
図5は、X線光電子分光による酸化膜の膜厚と剥離部分の広がり角の関係を説明する図である。図5の横軸は酸化膜の膜厚Fn(nm)、縦軸は剥離部分の広がり角603(°)を示す。図5において、酸化膜の膜厚が1.0nm、1.4nm、1.6nm・・と厚くなるのに伴い、剥離部分の広がり角603も96°、62°、14°と小さくなる。酸化膜の膜厚の増加に伴う剥離部分の広がり角の縮小はシリコン表面の酸化膜により溶融シリコンの表面張力の影響を小さくさせている結果であり、凝集の発生頻度を低減させている結果でもある。
図6は、薄膜トランジスタの電極配置を説明する図である。図1で説明したように、連続発振レーザの走査で結晶化した帯状結晶(帯状シリコン結晶)の特徴は、その粒界302の延在方向が大略レーザ走査方向に揃っていることである。このシリコンを活性層とした薄膜トランジスタを作製する際には、図6に示すように、チャネル803となるシリコン層の粒界302とソース電極801・ドレイン電極802の配置方向とが平行になるようにする。
図7は、酸化膜の膜厚と薄膜トランジスタの移動度の関係を説明する図である。図7の横軸は酸化膜の膜厚Fn(nm)、縦軸は薄膜トランジスタの移動度μ(cm2/Vs)、白丸グラフはnチャネル型薄膜トランジスタ、黒丸グラフはpチャネル型薄膜トランジスタの特性である。図7に示されたように、薄膜トランジスタの(電子またはホール)移動度は酸化膜の膜厚の増大と共に低下し、2・3nmで7%ほど低下し、2・3nm以上では低下が促進されている様子が分かる。
以上のことから、凝集を抑制し、薄膜トランジスタの移動度を低下させないためには、酸化膜の膜厚を1.6nmから2・3nmの間とする必要がある。以下、上記のようなシリコン薄膜を用いたトップゲートの型のnチャネル型(NMOS)薄膜トランジスタおよびpチャネル型(PMOS)薄膜トランジスタの製造を説明する。
図8および図9は、薄膜トランジスタの製造プロセスを模式断面で説明する流れ図であり、図8の(a)〜(e)は図9の(f)〜(i)に続く。なお、各図の左はNMOS薄膜トランジスタの製造プロセス、右はPMOS薄膜トランジスタの製造プロセスである。
図8および図9において、図8(a)から図8(c)まではNMOS、PMOSともに同様の処理である。すなわち、ガラス基板101に窒化シリコン膜102を成膜し、その上に酸化シリコン膜103を成膜して下地膜とする(図8(a))。下地膜の上に前記した高品質多結晶シリコン半導体薄膜(帯状結晶)の平坦な膜(帯状結晶シリコン膜)106を成膜する(図8(b))。キャップ層の位置は薄膜トランジスタのゲート絶縁膜1001と帯状結晶シリコン膜106の界面となる場所である。キャップ層の性質によっては薄膜トランジスタの特性に悪影響を及ぼす。よって、帯状結晶シリコン膜106の形成後、必要に応じてキャップ層を除去する。その後、帯状結晶シリコン膜106をホト・エッチングにより島状に加工する。
ポリシリコン膜106を覆ってゲート絶縁膜1001を形成する(図8(c))。以下、NMOS薄膜トランジスタとPMOS薄膜トランジスタとでプロセスが異なる。なお、以下のプロセスでは、ホト・リソ工程の詳細は省略する。
図8および図9の左に示したNMOS薄膜トランジスタについて説明する。ゲート絶縁膜1001の上にゲート電極1002をパターニング形成し、その上にレジスト1005をパターニングする。自己整合LDD層形成プロセスとして、ゲート電極1002の成膜後、レジスト1005を残したまま1μm程度サイドエッチする。この状態で、レジスト1005をマスクとしてN型不純物イオンをインプランテーション(以下、インプラと称する)して帯状結晶シリコン膜106にソース及びドレイン層1003を形成する。一方、PMOS薄膜トランジスタの方は、レジスト1005が塗布されているため、帯状結晶シリコン膜106にイオンは打ち込まれない(図8(d))。
レジスト1005を除去し、NMOS薄膜トランジスタ側では、ゲート電極1002をマスクとしてN-インプラ(低濃度のN型不純物のインプラ)し、ソース・ドレイン層1003よりも低濃度のLDD(Lightly Doped Drain)層1004を形成する(図8(e))。一方、PMOS薄膜トランジスタの方はゲート電極1002で覆われているため、帯状結晶シリコン膜106にイオンは打ち込まれない。
次に、PMOS薄膜トランジスタの形成のため、レジスト1005を全面塗布し、PMOS薄膜トランジスタのゲート電極1002をエッチングして形成する。この状態で、帯状結晶シリコン膜106にp型不純物イオンのインプラを行い、ソース・ドレイン層1003を形成する。一方、NMOS薄膜トランジスタの方はレジスト1005が塗布されているため、帯状結晶シリコン膜106にイオンは打ち込まれない(図8(f))。図8(g)にレジストを除去し、層間絶縁膜1006および配線形成前までのNMOS薄膜トランジスタとPMOS薄膜トランジスタの断面を示す。
レジストを除去した後、全面に層間絶縁膜1006を形成し(図8(h))、この層間絶縁膜1006にホト・エッチング加工でソース・ドレイン層1003へのコンタクトホールを形成して、ソース・ドレイン層1003に接続したソース・ドレイン電極1007を形成する(図8(i))。このようにして、表示装置の画素部および回路部の薄膜トランジスタを形成する。
図10は、NMOS シングル ドレイン薄膜トランジスタ単体(a)とPMOS LDD薄膜トランジスタの構造を示す断面図である。図8と図9では、NMOS LDD薄膜トランジスタとPMOS シングル ドレイン薄膜トランジスタを例として説明したが、図10に示したNMOS シングル ドレイン薄膜トランジスタとPMOS LDD薄膜トランジスタについても同様にして製作できる。
本発明の表示装置における薄膜トランジスタ回路としては、図8と図9で説明したNMOS LDD薄膜トランジスタ単体、あるいはPMOS シングル ドレイン薄膜トランジスタ単体、もしくは図10に示したNMOS シングル ドレイン薄膜トランジスタ単体あるいはPMOS LDD薄膜トランジスタ単体、さらにはこれら各種薄膜トランジスタの組み合わせたCMOS薄膜トランジスタとすることができる。なお、CMOS薄膜トランジスタは必須ではなく、単チャネル薄膜トランジスタであってもよい。
一般的に、凝集を抑制するために、溶融シリコンの表面張力の影響を小さくするには、ぬれ性のよい膜と接触させればよい。ぬれ性のよい膜とは分極率の小さな膜である。シリコン酸化膜の分極率を小さくするには、シリコンと酸素の結合をシリコンと窒素の結合に変えて窒素が添加されたシリコン酸化膜とすることで可能となる。また、シリコン酸化膜より分極率の小さい膜として、シリコン窒化膜、シリコンカーバイド(SiC)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)などがある。
図11は、シリコン基膜の上のキャップ層にシリコン酸化膜に代えてぬれ性のよいキャップ層を形成した後に、連続発振レーザで帯状シリコン結晶化を行う様子を説明する図である。
また、凝集をさらに抑制するためには、キャップ層だけではなく、図11に示したシリコン基膜に接する下地膜1202も重要である。ぬれ性のよい膜を、シリコン基膜に接する下地膜1202、キャップ層1201の両方に形成して結晶化する。これにより、凝集抑制効果をさらに向上させることができる。
図12は、本発明の製造方法により製造する表示装置のガラス基板に形成される回路構成例の説明図である。ガラス基板501はアクティブ・マトリクス基板または薄膜トランジスタ基板(TFT基板)とも称する。このガラス基板501は、線順次方式の液晶表示装置用のアクティブ・マトリクス基板である。ガラス基板501に形成される薄膜トランジスタ回路は、その大部分に画素領域(画像表示領域)502を有する。
画素領域502にマトリクス配列される画素(画素回路)503は、データ線504とゲート線505の交差部に設けられる。画素503は、スイッチとして働く薄膜トランジスタTFTと、画素電極で構成される。ガラス基板501上の画素領域502の外側で該画素領域502に形成された多数の画素503に駆動信号を供給する回路を形成した駆動回路領域を配置する。
画素領域502の一方の長辺(図12では上辺)に、デジタル化された表示データをデジタル・アナログ変換器506に順次読み込ませる役割を持つシフトレジスタ507、デジタル化された表示データを階調電圧信号として出力するデジタル・アナログ変換器506、デジタル・アナログ変換器506からの階調信号を増幅して所望の階調電圧を得るレベルシフタ508、バッファ回路509、隣接画素で階調電圧の極性を反転させるサンプリングスイッチ510が配置されている。
画素領域502の短辺(図12では左辺)には、画素電極503を構成する薄膜トランジスタTFTのゲートを順次開いてゆくためのシフトレジスタ511、レベルシフタ512が配置されている。
また、上記回路群の周辺には、信号源(システムLSI)513から送られた画像データをディスプレイへ取り込み、信号変換を行うインタフェース514、階調信号発生器514、各回路のタイミング制御用のクロック信号を発生するクロック信号発生器515等が配置されている。
これらの回路群の内、インタフェース514、クロック信号発生器515、ドレイン側のシフトレジスタ507、ゲート側シフトレジスタ511、デジタル・アナログ変換器506といった回路は、デジタル信号を処理するため、高速性が必要とされ、かつ低電力化のため、低電圧駆動が必要とされる。一方、画素503は液晶に電圧を印加し、液晶の透過率を変調するための回路であり、階調を出すためには、高電圧駆動とならざるをえない。また一定時間電圧を保持するためには、スイッチングをするトランジスタは低リーク電流でなければならない。低電圧駆動回路群と高電圧駆動回路群の間にあるドレイン側レベルシフタ508、ゲート側レベルシフタ512、バッファ回路509、サンプリングスイッチ510は、画素へ高電圧のアナログ信号を送るため、高電圧駆動が要求される。
このように、ガラス基板上に、画像表示用の回路を作製するためには、相反する複数の仕様の薄膜トランジスタTFTを同時に搭載する必要がある。そのため、インタフェース514、クロック信号発生器515、ドレイン側のシフトレジスタ507、ゲート側シフトレジスタ511、デジタル・アナログ変換器506の部分には前記した高品質多結晶シリコン膜(帯状結晶のシリコン膜)を採用する。高品質多結晶シリコン膜を適用する範囲を参照符号516、517で示す。
上記の薄膜トランジスタ群により、従来はアクティブ・マトリクス基板を構成するガラス基板上に形成された画像領域502の外周にLSIチップとして搭載されていた高速回路群を同一ガラス基板501内に直接形成することが可能となる。これにより、LSIチップコストの削減、パネル周辺部の非画素領域の削減、すなわち画素領域の拡大が可能となる。また、LSIチップ設計、製造の時点で行われていた回路のカスタム化が、パネル製造工程で可能となる。なお、本発明の半導体回路LSIチップに適用し、これを従来と同様にパネル周辺部に実装することもできる。
図13は、本発明により製造した表示装置としての液晶表示装置の構成例を説明する模式図である。アクティブ・マトリクス基板を構成する第1のガラス基板5011上に、マトリクス状に配置された複数の画素電極5031、上記画素電極に表示信号を入力する回路5071及び5111、及び画像表示のために必要なその他の周辺回路群5180を形成し、配向膜5190を印刷法により塗布してアクティブ・マトリクス基板とする。
一方、カラーフィルタ基板を構成する第2のガラス基板5211上に対向電極5212、カラーフィルタ5213、配向膜5214を同様に塗布して構成される。このカラーフィルタ基板をアクティブ・マトリクス基板と貼り合わせる。対向する配向膜5190と5214の間に、液晶5215を真空注入により充填し、封止剤5216により液晶を封止する。その後、第1のガラス基板5011と第2のガラス基板5211の外面にそれぞれ偏光板5217、5218を貼り付ける。そして、アクティブ・マトリクス基板の背面にバックライト5219を配置して液晶表示装置が完成する。
この液晶表示装置によれば、画素とこの画素を駆動する駆動回路およびその他の周辺回路を、それらの要求特性に応じてアクティブ・マトリクス基板上に直接形成することが可能となり、画素領域を拡大した、高速、高解像度を有する表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
本発明の表示装置の製造方法は上記した液晶表示装置のアクティブ・マトリクス基板に限るものではなく、また特許請求の範囲に記載の構成および実施例に記載の構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であり、例えば有機EL表示装置等の各種の表示装置の製造にも適用することもできる。
本発明の実施例1を説明するための高品質多結晶シリコン半導体薄膜の結晶化の様子を示す模式図である。 プラズマ酸化の時間とX線光電子分光による酸化膜の膜厚関係を説明する図である。 酸化膜の膜厚と凝集発生頻度の関係を説明する図である。 凝集発生のメカニズムを説明する模式図である。 X線光電子分光による酸化膜の膜厚と剥離部分の広がり角の関係を説明する図である。 薄膜トランジスタの電極配置を説明する図である。 酸化膜の膜厚と薄膜トランジスタの移動度の関係を説明する図である。 薄膜トランジスタの製造プロセスを模式断面で説明する流れ図である。 薄膜トランジスタの製造プロセスを模式断面で説明する図8に続く流れ図である。 NMOS シングル ドレイン薄膜トランジスタ単体(a)とPMOS LDD薄膜トランジスタの構造を示す断面図である。 シリコン基膜の上のキャップ層にシリコン酸化膜に代えてぬれ性のよいキャップ層を形成した後に、連続発振レーザで帯状シリコン結晶化を行う様子を説明する図である。 本発明の製造方法により製造する表示装置のガラス基板に形成される回路構成例の説明図である。 本発明により製造した表示装置としての液晶表示装置の構成例を説明する模式図である。 連続発振レーザを用いた半導体薄膜の結晶化の様子を示す模式図である。 連続発振レーザにより発生する凝集と剥離の概念図である。
符号の説明
101・・・ガラス基板、102・・・シリコンナイトライド(SiN)膜、103・・・シリコン酸化膜(SiO2)膜、104・・・シリコン基膜、105・・・連続発振レーザ、106・・・平坦なポリシリコン膜、201(605)・・・凝集部分、202(604)・・・剥離部分、301・・・キャップ層、302・・・粒界、601・・・穴、602・・・溶融シリコン、603・・・剥離部分の広がり角。

Claims (14)

  1. 非晶質または多結晶の半導体膜の表面に、膜厚が1.6nm以上のキャップ層を形成するキャップ層形成工程と、
    前記キャップ層を介して前記半導体膜に連続発振レーザを照射しながら走査することにより、前記半導体膜に帯状結晶を形成する帯状結晶形成工程とを備えることを特徴とする表示装置の製造方法。
  2. 前記キャップ層の膜厚は1.6nm以上、2.3nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記半導体膜はシリコンを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記キャップ層は酸化膜であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記キャップ層は、オゾンを含む溶液による処理、オゾン雰囲気にさらす処理、オゾン雰囲気での紫外線照射、酸素雰囲気でのプラズマ処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での熱処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での加圧処理、酸素雰囲気または大気雰囲気での紫外線照射のうちの何れかによって形成することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記キャップ層はシリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  7. 前記キャップ層は窒素が添加されたシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコンカーバイド、ダイヤモンドライクカーボンの何れかであることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  8. 前記帯状結晶形成工程よりも後に、前記キャップ層を除去するキャップ層除去工程を備えることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  9. 前記帯状結晶形成工程よりも後に、前記キャップ層の表面に薄膜トランジスタのゲート絶縁膜として用いられるゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程を備えることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記連続発振レーザの走査は、前記連続発振レーザのスポット光または前記半導体膜を有する基板のうち少なくとも一方を移動させることにより行うことを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記連続発振レーザをパルスに変調しながら前記半導体膜に照射することを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  12. 前記半導体膜は、絶縁性基板の表面に形成した複数層の下地膜の最表面にシリコン酸化膜を有する下地層の上に形成され、前記下地層において、該シリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜であることを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の表示装置の製造方法。
  13. 前記シリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜は、酸素サイトのうちの複数のサイトが酸素より電気陰性度が小さい元素で置換された膜であることを特徴とする請求項12に記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記シリコン酸化膜よりも分極率が小さい膜は、シリコン窒化膜、シリコンカーバイド、ダイヤモンドライクカーボンの何れかであることを特徴とする請求項13に記載の表示装置の製造方法。

JP2005331606A 2005-11-16 2005-11-16 表示装置の製造方法 Pending JP2007142027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331606A JP2007142027A (ja) 2005-11-16 2005-11-16 表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331606A JP2007142027A (ja) 2005-11-16 2005-11-16 表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007142027A true JP2007142027A (ja) 2007-06-07

Family

ID=38204566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005331606A Pending JP2007142027A (ja) 2005-11-16 2005-11-16 表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007142027A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099853A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社ジャパンディスプレイ 多結晶化方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10189446A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Sony Corp 薄膜半導体の製造方法
JPH11354441A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2002222959A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Hitachi Ltd 薄膜半導体装置、多結晶半導体薄膜製造方法及び製造装置
JP2003158135A (ja) * 2001-11-26 2003-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜トランジスタの製造方法およびそれを備える表示装置の製造方法
JP2005158836A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Hitachi Cable Ltd 薄膜半導体装置及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10189446A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Sony Corp 薄膜半導体の製造方法
JPH11354441A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2002222959A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Hitachi Ltd 薄膜半導体装置、多結晶半導体薄膜製造方法及び製造装置
JP2003158135A (ja) * 2001-11-26 2003-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜トランジスタの製造方法およびそれを備える表示装置の製造方法
JP2005158836A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Hitachi Cable Ltd 薄膜半導体装置及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099853A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社ジャパンディスプレイ 多結晶化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7507645B2 (en) Method of forming polycrystalline semiconductor layer and thin film transistor using the same
US7364821B2 (en) Laser mask and method of crystallization using the same
TW200304178A (en) Semiconductor element and semiconductor device using the same
JP2007088364A (ja) 表示装置
JP2004214615A (ja) 非晶質シリコン膜の結晶化方法及び非晶質シリコンの結晶化用マスク、並びにアレイ基板の製造方法
JP2004363241A (ja) 結晶化半導体層の形成方法及び形成装置ならびに半導体装置の製造方法
US20090315034A1 (en) Thin Film Transistor (TFT), method of fabricating the TFT, and Organic Light Emitting Diode (OLED) display including the TFT
JP2008085053A (ja) 表示装置の製造方法および表示装置
JP4169073B2 (ja) 薄膜半導体装置および薄膜半導体装置の製造方法
JP4935059B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4633434B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007281420A (ja) 半導体薄膜の結晶化方法
JP2009290168A (ja) 薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタアレイ基板、及びそれらの製造方法、並びに表示装置
JP2010182760A (ja) 薄膜トランジスタ、その製造方法、半導体装置および表示装置
JP3319963B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009076707A (ja) 表示装置の製造方法
JP2007142027A (ja) 表示装置の製造方法
JP4035019B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5253990B2 (ja) 薄膜トランジスタ
JP4401667B2 (ja) アニール用薄膜半導体構造体、薄膜半導体用アニール方法、薄膜半導体装置、薄膜半導体装置製造方法、および表示装置。
JP3845566B2 (ja) 薄膜半導体装置及びその製造方法並びに当該装置を備える電子デバイス
US20070117292A1 (en) Display device and fabrication method thereof
JP7438506B2 (ja) フレキシブルディスプレイパネルの製造方法
JP2007288122A (ja) アクティブマトリクス基板の製造方法、アクティブマトリクス基板、電気光学装置及び電子機器
JP2008034407A (ja) 表示装置とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081020

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110218

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121106