JP2007136062A - スロットマシン - Google Patents

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Koji Mukoyama
幸治 向山
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Abstract

【課題】引込制御を活用して興趣を高めたスロットマシンを提供すること。
【解決手段】スロットマシン1は、一定の序列に沿って図柄を変動表示するリール2と、リール2の変動表示を停止させるときの図柄の引込量を抽選する引込量抽選手段43と、遊技者の停止操作に応じて、リール2の変動表示を引込量に基づいて停止させる引込制御手段45と、遊技者が停止操作を行う前に、引込量抽選手段43が抽選した引込量を遊技者に報知するための引込量報知手段47とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、図柄を引き込んで停止させる引込制御を実施するスロットマシンに関する。
従来より、例えば、リールを停止するときに、いわゆる引込制御を実施するスロットマシンがある。このスロットマシンは、ストップボタンが操作されてから所定の引込範囲内でリールを引き込んで停止させるというものである。一方、例えば、原則として引込制御をキャンセルする特別な遊技状態であるチャレンジタイム(CT)を発動するスロットマシンもある(例えば、特許文献1参照。)。このスロットマシンは、いわゆる目押しの楽しみを前面に押し出すことで遊技の興趣を高めようとしたものである。
しかしながら、上記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、従来のスロットマシンでは、上記引込制御が遊技の興趣を高めるために十分に活用されていないおそれがあるという問題がある。
特開2005−152679号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、引込制御を活用して興趣を高めたスロットマシンを提供しようとするものである。
一定の序列に沿って図柄を変動表示するリールと、
上記リールの変動表示を停止させるときの図柄の引込量を抽選する引込量抽選手段と、
遊技者の停止操作に応じて、上記リールの変動表示を上記引込量に基づいて停止させる引込制御手段と、
遊技者が上記停止操作を行う前に、上記引込量抽選手段が抽選した上記引込量を遊技者に報知するための引込量報知手段とを備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンは、上記引込量を抽選するための上記引込量抽選手段と、遊技者が上記停止操作を行う前に、上記引込量を報知するための上記引込量報知手段とを有している。すなわち、上記スロットマシンは、抽選によって上記引込量を決定し、かつ、遊技者が上記停止操作を行う前に当該決定した引込量を報知するように構成したものである。それ故、遊技者は、報知された上記引込量に基づいて特定の図柄を狙って上記リールの変動表示を停止させる、いわゆる目押しに挑戦することができる。
上記スロットマシンは、上記引込量を抽選により決定し得るように構成したものである。それ故、上記スロットマシンでは、遊技(ゲーム)毎に上記引込量が変化し得る。遊技者にあっては、引込制御の制御量としての上記引込量の変化を考慮しながら目押しを楽しむことができる。
以上のように、本発明のスロットマシンは、引込制御を活用して遊技の興趣を高めたものである。
本発明においては、上記引込量抽選手段による上記引込量の抽選を遊技(ゲーム)毎に毎回行っても良く、特別な遊技状態下における遊技(ゲーム)等、一部の遊技(ゲーム)に限定して行うことも良い。上記引込量抽選手段による抽選を実施するか否かの条件としては、例えば、当たり役である内部当選役に当選したこと、特定の当たり役である内部当選役に当選したこと、内部当選役の抽選とは関係なく実施する他の抽選に当選したこと等、様々な条件を設定することができる。
上記引込量としては、上記リールの変動表示を停止させるまでの時間である引込時間や、上記リールの変動表示を停止させるまでの変動図柄数である引込図柄数等を採用することができる。さらに、上記引込量抽選手段により引込時間を上記引込量として抽選する一方、上記引込量報知手段により引込図柄数を上記引込量として報知することも良い。
また、上記スロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、上記リールとしては、略円柱状の回転ドラムの外周に複数の図柄を配置した回転式リールや、例えば、液晶ディスプレイを用いて複数の図柄を引込表示する画像式リール等、様々な形態のものを採用することができる。
また、上記引込量報知手段を利用して上記引込量を報知するか否かを抽選する報知抽選手段を有していることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記引込量を遊技者に報知する遊技(ゲーム)と、報知しない遊技(ゲーム)とを実施することができる。上記引込量を報知する遊技(ゲーム)では、遊技者は、報知された上記引込量に基づいて目押しを楽しむことができる。一方、上記引込量を報知しない遊技(ゲーム)では、遊技者は上記引込量を推定しながら目押しを楽しむことができる。
また、上記スロットマシンは、上記リールを複数、有しており、上記引込量抽選手段は、上記各リール毎の上記引込量を抽選するように構成してあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、遊技者は、上記各リール毎の上記引込量に基づいて、上記各リール毎に目押しに挑戦することができる。
また、上記スロットマシンは、上記リールを複数、有しており、上記引込量抽選手段は、上記各リールについての合計の上記引込量を抽選するように構成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、遊技者は、上記各リールの合計の上記引込量に基づいて、上記各リールの目押しを楽しむことができる。
また、上記引込制御手段は、上記引込量を超えない引込範囲内で上記リールの変動表示を停止させるように構成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記引込量が大きいと上記引込範囲が拡大し、目押しが比較的容易となる。逆に、上記引込量が小さいと上記引込範囲が縮小し、要求される目押しの精度が厳しくなる。遊技者にあっては、上記引込量の大小による目押しの難易度の変化を楽しむことができる。
また、上記引込制御手段は、上記引込量分だけ引き込んで上記リールの変動表示を停止させるように構成してあることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記リールにおける図柄の変動序列を想起すると共に、この変動序列中の停止させたい図柄の位置と報知された上記引込量とに基づいて、目押しの目標となる図柄を考えることが必要となる。遊技者は、より難易度の高い目押しを楽しむことができるようになり、一層、遊技の興趣が高くなる。
(実施例1)
本例は、引込制御を活用して興趣を高めたスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図8を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、一定の序列に沿って図柄を変動表示するリール2と、上記リール2の変動表示を停止させるときの図柄の引込量を抽選する引込量抽選手段43と、遊技者の停止操作に応じて、上記リール2の変動表示を上記引込量に基づいて停止させる引込制御手段45(本例では、リール制御手段。以下、リール制御手段45という。)と、遊技者が上記停止操作を行う前に、上記引込量抽選手段43が抽選した上記引込量を遊技者に報知するための引込量報知手段47とを有するものである。
以下に、この内容について詳しく説明する。
まず、本例のスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1及び図2を用いて説明する。本例のスロットマシン1では、BIGボーナス、CTボーナス、15枚役等の小役を含む9種類の役が設定されている。図2では、左列にそれぞれの役の名称を、中列にそれぞれの図柄の組み合わせを、右列に賞品として払い出すメダル枚数を示してある。スロットマシン1では、後述する内部抽選手段42により当選した役が内部当選役になる。そして、この内部当選役に対応する図柄20(以下、適宜、役図柄という。)が入賞ライン上に並んだとき、その内部当選役が入賞役となる。
このスロットマシン1は、図3に示すごとく外観的な構成を有している。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、矩形状の図柄表示窓11を設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、上記引込量報知手段47をなす液晶表示部53及び左右一対のスピーカ520を図柄表示窓11の鉛直方向上側に配設してなる。また、前面枠体10は、鉛直方向下側にスロットマシン1の基部をなすベース部100を形成してなる。
ベース部100は、図3に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して、遊技者に向けて相対的に張り出すように形成してある。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、図3に示すごとく、遊技(ゲーム)にクレジットされたメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630とを配設してある。操作パネル13には、リール2の変動表示を開始させるためのスタートレバー62と、リール2の変動表示を停止させるためのストップボタン61とを配設してある。
図柄表示窓11は、図3に示すごとく、3行3列の2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20を表示するように構成してある。前面枠体10における図柄表示窓11に当たる部分は、遊技者側から図柄20が見えるように透明な樹脂プレートにより形成してある。
次に、本例のスロットマシン1は、図1及び3に示すごとく機械的な構成を備えている。スロットマシン1は、上記の構成のほかに、回転式リールであるリール2と、スロットマシン1の全体動作を制御するための制御基板3と、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63と、リール2の回転位置を検知するリール位置検知部66と、リール2を回転駆動するリール駆動部51と、スピーカ520を駆動する音声出力部52と、メダルを払い出すメダル払出部54と、遊技を演出するための各種表示部55と、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68とを有している。
リール2は、図1及び図4に示すごとく、左リール2Lと、中リール2Cと、右リール2Rとよりなる。各リール2L、2C、2Rは、略円柱形状をなし、その外周面には、略一定の間隔を設けて7種類21個の図柄20を配置してある。各リール2L、2C、2Rは、その回転方向における1カ所の基準位置に基準位置片(図示略)を設けてなる。この基準位置片は、リール位置検知部66が検知する被検知片としての部材である。
左リール2Lは、図1、図3及び図4に示すごとく、図柄表示窓11に表示する3行×3列の2次元マトリクスにおける左端の一列をなす。右リール2Rは、2次元マトリクスにおける右端の一列をなす。中リール2Cは、2次元マトリクスにおける中央の一列をなしている。なお、本例では、図4に示すごとく、各リール2L、2C、2Rごとに、7種類の図柄20の配置序列を変更してある。
スタートレバー62は、図1及び図3に示すごとく、遊技者が操作したタイミングで、リール2の制御信号である変動開始信号を発生するように構成してある。
ストップボタン61は、同図に示すごとく、各リール2L、2C、2Rに対応する左ストップボタン61L、中ストップボタン61C、右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。各ストップボタン61L、61C、61Rは、遊技者が操作したタイミングで、リール2の制御信号である変動停止信号を発生するように構成してある。
リール駆動部51は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御し得るステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール2を回転駆動するように構成してある。このステッピングモータは、制御基板3から取り込む制御パルス毎に、1ステップずつ回転するように構成してある。そして、リール駆動部51は、上記変動開始信号を取り込んでリール2の回転を開始すると共に、上記変動停止信号を取り込んでリール2を停止するように構成してある。
リール位置検知部66は、図1に示すごとく、各リール2L、2C、2Rの上記基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力するセンサである。詳しくは後述するが、本例では、この検知信号の発生後に、制御基板3が発生した制御パルス数、すなわち、上記基準位置片の通過後にステッピングモータが回転したステップ数に基づいて、各リール2L、2C、2Rが現在表示している図柄(入賞ライン上に位置する図柄。)を計算している。
ベットボタン64は、図1及び図3に示すごとく、遊技賭け数としてマックスベット数である3ベットを指定するためのボタンである。このベットボタン64は、クレジットが3以上残っている状態で遊技賭け数3を表す3ベット信号を発生するように構成してある。ただし、クレジットが2又は1の場合は2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合はベット信号を発生しない。なお、遊技(ゲーム)毎に3枚のメダルを賭ける、いわゆる3ベット専用機である本例のスロットマシン1に代えて、遊技者の好みにより、遊技賭け数を選択的に設定可能なタイプのスロットマシンであっても良い。この場合には、上記ベットボタン64としては、3ベット信号を発生するマックスベットボタンに加えて、シングルベット信号を発生するシングルベットボタンを設けるのが良い。
投入メダル検知部63は、図1及び図3に示すごとく、メダル投入口630からメダルが投入されるごとに、インサート信号を出力するように構成してある。3回のインサート信号が上記の3ベット信号に相当している。なお、マックスベット機であるスロットマシン1では、メダルを直接投入するか、上記ベットボタン64を操作することにより3枚のメダルが賭けられた状態でスタートレバー62が有効状態に設定される。
メダル払出部54は、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成してある。
設定値操作部68は、ボーナス役の当選確率の設定値を変更するためのものである。
液晶表示部53は、図3に示すごとく、横長略矩形状の液晶表示パネルよりなる。この液晶表示部53は、図1に示すごとく、上記引込量報知手段47としての機能のほか、遊技を演出する様々な演出画面を表示するように構成してある。特に、引込量報知手段47としての液晶表示部53は、図5に示すごとく、上記引込量を表示する報知パターン470を表示するように構成してある。なお、本例では、報知パターン470を表示する特別な遊技状態として後述する新チャレンジタイム(newCT)を発動した。
上記報知パターン470は、図5に示すごとく、新チャレンジタイム(newCT)の発動を表す発動表示472と、新チャレンジタイム(newCT)発動中の累積のメダル獲得枚数を表すメダルカウンタ473と、各リール2の引込量を表す引込図柄数表示471l、471c、471rを表示するものである。なお、同図では、報知パターン470中の「SLIDE 3・2・1」は、左リール2Lの引込量が3、中リール2Cの引込量が2、右リール2Rの引込量が1であることを示している。
上記制御基板3は、図1に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32とを有している。CPU31は、ROM33に格納したソフトウェアプログラムを実行することにより、乱数を発生する乱数発生手段48、入賞ライン上の図柄20の組み合わせを判断する入賞役判定手段49、リール駆動部51を制御するリール制御手段45、内部当選役を抽選する内部抽選手段42、引込量を抽選する引込量抽選手段43、引込量を報知するか否かを抽選する報知抽選手段46の各機能を実現するように構成してある。
ROM33は、図1に示すごとく、内部抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる乱数テーブルと、引込量抽選手段43が引込量の抽選に用いる乱数テーブルと、報知抽選手段46が引込量を報知するか否かを抽選する乱数テーブルとを記憶している。各乱数テーブルは、乱数発生手段48が発生した乱数に基づいて参照され、それぞれの抽選を実施し得るように構成してある。
リール制御手段45は、リール駆動部51をなすステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させるように構成してある。また、リール制御手段45は、リール駆動部51に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントするように構成してある。なお、本例のリール制御手段45では、各リール2の上記基準位置片の検知信号を取り込むごとに上記引込量をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じた上記引込量をカウントしている。
本例のリール制御手段45は、上記変動停止信号をトリガー信号として、引き込んでリール2を停止させるという、いわゆる引込制御を行うものである。当該引込制御とは、設定された引込量に応じて、リール2の停止タイミングを適宜、遅延させるものである。通常の遊技状態下におけるリール制御手段45は、変動停止信号を基準とした190msecまでの引込範囲内の引込制御を実施する。ここでは、ビタ図柄を含めて後続して現れる4つの図柄20の中に内部当選役の役図柄があれば当該役図柄を引き込んで停止させる一方、内部当選していない役の入賞を回避できるようハズレ図柄を引き込んで停止させる。
一方、新チャレンジタイム(newCT)の発動中におけるリール制御手段45は、上記引込量抽選手段43の抽選により決定した引込量ぴったりで、リール2を引き込んで停止させる。なお、上記引込量抽選手段43が抽選によって決定した引込量ぴったりでリール2を停止させると、内部当選していないリプレイ役あるいはボーナス役が入賞してしまう場合には、その入賞を回避するように1図柄のズラシ制御を行うようにした。
乱数発生手段48は、図1に示すごとく、CPU31の内部演算により乱数を発生する手段である。本例の乱数発生手段48は、スタートレバー62の変動開始信号をトリガー信号として乱数を発生させ、内部抽選手段42、引込量抽選手段43、及び報知抽選手段46に入力するように構成してある。なお、本例の乱数発生手段48は、上記の乱数として、所定の数値範囲に属する0以上の整数を発生するように構成してある。
内部抽選手段42は、図1に示すごとく、乱数発生手段48が発生した乱数に基づいてROM33に記憶した乱数テーブルを参照し、内部当選役を抽選するものである。本例の内部抽選手段42が抽選する内部当選役は、図2に示すごとく、BIGボーナス、CTボーナス、15枚役、8枚役、3枚役、2枚役、リプレイ、ボーナスイン、ジャックインの9種類の役である。内部抽選手段42は、所定の確率で各内部当選役を当選させるように構成してある。なお、本例では、設定値操作部68を介して内部当選役の当選確率を変更可能である。
入賞役判定手段49は、図1に示すごとく、各リール2L、2C、2Rが停止した後、各ステッピングモータの上記ステップ数を取り込む。そして、各ステップ数に基づいて、入賞ライン上で停止した図柄20の種類をリール2ごとに求め、入賞ライン上の図柄20の組み合わせを読み取る。入賞役判定手段49は、入賞ライン上の図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。
引込量抽選手段43は、図1に示すごとく、乱数発生手段48が発生した乱数に基づいてROM33に記憶した乱数テーブルを参照し、リール2の引込量を抽選により決定するものである。本例では、新チャレンジタイム(newCT)発動時に、引込量抽選手段43がリール2の引込量を抽選するようにしてある。
報知抽選手段46は、図1に示すごとく、乱数発生手段48が発生した乱数に基づいてROM33に記憶した乱数テーブルを参照し、引込量抽選手段43が抽選した引込量を報知するか否かを抽選するものである。本例では、報知抽選手段46が「報知する。」と決定したとき、引込量報知手段47をなす液晶表示部53に上記報知パターン470を表示した。
次に、以上のように構成した本例のスロットマシン1の動作について、特に各リール2毎に引込量を抽選する場合について、図6に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS101のごとく、新チャレンジタイム(newCT)のnewCTフラグがオンであるか否かを判断する。本例では、新チャレンジタイム(newCT)の役図柄である「BAR」が入賞ライン上に揃ったときにnewCTフラグをオンに設定し、新チャレンジタイム(newCT)を発動した。本例では、新チャレンジタイム(newCT)の発動時には、図7に示すごとく、newCT発動画面471を液晶表示部53に表示した。なお、この新チャレンジタイム(newCT)の発動下においては、ボーナス役、リプレイ役を除くすべての小役の当選フラグをオンにセットし、入賞可能な状態に設定した。
続いて、ステップS102のごとく、スタートレバー62がオンであるか否かを判断する。スタートレバー62がオンであれば、ステップS103のごとく、引込量抽選手段43により各リール2L、2C、2Rの引込量を抽選により決定する。さらに、ステップS104では、報知抽選手段46の抽選により上記引込量を報知するか否かを決定する。上記引込量を報知する場合(ステップS105)は、ステップS106のごとく、各リール2の引込量を表す引込図柄数471l、471c、471rを含む報知パターン470(図5参照。)を液晶表示部53に表示する。
この報知パターン470における各リール2L、2C、2Rの引込図柄数471l、471c、471rの配列は、各リール2L、2C、2Rの配列(図4参照。)と同じにしてある。例えば、図5における「SLIDE 3・2・1」の表示は、左リール2Lの引込量が3図柄分、中リール2Cの引込量が2図柄分、右リール2Rの引込量が1図柄分であることを示している。
一方、上記引込量を報知しない場合(ステップS105)は、ステップS107に示すごとく、3基のリール2が全て停止するまでの間、報知パターン470の各引込図柄数表示471l、471c、471rに「?」を表示(図8参照。)することで各リール2L、2C、2Rの上記引込量を非表示とした。なお、本例では、3基のリール2が全て停止した後、各リール2L、2C、2Rの上記引込量を表示した。
このように、新チャレンジタイム(newCT)発動状態における本例のスロットマシン1は、遊技(ゲーム)毎に各リール2L、2C、2Rの引込量を抽選により決定し、さらに、当該引込量の報知をするか否かを抽選により決定するものである。遊技者にあっては、各リール2の図柄の配列(図4参照。)を想起しつつ、停止目標図柄から上記報知された引込量分先行する図柄を目押し操作の目標図柄とするよう、頭の中で考える必要がある。それ故、新チャレンジタイム(newCT)下では目押しの難易度が高くなり、遊技者が感じ得る興趣が一層、高くなる。一方、各リール2L、2C、2Rの引込量が報知されないときは、遊技者は停止させたい図柄に対して各リール2L、2C、2Rの引込量を推定しながら、目押しを楽しむことができる。
以上のように、本例のスロットマシン1が発動する新チャレンジタイム(newCT)は、引込制御を活用することで遊技の興趣を高めた特別な遊技状態である。
なお、本例の新チャレンジタイムでは、上記引込量分だけ引き込んでリール2の変動表示を停止するようにしたが、これに代えて、上記引込量を上限とした引込範囲内で引き込んでリール2の変動表示を停止させるようにしても良い。この場合には、上記引込量を上限とした範囲内に停止させたい図柄が含まれるように目押しをすれば良く、目押しの難易度を比較的容易に設定することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1の新チャレンジタイム(newCT)を基にして、3基のリール2の合計の引込量を抽選により決定すると共に、この引込量を上限とした引込範囲内の引込制御を実施するように変更した例である。以下に、この内容について、図9及び図10を用いて説明する。
本例においては、メダル払出数の多い小役を優先的に引き込む制御を行った。すなわち、15枚役、8枚役、3枚役、2枚役の順に引き込めるか否かを判定し、引込可能と判定した図柄を全て入賞ライン上に引き込むよう制御した。
本例の引込量抽選手段43は、3基のリール2の合計の引込量を抽選により決定するものである。そして、本例の報知パターン470は、図9に示すごとく、3基のリール2の合計の引込量を表す引込図柄数475aを示すものである。例えば、同図中の「SLIDE 5」は、3基のリール2について許容される引込量の合計の上限が5図柄であることを表している。報知パターン470中の表示欄475l、475c、475rは、各リール2の実際の引込量である引込図柄数を表示するための表示欄である。本例では、リール2L、2C、2Rが停止するごとに対応する表示欄475l、475c、475rに実際の引込図柄数を順次表示した。
本例のスロットマシン1によれば、上記抽選により決定された引込量(本例では、報知パターン470中の引込図柄数475a)が大きいほど、各リール2L、2C、2Rについて許容される引込範囲が拡大し、一方、上記引込量が小さいほど、各リール2L、2C、2Rについて許容される引込範囲が縮小する。それ故、遊技者は、報知パターン470中の引込図柄数475aが表す上記引込量の大小に応じた目押しの難易度の変化を楽しむことができる。
さらに、本例のスロットマシン1の報知パターン470では、各リール2を停止するごとに、実際の引込量である引込図柄数が表示欄475l、475c、475rに表示される。それ故、遊技者は、各リール2L、2C、2Rを停止させる毎に実際の引込量を知ることができ、同時に、これから停止させようとするリール2について許容される残りの引込量を把握できる。このようにリール2を停止させるごとに許容される引込量が少なくなっていくので、遊技者は、ハラハラドキドキしながらリール2を順番に停止させていくことができる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
またなお、本例では、抽選により決定した引込量475aを上限として各リール2の引込制御を実施したが、これに代えて、上記引込量ぴったりとなるように各リール2の引込制御を実施することも良い。この場合、目標の図柄を停止させるためには、各リール2を順次目押ししていく際の戦略が必要となり、遊技者が感じ得る興趣をさらに高めることができる。
実施例1における、スロットマシンの構成を示すブロック図。 実施例1における、スロットマシンの役、役図柄、払出メダル枚数を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンを示す正面図。 実施例1における、各リールにおける図柄の配列を示す展開図。 実施例1における、引込量を報知する報知パターンを示す説明図。 実施例1における、引込量報知抽選の流れを示すフロー図。 実施例1における、新チャレンジタイムの発動を報知するnewCT発動画面を示す説明図。 実施例1における、引込量を報知する報知パターンを示す説明図。 実施例2における、引込量を報知する報知パターンを示す説明図。 実施例2における、2リール停止後の報知パターンを示す説明図。
符号の説明
1 スロットマシン
2 リール
2L 左リール
2C 中リ−ル
2R 右リール
20 図柄
42 内部抽選手段
43 引込量抽選手段
45 引込制御手段(リール制御手段)
46 報知抽選手段
47 引込量報知手段
470 報知パターン
48 乱数発生手段

Claims (6)

  1. 一定の序列に沿って図柄を変動表示するリールと、
    上記リールの変動表示を停止させるときの図柄の引込量を抽選する引込量抽選手段と、
    遊技者の停止操作に応じて、上記リールの変動表示を上記引込量に基づいて停止させる引込制御手段と、
    遊技者が上記停止操作を行う前に、上記引込量抽選手段が抽選した上記引込量を遊技者に報知するための引込量報知手段とを備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1において、上記引込量報知手段を利用して上記引込量を報知するか否かを抽選する報知抽選手段を有していることを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は2において、上記スロットマシンは、上記リールを複数、有しており、上記引込量抽選手段は、上記各リール毎の上記引込量を抽選するように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1又は2において、上記スロットマシンは、上記リールを複数、有しており、上記引込量抽選手段は、上記各リールについての合計の上記引込量を抽選するように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1〜4いずれか1項において、上記引込制御手段は、上記引込量を超えない引込範囲内で上記リールの変動表示を停止させるように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記引込制御手段は、上記引込量分だけ引き込んで上記リールの変動表示を停止させるように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
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JP2009261697A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Sankyo Co Ltd スロットマシン

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