JP2007133918A - 抽出光学系、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

抽出光学系、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化を招くことなく、信号光成分と迷光成分とが混在する光から信号光成分を取得する。
【解決手段】光源ユニット51から出射されたP偏光の光は、光ディスク15で反射され、S偏光となってレンズ61に入射する。レンズ61からの光に含まれる信号光は反射板65aでP偏光に変換されて反射され、迷光の大部分は保持部材65を透過もしくは保持部材65で吸収され、減衰する。反射板65aで反射された光(信号光が主として含まれる光)は、レンズ61、偏光ビームスプリッタ54、検出レンズ58を介して受光器PDに入射する。
【選択図】図3

Description

本発明は、抽出光学系、光ピックアップ装置及び光ディスク装置に係り、さらに詳しくは、信号光成分と迷光成分とが混在する光から信号光成分を抽出する抽出光学系、該抽出光学系を有する光ピックアップ装置、及び該光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置に関する。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、音楽、映画、写真及びコンピュータソフトなどの情報(以下「コンテンツ」ともいう)を記録するための媒体として、DVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクを情報記録の対象媒体とする光ディスク装置が普及するようになった。
ところで、コンテンツの情報量は、年々増加する傾向にあり、光ディスクの記録容量の更なる増加が期待されている。そこで、光ディスクの記録容量を増加させる手段の一つとして、記録層の多層化が考えられ、複数の記録層を有する光ディスク(以下「多層ディスク」ともいう)及び該多層ディスクをアクセス対象とする光ディスク装置の開発が盛んに行われている。
多層ディスクでは、記録層と記録層との間隔が広いと、球面収差の影響により選択された記録層からの信号が劣化するため、記録層と記録層との間隔を狭くする傾向にある。しかしながら、記録層と記録層との間隔が狭くなると、いわゆる層間クロストークにより、多層ディスクからの戻り光には、目的とする記録層での反射光(以下「信号光」ともいう)だけでなく、目的とする記録層以外の記録層での反射光(以下「迷光」ともいう)も高いレベルで含まれることとなり、再生信号のS/N比が低下してしまう。
そこで、多層ディスクを再生するときに、層間クロストークを低減させる装置が提案された(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている装置では、層間クロストークを低減するためのピンホールを配置した信号検出光学系とディスク位置と集光スポットのずれを検知する非点収差光学系とは共存せず、各光学系が個別に必要となるため、レイアウトを小さく収めることが困難であり、小型化が望まれる光ディスク装置としては不向きであった。また、特許文献1に記載されている光学系では、受光素子が信号検出光学系と非点収差光学系の両方に必要となり、高価なものになってしまう、という不都合があった。
特許第2624255号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、大型化を招くことなく、信号光成分と迷光成分とが混在する光から信号光成分を取得することができる抽出光学系を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、大型化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することができる光ピックアップ装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、大型化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクからの情報の再生を精度良く行うことができる光ディスク装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、複数の記録層を有する光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置に用いられ、前記複数の記録層のうちアクセス対象の記録層からの信号光成分と、前記複数の記録層のうち前記アクセス対象の記録層以外の記録層からの迷光成分とが混在する光から前記信号光成分を抽出する抽出光学系であって、前記光の光路上に配置され、前記光を集光する集光光学素子と;前記集光光学素子で集光された光が入射され、前記信号光成分が主として含まれる光を反射する選択光学系と;を備える抽出光学系である。
これによれば、信号光成分と迷光成分とが混在する光束は集光光学素子で集光され、選択光学系により、信号光成分が主として含まれる光が反射される。従って、大型化を招くことなく、信号光成分と迷光成分とが混在する光束から信号光成分を取得することが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、複数の記録層を有する光ディスクに光を照射し、前記光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置であって、光源と;前記光源から出射された光を前記複数の記録層のうちアクセス対象の記録層に集光する対物レンズと;前記光ディスクで反射され前記対物レンズを介した戻り光の光路上に配置された本発明の抽出光学系と;前記抽出光学系からの光を受光し、受光量に応じた信号を生成する光検出器と;を備える光ピックアップ装置である。
これによれば、抽出光学系により戻り光から信号光が主として含まれる光が取得され、該信号光が主として含まれる光は光検出器で受光される。そして、光検出器では受光量に応じた信号が生成される。すなわち、大型化を招くことなく、信号光を主として含む光が光検出器に入射されるため、S/N比が向上し、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することが可能となる。
本発明は、第3の観点からすると、複数の記録層を有する光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生が可能な光ディスク装置であって、本発明の光ピックアップ装置と;前記光ピックアップ装置の光検出器の出力信号を用いて、前記光ディスクに記録されている情報の再生を行なう処理装置と;を備える光ディスク装置である。
これによれば、本発明の光ピックアップ装置を備えているため、大型化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することができ、その結果として、複数の記録層を有する光ディスクからの情報の再生を精度良く行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をスレッジ方向に駆動するためのシークモータ21、レーザ制御回路24、エンコーダ25、駆動制御回路26、再生信号処理回路28、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、光ディスク装置20は多層ディスクに対応しているものとする。
前記光ディスク15は、一例として図2に示されるように、光の入射側から順に、基板M0、記録層L0、中間層ML、記録層L1、基板M1を有している。また、記録層L0と中間層MLとの間には金や誘電体などで形成された半透明膜MB0があり、記録層L1と基板M1との間にはアルミニウムなどで形成された反射膜MB1がある。中間層MLには、照射される光に対して透過率が高く、基板の屈折率に近い屈折率を有する紫外線硬化型の樹脂材料が用いられている。すなわち、光ディスク15は片面2層ディスクである。なお、各記録層にはスパイラル状又は同心円状の案内用の溝を有するトラックが、それぞれ形成されている。そして、光ディスク15は、記録層L0が記録層L1よりも光ピックアップ装置23に近くなるように光ディスク装置20にセットされる。そこで、光ディスク15に入射した光の一部は半透明膜MB0で反射され、残りは半透明膜MB0を透過する。そして、半透明膜MB0を透過した光は反射膜MB1で反射される。ここでは、一例として、光ディスク15はDVD系の情報記録媒体であるものとする。
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15の2つの記録層のうちアクセス対象の記録層(以下「対象記録層」と略述する)にレーザ光を照射するとともに、光ディスク15からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図3に示されるように、光源ユニット51、カップリングレンズ52、1/4波長板55、対物レンズ60、抽出光学系70、検出レンズ58、光検出器としての受光器PD、及び対物レンズ60を駆動するための駆動系(フォーカシングアクチュエータAC及びトラッキングアクチュエータ(図示省略))などを備えている。
上記抽出光学系70は、偏光分岐光学素子としての偏光ビームスプリッタ54、集光光学素子としてのレンズ61、反射型1/2波長板としての反射板65a及び該反射板65aを保持する保持部材65を備えている。
上記光源ユニット51は、光ディスク15に対応する波長が約660nmのレーザ光を発光する光源としての半導体レーザLDを含んで構成されている。なお、本実施形態では、光源ユニット51から出射されるレーザ光の最大強度出射方向を+X方向とする。また、一例として光源ユニット51からは偏光ビームスプリッタ54の入射面に平行な偏光(P偏光)の光が出射されるものとする。
この光源ユニット51の+X側には、前記カップリングレンズ52が配置され、光源ユニット51から出射された光を略平行光とする。
前記偏光ビームスプリッタ54は、カップリングレンズ52の+X側に配置されている。この偏光ビームスプリッタ54は、入射する光の偏光状態に応じてその反射率が異なっている。ここでは、偏光ビームスプリッタ54は、一例としてP偏光に対する反射率が小さく、S偏光に対する反射率が大きくなるように設定されている。すなわち、光源ユニット51から出射された光の大部分は、偏光ビームスプリッタ54を透過することができる。この偏光ビームスプリッタ54の+X側には、前記1/4波長板55が配置されている。
この1/4波長板55は、入射した光に1/4波長の光学的位相差を付与する。1/4波長板55の+X側には、前記対物レンズ60が配置され、1/4波長板55を透過した光を対象記録層に集光する。
前記レンズ61は、偏光ビームスプリッタ54の−Z側に配置され、偏光ビームスプリッタ54で反射された戻り光を集光する。
前記反射板65aは、レンズ61の−Z側であって、レンズ61による信号光の集光位置近傍に配置され、レンズ61で集光された戻り光に1/2波長の光学的位相差を付与し、レンズ61の方向に向けて反射する。この反射板65aには、サブ波長格子及びフォトニック結晶などを用いることができる。また、反射板65aの大きさ(図4におけるD)は、レンズ61で集光される信号光のエアリーディスク(=0.61×波長/NA)の10倍以下とする。なお、NAはレンズ61の開口数である。
前記保持部材65は、入射光を透過あるいは減衰させる。
前記検出レンズ58は、偏光ビームスプリッタ54の+Z側に配置され、反射板65aで反射された戻り光を前記受光器PDの受光面に集光する。この受光器PDは、再生信号処理回路28にてRF信号、ウォブル信号及びサーボ信号などを検出するのに最適な信号(光電変換信号)を生成するための複数の受光素子(又は受光領域)を含んで構成されている。
前記フォーカシングアクチュエータACは、対物レンズ60の光軸方向であるフォーカス方向に対物レンズ60を微少駆動するためのアクチュエータである。ここでは、便宜上、対象記録層が記録層L0のときのフォーカス方向に関する対物レンズ60の最適位置を「第1レンズ位置」といい、対象記録層が記録層L1のときのフォーカス方向に関する対物レンズ60の最適位置を「第2レンズ位置」ということとする。なお、対物レンズ60が第2レンズ位置にあるときには、第1レンズ位置にあるときよりも、対物レンズ60と光ディスク15との間隔は狭くなる(図5(A)及び図5(B)参照)。
ここで、光ディスク15からの戻り光について図5(A)及び図5(B)を用いて説明する。
対象記録層が記録層L0のときには、一例として図5(A)に示されるように、対物レンズ60は前記第1レンズ位置に位置決めされる。これにより、光源ユニット51から出射された光は、対物レンズ60によって記録層L0に集光される。そして、半透過膜MB0で反射された光は信号光として対物レンズ60に入射する。一方、半透過膜MB0を透過した光は前記金属反射膜MB1で反射され、迷光として対物レンズ60に入射する。
対象記録層が記録層L1のときには、一例として図5(B)に示されるように、対物レンズ60は前記第2レンズ位置に位置決めされる。これにより、光源ユニット51から出射された光は、対物レンズ60によって記録層L1に集光される。そして、金属反射膜MB1で反射された光は信号光として対物レンズ60に入射する。一方、半透過膜MB0で反射された光は迷光として対物レンズ60に入射する。
すなわち、対象記録層がいずれの記録層であっても、戻り光には半透過膜MB0で反射された光(以下「第1反射光」ともいう)と金属反射膜MB1で反射された光(以下「第2反射光」ともいう)とが含まれることとなる。ここでは、対象記録層が記録層L0のときには、第1反射光が信号光であり、第2反射光が迷光である。一方、対象記録層が記録層L1のときには、第2反射光が信号光であり、第1反射光が迷光である。迷光成分は再生信号処理回路28で各種信号を検出する際にS/N比を低下させる要因となるため、戻り光に含まれる迷光成分を除去する必要がある。
そして、半透過膜MB0と金属反射膜MB1とは、フォーカス方向に関して互いに離れているために、レンズ61を透過した第1反射光の集光位置と第2反射光の集光位置とは一致せずに、レンズ61の光軸方向に関して互いに離れることとなる。
本実施形態では、一例として図6(A)に示されるように、対象記録層が記録層L0のときに、レンズ61を透過した第2反射光の集光位置をf+1とし、第1反射光の集光位置をf0とする。また、一例として図6(B)に示されるように、対象記録層が記録層L1のときに、レンズ61を透過した第2反射光の集光位置をf0とし、第1反射光の集光位置をf-1とする。すなわち、信号光の集光位置をf0とし、対物レンズ60との距離に関して、対象記録層よりも遠い位置にある記録層による迷光の集光位置をf+1とし、対象記録層よりも近い位置にある記録層による迷光の集光位置をf-1とする。
上記のように構成される光ピックアップ装置23の作用を図6(A)、図6(B)、図7及び図8を用いて説明する。ここでは、便宜上、レンズ61の光軸方向に関して、偏光ビームスプリッタ54から集光位置f+1に向かう光路を光路A、集光位置f+1から集光位置f0に向かう光路を光路B、集光位置f0から偏光ビームスプリッタ54に向かう光路を光路C、偏光ビームスプリッタ54から検出レンズ58に向かう光路を光路Dとする。
光源ユニット51から出射された直線偏光(ここではP偏光)の光は、カップリングレンズ52で略平行光となり、偏光ビームスプリッタ54に入射する。この光の大部分は偏光ビームスプリッタ54をそのまま透過し、1/4波長板55で円偏光とされ、対物レンズ60を介して光ディスク15の対象記録層に微小スポットとして集光される。光ディスク15からの反射光(信号光+迷光)は、往路とは反対回りの円偏光となり、戻り光として対物レンズ60で再び略平行光とされ、1/4波長板55で往路と直交した直線偏光(ここではS偏光)とされる。そして、この戻り光は偏光ビームスプリッタ54に入射する。
偏光ビームスプリッタ54で−Z方向に反射された戻り光は、レンズ61で集光される。レンズ61を介した戻り光は、反射板65aに入射する。光路A及び光路Bでは、信号光及び迷光はいずれもS偏光である。信号光は、反射板65aにて1/2波長の光学的位相差が付与され、P偏光として反射される。一方、迷光は反射板65aの位置ではビームが拡大しており、迷光の大部分は保持部材65を透過、もしくは保持部材65で吸収され、減衰する。すなわち、反射板65aで反射された光は、ほとんどがP偏光の信号光である。
反射板65aで反射された信号光は、レンズ61を介して偏光ビームスプリッタ54に入射する。偏光ビームスプリッタ54では、P偏光の信号光はそのまま透過し、検出レンズ58を介して受光器PDで受光される。受光器PDでは受光素子(又は受光領域)毎に光電変換され、各光電変換信号はそれぞれ再生信号処理回路28に出力される。ここでは、信号光が主として含まれる光が受光器PDで受光されるため、S/N比の高い光電変換信号が出力されることとなる。
図1に戻り、前記再生信号処理回路28は、前記受光器PDの出力信号(複数の光電変換信号)に基づいて、サーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)、アドレス情報、同期情報及びRF信号などを取得する。ここでは、受光器PDからS/N比の高い光電変換信号が出力されるため、サーボ信号、アドレス情報、同期情報及びRF信号などを精度良く取得することができる。例えば、図9(A)に示されるように、フォーカスエラー信号のリニア部が従来(例えば図10(A)参照)よりも長くなり、位置ずれ量を精度良く検出することができる。なお、図9(A)の縦軸は規格化されており、例えば、受光器がトラッキング方向に対応する方向の分割線によって2つの受光領域に分割され、各受光領域の出力信号をSa、Sbとすると、図9(A)の縦軸は(Sa−Sb)/(Sa+Sb)である。また、一例として図9(B)に示されるように、RF信号が含まれる和信号(複数の光電変換信号を加算した信号)についても、従来(例えば図10(B)参照)よりも安定しているため、RF信号を精度良く取得することができる。なお、図9(B)の縦軸は正規化されており、和信号の最大値を1としている。また、図9(A)及び図9(B)は、中間層MLの厚さが約9μmであり、対物レンズのNAが約0.65、レーザ光の波長が約660nmのときのデータである。
ここで得られたサーボ信号は前記駆動制御回路26に出力され、アドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25や駆動制御回路26などに出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復号処理及び誤り検出処理などを行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとして前記バッファマネージャ37を介して前記バッファRAM34に格納する。また、再生データに含まれるアドレス情報はCPU40に出力される。
前記駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのトラックエラー信号に基づいて、トラッキング方向に関する対物レンズ60の位置ずれを補正するための前記トラッキングアクチュエータの駆動信号を生成する。また、駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号に基づいて、対物レンズ60のフォーカスずれを補正するための前記フォーカシングアクチュエータACの駆動信号を生成する。ここで生成された各アクチュエータの駆動信号は光ピックアップ装置23に出力される。これにより、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。さらに、駆動制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動するための駆動信号、及びスピンドルモータ22を駆動するための駆動信号を生成する。各モータの駆動信号は、それぞれシークモータ21及びスピンドルモータ22に出力される。
前記バッファRAM34には、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。このバッファRAM34へのデータの入出力は、前記バッファマネージャ37によって管理されている。
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号はレーザ制御回路24に出力される。
前記レーザ制御回路24は、前記半導体レーザLDの発光パワーを制御する。例えば記録の際には、前記書き込み信号、記録条件、及び半導体レーザLDの発光特性などに基づいて、半導体レーザLDの駆動信号がレーザ制御回路24にて生成される。
前記インターフェース38は、上位装置90(例えば、パソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、記録パワーや記録ストラテジ情報を含む記録条件、及び半導体レーザLDの発光特性などが格納されている。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従って前記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをRAM41及びバッファRAM34に保存する。
次に、上位装置90からアクセス要求があったときの、光ディスク装置20における処理について図11を用いて簡単に説明する。図11のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
上位装置90から記録要求コマンド又は再生要求コマンド(以下、「要求コマンド」と総称する)を受信すると、図11のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、処理がスタートする。
最初のステップ401では、所定の線速度(又は角速度)で光ディスク15が回転するように駆動制御回路26に指示するとともに、上位装置90から要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。
次のステップ403では、要求コマンドから指定アドレスを抽出し、その指定アドレスから、対象記録層が記録層L0であるか記録層L1であるかを特定する。
次のステップ405では、特定された対象記録層に関する情報を駆動制御回路26などに通知する。
次のステップ409では、指定アドレスに対応する目標位置近傍に光スポットが形成されるように、駆動制御回路26に指示する。これにより、シーク動作が行なわれる。なお、シーク動作が不要であれば、ここでの処理はスキップされる。
次のステップ411では、要求コマンドに応じて記録又は再生を許可する。
次のステップ413では、記録又は再生が完了したか否かを判断する。完了していなければ、ここでの判断は否定され、所定時間経過後に再度判断する。完了していれば、ここでの判断は肯定され、処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置20では、再生信号処理回路28と、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、処理装置が実現されている。なお、CPU40によるプログラムに従う処理によって実現される処理装置の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって構成することとしても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23によると、光源ユニット51から出射された直線偏光(ここではP偏光)の光は、カップリングレンズ52、偏光ビームスプリッタ54(偏光分岐光学素子)、1/4波長板55、及び対物レンズ60を介して光ディスク15の対象記録層に微小スポットとして集光される。光ディスク15からの戻り光(信号光+迷光)は、往路と直交した直線偏光(ここではS偏光)となって偏光ビームスプリッタ54に入射する。偏光ビームスプリッタ54で−Z方向に反射された戻り光は、レンズ61(集光光学素子)で収束光となり、反射板65aに入射する。戻り光に含まれる信号光は、反射板65aで1/2波長の光学的位相差が付与され、反射される。一方、戻り光に含まれる迷光は、その大部分が保持部材65を透過、もしくは保持部材65で吸収され、減衰する。すなわち、反射板65aで反射された光は、ほとんどがP偏光の信号光となる。反射板65aで反射された信号光(信号光が主として含まれる光)は、レンズ61、偏光ビームスプリッタ54及び検出レンズ58を介して受光器PDで受光される。この場合には、信号光が主として含まれる光が受光器PDで受光されるため、S/N比の高い光電変換信号が出力されることとなる。従って、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することが可能となる。
また、本実施形態に係る光ディスク装置20によると、S/N比の高い光電変換信号が光ピックアップ装置23から出力されるため、複数の記録層を有する光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことが可能となる。従って、複数の記録層を有する光ディスクからの情報の再生を精度良く行うことができる。
なお、上記実施形態において、図12に示されるように、前記カップリングレンズ52を前記偏光ビームスプリッタ54の+X側に配置しても良い。これにより、戻り光に対して前記カップリングレンズ52が前記レンズ61と同等の機能を有することとなる。すなわち、ここでは、前記偏光ビームスプリッタ54と前記カップリングレンズ52と反射板65aと保持部材65とから抽出光学系70が構成されることとなる。この抽出光学系70の作用は、上記実施形態における抽出光学系70の作用と同様であり、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。そして、部品点数が更に減少し、光ピックアップ装置を更に小型化することができる。
この場合において、図13に示されるように、偏光ビームスプリッタ54と反射板65aとの間に1/4波長版62を配置し、前記反射板65aに代えて、入射光をそのまま反射する反射部材としてのミラー65bを用いても良い。
この場合には、偏光ビームスプリッタ54で反射した戻り光は、1/4波長板62で円偏光に変換され、ミラー65bに入射する。戻り光に含まれる信号光は、ミラー65bで反射され、反対回りの円偏光になって1/4波長板62に入射し、1/4波長板62でP偏光に変換された後、偏光ビームスプリッタ54に入射する。一方、戻り光に含まれる迷光の大部分は、上記実施形態と同様に減衰する。従って、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。ここでは、前記偏光ビームスプリッタ54と前記カップリングレンズ52と1/4波長板62とミラー65bと保持部材65とから抽出光学系70が構成されることとなる。
また、上記実施形態において、図14、図15(A)及び図15(B)に示されるように、前記保持部材65を屈折率が1よりも大きな透明な素材で作成し、該透明な保持部材65を介して前記反射板65aに戻り光が入射するようにしても良い。これにより、反射板65aの表面にゴミなどが付着して信号光が散乱するのを防止することができる。
この場合において、上記透明な保持部材65に1/4波長板の機能を付加し、前記反射板65aに代えて、前記ミラー65bを用いても良い。
また、上記実施形態において、一例として図16に示されるように、前記反射板65aを傾斜させても良い。そして、反射板65aで反射された信号光の集光位置近傍に前記受光器PDを配置することにより、光源ユニット51から出射される光にS偏光が含まれている場合に、光源ユニット51から出射され偏光ビームスプリッタ54で+Z方向に反射されたS偏光が受光器PDに入射するのを防ぐことができる。
そして、この場合に、偏光ビームスプリッタ54で+Z方向に反射されたS偏光の集光位置近傍に受光素子FM(モニタ用受光素子)を配置することにより、受光素子FMの出力信号を半導体レーザLDの発光パワーのモニタ信号として利用することができるができる。
また、上記実施形態では、対物レンズが無限系であるものとして説明したが、これに限らず、有限系であっても良い。この場合であっても、上記実施形態と同じ構成で信号光を取得することができる。
また、上記実施形態では、情報の記録及び再生が可能な光ディスク装置について説明したが、これに限らず、情報の記録、再生及び消去のうち、少なくとも情報の再生が可能な光ディスク装置であれば良い。
また、上記実施形態では、光ディスクが2つの記録層を有する場合について説明したが、これに限らず、3つ以上の記録層を有していてもよい。この場合に、例えば対象記録層が2つの記録層に挟まれていると、戻り光には、信号光の集光位置よりも手前で集光する迷光と、信号光の集光位置よりも遠方で集光する迷光とが含まれることとなる。この場合であっても、前記抽出光学系70により信号光成分を取得することができる。また、上記実施形態では、光ディスクがDVD系の場合について説明したが、これに限らず、光ディスクがCD系、及び波長が405nmの光に対応した次世代の情報記録媒体であっても良い。
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が約405nmの光を発光する半導体レーザ、波長が約660nmの光を発光する半導体レーザ及び波長が約780nmの光を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。すなわち、光ディスク装置が互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。この場合に、少なくともいずれかの光ディスクが複数の記録層を有する光ディスクであっても良い。
また、上記実施形態において、光ディスク装置が、同一の波長の光に対応し、互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。例えば、光源波長が400〜410nmであって、対物レンズのNAが0.85の規格(Blu−ray規格)に準拠した光ディスク、及び対物レンズのNAが0.65の規格(HD−DVD規格)に準拠した光ディスクのいずれにも対応可能な光ディスク装置であっても良い。この場合には、いずれの光ディスクにおいても出射光の発光点が同じであり、レンズ61による信号光の集光位置はいずれの光ディスクにおいても同一位置となるので、それぞれの規格に準拠した各2層ディスクに対して、いずれも信号光を抽出することができる。
以上説明したように、本発明の抽出光学系によれば、大型化を招くことなく、信号光成分と迷光成分とが混在する光から信号光成分を取得するのに適している。本発明の光ピックアップ装置によれば、大型化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得するのに適している。また、本発明の光ディスク装置によれば、複数の記録層を有する光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うのに適している。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図1における光ディスクの構造を説明するための図である。 図1における光ピックアップ装置を説明するための図である。 図3における反射板及び保持部材を説明するための図である。 図5(A)及び図5(B)は、それぞれ信号光及び迷光を説明するための図である。 図6(A)及び図6(B)は、それぞれ図3における抽出光学系の作用を説明するための図である。 抽出光学系の作用を説明するための図である。 抽出光学系の作用を説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ図1における再生信号処理回路で取得されるフォーカスエラー信号及び和信号を説明するための図である。 図10(A)及び図10(B)は、それぞれ従来取得されていたフォーカスエラー信号及び和信号を説明するための図である。 上位装置からアクセス要求を受信したときの光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。 図3における抽出光学系の変形例1を説明するための図である。 図3における抽出光学系の変形例2を説明するための図である。 図3における抽出光学系の変形例3を説明するための図である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれ図14における反射板及び保持部材を説明するための図である。 図3における抽出光学系の変形例4を説明するための図である。
符号の説明
15…光ディスク、20…光ディスク装置、23…光ピックアップ装置、28…再生信号処理回路(処理装置の一部)、40…CPU(処理装置の一部)、54…偏光ビームスプリッタ(偏光分岐光学素子)、60…対物レンズ、61…レンズ(集光光学素子)、62…1/4波長板、65a…反射板(反射型1/2波長板)、65b…ミラー(反射部材)、65…保持部材、70…抽出光学系、f0…信号光の集光位置、FM…受光素子(モニタ用受光素子)、L0…記録層(複数の記録層の一部)、L1…記録層(複数の記録層の一部)、LD…半導体レーザ(光源)、PD…受光器(光検出器)。

Claims (12)

  1. 複数の記録層を有する光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置に用いられ、前記複数の記録層のうちアクセス対象の記録層からの信号光成分と、前記複数の記録層のうち前記アクセス対象の記録層以外の記録層からの迷光成分とが混在する光から前記信号光成分を抽出する抽出光学系であって、
    前記光の光路上に配置され、前記光を集光する集光光学素子と;
    前記集光光学素子で集光された光が入射され、前記信号光成分が主として含まれる光を反射する選択光学系と;を備える抽出光学系。
  2. 前記選択光学系は、
    前記集光光学素子で集光された前記信号光成分の集光位置に配置され、前記集光位置における前記信号光成分のスポット径と同じ径の反射面を有するとともに、反射時に進相軸と遅相軸とで1/2波長の光学的位相差を付与する反射型1/2波長板を有することを特徴とする請求項1に記載の抽出光学系。
  3. 前記選択光学系は、前記反射型1/2波長板の前記集光光学素子側に配置された透明部材を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の抽出光学系。
  4. 前記反射型1/2波長板と前記透明部材とは一体化されていることを特徴とする請求項3に記載の抽出光学系。
  5. 前記選択光学系は、
    前記集光光学素子で集光された前記信号光成分の集光位置に配置され、前記集光位置における前記信号光成分のスポット径と同じ径の反射面を有する反射部材と;
    前記反射部材の前記集光光学素子側に配置された1/4波長板と;を有することを特徴とする請求項1に記載の抽出光学系。
  6. 前記反射部材と前記1/4波長板とは一体化されていることを特徴とする請求項5に記載の抽出光学系。
  7. 前記選択光学系は、前記反射部材の前記1/4波長板側に配置された透明部材を更に備えていることを特徴とする請求項5に記載の抽出光学系。
  8. 前記反射部材と前記透明部材とは一体化されていることを特徴とする請求項7に記載の抽出光学系。
  9. 複数の記録層を有する光ディスクに光を照射し、前記光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置であって、
    光源と;
    前記光源から出射された光を前記複数の記録層のうちアクセス対象の記録層に集光する対物レンズと;
    前記光ディスクで反射され前記対物レンズを介した戻り光の光路上に配置された請求項1〜8のいずれか一項に記載の抽出光学系と;
    前記抽出光学系からの光を受光し、受光量に応じた信号を生成する光検出器と;を備える光ピックアップ装置。
  10. 前記抽出光学系は、前記光源と前記対物レンズとの間に配置され、前記戻り光を集光光学素子に向かう方向に分岐する偏光分岐光学素子を更に含み、
    前記抽出光学系で抽出された信号光の光路は、前記偏光分岐光学素子からの前記戻り光の光路に対して傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記光源から出射され、前記偏光分岐光学素子で分岐された光の集光位置近傍に配置されたモニタ用受光素子を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップ装置。
  12. 複数の記録層を有する光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生が可能な光ディスク装置であって、
    請求項9〜11のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置と;
    前記光ピックアップ装置の光検出器の出力信号を用いて、前記光ディスクに記録されている情報の再生を行なう処理装置と;を備える光ディスク装置。
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