JP2006114151A - 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化、高コスト化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得する。
【解決手段】半導体レーザから出射された光束は、対物レンズを介して光ディスクの対象記録層に集光される。そして、光ディスクで反射され対物レンズを介した戻り光束は、3つの部分回折領域(DA1、DA2、DA3)と回折格子が形成されていない3つの微小領域(TA1、TA2、TA3)とを有するホログラムHGに入射する。対象記録層が記録層L0の場合には、戻り光束に含まれる記録層L1での±1次回折光は微小領域を透過し、一方、戻り光束に含まれる信号光の大部分は部分回折領域で回折され受光器で受光される。すなわち、対象記録層が記録層L0の場合に、信号光に悪影響を及ぼすおそれがある記録層L1での±1次回折光が除かれた戻り光束が受光器で受光されるため、受光器で生成される信号のS/N比を向上させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ピックアップ装置及び光ディスク装置に係り、さらに詳しくは、光ディスクに対してデータの記録、再生、及び消去のうち少なくとも再生を行うのに用いられる光ピックアップ装置及び該光ピックアップ装置を備える光ディスク装置に関する。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、コンピュータプログラム、音楽情報、及び映像情報(以下「コンテンツ」ともいう)などを記録するための情報記録媒体として、DVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクに記録されている情報を再生するための光ディスク装置が普及するようになった。
光ディスク装置には、光ディスクに光束を照射するとともに、光ディスクからの反射光を受光するための装置として、光ピックアップ装置が設けられている。一般的に光ピックアップ装置は、光源、該光源から出射された光束を集光する対物レンズ、及び光ディスクで反射された光束を戻り光束として受光する光検出器などを備えている。この光検出器からは、光ディスクに記録されているデータの再生情報だけでなく、各種サーボに必要な情報を含む信号などが出力される。
ところで、コンテンツの情報量は、年々増加する傾向にあり、光ディスクの記録容量の更なる増加が期待されている。そして、光ディスクの記録容量を増加させる手段の一つとして、複数の記録層を有する光ディスク及び該光ディスクをアクセス対象とする光ディスク装置の開発が盛んに行われている。
そして、2つの記録層を有する再生専用の光ディスクとして、片面に2つの記録層を有するDVD−ROM(以下「片面2層DVD−ROM」ともいう)が実用化されている。この片面2層DVD−ROMでは、一方からレーザ光を照射し、光ビームの焦点をそれぞれの記録層に合わせることで記録層毎の再生を行なっている。従って、ディスクを裏返すことなく各記録層に記録されている情報の再生が可能である。また、2つの情報記録が可能な記録層を有する光ディスクとして、片面に2つの記録層を有するDVD+R(以下「片面2層DVD+R」ともいう)がある。この片面2層DVD+Rでは、ディスクを裏返すことなく各記録層への情報の記録及び各記録層に記録されている情報の再生が可能である。なお、以下では、片面に2つの記録層を有する光ディスクを総称して「片面2層ディスク」ともいう。
片面2層ディスクでは、目的とする記録層にレーザ光を集光させても、戻り光束には目的とする記録層からの反射光だけでなく、目的とする記録層以外の記録層(特に、目的とする記録層に隣接した記録層)からの反射光も含まれるため、光ピックアップ装置から出力される信号のS/N比が低下するおそれがあった。
そこで、戻り光束から目的とする記録層以外の記録層からの反射光を分離する装置が考案された(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている光記録再生装置は、戻り光束を受光する検出器の手前に、目的とする記録層からの反射光を集光する集光レンズと、該集光レンズの集光点位置に配置され目的とする記録層以外の記録層からの反射光の通過を抑制するピンホールとを備えている。しかしながら、特許文献1に開示されている光記録再生装置では、特に、光源から出射される光束をメインビームと2つのサブビームとに分割して光ディスクに照射する、いわゆる3ビーム方式を用いると、検出器の出力信号から得られるデータの再生情報や各種サーボに必要な情報(以下「サーボ情報」ともいう)の精度が十分でない場合があった。
ところで、光ピックアップ装置の小型化を促進するために、戻り光束を光検出器の受光面方向に分岐するための光学素子として、ホログラムを用いた光ピックアップ装置が考案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示されている光ピックアップ装置では、回折領域が4つに分割されたホログラムが用いられている。
特許第2624255号公報 特開2002−203325号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、大型化、高コスト化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することができる光ピックアップ装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、複数の記録層を有する光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことができる光ディスク装置を提供することにある。
発明者は、前述した再生情報やサーボ情報の精度が十分でないことの原因について鋭意研究した結果、目的とする記録層以外の記録層で回折された±1次回折光が影響しているという知見を得た。本発明は、かかる発明者の得た新規知見に基づいてなされたもので、以下のような構成を採用する。
請求項1に記載の発明は、第1記録層と、該第1記録層を介して光束が照射される第2記録層とを含む複数の記録層を片面に有する光ディスクに光束を照射し、前記光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置であって、光源と;前記光源から出射された光束を前記複数の記録層のうちアクセス対象の記録層に集光する対物レンズと、前記光ディスクで反射され前記対物レンズを介した戻り光束の光路上に配置され、前記アクセス対象の記録層が前記第1記録層のときに前記戻り光束に含まれる前記第2記録層で回折された回折光が入射する位置に設けられた第1の領域及び回折格子が形成された第2の領域を有し、前記第1の領域に入射した光束と前記第2の領域に入射した光束とを分離するホログラムと、を含む光学系と;前記第2の領域からの光束を受光し、受光量に応じた信号を生成する光検出器と;を備える光ピックアップ装置である。
これによれば、光源から出射された光束は、対物レンズを介して複数の記録層のうちアクセス対象の記録層に集光される。光ディスクに入射され、第1記録層に到達した光束の一部は第1記録層で反射され、残りは第1記録層を透過する。第1記録層を透過した光束は、第2記録層に向かい、その少なくとも一部は第2記録層で反射される。すなわち、光ディスクからの戻り光束は、第1記録層での反射光と第2記録層での反射光とが含まれる光束である。ここでは、第2記録層よりも第1記録層のほうが対物レンズに近いため、戻り光束の光路上では、第1記録層での反射光のビーム径は第2記録層での反射光のビーム径よりも大きくなる。そこで、アクセス対象の記録層が第1記録層のときには、第1記録層での反射光である信号光に対してノイズ成分が不均一に加わることとなる。この場合に、ホログラムでは、第2記録層での反射光のうち光強度の高い回折光が第1の領域に入射し、信号光の大部分が第2の領域に入射する。そして、ホログラムによって、第1の領域に入射した光束と前記第2の領域に入射した光束とが分離され、光検出器によって、第2の領域からの光束が受光される。すなわち、光検出器では、第2記録層で回折された回折光が低減された戻り光束が受光される。その結果、光検出器で生成される信号はS/N比の高い信号となり、従って、大型化、高コスト化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することが可能となる。
この場合において、請求項2に記載の光ピックアップ装置の如く、前記ホログラムは、前記戻り光束の光路方向に関して、前記アクセス対象の記録層が前記第1記録層のときに前記戻り光束に含まれる前記第2記録層で回折された回折光の集光位置近傍に配置されていることとすることができる。
上記請求項1及び2に記載の各光ピックアップ装置において、請求項3に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第1の領域は、回折格子が形成されていない領域であることとすることができる。
上記請求項1及び2に記載の各光ピックアップ装置において、請求項4に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第1の領域は、入射した光束を前記第2の領域で回折された光束とは異なる方向に回折するための回折格子が形成されていることとすることができる。
上記請求項1〜4に記載の各光ピックアップ装置において、請求項5に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第2記録層にスパイラル状又は同心円状の案内用の溝が形成されている場合には、前記第2記録層で回折された回折光は、前記案内用の溝で回折された±1次回折光であることとすることができる。
上記請求項1〜4に記載の各光ピックアップ装置において、請求項6に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第2記録層にピットが形成されている場合には、前記第2記録層で回折された回折光は、前記ピットで回折された±1次回折光であることとすることができる。
上記請求項1〜6に記載の各光ピックアップ装置において、請求項7に記載の光ピックアップ装置の如く、前記光源と前記ホログラムと前記光検出器は、一体化されていることとすることができる。
上記請求項1〜6に記載の各光ピックアップ装置において、請求項8に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第1の領域からの光束を受光し、受光量に応じた信号を生成する光検出器を更に備えることとすることができる。
この場合において、請求項9に記載の光ピックアップ装置の如く、前記光源と前記ホログラムと前記第2の領域からの光束を受光する光検出器と前記第1の領域からの光束を受光する光検出器は、一体化されていることとすることができる。
請求項10に記載の発明は、複数の記録層を有する光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生が可能な光ディスク装置であって、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置と;前記光ピックアップ装置を構成する第2の領域からの光束を受光する光検出器の出力信号を用いて、前記光ディスクに記録されている情報の再生を行なう処理装置と;を備える光ディスク装置である。
これによれば、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置を備えているため、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することができ、その結果、処理装置では、サーボ制御の精度が向上し、再生対象の記録層に記録されている情報を精度良く再生することができる。すなわち、複数の記録層を有する光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をスレッジ方向に駆動するためのシークモータ21、レーザ制御回路24、エンコーダ25、駆動制御回路26、再生信号処理回路28、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、一例として前記片面2層DVD+Rの規格に準拠した情報記録媒体が光ディスク15に用いられるものとする。
前記光ディスク15は、一例として図2に示されるように、光束の入射側から順に、基板M0、記録層L0(第1の記録層)、中間層ML、記録層L1(第2の記録層)、基板M1を有している。また、記録層L0と中間層MLとの間には金や誘電体などで形成された半透明膜MB0があり、記録層L1と基板M1との間にはアルミニウムなどで形成された反射膜MB1がある。中間層MLの厚さは、40μm〜70μmであり、中間層MLには、照射される光束に対して透過率が高く、基板の屈折率に近い屈折率を有する紫外線硬化型の樹脂材料が用いられている。なお、各記録層にはスパイラル状又は同心円状の案内用の溝を有するトラックが、約0.74μmのトラックピッチでそれぞれ形成されている。そして、記録層L0が記録層L1よりも光ピックアップ装置23に近くなるように、光ディスク15は、光ディスク装置20にセットされる。そこで、光ディスク15に入射した光束の一部は半透明膜MB0で反射され、残りは半透明膜MB0を透過する。そして、半透明膜MB0を透過した光束は反射膜MB1で反射される。以下では、便宜上、半透明膜MB0で反射された光束を「記録層L0からの反射光」あるいは「記録層L0での反射光」といい、反射膜MB1で反射された光束を「記録層L1からの反射光」あるいは「記録層L1での反射光」という。また、記録層L1での反射光に含まれる記録層L1の案内用の溝で回折された+1次回折光を「記録層L1での+1次回折光」、記録層L1での反射光に含まれる記録層L1の案内用の溝で回折された−1次回折光を「記録層L1での−1次回折光」、記録層L1での反射光に含まれる0次光を「記録層L1での0次光」という。さらに、記録層L1での+1次回折光と記録層L1での−1次回折光とを総称して「記録層L1での±1次回折光」ともいう。
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15の2つの記録層のうちアクセス対象の記録層(以下「対象記録層」と略述する)にレーザ光を照射するとともに、光ディスク15からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図3に示されるように、受発光ユニット51、コリメートレンズ52、対物レンズ60、及び対物レンズ60を駆動するための駆動系(図示省略)などを備えている。この受発光ユニット51は出射される光束の最大強度出射方向が+X方向となるように配置されている。
前記受発光ユニット51は、一例として図4に示されるように、いわゆるホログラムユニットであり、波長が約660nmの光束を+X方向に出射する光源としての半導体レーザLD、該半導体レーザLDの近傍に配置され、光ディスク15からの戻り光束を受光する光検出器としての受光器PD、半導体レーザLDの+X側に配置され、半導体レーザLDから出射された光束を0次光(以下「メインビーム」という)及び±1次回折光(以下「サブビーム」という)を含む複数の光束に分割するグレーティングGT、及びグレーティングGTの+X側に配置され、戻り光束を受光器PDの受光面方向に分岐するホログラムHGを有している。ここでは、グレーティングGTはガラス板GP1の一方の面に形成され、ホログラムHGはガラス板GP1の他方の面に形成されている。さらに、ホログラムHGはガラス板GP2で保護されている。
前記グレーティングGTは、いわゆる差動プッシュプル法に適した光スポットが対象記録層上に形成されるように設定されている。
対象記録層が記録層L0のときには、信号光と記録層L1での反射光(ノイズ成分)とを含む戻り光束がホログラムHGに入射する。この場合には、一例として図5(A)に示されるように、信号光はホログラムHGの直径(ここでは、一例として約1mm)よりも若干小さいビーム径を有している。また、記録層L1での反射光は、記録層L1での0次光と、記録層L1での+1次回折光と、記録層L1での−1次回折光とに分離し、信号光よりも小さいビーム径を有している。従って、記録層L1での反射光は不均一に信号光に付加されることとなり、記録層L1での反射光によるノイズは再生信号処理回路28で行われる信号処理にて除去することは困難である。すなわち、この場合には、記録層L1での反射光は後述するサーボ信号等に悪影響を及ぼすおそれがある。
一方、対象記録層が記録層L1のときには、一例として図5(B)に示されるように、信号光と記録層L0での反射光(ノイズ成分)がホログラムHGに入射する。この場合には、信号光は、対象記録層が記録層L0のときの信号光よりも若干小さいビーム径を有している。また、記録層L0での反射光は、ホログラムHGの直径よりも大きなビーム径を有している。従って、記録層L0での反射光は均等に信号光に付加されることとなり、記録層L0での反射光によるノイズは再生信号処理回路28で行われる信号処理にて除去することができる。すなわち、この場合には、記録層L0での反射光が後述するサーボ信号等に悪影響を及ぼすおそれはほとんどない。
なお、信号光には、対象記録層で反射されたメインビームと2つのサブビームとが含まれている。
そこで、前記ホログラムHGは、一例として図6(A)に示されるように、その回折領域が3つの部分回折領域(DA1、DA2、DA3)に分割されるとともに、一例として図6(B)に示されるように、回折格子が形成されていない3つの微小領域(TA1、TA2、TA3)を有している。
上記微小領域TA1は、対象記録層が記録層L0のときに、記録層L1での0次光が入射する位置(図6(B)ではホログラムHGのほぼ中央)に設けられ、記録層L1での0次光を回折することなく透過させる。微小領域TA2は、対象記録層が記録層L0のときに、記録層L1での+1次回折光が入射する位置(図6(B)では微小領域TA1の紙面左側)に設けられ、記録層L1での+1次回折光を回折することなく透過させる。微小領域TA3は、対象記録層が記録層L0のときに、記録層L1での−1次回折光が入射する位置(図6(B)では微小領域TA1の紙面右側)に設けられ、記録層L1での−1次回折光を回折することなく透過させる。
ところで、図7に示されるように、ガラス板全体の厚さt、半導体レーザLDの発光点からグレーティングGTまでの距離zを一定とすると、ガラス板GP2の厚さ(Δとする)と、対物レンズ60の開口数(NAOLとする)とコリメートレンズ52の開口数(NACLとする)の比(Lとする)NAOL/NACLと、光ディスク15の中間層MLの屈折率(nとする)と、中間層MLの厚さ(dとする)との間には、次の(1)式で示される関係がある。(1)式におけるa、bはそれぞれ係数である。
Δ=a×(ndL2)+b ……(1)
また、fCLをコリメートレンズ52の焦点距離、fOLを対物レンズ60の焦点距離とすると、次の(2)式が成立する。
L=fCL/fOL ……(2)
そこで、z+tを4.5mm、ガラス板の屈折率を1.52とすると、図8に示されるように、a=0.7933、b=−0.2617となる。
この場合に、n=1.54、d=0.05mm、fOL=3.05mm、fCL=19mmであれば、Δ=1.02mmとなる。この条件が満足されると、一例として図9(A)に示されるように、対象記録層が記録層L0のときに、ホログラムHG上における記録層L1での反射光のビーム径は非常に小さくなる。しかしながら、例えば製造上の誤差などによりΔ=0.5mmになると、一例として図9(B)に示されるように、そのビーム径は大きくなる。また、中間層MLの厚さdにもばらつきがあるため、各微小領域の面積は広いほうが良いが、受光可能な信号光の光量が減少するため、本実施形態では、各微小領域の直径を約180μmとした。
これにより、前記ホログラムHGは、一例として図10に示されるように、戻り光束の光路方向に関して、対象記録層が記録層L0のときに、記録層L1での±1次回折光が集光する位置近傍に配置されることとなる。
また、本実施形態では、トラックピッチが約0.74μmであるので、微小領域TA1とTA2の中心間距離、及び微小領域TA1とTA3の中心間距離は、約200μmに設定されている。なお、各微小領域の直径を約200μmとし、微小領域TA1とTA2、及び微小領域TA1とTA3が、それぞれ接しても良い。また、各微小領域の直径を更に大きくし、微小領域TA1とTA2、微小領域TA1とTA3がそれぞれ部分的に重なっても良い。
これにより、対象記録層が記録層L0のときには、信号光のみがホログラムHGで回折されることとなる。すなわち、信号光に悪影響を及ぼすおそれがある記録層L1での±1次回折光及び0次光が受光器PDで受光されるのを抑制することができる。
前記受光器PDは、一例として図11に示されるように、差動プッシュプル法に適するように配置された8個の受光領域(59a、59b、59c、59d、59e、59f、59g、59h)を有し、受光領域毎にその受光量に応じた信号(光電変換信号)を再生信号処理回路28に出力する。ここでは、受光領域59aと受光領域59bは互いに隣接し、その境界線上で部分回折領域DA1からのメインビームの回折光m1が受光される。受光領域59cでは、部分回折領域DA2からのメインビームの回折光m2が受光され、受光領域59dでは、部分回折領域DA3からのメインビームの回折光m3が受光される。また、受光領域59e及び受光領域59gでは、部分回折領域DA2からのサブビームの回折光(+s2、−s2)がそれぞれ受光され、受光領域59f及び受光領域59hでは、部分回折領域DA3からのサブビームの回折光(+s3、−s3)がそれぞれ受光される。なお、部分回折領域DA1からのサブビームの回折光(+s1、−s1)はいずれも受光器PD1では受光されない。
図3に戻り、前記コリメートレンズ52は、受発光ユニット51の+X側に配置され、受発光ユニット51から出射された光束を略平行光とする。前記対物レンズ60は、コリメートレンズ52の+X側に配置され、コリメートレンズ52を透過した光束を対象記録層に集光する。
前記駆動系(図示省略)は、対物レンズ60の光軸方向であるフォーカス方向に対物レンズ60を微少駆動するためのフォーカシングアクチュエータ、及び光ディスク15の半径方向であるトラッキング方向に対物レンズ60を微少駆動するためのトラッキングアクチュエータなどから構成されている。
図1に戻り、前記再生信号処理回路28は、前記受光器PDの出力信号(複数の光電変換信号)に基づいて、サーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)、アドレス情報、同期情報及びRF信号などを取得する。具体的には、次の(3)式に基づいて、フォーカスエラー信号Sfeを取得する。ここで、Vaは受光領域59aの出力信号に対応する信号、Vbは受光領域59bの出力信号に対応する信号である。
Sfe=Va−Vb ……(3)
また、次の(4)式に基づいて、トラックエラー信号Steを取得する。ここで、Vcは受光領域59cの出力信号に対応する信号、Vdは受光領域59dの出力信号に対応する信号、Veは受光領域59eの出力信号に対応する信号、Vfは受光領域59fの出力信号に対応する信号、Vgは受光領域59gの出力信号に対応する信号、Vhは受光領域59hの出力信号に対応する信号である。また、αはゲイン調整のための係数である。
Ste=(Vc−Vd)−α{(Ve+Vg)−(Vf+Vh)} ……(4)
また、次の(5)式に基づいて、トラッククロス信号Stcを取得し、次の(6)式に基づいて、レンズポジション信号Slpを取得する。
Stc=(Vc+Vd)−α{(Ve+Vg)+(Vf+Vh)} ……(5)
Slp=(Vc−Vd)+α{(Ve+Vg)−(Vf+Vh)} ……(6)
さらに、次の(7)式に基づいて、RF信号Srfを取得する。
Srf=Va+Vb+Vc+Vd ……(7)
ここで得られたサーボ信号は前記駆動制御回路26に出力され、アドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25や駆動制御回路26などに出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復号処理及び誤り検出処理などを行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとして前記バッファマネージャ37を介して前記バッファRAM34に格納する。また、再生データに含まれるアドレス情報はCPU40に出力される。
前記駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのトラックエラー信号に基づいて、トラッキング方向に関する対物レンズの位置ずれを補正するための前記トラッキングアクチュエータの駆動信号を生成する。また、駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号に基づいて、対物レンズのフォーカスずれを補正するための前記フォーカシングアクチュエータの駆動信号を生成する。ここで生成された各駆動信号は光ピックアップ装置23に出力される。これにより、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。さらに、駆動制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動するための駆動信号、及びスピンドルモータ22を駆動するための駆動信号を生成する。各駆動信号は、それぞれシークモータ21及びスピンドルモータ22に出力される。
前記バッファRAM34には、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。このバッファRAM34へのデータの入出力は、前記バッファマネージャ37によって管理されている。
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号はレーザ制御回路24に出力される。
前記レーザ制御回路24は、前記光ピックアップ装置23を構成する半導体レーザLDの発光パワーを制御する。例えば記録の際には、前記書き込み信号、記録条件、及び半導体レーザLDの発光特性などに基づいて、半導体レーザLDの駆動信号がレーザ制御回路24にて生成される。
前記インターフェース38は、上位装置90(例えば、パソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、記録パワーや記録ストラテジ情報を含む記録条件、及び半導体レーザLDの発光特性などが格納されている。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従って前記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをRAM41及びバッファRAM34に保存する。
次に、上位装置90からアクセス要求があったときの、光ディスク装置20における処理について図12を用いて簡単に説明する。図12のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
上位装置90から記録要求コマンド又は再生要求コマンド(以下、「要求コマンド」と総称する)を受信すると、図12のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、処理がスタートする。
最初のステップ401では、所定の線速度(又は角速度)で光ディスク15が回転するように駆動制御回路26に指示するとともに、上位装置90から要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。
次のステップ403では、要求コマンドから指定アドレスを抽出し、その指定アドレスから、対象記録層が記録層L0であるか記録層L1であるかを特定する。
次のステップ405では、特定された対象記録層に関する情報を駆動制御回路26などに通知する。
次のステップ407では、光ディスク15が所定の線速度(又は角速度)で回転していることを確認すると、駆動制御回路26に対してサーボオンを指示する。これにより、前述の如く、トラッキング制御、及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は処理が終了するまで随時行われる。
次のステップ409では、指定アドレスに対応する目標位置近傍に光スポットが形成されるように、駆動制御回路26に指示する。これにより、シーク動作が行なわれる。なお、シーク動作が不要であれば、ここでの処理はスキップされる。
次のステップ411では、要求コマンドに応じて記録又は再生を許可する。
次のステップ413では、記録又は再生が完了したか否かを判断する。完了していなければ、ここでの判断は否定され、所定時間経過後に再度判断する。完了していれば、ここでの判断は肯定され、ステップ415に移行する。
このステップ415では、駆動制御回路26に対してサーボオフを指示する。そして、処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23では、3つの微小領域(TA1、TA2、TA3)によって第1の領域が構成され、3つの部分回折領域(DA1、DA2、DA3)によって第2の領域が構成されている。
また、本実施形態に係る光ディスク装置20では、再生信号処理回路28と、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、処理装置が構成されている。なお、CPU40によるプログラムに従う処理の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって構成することとしても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23によると、半導体レーザLD(光源)から出射された光束は、対物レンズ60を介して光ディスク15の対象記録層に集光される。そして、光ディスク15で反射され対物レンズ60を介した戻り光束は、3つの部分回折領域と回折格子が形成されていない3つの微小領域とを有するホログラムHGに入射する。ここで、対象記録層が記録層L0(第1記録層)の場合には、戻り光束に含まれる記録層L1(第2記録層)での±1次回折光及び0次光は微小領域を透過し、戻り光束に含まれる信号光は部分回折領域で回折される。部分回折領域で回折された信号光は受光器PD(光検出器)で受光される。そして、受光器PDから受光量に応じた信号が出力される。このように、対象記録層が記録層L0の場合には、信号光のみがホログラムHGで回折されるため、信号光に悪影響を及ぼすおそれがある記録層L1での±1次回折光及び0次光が受光器PDで受光されるのを抑制することができる。従って、大型化、高コスト化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得することが可能となる。
また、ホログラムHGが、戻り光束の光路方向に関して、対象記録層が記録層L0のときに戻り光束に含まれる記録層L1での±1次回折光の集光位置近傍に配置されているため、微小領域の面積を小さくすることが可能となる。これにより、信号光の光量をあまり低下させることなく、記録層L1での±1次回折光及び0次光を分離することができる。すなわち、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
また、半導体レーザLDとグレーティングGTとホログラムHGと受光器PDとが一体化されているので、組み付けが容易となり、製造コストを低減することが可能となる。
また、本実施形態に係る光ディスク装置20によると、S/N比の高いサーボ信号及びRF信号が光ピックアップ装置23から出力されるため、複数の記録層を有する光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことが可能となる。
また、ホログラムを用いているため、光ディスク装置の小型化、軽量化及び薄型化を促進することができる。
なお、上記実施形態では、ホログラムHGの3つの微小領域に回折格子が形成されていない場合について説明したが、これに限らず、例えば図13に示されるように、サーボ信号を生成するのに利用されない受光領域に回折するような、回折格子が形成されていても良い。また、対象記録層が記録層L0のときに、記録層L1での反射光がフォーカスエラー信号に悪影響を及ぼさない場合には、一例として図14に示されるように、3つの微小領域を部分回折領域DA1に含ませても良い。また、これらの場合に、各微小領域からの光束を受光するための第2の受光器(第1の領域からの光束を受光する光検出器)を更に備えても良い。そして、この第2の受光器を前記受発光ユニット51内に配置しても良い。これにより、半導体レーザLDとグレーティングGTとホログラムHGと受光器PDと第2の受光器とが一体化されることとなる。
また、上記実施形態において、ホログラムとして、入射光の偏光方向により回折効率が異なる偏光ホログラムを用いても良い。偏光ホログラムは無偏光のホログラムに比べて回折効率が大きいため信号成分を大きくすることができる。これにより、光利用効率を更に向上させることができる。但し、この場合には、前記受発光ユニット51と前記対物レンズ60との間の光路上に1/4波長板を配置する必要がある。なお、偏光ホログラムとしては、液晶を用いたもの、複屈折結晶を用いたもの、及び有機延伸膜を用いたものなどがある。
また、上記実施形態では、情報の記録及び再生が可能な光ディスク装置について説明したが、これに限らず、情報の記録、再生及び消去のうち、少なくとも情報の再生が可能な光ディスク装置であれば良い。
また、上記実施形態では、光ディスクが片面2層DVD+Rの規格に準拠している場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、例えば約405nmの波長の光に対応した次世代の片面2層ディスクであっても良い。また、記録層にピットが形成された片面2層ディスクであっても良い。この場合には、入射光はピットで回折されることとなる。
また、上記実施形態では、光ディスクが2つの記録層を有する場合について説明したが、これに限らず、3つ以上の記録層を有していてもよい。
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が約405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が約660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が約780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。すなわち、光ディスク装置が互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。この場合に、少なくともいずれかの光ディスクが複数の記録層を有する光ディスクであっても良い。
以上説明したように、本発明の光ピックアップ装置によれば、大型化、高コスト化を招くことなく、複数の記録層を有する光ディスクから所望の信号を精度良く取得するのに適している。また、本発明の光ディスク装置によれば、複数の記録層を有する光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うのに適している。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図1における光ディスクの構造を説明するための図である。 図1における光ピックアップ装置を説明するための図である。 図3における受発光ユニットを説明するための図である。 図5(A)は対象記録層が記録層L0のときにホログラムに入射する光を説明するための図であり、図5(B)は対象記録層が記録層L0のときにホログラムに入射する光を説明するための図である。 図6(A)及び図6(B)は、それぞれ図3におけるホログラムを説明するための図である。 ホログラムの最適位置を説明するための図である。 ΔとndL2との関係を説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ対象記録層が記録層L0のときに、ホログラム位置と記録層L1での反射光(±1次回折光、0次光)のビーム径との関係を説明するための図である。 図3におけるホログラムの位置を説明するための図である。 図3における受光器を説明するための図である。 上位装置からアクセス要求を受信したときの光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。 図3におけるホログラムの変形例1を説明するための図である。 図3におけるホログラムの変形例2を説明するための図である。
符号の説明
15…光ディスク、20…光ディスク装置、23…光ピックアップ装置、28…再生信号処理回路(処理装置の一部)、40…CPU(処理装置の一部)、60…対物レンズ、DA1…部分回折領域(第2の領域の一部)、DA2…部分回折領域(第2の領域の一部)、DA3…部分回折領域(第2の領域の一部)、HG…ホログラム、L0…記録層(第1記録層)、L1…記録層(第2記録層)、LD…半導体レーザ(光源)、PD…受光器(第2の領域からの光束を受光する光検出器)、TA1…微小領域(第1の領域の一部)、TA2…微小領域(第1の領域の一部)、TA3…微小領域(第1の領域の一部)。

Claims (10)

  1. 第1記録層と、該第1記録層を介して光束が照射される第2記録層とを含む複数の記録層を片面に有する光ディスクに光束を照射し、前記光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置であって、
    光源と;
    前記光源から出射された光束を前記複数の記録層のうちアクセス対象の記録層に集光する対物レンズと、前記光ディスクで反射され前記対物レンズを介した戻り光束の光路上に配置され、前記アクセス対象の記録層が前記第1記録層のときに前記戻り光束に含まれる前記第2記録層で回折された回折光が入射する位置に設けられた第1の領域及び回折格子が形成された第2の領域を有し、前記第1の領域に入射した光束と前記第2の領域に入射した光束とを分離するホログラムと、を含む光学系と;
    前記第2の領域からの光束を受光し、受光量に応じた信号を生成する光検出器と;を備える光ピックアップ装置。
  2. 前記ホログラムは、前記戻り光束の光路方向に関して、前記アクセス対象の記録層が前記第1記録層のときに前記戻り光束に含まれる前記第2記録層で回折された回折光の集光位置近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記第1の領域は、回折格子が形成されていない領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1の領域は、入射した光束を前記第2の領域で回折された光束とは異なる方向に回折するための回折格子が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記第2記録層にはスパイラル状又は同心円状の案内用の溝が形成され、
    前記第2記録層で回折された回折光は、前記案内用の溝で回折された±1次回折光であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記第2記録層にはピットが形成され、
    前記第2記録層で回折された回折光は、前記ピットで回折された±1次回折光であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記光源と前記ホログラムと前記光検出器は、一体化されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記第1の領域からの光束を受光し、受光量に応じた信号を生成する光検出器を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記光源と前記ホログラムと前記第2の領域からの光束を受光する光検出器と前記第1の領域からの光束を受光する光検出器は、一体化されていることを特徴とする請求項8に記載の光ピックアップ装置。
  10. 複数の記録層を有する光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生が可能な光ディスク装置であって、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置と;
    前記光ピックアップ装置を構成する第2の領域からの光束を受光する光検出器の出力信号を用いて、前記光ディスクに記録されている情報の再生を行なう処理装置と;を備える光ディスク装置。
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