JP2008130219A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に対する迷光の影響を効果的に抑制し得る光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】L0層およびL1層からの迷光の焦点位置に、ピンホール23a、24aを配置する。L0層およびL1層からの迷光は、その全てが、ピンホール23a、24aを通過する。迷光以外の信号光は、ミラー23、24によって反射され、光検出器17に導かれる。信号光の一部は、ピンホール23a、24aを通過するため、光検出器17上の収束スポットには光の欠け部分Pが生じるが、ミラー23、24上の信号光はピンホール23a、24aの形成領域に対し十分拡がっているため、収束スポットに対する欠け部分Pの面積は極めて小さくなる。よって、この欠け部分Pがフォーカスエラー信号等に影響を及ぼすことは殆どない。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に、複数の記録層が積層配置されたディスクにレーザ光を照射する際に用いて好適なものである。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクに対し情報を記録再生する光ディスクドライブには、レーザ光をディスク記録面上に収束させるための光ピックアップ装置が配備されている。
図9に、光ピックアップ装置の基本構成を示す。図において、11は半導体レーザ、12は回折格子、13はビームスプリッタ、14はコリメータレンズ、15は対物レンズ、16はシリンドリカルレンズ、17は光検出器である。
半導体レーザ11から出力されたレーザ光は、回折格子12によりメインビーム(0次回折光)と2つのサブビーム(±1次回折光)に分割され、ビームスプリッタ13に入射される。ビームスプリッタ13を透過したレーザ光は、コリメータレンズ14によってほぼ平行光に変換され、対物レンズ15によってそれぞれディスク記録面上に集光される。
ディスクからの反射光は、ディスク入射時の光路を逆行し、その一部が、ビームスプリッタ13によって反射される。そして、シリンドリカルレンズ16によって非点収差が導入された後、光検出器17の受光面上に集光される。なお、図9に示す構成例では、フォーカスエラーの検出手法として非点収差法が用いられている。
図10(a)は、ディスク記録面上における3ビーム(メインビーム、サブビーム)のスポット配置を示す図である。なお、同図には、グルーブとランドが配されたディスク上に3ビームを集光したときの状態が示されている。
図示の如く、記録再生動作時において、メインビームはグループ上に集光され、2つのサブビームは当該グルーブを挟む両側のランドにそれぞれ集光される。なお、このスポット配置は、後述する差動プッシュプル法によるトラッキングエラー検出を良好に行うためのものである。
図10(b)は、ディスク記録面上におけるメインビームと2つのサブビームの光強度分布を示す図である。
ディスクへの記録はメインビームのみで行われ、2つのサブビームはトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の生成に用いられる。ここで、メインビームの光強度は、サブビームの光強度よりも数段高く設定されている。これは、半導体レーザ11からのレーザ出力を、記録の際に、効率よく利用するためである。すなわち、ディスクに対する記録速度は、記録面上におけるレーザ光の強度が高いほど高速となる。このため、記録に用いるメインビームの強度配分の方が数段高くなるよう、半導体レーザ11からのレーザ出力が、メインビームとサブビームに配分される。
なお、メインビームとサブビームの光強度比は回折格子12の回折効率(通常は格子深さ)で決まる。通常、メインビームの強度は、サブビームの強度の10〜18倍とされる。この比率は、そのまま光検出器17の受光面上におけるメインビームとサブビームの強度比に反映される。
図11(a−1)〜(a−3)は、差動プッシュプル法によるトラッキングエラーの検出原理を説明する図である。
同図中、171、172、173は、光検出器17上に配置された4分割センサである。メインビームは、4分割センサ171によって受光され、2つのサブビームは、それぞれ、4分割センサ172、173によって受光される。なお、同図には、4分割センサ171、172、173上におけるメインビームとサブビームの集光スポットが示されている。また、各スポット内には、光強度分布が模式的に示されており、光強度の高い部分ほど黒の塗りつぶしに近づくようハッチングされている。
4分割センサ171、172、173の各センサ部を、図示の如く、A〜Lで表し、センサ部A〜Lの検出出力をそれぞれPA〜PLとすると、差動プッシュプル信号(DPP)は、次式で与えられる。
DPP={(PA+PB)−(PC+PD)}−k1・{(PE+PF+PI+PJ)−(PG+PH+PK+PL)} …(1)
ここで、係数k1は、サブ受光部の感度倍率に相当し、メインビームの検出出力が2つのサブビームの検出出力の合計に等しくなるように設定される。
上記図10(a)に示す如く、メインビームがトラック(グルーブ)の中心位置に集光された状態にあるとき、光検出器17の受光面上におけるメインビームと2つのサブビームのスポット状態は、図11(a−2)のようになる。この場合、各スポットの光強度分布は、4分割センサの一つの分割線に対して対称となる。したがって、上記式(1)の演算を行うと、差動プッシュプル信号(DPP)は、DPP=0となる。
上記図10(a)に示す状態から、メインビームがラディアル方向(紙面上下方向)に変位すると、光検出器17の受光面上におけるメインビームと2つのサブビームのスポット状態は、図11(a−1)または(a−3)のようになる。なお、同図(a−1)および(a−3)は、それぞれ、メインビームがトラック中心からディスク外周方向および内周方向にトラックズレを起こしたときの状態を示している。
この場合、受光面上におけるメインビームと2つのサブビームの光強度分布は、紙面左右方向の何れかに偏った状態となる。同図(a−1)と(a−3)を比較して分かるとおり、各スポット内における光強度分布の偏り方向は、メインビームのトラックズレ方向に応じて逆方向となる。また、メインビームとサブビームとでは、光強度の偏る方向が逆になっている。なお、光強度が偏る方向と3つのスポットの並び方向(トラック方向)が直交する方向でないのは、非点収差作用によりスポット内の強度分布が90度変換されているためである。
したがって、上記式(1)の演算を行うと、差動プッシュプル信号(DPP)は、同図(a−1)の状態において負の値となり、同図(a−3)の状態では正の値となる。よって、差動プッシュプル信号(DPP)に基づいて、ディスク上におけるメインビームのトラックずれを検出することができる。
なお、いわゆる1ビームプッシュプル法では、メインビームのみからプッシュプル信号が生成され、これをもとに、メインビームのトラックズレが検出される。ところが、この手法によれば、ディスクの傾斜や対物レンズの光軸ずれ等でプッシュプル信号にDCオフセットが発生し、これに起因して、トラックズレの検出精度が劣化する。これに対し、上記差動プッシュプル法では、DCオフセットが式(1)の演算によってキャンセルされるため、トラックズレの検出精度を高めることができる。
図11(b-1)〜(b−3)は、差動非点収差法によるフォーカスエラー検出の原理を説明する図である。この場合、光検出器17の受光面上におけるメインビームとサブビームの集光スポットは、フォーカスズレに応じて、真円形状から楕円形に変化する。
メインビームがディスク記録面上に合焦しているとき、光検出器17の受光面上におけるメインビームとサブビームのスポット形状は、同図(b−2)のように略真円になる。これに対し、メインビームの焦点位置がディスク記録面に対して前後にずれると、光検出器17の受光面上におけるメインビームとサブビームのスポット形状は、同図(b−1)または(b−3)のように変形する。
この場合、差動非点収差信号(DAS)は次式で与えられる。
DAS={(PA+PC)−(PB+PD)}−k2・{(PE+PG+PI+PK)−(PF+PH+PJ+PL)}…(2)
ここで、k2は、上述のk1と同等の意味をもつ係数である。
図11(b−2)に示すオンフォーカスの状態では、光検出器17の受光面上におけるメインビームとサブビームのスポット形状が略真円であるため、式(2)の演算を行うと、差動非点収差信号(DAS)は、DAS=0となる。これに対し、メインビームの焦点位置が記録面から前後にずれると、各ビームのスポット形状は、図11(b−1)(b−3)に示す如く、フォーカスズレの方向によって異なる方向に楕円形に変化するため、式(2)の演算を行うと、差動非点収差信号(DAS)が負(同図(b−1)の場合)になったり正(同図(b−3)の場合)になったりする。よって、差動非点収差信号(DAS)に基づいて、ディスク記録面上におけるメインビームのフォーカスずれを検出することができる。
ところで、トラックズレ検出の場合と同様、フォーカスズレ検出の場合も、メインビームのみからフォーカスエラー信号を生成することができる。しかしながら、メインビームのみからフォーカスエラー信号を生成すると、ディスク上におけるスポットのトラック横断時に、プッシュプル信号がノイズとしてフォーカスエラー信号に重畳され、良好なフォーカスエラー信号を得ることができないとの問題が生じる。これに対し、上述の差動非点収差法では、上記式(2)の演算によって、ノイズとしてのプッシュプル信号がキャンセルされるため、良好なフォーカスエラー信号を得ることができる。
以上説明したように、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の高精度化を図るために、サブビームに基づく検出信号が重要な役割を果たしている。
ところで、ディスクに対する記録情報の高容量化の要請を受けて、複数の記録層が積層配置されたディスク(以下、「多層ディスク」と称する)が開発され商品化されている。現在商品化が進められている次世代DVDにおいても、波長400nm程度の青色レーザ光に対応する記録層を積層配置することができる。
この種の多層ディスクにおいても、上記差動プッシュプル法および差動非点収差法を用いることができる。しかし、これらの手法を多層ディスクに対して用いると、記録再生対象以外の記録層からの反射光(迷光)が光検出器17に入射され、これにより、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号の精度が低下するとの問題が生じる。いわゆる、迷光による信号劣化の問題である。
図12に、2つの記録層を有する多層ディスクにレーザ光を集光させた場合の迷光の発生状態を示す。図中、信号光(記録再生対象の記録層からの反射光)は実線で示され、迷光は破線で示されている。
同図(a)は、光ピックアップ装置からのレーザ光が記録層L1に集光されている場合を示している。この場合、記録層L1を透過し記録層L0で反射された光が迷光となる。記録層L0で反射された光は、記録層L1よりも対物レンズ15から遠い位置を起点とする発散光となるので、対物レンズ15を透過した後は平行光よりもやや収束した状態となる。したがって、コリメータレンズ14によるこの光の焦点は光検出器17の受光面よりもディスク側に近づき、よって、光検出器17の受光面上では大きく広がったスポットになる。
同図(b)は、光ピックアップ装置からのレーザ光が記録層L0に集光されている場合を示す図である。この場合は、記録層L1で反射された光が迷光となる。記録層L1で反射された光は、記録層L0よりも対物レンズ15に近い位置を起点とする発散光となるので、対物レンズ15を透過した後は平行光よりもやや発散した状態となる。したがって、コリメータレンズ14によるこの光の焦点は光検出器17の受光面よりもディスクから離れ、よって、光検出器17の受光面上では大きく広がったスポットになる。
図13は、光検出器17の受光面上における迷光の照射状態を示す図である。この場合、迷光は、4分割センサ171、172、173の全てをカバーするようにして受光面上に照射される。なお、迷光には、メインビームと2つサブビームに基づく3つの迷光があり、サブビームの迷光もメインビームの迷光と重なるようにして受光面に入射する。しかし、サブビームの迷光は、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に対する影響としてほとんど問題にならない光強度にあるため、図13には、便宜上、メインビームの迷光のみを示している。
図14は、光検出器17の受光面上における信号光と迷光の光強度分布を示す図である。図示の如く、迷光のピーク強度は、メインビームによる信号光のピーク強度に比べるとかなり低くなる。このため、メインビームの信号光に対する迷光の影響はさほど問題とはならない。これに対し、サブビームの位置における迷光の光強度は、サブビームによる信号光の強度にかなり接近しているため、サブビームの信号光に対する迷光の影響は大きな問題となる。
上述のように、サブビームは、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の高精度化において重要な役割を担っている。このため、このように迷光の光強度がサブビームによる信号光の強度に接近すると、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号に大きな影響を与え、その結果、光ピックアップ装置全体の性能が著しく低下する惧れがある。
そこで、このような問題を解消する手法として、以下の特許文献1、2に示す手法が提案されている。
図15(a)は、特許文献1にて提案された光ピックアップ装置の構成例である。この構成例では、レーザ光の光路中に遮光部材が挿入され、この遮光部材上に設けられた遮光部によって迷光が遮断される。この場合、光検出器の受光面上におけるメインビームとサブビームのスポット状態と迷光の照射状態は、同図(b)に示すものとなる。
図示の如く、この構成例によれば、4分割センサに対する迷光の入射が防止される。しかし、その反面、信号光の一部も遮光部によって同様に遮断され、このため、光検出器の受光面上におけるメインビームとサブビームのスポット内に反射光の欠落領域(図中、“N”で示した領域)が生じてしまう。この場合、特に、メインビームの信号光スポット内における欠落が問題となる。すなわち、この欠落は、光強度の強いスポット中央部において生じるため、RF信号やフォーカスエラー信号の品質が著しく低下するとの問題が発生する。
図16は、特許文献2にて提案された光ピックアップ装置の構成例である。この構成例は、信号光の焦点位置にピンホールを設け、このピンホールから信号光のみを光検出器側に導こうとするものである。
図17(a)(b)は、この構成例における光検出器上の収束スポットの状態を示す図である。同図(a)は、メインビームの焦点位置にのみピンホールを設けた場合の状態を示す図であり、当然ながら、この場合には、光検出器上においてサブビームが消失することとなる。同図(b)は、メインビームとサブビームの焦点位置にそれぞれピンホールを設けた場合の状態を示す図である。この場合、サブビーム(信号光)が光検出器上において消失することはないが、3つのビームに対してピンホールを精度良く位置合わせしなければならず、ピンホールの位置調整が困難となる。また、この場合には、迷光もピンホールを通過するため、同図に示すように、迷光が光検出器上に照射されることとなる。この場合、ピンホールの径を小さくすることにより、光検出器上における迷光の照射領域を小さくすることができるが、反面、メインビームおよびサブビームの焦点位置とピンホールとを位置調整する際の許容誤差が小さくなり、当該位置調整が困難になるとの問題が生じる。
特開2005−63595号公報 特開2006−260669号公報
本発明は、上記迷光の影響を効果的に抑制し得る光ピックアップ装置を提供することを課題とする。
本発明は、迷光の焦点位置にスポット的に遮光または減光部材を配することにより光検出器に対する迷光の入射を抑制するものである。
請求項1の発明は、積層方向に複数の記録層を有するディスクに対しレーザ光を照射する光ピックアップ装置において、前記レーザ光を出射する光源と、前記光源から出射されたレーザ光を前記複数の記録層のうちターゲットとされる記録層上に収束させる対物レンズと、前記ターゲット記録層からの反射光を受光する光検出器と、前記光源から出射されたレーザ光と前記記録層によって反射された反射光とを分離するビーム分岐素子と、前記ビーム分岐素子と前記光検出器の間の光路上、前記ターゲット記録層以外の記録層によって反射された迷光の焦点位置に配置され、入射される前記反射光のうち該迷光の収束領域部分の光を遮光または減光するための光学素子とを有することを特徴とする。
この発明によれば、光学素子の作用により、迷光が光検出器に入射されるのが抑制される。このとき、信号光も光学素子によって遮光または減光されるが、光学素子上における信号光の入射領域は迷光の収束領域に対し十分広いため、光学素子による信号光の光量減少は小さく抑えられる。このため、フォーカスエラーおよびトラッキングエラーの検出精度がこの光量減少によって劣化することは殆どない。よって、この発明によれば、各種エラー信号に対する迷光の影響を、円滑かつ効果的に、抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記光学素子は、前記収束領域部分が非ミラー面となっているミラー素子を具備することを特徴とする。
この発明によれば、迷光は、ミラー素子の非ミラー面を透過することにより、他の反射光(信号光)に対して除去される。この発明によれば、簡素な構成により円滑に、迷光の除去を実現することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置おいて、前記光学素子は、遮光または減光部材が前記収束領域部分に形成された光透過素子を具備することを特徴とする。
この発明によれば、迷光は、光透過素子に形成された遮光または減光部材によって、他の反射光(信号光)に対して除去される。この発明によれば、簡素な構成により円滑に、迷光の除去を実現することができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記光学素子は、前記収束領域の光とその他の領域の光の偏光方向を互いに相違させる偏光変換素子と、該偏光変換素子を通過した後の光が入射するとともに入射光の偏光方向に応じて光透過率が変化する偏光ミラー素子を具備することを特徴とする。
この発明によれば、迷光は、偏光変換素子によって他の反射光(信号光)と相違する偏光方向をもつようになり、その結果、偏光ミラーを通過する際に、他の反射光(信号光)に対して除去される。この発明によれば、上記請求項2または3に比べ幾分構成が複雑化するものの、円滑に、迷光を除去することができる。
請求項5の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置おいて、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置を一致させるための光学系を具備し、これら2つの迷光の共通の焦点位置に前記光学素子が配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、2つの迷光の共通の焦点位置に一つの光学素子を配置すれば良いため、光学素子の部品点数を削減できるとともに、光学系の構成の簡素化を図ることができる。
請求項6の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記ビーム分岐素子は偏光ビームスプリッタによって構成され、該偏光ビームスプリッタは、その偏光面が前記反射光の光軸に対して45°傾斜し、且つ、前記記録層からの反射光を前記光検出器に向かう方向とは異なる方向に導く配置され、さらに、前記偏光ビームスプリッタを経由した前記反射光を逆戻りさせる反射ミラーと、前記偏光ビームスプリッタと前記反射ミラーの間に配された1/4波長板を備え、前記反射ミラーは、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が前記偏光ビームスプリッタと前記1/4波長板の間の光路において一致することとなる位置に配置され、前記光学素子は、これら2つの迷光の共通の焦点位置に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、上記請求項5の発明と同様、2つの迷光の共通の焦点位置に一つの光学素子を配置すれば良いため、光学素子の部品点数を削減できるとともに、光学系の構成の簡素化を図ることができる。なお、請求項6の発明は、図3に示す実施形態に対応するものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載の光ピックアップ装置において、前記1/4波長板は、前記反射光が通過する2つの面のうち一方の面が前記2つの迷光の共通の焦点位置に位置づけられるよう配置され、この面の前記2つの迷光の収束領域部分に遮光部材または減光部材が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、迷光を遮光または減光するための手段が1/4波長板に一体化されているため、更なる部品点数の削減と構成の簡素化を図ることができる。なお、請求項7の発明は、図3に示す実施形態に対応するものである。
請求項8の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記ビーム分岐素子は偏光ビームスプリッタによって構成され、該偏光ビームスプリッタは、その偏光面が前記反射光の光軸に対して45°傾斜し、且つ、前記記録層からの反射光を前記光検出器に向かう方向とは異なる方向に導くよう配置され、さらに、前記偏光ビームスプリッタを経由した前記反射光を逆戻りさせる反射ミラーと、前記偏光ビームスプリッタと前記反射ミラーの間に配された1/4波長板を備え、前記反射ミラーは、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が、当該反射ミラーのミラー面上と、前記偏光ビームスプリッタと前記光検出器の間の光路にそれぞれ生じることとなる位置に配置され、前記光学素子は、これら2つの迷光の焦点位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、請求項7の発明に比べ、偏光ビームスプリッタと反射ミラーの間の距離を小さくすることができ、光学系の小型化を図ることができる。なお、請求項8の発明は、図4に示す実施形態に対応するものである。
請求項9の発明は、請求項8に記載の光ピックアップ装置において、前記1/4波長板の前記偏光ビームスプリッタから離れる方の面にミラー面を形成することにより前記1/4波長板と前記反射ミラーが一体化されており、該ミラー面の前記1つの迷光の収束領域部分に光を透過するための非ミラー面が配されていることを特徴とする。
この発明によれば、反射ミラーと迷光を遮光または減光するための手段が1/4波長板に一体化されているため、部品点数の削減と構成の簡素化を図ることができる。なお、請求項9の発明は、図4に示す実施形態に対応するものである。
請求項10の発明は、請求項9に記載の光ピックアップ装置において、前記偏光ビームスプリッタと、前記1/4波長板と、前記光検出器に前記反射光を収束させるための集光レンズが一体化されており、該一体化された構造体が、前記集光レンズのレンズ面が前記一つの迷光の焦点位置に位置づけられるよう構成され、このレンズ面の当該迷光の収束領域部分に遮光部材または減光部材が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、迷光を遮光または減光するための手段と、偏光ビームスプリッタ、1/4波長板、反射ミラー、および、光検出器に前記反射光を収束させるための集光レンズが一体化されているため、更なる部品点数の削減と構成の簡素化を図ることができる。また、一体化された構造体を光学系に配置すればよいから、各々の光学部品を配置し調整する場合に比べ、作業性の向上を図ることができ、また、各部品の位置精度を高めることができる。なお、請求項10の発明は、図5に示す実施形態に対応するものである。
請求項11の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光が直線偏光となるよう前記光源から前記対物レンズまでの光学系が構成され、前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光の進行経路に沿って第1および第2の偏光面と、第1および第2の反射面と、前記反射光の偏光方向を90°変化させる波長板を具備する光学手段が配置され、該光学手段は、前記第1の偏光面を介して入射した反射光が、前記第2の偏光面、前記第1の反射面、前記第2の反射面を経由した後、再び前記第1の偏光面を経由して、前記第2の偏光面から前記光検出器に向かう方向に導かれるよう構成されるとともに、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が前記第1の偏光面と前記第2の偏光面の間の光路において一致することとなるよう配置され、前記光学素子は、これら2つの迷光の共通の焦点位置に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、迷光を遮光または減光するための構成を、ビーム分岐素子から光検出器へと向かう光路上に配置することができる。また、この発明によれば、2つの迷光の共通の焦点位置に一つの光学素子を配置すれば良いため、光学素子の部品点数の削減と、光学系の構成の簡素化を図ることができる。なお、請求項11の発明は、図7に示す実施形態に対応するものである。
請求項12の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光が直線偏光となるよう前記光源から前記対物レンズまでの光学系が構成され、前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光の進行経路に沿って第1および第2の偏光面と、第1および第2の反射面と、前記反射光の偏光方向を90°変化させる波長板を具備する光学手段が配置され、該光学手段は、前記第1の偏光面を介して入射した反射光が、前記第2の偏光面、前記第1の反射面、前記第2の反射面を経由した後、再び前記第1の偏光面を経由して、前記第2の偏光面から前記光検出器に向かう方向に導かれるよう構成されるとともに、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が、前記ビーム分岐素子と前記第1の偏光面の間の光路上と、前記第2の偏光面、前記第1および第2の反射面の何れかに生じることとなるよう配置され、前記光学素子は、これら2つの迷光の焦点位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、請求項11の発明と同様、迷光を遮光または減光するための構成を、ビーム分岐素子から光検出器へと向かう光路上に配置することができる。なお、請求項12の発明は、図8に示す実施形態に対応するものである。
請求項13の発明は、請求項12に記載の光ピックアップ装置において、前記ビーム分岐素子と前記第1の偏光面の間の光路上に配置された前記光学素子は、前記収束領域の光とその他の領域の光の偏光方向を互いに相違させる偏光変換素子から構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、第1の偏光面の前段に偏光変換素子を配することにより、迷光を他の光(信号光)に対して円滑に除去することができる。なお、請求項12の発明は、図8に示す実施形態に対応するものである。
以上のとおり、本発明によれば、信号光から迷光を円滑に除去することができ、各種信号特性に対する迷光の影響を効果的に抑制することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1に、実施例1に係る光ピックアップ装置の構成を示す。なお、図9の構成例と同一部材には同一符号を付しその説明を省略する。
本実施例では、ビームスプリッタ13が偏光ビームスプリッタ21に置き換えられ、対物レンズ15の前段に1/4波長板22が配置されている。ここで、偏光ビームスプリッタ21は、半導体レーザ11側から入射されるレーザ光を略全透過するよう配置されている。ディスクからの反射光は、1/4波長板22による作用によって、ディスクへの入射時に比べ偏光方向が90度回転する。よって、この反射光は、偏光ビームスプリッタ21によって略全反射される。なお、1/4波長板22は、対物レンズを保持するレンズホルダーに一体的に配しても良い。
また、本実施例では、2つの反射ミラー23、24と、集光レンズ25が配置されている。偏光ビームスプリッタ21によって反射された反射光は、2つの反射ミラー23、24によってそれぞれ進行方向が90°曲げられるよう反射された後、集光レンズ25によって集光される。同図中、破線は、L1層がターゲット記録層であるときのL0層からの迷光を示し、一点鎖線は、L0層がターゲット記録層であるときのL1層からの迷光を示している。実線は、信号光である。
反射ミラー23は、ミラー面がL0層からの迷光の焦点位置に位置づけられるよう配置され、また、反射ミラー24は、ミラー面がL1層からの迷光の焦点位置に位置づけられるよう配置されている。さらに、これら反射ミラー23、24のミラー面には、それぞれ、L0層からの迷光(メインビームによる迷光、以下同じ)の収束領域と、L1層からの迷光(メインビームによる迷光、以下同じ)の収束領域に、ミラー面が除去されたピンホール23a、24aが形成されている。したがって、L0層からの迷光とL1層からの迷光は、全て、ピンホール23aと24aを通過し、信号光(ターゲット記録層からの反射光)に対して完全に除去される。その結果、光検出器17には、迷光は入射されず、信号光のみが入射されるようになる。
図1の下段は、光検出器17の受光面上におけるメインビームとサブビームの収束スポットの状態を示す図である。メインビームとサブビームの信号光は、それぞれその一部がピンホール23a、24aを通過するため、これらビームの収束スポットには、同図に示すように、光の欠け部分Pが生じる。しかし、反射ミラー23、24上におけるこれら信号光の入射領域は、ピンホール23a、24aの形成領域に対して十分拡がっているため、欠け部分Pの面積は、収束スポット全体の面積に対して極めて小さいものとなる。このため、この欠け部分Pは、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に対し、ほとんど影響を与えない。
図2に、信号光および迷光の光学的特徴を示す。同図(a)に示すように、信号光と迷光の焦点は、コリメータレンズ14側から集光レンズ25に向かって、L0層からの迷光の焦点、信号光の焦点、L1層からの迷光の焦点の順で並ぶ。同図(b)および(c)は、それぞれ、L0層からの迷光の焦点位置(F0)におけるビーム断面と、L1層からの迷光の焦点位置(F1)でのビーム断面を示すものである。図示の如く、何れのビーム断面においても、信号光は、迷光の焦点スポットに対して十分な拡がりを持っている。よって、上記の如く、迷光の焦点位置に、ピンホール等の迷光除去手段を設けても、この迷光除去手段が信号光の光量に与える影響は極めて小さいものとなる。
実施例1によれば、光検出器17に入射される前に迷光が完全に除去されるため、フォーカス誤差検出およびトラッキング誤差検出に対する迷光の影響を抑制することができる。また、ピンホール23a、24aをメインビームによる迷光の焦点位置に位置合わせすれば良いため、上記引用文献2の場合に比べ、ピンホール23a、24aと迷光焦点位置の位置調整を容易化することができる。本実施例では、メインビームによる迷光用のピンホール23a、24aを一つだけ反射ミラー23、24のミラー面に形成すれば良く、このピンホールをメインビームによる迷光の焦点位置に位置合わせすれば良い。この場合、サブビームによる迷光が光検出器17に入射するが、上記の如く、この迷光の強度は極めて微小なため、この迷光が光検出器17の受光面に入射されても、殆ど問題とはならない。加えて、実施例1によれば、ピンホールが形成されたミラーを配置するのみでよいため、特殊な光学部品を必要とせずに、簡単かつ安価な光学部品を用いながら、迷光を円滑に除去できるという利点を奏することができる。なお、ピンホール23a、24aを遮光/減光部材に置き換えてもよい。
図3に、実施例2の構成を示す。なお、同図には、図1の点線Tで矩形に囲まれた部分の構成のみが示されており、その他の部分は図1と同じであるため図示省略されている(以下、全ての他の実施例でも同様)。
本実施例では、ディスクからの反射光が光検出器17に向かう方向と反対方向に反射されるよう、偏光ビームスプリッタ21が配置されている。また、偏光ビームスプリッタ21によって反射された後のレーザ光の光路中に1/4波長板31と反射ミラー32が配置されている。偏光ビームスプリッタ21によって反射された反射光は、1/4波長板31を通過することにより円偏光とされ、さらに、反射ミラー32によって反射された後に再び1/4波長板31を通過することにより、偏光ビームスプリッタ21から反射ミラー32に向かうときの偏光方向に直交する直線偏光に変換される。よって、反射ミラー32によって反射された反射光は、偏光ビームスプリッタ21を略透過し、光検出器17へと導かれる。
1/4波長板31と偏光ビームスプリッタ21の間の距離d1は、L0層からの迷光の焦点位置が1/4波長板31の偏光ビームスプリッタ21側の表面に位置づけられるよう設定されている。また、この表面と反射ミラー32の間の距離d2は、L1層からの迷光の焦点位置が1/4波長板31の偏光ビームスプリッタ21側の表面に位置づけられるよう設定されている。すなわち、これら距離d1、d2をこのように設定することにより、L0層からの迷光の焦点位置とL1層からの迷光の焦点位置は、共に、1/4波長板31の偏光ビームスプリッタ21側の表面に位置づけられる。
本実施例では、1/4波長板31上の、これら2つの迷光の収束領域に、スポット状の遮光/減光部材31aが形成されている。したがって、L0層からの迷光とL1層からの迷光は、共に、遮光/減光部材31aによって遮光/減光されて、信号光(ターゲット記録層からの反射光)に対して除去される。その結果、光検出器17には、迷光は入射されず、信号光のみが入射されるようになる。
なお、メインビームとサブビームの信号光は、それぞれその一部が遮光/減光部材31aを通過するため、これらビームの収束スポットには、図1の下段に示すように、光の欠け部分Pが生じる。しかし、この場合も、上記実施例1と同様、1/4波長板31表面上におけるこれら信号光の入射領域は、遮光/減光部材31aの形成領域に対して十分な拡がりを持つため、欠け部分Pの面積は、収束スポット全体の面積に対して極めて小さいものとなる。よって、この欠け部分Pは、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に対し、ほとんど影響を与えない。
本実施例によれば、上記実施例1と同様、迷光を円滑に除去できる。なお、本実施例では、1つの遮光/減光部材31aによって、L0層からの迷光とL1層からの迷光を同時に除去できるという利点が奏される。よって、上記実施例1に比べ、部品点数の削減と構成の簡素化を図ることができる。
図4に、実施例3の構成を示す。本実施例では、偏光ビームスプリッタ21によって反射された反射光の光路中に、全反射面41aとピンホール41bを有する1/4波長板41が配置され、偏光ビームスプリッタ21と光検出器17の間の光路中に、遮光/減光部材42aがスポット状に形成された透明基板42が配置されている。
ここで、偏光ビームスプリッタ21と全反射面41aの距離d3は、L0層からの迷光の焦点位置が全反射面41a上に位置づけられるよう設定され、ピンホール41bは、この迷光の収束領域をカバーするよう配されている。また、偏光ビームスプリッタ21と透明基板42の間の距離d4は、L1層からの迷光の焦点位置が透明基板42の光検出器17側表面に位置づけられるよう設定され、この表面上の当該迷光の収束領域に遮光/減光部材42aが配されている。
本実施例では、L0層からの迷光は、ピンホール41bを通過することにより、信号光(ターゲット記録層からの反射光)に対して完全に除去される。また、L1層からの迷光は、遮光/減光部材42aによって、信号光に対して除去される。よって、本実施例によれば、光検出器17に対する迷光の入射が抑制され、光検出器17には、信号光のみが入射されるようになる。
なお、本実施例においても、メインビームとサブビームの信号光の収束スポットには、図1の下段に示すように、光の欠け部分Pが生じるが、この場合も、上記実施例1、2と同様、欠け部分Pの面積は、収束スポット全体の面積に対して極めて小さいものとなる。よって、この欠け部分Pは、フォーカスおよびトラッキングの誤差信号の検出に対し、ほとんど影響を与えることがない。
本実施例においても、上記実施例1と同様、迷光を円滑に除去できる。なお、本実施例は、上記実施例2に比べ、1/4波長板41側における光学系の所要スペースを縮小できるとの利点を有する。よって、上記実施例2に比べ、光学系の小型化を図ることができる。なお、ピンホール41bを遮光/減光部材に置き換えても良い。
図5に、実施例4の構成を示す。本実施例は、実施例3における光学部品を集積化したものである。
すなわち、本実施例では、実施例4における偏光ビームスプリッタ21と、1/4波長板41と、透明板42と、集光レンズ25が一体化されている。具体的には、1/4波長板41が偏光ビームスプリッタ21の下面に接着され、さらに、実施例3における透明板42と集光レンズ25を一体化した平凸レンズ51が偏光ビームスプリッタ21の上面に接着されている。
ここで、偏光ビームスプリッタ21の下面から全反射面41aまでの距離d5は、図4における距離d3と同様、L0層からの迷光の焦点位置がピンホール41bの形成位置に位置づけられるよう設定されている。なお、市販の1/4波長板には、透明基板上に偏光制御シートを貼り付けたものが存在するので、距離d5は、この透明基板の厚み、あるいは偏光ビームスプリッタ21のサイズ(一辺の長さ)を適宜調整することによって設定できる。
平凸レンズ51は、光検出器17側の表面が凸レンズ面51aとなっており、凸レンズ面51aのトップ位置に、遮光/減光部材51bが形成されている。ここで、偏光ビームスプリッタ21の上面から凸レンズ面51aのトップ位置までの距離d6は、図4における距離d4と同様、L1層からの迷光の焦点位置が遮光/減光部材51bの形成位置に位置づけられるよう設定されている。なお、平凸レンズ51の集光特性は、凸レンズ面51aの曲率を変更することにより調整できる。
本実施例においても、実施例4と同様の効果が奏される。加えて、本実施例によれば、距離d5とd6が部品作製段階で適正値に固定されるので、ピンホール41bと遮光/減光部材51bの位置精度が向上し、また、光学部品の配置作業が簡易化するとの利点が奏される。なお、この場合も実施例4と同様、ピンホール41bを遮光/減光部材に置き換えても良い。
本実施例は、迷光除去手段を全て光検出器17側に配置する場合の構成例である。具体的には、図6の破線Vで囲んだ領域に、図7または図8の構成が配置される。図7および図8の何れの場合にも、偏光ビームスプリッタ21以降の光学系が全て光検出器17側にあるため、常に、光検出器17を起点として同じ方向にて光学部品の配置を調整できる。このため、上記実施例2ないし実施例4の場合に比べ、光学系の調整作業が容易になるという利点がある。
図7に、図6の破線Vで囲んだ領域の構成例を示す。この構成例では、図6の破線Vで囲んだ領域に、図7に示す光学プリズム100が、同図に示す如く配置される。なお、図7は、光学系内に配置された光学プリズム100を図6のZ軸方向に見たときのものである。
この光学プリズム100には、第1の偏光面101と、第2の偏光面104と、2つの全反射面105、107が配置されている。また、第1の偏光面101と第2の偏光面104の間に、スポット状の遮光/減光部材103を有する透明基板層102が配置されており、さらに、2つの全反射面105、107の間に1/2波長板106が配置されている。
ここで、第1の偏光面101は、偏光ビームスプリッタ21側から入射されるディスク反射光を略全透過し、第2の偏光面104は、第1の偏光面101を透過したレーザ光を90度曲げる方向に略全反射する。また、2つの全反射面105、107は、それぞれ、第2偏光面104によって反射された反射光を、90度曲げる方向に全反射する。このとき、反射光は、1/2波長板106を通過する際に、偏光方向が90度回転される。よって、全反射面107によって反射された後に再び第1の偏光面101に入射する反射光は、第1の偏光面101によって略全反射され、さらに、第2の偏光面104を略全透過し、集光レンズ25へと導かれる。
なお、第1および第2の偏光面101、104と、2つの全反射面105、107は、L0層からの迷光の焦点位置と、光学プリズム100内を巡回する間に次第に収束されるL1層からの迷光の焦点位置とが互いに一致するように配置されている。また、透明基板層102上に形成されたスポット状の遮光/減光部材103は、L0層からの迷光とL1層からの迷光の収束領域を同時にカバーするようにして、これら迷光の共通の焦点位置に配置されている。
この構成例によれば、偏光ビームスプリッタ21と集光レンズ25の間に図7に示す光学プリズム100を配置することにより、光検出器17に対する迷光の入射を円滑に抑制することができ、信号光のみを光検出器17へと導くことができる。また、この構成例によれば、一つの遮光/減光部材103によって、L0層からの迷光とL1層からの迷光の両方を遮光/減光することができる。
図8に、図6の破線Vで囲んだ領域の他の構成例を示す。この構成例では、図6の破線Vで囲んだ領域に、図8に示す光学プリズム200が、同図に示す如く配置される。なお、図8は、光学系内に配置された光学プリズム200を図6のZ軸方向に見たときのものである。
この光学プリズム200には、上記図7に示す構成例の場合と同様、第1の偏光面202と、第2の偏光面203と、2つの全反射面204、205が配置されている。また、第1の偏光面202の前段に、1/2波長板の機能がスポット領域201aにおいてスポット状に除去された1/2波長板201が配置されており、また、2つの全反射面204、205の間に1/2波長板206が配置されている。さらに、全反射面205にピンホール205aが形成されている。
ここで、第1の偏光面202は、1/2波長板201によって偏光面が90度回転された後のディスク反射光を略全透過し、第2の偏光面203は、第1の偏光面202を透過したレーザ光を90度曲げる方向に略全反射する。また、2つの全反射面204、205は、それぞれ、第2偏光面203によって反射された反射光を、90度曲げる方向に全反射する。このとき、反射光は、1/2波長板206を通過する際に、偏光方向が90度回転される。よって、全反射面205によって反射された後に再び第1の偏光面202に入射する反射光は、第1の偏光面202によって略全反射され、さらに、第2の偏光面203を略全透過する。
なお、1/2波長板201上のスポット領域201aは、L0層からの迷光の収束領域をカバーするようにして、この迷光の焦点位置に配置されている。よって、この迷光は、その全てが、1/2波長板201による偏光回転作用を受けることなく、偏光ビームスプリッタ21によって反射されたときの偏光方向のまま第1の偏光面202に入射する。このため、この迷光は、その全てが、第1の偏光面202によって反射される。これにより、L0層からの迷光が信号光(ターゲット記録層からの反射光)から除去される。
また、全反射面205a上のピンホール205aは、L1層からの迷光の収束領域をカバーするようにして、この迷光の焦点位置に配置されている。よって、この迷光は、その全てが、ピンホール205aを通過する。これにより、L1層からの迷光が信号光(ターゲット記録層からの反射光)から除去される。
この構成例によれば、偏光ビームスプリッタ21と集光レンズ25の間に図8に示す光学プリズム200を配置することにより、光検出器17に対する迷光の入射を円滑に抑制することができ、信号光のみを光検出器17へと導くことができる。なお、スポット領域201aやピンホール205aを減光/遮光部材に置き換えても良い。
なお、図7および図8の構成例においても、上記実施例1ないし4の場合と同様、信号光の一部が、遮光/減光部材103やピンホール205a等によって除去されるが、この場合も、信号光の光量減少は、上記実施例の場合と同様、極めて小さく抑えられる。よって、この光量減少が、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に影響を与えることは殆どない。
以上、本発明の好ましい実施例について種々例示したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、「特許請求の範囲」に示された技術思想によってその範囲が画定されることは言うまでもない。
なお、上記実施例で用いた遮光/減光部材には、半導体レーザ11から出射される波長帯のレーザ光を吸収または拡散する樹脂材料、金属、あるいは入射角に依存した透過率分布をもつ入射角フィルター構造等を用いることができる。
本発明は、記録層を複数有する記録媒体に対応可能な光ピックアップ装置であれば如何なるものにも適用可能である。本発明は、次世代DVDの他に、既存のDVDやCD等のドライブ装置に搭載される光ピックアップ装置にも適宜適用可能なものである。
さらに、本発明は、回折格子によってレーザ光がメインビームとサブビームに分離される3ビーム方式の光ピックアップ装置(差動プッシュプル法、差動非点収差法によるもの)に用いて特に好適なものであるが、1ビーム方式の光ピックアップ装置における迷光対策としても適宜用い得るものである。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施例1に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施例1に係る信号光および迷光の光学的特徴を説明する図 実施例2に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施例3に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施例4に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施例5に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施例5に係る光ピックアップ装置の具体的構成例を示す図 実施例5に係る光ピックアップ装置の具体的構成例を示す図 従来例に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 ディスク上におけるレーザ光の照射状態と光強度分布を示す図 光検出器上におけるメインビームとサブビームの状態を示す図 従来例に係る迷光の光路を説明する図 従来例に係る迷光の照射状態を示す図 従来例に係る信号光と迷光の光強度分布を示す図 従来例に係る迷光の抑制技術を説明する図 従来例に係る迷光の抑制技術を説明する図 従来例に係る迷光の抑制技術を説明する図
符号の説明
11 半導体レーザ
15 対物レンズ
17 光検出器
21 偏光ビームスプリッタ
23 反射ミラー
23a ピンホール
24 反射ミラー
24a ピンホール
31 1/4波長板
31a 遮光/減光部材
32 反射ミラー
41 1/4波長板
41a 全反射面
41b ピンホール
42 透明基板
42a 遮光/減光部材
51 平凸レンズ
51a 凸レンズ面
51b 遮光/減光部材
100 光学プリズム
101 第1の偏光面
103 遮光/減光部材
104 第2の偏光面
105 全反射面
106 1/2波長板
107 全反射面
200 光学プリズム
201 1/2波長板
201a スポット領域(1/2波長板の機能が除去された領域)
202 第1の偏光面
203 第2の偏光面
204 反射面
205 反射面
205a ピンホール
206 1/2波長板

Claims (13)

  1. 積層方向に複数の記録層を有するディスクに対しレーザ光を照射する光ピックアップ装置において、
    前記レーザ光を出射する光源と、
    前記光源から出射されたレーザ光を前記複数の記録層のうちターゲットとされる記録層上に収束させる対物レンズと、
    前記ターゲット記録層からの反射光を受光する光検出器と、
    前記光源から出射されたレーザ光と前記記録層によって反射された反射光とを分離するビーム分岐素子と、
    前記ビーム分岐素子と前記光検出器の間の光路上、前記ターゲット記録層以外の記録層によって反射された迷光の焦点位置に配置され、入射される前記反射光のうち該迷光の収束領域部分の光を遮光または減光するための光学素子と、
    を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光学素子は、前記収束領域部分が非ミラー面となっているミラー素子を具備する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップ装置おいて、
    前記光学素子は、遮光または減光部材が前記収束領域部分に形成された光透過素子を具備する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光学素子は、前記収束領域の光とその他の領域の光の偏光方向を互いに相違させる偏光変換素子と、該偏光変換素子を通過した後の光が入射するとともに入射光の偏光方向に応じて光透過率が変化する偏光ミラー素子を具備する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1に記載の光ピックアップ装置おいて、
    互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置を一致させるための光学系を具備し、これら2つの迷光の共通の焦点位置に前記光学素子が配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記ビーム分岐素子は偏光ビームスプリッタによって構成され、
    該偏光ビームスプリッタは、その偏光面が前記反射光の光軸に対して45°傾斜し、且つ、前記記録層からの反射光を前記光検出器に向かう方向とは異なる方向に導くよう配置され、
    さらに、前記偏光ビームスプリッタを経由した前記反射光を逆戻りさせる反射ミラーと、前記偏光ビームスプリッタと前記反射ミラーの間に配された1/4波長板を備え、
    前記反射ミラーは、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が前記偏光ビームスプリッタと前記1/4波長板の間の光路において一致することとなる位置に配置され、
    前記光学素子は、これら2つの迷光の共通の焦点位置に配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項6に記載の光ピックアップ装置において、
    前記1/4波長板は、前記反射光が通過する2つの面のうち一方の面が前記2つの迷光の共通の焦点位置に位置づけられるよう配置され、この面の前記2つの迷光の収束領域部分に遮光部材または減光部材が形成されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記ビーム分岐素子は偏光ビームスプリッタによって構成され、
    該偏光ビームスプリッタは、その偏光面が前記反射光の光軸に対して45°傾斜し、且つ、前記記録層からの反射光を前記光検出器に向かう方向とは異なる方向に導くよう配置され、
    さらに、前記偏光ビームスプリッタを経由した前記反射光を逆戻りさせる反射ミラーと、前記偏光ビームスプリッタと前記反射ミラーの間に配された1/4波長板を備え、
    前記反射ミラーは、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が、当該反射ミラーのミラー面上と、前記偏光ビームスプリッタと前記光検出器の間の光路にそれぞれ生じることとなる位置に配置され、
    前記光学素子は、これら2つの迷光の焦点位置にそれぞれ配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  9. 請求項8に記載の光ピックアップ装置において、
    前記1/4波長板の前記偏光ビームスプリッタから離れる方の面にミラー面を形成することにより前記1/4波長板と前記反射ミラーが一体化されており、該ミラー面の前記1つの迷光の収束領域部分に光を透過するための非ミラー面が配されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 請求項9に記載の光ピックアップ装置において、
    前記偏光ビームスプリッタと、前記1/4波長板と、前記光検出器に前記反射光を収束させるための集光レンズが一体化されており、該一体化された構造体が、前記集光レンズのレンズ面が前記一つの迷光の焦点位置に位置づけられるよう構成され、このレンズ面の当該迷光の収束領域部分に遮光部材または減光部材が形成されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光が直線偏光となるよう前記光源から前記対物レンズまでの光学系が構成され、
    前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光の進行経路に沿って第1および第2の偏光面と、第1および第2の反射面と、前記反射光の偏光方向を90°変化させる波長板を具備する光学手段が配置され、
    該光学手段は、前記第1の偏光面を介して入射した反射光が、前記第2の偏光面、前記第1の反射面、前記第2の反射面を経由した後、再び前記第1の偏光面を経由して、前記第2の偏光面から前記光検出器に向かう方向に導かれるよう構成されるとともに、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が前記第1の偏光面と前記第2の偏光面の間の光路において一致することとなるよう配置され、
    前記光学素子は、これら2つの迷光の共通の焦点位置に配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  12. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光が直線偏光となるよう前記光源から前記対物レンズまでの光学系が構成され、
    前記ビーム分岐素子によって分離された後の前記反射光の進行経路に沿って第1および第2の偏光面と、第1および第2の反射面と、前記反射光の偏光方向を90°変化させる波長板を具備する光学手段が配置され、
    該光学手段は、前記第1の偏光面を介して入射した反射光が、前記第2の偏光面、前記第1の反射面、前記第2の反射面を経由した後、再び前記第1の偏光面を経由して、前記第2の偏光面から前記光検出器に向かう方向に導かれるよう構成されるとともに、互いに異なる2つの前記記録層からの迷光の焦点位置が、前記ビーム分岐素子と前記第1の偏光面の間の光路上と、前記第2の偏光面、前記第1および第2の反射面の何れかに生じることとなるよう配置され、
    前記光学素子は、これら2つの迷光の焦点位置にそれぞれ配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  13. 請求項12に記載の光ピックアップ装置において、
    前記ビーム分岐素子と前記第1の偏光面の間の光路上に配置された前記光学素子は、前記収束領域の光とその他の領域の光の偏光方向を互いに相違させる偏光変換素子から構成されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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