JP2007133832A - デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム - Google Patents

デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007133832A
JP2007133832A JP2005328901A JP2005328901A JP2007133832A JP 2007133832 A JP2007133832 A JP 2007133832A JP 2005328901 A JP2005328901 A JP 2005328901A JP 2005328901 A JP2005328901 A JP 2005328901A JP 2007133832 A JP2007133832 A JP 2007133832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving
digital content
content
overlap
digital contents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005328901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4345737B2 (ja
Inventor
Hitoshi Yamakado
均 山門
Atsuji Nagahara
敦示 永原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005328901A priority Critical patent/JP4345737B2/ja
Priority to US11/598,835 priority patent/US7703011B2/en
Publication of JP2007133832A publication Critical patent/JP2007133832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345737B2 publication Critical patent/JP4345737B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
    • G06F40/106Display of layout of documents; Previewing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • G06F40/186Templates
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】デジタルコンテンツ(DC)の重なりを柔軟に除去することができる技術を提供すること。
【解決手段】本発明は、処理対象となる複数の対象DCを選択する選択手段と、前記複数の対象DCのレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、前記対象DCの重なり状態を示す重なり情報と前記対象DCの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記複数の対象DCが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出手段と、前記属性情報生成手段により生成された属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象DCを移動対象となる移動DCとして決定する移動DC決定手段と、前記移動DCの移動方向を決定する移動方向決定手段と、前記移動DCの移動距離を算出する移動距離算出手段と、前記移動DCを移動させるコンテンツ移動手段とを有するDC作成システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は出力用デジタルコンテンツを生成する技術に関する。特に、本発明は、ラフレイアウトされたデジタルコンテンツ同士の重なりを除去し、見た目のよいデジタルコンテンツを作成する技術に関する。
ニュース等のデジタルコンテンツをユーザに対して提供するデジタルコンテンツ配信システムがある。デジタルコンテンツ配信システムは、一般に、コンテンツを記憶したコンテンツ登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)を有する。デジタルコンテンツ配信システムは、コンテンツ登録DBから1または複数のデジタルコンテンツを読み出し、読み出したデジタルコンテンツを編集する。デジタルコンテンツ配信システムは、編集によって完成した提供用のデジタルコンテンツをユーザに対して配信する。デジタルコンテンツの編集過程においては、ユーザにとって見やすいものとなるようにデジタルコンテンツがレイアウトされる。レイアウトは、例えば、レイアウト領域に複数の情報格納枠を配置することにより行われる。デジタルコンテンツ配信システムは、情報格納枠にデジタルコンテンツを構成する掲載情報(画像や文書等の情報)を格納する。
複数のデジタルコンテンツが重なって配置されると、デジタルコンテンツの見た目が悪くなる。したがって、編集の際には複数のデジタルコンテンツが重ならないようにレイアウトする必要がある。デジタルコンテンツの重なりを除去する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1は、2つのデジタルコンテンツの重なりが発生した場合に、あらかじめ決められた方向において移動距離が最短となる方向に片方のデジタルコンテンツを移動させる技術を開示している。
特開2004−046858号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、あらかじめ決められた方向にさらに別のデジタルコンテンツが存在する場合等、あらかじめ決められた方向にデジタルコンテンツを移動することができない場合には重なりを除去することができないという問題があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、デジタルコンテンツの重なりを柔軟に除去することができる技術を提供する。
上述の課題を解決するため、本発明は、複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースと、前記コンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択手段と、前記選択手段により選択された複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定手段と、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記属性情報生成手段により生成された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出手段と、前記属性情報生成手段により生成された属性情報に含まれる重要度情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツのうち少なくとも一のデジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定手段と、前記移動デジタルコンテンツ決定手段により決定された移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定手段と、前記移動方向決定手段により決定された移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出手段と、前記移動方向決定手段により決定された方向に、前記移動距離算出手段により算出された移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動手段とを有するデジタルコンテンツ作成システムを提供する。このデジタルコンテンツ作成システムによれば、デジタルコンテンツの重なりを柔軟に除去することができる。
また、本発明は、複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースと、前記コンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択手段と、前記選択手段により選択された複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定手段と、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出手段と、前記属性情報生成手段により生成された属性情報に含まれる重要度情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツのうち少なくとも一のデジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定手段と、前記移動デジタルコンテンツ決定手段により決定された移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定手段と、前記移動方向決定手段により決定された移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出手段と、前記移動方向決定手段により決定された方向に、前記移動距離算出手段により算出された移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動手段とを有するデジタルコンテンツ作成システムを提供する。このデジタルコンテンツ作成システムによれば、デジタルコンテンツの重なりを柔軟に除去することができる。
好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記移動方向決定手段が、前記重なり領域に外接する4辺形の短辺方向であって、かつ、前記重なり領域の重心と前記移動デジタルコンテンツの重心が遠ざかる方向を前記移動デジタルコンテンツの移動方向として決定してもよい。
別の好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記移動方向決定手段が、前記重なり領域の重心と前記移動デジタルコンテンツの重心とを結ぶ直線に平行な方向であって、前記重なり領域の重心と前記移動デジタルコンテンツの重心とが遠ざかる方向を前記移動デジタルコンテンツの移動方向として決定してもよい。
さらに別の好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記移動距離算出手段が、少なくとも、前記移動コンテンツが前記重なり領域から脱するのに要する移動距離、および、前記移動コンテンツと前記移動コンテンツ以外の対象コンテンツとの重なりを解消するのに要する移動距離の2つの移動距離を算出してもよい。
さらに別の好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記属性情が、前記レイアウトにおける余白を示す余白情報をさらに含み、前記移動距離算出手段が、前記余白情報により示される余白に前記移動デジタルコンテンツが移動するように前記移動距離を算出してもよい。
さらに別の好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記移動デジタルコンテンツを、前記移動方向算出手段により算出された移動方向に移動させることによって前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるか判断する判断手段と、前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、前記移動方向を変更する移動方向変更手段とをさらに有してもよい。
さらに別の好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記移動デジタルコンテンツを、前記移動方向算出手段により算出された移動方向に移動させることによって前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるか判断する判断手段と、前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、前記移動デジタルコンテンツを縮小する縮小手段とをさらに有してもよい。
この態様のコンテンツ作成システムにおいて、前記判断手段が、前記縮小手段により前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるかさらに判断し、前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、前記移動デジタルコンテンツを回転する回転手段をさらに有してもよい。
さらに別の好ましい態様において、これらのコンテンツ作成システムは、前記移動デジタルコンテンツを、前記移動方向算出手段により算出された移動方向に移動させることによって前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるか判断する判断手段と、前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、少なくとも、前記重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツ以外の対象デジタルコンテンツを新たな移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ変更手段とをさらに有してもよい。
また、本発明は、複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択ステップと、前記複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定ステップと、前記レイアウトに基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を生成する属性情報生成ステップと、前記属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出ステップと、前記複数の対象デジタルコンテンツのうち、前記属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定ステップと、前記移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定ステップと、前記移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出ステップと、前記移動方向に、前記移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動ステップとを有するデジタルコンテンツ作成方法を提供する。
さらに、本発明は、このデジタルコンテンツ作成方法をコンピュータ装置に実行させるプログラムを提供する。
また、本発明は、複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択ステップと、前記複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定ステップと、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を記憶する記憶手段に記憶された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出ステップと、前記複数の対象デジタルコンテンツのうち、前記属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定ステップと、前記移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定ステップと、前記移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出ステップと、前記移動方向に、前記移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動ステップとを有するデジタルコンテンツ作成方法を提供する。
さらに、本発明は、このデジタルコンテンツ作成方法をコンピュータ装置に実行させるプログラムを提供する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルコンテンツ作成装置100の構成を示すブロック図である。コンテンツデータベース11は、文書、画像など、複数のデジタルコンテンツを記録したデータベースである。デジタルコンテンツは、例えば、タイトル、本文、キャッチフレーズ等の様々な種類のテキストデータ、および、背景画像、人物画像、動物画像、商品画像等の様々な種類の画像データを含む。
テンプレートデータベース12は、カタログやポスター等、種々の用途のデジタルコンテンツに対応する複数のレイアウトテンプレートを記録したデータベースである。レイアウトテンプレートは、レイアウト情報を含んでいる。レイアウト情報は、カテゴリ情報、配置情報、重要度情報、テキスト情報、画像情報などを含む。カテゴリ情報は、デジタルコンテンツのカテゴリを示す情報である。カテゴリ情報は、例えば、タイトル、本文、メイン画像、サブ画像等を示す情報である。配置情報は、印刷用紙領域内におけるそのデジタルコンテンツの配置位置を示す情報である。重要度情報は、デジタルコンテンツの重要度を示す情報である。テキスト情報は、デジタルコンテンツがテキストに係るものである場合、フォントサイズ、フォント種類、色彩、文字間隔、行ピッチなどテキストの表示態様を示す情報である。画像情報は、デジタルコンテンツが画像に係るものである場合、画像の数、品質、大きさ、割合など画像の属性を示す情報である。レイアウト情報は、例えばXML(eXtensible Markup Language)により記述される。
自動レイアウト部10は、後述する入力装置74を介したユーザからの指示に応じて、テンプレートデータベース12からレイアウトテンプレートを取得する。また、自動レイアウト部10は、コンテンツデータベース11からユーザの指示に応じたデジタルコンテンツを取得する。さらに、自動レイアウト部10は、取得したレイアウトテンプレートに含まれるレイアウト情報に基づき、取得したデジタルコンテンツを自動的に初期レイアウトする。なお、自動レイアウト部10に代わり、ユーザの指示入力により初期レイアウトが決定される構成としてもよい。
コンテンツ群属性情報生成部13は、コンテンツ群属性情報を生成する。コンテンツ群属性情報は、ある領域にレイアウト(配置)されたデジタルコンテンツの属性を示す情報である。以下の説明において、デジタルコンテンツ作成処理の対象となる領域、すなわち、複数のデジタルコンテンツが配置される領域を「設定領域」という。また、以下の説明において、設定領域におけるある領域の外形を示す図形を特定する情報を「領域情報」という。領域情報は、例えば、多角形の頂点の相対座標、楕円形の短径および長径などの情報を含む。本実施形態において、レイアウトテンプレートは、単数ページ、複数ページ、単数セクション、複数セクションなど、デジタルコンテンツを配置する領域を規定する情報を含む。コンテンツ群属性情報生成部13は、設定領域における、デジタルコンテンツの配置情報、デジタルコンテンツの重なり情報、デジタルコンテンツに対する余白情報、デジタルコンテンツの色分布情報、およびデジタルコンテンツの重要度の分布情報を生成する。
コンテンツ群属性情報記憶部14は、コンテンツ群属性情報生成部13において生成されたコンテンツ群属性情報や、コンテンツ群属性情報更新部16によって更新されたコンテンツ群属性情報を記憶する。コンテンツ群属性情報記憶部14は、後述する記憶装置70により構成される。
レイアウト調整部15は、コンテンツ群属性情報に基づいて、初期レイアウトされたデジタルコンテンツのレイアウト内容を調整する。本実施形態において、レイアウト調整部15は、デジタルコンテンツの重なり除去、グリッドの調整、画像サイズの調整、フォントサイズの調整、フォント種別の調整、および色の調整を行う。
コンテンツ群属性情報更新部16は、レイアウト調整部15で調整されたデジタルコンテンツの情報に基づいて、コンテンツ群属性情報を再生成する。デジタルコンテンツの情報とは、例えば、移動後の各デジタルコンテンツの配置情報、サイズ変更後の各デジタルコンテンツのサイズ情報、色変換後の各デジタルコンテンツの色情報等である。コンテンツ群属性情報更新部16は、さらに、再生成されたコンテンツ群属性情報によりコンテンツ群属性情報記憶部14に記憶されたコンテンツ群属性情報を更新する。また、コンテンツ群属性情報更新部16は、後述するデザイン部17によりデザインの施されたデジタルコンテンツの情報に基づいて、コンテンツ群属性情報を更新する。デジタルコンテンツの情報とは、例えば、サイズ変換後の各デジタルコンテンツのサイズ情報、色変換後の各デジタルコンテンツの色情報などである。
デザイン知識情報記憶部18は、カタログやポスターなどに対する、デザイナ等のレイアウトデザインの知識をルール化および情報化したデザイン知識情報を記憶する。デザイン知識情報記憶部18は、記憶装置70により構成されている。
デザイン部17は、デザイン知識情報記憶部18に記憶されたデザイン知識情報に基づいて、レイアウト内容が調整されたデジタルコンテンツ(以下、「出力用デジタルコンテンツ」という)に対してデザインを施す機能を有している。つまり、デザイン部17は、デザイナのデザイン知識に基づき、出力用デジタルコンテンツのデザイン性を高める処理を施す。
出力用デジタルコンテンツ出力部19は、デザイン部17においてデザインが施された出力用デジタルコンテンツを、後述する出力装置72に出力する。例えば、出力装置72が表示装置であれば、出力用デジタルコンテンツは表示出力される。あるいは、出力装置72が印刷装置であれば、出力用デジタルコンテンツは印刷出力される。
図2は、デジタルコンテンツ作成装置100のハードウェア構成を示す図である。CPU(Central Processing Unit)60は、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置である。RAM(Random Access Memory)62は、主記憶装置である。ROM(Read Only Memory)64は、読み出し専用の記憶装置である。内外バス68は、データや信号の送受信を行うためのバスである。内外バス68は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスやISA(Industrial Standard Architecture)バスから構成される。記憶装置70は、各種データやプログラムを記憶するための外部記憶装置である。記憶装置70は、例えばHDD(Hard Disk Drive)で構成される。出力装置72は、データを出力する装置である。出力装置72は、例えば、プリンタ装置、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などである。入力装置74は、データやユーザからの指示を入力する装置である。入力装置74は、例えば、操作パネル、マウス、キーボード、スキャナなどで構成される。CPU60は、内外バス68およびI/F(Interface)66を介してこれらの装置との間でデータや信号の送受信を行う。また、デジタルコンテンツ作成装置100は、I/F66およびネットワークLを介して、ネットワークLに接続された印刷指示装置(図示略)と通信することができる。
ユーザが電源を投入すると、CPU60は、ROM64に記憶されたBIOS(Basic Input/Output System)等のシステムプログラムを読み出して実行する。BIOSを実行することにより、CPU60は、記憶装置70にインストールされたコンピュータプログラムを読み出して実行する。コンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などの記憶媒体を介して、またはインターネットなどの通信ネットワークを介してインストールされる。こうしてコンピュータプログラムを実行することにより、CPU60は各種リソースを駆使して所定の制御および演算処理を行う。これにより、図1に示される機能が実現される。
<1−2.動作の概要>
続いて、本実施形態に係る出力用デジタルコンテンツ作成処理について説明する。
図3は、出力用デジタルコンテンツ作成処理の一例を示すフローチャートである。ステップS100において、CPU60は、入力装置74を介して取得された選択指示に基づいて、ユーザがレイアウトテンプレートを選択したか否かを判定する。レイアウトテンプレートを選択したと判定された場合(ステップS100:YES)、CPU60は、処理をステップS102に移行する。レイアウトプレートを選択していないと判定された場合(ステップS100:NO)、CPU60は、レイアウトプレートが選択されるまで判定処理を繰り返す。次に、ステップS102において、CPU60は、ステップS100で選択されたレイアウトテンプレートを、テンプレートデータベース12から取得する。CPU60は、取得したレイアウトテンプレートをRAM62に記憶する。
図4は、レイアウトテンプレートの一例を示す図である。以下の説明では、図4に示されるレイアウトテンプレートを例として説明する。図4に示されるレイアウトテンプレートは、テキスト1、画像1、画像2、およびテキスト2の4つのデジタルコンテンツの配置を規定したものである。このレイアウトテンプレートにおいては、テキスト1のレイアウト情報として「カテゴリ=タイトル、優先度=High、align=Top:Left、フォントサイズ=96pt」があらかじめ設定されている。また、画像1のレイアウト情報としては、「カテゴリ=サブ画像、優先度=Low、align=Top:Left」が設定されている。また、画像2のレイアウト情報としては、「カテゴリ=メイン画像、優先度=High、align=Top:Left」が設定されている。また、テキスト2のレイアウト情報としては、「カテゴリ=本文、優先度=Middle、align=Top:Left、フォントサイズ=16pt」が設定されている。なお、以下の説明において、「優先度」とは、レイアウト領域やレイアウト要素(デジタルコンテンツ)に対して、あらかじめ付与されている、レイアウト要素の優先度を示す指標を意味する。また、「重要度」とは、レイアウト要素に付与されている優先度に基づいて、レイアウト領域における各レイアウト要素の相対的な重要度を示す指標である。重要度は、あらかじめ付与された優先度に基づいて算出される。あるいは、デジタルコンテンツに優先度があらかじめ付与されていない場合でも、レイアウト要素の配置などに基づいて重要度を算出してもよい。
再び図3を参照して説明する。ステップS104において、CPU60は、入力装置74を介して入力された選択指示に基づいて、ユーザがデジタルコンテンツを選択したか否かを判定する。デジタルコンテンツを選択したと判定された場合(ステップS104:Yes)、CPU60は、処理をステップS106に移行する。デジタルコンテンツを選択していないと判定された場合(ステップS104:NO)、CPU60は、選択されたレイアウトテンプレートに規定されているレイアウト要素に相当する数のデジタルコンテンツが選択されるまで判定処理を繰り返す。次に、ステップS106において、CPU60は、選択されたデジタルコンテンツを、コンテンツデータベース11から取得する。CPU60は、取得したデジタルコンテンツをRAM62に記憶する。
図5は、選択されたデジタルコンテンツを例示する図である。図5に示される例では、テキスト1として「新しいプリンタの登場」という文字列が、画像1として人物画像が、画像2に対してはプリンタ画像が、テキスト2として「高速印刷と高画質とを両立させた新機能を搭載」という文字列が取得される。
再び図3を参照して説明する。ステップS108において、CPU60は、取得したレイアウトテンプレートに従って、取得したデジタルコンテンツを初期レイアウトする。
図6は、初期レイアウトにより得られた結果を例示する図である。レイアウトテンプレートに従って配置された複数のデジタルコンテンツの集合を、「出力用デジタルコンテンツ」という。初期レイアウト後の出力用デジタルコンテンツにおいて、テキスト1のタイトルの一部と画像1の人物画像の一部とが重なり、さらに、画像1の人物画像の一部と画像2のプリンタ画像の一部とが重なっている。
再び図3を参照して説明する。ステップS110において、CPU60は、初期レイアウトされたデジタルコンテンツおよびレイアウト情報に基づいて、コンテンツ群属性情報を生成する。コンテンツ群属性情報生成処理の詳細は後述する。次に、ステップS112において、CPU60は、生成したコンテンツ群属性情報をRAM62に記憶する。次に、ステップS114において、CPU60は、記憶されたコンテンツ群属性情報に基づいて、出力用デジタルコンテンツに対してレイアウト調整処理を行う。レイアウト調整処置の詳細は後述する。
次に、ステップS116において、CPU60は、レイアウト調整処理が完了したか否か判定する。レイアウト調整処理が完了したと判定された場合(ステップS116:Yes)、CPU60は、処理をステップS118に移行する。レイアウト調整処理が完了していないと判定された場合(ステップS116:No)、CPU60は、判定処理を繰り返し実行する。
ステップS118において、CPU60は、デザイン知識情報記憶部18からデザイン知識情報を取得する。さらに、CPU60は、取得したデザイン知識情報と、RAM62に記憶されたコンテンツ群属性情報とに基づいて、レイアウト調整された出力用デジタルコンテンツに対してデザイン処理を実行する。
次に、ステップS120において、CPU60は、デザイン処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基づいてコンテンツ群属性情報を生成する。CPU60は、さらに、生成したコンテンツ群属性情報に基づいて、RAM62に記憶されたコンテンツ群属性情報を更新する。次に、ステップS122において、CPU60は、デザイン処理が完了したか否かを判定する。デザイン処理が完了したと判定された場合(S122:Yes)、CPU60は、処理をステップS124に移行する。デザイン処理が完了していないと判定された場合(S122:No)、CPU60は、ステップS118〜S120の処理を繰り返し実行する。
ステップS124において、CPU60は、デザイン処理の完了した出力用デジタルコンテンツを出力装置72に出力する。出力用デジタルコンテンツを出力装置72に出力すると、CPU60は、出力用デジタルコンテンツ生成処理を終了する。なお、CPU60は、出力用デジタルコンテンツをネットワークLを介して、ネットワークLに接続された他の機器に出力してもよい。
<1−3.コンテンツ群属性情報生成処理>
図7は、コンテンツ群属性情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS200において、CPU60は、配置情報生成処理を実行して配置情報を生成する。配置情報とは、レイアウトテンプレートにおける各デジタルコンテンツの配置位置を示す情報である。本実施形態において、配置情報は、各デジタルコンテンツの形状情報、座標情報を含む。配置情報生成処理の詳細については後述する。
次に、ステップS202において、CPU60は、重なり情報生成処理を実行して重なり情報を生成する。ここで、重なり情報とは、設定領域にレイアウトされた各デジタルコンテンツの重なり状態を示す情報である。本実施形態において、重なり情報は、重なっているデジタルコンテンツの個数、重なっている領域の情報(重なり量の情報)を含む。重なり情報生成処理の詳細については後述する。
次に、ステップS204において、CPU60は、余白領域情報生成処理を実行して余白領域情報を生成する。ここで、余白領域情報とは、設定領域において、レイアウトされたデジタルコンテンツが占有する領域以外の余白部分の領域の情報である。本実施形態において、余白領域情報は、余白領域を所定サイズの矩形領域に近似した場合の領域情報(座標情報)、および余白領域を楕円形の領域に近似した場合の領域情報(座標情報)のいずれか一方または双方を含む。余白領域情報生成処理の詳細については後述する。
次に、ステップS206において、CPU60は、重要度分布情報生成処理を実行して重要度分布情報を生成する。ここで、重要度分布情報とは、設定領域にレイアウトされた各デジタルコンテンツの重要度の分布状態を示す情報である。本実施形態において、重要度分布情報は、レイアウトテンプレートに設定された各デジタルコンテンツの優先度の情報と、その領域情報とを含む。重要度分布情報生成処理の詳細については後述する。
次に、ステップS208において、CPU60は、色分布情報生成処理を実行して色分布情報を生成する。ここで、色分布情報とは、設定領域における色の分布状態を示す情報である。本実施形態において、色分布情報は、設定領域にレイアウトされた各デジタルコンテンツの代表色の情報と、その領域情報とを含む。色分布情報生成処理の詳細については後述する。CPU60は、以上で説明した種々の情報をコンテンツ群属性情報として記憶装置70に記憶する。ステップS208の処理が完了すると、CPU60は、コンテンツ群属性情報生成処理を終了する。
以下、コンテンツ群属性情報生成処理における個々の処理の詳細について説明する。
図8は、配置情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS300において、CPU60は、設定領域にレイアウトされたデジタルコンテンツから、例えばカウンタのようなパラメータを用いて一のデジタルコンテンツを特定する。次に、ステップS302において、CPU60は、特定されたデジタルコンテンツがグループ化されたものであるか判定する。グループ化されたデジタルコンテンツには、それがグループ化されたデジタルコンテンツであることを示すフラグ、およびそのグループを特定する情報が対応付けられている。CPU60は、このフラグに基づいてグループ化の判定を行う。グループ化されたものであると判定された場合(ステップS302:YES)、CPU60は、処理をステップS304に移行する。グループ化されたものでないと判定された場合(ステップS302:NO)、CPU60は、処理をステップS310に移行する。
ステップS304において、CPU60は、グループを構成するデジタルコンテンツ毎に領域情報を取得する。ここでは、図6に示される出力用デジタルコンテンツを例にとり説明する。
図9は、デジタルコンテンツのグループ化を例示する図である。図6に示される出力用デジタルコンテンツにおいて、人物画像は、デジタルコンテンツcおよびdの2つのデジタルコンテンツがグループ化されたものである。プリンタ画像は、デジタルコンテンツaおよびbの2つのデジタルコンテンツがグループ化されたものである。本実施形態において、人物画像について、これを構成するデジタルコンテンツcおよびdの領域情報がそれぞれ別々に取得される。また、プリンタ画像について、これを構成するデジタルコンテンツaおよびbの領域情報がそれぞれ別々に取得される。また、テキストについては、レイアウト領域における行毎に領域情報が取得される。図6に示される例では、タイトルの「新しいプリンタの情報」に着目すると、「新しいプリン」と「タの情報」との2つのデジタルコンテンツがグループ化されたデジタルコンテンツであると認識される。CPU60は、これら2つのデジタルコンテンツのそれぞれに対して別々に領域情報を取得する。領域情報を取得すると、CPU60は、処理をステップS306に移行する。
再び図8を参照して説明する。ステップS310において、CPU60は、特定されたデジタルコンテンツの領域情報を取得する。領域情報の取得は、ステップS304と同様に行われる。領域情報を取得すると、CPU60は、処理をステップS306に移行する。
ステップS306において、CPU60は、設定領域にレイアウトされた全てのデジタルコンテンツについて領域情報が取得されたか判定する。全てのデジタルコンテンツについて領域情報が取得されたと判断された場合(ステップS306:YES)、CPU60は、処理をステップS308に移行する。全てのデジタルコンテンツについて領域情報が取得されていないと判断された場合(ステップS306:NO)、CPU60は、ステップS300〜S306の処理を繰り返し実行する。
ステップS308において、CPU60は、取得した領域情報に基づいて配置情報を生成する。配置情報を生成すると、CPU60は、図8に示される処理を終了する。デジタルコンテンツが画像情報である場合、配置情報は、画像の形状情報(円形、矩形、楕円形など)および画像の代表座標情報(円の中心座標、矩形の外縁の頂点座標など)を含む。デジタルコンテンツがテキストである場合、配置情報は、テキストボックスの形状情報および座標情報を含む。
図10(a)は、図6のレイアウト結果に対して生成された配置情報を視覚化した図である。テキストのデジタルコンテンツがレイアウトされている領域は、矩形の領域を示す配置情報が生成される。
図11は、重なり情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS400において、CPU60は、上述の配置情報生成処理において生成された配置情報を取得する。次に、ステップS402において、CPU60は、取得した配置情報に基づいて、設定領域内において重なっているデジタルコンテンツがあるか否かを判定する。重なっているデジタルコンテンツがあると判定された場合(ステップS402:YES)、CPU60は、処理をステップS404に移行する。重なっているデジタルコンテンツがないと判定された場合(ステップS402:NO)、CPU60は、処理をステップS408に移行する。
ステップS404において、CPU60は、配置情報に基づいて、他のデジタルコンテンツと重なっているデジタルコンテンツの個数を算出する。以下の説明において、2つのデジタルコンテンツにおいて重なりが生じている領域を「重なり領域」という。次に、ステップS406において、CPU60は、配置情報に基づいて、重なり領域を特定する座標を算出する。
ステップS408において、CPU60は、重なり個数と、重なり部分の領域座標(重なり量)とに基づいて、重なり情報を生成する。なお、設定領域内に重なっているデジタルコンテンツが無い場合は、重なりが無いことを示す重なり情報が生成される。図10(b)は、図6のレイアウト結果に対して生成された重なり情報を視覚化した図である。重なり情報を生成すると、CPU60は、図11に示される処理を終了する。
図12は、余白領域情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS500において、CPU60は、上述の配置情報生成処理により生成された配置情報を取得する。次に、ステップS502において、CPU60は、設定領域の情報を取得する。ここで、設定領域の情報とは、デジタルコンテンツが配置される領域を特定する情報をいう。具体的には、設定領域の情報とは、設定領域が単数ページの領域であれば、単数ページの領域を示す範囲情報である。設定領域が複数ページの領域であれば、設定領域の情報とは、複数ページの領域を示す範囲情報(ページ構成がどのページも同一であれば単数ページの領域の範囲情報でも良い)である。設定領域が単数セクションの領域であれば、設定領域の情報とは、単数セクションの領域を示す範囲情報である。設定領域が複数セクションの領域であれば、設定領域の情報とは、複数セクションの領域を示す範囲情報となる。
次に、ステップS504において、CPU60は、取得した配置情報と、取得した設定領域の範囲情報とに基づいて、余白領域の座標を算出する。余白領域とは、設定領域において、レイアウトされたデジタルコンテンツが占める領域以外の領域をいう。次に、ステップS506において、CPU60は、算出した余白領域の座標に基づいて、余白領域情報を生成する。余白領域情報は、余白領域を矩形領域で近似した場合における、この矩形領域を特定する情報、および、余白領域を楕円形領域で近似した場合における、この楕円形領域を特定する情報のいずれか一方または双方を含む。矩形領域を特定する情報とは、例えば矩形の各頂点の座標である。楕円領域を特定する情報とは、例えば中心点の座標、長径および短径の長さである。
図10(c)は、図6の例に対して、全ての余白領域を視覚化した図である。全ての余白領域を視覚化した結果は、配置情報(図10(a))を反転した結果と等しい。また、図10(f)は、余白領域を矩形で近似した場合に得られる余白情報を視覚化した図である。さらに、図10(f)は、余白領域を楕円形で近似した場合に得られる余白情報を視覚化した図である。
図13は、重要度分布情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS600において、CPU60は、前述の配置情報生成処理において生成された配置情報を取得する。次に、ステップS602において、CPU60は、レイアウトテンプレートにおける設定領域に対応する重要度情報を取得する。例えば、図4に示されるレイアウトテンプレートは、各レイアウト要素における優先度を示す情報を有している。CPU60は、レイアウトテンプレートに含まれる各デジタルコンテンツの優先度から、各デジタルコンテンツの重要度を算出する。あるいは、CPU60は、レイアウトテンプレートに含まれる各デジタルコンテンツの優先度と、各デジタルコンテンツに対応付けられた優先度との積から、出力用デジタルコンテンツにおける各デジタルコンテンツの重要度を算出してもよい。
次に、ステップS604において、CPU60は、取得した配置情報と、取得した重要度情報とに基づいて、重要度分布情報を生成する。重要度分布情報は、各デジタルコンテンツの重要度と、各デジタルコンテンツの配置位置の情報とを対応付けた情報である。図10(d)は、図4の例に対して、重要度分布を視覚化した図である。重要度が高いほど濃い色で示されており、重要度が低いほど薄い色で示されている。つまり、優先度がHighのデジタルコンテンツが最も濃い色となり、優先度がLowのデジタルコンテンツが最も薄い色となり、優先度がMiddleのデジタルコンテンツがHighとLowの中間の濃さの色となる。重要度分布情報を生成すると、CPU60は、図13の処理を終了する。
図14は、色分布情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS700において、CPU60は、前述の配置情報生成処理において生成された配置情報を取得する。次に、ステップS702において、CPU60は、設定領域にレイアウトされた各デジタルコンテンツの色情報に基づいて、各デジタルコンテンツの代表色を決定する。次に、ステップS704において、CPU60は、取得した配置情報と、決定した各デジタルコンテンツの代表色とに基づいて、色分布情報を生成する。本実施形態において、色分布情報は、各デジタルコンテンツの代表色と、各デジタルコンテンツの配置位置の情報とを対応付けた情報である。図10(e)は、図6の例に対して生成された色分布情報を視覚化した図である。図10(e)は、各領域がその代表色で表されている。
図15は、レイアウト調整処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS800において、CPU60は、初期レイアウトによって作成された出力用デジタルコンテンツに対して重なり除去処理を実行する。次に、ステップS802において、CPU60は、重なり除去処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基づいて、コンテンツ群属性情報を再生成する。さらに、CPU60は、再生成したコンテンツ群属性情報で、重なり除去処理前のコンテンツ群属性情報を上書き(更新)する。ここで、重なり除去処理とは、初期レイアウト時の設定領域内において重なり合っているデジタルコンテンツの重なりを解消する処理である。重なり除去処理は、配置情報、重なり情報、余白領域情報、重要度分布情報等のコンテンツ群属性情報に基づいて行われる。詳細は後述するが、重なり除去処理は、重なっているデジタルコンテンツ(の一部)を余白領域に移動したり、サイズ変更したりする処理である。
ステップS804において、CPU60は、重なり除去処理が施された出力用デジタルコンテンツに対してグリッド調整処理を実行する。ここで、グリッド調整処理とは、設定領域に設けられたグリッド線に合わせて、各図形(表や画像含む)の高さ位置等ができる限り揃うように位置関係を調整する処理である。グリッド調整処理により、図形やテキストなどのグリッド位置が揃えられる。そのため、出力用デジタルコンテンツの見た目を良くすることが可能である。このとき、コンテンツ群属性情報の一つである余白領域情報に基づいてグリッド位置の調整をすることで、より全体的な余白バランスの良いレイアウト内容にすることが可能となる。
ステップS806において、CPU60は、グリッド調整処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成する。さらに、CPU60は、再生成したコンテンツ群属性情報で、グリッド調整処理前のコンテンツ群属性情報を上書き(更新)する。
ステップS808において、CPU60は、グリッド調整処理が施された出力用デジタルコンテンツに対して画像サイズ調整処理を実行する。ここで、画像サイズ調整処理とは、例えば、同一カテゴリに属する画像において、画像サイズの差があらかじめ決められた範囲内(例えば、±10%以内)であれば、同一カテゴリに属する複数の画像のサイズを同一にする処理である。画像サイズ調整処理によって、同じカテゴリに属する画像のサイズが異なることによる見栄えの低下を防ぐことができる。
ステップS810において、CPU60は、画像サイズ調整処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成する。さらに、CPU60は、再生成されたコンテンツ群属性情報で、画像サイズ調整処理前のコンテンツ群属性情報を上書き(更新)する。
ステップS812において、CPU60は、画像サイズ調整処理が施された出力用デジタルコンテンツに対してフォントサイズ調整処理を実行する。ここで、フォントサイズ調整処理とは、テキストのフォントサイズを適切なサイズに調整する処理である。フォントサイズ調整処理は、例えば、以下の(1)〜(3)の処理のいずれか1つまたは2つ以上を組み合わせた処理である。(1)同一カテゴリに属する複数のテキストにおいて、各テキストのフォントサイズが異なる場合に、フォントサイズを合わせる処理。(2)レイアウトされたテキストのフォントサイズが大きすぎてカテゴリに対する領域範囲内に収まらないようなときに、フォントサイズを小さくする処理。(3)レイアウトされたテキストのフォントサイズが小さすぎる場合に、フォントサイズを大きくする処理。これにより、レイアウト内容に統一感をもたせることが可能となる。
ステップS814において、CPU60は、フォントサイズ調整処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基いて各コンテンツ群属性情報を再生成する。さらに、CPU60は、再生成されたコンテンツ群属性情報で、画像サイズ調整処理前のコンテンツ群属性情報を上書き(更新)する。
ステップS816において、CPU60は、フォントサイズ調整処理が施された出力用デジタルコンテンツに対してフォント種別調整処理を実行する。ここで、フォントサイズ調整処理とは、同一カテゴリに属する複数のテキストにおいて、各テキストのフォント種別が異なる場合に、フォント種別を統一する処理である。フォントサイズ調整処理は、例えば、フォント種別を最も文字数の多いフォントに統一する処理、あるいは、フォント種別をあらかじめ決められたものに統一する処理を含む。これにより、上記フォントサイズの調整と同様に、レイアウトに統一感をもたせることが可能となる。
ステップS818において、CPU60は、フォント種別調整処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基づいて各コンテンツ群属性情報を再生成する。さらに、CPU60は、再生成したコンテンツ群属性情報で、フォント種別調整処理前のコンテンツ群属性情報を上書き(更新)する。
ステップS820において、CPU60は、フォント種別調整処理が施された出力用デジタルコンテンツに対して色調整処理を実行する。ここで、色調整処理とは、デジタルコンテンツ全体の色バランスを調整する処理である。色調整処理は、コンテンツ群属性情報の一つである色分布情報に基づいて行われる。例えば、各デジタルコンテンツ同士の色差が大きい場合には、色差を無くすように各デジタルコンテンツの色が調整される。色調整処理により、設定領域にレイアウトされたデジタルコンテンツ全体の色調に統一感をもたせることができる。したがって、見栄えの良いレイアウト内容に修正することが可能である。なお、テンプレートに配色ルールが規定されている場合は、この規定された配色ルールに従って色調を調整しても良い。
ステップS822において、CPU60は、色調整処理が施された出力用デジタルコンテンツの情報に基づいてコンテンツ群属性情報を再生成する。さらに、CPU60は、再生成したコンテンツ群属性情報で、色調整処理前のコンテンツ群属性情報を上書き(更新)する。
<1−4.重なり除去処理>
続いて、図15のレイアウト調整処理のステップS800における重なり除去処理の詳細について説明する。
図16は、重なり除去処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS900において、CPU60は、重なり情報を取得する。次に、ステップS902において、CPU60は、重要度情報を取得する。次に、ステップS904において、CPU60は、移動させるデジタルコンテンツである移動デジタルコンテンツを決定する。移動デジタルコンテンツは、重要度情報に基づいて決定される。具体的には、CPU60は、重なりが発生しているデジタルコンテンツの中で未処理のデジタルコンテンツのうち、例えば、重要度が最も低いデジタルコンテンツを移動デジタルコンテンツとして決定する。次に、ステップS906において、CPU60は、移動デジタルコンテンツに対し重なり調整処理を行う。重なり調整処理の詳細は後述する。
次に、ステップS908において、CPU60は、重なり領域に含まれる全てのデジタルコンテンツについて処理が完了したか判定する。全てのデジタルコンテンツについて処理が完了していないと判断された場合(ステップS908:NO)、CPU60は、ステップS904〜S906の処理を繰り返し実行する。全てのデジタルコンテンツについて処理が完了したと判断された場合(ステップS908:YES)、CPU60は、処理をステップS910に移行する。ステップS910において、CPU60は、全ての重なり領域について処理が完了したか判定する。全ての重なり領域について処理が完了していないと判定された場合(ステップS910:NO)、CPU60は、ステップS900〜S908の処理を繰り返し実行する。全ての重なり領域について処理が完了したと判定された場合(ステップS910:YES)、CPU60は、重なり除去処理を終了する。
図17は、図16のステップS906における重なり調整処理の詳細を示すフローチャートである。まず、CPU60は、距離フラグおよび方向フラグの値をゼロに初期化する。ステップSA00において、CPU60は、移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する。CPU60は、まず、方向フラグの値が「標準」であるか判定する。いま、方向フラグの値はゼロである。したがって、方向フラグの値は「標準」でないと判定される。この場合、移動方向の決定は、例えば次のように行われる。(1)まず、CPU60は、重なり領域の外接4角形を求める。外接4角形は、長辺および短辺が、それぞれx軸およびy軸のいずれか一方と平行である長方形である。(2)次に、CPU60は、重なり領域の短辺と平行な方向を移動方向の候補として決定する。短辺は、x軸およびy軸のいずれか一方と平行である。したがって、移動方向の候補としては、x軸あるいはy軸の正方向および負方向の2方向が候補となる。(3)CPU60は、(2)で決定した移動方向の候補のうち、重なり領域の重心と移動デジタルコンテンツの重心との距離が増大する方向を移動方向として決定する。この決定方法を、「第1の決定方法」という。移動方向を決定すると、CPU60は、方向フラグの値を「標準」に変更する。
あるいは、移動方向の決定は次のように行われてもよい。(1)まず、CPU60は、重なり領域の外接4角形を求める。(2)CPU60は、重なり領域の重心および移動デジタルコンテンツの重心の2点を通る直線の方向ベクトルを算出する。CPU60は、算出した方向ベクトルの正方向および負方向を移動方向の候補として決定する。(3)CPU60は、(2)で決定した移動方向の候補のうち、重なり領域の重心と移動デジタルコンテンツの重心との距離が増大する方向を移動方向として決定する。この決定方法を、「第2の決定方法」という。この移動方向の決定方法によれば、移動方向はx軸あるいはy軸に平行な方向に限られず、斜め方向になる場合もある。
次に、ステップSA02において、CPU60は、移動距離を算出する。移動距離の算出は次のように行われる。CPU60は、まず、距離フラグの値が「最短」であるか判定する。いま、距離フラグの値はゼロである。したがって、距離フラグの値は「最短」でないと判定される。この場合、CPU60は、移動デジタルコンテンツの外接4角形を求める。CPU60は、移動デジタルコンテンツの外接4角形が、重なり領域の外接4角形の外に出る、すなわち、移動デジタルコンテンツの外接4角形と重なり領域の外接4角形とが重ならなくなる最短の移動距離を移動距離として算出する。移動距離を算出すると、CPU60は、距離フラグの値を「最短」に変更する。
次に、ステップSA04において、CPU60は、決定した移動方向に、算出した移動距離だけ移動コンテンツを移動させる。次に、ステップSA06において、CPU60は、デジタルコンテンツ同士の重なりが解消できたか判定する。全ての重なりが解消できたと判定された場合(ステップSA06:YES)、CPU60は、重なり調整処理を終了する。全ての重なりが解消できていないと判定された場合(ステップSA06:NO)、CPU60は、処理をステップSA08に移行する。
ステップSA08において、CPU60は、距離フラグの値が「最短」であるか判定する。距離フラグの値が「最短」であると判定された場合(ステップSA08:YES)、CPU60は、処理を再びステップSA02に移行する。ステップSA02において、CPU60は、距離フラグの値が「最短」であるか判定する。いま、距離フラグの値は「最短」である。この場合、CPU60は、非移動コンテンツの外接4角形を求める。CPU60は、移動デジタルコンテンツの外接4角形が、非移動デジタルコンテンツの外接4角形の外に出る、すなわち、移動デジタルコンテンツの外接4角形と非移動デジタルコンテンツの外接4角形とが重ならなくなる最短の移動距離を移動距離として算出する。CPU60は、距離フラグの値を「最長」に変更する。移動距離を算出すると、CPU60は、ステップSA04においてコンテンツを移動する。CPU60は、ステップSA06において、デジタルコンテンツ同士の重なりが解消できたか再度判定する。さらに、CPU60は、ステップSA08において、デジタルコンテンツ同士の重なりが解消できたか再度判定する。
ステップSA08において、CPU60は、距離フラグの値が「最短」であるか再度判定する。距離フラグの値が「最短」でないと判定された場合(ステップSA08:NO)、CPU60は、ステップSA10において、方向フラグの値が「標準」であるか判定する。いま、方向フラグの値は「標準」である。この場合、CPU60は、処理を再びステップSA00に移行する。ステップSA00において、CPU60は、方向フラグの値が「標準」であるか判定する。いま、方向フラグの値は「標準」である。この場合、CPU60は、前回算出された移動方向に直交する方向を新たな移動方向として決定する。CPU60は、新たな移動方向を用いて、ステップAS02〜ステップSA10の処理を実行する。
以上の処理により、最大で、移動方向2通り、移動距離2通りの計4通りの組み合わせが試される。どの組み合わせによってもデジタルコンテンツの重なりを解消できない場合、CPU60は、処理をステップSA12に移行する。ステップSA12において、CPU60は、移動デジタルコンテンツのサイズを変更することが可能であるか判定する。各デジタルコンテンツには、サイズ変更の可否を示すフラグが対応付けられている。CPU60は、このフラグに基づいてサイズ変更の可否を判断する。サイズ変更が可能であると判定された場合(ステップSA12:YES)、CPU60は、移動デジタルコンテンツのサイズを変更する。具体的には、CPU60は、移動デジタルコンテンツのサイズをあらかじめ決められた縮小率で縮小する。あるいは、CPU60は、移動デジタルコンテンツが、余白領域に収まるように縮小率を決定してもよい。
ステップSA16において、CPU60は、デジタルコンテンツの重なりが解消できたか判定する。重なりが解消できたと判定された場合(ステップSA16:YES)、CPU60は、重なり調整処理を終了する。重なりが解消できなかったと判定された場合(ステップSA16:NO)、CPU60は、重なり除去は失敗したと判断する。ステップSA18において、CPU60は、例えば、「重なりを除去することができません」等のメッセージをディスプレイに表示させる。
なお、ステップSA14において移動デジタルコンテンツのサイズを変更した後、再度ステップSA00〜SA10の処理を行い、デジタルコンテンツの移動を試みる構成としてもよい。
図18(a)〜(d)は、本実施形態に係る重なり除去処理をより具体的に説明する図である。図18は、前述の第1の決定方法により移動方向が決定される例を示している。図18(a)において、デジタルコンテンツDC1およびデジタルコンテンツDC2において重なりが生じている。図中ハッチングを施した領域が重なり領域である。いま、デジタルコンテンツDC1が移動デジタルコンテンツである場合について説明する。このような状況において、まず、重なり領域の外接4角形が求められる。図18(b)は重なり領域の外接4角形Eを示している。続いて、この外接4角形の短辺方向が移動方向の候補として決定される。図18(b)の例では、x軸の正方向および負方向が移動候補の候補となる。これらの候補のうち、重なり領域の重心Gと移動デジタルコンテンツの重心GDC1との間の距離が増大する方向、すなわち、x軸の正方向が移動方向として決定される(図18(c)中A方向)。移動デジタルコンテンツであるデジタルコンテンツDC1は、移動方向に、外接4角形EとデジタルコンテンツDC1との重なりが解消される距離だけ移動される(図18(d))。
図19(a)〜(d)は、本実施形態に係る重なり除去処理をより具体的に説明する図である。図19は、前述の第2の決定方法により移動方向が決定される例を示している。図19(a)および(b)は、図18(a)および(b)と同一である。ここで、重なり領域の重心Gと移動デジタルコンテンツの重心GDC1とを通る直線(図19(c)において一転鎖線で示されている直線)に平行な方向(正負2方向)が、移動方向の候補として決定される。これらの候補のうち、重なり領域の重心Gと移動デジタルコンテンツの重心GDC1との間の距離が増大する方向、すなわち、図19(c)中B方向が移動方向として決定される。移動デジタルコンテンツであるデジタルコンテンツDC1は、移動方向に、外接4角形EとデジタルコンテンツDC1との重なりが解消される距離だけ移動される(図19(d))。
図20は、重なり除去処理の具体的な結果を例示する図である。図20(a)は、初期レイアウトにより生成された出力用デジタルコンテンツを示している。初期レイアウトにおいて、人物画像とプリンタ画像との間に重なりが生じている。図20(b)は、従来技術による重なり調整結果を示す図である。プリンタ画像の右側の余白領域が狭いため、プリンタ画像をあらかじめ決められた方向に移動するだけでは重なりを解消することができない。図20(c)は、本実施形態による重なり調整結果を示す図である。本実施形態によれば、移動のみによっては重なりを除去できない場合でも、縮小(あるいは縮小と移動の組み合わせ)により重なりを除去することができる。図20(c)の例では、人物画像が縮小されている。
<2.第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明においては、第1実施形態と共通する要素、事項については説明を省略し、第1実施形態との差異点を中心に説明する。また、第1実施形態と共通する要素については、共通の参照番号を用いて説明する。本実施形態は、デジタルコンテンツ作成装置100が、コンテンツ群属性情報生成部13の機能を有さない点において第1実施形態と異なる。本実施形態において、必要な情報はその都度算出される。
図21は、第2実施形態に係る重なり除去処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS950において、CPU60は、設定領域に配置されたデジタルコンテンツのリストCLを作成する。さらに、CPU60は、各デジタルコンテンツに付与された優先度情報に基づいて、リストの並べ替えを行う。リストは、優先度が高い順番に並べ替えられる。すなわち、リストCLにおいては、デジタルコンテンツが優先度の高い順番に並べられている。以下の説明では、リストCLにおいて、優先度がN番目のデジタルコンテンツをCL(N)と表す。
次に、ステップS952において、CPU60は、処理に用いるパラメータNを、N=1として初期化する。次に、ステップS954において、CPU60は、処理に用いるパラメータMを、M=N+1として初期化する。次に、ステップS956において、CPU60は、CL(N)とCL(M)とが重なっているか判定する。CL(N)とCL(M)とが重なっていると判定された場合(ステップS956:YES)、CPU60は、ステップS958において、重なり調整処理を行う。重なり調整処理の詳細は第1実施形態で説明したものと同様であるのでその説明を省略する。重なり調整処理が完了すると、CPU60は、処理をステップS960に移行する。また、ステップS956において、CL(N)とCL(M)とが重なっていないと判定された場合も、CPU60は、処理をステップS960に移行する。
ステップS960において、CPU60は、パラメータMを、M=M+1として更新する。次に、ステップS962において、CPU60は、パラメータMが所定の条件、ここでは、M<K+1を満足しているか判定する。なお、Kは設定領域に含まれるデジタルコンテンツの数である。M<K+1が満足されている場合(ステップS962:YES)、CPU60は、ステップS956〜S960の処理を繰り返し実行する。M=K+1である場合(ステップS962:NO)、すなわち、CL(N)を基準とした重なり除去処理が完了した場合、CPU60は、ステップS964において、N=N+1としてパラメータNを更新する。次に、ステップS966において、CPU60は、パラメータNがN<Kを満足しているか、すなわち、全デジタルコンテンツについて処理が完了したか判定する。N<Kが満足されている場合(ステップS966:YES)、すなわち、全デジタルコンテンツについて処理が完了していない場合、CPU60は、ステップS954〜ステップS964の処理を繰り返し実行する。全デジタルコンテンツについて処理が完了すると(ステップS966:NO)、CPU60は、重なり除去処理を終了する。
以上で説明したように、本実施形態に係るデジタルコンテンツ作成装置は、設定領域に含まれるデジタルコンテンツとその優先度を対応付けるコンテンツリストを生成する。このデジタルコンテンツ作成装置は、コンテンツリストに基づいて重なり除去処理を行う。これにより、常に基準とするデジタルコンテンツより優先度の低いデジタルコンテンツが移動、縮小される。
<3.他の実施形態>
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
図22は、別の実施形態に係る重なり調整処理の詳細を示すフローチャートである。図22に示されるフローチャートと図18に示されるフローチャートとの差異点は、図22に示されるフローチャートは、ステップSA10とSA12の間に、ステップSA11aおよびSA11bを有する点である。すなわち、第1実施形態において、デジタルコンテンツ作成装置100は、移動あるいは縮小により重なりを除去する。本実施形態において、デジタルコンテンツ作成装置100は、移動、縮小に加えて、回転により重なりを除去する。
また、第1実施形態において、デジタルコンテンツ作成装置100は、移動距離を決定する際に、重なり領域と移動デジタルコンテンツの大きさを用いた。しかし、デジタルコンテンツ作成装置100は、移動距離を決定する際に、デジタルコンテンツ群属性情報に含まれる余白領域情報を用いてもよい。
また、上述の各実施形態において、デジタルコンテンツ作成装置100は、重要度(あるいは優先度)の低いものを移動あるいは縮小することにより重なり除去を行った。しかし、デジタルコンテンツ作成装置100は、重要度の低いものを移動あるいは縮小することによっても重なりを解消することができない場合には、重要度(あるいは優先度)の高いデジタルコンテンツを移動あるいは縮小することにより重なりを除去してもよい。
また、上述の各実施形態において、デジタルコンテンツ作成装置100は、デジタルコンテンツを縮小する際の縮小率のしきい値をあらかじめ記憶していてもよい。デジタルコンテンツ作成装置100は、縮小処理を行う際には、縮小率がこのしきい値を超えない範囲でデジタルコンテンツを縮小する。デジタルコンテンツを縮小しすぎるとかえって視認性が低下するので、しきい値により縮小率を制限することは有効である。
また、上述の各実施形態において、単一の装置であるデジタルコンテンツ作成装置100が、図1に示される機能をすべて具備している態様について説明したが、図1に示される各機能は、2以上の装置に分散されてもよい。すなわち、2以上の装置からなるデジタルコンテンツ作成システムが、図1に示される機能を有する構成してもよい。また、インクジェットプリンタ等の画像形成装置が、図1に示される機能を有する構成としてもよい。
デジタルコンテンツ作成装置100の構成を示すブロック図である。 デジタルコンテンツ作成装置100のハードウェア構成を示す図である。 出力用デジタルコンテンツ作成処理の一例を示すフローチャートである。 レイアウトテンプレートの一例を示す図である。 選択されたデジタルコンテンツを例示する図である。 初期レイアウトにより得られた結果を例示する図である。 コンテンツ群属性情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 配置情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 デジタルコンテンツのグループ化を例示する図である。 コンテンツ群属性情報を視覚化した図である。 重なり情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 余白領域情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 重要度分布情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 色分布情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 レイアウト調整処理の詳細を示すフローチャートである。 重なり除去処理の詳細を示すフローチャートである。 重なり調整処理の詳細を示すフローチャートである。 重なり除去処理をより具体的に説明する図である。 重なり除去処理をより具体的に説明する図である。 重なり除去処理の具体的な結果を例示する図である。 第2実施形態に係る重なり除去処理の詳細を示すフローチャートである。 別の実施形態に係る重なり調整処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
10…自動レイアウト部、11…コンテンツデータベース、12…テンプレートデータベース、13…コンテンツ群属性情報生成部、14…コンテンツ群属性情報記憶部、15…レイアウト調整部、16…コンテンツ群属性情報更新部、17…デザイン部、18…デザイン知識情報記憶部、19…出力用デジタルコンテンツ出力部、60…CPU、62…RAM、64…ROM、66…I/F、68…内外バス、70…記憶装置、72…出力装置、74…入力装置、100…デジタルコンテンツ作成装置、DC1・DC2…デジタルコンテンツ、E…外接4角形

Claims (14)

  1. 複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースと、
    前記コンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定手段と、
    前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を生成する属性情報生成手段と、
    前記属性情報生成手段により生成された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出手段と、
    前記属性情報生成手段により生成された属性情報に含まれる重要度情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツのうち少なくとも一のデジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定手段と、
    前記移動デジタルコンテンツ決定手段により決定された移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定手段と、
    前記移動方向決定手段により決定された移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出手段と、
    前記移動方向決定手段により決定された方向に、前記移動距離算出手段により算出された移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動手段と
    を有するデジタルコンテンツ作成システム。
  2. 複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースと、
    前記コンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定手段と、
    前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出手段と、
    前記記憶手段に記憶された属性情報に含まれる重要度情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツのうち少なくとも一のデジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定手段と、
    前記移動デジタルコンテンツ決定手段により決定された移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定手段と、
    前記移動方向決定手段により決定された移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出手段と、
    前記移動方向決定手段により決定された方向に、前記移動距離算出手段により算出された移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動手段と
    を有するデジタルコンテンツ作成システム。
  3. 前記移動方向決定手段が、前記重なり領域に外接する4辺形の短辺方向であって、かつ、前記重なり領域の重心と前記移動デジタルコンテンツの重心が遠ざかる方向を前記移動デジタルコンテンツの移動方向として決定することを特徴とする請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  4. 前記移動方向決定手段が、前記重なり領域の重心と前記移動デジタルコンテンツの重心とを結ぶ直線に平行な方向であって、前記重なり領域の重心と前記移動デジタルコンテンツの重心とが遠ざかる方向を前記移動デジタルコンテンツの移動方向として決定することを特徴とする請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  5. 前記移動距離算出手段が、少なくとも、前記移動コンテンツが前記重なり領域から脱するのに要する移動距離、および、前記移動コンテンツと前記移動コンテンツ以外の対象コンテンツとの重なりを解消するのに要する移動距離の2つの移動距離を算出することを特徴とする請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  6. 前記属性情報が、前記レイアウトにおける余白を示す余白情報をさらに含み、
    前記移動距離算出手段が、前記余白情報により示される余白に前記移動デジタルコンテンツが移動するように前記移動距離を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  7. 前記移動デジタルコンテンツを、前記移動方向算出手段により算出された移動方向に移動させることによって前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるか判断する判断手段と、
    前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、前記移動方向を変更する移動方向変更手段と
    をさらに有する請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  8. 前記移動デジタルコンテンツを、前記移動方向算出手段により算出された移動方向に移動させることによって前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるか判断する判断手段と、
    前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、前記移動デジタルコンテンツを縮小する縮小手段と
    をさらに有する請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  9. 前記判断手段が、前記縮小手段により前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるかさらに判断し、
    前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、前記移動デジタルコンテンツを回転する回転手段と
    をさらに有する請求項8に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  10. 前記移動デジタルコンテンツを、前記移動方向算出手段により算出された移動方向に移動させることによって前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりを解消できるか判断する判断手段と、
    前記判断手段により重なりを解消できないと判断された場合、少なくとも、前記重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツ以外の対象デジタルコンテンツを新たな移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ変更手段と
    をさらに有する請求項1または2のいずれかの項に記載のデジタルコンテンツ作成システム。
  11. 複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定ステップと、
    前記レイアウトに基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を生成する属性情報生成ステップと、
    前記属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのうち、前記属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定ステップと、
    前記移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定ステップと、
    前記移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記移動方向に、前記移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動ステップと
    を有するデジタルコンテンツ作成方法。
  12. 複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を記憶する記憶手段に記憶された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのうち、前記属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定ステップと、
    前記移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定ステップと、
    前記移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記移動方向に、前記移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動ステップと
    を有するデジタルコンテンツ作成方法。
  13. コンピュータ装置に、
    複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定ステップと、
    前記レイアウトに基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を生成する属性情報生成ステップと、
    前記属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのうち、前記属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定ステップと、
    前記移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定ステップと、
    前記移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記移動方向に、前記移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動ステップと
    を有するデジタルコンテンツ作成方法を実行させるプログラム。
  14. コンピュータ装置に、
    複数のデジタルコンテンツを記憶したコンテンツデータベースに記憶された複数のデジタルコンテンツのうち、処理対象となる複数の対象デジタルコンテンツを、ユーザの指示入力に応じて選択する選択ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのレイアウトを、ユーザの指示入力に応じて、またはあらかじめ決められたレイアウトテンプレートに従って決定するレイアウト決定ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツの属性情報であって、前記対象デジタルコンテンツの重なり状態を示す重なり情報と前記対象デジタルコンテンツの重要度を示す重要度情報とを含む属性情報を記憶する記憶手段に記憶された属性情報に含まれる重なり情報に基づいて、前記複数の対象デジタルコンテンツが重なっている重なり領域の存在を検出する重なり検出ステップと、
    前記複数の対象デジタルコンテンツのうち、前記属性情報に含まれる重要度情報が最も低い重要度を示す対象デジタルコンテンツを、移動対象となる移動デジタルコンテンツとして決定する移動デジタルコンテンツ決定ステップと、
    前記移動デジタルコンテンツの移動方向を決定する移動方向決定ステップと、
    前記移動方向において、前記複数の対象デジタルコンテンツの重なりが解消できるように、前記移動デジタルコンテンツの移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記移動方向に、前記移動距離だけ、前記移動デジタルコンテンツを移動させるコンテンツ移動ステップと
    を有するデジタルコンテンツ作成方法を実行させるプログラム。
JP2005328901A 2005-11-14 2005-11-14 デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム Expired - Fee Related JP4345737B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005328901A JP4345737B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム
US11/598,835 US7703011B2 (en) 2005-11-14 2006-11-13 Digital content creation system, digital content creation method, and program product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005328901A JP4345737B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007133832A true JP2007133832A (ja) 2007-05-31
JP4345737B2 JP4345737B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=38118259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005328901A Expired - Fee Related JP4345737B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7703011B2 (ja)
JP (1) JP4345737B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010211507A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Canon Inc 情報処理装置、画像データ生成方法、及びコンピュータプログラム
JP2011216126A (ja) * 2011-08-01 2011-10-27 Casio Computer Co Ltd 情報出力装置および情報出力処理プログラム
JP2012168680A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Sony Corp 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2013033308A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Rakuten Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2013161214A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Toshiba Corp 医療用サーバ装置及び医療用情報提供システム
WO2014034266A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8947452B1 (en) * 2006-12-07 2015-02-03 Disney Enterprises, Inc. Mechanism for displaying visual clues to stacking order during a drag and drop operation
US8386923B2 (en) * 2007-05-08 2013-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Document generation apparatus, method, and storage medium
JP5023937B2 (ja) * 2007-09-28 2012-09-12 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム
WO2010059720A1 (en) * 2008-11-19 2010-05-27 Scigen Technologies, S.A. Document creation system and methods
US8584008B1 (en) * 2009-02-20 2013-11-12 Adobe Systems Incorporated Method and system for layout of annotation data
JP2012058838A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Sony Corp 画像処理装置、プログラム及び画像処理方法
US8803877B1 (en) * 2010-10-02 2014-08-12 The Boeing Company Systems and methods for creating a two-dimensional representation of a model
US20130019150A1 (en) * 2011-07-13 2013-01-17 Rony Zarom System and method for automatic and dynamic layout design for media broadcast
JP5568148B2 (ja) * 2012-03-27 2014-08-06 富士フイルム株式会社 レイアウト装置、レイアウト方法およびプログラム
KR20140004926A (ko) * 2012-07-03 2014-01-14 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
WO2014013628A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 楽天株式会社 動画処理装置、動画処理方法、ならびに、情報記録媒体
US10078626B1 (en) * 2012-11-27 2018-09-18 Amazon Technologies, Inc. Automated layout testing of content
KR102277087B1 (ko) * 2014-08-21 2021-07-14 삼성전자주식회사 콘텐츠 분류 방법 및 전자 장치
US10146748B1 (en) * 2014-09-10 2018-12-04 Google Llc Embedding location information in a media collaboration using natural language processing
US10409895B2 (en) * 2017-10-17 2019-09-10 Qualtrics, Llc Optimizing a document based on dynamically updating content
US20200320165A1 (en) * 2019-04-05 2020-10-08 Adobe Inc. Techniques for generating templates from reference single page graphic images
JP6833189B1 (ja) * 2020-04-17 2021-02-24 株式会社セルシス 電子書籍のコンテンツ生成方法及びプログラム
US11468224B2 (en) * 2020-08-17 2022-10-11 IT Cadre, LLC Method for resizing elements of a document
US20230087178A1 (en) * 2021-09-23 2023-03-23 Derek A. Sledge System and method for event management

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542965B2 (ja) 1990-10-01 1996-10-09 三洋電機株式会社 画像編集装置
JPH09311857A (ja) 1996-05-24 1997-12-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 文書組版方法,電子組版装置及び記録媒体
JP3396404B2 (ja) 1996-09-24 2003-04-14 富士通株式会社 文字列自動編集システム
WO2001082279A2 (en) * 2000-04-24 2001-11-01 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York System and method for dynamic space management of a display space
US7356760B2 (en) * 2001-02-15 2008-04-08 Nbor Corporation System and method for editing an electronic document of text and graphic objects
US7168038B2 (en) * 2001-08-01 2007-01-23 Microsoft Corporation System and method for scaling and repositioning drawings
US7162102B2 (en) * 2001-12-19 2007-01-09 Eastman Kodak Company Method and system for compositing images to produce a cropped image
US7188309B2 (en) * 2002-06-28 2007-03-06 Microsoft Corporation Resolving document object collisions
WO2004015987A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Sharp Kabushiki Kaisha 画像合成装置、画像合成方法、画像合成プログラム、および画像合成プログラムを記録した記録媒体
JP4079087B2 (ja) * 2003-03-12 2008-04-23 セイコーエプソン株式会社 レイアウトシステム
US8127248B2 (en) * 2003-06-20 2012-02-28 Apple Inc. Computer interface having a virtual single-layer mode for viewing overlapping objects
JP4059504B2 (ja) 2004-01-30 2008-03-12 キヤノン株式会社 文書処理装置及び文書処理方法及び文書処理プログラム
US7191175B2 (en) * 2004-02-13 2007-03-13 Attenex Corporation System and method for arranging concept clusters in thematic neighborhood relationships in a two-dimensional visual display space
US7421125B1 (en) * 2004-03-10 2008-09-02 Altor Systems Inc. Image analysis, editing and search techniques
JP4321549B2 (ja) 2005-09-28 2009-08-26 セイコーエプソン株式会社 文書作成システム、文書作成方法、プログラムおよび記憶媒体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010211507A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Canon Inc 情報処理装置、画像データ生成方法、及びコンピュータプログラム
JP2012168680A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Sony Corp 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2013033308A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Rakuten Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2011216126A (ja) * 2011-08-01 2011-10-27 Casio Computer Co Ltd 情報出力装置および情報出力処理プログラム
JP2013161214A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Toshiba Corp 医療用サーバ装置及び医療用情報提供システム
WO2014034266A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JPWO2014034266A1 (ja) * 2012-09-03 2016-08-08 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
US9813566B2 (en) 2012-09-03 2017-11-07 Sony Corporation Information processing device, information processing method, and program for generating a layout

Also Published As

Publication number Publication date
US20070126793A1 (en) 2007-06-07
JP4345737B2 (ja) 2009-10-14
US7703011B2 (en) 2010-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4345737B2 (ja) デジタルコンテンツ作成システム、デジタルコンテンツ作成方法およびプログラム
JP4321549B2 (ja) 文書作成システム、文書作成方法、プログラムおよび記憶媒体
JP4572669B2 (ja) レイアウトルール生成システム、レイアウトシステム及びレイアウトルール生成方法並びにレイアウトルール生成プログラム
US9785623B2 (en) Identifying a set of related visible content elements in a markup language document
JP4142614B2 (ja) トラッピング方法、トラッピングプログラム、トラッピング装置および印刷システム
JP4665933B2 (ja) 文書編集支援装置、プログラムおよび記憶媒体
TWI613510B (zh) 電子束描繪裝置、電子束描繪方法及記錄媒體
JP5653141B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム
JP4356752B2 (ja) 文書編集装置、プログラムおよび記憶媒体
JP4321602B2 (ja) 文書編集支援装置、プログラムおよび記憶媒体
JP4775067B2 (ja) ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法
JP5782401B2 (ja) 画像形成装置
JP2009134762A (ja) ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法
JP4288972B2 (ja) レイアウトシステム、レイアウト支援システム、レイアウト支援プログラム及びレイアウト支援方法
JP2015114806A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP7318387B2 (ja) 画像処理装置、情報処理プログラム
US20240112437A1 (en) Estimation apparatus, model generation apparatus, and estimation method
JP2005142791A (ja) トラッピング方法、トラッピング装置、トラッピングプログラム、および印刷システム
JP4911240B2 (ja) 文書編集装置、プログラムおよび記憶媒体
JP4666071B2 (ja) 文書編集装置、プログラムおよび記憶媒体
JP2001307115A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2014134955A (ja) 補足説明付文書表示装置
JP4873041B2 (ja) 文書編集支援装置およびプログラム
JP2017181632A (ja) 地図注記処理装置、地図注記処理方法、地図注記処理プログラムおよび地図表示装置
JPH06301774A (ja) イメージパターンの拡大縮小方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees