JP5653141B2 - 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム - Google Patents
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Description
角点1:隣接する点列を結ぶベクトルの変化が鋭角となる点。
角点2:連続する点と点との距離がある閾値より大きい場合の両端の点。
変曲点:連続するベクトルの外積の符号が変化する点。
このようにしてできた分割点に対し、近傍の座標点形状から接線方向を定め、それぞれベジェ曲線で近似を行う。
前記アンカ点設定手段で設定された複数のアンカ点の中で着目するアンカ点を第一アンカ点とし、これに隣接するアンカ点を第二アンカ点とし、前記第一アンカ点と前記第二アンカ点の二つのアンカ点を通る第一の直線を座標軸のひとつとし且つ前記第一アンカ点もしくは前記第二アンカ点を原点とした直交座標系において、前記二つのアンカ点で区切られる単位近似区間の座標点列の中で前記第一の直線から最も離れている点が存在する象限にそれぞれ第一のコントロール点候補と第二のコントロール点候補とを設定するコントロール点候補設定手段と、
前記第一のコントロール点候補と前記第一アンカ点を結ぶ線分と、前記第二のコントロール点候補と前記第二アンカ点の線分とが互いに交差することのないように第一のコントロール点と第二のコントロール点を決定するコントロール点決定手段と
を具備し、
前記コントロール点決定手段は、
前記コントロール点候補の位置が前記単位近似区間の形状で決定される制限区間に収まっているか否かを判定する手段を備え、
前記コントロール点候補の位置が前記制限区間に収まっていると判定された場合は前記コントロール点候補を補正した座標点をコントロール点とし、前記コントロール点候補の位置が前記制限区間に収まっていないと判定された場合は前記コントロール点候補をコントロール点とし、
前記コントロール点決定手段はまた、
前記第一の直線に対し前記単位近似区間の前記座標点列の中で最も離れている前記座標点を通る垂線上で、かつ前記アンカ点間を結ぶ第一の直線から前記アンカ点間に含まれる座標点列の中で最も離れている点までの距離の4/3倍となる点を制限点、前記アンカ点と前記制限点までの距離を制限距離とし、
前記アンカ点と対応する前記コントロール点候補との距離が、前記制限距離を超過しているか否かを判定する手段を備え、
制限距離を超過していると判定された場合は前記制限点をコントロール点とし、制限距離を超過していないと判定された場合は前記コントロール点候補をコントロール点とする。
あるいは他の観点によれば、本発明は以下の構成を有する。
画像データにおけるオブジェクトの輪郭を表現する座標点列を三次ベジェ曲線の単位近似区間に区切るアンカ点の設定を行うアンカ点設定手段と、
前記アンカ点設定手段で設定された複数のアンカ点における互いに隣接する二つのアンカ点を結ぶ直線を座標軸のひとつとし且つ前記二つのアンカ点の何れかを原点とした直交座標系において、前記二つのアンカ点で区切られる単位近似区間における座標点列の中で前記直線から最も離れている座標点が存在する象限に、前記二つのアンカ点の夫々に対応する計二つのコントロール点候補を設定するコントロール点候補設定手段と、
前記座標点を通る前記直線に対する垂線上で、前記座標点までの距離の4/3倍となる点を制限点、前記二つのアンカ点のうちの一つのアンカ点と前記制限点までの距離を、当該一つのアンカ点に対応する制限距離とし、当該一つのアンカ点と、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補との距離が、当該一つのアンカ点に対応する前記制限距離を超過しているか否かを判定する手段と、
前記制限距離を超過していると判定された場合は、前記制限点を当該一つのアンカ点に対応するコントロール点と決定し、前記制限距離を超過していないと判定された場合は、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補を当該一つのアンカ点に対応するコントロール点と決定するコントロール点決定手段とを有する。
・ノイズを含むような区間も破綻なく近似を行うことができる。
・フィードバックを用いず簡便に近似処理を行うことができる。
・分割点の過剰抽出を防止でき、データ量が削減できる。
即ち、従来に比し、高精度な近似処理を簡便に行うことができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
本実施形態の画像処理装置の構成例について、図1のブロック図を参照して説明する。画像処理装置は、汎用コンピュータにより実現しても良いし、あるいは多機能複写機(MFP)などの周辺装置でにより実現しても良い。図1において、CPU7は装置全体を制御する処理ユニットである。本実施形態で説明するフローチャートの手順はこのCPU7により当該手順を記述したプログラムを実行することで実現される。ROM6は変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する読み出し専用メモリである。RAM5は外部装置等から供給されるプログラムやデータを一時記憶するランダムアクセスメモリである。スキャナ1は、文書等を光電走査して電子的な画像データを得るための周辺デバイスであり、画像入出力I/O3によりスキャナ1と画像処理装置本体とが接続される。画像メモリ2は、スキャナ1で読み取られた画像データ等を保持する画像メモリである。外部記憶ユニット12は固定して設置されたハードディスクやメモリカード、あるいは着脱可能なフレキシブルディスク(FD)やコンパクトディスク(CD)等の光ディスク、磁気や光カード、ICカード、メモリカード等を含む外部記憶装置である。また、I/O13は外部記憶装置12と画像処理装置本体(例えばコンピュータ装置)とを接続するI/Oインタフェースである。I/O15は、ユーザの操作を受け、データを入力するマウス等のポインティングデバイス10やキーボード9等の入力デバイスとのインタフェースである。映像I/O14は画像処理装置の保持するデータや供給されたデータを表示するためのディスプレイモニタ8とのインタフェースである。通信I/F4はインターネット等のネットワーク回線に接続するための通信インタフェースである。システムバス11は、ユニット1〜15の各々を通信可能に接続するシステムバスである。
始めに図3のフローチャートにおいて、ステップS100において座標点列入力を行う。ここではまずステップS110で処理を開始すると、処理対象となる画像領域を含むラスタ画像データを入力する。画像入力に関しては、スキャナ1にて読み取られた画像データを画像入出力I/O3を介して画像メモリ2に入力する。また、通信I/F4を介して、装置外部より前記処理対象となる画像領域を含む画像を入力してもよい。あるいは、外部記憶装置12に予め記憶される画像データをI/O 13を介して読み込むものであってもよい。得られた入力画像データは、画像メモリ2上に保持される。以上の処理は図2における画像入力手段110を実現している。
r(t)=(1−t)3a1+3t(1−t)2c1+3t2(1−t)c2+t3a2
よって3次ベジェ曲線を用いて関数近似を行うには、ステップS120で得た座標点列を適切に単位近似区間に区切るアンカ点の決定と、その間を構成する座標点列の形状を適切に近似するコントロール点の決定が必要となる。以下から本実施形態における関数近似処理のフローを説明する。なお単位近似区間とは、ひとつの三次ベジェ曲線で近似される区間を指す。なおベクトルデータが本来のオブジェクトを水平および垂直ベクトルで近似したデータであるから、関数近似処理は、オブジェクト本来の輪郭を回復する処理ということもできる。
まずステップS200ではアンカ点設定処理を行う。本実施形態におけるアンカ点設定処理は図3のフローチャートに示すようにステップS210のアンカ点候補情報抽出処理と、ステップS220のアンカ点決定処理の二つの処理からなる。以下からアンカ点候補情報抽出処理の説明をする。
ステップS210のアンカ点候補情報抽出処理では、ステップS120で抽出した座標点列中の着目している点とその近傍の座標点のなすパターンと、予め定められた複数の抽出ルールで予め定めたパターンとを比較する。そしてパターンが合致した場合に、着目点をアンカ点の候補としアンカ点候補情報を出力する。ここでは、図6に示すように現在着目している座標点列の点を着目点Pi(i=1,2,…n)と呼称する。また着目点Piから見て座標点列追跡方向と逆方向の座標点をPi-1、Pi-2…とし、座標点列追跡方向と順方向の座標点をPi+1、Pi+2…と呼称することとする。また、アンカ点候補情報とは、アンカ点の候補として抽出した輪郭点の座標と、アンカ点候補である輪郭点Pi近傍のパターン特性を示す属性とを含む。また図6における中点座標については後述する。アンカ点候補とする点は、それぞれ所定の条件を満たす端点、折点、屈曲点、変曲点、直線保持点、頂点であり、S210では着目点がそれらに該当するか否かが判定される。なお頂点とは、オブジェクトの輪郭の頂点であり、関数の極大値または極小値に相当する。また変曲点とは、オブジェクトの輪郭の曲率の符号が変化する点と言い得る。屈曲点とは、オブジェクトの輪郭が一定角度以上折れ曲がった点である。折点とは、オブジェクトの輪郭が直角に折れ曲がる点である。直線保持点とは、オブジェクトの輪郭において、ラスタデータを単にベクトル化した際の垂直ベクトルまたは水平ベクトルと同方向の直線の始点となる点である。またこの辺を直線保持辺と呼ぶ。なお、ここでいうオブジェクトの輪郭とは、座標点列を垂直ベクトルまたは水平ベクトルで連結した階段状の輪郭、すなわち画像のデジタル化により生じた輪郭ではなく、オブジェクトが本来持つ形状の輪郭を指す。そしてオブジェクトが本来持つ輪郭は、座標点列の配置を参照して決定され、上記各点が特定される。
次に抽出したアンカ点候補情報に基づいてステップS220でアンカ点決定処理を行う。アンカ点候補は輪郭点に関連付けて属性が保存されているため、その属性に基づいてアンカ点候補であることを判定できる。ここで、ステップS210において抽出された座標点列をQj(j=1,2,…m)と呼称することとする。そして着目点Qjに対し、その前後の座標点Qj-2、Qj-1、Qj+1、Qj+2を参照点とする。そしてその参照点のうちにアンカ点候補があった場合、各アンカ点候補の属性に応じて着目アンカ点候補を削除するか否かを決定する。またここでいう削除とは、ステップS210でアンカ点候補として抽出した座標に関連付けて保存された属性を削除し、アンカ点候補ではない座標点の状態に戻すことを指す。ただし、「頂点」と「直線保持点」においては、辺上に新たに書き加えた点であるので、削除する場合は元のS120で抽出した座標点列の状態に戻すために、属性だけでなく、その座標も削除することとする。
着目アンカ点候補Qjの属性が「頂点」であった場合、ステップS2257に移り、優先度の高いアンカ点候補が隣接する参照点Qj-1、Qj+1双方に存在するか否かを判定する。すなわち高優先度のアンカ点候補に挟まれているか判定する。そして隣接する参照点Qj-1、Qj+1双方にアンカ点候補が存在した場合はステップS2258に移り、着目アンカ点候補Qjの属性と座標を削除し、そのまま処理を終える。隣接する参照点Qj-1、Qj+1双方にアンカ点候補が存在しない場合はそのまま処理を終える。着目アンカ点候補Qjの属性が「頂点」でなかった場合、ステップS3259に移る。
次にステップS300ではコントロール点設定処理を行う。本実施形態におけるコントロール点設定処理は、ステップS310のコントロール点候補設定処理と、ステップS320のコントロール点決定処理で構成される。そしてコントロール点候補設定処理はステップS311の最大角接線決定処理と、ステップS312の交点算出処理からなる。またコントロール点決定処理ステップS321の制限距離超過判定処理、ステップS322のコントロール点候補補正処理からなる。
実施形態1では、アンカ点決定処理において、着目アンカ点候補の前後の座標点二点以内に他のアンカ点候補が存在した場合に削減処理を行った。しかし、アンカ点候補間に含まれる座標点数が3点以上離れている場合は、例え冗長なアンカ点候補が存在した場合でも削減することはできない。本実施形態によれば、二次曲線で表現可能な範囲で単位近似区間に区切れていれば破綻なく近似処理を行うことが可能なので、さらなるアンカ点候補の削減を行ってもよい。
実施形態1では、アンカ点候補抽出処理において、ステップS120で抽出した座標点列に対して追跡を行い、アンカ点候補情報を抽出した。このとき、「変曲点」や「屈曲点」のように角度の変化を用いて抽出を行う属性は、座標点列の角度を算出する必要があることから、図18(a)に示したように、一点おきに判定を行うようにしている。
実施形態3ではアンカ点候補情報抽出処理において入力された座標点列がなす辺の中点を抽出対象としていた。それに対して、コントロール点候補設定処理においても同様にしてよい。すなわち、最大角接線決定処理における、最遠点Pfを抽出する際に、入力された座標点列がなす辺の中点をその抽出対象としても同様の効果が得られる。
実施形態1では、アンカ点候補情報抽出処理において、アンカ点決定処理における優先順位の高いものから順番に抽出を行っており、抽出したアンカ点候補は一意に決定された属性を保持していた。それに対して、複数の属性の性質を持つ点の場合、重複して属性を保持してもよい。例えば、「屈曲点」と「変曲点」の属性を持つ場合は優先順位を上げ、接線方向は「変曲点」の場合と同様とする、などその重複属性の組み合わせによって優先順位や接線方向の取り方を変えることで、さらに精度の高いベクトル化を実現することができる。
実施形態1では、最大角接線決定処理の際に、基準点の抽出範囲をアンカ点間で区切られた単位近似区間内の座標点列においてアンカ点直近の一点を除く全ての点としていた。それに対して、アンカ点の属性を用いて抽出範囲を変えてもよい。例えば、平滑性のために属性が変曲点であるアンカ点の場合は対応する基準点の抽出範囲を直近の2点を除く、直線保持点と頂点は直近の一点も含む、等である。
実施形態1では、最大角接線決定処理の際にアンカ点間に含まれる座標点数が、最大角接線を求めるために必要な点数に満たない場合のみ、コントロール点を付加せずアンカ点のみを出力し直線区間とした。それに対して、他に直線区間とみなせる区間を含めてもよい。例えばアンカ点a1、a2間を結ぶ線分a1a2の長さを距離Dfで除算した値が閾値T8以下である場合、該当区間は直線部であるとしコントロール点は出力しないこととしてもよい。すなわち、アンカ点間を線分で結んだものと想定し、その線分と当該アンカ点間に分布する座標点との最大距離が、当該線分の長さに対して一定の割合T8以下であれば、当該アンカ点は直線区間を構成するものと判定し、コントロール点を付加しない。本実施形態ではこの閾値T8を30としている。
実施形態1ではコントロール点の位置の制限区間超過を、ステップS321の制限距離超過判定処理において線分の長さを用いて判定したが、その他の手段でコントロール点の位置を判定してもよい。
実施形態1では、コントロール点の位置が制限区間内であるか否かを判定し、その結果に応じてコントロール点候補補正を行った。本実施形態ではアンカ点a1とコントロール点c1を結ぶ線分と、アンカ点a2とコントロール点c2を結ぶ線分が交差しているか否かを判定する交差判定処理を行い、交差している場合のみコントロール点候補の補正を行う。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
上記実施形態では、プログラムはRAM5やROM6、またはCD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体に格納されていて、それをコンピュータにセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能になる。
Claims (13)
- 画像データにおけるオブジェクトの輪郭を表現する座標点列を、三次ベジェ曲線の単位近似区間に区切るアンカ点を設定するアンカ点設定手段と、
前記アンカ点設定手段で設定された複数のアンカ点の中で着目するアンカ点を第一アンカ点とし、これに隣接するアンカ点を第二アンカ点とし、前記第一アンカ点と前記第二アンカ点の二つのアンカ点を通る第一の直線を座標軸のひとつとし且つ前記第一アンカ点もしくは前記第二アンカ点を原点とした直交座標系において、前記二つのアンカ点で区切られる単位近似区間の座標点列の中で前記第一の直線から最も離れている点が存在する象限にそれぞれ第一のコントロール点候補と第二のコントロール点候補とを設定するコントロール点候補設定手段と、
前記第一のコントロール点候補と前記第一アンカ点を結ぶ線分と、前記第二のコントロール点候補と前記第二アンカ点の線分とが互いに交差することのないように第一のコントロール点と第二のコントロール点を決定するコントロール点決定手段と
を具備し、
前記コントロール点決定手段は、
前記コントロール点候補の位置が前記単位近似区間の形状で決定される制限区間に収まっているか否かを判定する手段を備え、
前記コントロール点候補の位置が前記制限区間に収まっていると判定された場合は前記コントロール点候補を補正した座標点をコントロール点とし、前記コントロール点候補の位置が前記制限区間に収まっていないと判定された場合は前記コントロール点候補をコントロール点とし、
前記コントロール点決定手段はまた、
前記第一の直線に対し前記単位近似区間の前記座標点列の中で最も離れている前記座標点を通る垂線上で、かつ前記アンカ点間を結ぶ第一の直線から前記アンカ点間に含まれる座標点列の中で最も離れている点までの距離の4/3倍となる点を制限点、前記アンカ点と前記制限点までの距離を制限距離とし、
前記アンカ点と対応する前記コントロール点候補との距離が、前記制限距離を超過しているか否かを判定する手段を備え、
制限距離を超過していると判定された場合は前記制限点をコントロール点とし、制限距離を超過していないと判定された場合は前記コントロール点候補をコントロール点とすることを特徴とした画像処理装置。 - 画像データにおけるオブジェクトの輪郭を表現する座標点列を三次ベジェ曲線の単位近似区間に区切るアンカ点の設定を行うアンカ点設定手段と、
前記アンカ点設定手段で設定された複数のアンカ点における互いに隣接する二つのアンカ点を結ぶ直線を座標軸のひとつとし且つ前記二つのアンカ点の何れかを原点とした直交座標系において、前記二つのアンカ点で区切られる単位近似区間における座標点列の中で前記直線から最も離れている座標点が存在する象限に、前記二つのアンカ点の夫々に対応する計二つのコントロール点候補を設定するコントロール点候補設定手段と、
前記座標点を通る前記直線に対する垂線上で、前記座標点までの距離の4/3倍となる点を制限点、前記二つのアンカ点のうちの一つのアンカ点と前記制限点までの距離を、当該一つのアンカ点に対応する制限距離とし、当該一つのアンカ点と、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補との距離が、当該一つのアンカ点に対応する前記制限距離を超過しているか否かを判定する手段と、
前記制限距離を超過していると判定された場合は、前記制限点を当該一つのアンカ点に対応するコントロール点と決定し、前記制限距離を超過していないと判定された場合は、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補を当該一つのアンカ点に対応するコントロール点と決定するコントロール点決定手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段により入力された画像データにおけるオブジェクトの輪郭を表現する座標点列を生成する座標点列抽出手段と
を更に具備することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記二つのアンカ点と、前記二つのアンカ点の夫々に対応する二つのコントロール点とを前記単位近似区間における前記輪郭の形状を近似する近似データとして出力する近似データの出力手段と
を更に具備することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。 - 前記アンカ点設定手段は、前記直線を軸にした前記直交座標系における単位近似区間の座標点列で近似される輪郭の極大値もしくは極小値が一つ以下となるようにアンカ点を設定することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記アンカ点設定手段では、前記座標点列で近似される輪郭が極大値又は極小値となる頂点と、前記座標点列で近似される輪郭の曲率の符号が変化する変曲点とを少なくとも抽出することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記アンカ点設定手段では、前記頂点として、前記座標点列で近似される輪郭の傾きの符号の正負が入れ替わる点を、前記変曲点として、前記座標点列で近似される輪郭の傾きの変化量の符号の正負が入れ替わる点を抽出することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記コントロール点候補設定手段は、前記直交座標系の前記象限に、
前記直線に対して最も大きい角度を持つ、前記二つのアンカ点のうちの一つのアンカ点と前記単位近似区間内の座標点とを結ぶ直線の上に、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補を設定し、
前記直線に対して最も大きい角度を持つ、前記二つのアンカ点のうちのもう一つのアンカ点と前記単位近似区間内の座標点とを結ぶ直線の上に、当該もう一つのアンカ点に対応するコントロール点候補を設定することを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記単位近似区間に対し直線で表現してよい区間か否かを判定する直線区間の判定手段を更に備え、
前記直線区間でないと判定された場合は前記コントロール点候補設定手段により前記コントロール点の候補を決定し、前記直線区間であると判定された場合は前記コントロール点の候補を決定しないことを特徴する請求項2乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記直線区間の判定手段は、前記二つのアンカ点同士の距離を、前記直線に対して前記単位近似区間の前記座標点列の中で最も離れている前記座標点までの距離で除算した値が閾値以上であった場合、当該単位近似区間を直線区間として判定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
- 前記コントロール点決定手段は、
前記二つのアンカ点のうちの一つのアンカ点と当該アンカ点に対応するコントロール点候補とを結ぶ線分と、前記二つのアンカ点のうちのもう一つのアンカ点と当該アンカ点に対応するコントロール点候補とを結ぶ線分とが互いに交差するか否かを判定する交差判定手段と、
前記交差判定手段による判定の結果に応じてコントロール点候補を補正するコントロール点候補補正手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 請求項1乃至11のいずれか一項に記載した画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- アンカ点設定手段と、コントロール点候補設定手段と、判定手段と、コントロール点決定手段とを有する画像処理装置における画像処理方法であって、
前記アンカ点設定手段が、画像データにおける輪郭の形状を表現する座標点列を三次ベジェ曲線の単位近似区間に区切るアンカ点の設定を行うアンカ点設定工程と、
前記コントロール点候補設定手段が、前記アンカ点設定工程で設定された複数のアンカ点における互いに隣接する二つのアンカ点を結ぶ直線を座標軸のひとつとし且つ前記二つのアンカ点の何れかを原点とした直交座標系において、前記二つのアンカ点で区切られる単位近似区間における座標点列の中で前記直線から最も離れている座標点が存在する象限に、前記二つのアンカ点の夫々に対応する計二つのコントロール点候補を設定するコントロール点候補設定工程と、
前記判定手段が、前記座標点を通る前記直線に対する垂線上で、前記座標点までの距離の4/3倍となる点を制限点、前記二つのアンカ点のうちの一つのアンカ点と前記制限点までの距離を、当該一つのアンカ点に対応する制限距離とし、当該一つのアンカ点と、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補との距離が、当該一つのアンカ点に対応する前記制限距離を超過しているか否かを判定する工程と、
前記コントロール点決定手段が、前記制限距離を超過していると判定された場合は、前記制限点を当該一つのアンカ点に対応するコントロール点と決定し、前記制限距離を超過していないと判定された場合は、当該一つのアンカ点に対応するコントロール点候補を当該一つのアンカ点に対応するコントロール点と決定するコントロール点決定工程と
を有することを特徴とした画像処理方法。
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